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日本南野弾など2発で完封勝利/W杯2次予選詳細

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日本南野弾など2発で完封勝利/W杯2次予選詳細

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

日本代表(FIFAランキング28位)が、アウェーでキルギス代表(同94位)を2-0で下した。前半41分に南野がPKを決めて先制すると、後半8分には原口がFKで追加点を挙げた。権田のビッグセーブもあり相手に得点を許さず、W杯アジア2次予選で4戦連続無失点を達成した。

日本1-0
1-0
キルギス

▼森保監督のコメント 完全アウェーで非常に難しい戦いだったが、選手たちは粘り強くタフに戦い続けたことで良かったと思う。(2得点は)ピンチもいっぱいありましたが、選手たちが粘り強く戦って、攻撃のチャンスをものにするということを実践してくれたのがよかった。まだまだゲームコントロールをして戦っていかないといけない。(今後へ)目の前の一戦を全力で戦っていきたい。少しずつ勝っていきたい

▼南野拓実のコメント あそこのスペースにボールが来そうな感じがあった。PKできて良かった。(蹴る前の心境は)決めてやろうという気持ちでした。(今後へ)最低限の結果は出せたと思うし、アウェーで難しかった戦いでしたが、勝てて良かったです

▼原口元気のコメント 昨日も練習していて、チームでもよく練習していてやっと形になりました。(前回のキルギス戦でもシュート決めた)前回は納得いくものではなかったが、狙い通りにいって良かった。

100試合記念ユニホームを手に笑顔を見せる吉田(撮影・横山健太)

吉田(中央)の代表通算100試合出場を記念して笑顔で写真に納まる日本代表の選手たち(撮影・横山健太)

▼得点者

前半41分【日】南野

後半 8分【日】原口

◆試合経過

■■■■試合終了■■■■

【後半48分 日本2-0キルギス】

試合終了。日本は後半に原口の追加点で2得点目を奪って逃げ切る

【後半45分 日本2-0キルギス】

ロスタイムは3分

【後半43分 日本2-0キルギス】

キルギス 敵陣中央付近でFKを獲得。クロスにペナルティエリア右からが頭でゴール前に折り返す。しかし、DFにクリアされてシュートまで放てず

【後半41分 日本2-0キルギス】

日本 永井に代わって、鈴木が投入される

【後半38分 日本2-0キルギス】

キルギス サギンバエフがOUT、アフメドフがIN

【後半32分 日本2-0キルギス】

日本 伊東と遠藤に代わって、中島と山口が投入される

【後半25分 日本2-0キルギス】

キルギス ムサベコフOUT、アブドゥラフマノフがIN

【後半23分 日本2-0キルギス】

日本 右サイドから攻め込まれる、ペナルティーエリア内からシュート。権田がファインセーブし、酒井がクリアした

【後半19分 日本2-0キルギス】

キルギス 右サイドから切り込んで、パスをつないでペナルティーエリア内からゴールを狙われるも吉田麻也にセーブされる

【後半13分 日本2-0キルギス】

キルギス 背番号10がペナルティエリア手前の中央から鋭いシュートを放つ。GK権田が正面でキャッチ

【後半12分 日本2-0キルギス】

日本 コーナーキックから酒井の精度の高いクロスにゴールエリア内で永井が狙いに行くも阻まれる

原口のシュートで追加点!

【後半8分 日本2-0キルギス】

日本 遠藤が倒されてペナルティーエリア中央手前でFKを獲得。南野と原口が並んでいたが、原口がゴール左下にシュート!

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決めた原口(撮影・横山健太)

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決め仲間の祝福に笑顔を見せる原口(中央)(撮影・横山健太)

【後半2分 日本1-0キルギス】

日本 パスを奪い取りカウンターを狙った遠藤がスルーパス。受け取った永井がクロスを上げようとするも敵陣DFがヘディングでクリア

【後半1分 日本1-0キルギス】

日本ボールで後半開始

■■■ハーフタイム■■■

【前半46分 日本1-0キルギス】

前半終了。南野がPKが決めて先制

【前半45分 日本1-0キルギス】

ロスタイムは1分

【前半44分 日本1-0キルギス】

キルギス 倒されてFKを獲得。背番号9が長いクロスにGK権田が直接キャッチしてしのぐ

南野が先制弾!

【前半41分 日本1-0キルギス】

日本 伊東からの縦パスに抜け出した南野がGKに倒されてPK獲得。キッカーは南野が務めて、ゴール右に冷静に決めて先制点を奪った

前半41分、PKを務めた南野(撮影・横山健太)

前半41分、先制ゴールを決めた南野(撮影・横山健太)

前半41分、南野のシュートを祝福する日本代表イレブン(撮影・横山健太)

【前半36分 日本0-0キルギス】

キルギス 左サイド付近で倒されてFK獲得。21番がシュートを狙うも得点ならず

日本対キルギス 前半、ピッチ脇から指示を送る森保監督(撮影・横山健太)

【前半34分 日本0-0キルギス】

日本 右サイド深い位置からクロスが上がる。これに永井が合わせるも、飛び込んだ原口とやや重なってしまい得点ならず

【前半32分 日本0-0キルギス】

キルギス 左サイドからのクロスに攻め込んだがGK権田がブロック。こぼれ球に日本DF陣がクリア。先制点を与えなかった

【前半30分 日本0-0キルギス】

日本 右サイドからのクロスに南野が反応。シュートを狙おうとするもGKに阻まれる

【前半23分 日本0-0キルギス】

キルギス センターラインから攻め込み、長友がブロックしてコーナーキック獲得。ペナルティーエリア付近で蹴り出されたボールをクリアし、シュートを狙われれたが、ゴール上を大きく外れる

日本対キルギス 前半、競り合う長友(右)(撮影・横山健太)

【前半19分 日本0-0キルギス】

日本 ペナルティーエリアから南野がシュート狙うもGKに阻まれる

日本対キルギス 前半、ドリブルで攻め上がる南野(手前)(撮影・横山健太)

【前半16分 日本0-0キルギス】

キルギス 左サイドから抜け出した味方が頭で合わせるも、権田がファインセーブ。ヒヤッとする場面だったがオフサイドの判定も下る

【前半16分 日本0-0キルギス】

日本 原口がドリブル突破。左サイドで永井にパスをしてゴールエリア手前で押し込もうとするも敵陣に防がれる

日本対キルギス 前半、競り合う永井(右)(撮影・横山健太)

【前半13分 日本0-0キルギス】

日本 右サイドからのクロスに南野が頭で合わせるもゴール左に外れる

【前半9分 日本0-0キルギス】

キルギス アリクロフがゴールエリア手前からゴールを狙われるもシュートミスに助けられる

【前半6分 日本0-0キルギス】

キルギス ムサベコフの左足シュートは枠外

【前半3分 日本0-0キルギス】

日本 伊東の右足シュートは枠外

【前半1分 日本0-0キルギス】

キルギスのボールでキックオフ

日本対キルギス 新ユニホームで集合写真撮影を行う日本代表の先発メンバー(撮影・横山健太)

<日本スタメン>

【GK】

権田修一(ポルティモネンセ)

【DF】

長友佑都(ガラタサライ)

吉田麻也(サウサンプトン)

植田直通(セルクル・ブリュージュ)

酒井宏樹(マルセイユ)

【MF】

遠藤航(シュツットガルト)

柴崎岳(デポルティボ)

南野拓実(ザルツブルク)

原口元気(ハノーバー)

伊東純也(ゲンク)

