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エンゼルス大谷翔平 2試合連発なるか 「2番DH」スタメン/速報中

エンゼルス大谷翔平 2試合連発なるか 「2番DH」スタメン/速報中

<アストロズ-エンゼルス>◇22日(日本時間23日)◇ミニッツメイドパーク

エンゼルス大谷翔平投手が「2番DH」でスタメン出場。前日の日米通算100号に続く2試合連発なるか。相手先発は右腕ハビエル。

チーム

大谷第3打席=一ゴロ

アストロズ投手は右腕ハビエル

5回2死一塁

初球高め148キロ直球をたたいたが一ゴロ。打率は3割を切り2割9分5厘に

大谷第2打席=中飛

アストロズ投手は右腕ハビエル

3回2死二塁

カウント0-2から3球目150キロを打ち上げ中飛

大谷第1打席=三振

アストロズ先発は右腕ハビエル

1回1死走者なし

カウント2-2から外角高め140キロのチェンジアップ空振り三振

1回の第1打席、空振り三振に倒れた大谷(AP)

1回の第1打席、空振り三振に倒れた大谷(ロイター)

アストロズ先発のハビエル(AP)

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ブルージェイズ・スプリンガー、待ち焦がれた新天地でのデビューが秒読みに

ブルージェイズのジョージ・スプリンガー外野手(ロイター)

今季からブルージェイズでプレーするジョージ・スプリンガー外野手が、新天地でのデビューに向けて秒読み段階に入っていることが分かった。MLB公式サイトが伝えている。

オフに6年総額1億5000万ドル(約165億円)でブルージェイズと契約したスプリンガーだが、春季キャンプ中に左わき腹を負傷。そのリハビリ中に今度は右太ももを痛め、復帰から遠ざかっていた。

こうしたなか、スプリンガーは23日に外野の守備練習を行い、紅白戦で実戦復帰の見込みに。ロス・アトキンスGMは「彼の調子を確かめ、本人が得た感触を知りたい。打席に複数回立たせ、様子を見たい」とコメント。ブルージェイズは23日からロードでレイズとの3連戦に臨むが、同GMは「翌日に回復具合をチェックした上で、最終的な決定を下す予定だ」と話し、スプリンガー出場の可能性を示唆した。

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エンゼルス大谷翔平 第1打席は三振、第2打席は中飛/打席速報

1回の第1打席、空振り三振に倒れた大谷(AP)

<アストロズ-エンゼルス>◇22日(日本時間23日)◇ミニッツメイドパーク

エンゼルス大谷翔平投手(26)が、「2番DH」で出場し、第1打席は空振り三振に倒れた。

1回1死、右腕ハビエルと対戦。初球は内角低めのワンバウンドのボールを見逃した。2球目は高めの直球を空振りし、3球目は同じく高めの直球をファウル。追い込まれ、4球目の内角直球を見送り、最後は外角ボールゾーンへ逃げるチェンジアップで空振り三振に打ち取られた。

2打席目は3回2死二塁、初球の低めチェンジアップを空振り。2球目の直球はファウルで追い込まれ、3球目、92・6マイル(約149キロ)の高め直球をスイングし、中飛に倒れた。

相手の先発ハビエルは3回に二塁打を浴びたが、3回2死まで8つのアウトを全て空振り三振で奪った。三振以外でのアウトは第2打席で中飛で凡退した大谷が初めてとなった。

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パドレス期待の先発右腕ラメットがIL入り 右前腕部の炎症

パドレスの先発右腕ディネルソン・ラメット(28)が22日、右前腕部の炎症で10日間の負傷者リスト(IL)入りした。

昨季終盤に右肘を痛めたラメットは、21日のブルワーズ戦で今季初登板するもわずか29球で降板。18年のトミー・ジョン手術に続き2度目の手術も懸念されたが、ティングラー監督によれば超音波検査で異常は見つからずMRI検査も回避し、順調なら最短の10日間で復帰できる見込みだという。23日に投球練習を行い、状態を確認する予定。

17年にデビューしたラメットは昨季12試合で3勝1敗、防御率2・09を記録し、サイ・ヤング賞投票では4位にランクイン。年間を通して投げることができればダルビッシュらに匹敵するエース級の活躍をすると分析するメディアも多く、早期復帰が期待されている。

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レッズ秋山翔吾が25日練習試合に向け調整「けがしないことが一番」

レッズ秋山翔吾外野手は、出場が見込まれる24日(日本時間25日)からの傘下のマイナー球場での練習試合に向け、ベースランニングやキャッチボールで軽めに調整し「キャンプもまともにやってないから、実際に試合に出ると疲れは絶対に出ると思う。けがをしないことが一番」と話した。

3月中旬のオープン戦で左太もも裏を痛めて負傷者リスト(IL)入りした。5月上旬のメジャー復帰を目指し「全力でいけるところとそうじゃないところをしっかり判断して、バランスを取りながらやっていきたい」と先を見据えた。(シンシナティ共同)

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大谷翔平16年日本シリーズ 投手攻略も打者でやられた/緒方孝市

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放つ大谷(AP)

