日刊スポーツ

仙台育英の目標は4冠「1つ目の日本一を」田中主将

仙台育英の目標は4冠「1つ目の日本一を」田中主将

ファンからサインを求められる仙台育英・田中主将

仙台育英(東北・宮城)の田中祥都主将(2年)が厳かな雰囲気に気を引き締めた。

「明治神宮参拝は初めて。大会の重みを感じましたし、どういう意味があるのかも分かった」。チーム最大目標を神宮大会、センバツ、選手権、国体の4冠達成に定めているだけに「勝って反省してセンバツにつなげないといけないし、1つ目の日本一をとりたい」と意気込んだ。16日の初戦2回戦では天理(近畿・奈良)と対戦する。

明治神宮を参拝した東北福祉大・岩崎主将(中央)。左から2人目は大塚監督、右端は仙台育英・田中主将(撮影・鎌田直秀)

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星稜監督「真剣勝負で」明徳義塾と27年ぶり公式戦

明治神宮参拝後、取材を受ける明徳義塾・馬淵監督(後方右)と星稜・林監督(左手前)(撮影・大野祥一)

明治神宮野球大会は15日に神宮球場で開幕し、初日の高校の部1回戦で、明徳義塾(高知)と星稜(石川)が27年ぶりに公式戦で対戦する。92年夏の甲子園で星稜・松井秀喜を明徳義塾が5打席敬遠した末に勝って以来の顔合わせとなる。

開幕前日は出場する大学、高校の監督、主将らで明治神宮を参拝し、明徳義塾の馬淵史郎監督(63)は「あまり打つなよ。点を取るなよ」と軽いジャブを見舞い、星稜の林和成監督(44)は「うちにそんな力はありません」と返した。馬淵監督は今夏まで遊撃手だった相手の内山壮真捕手(2年)を「肩も強いし馬力がある」と警戒。四国大会4試合を1人で投げ、無四死球だったエース左腕新地智也(2年)を中心に「ベストメンバーで行く。点の取り合いになったら勝てない」と守り勝つつもりだ。

92年当時2年生で遊撃手だった林監督は「(5敬遠と)徹底したのは、結構な覚悟があってのこと」と振り返り「こういった機会はない。真剣勝負で」と楽しみにしていた。

互いに健闘を誓い合う明徳義塾・鈴木主将(左)と星稜・内山主将(撮影・大野祥一)

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埼玉の高校野球部指導者が中学生に熱弁「感謝を」

「彩の国フェスティバル」で中学生たちに講義を行う花咲徳栄・岩井監督。左は春日部共栄・植竹部長(撮影・金子真仁)

「彩の国フェスティバル」が14日、さいたま市の大宮公園球場で開催された。優勝した花咲徳栄をはじめ、今夏埼玉大会で8強入りした高校の3年生選手30人が、県内全域から集まった中学生200人と技術指導などで交流した。毎年「埼玉県民の日」に行われ、今回で24回目を迎える。

高校野球部指導者による講義も行われた。春日部共栄・植竹幸一野球部長(50)と花咲徳栄・岩井隆監督(49)は、学校がある県東部地区の中学生50人に約45分間、思いを話した。

春日部共栄・植竹部長は「感謝の気持ちを忘れないでほしい」と力を込めた。「SNSやLINEでの『ありがとう』が多い。でも、口で伝えた方が誰だってうれしい。ティー打撃を手伝ってくれた顧問の先生には御礼を言うのに、ご両親が何かをやってくれても何も言わない。それは違う。誰に対しても感謝を」と話した。

「いろいろな球技がありますけれど、野球だけは違う球技だと思っています」と話したのは、花咲徳栄・岩井監督。そのココロは、野球以外はボールが得点になる。人で得点になるのは野球だけ-。「チームで決めた約束を破って自分勝手なことをすると、塁を4つ回れなくて、得点にならないんです。人間性が問われる競技です。君たちの先生方も口うるさく言うときもあるかもしれないけれど、そういう人間性の部分がしっかりできないと1点が入らないんです。誠実に素直に、全力で支え合ってほしい」と中学生たちにメッセージを送っていた。

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埼玉8強高校球児30人「努力続けて」中学生と交流

中学生たちに囲まれながら最速144キロをマークした春日部共栄・村田(撮影・金子真仁)

「彩の国フェスティバル」が14日、さいたま市の大宮公園球場で開催された。優勝した花咲徳栄をはじめ、今夏埼玉大会で8強入りした高校の3年生選手30人が、県内全域から集まった中学生200人と技術指導などで交流した。毎年「埼玉県民の日」に行われ、今回で24回目を迎える。

今春センバツ出場の春日部共栄の右腕・村田賢一投手(3年)は、今夏甲子園で死球辞退後の本塁打が“フェアプレー弾”として話題になった花咲徳栄・菅原謙伸捕手(3年)らとともに、ブルペンでバッテリー指導。村田は「まだまだこれから誰が化けるか分からないので、努力を続けてほしいです」と中学生たちにメッセージを送った。

イベント最後には、高校生たちが実技披露。村田は最速144キロをマーク、菅原はボール回しで自慢の強肩を見せつけた。広島にドラフト4位指名された花咲徳栄・韮沢雄也内野手(3年)はフリー打撃の初球をスタンドイン。今夏1試合2本の満塁本塁打を放った大宮東・島村大樹投手(3年)は右翼場外弾を放つなど、高校トップレベルの技術に中学生たちは興奮していた。

広島ドラフト4位の花咲徳栄・韮沢(前列左から4人目)ら「彩の国フェスティバル」の参加球児たち(撮影・金子真仁)

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白樺学園・川波「チャンス作る」神宮大会初戦へ気合

実戦形式の練習で力強いスイングを見せる白樺学園の川波(撮影・永野高輔)

切り込み隊長が道勢連覇へスイッチを入れる。第50回記念明治神宮野球大会が15日、神宮で開幕する。高校の部に初出場する白樺学園は14日、横須賀市内で実戦形式など約2時間半の練習を行った。全道大会4試合で14打数8安打6打点、打率チームトップ5割7分1厘の1番打者・川波瑛平左翼手(2年)は、16日の国士舘(東京)との初戦に向け「初回の最初の打席から出塁して、チャンスをつくりたい」と意気込んだ。

イメージづくりは万全だ。川波は「先輩のサポートで、いい準備ができた」。7日に関東入りし、11日から3日間は、15年甲子園メンバーで法大の右腕、OB中野祐一郎(4年)が実戦形式の練習に登板。国士舘のエース中西健登(2年)と同じスリークオーターで投げ込んでもらい、東京都大会決勝で帝京を2安打完封した好投手と対峙(たいじ)する感覚を磨いた。中西は186センチ、中野は183センチ。川波は「先輩と背丈が近く、イメージしやすかった」と手応えを口にした。

先頭打者として、走塁のイメージは「侍フェラーリ」のソフトバンク周東から刺激を受けた。関東入り後、宿舎でプレミア12を観戦。その後、動画で何度も、スタートのタイミングを研究した。50メートル6秒1の俊足も、全道大会での盗塁はゼロ。決勝の札幌日大戦で5回に1度試みたが、アウトになっており「神宮で何とか勝負したい。チャンスがあれば周東さんのように三盗も」と足でもかき回す。

OBの兄俊也さん(22)は15年夏の甲子園に川波と同じ1番打者として出場。初戦の下関商戦(山口)は4打数無安打とチャンスをつくれず、チームも延長11回サヨナラ負けを喫した。その試合を甲子園のスタンドで観戦していた川波は「同じ全国の舞台。兄の悔しさも知っている。何とか、1勝をつかみたい」。昨年優勝の札幌大谷も、1番北本壮一朗(3年)が1、2回戦と連続して初回に出塁し流れをつくった。今秋もリードオフマンが気を吐き、寒さが増す北海道に熱い風を届ける。【永野高輔】

帽子を飛ばしながら外野から送球する白樺学園の川波(撮影・永野高輔)

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仙台育英の宮本&入江、神宮で大阪桐蔭超えけん引へ

仙台育英を支えるクリーンアップコンビの宮本(左)と入江(撮影・鎌田直秀)

<挑む!日本一からの招待:仙台育英(下)>

15日開幕の第50回記念明治神宮野球大会(神宮)高校の部では、仙台育英(東北・宮城)が5年ぶり3度目の優勝を狙う。「挑む! 日本一からの招待」の第2回は、今夏の甲子園8強入りに貢献した「3番左翼」宮本拓実外野手と「4番遊撃」入江大樹内野手(ともに2年)の中軸に注目。経験値を生かし、技術も精神も成長曲線を描き続ける思いに迫った。【取材・構成=鎌田直秀】

     ◇     ◇     ◇

日没が日増しに早くなる仙台で、得点源の2人がバットを強振する。宮本は「甲子園では2番でしたけれど、今はチームの中心になっていかないといけない自覚はあります。甘い球を簡単には(ストライクゾーンに)通してくれない。1球を仕留めることが重要」。打席での最初のスイングで安打を放つにはどうしたら良いのか。「どんな時にも初球を大事にしています」。練習から1球目に集中する姿勢を徹底している。

今夏の甲子園では17打数6安打5打点。だが、準々決勝では星稜(石川)に1-17の大敗を喫した。秀光中教校(宮城)時代にU15日本代表で出場したアジア選手権で満塁弾を放ったこともあるが、「自分より上がいることを痛感した」と危機感を抱いたのも事実だ。

