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日本ハム杉谷、国内FA権行使せず残留意向示す

日本ハム杉谷、国内FA権行使せず残留意向示す

日本ハム杉谷拳士

高卒11年目で7月に国内FA権を取得した日本ハム杉谷拳士内野手(28)が22日、権利を行使せずにチームに残留する意向を示した。

ロッテ24回戦(ZOZOマリン)に敗れ、チームのクライマックスシリーズ進出が完全消滅。

試合後、報道陣に問われると「(シーズンが)終わってからしっかり考えます」と話す一方で、「応援してくれるファンの方のためにも、ファイターズで全うしたいと思います」と、気持ちを吐露していた。

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日本ハム・ハンコック退団濃厚、マルティネスら白紙

日本ハムのジャスティン・ハンコック(2019年5月11日撮影)

日本ハムのジャスティン・ハンコック投手(28)が今季限りでの退団が濃厚なことが22日、分かった。

セットアッパーとして新加入した右腕は5月13日に右肩腱板炎で出場選手登録を抹消され、米国へ一時帰国し、7月に再来日したが8月に再び帰国していた。現状で再来日の予定はなく、このまま退団となる公算が大きくなった。

昨季10勝を挙げながら、今季は度重なる故障で1軍未登板に終わったニック・マルティネス投手(29)、今季6勝のブライアン・ロドリゲス投手(28)、今季2勝にとどまったジョニー・バーベイト投手(27)も去就は白紙で、来季は助っ人投手陣が一新される可能性もある。

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日本ハムCS完全消滅 監督、GM共に去就明言せず

ロッテ対日本ハム 勝利できず渋い表情で引き揚げる栗山監督(撮影・黒川智章)

<ロッテ4-0日本ハム>◇22日◇ZOZOマリン

日本ハムが22日、ロッテ24回戦(ZOZOマリン)に敗れてクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅した。

7月までは首位に0・5差と優勝争いを繰り広げたが、8月以降に大型連敗を繰り返して失速。この日の敗戦で5位以下となることが確定した。就任8年目で2年ぶり3度目となるBクラスが決まった栗山英樹監督(58)は試合後、ファンと選手に謝罪した。

   ◇   ◇   ◇

日本一だけを目指した戦いが、終わった。ロッテ戦の試合中だった午後4時52分。3位楽天が首位西武を下した瞬間に、わずかに残っていたCS進出の可能性は完全に消えた。試合も今季14度目の0封負けで、今季の5位以下が確定した。栗山監督は試合後、率直な心境を明かした。

栗山監督 本当に、本当に申し訳ないです。これで完全に目標に届かないのは事実。自分がやらなければいけないことを、選手やファンのためにできなかったのも事実。ただ、ひたすら、申し訳ないです。

非情で、厳しい現実を直視し、自らを責め、選手やファンに謝罪した。

前例にとらわれない、果敢な戦いぶりも結果にはつながらなかった。先発投手を3イニング前後で起用し、第2先発につなぐショートスターターの採用。守備面ではデータ重視の極端なシフトも敷いた。「今年、とにかく日本一になるために、いろんなことを工夫しながらやったつもりだったけど、選手たちに嫌な思いや大変な思いもさせた」。現有戦力のポテンシャルを最大限に引き出すために用いた新戦術だったが、結果には結びつかなかった。

戦力も最後までベスト布陣が整わなかった。開幕前に先発の軸の1人として計算していたマルティネスが故障離脱し、シーズンを棒に振った。6月には開幕投手・上沢が打球を左膝に直撃させて骨折し、戦列から離れた。新加入の王柏融も前半戦からコンディションが安定せず、7月末までは首位と0・5差の2位と踏ん張ったが、勝負の夏場に息切れした。

球団と栗山監督は1年契約を結んでいる。来季去就について、指揮官、吉村GMとも「シーズンが終わってから」と話すにとどめた。まだ4試合を残している。来季へつながる戦いを見せて、今季を締めくくりたい。【木下大輔】

ロッテ対日本ハム 試合後、ベンチでうなだれる清宮(撮影・黒川智章)
ロッテ対日本ハム 6回表日本ハム無死一塁、三振に終わる大田(撮影・黒川智章)

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ヤクルト降雨コールドで石川通算171勝、桜井6敗

ヤクルト対巨人 力投するヤクルト先発の石川(撮影・山崎安昭)

<ヤクルト10-3巨人>◇22日◇神宮

巨人は2回、ゲレーロの21号2ランで先制。ヤクルトは2回、太田の中前打で1点。3回に青木の適時打と広岡10号3ランで4点。

ヤクルトは4回、青木の適時三塁打で2点。山田哲の一ゴロの間にも1点を追加。巨人は5回、田中俊の適時打で1点を返す。

7回、ヤクルトの攻撃中に雨が強まり中断。そのまま降雨コールドとなった。5回3失点の石川が8勝目で、通算171勝。

ヤクルト対巨人 気分転換で大量にロジンをつける石川(撮影・山崎安昭)

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鳥谷缶バッチに長蛇の列「異例中の異例」後日販売へ

阪神鳥谷の缶バッチを求めて、試合後に長打の列が出来た(撮影・磯綾乃)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

試合終了から1時間以上が経っても、甲子園には長蛇の列が出来ていた。

お目当ては、試合で活躍した選手がデザインされた「イチオシ缶バッチ」。この日は決勝打を放ち、お立ち台にも立った鳥谷敬内野手(38)のデザインだった。一塁側の5号門付近から始まった列は伸びに伸び、最長でバックスクリーンも越えた左翼席側の18号門まで続いたという。