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)がレンジャーズ戦に「2番DH」で出場し、3回の第2打席、右中間へ日米通算100号となる今季5号ソロを放った。今季2度目の登板となった前日は4回1安打無失点。投げた翌日のスタメン出場は今季初で、さらにシーズンでの登板翌日の本塁打は日米を通じて初となった。チームは逆転負けを喫したが、二刀流に再びエンジンがかかってきた。

   ◇   ◇   ◇

二刀流・大谷がもっとも輝いた16年、日本ハムは見事、日本一を達成した。その前に苦杯をなめたのが緒方孝市氏(日刊スポーツ評論家)率いる広島だ。緒方氏が決戦当時を振り返る。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

シリーズ前の記者会見で「マークする選手は?」と質問された。意図するところは分かっていたが「中田翔を含めて全員」という話をした。だが本音は大谷をどうするかという気持ちでいっぱいだった。

シーズン中からスコアラーが分析していた結果、不思議にも思える“ある結論”が導き出されていた。それは「大谷はインコースがない」ということだった。

まず打者・大谷について。パ・リーグの投手はほとんどインコース攻めをしていなかった。二刀流、球界の宝ということが影響したのかもしれないが、このシーズン、大谷が受けた死球はたった1つだけ。

それは交流戦で広島が与えたものだった。大谷ほどの強打者に対し、内角を攻めずに勝負することは考えられない。内角を意識させ、外側で勝負するのか、あるいは外角でカウントをつくって内角で勝負するのか。いずれにしても大谷を抑えるために内角球は欠かせないと思っていた。

不思議だと言うのは投手・大谷も打者の内角をあまり攻めないことだった。情報では打者のインコースを厳しく攻め込む投球はほとんど見受けられなかった。

自分が打席に立っているときに相手が内角攻めをしてこないので、そうしているのかどうかは分からなかったが傾向としてハッキリ出ていた。ひょっとして、内角攻めなどしなくても抑えられるレベルだったのかと思ったりするが。

なにしろ好投手である。160キロを軽く超えるストレートに高速フォークもある。外角一辺倒の配球でもなかなか打てない。従って打者には打席での方針を決めた。バットを出すのは外角甘めに来るストレートだけ、それだけを狙えということだ。ストレートだと思って高速フォークを空振りしてもそれはOK。外角球がほとんどだけに割り切って踏み込んでもいけた面もあったので徹底した。

プランなし、指示なし、打者に任せていてはどうにもならない。個々の力では勝てない、全員でかかっていかなければ歯が立たないと思っていた。

それもあって初戦で投手・大谷の攻略には成功したが打者・大谷には3戦目でサヨナラ打を浴びるなど、してやられた。あのシリーズはそういう印象だ。

最大限の賛辞を受けるのがふさわしい選手だろう。野球少年だけでなく、プロ選手にとってもあこがれの存在だと思う。二刀流復活の姿を日本のファンに見せてほしい。

◆16年日本シリーズでの大谷 第1戦は8番・投手で先発。打撃では3打数2安打も、投げては2本塁打を浴びるなど6回3失点で負け投手に。第2戦は代打のみ、第3~5戦は3番・指名打者で出場。第3戦は3-3の延長10回、2死二塁からこの試合3安打目となる右前へサヨナラヒットを放った。投手では1試合で0勝1敗だったが、打撃では5試合で16打数6安打、打率3割7分5厘をマークし、チームの日本一に貢献した。

16年日本シリーズ第1戦 広島対日本ハム 日本ハム先発の大谷翔平
16年日本シリーズ第3戦 日本ハム対広島 サヨナラ打を放つ日本ハム大谷翔平

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【一覧】大谷翔平日米通算100号 日本ハムでは48本塁打

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)がレンジャーズ戦に「2番DH」で出場し、3回の第2打席、右中間へ日米通算100号となる今季5号ソロを放った。

今季2度目の登板となった前日は4回1安打無失点。投げた翌日のスタメン出場は今季初で、さらにシーズンでの登板翌日の本塁打は日米を通じて初となった。チームは逆転負けを喫したが、二刀流に再びエンジンがかかってきた。

大谷翔平のNPB本塁打48本 ※上から日付(★同日2発)、対戦チーム、球場、投手、打点、方向、勝敗

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【一覧】大谷翔平日米通算100号 メジャーでは52本塁打

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)がレンジャーズ戦に「2番DH」で出場し、3回の第2打席、右中間へ日米通算100号となる今季5号ソロを放った。

今季2度目の登板となった前日は4回1安打無失点。投げた翌日のスタメン出場は今季初で、さらにシーズンでの登板翌日の本塁打は日米を通じて初となった。チームは逆転負けを喫したが、二刀流に再びエンジンがかかってきた。

大谷翔平のMLB本塁打52本 ※上から日付(★同日2発)、対戦チーム、球場、投手、打点、方向、勝敗

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放つ大谷(AP)

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エンゼルス大谷翔平「2番DH」アストロズ先発は右腕ハビエル

エンゼルス大谷翔平(2020年2月15日撮影)

