日刊スポーツ

新外国人、FA、トレード他/12球団獲得選手一覧

新外国人、FA、トレードなど今オフ、各球団が獲得した選手の一覧(新人選手除く)。金額は推定。

ソフトバンク

マット・ムーア投手(30=前タイガース))

1年契約で年俸3億円。メジャー通算54勝の左腕。背番号37

ウラディミール・バレンティン外野手(35=前ヤクルト))

2年総額10億円。背番号はヤクルト時代と同じ「4」

バレンティン(2019年4月25日撮影)

オリックス

タイラー・ヒギンス投手(28=パドレス3A)

1年契約で年俸7000万円プラス出来高払い。右投げ右打ちの米国人救援投手。メジャー経験こそないが、マイナーでリリーフとして活躍。今季は3Aで33試合に登板して4勝1敗4セーブ、防御率5・52だった。マイナー通算では、264試合に登板して18勝20敗15セーブ、防御率3・78。背番号は52

アデルリン・ロドリゲス内野手(28=パドレス3A)

1年契約で年俸7000万円プラス出来高払い。ドミニカ共和国出身で右投げ右打ち。メジャー経験はないが、今季は3Aで75試合に出場して打率3割2分1厘、19本塁打をマークした。マイナー通算174本塁打のパンチ力が魅力だ。背番号42

アダム・ジョーンズ外野手(34=前ダイヤモンドバックス)

メジャー通算282本塁打の強打者。2年総額800万ドル(約8億8000万円)プラス出来高200万ドル(約2億2000万円)。背番号は10

◆アダム・ジョーンズ 1985年8月1日、米カリフォルニア州生まれ。03年ドラフト1巡目(全体37位)でマリナーズ入団。06年デビュー。08年オリオールズ移籍後は主力として活躍し、球宴5度選出、ゴールドグラブ賞4度、13年シルバースラッガー賞。昨季6年契約を終え、今年3月にダイヤモンドバックスと1年300万ドル(約3億3000万円)で契約。メジャー14年間で通算1939安打、282本塁打、945打点。13、17年WBC米国代表。188センチ、98キロ。右投げ右打ち

オリックス新助っ人のアダム・ジョーンズ(14年撮影)

日本ハム

クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28=前巨人)

今季年俸2億2000万円から1億4000万円減の8000万円プラス出来高で合意。今季は73試合出場で打率2割2分3厘、8本塁打、24打点。オフに巨人から自由契約に

ドリュー・バーヘイゲン投手(29=前タイガース)

最速158キロ右腕。12年ドラフト4巡目指名でタイガースに入団。身長198センチの長身で、メジャー通算127試合に登板し、10勝10敗、防御率は5・11

ロッテ

小野郁投手(23=前楽天)

鈴木大地のFA人的補償

フランク・ハーマン投手(35=前楽天)

今季は楽天で50試合に登板し、5勝3敗21ホールド、防御率3・04。日本通算3年間では、153試合に登板。10勝7敗19セーブ66ホールド、防御率2・59

ジェイ・ジャクソン投手(32=元広島)

単年契約で年俸1億2000万円。広島での日本通算成績は3年間で175試合に登板し、10勝8敗2セーブ、92ホールド、防御率2・10。今季はブルワーズでプレー

エドワード・サントス投手(30)

育成契約。アスレチックスなどのマイナーでプレー。その後、メキシコリーグやドミニカ共和国のウインター・リーグなどでプレー。188センチ、108キロの巨体から最速150キロ超の直球を投げる

ホセ・アコスタ投手(25)

育成契約。ドミニカ共和国出身で右投げ右打ちの投手。16年にドミニカ共和国空軍に所属し、17年からはタバケーロス・デ・ボナオ(ドミニカ共和国・アマチュアリーグ)でプレー。今季は再びドミニカ共和国空軍に所属し、パンアメリカ・ドミニカ共和国代表にも選出された異色の経歴を持つ

ホセ・フローレス投手(30)

育成契約。今季までBC富山でプレー。10月にZOZOマリンで行われた入団テストでは、12打席のシート打撃に登板。最速150キロを計測し2安打1四球3奪三振だった

福田秀平外野手(30=前ソフトバンク)

FA移籍。出来高含め4年総額6億円。背番号は「7」

入団会見で「雪見だい福田」のボードを手に笑顔を見せるロッテ福田(撮影・垰建太)

美馬学投手(33=前楽天)

FA移籍。出来高を含め3年5億円。背番号は楽天時代と同じ「15」

「雪美馬だいふく」を手に笑顔を見せるロッテ美馬

西巻賢二内野手(20=前楽天)

楽天を戦力外となり11月13日から鴨川秋季キャンプにテスト生として参加。「(楽天から育成を打診され)正直考える部分はありましたが、ここで勝負したいという気持ちが強かった。率直にうれしい。ただ打ったりではなく、チームの作戦だったり、いろいろなことがやれる選手じゃないといけないと思う。そういうところで信頼される選手になっていけたら」。井口監督は「ランニングも前を走ったり、意欲的にやってくれている。気の強い選手ですし、いい刺激になってくれると思う」と話した。また4年目の平沢は仙台育英の2学年上の先輩にあたり「高校の時から憧れの先輩。間近でいろんなことを聞いて学んでいきたい」

入団テストに合格しロッテ井口監督(右)と握手をかわす西巻(11月14日撮影)

西武

松坂大輔投手(39=前中日)

14年ぶりの復帰。1年契約で年俸3000万円。背番号16

14年ぶりに西武に復帰する松坂は、入団会見で背番号16のユニホームに袖を通し笑顔でガッツポーズを見せる(撮影・菅敏)

リード・ギャレット投手(26=レンジャーズ傘下3A)

背番号「33」。最速156キロの中継ぎ右腕

ショーン・ノリン投手(29=元マリナーズ)

1年契約で年俸6000万円。193センチ、113キロの先発タイプの大型左腕。直球は145キロ前後でカーブ、チェンジアップ、スライダーを操り、マイナー時代は制球力のある有望株として期待される存在だった

◆ショーン・ノリン 1989年12月26日、ニューヨーク州生まれ。メジャーのドラフトで3度指名を受けた。背番号「49」。08年にブルワーズ、09年にマリナーズ、10年にブルージェイズから6巡目で指名され入団。メジャーでは3年間で8試合(7先発)に登板し1勝3敗、防御率6・89。16年8月にトミー・ジョン手術。今季は6月にマリナーズとマイナー契約。傘下3Aで15試合に登板し、6勝4敗、防御率4・76

コーリー・スパンジェンバーグ内野手(28=元ブルワーズ)

背番号「22」。1年契約で年俸8000万円。右投げ左打ち。今季ブルワーズで今季ブルワースで32試合に出場し打率2割3分2厘、2本塁打、10打点。メジャーでは左翼、二塁、三塁、遊撃を守った経験がある

◆コーリー・スパンジェンバーグ 1991年3月16日、ペンシルベニア州生まれ。11年ドラフト1巡目全体10位でパドレスに入団。12年春にはMLB公式の全球団有望株ランキングで81位になった。14年9月にパドレスでメジャー初昇格。17年には129試合に出場し13本塁打、46打点をマークした。メジャー6年で通算419試合、29本塁打、119打点、打率2割5分6厘。183センチ、89キロ

森越祐人内野手(31=前阪神)

年俸750万円。合同トライアウトを経て入団。同トライアウトで本塁打放つ

巨人

アンヘル・サンチェス投手(30=前韓国SK)

2年契約で、1年目の年俸は約3億4000万円。ドミニカ共和国出身。今季28試合に登板し、17勝5敗、防御率2・62。17年にはパイレーツで8試合登板して1勝。大リーグ時代は最速98・6マイル(約158・7キロ)を記録するなど、力強い直球が武器の大型右腕。2年契約で、1年目の推定年俸は約3億4000万円。背番号20。