【FW】

永井謙佑(FC東京)

<日本ベンチ>

【GK】

川島永嗣(ストラスブール)

シュミット・ダニエル(シントトロイデン)

【DF】

佐々木翔(広島)

室屋成(東京)

安西幸輝(ポルティモネンセ)

畠中槙之輔(横浜F・マリノス)

【MF】

山口蛍(神戸)

橋本拳人(FC東京)

中島翔哉(ポルト)

浅野拓磨(パルチザン)

鎌田大地(フランクフルト)

【FW】

鈴木武蔵(札幌)

◆W杯アジア2次予選 19年9月から20年6月まで開催。A~Hの各組1位チームと、各組2位のうち上位4チームの合計12チームが最終予選に進出。カタールが1位また2位上位4チームに入った場合はその分が繰り上がりとなる。日本はモンゴル、タジキスタン、キルギス、ミャンマーと共にF組。C組のカンボジアは本田圭佑が実質的な監督。G組のタイは西野朗監督、D組のシンガポールは吉田達磨監督が指揮している。

<F組>

順位チーム勝点
(1)日 本4400110+1112
(2)キルギス420294+56
(3)タジキスタン420257-26
(4)モンゴル410329-73
(5)ミャンマー4103413-93

※14日時点の成績

19・ 9・ 5 モンゴル1-0ミャンマー

19・ 9・ 5 タジキスタン1-0キルギス

19・ 9・10 モンゴル0-1タジキスタン

19・ 9・10 ミャンマー0-2日 本

19・10・10 日 本6-0モンゴル

19・10・10 キルギス7-0ミャンマー

19・10・15 モンゴル1-2キルギス

19・10・15 タジキスタン0-3日 本

19・11・14 キルギス0-2日 本

19・11・14 ミャンマー4-3タジキスタン

19・11・19 キルギス-タジキスタン

19・11・19 ミャンマー-モンゴル

20・ 3・26 日 本-ミャンマー

20・ 3・26 タジキスタン-モンゴル

20・ 3・31 ミャンマー-キルギス

20・ 3・31 モンゴル-日 本

20・ 6・ 4 日 本-タジキスタン

20・ 6・ 4 キルギス-モンゴル

20・ 6・ 9 日 本-キルギス

20・ 6・ 9 タジキスタン-ミャンマー

13日、握手を交わす森保監督(右)とキルギス代表のクレスティニン監督

近くのマンションの屋上から見たドレン・オムルザコフ・スタジアム(2019年11月10日)

日本対キルギス 前半、国際Aマッチ通算100試合出場の吉田(撮影・横山健太)

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権田修一5戦連続無失点「みんなで成し遂げた完封」

キルギスに勝利し笑顔で抱き合うGK権田(右)と南野(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

日本代表ディフェンス陣が無失点で切り抜けた。国際Aマッチ通算100試合となったDF吉田麻也主将(31=サウサンプトン)が冷静に最終ラインを統率すれば、GK権田修一(30=ポルティモネンセ)は好セーブを連発し、歴代2位タイ(1位は楢崎正剛の7試合)となる5戦連続無失点を記録。チームはW杯予選開幕から4試合連続の完封勝ちとなった。

   ◇   ◇   ◇

何度ピンチを迎えても、日本のゴールネットが揺れることはなかった。前半はホームの大歓声を受けて攻め込む相手に押され気味。同32分には自陣右サイドから崩され、ペナルティーエリア内でシュートを打たれたがGK権田が鋭い反応ではじき、DF吉田が倒れ込みながらクリア。後半23分にはゴール前でパスを受けたFWムルザエフに反転しながらシュートを放たれたが、これも権田がしっかりと反応した。

好セーブ連発の権田は、9月5日のパラグアイ戦から歴代2位タイの5試合連続無失点。日本代表GKでは93年松永成立、11年川島永嗣の記録に並んだ。常に冷静にゴールマウスに立ちふさがった守護神は、前半32分のピンチについて「(吉田)麻也君が寄せてコースを限定してくれたから正面にきた」と感謝し「みんなで成し遂げた完封です」と胸を張った。

日本史上8人目の100試合出場を達成した吉田は「今日はやられそうなシーンがたくさんあった。もっとやれたという思いの方が強い」と反省も口にした。センターバックとしてはDF井原正巳、中沢佑二に次ぐ3人目の大台到達。試合後のゴール裏では森保監督から背番号100のユニホームも贈られ、記念撮影のフラッシュを浴びた。

森保体制になって若返りつつあるチームの中で、30代のベテラン2人の存在が堅守に結びついている。4試合連続完封も、今はまだアジアのW杯2次予選。W杯予選出場数も通算33試合の歴代3位とし、井原の32試合を抜いてDF最多となった吉田は「まだ予選も続きますし、この先ひとつひとつ勝っていくことでW杯は近づいてくる」と気持ちを引き締めた。さらに厳しい戦いとなる最終予選、そしてW杯本戦へ、油断することなく突き進む。

日本対キルギス 前半、シュートを阻む日本守備陣。左2人目から吉田、遠藤、GK権田、植田東(撮影・横山健太)

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南野がカズ超えゴール「キング」が認めた潜在能力

前半41分、先制ゴールを決めた南野(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

サッカー日本代表(FIFAランキング28位)が敵地でキルギス(同94位)を2-0で下し、開幕4連勝とした。MF南野拓実(24=ザルツブルク)が前半41分、自ら倒されて得たPKを決めて先制。歴代2位タイ史上4人目の国際Aマッチ5戦連続ゴールと、初のW杯予選開幕4戦連発を達成した。ともに93年のカズ(三浦知良、52=横浜FC)の記録を塗り替え、予選前半戦を無傷の首位で折り返した。

    ◇   ◇   ◇

前半40分に訪れた、待ちに待った決定的瞬間。真っ先に裏から走り込んできたのは、やはり南野だった。ペナルティーエリア内へ流れてきたMF遠藤の縦パスに反応。「あそこのスペースにボールが来そうな感じがあった」。DFよりひと足早く左足でタッチするとたまらず飛び込んできた相手GKの手が足に触れた。

自ら得たPK。地鳴りのように響く敵地でのブーイングの中、迷わずボールを手にして相手GKと向き合い、ほほ笑んだ。経験が生む、勝負どころでの落ち着きと余裕。相手GKが飛んだのとは逆のゴール右上に沈めた。「展開的に重要なゴールになると思ったし、決められてよかった」。歴代2位タイの5試合連続、W杯予選では史上初の開幕4戦連続得点を決め、偉大なるカズの記録を超えた。

「キング」から認められた潜在能力が、欧州生活5年目にして開花の一途をたどる。C大阪下部組織から昇格したプロ1年目の13年2月、宮崎合宿の練習試合でカズと対戦。偉大なる先輩に「飛び抜けた才能がありました」と回想させるほどの印象を残した。

天賦の才能に満足せず、オーストリアで戦いを続けてきた。武器のドリブルに加え、勝負どころをかぎ分ける嗅覚と決めきる決定力に磨きを掛けた。「ボックス内でのポジション取りとか、そこでのこだわりは欧州に行って成長している部分」と自認する位置取りで奪ったPKで得た、記念すべきゴール。「ああいう部分は狙ってた部分でもあるし、ゴール前でのしたたかさは世界と対戦した時に日本がいつも感じるところ。そういう部分を出せて良かった」と、うなずいた。

