日刊スポーツ

【広島】野間峻祥がレーザービームで先発の森下暢仁を救う 一塁走者を三塁で刺す

【広島】野間峻祥がレーザービームで先発の森下暢仁を救う 一塁走者を三塁で刺す

野間峻祥(2024年4月12日撮影)

<広島-巨人>◇20日◇マツダスタジアム

広島野間峻祥外野手(31)が、レーザービームでスタンドを沸かせた。4点リードの3回2死一塁で、先発森下暢仁投手(26)が巨人坂本に右前打を許した。一走のオコエは二塁を蹴って一気に三塁を狙ったが、捕球した野間が三塁へダイレクト送球。きわどいタイミングとなったが、野間の肩がわずかにまさりタッチアウト。一、三塁にピンチが拡大するところを好守備で助けた。

4回には久保修外野手(23)も丸の中前への飛球をダイビングキャッチ。ダイナミックなプレーの連続に、スタンドの観客から歓声と拍手が沸いた。

広島対巨人 力投する広島先発の森下(撮影・垰建太)

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【阪神】運も向いてきた?2戦連続で投手が打点 大竹耕太郎の打球がグラブで方向変え外野へ

阪神対中日 2回裏阪神無死満塁、同点適時内野安打を放つ大竹(撮影・前田充)

<阪神-中日>◇20日◇甲子園

打線が波に乗り始めた阪神は、2日連続で投手が打点を挙げた。

2回無死満塁。先発の大竹耕太郎投手(28)がバウンドさせた打球は投ゴロかと思われた。だが、大野雄大投手(35)がつかみにいくも届かず、グラブの先をかすめて打球方向が変わった。二塁手・田中幹也内野手(23)も逆を突かれ、右前に転々とする間に1人が生還した。

前日19日には青柳晃洋投手(30)が貴重な2点目となる右犠飛を放っていた。

阪神対中日 2回裏阪神無死満塁、同点適時内野安打を放つ大竹(撮影・前田充)
阪神対中日 2回裏阪神無死満塁、同点適時内野安打を放ちガッツポーズする大竹(撮影・前田充)

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【阪神】また山本泰寛に“恩返し”された 2回同点二塁打、昨季戦力外も今季の阪神戦13の6

阪神対中日 2回表中日無死二塁、山本は右適時二塁打を放つ。左は先発の大竹(撮影・加藤哉)

<阪神-中日>◇20日◇甲子園

阪神がまた“昨日の友”山本泰寛内野手(30)にやられた。

1点先制した直後の2回。無死二塁から得意の右打ちで一塁線を破られ、同点にされた。

昨オフに阪神から戦力外通告を受けた。中日移籍1年目は開幕1軍をつかみ、13日の阪神戦で初先発。3安打に初打点もマークと大活躍していた。

この安打で阪神戦は13打数6安打、3打点。

ネット上では「タイガースキラー」「また恩返しされた」「なぜ戦力外に」と両軍ファンからコメントが寄せられている。

阪神対中日 2回表中日無死二塁、山本は右適時二塁打を放つ(撮影・加藤哉)

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【巨人】坂本勇人、24打席ぶり安打 前夜11年ぶり“6タコ”「何とかしないといけない」

広島対巨人 1回表巨人1死一塁、坂本は左前打を放つ(撮影・加藤孝規)

<広島-巨人>◇20日◇マツダスタジアム

巨人坂本勇人内野手(35)が24打席ぶりに安打をマークした。「3番三塁」でスタメン出場し、初回1死一塁の場面で高めの直球を左前へ運んだ。

延長12回スコアレスドローだった前夜は11年ぶりの“6タコ”に「何とかしないといけない。明日頑張ります」と23打席連続無安打となり危機感を口にしていた坂本。打順は2番から3番に再び戻り、4月12日広島戦(東京ドーム)の第1打席で2号ソロを放って以来の快音を鳴らせた。

広島対巨人 1回表巨人1死一塁、坂本は左前打を放つ(撮影・加藤孝規)
広島対巨人 1回表巨人1死一塁、坂本は左前打を放つ(撮影・加藤孝規)

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【ソフトバンク】緒方理貢がビックプレー!打球をダイビングキャッチ プロ初スタメンで躍動

ソフトバンク対オリックス 二回表ソフトバンク 好補球する緒方(撮影・林敢治)

<ソフトバンク-オリックス>◇20日◇ペイペイドーム

ソフトバンク緒方理貢外野手(25)が守備でビックプレーを見せた。「7番・右翼」でプロ初スタメン。

2回1死、ゴンザレスの右翼前に落ちそうな打球をダイビングキャッチし、ペイペイドームが大歓声に包まれた。これには先発のモイネロも両手を挙げて大喜び。開幕前の3月19日に支配下登録を勝ち取った若鷹が躍動した。

ソフトバンク対オリックス 二回表、好捕する緒方(撮影・林敢治)
ソフトバンク対オリックス 二回表、好捕する緒方(撮影・林敢治)
ソフトバンク対オリックス 二回表、好捕する緒方(撮影・林敢治)
ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス1死、ゴンザレスの飛球を右翼手の緒方が好捕し、笑顔でガッツポーズするモイネロ(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス1死、ゴンザレスの飛球を右翼手の緒方が好捕し、笑顔で帽子を掲げるモイネロ(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 二回裏、ソフトバンク 緒方はプロ初安打を放つ(撮影・林敢治)
ソフトバンク対オリックス 二回裏、ソフトバンク 緒方はプロ初安打を放つ(撮影・林敢治)
ソフトバンク対オリックス 2回裏ソフトバンク無死一塁、緒方は右二塁打を放つ(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 2回裏ソフトバンク無死一塁、緒方は右二塁打を放つ(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 2回裏ソフトバンク無死一塁、プロ初安打となる右二塁打を放ち、ベンチに向かってVIVAポーズを決める緒方(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 2回裏、ソフトバンク 緒方のプロ初安打に歓喜するホークスナイン(撮影・林敢治)

