日刊スポーツ

野村克也氏「うれしい」継承され続けるノムライズム

野村克也氏「うれしい」継承され続けるノムライズム

シダックス野球部OB会に出席した野村克也氏(前列右)。同左は志太勤最高顧問、後列左から野間口貴彦巨人スカウト、武田勝日本ハム1軍投手コーチ(撮影・柴田隆二)

ノムラの教えが脈々と受け継がれていく。野村克也氏(84)が、都内で開かれたシダックス野球部のOB会に参加した。03年から3年間監督を務め、同社の取締役最高顧問、志太勤氏(85)や当時の選手らと旧交を温めた。

教え子の多くは指導者になった。日本ハム武田勝投手コーチ(41)立正大・坂田精二郎監督(45)ら、その数は約30人に上る。1人ずつから近況を聞いた名将は「教えを引き継いでくれるのはうれしい。役立ってるとは思ってなかった。人は人を残すのが仕事」と目を細めた。長年野球を教えてきたからこそ、育成の難しさも知る。「見つける、育てる、生かすというのが指導者の使命。どうしても自分の欲が先行してしまう。チームのため、選手のために考えること」と改めてアドバイスを送った。

チームは06年に廃部。昨季限りで引退した元巨人の森福允彦氏を最後に、シダックス出身の現役プロ野球選手はいなくなった。野村氏は「シダックスは消えたけどいい思い出。幸せな野球人生でした。ぜひ野球界のために尽力してほしい」。教え子たちが鍛えた“野村グランドチルドレン”を待ち望んだ。【湯本勝大】

▽日本ハム武田勝投手コーチ 野村監督が楽天を勇退された時以来にお会いした。「1教えて9気付かせる」という指導法を教わった。1人でも人を残せるように指導していきたいです。

シダックス野球部OB会であいさつする野村克也氏(撮影・柴田隆二)
シダックス野球部OB会で野村克也氏(右)は志太勤最高顧問と乾杯する(撮影・柴田隆二)

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ジャイアンツ杯で球数制限 1日最多で80球以内

2017年8月、全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップで優勝した佐倉リトルシニアの選手たちと一緒に笑顔で写真に納まる巨人高橋監督

日本野球連盟などは20日、全日本中学野球選手権ジャイアンツカップ(8月17~21日=福島、茨城)で今年から投手の球数制限を実施すると発表した。

障がい予防が目的で、1日最多で80球以内、連続する2日間では120球以内とする。連続する2日で80球を超えた場合、3日目は投球を禁止。3連投する場合は1日40球以内とし、4連投は禁止する。1日80球を投球後、翌日投球を休めば3日目は80球を可とする。打席の途中で制限数を迎えた場合は、当該打者の打席終了までは投球を認め、制限数を超過した球数は翌日以降の投球数にカウントしない。昨年までは1日7回以内、連続する2日間で10回以内と制限していた。

日大三・佐藤英雄、大阪桐蔭・中野波来ら青学大に

日大三・佐藤英雄

東都大学野球2部の青学大は20年度の新入生を発表した。日大三・佐藤英雄捕手、大阪桐蔭・中野波来外野手ら8人。

【投手】

下村海翔・九国大付

松井大輔・県岐阜商

冨田冬馬・桐光学園

【捕手】

秋山功太郎・広陵○

佐藤英雄・日大三○

【内野手】

手塚悠・常総学院

【外野手】

中島大輔・龍谷大平安○

中野波来・大阪桐蔭○

※校名の後の○印は甲子園出場経験者

また、新幹部を次の通り発表した。

主将・西川藍畝内野手(3年=龍谷大平安)

副主将・村松慎之介内野手(3年=東京学館浦安)

主務・佃駿太(1年=青山学院)

学生コーチ・荒内俊輔(3年=高松商)、柴田薫(1年=山形南)

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学童野球指導は資格制へ、高校世代への拡大も検討

講演する山中正竹氏(撮影・中島郁夫)

学童野球(小学生の軟式野球)の未来を開く集まりに潜入した。「第3回 神奈川学童野球指導者セミナー -少年期のスポーツ障害を予防する-」が19日、横浜市内で開催され、神奈川県の学童野球指導者、トレーナーなど約550人が参加した。