年内最後のW杯予選を4連続完封勝利で締め、F組の首位固めに入った。南野は日本でのベネズエラ戦には向かわず、再び主戦場の欧州に戻る。「誰がゴールしても勝つことが優先すべきこと。得点が勝利より先に来ることはない」のスタンスを貫きつつ「ゴールパターンを増やすとかゴール前でどうゴールに持っていくかとか、選手としてのレベルアップをしていければ。また来年に向けてチームでやっていきたい」と誓った。20年も森保ジャパンの真ん中には、南野「帝王」が君臨する。【浜本卓也】

▼連続試合ゴール 南野が9月10日のW杯2次予選初戦ミャンマー戦から4試合連続ゴール。W杯予選の開幕から4試合連続ゴールは日本代表史上初めてで、93年のFWカズ(三浦知良)の3試合連続を更新。また、南野は9月5日の親善試合パラグアイ戦でもゴールを決めており、国際Aマッチ5試合連続ゴール。こちらは史上4人目で歴代2位タイ。過去3人の連続ゴール期間中にチームが5連勝はなく、今回の南野のように「5戦連発&5連勝」は初めて。

日本対キルギス 前半、ドリブルで攻め上がる南野(手前)(撮影・横山健太)

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キルギス戦で「日本晴れ」新ユニホームが初お披露目

日本対キルギス 新ユニホームで集合写真撮影を行う日本代表の先発メンバー(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

サッカーの日本代表は14日にW杯アジア2次予選、アウェーでのキルギス戦で、男子も「日本晴れ」新ユニホーム初お披露目となった。

女子は2-0で勝った10日の南アフリカ戦(ミクスタ)で一足先に着用していたが、森保ジャパンは初めて。同じく2-0の勝利でデビュー戦を飾った。今後は、東京五輪世代のU-22代表も17日の同コロンビア戦で着て戦う。A代表の国内初は19日ベネズエラ戦となる。

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原口元気FK弾「僕には大事な点」左MF争い手応え

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決め仲間の祝福に笑顔を見せる原口(中央)(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

8試合ぶりに先発出場したMF原口元気(28=ハノーバー)がFKで追加点を挙げた。後半8分、MF遠藤がゴール正面25メートル付近で倒されてのセットプレー。原口の右足の弾道は、相手の壁の間を抜けてゴール左隅に吸い込まれた。原口のFKでの得点は昨年11月20日以来で、当時の相手も今回と同じキルギス。前回は「思い通り飛んでない」と苦笑していたが、今回は「狙い通り」と笑った。

代表でも所属チームでもFKの練習を重ねてきた。仲間から「入んないんだからやめろよ」とちゃかされるそうだが「練習しているからあそこのコースに自信があった。やっててよかった」。昨年のW杯ロシア大会では主力として16強入りしたが、森保監督就任後はMF中島が頭角を現し、ベンチに甘んじる時間が長かった。巡ってきたチャンスで結果を残し「ここからもう1度、ポジション争いに臨んでいける。僕にとって大事な1点だった」と手ごたえを口にした。

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決めた原口(撮影・横山健太)

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コラム

永島昭浩「スーパーゴォ〜ル」

工夫のない攻撃陣と安定感抜群の守備陣/永島昭浩

日本対キルギス 新ユニホームで集合写真撮影を行う日本代表の先発メンバー(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

結果だけを見れば日本の完勝だったが、PKとFKによる得点だけ。特に後半は有効な攻撃を見せられずに終わった。

例えば劣悪なピッチだったが、逆手に取ればペナルティーエリア内だとキックフェイントを使えば、相手守備をかわしやすい状況だった。しかし、そんな工夫はほぼなかった。永井は直線的な俊足を、南野もスルーパスに抜け出す技術を披露したが、欲をいえば試合を決める3点目がほしかった。試合中に肌で感じ、違う引き出しでゴールを決めるくらいの、ふところの深さが攻撃陣には必要だ。

一方で守備陣の安定感は抜群だった。焦らないから不用意なファウルはない。ファウルを与えたとしても、危険なエリアではなかった。すべて計算済み。3列目の柴崎、遠藤が相手の攻撃の芽を確実につむから、背後の吉田や植田も余裕を持って守れる。組織戦術が成熟し、予選4試合で無失点は胸を張っていいだろう。(日刊スポーツ評論家)

スペイン発サッカー紀行

香川真司、幼少期から夢見たスペイン“目指す未来”

サラゴサの入団会見後、ピッチでリフティングを披露する香川真司(2019年8月13日撮影)

3月に30歳を迎えた香川真司が今シーズン新天地に選んだのは、幼少期から夢見ていたスペインだった…。

8月9日、香川がスペイン2部レアル・サラゴサと2年間の契約を結んだことが突如発表された。

クラブ最大規模となった入団発表には、50人を超える報道陣が詰めかけた。ヨーロッパのトップクラブ、ドルトムント(ドイツ)やマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)でプレーした経験豊富な選手が2部のクラブに入団することは驚きとともに注目を集めた。

香川はスペインでプレーすることについて、「子供の頃からラ・リーガ(スペインリーグ)を見て、一番インスピレーションを受けてきたし、スペインのサッカーにはいつも勉強させてもらってきた」と幼少期からの憧れだったことを明かし、サラゴサ入団については「たくさん悩み、スペインに来たいという昔からの夢を考えた。サラゴサの監督やスタッフの熱意や信頼を感じたことが一番重要だったし、決め手となった」とその思いを語っていた。

気温35度の猛暑の中、スタジアムで行われた入団発表には、香川の姿を一目見ようと5000人ものサポーターが集まった。8月13日はスペインの夏休みシーズンの真っただ中。皆がバケーションに出かけ、街は人通りもまばらになるこの時期にこれだけの人々が集まるのは異例のことであっただろう。久々の1部リーグ復帰に向けた救世主として、大きな期待の表れとなった。

香川が拠点とするスペイン北東部の内陸都市サラゴサは、首都マドリードと第2の都市バルセロナのほぼ中間地点に位置し、どちらからもAVE(高速鉄道)で1時間半程度とアクセスが良い。約67万人の人口はスペインで5番目に多く、マドリード、バルセロナ、バレンシア、セビリアに次ぐ。フランスとスペインの国境にまたがるピレネー山脈に近接し、冬は寒さの厳しい地域である。

1932年創設の古豪クラブであるサラゴサは、1部リーグ通算在籍年数58シーズンと、スペインサッカー史上9番目に長い。しかし近年は成績が振るわず、2012-13年シーズンを最後に、ここ7シーズンを2部リーグで戦っている。

1部リーグ在籍時の最高順位は2位。そのほか、スペイン国王杯に6回、スペイン・スーパー杯に1回優勝している。さらにヨーロッパのタイトルを過去一度だけ獲得したことがある。1994-95年シーズン、カップウィナーズカップ(※99年にUEFA杯に統合されて終了)決勝で、アーセナルに延長戦の末2-1で勝利した熱き戦いは、今でもサラゴサ市民の誇りとなっている。

また、かつてサラゴサでプレーした選手の中には、ホルヘ・バルダーノやパブロ・アイマール、ブレーク前のカフーやジェラール・ピケ(現バルセロナ)やダビド・ビジャ(現ヴィッセル神戸)などがいた。

そして香川は、2015-16年シーズンに在籍した長谷川アーリアジャスール(現名古屋グランパス)に次ぐクラブ史上2番目の日本人となった。

ホームスタジアム、ラ・ロマレダの収容人数は3万3608人。今シーズンは2万7500席以上がシーズンチケットで占められている。この数字は2部トップというだけでなく、1部リーグを含めても、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリード、ベティス、バレンシア、セビリア、ビルバオ、Rソシエダードに次いで9番目に多い。

