日刊スポーツ

田口が巨人初の10戦連続登板 藤川、涌井ら5人目

田口が巨人初の10戦連続登板 藤川、涌井ら5人目

広島対巨人 8回、巨人2番手で登板した田口(撮影・垰建太)

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

巨人田口麗斗投手が6日DeNA戦からチーム10試合に連続登板。10試合以上の連投は44年若林(阪神)14試合、72年佐藤(南海)11試合、75年山本和(阪神)83年久保(大洋)07年藤川(阪神)08年アッチソン(阪神)13年涌井(西武)各10試合に次いで8人目。セ・リーグでは5人目のタイ記録で、巨人の投手で記録したのは初めて。

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阪神福留1軍復帰に慎重な姿勢 19日2軍戦で1発

ウエスタン・リーグ ソフトバンク対阪神 8回に福留は中越えに勝ち越しのソロ本塁打を放つ(2019年7月19日)

阪神清水雅治ヘッドコーチはふくらはぎ痛で2軍調整中の福留孝介外野手の1軍復帰について慎重な姿勢を崩さなかった。

前日19日の2軍ソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)でバックスクリーン弾を含む2安打1打点と活躍。同ヘッドは「もちろん、早く帰ってきてほしい」としつつ「孝介の場合は本人がいけると言ったらすぐという感じ。本人がどう思って、いつのタイミングでかというところ」と説明した。

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楽天森原14戦連続無失点 プラス思考で屈辱を糧に

楽天対ソフトバンク ファンとタッチを交わす楽天森原(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

腹をくくって、セットアッパーの座を不動のものにする。楽天森原康平投手(27)が、0-0のしびれる8回を無失点で切り抜けた。直後に浅村が犠飛で決勝点を挙げ、今季2勝目。チームは1カ月ぶりとなる3連勝を飾り、3位に浮上。首位ソフトバンクに4ゲーム差まで迫ってきた。

   ◇   ◇   ◇

森原は屈辱を糧にしている。2年目の昨季、9月に2試合抑えとして登板したが、いずれも失敗した。「みんながつないでくれたマウンドで打たれるわけにはいかない、と。意識した瞬間にガチガチに力んでしまった」。チームの敗戦に直結し、申し訳ない思いがあふれた。ただ、分かったことがある。「『やってやろう』が強すぎると良くない。1年間投げ続ければ、失敗することは、絶対にある。それをどれだけ少なくできるか」。肝が据わった。

0-0の8回。かつての自分なら固まってしまったかもしれない、しびれる場面だ。難なく先頭を打ち取った後、松田宣に粘られ四球を与えても動じない。釜元、明石を連続三振。最後は代名詞ともいえる力感のない腕の振りから149キロを外角低めにズバッと決め、静かに拳を握った。「持っている以上のものは出せない。1球1球、できることを冷静にやる」。その積み重ねが、6月12日のヤクルト戦から14試合連続無失点という結果に表れている。

趣味の読書ではビジネス本など幅広いジャンルに目を通す。「いろんな人の本を読むと、いろんな引き出しが生まれる。『悩むのは3分まで。それ以上は時間の無駄』とか勉強になる言葉も結構ある。ホリエモンさんとかも、めちゃくちゃ本出してるんですよ」。グラウンドでの成功や失敗はもちろん、移動中の時間に至るまで、森原はセットアッパーとして日々成長している。【亀山泰宏】

楽天対ソフトバンク お立ち台でバーンポーズをする楽天森原(左)と浅村(撮影・横山健太)

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楽天3連勝3位 浅村V犠飛「今できること第一に」

楽天対ソフトバンク お立ち台でバーンポーズをする楽天森原(左)と浅村(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

必殺仕事人のように、楽天のおのおのができることを全うした。

8回1死一、三塁から犠飛で均衡を破り決勝点を挙げた浅村。前日は右膝の違和感で途中交代し、今季2度目の指名打者で先発。タイミングに狂いが生じ「ふがいない思いが強い」と打撃でジレンマを抱えながら、より高確率で1点を取る方法にフォーカスした。「どうやったらフライが上がるか、ある程度分かっている。ただ『対投手』となると難しい。今できることを第一に考えて、打てなかったら実力不足と割り切った」。外角低め145キロでもきっちり角度を出し、右翼フェンス手前まで運んだ。

直前のチャンスメークもしたたか。1死から茂木の打球は遊撃正面へ。試合後は自打球の影響で足を引きずっていたが、即座にトップスピードに入った。雨で試合開始が30分遅れ、8回からは再び霧雨。「天然芝の球場で、ただでさえグラウンドが荒れてくる8回。何が起こるか分からないのは、ショートを守る自分が一番分かっている」。ソフトバンク高田がはじいた球が転がる間に、一気に二塁を陥れ、続く島内の内野安打で「犠飛でも1点」の状況をつくりだした。不動のリードオフマンは無安打でもチームをけん引した。

体調不良の岸が2日前に先発を回避しても、代役の釜田が4回無失点の粘投。5回からは充実のブルペン陣がゼロを並べた。1カ月ぶりの3連勝で3位に浮上した平石監督は「今日のことは忘れて、明日は明日」。ソフトバンクとの直近対決は3連戦3連勝の後、3連戦3連敗。再び3タテのお返しを決め、混パを演出する。【亀山泰宏】

