日刊スポーツ

【楽天】伊藤茉央が感染症特例で抹消 代替登録からの抹消のため、体調不良とは異なる

【楽天】伊藤茉央が感染症特例で抹消 代替登録からの抹消のため、体調不良とは異なる

楽天伊藤茉央(2024年4月17日撮影)

楽天伊藤茉央投手(23)が18日、感染症特例により出場選手登録を抹消された。

12日にニック・ターリー投手(34)が同特例により抹消された際、伊藤茉は代替選手として登録された。今回は、その際の登録から抹消となったもので、伊藤茉が体調不良を訴えたわけではない。通常の抹消とは異なり、10日間をへずに再登録は可能だ。

伊藤茉は17日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)に3番手で登板し、1/3回を投げ、打者4人に対し1安打2四球2失点だった。

楽天伊藤茉央(2024年4月16日撮影)

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【中日】ビキニフィットネスアスリート安井友梨始球式 ワインドアップで61キロワンバン投球

中日対ヤクルト 始球式に登場した安井友梨(撮影・森本幸一)

<中日-ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

ビキニフィットネスアスリート安井友梨が始球式を務めた。

ワインドアップから61キロのワンバンド投球を披露した。「(フィットネスの)大会より緊張しましたが、めちゃくちゃ楽しかったです。幸せな時間を過ごさせていただきました。今回、挑戦させていただいたことがまた世界一につながりそうだなと思っています」と笑顔で話した。

安井は愛知県出身の元外資系銀行員。30歳の15年からトレーニングを開始し、10カ月で第2回オールジャパンビキニフィットネス選手権に優勝。国内8連覇中だ。

19年にはアジア選手権総合優勝、21、22年は世界選手権大会準優勝。昨年も大会3週間前に足を粉砕骨折したが強行出場した国内大会で優勝した。同年11月のIFBB世界フィットネス&ボディビル選手権のフィットモデル競技172センチ以下級で悲願の日本人史上初の世界一に輝いた。

中日対ヤクルト 試合前、始球式を行う安井友梨(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 試合前、始球式を行う安井友梨(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 試合前、始球式を行う安井友梨(撮影・森本幸一)

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【ヤクルト】村上宗隆4番で今季2号「逆らわずに」中日柳裕也の直球を左翼スタンドへ

中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放ちチームメートとタッチを交わす村上(撮影・森本幸一)

<中日-ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、今季2号を放った。

0-0の1回2死一塁。カウント3-1からの5球目だった。中日先発・柳の外寄りの141キロ直球を左翼スタンドギリギリに運んだ。「逆らわずにうまく打つことが出来ました。先制できて良かったです」と球団を通じてコメントした。

村上は14日のDeNA3回戦(ハマスタ)の開幕54打席目となる初回に、バックスクリーン左端直撃弾となる今季1号をマーク。それ以来の1発となった。13日からは3試合連続で人生初の2番に入っていたが、この日は前日17日から2試合連続で定位置の4番に復帰。頼れる主砲が戻ってきた。

中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放ちダイヤモンドをまわる村上(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放つ村上(撮影・森本幸一)

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【DeNA】筒香嘉智ハマスタ入団会見に三浦監督サプライズ登場 背番号25のユニホーム手渡す

入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)

ハマの番長がサプライズ登場してハマスタを盛り上げた。

DeNA筒香嘉智外野手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団記者会見に出席。フォトセッション中に現役時代にともにプレーした三浦大輔監督(50)がサプライズでステージに登場し背番号25のユニホームを筒香に手渡した。

公開入団記者会見は入場無料で多くのファンが集まり、筒香タオルやユニホームを掲げて、5年ぶりの復帰を歓迎した。

チームは今季、球団史上最長の開幕から3カード連続勝ち越しとスタートダッシュを決めたが、現在4連敗中で直近8戦7敗。17日終了時点で最下位ヤクルトと1ゲーム差の4位に沈んでいる。26年ぶりの優勝へ、頼れる主砲が帰ってきた。

◆筒香嘉智(つつごう・よしとも)1991年(平3)11月26日、和歌山県橋本市生まれ。横浜高では1年から4番を任され、通算69本塁打。09年ドラフト1位で横浜入団。14年から6年連続20本塁打以上で、16年に本塁打王、打点王の2冠。ベストナイン3度(15~17年)。19年オフにポスティングでレイズ移籍。ドジャース、パイレーツなどを経て今季はジャイアンツのマイナーで開幕。15年プレミア12、17年WBC日本代表。185センチ、102キロ。右投げ左打ち。

入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と笑顔で握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムで行われる筒香のDeNA入団会見のステージ(撮影・江口和貴)
大勢のDeNAファンが見つめる中、入団会見に登壇する筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムで行われる入団会見のステージに登壇する筒香(撮影・江口和貴)
筒香嘉智の入団会見でサプライズ登場したDeNA三浦監督(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)

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【DeNA】筒香嘉智ハマスタで公開入団記者会見「横浜の空高く~」応援歌バックにステージに登場

横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)

DeNAに入団することが決まった筒香嘉智外野手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団記者会見に出席した。入場無料で多くのファンが集まり、筒香タオルやユニホームを掲げて、5年ぶりの復帰を歓迎した。