ラ・ロマレダに足を運ぶと“SHINJI KAGAWA”の名前入り23番のユニホームを目にする機会が本当に多い。またサラゴサは2部の中でもアウェーゲームに駆けつけるサポーターが多いが、その中にも香川の名前を数多く見つけられ、その人気の高さを改めて知ることができる。

ビクトル・フェルナンデス監督の信頼を得た香川は、シーズン開幕のテネリフェ戦からスタメン出場し、第2節ポンフェラディナ戦で初得点を記録した。さらに第4節アルコルコン戦、そして2点目を決めた第5節エストレマドゥーラ戦で最高のパフォーマンスを披露し、スペイン最大手のスポーツ紙マルカに2節続けて「2部リーグのベストイレブン」に選出されている。

サラゴサは開幕からの5試合、4勝1分けの勝ち点13で2位につけ、近年最高のスタートを切った。

しかし、第6節フエンラブラダ戦が相手チーム選手の胃腸炎集団感染により試合延期となった後から、歯車が狂い始める。

第7節ルーゴ戦で引き分けたのを境に、チームとともに香川も不調に陥っていく。ピッチを精力的に動くもパスがあまり入らず、ボールを受けても左右に散らすだけで決定的なシーンを演出できない。さらに全試合先発出場中だったFWドゥワメナが第10節ラスパルマス戦後に心臓病が発覚し、チームを離脱したことも不調に拍車をかけた。

サラゴサはここ10試合で2勝しかできず、現在の順位は15試合6勝5分け4敗の勝ち点23で6位まで順位を落としている。

香川は今の状況について、「僕にとって今はいい瞬間ではない。ピッチで再び自信を取り戻さなければならないし、改善して自分のレベルを証明するために仕事に励んでいる。でも自分がやるべきことを分かっているし、サラゴサの人々が僕に満足してくれることを望んでいる」と冷静に話していた。

その言葉通り現在は不調に陥っているものの、香川のクオリティーが2部トップクラスであることに疑問の余地はない。ピッチ上で見せるひとつひとつのプレーは他との違いを生み出すことができる。また、スペイン語を話すのはまだ難しいと言っていたが、ピッチ上では言葉の壁を越えて誰よりも仲間を鼓舞し、どんな状況下でもチームの士気を高め続けている。

香川はサラゴサ退団後の未来を次のように語る。

「このクラブでプレーした“最高の日本人”だったと言われたい」

そのためには、8シーズンぶりとなる1部昇格を成し遂げた救世主として、皆の記憶に残らなければならない。香川真司の幼少期からの夢はまだ始まったばかりである。【高橋智行】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「スペイン発サッカー紀行」)

サッカー現場発

札幌野々村社長、経営とともに際立つ選手への気遣い

札幌の野々村芳和社長(2019年10月26日撮影)

北海道コンサドーレ札幌・野々村芳和社長(47)のマネジメント能力には驚かされる。クラブOB社長は13年の就任後、右肩上がりの成長を見せるクラブ経営面の手腕もさることながら、チームや選手への気遣いにも優れる。

クラブ初の準優勝だったルヴァン杯。今季の同大会中での出来事だ。ベンチ入り予定だったある選手が集合時間を守れなかったため、ベンチから外されたことがあった。そこで社長が動いた。主将のMF宮沢やベテランGK菅野に本人との話し合いの場を設けさせ、2選手に「ベンチに入れてもらい、試合に出て欲しいと思うなら、そうミシャに話をしてみろ」と、ペトロビッチ監督に掛け合ってみるようアドバイスした。監督は決定を覆すことはしなかったが、「それはそれでいいし、すごいことだと思う。そこに戦力的マイナスはあっても、クラブの雰囲気としては多分良くなる」と確信した。

「チームメートがこれだけ自分のことを思ってくれているんだと思い、このチームで頑張ろうと思えるはず」。野々村社長は、その遅刻した選手の心情、チームの雰囲気づくりを考えていた。決勝まで駒を進めるまでのプロセスに、社長の奮闘もあったのだ。

「サッカーの現場とは違うところで、いい空気をどう作るかっていうのはすごく大事だと思っている。クラブにマイナスな出来事があった時には、しっかりプラスに変えてから大事な勝負に挑みたいと思う。そういう作業はしてきた」と、ピッチの外からできる限りのサポートをする。それを「勝負ごととか成功するのに大事なことは、雰囲気とかクラブの空気感にあると思って仕事をしている。願掛けに近いのかもしれないけど」と言う。

赤と黒のデザインのケースに入ったスマートフォンを手にして「試合に入ったら祈るしかないからさ。これも験担ぎみたいなもの」と笑う社長の愛の深さで、クラブはさらに大きくなるだろうと感じた。【保坂果那】

◆保坂果那(ほさか・かな)1986年(昭61)10月31日、北海道札幌市生まれ。13年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、16年11月からプロ野球日本ハム担当。17年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。

ドイツこぼれ話

レバンドフスキ、代表ウイークにも鼠径部手術か

FWレバンドフスキ(18年6月撮影)

バイエルン・ミュンヘンに所属するロベルト・レバンドフスキが、近いうちに手術を受けることになりそうだ。

開幕から10試合連続得点というブンデスリーガ史上初の快挙を成し遂げている今季のレバンドフスキだが、大衆紙「ビルト」によると、鼠径部の手術を受ける必要があるという。

6日の欧州チャンピオンズリーグ・オリンピアコス戦後、取材に応じた同選手は「幸いなことに痛みはないし、すべてのプレーが可能だ。走ることもボールを蹴ることも問題ない。大きな手術にはならないけれど、10日間から2週間くらいは休まないといけないらしい」と話し、この噂が事実であることを認めた。

そこで気になるのは、「いつ手術を受けるか?」という点だ。先述のように開幕連続得点記録を更新中ではあるものの、来週から始まる2019年最後の代表ウイークを利用するとの報道もある。

しかし具体的な時期についてレバンドフスキは「自分を急かすことはない。どのタイミングがベストなのか、日曜(10日)にドクターと話し合う」とし、まずは9日に行われるドルトムントとの大一番に備えている様子。そして「ウインターブレークだって候補の1つさ」と続け、前半戦終了後の12月下旬~1月上旬まで延期する可能性もほのめかした。

Get toto

VS札幌ホーム全勝 横浜「1」/第1135回

横浜F・マリノス-北海道コンサドーレ札幌戦はホーム横浜勝ちの「1」。J1リーグ戦の通算対戦成績は横浜が12勝1分け2敗と大きく勝ち越し、ホームに限れば7戦全勝となっている。4月の札幌ドームでの対戦は0-3で敗れたが、今回は全勝のホーム。横浜が勝つと予想した。名古屋グランパス-ヴィッセル神戸戦はホーム名古屋負けの「2」。最近のリーグ戦で8戦勝ちなしと調子の上がらない名古屋だが、神戸とのリーグ戦も5連敗中。名古屋の未勝利記録はここでは止まらない。

◆日刊予想

(1)横-札1

(2)名-神2

(3)C-湘1

(4)仙-清1

(5)分-G0

(6)磐-東2

(7)鳥-松1

(8)形-長1

(9)町-口0

(10)千-V2

(11)柏-児1

(12)栃-宮2

(13)金-岡1

※左がホーム。1=ホーム90分勝ち、2=ホーム90分負け、0=その他

J1

曹監督1年間S級ライセンス停止 サッカー協会決定

湘南曹監督(2019年5月31日撮影)