<アストロズ-エンゼルス>◇22日(日本時間23日)◇ミニッツメイド・パーク

エンゼルス大谷翔平投手(26)が、「2番DH」で出場する。相手の先発は右腕ハビエルで、大谷は昨年8月25日に対戦。1打席目は高めの直球に空振り三振を喫し、2打席目は四球で1打数無安打だった。

ハビエルの直球は平均球速93マイル(約150キロ)前後。スライダー、カーブを中心に投球を組み立てる。

大谷は前日のレンジャーズ戦で3打数1安打1打点。3回の第2打席で右中間へ今季5号ソロを放ち、日米通算100号を達成した。1つの節目に到達したが、チームは逆転負けを喫し、レンジャーズ3連戦で1勝2敗と負け越した。

同リーグ同地区のライバル球団との戦いは続き、アストロズとは敵地で4連戦。打線の軸として期待される大谷が、チームの勝利の鍵を握る。

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大谷翔平の“今季最速1周弾”は「名誉挽回のため全力で」推測するファンも

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が第2打席で5号ソロを放ち、日米通算100本塁打を達成した。 

メジャーでは52本目で、日本ハム時代の48本と合わせて、通算100本目のメモリアル弾となった。 

MLB公式データ分析システム「スタットキャスト」によると、飛距離402フィート(約123メートル)、打球速度107・2マイル(約172・5キロ)。 

また、同システムでは本塁打を放ってから本塁帰還までの走塁タイムも記録されており、今回のタイム17秒3は、今季メジャー全体の柵越えアーチの中で最速だったとMLB公式サイトが伝えた。スピードも武器の大谷らしく、駆け足でダイヤモンドを駆け抜けた。

   ◇   ◇   ◇

大谷の日米通算100号のベース1周タイムは、ファンの間でも話題となった。有原と対戦した19日のレンジャーズ戦では大飛球を放って“バット投げ”をするもフェンス際で捕球されていたため、ツイッター上では「名誉挽回のため今回は全力で飛ばした」と推測するファンもいた。

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【とっておきメモ】大谷1号100号を見た男が感じた“打てそうな雰囲気”

エンゼルス大谷が放った日米通算100号の記念ボール(Angels Baseball)

エンゼルス大谷翔平投手(26)が21日(日本時間22日)、登板翌日弾で節目を飾った。本拠地でのレンジャーズ戦に「2番DH」で出場。3回の第2打席、右中間へ日米通算100号となる今季5号ソロを放った。本紙メジャー担当記者は、13年7月10日の楽天戦(Kスタ宮城=現楽天生命パーク)で放った日本1号とこの日の日米通算100号を、ともに現地で目撃した世界でもまれな存在。プロ9年目の大谷に感じたものとは?

 ◇    ◇

楽天が球団初の日本一を達成した13年、チームの担当記者を務めていた。Kスタ宮城(当時)のバックネット裏記者席で、打者大谷を初めて見た。そして、プロ1号を放った。打った瞬間に本塁打と思わせた右翼への弾道は、今でも記憶に刻まれている。まさか8年後、米国で通算100号を再び肉眼で目撃するとは、思ってもみなかった。

8年前の記憶をたどると、大谷は「いい構えだな」と思った。身長は高かったが、パワーがありそうな体格ではなかった。「打てるのかな」。そんな印象だった。5年後、メジャー1年目から大谷を取材する縁に恵まれた。今では日々、エンゼルスタジアムで打席に立つ姿を見ると「打てそうだな」と思う。体格が大きくなったことはもちろんだが、打席で強打者の雰囲気が漂っている。

かつて大谷は、打席での構えを大事にする上で最も意識していることについてこう言った。「打てそうな雰囲気を持って、打席に立てるかどうか」。8年前は正直、感じられなかった。だが今は違う。大谷が求める雰囲気は、外からでも確実に見てとれるようになった。【MLB担当=斎藤庸裕】

◆日本1号 13年7月10日の楽天戦(Kスタ宮城=現楽天生命パーク)に「7番右翼」で出場。1点リードの4回1死三塁、楽天永井の138キロ直球を右翼スタンド中段まで運んだ。92打席目でのプロ初アーチは推定飛距離120メートルの2ラン。8回には長谷部から対左腕の初安打もマークし、2安打2打点で、チームを4-1の勝利に導いた。

◆メジャー1号 18年4月3日のインディアンス戦に「8番DH」で出場。1回の第1打席で、右腕トムリンから中越えの3ランを放った。ベンチへ戻ると同僚たちは知らんぷり。メジャー恒例の「サイレント・トリートメント」を仕掛けられた。本拠地デビュー戦での初打席初本塁打で仲間に祝福をおねだりする大谷の姿は、ファンも和ませる名シーンとなった。

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レッドソックス沢村拓一3試合ぶり無失点好投 2三振奪う

ブルージェイズ戦に登板したレッドソックス沢村拓一(AP)

<レッドソックス3-6ブルージェイズ>◇21日(日本時間22日)◇フェンウェイパーク

レッドソックス沢村拓一投手(33)が今季8試合目の救援登板で、1回1/3を投げて1安打無失点2奪三振。3試合ぶりの無失点と好投した。

1-4の5回2死一、二塁から2番手でマウンドに上がり、7番パラシオスを145キロのスプリットで空振り三振に仕留め、ピンチをしのいだ。続く6回も続投し、先頭の中前打の後は遊ゴロ併殺、空振り三振。21球中15球がストライクで計4つのアウトを奪った。防御率は2・08。