応援団から「横浜の空高く ホームランかっとばせ筒香 さぁ打て筒香 飛ばせ空の彼方 横浜に輝く大砲 かっとばせホームラン」と在籍した19年までファンに愛された応援歌をバックにステージに登場した。

本拠地・横浜スタジアムに戻ってきた筒香は、決断の理由について「僕は常に野球がうまくなる方を選択してきたつもりです。ジャイアンツを退団になり、どうなるかという状況の中、日本に復帰するモチベーションがいまいち上がらなかったのが事実です。その中で毎日練習している中でいろいろ考えて行く中で、やはりベイスターズで優勝したいという思いが日本でプレーするモチベーションとなりました」と胸中を明かした。

筒香は16日、名字の筒香(225=つつごう)にちなんで午後2時25分に入団が正式発表された。3年契約で2年目までは推定年俸3億円、3年目からは変動制。背番号は19年から空き番号でかつて背負った25を再び背負うことになった。

筒香は横浜高の1年から4番を任され、09年にドラフト1位で横浜に入団。16年には本塁打と打点の2冠王に輝くなど、主砲、キャプテンとしてチームをまとめてきた。19年オフにポスティングシステムを利用してレイズに移籍。21年シーズン途中からドジャース、パイレーツなどメジャー、マイナー、独立リーグを含む7球団を渡り歩いた。今季はジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加したが、3月21日に退団となっていた。

DeNAは19年オフのメジャー挑戦表明と同時に「日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい」と伝えており、3月にジャイアンツを退団になった際も「その気持ちは今に至るまで変わっておりません」と声明を出し、歓迎の姿勢を示し続けてきた。

チームは今季、球団史上最長の開幕から3カード連続勝ち越しとスタートダッシュを決めたが、現在4連敗中で直近8戦7敗。17日終了時点で最下位ヤクルトと1ゲーム差の4位に沈んでいる。26年ぶりの優勝へ、頼れる主砲が帰ってきた。

◆筒香嘉智(つつごう・よしとも)1991年(平3)11月26日、和歌山県橋本市生まれ。横浜高では1年から4番を任され、通算69本塁打。09年ドラフト1位で横浜入団。14年から6年連続20本塁打以上で、16年に本塁打王、打点王の2冠。ベストナイン3度(15~17年)。19年オフにポスティングでレイズ移籍。ドジャース、パイレーツなどを経て今季はジャイアンツのマイナーで開幕。15年プレミア12、17年WBC日本代表。185センチ、102キロ。右投げ左打ち。

横浜スタジアムで行われる筒香のDeNA入団会見のステージ(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と笑顔で握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)

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【阪神】3日連続で基本オーダー 甲子園で本塁打はまだ1本 大山悠輔、佐藤輝明に1発出るか

大山悠輔(2024年4月11日撮影)

<阪神-巨人>◇18日◇甲子園

スタメンが発表された。1引き分け1敗でカード勝ち越しを狙う阪神は3日連続で基本オーダーを組んだ。6番にはシェルドン・ノイジー外野手(29)が入った。

先発は今季初勝利を目指す西勇輝投手(33)。

ここまで甲子園5試合での本塁打は森下翔太外野手(23)が10日の広島戦で放った1本だけ。大山悠輔内野手(29)佐藤輝明内野手(25)の両大砲が本拠地のファンに1発を届けられるか。

阪神のスタメンは以下の通り

1(中)近本

2(二)中野

3(右)森下

4(一)大山

5(三)佐藤輝

6(左)ノイジー

7(捕)梅野

8(遊)木浪

9(投)西勇

佐藤輝明(2024年4月13日撮影)
阪神対巨人 両チームのスターティングメンバー(撮影・前田充)

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【ソフトバンク】東浜巨19日オリックス戦先発へ「自分の仕事に集中していく」

キャッチボールを行う東浜(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク東浜巨投手が19日オリックス戦(ペイペイドーム)に臨む。

今季はここまで2試合に先発し、1勝0敗、防御率1・29と好調をキープ。前回登板の12日西武戦(ベルーナドーム)では7回を2安打1失点で今季初勝利し、7回1死まで無安打投球の快投ぶりだった。「自分の仕事に集中していく」と語った。

練習を終えて囲み取材を受ける東浜(撮影・岩下翔太)
談笑しながらストレッチを行う東浜(撮影・岩下翔太)
キャッチボールを行う東浜(撮影・岩下翔太)

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【DeNA】筒香嘉智公開入団会見、開場前に約2000人 最前列は午前8時から「一番いい席で」

DeNA入団が決まった筒香の公開入団記者会見の開場前には長蛇の列が(撮影・小早川宗一郎)

雨の中でも多くのファンが集結した。DeNAに入団することが決まった筒香嘉智外野手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団記者会見が行われる。開場を前に、2000人近いファンが長蛇の列を作って待機。筒香タオルやユニホームを掲げて、5年ぶりの復帰を歓迎した。

最前列の20代男性2人組は午前8時から一番乗りで待機し、「一番いい席で見たかったので、ずっと待ってました。ベイスターズに戻ってきてくれてうれしい」とかみしめた。高3の男性ファンは「小さいころから好きでアメリカにいっても応援してきた。こうやってまた応援できることがうれしい」と喜んだ。