来春のセンバツ出場を大きく引き寄せた東北大会準決勝の盛岡大付(岩手)戦。変化球2つで2ボール後、「最初にストライクゾーンに来たストレートを、しっかり打てたことは成長の1つ」と中越え適時打。各地区を制した好投手にも、持ち味でもある逆方向への長打を重ねる準備は整ってきた。

入江も4番の自覚に満ちている。「塁にいるランナーを全部かえすのが仕事。長打でも単打でもいい」。宮本が甲子園で活躍した一方で、17打数4安打と苦しんだ。一番の反省は全4戦で0打点と3番打者の役割を果たせなかったこと。「アウトコースをしっかり振ることが出来なかった」と自己分析。置きティー打撃などで下半身を強く使える新打撃フォームを構築中だ。田中祥都主将(2年)とチームを支えるために性格も変化しつつある。積極的な声がけに、同主将からも「(入江)大樹は普段は多くを語らないタイプだけに、ひと言の影響力が大きい」と信頼され、精神面でも先頭に立つ。

16日に迎える初戦の2回戦では関西王者の天理(近畿・奈良)と対戦する。大阪桐蔭が記録したチーム59安打の大会最多記録を破ることも目標の1つ。仙台育英打線爆発を、大舞台の悔しさを知る2人が導く。

ティー打撃で力強いスイングを見せる仙台育英・宮本
ティー打撃で力強いスイングを見せる仙台育英・入江

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21世紀枠候補の仙台商が表彰、37年ぶり出場期待

宮城の21世紀枠推薦校に決まった仙台商・千葉主将(中央)は同県高野連の丹野会長から表彰状を受け取る(撮影・佐々木雄高)

来春の選抜高校野球大会に向けて、宮城の21世紀枠推薦校に選ばれた仙台商が13日、仙台市泉区の同校で県高野連から表彰され、千葉滉太主将(2年)が県高野連の丹野高雄会長(57)から表彰状を受け取った。

就任15年目でOBの下原俊介監督(48)は「取り組む姿勢や環境整備など過去の先輩方から受け継いできたことが評価された。(来年の)春と夏に生かせるように心と体を鍛えてほしい」と練習前の1、2年生部員32人に訓示した。

来春、創部100年目を迎える。甲子園には67年の春夏連続を含め、公立校で県内最多の過去4度(春1度)出場。だが、全国初出場時のエースだった故小窪敬一氏(享年56)が監督だった83年夏以来、甲子園から遠ざかる。37年ぶりの甲子園へ関係者の期待は高まるばかりだ。

今秋の県大会で準優勝。19年ぶり出場の東北大会は初戦で青森山田に0-1で9回サヨナラ負けしたが、青森1位の甲子園常連校と互角に戦った。だが千葉主将は「内容は接戦でも9安打で得点できなかった。パワーもスピードもすべてで差を感じた」と、課題を得て練習に取り組んでいる。

東北全体の推薦校は12月13日、さらに本戦出場3校は来年1月24日に発表される。01年に始まった21世紀枠の第1回県推薦校は仙台商だった。下原監督は「例年、地区予選は8月下旬、県大会は9月中旬でシーズンが終わる。今年は甲子園につながる試合を多く経験し、モチベーションを維持して練習できる」と、東北の最終推薦に期待をのぞかせた。【佐々木雄高】

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白樺学園、助言と好投手布陣で北海道勢2連覇狙う

亀田部長が見守る中、投球練習をする白樺学園のチーム最長身、191センチの奥村投手(右)(撮影・永野高輔)

日本一メンバーの助言を生かし北海道勢2連覇を狙う。

第50回記念明治神宮大会高校の部(15日開幕、神宮)に初出場する白樺学園が13日、横須賀市内で約4時間の練習を行った。今大会から唯一、新たにメンバー入りしたチーム最長身の191センチ右腕、奥村柊斗投手(2年)は16日の初戦国士舘戦(東京)に向け「チャンスが来たら勝利に貢献できるよう、全力で投げたい」と意気込んだ。

全道大会は片山楽生、坂本武紗士(ともに2年)の両右腕を軸に勝ち上がったが、明治神宮大会で優勝するには、16日の初戦から20日決勝まで、中1日で3試合をこなすことになる。短期決戦を見込んで、戸出直樹監督(44)は片山、坂本、一塁兼務の岩田拳弥(2年)、1年生の葛西凌央に続く5人目の投手として、復調してきた奥村を新たにベンチに加えた。同監督は「投手の枚数は多い方がいい。片山の調子も戻ったし、チャンスを与えられたら」と説明した。

12日には、昨秋の明治神宮大会で登板し、初出場初優勝に貢献した札幌大谷の198センチ左腕、阿部剣友(2年)と電話で話し、神宮の印象を聞いた。同じ190センチ台の長身投手からのアドバイスに、奥村は「(神宮は)四方から観客に見られる感じなので、あまり気にしないようにと言われた。もし登板したら緊張すると思うけど、集中して投げたい」と話した。

昨秋の阿部は、全道大会登板なしの“秘密兵器”として2回戦国士舘戦に先発。1回無失点と好投し、この試合でエース西原健太(3年)らを温存したことが、優勝への道筋をつくった。奥村は阿部以上に、データが少ない。公式戦登板は、5月の春季全道大会十勝地区予選帯広緑陽戦だけで、夏はベンチ外。秋は地区予選のみベンチ入りし、登板はなかった。神宮で登板すれば半年ぶりとなり「僕のデータはないはず。どこかで投げて、片山や坂本を助けたい」と前を向いた。

中学時代に158センチから189センチまで身長が伸び、191センチとなった現在も「歩いていて少し視線が上がったと感じるときがある。まだ伸びていると思う」。最速143キロの伸び盛り“隠れニューパワー”が、大舞台での快投を思い描く。【永野高輔】

戸出直樹監督(手前中央)の話を聞く白樺学園のチーム最長身、191センチの奥村投手(中央)(撮影・永野高輔)

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来春センバツ 初めて決勝戦の前日にも休養日

来年3月に甲子園で行われる「第92回選抜高校野球大会」で、初めて決勝戦の前日にも休養日を設けることが13日に決まった。この日、大阪市内で「臨時選抜運営委員会」が開催され、これまでの準々決勝翌日の休養日に加え、準決勝翌日にも新たに休養日が追加される。

来年の3月19日に開幕し、決勝は3月31日に行われる。2日間雨天順延となれば、決勝戦前の新たな休養日が、3日間順延となると準々決勝翌日の休養日もなくなる。

今夏の甲子園で初めて決勝戦前に休養日を入れ、決勝を戦った履正社(大阪)、星稜(石川)から歓迎の声が上がった。夏の大会は13年から準決勝前日に休養日を採用。今年は、もう1日追加し準々決勝以降が1日置きの試合となり、特に投手の負担緩和に効果があった。

熱中症の危険性が低い春にも適用する狙いは、投手の肩肘への配慮にほかならない。日本高野連では今年、4度の有識者会議を開き「1週間で500球」の投球制限を設ける方針を固めた。29日の理事会で承認されれば、罰則のない「目安」として来春センバツから公式戦で適用される。高野連は同時に、日程の緩和も本格的に進める。

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元日本ハム芝草氏が帝京長岡監督に就任「責任ある」

芝草宇宙氏(2016年11月17日撮影)

プロ野球・日本ハムで主に中継ぎ投手として活躍し、その後投手コーチも務めた芝草宇宙氏(50)が、新潟・帝京長岡高の監督に就任することが11日、分かった。日本ハムのスカウトを退任した17年冬に、学生野球資格回復の研修を受講し、18年から同校の外部コーチを務めていた。

同氏は帝京時代に、甲子園に3度出場。87年の3年夏には、2回戦東北戦で史上20人目のノーヒットノーランを達成した。同年秋、日本ハムにドラフト6位で入団。01年には56試合に登板し6勝(4敗)を挙げた。ソフトバンクを経て、07年に台湾・興農で現役引退。NPB通算430試合で46勝56敗17セーブ。11年から2年間は日本ハムで投手コーチ、13年からは5年間アマスカウトを務めた。

帝京長岡は同氏がコーチに就任した昨年秋に県4強に進み、26年ぶりに北信越大会に進出。だが今年は夏1回戦で敗れるなど低迷した。サッカー部、バスケットボール部は全国大会の常連校。帝京・前田三夫監督(70)と親交のある浅川節雄校長(71)が野球部の強化に乗り出しており、コーチとしてチームを把握している芝草氏に監督就任を打診。関係者によれば、芝草氏も「昨年から指導にあたっていて、現選手たちへの責任もある。チームを立て直したい」と前向きに話しているという。

近日中に発表され、就任会見を行う見込み。アマ、プロ両球界で実績を残した芝草氏の指揮の下、同校初の甲子園出場を目指す。

◆芝草宇宙(しばくさ・ひろし)1969年(昭44)8月18日、埼玉県生まれ。帝京から87年ドラフト6位で日本ハム入団。91年4月24日のロッテ戦で完封デビュー。01年から4年連続50試合に登板するなど、主に中継ぎで活躍し、通算430試合46勝56敗17セーブ。06年にソフトバンク移籍(1軍登板なし)。07年に台湾・興農で2勝2敗1セーブの成績を残し引退。11、12年に日本ハム投手コーチ。13年~17年はアマスカウト。右投げ左打ち。

18年2月、ガッチリと握手する帝京・前田監督(右)と元日本ハムの芝草氏
18年4月 帝京長岡の練習を見る外部コーチの芝草氏(中央)

