日刊スポーツ

菊池の投球に打者「良かった。ストレート走ってた」

ブルペンで投球練習をする菊池(右)を見つめるイチロー(撮影・菅敏)

マリナーズ菊池雄星投手(27)が、19日(日本時間20日)、メジャーで初めて打者を相手にした投球練習(ライブBP)を行った。直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップを含めて30球、打者4人に対して安打性の当たり2本、空振りは4球(直球3球、カーブ1球)の内容。直球の球速は90~92(約145~148キロ)マイルだった。

遊撃手のレギュラー候補、ティム・ベッカム内野手(29)は菊池の投球内容について「良かったね。ストレートも走っていたし、一番の球種はカーブだと思った。曲がりが大きくて、ブレーキもかかっていた」と、空振りした低めのカーブをたたえた。

また、昨年5本塁打、通算では54本塁打のドミンゴ・サンタナ外野手(26)も「ストレートが良かった。伸びていた」と振り返り、菊池の投球を高評価した。

イチローの視線を受けながらライブBPが行われるフィールドに移動するマリナーズ菊池(撮影・菅敏)
キャンプで初めてライブBPに登板するマリナーズ菊池(撮影・菅敏)

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元ロッテ、ヤクルトのミューレンス氏がフライト中のコクピット内に入り物議

ヘンスリー・ミューレンス氏(1995年7月6日撮影)

元ロッテ、ヤクルトで現在はロッキーズの打撃コーチを務めているヘンスリー・ミューレンス氏(56)が、フライト中の航空機のコックピット内に入った様子を自身のSNSで公開し、この件で米連邦航空局(FAA)が調査をしていると19日、ESPNなど複数の米メディア伝えた。

同氏は今月10日のデンバーからトロントへ向かうユナイテッド航空のチャーター機で、コックピット内の座席に座り笑顔でサムアップポーズを取る様子をインスタグラムに公開。「この素晴らしい経験をさせてくれたユナイテッドのチャーター機の機長と副操縦士に感謝する」などとメッセージを添えた。動画はすでに削除されているが、YoutubeやSNSなどで拡散され物議を醸した。

ユナイテッド航空はこの騒動を受け、独自の調査を行っていることを認め「我々は動画に映っていた状況に、大変困惑している。運行安全規則の明らかな違反であり、FAAに届け出をし、調査中の間は当該フライトのパイロットの起用を差し控える」と声明を出した。FAAも調査を行っているという。

ミューレンス氏はこの日のクラブハウスで取材対応していないが、ブラック監督が取材に応じ「彼は謝罪したよ。調査中だからこれ以上のコメントはできないが、彼はロッキーズ、ユナイテッド、そしてチームに謝罪した」と明かした。

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バーランダー今季初登板で初勝利 球数78球中ストライクは50球 最速は95・0マイル

今季初勝利を挙げたバーランダー(AP)

<ナショナルズ3-5アストロズ>◇19日(日本時間20日)◇ナショナルズパーク

右肩の炎症で開幕から離脱していたアストロズの先発右腕ジャスティン・バーランダー(41)が、敵地でのナショナルズ戦で復帰。回を投げ4安打2失点、無四球4奪三振で今季初勝利、メジャー通算258勝目を挙げた。球数78球中ストライクは50球で、最速は95・0マイル(約152・9キロ)を記録した。

初回を3人、わずか11球で終えると、2回も3者凡退。3-0の3回に1死から連打、5回は8番アダムズにソロを許し失点したが、それ以外は完璧に抑えた。

試合後、現地メディアの取材に「正直、とても驚いている。スプリングトレーニングを(リハビリ登板の)3試合に詰め込んだようなものだからね。リハビリ登板はコントロールが思うようにいかず、しっくりくるフォームを見つけようとしていただけだった」と、ここまでの準備は決して満足いくものではなかったと説明。それでもチームの連敗を3で止めるピッチングを見せ「意地悪な老いぼれがどうにかしてアウトを取ろうとしていただけだよ」と笑った。

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トラウト、元同僚の大谷翔平について「彼の代わりはいない」「どこに行っても大活躍できる」

エンゼルス・トラウト(左)とハグするドジャース大谷翔平(2024年3月5日撮影)

エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が、19日(日本時間20日)に公開されたポッドキャスト番組「Foul Territory」に出演し、元チームメートのドジャース大谷翔平投手(29)について「オオタニのような選手はいない。彼の代わりはいないよ」と改めて語った。

大谷は18年にエンゼルスと契約し、昨季までトラウトらとともに6年間プレー。昨季終了後にFAとなり、ドジャースと10年総額7億ドル(約1050億円)のスポーツ史上最高額で契約した。

トラウトは大谷の移籍について「もちろん彼にとどまってもらうようにトライしたよ」とし、「フリーウェイシリーズで対戦したときとかに何度か話したけど、彼の契約には興奮したし、彼にとっても幸せなこと。彼ならどこに行っても大活躍できる」とコメント。大谷の得点圏打率が打率、OPSと比べて低いことを指摘されると「彼なら大丈夫。野球は思い通りにいくこともあれば、そうでないときもある。タフなスポーツだからね」と、心配はいらないとした。

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大谷1安打&盗塁も勝利結びつかず「何か起こそうとしてくれている」それでもロバーツ監督高評価

