ダノンザキッド負けない/弥生賞
【中山11R・弥生賞ディープインパクト記念】
◎(2)ダノンザキッド
〇(8)ソーヴァリアント
▲(10)シュネルマイスター
日本競馬史上最強馬と言っても過言ではないディープインパクトですが、種牡馬としてもとてつもない成功を収めました。昨年グランアレグリアがスプリンターズSを勝ち、芝のG1完全制覇まで残りは高松宮記念だけとなりましたが、積み上げたG1勝利は国内のみで57勝にもなります。これはステイゴールド、キングカメハメハが共に21勝、種牡馬同期のハーツクライが12勝なのに比べると驚異的な数字と言えます(ただし国内芝G1のみの比較)。
サンデーサイレンス産駒はG1・70勝(国内芝のみ)していますので上には上がいるのも確かですが、ディープインパクトにはまだ残り世代もありますのでどこまで迫れるか楽しみでもあります。ディープインパクト産駒は東京競馬場を最も得意としていてG1・22勝を挙げています、次が京都と阪神で14勝ずつ、中山は7勝で苦手と言えるかもしれません。ダービーが6勝、桜花賞が5勝、オークスと秋華賞とマイルCSが4勝、ジャパンC、安田記念、ヴィクトリアマイル、皐月賞、菊花賞、阪神JF、朝日杯FSが3勝で、意外なところでは天皇賞・秋がスピルバーグの1勝しかしていません。あと宝塚記念もマリアライトの1勝のみです。
問題は後継種牡馬で、ステイゴールド、キングカメハメハ、ハーツクライの後継種牡馬がG1馬を輩出しているのにディープインパクトはそれを成し得ていません。ディープインパクトに最も近い競走成績で牝系の影響力が弱そうなコントレイルは、毛色もサンデーサイレンスが出ているようで期待は大きいです。
先週の中山競馬場はかなり硬い馬場で好時計が出ましたが、今週末は天気も微妙でそこまでの高速決着にはならないとみます。
◎ダノンザキッドは大跳びでスピード感に欠けますが、外々を安全運転での3連勝の内容はこのメンバーでは一枚も二枚も上の存在で、よほど馬場が悪化しない限りは負けないでしょう。同じような経路で3連勝した昨年のコントレイルと比べると瞬発力での見劣りは避けられませんが、皐月賞までなら連勝街道が続くとみます。
〇ソーヴァリアントは兄ソーグリッタリング(父ステイゴールド)、姉マジックキャッスル(父ディープインパクト)が共に勝ち切れないタイプで、その血を受け継いでいるかのように3戦目までは勝利に見放されていましたが、逆に安定味はかなりありますし、馬場も不問だけにいきなりここでもやれると思います。
▲シュネルマイスターは前走の勝ち振りが圧巻ですが、さすがに相手に恵まれていたことも確かです。マイルから2000メートルへの対応にも血統的には不安があります、ただそれでもこのメンバーでは3番手には評価するべきと判断しました。首が高い走法とドイツ血統から馬場悪化ならさらに怖いとみます。
ドゥラメンテ産駒は極端な競馬をした方が持ち味が生きると感じていて、タイトルホルダーやワンデイモアはその点で少し物足りないですし、京成杯組のタイムトゥヘヴンとテンバガーはグラティアスに完敗の内容に不満があります。
馬連(2)-(8)(10)
3連複(2)(8)(10)
3連単(2)→(8)(10)
計5点×3000円=1万5000円
【阪神11R・大阪城S】
◎(8)ヒンドゥタイムズ
〇(7)サトノフェイバー
▲(10)レイホーロマンス
阪神競馬場は土曜日はやや重スタートですが、日曜日は良馬場に回復する見込みです。
1800メートルのハンデ戦、大阪城Sは昨年逃げて2着に粘り込んだ〇サトノフェイバーくらいしか逃げ馬がいません。前走洛陽Sでは5ハロン1分2秒2秒という超スローペースで逃げ切りましたが、今回も展開には恵まれそうです。ただ明らかに前走よりは相手が強くなっている上に、57キロなので昨年同様2着の可能性もあるでしょう。
◎ヒンドゥタイムズは2000メートルしか走ったことがなく1800メートルが初めてですが、阪神は【2・1・1・0】と得意ですし、〇サトノフェイバーを目標にすればスローでも差し切れるとみました。
他は差すタイプが多く絞るのは難しそうですが、51キロなら▲レイホーロマンスに魅力を感じます。この馬は重賞で2着1回、3着2回していて、近走もアンドロメダS3着、万葉S2着など衰えは見られないので、51キロは他と比べて圧倒的に有利でしょう。
松山騎手のブレステイキングも55キロなら巻き返しもありそうですが、15番枠に入ったのは不利とみて軽視しました。
馬単(8)=(7)
3連複(7)(8)(10)
三連単(8)=(7)→(10)
計5点×1000円=5000円
2レーストータル2万円
(先週までプラス15万9700円)