アイリッシュチャンピオンSG1

日本馬ディアドラ(牝5=写真、橋田)は、4着に終わった。アイルランドのGIに日本調教馬として初めて出走したが、前走・英ナッソーSに続く海外GⅠ連勝には届かなかった。地元アイルランドのマジカル(牝4、A・オブライエン)が2番手から抜け出し、GⅠ3勝目を飾った。
猛然と追い込んだディアドラだったが、時すでに遅かった。道中は8頭立ての後方2番手を追走。直線を向いて、鞍上のマーフィー騎手は内の進路を探るが、前が開かない。切り替えて、大外へかじを取ると、大きなストライドで伸びてきた。だが、先に抜け出したマジカルまでは遠かった。1完歩ごとに差を詰めたものの4着が精いっぱい。鞍上は「ペースも速く厳しいレースで、直線でスペースがなくなってしまいました。もっと差を詰められたと思います。ベストを尽くしましたが、勝てなくてごめんなさい」と頭を下げた。
それでも、海外の超一流馬にも引けを取らない豪脚は見せた。「負けはしましたが、良い競馬ができたので、それを踏まえて今後のことはまた考えます」と橋田師。敗れはしたが、今年の海外5戦目でも確かな手応えをつかんだ。

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2018年のVTR

断然1番人気はエクリプスS、英インターナショナルSとG1を連勝中のロアリングライオン。英2000ギニーを制したサクソンウォリアーと、フランスダービー馬・スタディオブマンのディープインパクト産駒2頭がこれに続いた。ハナを主張したのはドーヴィル。サクソンは2番手、ロアリングは後方2番手、スタディは最後方からの競馬に。最後の直線に入ると、サクソンが先頭に立ち後続を突き放しにかかった。しかし外から追い込んできたロアリングが、ゴール前でサクソンを首差かわしてG1レース3連勝を達成。サクソンは4戦続けてロアリングの後じんを拝し、このレースで故障を発症したため現役を引退することになった。

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