DeNA入団が決まった筒香の公開入団記者会見の開場前には長蛇の列が(撮影・小早川宗一郎)
横浜スタジアムで行われる筒香のDeNA入団会見のステージ(撮影・江口和貴)

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【広島】新井監督「選手たちも鼻息荒くしている」1週間前3連敗の巨人3連戦に九里、森下、大瀬良

広島新井貴浩監督(24年4月16日撮影)

広島が19日から本拠地に巨人を迎えて3連戦に臨む。ちょうど1週間前、敵地東京ドームでの同カードは3連敗。チームは九里、森下、大瀬良と先発の柱3枚を立てて、リベンジを期す。

初陣を切るのは、前回自身ワーストタイ9失点した九里だ。今季は初めて開幕投手を務めるも、いまだ白星なし。「自分が投げた試合でチームが勝てていない。そこを一番考えているところではあります」。ここまで開幕投手が登板した毎週金曜の試合で白星がない。自身の勝利よりも、チームの勝利のために腕を振る。

前回今季初登板ながら6回1失点と好投した森下は、中軸を警戒しつつ、上位打線にも注意を払う。「盗塁も2つ決められている。得点圏に行くとピンチになるのでケアしたいなと思います」。機動力を封じて打者との勝負に専念したい。

2週続けて同じ相手となるが、新井監督は「選手たちも鼻息荒くしていると思いますよ」と早期に訪れた雪辱の機会ににやりと笑った。

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【楽天】春季キャンプ野手MVPの平良竜哉1軍合流「呼ばれたからにはどんな形になっても全力で」

練習中、笑顔を見せる楽天平良(撮影・足立雅史)

楽天の平良竜哉内野手(25)が18日、1軍に合流し、「うれしいです」と笑顔を見せた。

オリックス戦(楽天モバイルパーク)前の打撃練習を終えると「あんまりまだ自分の中で納得のいくようなバッティングには上がっていない。試合に出たときにどうにか1本出せるように」と語った。

春季キャンプではアピールが奏功し、今江敏晃監督(40)が選ぶ野手MVPにも選出された。2軍ではここまで19試合に出場し、打率1割8分8厘。指揮官は「初めからスタメンで出るっていうのも、もしかしたらあるかもしれないですけど。試合の中での流れによって、彼は足が使えるので、まずそこからになるかなと思います」と話した。平良は再び巡ってきたアピールチャンスに「呼ばれたからにはどんな形になっても全力でやることだけ」と意気込んだ。

打撃練習する楽天平良(撮影・足立雅史)

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野球殿堂博物館、前NPB審判長・友寄正人氏のトークイベント開催

野球殿堂博物館

野球殿堂博物館は、NPB野球規則委員の友寄正人氏(前NPB審判長)を招き、2024年の野球規則改正や今後の見通し、日本野球規則委員会の役割等を話してもらうトークイベントを実施する。

今年、野球殿堂入りを果たした谷村友一審判員の思い出なども話してもらう。

5月18日午後5時半から1時間、同博物館イベントホールで行う。定員30人。受け付けは博物館のホームページまで。

参加費は1100円。または、友寄氏のサイン入り公認野球規則付きは2200円。

友寄正人氏(19年1月22日撮影)

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【オリックス】中川圭太抹消「左大腿直筋の筋損傷」診断 4月17日楽天戦7回守備からベンチへ

中川圭太(2024年4月13日撮影)

オリックス中川圭太内野手(28)が18日、出場選手登録を抹消された。左大腿(だいたい)部に違和感があり、仙台市内の病院で検査を受けたところ、左大腿直筋の筋損傷と診断を受けた。17日の楽天戦(楽天モバイル)は3番右翼でスタメン出場して4打数2安打。7回の守備からベンチに退いていた。開幕直前に体調不良で離脱し、4月5日ロッテ戦で今季初出場。ここまで11試合で打率2割7分5厘、6打点と全体的に低調な打線の中でコンスタントに活躍していた。代わって先発する曽谷龍平投手(23)が登録された。

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ソフトバンク東浜巨-オリックス山下舜平大、阪神青柳晃洋-中日メヒアほか/19日予告先発

ソフトバンク東浜巨(2024年4月3日撮影)

19日のプロ野球予告先発は以下の通り。

<セ・リーグ>

ヤクルト・サイスニード-DeNA東克樹(神宮=18時)

阪神青柳晃洋-中日メヒア(甲子園=18時)

広島九里亜蓮-巨人戸郷翔征(マツダスタジアム=18時)

<パ・リーグ>

日本ハム伊藤大海-ロッテC・C・メルセデス(エスコンF=18時)

西武今井達也-楽天早川隆久(ベルーナドーム=18時)

ソフトバンク東浜巨-オリックス山下舜平大(ペイペイドーム=18時)

オリックス山下舜平大(2024年4月10日撮影)
日本ハム伊藤大海(2024年4月17日撮影)
ロッテ・メルセデス(2024年4月9日撮影)

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オリックス曽谷龍平、楽天津留崎大成ら登録 広島アドゥワ誠、西武松本航ら抹消/18日公示

オリックス曽谷龍平(2024年4月7日撮影)