楽天対ソフトバンク ソフトバンクに勝利しタッチを交わす楽天松井(左)と堀内(撮影・横山健太)

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矢野監督、先手采配的中「いってしまった方がいい」

阪神対ヤクルト サヨナラ犠飛の近本光司(左)を出迎える矢野耀大監督(撮影・清水貴仁)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

阪神矢野燿大監督の攻撃的な采配が実った。9回は先頭で代打北條が右中間二塁打。陽川にはバントを命じて、プロ初犠打を決めた。

1死三塁になると代走江越を投入し、近本の浅い左翼への飛球でサヨナラの生還。「(陽川へのバントは)ちょっと迷ったけどな。(植田)海のところに打順が回ってきても、どうしようかと。もう江越に代えた時点で、あのままいけば、トリ(鳥谷)が守るということやし。1個1個、やっておいてよかったなと、あとで思うよりは、いってしまった方がいい」。目まぐるしく手を打った場面を丁寧に説明した。

阪神対ヤクルト 9回裏阪神無死、矢野燿大監督(右から2人目)は代打北條史也の右二塁打に喜ぶ(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 9回裏阪神無死二塁、陽川尚将は送りバントを決める(撮影・上山淳一)

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工藤ソフト3年ぶり6連敗 負傷和田は病院で診察へ

楽天対ソフトバンク 7回表ソフトバンク2死二塁、遊ゴロに終わり肩を落とす内川(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

ソフトバンクが楽天に0-1で敗れ、工藤政権ワーストタイ、16年以来3年ぶりの6連敗を喫した。8回1死から遊ゴロがイレギュラーし、高田が失策。浅村の決勝犠飛につながった。

今季6度目の0封負け。後半戦5試合で4得点と、打線は湿りきっている。前日19日は怒気を隠さなかった工藤監督だが、この日は「チャンスは作れている。あと1本というところまできている」と、10残塁も相手より多い5安打で攻めたことを前向きにとらえた。

悪いときには悪いことが重なる。先発和田が5回1死、堀内への3球目を投げた後、マウンドに崩れ落ちた。「滑ったので踏ん張ったら嫌な感じだった」と右足太ももに違和感を感じ、途中降板。小雨、霧雨が降り続く悪条件の中「スパイクに土がべっとりとついていた。取っていなかった自分のミス」と、和田は悔やんだ。今後、病院で診察を受ける。「自分の感じとしては悪くないんじゃないか」と軽症のようだが、故障者続出の中、先発の柱である38歳のベテラン左腕まで離脱するとなると、チームへのダメージは大きい。

一時は2位に7ゲーム差をつけ、独走態勢に入りつつあったが、1日以来の2差に日本ハムが迫ってきた。和田の緊急降板にも高橋純、椎野が力投を見せた。工藤監督は「投手はよく粘ってくれている。打線が奮起することを期待したい。しっかり明日切り替えてやることが大事」と連敗脱出は近いと信じ、バスへと乗り込んだ。【石橋隆雄】

▽ソフトバンク高橋純(5回途中から緊急登板も2回2/3を無失点)「早めに準備はしていた。工藤監督からも本当に落ち着いていけ、時間使っていいからという言葉をかけられ、落ち着けた」

▽ソフトバンク江川(9回代打で今季初打席も空振り三振)「(打席には)落ち着いて行けたけど、次はもう少し違う姿を見せたい」

楽天対ソフトバンク 4回表開始前、円陣を組むソフトバンクナイン(撮影・横山健太)
楽天対ソフトバンク 楽天に連敗し肩を落とす工藤監督(右から3人目)らソフトバンクナイン(撮影・横山健太)

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ソフトバンク福田が脇腹痛で登録抹消 江川が初昇格

ソフトバンク福田秀平(2019年7月9日撮影)

ソフトバンク福田秀平外野手(30)が左脇腹痛のため、20日に出場登録を抹消された。4月14日楽天戦で左脇腹を痛め、離脱。5月に復帰後も痛みは残っていた。状態が再び悪化し、後半戦開始からは出場がなかった。

工藤監督は「最初(スタメン)からいける状態にならなかったので、時間を作ろうと話をした。本人にも10日でしっかり治してくるようにと言った」と説明。代わりに江川智晃外野手(32)が今季初昇格した。

ソフトバンク江川智晃(2018年6月15日撮影)

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広島連勝バティスタV弾含む2発 巨人3連敗/詳細

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

広島が逆転勝ちで6月1日以来となる連勝。0-2の6回、バティスタの20号2ランで追い付き、8回もバティスタの2打席連続の21号2ランで勝ち越した。巨人は中盤まで試合のペースを握ったが、逃げ切れず3連敗を喫した。

チーム
巨 人
広 島

【巨】今村、●田口、デラロサ

【広】床田、菊池保、○今村、Sフランスア

【本】亀井10号(ソロ115m=床田3回)バティスタ20号 (2ラン135m=今村6回)・21号 (2ラン125m=デラロサ8回)

広島対巨人 お立ち台で笑顔を見せるサビエル・バティスタ(撮影・栗木一考)

<9回>

【巨人】 丸が右飛、岡本、陽が連続三振、試合終了

広島対巨人 9回表巨人2死、陽岱鋼は空振り三振に倒れる。投手フランスア(撮影・浅見桂子)