日本サッカー協会(JFA)は14日、都内のJFAハウスで理事会を開き、選手らへのパワハラ行為が認定され、J1湘南ベルマーレの監督を退任した曹貴裁監督(50)について、1年間のS級コーチライセンスを停止することを決定したと発表した。期間はJリーグが曹氏への裁定を発表した10月4日から来年10月3日まで。

理事会後の記者報告会に出席したJFAの須原清貴専務理事はライセンス停止期間中の曹氏について「JFAが指定する研修への参加や社会奉仕活動に従事してもらう」と話した。具体的な内容については「もう1度あらためて技術委員会でも整理した上で、本人の希望などを考慮した上でやっていきたい」とし、過去の例としてJFA主催のユース年代の指導や外部研修への参加を挙げた。

曹氏へは調査を行ったJリーグから10月4日に「けん責(始末書をとり、将来を戒める)」と「公式戦5試合の出場資格停止」の制裁を発表されており、同8日にクラブが監督からの退任を発表していた。その後、11月8日に行った指導者ライセンスなどを扱う技術委員会で同氏への処分について議論し、この日の理事会で承認された。

須原専務理事は「曹さんに再び現場に戻って指導していただく、これは本人にとっても我々サッカー界にも大切なこと。この時間をしっかりと使わせていただき、どのような働きかけ、支援をしていくのかを考えて決定させていただきました」と話した。

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代表初選出の古橋、引退ビジャへ思い「僕のお手本」

神戸市・垂水小を訪問した神戸選手ら。(左から)前川、酒井、古橋(撮影・南谷竜則)

ヴィッセル神戸が14日、神戸市の垂水小で、学校訪問授業「夢で逢えたら」を実施した。日本代表FW古橋亨梧(24)、元日本代表DF酒井高徳(28)、GK前川黛也(だいや、25)の3人が参加し、13日に引退を表明したFWダビド・ビジャ(37)について思いを語った。

酒井は8月に加入したばかり。「短い間だったが、仲良くさせてもらった。今までの功績、実力は消えることはない。(自分が)成長できる1つの大きな学べる相手だった。元旦まで一緒に駆け抜けたい」と、現在4強まで勝ち上がっている天皇杯、その決勝(1月1日、国立競技場)で優勝を誓った。

19日の国際親善試合キリンチャレンジ杯ベネズエラ戦(吹田)で、日本代表に初選出された古橋は「僕のお手本。ゴール前の動きをこれから見られなくなる。天皇杯は絶対に取りたい」と言い、ビジャを手本に活躍したいと意気込んだ。

古橋は「しゃべるのが得意ではない」と言いながらも、子供たちから目標を聞かれると「ひとつは、神戸で初タイトルを取ること。もう1つは、日本代表になっただけじゃなく、チームを勝たせること。最後は、スペインに行って大舞台でプレーしたい」と大きな夢を丁寧に語っていた。【南谷竜則】

神戸市・垂水小で子供達に語りかける古橋(左)と前川(右)。(撮影・南谷竜則)

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仙台ハモン・ロペス、J1残留決定へ「大事な試合」

ミニゲームでプレーする仙台FWハモン・ロペス(撮影・相沢孔志)

ベガルタ仙台は14日、仙台市内でミニゲームやランメニューなど、1時間ほどの公開練習を行った。次節(23日)に勝ち点38で並ぶ9位ガンバ大阪とのアウェー戦に臨む。勝てばJ1残留が決まる大一番へ向け、好調のFWハモン・ロペスが静かに闘志を燃やしている。

前節の清水戦(10日)で今季初アシストを決め、勝利に貢献。前半20分に右サイドのDF蜂須賀孝治(29)からのパスを受けてターンをすると、MF関口訓充(33)に正確なパスを出し、先制点をアシストした。ハモン・ロペスは「自分よりもセキ(関口)が良いポジショニングで、良い形でシュートを蹴られると思った。ダイレクトで蹴れるようなパスを意識した」と一瞬のプレーを冷静に判断し、ゴールへ結びつけた。

対戦するG大阪の印象について、J5年目を迎えるストライカーは「大きなクラブで、今の順位は彼らにとって望ましくない順位だと思っている。勝ち点で並んでいるので、お互い大事な試合になる」と語った。

4月のホーム戦では2-1で勝利した相手だが、当時よりは明らかに復調している。勝てば10年連続のJ1残留が決まるが「残留などを考えることよりも、残り3戦全勝することが大事。前節同様に皆が一致団結して、良い試合をしたい」。今季J1で1試合平均シュート数トップ(3.9本)を誇るレフティーから3試合ぶりゴールが飛び出せば、「来季J1」の決定打となる。【相沢孔志】

パスを出す仙台FWハモン・ロペス(撮影・相沢孔志)

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J2

J2新潟堀米が連続アシスト意欲「すごく調子いい」

練習後に取材に応じるDF堀米

J2アルビレックス新潟は14日、聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで16日の次節アウェー大宮戦に向け、非公開で練習を行った。

前節の岐阜戦(9日)、MF本間至恩(19)の先制ゴールをアシストした左SB堀米悠斗(25)は連続アシストに意欲をみせる。「ここ数試合、すごく調子いい」。大宮戦でもピンポイントクロスでゴールを演出を狙う。

今季はサブ組からスタートした堀米だが、8月以降先発の座をつかみ、攻撃でも積極性を見せる。岐阜戦ではMF渡辺新太(24)のサイドチェンジをダイレクトで折り返し、先制点につなげた。「シュートを打とうと思ったがクロスに切り替えた。ピンポイントクロスになって良かった」と絶妙なアシストを振り返った。

前々節の栃木戦(3日)でもドリブル突破から得点の起点となっており「調子がいいので、どんどん相手PA内に入ってプレッシャーをかけていきたい」と突破力への自信を深める。

札幌に入団したルーキーイヤーの13年、新人にもかかわらず副主将を務めるなどリーダーシップもある。「新潟を応援してもらえるクラブでいるためには最後まで戦わなければならない」。今季残り2試合。全力プレーを誓った。【山岸章利】

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新潟秋山「負けない」同世代刺激に五輪代表入り闘志

練習前のアップをするMF秋山裕紀(左)(撮影・山岸章利)

J2アルビレックス新潟は13日、第41節アウェー大宮戦(16日)に向けた練習を聖籠町で行った。

東京五輪世代のMF秋山裕紀(18)は、17日に行われるキリンチャレンジ杯U-22コロンビア戦に向けて招集された同世代の日本代表メンバーから刺激を受けている。「もちろん、自分もそこ(代表)を狙っている」。新潟で活躍する姿を見せ、東京五輪代表メンバー入りを狙う。

   ◇   ◇   ◇

「常に前向きな気持ちでプレーできている」。現在、3試合連続スタメン出場中の秋山の表情は明るい。

前節岐阜戦では、J初ゴールまであとわずかに迫った。1-0の前半26分、岐阜陣内で秋山がボールを奪うとレオナルド、戸嶋とつなぎ、ボールはDFラインの裏へと抜け出した秋山へ渡った。スタジアム全体が初ゴールへの期待に包まれる中、放ったシュートはGKビクトルに阻まれた。