医師、理学療法士、プロ野球選手、コーチなどを講師に迎え、幅広い講演が行われた。野球離れと闘い、有能な人材を育てる。日本の野球の希望がここにある。【取材・構成=古川真弥】

   ◇   ◇   ◇

学童野球は指導者を資格制にする方向で進んでいる。講師として登壇した全日本野球協会(BFJ)の山中正竹会長(72)が「プロアマが一緒になって、指導者の資格認定をしっかり考えようとなっている。U12(=12歳以下)は(資格認定のための)テキストができました」と明かした。

プロの日本野球機構(NPB)と、アマのBFJの間で発足した日本野球協議会で進められてきた。同協議会の普及・振興委員会でテキストを作成。コーチング、スポーツマンシップ、投球メカニズムなどの分野から成り立つ。

指導者資格の取得をどう義務づけるかは、今後の議論となる。山中会長は「全員に義務づけるか、チームで誰か1人でも取得すればいいとするか」と2案を挙げた。数年後には中学世代のU15の指導者も資格制とし、いずれは高校世代のU18まで広げたい考えを持つ。高校野球の指導者も資格制となれば、大変革。ハードルは高いのでは、という問いに「難しいでしょう。でも、検討はしないといけない」と力強く答えた。「子どもたちの野球離れがある。危機感を持たないといけない」と強調した。

講演する山中正竹氏(撮影・中島郁夫)

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子供に筋トレ持久走は無意味、学童野球の未来考える

セミナー開会のあいさつする渡辺元智氏(撮影・中島郁夫)

<潜入>

学童野球(小学生の軟式野球)の未来を開く集まりに潜入した。「第3回 神奈川学童野球指導者セミナー -少年期のスポーツ障害を予防する-」が19日、横浜市内で開催され、神奈川県の学童野球指導者、トレーナーなど約550人が参加した。

医師、理学療法士、プロ野球選手、コーチなどを講師に迎え、幅広い講演が行われた。野球離れと闘い、有能な人材を育てる。日本の野球の希望がここにある。【取材・構成=古川真弥】

   ◇   ◇   ◇

知らなかった…。「子どもに筋トレをさせても、しょうがないです」。理学療法士の坂田淳氏(トヨタ記念病院)の言葉に、小学生時代の記憶がよみがえる。ミニバスケットボールのチームに入っていた。腹筋がどうにもできず、苦痛でしょうがなかった。あれは何だったんだ! と勝手に憤りつつ、耳を傾けた。

11歳以下、つまり小学生まではバランス、柔軟性、体の使い方を学ぶ時期で、筋トレや持久走をしても身につかないという。基礎体力は中学生から。器具を用いるウエートは高校生から。他にも発見は多かった。印象的だったのは「猫背は故障リスクが2・5倍」だ。ゲームで遊ぶ時間が増え、子どもの姿勢が悪くなっている。前列に座っていた母親は、一緒に来場した子どもの姿勢を正していた。

吉田干城氏(横浜ベースボール接骨院医科学研究所院長)は、投球動作を動作学・スポーツ運動学の観点から解説。専門用語を交え、大学の講義のように本格的だった。西中直也医師(昭和大大学院教授)は、投球が肘肩に与えるストレスから投球制限を解説。「投球が肘肩に負担をかけるのは当然」。だからこそ、いかに負担を少なくするかが重要となる。山崎哲也医師(横浜南共済病院スポーツ整形外科部長)は症例を画像で解説。権威の話は貴重だ。大関信武医師(日本スポーツ医学検定機構代表理事)は、ラグビーチームのドクター経験からスポーツマンシップを説いた。

開会あいさつをした横浜高元監督の渡辺元智氏は「子どもたちは将来にとって、かけがえのない財産」と訴えた。野球どころ神奈川でさえ、この7年で学童野球チームが約2000から600以下に減少。現場の危機感は強い。救いは、熱心に耳を傾け質問する参加者にある。セミナーを立ち上げた前慶応高監督の上田誠氏は「6月には技術講習会を行います」と明かした。プロ野球選手も多くが学童野球出身。土台を支える取り組みは続く。