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース無死、四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース4-9メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

「2番DH」で出場したドジャース大谷翔平投手(29)は、4打数1安打1打点1盗塁の結果だった。2試合連続の盗塁から得点を奪い、チームを勢いづけたか、勝ちには結びつかなかった。

4点ビハインドの4回無死、四球で出塁。その後、2死となり、5番T・ヘルナンデスの初球で二盗を成功させると、2球目をヘルナンデスが右前に運び、二塁から大谷が生還した。

5回2死一、二塁の第3打席は右前に適時打を放ち、一時は2点差まで詰め寄った。得点圏に走者を置いた状況での安打は開幕戦以来。久々の1本で再びチームをもり立てたが、先発の山本由伸投手(25)が4失点に加え、救援陣も踏ん張れなかった。

ロバーツ監督は試合後、「もう少し、いい野球ができただろう。もちろん、イラ立ちはあるし、負けるのは気分がいいものではない」と厳しい表情だったが、俊足を生かし、適時打も放った大谷については「彼は積極的な選手。エネルギーを生み出し、何か起こそうとしてくれている。彼はいいプレーをしている」と高く評価した。

ドジャース対メッツ 4回裏ドジャース2死一塁、打者T・ヘルナンデスの時、二塁盗塁を決めるもマクニール(左)に頭をタッチされる大谷(撮影・菅敏)

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山本由伸、6回7安打4失点 今季最多の9奪三振も勝敗つかず「違いには慣れてきている」

ドジャース対メッツ 4回、マウンドに集まったナインらに声をかけられる山本(右から2人目)(撮影・菅敏)

<ドジャース4-9メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース山本由伸投手(25)は、6回7安打4失点(自責3)1四球9奪三振の内容で、勝敗はつかなかった。

「6回までいけたというのは前回よりよかったです。いろんな違いの部分では慣れてきていると思いますし、いいボールも増えて来ていると思うので、また次回に向けて練習を頑張っていきたいです」と淡々と振り返った。

立ち上がりの初回は、見逃し三振、左飛、見逃し三振と、わずか9球で3者凡退に打ち取った。2回1死から5番スチュワートにソロ本塁打を浴び、1点を先制された。その後、捕失で走者を二塁に背負い、2死から適時打を浴びて2点をリードされた。

3回には、四球、二塁打でピンチを招き、適時打と犠飛で2点を失った。4回1死二、三塁のピンチは、2者連続空振り三振に仕留め、何とか踏ん張った。

5回はわずか8球で3者凡退と、リズムを取り戻すと、6回も無失点と切り抜けた。

6回は今季最長、99球、9奪三振はいずれも今季最多。

防御率は4・50となった。

6回裏、ドジャースが4-4の同点に追い付いた後、山本は交代した。

試合は、ドジャース救援陣が終盤に失点。突き放されて敗れた。

ドジャース対メッツ 2回表メッツ1死、スチュワート(後方)に先制のソロ本塁打を打たれる山本(撮影・菅敏)

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大谷翔平 第3打席で右前適時打も176号はお預け 山本由伸は6回4失点で2勝目ならず/詳細

<ドジャース4-9メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手は「2番DH」で先発出場。4打数1安打1四球1打点だった。第3打席で5試合連続安打となる右前適時打を放った。松井秀喜超えの通算176号はお預け。山本由伸投手は6回7安打4失点9奪三振で2勝目はならなかった。ドジャースは4-9で敗れ2連敗、貯金を2に減らした。

ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放ち、指を突き上げる大谷(撮影・菅敏)

チーム

【本】スチュワート3号、リンドア2号(メ)

山本由伸1回

1ニモ カウント2-2から外角低め126キロカーブで見逃し三振

2マルテ 初球154キロ直球で左飛

3リンドア カウント0-2から145キロスプリットで空振り三振

投球数は9

ドジャース対メッツ ドジャース先発の山本(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ ドジャース先発の山本(撮影・菅敏)

大谷翔平第1打席

1回1死

メッツ投手は左腕マナエア

フルカウントから151キロ真ん中直球打って平凡な二ゴロ

ドジャース対メッツ 1回裏ドジャース1死、二ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

山本由伸2回

4アロンソ カウント0-2から126キロカーブで空振り三振(3個目)

5スチュワート 初球155キロ直球打たれ右越え先制ソロ

6アルバレス 初球カーブで捕ゴロも一塁悪送球。二進

7マクニール カウント2-2から154キロ直球で空振り三振(4個目)

8ベーダー 151キロ直球打たれ中前適時打。2失点目

9ウェンデル カウント0-2から144キロスプリットで空振り三振(5個目)

投球数は26

ドジャース対メッツ2回、失点し浮かない表情を見せるドジャース山本(撮影・菅敏)

山本由伸3回

1ニモ フルカウントから外角154キロ直球外れ四球

2マルテ フルカウントから154キロ直球打たれ左越え二塁打。無死二、三塁

3リンドア 初球143キロスプリットで浅い中飛。タッチアップできず

4アロンソ フルカウントから内角カーブで詰まらせたが右前に落とされ3失点目

5スチュワート カウント0-2から153キロ打たれ深い中犠飛。4失点目

6アルバレス 127キロカーブで中飛

投球数は52

山本由伸4回

7マクニール 152キロ直球で左飛

8ベーダー 154キロ外角直球打たれ右へエンタイトル二塁打

9ウェンデル 125キロのカーブ打たれ左前安打。送球間に二進。1死二、三塁

投手コーチがマウンドへ

1ニモ 144キロのスプリットで空振り三振(6個目)