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【DeNA】筒香嘉智、復帰後初安打初適時打「幸せな時間」第1打席は初球死球にどよめきとヤジ

イースタン・リーグDeNA対巨人 1回裏DeNA2死二塁、筒香は死球(撮影・鈴木正人)

<イースタン・リーグ:DeNA-巨人>◇20日◇横須賀

5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が、加入後初実戦に臨んだ。「4番DH」で先発出場し、第3打席で初安打初タイムリーを放った。

5回2死二塁、カウント3-1から、巨人メンデスの139キロ直球を捉え、中前にクリーンヒット。復帰後初安打初適時打にスタンドから大歓声が起こった。3打席立って2打数1安打1打点で退いた筒香は「試合ができる喜びを感じながら、幸せな時間でした。久しぶりの実戦でスイングの感覚も良かった。もう少し修正しないといけないところもあるので、それを繰り返して良い状態に持っていけたら」と振り返った。

第1打席の1回2死二塁、満員のスタンドから自然発生的に起こった「横浜の空高く~」から始まる応援歌でファンの大声援を受けながら打席へ。巨人メンデスの初球、内角スライダーがすっぽ抜けて筒香の右肘の肘当て付近に激突。「まさかデッドボールとは思ってなかったので、びっくりしましたけど、問題はないです」と無傷を強調した。痛がるそぶりはなく、一塁ベースに向かった。ファンにとっては1657日ぶりの日本実戦復帰で待ちわびた初打席の初球にいきなりの死球を受け、どよめきとやじが飛んだ。

3回1死の第2打席は鋭いスイングを見せるも、チェンジアップに空振り三振だった。今後については「映像を見てないので、自分が思い描いている動きと映像が一致しているかを確認しながら。ストライクゾーンも含めて、修正していかないといけない」と映像と感覚を照らし合わせながら、調整していく。

【第1打席=1回2死二塁】投手・メンデス

<1>内角スライダー 右肘付近への死球

【第2打席=3回1死】投手・メンデス

<1>外角高め145キロ直球 ボール

<2>外角123キロカーブ 見逃しストライク

<3>外角高め145キロ直球 ボール

<4>外角146キロ直球 ファウル

<5>内角低め132キロチェンジアップ 空振り三振

【第3打席=5回2死二塁】投手・メンデス

<1>外角129キロスライダー ボール

<2>外角129キロスライダー ボール

<3>外角143キロ直球 ボール

<4>外角130キロスライダー 見逃しストライク

<5>139キロ直球 中前適時打

◆DeNAスタメン

1(遊)林

2(三)柴田

3(中)梶原

4(指)筒香

5(捕)松尾

6(一)蝦名

7(右)神里

8(二)森敬

9(左)東妻

先発=石田健

イースタン・リーグDeNA対巨人 DHで4番に入ったDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
アップするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
アップするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
球場入りするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 1回裏DeNA2死二塁、筒香は死球(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 1回裏DeNA2死二塁、筒香は死球(撮影・鈴木正人)
3回裏DeNA1死、筒香は空振り三振に倒れる(撮影・鈴木正人)
3回裏DeNA1死、筒香は空振り三振に倒れる(撮影・鈴木正人)
3回裏DeNA1死、筒香は空振り三振に倒れる(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 5回裏DeNA2死二塁、筒香は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 5回裏DeNA2死二塁、筒香は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 5回裏DeNA2死二塁、筒香は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 5回裏DeNA2死二塁、筒香は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 5回裏DeNA2死二塁、筒香は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 5回裏DeNA2死二塁、筒香は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 報道陣の質問に答えるDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
球場を引き揚げるDeNA筒香(撮影・鈴木正人)

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【西武】青山テルマ、セレモニアルピッチに登場「チョー悔しいです。リベンジしたい」

西武対楽天 開始前、ミニライブでパフォーマンスする青山テルマ(撮影・河田真司)

<西武-楽天>◇20日◇ベルーナドーム

歌手の青山テルマ(36)が、試合前にミニライブとセレモニアルピッチを行った。

「西武ブルーシリーズ」と銘打った試合で、背番号「7」が入った伝統のライオンズブルーのユニホームを着用して登場。投球前にヒット曲「そばにいるね」と「何度も」を熱唱し、球場を盛り上げた。

その後セレモニアルピッチのマウンドに上がり、投じたボールは大きな山なりとなって三塁方向にそれ、捕手のミットに収まった。ノーバウンド投球はならなかったが、スタンドからは大きな拍手が送られた。

セレモニアルピッチを行うのは20年10月3日のDeNA対中日戦(横浜)以来2度目。投球後「チョー悔しいです。今年イチ悔しいですね。公園とかでもそうですし、けっこう練習してたんですよ。今日の朝も8時から練習してて。もし奇跡が起きたらリベンジしたいですね」と話した。

西武対楽天 開始前、ファーストピッチセレモニーを務める青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ファーストピッチセレモニーを務める青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ファーストピッチセレモニーを務める青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ミニライブでパフォーマンスする青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ミニライブでパフォーマンスする青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ミニライブでパフォーマンスする青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ミニライブでパフォーマンスする青山テルマ(撮影・河田真司)
西武対楽天 開始前、ミニライブでパフォーマンスする青山テルマ(撮影・河田真司)

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【阪神】才木浩人、得意甲子園今季初先発へ 2週連続中日戦に「向こうも頭に入っていると思う」

阪神対中日 練習でキャッチボールする才木(撮影・加藤哉)

<阪神-中日>◇19日◇甲子園

阪神才木浩人投手(25)が今季初の甲子園で2勝目を狙う。21日の中日戦(甲子園)で先発。本拠地での登板はオープン戦も含めて今季初だ。昨季は8試合で防御率1・33と好成績の球場。「まあ、ずっとビジターだったから、やっと投げられるわという感じですけど。ホーム球場なので、どんどん思い切っていったらいいかなと思います」。

