ファイン&アレスの2頭から勝負!/スプリンターズS
夏が終わった。
世間ではやれ平成最後の夏だからと、BBQやプール、海水浴にビアガーデンと、はしゃぐ声を聞いた。
私の身近なところでも数組のカップルが誕生し、各々が「最高の夏」を楽しんだようだ。一方、私はこの夏、競艇を初体験した以外は、これといったレジャーにも行かず、ずっと家で寝ていた。
当たり前である。夏、とくに今年の夏はあまりにも暑すぎた。競走馬だって涼しい牧場で草を食んだり寝たりしているのだ。
私だって寝ていたいに決まっている。
さて、今週末、中山競馬場では、秋競馬の本格始動ともいえるスプリンターズSが開催される。
何が平成最後の夏だ、と私は言いたい。それならこちらは平成最後の秋競馬であり、平成最後の冬競馬だ。
いち競馬ファンとして、これから春競馬の終わりまで、ノンストップで駆け抜けなければならない。
恋愛なんぞしている暇はないのだ。
さて、宝塚記念以来の久々のコラムとなりますが、みなさん私のことは覚えておいででしょうか。
競馬をこよなく愛する現役大学院生uma―jo、それが私、宇田川那奈であります。
3連単にロマンを感じ、穴馬を買って万馬券を狙う・・・そんな買い方が好みです。
そんな私が、このレースを予想しましょう。まずは本命、1着予想から、
(8)ファインニードルは納得の1番人気。シルクロードSでは京都、高松宮記念では中京、セントウルSでは阪神でそれぞれ1200mの重賞を勝つという、まさに脂の乗り切ったスプリンターだ。馬場状態にもよるが、実力は群を抜いていると言ってもいい。大本命である。
(5)アレスバローズは前2走の良さを買って、第2の軸とした。前走はG3だったが、いきなりG1を獲ってもおかしくない勢いがある。4コーナーでもまれず、直線で全力を出せれば、十分に可能性がある馬と見ている。
次に注目しているのはこれらの馬だ。
(12)ナックビーナスは2番人気が濃厚。展開次第ではモレイラ騎手によって初のG1勝利まであるかもしれない。いずれにせよ馬券圏内は期待できるだろう。
(16)レッドファルクス、昨年の優勝馬である。最近では渋い評価も聞くが、誰が何といってもやはりG1級の馬である。外枠というのはこのレースでは決して足かせではない。最後の直線での、大外からの強烈な走りに期待したい。
(11)セイウンコウセイは鞍上で買いとした。逃げ切れるかどうかというところだが、悪天候で重馬場ならむしろ追い風だろう。
今年の短距離は荒れるという私の予想から、以下の2頭は穴馬として抑えたい。
(9)ラブカンプ―の実力は底知れない。かなりヘビーなローテーションで走っているものの馬券圏内からは外れず、虎視眈々(たんたん)とG1勝利を狙っている感がある。天候に関係なく期待できる馬だ。
(6)ダイメイプリンセスは、追い切りでの動きが良く注目しているが、馬体重が気になるところである。当日の体重をチェックして、大幅な増減がなければ買いだろう。
というわけで、私の買い目は
3連単フォーメーション(5)(8)→(5)(8)(9)(12)(16)→(5)(6)(8)(9)(11)(12)(16)、3連複BOX(5)(6)(8)(9)(11)(12)(16)、それにワイド(5)―(9)。
秋競馬の幕開け、ぜひともロケットスタートを決めたいところだ。