2マルテ 144キロのスプリットで空振り三振(7個目)

投球数は75

大谷翔平第2打席

4回先頭打者

メッツ投手は左腕マナエア

カウント3-1から149キロの外角直球見極め四球。四球は今季8個目。2死後、二盗成功。今季失敗なしの5個目。Tヘルナンデスの右前適時打で生還

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース無死、四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース2死一塁、打者T・ヘルナンデスの時、二塁盗塁を決めるも、頭を豪快にタッチされる一塁走者大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース2死一塁、打者T・ヘルナンデスの時、二塁盗塁を決めるも、頭を豪快にタッチされうずくまる一塁走者大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース2死二塁、打者T・ヘルナンデスの適時打で生還する二塁走者大谷=2024年4月19日

山本由伸5回

3リンドア 141キロ高めスプリットで中飛

4アロンソ 143キロスプリットで遊ゴロ

5スチュワート 124キロのカーブで空振り三振(8個目)

投球数は83

大谷翔平第3打席

5回2死一、二塁

メッツ投手は左腕マナエア

カウント2-2から外角127キロのスイーパー捉え右前適時打。5試合連続安打をマーク。今季11打点目で2-4と2点差に迫る

ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放ち、一塁に向かう大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放ち、指を突き上げる大谷(左)(撮影・菅敏)

山本由伸6回

6アルバレス 144キロのスプリットで遊ゴロ

7マクニール 144キロのスプリットで右飛

8ベーダー 127キロのカーブ打たれ中前安打(7本目)

9ウェンデル 初球ベーダーが二盗成功。143キロ外角スプリットで見逃し三振(9個目)

投球数は99

ドジャース対メッツ6回を投げ終え、ベンチに戻るドジャース山本は、ロバーツ監督(右)に迎えられる(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ6回、味方の同点の適時打にベンチで笑顔を見せるドジャース山本(左)(撮影・菅敏)

大谷翔平第4打席

7回先頭打者

メッツ投手は左腕ライリー

フルカウントから外角130キロのスイーパー空振り三振

ドジャース対メッツ7回裏ドジャース無死、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)

大谷翔平第5打席

9回無死一塁

メッツ投手は左腕ディークマン

カウント1-0から2球目、130キロの真ん中低めのスイーパー打って二ゴロ。一走ベッツが二封。2死後、二塁へ進んだが盗塁は記録されず。4番スミスが四球で出塁し一、二塁としたがTヘルナンデスは三振で試合終了

ドジャース対メッツ 9回裏ドジャース無死一塁、二ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ メッツの敗れ、厳しい表情で引き揚げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ メッツの敗れ、厳しい表情で引き揚げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

スタメン

1(遊)ベッツ

2(指)大谷翔平

3(一)フリーマン

4(捕)スミス

5(右)Tヘルナンデス

6(二)Kヘルナンデス

7(中)パゲス

8(三)ロハス

9(左)テーラー

先発投手=山本由伸

ドジャース対メッツ 試合前、キャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対メッツ 試合前、キャッチボールを終え、アイアトン通訳(後方)とロッカールームに戻るドジャース大谷(撮影・菅敏)

大谷翔平公式戦全成績

月日相手
3・20SD2遊ゴ右安三ゴ投ゴ左安400
3・21SD2右安右犠投ゴ右飛右飛一ゴ300
3・28STL2右2四球右安三振385
3・29STL2二直左飛二併三振294
3・30STL2右安三振四球右飛三振遊飛273
3・31STL2三振三振右2投ゴ269
4・1SF2二ゴ右2左飛三振267
4・2SF2三振中飛四球二ゴ242
4・3SF2三振一安左飛右本270
4・5CHC2左2一ゴ右本中飛中飛286
4・6CHC2右安中飛左安四球三振304
4・7CHC2三振三邪右3中2320
4・8MIN2中2中飛左2左本三振345
4・9MIN2三振右2左飛三振二ゴ333
4・10MIN2四球左飛右安二ゴ333
4・12SD2左本中飛左2右2中飛353
4・13SD2四球四球三邪中犠右飛343
4・14SD2三振三飛三振中安338
4・15WSH2右安三振打妨中飛338
4・16WSH2左安二ゴ二ゴ中飛三安341
4・17WSH2右安左飛右安中安360
4・19NYM2ニゴ四球右安三振二ゴ356

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打率2分9厘と大不振テーラーが山本由伸の黒星消した!同点適時打に大谷翔平も左手を上げ喜ぶ

6回、同点となる2点適時二塁打を放つテーラー(AP)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

大不振にあえいでいたドジャースのクリス・テーラー外野手(33)が、山本由伸投手(25)を救った。

2点ビハインドの6回、2失策からつないで2死満塁のチャンとし、右腕ギャレットのスライダーを捉え、左前に運んだ。2点適時二塁打で同点。ベンチを一気に盛り上げた。

メジャー11年目のベテラン・テーラーは開幕から大不振で、試合前の時点で35打数1安打で打率2分9厘と結果が出なかった。特打を重ね、ようやく欲しかった1本が出た。

苦しんだテーラーの同点適時打にチームは大盛り上がり。「2番DH」で出場し、次の打席の準備をしていた大谷も左手を上げて喜んだ。

ドジャース対メッツ6回、味方の同点の適時打にベンチで笑顔を見せるドジャース山本(左)(撮影・菅敏)