◆アンヘル・サンチェス 1989年11月28日、ドミニカ共和国生まれ。10年に国外FAでドジャースと契約。マーリンズ、レイズなどを経て17年にパイレーツで大リーグデビュー。8試合に登板して1勝0敗でシーズン終了後に自由契約。3Aでは通算49試合(先発10)で8勝6敗、防御率3・12。18年からSKでプレーし、今季17勝5敗、防御率2・62。185センチ、88キロ。右投げ右打ち

チアゴ・ビエイラ投手(26=前ホワイトソックス)

最速103マイル(約165・8キロ)右腕。年俸5500万円で背番号49。17年8月にブラジル出身で史上4人目となるメジャーデビューを果たした。同年11月にトレードでホワイトソックスに移籍し、18年は16試合で1勝1敗1セーブ。今季は6試合で1勝をマーク

◆チアゴ・ビエイラ 1993年7月1日、ブラジル・サンパウロ生まれ。2010年、17歳のときに国外FAとして契約金6万5000ドル(約715万円)でマリナーズと契約しプロ入り。17年8月14日にオリオールズ戦でデビューし、ブラジル出身として5人目のメジャーリーガーとなった。同年11月にホワイトソックスに移籍し、救援としてメジャー3年で通算23試合に登板、2勝1敗1セーブ、防御率7・36。18年春には同球団傘下の有望株ランキングで22位、救援投手では7位と評価された。13年のWBCからブラジル代表入りし、今年のパンアメリカン大会予選にも出場。フォーシームの今季平均球速は158キロで、100マイル台(約160・9キロ以上)も投げる。スプリッターは148キロの球速が出るがコントロールが課題。188センチ、95キロ。右投げ右打ち

ヘラルド・パーラ外野手(32=前ナショナルズ)

年俸は150万ドル(約1億6500万円)。09年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、11、13年にはゴールドグラブ賞を受賞。その後、ブルワーズ、オリオールズ、ロッキーズ、ジャイアンツでプレー。今季5月からはナショナルズに移籍して89試合に出場し、8本塁打、42打点でプレーオフ進出に貢献した。童謡「ベイビー・シャーク」を打席への登場曲に採用して人気を集めるなど、ワールドシリーズ初制覇を果たしたチームのムードメーカー的存在だった。パーラは球団を通し「歴史と伝統のある読売巨人軍の一員になれることを誇りに思います。レベルの高い日本のプロ野球でプレーすることは、自分の能力を高める機会ととらえています。これまでの経験と知識のすべてを、巨人軍にささげるつもりです。ファンのため、チームのために常にエネルギッシュなプレーを心がけ、チームの勝利に貢献します」とコメントした。

◆ヘラルド・パーラ ベネズエラ出身、1987年5月6日生まれ。180センチ、95キロ、左投げ左打ち

ナティーノ・ディプラン投手(25=前ブルワーズ傘下2A)

育成契約。背番号024。ドミニカ共和国出身。93年12月30日生まれ。25歳。右投げ右打ち。190センチ、81キロ。2A通算成績は29試合、1勝1敗0セーブ、防御率4.28

エスタミー・ウレーニャ内野手(20=ツインズ傘下1A)

育成契約。背番号026。ドミニカ共和国出身。99年5月27日生まれ。20歳。右投げ右打ち。183センチ、79キロ。1A通算成績は43試合。打率2割2分5厘、1本塁打、11打点。

田中豊樹投手(26=前日本ハム)

合同トライアウトを経て育成契約。年俸420万円。

八百板卓丸外野手(22=前楽天

合同トライアウトを経て育成契約。年俸460万円。

楽天

涌井秀章投手(33=前ロッテ)

金銭トレード

酒居知史投手(26=前ロッテ)

美馬学のFA人的補償

J・T・シャギワ投手(29=元ドジャース)

身長190センチの右腕で155キロを超える速球とスライダーが武器。メジャー通算は全て救援で85試合に登板し4勝5敗、防御率4・58。背番号は15

牧田和久投手(35=前パドレス)

2年総額3億円。背番号22

2019年12月11日、楽天入団会見でユニホーム姿でポーズを決める牧田(撮影・滝沢徹郎)

鈴木大地内野手(30=前ロッテ)

ロッテからFA宣言し移籍。4年総額7億円以上。

楽天入団会見でユニホーム姿でポーズを決める鈴木(撮影・滝沢徹郎)

ステフェン・ロメロ外野手(31=前オリックス)

1年契約の年俸60万ドル(約6600万円)、背番号は99

DeNA

タイラー・オースティン内野手(28=ブルワーズ3AからFA)

右打ちの大砲候補でメジャー通算33本塁打。1年契約で年俸は1億円プラス出来高

タイラー・オースティン(2016年8月19日撮影)

マイケル・ピープルズ投手(28=インディアンス3A)

米国出身で、身長196センチの大型右腕。今季はインディアンス3Aで25試合に登板、うち22試合は先発を務め、10勝6敗、防御率3・98をマーク。メジャーでの出場はないが、来季の先発の一角として期待。

高城俊人捕手(26=前オリックス)

昨年7月、伊藤光らとのトレードでDeNAからオリックスへ移籍。今オフに戦力外通告を受けたが古巣への復帰となった。背番号は36、推定年俸は1200万円。「1度はクビになっている人間。戻ってくるのではなく、新入団選手のような気持ちで、またイチから、ここから第2のプロ野球人生がスタートするという気持ちでやりたいです」

オリックス戦力外から古巣DeNAへ復帰した高城は笑顔でガッツポーズ(撮影・鈴木正章)

フランディー・デラロサ内野手(23)

育成契約。ドミニカ共和国出身で、レンジャーズ、ジャイアンツの傘下1Aなどでプレーした経験を持ち、マイナー6シーズンで通算打率2割4分5厘、19本塁打、165打点

ジョフレック・ディアス投手(20)

育成契約。ベネズエラ出身で最速150キロを超える左腕

阪神

ジョン・エドワーズ投手(31=前インディアンス)

1年契約で年俸80万ドル(約8800万円)。196センチの長身右腕で、メジャー通算49試合はすべて救援登板。14年オフに精巣がんが発覚し、手術を受けるなど苦難を乗り越えてきた苦労人。

◆1988年1月8日生まれ、米国イリノイ州出身。06年にドラフト14巡目でカージナルスから指名され外野手としてプロ入り。マイナーなどでプレー後、11年途中に独立リーグで投手に転向、同年オフにレンジャーズとマイナー契約し、14年8月にメジャーデビュー。パドレス移籍後、17年3月に自由契約となり同年は無所属だった。18年にインディアンスと契約。今季は救援投手として9試合に登板し2勝0敗、防御率2・25。196センチ、108キロ、右投げ右打ち。

ジェリー・サンズ外野手(32=前韓国キウム)

1年契約で年俸1億2100万円。今季、韓国プロ野球の打点王。

◆1987年9月28日生まれ、米ニューヨーク州出身。カトーバ大から08年ドラフト25巡目でドジャースと契約。11年メジャーデビューし同年61試合に出場。メジャー実働5年で156試合、100安打、10本塁打、57打点、打率2割3分8厘。今季は韓国キウムに所属し、139試合で160安打、28本塁打、113打点、打率3割5厘。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。

ロベルト・スアレス投手(28=前ソフトバンク)

1年契約で年俸8000万円。ソフトバンク入団1年目の16年は中継ぎ投手を務め、58試合で2勝6敗1セーブ26ホールド。17年は右肘内側側副じん帯再建手術を受け、18年から戦列に復帰した。今年までの通算成績は3勝11敗1セーブ29ホールド