グッズ担当者は「異例中の異例です。近本選手がセ・リーグの新人最多安打記録を更新した時の列も超えました。あまりにも長い列が出来て終電もあるので、後日ネットで販売することになりました」と驚きながら説明した。

本来なら販売は当日の試合後のみだが、異例の長蛇の列が出来たことを受けて、9月25日の午前10時から午後11時59分まで公式オンラインショップで販売することが決定した。同様にオンラインショップで販売したのは、鳥谷が2000本安打を達成した17年9月8日以来のことだという。

鳥谷は今季限りでの退団を表明。改めて絶大な人気ぶりを感じさせた。

阪神鳥谷の缶バッチを求めて、試合後に長打の列が出来た(撮影・磯綾乃)
阪神対DeNA ヒーロー鳥谷のボードを持つファン(撮影・上山淳一)

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阪神藤川球児が通算防御率1点台 木浪失策も神対応

阪神7番手の藤川球児(撮影・上田博志)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

阪神7番手藤川球児投手が9回を締めて今季15セーブ目を挙げ、NPB通算防御率が1点台に「突入」した。小数点以下第3位を四捨五入するため記録上は2・00と表記されるが、1つ上の次元に入った。

3点差での登板の難しさを問われても「一緒、一緒」と笑顔で返答。先頭梶谷は遊撃木浪の一塁悪送球で出塁を許したが「良いんじゃないの。良い勉強になるし、覚えてくれるでしょう」。なお、今季チーム失策数は100となり19年ぶりに3桁に達した。

DeNAに勝利し梅野隆太郎(左)と笑顔で握手を交わす藤川球児(撮影・上田博志)

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阪神鳥谷V打懐かしお立ち台、横田の言葉に救われる

阪神対DeNA お立ち台に上がりポーズを取る梅野隆太郎(左)と鳥谷敬(撮影・清水貴仁)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

また何人ものファンが涙していた。阪神鳥谷敬内野手(38)は今季初めて甲子園のお立ち台に上がると、「懐かしい感じがします」と照れ笑い。「名前がコールされる度にすごい声援を感じています。声援に後押しされていいヒットが打てました」と感謝した。

両チーム無得点の5回1死一、二塁、代打でバリオスから三遊間を破る決勝打を決めた。なおも1死一、二塁。今度は1番木浪の三遊間ゴロで二塁へ激走。自主トレ仲間でもある遊撃大和の好守からの送球と勝負し、リクエストの末セーフをもぎ取った。矢野監督は「打ったのもすごいけど、もしかしたらあの走塁の方がすごいんじゃないかと思う」と絶賛。この回2得点、勝利の立役者となった。

「この時期は人が辞めていく。寂しい」。秋。今年も別れの季節が来た。この日は脳腫瘍からの復帰を目指していた横田が24歳の若さで現役引退を表明した。16年には1軍の舞台で苦楽を共にした。横田が紛失したプロ初安打の記念球を一緒に捜索したこともあった。試合前、言葉を交わした。「また、いろんなことに挑戦していきます!」。前向きな言葉に救われた。

自身は球団からの“引退勧告”を受けて今季限りでの退団を表明。他球団で現役続行を目指す意思を固めている。「自分も挑戦していこう、というモノをもらった。それがいい結果につながったのかな」と後輩にも感謝。「特別な場所」甲子園で球団歴代4位の岡田彰布に並ぶ通算822打点、18年8月11日DeNA戦以来の勝利打点を記録し、高ぶる感情を体現した。

チームは4位中日とのゲーム差をなくし、3位広島に1・5ゲーム差まで迫った。逆転CSへ、シーズンは残り4試合。「打席に立った時の声援は励みになる。毎日、活力になっている」。虎の鳥谷を、まだ終わらせない。【佐井陽介】

阪神対DeNA 5回裏阪神1死一、二塁、代打鳥谷は先制の左前適時打を放つ。投手バリオス(撮影・上山淳一)
阪神対DeNA 5回裏阪神1死一、二塁、先制適時打を放ち、筒井コーチ(左)とグータッチする鳥谷(撮影・上田博志)
阪神対DeNA 5回裏阪神1死一、二塁、木浪聖也の遊撃内野安打で二塁に滑り込んだ鳥谷敬に笑顔を見せる大和(左)(撮影・上田博志)

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五輪切符一番乗り!イスラエルが初の野球種目で出場

ダニー・バレンシア(2011年4月2日撮影)

東京オリンピック(五輪)出場をかけた欧州・アフリカ予選の最終戦が22日、イタリアで行われ、イスラエルが南アフリカに11-1で完勝。開催国の日本以外では一番乗りで五輪出場を決めた。

同国が野球で五輪出場を果たすのは史上初となる。予選はオランダ、チェコ、スペイン、南アフリカ、イタリアとイスラエルの6カ国によるリーグ戦で争われ、4勝1敗で1位となった。メンバーにはオリオールズなどで活躍した元メジャー内野手ダニー・バレンシア(35)も加わっていた。

今大会を視察中の侍ジャパン稲葉篤紀監督(47)は、イスラエルが実力で劣るチェコに敗れ、ストレートでの五輪出場を逃した試合を目の当たりにした。「野球は分からないよね。怖いよね。そういう意味で我々もいい準備をして1戦1戦、戦うことをやらないと」と引き締めた。

イスラエルは計3試合をチェック。特徴は把握した。「勝つ試合も負ける試合も見られて良かった。投手も打者も、ストライクゾーンの中で力勝負をする。日本はしっかりとしたコントロールで勝負できるのかなと」。アジアから続いた世界の野球探訪は、年内は今予選で終了。五輪前哨戦のプレミア12へ歩を進める。(ボローニャ=広重竜太郎)