試合はレッドソックスが敗れた。

ブルージェイズ戦に登板したレッドソックス沢村拓一(AP)

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筒香5の1 レイズ逆転サヨナラ負けで連勝ストップ

9回、サヨナラ安打を放ったロイヤルズのペレス(AP)

<ロイヤルズ9-8レイズ>◇21日(日本時間22日)◇カウフマンスタジアム

レイズ筒香嘉智外野手(29)が「2番DH」でスタメン出場し、5打数1安打と出場した3試合で連続安打を放った。

5回無死一、二塁の第3打席で、左翼前へポトリと落ちる安打を放った。二塁走者が本塁で憤死したものの、後続がつなぎ、追加点につなげた。その他の打席は、一ゴロ、遊ゴロ、左飛、左飛だった。

チームは1点リードの9回裏に2点を奪われ逆転サヨナラ負け。連勝は5でストップした。

それでも、ヤンキース、ロイヤルズとの敵地6連戦を5勝1敗と好成績で終えた。試合後のキャッシュ監督は、「ロードで全勝するのに、少し足りなかった」とサバサバと話した。

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マエケン、ワーストタイ7失点KO コロナ影響で2日前に「難しかった」

アスレチックス戦に先発したツインズ前田健太投手(ロイター)

<アスレチックス13-12ツインズ>◇21日(日本時間22日)◇オークランドコロシアム

ツインズ前田健太投手(33)が3本塁打を含む3回8安打と打ち込まれ、自己ワーストタイの7失点でKOされた。2017年8月31日(ダイヤモンドバックス戦)以来、4年ぶりの7失点となったが、打線が同点に追い付き、勝敗は付かなかった。

これまで抜群の安定感を誇ってきた前田でも、持ちこたえられなかった。ツインズへ移籍した昨季以来、計14試合に先発し、すべて3失点以下に抑えてきた。この日も、初回はわずか7球で3者凡退。絶好のスタートを切ったはずだった。

ところが2回、ソロ本塁打と死球、3連打などで3点を失った。打線が逆転した3回には、オルソンにこの日2発目を浴びるなど、まさかの2ラン2本を浴びた。1試合3被弾は2019年3月30日のダイヤモンドバックス戦以来、メジャーで3度目の屈辱。51球でマウンドを降り、試合後は「狙ったところより甘く入って打たれることが多かった」と反省の言葉を残した。

前週末のアナハイム遠征中、チーム内で新型コロナウイルス感染者が判明。17日からの3試合が中止となり、先発ローテーションも変更された。陰性の結果を受けた前田が、この日の先発を告げられたのは2日前。宿泊先では外出も制限され、調整もままならない状態だった。感覚的に問題はなかったというものの、「難しい調整だったのは間違いないと思います」と振り返った。

試合は延長10回、ツインズが勝利まであと1死から、内野陣の連続失策で逆転サヨナラ負け。4連敗を喫した。それでも前田は「シーズンは長いですし、終わった頃に笑えるように努力するしかない。しっかり取り返せるように切り替えていきたい」といつもと変わることなく、ハキハキと話した。

▼前田が3本塁打を浴びるなど3回7失点。7失点は、17年8月31日Dバックス戦以来2度目のメジャーワーストタイ。3発以上打たれたのは、19年3月30日Dバックス戦以来3度目だった。この日は4番オルソンに2打席連続で被弾。同じ打者に1試合2本塁打されたのは、17年8月13日パドレス戦でスパンジェンバーグ(現西武)に打たれて以来。

アスレチックス戦に先発したツインズ前田健太投手(ロイター)

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アスレチックス11連勝、ツインズ連続失策で逆転サヨナラ

<アスレチックス13-12ツインズ>◇21日(日本時間22日)◇オークランドコロシアム

アスレチックスが2点を追う延長10回裏に満塁から相手の連続エラーで3点を奪って逆転サヨナラ勝ち。連勝を11に伸ばした。

アスレチックスは3回までにツインズ先発の前田健太投手から7点を奪ったが、投手陣が乱れて劣勢に。9回裏にマット・チャプマン三塁手の犠飛で追いつくも、直後の10回表にはバイロン・バクストン外野手に勝ち越し2ランを許してしまう。

それでも10回裏に2四球などで2死満塁とすると、セカンドゴロをトラビス・ブランケンホーン二塁手がエラーする間にまず1点。さらにラモン・ラウレアーノ外野手のサードゴロをルイス・アラエス三塁手が一塁へ悪送球したことで一気に2人がホームを踏んで逆転サヨナラの幕切れとなった。

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レイズ筒香が連日の“しぶとい一打” 左翼前へポトリで3試合連続安打

1回の第1打席で一ゴロを放つレイズ筒香嘉智外野手(AP)

