G1未勝利“名門”三嶋牧場の生産馬の活躍に注目

こんにちは。先週の弥生賞の結果を受け、今年の牡馬クラシック戦線は群雄割拠の様相となりました。その中で私が注目している点があるので、皆様にご紹介したいと思います。

2月に行われた牡馬クラシック戦線の重要なステップレースである共同通信杯を勝ったダノンキングリー、そして、先週の弥生賞を勝ったメイショウテンゲン。どちらも、北海道浦河にある三嶋牧場の生産馬であるという点です。三嶋牧場は、去年の牝馬クラシック戦線をにぎわせたカンタービレとミッキーチャームも輩出しており、古馬となった今年も2頭が牝馬の中心的存在になる予感がしています。

三嶋牧場は、浦河地方の数多くある牧場の中でも名門の牧場です。代表産駒のメイショウベルーガは弥生賞を勝ったメイショウテンゲンの母馬ですが、6歳まで続いた現役生活ではG1レースの勝利にあと1歩届きませんでした。名門と呼ばれる牧場でありながら、いまだG1未勝利の三嶋牧場ですが、今年はいよいよG1勝利が手の届くところに来ていると感じるので、この春の活躍に注目したいです。

そして、他にもいる三嶋牧場産の馬達もぜひ注目すれば、馬券的に楽しめるかもしれません(笑い)。

(レースホースコーディネーター)

弥生賞を制した三嶋牧場産のメイショウテンゲン(2019年3月3日撮影)
弥生賞を制した三嶋牧場産のメイショウテンゲン(2019年3月3日撮影)
共同通信杯を制した三嶋牧場産のダノンキングリー(右)
共同通信杯を制した三嶋牧場産のダノンキングリー(右)