<8回>

【巨人】 亀井の内野安打も無得点

【広島】 1死二塁で巨人は3番手にデラロサ。2死からバティスタが2発目の2ランで勝ち越し

広島対巨人 8回裏広島2死二塁、バティスタは右越えに勝ち越し2点本塁打を放つ。投手デラロサ(撮影・浅見桂子)

8回裏広島2死二塁、サビエル・バティスタは右越えに勝ち越し2点本塁打を放つ。投手ルビー・デラロサ(撮影・栗木一考)

<7回>

【巨人】 2死一、二塁も代打阿部は左飛

【広島】 会沢のライト線への飛球を陽がスライディングキャッチ、3者凡退

広島対巨人 7回表巨人2死一、二塁、代打阿部は左飛に倒れ渋い表情で引き揚げる(撮影・垰建太)

<6回>

【巨人】 広島2番手菊池保。亀井、坂本勇が連続三振、3者凡退

【広島】 菊池涼が左前安打、バティスタが中越え同点2ラン!

6回裏広島2死一塁、サビエル・バティスタは中越えに同点2点本塁打を放ちベンチ前でナインの出迎えを受ける(撮影・栗木一考)

6回裏広島2死一塁、サビエル・バティスタは中越えに同点2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考)

<5回>

【巨人】 無死一、二塁から岡本が中前適時打。なおも1死満塁もビヤヌエバ、小林が凡退

【広島】 三好が左前安打も無得点

広島対巨人 5回表巨人無死一、二塁、岡本和真は中前適時打を放つ(撮影・栗木一考)

<4回>

【巨人】 若林の左安打など2死二、三塁から亀井はニゴロ。菊池涼が好守!前進しながら好捕しグラブトスで一塁送球、ピンチを防いだ

【広島】 西川が左前安打も無得点

広島対巨人 4回表巨人2死二、三塁、亀井(右)の二塁ゴロを好捕し一塁に好送球する菊池(撮影・浅見桂子)

広島対巨人 4回表巨人2死二、三塁、亀井の打球を好守でさばき二ゴロに仕留める菊池涼(撮影・垰建太)

広島対巨人 4回表巨人2死二、三塁、亀井(右奥)の二塁ゴロを好捕し一塁に好送球する菊池(右手前)(撮影・浅見桂子)

<3回>

【巨人】 亀井が右翼へ先制弾。坂本勇人、丸の連打もこの回1点

【広島】 3者凡退

広島対巨人 3回表巨人2死、亀井善行は先制ソロ本塁打を放ち原辰徳監督の出迎えを受ける(撮影・栗木一考)

広島対巨人 3回表巨人2死、亀井は右越え先制ソロ本塁打を放つ。投手床田(撮影・浅見桂子)

<2回>

【巨人】 岡本が左前安打も無得点

【広島】 3者凡退

<1回>

【巨人】 3者凡退

【広島】 3者凡退。両左腕が順当な立ち上がり

巨人打線を相手に力投する広島床田寛樹(撮影・栗木一考)

広島打線を相手に力投する巨人今村信貴(撮影・栗木一考)

スタメン

【巨人】

1(左)亀井

2(遊)坂本勇

3(中)丸

4(一)岡本

5(右)陽岱鋼

6(二)若林

7(三)ビヤヌエバ

8(捕)小林

9(投)今村

【広島】

1(中)西川

2(二)菊池涼

3(一)バティスタ

4(右)鈴木

5(左)松山

6(捕)会沢

7(三)三好

8(遊)小園

9(投)床田

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DeNA石田463日ぶり先発白星…いつもと違う 

試合に勝利し笑顔を見せるDeNA石田(撮影・鈴木正人)

<DeNA4-3中日>◇20日◇横浜

午後6時のマウンドは、久しぶりだった。先発投手の名前がコールされると、横浜スタジアムから期待を込めた声援と、割れんばかりの拍手が送られた。DeNA石田健大投手(26)が、18年10月7日の広島戦以来の先発マウンドに上がった。「いつも以上にファンの声は聞こえた気がする。いつも以上に大きな声援の感じがした」。久しぶりの光景と空気をかみしめた。

今季ここまでの23試合は、全て中継ぎだった。3年連続開幕投手の候補でありながら、開幕前に左肘の違和感を発症。1軍復帰後の役割は本職の先発ではなく、リリーフだった。1週間に1度だったマウンドは、時に何日も続くことがあった。

試合開始からブルペンでゲームの行方を見つめ、中盤に向けて肩を作る。慣れない環境の中でも、常にチームのためを優先してきた。「(戻りたい)気持ちはもちろんあった。でも与えられた場所で全力でやるしかない」。ブルペンの現場を直に感じたから、分かることもあった。463日ぶりにつかんだ先発勝利は「いつもと違うものがある」と感慨深かった。

男は背中で見せる-。初回。この日最速150キロを3球もマークした。「いつ、つぶれてもいいと思っていた」と多くを語らず、ボールに魂を込めた。3点リードの5回には2死一、三塁とピンチを招いたが、代打藤井を最後はチェンジアップで空振り三振。思わず「よっしゃー」と声を上げ、グラブをたたいた。次回も先発として、27日の中日戦に登板する予定。佳境へ向かうペナントレース、頼もしい左腕が戻ってきた。【栗田尚樹】