<ロイヤルズ-レイズ>◇21日(日本時間22日)◇カウフマンスタジアム

レイズ筒香嘉智外野手が、しぶとく出場3試合連続安打を放った。

「2番DH」でスタメン出場し、4-3と1点差に迫られた直後の5回無死一、二塁で迎えた第3打席。カウント1-0からの2球目、内角81・4マイル(約131キロ)のカットボールに詰まらせられながらも、左翼手の前にポトリと落とした。

左翼手が三塁へ悪送球した間に二塁走者がホームに滑り込んだがアウト。筒香はこの間に二塁まで進み、1死二、三塁から、続く3番ウェンドルが犠飛を放ち、追加点につなげた。

筒香は前日20日の同戦でも6回に直球に詰まりながらも、しぶとく中前に落とす2点適時打を放っており、連日の“しぶとい一打”となった。

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元首位打者ストレンジゴードン、ブルワーズとマイナー契約

今季開幕前にレッズを解雇された元首位打者ディー・ストレンジゴードン内野手が21日、ブルワーズとマイナー契約を結んだ。MLB公式サイトが報じている。

32歳のストレンジゴードンはマーリンズ時代の2015年に首位打者を獲得。盗塁王にも3回輝き、通算333盗塁をマークしている。だが近年は故障もあって成績が低下し、オフにレッズとマイナー契約を結んでいたがメジャー昇格はできなかった。

ブルワーズは今月初めにオーランド・アルシア内野手をブレーブスにトレード。コルテン・ウォンが負傷者リスト入りしたこともあって二塁手全体の打率は両リーグワースト2位タイの1割5分と低迷し、補強が急務になっていた。

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アストロズ、マルドナドと契約延長 エンゼルス時代に大谷とバッテリー

アストロス捕手マルドナド(2019年10月15日撮影・菅敏)

アストロズは21日、マーティン・マルドナド捕手(34)と来季まで1年間の契約延長に合意したと発表した。来季年俸は500万ドル(約5億5000万円)。23年は同額のオプションが付き、一定の条件をクリアすれば自動的に契約更新となる。

プエルトリコ出身のマルドナドはエンゼルス時代の17年にゴールドグラブ賞を受賞。大谷とは8試合でバッテリーを組んでいる。18年途中にアストロズに移籍し、その後はロイヤルズとカブスを経て19年途中に再びアストロズに復帰。今年が2年契約の最終年で、今季の年俸は350万ドル(約3億8500万円)。今季11試合で打率8分1厘、0本塁打、0打点。

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大谷翔平100号は“今季最速1周弾”17秒3でダイヤモンド駆け抜けた

3回、5号ソロを放つ大谷(ロイター)

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が第2打席で5号ソロを放ち、日米通算100本塁打を達成した。

メジャーでは52本目で、日本ハム時代の48本と合わせて、通算100本目のメモリアル弾となった。

MLB公式データ分析システム「スタットキャスト」によると、飛距離402フィート(約123メートル)、打球速度107・2マイル(約172・5キロ)。

また、同システムでは本塁打を放ってから本塁帰還までの走塁タイムも記録されており、今回のタイム17秒3は、今季メジャー全体の柵越えアーチの中で最速だったとMLB公式サイトが伝えた。スピードも武器の大谷らしく、駆け足でダイヤモンドを駆け抜けた。

5号ソロを放ちトラウトとタッチする大谷(ロイター)

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パドレス右腕ラメット、故障からの復帰戦でまた故障

昨季終盤に右ひじを痛め、今季も開幕から出遅れていたパドレスの先発右腕ディネルソン・ラメット投手が21日のブルワーズ戦で今季初登板。しかし右前腕の張りのためわずか2イニングで降板した。

この日のラメットは2イニングを1安打、1四球、4奪三振、無失点と好投していた。

ラメットは昨季、12試合の先発で3勝1敗、防御率2・09と安定したピッチングを披露。しかし故障でポストシーズンでは投げられず、トミー・ジョン手術は回避してPRP療法を受けていた。

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エンゼルス大谷翔平100号「打てて良かった」日米で思い出に残る本塁打は

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放つ大谷(AP)

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)が、第2打席で日米通算100号のメモリアルアーチを放った。1点リードの3回2死、右腕フォルタネビッチの内角寄りのスライダーを捉え、右中間へ運んだ。角度38度で、滞空時間の長い1発だった。

投打の二刀流を続けながら、プロ9年目で100号に到達したことについて「時期はあんまり分からないので、他の人のことも分からないですけど、とりあえず、今日1本打てたのは良かったかなと思います」とコメント。また、日米で思い出に残っている本塁打については「どちらも最初の1本は、思い出に残っているかなと。特別な1本かなと思ってます」と話した。

日本でのプロ1号は13年7月10日の楽天戦で永井怜(現・楽天育成コーチ)から放った。メジャー初本塁打は18年4月3日のインディアンス戦。本拠地デビュー戦の第1打席で、右腕トムリンから中堅右へ本塁打を放った。

この日のレンジャーズ戦では第1打席と第3打席では見逃し三振を喫し、第4打席は死球。3打数1安打1打点で、打率は3割1分となった。

前日はレンジャーズ戦で今季2度目の先発マウンドに上がり、4回1安打無失点。状態に問題はなく、翌日に打者でスタメン出場した。シーズンでの登板翌日の本塁打はメジャー初。投打の二刀流で連日活躍し、節目を飾ったが、チームは終盤に救援陣が崩れ、逆転負けを喫した。