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阪神望月「感謝しかない」引退横田に捧ぐ無失点投球

阪神対DeNA 力投する阪神先発の望月(撮影・上田博志)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

阪神望月惇志投手が4回途中3安打無失点と踏ん張った。「球数をかけすぎて、攻撃にリズムを持っていくことができなかった」と早い降板を反省。この日は通常の登場曲ではなく、横田の登場曲だったゆずの「栄光の架橋」を使用した。

「今日は横田さんのためにも、いいピッチングをしないといけないと思った。そういう意味で横田さんの曲をお借りしました。寮でもすごく良くしてくれましたし、優しい方で本当に感謝しかないですね」と、お世話になった先輩にささげた。

阪神対DeNA 2番手で登板し、後続を抑えた能見(右)をベンチ前で出迎える望月(撮影・上田博志)

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ラミレス監督「CSでも戦力に」バリオスの投球評価

阪神対DeNA DeNA先発のバリオス(撮影・清水貴仁)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

DeNAは苦手の阪神に0-3で敗れ、今季6度目の完封負け。今季15敗目(8勝1分け)を喫した。勝てばクライマックスシリーズ(CS)進出が決まっていたが、23日以降にお預けとなった。

今季3度目の先発となった右腕バリオスは4回まで1安打投球。5回に2四死球でリズムを崩し「ツーシームで引っ掛けさせようとした」鳥谷に左前適時打を浴びるなど、2点の先制を許した。

ただ全体的には5回2/3を5安打3失点(自責2)とまずまずの内容で、ラミレス監督は「(今季初勝利を挙げた)前回の中日戦より良かった。彼のために点を取ってやれなかったのが残念。こういう調子を維持してくれればCSでも戦力になる」とたたえた。

DeNAは23日は試合がないが、中日が広島に勝つとCS進出が決定する。

阪神対DeNA 6回表阪神2死二、三塁、バリオス(左から5人目)は梅野に左前適時打を打たれ降板する(撮影・上山淳一)

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阪神近本止まらん156安打で新人3位、二盗で1位

4回裏阪神1死、右前打を放つ近本光司(撮影・清水貴仁)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

阪神近本光司外野手が4回1死でチーム初安打となる右前打を放って今季156安打とし、17年の西武源田を抜いて新人歴代単独3位となった。

「しっかり振り抜けた」。直後には二盗を決めてリーグ最多35盗塁とした。5回1死満塁では左犠飛で貴重な追加点をもたらし「(打球は)浅かったですけど(三走)梅野さんがかえってきてくれた」と激走に感謝した。

4回裏阪神1死一塁、打者福留のとき好スタートで二塁盗塁を成功させる近本(撮影・清水貴仁)
5回裏阪神1死満塁、左犠飛を放つ近本光司(撮影・清水貴仁)

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阪神ガルシア初救援で4勝目「違和感はなかった」

5回に登板するガルシア(撮影・清水貴仁)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

阪神は今季初のリリーフ登板となったオネルキ・ガルシア投手に4勝目が付いた。3番手で5回の1イニングを無失点に抑え、その裏の攻撃へ良い流れを作って決勝点が入った。

今季18試合に先発していたが、前回登板の16日巨人戦から中5日でリリーフに回った。それでも「先発と同じように入れた。違和感はなかった。自分に勝ちが付いたけど、(チームの)勝ちに貢献できてうれしい」と笑顔だった。

藤川(右)から勝利球をもらい笑顔を見せるガルシア(撮影・上田博志)

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矢野監督「いくところはいきます」攻めの継投で完封

藤川(右)から勝利球をもらい笑顔を見せるガルシア(撮影・上田博志)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

阪神矢野監督が攻めの継投策で勝利を呼び込んだ。

4回2死一塁の場面で先発望月に代えて能見を投入。ベテラン左腕がワンポイントリリーフで左の柴田を右飛に仕留めると、5回には何と阪神では初のリリーフとなるガルシアをマウンドに送った。その助っ人左腕が1イニングを無失点に抑えて勝利投手に。指揮官も「初めての中継ぎでちょっと不安もあったけど、しっかり投げてくれた」と褒めたたえた。

6回以降は岩崎、島本、ドリスと惜しげもなく強力ブルペン陣をつぎ込み、最後は7人目の藤川が完封リレーを締めた。シーズン残り4試合。明日なき戦いの矢野監督は「ある部分では思い切っていくしかない。それくらい俺らも追い込まれていると、いくしかないっていうところがある。いくところはいきます!」。最後まで攻め続ける。

快勝し選手を出迎えるガルシア(右から2人目)と鳥谷(右)(撮影・清水貴仁)

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阪神梅野が攻守で貢献 適時打&7人継投0封リード

阪神対DeNA 6回裏阪神2死二、三塁、左前適時打を放つ梅野(撮影・上田博志)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

阪神梅野隆太郎捕手が打っては追加点の適時打、守っては7人の継投を無失点リードと攻守で勝利に貢献した。2点リードの6回2死二、三塁で先発バリオスのフォークに食らいついて三遊間を破った。

勝負どころでの一打に「自分の自信にもなるし、チームの勢いにもなる」。受けては、先発望月からガルシアらを好リード。「総力戦で戦っていくところで、期待に応えられたのも自分にとって大きい」と話した。

阪神対DeNA DeNAに勝利し梅野隆太郎(左)と笑顔で握手を交わす藤川球児(撮影・上田博志)

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巨人小休止…桜井、自己ワースト4回8失点に反省

ヤクルト対巨人 3回裏ヤクルト1死三塁、青木に適時打を許し、気持ちを切り替える桜井(撮影・山崎安昭)