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山本由伸は6回4失点、今季最多9奪三振 ドジャースが同点に追い付き勝敗つかず

ドジャース対メッツ2回、失点し浮かない表情を見せるドジャース山本(撮影・菅敏)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース山本由伸投手(25)は、6回7安打4失点(自責3)、1四球9奪三振の内容で、勝敗はつかなかった。

立ち上がりの初回は、見逃し三振、左飛、見逃し三振と、わずか9球で3者凡退に打ち取った。

2回1死から5番スチュワートにソロ本塁打を浴び、1点を先制された。その後、捕失で走者を二塁に背負い、2死から適時打を浴びて2点をリードされた。

3回には、四球、二塁打でピンチを招き、適時打と犠飛で2点を失った。

4回1死二、三塁のピンチは、2者連続空振り三振に仕留め、何とか踏ん張った。

5回はわずか8球で3者凡退とリズムを取り戻すと、6回も無失点と切り抜けた。

6回を投げたのは今季最長、99球、9奪三振はいずれも今季最多。

防御率は4・50となった。

6回裏、ドジャースが4-4の同点に追い付いた後、山本は交代した。

ドジャース対メッツ ドジャース先発の山本(撮影・菅敏)
ドジャース対メッツ ドジャース先発の山本(撮影・菅敏)

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【動画】大谷翔平、野手のタッチが頭直撃 痛そうに頭抱えて目をパチパチ

ドジャース対メッツ 1回裏ドジャース1死、二ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

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大谷翔平“頭タッチ”に痛がるそぶりも…二塁手への気遣いに「ジェントルマン」と称賛の声

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース2死一塁、打者T・ヘルナンデスの時、二塁盗塁を決めるも、頭を豪快にタッチされる一塁走者大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(29)が“頭タッチ”に思わず苦笑いした。「2番DH」で出場。四球で出塁した4回、ヘルナンデスの打席で二盗に成功した。

タイミングは余裕を持ってのセーフだったが、送球を受けた二塁手が、滑り込んだ大谷の後頭部付近にグラブでタッチ。強打してヘルメットが脱げた形となり、大谷は痛がるようなそぶりを見せた後、笑みを浮かべた。

SNSでは「痛そう」「イタタタタ」と心配する声のほか、「でもセカンド選手の足に大丈夫だよってポンポンとタッチする気遣いの大谷翔平は相変わらずのジェントルマン」と、大谷のしぐさを称賛する書き込みもあった。

ドジャース対メッツ4回裏ドジャース2死一塁、打者T・ヘルナンデスの時、二塁盗塁を決めるも、頭を豪快にタッチされうずくまる一塁走者大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放ち、一塁に向かう大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対メッツ 試合前、キャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対メッツ 試合前、キャッチボールを終え、アイアトン通訳(後方)とロッカールームに戻るドジャース大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平「2番DH」第3打席に右前適時打 第2打席は四球、今季5度目の盗塁に成功

ドジャース対メッツ 1回裏ドジャース1死、二ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(29)が「2番DH」で出場し、快足を生かした攻撃で1点を奪った。

4回無死の第2打席、左腕マナイアとの対戦で四球を選んで出塁。3番フリーマン、4番スミスが凡退し、2死となってから、5番ヘルナンデスの打席の初球でスチール。完全なセーフで今季5度目の盗塁に成功した。

すると、直後の2球目にヘルナンデスが右前打を放ち、大谷が生還。2死から絶妙なタイミングで二盗を決め、得点につなげた。

盗塁は2試合連続でマークし、直近6試合で4個目。5度の仕掛けで全て成功させている。

さらに5回2死一、二塁の第3打席では右前に適時打を放ち、2点差に詰め寄った。これで得点圏での今季成績は20打数2安打。得点圏に走者を置いた状況では開幕戦以来のヒットとなり、ようやく待望の1本をマークした。

この日は先発の山本由伸投手(25)が3回までに4失点。序盤から苦しい展開となったが、4回に大谷の盗塁から1点を返すと、5回は3者凡退に抑え、6回も無失点。立ち直ったかのようにリズム良く投球した。

大谷の第1打席は二ゴロ。1回1死、フルカウントからの6球目、外角の直球を引っ張り、凡退した。

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【動画】大谷翔平、タイムリー出た~! 強烈な打球がライト前へ 

ドジャース対メッツ 1回裏ドジャース1死、二ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

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メッツ傘下3A藤浪晋太郎、2試合連続失点も1イニングに3奪三振 最速159キロ

藤浪晋太郎(2024年1月19日撮影)

<シャーロット5-1シラキュース>◇19日(日本時間20日)◇ノースカロライナ州シャーロット

メッツ傘下3Aシラキュースの藤浪晋太郎投手(30)が、2試合連続で失点したが1イニングに3奪三振をマークした。

敵地でのシャーロット戦に7回から4番手で登板。先頭をフィーシームで空振り三振に抑えたが、2人目に97マイル(約156キロ)フォーシームを本塁打された。だが3人目をスプリッターで空振り三振、4人目をフォーシームで空振り三振に抑えた。直球の最速は98・5マイル(約159キロ)だった。

