2日間マーフィーの単勝を買い続けたが・・・

JBC浦和まであと1週間となった。スプリントには東京盃を制したコパノキッキングが参戦する。フェブラリーSから同馬の手綱を取る藤田菜七子騎手の騎乗も決まり、注目を集めている。

今年初戦は根岸S。船橋からキタサンミカヅキが参戦したこともあり、当日は東京競馬場で観戦した。コパノキッキングに騎乗したのはオイシン・マーフィー騎手。根岸Sを含む5勝を挙げ、初来日のラスト3戦を3連勝で締めくくった同騎手の活躍ばかりが印象に残った。

凱旋門賞の当日にパリロンシャン競馬場、その翌日に英国のウインザー競馬場を訪れた。パリロンシャンで2鞍、ウインザーで6鞍に騎乗したマーフィー騎手を追いかけたわけではないが、その日のウインザーは下級条件ばかりで馬券はついつい騎手買い。今年の英国リーディングをほぼ決定づけていた同騎手の単勝を買い続けたのだが・・・。

控室から出た騎手たちが観客の間を通り抜けてパドックに向かうウインザー。日本語で声を掛けると「ハーイ、コンニチハ」と笑顔を返してくれたが、とうとう最後まで勝てなかった。短頭差2着に競り負けたメインレースを制したのは誰か。引き揚げてきた1着馬のところに向かうとメディアに囲まれていたのは女性の見習騎手。22歳のミーガン・ニコルズ騎手だった。(つづく)【牛山基康】

ファンに声を掛けられ振り向くマーフィー騎手
ファンに声を掛けられ振り向くマーフィー騎手