エンゼルス大谷が放った日米通算100号の記念ボール(Angels Baseball)

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エンゼルス大谷翔平が日米通算100号 登板翌日、足かけ9年で節目の1発

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放つ大谷(AP)

<エンゼルス-レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、第2打席で今季5号ソロ本塁打を放ち、日米通算100号に到達した。

3回2死から、先発フォルタネビッチのスライダーを捉えた。打球速度107・2マイル(約172・5キロ)、飛距離402フィート(約122・5メートル)で右中間スタンドへたたき込んだ。レギュラーシーズンでは登板翌日に本塁打を放ったのはメジャーで初。滞空時間の長い1発で、プロ入り後9年目で100号を達成した。

プロ1号は13年7月20日、敵地での楽天戦で永井怜(現・楽天育成コーチ)から放ち、日本では5年間で48本塁打。メジャーでは1年目に22本、2年目に18本、3年目に7本を放っており、今季5本目で計52本。日本時代と合わせて、通算100号となった。

前日のレンジャーズ戦は今季2度目の先発でスプリットを中心に7奪三振も、7四死球と荒れ、制球に課題を残した。それでも4回1安打無失点でつなぎ、チームの勝利に貢献した。状態に問題はなく、翌日のこの日は打者でスタメン出場。投打の二刀流で活躍し、節目を飾った。

▼大谷がメジャー通算52号。日本時代に48本打っており、日米通算100号。メジャー移籍後に日米通算100号に到達したのは13年青木(ブルワーズ)以来2人目。大谷は投手で日米通算46勝。プロ野球で「100本塁打+10勝」を記録したのは、藤村富美男(阪神=224本、34勝)西沢道夫(中日=212本、60勝)川上哲治(巨人=181本、11勝)田宮謙次郎(大毎=106本、12勝)の4人いる。大谷は50勝まで残り4勝だが、「100本塁打+50勝」は西沢しか達成していない。

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放ち、ベースを回る大谷(AP)
エンゼルス大谷が放った日米通算100号の記念ボール(Angels Baseball)

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エンゼルスに朗報、レンドンが今週末から戦列復帰か

足の付け根を痛めて負傷者リスト(IL)入りしているエンゼルスの強打者アンソニー・レンドン三塁手が、21日の試合前に打撃練習と守備練習を実施。今週中に復帰する可能性が出てきたとMLB公式サイトが報じている。

レンドンはこの日にILから復帰可能だったが、試合に戻るにはもう数日は必要な見込み。それでもジョー・マドン監督は「(週末のアストロズ戦で)復帰するのが不可能とは思わない」と語り、週明け26日のレンジャーズ戦までには確実に戻れるとする一方で、週末での復帰にも含みを持たせた。

レンドンはILするまでに8試合出場し、打率2割9分、1本塁打、3打点という成績だった。

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レッズ秋山翔吾は順調に回復「力を入れても大丈夫ですね」

左太もも裏を痛めて負傷者リスト(IL)入りしているレッズの秋山翔吾は、本拠地球場でリハビリに励み「打撃練習とかでは普通に(脚に)力を入れても大丈夫ですね」と順調に回復している様子を明かした。チームの守備練習にも既に参加しているという。

傘下のマイナー施設で24日から行われる練習試合への出場が見込まれている。早ければ5月上旬のメジャー復帰が期待されるが「頑張ったときに(患部が)どう反応するかでしょうね」と慎重だった。(共同)

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大谷翔平 日米通算100号 投手で46勝/年度別本塁打と勝利数

大谷翔平のMLBでの本塁打表

<エンゼルス-レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手が日米通算100号を放った。大谷の年度別本塁打と勝利数は以下の通り。

13年(日本ハム) 3本、3勝

14年(日本ハム) 10本、11勝

15年(日本ハム) 5本、15勝

16年(日本ハム) 22本、10勝

17年(日本ハム) 8本、3勝

18年(エンゼルス) 22本、4勝

19年(エンゼルス) 18本、登板なし

20年(エンゼルス) 7本、0勝

21年(エンゼルス) 5本、0勝

大谷翔平のNPB時代の本塁打表

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大谷翔平、第2打席で日米通算100号 第4打席で右肘に死球/詳細

<エンゼルス4-7レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手が「2番DH」で先発出場。前日は投手として今季2度目の登板。4回80球を投げたばかり。3回の第2打席で日米通算100号となる今季5号ソロを放った。第4打席は右肘に死球を受けたが問題はなさそう。3打数1安打1打点。エンゼルスは4-7で逆転負けを喫した。

チーム

エンゼルス大谷が放った日米通算100号の記念ボール(Angels Baseball)

大谷第1打席=三振

1回1死走者なし

レンジャーズ投手は右腕フォルタネビッチ

フルカウントから内角低めいっぱいの150キロ直球見逃し三振。続くトラウトの右越えソロでエンゼルスが先制

1回の第1打席、見逃し三振に倒れた大谷(AP)

レンジャーズ先発のフォルタネビッチ(AP)

