カズオで勝ちたい横山和生(かずお)騎手 人名?気になる馬名の謎に迫る

今回の「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」では東京・岡山俊明レース部長が気になる馬名の謎を探った。

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最近、厩舎関係者を連想させる馬名が目につく。コラボした本人にとっては、生涯忘れられない馬になるだろう。

カズオ(牡3)は、国分純オーナーが横山和生(かずお)騎手を意識して命名したという。ジョッキーは「お世話になっているオーナーで、親しみを込めてつけてくれたんだと思います。話題性があっていいですね。国分オーナーのカズオに横山和生が乗って勝ってほしいと思っているだろうから、そうなるように頑張りたいと思います」と意気に感じている。ここまで3戦全てに騎乗して6、2、2着と初勝利が見えてきた。

ハルヒコ(牡3、三宅勝俊オーナー)は川須栄彦(はるひこ)騎手で3戦して7、5、6着。

エイジ(牡3、瀬谷隆雄オーナー)は、中舘英二(えいじ)厩舎所属で9、8。13着後、岩手に転出。初勝利を目指す。

あと、2勝クラスのサンキューユウガ(牡5、田畑利彦オーナー)は、てっきり川田将雅(ゆうが)騎手がモチーフかと思われたが、由来は「優勝を我に」なので関係はない。それでも2勝目はテン乗りの川田騎手で挙げているから縁がある。

また1勝クラスのアラタ(牡4、村田能光オーナー)は斎藤新(あらた)騎手を思い起こすが、由来は「新しい今までにない様」なので違うようだ。ただ村田オーナーが所有するトオヤリトセイトが、斎藤騎手の手綱で今年の斑鳩S2着に来たので、今後コンビを組む機会がないとはいえない。

蛇足ながら、ニッカンの競馬記者では過去にアキラ(久野)、マリエ(三嶋)、ユウジ(舟元)、ハヤト(奥田)がいて、出世頭は太田尚樹と松田直樹のナオキ。1975年(昭50)宝塚記念など重賞5勝を挙げた。【岡山俊明】(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー ~楽しい競馬~」)

10日、中山3Rで2着のカズオと横山和生騎手
10日、中山3Rで2着のカズオと横山和生騎手