福原杏なるか浦和初の騎手王者

5月23日に盛岡競馬場で地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップのファーストステージが行われた。出場したのは原則として昨年4月から今年3月までの所属場での勝利数順位が1位の騎手。全国から集結した名手12人が2戦を争った。全員が7月6日に園田競馬場で行われるファイナルステージに進出。さらに2戦を争い、優勝者が決まる。

各ステージが現在の名称になったのは19年。所属場2位の騎手が出場するチャレンジステージも行われていた。そこでの上位2人がファーストステージに進出するというもの。それがコロナ禍で20年は1ステージに縮小、21年は開催休止となり、昨年から現在の2ステージに変更された。19年はファーストステージの下位2人がファイナルステージに進出できなかったが、そのルールもなくなった。

今年のファーストステージを1位で通過したのは第2戦を制した浦和の福原杏騎手。第1戦は8着に終わったが、その4ポイントが効いた。合計34ポイントで2位との差はわずか3ポイント。この大混戦を逃げ切れれば、17年まで行われていた前身のスーパージョッキーズトライアルを含めて浦和から初の優勝者となる。【牛山基康】

地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップファーストステージで1位となった浦和の福原杏騎手(岩手県競馬組合提供)
地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップファーストステージで1位となった浦和の福原杏騎手(岩手県競馬組合提供)
第2戦を制した浦和の福原杏騎手とプリンスチャーム(岩手県競馬組合提供)
第2戦を制した浦和の福原杏騎手とプリンスチャーム(岩手県競馬組合提供)