初白星を挙げた14日に続き、2週連続での対中日戦。スライダーを多用した前回登板を踏まえて「向こうも頭に入っているだろうなと思っているので。その辺を生かしながら投げられたらと思っています」と作戦を明かした。

この日はキャッチボールやショートダッシュなどを行い、調整した。

阪神対中日 練習でキャッチボールする才木(撮影・加藤哉)

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【楽天】早川隆久が登録抹消 毎週金曜登板も次週試合なく「次に向け調整してもらう」青山コーチ

楽天早川隆久(2024年4月16日撮影)

開幕投手を務めた楽天早川隆久投手(25)が20日、出場選手登録を抹消された。

青山浩二投手コーチ(40)は抹消となった早川について「次のカードもないので、そこで1回抹消してっていうところで、また次の登板に向けて調整してもらうってことで、監督とお話しして、了解もらったので」。ここまで毎週金曜日に登板してきたが、次週は金曜に試合がないことを理由に挙げた。コンディション面に問題はないという。

早川は今季4試合に登板して1勝3敗、防御率4・26。前日19日の西武戦(ベルーナドーム)では、初回に3失点するなど7回8安打5失点と振るわなかった。最短での再登録は30日になるが、青山コーチは「そこも1回本人とも話とかもしてましたし、あとは監督と相談して、また決めていきたいと思います」と話した。

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【DeNA】“筒香フィーバー”の横須賀スタジアム 内野席は満席、1回終了時点で外野席も開放

キャッチボールするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)

<イースタン・リーグ:DeNA-巨人>◇20日◇横須賀

横須賀スタジアムが筒香フィーバーに沸いている。5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が、加入後初実戦に臨む。DHで先発出場し、3、4打席を予定。横須賀スタジアムには約800人が列をなし、開門を待った。最前列付近で待つファンは真っ暗な午前4時過ぎから待機していたという。

内野席は満席で立ち見客であふれ、1回終了時点で外野席が開放された。球場関係者によると、昨年の“バウアーフィーバー”でも外野スタンドの開放はなく、“筒香フィーバー”ぶりがうかがえる。

筒香は「4番DH」で1657日ぶりの日本実戦復帰。スタンドから自然発生的に起こった応援歌に背中を押されながら向かった第1打席は、初球に巨人メンデスに死球を受けた。

キャッチボール中、笑顔を見せるDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
ノックを受けるDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
ノックを受けるDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
球場入りするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
球場入りするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
球場入りするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 1回裏DeNA2死二塁、筒香は死球(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 1回裏DeNA2死二塁、筒香は死球(撮影・鈴木正人)
イースタン・リーグDeNA対巨人 1回裏DeNA2死二塁、筒香は死球(撮影・鈴木正人)

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【阪神】王道メンバーで今季最長5連勝狙う 待望1号出た大山悠輔連発なるか/スタメン

阪神対中日 試合前の円陣を組む中日ナイン(撮影・加藤哉)

<阪神-中日>◇20日◇甲子園

スタメンが発表された。引き分けをはさんで4連勝中の阪神は、2カード連続の勝ち越しを狙う。2位巨人の結果次第では2位浮上の可能性がある。

前日19日は4番の大山悠輔内野手(29)に待望の1号アーチが飛び出した。今季最多タイ7得点と、打線がようやく勢いづいてきた。

先発は大竹耕太郎投手(28)。1週間前の敵地中日戦では6回に大崩れして負け投手に。ホームに同じ相手を迎えてリベンジを狙う。

阪神のスタメンは以下の通り

1(中)近本

2(二)中野

3(右)森下

4(一)大山

5(三)佐藤輝

6(左)ノイジー

7(捕)坂本

8(遊)木浪

9(投)大竹

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広島大瀬良大地-巨人高橋礼、日本ハム加藤貴之-ロッテ種市篤暉ほか/21日予告先発

広島大瀬良大地(左)と巨人高橋礼

21日のプロ野球予告先発は以下の通り。

<セ・リーグ>

阪神才木浩人-中日松葉貴大(甲子園=14時)

広島大瀬良大地-巨人高橋礼(マツダスタジアム=13時30分)

<パ・リーグ>

日本ハム加藤貴之-ロッテ種市篤暉(エスコンフィールド=13時)

西武高橋光成-楽天藤井聖(ベルーナドーム=14時)

ソフトバンクC・スチュワート・ジュニア-オリックス宮城大弥(ペイペイドーム=13時)

※ヤクルト-DeNA(神宮=18時)は発表され次第、更新します。

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【日本ハム】ドラ1細野晴希がイースタン初登板 最速153キロ /全球ハイライト

登板に備えてキャッチボールを行う日本ハム細野(撮影・黒須亮)

<イースタン・リーグ:日本ハム-オイシックス>◇20日◇鎌ケ谷

ドラフト1位ルーキーの細野晴希投手(22)が、イースタン・リーグでプロ初登板初先発を果たした。1イニング限定で、打者4人に対し16球、1安打無失点1奪三振の投球だった。最速は153キロ。

細野は東亜学園(東東京)から東洋大を経て昨秋ドラフト1位で入団した。大学時代の疲労を考慮し、春季キャンプは2軍スタート。時間をかけて調整を進めていた。

◇全球ハイライト◇

打者:高

<1>149キロ直球=ボール

<2>148キロ直球=見逃しストライク

<3>130キロスライダー=ボール

<4>150キロ直球=空振り

<5>152キロ直球=ボール

<6>151キロ直球=ファウル

<7>150キロ直球=ファウル

<8>152キロ直球=見逃し三振

打者:小西

<9>128キロスライダー=見逃しストライク

<10>136キロスライダー=見逃しストライク

<11>153キロ直球=ボール

<12>133キロスライダー=ボール

<13>128キロスライダー=二ゴロ(バット折れる)

打者:中山(元ヤクルト)

<14>152キロ直球=中前打(ポテンヒット)