大谷第2打席=右越えソロ

3回2死走者なし

レンジャーズ投手は右腕フォルタネビッチ

カウント1-1から右翼へ特大のファウル。5球目133キロの真ん中高めスライダーを捉え右中間へ今季5号、日米通算100号を放った

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放つ大谷(AP)

5号ソロを放つ大谷(ロイター)

3回の第2打席で日米通算100号となる5号ソロを放ち、ベースを回る大谷(AP)

3回、日米通算100号を放ち三塁を回る大谷(ロイター)

5号ソロを放ちトラウトとタッチする大谷(ロイター)

5号ソロを放に仲間に迎えられる大谷(ロイター)

5号ソロを放に仲間に祝福される大谷(ロイター)

大谷第3打席=三振

5回1死走者なし

レンジャーズ投手は右腕フォルタネビッチ

カウント2-2から5球目内角いっぱいの151キロツーシーム見逃し三振

大谷第4打席=死球

7回2死一、三塁

レンジャーズ投手は左腕キング

初球150キロのツーシームが内角に抜け右肘エルボーガードに当たる死球。一瞬ヒヤリも大谷は苦笑いを浮かべて一塁へ

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エンゼルス大谷翔平/2021年全本塁打写真特集

エンゼルス大谷翔平投手のメジャー4年目の本塁打写真特集。

1号=128・3m

4月2日(H):ホワイトソックス・ヘンドリクス(右)

9回2死二塁。フルカウントから157キロ直球を打って右中間へ2ラン。打球速度は171キロ

エンゼルス大谷が放った日米通算100号の記念ボール(Angels Baseball)

2号=137・5m

4月4日(H):ホワイトソックス:シース(右)

メジャー初のリアル二刀流。1回表を無失点に抑えたその裏、1死走者なしから初球156キロ直球を右中間へ。飛距離、打球速度115・2マイル(約185・4キロ)はともに自己ベストを更新。また、スタットキャストが導入された15年以降、投手による打球では最速を記録。これまでの最速はバムガーナー(ダイヤモンドバックス)の112・5マイル(約181・1キロ)。これでメジャー通算49号で城島健司を抜き単独3位となった

3号=128・6m

4月9日(A):ブルージェイズ:ゾイク(右)

メジャー通算50号。5回、先頭打者で91・6マイルのシンカーを中越えへ運んだ。打球速度は173キロ

4号=131m

4月13日(A):ロイヤルズ:ダフィー(左)

5回、2死走者なしで134キロのスライダーを捉え中堅右へ運んだ。打球速度は175・2キロ。日米通算100号へ王手

5号=122・5m

4月21日(H):レンジャーズ:フォルタネビッチ(右)

3回、2死走者なしで134キロの真ん中スライダーを捉え右中間へ。打球速度は172・5キロ。日米通算100号!

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エンゼルス大谷翔平100号キャッチのファン「ショウヘイ打つと思った」

エンゼルス大谷の日米通算100号本塁打のボールを手に笑顔を見せるフィゲロアJr.さん(Angels Baseball)

<エンゼルス-レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)が放ったメモリアルアーチのボールをキャッチしたファンが、興奮気味に喜びを語った。アナハイム近郊に住むレオナルド・フィゲロア・ジュニアさん(27)は家族で観戦に訪れ、「うれしいね。球場に来て席に座って、今日ショウヘイが打つだろうと思っていたんだ。おめでとう。(100号に)彼はふさわしい」とコメントした。

大谷は3回の第2打席で、レンジャーズ先発のフォルタネビッチから右中間へ今季5号ソロ。メジャーでは52本目で、日本ハム時代の5年間では48本を放っており、日米通算で100号に到達した。

エンゼルス大谷が放った日米通算100号の記念ボール(Angels Baseball)

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大谷翔平が日米100号 プロ1号は13年7月10日、92打席目/復刻

大谷のプロ1号を伝える13年7月11日紙面

エンゼルス大谷翔平投手(26)が、日米通算100本塁打を放った。

大リーグ通算52号で、日本ハム時代は48本の本塁打を放っている。

プロ1号は、13年7月10日の楽天戦。開幕から34試合、92打席目に生まれた。当時の紙面で、メモリアルアーチを振り返ります。(以下の所属、年齢などは当時のまま)

 ◇   ◇

ついに待望の初アーチだ。日本ハム大谷翔平投手(19)が、プロ1号の2ラン本塁打を放った。1点リードした4回1死三塁から、楽天永井の138キロ直球を右翼スタンド中段まで運んだ。92打席目での1発は、出身地・岩手と同じ東北での記念すべき初アーチ。8回には長谷部から対左腕の初安打もマーク、2安打2打点でチームを4-1の勝利に導いた。

スラッガーの本能にスイッチが入った。大谷が目覚めた。4回1死三塁。カウント2ボールから、節目を刻んだ。内角138キロ直球を力ずくでたたく。右翼席中段付近まで到達した。プロ初本塁打。敵味方なく東北のファンから祝福のシャワーを浴びる。ゆったりと大股で、ゆったりと本塁へと戻ってきた。「走りだしたので(打球を)見ていなかった。そういうのを忘れていたので」。ダイヤモンドを独り占めする余韻を、やっと堪能した。

