香港G1は4連単馬券で4レース中3レース的中

香港国際競走に行って来ました。馬券は予想した通りの3連単を日本で仕込んでおき、現地では日本にない4連単に絞って買うことにしました。

4連単馬券には以前から興味があったのですが、どうしても慣れた3連単を優先して、これまで手を出したことはありませんでした。しかし、今回はちょっと気持ちが変わりました。これまで香港で買った馬券(iPhoneに入ってます)を見直してみると、◎が4着で、3連単が外れていても4連単なら○☆△◎で当たっていたり、3連単が的中した時は4着馬も拾っていて・・・ということが少なくないことに気がついたからです。

QUARTET「四重彩」と呼ばれる4連単馬券の購入は専用のマークシートを使います。戦法は3連単と同じで2頭軸のマルチですが、ただでさえ買い目が増えてしまうので、◎○2頭軸と◎▲2頭軸の2ウェイはやめて、パドックを見てどちらかを選択。相手を5頭にして手広く網を広げる作戦にしました。

これだと買い目は240通りになります。100円単位の日本なら最低でも2万4000円が必要ですが、4連単馬券の場合、1枚のマークシートで24香港ドル(約336円)以上になる場合は最低金額が1香港ドル(約14円)になります。2香港ドル(約28円)ずつなら480香港ドル(約6720円)で、500香港ドル紙幣を窓口に出せばお釣りがきます。予算は4つの国際競走×480香港ドルの計1920香港ドル(約2万6900円)としました。

挑むのは難解な4連単ですが、1つくらいは当たるかと踏んで、最初の香港ヴァーズにチャレンジしました。結論を述べれば運にも恵まれて3レースが的中と望外の結果となりました。

国際競走の幕開けのヴァーズは○グローリーヴェイズ(1着)◎エグザルタント(3着)の2頭軸で▲ラッキーライラック(2着)、☆ディアドラ(4着)で的中。4連単の配当は10香港ドルに対して1万1684香港ドルの1000倍馬券。大本命のエグザルタントが3着に落ちたこともあって2香港ドルが2329香港ドル(約3万2600円)になって戻ってきました。

続く香港スプリントは◎ホットキングプローン(2着)と○エセロ(3着)を軸にして▲ビートザクロック(1着)、△ミスタースタニング(4着)で払い戻しは814香港ドル(約1万1400円)。わずかにプラスとなりました。

香港マイルは◎ペルシアンナイトが5着、○インディチャンプ7着で空振りしましたが、締めくくりの香港カップは8頭立てで7頭に印をつけるという鬼の執念(笑い)が実って☆◎▲○で的中。ここも805香港ドル(約1万1300円)の回収に成功しました。

1日の収支はプラス2000香港ドル、約2万8000円となって、初回のお試しとしては悪くない結果を得ることが出来ました。

本命馬が4着に負けても当たりとなる馬券でありながら、人気薄の馬が絡めば配当が跳ね上がる4連単は使える!! というのが実戦した感想です。

2頭軸マルチで相手を4頭にすれば144通りに、3頭なら72通りに買い目を減らすことが出来ますし、3頭軸マルチにすれば相手5頭でも120通りです。このへんは臨機応変に対応しようと思います。

△△○◎でも的中になる4連単は捉え方次第では3連単より当てやすい馬券と言えるかもしれません。皆さんももし香港や4連単馬券を売っている競馬場に行く機会があれば是非チャレンジしてみてくださいね。(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2019年12月13日現在。

4連単用のマークシート。フォーメーションにすることも出来ます
4連単用のマークシート。フォーメーションにすることも出来ます
香港では香港国際4競走の取材、阪神JF予想と働きづめだった木南記者とツーショット
香港では香港国際4競走の取材、阪神JF予想と働きづめだった木南記者とツーショット