打者:小池

<15>127キロカーブ=見逃しストライク

<16>149キロ直球=右飛

日本ハム対オイシックス プロ初登板を果たした日本ハム細野(撮影・黒須亮)
日本ハム対オイシックス プロ初登板を果たした日本ハム細野(撮影・黒須亮)
日本ハム対オイシックス プロ初登板を果たした日本ハム細野(撮影・黒須亮)

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【DeNA】筒香嘉智、2軍巨人戦「4番DH」でスタメン 松尾、神里、森敬らも/スタメン一覧

球場入りするDeNA筒香(撮影・鈴木正人)

<イースタン・リーグ:DeNA-巨人>◇20日◇横須賀

5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が、加入後初実戦に臨む。スタメンが発表され、「4番DH」で先発出場。3、4打席を予定している。林、柴田、梶原と1軍から参加の3選手が上位打線に入り、4番に筒香が1657日ぶりの日本実戦復帰となる。巨人は助っ人左腕のメンデスが先発マウンドに上がる。

DeNAの5番には19歳の松尾、6番には打撃に魅力のある蝦名、右翼には経験豊富な神里が入り、8番には二塁スタメンで森敬が入った。9番には左翼で本職が捕手で今季から外野に挑戦している東妻がスタメンに名を連ねた。

先発マウンドには、今季まだ1軍登板のない石田健が上がる。

◆DeNAスタメン

1(遊)林

2(三)柴田

3(中)梶原

4(指)筒香

5(捕)松尾

6(一)蝦名

7(右)神里

8(二)森敬

9(左)東妻

先発=石田健

◆巨人スタメン

1(二)増田陸

2(中)浅野

3(左)増田大

4(一)郡

5(右)松原

6(三)ティマ

7(捕)喜多

8(遊)中田

9(投)メンデス

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【ソフトバンク】和田毅「大丈夫です」負傷降板から一夜明け軽傷を主張 試合前イベントにも出席

ソフトバンク対オリックス 「白のキセキ2024」イベントで、ユニホーム手渡し会の前にファンにあいさつする和田(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク和田毅投手(43)が20日、改めて軽傷を強調した。

19日の2軍広島戦で左足親指裏のマメがむけたため、4回途中で降板。一夜明けたこの日は、ペイペイドームで1軍オリックス戦の試合前練習に参加し「大丈夫です。3回ぐらいから違和感があって、テーピングを巻けばいけたと思うんですが、やめとこうかという話しになっただけなので」と大事を取っての交代だったと明かした。

この日和田は、今季の主催公式戦で20年ぶりに復活する「白の奇跡」ユニホームの手渡しイベントに出席。04年7月19日の同イベントオリックス戦に先発し、1失点の完投勝利を挙げたのが和田だった。「その試合はオリックスの谷さん(谷佳知)にホームランを打たれたんですけども、その1本だけで(打者)28人で終わったんですよ。1安打完投だったので。谷さんのがなかったら完全試合もあったのかなって思った試合でした」と当時を懐かしんだ。

ソフトバンク対オリックス 「白のキセキ2024」イベントで、ファンにユニホームを手渡しする和田(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 「白のキセキ2024」イベントで、ファンにユニホームを手渡しする和田(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 「白のキセキ2024」イベントで、ファンにユニホームを手渡しする和田(撮影・岩下翔太)

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【阪神】大山悠輔が国内FA権取得 入団8年目「ここまで来るのにいろいろあったがまず感謝」

阪神大山悠輔(2024年4月19日撮影)

阪神大山悠輔内野手(29)が20日、初めて国内FA権の取得条件を満たした。

つくば秀英(茨城)、白鴎大から16年ドラフト1位で阪神入りして8年目。1年目からクリーンアップを経験、3年目の19年には初の全試合出場、20年には28本塁打を放つなど主軸として活躍してきた。

岡田彰布監督(66)になった昨季は全試合に「4番一塁」で出場した。初タイトルとなる最高出塁率者賞(4割3厘)を獲得。ベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いた。

今季は開幕から不振が続いたが、19日の中日戦(甲子園)で1号アーチを放つなど3安打した。

試合前に取材に応じた大山は「ここまで来るのにいろいろあったが、1人では難しかった。家族、日々の練習や生活をサポートしてくださる裏方さん、担当スカウトの平塚さんにすごくお世話になりましたし、金本監督、矢野監督、岡田監督に使っていただいたおかげで権利を取得することができた。たくさんの方にまずは感謝したい。今は目の前の試合をしっかり全力でやるだけだし、なかなかいい結果が出ていないですけど、ここまでチームメートに助けてもらっているので、今度は少しずつ自分が助けられるようにしっかりやっていきたい」と話した。

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オリックス山下舜平大ら抹消 中日大野雄大、西武平沼翔太ら登録/20日公示

オリックス山下舜平大(2024年3月撮影)

4月20日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。

【セ・リーグ】

<登録>

中日 大野雄大投手

<抹消>

なし

【パ・リーグ】

<登録>

ロッテ 益田直也投手

楽天 滝中瞭太投手

西武 平沼翔太内野手

<抹消>

オリックス 山下舜平大投手

ロッテ 八木彬投手

楽天 早川隆久投手

※再登録は4月30日以降

※12:02現在

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【日本ハム】伊藤大海が神対応 練習終わりに子どもたちにサイン&記念撮影

日本ハム対ロッテ 子どもたちと記念撮影する伊藤(撮影・黒川智章)

日本ハムの伊藤大海投手(26)が20日、神対応を見せた。

ロッテ戦前の練習が終わり、ベンチ裏に引き上げる際、見学に来ていた子どもたちを見つけると、即座にスタンドに上がり、1人1人にサイン。さらに、全員そろって写真撮影。「『すげぇー』って言われました(笑い)。こうやって楽しみにしてくれる人たちに支えられているので。やりがい感じますし、かっこいい姿を見せたいなと思います。僕は(サインを)あんまりもらったことはないんですけど…(同郷・北海道鹿部町出身の)盛田幸妃さんにもらいましたね」と、少年時代を思い出していた。

