ふらついて3着プログノーシスに伸びしろ/毎日杯

☆プログノーシス(土曜阪神11R・毎日杯3着)

スタートを伸び上がるように出たので、無理せず最後方に控えた。4角手前から徐々に進出。直線は馬の間を割って伸びるも、ステッキに反応して外へもたれた。加速しかけた時にブレーキをかける形となり、スピードに乗れなかったのが敗因だ。上位2頭とは1馬身4分の3差。真っすぐ走っていたらもっと際どい勝負になっていた。キャリア1戦でレコード決着の速い時計にも対応したようにポテンシャルは高い。まだ若くて課題もあるが、成長すればG1級に育つ可能性を秘めている。

☆ヒュミドール(土曜中山11R・日経賞4着)

前半は少し掛かるも、2周目向正面で落ち着いた。3角からカレンブーケドールを目標に追い上げにかかるが、そこで大きな不利を受けた。勝負どころでの減速は痛い。上がり3ハロン34秒7は、勝ったウインマリリンと同じ。2、3着のカレンブーケドール、ワールドプレミア(同34秒5)とは0秒2差。3~4角で離されなければ上位争いをしていただろう。徐々にだが重賞で戦える体力がついてきており、近いうちにチャンスはある。距離は2400~2500メートルがいい。

☆ガンケン(土曜中山9R・春風S6着)

内枠がアダになった。中団の内を追走したが、前を走るブリッツアウェイが下がってきたのをさばき切れず、4角では最後方まで下がってしまった。直線も馬群をさばくのに苦労し、前が開いたのはラスト150メートル。掲示板には届かなかったが、よく6着まで挽回した。3勝クラスの短距離戦では能力上位。差し馬だけに枠順、展開に左右されるが、スムーズな競馬ができれば巻き返せる。

プログノーシス(2021年3月13日撮影)
プログノーシス(2021年3月13日撮影)