シュヴァルグラン、悔しい6着も英国挑戦はまだ続く

こんにちは。27日にイギリス・アスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSについてお話をしたいと思います。

先週はイギリスの天気では信じられないほとんど暑く快晴の毎日でした。しかし、レース前日の夜から雨が降り始め、当日の昼ごろまで降りました。雨の影響でどれほど馬場が軟らかくなったのかをマーフィー騎手と大江助手、そして私で馬場確認しましたが、許容範囲内の軟らかさではと話し合っていました。

しかし、レースではイギリス独特の重い芝に水分が多く含まれ、より重い芝になっていました。日本馬にとっては重く感じられたでしょう。それが影響したようで、結果は6着と厳しい結果となりました。

レース後、マーフィー騎手からの第一声は「24時間前に競馬があればもっと違う形になっていたと思う」。そう嘆いていました。この厳しい馬場状況の上、世界最高峰のメンバーとの一戦の中で、「シュヴァルグランは諦めずに最後まで走る姿勢を見せてくれて、本当にタフな精神力を持つ馬で、彼の気持ちを誇りに思うし、皆さんにも誇りに思って欲しい」と友道調教師に話していました。

今後も、シュヴァルグランのイギリス挑戦は続きますが、次走インターナショナルSはこの強い精神力と今回の一戦で得た経験を生かして、素晴らしい結果が出ることを期待したいと思います。

マーフィー騎手の夢は日本馬での海外G1制覇、そして日本馬との凱旋門賞制覇。今後も彼の夢がかなうよう多くの方々に応援していただき、私も彼をサポートして行ければと思います。応援ありがとうございました。

また、今週の木曜日(1日)にはディアドラとのコンビで、グッドウッド競馬場で日本馬とのG1制覇に挑戦するので、応援をお願いします。(レースホースコーディネーター)

チーム・シュヴァルグランでそろって撮影。
チーム・シュヴァルグランでそろって撮影。
アスコット競馬場で大江助手、マーフィー騎手、けがで休養中の坂井騎手と一緒にパチリ。
アスコット競馬場で大江助手、マーフィー騎手、けがで休養中の坂井騎手と一緒にパチリ。
ウィナーズサークルで注目を集めるエネイブル。
ウィナーズサークルで注目を集めるエネイブル。
レース前も落ち着いた様子のエネイブル。
レース前も落ち着いた様子のエネイブル。