<ヤクルト10-3巨人>◇22日◇神宮

優勝から一夜明けた巨人は、7回途中降雨コールドで敗れ、小休止となった。前夜はナイター後にビールかけやテレビ出演などが続き、阿部、亀井、坂本勇、丸はスタメンから外れ、若手主体で臨んだ。2回に先制したが、先発桜井が自己ワーストの4回8失点で6敗目を喫した。自身3連敗で、9月は4試合の登板で白星なしの3敗となった。

原監督は「決して褒められたものではないでしょう。全員が集中力を持ってやってくれているのでいいと思うけど、まあちょっと打たれすぎだよね」と指摘した。練習前には、水野投手コーチが投手陣を集めた。「今日優勝が決まるかもしれないと思ってチケットを買って来てくれるお客さんもいる。みんなそういう気持ちでプレーしよう」と呼び掛けたが、結果にはつながらなかった。CSの先発候補に挙がる桜井は「ストレートで空振りとファウルが取れなかった。技術不足。改善できるところはいっぱいある」と反省した。

打線は6安打に封じられる中、5回に代打で登場した坂本勇は中前打を放ち存在感を発揮。リーグ1位の171安打とし「CSに向けていい状態でいけるようにしていきたい」と引き締め直した。【前田祐輔】

ヤクルト対巨人 3回裏ヤクルト2死一、二塁、広岡(左)に勝ち越しの3点本塁打を浴びる桜井(撮影・垰建太)

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ロッテ種市8勝目「今日負けたらいよいよと思った」

ロッテ対日本ハム 8勝目を挙げた種市(左)は角中と記念撮影に納まる(撮影・柴田隆二)

<ロッテ4-0日本ハム>◇22日◇ZOZOマリン

クライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。ロッテ種市篤暉投手が今季最終登板で8回無失点。チーム最多の8勝目を挙げた。

お立ち台で「素直にうれしいです。何とか抑えられました」と満面の笑み。4月29日の楽天戦で初勝利を挙げた際の、たどたどしさはどこにもなかった。

投球の幅が広がった。「フォークもよくなってきましたし、最近ではスライダーもみんな意識して振ってきてくれている」。シーズン当初、決め球の軸はフォークだった。初めて6回を投げた5月16日は6三振のうち4つがフォーク。残るは直球とスライダーが1球ずつだった。

この日は9三振のうちスライダーで5つを奪った。「縦に落とすとかいう意識は特にないですけど、2ストライクでスライダーが出たらワンバウンドを投げる気持ちで」。捕手の田村は「フォークとスライダーでは回転数が違う。回転数の多いスライダーの方が直球と思って打者が振る」と分析。116回2/3で135三振。奪三振率は驚異の10・41。思い切り腕を振り、鋭く縦に落ちる。

負ければCS進出が絶望的になる一戦に勝ち「今日負けたらいよいよ(危ない)と思った。(明日先発の)石川さんにつなげてよかった」と種市。まだまだあきらめない。【久永壮真】

ロッテ対日本ハム 好投するロッテ先発の種市(撮影・柴田隆二)
ロッテ対日本ハム 8勝目を挙げた種市はスタンドにサインボールを投げる(撮影・柴田隆二)

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ヤクルト三輪引退セレモニーは大雨にヘッスラ締め

引退セレモニーでヤクルト三輪は本塁へ水しぶきを上げながら2度目のヘッドスライディング(撮影・山崎安昭)

<ヤクルト10-3巨人>◇22日◇神宮

試合後、今季限りで現役引退するヤクルト三輪正義内野手がセレモニーを行った。

スピーチでは青木らをいじって笑いを誘った。大雨の中、帽子とスパイクを脱いで一塁から順番にブルーシートの上でヘッドスライディングを披露し、チームメートも爆笑。「ここにいた人は、一生忘れられない思い出になったはず。こんなやつはなかなかいないと思う。試合に勝ってよかった。毎日のベースランニングが最後の最後に生きました」と“三輪節”で締めた。

▽ヤクルト小川監督(三輪について)「今日は三輪に尽きる。みんなで盛り上げてくれてよかった。数少ない職人で、全選手が見習うべき。チームに必要な選手だった」

引退セレモニーでヤクルト三輪(左)は家族と記念撮影(撮影・山崎安昭)
引退セレモニーで胴上げされるヤクルト三輪。後方はなぜか一緒に胴上げされる山崎(撮影・山崎安昭)

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オリックス山本由伸、規定回達し最優秀防御率へ前進

オリックス対ソフトバンク オリックス先発の山本(撮影・前田充)

<オリックス5-6ソフトバンク>◇22日◇京セラドーム大阪

オリックス山本由伸投手が最優秀防御率のタイトルへ前進した。初回に2点を先制されるなど6回1/3を自己ワーストの自責点5で6敗目。

「ちょっと力でいきすぎて、いい球を投げることができなかった。最後も粘りきれなかった」。これで一時的に規定投球回数に達し、防御率1・97でリーグ1位に返り咲いた。シーズン完了時の規定投球回数までは残り6イニング。レギュラーシーズン最終戦の29日ソフトバンク戦に先発する見込みで「自分だけの試合ではない。マモさん(岸田)の引退試合にもなる。責任を持って投げたい」と気を引き締めた。

▽オリックス西村監督(先発山本について)「最初からマウンドを降りるまで、いつもの出来とは違った」

オリックス対ソフトバンク 6回表ソフトバンク無死一塁、柳田の勝ち越し適時三塁打にがっくりの山本(撮影・渦原淳)
オリックス対ソフトバンク 6回表ソフトバンク無死一塁、柳田に適時三塁打を浴び、マウンドに集まる山本(右から3人目)らオリックスナイン(撮影・前田充)

