エネイブルなど凱旋門賞前売りオッズ上位10頭紹介
いきなりですが、9月21日現在の凱旋門賞前売りオッズの上位10頭を紹介します。本番まで2週間近くなって上位人気にリストアップされている馬は、ほぼ出てくるものと見て良いでしょうが、シーオブクラス、クリスタルオーシャン、フォーエヴァートゥギャザーの3頭は12万ユーロ(約1600万円)もの追加登録料が必要です。
やる気満々のシーオブクラスはともかく、他の2頭は(勝ち目がないと踏めば)凱旋門賞のあとの英チャンピオンSに回る可能性もあります。そのシーオブクラスにしても不得手の道悪になれば回避という選択肢が出てくるかもしれません。
同厩舎にエネイブルがいるクラックスマンも昨年圧勝している英チャンピオンS一本に絞っても不思議ありません。
クラックスマンについて言えば英チャンピオンSには愛チャンピオンSでサクソンウォリアー(故障して引退)を破った同厩舎の3歳エース、ロアリングラオイオンがいて、どちらを選択しても同厩舎の馬と戦わなきゃいけない、つらい(?)立場です。
もし、シーオブクラス、クラックスマンが出ない凱旋門賞となれば連覇のかかるエネイブル、フォワ賞完勝のヴァルトガイスト、A・オブライエン厩舎の大将となったキューガーデンズの中から勝ち馬が出るはずです(多分・・・)。
このオッズは23社のブックメーカーの前売りオッズが一覧出来る英国の競馬サイト「AT THE RACES」によるものですが、情報命のブックメーカーの中にも絶対に出ない馬のオッズを堂々と載せているところもあります。
大手のウイリアムヒル社はダノンプレミアムに26倍、ラッキーライラック34倍、キセキを51倍として賭けを募っていますが、これどうなんでしょう(笑)。
逆に上位人気には入っていませんが、ちょっと不気味なのは昨年の凱旋門賞2着馬で、フォワ賞でも3着したクロスオブスターズ(34倍から51倍)ではないでしょうか。勝ち切るだけの決め手はありませんが、入着ならという末脚堅実なタイプ。凱旋門賞になると激走したユームザイン(07年から3年連続2着)のイメージが重なります。
・エネイブル(牝4、父ナサニエル、英J・ゴスデン厩舎)2・0~4・0倍
・シーオブクラス(牝3、父シーザスターズ、愛W・ハガス厩舎)5・0~8・4倍
・クラックスマン(牡4、父フランケル、英J・ゴスデン厩舎)5・9~9・2倍
・ヴァルトガイスト(牡4、父ガリレオ、仏A・ファーブル厩舎)7・5~10・0倍
・キューガーデンズ(牡3、父ガリレオ、愛A・オブライエン厩舎)11・0~15・0倍
・クリスタルオーシャン(牡4、父シーザスターズ、英M・スタウト厩舎)13・0~21・0倍
・スタディオブマン(牡3、父ディープインパクト、仏P・バリー厩舎)15・0~46・0倍
・カイトサーフ(牝4、父ドバウィ、仏A・ファーブル厩舎)17・0~44・0倍
・フォーエバートゥギャザー(牝3、父ガリレオ、愛A・オブライエン厩舎)17・0~38・0倍
・タリスマニック(牡5、父メダリアドーロ、仏A・ファーブル厩舎)21・0~80・0倍
(参考)クリンチャー(牡4、父ディープスカイ、栗東・宮本博厩舎)34・0~160・0倍
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績等は2018年9月21日現在のもの
- 4人用のマス席に3人だったんですが、それでも狭かった。
- 三横綱の揃い踏み(笑)