<学童野球メモ>

◆学童野球とは 全日本軟式野球連盟では小学生で編成されたクラブチームを「学童野球」と指す。「少年野球」は中学生が対象。

◆使用球 連盟公認球は直径64~65ミリ、重量127・2~130・8グラムの軟式球J号。ただし、小学3年生以下ではJ号よりも小さいD号を使用する。

◆バット 公認野球規則で規定されたものを使用。金属、ハイコン(複合)バットに関してはJ・S・B・Bのマークをつけた公認のものに限る。

◆競技場区画 学童野球と少年野球で間隔が違い、学童野球では投手板から本塁まで16メートル、各塁間は23メートル。本塁から両翼は70メートル、本塁から中堅は85メートル。

◆試合方式 ゲームは7イニング制。小学3年生以下では5イニング制。健康を考慮し、5回終了時に試合開始後2時間30分を経過した場合は新しいイニングに入らない。

◆その他のルール 学童野球では投手の変化球を禁止している。また、投球は練習も含めて1日70球、1週間で300球以内。練習は1週間に6日以内、1日に3時間以内。1年間での試合数は100試合以内。

◆チーム編成 人数制限はなし。ただし、公式大会に出場する場合は監督1人、コーチ2人以内、選手10人以上20人以内。監督とコーチは成人に限る。

◆チーム数 全日本軟式野球連盟を中心に47都道府県に支部があり、18年時点で全国1万1470チームが活動。都道府県別では東京都の1174チームが最多で、北海道の832チームが続く。最少は愛媛県の53チーム。

◆全国大会 全日本軟式野球連盟が「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会」と「全国スポーツ少年団軟式野球交流大会」を主催している。他の全国大会は12球団ジュニアトーナメント、ポップアスリートカップ全国少年野球大会、イチロー杯争奪学童軟式野球大会など。

◆プロ野球選手と学童野球 イチロー氏や松井秀喜氏ら多くのプロ選手が学童野球の大会を開催してきた。イチロー氏は豊山町スポーツ少年団、松井氏は根上学童野球クラブの出身。

◆独自ルールも 日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏が大会会長を務める宮本慎也杯ではバントを禁止。「とにかく思い切りバットを振って、野球を楽しんでほしい」と独自のルールで開催している。19年からは70球の球数制限を設け、子どもたちの体を大事にする。

◆飛ぶボール 将来的に硬式に進むことを見据え、新たな取り組みとして飛ぶボールを使用。19年末の12球団ジュニアトーナメントでは過去最高の26本塁打が飛び出した。

講演する坂田淳氏(撮影・中島郁夫)
講演する吉田干城氏(撮影・中島郁夫)

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東都大学野球がキャプテン会議とキャリア支援勉強会

キャリア支援勉強会で2人1組となり、面接の練習をする選手たち(撮影・保坂淑子)

東都大学野球連盟は19日、東京ドームシティプリズムホールで連盟として初の試みとなるキャプテン会議と、新4年生(現役3年生)を対象としたキャリア支援勉強会を行い、選手、マネジャーを含め411人が参加した。

キャプテン会議では、あらためて、ルールやマナーアップについて説明。また、チームの現状と課題について意見交換された。質疑応答では亜大の矢野雅哉主将(3年=育英)が審判に対して提案。「ジャッジについて。自分たちも1球にかける思いは強い。試合後、ビデオで確認するなどの対応はしていただけるのでしょうか」と意見を述べた。連盟側は「今後、監督会でも話をしてみる」と回答した。

東都大学野球連盟事務局の瀬尾健太郎事務局長(27)は「今は、野球だけをやっていればいいという時代ではない。チームのリーダーとして今後どうしていきたいのか。それぞれの意見を聞くいい機会になりました」と話した。

午後から行われたキャリア支援勉強会は、厚生労働省国家資格キャリアコンサルタントの浜屋清美氏が、公務員、教員志望者のため講演。また、民間企業14社(きらぼし銀行、トラバース、阪急交通社、ケイアイスター不動産、トーテックアメニティ、リジョイスカンパニー、シンティトラスト、叙々苑、セノン、ライズネット、中井エンジニアリング、シード、茨城日産自動車、ミニミニ)が参加し企業説明を行い、選手たちは真剣にメモをとりながら話を聞いた。