試合に勝利しラミレス監督(左)とタッチするDeNA石田(撮影・鈴木正人)

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阪神近本「本当にいいなと」新応援歌に応えるV犠飛

阪神対ヤクルト お立ち台でキン肉マンポーズを見せる近本(右)と北條(撮影・上田博志)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

阪神の近本光司外野手(24)がプロ初のサヨナラ打で連敗を6で止めた。球宴後初めて甲子園で行われたヤクルト戦。3-3と追い付かれた直後の9回1死三塁、ドラフト1位がきっちり犠飛を打ち上げた。球宴で史上2人目のサイクル安打を達成したヒーローが「キン肉マンDay」に今季7度目のサヨナラ勝ちを呼び込み、再びヒーローになった。

   ◇   ◇   ◇

勢い冷めぬ甲子園が、さらに熱を帯びた。プロ入り初のサヨナラ打。歓喜のウオーターシャワーを浴びる近本は誇らしげだった。

「何度目かのサヨナラの場面で打席に立って、今までは最低限の打撃と考えていたけど結果的にダメだったので。しっかりタイミングさえ合えば(打ちに)いこうかなと」

舞台は9回に巡ってきた。代打北條の二塁打を足がかりに作った1死三塁のサヨナラ機。「最初、三塁に北條がいたんで、ここはなんとしてもヒットじゃないとダメだなと思ってました」。お立ち台で笑ってちゃかしたように、同学年の北條に代走江越が送られた。「ヒットじゃなくても、犠牲フライでも江越さんなら(本塁に)かえってくれるので(打球の)距離を出そうかなと」。左腕ハフから逆方向の左へ連敗を止める飛球を打ち上げた。近本は目尻を下げ「やっと勝てたかなと思いますね…」とほっとした表情を浮かべた。

勝っても負けても、明日は来る。それはどんなヒーローでも同じ。諦めない。「キン肉マン」とコラボした試合。日本を代表する人気漫画の主人公も不屈の精神で闘い続ける。近本はテレビなどであまり見る機会はなかったというが、それに負けない働きっぷり。筋骨隆々のキン肉マンの体格と比べて「全然ですけど…」と控えめだが、最後は6連敗を止めるヒーローになった。

それまでの打席でも打ったからこそ生まれた一打だった。6回、8回と先頭打者でヒットを放って出塁し、塁上から相手にプレッシャーをかけた。「自分の仕事がそれまでにできていた。あの場面で(それが)できていなくて打席に入っていたら心境も違ったと思う」。そんな近本を後押ししたのが、新設された応援歌が。本拠地で初演奏され、「打席で聞いてしまうところもあった。本当にいいなと」とファンに感謝した。

矢野監督からの信頼も絶大だった。9回の攻撃について「選手もほとんど使い果たしていた。江越の代走もどうしようかなと迷った。『近本、決めてくれ』という気持ちだけで応援しました」と全てを託した。諦めたらゲームセット。迷いは捨てて、がむしゃらに進むのみ。「野球ってほんとに最後まで分からないスポーツだなと思ったんで、そういうところが野球の面白いところかなと」。球宴でもサイクル安打を達成した阪神のヒーローは、ギブアップなんてしない。【真柴健】

阪神対ヤクルト 9回裏阪神1死三塁、サヨナラ左犠飛を放つ近本(撮影・清水貴仁)
阪神対ヤクルト 9回裏阪神1死三塁、サヨナラ犠飛を放った近本(手前左)にウオーターシャワーで祝福する阪神ナイン(撮影・上山淳一)

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西武多和田2カ月ぶり登板手応え 変化球の制球課題

西武対オリックス 力投する西武先発の多和田(撮影・山崎安昭)

<西武1-3オリックス>◇20日◇メットライフドーム

約2カ月ぶりに1軍登板した西武多和田真三郎投手が、白星を逃し4敗目を喫した。

2、6回の先頭打者に2被弾。6回3失点で降板し、5月25日以来の先発で、勝利につなげることができなかった。この負けでチームは4位に後退した。後半戦の巻き返しには、復活が必要不可欠の存在。「全体的には強い球があってよかった。もう少し変化球がストライクに入ればよくなっていく」と前向きに捉えた。

西武対オリックス 6回表オリックス無死、吉田正にソロ本塁打を許した多和田(撮影・山崎安昭)

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阪神マルテがベンチ入り、左膝負傷も離脱まぬがれた

試合前の練習で笑顔のジェフリー・マルテ(撮影・上山淳一)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

左膝負傷のため戦列を離れていた阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が20日ヤクルト戦からベンチ入りメンバーに復帰した。

15日中日戦(ナゴヤドーム)で二塁に滑り込んだ際に痛めて、翌16日は検査のために帰阪欠場。この日は試合前練習で屋外フリー打撃を行い、強振するなど感触をチェック。走塁練習も行い、二塁を踏む動きなどを確認した。

出場機会はなかったが、離脱をまぬがれた。

試合前の練習で守備練習するジェフリー・マルテ(撮影・上山淳一)

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阪神ドリス「力んだ…」リード守れず笑顔なき4勝

阪神対ヤクルト 9回表ヤクルト1死三塁、雄平の一ゴロを陽川尚将が野選し同点に追いつかれるラファエル・ドリス(撮影・上田博志)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