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楽天浅村31号「バシに申し訳ない」古巣戦9本目

楽天対西武 ヒーローインタビューで笑顔を見せる楽天石橋(左)と浅村(撮影・横山健太)

<楽天7-5西武>◇22日◇楽天生命パーク

主砲の意地が、クライマックスシリーズ(CS)をさらにたぐり寄せた。楽天浅村栄斗内野手(28)が、古巣西武から今季9本目となる31号2ランを含む2安打3打点をマーク。

17年の球団記録を更新するチーム今季136本目のアーチで、昨季6勝19敗と大きく負け越した西武戦の勝ち越しを決めた。ロッテも勝ったため、4位との1・5ゲーム差は変わらず。総力戦で残り3試合を駆け抜ける。

   ◇   ◇   ◇

浅村は名誉挽回に燃えていた。2回に併殺を狙った一塁送球が高く浮き、一時同点に追いつかれるタイムリーエラー。「(先発の)バシ(石橋)に申し訳ない。何とかバットで返したかった」。仲間のため、西武榎田の内角スライダーを反応で左中間スタンドまでたたき込んだ。続く7回の打席でも匠(たくみ)の技で右翼線へ運び、貴重な追加点を挙げた。

先輩のげきにハッとなった。前日の試合前、右足首を手術してリハビリ中の渡辺直が選手会長の岡島とともに野手ミーティングに登場し、チームを鼓舞してくれた。「状態が悪くても、負けていても、ずっと同じ姿勢。直人さんはマネできない存在」。1軍でともに戦っていた時、その背中に勇気づけられた。ケガをして試合に出られない状態でも、こうしてチームのために行動を起こしている。「前半は首位を走って、自分の状態が悪くなったと同時に(チームも)負けが込んで、今がある。悔しかったし、何とかしたいと思ってずっとやってきたけど、直人さんの声かけで、もう1度思い出させてもらった」。2回の手痛いミスにも、決して下を向かなかった。

島内が3安打3得点とリードオフマンの役割を全う。苦しんでいた茂木が初回の同点打を含む9月初のマルチ安打を決め、銀次も泥くさく3打点を稼いだ。CS争い最終盤というしびれる緊張感の中、腹をくくって試合に臨み、首位西武に今月初の連敗を刻んでみせた。「Aクラスに入ることは、チームが強くなるためのいい経験になる」。常勝チームへの第1歩を浅村がけん引する。【亀山泰宏】

楽天対西武 5回裏楽天1死一塁、左越え2点本塁打を放つ浅村(撮影・横山健太)

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阪神鳥谷V打&7投手完封リレー、DeNA3連敗

阪神対DeNA 阪神7番手の藤川(撮影・上田博志)

<阪神3-0DeNA>◇22日◇甲子園

両先発が無難な立ち上がり。阪神望月は3回を2安打無失点。DeNAバリオスは3回を無安打無失点に抑えた。

阪神は5回、鳥谷の適時打で先制。近本の犠飛で2点を挙げた。6回には梅野も適時打を放ち、3点リードで終盤へ。

阪神は積極的な継投策が成功し、投手7人による無失点リレーで逃げ切った。DeNAは打線が低調だった。阪神ガルシアが4勝目、藤川は15セーブ目。DeNAバリオスが2敗目。

阪神対DeNA 8回途中、6番手で登板するドリス(撮影・清水貴仁)

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「あいつの分まで…」阪神ナインが横田引退惜しむ

引退会見を終えた横田(中央)と記念写真に納まる、サプライズで駆けつけた北條(左)と高山(撮影・上山淳一)

脳腫瘍からの復帰を目指していた阪神横田慎太郎外野手(24)が22日、西宮市内の球団事務所で会見し、今季限りでの引退を表明した。矢野燿大監督や阪神ナインが引退を惜しんだ。

  ◇    ◇    ◇

▽阪神矢野監督「去年2軍監督やってるときも、早く出てきて自分でやれることを目いっぱいやって、グラウンドでは一番誰よりも声出して、なんとか戻りたいっていう気持ちでやってる姿もずっと見ていた。「自分が頑張ることで(周囲の)励みにもなる」という思いが、あいつを突き動かしていたと思う」

▽阪神平田2軍監督「横田は悔しい気持ちでいっぱいだと思うよ。(入団年に)姫路で3発打ったり、入ってきた時のあいさつが九州弁でなまってたり…。思い出がいっぱいあるよ。鍛えがいがあったね。(復帰後は)早く来てブルペンでバット振ってたり、若い子たちは手本にしないと。試合中はベンチでも声出して、外野でも率先してキャッチボールしたり、目配り気配りが出来る選手だった。昨日は横田の顔が見られなかったよ」

▽阪神新井2軍打撃コーチ「試合に出なくてもユニホームを着て野球が出来ることが復活だよ、と話をしていた。あのひたむきな姿勢を見ていて、一緒に野球をしていて、自分自身初心にかえらせてもらえた。ポテンシャルもあったけど、やっぱりあいつの人間力じゃないかと思う。ここからの方がさらに大事だけど、あいつなら大丈夫だと思う」

▽阪神福留「まずは自分の体があってこそ、というのが第一だと思う。今まで助けてくれたご両親にちゃんと感謝して。自分の口から「ありがとう」という言葉を伝えなさいよ、と彼にも言った。どういう道に進もうと、僕は応援することは変わりないし。かわいい後輩というのも変わりない」

▽阪神梅野「担当スカウトも一緒だし、同期入団。病気と闘って、命から救われたというのが一番。九州の同じところから来て、自分は大卒であいつは高卒で、弟分っぽいかわいい後輩だった。寂しい気持ちはありますけど、今後も同じような付き合いをしていけたら」