一般企業就職を目指している中大の森田健矢主務(3年=佐賀西)は「今まで連盟では就職支援のイベントがなかったので、参加できてよかったです。講演では面接方法など具体的な話を聞けた。いい勉強になりました」と収穫を話した。

東都としての新たな試みで、オフの期間ながら選手たちとのコミュニケーションに、将来に向けた後押しで、連盟のさらなる発展を目指す。

キャリア支援勉強会で厚生労働省国家資格キャリアコンサルタントの浜屋清美氏の講演をきく選手たち(撮影・保坂淑子)
キャリア支援勉強会に出展した「叙々苑」の企業ブース。軟式野球のチームも運営する叙々苑の説明を熱心に聞く選手たち(撮影・保坂淑子)

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東海大静岡翔洋の女子野球部発足「代表選手も育成」

女子硬式野球部発足会見に臨んだ、左から就任予定の弓桁監督、村上校長、ユニホームを着たチアリーダー部員、全日本女子野球連盟の浜本副会長、同山田専務理事

東海大静岡翔洋高女子硬式野球部の発足会見が19日、静岡市内で行われた。村上英治校長(64)ら、関係者が登壇。監督に就任予定の弓桁義雄氏(56)は「全国優勝できるように頑張っていきたい。日本代表選手も育成していければいいと思う」と決意を語った。

県内初の女子硬式野球部発足は、昨年8月に構想が浮上。人口増加傾向にある中、プレー環境が整っていない女子野球の受け皿として創部を決めた。同校長は「夢を断念している子がいるのが現状。少女たちと夢を追いかけ、ワクワクするような部活を作ろうと決意した」と熱く語った。

この日発表された創部は来年だが、部員11人が集まれば公式戦出場が可能となる。今春の入学希望者の中にも、2人の入部志願者がいるという。弓桁氏は「早ければ早い方がいい」と、創部を今年中に前倒しすることも視野に入れる。

ユニホームは、男子と同じ縦じまを採用。同校中等部の男子軟式野球部を全国優勝に導いた経験を持つ“初代監督”は「高校サッカーは男女が優勝した。かつて(静岡は)野球王国でもあった。男女で優勝して、『王国復活』の見出しが躍るように頑張っていきたい」と話した。東海大静岡翔洋高の新たな挑戦が始まる。【前田和哉】

就任予定の弓桁監督は、会見で意気込みを語る

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宮本慎也氏が学童軟式野球大会での球数制限に手応え

初優勝した越中島ブレーブスと宮本慎也氏(撮影・吉池彰)

「アルパインプレゼンツ第4回宮本慎也杯学童軟式野球大会」の表彰式が18日、川崎市国際交流センターで行われ、大会長の宮本氏から初出場で優勝した越中島ブレーブス(江東区)に優勝旗などが授与された。

準優勝の久本ブルーエンジェルス(川崎市高津区)、3位となった浅田1・2丁目子ども会野球部(川崎市川崎区)、4位で敢闘賞の城北メッツ(東京・北区)の選手も顔をそろえ、メダルなどが贈られた。

大会を総括した宮本氏は、1日1人70球までの球数制限が今回から導入された点に触れ「ピッチャーをやりたかった人が、投げることができたと思う」と新たな成果を評価した。

第5回大会は3月7日開幕で、1月21日から参加チーム募集が始まる。

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静岡で女子小中学対象の野球教室 高橋由伸氏ら出席

参加した指導陣。左から高橋氏、吉田氏、川端、清宮氏

静岡県内の女子小中学生を対象とした野球教室「ガールズベースボールクリニック」が18日、袋井市のエコパスタジアムで行われた。

一般社団法人アザレアスポーツクラブが主催し、同代表理事・清宮克幸氏(52=日本ラグビー協会副会長)のほか、指導者としてプロ野球・巨人前監督の高橋由伸氏(44)、エイジェック女子硬式野球部の吉田えり監督(28)、川端友紀(30)らが出席。参加した83人の選手たちと汗を流した。