4月18日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。

【セ・リーグ】

<登録>

なし

<抹消>

広島 アドゥワ誠投手

【パ・リーグ】

<登録>

オリックス 曽谷龍平投手

楽天 津留崎大成投手

楽天 平良竜哉内野手

<抹消>

オリックス 中川圭太内野手

楽天 伊藤茉央投手

西武 松本航投手

日本ハム 山本拓実投手

※再登録は4月28日以降【注】楽天の伊藤茉央選手は<抹消>となりますが、NPB感染症特例の適用により、10日間を経ずに再登録可能です。

広島アドゥワ誠(2024年4月17日撮影)
西武松本航(2024年4月17日撮影)

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【ソフトバンク】有原航平、国内FA権取得「支えてくれたみなさまのおかげ」古巣日本ハムにも感謝

ソフトバンク有原航平(24年4月16日撮影)

ソフトバンク有原航平投手(31)が18日、国内フリーエージェント(FA権)の資格取得条件を満たした。有原は23年からソフトバンクと3年契約を結んでいる。

有原は早大から14年ドラフト4位で日本ハムに入団。20年オフにポスティングでレンジャーズへ移籍し、23年にホークスへ加入した。球団を通じて「まず北海道日本ハムファイターズに入団し、良い時も悪い時も見守ってくださった当時の監督栗山英樹さん、お世話になったファイターズのフロント、スタッフ、コーチのみなさまに感謝いたします。また、福岡ソフトバンクホークスに迎えていただき、チームのみなさまのサポートにも心より感謝いたします。支えてくれたみなさまのおかげで本日FA権を取得する事が出来ました。今後も、チームのために自分ができることを精いっぱい、目の前の試合を全力で戦っていきたいと思います」とコメントした。

通算成績は149試合に登板し、71勝57敗、2セーブ、1ホールド、防御率3・55。15年にパ・リーグ新人王に輝き、19年には15勝で同最多勝を受賞した。昨季はチーム最多10勝を挙げ、今季は自身3度目の開幕投手を務めるなど、エース級の活躍に期待がかかる。

ソフトバンク有原航平(24年4月16日撮影)

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【ソフトバンク】武田翔太が右肘手術後、リハビリ組に合流「前向くしかない」復帰まで1年~1年半

右ひじの手術を終えてリハビリ組に合流した武田(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク武田翔太投手(31)が18日、「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」および「鏡視下肘関節形成術」の手術後、初めて福岡・タマスタ筑後のリハビリ組に合流した。「術後まだ10日ぐらいなので。(右肘の)腫れが引くまでは最低限のできることをやっていきたい」と語った。

競技復帰までは1年~1年半の見込み。「もう、前を向くしかない。やるべきことをしっかりやって。復帰のめどとかはまだ考えられていない」と心境を明かした。今季中の復帰は絶望となり、来シーズン中の復帰を目指す。

プロ13年目で大きな決断だった。「このままやっててても良くないなと思って。これから先のことも考えたらきっちり治した方が早いなと」。2年前。22年8月27日の日本ハム戦(札幌ドーム)で右肘の張りを訴えて緊急降板。MRI、エコー検査を受け、右肘内側側副靱帯(じんたい)の炎症と診断されていた。直近2年間は「2年前に痛めた時の違和感がずっと続いていた」と明かした。

チームメートには12年に和田毅投手(43)がトミー・ジョン手術を受けており、相談にも乗ってもらっていたという。武田は「手術をする前とかだったり、手術後のトレーニングの仕方をいろいろ聞きました」と話した。

右ひじの手術を終えてリハビリ組に合流した武田(左から2人目)と話すモイネロ(撮影・岩下翔太)

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【日本ハム】7月2日ロッテ戦のスタンド席はこども料金無料 選手らウエルカムハイタッチも

日本ハム球団旗(2022年2月24日撮影)

日本ハムは18日、7月2日~17日のホーム9試合で実施する「ファイターズ50周年シリーズ」で、2日ロッテ戦は、現役選手や監督によるウエルカムハイタッチ、オープニングセレモニー、さらに期間中のスタンド席がこども料金無料となる。

同14日ソフトバンク戦は、中学生以下FAVメンバー向け来場プレゼントなどを実施する。詳細は球団公式サイトまで。

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【阪神】ミエセスが2軍全体練習に復帰 3月に左脇腹痛め開幕1軍ならず「試合を楽しみに」

ストレッチをするミエセス(撮影・石井愛子)

阪神ヨハン・ミエセス外野手(28)が18日、鳴尾浜球場で2軍の全体練習に復帰した。3月下旬に左脇腹の筋挫傷と診断されていた。

オリックスとの2軍戦を前に、ナインとともにウオーミングアップやフリー打撃、左翼での守備などをこなした。

完治はしていないため、今後も様子を見ながら仕上げていく。「状態はすごくよくなっている。あとは試合に出られる日を楽しみにしているよ」とスマイル全開だった。

ウォーミングアップをするミエセス(撮影・石井愛子)

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【阪神】梅野隆太郎2試合ぶりスタメンマスクで無失点リレーを演出「引っ張ってあげられたら」

阪神対巨人 最後を締めた阪神ゲラ(右)は梅野とタッチをかわす(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神梅野が2試合ぶりのスタメンマスクで、投手陣の無失点リレーを演出した。