▽阪神原口(自らも大腸がん手術を経験し、横田の闘病の思いを知る)「横田自身、1人で悩んで考えて出した結論。今年、僕もリハビリをしてて一緒に(練習を)やっていた。横田の一生懸命さは、誰もが見習うべきところだと思う。少し残念ですけど『お疲れさま』という気持ちです」

▽阪神高山(16年開幕戦で横田と1、2番コンビ)「寂しいですね。いつか一緒に、と思っていたんですが…。残念です。僕がいた寮の2年間はずっと一緒で部屋も近かったので、散々部屋を荒らしに行ったりしました(笑い)。一番横田らしいなと思ったのは、開幕戦の時にめちゃくちゃ緊張していて、子供に渡すサインボールを試合前の(自分との)キャッチボールの時に投げてきて(笑い)。プライベートでは今までどおり仲良くしていきたい」

▽阪神北條「僕の1人目の後輩だったので一緒にいる時間も長かったし、いろんな思い出もあります。本当にずっと一緒にいたという感覚。リハビリをしっかりして頑張っている姿を見て、僕自身も励まされました。あいつの分まで頑張ります」

▽阪神高橋遥「ものすごくいい人で、愛される理由が分かる。同級生ですけど、見習うところもいっぱいある。同じ時間に同じルーティンをしていて、朝もめちゃめちゃ早い。オフの時も朝起きたら、ヨコがもう動いていたりする。過ごしたのは2年ですけど、ひたむきさとか継続力とか本当にすごいと思う。寂しいです」

▽阪神熊谷「同級生としてすごく悲しい。僕が結果が出ない時、最初に声を掛けてくれた。プレーできない中でも、気遣いを率先してできる人でした」

引退会見で思いを語る横田(撮影・上山淳一)
引退会見を終え記者団の質問で感極まり涙する横田(撮影・上山淳一)

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さらば阪神横田…家族感謝の闘病生活に涙止まらず

引退会見を終え、記者団の質問に感極まり涙する阪神横田(撮影・上山淳一)

感謝を胸に、悔いなくユニホームを脱ぐ-。脳腫瘍からの復帰を目指していた阪神横田慎太郎外野手(24)が22日、西宮市内の球団事務所で会見し、今季限りでの引退を表明した。13年ドラフト2位で入団し、3年目の16年に開幕スタメンで1軍デビュー。将来の主軸と期待されたが、17年2月に病気が判明。半年間の闘病から復帰し、18年には育成契約を結んで再起を目指してきた。後遺症による視力への影響で、涙ながらに引退を決断した。

  ◇    ◇    ◇

背番号124のユニホーム姿で会見に臨んだ横田。表情は凜(りん)と、勇ましかった。「今シーズンでユニホームを脱ぐことを決めました。自分の決めたこと。全く後悔はありません」。闘い抜き、やりきって下した決断だった。

プロ3年目の16年開幕戦に2番中堅でデビュー。大型外野手として期待されたが、17年2月のキャンプ中に脳腫瘍が判明した。半年間の闘病後、症状が消えて安定した状態となる「寛解」と診断された。18年には育成契約を結び、リハビリの日々を送ってきた。ただ、後遺症で球が二重に見え、打撃と守備で影響があった。「1球もボールがきれいに見えなかった。毎日、苦しかったですし、これが来年も一緒だったらと。もう本当につらかったので、自分で(引退を)お願いしました」と明かした。

また、大病を宣告された当時を「頭が真っ白になり今後、野球ができるのか不安ではありました」と振り返り、それでも応援してくれるたくさんの人の存在に「感謝しかありません」と言葉にした。

ここまで支えてくれた両親への思いを問われると、涙がほほを伝った。治療薬の副作用で髪が全部抜けた際「お父さんが鹿児島から、髪を丸刈りにして部屋まで来てくれた」「お母さんも仕事を辞めてまで、こっちに来てくれた」。15時間にも及ぶ大手術の後は視力が回復せず「トイレに行くにも、ご飯を食べるにも、見えないので両親の手がないといけない。本当に毎日『何をしてるんだ』と思いながら自分は入院していました。最後こうやって野球できたのは本当に素晴らしい両親のおかげ。感謝の気持ちしかありません」。目頭を押さえ、思いを伝えた。

球団から今後について話をもらっており「しっかりもう1回、両親と考えていきたい」。同じ病気で苦しむ人たちへの言葉を求められると、涙を拭って言った。「何らかの形で、少しでも良いところを見せられるように」。横田は胸を張って、第2の人生を歩み出す。【奥田隼人】

引退会見を終えた横田(中央)と記念写真に納まる、サプライズで駆けつけた北條(左)と高山(撮影・上山淳一)
引退会見で思いを語る横田(撮影・上山淳一)

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阪神谷本副社長「褒めてあげたい」横田引退試合検討

引退会見で思いを語る横田(撮影・上山淳一)

阪神は横田慎太郎外野手の引退試合を検討する。会見を見守った谷本副社長兼本部長は「重篤な病気だったんですけど、よくグラウンドに立つまで戻ってきてくれた。そこは感謝しますし、それだけでも褒めてあげたい」とねぎらった。

また、引退試合については「試合に出るために一生懸命、努力してきましたのでその夢はかなえてあげたい」と前向きだった。球団は横田へ引退後のポストも提案している。

◆横田慎太郎(よこた・しんたろう)1995年(平7)6月9日生まれ、鹿児島県出身。鹿児島実から13年ドラフト2位で阪神入り。入団直後に垂直跳び80センチという球界屈指の数字を記録し、注目される。3年目の16年3月25日開幕の中日戦に「2番中堅」で先発して1軍戦初出場。実働はこの1シーズン。18年から育成契約となっていた。父真之さんはロッテなどに在籍した元外野手。187センチ、94キロ。左投げ左打ち。