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健大高崎、天理など当確/センバツ出場校候補一覧

帝京対国士舘 優勝を決め、歓喜の輪を作る国士舘の選手たち(撮影・大野祥一)

来春センバツ出場の重要な資料となる全国10地区の秋季大会が10日、終了した。センバツ出場枠は32校。一般枠は北海道=1、東北=2、関東・東京=6、北信越=2、東海=2、近畿=6、中国・四国=5、九州=4。他に21世紀枠=3、明治神宮枠=1。センバツ出場校候補は以下の通り。

【北海道=1】

◎優勝=白樺学園

△準優勝=札幌日大

【東北=2】

◎優勝=仙台育英(宮城)

○準優勝=鶴岡東(山形)

△4強=盛岡大付(岩手)

△4強=仙台城南(宮城)

【関東・東京=6】

◎関東優勝=高崎健康福祉大高崎(群馬)

◎関東準優勝=山梨学院(山梨)

○関東4強=東海大相模(神奈川)

○関東4強=桐生第一(群馬)

△関東8強=習志野(千葉)

△関東8強=花咲徳栄(埼玉)

△関東8強=西武台(埼玉)

△関東8強=桐光学園(神奈川)

◎東京優勝=国士舘

△東京準優勝=帝京

△東京4強=創価

△東京4強=城東

【東海=2】

◎優勝=中京大中京(愛知)

○準優勝=県岐阜商(岐阜)

△4強=藤枝明誠(静岡)

△4強=加藤学園(静岡)

【北信越=2】

◎優勝=星稜(石川)

○準優勝=日本航空石川(石川)

△4強=佐久長聖(長野)

△4強=北越(新潟)

【近畿=6】

◎優勝=天理(奈良)

◎準優勝=大阪桐蔭(大阪)

○4強=履正社(大阪)

○4強=智弁学園(奈良)

△8強=智弁和歌山(和歌山)

△8強=明石商(兵庫)

△8強=京都翔英(京都)

△8強=奈良大付(奈良)

【中国・四国=5】

◎中国優勝=倉敷商(岡山)

○中国準優勝=鳥取城北(鳥取)

△中国4強=創志学園(岡山)

△中国4強=広島新庄(広島)

◎四国優勝=明徳義塾(高知)

○四国準優勝=尽誠学園(香川)

△四国4強=岡豊(高知)

△四国4強=高知中央(高知)

【九州=4】

◎優勝=明豊(大分)

◎準優勝=大分商(大分)

○4強=鹿児島城西(鹿児島)

○4強=創成館(長崎)

△8強=福岡第一(福岡)

△8強=沖縄尚学(沖縄)

△8強=城北(熊本)

△8強=宮崎日大(宮崎)

※◎=当確、○=有力、△=微妙

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白樺学園・片山「勝機ある」神宮初戦の国士舘を観戦

明治神宮大会初戦の相手が決まる東京大会決勝を観戦する片山(手前左から2人目)ら白樺学園ナイン(撮影・保坂果那)

明治神宮野球大会(15日開幕)高校の部に初出場する北海道代表の白樺学園は10日、16日の初戦の相手が決まる東京大会決勝の帝京対国士舘(神宮)を観戦した。エース右腕、片山楽生(2年)が2連覇した国士舘エース中西健登(2年)との投げ合いに闘志を燃やした。

神宮の室内練習場での練習があるため、試合は3回までチェック。「精密機械みたいでコントロールがいい」と2安打完封の相手右腕を警戒したが、「まずは自分がいい投球をしてリズムを持って来られれば、勝機はあると思う」と味方打線を信頼する。

新フォームがなじみつつある。秋季全道大会後に着手したのは、下半身の使い方。「サイドスローみたいに膝が折れちゃっていた」フォームを改善。上半身との回転のズレがなくなり、シュート気味だった直球のキレが上がったという。さらに左手の位置を高めに意識すると「自然と縦に振れるようになった」と手応えをつかんだ。

前日9日は藤嶺藤沢との練習試合に臨み、3-3で引き分けた。片山は先発し4回3安打1失点で、全道後初の実戦で試合勘を取り戻した。初めての全国舞台まで1週間を切った。「去年も(神宮大会を)経験している国士舘は強い。思いっきりぶつかっていく」。狙うは初陣勝利だ。【保坂果那】

東京大会決勝観戦後、秋季全道優勝記念Tシャツを着てランニングする白樺学園エース片山(撮影・保坂果那)

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国士舘・中西涙の連日完封、神宮仕様マウンド実った

帝京対国士舘 優勝を決め、国士舘・吉田(右)と抱き合う中西(撮影・大野祥一)

<高校野球秋季東京大会:国士舘6-0帝京>◇10日◇決勝◇神宮

国士舘が6-0で帝京を下し、2年連続7度目の優勝を果たした。9日の準決勝、城東戦で2安打完封した右腕・中西健登投手(2年)が連投をものともせず、決勝でも2安打完封。来春センバツ出場を確実にした。これで第50回明治神宮野球大会(15日開幕)の出場10校が出そろった。

   ◇   ◇   ◇

国士舘・中西が、神宮のマウンドをわがものにした。準決勝の完封劇から23時間35分後、再びの2安打完封だ。「優勝につながる投球ができました」。歓喜に包まれ、涙がこぼれた。

連投で、スリークオーターからの直球は130キロを割るのがほとんど。「うまくごまかそうと思った」とカットボールやシンカーを効果的に配し、直球を速く見せた。帝京打線は強く振れない場面が多く、作戦は効果てきめんだった。

赤土のマウンドを「投げやすかったです」と喜んだ。当然だ。多摩市の同校グラウンドには3人分のブルペンがあり、うち1つが神宮仕様。15年からヤクルトが粘土質の土「マウンドクレイ」を採用し、硬度がかなり上がったとされる。

生徒たちから「普段と違って投げづらい」との声が相次いだ。永田昌弘監督(60)は「神宮で勝ち、甲子園に行くために」と決断。ブルペンの一部を改修した。今回も準決勝直前、中西と吉田健吾捕手(2年)が特別ブルペンで予行演習。その結果、2日間で打者62人と対し、被安打も与四死球も4つずつ。ストライク率は70・7%。慣れた足場が抜群の制球を支えた。

打線はジャストミートが続いた。帝京の準々決勝を研究し、バッテリーの配球傾向を読み切っていた。万全の準備あってこその、東京秋2連覇。中西は「神宮枠もある。帝京のために、の思いも背負って神宮大会に臨みたいです」と誓い、今週もまた、硬めの赤土を踏みしめる。【金子真仁】

帝京対国士舘 優勝を決め、歓喜の輪を作る国士舘の選手たち(撮影・大野祥一)
帝京対国士舘 優勝し胴上げされる国士舘・中西(撮影・大野祥一)
帝京対国士舘 優勝し涙する国士舘・中西(撮影・大野祥一)

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関東・東京6枠、帝京評価が鍵/センバツ出場校展望

帝京対国士舘 優勝を逃し、肩を落とす帝京・前田監督(右)(撮影・大野祥一)

来春センバツの関東・東京地区の出場枠は「6」。東京大会優勝の国士舘(東京)と、関東大会優勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)準優勝の山梨学院(山梨)は当確、関東4強の桐生第一(群馬)東海大相模(神奈川)は有力と言える。残る1校は、東京準優勝の帝京(東京)と関東8強の4校が候補。

帝京は決勝はいいところなく敗れたが、関東第一、日大三など実力校を破り勝ち上がった過程をどう評価するか。関東8強の中では、決勝に進んだ2校に準々決勝でともに1点差の惜敗だった西武台(埼玉)花咲徳栄(埼玉)の2校が、習志野(千葉)桐光学園(神奈川)より有利か。その2校の優劣については、優勝校に敗れた西武台の方が準優勝校に敗れた花咲徳栄より上という見方も出来る一方で、埼玉大会決勝では花咲徳栄が8-3で西武台に快勝しており、直接対決を重視することもあり得る。

関東・東京地区の6校目は、試合内容に加え地域性も考慮される。既に同一県(群馬)から2校が当確・有力なことも、残る1校の選出に影響する可能性はある。出場は32校で一般選考が28校、21世紀枠が3校、神宮大会枠が1校となる。例年、年明け1月の末に開かれる選考委員会で決定される。【古川真弥】

関東大会4強入りを逃した花咲徳栄ナイン(2019年10月21日撮影)

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帝京完封負けでV逸「勝たせたかった」前田監督落胆

帝京対国士舘 優勝を逃し、肩を落とす帝京・前田監督(右)(撮影・大野祥一)

<高校野球秋季東京大会:国士舘6-0帝京>◇10日◇決勝◇神宮

帝京は打線が散発2安打に抑えられ、完封負けした。10年ぶりのセンバツ甲子園出場が確実となる優勝を逃した。

前田三夫監督(70)は「打てなかったね。シンカーかね。もう少し、打てると思ったんだけどね。ここ一番で打てないんじゃ、しょうがない」とため息交じりに切り出した。

国士舘・中西のボールを捉えきれなかった。直球の球速は130キロほどだったが、サイド気味から丁寧に投げられ、詰まったフライや内野ゴロを打たされた。前田監督は「中西君はボールが伸びて、変化球のキレも良かった。先取点を取りたかった。調子に乗せちゃった」と振り返った。3回に失策も絡み、4失点。序盤で開いた点差を跳ね返すことが出来なかった。