1回を1安打1失点、3奪三振で、勝敗などは付かなかった。前回の14日(日本時間15日)登板では1安打3四球で1死も奪えず3失点で降板したが、中4日で修正し好投した。今季はここまで6試合に登板し、防御率9・00としている。

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大谷翔平、得点圏でやっと適時打 20打数2安打 ガッツポーズ見せ劣勢のチーム盛り上げ

ドジャース対メッツ5回裏ドジャース2死一、二塁、右適時打を放つ大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(29)が、得点圏に走者を置いた状況でようやく適時打を放った。

3点ビハインドの5回2死一、二塁、左腕マナイアのスライダーを捉え、右前にクリーンヒット。2点差に詰め寄った。一塁ベースを回るとベンチに向かってガッツポーズ。劣勢のチームを盛り上げた。

得点圏ではこれで20打数2安打。3月20日の開幕戦でドジャース移籍後初打点となる適時打を放って以来、得点圏で凡打が続いていたが、ようやく待望の1本が出た。

この日は先発の山本由伸投手(25)が3回までに4失点。序盤から苦しい展開となったが、4回に大谷の今季5個目の盗塁をきっかけに1点を返すと流れが変わり、5回は3者凡退。6回は味方の好守備もあり、無失点に抑えた。

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【動画】山本由伸がピッチクロック違反 2回1死二塁、長いセットポジションで…

ドジャース対メッツ2回、失点し浮かない表情を見せるドジャース山本(撮影・菅敏)

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レッドソックス86年ぶりWS制覇メンバー・マッカーティ氏が死去、54歳 球団発表

デーブ・マッカーティ氏(2000年6月12日撮影)

レッドソックスが86年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした2004年のメンバーだったデーブ・マッカーティ氏が死去したと、球団が19日(日本時間20日)発表した。心臓の発作で、54歳だった。

マッカーティ氏は1993年にツインズでデビューし、レッドソックスに所属した05年まで11年間、7球団を渡り歩き一塁と外野のユーティリティー選手として活躍。通算630試合に出場し、打率2割4分2厘、36本塁打、175打点だった。

04年には、1918年の世界一以降ワールドシリーズ制覇を果たせなかった「バンビーノの呪い」を解き制覇を果たしたレッドソックスに所属していた。

球団は公式X(旧ツイッター)で「3年間、レッドソックスでプレーし、呪いを解いた04年チームの永遠のメンバーです。家族にお悔やみを申し上げます」と投稿した。

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吉田正尚3試合ぶりスタメン復帰、内野安打で3試合ぶり安打 3打数1安打、打率2割2分1厘

2回、本塁でアウトになるレッドソックス吉田(AP)

<パイレーツ1-8レッドソックス>◇19日(日本時間20日)◇PNCパーク

レッドソックス吉田正尚外野手(30)が3試合ぶりにスタメン復帰し、安打を放った。

敵地でのパイレーツ戦に「6番DH」で出場。2回先頭の第1打席で先発右腕プリースターに対し、外角シンカーをとらえて投手のグラブをかすめる当たりを放ち、遊撃への内野安打とした。

3回2死一、二塁の第2打席はフルカウントからの高めカーブを見逃し三振、5回2死一塁の第3打席は死球、7回2死二塁の第4打席は四球で8番バルデスの適時二塁打で生還した。9回2死走者なしの第5打席は内角高めカットボールを三ゴロだった。

3打数1安打1得点で、3試合ぶりの安打。打率は2割2分1厘となった。

チームは新人の2番アブレイユが1号ソロ、負傷者リストから復帰したばかりの3番レフスナイダーが1号2ラン、4番カサスが6号ソロ、9番ラファエラが1号ソロと4本の本塁打が飛び出し、快勝した。

ホームのクロスプレーでアウトになり、もんどり打って倒れ込む吉田(AP)

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ダルビッシュ有、軽傷を強調「体はすごくいい状態になってきている」首の張りでIL入り

パドレスのダルビッシュ有(2024年3月撮影)

首の張りで15日間の負傷者リスト(IL)入りしているパドレスのダルビッシュ有投手が19日、サンディエゴで取材に応じ「体はすごくいい状態になってきている。(戦列に)帰ってくる時期も(首脳陣と)話している」と軽傷を強調した。IL入りは15日からの適用で、最短なら復帰は30日の本拠地レッズ戦となる。

最初に首の張りを感じたのは4月初旬のサンフランシスコ遠征中だったという。「自分の場合は寝違えや神経系(の違和感)が気になってしまう。(投球)フォームの邪魔をしてしまう」そうで肩、ひじなどの深刻な故障につながる前に大事をとったと説明した。(共同)

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大谷翔平の入団からここまでのドキュメンタリー風映像公開 ロバーツ監督「最高の選手になれる」

試合前にダグアウトに向かう大谷翔平(AP)

米FOXスポーツが、ドジャース大谷翔平投手(29)が昨年12月に入団を決めた日からここまでの1分31秒の短いドキュメンタリータッチの映像を製作し、公式X(旧ツイッター)で19日までに公開した。