引退会見を終え記者団の質問で感極まり涙する横田(撮影・上山淳一)

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日本ハム2軍観客動員8万人突破 DJチャス照れ

日本ハムは22日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で行われたイースタン・リーグの巨人戦において、観客2754人を動員し球団史上初の観客動員数8万人の大台を突破したと発表した。

今シーズン合計で8万1191人(1試合平均1476人)となり、鎌ケ谷での主催試合55試合目で(北海道・茨城開催は含まない)の達成となった。

1試合平均が1000人を越えるのは08年以来12年連続で、年間動員数では過去最多だった17年の7万6744人(62試合目で達成)、1試合平均では09年の1472人を抜き1位の数字となった。

謎の二刀流キャラクター「DJチャス。」は「この3連休の(天気)予報は全国的に大荒れとのことでなかば諦めかけていたけど、まあ、日頃の行い(の良さ)? そういうことにしといてください」と照れ笑い。「とにかく鎌スタまで足を運んで頂いたファンの皆さんには感謝。この連休中行われている『鎌スタ☆北海道まつり』も23日まで続くので、ぜひ楽しんで頂ければ…」と気を入れ直しながら「残り1試合」となった23日の本拠地最終戦を熱くPRした。

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広島赤松、自力CSへがんから生還した立場から激励

笑顔でグラウンドに入る赤松(撮影・前岡正明)

広島赤松真人外野手(37)が22日、マツダスタジアムで現役引退会見を開いた。17年オフに胃がんの摘出手術を受け、前例のない1軍復帰を目指していた。中日24回戦後に予定されていた引退セレモニーは、同カードの中止に伴い、振り替え開催される27日に改めて行われる。

自力でクライマックスシリーズ(CS)に進出するためには残り2戦2勝がノルマのチームメートに、がんから生還した立場からエールを送った。

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背番号38のユニホーム姿の赤松が、すっきりした顔で会見場に現れた。自らの引退について口を開き、自力CS確定には2戦2勝がノルマの同僚に独特の表現でエールを送った。

「今、若いやつに、俺といっしょの病気になったらどうやというと、そっちのほうがつらいのはわかる。病気になって、そういうふうに気付けた。野球選手は高いレベルで悩んでいるけど、病気の悩みに比べたらたいしたことない」

胃がんが発覚したのは、16年12月。個人的に毎年受けていた検査に初めて胃の内視鏡検査を追加し、見つかった。年明けに、胃の半分を摘出した。その後リンパ節への転移が見つかり、抗がん剤治療を続けた。7月に3軍で練習を再開し、昨季2軍戦で復帰。オフに減額制限いっぱい、25%ダウンの推定年俸2025万円で契約更改。「ラスト1年」と覚悟を決めていた。

必死に戦った。それでも、若手を使うチーム方針もあり、今季2軍成績は出場49試合で33打数4安打、打率1割2分1厘、0本塁打、3打点、2盗塁。昨年より成績が落ちた。「とっさのプレー、相手に合わすプレーが0コンマ何秒遅れると致命傷になる。一番、力が衰えた部分」。引き時を悟ったという。

最も印象に残る試合は「新井さんのサヨナラヒットですね」という。優勝した16年の8月7日巨人戦。片膝立ちで右拳を突き上げた新井に向かって、ベンチを飛びだした。「フォア・ザ・チームになっているんですよね。(自分の試合より)そっちのほうが頭に残っている」と話した。

試合後にセレモニーが予定されていたが、台風接近による中止に伴い、27日に延期された。チームに望むのは、当時のように一丸となってCSを勝ち取ること。生きている喜びを感じながら、仲間たちとベンチ入りする。【村野森】

笑顔で練習を行う赤松(左)と菊池涼(撮影・前岡正明)

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日本ハム宮西2年連続の最優秀中継ぎ「なんとか」

日本ハム宮西尚生(2019年9月12日撮影)

日本ハム宮西尚生投手の2年連続3回目となる最優秀中継ぎ投手が確定した。

登板機会はなかったが、この日までに43HPを挙げており、残り試合数から2位の西武平井(40HP)が上回る可能性がなくなったため、16、18年に続くタイトル獲得が決まった。「平井も追いかけてきている中で、なんとかとれてよかった」と話した。

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4番柳田が3安打、園児の「どないした?」に耳傾け

オリックス対ソフトバンク 6回表ソフトバンク無死一塁、柳田は勝ち越し適時三塁打を放つ(撮影・渦原淳)

<オリックス5-6ソフトバンク>◇22日◇京セラドーム大阪

ソフトバンクが待望の主砲復活で、逆転優勝へ大きな勝利をつかんだ。8月30日以来、4番に座った柳田悠岐外野手(30)が決勝三塁打を含む3安打2打点。首位西武とのゲーム差を1に押し戻した。8月末に左膝裏痛から復帰して以降、柳田の猛打賞は初めてで、3月31日以来約6カ月ぶり。23日の勝敗次第で、首位奪回、優勝マジック再点灯のケースがでてきた。

   ◇   ◇   ◇

三塁に勢いよく滑り込んだ柳田は、息を切らしながら笑顔を見せた。同点の6回無死一塁。オリックス山本の甘く入ったカットボールを強引に右中間に運んだ。今季初三塁打で一塁からグラシアルが生還し、これが決勝点に。「いいピッチャーから打てて良かった。(適時三塁打は)たまたまです」。首位西武に1ゲーム差に再び迫る白星を「4番柳田」がもたらした。