関東第一、日大三ら実力校を破り、決勝まで進んだ。試合前「今日(甲子園を)決めようぜ」と送り出した。手応えがあっただけに「このチームはチャンスをつかんだ。勝てる能力はありました。ここで勝たせたかった」と悔やんだ。

来年へのテーマを問われると「チームの中でピークは来ていたのに、こういう敗戦。今現在では、どうすべきか思い当たらない」と正直に答え、「勝たせたかったというのが本音。勝たせられなかったのは残念に思います」と続けた。

帝京対国士舘 優勝を逃し、肩を落とす帝京の選手たち(撮影・大野祥一)

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天理、星稜、明徳義塾など地区V/秋季大会結果一覧

来春センバツを目指す秋季大会の結果一覧。センバツ出場枠(一般枠)は北海道=1、東北=2、関東・東京=6、北信越=2、東海=2、近畿=6、中国・四国=5、九州=4。他に21世紀枠=3、明治神宮枠=1。

北海道

優勝=白樺学園

準優勝=札幌日大

4強=帯広農

4強=札幌龍谷

8強=北海道栄

8強=東海大札幌

8強=札幌大谷

8強=札幌国際情報

白樺学園対札幌日大 優勝し歓喜する白樺学園ナイン(撮影・黒川智章)

東北大会

優勝=仙台育英(宮城)

準優勝=鶴岡東(山形)

4強=盛岡大付(岩手)

4強=仙台城南(宮城)

鶴岡東対仙台育英 7回裏仙台育英無死一塁、右越え本塁打を放ち笹倉(左)とハイタッチする佐々木

青森

優勝=青森山田

準優勝=弘前東

3位=東奥義塾

4位=八戸工大一

8強=木造

8強=弘前学院聖愛

8強=青森

8強=青森商

※青森山田、弘前東、東奥義塾は東北大会出場

勝利の瞬間、ハイタッチを交わす青森山田・山村(右)と新井山捕手

岩手

優勝=盛岡大付

準優勝=花巻東

3位=一関学院

4位=盛岡商

8強=大船渡

8強=盛岡三

8強=専大北上

8強=盛岡一

※盛岡大付、花巻東、一関学院は東北大会出場

花巻東対盛岡大付 5回裏盛岡大付2死一塁、勝ち越し2ランを放って生還する渡辺と盛り上がる三塁側ベンチ

秋田

優勝=能代松陽

準優勝=明桜

3位=秋田商

4位=由利

8強=秋田南

8強=秋田

8強=大館鳳鳴

8強=能代

※能代松陽、明桜、秋田商は東北大会出場

能代松陽対秋田 力投した能代松陽先発・大高(撮影・山田愛斗)

宮城

優勝=仙台育英

準優勝=仙台商

3位=仙台城南

4位=古川工

8強=仙台一

8強=東北学院榴ケ岡

8強=白石工

8強=東北

※仙台育英、仙台商、仙台城南は東北大会出場

東北対仙台育英 9回裏仙台育英無死一、二塁、バックスクリーン左にサヨナラ3ランをたたき込んだ笹倉(撮影・鎌田直秀)

山形

優勝=鶴岡東

準優勝=日大山形

3位=東海大山形

4位=山形中央

8強=新庄北

8強=山形学院

8強=鶴岡工

8強=羽黒

※鶴岡東、日大山形、東海大山形は東北大会出場

福島

優勝=学法福島

準優勝=福島成蹊

3位=磐城

4位=東日大昌平

8強=ふたば未来学園

8強=須賀川

8強=学法石川

8強=光南

学法福島、福島成蹊、磐城は東北大会出場

福島成蹊対学法福島 2失点完投の学法福島エース辻垣

関東大会

優勝=健大高崎(群馬)

準優勝=山梨学院(山梨)

4強=東海大相模(神奈川)

4強=桐生第一(群馬)

8強=習志野(千葉)

8強=花咲徳栄(埼玉)

8強=西武台(埼玉)

8強=桐光学園(神奈川)

山梨学院対高崎健康福祉大高崎 地元で初優勝をかざり、笑顔の高崎健康福祉大高崎の選手たち(撮影・大野祥一)

茨城

優勝=常総学院

準優勝=霞ケ浦

4強=石岡一

4強=明秀学園日立

8強=土浦日大

8強=竜ケ崎一

8強=藤代

8強=常磐大高

※常総学院、霞ケ浦は関東大会出場

栃木

優勝=青藍泰斗

準優勝=文星芸大付

4強=佐野日大

4強=宇都宮工

8強=宇都宮

8強=足利工

8強=白鴎大足利

8強=作新学院

※青藍泰斗、文星芸大付は関東大会出場

群馬

優勝=桐生第一

準優勝=前橋育英

3位=健大高崎

4位=樹徳

8強=前橋商

8強=伊勢崎清明

8強=館林

8強=常磐

※桐生第一、前橋育英、健大高崎は関東大会出場

埼玉

優勝=花咲徳栄

準優勝=西武台

4強=浦和学院

4強=川口市立

8強=埼玉栄

8強=聖望学園

8強=春日部共栄

8強=昌平

千葉

優勝=習志野

準優勝=拓大紅陵

4強=木更津総合

4強=専大松戸

8強=中央学院

8強=成田

8強=東海大市原望洋

8強=志学館

※習志野と拓大紅陵が関東大会出場

神奈川

優勝=東海大相模

準優勝=桐光学園

4強=三浦学苑

4強=相洋

8強=横浜

8強=横浜商大高

8強=立花学園

8強=湘南工大付

東海大相模対桐光学園 優勝した東海大相模の集合写真(撮影・保坂淑子)

山梨

優勝=山梨学院

準優勝=駿台甲府

4強=日本航空

4強=甲府工

8強=甲府西

8強=東海大甲府

8強=甲府商

8強=山梨農林

東京

優勝=国士舘

準優勝=帝京

4強=創価

4強=城東

8強=日大三

8強=日大二

8強=修徳

8強=共栄学園

帝京対国士舘 優勝を決め、歓喜の輪を作る国士舘の選手たち(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝を決め、国士舘・吉田(右)と抱き合う中西(撮影・大野祥一)

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ勝ちし喜ぶ帝京ナイン。手前は座り込む創価・森畑(撮影・滝沢徹郎)

秋季都大会準々決勝の帝京-日大三戦後、両校ナインは記念撮影に納まる。前列中央左は帝京・前田監督、同右が日大三・小倉監督(撮影・柴田隆二)

神宮第2球場で開催される高校野球最後試合、秋季都大会準々決勝の帝京対日大三戦が満員のスタンドで行われた(撮影・柴田隆二)

秋季都大会準々決勝の帝京対日大三戦の後、握手する帝京・前田監督(左)と日大三・小倉監督(撮影・柴田隆二)

東海大会

優勝=中京大中京(愛知)

準優勝=県岐阜商(岐阜)

4強=藤枝明誠(静岡)

4強=加藤学園(静岡)

優勝した中京大中京ナイン

優勝し、喜ぶ中京大中京ナイン

サヨナラ勝ちし、スタンドからの大声援に応える県岐阜商・鍛治舎監督

静岡

優勝=藤枝明誠

準優勝=加藤学園

3位=静岡商

4位=聖隷クリストファー

8強=沼津東

8強=静岡

8強=浜松西

8強=浜松商

※藤枝明誠、加藤学園、静岡商は東海大会出場

サヨナラ勝ちで初優勝を決め、歓喜する藤枝明誠の選手の手前で、ぼうぜんと立ち尽くす加藤学園のエース肥沼(左)

愛知

優勝=中京大中京

準優勝=愛工大名電

3位=豊川

4位=豊橋中央

8強=享栄

8強=岡崎学園

8強=愛産大三河

8強=中部大春日丘

※中京大中京、愛工大名電、豊川は東海大会出場

岐阜

優勝=県岐阜商

準優勝=大垣商

3位=大垣西

4位=大垣日大

8強=岐阜聖徳学園

8強=岐阜工

8強=美濃加茂

8強=大垣北

※県岐阜商、大垣商、大垣西は東海大会出場

三重

優勝=近大高専

準優勝=津商

3位=三重

4位=松阪商

8強=菰野

8強=津田学園

8強=宇治山田商

8強=いなべ総合学園

※近大高専、津商、三重は東海大会出場

北信越大会

優勝=星稜(石川)

準優勝=日本航空石川(石川)

4強=佐久長聖(長野)

4強=北越(新潟)

8強=敦賀気比(福井)

8強=金沢商(石川)

8強=上田西(長野)

8強=敦賀(福井)

長野

優勝=上田西

準優勝=佐久長聖

3位=長野日大

4位=松本第一

8強=松商学園

8強=飯山

8強=東海大諏訪

8強=小諸商

※上田西、佐久長聖、長野日大は北信越大会出場

新潟

優勝=北越

準優勝=新潟産大付

3位=加茂暁星

4位=巻

8強=村上桜ケ丘

8強=長岡工

8強=柏崎

8強=中越

※北越、新潟産大付、加茂暁星は北信越大会出場

北越対新潟産大付 優勝が決まりマウンドに集まる北越ナイン

富山

優勝=高岡向陵

準優勝=高岡商

3位=高岡第一

4位=未来富山

8強=高岡南

8強=富山工

8強=石動

8強=魚津工

※高岡向陵、高岡商、高岡第一は北信越大会出場

石川

優勝=星稜

準優勝=日本航空石川

3位=金沢商

4位=津幡

8強=遊学館

8強=金沢泉丘

8強=小松大谷

8強=金沢学院

※星稜、日本航空石川、金沢商、津幡は北信越大会出場

福井

優勝=敦賀気比

準優勝=敦賀

3位=北陸

4位=羽水

8強=三国

8強=福井商

8強=金津

8強=坂井

※敦賀気比、敦賀、北陸が北信越大会出場

近畿大会

優勝=天理(奈良)