昨年12月14日(日本時間15日)にドジャースタジアムで行われた入団会見の日のハイライト映像から始まり、最初にデーブ・ロバーツ監督が登場。大谷がドジャース移籍を発表した日を振り返り「その瞬間はマンハッタンビーチにいたんだけれど、息子にスマホの画面を見せられ、ウチがオオタニをゲットしたよと教えてくれた。飛び上がりたい気分だったよ」と語った。

ムーキー・ベッツ内野手(31)はその日はゴルフ場におり、仲間から「おめでとう」と言葉をかけられたときは何のことか分からず、大谷の入団を知ったときは「スマホが鳴りやまなかった」と興奮を振り返り、ギャビン・ラックス内野手(26)は「興奮しないわけがない。世界最高の選手を獲得したんだからね」と話した。

映像にはここまでの大谷のハイライトなども盛り込まれ、ロバーツ監督の「ショウヘイ・オオタニは我々の時代の最高の選手になれる存在であり、我々の優勝のチャンスを高めてくれる。ワールドシリーズ制覇が我々の目標だ」の言葉で締めている。

試合前に微笑む大谷翔平(AP)
FOXスポーツのXから
FOXスポーツのXから

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メッツ千賀滉大、ブルペンで投球練習「とてもいい感じ」5月下旬に復帰が可能

メッツ千賀滉大(2024=ロイター)

右肩を痛め60日間の負傷者リスト(IL)に入っているメッツ千賀滉大投手(31)が19日(日本時間20日)、ブルペンで投球練習をする様子をインスタグラムのストーリーズに投稿した。動画に「I'm feeling great.(とてもいい感じ)」と英文コメントも添えた。

メジャー2年目の千賀は、キャンプイン直後に右肩後部の張りを訴え、開幕から15日間のIL入りしてノースロー状態が長く続いていた。10日に15日間から60日間のILに移り、5月下旬に復帰が可能。スターンズ編成本部長は16日の時点で、復帰可能日からそう遅くない時期に復帰できるとの見通しを示していた。

またメッツはこの日、街をテーマにしたMLB恒例の「シティーコネクト」ユニホームの今季のバージョンを発表。千賀のユニホームには背中に漢字で名前が入ったものも発売された。このユニホーム発売のCMも製作され、千賀も登場。街を紹介する中で、千賀が日本語で「世界の中心なの、わかるだろ」とセリフを語る場面が含まれている。

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大谷翔平「2番DH」松井秀喜氏抜く日本人最多通算176号でるか 山本由伸2勝目かけ先発

ドジャース大谷翔平と山本由伸(2024年4月7日撮)

<ドジャース-メッツ>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(29)がメッツ戦に「2番DH」で出場する。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の日本人メジャー最多本塁打記録を更新する通算176本塁打が出るか注目される。

今季はここまでDHとして21試合に出場しリーグ最多の31安打をマークし打率3割6分、4本塁打、10打点。前日18日(同19日)のチーム休養日をはさんで2日ぶりの試合で、本塁打が出れば6試合ぶりとなる。17日(同18日)の本拠地でのナショナルズ戦では今季3度目の猛打賞となる4打数3安打で2試合連続マルチ安打をマークするなど、好調な打撃を維持している。

相手先発はメジャー9年目の左腕ショーン・マナイア(32)。今季はここまで3試合に登板し1勝1敗、防御率4・30、18奪三振となっている。大谷はマナイアに対し過去に5打数1安打、1四球2三振としている。

ドジャースの先発は、山本由伸投手(25)。これがメジャー5試合目の先発で、2勝目をかける。ここまで1勝1敗、防御率4・50、21奪三振としている。

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MLBロッキーズのチャーター機で違反行為か 米連邦航空局が調査 米報道

※写真はイメージ

ロッキーズのチームチャーター機で違反行為が行われた疑いがあり、米連邦航空局(FAA)が調査していると、18日付の米経済誌ウォールストリート・ジャーナル電子版が伝えた。

今月10日のデンバーからトロントへ向かうユナイテッド航空の同球団チャーター機で、コックピットに入る権限のない人物が入っていた可能性があるという。一部のSNSとYouTubeにその様子の動画が投稿され、その人物はキャプテン席に座りサムズアップのポーズを取っていたという。動画は現在は削除されている。デンバーの地元テレビ局「FOX31」によると、その人物はロッキーズのコーチである可能性があるという。

FAAは取材に対し、調査していることを認めている。ユナイテッド航空は「我々は動画に映っていた状況に、大変困惑している。運行安全規則の明らかな違反であり、FAAに届け出、調査中の間は当該フライトのパイロットの起用を差し控える」と声明を出している。

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カブス今永昇太の次回登板は21日、マーリンズとのWヘッダー第2試合に決定

カブス今永昇太(2024年4月7日撮影)

カブス今永昇太投手の次回登板が20日午後6時40分(日本時間21日午前8時40分)開始予定の本拠地シカゴでのマーリンズとのダブルヘッダー第2試合に決まった。球団が19日、発表した。

当初は19日に先発予定だったが、18日のマーリンズ戦が雨で中止となり、1日ずれた。メジャー1年目の今永は開幕から3試合で2勝、防御率0・00と好投を続けている。(共同)