デスパイネの不調もあり、8月30日西武戦以来、今季3度目の4番だった。初回は1死二塁で右前へ自身11試合ぶりの適時打。4回にも先頭で中前打を放った。V打を合わせて3安打は戦列復帰後初で、3月31日西武戦以来だ。9月の月間打率は前日まで2割ちょうどと苦しんでいたが、シーズン最終盤で輝きを取り戻してきた。

19日の試合前に突然髪を切った。無造作に伸びたパーマスタイルから、両サイドを短く切ったスッキリとしたものに変身した。「子どもを幼稚園に送りに行ったら、知らない子から『その髪、どないしたと?』って言われたんよ」。何げない言葉で髪が伸びていたことに気がつき、その足で美容院に向かった。

不調の間は「そういう(調子が悪い)ときもあるやろうな、と思っていた。チームがなかなか波に乗れない責任は感じるけど、それを感じても結果は変わらない」と悩みすぎることはなかった。選手や首脳陣、OB、スタッフ…。見知らぬ幼稚園児の言葉にも聞く耳を持つスラッガーは、多くの人との会話をヒントに、練習では気軽にいろいろ試す姿があった。

チームは23日に再奪首と優勝マジック再点灯の可能性がある。工藤監督は「どっちかが決まるまでは、最後まであきらめない。ぼくらは勝つしかない」と力を込めた。柳田も「あと4つ、勝ちます」と同じ思い。奇跡の逆転優勝へ、何より主砲復活が心強い。【山本大地】

オリックス対ソフトバンク 6回表ソフトバンク無死一塁、右中間へ適時三塁打を放ち、笑顔を見せる柳田(撮影・前田充)
19日、散髪ですっきりした柳田

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ロッテ種市8回0封8勝目 日本ハム吉田輝星3敗目

ロッテ対日本ハム 好投するロッテ先発の種市(撮影・柴田隆二)

<ロッテ4-0日本ハム>◇22日◇ZOZOマリン

ロッテは初回、角中の適時打などで2点先取。2回にも加点し日本ハム先発吉田輝をKO。ロッテ先発種市は3回まで無失点。

ロッテは3回以降、日本ハムの継投策の前に追加点を奪えず。日本ハムは6回2死一、二塁の好機をつくるも無得点。

ロッテは種市が8回無失点の好投でチームトップの8勝目を挙げた。日本ハムは吉田輝が3敗目でチームの5位以下が確定した。

ロッテ対日本ハム 2回裏ロッテ無死、藤岡(右)に安打を許したところで降板する吉田輝(撮影・黒川智章)
ロッテ対日本ハム 1回裏ロッテ1死満塁、角中は左前に適時打を放つ(撮影・柴田隆二)

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巨人戸郷「すごい反響」プロ初先発戦でリーグV決定

祝勝会で未成年をアピールする巨人戸郷(2019年9月20日撮影)

巨人ドラフト6位の戸郷翔征投手(19)がデビュー戦の反応に驚きを示した。

21日DeNA戦でプロ初登板初先発に臨み5回途中2失点。チームは延長戦を制し、5年ぶりのリーグ優勝を決めた。

一夜明けた22日は1軍に同行しランニングなどで調整。前夜に約300件のLINEが届いたことを明かし「すごい反響ですね。バタバタしてまだ1つも返せてないです」と頭をかいた。

宮崎から応援に駆けつけた両親とは試合後に電話で会話し「おめでとう、と言われましたがまだ僕が勝ったわけじゃないので…」。次こそはプロ初勝利で恩返しする。

巨人戸郷(2019年9月20日撮影)

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神戸出身の戸田恵梨香が甲子園でノーバン始球式

ファーストピッチセレモニーを行う次期NHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン戸田恵梨香(撮影・清水貴仁)

<阪神-DeNA>◇22日◇甲子園

次期NHK連続テレビ小説「スカーレット」(30日スタート、月~土曜午前8時)のヒロインを務める女優戸田恵梨香(31)がファーストピッチセレモニーに登場した。

作品のテーマである陶芸の窯をイメージした真っ赤なユニホームを着用。背番号には放送開始日である「9/30」がプリントされていた。トラッキーと手をつないでマウンドに上がると、一礼してからノーワインドアップでノーバウンド投球を披露。スタンドから大歓声を浴びた。

神戸市出身ということもあり「甲子園はよく外から見ていた。まさか自分がその中に入るとは夢にも思っていなくて。ぜいたくな時間を過ごさせていただきました」と笑顔で振り返った。

三塁側ベンチ方向の外角高めに外れた投球には悔しさも見せ「30点くらいですかね。もうちょっとストレートな球を投げたかったんですけど…イマイチでした」と苦笑いで自己採点していた。

「スカーレット」は焼き物の里である滋賀県甲賀市信楽が舞台。昭和の高度経済成長期を懸命に生きる女性陶芸家を描き、その主人公・川原喜美子役を戸田が演じる。放送開始に向けて「(主人公は)貧乏なんですけど、すごく幸せな家庭で。生活を豊かに過ごすということはどういうことなのかというのはちゃんと分かっている人。その姿が見ていてほほ笑ましかったり、なんかクスクス笑えたり、きっと朝から見てくださっている皆さんの心を柔らかくしてくれるような作品になっているんじゃないかなと思います」とアピールした。

阪神対DeNA ファーストピッチを行う戸田恵梨香(撮影・清水貴仁)
阪神対DeNA ファーストピッチを行った戸田恵梨香はまもなくスタートの朝ドラをPRする(撮影・清水貴仁)

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