準優勝=大阪桐蔭(大阪)

4強=履正社(大阪)

4強=智弁学園(奈良)

8強=智弁和歌山(和歌山)

8強=明石商(兵庫)

8強=京都翔英(京都)

8強=奈良大付(奈良)

近畿大会を制し神宮大会出場を決めた天理ナイン

智弁対大阪桐蔭 9回裏大阪桐蔭1死二塁、伊東のサヨナラ打で喜ぶ大阪桐蔭ナイン。手前は生還した仲三河(撮影・前岡正明)

智弁和歌山対智弁学園 智弁学園に敗れベンチ前に整列する智弁和歌山ナイン(撮影・清水貴仁)

滋賀

優勝=近江

準優勝=立命館守山

3位=綾羽

4位=伊香

8強=守山北

8強=瀬田工

8強=八日市

8強=草津東

※近江、立命館守山、綾羽は近畿大会出場

京都

優勝=京都翔英

準優勝=東山

3位=京都外大西

4位=西城陽

8強=龍谷大平安

8強=京都国際

8強=鳥羽

8強=塔南

大阪

優勝=大阪桐蔭

準優勝=履正社

3位=初芝立命館

4位=金光大阪

8強=上宮

8強=箕面学園

8強=桜宮

8強=東海大仰星

※大阪桐蔭、履正社、初芝立命館は近畿大会出場

高校野球秋季大阪大会・決勝戦 大阪桐蔭対履正社 先発し力投する大阪桐蔭・藤江星河(撮影・前田充)

兵庫

優勝=報徳学園

準優勝=明石商

3位=神戸国際大付

4位=長田

8強=赤穂

8強=市川

8強=市西宮

8強=神戸弘陵

奈良

優勝=智弁学園

準優勝=奈良大付

3位=天理

4位=奈良

8強=関西中央

8強=郡山

8強=西大和学園

8強=奈良朱雀

和歌山

優勝=智弁和歌山

準優勝=和歌山南陵

4強=日高中津

4強=市和歌山

8強=和歌山商

8強=箕島

8強=桐蔭

8強=那賀

中国大会

優勝=倉敷商(岡山)

準優勝=鳥取城北(鳥取)

4強=創志学園(岡山)

4強=広島新庄(広島)

岡山

優勝=創志学園

準優勝=倉敷商

3位=おかやま山陽

4位=金光学園

8強=玉野光南

8強=倉敷工

8強=岡山東商

8強=関西

鳥取

優勝=鳥取城北

準優勝=境

3位=八頭

4位=倉吉東

8強=鳥取商

8強=米子北

8強=倉吉総合産

8強=米子東

広島

優勝=広島新庄

準優勝=尾道商

4強=広陵

4強=盈進

8強=高陽東

8強=総合技術

8強=国泰寺

8強=山陽

島根

優勝=矢上

準優勝=平田

3位=出雲西

4位=大社

8強=松江農林

8強=開星

8強=三刀屋

8強=飯南

山口

優勝=豊浦

準優勝=高川学園

3位=南陽工

4位=宇部工

8強=宇部商

8強=岩国工

8強=高水

8強=早鞆

四国大会

優勝=明徳義塾(高知)

準優勝=尽誠学園(香川)

4強=岡豊(高知)

4強=高知中央(高知)

徳島

優勝=徳島北

準優勝=川島

3位=城東

4位=小松島西

8強=城西

8強=阿南高専

8強=鳴門

8強=生光学園

香川

優勝=尽誠学園

準優勝=大手前高松

3位=英明

4位=四国学院大香川西

8強=高松南

8強=高松商

8強=高松北

8強=藤井

愛媛

優勝=済美

準優勝=小松

4強=帝京第五

4強=新田

8強=松山中央

8強=松山北

8強=新居浜商

8強=宇和島東

高知

優勝=高知中央

準優勝=岡豊

3位=明徳義塾

4位=高知商

8強=高知東工

8強=高知西

8強=高知工

8強=高知

九州大会

優勝=明豊(大分)

準優勝=大分商(大分)

4強=鹿児島城西(鹿児島)

4強=創成館(長崎)

8強=福岡第一(福岡)

8強=沖縄尚学(沖縄)

8強=城北(熊本)

8強=宮崎日大(宮崎)

福岡

優勝=福岡第一

準優勝=福岡工大城東

4強=宗像

4強=八幡南

8強=光陵

8強=久留米商

8強=九産大九州

8強=福岡第一

佐賀

優勝=佐賀学園

準優勝=唐津商

4強=白石

4強=佐賀工

8強=北陵

8強=有田工

8強=伊万里

8強=鳥栖商

長崎

優勝=大崎

準優勝=創成館

4強=鹿町工

4強=大村工

8強=大村

8強=長崎南山

8強=長崎商

8強=鎮西学院

大分

優勝=明豊

準優勝=大分商

3位=大分

4位=国際情報

8強=日本文理大付

8強=大分工

8強=大分舞鶴

8強=佐伯鶴城

熊本

優勝=熊本国府

準優勝=城北

4強=専大玉名

4強=熊本学園大付

8強=ルーテル学院

8強=東海大星翔

8強=文徳

8強=城北

宮崎

優勝=富島

準優勝=宮崎日大

4強=都城商

4強=宮崎北

8強=聖心ウルスラ学院

8強=小林西

8強=日南学園

8強=日向学院

鹿児島

優勝=鹿児島実

準優勝=鹿児島城西

4強=鹿屋中央

4強=枕崎

8強=樟南

8強=大島

8強=池田

8強=加治木工

沖縄

優勝=沖縄尚学

準優勝=八重山農林

4強=具志川

4強=嘉手納

8強=沖縄水産

8強=沖縄尚学

8強=宜野湾

8強=美里工

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国士舘が2連覇、センバツ当確/秋季東京大会詳細

<高校野球秋季東京大会:国士舘6-0帝京>◇10日◇決勝◇神宮

来春センバツ目指す秋季東京大会は決勝戦。国士舘が6-0で帝京を破り2年連続の優勝。明治神宮大会出場を決め、センバツ出場を当確させた。

チーム
帝 京
国士舘

【帝】田代、柳沼、武者【国】中西

【試合経過】

帝京は1回表、1番武者が中前安打。送って1死二塁。3番加田は三振で2死。4番新垣は中飛で先制ならず

国士舘は1回裏、1番林が中前安打。送って1死二塁。3番清水の二ゴロで2死三塁。4番黒沢は三ゴロで無得点

帝京は2回表、3者凡退

国士舘は2回裏、3者凡退

帝京は3回表、3者凡退

国士舘は3回裏、1死から9番中泉が二塁内野安打。投球がワンバウンド、捕手が前にはじく間に二塁へ。1番林の遊ゴロで2死三塁。2番伊藤は四球で一、三塁。3番清水の左中間を破る適時二塁打で2者生還。2点を先制。その後四球と敵失で満塁とし6番吉田の中前適時打で2点を追加し4-0

帝京は4回表、1死から3番加田が中前安打。しかし後続倒れ無得点

国士舘は4回裏、8番中西が中前安打。送って1死三塁。1番林の左前適時打で5-0

帝京は5回表、2死から8番尾瀬が四球も9番柳沼は三邪飛で無得点

国士舘は5回裏、1死から4番黒沢、5番斎藤の連打で一、二塁。6番吉田は中飛で2死一、三塁。7番鎌田は左飛で追加点ならず

帝京は6回表、2死から3番加田が死球も4番新垣は三ゴロで無得点

国士舘は6回裏、8番中西が中前安打。送って1死二塁。1番林の遊撃内野安打で一、三塁。2番伊藤は捕手前にスクイズ。三塁走者は自重も一塁送球間に本塁へ。タイミングは微妙だったが一塁手からのバックホームがワンバウンドとなりベースカバーの柳沼投手が捕球できず生還。6-0

帝京は7回表、5番小松が死球。しかし後続凡退し無得点

国士舘は7回裏、3者凡退

帝京は8回表、3者凡退

国士舘は8回裏、3者凡退

帝京は9回表、3番加田が死球。4番新垣は遊ゴロで1死二塁。5番小松は右飛で2死。6番御代川は二ゴロで試合終了。国士舘・中西投手は前日の準決勝に続き2安打完封勝利

帝京対国士舘 優勝し胴上げされる国士舘・中西(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝し涙する国士舘・中西(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝を逃し、肩を落とす帝京・前田監督(右)(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝を逃し、肩を落とす帝京の選手たち(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝し、喜ぶ国士舘の選手たち(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝し応援スタンドにかけ出す国士舘の選手たち(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝を決め、歓喜の輪を作る国士舘の選手たち(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 優勝を決め、国士舘・吉田(右)と抱き合う中西(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 6回裏国士舘1死一、三塁、伊藤のスクイズで生還する中西(右)。左は柳沼(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 6回裏国士舘1死一、三塁、スクイズを決める伊藤(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 4回裏国士舘1死二塁、左前適時打を放つ林(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 3回裏国士舘2死一、三塁、左中間を破る2点適時二塁打を放ち、雄たけびを上げる清水武蔵(左)(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 3回裏国士舘2死一、三塁、左中間を破る2点適時二塁打打を放つ清水(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 先発の国士舘・中西(撮影・大野祥一)

