新砂の船橋6F最速! ジゼル無敗突破へ

前走でデビューから無敗の10連勝を達成した船橋のジゼル(牝5、山中)。これまで自己条件を勝ち続けてB1まで昇級。今回はA2下のしらさぎ賞トライアル、ティアラCに臨む。

3歳の22年6月22日にデビュー。3連勝後に骨折で1年近い休養を挟んだが、その後も連勝を伸ばした。ここでの格上挑戦は「ひと息入れて今年の1月に使い出して、順調にいったら、この準重賞を使って、権利を取ってしらさぎ賞に行ければと。この春はその予定でいこうかなと考えていました。さすがにスピードのある馬がそろってきて、どこまで通用するのか」と山中師。慎重な姿勢ながらも満を持しての参戦だ。

その1月の3走前は船橋がオーストラリア産の砂に替わってからの1200メートルの最速時計。「時計は優秀ですけど、今までは自分の位置取りで自分の競馬ができていた。この辺になるとテンの速い馬もいるから、自分の競馬ができるかどうかですね」。流れの違いを懸念するが「こういう馬にはなかなか巡り合えないから、なんとか」と無敗の11連勝を目指す。「できたら大変だけどね」。それでも「すこぶる順調。すごくいい雰囲気で臨めます」と状態には自信。ここも突破を期待したい。【牛山基康】

2番手から抜け出し駿風スプリントを制したジゼルはデビューから無敗の10連勝を達成
2番手から抜け出し駿風スプリントを制したジゼルはデビューから無敗の10連勝を達成