ジョー・ガンケル投手(27=マーリンズ傘下3A)

1年契約で年俸50万ドル(約5500万円)

◆1991年12月30日、米フロリダ州生まれ。13年ドラフト18巡目(全体533位)でレッドソックス入団。オリオールズ、ドジャースを経て17年途中にマーリンズ移籍。メジャー出場なし。今季は3Aで19試合(先発15)に登板し8勝2敗1セーブ、防御率3・80。速球は平均90マイル(約145キロ)。196センチ、102キロ。右投げ右打ち。

ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルスFA)

1年契約で、年俸は250万ドル(約2億7500万円)。大リーグ通算92本塁打

◆1988年5月28日生まれ。米ワシントンDC出身。MLB通算92発を誇る左のスラッガー。14年にマーリンズでメジャーデビュー。15年は129試合に出場して23本塁打。17年には25本塁打を記録するなど4シーズン連続2ケタ本塁打。今季はエンゼルスでプレーした。193センチ、122キロ。右投げ左打ち

エンゼルス・ジャスティン・ボーア(2019年4月19日撮影=菅敏)

中田賢一投手(37=前ソフトバンク)

無償トレードで獲得。今季1軍戦は1試合先発にとどまったが、2軍戦21試合登板で6勝3敗、防御率3・02はリーグ1位。通算294試合100勝77敗、防御率3・72

阪神入団会見でユニホームに袖を通し笑顔をみせる中田(撮影・清水貴仁)

広島

テイラー・スコット投手(27)

身長190センチの右腕でスリークオーターから最速155キロを投げ、スライダーを得意とする。NPB初のアフリカ出身選手。契約金17万5000ドル(約1900万円)、年俸52万5000ドル(約5700万円)。19年にマリナーズ、オリオールズに所属。メジャーでは未勝利ながらも、マイナー通算248試合に登板し、40勝36敗、防御率3・86

DJ・ジョンソン投手(30=前ロッキーズ)

193センチ、104キロの巨体から最速95・7マイル(約154キロ)と、カーブが武器の右のリリーバー。メジャー通算成績は通算35試合登板で1勝2敗、防御率4・88。契約金15万ドル(約1650万円)、年俸55万ドル(約6050万円)プラス出来高。

ホセ・ピレラ外野手(29=前フィリーズ)

身長182センチ、体重99キロ、右投げ右打ち。ベネズエラ出身で外野だけでなく、一塁や二塁も守ることができる。メジャー通算302試合出場で、打率2割5分7厘、17本塁打、82打点。契約金は27万5000ドル(3025万円)、年俸は60万ドル(6600万円)プラス出来高

中日

ヤリエル・ロドリゲス投手(22)

キューバ代表右腕で育成契約。184センチの長身から150キロ台の直球とスライダーを武器にする。与田監督も「非常にいい選手」と獲得へ太鼓判を押した。ただし、キューバ代表選手のため、3月下旬の東京五輪アメリカ予選参加の可能性が高く、春季キャンプの参加の可否、開幕合流は不透明。育成選手として状態を確認しながら、支配下契約を検討していく。年俸は1500万円

ルイス・ゴンサレス投手(27)

年俸5000万円。与田監督がドミニカウインターリーグで発掘。150キロ超の速球が武器。ドミニカ共和国出身で左投げ右打ち。メジャー経験はないが、マイナーでは10年で32勝36敗、550回で570奪三振。メジャー移籍濃厚のロドリゲスに代わるセットアッパーとして期待。背番号57

モイセ・シエラ外野手(31)

育成契約。年俸は2500万円。今季はメキシコでプレー。ドミニカ共和国出身。右投げ右打ち。メジャーでは9本塁打を放った。13年WBCドミニカ共和国代表で金メダルを獲得。背番号211

ヤクルト

マット・クック投手(29=前ダイヤモンドバックス3A)

年俸55万ドル(約6050万円)プラス出来高払いの1年契約。背番号33。191センチの右腕。最速153キロの直球とカットボール、スライダー、チェンジアップ、カーブを投げ制球力が持ち味。メジャー通算36試合で6勝8敗1セーブ、防御率4・88。

ガブリエル・イノーア投手(26=前オリオールズ)

年俸60万ドル(約6600万円)。背番号25。今季メジャーで36試合に登板した右腕。うち13試合が先発で1勝10敗、防御率5・61。制球力があり、シンカーやスライダーで内野ゴロに打ち取るタイプ。球団は先発の1人として考えている

嶋基宏捕手(34=前楽天)

プロ13年目を迎えた嶋は楽天から減額制限を超える年俸ダウン提示を受け、自由契約を申し入れて了承され、ヤクルトに移籍。2年契約で年俸総額5000万円。

嶋はヤクルトと正式契約しビニール傘とつば九郎のぬいぐるみを手に笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

長谷川宙輝投手(21=前ソフトバンク育成)

ソフトバンクで育成3年目を終え、再契約を保留。「トライアウトの日にヤクルトから連絡をいただき、支配下でというお話をいただいた」。東京・聖徳学園から16年育成ドラフト2位でソフトバンク入り。今季はウエスタン・リーグで9試合に登板し1勝2敗、防御率6・04。年俸650万円で、背番号は90。

緑と青のヤクルトカラーのネクタイを着用して契約に臨んだ長谷川(撮影・保坂恭子)

今野龍太投手(24=前楽天)

楽天から戦力外通告。年俸600万円、背番号69。

アルシデス・エスコバー内野手(32=ホワイトソックス傘下3A)

背番号2。1年契約で、年俸は8800万円。ベネズエラ出身で、メジャー通算1437試合に出場し、打率2割5分8厘。ロイヤルズ時代の14年には青木とともにプレー。15年にはア・リーグのゴールドグラブ賞を獲得。ワールドシリーズ制覇に貢献し、リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いた。ポジションは遊撃手と三塁手。奥村政之編成部国際担当部長は「長打力もある。つなぎの4番も打てるし、中軸に入れる。ゴールドグラブ賞のプレーを見て、若手との相乗効果があれば」と期待。DeNAエスコバーの親戚という。

ロイヤルズ時代のアルシデス・エスコバー(2013年4月11日、ロイター)

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【日本ハム】新庄監督「ハイタッチ・メンバー表交換」継続も「岡田監督にはできない」

開幕記者会見に臨むロッテ吉井監督(右)と日本ハム新庄監督(撮影・小沢裕)

日本ハム新庄剛志監督がオープン戦で披露した「ハイタッチ・メンバー表交換」をシーズン中も各カード初戦に続ける。

「戦う前にハイタッチをして全体が1つになっている感じは、見ていて気持ちいいというDMが多かった」と継続を決め、会見で同席したロッテ吉井監督に「1戦目(開幕戦)だけハイタッチでお願いします」とお伺いを立て、了承を得た。

今後も年上の相手監督には根回しする予定だが、「岡田監督にはできない(笑い)」と弱腰だった。

パーソルパ・リーグ2024公式戦の開幕記者会見に臨む日本ハム新庄監督(撮影・小沢裕)
開幕記者会見の記念撮影で握手するロッテ吉井監督(右)と日本ハム新庄監督(撮影・小沢裕)
パーソルパ・リーグ2024公式戦の開幕記者会見に臨む日本ハム新庄剛志監督。「インプラント手術をしたばかりで滑舌が悪い」と口元を触った(撮影・小沢裕)

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【日本ハム】新庄監督“せこせこ野球”で一気に頂点目指す スクイズを「今年は3回やりたい」

パーソルパ・リーグ2024公式戦の開幕記者会見に臨む日本ハム新庄監督(撮影・小沢裕)