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ドジャース大谷翔平、山本由伸の登板日は19打数7安打と好調 メッツ戦でゴジラ超えなるか

ドジャース大谷翔平(2024年4月16日撮影)

ドジャース大谷翔平投手(29)は19日(日本時間20日午前11時10分)、本拠地ドジャースタジアムでメッツと今季初対戦する。

ヤンキースなどで活躍した松井秀喜と並んで日本人最多タイとなるメジャー175号を打ってから5試合ノーアーチ。山本由伸投手(25)が先発するだけに、援護の1発を放ちたい。

かわいがっている後輩のためにも、大谷がアーチをかける。山本の登板は通算5試合目だが、過去4試合で大谷は19打数7安打1本塁打2打点。全試合で安打を放つなど通算打率は3割6分8厘と打っており、前回登板の12日パドレス戦では左中間スタンドへ4号ソロをたたき込んだ。今回もしっかりアシストし、山本のメジャー2勝目を呼びこんでいく。

4試合連続安打中で両リーグ最多タイの31安打を放っている大谷だが、ナ・リーグ東地区所属のメッツ戦には特に強い。過去5試合に出場して17打数7安打1本塁打4打点。打率は、対戦した29球団で2番目に高い4割1分2厘と好相性だ。7安打のうち5本が長打で、長打率8割8分2厘とOPS1・448は全球団で最高。お得意さんを相手に、ゴジラ超えを果たしたい。

ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)

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前田健太「気持ちよく投げられる球がない」先頭打者弾含む3イニング連続被弾3回途中6失点KO

レンジャーズ戦に先発したタイガース前田健太(AP)

<タイガース7-9レンジャーズ>◇18日(日本時間19日)◇コメリカパーク

本拠地レンジャーズ戦に先発したタイガース前田健太投手(36)が、3回途中まで3本塁打を含む6失点(自責5)と踏ん張れずに降板した。初回、1番セミエンの先頭打者弾をはじめ、2回にはハイムにスプリットを2ラン、3回にも4番ガルシアにソロと、3イニング連続の被弾でKOされた。

「気持ちよく投げられる球が全然ない。修正点は分かっているが、頭で分かっていても、体でうまくできない部分がある。(右肘の)手術の影響かは分からないが、感覚のずれみたいなものは手術後に出てきた」。打線が中盤までに同点に追い付き、前田の黒星は消えたものの、タ軍は終盤に競り負けた。ローテの軸として期待されているベテラン前田にとっては、今季未勝利でもあり、苦悩の日々が続く。

レンジャーズ戦に先発したタイガース前田健太(AP)

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「イッペイなしでは日々の生活も完全に迷っていた」元日本ハム外国人選手らも困惑、水原氏訴追に

2016年2月、芝生に座り、リラックスする左から、日本ハム・マーティン、水原通訳、バース

ドジャース大谷翔平投手(29)の銀行口座から総額1600万ドル(約24億円)以上を盗み、銀行詐欺容疑で訴追されている元通訳の水原一平容疑者(39)について、日本ハム時代にお世話になった外国人選手たちが思いを打ち明けた。米ESPN電子版が17日(日本時間18日)、レッドソックスのクリス・マーティン投手、マイケル・クロッタ元投手、ミッチ・ライブリー元投手への対応を特集した。

マーティンは水原容疑者を信頼していたことを明かした上で、事件については「妻と私はニュースでイッペイの顔を見て、互いに『これは大変なことだ』と言い合った。ショックを受けている。盗みが私を困惑させる。正直、頭が回らない」と話した。

水原容疑者と同じ年齢のクロッタ氏は、地下鉄の乗り方、食品店の店舗レイアウトを教えてもらい、札幌の雪まつりに連れていってもらったという。「イッペイなしでは完全に迷っていただろう。野球だけでなく、日々の生活も」。2年目の来日時には、乗り換えがスムーズにいくよう、わざわざ北海道から経由地の成田空港まで来てくれたという。家族を円山動物園に行けるようにチケットや移動手段も手配してくれ、息子の幼稚園探しも手伝ってもらった。

ライブリー氏は、水原容疑者に銀行に連れて行ってもらい、給与が振り込まれる口座の開設を手伝ってもらった。「彼は私のライフラインだった。彼ら(通訳)なしでは生きていけないし、私は彼らを球団の従業員ではなく、友人と見ていました」。妻ダニエルさんが妊娠すると、超音波検査に連れて行ってくれたという。

ライブリー氏は日本ハム退団後も、水原容疑者と連絡を取り合っていた。数年前まで同じファンタジーフットボールに参加し、大谷がドジャースに移籍するまで定期的にメッセージを送っていた。それでも「彼は1度もギャンブルについて話したことがなかった。しかし、それが何かを意味するか分からない。依存症の特徴ですよね? それについて話さないし、隠す」と違法賭博への関与を知らなかったとした。

水原容疑者が卒業した、ロサンゼルス東部のダイヤモンドバー高校サッカー部の元アシスタントコーチは「彼が試合に出場したかどうかすら覚えていない」と話した。英語も教えたが「本当に優秀な生徒と本当に悪い生徒を覚えている。彼はどちらでもありませんでした」。同校はホームページの「優秀な卒業生リスト」から水原容疑者の名前を外した。