「焦ってしまった。もっと周囲を見てプレーしなきゃいけない」。後で確認した映像で、自分がフリーでボールを受けていたことを知り、広い視野でのプレーを課題にあげた。

意識しているのは、日本代表でプレーする同世代の選手たちだ。特に、10月15日のU-22ブラジル戦(3○2)で2得点を挙げたMF田中碧(21=川崎F)、1得点のMF中山雄太(22=オランダ・ズウォレ)は秋山と同じボランチを主戦場とする。世界にインパクトを与えたライバルにも「当然、負けたくない」と闘志を燃やす。

コロンビア戦に向けてはFW小川航基(22=水戸)らJ2で活躍する選手も招集されており、今後の活躍次第では代表入りのチャンスは十分にある。秋山は「良いプレーだけでなく、ゴールやアシストがほしい」と結果を貪欲に求める。

次節は、激烈なJ1自動昇格争いを繰り広げる3位大宮が相手。すでにチケットは完売で、スタジアムは満員が予想される。大観衆の中で、秋山が輝きを放ち、代表入りへ猛アピールする。

リラックスした表情でアップするMF秋山裕紀(左)(撮影・山岸章利)

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新潟GK野沢「失敗を恐れずに」小学生に体験伝える

小学生に自身の体験を話しながら授業をするGK野沢(正面)

J2アルビレックス新潟のベテランGK野沢洋輔(40)が”先生”になった。12日、「のざせん」と題した授業を新潟市の結小で行い、6年生122人に夢と仕事をテーマに約1時間、自身の体験を伝えた。

”野沢先生”が児童の心を引きつけた。冒頭こそ、アントニオ猪木のモノマネで「結小学校のみんな、元気ですか!」とあいさつしてすべったが、その後は視線を集めた。

入念な準備をしていた。この日のために、自身で資料を作成。サッカー人生のポイントになった年を「タイミング=時期」、そのときの出来事を「きっかけ=チャンス」、そこで起こした行動を「可能性=夢」と記したプリントを配って進めた。小5でFWからやりたくなかったGKに転向させられたことを明かし「あそこでキーパーをやっていなかったら、今の自分はなかったかもしれない。嫌だと思ったことも、『チャンス』と捉えることで、可能性が広がる」と説いた。阿部太子崇(としたか)君(6年)は「生活の中にチャンスが転がっていることが分かった」と話した。

小学生のころは先生になるのが夢。「みなさんのおかけで1つ夢がかないました」と感謝した。「今の子は情報も多いし、何でもできる環境がある。失敗を恐れずチャレンジしてほしい」とメッセージを送った。

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日本代表

日本南野弾など2発で完封勝利/W杯2次予選詳細

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

日本代表(FIFAランキング28位)が、アウェーでキルギス代表(同94位)を2-0で下した。前半41分に南野がPKを決めて先制すると、後半8分には原口がFKで追加点を挙げた。権田のビッグセーブもあり相手に得点を許さず、W杯アジア2次予選で4戦連続無失点を達成した。

日本1-0
1-0
キルギス

▼森保監督のコメント 完全アウェーで非常に難しい戦いだったが、選手たちは粘り強くタフに戦い続けたことで良かったと思う。(2得点は)ピンチもいっぱいありましたが、選手たちが粘り強く戦って、攻撃のチャンスをものにするということを実践してくれたのがよかった。まだまだゲームコントロールをして戦っていかないといけない。(今後へ)目の前の一戦を全力で戦っていきたい。少しずつ勝っていきたい

▼南野拓実のコメント あそこのスペースにボールが来そうな感じがあった。PKできて良かった。(蹴る前の心境は)決めてやろうという気持ちでした。(今後へ)最低限の結果は出せたと思うし、アウェーで難しかった戦いでしたが、勝てて良かったです

▼原口元気のコメント 昨日も練習していて、チームでもよく練習していてやっと形になりました。(前回のキルギス戦でもシュート決めた)前回は納得いくものではなかったが、狙い通りにいって良かった。

100試合記念ユニホームを手に笑顔を見せる吉田(撮影・横山健太)

吉田(中央)の代表通算100試合出場を記念して笑顔で写真に納まる日本代表の選手たち(撮影・横山健太)

▼得点者

前半41分【日】南野

後半 8分【日】原口

◆試合経過

■■■■試合終了■■■■

【後半48分 日本2-0キルギス】

試合終了。日本は後半に原口の追加点で2得点目を奪って逃げ切る

【後半45分 日本2-0キルギス】

ロスタイムは3分

【後半43分 日本2-0キルギス】

キルギス 敵陣中央付近でFKを獲得。クロスにペナルティエリア右からが頭でゴール前に折り返す。しかし、DFにクリアされてシュートまで放てず

【後半41分 日本2-0キルギス】

日本 永井に代わって、鈴木が投入される

【後半38分 日本2-0キルギス】

キルギス サギンバエフがOUT、アフメドフがIN

【後半32分 日本2-0キルギス】

日本 伊東と遠藤に代わって、中島と山口が投入される

【後半25分 日本2-0キルギス】

キルギス ムサベコフOUT、アブドゥラフマノフがIN

【後半23分 日本2-0キルギス】

日本 右サイドから攻め込まれる、ペナルティーエリア内からシュート。権田がファインセーブし、酒井がクリアした

【後半19分 日本2-0キルギス】

キルギス 右サイドから切り込んで、パスをつないでペナルティーエリア内からゴールを狙われるも吉田麻也にセーブされる

【後半13分 日本2-0キルギス】

キルギス 背番号10がペナルティエリア手前の中央から鋭いシュートを放つ。GK権田が正面でキャッチ

【後半12分 日本2-0キルギス】

日本 コーナーキックから酒井の精度の高いクロスにゴールエリア内で永井が狙いに行くも阻まれる

原口のシュートで追加点!

【後半8分 日本2-0キルギス】

日本 遠藤が倒されてペナルティーエリア中央手前でFKを獲得。南野と原口が並んでいたが、原口がゴール左下にシュート!

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決めた原口(撮影・横山健太)

日本対キルギス 後半、フリーキックからゴールを決め仲間の祝福に笑顔を見せる原口(中央)(撮影・横山健太)

【後半2分 日本1-0キルギス】

日本 パスを奪い取りカウンターを狙った遠藤がスルーパス。受け取った永井がクロスを上げようとするも敵陣DFがヘディングでクリア

【後半1分 日本1-0キルギス】

日本ボールで後半開始

■■■ハーフタイム■■■

【前半46分 日本1-0キルギス】

前半終了。南野がPKが決めて先制

【前半45分 日本1-0キルギス】

ロスタイムは1分

【前半44分 日本1-0キルギス】

キルギス 倒されてFKを獲得。背番号9が長いクロスにGK権田が直接キャッチしてしのぐ

南野が先制弾!