県内の女子野球は、高校生以上がプレーする環境が整っておらず、引退か他競技へ転向するケースが目立つ。この日、サポート役で参加した静岡大の島田朱諒(あかり)さん(1年)は、磐田南高時代に野球部に所属。男子とともに3年間プレーしたが公式戦には出場できず、大学で準硬式野球を始めた。「男子と一緒にやるのは大変だった。今日のイベントで、こんなに女子選手がいるんだと世間に知ってもらい、野球が男だけのスポーツじゃないと感じてほしい」と願った。

イベント終了後、清宮氏は「(子どもたちの)すごいパワーを感じた。今後、このエネルギーを支えていきたい」と力を込めた。高橋氏も「野球は楽しいと感じてくれた子がいて、すごくうれしい。今後も続けていってほしい」と笑顔を見せた。【河合萌彦】

女子選手にノックをする高橋氏
記念写真に納まる参加者ら

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慶大が2週間早い練習始め 堀井新監督「日本一を」

慶大 堀井新監督手が手を合わせ、今年1年間のチームの安全、必勝を祈願した(撮影・保坂淑子)

東京6大学野球の慶大が、18日、横浜・港北区にある同校グラウンドで下田神社の神主を招き安全・必勝祈願を行った後、練習を始動した。

例年は後期試験終了後の2月上旬に始動していたが、今年は約2週間近く早い練習始めに。昨年11月、新監督に就任した堀井哲也氏(57)は「2月にはアメリカキャンプを予定している。それまでに、学生たちがどんな動きをするのか。どんな雰囲気なのか。1日でも早く見ておきたかった」と説明。あいにくの雪となったが、室内練習場では1人1人、バッティングをチェックするなど、初日から熱のこもった指導が続いた。「年明けから、グラウンドに来て自主練習の選手たちの姿は見ていましたので、練習始めが楽しみでした。ワクワクしていますよ」と笑顔を見せた。

今月15日の全体ミーティングでは「春からリーグ優勝、日本一を目指す」と選手たちに話した。これまで指揮してきた社会人野球と違い、1年1年が勝負の学生野球。連覇に向け、選手たちとともに、全力を尽くすと誓った。今年のドラフト候補として注目の155キロ右腕、木沢尚文選手(3年=慶応)は「監督の気持ちのこもったメッセージをいただいた。熱い指導についていきたい。今年の目標は年間10勝です」と力強く語った。

慶大 練習始めで、早速熱のこもった始動をする堀井哲也新監督手(写真左)(撮影・保坂淑子)
慶大 練習始めで、今年の活躍を誓う(写真左から)佐藤と木沢(撮影・保坂淑子)

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立大ナインがチャペルで「初めて」の新年礼拝

新年礼拝で聖歌を歌う立大野球部員たち(撮影・湯本勝大)

東京6大学野球の立大は、18日、豊島区の同大内にあるチャペルで新年礼拝を行った。聖書の朗読やチャプレンからの奨励、聖歌の合唱などで、17年春以来のリーグ優勝を神に誓った。

溝口智成監督(52)は「新年に礼拝するのは初めて。今まで機会がなかったが、今年は日程的に練習前にやることができたので」と礼拝に至った経緯を説明。チームは年末年始のオフを経て、始動となった。「象徴的な催しをして、選手が何か感じてくれれば。みんなで集まって、チーム力が大事と思えるきっかけの1つになってほしい」。ミッションスクールらしい取り組みで身を正し、新年の決意を新たにした。

新年礼拝を行う立大野球部員たち(撮影・湯本勝大)

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侍稲葉監督が大学の監督会で講演 バント重要性説く

侍ジャパン稲葉篤紀監督

全日本大学野球連盟は17日、横浜市内で監督会2日目を行った。

前日に引き続き全国の大学から監督、コーチ170人が出席。昨年11月に大学ジャパンの監督に就任した大久保哲也監督(57)は「こうして監督会で全国の監督さんの前でごあいさつもでき、いよいよ代表監督のスタートができたという感じです」と気持ちを引き締めた。

