【浦和】第66回6枠6番レイチェルウーズ/11R

<浦和競馬:桜花賞>◇S1◇3日目◇25日

3コーナーからスタートする浦和1600メートル。外枠不利は周知の事実だ。フルゲートは11頭。林正師いわく「景色が違う(笑い)」という大外の11番枠は誰もが嫌う。

55年4月10日に創設された桜花賞は今も変わらず浦和1600メートルだが、当初のフルゲートは12頭だったというから驚きだ。当日の紙面を探すと確かに第1回の出馬表は6枠12番(当時は6枠連単制)まで馬名が並ぶ。勝ち馬は3枠6番のイースタオー。当時は牡馬混合で行われていたが、牝馬の勝利でスタートした。61年の第7回から牝馬限定、75年の第21回からフルゲートが11頭になった。

◆11R桜花賞 冒頭の話はトライアルのユングフラウ賞を前に◎レイチェルウーズを取材して出た言葉。大外の11番枠を克服する姿を見てみたい気もしたが、6枠6番に落ち着いた。6番枠の勝利から始まり、迎えた今年は第66回。6戦6勝で桜の女王に輝く。馬単(6)から(3)(9)(5)(8)(2)。

ちなみに12番枠の勝ち馬はいないかと思いきや、58年の第4回であっさり出ていた。牡馬のダイニコトブキ。1頭が取り消して11頭立てなので厳密には12番枠ではなさそうだが、のちに春の鞍(現東京ダービー)や秋の鞍(現東京大賞典)などを制した名馬だけに景色の違う大外も関係なかったのだろう。【牛山基康】