【前半41分 日本1-0キルギス】

日本 伊東からの縦パスに抜け出した南野がGKに倒されてPK獲得。キッカーは南野が務めて、ゴール右に冷静に決めて先制点を奪った

前半41分、PKを務めた南野(撮影・横山健太)

前半41分、先制ゴールを決めた南野(撮影・横山健太)

前半41分、南野のシュートを祝福する日本代表イレブン(撮影・横山健太)

【前半36分 日本0-0キルギス】

キルギス 左サイド付近で倒されてFK獲得。21番がシュートを狙うも得点ならず

日本対キルギス 前半、ピッチ脇から指示を送る森保監督(撮影・横山健太)

【前半34分 日本0-0キルギス】

日本 右サイド深い位置からクロスが上がる。これに永井が合わせるも、飛び込んだ原口とやや重なってしまい得点ならず

【前半32分 日本0-0キルギス】

キルギス 左サイドからのクロスに攻め込んだがGK権田がブロック。こぼれ球に日本DF陣がクリア。先制点を与えなかった

【前半30分 日本0-0キルギス】

日本 右サイドからのクロスに南野が反応。シュートを狙おうとするもGKに阻まれる

【前半23分 日本0-0キルギス】

キルギス センターラインから攻め込み、長友がブロックしてコーナーキック獲得。ペナルティーエリア付近で蹴り出されたボールをクリアし、シュートを狙われれたが、ゴール上を大きく外れる

日本対キルギス 前半、競り合う長友(右)(撮影・横山健太)

【前半19分 日本0-0キルギス】

日本 ペナルティーエリアから南野がシュート狙うもGKに阻まれる

日本対キルギス 前半、ドリブルで攻め上がる南野(手前)(撮影・横山健太)

【前半16分 日本0-0キルギス】

キルギス 左サイドから抜け出した味方が頭で合わせるも、権田がファインセーブ。ヒヤッとする場面だったがオフサイドの判定も下る

【前半16分 日本0-0キルギス】

日本 原口がドリブル突破。左サイドで永井にパスをしてゴールエリア手前で押し込もうとするも敵陣に防がれる

日本対キルギス 前半、競り合う永井(右)(撮影・横山健太)

【前半13分 日本0-0キルギス】

日本 右サイドからのクロスに南野が頭で合わせるもゴール左に外れる

【前半9分 日本0-0キルギス】

キルギス アリクロフがゴールエリア手前からゴールを狙われるもシュートミスに助けられる

【前半6分 日本0-0キルギス】

キルギス ムサベコフの左足シュートは枠外

【前半3分 日本0-0キルギス】

日本 伊東の右足シュートは枠外

【前半1分 日本0-0キルギス】

キルギスのボールでキックオフ

日本対キルギス 新ユニホームで集合写真撮影を行う日本代表の先発メンバー(撮影・横山健太)

<日本スタメン>

【GK】

権田修一(ポルティモネンセ)

【DF】

長友佑都(ガラタサライ)

吉田麻也(サウサンプトン)

植田直通(セルクル・ブリュージュ)

酒井宏樹(マルセイユ)

【MF】

遠藤航(シュツットガルト)

柴崎岳(デポルティボ)

南野拓実(ザルツブルク)

原口元気(ハノーバー)

伊東純也(ゲンク)

【FW】

永井謙佑(FC東京)

<日本ベンチ>

【GK】

川島永嗣(ストラスブール)

シュミット・ダニエル(シントトロイデン)

【DF】

佐々木翔(広島)

室屋成(東京)

安西幸輝(ポルティモネンセ)

畠中槙之輔(横浜F・マリノス)

【MF】

山口蛍(神戸)

橋本拳人(FC東京)

中島翔哉(ポルト)

浅野拓磨(パルチザン)

鎌田大地(フランクフルト)

【FW】

鈴木武蔵(札幌)

◆W杯アジア2次予選 19年9月から20年6月まで開催。A~Hの各組1位チームと、各組2位のうち上位4チームの合計12チームが最終予選に進出。カタールが1位また2位上位4チームに入った場合はその分が繰り上がりとなる。日本はモンゴル、タジキスタン、キルギス、ミャンマーと共にF組。C組のカンボジアは本田圭佑が実質的な監督。G組のタイは西野朗監督、D組のシンガポールは吉田達磨監督が指揮している。

<F組>

順位チーム勝点
(1)日 本4400110+1112
(2)キルギス420294+56
(3)タジキスタン420257-26
(4)モンゴル410329-73
(5)ミャンマー4103413-93

※14日時点の成績

19・ 9・ 5 モンゴル1-0ミャンマー

19・ 9・ 5 タジキスタン1-0キルギス

19・ 9・10 モンゴル0-1タジキスタン

19・ 9・10 ミャンマー0-2日 本

19・10・10 日 本6-0モンゴル

19・10・10 キルギス7-0ミャンマー

19・10・15 モンゴル1-2キルギス

19・10・15 タジキスタン0-3日 本

19・11・14 キルギス0-2日 本

19・11・14 ミャンマー4-3タジキスタン

19・11・19 キルギス-タジキスタン

19・11・19 ミャンマー-モンゴル

20・ 3・26 日 本-ミャンマー

20・ 3・26 タジキスタン-モンゴル

20・ 3・31 ミャンマー-キルギス

20・ 3・31 モンゴル-日 本

20・ 6・ 4 日 本-タジキスタン

20・ 6・ 4 キルギス-モンゴル

20・ 6・ 9 日 本-キルギス

20・ 6・ 9 タジキスタン-ミャンマー

13日、握手を交わす森保監督(右)とキルギス代表のクレスティニン監督

近くのマンションの屋上から見たドレン・オムルザコフ・スタジアム(2019年11月10日)

日本対キルギス 前半、国際Aマッチ通算100試合出場の吉田(撮影・横山健太)

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権田修一5戦連続無失点「みんなで成し遂げた完封」

キルギスに勝利し笑顔で抱き合うGK権田(右)と南野(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

日本代表ディフェンス陣が無失点で切り抜けた。国際Aマッチ通算100試合となったDF吉田麻也主将(31=サウサンプトン)が冷静に最終ラインを統率すれば、GK権田修一(30=ポルティモネンセ)は好セーブを連発し、歴代2位タイ(1位は楢崎正剛の7試合)となる5戦連続無失点を記録。チームはW杯予選開幕から4試合連続の完封勝ちとなった。

   ◇   ◇   ◇

何度ピンチを迎えても、日本のゴールネットが揺れることはなかった。前半はホームの大歓声を受けて攻め込む相手に押され気味。同32分には自陣右サイドから崩され、ペナルティーエリア内でシュートを打たれたがGK権田が鋭い反応ではじき、DF吉田が倒れ込みながらクリア。後半23分にはゴール前でパスを受けたFWムルザエフに反転しながらシュートを放たれたが、これも権田がしっかりと反応した。

好セーブ連発の権田は、9月5日のパラグアイ戦から歴代2位タイの5試合連続無失点。日本代表GKでは93年松永成立、11年川島永嗣の記録に並んだ。常に冷静にゴールマウスに立ちふさがった守護神は、前半32分のピンチについて「(吉田)麻也君が寄せてコースを限定してくれたから正面にきた」と感謝し「みんなで成し遂げた完封です」と胸を張った。

日本史上8人目の100試合出場を達成した吉田は「今日はやられそうなシーンがたくさんあった。もっとやれたという思いの方が強い」と反省も口にした。センターバックとしてはDF井原正巳、中沢佑二に次ぐ3人目の大台到達。試合後のゴール裏では森保監督から背番号100のユニホームも贈られ、記念撮影のフラッシュを浴びた。

森保体制になって若返りつつあるチームの中で、30代のベテラン2人の存在が堅守に結びついている。4試合連続完封も、今はまだアジアのW杯2次予選。W杯予選出場数も通算33試合の歴代3位とし、井原の32試合を抜いてDF最多となった吉田は「まだ予選も続きますし、この先ひとつひとつ勝っていくことでW杯は近づいてくる」と気持ちを引き締めた。さらに厳しい戦いとなる最終予選、そしてW杯本戦へ、油断することなく突き進む。

日本対キルギス 前半、シュートを阻む日本守備陣。左2人目から吉田、遠藤、GK権田、植田東(撮影・横山健太)

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南野がカズ超えゴール「キング」が認めた潜在能力

前半41分、先制ゴールを決めた南野(撮影・横山健太)