別人の「打者・大谷」だった。開幕から34試合、92打席目。これまで13本の二塁打を放っているが、10本が左方向だった。高校通算56本塁打の大砲は、鳴りを潜めていた。理路整然とした訳があった。「無理にいかない。やるべき時と、やるべきじゃない時がある」。投手での育成メニューもこなしながら、野手でも出場の二刀流。チームに貢献するためのベストが逆方向偏重の「率を残す」という選択で、爪を隠してきた。

無邪気に、本領を発揮できる環境ができた。最大借金10を完済し、最下位低迷から上昇ムード。投手としても2勝でつくった流れの中で、思いは変わった。前夜の楽天田中に攻められたように、両腕が長く、さばきにくいとされる内角攻めが主体になった。左中間方向への長打警戒から、胸元を突かれる例を示されていた。大谷は「もともとはインコースが好き。もともとは引っ張っていた」のが、本来の打撃スタイル。封印を解いたことを一振りで証明した。8回には長谷部から中前打。プロ初の左腕からの安打と、新境地の兆しも見せた。

殻を破った。「1発がない打者は投手として怖くないですから」。思い入れある東北でのプロ初戦で、今後への希望が膨らむ価値ある1発になった。記念球は両親へプレゼントし、さらに次のステージへと心は向いていた。19歳ながら野球への思慮深さが、あふれていた。「これで(相手球団の)データが変わっていくと思う」。もう先を見据えていた。前人未到の二刀流の成功へと挑む気概。ぎっしり詰まったケジメのフルスイングだった。

◆大谷の打球方向 9日まで13本の長打は10本が中堅から左へ飛んでいた。二塁打は3本が右方向への当たりだが、1本目は岸(西武)からゴロで一塁線を抜いた初安打。2本目は投手の藤浪(阪神)がグラブを差し出したほど中堅寄りで、二塁手の頭上へのライナー。3本目は野村(広島)からの一塁線へのゴロで、一塁手のエルドレッドが捕球ミスしたもの。大谷は右翼フライが1本もなく、今回の本塁打はプロで初めて打った右方向への飛球となる。

○…大谷にプロ初本塁打を献上した永井は淡々としていた。1点勝ち越された4回1死三塁、「外角の甘めがヒットゾーンだった」と大谷に対し内角を攻め続けた。だが、2球目から2球続けた内角直球を右翼席中段に運ばれた。4敗目を喫し「(大谷は)良いバッターであることに変わりないので、インコースを突かないと抑えられない。次は頑張ります」と冷静に振り返った。

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新人時代の大谷翔平がチーム救った1発、練習中打球受け故障も復活代打弾

13年7月14日、ロッテ戦の7回に2ランを放つ日本ハム大谷翔平

<とっておきメモ>

<エンゼルス-レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)が、日米通算100号本塁打を放った。ホームでのレンジャーズ戦に「2番DH」で出場。3回の第2打席で今季5号となるメモリアル弾を放った。

   ◇   ◇   ◇

印象に残る1本がある。日本ハム時代の5試合連発、「1番投手」での初球本塁打、エンゼルス移籍1年目のメジャー1号からの3試合連続本塁打…。数々の衝撃シーンを目の当たりにしてきたが、ふと思い出すのは、新人だった13年7月14日ロッテ戦(札幌ドーム)で放った代打本塁打だ。

4日前にプロ入り初本塁打を放ったが、翌日の試合前練習中、外野をランニングしていた際に打球が顔面を直撃した。病院で精密検査を受けた結果「右頬骨不全骨折」と診断された。

その日から3試合欠場。このロッテ戦もベンチで戦況を見つめていた。3連敗中のチームは3点リードで7回を迎えた。鶴岡の中前打と犠打で1死二塁の好機。どうしても欲しい追加点。栗山監督は右頬の骨が折れている大谷を代打に送った。チームに合流し、練習を開始したのはこの日から。直球を空振りし、フルカウントまでバットにボールが当たることもなかった。

「やはり無理だよな…」。そう思った直後。乾いた打球音がドーム内に響いた。広い札幌ドームの中堅左に飛び込む大アーチ。「骨折後の最初の打席」「プロ1号から2打席連発」「代打ではプロ初アーチ」。さまざまな“ドラ”が乗った。

けがは大谷の不注意だった。打撃練習中に同じグラウンド内で複数の練習を同時に行うプロ野球では、打球に気をつけながらメニューをこなさなければいけない。だがいくら「当たった方が悪い」とはいえ、当てた側の打者は責任を感じ、落ち込んでいた。大谷は試合後、「自分の不注意で迷惑をかけた。大事なベンチの1枠を空けてしまって、申し訳なかった。その分取り返せるようにと思いました」と言った。チームの連敗を止め、打撃練習を行っていた打者の気持ちも救う本塁打。「本当によかった」。心配で胸を痛めていた先輩打者の、安心したような表情が印象的だった。【本間翼】

13年7月14日ロッテ戦で代打2ランを放った日本ハム大谷翔平はナインに出迎えられ笑顔

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