伊藤は19日のロッテ戦に先発し、7回6安打3失点と粘投。試合の流れをつくり、チームのサヨナラ勝ちに貢献していた。

日本ハム対ロッテ 子どもたちにサインする伊藤(撮影・黒川智章)

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【日本ハム】伊藤大海の身長「176メートル」と誤表記カードが高額転売 最高出品額は17万円

日本ハム伊藤大海(2024年4月11日撮影)

日本ハム伊藤大海投手(26)の身長を誤って「176メートル」と表記した「2024 プロ野球チップス第1弾」カードが、フリマアプリ「メルカリ」で高額転売されている。

誤表記のカードは、最高出品額17万円で、コメント欄では「15万即決できますか」といった交渉が行われている。20日の午前11時までに、最高1万円で取引が成立している。

当事者の伊藤は先発した19日の試合後、「一瞬でも背の高い夢を見せてくれたので感謝したい」と話していた。

プロ野球チップスは1日にコンビニで先行発売され、15日からコンビニ以外の量販店で発売された。同社は15日、公式HPに「カード裏面の誤字についてのおわびとお知らせ」と題した謝罪文を掲載。交換を希望する場合は対象のカードを送付すると、後日、プロフィルを修正したカードと送料を切手にて返送して対応すると説明している。

日本ハム伊藤の身長を誤って176メートルと表記されたプロ野球チップスカードがメルカリで高額販売されている(メルカリより)

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【阪神】4番大山悠輔が助けられた湘南乃風の名曲「落ち込んでいる時なんかは音量マックスで…」

阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

打線も4番もついに目覚めた! 阪神が今季最多タイの7得点&2戦連続2ケタ安打を記録し、今季最長の4連勝で今季初の貯金1を作った。11試合連続2得点以下となれば球団ワースト記録更新だったが、2-0の3回に3番森下翔太外野手(23)が4号ソロで「3点目の壁」を打破。5回には4番大山悠輔内野手(29)に今季75打席目での待望の初アーチが飛び出した。さあ、23年日本一打線がいよいよ上昇気流に乗りまっせ!

  ◇  ◇  ◇

大山も人の子だ。プロ1年目に阪神第101代4番を任されてから8年目。打って勝てば神様、打てずに負ければ戦犯…。超人気球団で4番を任される重圧にはもう慣れつつあるが、時には悔しさを押し殺せない夜もある。そんな時、何度となくレゲエグループ・湘南乃風の楽曲に助けられてきたのだという。

「今でも試合前とか移動中のバスとかでよく聴かせてもらいます。あとは試合後の車の中ですかね。気持ちが落ち込んでいる時なんかは音量をマックスにして、『黄金魂』とかの勢いでモヤモヤを吹き飛ばしてもらうこともあります」

そう照れ笑いする素顔はどこにでもいる29歳と何も変わらない。

先週11日広島戦の試合前、大山は甲子園で湘南乃風メンバーの若旦那と談笑する機会に恵まれた。開幕から不振に苦しんでいた最中、虎党でもある若旦那から贈られた激励の言葉は宝物となった。「登場曲、『黄金魂』にしようかな」と喜んでいた主砲。やっと感謝のアーチをかけられた。【野球デスク=佐井陽介】

阪神大山と観戦する湘南乃風の若旦那(2024年4月11日撮影)
試合を観戦する若旦那(新羅慎二)(右)(2024年4月11日撮影)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放ち岡田監督(左)とタッチする(撮影・加藤哉)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山(右)は中越えソロ本塁打を放ちナインの祝福を受ける(撮影・上山淳一)
阪神対中日 5回に今季1号本塁打を放った阪神大山は一塁でスタンドのファンに帽子を取って深々と一礼する(撮影・上山淳一)

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【阪神】大山悠輔4番待望お目覚め弾 2得点以下の呪縛解く今季最多タイ7得点で4連勝、貯金1

阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ。投手は福谷(撮影・加藤哉)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

打線も4番もついに目覚めた! 阪神が今季最多タイの7得点&2戦連続2ケタ安打を記録し、今季最長の4連勝で今季初の貯金1を作った。11試合連続2得点以下となれば球団ワースト記録更新だったが、2-0の3回に3番森下翔太外野手(23)が4号ソロで「3点目の壁」を打破。5回には4番大山悠輔内野手(29)に今季75打席目での待望の初アーチが飛び出した。さあ、23年日本一打線がいよいよ上昇気流に乗りまっせ!

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今季75打席目。大山が夜空に高々と打ち上げた瞬間、一塁ベンチからナインが一斉に飛び出した。白球がバックスクリーン左に消える。割れんばかりの大歓声が甲子園全体に響き渡る。ダイヤモンドを駆け抜けると、満面の笑みで仲間とハイタッチを繰り返した。

自己ワーストの開幕74打席本塁打なしで迎えた5回1死。中日福谷の150キロ直球を完璧にとらえ、今季1号を決めた。「中盤で追加点を取ることができて良かったです」。4番はただただ安堵(あんど)した。

下半身のコンディションに不安を抱えたままシーズンイン。打率は1割台をさまよい、5番降格も1試合経験した。それでも開幕から全19試合に先発。岡田監督ら首脳陣からの信頼に1日も早く応えたかった。

指揮官は「いやもう出ますよ。いずれ出ますよ。それがちょっと遅かっただけで」とサラリ。「本人が一番気持ち的にも吹っ切れて、明日からもっと楽に打席に立てるんじゃないですか」とV字回復を予告した。

24年。白鴎大の後輩が初めて同僚となった。育成ドラフト2位の福島。同大学出身者は阪神では自身以来の2人目だ。キャンプ中には食事に連れていき、プロで戦うために必要な心構えを伝えた。まだサポートが少ない育成契約の後輩には打撃用手袋やバットもプレゼント。そして、その背中でプロ戦士としての生きざまを伝え続ける。