先発伊藤将は毎回走者を許しながらも、6回無失点。「よく粘ってくれた」とたたえた。桐敷、岩崎、ゲラのリリーフ陣もゼロ行進で続いた。「僅差やとマウンドに上がるピッチャーも緊張する。そこをなんとか引っ張ってあげられたら」。頼れる男が充実の表情を見せた。

阪神対巨人 2回表巨人1死三塁、吉川の打球で本塁生還を狙った丸は本塁死となる。捕手梅野(撮影・河野匠)

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【阪神】大山悠輔、守備ミスで満塁ピンチ招くも守備で取り返した「勝ててよかった」胸なで下ろす

阪神対巨人 4回表巨人2死満塁、大山(左)は萩尾の一ゴロを好捕し伊藤将司とタッチをかわす(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神大山が自らの守備でのミスを守備で取り返した。

2点リードの4回無死一、二塁、岸田の犠打の処理で伊藤将と一瞬“お見合い”になり、慌てて捕球した大山は一塁へ中途半端なバウンドの悪送球で満塁のピンチを招いた。ただ、吉川の一塁への痛烈な打球を体で止めて本塁封殺。2死から一、二塁間への打球を逆シングルで好捕し、カバーに入った伊藤将へ体勢を崩しながら正確に送球してアウトに。大山は試合を通して「勝ててよかったです」と、胸をなで下ろした。

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【中日】柳裕也2年ぶり本拠地勝利なるか、シーズンまたいで7連敗中/見どころ

中日の柳裕也(2024年4月12日撮影)

<中日-ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

中日柳裕也が2年ぶり本拠地勝利を目指す。

昨季の柳はバンテリンドームで0勝6敗。白星は22年8月28日の阪神戦が最後で、同年9月6日の広島戦からシーズンをまたいで7連敗と白星が遠い。本拠地でなかなか勝てないのは打線の援護が少ないから。この連敗間は13試合先発して防御率2・74を残しているが、登板中の打線の援護はすべて2点以下。9イニング換算の平均援護点が0・86点しかない。今日の試合では味方打線の大量援護があるか。

17日、試合前にキャッチボールをする柳(右)(撮影・森本幸一)

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【DeNA】バウアーと交渉継続「誠意あるオファー」再契約へ定期的に情報交換

トレバー・バウアー(2024年3月10日撮影)

DeNAの萩原チーム統括本部長は17日、昨季所属したバウアーとの再契約に向けて定期的に情報交換を続けていることを明らかにした。

「オファーは誠意あるものを出したつもり。ボールは向こうにある。ベイスターズがやりやすい環境だと感じ、大事な選択肢の1つに考えてくれているように思う。われわれは今もチームの一員だと思っている」と話した。

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【オリックス】頓宮裕真、決勝弾含む今季最多4打点「自分のスイングができた」

楽天対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放ちポーズを決める頓宮(撮影・足立雅史)

<オリックス5-0楽天>◇17日◇楽天モバイル

オリックス頓宮が決勝弾を含む今季最多4打点の活躍だ。

2回に先制2号ソロ。フルカウントから楽天岸のチェンジアップを左翼ポール際へ、3試合ぶり1発。「追い込まれていたのでコンパクトに。自分のスイングができた」。7回は2死満塁からリードを5点に広げる右翼への3点三塁打。開幕から絶不調だったが、状態は上向き。同じく不振の森が今季初めてスタメン落ちした中で、存在感を発揮した。

楽天対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放つ頓宮(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放ちポーズを決める頓宮(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 7回表オリックス2死満塁、頓宮は走者一掃の適時三塁打を放つ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 7回表オリックス2死満塁、頓宮は走者一掃の適時三塁打を放ちベンチにガッツポーズ(撮影・足立雅史)

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【阪神】伊藤将司、驚異の粘りで6回無失点「今日は粘れたの一言」巨人戦キラー健在本拠4連勝

阪神対巨人 お立ち台で阪神伊藤将(左)に感謝され脱帽する阪神森下(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神伊藤将司投手(27)が驚異の粘りを見せた。甲子園での巨人戦は22年5月22日から4連勝。巨人キラーは健在だった。

「もう、2点しか入らないからね。伊藤もあまりよくなかったんだけど、本当、守り勝ちというか。しのいで、しのいでというゲーム。粘って、粘ってですよ」。岡田監督はテレビインタビューの最初に、投手陣の踏ん張りをたたえた。

左腕は「何度もピンチを作って先制してもらったあとの満塁も何とか0点で切り抜けられた。今日は粘れた、の一言」と大きく息をついた。お立ち台での「翔太、ありがとう!」にも実感がこもった。

苦しすぎた。初回からピンチ。ただ2回6失点の前回広島戦(甲子園)とは違った。直球が弱く、制球も定まらなかった1週間前は、ことごとくヒットになった打球が、守備範囲に収まった。「初回は球速もいい感じで出ていた。直球の大事さを感じました」。

1死一、二塁から岡本和を直球で押して左飛にしとめた。現在、打撃3部門トップの岡本和にはめっぽう強く、この日も3打数無安打。通算36打数5安打で、長打を許したことがない。坂本にも1四球のみで「そこがやっぱり一番でかい」と、得点源2人を封じたことを勝因に挙げた。