阪神守護神ラファエル・ドリス投手が笑顔なき4勝目だ。

1点リードの9回から登板も、先頭中村の右前打から1死三塁のピンチを招き、一塁野選で同点に追いつかれた。

チームがその裏にサヨナラ勝ちを収めて勝利投手となったが「いつも通りいったつもりだけど、力んだ部分があったかもしれない。チームの勝ちが一番大事。勝てて良かった」とホッとしていた。

阪神対ヤクルト 9回に登板するラファエル・ドリス(撮影・清水貴仁)

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緒方監督「我慢しようと」バティスタ打順変更せず吉

広島対巨人 8回裏広島2死二塁、バティスタの2点本塁打にバンザイで喜ぶ緒方監督(中央)(撮影・垰建太)

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

広島が1カ月半ぶりに連勝した。サビエル・バティスタ外野手(27)が2本の2ランで全4打点をたたき出し、菊池涼介内野手(29)が美技でもり立て、リリーフ陣が無失点で継投した。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。

-劣勢をはね返した

緒方監督 今日も粘り強く戦っていった中で、ファンの人に喜んでもらえる勝利になって、本当にうれしい。床田は序盤からランナー背負う展開というか、ずっと苦しい展開で…。その中で、キクでしょ、やっぱり。あんなプレー、すごいプレーを見せてくれた。(田中)広輔もいいプレーを見せてくれたし。守り抜いた中で、バティスタが2死から2本のホームラン。昨日(19日)はボールの見極めとか形はよかったけど、追い込まれてからスイングができなかった。バッティングコーチが「振っていこう」ということは伝えていただろうし、とにかくナイスバッティング。

-不調だったバティスタの打順を下げなかった

緒方監督 上位のところは今のところはまだ。松山も内容がよくないから考えるところはあるけど、上のほうが動かしたくない。サードとショートのポジションは流動的に考えながら、もちろんキャッチャーの兼ね合いはあるけどね。上のほうの打順は少しがまんしようと。

-久々の連勝

緒方監督 1試合1試合なんで。明日もいいゲームをファンの人に見せたいと思います。

広島対巨人 ファンの声援に応える緒方孝市監督(撮影・栗木一考)

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平石監督「仕事してくれた」茂木の走塁&浅村V犠飛

楽天対ソフトバンク 8回裏楽天1死一、三塁、右犠飛を放ちナインとタッチを交わす浅村(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

楽天がしたたかな攻めで1カ月ぶりの3連勝を飾った。8回1死から茂木が放った遊撃正面へのゴロがイレギュラー。ソフトバンク高田がはじく間に茂木が一気に二塁を陥れた。島内の内野安打で一、三塁とし、浅村が外角低めの速球を深々と運ぶ右犠飛で均衡を破った。

岸が体調不良を訴え先発回避も、代役の釜田から小刻みな継投で無失点。平石監督は「(茂木)栄五郎の走塁が大きかった。浅村もしっかり仕事をしてくれた」とうなずいた。

楽天対ソフトバンク 力投する楽天先発の釜田(撮影・横山健太)

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阪神あわやセンターゴロ…捕手中村がこぼし植田生還

8回裏阪神1死一、三塁、大山悠輔の中前勝ち越し適時打で生還し手荒い出迎えを受ける植田海(撮影・上田博志)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

阪神は8回にあわや“センターゴロ”というプレーがあった。

2-2に追いついて迎えた1死一、三塁。大山のセンター前にはずむ打球で三塁走者植田が遅れてスタート。中堅手青木の返球は完全にアウトのタイミングだったが、捕手中村がポロリとこぼしてセーフとなった。植田は「(中堅手が)定位置くらいやったんで」。中飛を警戒した結果の際どいプレーだったと振り返った。

8回裏阪神1死一、三塁、大山悠輔の中前適時打で三塁走者植田海が生還する(撮影・清水貴仁)

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DeNA助っ人で5割復帰、ソトとロペスで計4打点

DeNA対中日 2回裏DeNA2死二、三塁、ロペスの左前適時打でソトは生還しベンチ前でタッチ(撮影・鈴木正人)

<DeNA4-3中日>◇20日◇横浜

DeNAは助っ人コンビで勝率5割復帰だ。

3回2死満塁からソトが左翼線への二塁打、ロペスは左前打と連続適時打。2人で仲良く2打点ずつ挙げ、主導権を握った。17年から5連敗中だった天敵山井からも3年ぶりに勝利。ラミレス監督は「チーム一体となっての勝利。5割復帰はうれしいが、ここでストップすることなく前を向いて行きたい」と先を見据えた。

DeNA対中日 2回裏DeNA2死二、三塁、ロペスは左前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)

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阪神高橋遥人「おまけみたいなもの」自己最多10K

阪神対ヤクルト 先発し7回を2失点と好投をみせた高橋遥(撮影・清水貴仁)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

阪神の高橋遥人投手(23)が、7回7安打2失点、自己最多の10三振を奪って先発の役目を果たした。

雨天中止となった19日から初のスライド登板。カード初戦を託した矢野監督の期待に応えて、試合を作った。

力感あふれる直球がビシビシ決まった。「暑かったですけど、全くいつもと同じように入れました。みんなが声を掛けてくれましたし、声援もありましたし、力になりました」。5回は先頭の太田を146キロ直球で見逃し三振に仕留めると、広岡からも146キロ直球で空振りを奪い、3者連続三振。ひょうひょうとした表情で、次々に打者をなぎ倒していった。