24年1月1日。主砲は自宅から車を走らせ、ジムで体をいじめていた。例年にない元日始動だった。「どれだけ練習しても『結果を残せるのかな』と不安が消えることはないので」。ストイックな姿勢を知っているから、首脳陣も仲間も4番に信頼を寄せる。

入団時の監督でもある金本知憲氏からアドバイスを受け、オフからウエートトレを強化。すべては1年間戦い抜き、チームを頂点に導くためだ。この日は2回に左前打で先制点をお膳立てするなど今季初の3安打。本領発揮はこれからだ。

チームは4番の復調と歩調を合わせるように11試合連続2得点以下を阻止。11安打7得点で一気にトンネルを抜け、岡田監督も「今年初めてですね、こんなゲームはね」とニンマリだ。

試合後、大山は静かに巻き返しを誓った。「ここまでチームのみんなに助けてもらってきた。ここからもっとチームの力になれるように頑張ります」。猛虎打線が4番が、完全に息を吹き返した。【村松万里子】

▼阪神が7得点。7日ヤクルト戦から続いていた2得点以下が、球団ワーストタイの10試合でストップした。59年8月20日巨人戦~8月30日中日戦、12年4月26日広島戦~5月6日巨人戦にかけての10試合連続と並んで止まった。

阪神対中日 5回裏阪神1死、大山(中央)は中越えソロ本塁打を放ち生還する(撮影・上山淳一)

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【阪神】大竹耕太郎が本拠地今季初登板へ、デーゲーム甲子園は無双6試合4勝0敗/見どころ

19日、練習でキャッチボールする大竹(撮影・加藤哉)

<阪神-中日>◇20日◇甲子園

阪神の大竹耕太郎が本拠地の甲子園球場で今季初登板。

昨年の大竹は甲子園球場で12試合に登板して5勝1敗、防御率2・28だったが、唯一の黒星はナイターで行われた8月30日DeNA戦。同球場での昼夜別成績を出すと、ナイターが6試合で1勝1敗、防御率4・46に対し、デーゲームは6試合で4勝0敗、防御率0・23。甲子園球場のデーゲームは通算38回2/3を投げ自責点が1点しかなく、まだ負けていない。

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【ソフトバンク】先発転向モイネロが安定投球、現在17イニング連続無失点中/見どころ

13日、西武対ソフトバンク ソフトバンク先発のモイネロ

<ソフトバンク-オリックス>◇20日◇ペイペイドーム

先発に転向したソフトバンクのモイネロが安定した投球を見せている。

奪三振率はリリーフだった昨年の12・04から6・95へダウンしたものの、被打率は昨年の1割2分2厘から8分5厘へアップ。特に、左打者は30打数2安打の被打率6分7厘に抑え込んでいる。失点は3月30日オリックス戦の5回に記録した2点だけで、現在17イニング連続無失点中。

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【阪神】勝負強すぎる23歳森下翔太が“3点の壁破る”4号、17日は決勝打&18日は同点打

阪神対中日 3回裏阪神1死、森下は左越えに本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

阪神森下翔太外野手(23)がリーグトップタイの4号を放ち、大勝への流れをつくった。「風も逆の風ではなかった。いい感触だったのでいくかなと思いました」。2-0の3回1死、中日先発メヒアの6球目、低めのスライダーをすくい上げた。打球は風にも乗って軽々と左翼スタンドへ。久しぶりの3点目に、甲子園の観客も大喜びだった。

前夜まで10試合連続で2得点以下。「2点の壁」を破ったのも、勝負強すぎる23歳だ。17日に決勝打、18日に同点打と3日連続の活躍。顔をほころばせたのは阪神ファンだけではない。岡田監督も「いやいや、2点とってね、ずっと2点が続いてたんでね、おーん。ベンチでおー3点目入った言うてたんですよ。ええ」と手放しでたたえた。

勝負強さの秘訣(ひけつ)は、目の前の1対1に集中すること。「1試合1試合切り替えて課題を持って、相手のピッチャーをどう打ち崩すか考えている」。この日の相手先発は13日に対戦し、3打数無安打に抑え込まれたメヒア。「前回はやられてたので、それも踏まえながら、1打席目終わってみて、また自分の中で整理して臨めたのがよかった」。遊ゴロに倒れた初回からすぐに切り替え、大きなアーチにつなげた。

この日は先輩の大山にも待望の1号。「ここから乗ってくれると思うので、その前に自分がランナーで出ればかえしてくれる」。1発も、つなぎもある、猛虎打線らしさが見えてきた。「取った後の次の1点をどう取るか、明日以降の試合も続けていけば、タイガースらしい野球になると思う」。このまま本領発揮だ。【磯綾乃】

阪神対中日 3回裏阪神1死、森下は左越えソロ本塁打を放つ。投手はメヒア(撮影・加藤哉)
阪神対中日 3回裏阪神1死、本塁打を放ち三塁を回る森下。右はメヒア(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 3回裏阪神1死、岡田監督(左)は左越えソロ本塁打を放った森下をタッチで迎える(撮影・加藤哉)

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【とっておきメモ】大山悠輔「モヤモヤを吹き飛ばしてもらう」“湘南の風に乗って”感謝のアーチ

阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

打線も4番もついに目覚めた! 阪神が今季最多タイの7得点&2戦連続2ケタ安打を記録し、今季最長の4連勝で今季初の貯金1を作った。

11試合連続2得点以下となれば球団ワースト記録更新だったが、2-0の3回に3番森下翔太外野手(23)が4号ソロで「3点目の壁」を打破。5回には4番大山悠輔内野手(29)に今季75打席目での待望の初アーチが飛び出した。さあ、23年日本一打線がいよいよ上昇気流に乗りまっせ!