2回は無死三塁。2点先制した直後の4回は無死満塁。どちらも下位打線をきっちり抑えた。6回は直球で大城卓を差し込んで中飛に抑え、あとを託した。

この1週間、映像を見て投手コーチと一緒に課題をつぶした。フォームを見直し、直球の質を求めて調整を続けた。テーマは低めに、強く投げること。苦しい中でも「生命線」を6回まで意識して、実行した。「シーズンは長いので、なるべく早く(調子を)戻せるようにという感じですね」。2軍では門別が先発の予備としてスタンバイしている。簡単にローテの座を譲るつもりはない。【柏原誠】

阪神対巨人 阪神先発の伊藤将は6回を無失点に抑える(撮影・上山淳一)
阪神伊藤将の巨人戦全成績

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【日本ハム】福島蓮5回2失点デビュー「足がフラフラ」育成から3月支配下登録「通過点だと」

日本ハム対ソフトバンク 力投する日本ハム先発の福島(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-4ソフトバンク>◇17日◇エスコンフィールド

日本ハム福島蓮投手(20)が堂々と1軍デビュー果たした。プロ初登板初先発のソフトバンク戦で5回4安打2失点、5奪三振と快投。プロ初勝利はお預けとなったが、力のある直球を軸に試合をつくった。育成3年目の春に支配下選手契約を勝ち取った超有望株がポテンシャルの高さを示し、今後への期待を大きく膨らませた。

   ◇   ◇   ◇   

試合直前の福島は地に足がついていなかった。右翼付近での遠投中に違和感を感じた。「ちょっと足がフラフラしていた。これは『いつもより緊張しているかな』と思いました」。そんな細身の長身右腕は立ち上がりに2失点。ただ、しっかりと立ち直れたところが、有望株たるゆえんだ。

福島 初回、点を取られたので開き直って(伏見)寅威さんを信じて、です。

最速151キロの直球を軸に、伏見の熟練のリードに身を委ねながら快投した。「中学校、高校でずっとテレビで見ていた選手たち。楽しんで投げるしかない」。スターぞろいのソフトバンク打線を相手に2回以降は1安打しか許さず。70球前後と制限されていた節目の舞台は「5回いけるかな…」と心配だったが、きっちり5回を72球で終えた。

確かな成長を実感できるデビュー戦となった。2回以降に多投したスライダーが効果的だった。「もともと苦手意識が強かった」という球種だが、転機は昨秋キャンプ。就任したばかりの金子2軍投手コーチらからアドバイスを受けた。「ちょっとずつ良くなってきているかなって感じ」と握りなども変え、1軍で通用する武器に進化。先発として飛躍するための力が備わっていることを証明した。

勝ち星は付かなかったが、今回の快投デビューを受けて再び1軍で先発する機会もすぐに設けられる見通し。「通過点だと思うので、これからもっともっと成長していけたら」。育成契約からのサクセスストーリーは始まったばかりだ。【木下大輔】

日本ハム新庄監督(5回2失点の福島に)「たいしたもんですよ。育成からはい上がってきて、このホークス打線を。なんとか勝ちを付けさせたかったですけどね。期待がもてる投球をしてくれたので、次も(1軍で)いってもらいます」

■福島蓮(ふくしま・れん)

◆生まれ 2003年(平15)4月25日生まれ、青森・八戸市出身

◆球歴 青潮ファイターズ(小4から)-湊中(軟式野球部)-八戸西

◆高校時代 高校入学時は身長186センチ、体重59キロ。1年春からベンチ入り。3年春のセンバツは21世紀枠で出場。「21世紀枠初出場対決」となった1回戦の具志川商(沖縄)との試合に先発して5回5失点。チームは初戦敗退となった。高校時代の最速は144キロ。日本ハムから育成ドラフト1位で指名された21年10月時点では身長190センチ、体重70キロ

◆家族 両親と姉

◆尊敬している人物 大谷翔平

◆勝負メシ 白米

◆ヘアスタイル 昨夏に人生初パーマ。もともと髪質が天然パーマで「厄介で思い切ってかけちゃえ」。2カ月に1度くらいのペースでパーマをかけ直す

◆サイズ 身長は高校時代と変わらず190センチ、体重は6キロ増えて76キロ

◆投打 右投げ右打ち

日本ハム対ソフトバンク 1回表ソフトバンク無死、周東を空振り三振に仕留めた福島はこぼれた球を指さす(撮影・佐藤翔太)

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【日本ハム】マルティネス“お好み焼きパワー”で起死回生弾「オフに食べて“補充”しないと」

日本ハム対ソフトバンク 11回裏日本ハム2死一塁、左越え2点本塁打を放つマルティネス(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-4ソフトバンク>◇17日◇エスコンフィールド

日本ハム・マルティネスがまた“お好み焼きパワー”でチームを救った。

2点ビハインドの延長11回2死一塁で左翼へ起死回生の同点2ラン。14日オリックス戦では、前夜に食べたお好み焼きパワーで1号。「大阪でとん平焼きも含め、たくさん食べた分が生きている。ただ、もうその枚数が減ってきているので、明日のオフに札幌で食べて“補充”しないと」と笑った。

日本ハム対ソフトバンク 11回裏日本ハム2死一塁、左越え2点本塁打を放ったマルティネスを出迎える新庄監督(左)(撮影・佐藤翔太)