ただ、高橋遥は初の2桁奪三振を誇るよりも、リードを保てず降板したことを反省した。「三振はおまけみたいなものなので。ランナーを背負ってから三振を取らないといけない。リードを許して降りてしまったので、もっと出来たんじゃないかなって」。1-0の2死走者なしから青木、村上に連打。バレンティンは外角の細かい出し入れで誘った末の四球で、満塁として中村に逆転の2点適時打を許した。続投した7回は無失点で踏ん張り、先発としての意地をマウンドに刻んだ。

最終的に連敗ストップを呼び込んだ粘投に、矢野監督の信頼が揺らぐことはかった。「投げる度に自分の自信が高まっている。スライドも初めての経験。どんどん自信をつけて投手陣を引っ張っていく素材」。ここまで2勝2敗ながら、防御率1・89はチームの先発で現在トップの数字。プロ2年目の左腕は、まだまだパワーアップする。【磯綾乃】

阪神対ヤクルト 背番号29の阪神高橋遥(撮影・清水貴仁)
阪神対ヤクルト 夏バージョンのタイガースガールと踊るキン肉マン(撮影・上田博志)

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小川監督継投ミスで劇敗 小川を「引っ張りすぎた」

阪神対ヤクルト ベンチで厳しい表情を見せる小川淳司監督(撮影・上田博志)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

ヤクルトが継投のタイミングを逸し、借金16に逆戻りとなった。先発小川は尻上がりに調子を上げて6回から5者連続三振を奪ったが、1点リードの8回に連打を許し2失点につながった。9回に粘って1点差を追いつくも、痛いサヨナラ負け。

小川監督は「小川はよかったが、引っ張りすぎてしまった。こういう展開でなかなか勝てない」と悔やんだ。

阪神対ヤクルト 8回裏阪神1死二塁、糸原健斗の同点適時打を打たれる小川泰弘(撮影・清水貴仁)

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広島バティスタ全4打点 観戦父と帰国の通訳へ2発

広島対巨人 お立ち台で笑顔を見せるサビエル・バティスタ(撮影・栗木一考)

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

広島サビエル・バティスタ外野手(27)が、1カ月半ぶりの連勝をもたらした。3番一塁で先発し、同点2ラン&勝ち越しV2ランで、チームの全4打点を荒稼ぎ。2年連続20発に到達し、本来のポイントゲッターぶりを見せつけた。自力優勝消滅の危機も、2夜連続で回避。首位巨人とのゲーム差を10に縮め、中日と並ぶ3位に浮上した。

  ◇    ◇    ◇

切れるな、入ってくれ! バティスタの祈りを込めた視線の先、大飛球が右翼ポールを直撃した。同点の8回に飛び出した決勝2ラン。6回の同点2ランに続く2打席連発で、全4打点をたたき出した。「チームに貢献したかった。打たないといけなかった」と振り返った。

巨人3番手デラロサに、鮮やかにリベンジした。前夜の同カード、7回の同点機で見逃し三振に仕留められた相手。「今日もリリーフしてくると思っていた。迷惑かけていたので、打たないといけなかった。真っすぐだけ狙った」。積極的にいこうと決めていた。157キロの外角球に必死にバットを合わせ、大飛球を打ち上げた。

追い込まれていた。前日までの2試合で6三振を喫し、8打席無安打。この日も1、2打席目は先発今村に完璧に抑えられた。救援明けから3番に固定されているが、打たなければ下げられる。迎打撃コーチの「ストライクはしっかり振りにいこう」という助言を、何度も反すうした。剛速球に負けるわけにいかなかった。

絶対に打ちたい理由があった。初来日した父ホセさんが、ネット裏で観戦していた。子どものころ野球を教えてくれたホセさんがいなければ、カープアカデミーに入ることも、来日することもなかった。「父のために打ちたかった」。もう1人、ホームランを贈りたかったのが、28日にドミニカ共和国に帰国するフェリシアーノ通訳。「帰る前に打ててよかった」とかみしめた。

自力優勝消滅の危機を、2夜連続で回避した。緒方監督は「ファンに喜んでもらえるような試合ができて、本当にうれしい。バティスタが2本のホームランで…。ナイスバッティング」と絶賛した。連勝は、5月28日~6月1日の5連勝以来、1カ月半ぶり。崖っぷちの広島が、少しずつ本来の力を取り戻している。【村野森】

広島対巨人 8回裏広島2死二塁、バティスタは右越えに勝ち越し2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
広島対巨人 ポーズを作る広島バティスタ(撮影・栗木一考)

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矢野監督、4番大山の適時打称賛「中心打者の責任」

8回裏阪神1死一、三塁、大山悠輔は中前適時打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神4-3ヤクルト>◇20日◇甲子園

阪神大山悠輔内野手が一時勝ち越しの適時打を放った。同点に追いついた8回1死一、三塁で近藤のスライダーに食らいついて中前打。本塁返球で三塁走者植田がアウトになりかけたが、執念で打点をもぎ取った。

