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俊輔とカズ出番なし 横浜FCドローも15戦無敗

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俊輔とカズ出番なし 横浜FCドローも15戦無敗

町田対横浜FC 町田に引き分けた横浜FC(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J2:町田0-0横浜FC>◇第33節◇22日◇町田市陸上競技場

横浜FCは町田ゼルビアと0-0の引き分けに終わった。MF中村俊輔はベンチ入りしたが出番はなく、FWカズ(三浦知良、52)はベンチ外だった。

横浜FCは前半からMF松尾佑介(22)とMF中山克広(23)のスピードのある両サイドを軸に主導権を握った。前半3分、中山がフリーで放ったヘディングシュートはGK正面。同14分のFWイバのシュートもポストに嫌われた。後半も途中出場のFW皆川佑介(27)、FW斉藤光毅(18)が厚みのある攻撃で好機を迎えたが決めきれなかった。クラブタイ記録の15戦不敗としたが、下位相手に悔しい勝ち点1となった。下平隆宏監督は「立ち上がりにチャンスがありながら決めきれなかった。システムを変えたりしながら努力したが1点が遠かった」と試合を総括した。その上で、勝ち点1を積み上げたことを挙げ「悲観することなく、ポジティブにとらえていく」と話した。

町田対横浜FC 後半、シュートを外し悔しがる横浜FC・FW斉藤(撮影・たえ見朱実)
町田対横浜FC 後半、選手に指示を出す下平隆宏監督(撮影・たえ見朱実)

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福岡が執念ドロー、豪雨被災地の復興へ勇気与える

後半41分、同点PKを決める福岡MF松田力(撮影・菊川光一)

<明治安田生命J2:福岡1-1岡山>◇第33節◇21日◇博多陸

アビスパ福岡は17年夏の九州北部豪雨被災地の復興支援の願いをモチベーションに、執念の引き分けに持ち込んだ。

福岡の選手会が中心となり、昨年から被害が甚大だった福岡・朝倉市や東峰村への支援を目的に活動してきた。2年目の今季は、開幕から苦戦を強いられ、J2残留も危ぶまれる下位での争いに巻き込まれている。

だがこの日、J1昇格を狙う好調のファジアーノ岡山を相手に燃え、復興支援の願いも胸に意地を見せた。0-1で迎えた土壇場の後半41分。サイドチェンジから相手を揺さぶった猛攻からチャンスが生まれ、ついにMF松田力(28)が自分で奪ったPKを右足で決めて追いついた。松田が「千葉移籍後のホーム岡山戦でPKを外して以来」と苦笑いした15年J2ジェフ千葉時代以来4年ぶりのPK。蹴る瞬間、さすがに「久々で緊張した」という。だが「練習していたんで自信はあった。目標は2ケタ得点なので、しっかり決められて良かった」。今季7得点目となる値千金の同点ゴールだった。

決めた瞬間、思わず左手ガッツポーズが飛び出した。気合十分だった松田にとって、被災地への思いも力になっているという。「この順位で(被災地に)何ができるかというと、必死に戦い頑張る姿を見せるしかない。勇気づけるため、今日みたいな試合で諦めない姿を見せていきたい」。この日も目の前の試合に必死だった。

福岡の被災地がらみの直近の活動では、8月31日のホーム愛媛FC戦に朝倉のサッカーチームの子供や保護者ら約65人を招待したばかり。福岡は今季、「感動と勝ちにこだわる」をチームスローガンに戦っており、下位に沈む現状でも最後まで諦めず勇気や元気を与え続ける姿勢があった。

今後は、11月に福岡選手会などによる朝倉地区でのサッカー教室開催が予定されている。選手会長を務めるDF実藤友紀(30)は「順位に左右されるのではなく、みんなが地域貢献活動を行っていきたい思いがある。こういう順位でもやることは変わりない。もっと地域に根づいたチームになっていかないといけない」と話した。

残り9試合。まだ最後まで予断を許さない成績ではあるが、福岡県の復興のシンボルとなって最後まで死力を尽くす。

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琉球-山形戦は台風で中止 23日に代替開催

Jリーグは21日、台風17号の影響で、沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで同日午後7時から行われる予定だったJ2第33節の琉球-山形が中止になったと発表した。