帝京対国士舘 先発の帝京・田代(撮影・大野祥一)

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国士舘が2年連続7度目Vでセンバツ確実に

帝京対国士舘 3回裏国士舘2死一、三塁、左中間を破る2点適時二塁打を放ち、雄たけびを上げる清水武蔵(左)(撮影・大野祥一)

<高校野球秋季東京大会:国士舘6-0帝京>◇10日◇決勝◇神宮

国士舘が2年連続7度目の優勝を決めた。来春センバツ出場も確実にした。

完封勝利した前日9日の準決勝からの連投となったエース右腕の中西健登投手(2年)が、疲れを見せずに好投。帝京打線を2安打に封じ、2試合連続完封の堂々たる投球だった。

永田昌弘監督(60)は「中西が自信をもってマウンドに立ってくれた。本当にしっかり投げて、いいチームに成長したと思います」と喜びをかみしめていた。 国士舘は東京代表として明治神宮大会(15日開幕)に出場。初戦で白樺学園(北海道)と対戦する。

帝京対国士舘 6回裏国士舘1死一、三塁、スクイズを決める伊藤(撮影・大野祥一)
帝京対国士舘 先発の国士舘・中西(撮影・大野祥一)

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国士舘、天理、星稜などV/秋季大会結果一覧

山梨学院対高崎健康福祉大高崎 地元で初優勝をかざり、笑顔の高崎健康福祉大高崎の選手たち(撮影・大野祥一)

来春センバツ出場の重要な資料となる全国10地区の秋季大会が10日、終了した。センバツの出場枠(一般枠)は北海道=1、東北=2、関東・東京=6、北信越=2、東海=2、近畿=6、中国・四国=5、九州=4。他に21世紀枠=3、明治神宮枠=1。各地区大会の結果は以下の通り。

【北海道】

優勝=白樺学園

準優勝=札幌日大

4強=帯広農

4強=札幌龍谷

8強=北海道栄

8強=東海大札幌

8強=札幌大谷

8強=札幌国際情報

【東北】

優勝=仙台育英(宮城)

準優勝=鶴岡東(山形)

4強=盛岡大付(岩手)

4強=仙台城南(宮城)

8強=磐城(福島)

8強=東奥義塾(青森)

8強=一関学院(岩手)

8強=青森山田(青森)

【関東】

優勝=高崎健康福祉大高崎(群馬)

準優勝=山梨学院(山梨)

4強=東海大相模(神奈川)

4強=桐生第一(群馬)

8強=習志野(千葉)

8強=花咲徳栄(埼玉)

8強=西武台(埼玉)

8強=桐光学園(神奈川)

【東京】

優勝=国士舘

準優勝=帝京

4強=創価

4強=城東

8強=日大三

8強=日大二

8強=修徳

8強=共栄学園

【東海】

優勝=中京大中京(愛知)

準優勝=県岐阜商(岐阜)

4強=藤枝明誠(静岡)

4強=加藤学園(静岡)

8強=愛工大名電(愛知)

8強=近大高専(三重)

8強=豊川(愛知)

8強=津商(三重)

【北信越】

優勝=星稜(石川)

準優勝=日本航空石川(石川)

4強=佐久長聖(長野)

4強=北越(新潟)

8強=敦賀気比(福井)

8強=金沢商(石川)

8強=上田西(長野)

8強=敦賀(福井)

【近畿】

優勝=天理(奈良)

準優勝=大阪桐蔭(大阪)

4強=履正社(大阪)

4強=智弁学園(奈良)

8強=智弁和歌山(和歌山)

8強=明石商(兵庫)

8強=京都翔英(京都)

8強=奈良大付(奈良)

【中国】

優勝=倉敷商(岡山)

準優勝=鳥取城北(鳥取)

4強=創志学園(岡山)

4強=広島新庄(広島)

8強=矢上(島根)

8強=高川学園(山口)

8強=出雲西(島根)

8強=平田(島根)

【四国】

優勝=明徳義塾(高知)

準優勝=尽誠学園(香川)

4強=岡豊(高知)

4強=高知中央(高知)

8強=済美(愛媛)

8強=新田(愛媛)

8強=徳島北(徳島)

8強=城東(徳島)

【九州】

優勝=明豊(大分)

準優勝=大分商(大分)

4強=鹿児島城西(鹿児島)

4強=創成館(長崎)

8強=福岡第一(福岡)

8強=沖縄尚学(沖縄)

8強=城北(熊本)

8強=宮崎日大(宮崎)

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星稜-明徳義塾ほか/明治神宮大会組み合わせ一覧

近畿大会を制し神宮大会出場を決めた天理ナイン

東京大会を国士舘が制し、明治神宮大会(15日開幕)に出場する10校が出揃った。初戦の組み合わせは以下の通り。

【15日】

▽倉敷商(中国・岡山)-高崎健康福祉大高崎(関東・群馬)

▽明徳義塾(四国・高知)-星稜(北信越・石川)

【16日】

▽白樺学園(北海道)-国士舘(東京)

▽天理(近畿・奈良)-仙台育英(東北・宮城)

【17日】

▽明豊(九州・大分)-倉敷対高崎健康福祉大の勝者

▽中京大中京(東海・愛知)-明徳義塾対星稜の勝者

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帝京魂甲子園にあと1勝 劣勢逆転名将の言葉とは

ベンチから声をかける帝京・前田監督(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:帝京3-2創価>◇9日◇準決勝◇神宮

「帝京魂」復活だ! 帝京が、10年ぶりのセンバツ甲子園を目前とした。創価との準決勝は5回まで2点をリードされたが、前田三夫監督(70)の指示が苦しい流れを変えた。ソロ2発で追い付き、9回サヨナラ勝ちで決勝へ。優勝なら、10年以来となるセンバツ甲子園が確実となる(夏は11年が最後)。

  ◇   ◇   ◇  

三塁側ベンチから前田監督の魂こもった鋭い声が飛んだ。「お前で決めろ!」。

2-2の9回2死一、二塁。この秋初めてスタメンに抜てきした尾瀬雄大外野手(1年)が、3ボールからストライクを取りに来た直球を見逃したからだ。1年生は叱咤(しった)に応えた。次の高め直球をライナーで中前へ。サヨナラ打に、前田監督も拳を握りしめた。

劣勢を変えたのも指揮官の言葉だった。散発3安打の0-2で5回終了。創価・森畑の伸びのある球を強引に打ち、引っかけた当たりが目立っていた。グラウンド整備の間、選手たちにこう語り掛けた。「相手の球がキレているのに振りすぎ。シャープに。まずは同点。それから、好きに振っていい」。

6回先頭の武者倫太郎一塁手(2年)が左越えへソロ。1死から加田拓哉外野手(2年)が左中間へ同点ソロ。ともにコンパクトなスイングながらもフェンスを越えた。

サヨナラの起点も前田監督の言葉の力だ。尾瀬の打席、初球はボール。すかさず伝令を送った。「逆方向の意識を持て」。第2、3打席は引っ張って内野ゴロ。尾瀬は「(伝令で)楽になりました。逆方向へ打とうと」。最後はシャープに振り抜き、中前へ運んだ。

甲子園通算51勝の名将が、10年近くも聖地を踏めずにいる。あと1勝。周りの期待をいなすような、静かな口調で「ここまで来ましたから。選手に任せてますよ」。試合前も「頑張ろうぜ」だけ。関東第一、日大三、東海大菅生らが集った激戦ブロックを勝ち上がった選手たちに、過度な指示は不要だ。

主将の加田は「今日の勝ちはリセットして、帰って練習です。監督は自分たちを信じてくれている。絶対、甲子園に連れて行きたい」。あとは国士舘を砕くだけだ。【古川真弥】

9回裏帝京2死一、二塁、尾瀬はサヨナラ打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

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平成初期に圧倒的強さも進路多様化影響/帝京の浮沈

9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ勝ちし喜ぶ帝京ナイン。手前は座り込む創価・小松(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:帝京3-2創価>◇9日◇準決勝◇神宮

帝京がサヨナラ勝ちを収め、決勝進出。11年夏以来となる甲子園出場へ、さらに前進した。

◆帝京の浮沈 平成初期、圧倒的な強さを誇った。89年夏、92年春、95年夏と短期間で3度、全国優勝を果たしている。87年夏の芝草宇宙投手のノーヒットノーランなど昭和後期に甲子園で示してきた存在感を、平成で一気に爆発させた。180センチ前後の大型選手が並ぶパワー野球は「東の横綱」にふさわしかった。

帝京が甲子園を不在にする8年間、東東京地区からは5校が甲子園に出場している。新たな盟主は出現していない。帝京が甲子園から遠ざかる理由の1つに、中学生の進路多様化が影響しているとみられる。「埼玉から帝京に進む中学生が減った」という声がある。95年夏はベンチ入り選手の56%が埼玉出身。今秋は20人中1人だけ。その埼玉では浦和学院が13年春、花咲徳栄が17年夏に全国優勝するなど選手層が厚くなっている。

軟式、シニア、ボーイズ、ヤング、ポニー…と中学野球組織も細分化が進み、小学生→中学生の時点でのチーム選びから多様化しているのが現状だ。

第77回全国高校野球選手権大会決勝、星稜を破り喜ぶ帝京・白木隆之(中央)ら(1995年8月21日撮影)