前日には、3月の選考合宿参加選手35人を発表した(16~18日、平塚)。「投打にバランス良く選べたと思う」と評価し、野手は中大・牧秀悟内野手(3年=松本第一)、早大・早川隆久投手(3年=木更津総合)の名前を挙げ「2人とも、去年のジャパンの実績がある。それを今年も生かして欲しい」と期待した。

監督会の最後は、侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)の特別講演が行われ、戦術面でバントの重要性などを説いた。「打つだけの野球じゃ厳しい。いかにして点を取るか。日本にあった戦略。そういったところは勉強になったと思います」と充実した2日間を締めた。

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3月の代表選考合宿に中大・牧、早大・早川ら35人

中大・牧秀悟

全日本大学野球連盟は16日、横浜市内で監督会を開催した。全国の大学から監督、コーチ170人が出席。今年の代表スケジュールが報告された。

6、7月にオランダで行われるハーレム・ベースボール・ウイークに加え、第1回アジア大学野球選手権大会(8月15~23日、中国・西安)に出場する。3月の選考合宿(16~18日、平塚)参加選手も発表。中大・牧秀悟内野手(3年=松本第一)、早大・早川隆久投手(3年=木更津総合)ら35人で、最終的には24人に絞る。

代表監督の九産大・大久保哲也監督(57)は「投手はスピード、コントロールを重視した。野手は率を残せる選手」と説明した。

早大・早川隆久

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中大・牧、近大・佐藤ら/大学代表合宿参加選手一覧

明治神宮大会・東海大戦で左越え2点適時二塁打を放つ牧秀悟(2019年11月18日)

全日本大学野球連盟は16日、侍ジャパン大学代表選手選考合宿(3月16~18日、平塚)に参加する35選手を発表した。

昨年11、12月に愛媛・松山で開催した合宿に参加した50選手から絞った。最終的に24人まで絞り、オランダ・ハーレムで行われる第30回ハーレム・ベースボール・ウイーク(6月26日~7月5日)に出場。8月15~23日に中国・西安で開かれる第1回アジア大学野球選手権大会にも出場する。

【右投手10人】

苫小牧駒大・伊藤大海(4年=駒大苫小牧)

八戸学院大・大道温貴(4年=春日部共栄)

明大・入江大生(4年=作新学院)

立大・中川颯(4年=桐光学園)

慶大・木沢尚文(4年=慶応)

東海大・山崎伊織(4年=明石商)

日体大・森博人(4年=豊川)

中央学院大・古田島成龍(3年=取手松陽)

慶大・森田晃介(3年=慶応)

早大・徳山壮磨(3年=大阪桐蔭)

【左投手5人】

東北福祉大・山野太一(4年=高川学園)

法大・鈴木昭汰(4年=常総学院)

早大・早川隆久(4年=木更津総合)

筑波大・佐藤隼輔(3年=仙台)

日体大・矢沢宏太(2年=藤嶺藤沢)

【捕手5人】

上武大・古川裕大(4年=久留米商)

東洋大・山崎基輝(4年=愛工大名電)

立命大・栄枝裕貴(4年=高知)

早大・岩本久重(3年=大阪桐蔭)

中大・古賀悠斗(3年=福岡大大濠)

【内野手9人】

中大・牧秀悟(4年=松本第一)

近大・佐藤輝明(4年=仁川学院)

東北福祉大・元山飛優(4年=佐久長聖)

国学院大・小川龍成(4年=前橋育英)

桐蔭横浜大・渡部健人(4年=日本ウェルネス)

九産大・児玉亮涼(4年=文徳)

関大・野口智哉(3年=鳴門渦潮)

立大・山田健太(2年=大阪桐蔭)

立正大・奈良間大己(2年=常葉大菊川)

【外野手6人】

東海大札幌キャンパス・赤尾光祐(4年=東海大相模)

中大・五十幡亮汰(4年=佐野日大)

独協大・並木秀尊(4年=川口)

同大・小川晃太朗(4年=龍谷大平安)

慶大・正木智也(3年=慶応)

中大・森下翔太(2年=東海大相模)

