シュヴァルグラン順調 海外G1制覇へぜひ応援を

こんにちは。今週のコラムでは、21日にイギリスのヨーク競馬場で行われるインターナショナルSに参戦する、シュヴァルグランについてお話をしたいと思います。

現地時間の先週金曜日、ニューマーケットにある芝コースのゴールデンマイルでマーフィー騎手を背に最終追い切りが行われました。追い切り後にマーフィー騎手は「厩舎の素晴らしい仕事のおかげで、前走からの体調の上積みを感じる事が出来ました。前走は悪い馬場の中最後まで諦める事なく走る彼の気持ちの強さを感じる事が出来たので、今回も馬場状態さえ良ければいい競馬が出来ると思います。日本のファンの皆様に応援して頂ける事に感謝して、皆様が喜ぶ結果が出るよう頑張ります」と話をしていました。

ディアドラと共に夢であった日本馬との海外G1制覇を実現させたマーフィー騎手ですが、今回のシュヴァルグランとのコンビでも再び勝利への道を切り開いてくれると信じたいです。

相手関係ですが、やはり前走のキングジョージ6世&クイーンSでエネイブルを最後まで追い詰めたクリスタルオーシャンが筆頭になると思います。ただ、前2走をアスコット競馬場できつい競馬をしているので、状態面での上積みは期待出来ないと思ます。馬場状態さえ良ければ、シュヴァルグランにも十分つけ入る隙はあると思います。

他には、オブライエン厩舎からの刺客ジャパンは注意しなければいけない相手だと思います。そして、ゴスデン厩舎&デットーリ騎手というエネイブルと同じチームで参戦する3歳馬のキングオブコメディは、血統的には距離の不安もありますが、まだ底を見せていないので要注意だと思っています。

マーフィー騎手は、去年このレースをロアリングライオンで制覇しているので、ぜひ今年はシュヴァルグランとのコンビで連覇して欲しいと思います。ファンの皆様、レースは深夜にテレビ放送されますので、ぜひ応援をお願いします。

(レースホースコーディネーター)

21日に英国2戦目の英インターナショナルSに臨むシュヴァルグラン(7月中旬撮影)
21日に英国2戦目の英インターナショナルSに臨むシュヴァルグラン(7月中旬撮影)
コンビ2戦目となるマーフィー騎手とシュヴァルグラン(7月中旬。キングジョージ前の調整中)
コンビ2戦目となるマーフィー騎手とシュヴァルグラン(7月中旬。キングジョージ前の調整中)