■“湘南の風に乗って”感謝のアーチ

大山も人の子だ。プロ1年目に阪神第101代4番を任されてから8年目。打って勝てば神様、打てずに負ければ戦犯…。超人気球団で4番を任される重圧にはもう慣れつつあるが、時には悔しさを押し殺せない夜もある。そんな時、何度となくレゲエグループ・湘南乃風の楽曲に助けられてきたのだという。

「今でも試合前とか移動中のバスとかでよく聴かせてもらいます。あとは試合後の車の中ですかね。気持ちが落ち込んでいる時なんかは音量をマックスにして、『黄金魂』とかの勢いでモヤモヤを吹き飛ばしてもらうこともあります」

そう照れ笑いする素顔はどこにでもいる29歳と何も変わらない。

先週11日広島戦の試合前、大山は甲子園で湘南乃風メンバーの若旦那と談笑する機会に恵まれた。開幕から不振に苦しんでいた最中、虎党でもある若旦那から贈られた激励の言葉は宝物となった。「登場曲、『黄金魂』にしようかな」と喜んでいた主砲。やっと感謝のアーチをかけられた。【野球デスク=佐井陽介】

阪神大山と観戦する湘南乃風の若旦那(2024年4月11日撮影)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山(中央)は中越えソロ本塁打を放ち生還する(撮影・上山淳一)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ。投手は福谷(撮影・加藤哉)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山(右)は中越えソロ本塁打を放ちナインの祝福を受ける(撮影・上山淳一)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放ち岡田監督(左)とタッチする(撮影・加藤哉)

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最初はさみしく泣いていた私も… 不安な新生活一緒に頑張ります!/滝谷美夢のみゆダイアリー

滝谷美夢

<滝谷美夢のみゆダイアリー>

コラム「滝谷美夢のみゆダイアリー」。昨年までファイターズガールの中心メンバーとして活躍し、今後はタレント活動、Fビレッジアンバサダーとして挑戦を続ける滝谷美夢(25)のオリジナルコラムです。

    ◇    ◇    ◇  

4月も3週目が終わり、新生活が始まったという方も少しずつ慣れてきた頃でしょうか? 私は春の陽気を楽しんでいるこの頃ですが、先日、Fビレッジ内にある「キッズラボ北海道ボールパークFビレッジ認定こども園」の入園式にお邪魔させていただきました。入園式では、Fビレッジアンバサダーとして少しあいさつもさせていただき、ファイターズのグッズをプレゼントすることができました。

新しく入園する子どもたちの名前が1人ずつ呼ばれるときには、「はい!」と元気に返事をしていて、その姿がなんともかわいらしく、とてもほっこり。私が同じくらいの年齢のとき、同じように名前を呼ばれて元気に返事ができていただろうかと思い返してみたのですが、たぶんできていなかっただろうなと思います。2歳上のいとこと同じ保育園に通い、最初の頃は親と離れるときに泣いている私をいとこが慰めてくれていました。

でも、そんなふうに寂しくて泣いていた私も、気づけば楽しく保育園に通っていました。時間が解決してくれることってたくさんありますよね。まだまだ未熟なので、そう思えずに小心者になってしまうことも多々ありますが(笑い)。私も今年に入ってから新たな挑戦が多く、緊張の日々です。新生活にまだ慣れていない方や、不安だなと思っている方もいるかもしれません。でも、みんな一緒なら心強いですね。いつかはきっとうまくいくと信じて、このコラムを読んでくださっている方と一緒に私も頑張ります!【滝谷美夢】

◆滝谷美夢(たきや・みゆ)1998年(平10)10月1日、札幌市生まれ。大学在学中の17年にファイターズガールアカデミーに入り、18年1月のオーディションで合格。同年からファイターズガールとして活動を始める。21年にはサブキャプテンを務めるなど中心的存在となり、22年の第73回NHK紅白歌合戦出演。インスタグラムのフォロワー数は8万人以上。趣味はYouTubeを見ること、特技は弾き語り。家族は両親。160センチ。

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【阪神】青柳晃洋が4度目登板で初白星 キャンプから見守る“愛弟子”岡留とのリレーでつかんだ

阪神対中日 ヒーローインタビュー後、笑顔で記念撮影する阪神青柳(左)と木浪(撮影・上山淳一)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

“4度目の正直”だ。阪神青柳晃洋投手(30)が今季初白星を挙げた。7回2失点で勝ち負けがつかなかった前回12日に続く、2週連続での中日戦。0-0の2回1死二、三塁では7番村松を空振り三振、8番ロドリゲスを遊ゴロでピンチを脱出。粘りの投球で、味方の先制打を呼び込んだ。

「なんとかゼロで帰るというのが一番。結果として6回しか投げられなかったけど、ゼロで帰ってこられたのでよかった」

今季最多109球と球数をかけながらも丁寧に投球。6回6安打無失点の投球に岡田監督も「ストレートも走っていたし、ボールの勢いは全然大丈夫だった」と評価した。

勝ち星から3戦遠ざかった末の初白星。2回には自身のバットで右犠飛も決めた。今季初の甲子園で手にした1勝目に、ヒーローインタビューでは「やっと勝てました」と笑った。

今季は2年連続の開幕投手として先陣を切った。若い投手陣へ背中を見せる姿勢は、シーズン前から変わらない。沖縄・宜野座キャンプのブルペン観覧席に青柳が現れた回数は1度や2度ではない。練習序盤に自らの投球練習を終えた後、再び戻って後輩の投球を見つめていた。

「フォームだったり、相談された時に答えられるように。何も知らなかったら、何も答えられない。もし本当に後輩が困って聞いてきた時に何か言えるように。見ていないことはしゃべられないので」

そっと見守り、助言を求められた時のために準備を欠かさない。特に岡留や村上は自主トレから時間をともにする“愛弟子”だった。この日は岡留とのリレーを果たし「ずっと気にかけている選手なので。僕の後を投げてくれるのはすごくうれしいこと」と喜んだ。