※学年は新学年。

近大・佐藤輝明
関甲新学生野球リーグの上武大が今年の練習を開始。ドラフト候補の主将、古川裕大捕手

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学童野球が危ない 前慶応高監督上田誠氏警鐘鳴らす

慶応高監督時代、選手に指示を出す上田誠氏

<週中ベースボール>

学童野球(小学生の軟式野球)が危ない!? 前慶応高校野球部監督で、現在は全日本軟式野球連盟委員の上田誠さん(62)は警鐘を鳴らしています。子どもの野球人口は減る一方なのに、試合数は増えています。子どもの体に負担がかかりすぎているのではないでしょうか。【取材・構成=古川真弥】

にわかには信じ難い。上田さんが教えてくれた。

上田さん(以下、上田) 毎年、神奈川県内だけで約20人の学童野球の子どもたちが、トミー・ジョンなどの手術を受けています。

小学生が、だ。しかも、硬式よりも負担が少ないはずの軟式野球で、だ。背景には、前回紹介した試合数増加がある。年間230試合なんてチームもあるのが現実。さらに、子どもの野球人口の減少が著しい。全日本野球協会によると、硬式、軟式合わせた小中学生の野球人口は、07年の66万3560人が、16年は48万9648人と、実に26・2%減。選手は減っているのに試合数が増えれば、当然、1人にかかる負担は増える。子どもの時からメスを入れるのもあり得る話だ。

危機的なのは、中学生の軟式。中学校の部活が主体だが、中体連の軟式野球部員は減少著しい。同ホームページに掲載されている「加盟校調査」で、すぐに確認できる。09年の野球部員総数は男女計30万8386人だった。それが、10年後の19年は、速報値で16万7475人と、ほぼ半減。ちなみに、サッカーは09年22万7380人が、19年は19万3602人と14・9%減。卓球は09年23万9226人が、19年は26万2550人に増えている。卓球は女子の数も多いとはいえ、軟式野球の減り具合は、単なる少子化では片付けられないのは明らかだ。

上田さんが指摘するのは、中学軟式野球の主な供給源である学童野球が抱える問題だ。冒頭で紹介したように、小学生の時からメスを入れた子どもが、中学でも野球を続けたいと思うだろうか。問題の土壌には、硬式との違いもある。

上田 ボーイズやリトルリーグは、各連盟で球数を規制しているんです。

ボーイズの場合、小学生は1日6イニングまでで、変化球は禁止(中学生は7イニングまで)。軟式より負担が大きいと言われる硬式だからこそ、自ら規制を敷いているのかも知れない。では、本来は負担が軽いはずの軟式で、なぜ1県だけで年間約20人もの子どもたちが手術を受けることになるのか。組織的な問題があるという。

上田 全日本軟式野球連盟が統括組織としてあるのですが…。そこに還暦野球、女子野球などいろいろな連盟があり、少年野球としては独立していないのです。少年野球は、各都道府県連盟の中に「少年部(中学生)」「学童部(小学生)」があり、そこにチームが所属しています。しかも、各県連盟の下に各支部があります。神奈川県は、川崎市何々区、藤沢市、鎌倉市、小田原市など、全部で54支部です。

文字にすると分かりづらいかも知れない。要は、学童野球だけを直接統括する全国組織はなく、細分化されすぎているということ。何を意味するかというと…。

上田 結局、全国で球数制限をやりましょう、となっても、新しいルールを徹底させる会議を招集するのも難しい。やっと集まって、ガイドラインを考えてきて下さいとなっても、各県に戻ったら「うちの県はいいや」「うちの支部はいいや」となってしまう。バラバラなんです。

賛否はあれど、日本高野連が「1週間500球」と定めた以上、来春からは恐らく、どの高校もルールを順守するはずだ。それが、学童野球では難しい。組織力の問題がある。結果、不幸になるのは、手術を受けることになる子どもたちだ。

現状を変えたいと、上田さんは「神奈川学童野球指導者セミナー」を立ち上げた。19日に第3回を迎える。県内の学童野球チームに関わる指導者、連盟役員、保護者、さらに医師、理学療法士、アスレチックトレーナーなどを対象に実施。スポーツ医師、理学療法士などの専門家、さらに元プロ野球選手を呼び、「少年期のスポーツ障害を予防する」をテーマにさまざまな講演をしてもらう。