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「帝京魂」復活、前田監督のゲキで尾瀬サヨナラ打

9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ勝ちし喜ぶ帝京ナイン。手前は座り込む創価・森畑(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:帝京3-2創価>◇9日◇準決勝◇神宮

「帝京魂」復活だ! 帝京が、10年ぶりのセンバツ甲子園を目前とした。創価との準決勝は5回まで2点をリードされたが、前田三夫監督(70)の指示が苦しい流れを変えた。

ソロ2発で追い付き、9回サヨナラ勝ちで決勝へ。優勝なら、10年以来となるセンバツ甲子園が確実となる(夏は11年が最後)。第2試合は国士舘が城東を下した。

   ◇   ◇   ◇

三塁側ベンチから前田監督の魂こもった鋭い声が飛んだ。「お前で決めろ!」。

2-2の9回2死一、二塁。この秋初めてスタメンに抜てきした尾瀬雄大外野手(1年)が、3ボールからストライクを取りに来た直球を見逃したからだ。1年生は叱咤(しった)に応えた。次の高め直球をライナーで中前へ。サヨナラ打に、前田監督も拳を握りしめた。

劣勢を変えたのも指揮官の言葉だった。散発3安打の0-2で5回終了。創価・森畑の伸びのある球を強引に打ち、引っかけた当たりが目立っていた。グラウンド整備の間、選手たちにこう語り掛けた。「相手の球がキレているのに振りすぎ。シャープに。まずは同点。それから、好きに振っていい」。

6回先頭の武者倫太郎一塁手(2年)が左越えへソロ。1死から加田拓哉外野手(2年)が左中間へ同点ソロ。ともにコンパクトなスイングながらもフェンスを越えた。

サヨナラの起点も前田監督の言葉の力だ。尾瀬の打席、初球はボール。すかさず伝令を送った。「逆方向の意識を持て」。第2、3打席は引っ張って内野ゴロ。尾瀬は「(伝令で)楽になりました。逆方向へ打とうと」。最後はシャープに振り抜き、中前へ運んだ。

甲子園通算51勝の名将が、10年近くも聖地を踏めずにいる。あと1勝。周りの期待をいなすような、静かな口調で「ここまで来ましたから。選手に任せてますよ」。試合前も「頑張ろうぜ」だけ。関東第一、日大三、東海大菅生らが集った激戦ブロックを勝ち上がった選手たちに、過度な指示は不要だ。

主将の加田は「今日の勝ちはリセットして、帰って練習です。監督は自分たちを信じてくれている。絶対、甲子園に連れて行きたい」。あとは国士舘を砕くだけだ。【古川真弥】

ベンチからナインに声をかける帝京・前田監督(撮影・滝沢徹郎)

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帝京と国士舘が決勝進出/秋季東京大会準決勝詳細

<高校野球秋季東京大会>◇9日◇準決勝◇神宮

来春センバツ目指す秋季東京大会は準決勝2試合。第1試合は帝京が3-2で創価にサヨナラ勝ち。第2試合は国士舘が5-0で城東を破り決勝進出を決めた。決勝戦は明日正午から神宮球場で行われる予定。

第2試合:国士舘5-0城東

チーム
城 東
国士舘

【国】中西【城】林、鳴坂、林

【試合経過】

城東は1回表、3者凡退2三振

国士舘は1回裏、1番林が右前安打。送って1死二塁。3番清水は死球で一、二塁。4番斎藤は左飛。5番鎌田の時に林が三盗も失敗し無得点

城東は2回表、3者凡退2三振

国士舘は2回裏、1死から6番吉田が左前安打。しかし後続倒れ無得点

城東は3回表、3者凡退

国士舘は3回裏、1死から1番林が三塁内野安打。2番伊藤の送りバントが一塁手のミスを誘い一、三塁。しかし後続倒れ無得点

城東は4回表、3者凡退2三振

国士舘は4回裏、5番鎌田が死球。送って1死二塁。7番黒沢は投ゴロ。二塁走者飛び出し挟殺。打者走者もアウトで無得点

城東は5回表、4番千野がチーム初安打となる左前安打で出塁。5番高垣豊は三飛。6番中平が送って2死二塁。7番松本は三飛で無得点

国士舘は5回裏、8番中西が中前安打。9番中泉が送って1死二塁。1番林は三ゴロ失策、2番伊藤は死球で1死満塁。しかし3番清水は二ゴロ併殺打で無得点

城東は6回表、2死から陶が右前安打も2番清水は右飛で無得点

国士舘は6回裏、4番斎藤が左中間二塁打。5番鎌田は送りバントも二塁走者挟殺。その間に鎌田は二進。6番吉田は左前安打で1死一、三塁。吉田は二盗。7番黒沢は四球。8番中西の右犠飛で1点を先制

城東は7回表、3者凡退

国士舘は7回裏、3者凡退

城東は8回表、3者凡退

国士舘は8回裏、3番清水が右前安打。4番斎藤の送りバントが安打となり無死一、二塁。5番鎌田のバントも安打となり満塁。6番吉田の左前適時打で2点目。7番黒沢の右前適時打で3点目。8番中西の犠飛で4-0。2死後、1番林の適時打で5-0とした

城東は9回表、3者凡退で試合終了。国士舘・中西投手は2安打完封勝利

城東対国士舘 完封勝利しナインとタッチを交わす国士舘・中西(左)(撮影・滝沢徹郎)

城東対国士舘 完封勝利し叫ぶ国士舘・中西(撮影・滝沢徹郎)

城東対国士舘 完封勝利した国士舘・中西(撮影・滝沢徹郎)

城東対国士舘 8回裏国士舘無死満塁、中西は左犠飛を放つ(撮影・滝沢徹郎)

城東対国士舘 城東先発で力投する林(撮影・滝沢徹郎)

城東対国士舘 国士舘先発で力投する中西(撮影・滝沢徹郎)

第1試合:帝京3-2創価

チーム
創価
帝京

【創】森畑【帝】田代、柳沼

【本】武者、加田(帝)

【試合経過】

創価は1回表、1番島本が中二塁打。送って1死三塁。3番宮原は四球、二盗で二、三塁。しかし4番高沢、5番石坂が連続三振に倒れ無得点

帝京は1回裏、いずれも内野ゴロで3者凡退

創価は2回表、2死から8番森畑が中前安打。9番小松が死球で一、二塁。1番島本は遊撃内野安打で満塁。2番庄司はスライダー空振り三振で無得点

帝京は2回裏、1死から5番小松が右前安打。2死後、二盗成功。しかし7番阿出川は中飛で先制ならず

創価は3回表、敵失、内野安打、送りバントで1死二、三塁。しかし6番谷藤、7番河合が凡退し無得点

帝京は3回裏、3者凡退

創価は4回表、1死から9番小松が四球で出塁。1番島本は一ゴロで2死一塁。2番庄司の中前安打で一、三塁。3番宮原は死球で満塁。4番高沢の右翼線への適時二塁打で2点を先制

帝京は4回裏、2番武藤が遊撃内野安打。送って1死二塁。しかし後続倒れ無得点

創価は5回表、2死から8番森畑が内野安打。暴投で二進。しかし9番小松は三飛で追加点ならず

帝京は5回裏、6番御代川が二塁内野安打。しかし後続倒れ無得点

創価は6回表、2死から3番宮原が右中間三塁打。しかし4番高沢は三振で無得点

帝京は6回裏、1番武者の左越えソロで1-2。1死後3番加田の中越えソロで2-2同点

創価は7回表、3者凡退

帝京は7回裏、3者凡退

創価は8回表、8番森畑が四球。送って1死二塁も後続倒れ無得点

帝京は8回裏、1死から1番武者が内野安打。送って2死二塁。しかし3番加田は捕ゴロで無得点

創価は9回表、3番宮原が右安打と失策で無死二塁。送って1死三塁。5番石坂は三振で2死。6番谷藤は左飛で無得点

帝京は9回裏、2死から6番御代川が敵失で出塁し二盗成功。7番阿出川は四球で一、二塁。8番尾瀬の中前へのヒットでサヨナラ勝ちした

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ打を放った尾瀬(右)はナインから祝福される(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 サヨナラ負けし肩を落とす創価・森畑侑大(中央)らナイン(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ勝ちし喜ぶ帝京ナイン。手前は座り込む創価・森畑(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、尾瀬はサヨナラ打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 6回裏帝京1死、加田は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 6回裏帝京無死、武者は左越えソロ本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 4回表創価2死満塁、先制の右2点適時二塁打を放った高沢は叫ぶ(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 4回表創価2死満塁、高沢は先制の右2点適時二塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 創価先発で力投する森畑(撮影・滝沢徹郎)

創価対帝京 帝京先発で力投する田代(撮影・滝沢徹郎)

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城東悔し2安打完封負け、都立勢初の決勝進出ならず

城東対国士舘 城東先発で力投する林(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:国士舘5-0城東>◇9日◇準決勝◇神宮

城東が完封負けし、都立勢初の決勝進出はならなかった。

先発の林平太郎投手(1年)が再三のピンチで踏ん張り、5回まで4安打無失点。だが、6回に犠飛で先取点を与え降板。8回に2番手の鳴坂隼投手(1年)が4失点し、試合を決められた。林は8回途中から再登板。計7回7安打1失点だった。

打線は国士舘・中西に2安打無得点に抑えられた。

林は「ストライク先行で有利なカウントにしないといけなかった」と冷静に振り返った。来年への課題としては「体がまだできていない。体重を増やして、フォームを固めたい」と、現在71キロの体重を78キロまで増やすつもりだ。

