中山記念(G2、芝1800メートル、24日)に出走するディアドラ(牝5、橋田)は軽く坂路をのぼった。
昨年12月の香港カップ2着以来の実戦になるが「先週にCウッドで楽に速い時計が出た。体調はすごくいい」と橋田師。
昨年はドバイターフでも3着に好走。今年も中山記念後はドバイターフ(G1、芝1800メートル、3月30日=メイダン)へ向かう。鞍上はモレイラ騎手に決まった。
日曜阪神メインの阪急杯(G3、芝1400メートル、24日、1着馬に高松宮記念優先出走権)に出走するロードクエスト(牡6、小島)には西の水が合う。
先週土曜に栗東入り。土明助手は「こっちでは逍遥馬道で自然と負荷がかけられる。調教と競馬だと全然違う馬で、騎手に追い切りで感触を確かめてもらえるのも大きい」と指摘する。同じく滞在競馬だった昨年スワンS以来の勝利、重賞4勝目を狙う。
豪華メンバーの中山記念(G2、芝1800メートル、24日)でラッキーライラック(牝4、松永幹)が久々の花を咲かせるか。
ぶっつけの前走秋華賞は初めて馬券圏内を外す9着。松永幹師は「レースに合わせて(の調整)だったから。走っていないのに息が入らなかった」と説明する。この中間は特に目標のレースを設けず、仕上げに専念。「全然中身が違います。ゲート練習もしっかりできている。いい結果を出してほしい」と話した。
昨年の年度代表馬アーモンドアイ(牝4、国枝)は今週22日に美浦トレセンに帰厩する。3月30日のドバイターフ(G1、芝1800メートル=メイダン)に向け、調整に入る。
国枝師は「体は少し増えた感じ。ひと回り大きくなったかな。今後調教を積んでいけば締まるとは思うが、それでも成長して大きくなっていると思う。いい感じだし順調だよ」と、先週ノーザンファーム天栄で確認した様子を語った。
日曜阪神メインの阪急杯(G3、芝1400メートル、24日、1着馬に高松宮記念優先出走権)に出走するタイムトリップ(牡5、菊川)は、好状態をキープしている。
前走で約2年ぶりに勝利してオープン入り。勝利した距離は1400メートル。菊川師は「前走後に1400メートルにこだわりたいと思って、このレースを目標にした」と言う。昨年の阪急杯では9着だったが、8カ月の休み明けで臨んだ時とは、状態が違う。「昨年と比べると状態は文句なくいい。ここでどれくらいやれるか」と好走を期待していた。