日本ハム新庄剛志監督(52)が“せこせこ野球”で2年連続最下位から一気の頂点を目指す。

28日、開幕戦の舞台となるZOZOマリンで開幕記者会見に出席。会見に参加した子ども記者から「他球団には負けない強みは何ですか」という質問に「“せこせこ野球”。相手が防げない点の取り方をしてピッチャーがしっかり抑えて勝つところですね」と笑顔で答えた。

ネーミングはユーモアたっぷりだが、そつのない攻撃で得点を奪って守り勝つ野球を意味する。「やっぱり打つだけじゃ、なかなか勝てない。(安打を)打つのと(バットに)当てるだけ、どちらの確率が成功する確率が高いですか?」。

例えば走者一、三塁のケースならエンドランを仕掛ける。打者はゴロを打ち、三塁走者を生還させて一塁走者を二塁へ進める。「この2年間やってきた」という多彩な戦法を駆使して1点ずつ積み重ねて自信のある投手力で逃げ切る手堅い野球が、基本の戦い方だ。

その中で伏線も張った。「去年、1人のバッターでスクイズを2回して、天才吉井監督に見破られたんで…今年は3回やりたいと思います」とニヤリ。昨季までの失敗も今季の成功へつなげる、したたかな“せこせこ野球”で、まずは開幕ダッシュを決める。【木下大輔】

パーソルパ・リーグ2024公式戦の開幕記者会見に臨む日本ハム新庄剛志監督。「インプラント手術をしたばかりで滑舌が悪い」と口元を触った(撮影・小沢裕)
開幕記者会見に臨むロッテ吉井監督(右)と日本ハム新庄監督(撮影・小沢裕)
開幕記者会見の記念撮影で握手するロッテ吉井監督(右)と日本ハム新庄監督(撮影・小沢裕)
パーソルパ・リーグ2024公式戦の開幕記者会見に臨むロッテ吉井監督(右)とポーズを決める日本ハム新庄監督=2024年3月28日

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【広島】新井貴浩監督が下克上?「昨年に続き私たちへの評価はものすごく低い」順位予想はね返す

前日会見で握手を交わす広島新井監督(左)とDeNA三浦監督(撮影・たえ見朱実)

広島新井貴浩監督が共同記者会見で下克上を誓った。

昨季2位ながら、西川(オリックス)のFA移籍もあってか、開幕前の順位予想は下位が多い。「ありがたいことに昨年に引き続き、私たちへの評価はものすごく低いものをいただきました。選手もしっかりとチェックしていると思いますので“よしやってやろう!”となっていると思います。頑張ります」。昨季同様、前評判を覆す戦いでペナントレースを盛り上げる。

前日会見で笑顔を見せる広島新井監督(左)とDeNA三浦監督(撮影・たえ見朱実)

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【ソフトバンク】有原航平3度目の開幕投手へ「余計なこと考えず」小久保監督からの言葉胸に刻む

練習に向かうソフトバンク有原(撮影・藤尾明華)

ソフトバンク有原航平投手が、自身3度目となる開幕投手に強い決意をにじませた。

29日の敵地オリックス戦に先発。「チームを代表して責任感を持って投げたい」。小久保監督からは今年2月のキャンプ中に「前後裁断」の言葉が記された手紙とともに大役を告げられた。「余計なことを考えず、しっかり投球に集中したい意味でも、その言葉を胸に刻んで投げたい」と力を込めた。

キャッチボールで調整するソフトバンク有原(撮影・藤尾明華)
リラックスした表情を見せるソフトバンク有原(撮影・藤尾明華)
調整するソフトバンク有原。中央は小久保監督(撮影・藤尾明華)

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【阪神】ミエセスが左脇腹筋挫傷で別メニュー調整へ 過去症例では実戦復帰まで3週間~2カ月も

阪神ヨハン・ミエセス(2024年3月21日撮影)

阪神は28日、ヨハン・ミエセス外野手(28)が左脇腹筋挫傷と診断されたと発表した。

27日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(杉本商事BS)の試合前練習中に負傷。今後は別メニューで調整する。左脇腹筋挫傷の過去の症例では昨季、湯浅が負傷後に約2カ月で実戦復帰。17年には坂本が負傷後約3週間で実戦復帰を果たしている。

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【西武】ドラ7糸川亮太が開幕1軍入り「目標にしていた舞台でもあるので楽しんでいきたい」

キャッチボールで納得いかずもう1球要求する西武糸川(撮影・山崎安昭)

西武ドラフト7位の糸川亮太投手(25=ENEOS)が開幕1軍入り。

「楽しみというのが一番。緊張もすると思いますけど、目標にしていた舞台でもあるので楽しんでいきたい」。

キャッチボールする西武糸川(撮影・山崎安昭)

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【ソフトバンク】小久保監督「1年目なので、個人的にも1勝目というのは早くほしい」/一問一答

笑顔で練習を見る小久保監督(撮影・前岡正明)

オリックスとの開幕戦を前日に控えた、ソフトバンク小久保裕紀監督の一問一答。

-開幕前日の心境は

小久保監督 よく聞かれるんですけどね、あんまり変化ないですよ。

-チームはオープン戦で好調だった

小久保監督 キャンプ、オープン戦と順調にきたので、逆に順調すぎて怖いというか。多くのけが人が出たり、計算していた選手がいなくなったりとかっていうのがあれば、もっと不安になったんでしょうけど。比較的そこがない状態でのスタート。慢心することなく引き締めたい。

-開幕戦のとらえ方

小久保監督 監督1年目なので、個人的にも1勝目というのは早くほしいなと思います。ただ、明日のゲームプランもあるので、プランから外れるような選手起用はしないと決めています。

-オリックスの印象は

小久保監督 選手の印象というよりは、中嶋監督。経験豊富で、3連覇している監督なので。中嶋監督です。

練習を見つめるソフトバンク小久保監督(撮影・藤尾明華)
調整するソフトバンク有原。中央は小久保監督(撮影・藤尾明華)
小久保監督(手前)が見つめる中、打撃練習するソフトバンク山川(撮影・藤尾明華)
開幕記者会見でガッツポーズをするソフトバンク小久保監督(左)とオリックス中嶋監督

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【ロッテ】「千葉ロッテマリーンズ オフィシャルイヤーブック」 マリーンズストア先行発売

千葉ロッテマリーンズオフィシャルイヤーブック2024(球団提供)

ロッテは28日、29日から、マリーンズストア各店で「千葉ロッテマリーンズ オフィシャルイヤーブック2024」を先行発売することになったと発表した。

2024シーズンを戦う選手たちの姿を記録したフォトブックでありながら、全選手名鑑や吉井理人監督・小島和哉選手・中村奨吾選手のインタビュー記事が収録されている。今季のチームの姿や想いが詰まった全128ページ、ファン必見の1冊となっている。なお、4月9日から全国の書店やネットショップで発売される。

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【ロッテ】「NEO CLASSIC EDITION Tシャツ」付きチケット販売

NEO CLASSIC EDITION Tシャツ(球団提供)

ロッテは28日、現在販売中の5月6日の西武戦(ZOZOマリン)を対象としたグッズ付きチケットのアイテムが「NEO CLASSIC EDITION Tシャツ」に決定したと発表した。

グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種にてチケット購入時に選択可能(グッズ有無による金額差なし、シーズンシートオーナー、ホーム外野応援指定席マイシートオーナーなども対象)。

グッズ付きチケットの購入者は対象のチケット1枚につきNEO CLASSIC EDITION Tシャツ1アイテムを受け取ることができる。

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【ロッテ】ZOZOマリンのゴミ問題解消へ救世主!スマートゴミ箱「SmaGO」を設置

IoTスマートゴミ箱「SmaGO」(球団提供)