「チームが勝てたことが一番」とにっこりの大山に、矢野燿大監督は「ああいう場面で打ってこそ4番。中心打者の責任を果たせる場面。結果を出したのはまた1つプラスに考えて」とたたえた。

8回裏阪神1死一、三塁、大山の適時打に手をたたいて喜ぶ矢野監督(撮影・清水貴仁)

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広島床田5回2失点「四球多かった」2カ月勝ちなし

広島対巨人 4回表巨人2死二、三塁、ピンチの場面で汗をぬぐう床田(撮影・垰建太)

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

広島先発床田寛樹投手は5回8安打2失点で降板し、勝ち負けなしに終わった。

3回に亀井に先制の10号ソロを許し、5回は岡本に中前適時打を浴びた。その後のピンチはしのいだが、援護がないまま交代となった。

「四球が多かった。次はストライク先行で投げられるようにしたい」と3四球を悔やんだ。5月24日巨人戦で5勝目を挙げてから、7試合勝ち星なしとなった。

広島対巨人 広島先発の床田(撮影・垰建太)

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楽天3連勝、浅村V犠飛 ソフトバンク今季初6連敗

楽天対ソフトバンク 8回裏楽天1死一、三塁、右犠飛を放ちナインとタッチを交わす浅村(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

楽天釜田は2回2死一、三塁のピンチをしのいで3回まで無失点。ソフトバンク和田も2、3回と得点圏に走者を背負うも無失点。

楽天釜田は4回3安打で降板し継投に入った。ソフトバンクは和田が5回1死から緊急降板も、高橋純が抑え両軍無得点で終盤へ。

楽天は8回に浅村の犠飛で均衡を破り3連勝。森原が2勝目。松井が25セーブ目。ソフトバンクは今季初の6連敗。椎野が2敗目。

楽天対ソフトバンク 8回表から5番手として登板した楽天森原(撮影・横山健太)

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オリックス吉田正尚V弾 天敵多和田を3振りで粉砕

西武対オリックス 6回表オリックス無死、吉田正は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・山崎安昭)

<西武1-3オリックス>◇20日◇メットライフドーム

オリックス吉田正尚外野手が、わずか3スイングでチームの天敵、西武多和田を粉砕した。

同点の6回、1ボールから甘く入った外角チェンジアップを強振。打球はグングン伸び、バックスクリーン左側を直撃する特大の決勝16号ソロとなった。「変化球をイメージしながら、浮いた球をセンター方向に打てた。しっかり自分のスイングができた」と振り返った。

多和田キラーぶりをいかんなく発揮した。第1、2打席は初球を捉え、ともに右前へ。本塁打を放った第3打席もファーストスイングで仕留めた。「初球から積極的にいけたのが3本目につながった」。最少スイングで今季5度目の猛打賞を記録。今季は多和田相手に11打数7安打2本塁打、6割3分6厘と相性抜群で、昨季から7連敗を喫していた相手に17年9月2日以来の土をつけた。

勝利に大きく貢献した主砲に、西村監督は「正尚は3本。素晴らしい。しっかり振り切ったヒット、本塁打だった」とたたえた。主砲のバットが敵地で猛威を振るった。【古財稜明】

西武対オリックス 6回表オリックス無死、ソロ本塁打を放つ笑顔でダイヤモンドを回る吉田正(撮影・山崎安昭)
西武対オリックス チームメートと勝利のタッチをかわすオリックス吉田正(中央)(撮影・山崎安昭)

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広島菊池涼介が美技 ジャンピンググラブトスに歓声

広島対巨人 4回表巨人2死二、三塁、亀井の打球を好守でさばき二ゴロに仕留める菊池涼(撮影・垰建太)

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

広島菊池涼介内野手(29)がスーパープレーで失点を防いだ。

0ー1で迎えた4回2死二、三塁の二塁守備。亀井の一二塁間への当たりを、前方へ鋭くチャージしワンハンドキャッチ。前方へ体を投げ出しながら、左手のグラブを外側へひねって一塁へトスし、間一髪アウトにした。このプレー以外ではセーフのタイミング。緒方監督は「キクでしょ。あんなプレーを見せてくれて」と、好守連発の田中広とともに殊勲者に挙げた。

広島対巨人 4回表巨人2死二、三塁、亀井の打球を好守でさばき二ゴロに仕留める菊池涼(撮影・垰建太)

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楽天釜田6K無失点も4回降板「球数が多くなって」

楽天対ソフトバンク 力投する楽天先発の釜田(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

5月14日の日本ハム戦以来となる今季4度目の先発マウンドに上がった楽天釜田佳直投手(25)は、4回3安打無失点で降板した。

岸が体調不良で先発を回避し、巡ってきたチャンス。2回2死一、三塁のピンチをしのぐなど、3回までは球数を要しながら毎回の6三振を奪う投球。4回には下位打線への2四球などで2死満塁とし、無失点で切り抜けたものの、ここまで83球。0-0の5回から青山の救援を仰ぎ、4月21日以来の2勝目はならなかった。

「調子は悪くなかったです。立ち上がりの投球で追い込んでからの決め球が決めきれず、球数が多くなってしまいました。長いイニングを投げたかったので申し訳ないです」と振り返った。

楽天対ソフトバンク 3回表終了時、好捕した楽天ウィーラーを指さす釜田(撮影・横山健太)