お立ち台では「まだまだこれから勝てると思うので。しっかり勝ち試合を見てもらえるように」と宣言。開幕投手が、チームも勢いづく1勝をもたらした。【波部俊之介】

○…岡留が8回に登板し、1イニングを15球1安打2奪三振で無失点に抑えた。前回13日の中日戦では1回を投げ四死球2つと安定感に欠けていたが、きっちり修正した。また、この日の先発はオフに自主トレを共にした青柳だった。「青柳さんがしっかりゼロでつないでくれたんで、それはしっかりつなげようっていう意識で」と師匠の好投に続いた。

阪神対中日 ヒーローインタビュー後、笑顔で写真に納まる阪神青柳(左)と木浪(撮影・上山淳一)
阪神対中日 6回表中日2死一、二塁、木浪の好守でピンチを切り抜け、野手を指さす青柳(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 6回を終え、木浪(左)と笑顔でタッチを交わす青柳(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 5回裏阪神1死、中越えに本塁打を放った大山を出迎える青柳(左から2人目)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 2回裏阪神1死満塁、犠飛を放ちナインに迎えられる青柳(中央)(撮影・前田充)
阪神対中日 4回裏阪神1死一塁、送りバントを決めた青柳はベンチ前で笑顔を見せながら次の回の投球に備える(撮影・上山淳一)

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【阪神】青柳晃洋好投の裏に「無心」の時間 試合前に30分で漫画1冊読破

阪神対中日 4回裏阪神1死一塁、送りバントを決めた青柳はベンチ前で笑顔を見せながら次の回の投球に備える(撮影・上山淳一)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

“4度目の正直”だ。阪神青柳晃洋投手(30)が今季初白星を挙げた。7回2失点で勝ち負けがつかなかった前回12日に続く、2週連続での中日戦。0-0の2回1死二、三塁では7番村松を空振り三振、8番ロドリゲスを遊ゴロでピンチを脱出。粘りの投球で、味方の先制打を呼び込んだ。

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青柳の好投の裏には「無心」の時間がある。「何もしていなかったら、ずっと配球とか相手のことを考えてしまうので」。だから登板直前には、あえて野球から離れる。余計な思考にエネルギーは使わない。

実は、1年前のDeNAとの開幕戦前には、驚きの行動に出ていた。試合前練習を終えると、京セラドーム大阪のロッカールームでジャズを題材とした人気漫画「BLUE GIANT」を自らのリュックから手にとった。「新刊を買ったばかりだったんです。ちょうどいいや、と思って」。戦闘モードに入る直前、なんと30分間で1冊を読破したという。「ほんとに一瞬、別の世界に入り込むことが大切。野球から離れるためにね」と力説する。

「寝たり風呂に入ったら、僕の場合はスイッチが切れてしまう。アスリートとして良いのかは分からないけど」と笑うが、1度メンタルをリセットすることで、より試合に入っていけるのだろう。漫画は特殊な例だが、よく「心のよりどころ」とするのが「生産性のない」ケータイゲーム。トレーナーの治療を受けながらたわいのない雑談もする。これが青柳なりのプレッシャーとの向き合い方だ。【阪神担当 中野椋】

阪神対中日 2回裏阪神1死満塁、右犠飛で追加点を挙げた青柳(右)に笑顔で拍手を送る岡田監督(撮影・加藤哉)
阪神対中日 中日に勝利し、青柳らとタッチを交わす阪神岡田監督(右から2人目)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 2回裏阪神1死満塁、犠飛を放ちナインに迎えられる青柳(中央)(撮影・前田充)

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【オリックス】頓宮裕真2戦ぶり1発含む初3安打「しっかりと自分のスイングを」

ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放ち、ベンチ前でほいさーポーズを決める頓宮(撮影・岩下翔太)

<ソフトバンク9-7オリックス>◇19日◇ペイペイドーム

昨季首位打者のオリックス頓宮裕真捕手が、2試合ぶり1発を含む今季初3安打をマークした。

2回は1点差に迫る3号ソロ。東浜の直球をたたき、ライナー性の打球はラッキーゾーンの柵の最上段に当たって客席へ。「しっかりと自分のスイングをすることができました」。3回には左前打、5回には左翼への適時二塁打を追加した。ここ3試合で計6安打8打点の固め打ち。開幕から続いた不振から完全に抜け出した。

▽オリックス森(初の6番で3試合ぶりスタメン出場し1安打)「みんな状態がいいし、あとは自分が打てば得点できると思うので。とにかく打てるようにやっていきたい」

▽オリックス・セデーニョ(3回、一時は勝ち越しとなる7試合ぶりの5号2ラン)「感触はアメージングでした」

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【オリックス】山下舜平大がプロ最多8失点大乱調「心が折れてなかったら投げさせたい」中嶋監督

ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川穂高に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク9-7オリックス>◇19日◇ペイペイドーム

昨季新人王のオリックス山下舜平大投手は、地元福岡でプロ最多8失点の大乱調だった。

「見ての通りです。何か変わらないといけないんじゃないかと思いました」。1回から制球難が収まらず、3四球に2本の適時打。逆転してもらった3回は近藤に2ラン、4回は山川に3ラン。ともに自慢の直球が打たれ、1試合2被弾もプロ初の屈辱だった。

中嶋監督も渋い顔だ。「バッターには向かっていってると思うけど。体が大丈夫で、心が折れてなかったら、僕自身は投げさせたいですけどね」。2軍降格を含めた話し合いはこれからというが、今後もチャンスを与えたい考えを示した。

「原因はあると思うので、そこを探して練習するしかない」と右腕は続けた。過去2戦とも本調子には遠かったが何とか2失点以内にとどめた。初勝利を狙った今回は4回95球でKO。打線の援護を生かせず、厳しい現実を突きつけられた。チームは2連勝で止まり、再び借金1となった。

ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川(左)に左中間へ3点本塁打を打たれ、厳しい表情を見せる山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク無死満塁、打席に今宮を迎える場面で平井コーチ(右)から声をかけられる山下(撮影・岩下翔太)

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