ロッテは28日、BIPROGYとZOZOマリンスタジアム内のコンコースにIoTスマートゴミ箱「SmaGO」を設置し、球場内のゴミ回収効率化による美観維持と資源循環プログラム構築に向けた取り組みを開始することになったと発表した。

「SmaGO」は、ゴミがあふれる前にたまったゴミを自動で圧縮し、容量の約5倍のゴミを堆積できるIoTスマートゴミ箱。球場内で発生するゴミの回収やリサイクルに課題のあったZOZOマリンスタジアムが、「SmaGO」の設置によって効率的なゴミの回収やさらなる球場の美観維持を実現する。

また、千葉ロッテマリーンズとBIPROGYは、将来的なスタジアム内での資源循環実現を目指して、球場内で廃棄される飲食物の容器を資源として「SmaGO」で回収するだけでなく、環境に配慮した容器包材の活用や、再資源化を促進する取り組みを今後検討している。

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【ソフトバンク】「僕らはもう常勝軍団じゃない」周東佑京 小久保監督もチャレンジャー精神強調

開幕記者会見でガッツポーズをするソフトバンク小久保監督(左)とオリックス中嶋監督

ミスターホークスが常勝軍団復活へ歩みだす。小久保裕紀監督(52)が率いるソフトバンクは、28日に京セラドーム大阪で開幕前日練習を行った。

開幕の相手はリーグ3連覇中のオリックス。20年まで4年連続日本一に輝いたかつての常勝軍団は、チャレンジャー精神を強調した。開幕戦は17年から7連勝で、開幕カードに限ると9連勝中。スタートダッシュは得意中の得意。小久保ホークスが最高の船出を飾ってみせる。

  ◇  ◇  ◇

生まれ変わったホークスの戦いが、いよいよ始まる。小久保新監督は正午過ぎに決戦の地となる大阪入り。リーグ3連覇中の宿敵オリックスとの開幕戦だが、相手にとって不足はない。いつも通り、冷静な口調で指揮官は言った。

「この3年間、ホークスが優勝を逃している間に優勝していたのがオリックスさん。今のホークスの力がどのくらいかっていうのを試せるというか、チャレンジできるいい相手だなと思います」

ソフトバンクは20年までリーグ初の4年連続日本一を達成。しかし21年~23年はオリックスに覇権を譲った。「常勝軍団」の看板は過去のもの。小久保監督も重々に承知している。「もちろんチャレンジャーとしていくっていうのは選手たちにも伝えてます。選手たちも『常勝』と言われていた時代から今は『チャレンジャー』という気持ちなんでね。向かっていきたい」。常勝復活への旅が29日から始まる。

26日に福岡市内で決起集会を行った。選手会長の周東は全員の前で「ホークスは常勝軍団と呼ばれているけど、もう3年優勝していない。それって本当に常勝軍団なのかなってすごく最近思ってるんです」と心境を吐露した。この日は敵地京セラドーム大阪で全体練習を行い、スピーチの真意を説明。「僕らはもう常勝軍団じゃないので。もう1回、そこを取りにいく」。新指揮官とナインの志は一致している。

まずは得意のスタートダッシュを見せたい。開幕戦は17年から7連勝中。さらに開幕カードでみると、21年の開幕戦から破竹の9連勝中だ。指揮官は「(21年の)俺がヘッド(コーチ)の時も勝ったっけ? 今年も勝てればいいです」と気に留めないが、タカ党にとっては期待せずにはいられない。

現役時代に「ミスターホークス」と呼ばれた男が、満を持して指揮を執る。「チャレンジャーとしてパリーグの頂点を」。3年分の屈辱を晴らすべく、小久保ホークスが出陣する。【只松憲】

小久保監督(手前)が見つめる中、打撃練習するソフトバンク山川(撮影・藤尾明華)
調整するソフトバンク有原。中央は小久保監督(撮影・藤尾明華)
笑顔で練習を見る小久保監督(撮影・前岡正明)
練習を見つめるソフトバンク小久保監督(撮影・藤尾明華)

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【ソフトバンク】山川穂高、開幕4番へ自然体「1球1球に集中してしっかり振っていきたい」

ティー打撃を行う山川(撮影・前岡正明)

ソフトバンクに西武からFA加入した山川穂高内野手は自然体で開幕4番を務める。

「1球1球に集中して、しっかり振っていきたい」。オープン戦では打率3割6厘、3本塁打、9打点をマーク。打撃好調で「キャンプからやってきたことがぶれずにできている」と準備は万全。また自身の成績と連動した寄付活動を行うと球団を通じて発表。福岡市の児童養護施設へ1本塁打、1打点につき1万円を寄付するとした。

笑顔でティー打撃を行う山川(撮影・前岡正明)
一塁でノックを受ける山川(撮影・前岡正明)
小久保監督(手前)が見つめる中、打撃練習するソフトバンク山川(撮影・藤尾明華)

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【西武】松井稼頭央監督、楽天今江監督との「PL対決」心待ち「こういう形でまた戦える」

笑顔で意気込みを語る楽天今江監督。右は西武松井監督(撮影・山崎安昭)

西武松井稼頭央監督が楽天今江敏晃監督との「PL対決」を心待ちにした。

PL学園の8学年後輩で、楽天では2シーズンともにプレーした戦友と、開幕前日の会見で対面し談笑。「かわいい後輩ですし、ともに一緒にやってきたチームメートでもある。こういう形でまた戦えるわけですからね。お互いベストを尽くしていけるように」と監督同士として初の対戦へ意気込んだ。

開幕前日会見を終えた楽天今江監督(左)は西武松井監督と談笑する(撮影・山崎安昭)
開幕前日会見であいさつする西武松井監督(撮影・山崎安昭)
開幕前日会見でモニターに映し出された日本ハム新庄監督がインプラントの話題を出すと笑顔を見せる西武松井監督(右)と楽天今江監督(撮影・山崎安昭)

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【DeNA】ドラ1度会隆輝ウズウズ「中途半端な打撃したくない」開幕1番積極打法で野球楽しむ

練習中笑顔を見せるDeNA度会(撮影・たえ見朱実)

もう、うずうずしてたまらない。DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が中日との開幕戦を控えた28日、前日練習で調整。幼少期から夢見てきた憧れの舞台でのプレーが目前に迫る。緊張や不安は1ミリもない。あるのはワクワクする高揚感だけ。「性格がこんな感じで空回りしてしまうので、冷静に普段と変わりなく生活していきたい」と目を輝かせながらも、はやる気持ちにふたをした。

自分を信じて攻める。オープン戦は史上2人目となる新人でのオープン戦首位打者を獲得。初球から積極的に振りに行くスタイルでファーストストライクの打率は5割3分3厘だった。すでに1番での開幕スタメンが決まっており、スタイルは変えるつもりはない。「初打席は思い入れのある打席。中途半端な打撃はしたくない。打てると思った球は積極的に自分のスイングをしたい」と後悔ないスイングを貫く。開幕戦での新人の先頭打者アーチとなれば史上初で、先頭打者安打でもチームでは59年の麻生実男以来、球界では16年の阪神高山俊以来となる。

“陽キャラ”全快で走り抜けてきた。グラウンドでは常に声を出して盛り上げる。強気に楽しくはつらつと。「『俺ならできる』『自分ならできる』と永遠に言い聞かせている。自分の人生は1度きりなので、くよくよしてても仕方がない」とポジティブ思考で前を向いてきた。

監督就任後初の開幕戦勝利を狙う三浦監督からも期待を受ける。「思い切ってやってくれればいい。楽しめばいいと思います。いや…ずっと楽しんでるかな(笑い)」と1番を託された。ヤクルトでプレーした父博文さん(52)の背中を追って、ようやくたどり着いたプロ野球の世界。「すごく楽しみ。やっと自分が夢に描いた舞台で野球がやれる。幸せな気持ちです」。全身で大好きな野球を楽しみ尽くす。【小早川宗一郎】