水原一平容疑者(2024年2月撮影)

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レンジャーズのライターがメジャーデビュー 父は通算162勝のアル氏 4回途中7失点降板

タイガース戦でデビュー登板したレンジャーズのジャック・ライター(AP)

<タイガース7-9レンジャーズ>◇18日(日本時間19日)◇コメリカパーク

かつてメッツなどで活躍しメジャー通算162勝を挙げたアル・ライター氏を父に持つレンジャーズのジャック・ライター投手(23)が敵地でのタイガース戦でメジャーデビューした。アル・ライター氏の兄マーク氏はかつてタイガースなどで通算65勝を挙げた元投手で、マーク氏の息子でジャックのいとこにあたるマーク・ライターJr.は現在カブスに所属しリリーフ投手として活躍。MLB公式サイトなどによると、アル氏とマーク氏は史上初めてともに元メジャー選手で、かつメジャーリーガーの息子を持つ兄弟となった。

タイガース戦に先発したライターは先頭グリーンを3球三振に仕留め、安打と四球で2死一、二塁とするも最後は5番ビアリングを中飛に打ち取り無失点。しかし4-0の2回は適時打3本を含む4安打を浴び4失点で同点とされた。3回は3人で抑えたが、7-4の4回は2死から再び同点とされ2死二塁の場面で降板。デビュー登板は3回2/3で8安打7失点、3四球3三振で勝敗は付かなかった。試合後、投球について「フラストレーションがたまる内容だった。消極的な配球をしてしまった」と反省したが、家族や友人が球場に訪れ「特別な日になった。もちろん結果は理想的ではなかった。デビュー戦で夢見たような結果ではなかったが、試合には勝てた。それが最も重要なこと」と話した。

タイガース戦でデビュー登板したレンジャーズのジャック・ライター(AP)
アル・ライター投手(03年撮影)

ヤンキースがトラメル外野手を獲得 今季ドジャースで5試合出場 16日にDFA

※写真はイメージ

ヤンキースは18日(日本時間19日)、ドジャースからウエーバー公示されたテーラー・トラメル外野手(26)を獲得したと発表した。トラメルは16日にドジャースからDFA(メジャー40人枠から外す措置)となっていた。

トラメルは16年ドラフト1巡目(全体35位)でレッズから指名され契約。19年7月にパドレス、20年8月にマリナーズに移籍し、21年4月にデビュー。しかしメジャーに定着できず、今季開幕直前にDFAとなりドジャースに移籍した。メジャー通算121試合で打率1割6分5厘、15本塁打、39打点、OPS・627。昨季3Aでは85試合で打率2割6分8厘、21本塁打、63打点を記録。今季は5試合で6打数無安打だった。

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カブス今永昇太の次回登板が21日に変更、雨天中止で1日ずれる マーリンズとダブルヘッダー

カブス今永昇太(2024年4月7日撮影)

カブス今永昇太投手(30)の次回登板が、当初の19日(日本時間20日)のマーリンズ戦から20日(同21日)の同カードに変更となった。18日(同19日)のカブス-マーリンズ戦が悪天候で中止となり、20日(同21日)にダブルヘッダーが組まれ、この日登板予定だった先発右腕タイヨンが1日ずれて19日に登板。今永もそのままずれて20日に登板するが、現地記者によるとダブルヘッダーのどちらの試合になるかは決まっていないという。前回13日のマリナーズ戦から中6日での登板となる。

今永は昨季終了後にDeNAからポスティングシステムを利用し、カブスと4年総額5300万ドル(約79億5000万円)で契約。前回登板でメジャー初失点を喫したが、いまだに自責点は0で、今季3試合で計15回1/3を投げ2勝0敗、防御率0・00、2四球16奪三振を記録している。

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エンゼルス・トラウトが6年ぶりのマルチ盗塁 今季5個目 デビュー2年目に盗塁王に輝く

エンゼルス・トラウト(2023年8月撮影)

<レイズ2-1エンゼルス>◇18日(日本時間19日)◇トロピカーナフィールド

エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が、敵地でのレイズ戦の6回に二盗と三盗を決め、自身6年ぶりのマルチ盗塁を記録した。

「2番中堅」で出場したトラウトは0-2の6回先頭で四球で出塁。そして1死後の4番サノの打席で、初球から走って二盗を記録。さらにカウント2-1からの4球目でスタートを切り、タイミング的には間に合わなかったが捕手の送球が高くそれて三盗に成功した。その後サノの犠飛で生還し、足でチーム初得点を奪った。

MLBのサラ・ラングスさんによると、トラウトが1試合で複数の盗塁を記録したのは18年7月23日のホワイトソックス戦以来。また、1イニングで記録したのは同5月20日のレイズ戦以来、自身8度目だという。トラウトはデビュー2年目の12年に49盗塁を記録して盗塁王に輝くなど、12~19年の8年間で196盗塁をマーク。20年以降は年間2盗塁以下だったが、今季はこれで5盗塁目となった。この日は3打数無安打で5試合ぶりにノーヒットに終わったが、今季は打率2割7分、リーグトップの8本塁打、11打点、OPS1・019と好調。チームは1-2で敗れ、今季9勝10敗でマリナーズと並んでア・リーグ西地区2位となっている。

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