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【阪神】お祭り男森下翔太が決めた「連覇が一番、監督もうれしいこと」岡田監督に節目1勝届けた

阪神対巨人 ヒーローインタビューを受け笑顔を見せる阪神伊藤将(左)と森下(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神森下翔太外野手(23)が虎の記念日に勝利を運んだ。3回2死一、二塁から巨人赤星の直球を迷いなくフルスイング。中堅手の頭を越える2点適時二塁打が決勝打になった。この日は、1985年(昭60)に3番バース、4番掛布雅之、5番岡田彰布の「バックスクリーン3連発」が生まれた伝説の日。チームは今季最少3安打ながら好機を生かして宿敵を撃破し、メモリアルデーの勝利で3位に浮上した。

   ◇   ◇   ◇

森下が決めた。甲子園のムードを一振りで変えた。3回。2死から近本、中野が連打でつなぎ一、二塁。赤星の速球に差し込まれた1打席目の反省を生かし、バットを少し短く持って向かった。フルカウントからの6球目。150キロ直球を思い切って振り抜いた。

「1打席目の反省を生かして、真っすぐをパチンと捉えられるように。大振りせずにいくところだけは決めていました」。中堅佐々木の頭上を越える決勝の2点二塁打。三塁を狙い憤死したが、余りある活躍に虎党からは拍手が起こった。

お立ち台では「3連発とはいかなかったですけど、3本打ってチームが勝ったんで良かった」とコメントして盛り上げた。この日は1985年に3番バース、4番掛布、5番岡田の「バックスクリーン3連発」が生まれた記念日。39年の時を経て「上位打線3連打」で勝負を決定付けた。伝説を作った1人である岡田監督は「3連発の日に3連打だけで終わったでしょ」と笑いつつ「ホント大きな2点だった」と殊勲打には目を細めた。

新生岡田阪神の22年ドラフト“1期生”として入団した森下。この勝利で指揮官にとっては、球団監督通算485勝目。吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)を超え、単独2位となる節目の勝利を届けた。「監督も連覇を目指していると思う。その連覇を自分たちの力でやるのが一番、監督にとってもうれしいこと」とさらなる恩返しを誓った。

今季から登場曲に使用するのが地元・神奈川出身のレゲエグループ・湘南乃風の「Left&Right~名も無き足跡~」。小学校の頃からの幼なじみに勧められた、ノリノリの楽曲を採用した。「野手は登場曲が短いので、バラード調よりも盛り上がる曲がいいかなと。盛り上がってくれたら」。打席前から球場のボルテージを高め、バットで最高潮に乗せる。ここぞの打撃が光る、お祭り男のルーティンだ。

「ウル虎ユニホーム」をまとった1勝目。チームは3位に浮上し、借金1と5割復帰目前だ。ただ、打線は9試合連続2得点以下とまだ本来の姿ではない。森下自身も打率1割9分3厘と苦しむが、リーグ2位の10打点と勝負強さはお祭り男の持ち味。今季初の巨人戦カード勝ち越しへ向け、背番号1がノリノリで甲子園を沸かせる。【波部俊之介】

阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、2点適時二塁打を放ち、果敢に三塁を狙う森下だが走塁死となる。三塁手は坂本(撮影・河野匠)
阪神対巨人 先制2点適時二塁打を放った阪神森下は、4回の守備につきながら声援に応える(撮影・上山淳一)
阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、森下は中越え先制2点適時打を放ち三塁を狙うがタッチアウト。三塁手は坂本(撮影・上田博志)
阪神対巨人 ファンの歓声に手を挙げて応える阪神伊藤将(手前)と森下(撮影・上山淳一)
阪神対巨人 お立ち台で阪神伊藤将(左)に感謝され脱帽する阪神森下(撮影・上山淳一)
阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、森下(中央)は中越え先制2点適時二塁打を放ち一塁を回る。一塁手岡本和(撮影・加藤哉)

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【オリックス】エスピノーザ34年ぶりの快挙 新外国人のデビュー3戦3勝はシュルジー以来

楽天対オリックス 今季3勝目を挙げ、笑顔でハートマークを作るオリックスのエスピノーザ(撮影・足立雅史)

オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(26)がリーグ単独トップの3勝目を挙げた。

新外国人のデビューから3戦3勝は球団では90年シュルジー以来34年ぶりの快挙だ。実は、連勝自体が昨年まで未体験。「自分でも信じられないくらいうれしい」と敵地のヒーローインタビューで喜んだ。

テンポよく無四球で楽天打線を7回無失点。動く直球に、開幕前はほぼ投げなかったカーブがこの日も効果的。走者を二塁に進めたのは7回に捕逸で許したのみ。規定投球回に達し、防御率0・45もトップの西武今井の0・43に肉薄した。

活躍の裏に「アレパス」パワーがある。母国ベネズエラの伝統料理。同国出身がチームに自身を含めて4人おり、よく振る舞ってくれるセデーニョには「チームにいてくれて良かった」と感謝する。

「アレパスは包むようなもので、中に何を入れてもいい。朝だったら野菜とか、昼だったら肉とか」。海外で日本選手が活躍すると「すしパワー」や「侍魂」と言われるように、ベネズエラでは「アレパスパワー」が合言葉になるという。