練習終了後、取材に応じたDeNA度会は自らポーズを決める(撮影・たえ見朱実)
練習中笑顔を見せるDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
練習終了後、取材に応じたDeNA度会は自らポーズを決める(撮影・たえ見朱実)
守備練習で内野へ送球するDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
ティー打撃を行うDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
外野へ向かうDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
練習終了後、報道陣に囲まれるDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
ウオームアップを行うDeNA度会(左)と石上(撮影・たえ見朱実)
練習中笑顔を見せるDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
練習終了後、取材に応じたDeNA度会は自らポーズを決める(撮影・たえ見朱実)
練習終了後、取材に応じたDeNA度会は自らポーズを決める(撮影・たえ見朱実)

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【阪神】岡田監督は混セ覚悟「混戦するよ。そんな甘いもんじゃないよ、お前、長いシーズンで」

東京ドームで選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)

阪神岡田彰布監督(66)が、29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)を前に、今年のセ・リーグを「混戦するよ」と予想した。28日東京ドームでの全体練習終了後に、囲み取材に対応。「去年みたいにそんなうまいこと行けへんよ」と警戒しながらも「いつも言うてるやん、最終的に1つな、一番上におったらいいんやから」と連覇への思いをのぞかせた。

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

-昨年は春先は5割でいいと、今年は

いやいや、そら別に、別に5割でもいいし、おーん、なんとも言えんし、別にそんなんは。だからトータルで1年143やった中でのな、いつも言うてるやん、最終的に1つな、一番上におったらいいんやから。それは去年みたいにそんなうまいこと行けへんよ、そんなん。

-混戦になる

混戦するよ、そら。

-油断すると足元すくわれる

そう、そんな甘いもんじゃないよ、お前、長いシーズンで。

-昨年の日本一を1度チャラにする

チャラていうか、そういうことは抜きよ。とにかく、そら相手がな、そこに向かってくるのはあれやけど、こっちとしては別にそんななあ、だから、受ける体制ていうかなあ、そんなことをやる必要無いし。

こっちはやっぱりなあ、1年間通じてなあ、そういうお前、連覇って言うてるわけだからさ、今までやったことないことをやろうとしてるわけやからさ、それはもう、それだけのことよ。最終的に一番上にいてるいうのが、おーん、だから途中経過は別に、どんな途中経過になるか分からへんから勝負だからなあ。

-オープン戦見て、セ5球団の力が上がったとは

いやいや、そんなんだって、最初のうちはあれやもん、2月やもん、せやろ?それからヤクルト、巨人だけやで、DeNAもやってないし、そんなん。そんなん分からへんて、はっきり言うて。

-混戦予想だからこそ昨年みたいな自分たちの野球をやることが大事

混戦予想て、俺はそう思っているだけでな、分かれへんで。そんなもんどっかがぶっちぎるかもしれんし。そんなん分からへんもん。俺は混戦模様と思っているだけであって。そんなん誰も予想できへんよ、シーズンなんか、そんな。

-オーダーはイメージ通り組めそう?

いやいや、そんなん分かってるやん。そんなん変える必要ないし。出れるやつ、出れんかったら誰かそこにあてがわなあかんけど。別にそんな変える必要もないやん。

-前川はオープン戦で3番を打っていた

左3人は並べへんよ。そんなん。だからオープン戦とかでも左の中継ぎを入れてないとかなった時はあいつを入れるけど、そんな。それはやっぱり向こうも2枚左が入ってるやんか。そんなことせーへんよ。

-前川は3月に見せたものを出してほしい。

普通にやったらええだけや。そんなもん。別に打てなかったら変えるだけであって。そんなもん。そんなんやったらみんな打つやん。そこまでうまいこと行けへんって言ってんのに。勝負の相手も抑えてくるわけやからさ。初めてのスタメンで期待させてもあかんやんか。そこまでそんなお前、前川に負担かける必要あれへん。

開幕前日共同記者会見で握手する巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
東京ドームで選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
ノックを見守る阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見に臨む阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
開幕前日共同記者会見で、カメラマンのリクエストでにらみ合う(?)巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で、カメラマンのリクエストでにらみ合う? 巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見でファイティングポーズを取る巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で、笑顔の阪神岡田監督(左)と巨人阿部監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で、笑顔の阪神岡田監督(左)と巨人阿部監督(撮影・鈴木みどり)

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【阪神】岡田監督「普通にやってるやろ」別メニュー調整だった大山悠輔&近本光司、開幕先発OK

開幕前日共同記者会見に臨む阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)

阪神岡田彰布監督(66)が29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)を前に、率直な心境を口にした。東京ドームでの全体練習終了後に、囲み取材に対応。「そんな不安はないわな。今年のほうがな。どんなゲームになるか、そっちのほうが楽しみや」と開幕を心待ちにした。

また、体の張りで別メニュー調整を続けていた近本光司外野手(29)、大山悠輔内野手(29)はこの日、本隊とともにメニューを消化。2人ついて「いやもう、普通にやってるやろ。全然大丈夫」と話し、予定通り開幕スタメンに名を連ねる見込みとなった。

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

-近本、大山は元気に動いた

いやもう、普通にやってるやろ。

-心配ない

おう、全然大丈夫。

-昨年と比べて、開幕前日の心境に違いは

いやいや、そんな変わらへんけど、今年のほうがまだな、そんな不安はないわな。今年のほうがな。まあな、どんなゲームになるか、そっちのほうが楽しみや。

-143分の1でしかないという話をされてきたが、それは変わらない

それは変わらん、変わらん。

-去年は不安定な試合の中、開幕戦は勝ち切った

開幕? いやいいや、それは不安な部分があったから。今年と違って。そらあ、開幕ピッチャーの青柳も、去年はそんな万全で、調子よくなかったよ。そら。前からな。オープン戦も含めてな。そういう不安はあったよ、去年。

-今年はチームのすべてを知っているから不安はない

不安いうても、しゃあない。それは、ケガ人がおったりな、それであんまり万全じゃないっていうか、それは調子じゃなしにな、体調とかいろんな面でそれは不安になるけどな。それは調子が良かったから開幕から打てるっていう保証もないし、悪いやつがのう、悪いままっていう保証もないし、それは分からへんわけやから。でもある程度思っているメンバーで開幕を迎えられるっていうのが、不安があまりないっていうことや。

-阿部新監督に1発かましましたね

え?何を?

-新外国人のオドーアが電撃退団したことを

外国人はそれは、一番の。だからお前、ほんまの話やんか。一番の新戦力は外国人やったんやから。ほんまの話やから別に。

-足が使える選手がそこに入ってくる

いやいや、それはある程度分かっている選手になってくると思うからなあ。それは一番未知の新戦力が外国人やったわけやからなあ。

-1軍で0勝の監督とはやりづらいか。

いやそんなことはない。それは別に、そんなのは全然関係ない。

-阿部監督と一緒に野球界を盛り上げて行こうと

おーん、そら当然やん。やっぱりな、巨人と阪神が引っ張っていくのが理想やろ。

-オープン戦を戦って阿部新監督の印象は

いやいや、それはないない、そこまではないわ。そらメンバーも違うしな、はっきり言うて、どういうメンバーって、きっちり分かってるわけでもないしな、明日でも。そら明日と明後日ではだいぶ違うと思うしな、メンバー的にもな。

そのへんは、これはやっぱりある程度スコアラーの報告も来てるけど、これはやっぱり実際にやって、右ピッチャーの時の布陣、左ピッチャーの時の布陣とかな、長いシーズンなわけやから、25、6回やるわけやから、おーん、それは143の1でええと思うよ、俺は。

