スーパーフレア&ナックで勝負!/高松宮記念
毎年、高松宮記念の予想をするたびに、本格的な春の訪れを感じる。
春は出会いと別れの季節とはよく言ったもので、私の在籍する京都大学でも、卒業していくものもいれば、春から京大生だ! と希望に瞳を輝かせているものもいる。
私はと言えば、あまりにも大学が好きすぎて大学院を留年してしまったため、卒業は来年の春となる予定だ。
(存在の真偽は不明だが)那奈ちゃんファンの皆さんは、安心してほしい。
最近少し気になることがある。私の母の話だ。
母はまったく競馬や麻雀に興味のない人だったのだが、私がこういったコラムを書いていることもあり、テレビ中継されている重賞レースをたまに見ているようだ。
ここまでならいい話なのだが、私が好きな馬にルメール騎手が騎乗していることが多いせいか、ルメール騎手がレースに勝つと、「ルメールさん勝ったね!」とメールをしてくるのだ。
ルメールさんという呼び方があまりにも斬新で、毎回笑ってしまうのだが、
どうにかして母も競馬の道に誘い込みたいと思う今日この頃である。
さて、今週末の高松宮記念。出走馬一覧を見て、皆さんはまず何を思うだろうか。
それぞれに思うところはあるだろうが、私はシンプルに「頭数が多いな・・・・・・」と思う。
普段は、頭数が少ないレースでの3連単を狙い目にしているので、18頭立てレースの予想は、毎回うれしい悲鳴である。
ここで3連単をバッチリ当てて、次のレースにつなげたいところだ。
予想をしていく。
軸は(9)ナックビーナスと(15)モズスーパーフレアという2頭の牝馬である。
結果として人気馬を選ぶ形となってしまったが、やはり強い馬は外せない。
2頭とも、前走2走を共にし、ワンツー・フィニッシュとなったライバルである。
過去2走、ナックビーナスはモズスーパーフレアの影を踏めない状態だったが、今回のレースでは枠の有利がある。
対するモズスーパーフレアはオープン特別→重賞と連勝しているし、鞍上も武豊騎手。あふれるスピードが1番の魅力だ。
ともに55Kgでの騎乗となるため、実力差は浮き彫りとなる。先行逃げ切りを得意とする武豊騎手が、外枠でどこまでこの若き牝馬の力を活かせるかというところだろう。
他の有力馬は以下だ。
(3)ミスターメロディ。馬群が詰まらなければ非常にいい枠だろう。人気の高くない福永騎手は「買い」である。
(6)アレスバローズ。もしこのレースに穴をあけるならこの馬ではないだろうか。それほどに減点材料のないいい馬、いい鞍上なのだ。当日の流れ次第では本命にも。
(13)ダノンスマッシュ。本命にしたいところだがぐっとこらえる。ロードカナロア産駒で重賞も連勝しており、力のある馬なのは間違いないが、まだまだこれから伸びることに期待している。今回のレース、勝てば苦手疑惑のある中京・左回りも克服したということになるだろう。
ほかに、馬券圏内を狙えると見ている馬は以下の通り。
(2)ラインスピリット。昨年のスプリンターズSでは13番人気で3着と、内枠のG1で強みを見せる馬だ。押さえておきたい。
(12)ロジクライ。1番人気というプレッシャーのないルメール騎手は、私の経験上買いだ。ここも押さえておくべきだろう。
以上より、私の買い目は
3連単フォーメーション(9)(15)→(3)(6)(9)(13)(15)→(2)(3)(6)(9)(12)(13)(15)である。
堅いレースという声も聞こえてくるが、何が起こるかわからないのが短距離の醍醐味だ。