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

サッカー日本代表(FIFAランキング28位)が敵地でキルギス(同94位)を2-0で下し、開幕4連勝とした。MF南野拓実(24=ザルツブルク)が前半41分、自ら倒されて得たPKを決めて先制。歴代2位タイ史上4人目の国際Aマッチ5戦連続ゴールと、初のW杯予選開幕4戦連発を達成した。ともに93年のカズ(三浦知良、52=横浜FC)の記録を塗り替え、予選前半戦を無傷の首位で折り返した。

    ◇   ◇   ◇

前半40分に訪れた、待ちに待った決定的瞬間。真っ先に裏から走り込んできたのは、やはり南野だった。ペナルティーエリア内へ流れてきたMF遠藤の縦パスに反応。「あそこのスペースにボールが来そうな感じがあった」。DFよりひと足早く左足でタッチするとたまらず飛び込んできた相手GKの手が足に触れた。

自ら得たPK。地鳴りのように響く敵地でのブーイングの中、迷わずボールを手にして相手GKと向き合い、ほほ笑んだ。経験が生む、勝負どころでの落ち着きと余裕。相手GKが飛んだのとは逆のゴール右上に沈めた。「展開的に重要なゴールになると思ったし、決められてよかった」。歴代2位タイの5試合連続、W杯予選では史上初の開幕4戦連続得点を決め、偉大なるカズの記録を超えた。

「キング」から認められた潜在能力が、欧州生活5年目にして開花の一途をたどる。C大阪下部組織から昇格したプロ1年目の13年2月、宮崎合宿の練習試合でカズと対戦。偉大なる先輩に「飛び抜けた才能がありました」と回想させるほどの印象を残した。

天賦の才能に満足せず、オーストリアで戦いを続けてきた。武器のドリブルに加え、勝負どころをかぎ分ける嗅覚と決めきる決定力に磨きを掛けた。「ボックス内でのポジション取りとか、そこでのこだわりは欧州に行って成長している部分」と自認する位置取りで奪ったPKで得た、記念すべきゴール。「ああいう部分は狙ってた部分でもあるし、ゴール前でのしたたかさは世界と対戦した時に日本がいつも感じるところ。そういう部分を出せて良かった」と、うなずいた。

年内最後のW杯予選を4連続完封勝利で締め、F組の首位固めに入った。南野は日本でのベネズエラ戦には向かわず、再び主戦場の欧州に戻る。「誰がゴールしても勝つことが優先すべきこと。得点が勝利より先に来ることはない」のスタンスを貫きつつ「ゴールパターンを増やすとかゴール前でどうゴールに持っていくかとか、選手としてのレベルアップをしていければ。また来年に向けてチームでやっていきたい」と誓った。20年も森保ジャパンの真ん中には、南野「帝王」が君臨する。【浜本卓也】

▼連続試合ゴール 南野が9月10日のW杯2次予選初戦ミャンマー戦から4試合連続ゴール。W杯予選の開幕から4試合連続ゴールは日本代表史上初めてで、93年のFWカズ(三浦知良)の3試合連続を更新。また、南野は9月5日の親善試合パラグアイ戦でもゴールを決めており、国際Aマッチ5試合連続ゴール。こちらは史上4人目で歴代2位タイ。過去3人の連続ゴール期間中にチームが5連勝はなく、今回の南野のように「5戦連発&5連勝」は初めて。

日本対キルギス 前半、ドリブルで攻め上がる南野(手前)(撮影・横山健太)

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海外サッカー

久保建英20億円、欧州期限付き移籍選手の市場価値

マジョルカ久保建英

スイスのサッカー関連調査機関CIESフットボール・オブザーバトリーが作成した、欧州5大リーグのクラブに所属する市場価値の高い期限付き移籍の選手ランキングを発表し、Rマドリードからマジョルカへ期限付き移籍している日本代表MF久保建英(18)は33位にランクインしていると、スペイン紙アスが14日に報じている。

同調査機関によると、スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスの5大リーグで期限付き移籍金が最も高い選手は、バルセロナからBミュンヘンに貸し出されているブラジル代表MFコウチーニョで9650万ユーロ(約116億円)となっている。2位はRマドリードからアーセナルに期限付き移籍されているセバージョスで6570万ユーロ(約78億8000万円)と、スペインの2大巨頭の選手となった。

Rマドリードの期限付き移籍選手は上位50人の中に久保建英を含め7選手入っており、5大リーグ全体では10選手が所属している。その市場価値の合計は2億6170万ユーロ(約314億円)と非常に莫大(ばくだい)な金額になっている。同クラブでセバージョスに続く高額はエデゴール(Rソシエダード)で5730万ユーロ(約68億8000万円)。全体のランキングでは3位となっている。そしてアクラフ(ドルトムント)が3900万ユーロ(約46億8000万円)で9位、マジョラル(レバンテ)が2260万ユーロ(約27億1000万円)で23位、オスカル・ロドリゲス(レガネス)が2120万ユーロ(約25億4000万円)で26位、レギロン(セビージャ)が1890万ユーロ(約22億7000万円)で31位、そして久保(マジョルカ)が1700万ユーロ(約20億4000万円)で33位となっている。

その他、トップ50圏外では、バジェホ(ウルヴァーハンプトン)が850万ユーロ(約10億2000万円)、ルニン(バリャドリード)が550万ユーロ(約6億6000万円)、デ・フルートス(バリャドリード)とハビ・サンチェス(バリャドリード)が300万ユーロ(約3億6000万円)となっている。(高橋智行通信員)

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バルサ、ラキティッチ後釜にナポリMFに興味

ラキティッチ

バルセロナは、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(31)の後釜を探し始めたと、スペイン紙アスが14日に報じている。

今季、MFデヨングがアヤックスから入団した影響などを受け、出場時間が大幅に減少し、退団の可能性が出ているラキティッチの代わりとして、バルセロナはすでに何人かの選手をピックアップしているという。

その中でお気に入りの1人はナポリでプレーする23歳のスペイン代表MFファビアンであり、数年前からその動向を追っているとのこと。移籍情報サイト、トランスファーマーケットによると、市場価値は6000万ユーロ(約72億円)になっている。

さらに、ユベントスに所属する22歳のウルグアイ代表MFベンタンクール、Aマドリードの中盤の要である24歳のスペイン代表MFサウールにも興味を示していると伝えた。

ベンタンクールの市場価値が3500万ユーロ(約42億円)である一方、サウルはは同9000万ユーロ(約108億円)と非常に高額なため、Aマドリードが放出を望まない限り、獲得は不可能と見られている。(高橋智行通信員)

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ガラタサライ、資金調達で長友を極東アジア放出意向

ガラタサライ長友佑都

トルコ1部ガラタサライは、冬の移籍市場で選手を獲得するために、資金調達として日本代表DF長友佑都(33)を、高額な移籍金が得られる可能性の高い極東アジア方面への放出したい意向だと、14日付のトルコ・ファナティック電子版が報じている。

今シーズン開始前に長友へ対してタイのクラブから移籍金500万ユーロ(約6億円)というサプライズなオファーが来ていたことから、クラブは長友を極東アジア方面への放出を検討しているという。少なくとも移籍金は250万ユーロ(約3億円)での売却を期待しているようだ。

テリム監督の報告書などによると、今季で契約が終了する長友の代理人を務めるロベルト佃氏と連絡を取り、11月中に移籍について会談が行われる予定だという。そこで長友に対し、次のチームを見つけるよう切り出すと報じられていた。(オルムシュ由香通信員)

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