ノックを見守る阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
東京ドームで選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
東京ドームで選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
開幕前日共同記者会見で握手する巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で、カメラマンのリクエストでにらみ合う(?)巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
選手の動きをチェックする岡田監督(撮影・上田博志)
開幕前日共同記者会見で、笑顔の阪神岡田監督(左)と巨人阿部監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見でファイティングポーズを取る巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で握手する巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)

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【西武】初の開幕投手を務める今井達也が大役へ準備完了「責任感を強く持って」

キャッチボールで笑顔を見せる西武今井(撮影・山崎安昭)

自身初の開幕投手を務める西武今井達也投手(25)が準備を整えた。

28日、楽天との開幕戦(楽天モバイルパーク)を前に前日練習を行った。キャッチボールを行った後、ブルペンで状態を確認した。相手の開幕投手は同学年の左腕早川隆久投手(25)。「相手よりもちろん失点を少なく終わりたい。どうしても開幕戦なのでお互い、両チームまず勝って、シーズンをスタートしたいというのが第一だと思う。そういう面でも投げ負けないという気持ちを、相手以上に強く持ちたいと思う。チームを代表して投げるので、責任感を強く持ってマウンドに立ちたい」と意気込んだ。

楽天に対して強い。昨季は7試合に先発。1度の完投を含む6勝0敗、防御率0・87の数字を残した。楽天モバイルパークでは、4試合に先発し3勝0敗、防御率1・20と安定した投球をみせた。楽天との試合は21年10月15日のゲームで勝利して以降、昨季まで9勝負けなしが続けている。「とにかく強気強気で攻めていけたらと思う。チームを勢いづけるというかそういうピッチングをしたい」と大役を全うする。

キャッチボールでする西武今井(撮影・山崎安昭)

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【ソフトバンク】開幕ローテ滑り込みの大津亮介、2軍阪神戦で最終調整「対打者に普段通りに」

小笠原投手コーチ(左)と話をするソフトバンク大津(撮影・冨田成美)

開幕ローテ6番手に滑り込んだソフトバンク大津亮介投手が29日のウエスタン・リーグ阪神戦(タマスタ筑後)にスライド登板する。

登板予定だった広島戦は雨天中止となり、室内練習場でキャッチボールを行った。3イニングを予定し「無失点を目指して自分の持っている球種で調整していく」。先発予定の4月4日の本拠地ロッテ戦に向け、最後の実戦登板。「最終調整として対打者に普段通りに投げたい」と意気込んだ。

キャッチボールで調整するソフトバンク大津(撮影・冨田成美)
小笠原投手コーチ(中央)と話をするソフトバンク大津(撮影・冨田成美)

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【オリックス】大城滉二、右肩甲下筋の筋損傷と診断

オリックス大城滉二(2023年6月30日撮影)

オリックス大城滉二内野手(30)が27日に大阪市内の病院を受診し、右肩甲下筋の筋損傷と診断されたと発表。

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【広島】九里亜蓮が11年目で初の大役へ「自分の持っているものを発揮できないと意味がない」

外野でキャッチボールをする広島九里(撮影・たえ見朱実)

29日の開幕戦の予告先発が28日に発表され、広島は公表通りに九里亜蓮投手(32)が開幕投手を務める。春季キャンプ中に新井監督から11年目で初の大役に指名された右腕は「先発をやらせていただいている以上、目指してきたところ。自分の持っているものを発揮できないと意味がない。当日、どういう感情が出てくるか分からないけど、それをプラスに変えてマウンドに上がりたい」と意気込みを語った。

DeNAとは昨季4度対戦して1勝2敗も、レギュラーシーズン最後の対戦となった8月22日は完封勝利を挙げた。CSファーストステージでは中継ぎで1回2/3を無失点。悪いイメージはない。

ただ、DeNAは昨季リーグ最少の盗塁数から、今季はオープン戦で12球団トップの24盗塁を記録するなど、強打に機動力を絡めた攻撃が目立つ。「足を使ってきたり、新戦力も入ってきたりしているので、昨年とはまた違うと思う。今シーズン初めて対戦するので、まずは自分の投球をした中で捕手の人と話をしながらやっていけたら」。足攻を警戒しながら、打率でもオープン戦1位の強力打線に挑む。

ストレッチで身体をほぐす広島九里(撮影・たえ見朱実)

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【ソフトバンク】長谷川威展がリハビリ組合流「悔しい気持ちと情けない感じ」2日前に高熱で離脱

キャッチボールで調整するソフトバンク長谷川(撮影・冨田成美)

ソフトバンク長谷川威展投手が体調不良のためにリハビリ組に合流した。

26日に38度ほどの高熱を出し、1軍本隊から離脱。この日はキャッチボールなど軽めに汗を流した。昨季に現役ドラフトで日本ハムから加入した左腕。オープン戦では6試合に登板し、5回2/3を無失点と左のリリーバーとして大きな期待を寄せられていた。「悔しい気持ちと、情けない感じ」。今後は2軍戦での登板を経て、早期の1軍復帰を目指す。

記者の質問に笑顔で答えるソフトバンク長谷川(撮影・冨田成美)

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【ソフトバンク】山川穂高1本塁打1打点につき児童養護施設へ1万円寄付「子どもたちの支援に」

ソフトバンク山川が行う成績連動型寄付のイメージ(球団提供)

ソフトバンクは28日、西武からFA加入した山川穂高内野手(32)が自身の成績と連動した寄付活動を行うと発表した。

福岡市の児童養護施設へ1本塁打、1打点につき1万円を寄付する。「この活動を通じて、子どもたちにホークスや野球を好きになってもらえればうれしいです。多くの子どもたちの支援に協力できるように、たくさんホームランを打てるように頑張ります」とコメントした。

打撃練習するソフトバンク山川(撮影・藤尾明華)

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【日本ハム】松本剛“武者震い打”で先発伊藤大海に4点援護を約束「引っ張っていきたい」

練習中、笑顔の日本ハム松本剛(撮影・黒川智章)

“武者震い打”で4点援護、任せとけ。日本ハム選手会長の松本剛外野手(30)は、29日の開幕ロッテ戦(ZOZOマリン)での打順を2年連続「1番」と自身で想定。切り込み隊長として、先発伊藤に4点以上のアドバンテージを約束した。首位打者に駆け上がった22年の敵地開幕戦は4番で複数安打。同様に初打席からスイッチを入れ、チームも自身も波に乗せる。

  ◇  ◇  ◇

松本剛が勝利への号砲を鳴らす。打順を伝えられてはいないが、プロ13年目の勘で、感じるものがある。「1番で予想しているよ。分からないけど、1番で準備しておけば」と、2年連続の開幕切り込み隊長として、身支度を整える。

描く白星のイメージは、選手会長も指揮官も同じ。練習中、松本剛は先発の伊藤に「とりあえず4点取るから」と伝え、伊藤は「じゃあ3点以内に抑えます」と返した。偶然にも新庄監督が開幕前会見で「(伊藤に)2、3点ぐらいで抑えてくれたら」と発言も、その話を松本剛は聞いていない。「大体の予想。ウチが勝つにはそんなもんでしょ。大海が打たれるとかではなくて。開幕戦は緊張するし、変に気負ってもうまくいかないし。気負わずチームとして9回までに4点取ればいいかな」。うまく得点をひねり出し、伊藤を気持ち良く投げさせる。

3年連続開幕スタメン。昨季は本拠での開幕だったため後攻も、敵地から始まる今季は、1番なら試合の最初に打席に立つ。敵地開幕だった22年開幕ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は第1打席からの連続打でマルチ安打発進。「1打席目は足が震えるっすよ。何か難しいけど、いい震え。これ味わえているの幸せだなって」。初の首位打者に輝いた2年前同様“武者震い打席”から波に乗り、タイトル奪還につなげる。

