軸はライラック&チャーム!/ヴィクトリアM

短距離レースは難しい。

よく言われることだが、長距離レースほど馬の実力が素直に出るため、堅いレースになることが多い。

逆に、短距離レースはいわゆる「荒れた」レースとなることが多い。

それはもう是が非でも当てたいのだが、そう簡単には当たらないのが世の常である。

話は変わるが、最近キラキラ系美女が

『朝は、7時に勝手に目が覚めるので、白湯を飲んでから、ヨーグルトとチャイを朝ごはんにして、シャワーを浴びて、軽くメイクしておでかけします』

といったようなことを言っていたのだが、白湯という文字を見てまずパイタンが浮かんだ私は「お、朝からガッツリいくねー」と勝手に思っていた。

キラキラ系への道は遠い。

ヴィクトリアMはご存知の通り、牝馬たちの戦いだ。

競馬女子としては当てたいところだが、私はなぜか牝馬に嫌われる傾向があり、乗馬クラブでは頭をぶつけられたり、後ろ脚で蹴られたりとなかなか仲良くできない。

ぜひ今回のレースを当てて、牝馬の気持ちがわかる女として馬に好かれたい。

馬券の軸は(6)ラッキーライラックと(7)ミッキーチャームだ。

ラッキーライラック。あのレベルの高い桜花賞で2着という実力の持ち主で、マイル適性はもちろんだが、オークスでも3着と強い馬なのだ。ただ少しムラッ気があり、それが不安材料か。枠は絶好で、鞍上の石橋騎手からも勝ちへの意欲を感じる。アエロリットを追走する形で、うまく先行できれば勝てるだろう。大人になった姿を見せてほしい。

ミッキーチャームは輸送さえ乗り越えてくれれば、実力はこの馬が頭一つ抜けていると思うし、川田騎手との相性も良い。枠も悪くないのだが、スタートからのコース取りで実力を発揮できるかがポイントになるだろう。序盤は落ち着いて2,3番手あたりに収まってくれれば、思った通りの走りができるだろう。輸送であまり体重が減らないことを願う。

その他の有力馬については以下だ。

(1)アマルフィコースト。今回の穴馬だ。1枠1番で前走のようなレースができれば、馬券圏内まで期待できる。

(2)レッドオルガは好きな馬で本命まで考えていたが、あまりにも条件ピッタリとの声が多く、過剰人気している気がしている。確かに条件は整っているのだが、G1経験がないこと、内枠で揉まれるリスク、直線で脚が伸びるかどうかといったマイナス材料ももちろんある。北村騎手のいつもの丁寧な騎乗に期待。

(3)クロコスミア。昨年のエリザベス女王杯では私の目の前で逃げ粘り、波乱演出の主役となった。スタミナのある馬だし、枠や距離適性、天気など細かいことは考えず、1600mを走り抜けてほしい。

(11)アエロリット。頻繁に私の予想を裏切るこの馬は、今回もどうなることか正直、分からない。今回、調教を見ていても、なんとなく乗り気じゃないような走り方をしている気がするのだが、そういう時に好成績を残すこともあるので、買いとする。

(15)カンタービレ。秋華賞3着の実力は侮れない。前走は着順こそ6着だったが、走り自体は危なげないものだった。私は鞍上で馬券を買うタイプではないが、今回ばかりは日曜午後3時半の男、M・デムーロ騎手への期待がかなり大きい。

以上より、私の今回の買い目は、

3連単フォーメーション(6)(7)→(2)(6)(7)(11)(15)→(1)(2)(3)(6)(7)(11)(15)。ミッキーチャームの体重と天候次第では、3連複BOX(1)(2)(3)(6)(7)(11)(15)か。

当たれば大きそうなこのレース、当日は朝イチで白湯を飲んで備えよう。