内田稔監督は「(中西に)手も足も出ませんでした。練習しないといけない。コントロールと、球の動きが嫌でしたね。うちが勝つとしたら、しのぐしかなかった。(林は)しのいだのは良かったけど、ただ、それ以上に打てませんでした」と打線を敗因に挙げた。

最後は、ベスト4の結果を受け「選手はよく頑張ったと思います。(来春へ向けて)全てのレベルアップ。技術、体力の底上げです」と話した。

城東対国士舘 城東先発で力投する林(撮影・滝沢徹郎)

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国士舘が2年連続の決勝進出、右腕中西が無四球完封

城東対国士舘 国士舘先発で力投する中西(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:国士舘5-0城東>◇9日◇準決勝◇神宮

国士舘が2年連続の決勝進出を決めた。

度重なる走塁ミスもあり7回まで1得点と苦戦したが、右腕・中西健登投手(2年)の投球は危なげなく、無四球2安打で城東を完封した。相手の揺さぶりもある中で「とにかくストライクを投げることだけを考えました」と喜んだ。

スリークオーターからの直球、カットボールで安定してストライクを重ねていった。中学では調布シニアで外野手としてプレーしていた。高校で投手転向。「軸回転がサイド気味のほうが向いている」という永田昌弘監督(61)のアドバイスもあり、現在のフォームで投げている。

新チーム結成以降、東海大相模(神奈川)や花咲徳栄(埼玉)といった強打のチームとの練習試合にも登板を重ね、自信を積んできた。10日にはセンバツ出場をかけ、帝京との決勝に挑む。「連投は慣れているほうだと思います」と、大一番へ気合十分だった。

城東対国士舘 完封勝利しナインとタッチを交わす国士舘・中西(左)(撮影・滝沢徹郎)

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帝京サヨナラ勝ちで11年夏以来の甲子園へ前進

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ打を放った尾瀬(右)はナインから祝福される(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:帝京3-2創価>◇9日◇準決勝◇神宮

帝京がサヨナラ勝ちを収め、決勝進出。11年夏以来となる甲子園出場へ、さらに前進した。

0-2の6回、1番武者倫太郎一塁手(2年)と加田拓哉外野手(2年)のソロ2発で追い付いた。迎えた9回、2死一、二塁で尾瀬雄大外野手(1年)が中前にサヨナラ打を放った。

尾瀬は今大会初スタメンだった。しかも、本職は二塁だ。9回までの3打席は、見逃し三振と、引っ張ってのゴロが2つ。最後の打席で1ボールの後、前田三夫監督(70)からの伝令で「逆方向の意識を持て」と言われた。

「ずっと引っ張っていたので、逆方向へ打つ意識でした。相手の投手は直球がいいので、直球でストライクを取りに来ると思いました」と、カウント3-1からの直球を中前へライナーで運んだ。

前田監督は「(尾瀬は)とにかく勝負強い。何とか(ヒットを)出してくれと、期待はありました」と振り返った。決勝戦に向けては「ここまで来ましたから。今は選手に任せています。いい動きをしています」と選手への信頼を口にした。

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、尾瀬はサヨナラ打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
創価対帝京 6回裏帝京1死、加田は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

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創価、サヨナラ負け 森畑完投も踏ん張りきれず

創価対帝京 9回裏帝京2死一、二塁、サヨナラ勝ちし喜ぶ帝京ナイン。手前は座り込む創価・森畑(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球秋季東京大会:帝京3-2創価>◇9日◇準決勝◇神宮

創価はサヨナラ負けで決勝進出を逃し、来春センバツ出場が絶望的となった。ナインは敗れた瞬間、グラウンドにうずくまった。

最速145キロ右腕・森畑侑大投手(2年)が5回まで3安打無失点に抑え、試合を優位に進めていた。ところが2点リードの6回、帝京打線にソロ本塁打を2本浴びた。「1本目はフォーク、2本目は直球が浮いてしまいました」と、目を赤くしながら悔やんだ。

終盤には右ふくらはぎがつる場面もありながら、9回まで投げ抜いたが、最後は踏ん張りきれず。2死一、二塁から中前へのサヨナラ打を許した。「もっと下半身を強くして、後半にバテないような体力をつけたいです」とさらなる成長を誓っていた。

創価対帝京 サヨナラ負けし肩を落とす創価・森畑侑大(中央)らナイン(撮影・滝沢徹郎)

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仙台育英4冠へ意識改革、対話増やし積極的校外活動

ティー打撃で力強いスイングを見せる仙台育英・田中主将(撮影・鎌田直秀)

<挑む!日本一からの招待(上)>

第50回記念明治神宮野球大会(神宮)が15日に開幕する。高校の部では、秋季東北大会を制した仙台育英(東北・宮城)が3年ぶり7度目の出場。「挑む! 日本一からの招待」と題し、今日と来週の2度にわたり、選手らが定めた4大大会(明治神宮大会、センバツ、選手権、国体)完全制覇を達成するための取り組みや、思いに迫る。第1回は、主将の田中祥都内野手(2年)を中心とした意識改革に注目だ。【取材・構成=鎌田直秀】

新しい仙台育英をつくってほしい-。田中は、野球ノートによる1、2年生の投票結果などで須江航監督(36)から主将に任命され、最初に伝えられた言葉を深く受け止めた。「まず、みんなで4大大会制覇を目標に定めました。それに見合った勝利を重ねるには、どうしたら良いのか」。3年生から受け継いだ終盤3回の強さ。自身はスタンドから見つめた甲子園8強の経験者も残る中、全員とコミュニケーションを取ることから歩みを始めた。

同学年とは登校時や授業間の休み時間に対話を増やした。1年生とは寮やグラウンドで、各人の考えを吸い上げた。「今では練習のこと以外でも、選手間で誰とでも意見交換が出来るようになってきた」。選手の気持ちの浮き沈みなども敏感に感じ取って、的確な声がけも出来るようになった。本音が飛び交う好環境が構築されつつある。

1つの新たな試みは、校外活動を選手たちで提案した。昨冬には仙台駅周辺で東日本大震災復興に向けた募金活動に参加。先月の台風19号では、甚大な被害を受けた大崎市の鹿島台地区に出向き、浸水した家具などを運び出すボランティア活動も積極的に行った。「落ち葉を拾うような簡単な意識から始まった。野球だけやってればいいという感覚ではダメ。誰かのためにという思いが、強さにつながる」と信じている。

今夏の甲子園は星稜(石川)に1-17、秋の茨城国体でも関東第一(東京)に2-10と大敗した。「全国で絶対に勝っていかないといけないチームを分析し、書いて張っています」。現在、室内練習場の壁には星稜以外にも大阪桐蔭、履正社(ともに大阪)、東海大相模(神奈川)、中京大中京(愛知)の戦力分析を掲示。「見ると気合が入ります」。超える敵も明確となっている。

16日には関西王者の天理(近畿・奈良)との初戦を迎える。東北大会後はレギュラーも白紙に戻した。チームを3分割して攻守ともに練習し、競争心も激しさを増している。「センバツに向けた課題を見つけることも大事ですが、勝って反省することが一番良い」。7年ぶり2度目の神宮制覇を通過点にするつもりだ。

守備と走塁練習を兼ねたノックを行う仙台育英・須江監督(中央)や選手たち(撮影・鎌田直秀)
須江監督(中央)を中心に円陣を組む仙台育英の選手たち(撮影・鎌田直秀)

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白樺学園・業天主将、友のために掴むセンバツ切符を

東京入りし、練習を行う白樺学園ナイン。中央は業天主将(撮影・保坂果那)

友とともに全国の舞台に立ちたい-。明治神宮野球大会高校の部(15日開幕)に初出場する白樺学園は7日、東京入りした。

業天汰成主将(2年)は小、中学時代にチームメートだった札幌日大・明田圭喬投手(2年)との約束のため、優勝校の地区に与えられるセンバツ神宮枠獲得を狙う。「明田の分も優勝したい」と意気込む。

2人は新十津川小1年から新十津川ホワイトベアーズで野球を始めた。中学でともに空知滝川リトルシニア入り。10月の秋の全道決勝で対戦した。頂点の座を手にしたのは業天。来春のセンバツを確実にした。あと1歩で逃した明田から翌日、LINE(ライン)でメッセージが届いた。「俺のために(神宮で)優勝して枠を取ってくれ」。悔しさをこらえ、送られたメッセージに気持ちが奮い立った。

神宮を制覇すれば、北海道勢としては2年連続となる。昨年は札幌大谷が初出場初優勝で全道準優勝の札幌第一が神宮枠でセンバツに出場した。かつては05年駒大苫小牧も神宮で日本一をつかんでいる。今年も神宮枠がもたらされれば、札幌日大が筆頭候補となる。

東京入りの前日6日、白樺学園がある芽室町内では初雪が降った。業天は「羽田空港に着いた瞬間から暖かかった。寒くて思うような練習ができなかったから、今日はたくさんできて良かった」と笑顔。16日初戦の相手、東京地区代表は10日に決まる。「初めての全国大会は楽しみ。良い場所で野球ができるのもうれしい」。友のためにも勝ちたい理由がある主将は、集中力を高めていく。【保坂果那】

東京入りし、練習を行う白樺学園・業天主将(撮影・保坂果那)
練習中に声を張る白樺学園・業天主将(中央)(撮影・保坂果那)
東京入りし、練習を行う白樺学園・業天主将(撮影・保坂果那)
東京入りし、練習を行う白樺学園・業天主将(撮影・保坂果那)

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