チームの成長も感じている。「みんな試合に出させてもらっていた2年間があるので、ある程度つかんだ選手は引っ張っていくんだっていう気持ちも感じられる。そこは一緒に乗っかって引っ張っていきたい」。切り込んで、つないで、返す。多彩な技でチームをもり立て、勝利を引き寄せる。【永野高輔】

球場に早く入りティー打撃する日本ハム松本剛(撮影・黒川智章)

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【日本ハム】宮西尚生が8年ぶり2軍スタート 生田目翼、田宮裕涼、奈良間大己ら初開幕1軍

日本ハム宮西尚生(2023年7月22日撮影)

日本野球機構(NPB)は28日、開幕出場選手登録名簿を公示した。日本ハムでは6年目の生田目翼投手(29)と田宮裕涼捕手(23)、2年目の奈良間大己内野手(23)、4年目の細川凌平内野手(21)が初の開幕1軍入り。河野竜生投手(25)と金村尚真投手(23)は中継ぎとしては初めて開幕メンバーに入った。

2月の春季キャンプ直前に左足関節捻挫を負った清宮幸太郎内野手(24)は1軍出場なしに終わった21年以来3年ぶりの2軍スタートが決定。2月末に左大腿(だいたい)部筋膜炎を負った上川畑大悟内野手(27)も2軍スタート。清宮と上川畑はすでに2軍戦で実戦復帰しており、この日はイースタン・リーグ楽天戦(森林どり泉)にスタメン出場した。また、プロ17年目の宮西尚生投手(38)は左肘手術明けだった16年シーズン以来8年ぶりの2軍スタートとなった。

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【巨人】岡本和真「実力のあるチームを倒さないと優勝はできない」不動心で開幕迎える

練習で笑顔の巨人岡本和(撮影・鈴木みどり)

巨人岡本和真内野手が不動心で開幕を迎える。

オープン戦最終戦の24日楽天戦でオープン戦1号を放つなど上り調子。「たかが143試合の中の1試合かもしれないが、早く出た方が気分もいい。やることは変わらないので普通にやりたい。いつも通りにいきます。実力のあるチームを倒さないと優勝はできない」と、どっしり構え、10年目のシーズンに入る。

フリー打撃する巨人岡本和(撮影・鈴木みどり)

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【巨人】開幕投手の戸郷翔征が本番モードに切り替え「結果でチームにいい風を吹かせたい」

キャッチボールする巨人戸郷(撮影・鈴木みどり)

巨人戸郷翔征投手が本番モードにスイッチを切り替え、開幕マウンドに立つ。

オープン戦は4試合で防御率5・68と奮わないまま、6年目で初の大役。それでも「そこは割り切って。ジャイアンツのファーストゲームを任された楽しみと責任感を今は感じている。結果でチームにいい風を吹かせたい」と勢いをもたらす。

練習を終え引き揚げる巨人戸郷(撮影・鈴木みどり)

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【巨人】阿部監督の方針や信条などまとめた「クレドカード」公開 ついに全貌が明らかになる

開幕前日共同記者会見に臨む巨人阿部監督(撮影・鈴木みどり)

巨人は開幕前日の28日、阿部慎之助監督(45)の方針や信条などをまとめた小冊子「クレドカード」の全貌を報道陣に公開し、配布した。片方の面には、6つの監督方針や「5つのスキル」、そして未来につなぐ言葉として「ジャイアンツは、今後もパイオニアで在り続けないといけない」という阿部監督をはじめ、王貞治氏、松井秀喜氏、原辰徳氏らの言葉が記されている。

もう片方には「ジャイアンツとは、何か?」という球団としての定義を掲載。哲学として「1WAY 存在意義」「9RULES 目指したい姿」「4COLORS 行動指針」が書かれている。ラテン語で「信条」を意味するクレドカード。女子野球やU15などを含むチーム全員に配布し考えを共有し、開幕に臨む。

巨人がチーム全員に配布した、阿部監督の方針や信条をまとめた小冊子「クレドカード」
傾斜を使ってキャッチボールする巨人阿部監督(撮影・鈴木みどり)
練習で笑顔の巨人阿部監督(左)と浅野(撮影・鈴木みどり)

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【巨人】佐々木俊輔“援軍”と開幕「初球きれいなヒットを」96年仁志以来の新人1番打者誕生へ

練習前笑顔の巨人佐々木(撮影・鈴木みどり)

巨人のジョージローことドラフト3位佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)が“援軍”とともに開幕に臨む。

「1番中堅」の見込みで、新人野手では01年阿部以来23年ぶりとなる開幕スタメン。さらに新人の1番打者は96年仁志以来。前日練習を終え「初球きれいなヒットを打って盛り上がるのは気持ちいいだろうな。それを味わえたら最高」と、ファンからもらった「おさるのジョージ」のぬいぐるみを片手に引き揚げた。

フリー打撃する巨人佐々木(撮影・鈴木みどり)

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【阪神】青柳晃洋、緊張受け入れ開幕戦へ「6時15分になったら試合始まるので」マウンド確認も

阪神青柳晃洋(2024年3月27日撮影)

阪神青柳晃洋投手(30)が28日、東京ドームでマウンドの感触を確かめた。

シーズン初戦となる29日巨人戦で先発。この日はドーム内で開幕前日練習を行い、マウンドを使って投球練習を行った。

昨季、同球場での登板は1試合のみ。クイックや変化球などを交えながら14球、入念に投げ込んだ。

「最後はこっちで調整したいという気持ちで、昨日も少なめで投げて。明日の開幕のマウンドに先に上がっているかどうかは違う。いい準備ができていると思います」

オープン戦最終登板の22日オリックス戦(京セラドーム大阪)では、右足親指の皮がめくれるアクシデントもあった。「今日投げた感じは問題ないと思うので。明日は万全でいけるかなと思います」と問題なく迎えられそうだ。

「去年も(開幕戦は)経験していますし、それで言えば日本シリーズでもいい経験をさせてもらいましたし。緊張とはずっと向き合ってきている。明日も、もちろん緊張すると思うんですけど、6時15分になったら試合が始まると決まっている。そこに向けて自分で気持ちを整理していけばいいかなと思います」

2年連続の開幕投手。緊張感を受け入れながら、決意を口にした。

阪神青柳晃洋(2024年3月27日撮影)

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【阪神】岡田彰布監督、青柳晃洋に2年連続の開幕投手を託した理由を語る

開幕前日共同記者会見で、カメラマンのリクエストでにらみ合う(?)巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)

29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)を翌日に控えた28日、阪神岡田彰布監督(66)が開幕投手を託した青柳晃洋投手(30)への思いをあらためて口にした。

巨人阿部慎之助監督(45)とともに前日会見に出席。開幕投手を聞かれると「タイガースは青柳晃洋投手で明日スタートしたいと思っています」と答え、理由について言及した。

「今年に入って、正月からいろいろ、やっぱり青柳でいこうかなと。2月のキャンプで1カ月ブルペンのボールを見て、昨年より全然いいし。昨年1年ブレークしたピッチャーもいてるんですけど、やっぱり最終的には実績というか、今年一番やろうという意欲があるピッチャーなので、青柳でスタートしようと、そう思いました」

青柳にとっては2年連続の大役。指揮官の思いも意気に感じ、腕を振ることになりそうだ。

開幕前日共同記者会見でファイティングポーズを取る巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で、カメラマンのリクエストでにらみ合う(?)巨人阿部監督(右)と阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)
開幕前日共同記者会見で、笑顔の阪神岡田監督(左)と巨人阿部監督(撮影・鈴木みどり)

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