ラーメン党でもある右腕は「チームが勝てばうれしいし、その手助けができたのが一番」。エース山本由伸が移籍した大きな穴を、先頭に立って埋めにかかっている。【大池和幸】

楽天対オリックス 7回裏楽天2死二塁、鈴木大を右飛に仕留めグラブをたたくエスピノーザ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 7回無失点のオリックス・エスピノーザ(右)は若月の頭をたたきながらベンチに戻る(撮影・足立雅史)
91年5月29日近鉄戦で投手でありながら本塁打を放ったオリックス・シュルジー
楽天対オリックス オリックス先発のエスピノーザ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス オリックス先発のエスピノーザ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 1回裏楽天無死一塁、村林を二ゴロ併殺打に仕留めグラブをたたくエスピノーザ(撮影・足立雅史)

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【阪神】実戦復帰の高橋遥人「2年半という感覚なかった」支配下復帰へ今後は短いイニング継続

オリックス戦を後えて笑顔を見せる高橋(右)。左は和田2軍監督(撮影・石井愛子)

<ウエスタン・リーグ:阪神-オリックス>◇17日◇鳴尾浜

晴天のもと、真っさらなマウンドに阪神高橋遥人投手(28)が帰ってきた。

17日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)に先発。21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来となる復帰戦だ。球場には開門前から長蛇の列が出来上がり、背番号29のユニホームを着た熱心なファンも。待ち望まれた、893日ぶりの登板だった。

「緊張はめちゃくちゃしました。でも意外に立ってみたら、久々ですけど、2年半という感覚はあまりなかった。ずっと投げられない中でも、応援してくださる人の声とかはやっぱり聞こえていた。またマウンドで投げるところを見せられて、すごくよかった」

1番杉沢には初球から直球勝負。146キロ直球で投直に仕留めた。続く2番山足には右前打を許したが、慌てなかった。3番横山聖には2-2から、内角への139キロツーシームで空振り三振。4番トーマスは遊ゴロに打ち取り、1回1安打無失点。16球を投げ、最速は147キロを計測した。

左肘や左肩など、たび重なる手術からの復帰。目標にしてきたマウンドは、1イニングながら先発として用意された。和田2軍監督は「復帰した時は先発でいくピッチャー。俺だけじゃなくて投手コーチも復帰する時には一番いい条件で投げさせると話して、それが今日になった」。高橋も「先発で投げさせてもらうのはすごくありがたい。(2番手の)富田にも」と周囲の心遣いに感謝だ。

今後は状態を見ながら、短いイニングでの投球を続けていくとみられる。投球回を伸ばし先発としてのメドが立てば、支配下復帰もいよいよ見えてくる。完全復活へ、大きな1歩を踏み出した。【波部俊之介】

阪神対オリックス 阪神先発の高橋遥(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋は1回を無失点に抑える(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 1回表オリックス無死、杉沢の投直を好捕する高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス マウンドに向かう高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 好投しベンチに引き揚げる高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 和田2軍監督(右から2人目)とハイタッチをする高橋(撮影・石井愛子)

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【DeNA】筒香嘉智が「特別な場所」横浜スタジアムに帰ってくる 無観客だった“サヨナラアーチ”

20年2月、横浜スタジアムを貸し切り、ナイターで打ち込むレイズ筒香

<とっておきメモ>

DeNAへの復帰が決まった筒香嘉智外野手(32)が早ければ4月中にも1軍合流する可能性が17日、浮上した。

米メジャーでのオープン戦出場から約1カ月間、実戦から遠ざかっているが、トレーニングは継続。この日は神奈川・横須賀市の球団施設DOCKで調整し、20日からのイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)での出場を視野に入れる。2軍戦数試合の調整出場を経て、1軍合流となる見込みだ。今日18日には横浜スタジアムで公開入団記者会見が行われる。5年ぶりに横浜に帰ってきた大砲が胸中を語る。

   ◇   ◇   ◇

筒香が1533日ぶりに横浜スタジアムに帰ってくる。最後の打席は無観客だった。メジャー1年目、渡米直前の20年2月6日。静まりかえる横浜スタジアムから快音が鳴り響いた。気温3度と冷え込む中、貸し切りでナイター練習で振り込んだ。「こんなにぜいたくな練習場はないです。格別ですし、最高に気持ちよかったです」と思う存分に“サヨナラアーチ”を連発した。

Y字型の照明塔からのカクテル光線が球場全体を照らした。無人のスタンドに20発以上を放り込み「高校から横浜にきて、プロに入ってからも横浜で育ててもらった。僕にとってやっぱり特別な場所です」。白い息を吐きながら練習パートナーと2人きりでぜいたくな時間を満喫した。

思い返せば、横浜高の入寮時は野球道具を一式忘れて近くのスポーツショップに急いで向かった。でも、車の後部座席でバットだけは自らの手で抱えていた。バット1本で横浜に来て、バット1本で未来を切り開いてきた。「もっと野球がうまくなりたい。まだまだ野球がうまくなれると思っている」と筒香は言う。バット1本でまた、横浜で勝負する。【為田聡史】

19年8月、横浜スタジアムでソロ本塁打を放つDeNA筒香嘉智
【イラスト】筒香の年度別成績
筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる
筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる
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