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ソフトバンク和田に異変!右足太ももを痛め途中降板

楽天対ソフトバンク 5回裏途中、足を痛めマウンドに膝をつくソフトバンク和田(撮影・横山健太)

<楽天1-0ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク

ソフトバンク和田毅投手(38)が5回途中で右足太ももを痛め途中降板した。

雨で試合開始が30分遅れ、霧雨が降る中でのマウンドで、4回まで無失点投球。5回も先頭ウィーラーを遊飛に打ち取り、続く堀内に3球目を投げた瞬間にマウンドで崩れ落ちた。右足太もも付近を気にしながらベンチへ戻ったが、続投不可能で高橋純に交代した。

和田は「右足の太もも裏に違和感を覚え、降板することになってしまった。チーム、中継ぎ陣に迷惑をかけ申し訳ない」とコメントした。

チームが今季初の5連敗中でのマウンド。「調子はあまりよくありませんでした。ただ、チーム状況があまりよくないことはわかっていたので、0点で抑えることだけを考えて投げた」と、チームのことを考えて「0」を並べていた。

左肩痛から6月に復帰し、先発の柱としてチームを支えていたベテラン左腕が離脱となると、ますます厳しい状況となりそうだ。

楽天対ソフトバンク 5回裏途中、足を痛めソフトバンク内川(右)の手を借り立ち上がる和田(同3人目)(撮影・横山健太)
楽天対ソフトバンク 力投するソフトバンク先発の和田(撮影・横山健太)

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与田監督、連夜の惜敗「僕が勝たせるような采配を」

DeNA対中日 4回表中日無死、平田の左越え本塁打に拍手する与田監督(中央)(撮影・鈴木正人)

<DeNA4-3中日>◇20日◇横浜

2試合連続の1点差で、中日が連敗した。

先発山井が3回に4点を先制されたが、打線は粘った。4回に平田の通算100本塁打、8回のアルモンテの2点本塁打で1点差。しかし、9回はDeNAの守護神・山崎に3者凡退に打ち取られた。この日、広島が勝ったことで3位に並ばれ、2位DeNAには2差をつけられた。

1点差での連敗に、与田監督も歯がゆさを押し殺しながら言葉を選んだ。「本当に徐々に粘り強い、いいチームになっている。競ったゲームを僕が勝たせるような采配をしなければいけないし。春先から目指していた野球をもう1回見直していくことですね」。

収穫もあった。5回以降に登板した三ツ間、藤嶋、祖父江のリリーフ陣は無失点リレー。指揮官も「三ツ間は複数イニングを頑張ってくれている。藤嶋も前回登板から空いたが、いい投球をした。祖父江も安定感がどんどん出てきている」と、敗戦の中での手応えには表情を緩ませた。

DeNA対中日 7回裏、投手交代を告げる中日与田監督(撮影・鈴木正人)

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原監督「打たないとダメ」連夜逆転負け打線奮起促す

広島対巨人 広島に連敗しがっくり引き揚げる巨人原監督(撮影・垰建太)

<広島4-2巨人>◇20日◇マツダスタジアム

巨人が2戦連続で逃げ切りに失敗した。5回までに2点を先行したが、6回に先発今村が広島バティスタに同点2ランを被弾。

8回にはデラロサが右翼ポール直撃の決勝2ランを献上。再びバティスタに、157キロ直球を捉えられた。前夜のリプレーのような逆転負けで5月31日以来、今季3度目の3連敗。同一カード2連敗で6月23日ソフトバンク戦以来のカード負け越しとなった。

救援陣の失点が続くが、原監督は得点力を敗因に挙げた。3回は亀井の10号ソロで先制し、なお2死満塁で陽岱鋼が二ゴロ。5回も若林の適時打でリードを2点に広げ、なお1死満塁でビヤヌエバ、小林が凡退。加勢から、とどめにつながる一打を欠いた。指揮官は「2点で逃げ切るということは簡単じゃない。いずれにしても、もうちょっと打たないとダメ。勝負強いバッティングをね」と求めた。【為田聡史】

広島対巨人 8回の登板を終えがっくりと引き揚げる巨人デラロサ(中央)と迎える田口(左)(撮影・垰建太)
広島対巨人 8回表巨人2死一塁、三飛に倒れ引き揚げる坂本勇(左)。右はバティスタ(撮影・垰建太)

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オリックス竹安2勝 西村監督も称賛「十分な結果」

西武対オリックス 2勝目を挙げたオリックス竹安は声援に応える(撮影・山崎安昭)

<西武1-3オリックス>◇20日◇メットライフドーム

オリックス竹安大知投手が7回5安打1失点の快投で今季2勝目を手にした。

最速145キロの直球と変化球を低めに集め、強力打線を相手に凡打の山を築いた。

「ヒットが多いのは分かっていた。その後どうするかというところで冷静にいけました」。3試合連続で7回2失点以下と安定感をみせる右腕に西村監督は「十分な結果を出してくれている。試合を作ってくれて、チームとしても大きい」と絶賛。新戦力が先発ローテーションの一角を担いそうだ。

西武対オリックス 力投するオリックス先発の竹安(撮影・山崎安昭)
西武対オリックス 2勝目を挙げたオリックス竹安(中央)はモヤにねぎらわれる(撮影・山崎安昭)

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