同会場で23日午後7時から代替開催する。(共同)

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新潟シルビーニョ「結果残す」甲府戦で攻守貢献誓う

ヘディングシュートするMFシルビーニョ

J2アルビレックス新潟は、アウェーのヴァンフォーレ甲府戦(中銀スタジアム)を翌日に控えた20日、聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで調整した。クロスからのシュート練習でトレーニングで締めて、敵地に乗り込んだ。

14日のホーム東京ヴェルディ戦でJ初ゴールをヘッドで決めたMFシルビーニョ(29)は全身を弾ませて練習に取り組んでいた。前節まで4試合連続で先発出場しているMFは強烈なヘディングシュートを2本たたき込むなど好調をアピールした。

   ◇   ◇   ◇

表情も、口調も弾んでいた。シルビーニョは「また、ヘディングで決められればいいと思う」と今日21日の甲府戦でヘッドでの2試合連続ゴールを“明言”した。豪快なミドルが持ち味だが、ヘディングも得意なプレー。全治6カ月の左ひざ故障に見舞われた17歳の時に、リハビリとして取り組んできたのがヘディングだった。上体ごと頭を振り抜くヘディングは、リーグ終盤の新潟にとって大きな武器になる。

Jリーグ初ゴールまでは長かった。第3節柏レイソル戦(3月9日)の途中出場でJデビューを果たしてから17試合目。通算956分でゴールは決まった。第17節FC岐阜戦(6月8日)から10試合連続で試合メンバー漏れしていたが、ブレずにゴールを目指してきた結果だ。「自分のために決めたい。サッカー人生の中で、これだけ長い期間、ゴールを決められなかったことはない」と熱望していたゴールは、長女ミレイラちゃん(8)が涙ぐみながら喜んだ記念弾でもあった。

「チームに貢献したい」とチームの勝利を最優先するシルビーニョには守備意識も芽生えた。7日のホームジェフ千葉戦後だった。吉永一明監督(51)に呼び出され、守備の緩さを指摘された。「試合の映像を見せられて『ここはマークしてないぞ』と言われた」。そんな指示を受けて、東京V戦は前線から守備に走った。「ディフェンスはチームに貢献するためのひとつ」と言う。「日本で長い間プレー出来るように結果を残したい」。そのためにも甲府戦は負けられない。【涌井幹雄】

強烈なヘディングシュートを放つMFシルビーニョ

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新潟GK大谷「尻に火ついてる」甲府戦無失点へ決意

非公開練習を終えてクラブハウスから出てきたGK大谷

J2アルビレックス新潟は19日、クラブハウス隣接ピッチで非公開練習した。21日にアウェーで対戦するヴァンフォーレ甲府を想定して、攻守を確認した模様だ。

新潟は、前節を終えて勝ち点42の13位。残り10試合になって、プレーオフ圏内の6位大宮アルディージャとは勝ち点12差だ。GK大谷幸輝(30)は次節甲府戦でゴールを割らせない覚悟を見せていた。

静かな口調で切り出した大谷は、甲府戦への強い決意を淡々と話した。「現時点で、もう尻に火がついている。勝つしかないと思っている」。すでに甲府の攻撃の傾向もイメージしていた。「相手はカウンターを狙ってくる。ルーズな前線のパスでも(ゴールを)狙えるFW(ピーター・ウタカ)の選手がいる」。味方がボールを動かし、攻撃の態勢に入っていても、大谷は常に反撃に備えて頭をフル回転させるつもりだ。

前節ホーム東京V戦は1-1のドロー。与えた失点はPKだけで、大谷はファインセーブを連発した。1対1になったDFクレビーニョ(21)の至近距離のシュートを阻止し、FKからのDF近藤直也(35)のヘッドも左に体を投げ出して阻んだ。ここ3試合は1勝2分けだが、3試合とも1失点。「無失点は毎試合、思っている。失点を減らして勝ちたい」と大谷は、甲府戦の0封ゲームを思い描いていた。 【涌井幹雄】

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