上田 セミナーに来てくださる指導者の方のチームは、みんな楽しそうにやってるんです。意識があるから、セミナーにも来ていただけるのかな。

決して楽観視できない学童野球の現実。このままでは日本の野球界が危ない。どんな大スターも、少年野球から始まった。上田さんの取り組みが、日本の野球界を支える力へとつながることを願う。(終わり)

◆上田誠(うえだ・まこと)1957年(昭32)8月19日生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。湘南、慶大で投手、外野手。大学卒業後は英語教師に。桐蔭学園野球部副部長、厚木東監督、慶応中等部副部長を経て、91年に慶応高校監督に就任。98年には米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)野球部にコーチとして同行。15年夏まで甲子園4回出場。19年に日本高野連育成功労賞。現在は慶大コーチも務める。

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渡辺俊介監督が語るサブマリン育成法、デメリットも

全日本野球協会主催の指導者講習会で、ロッテのユニホームを着て、アンダースローを実演する日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(撮影・湯本勝大)

<潜入>

潜水艦の作り方とは? 日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(43)が13日、渋谷区・国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた全日本野球協会主催の指導者講習会に講師として参加した。

少年野球コーチから高校野球指導者まで、全国から集まった受講者へ「投球の教え方」を伝授した。質問に答える形式での授業。矢継ぎ早に飛んだのは「アンダースロー投手の育て方」。世界一低いと言われたサブマリンの「潜水観」に潜入した。

   ◇   ◇   ◇

<1>スナップスローを意識

「内野手出身のアンダースローが多い。山田久志さんもそう」。投手と野手で腕の使い方が違うように思えるが、実は軽やかにスナップスローをする内野手の動きがアンダースローの基本になる。ゴロを捕球し、下手投げの高さでスナップスローをする練習を育成の第1段階とした。

<2>腕は振るな

振るものではなく、勝手に振られるもの。「腕を振れ」と指導はしない。腕だけ意識するのではなく、体全体を連動させて投げる。「勝手に腕が振れている球は遅くても打たれない。球が速くても打たれる投手は腕だけのアーム投げになっているから」と力説した。

<3>スライダーを投げてキャッチボール

ノビのある球を投げるために必要なことは、できるだけ体の近くで腕をしならせること。そのための練習として、スライダーでのキャッチボールを勧めた。腕を内転させて投球するため、体の内側に入りやすくなり、リリースポイントも打者寄りになる。直球を投げるのに、上手投げではボールにバックスピンをかけるのが、アンダーでのスライダー回転。「曲がらないカットボールのイメージ」。スピードガンより速く感じさせるコツを明かした。

<4>アンダースローはやるな

日の丸を背負った潜水艦も、中学時代は上手投げの3番手投手だった。「1番手2番手もオーバー。なら1人ぐらい変則でもいいかな」とアンダー転向。大学社会人を経てプロまで上りつめた。「アンダースローにして良かった」と振り返るが、安易に投げ方を変えることは推奨しない。横回転させる骨盤の動かし方が独特なためそれしかできなくなり、元に戻れないことをデメリットに挙げた。「野球選手としての伸びしろを止めてしまう」。まだ成長途中の球児たちの指導者に対して、目先の勝利より選手の将来を優先させることを求めた。【湯本勝大】

◆渡辺俊介(わたなべ・しゅんすけ)1976年(昭51)8月27日、栃木県生まれ。国学院栃木-国学院大-新日鉄君津を経て、00年ドラフト4位でロッテ入団。05年に15勝を挙げ、日本一に貢献。13年までプレーし、通算255試合、87勝82敗、防御率3・65。退団後はレッドソックスとマイナー契約も14年3月に解雇。米独立リーグを経て、15年に新日鉄住金かずさマジックにコーチ兼任で復帰。19年からコーチ専任し、今年から監督。00年シドニー五輪、06、09年WBC日本代表。現役時代は177センチ、70キロ。右投げ右打ち。

全日本野球協会主催の指導者講習会で、ロッテのユニホームを着て投球指導をする日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(撮影・湯本勝大)

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ドラフト候補の東洋大・村上57球、新スラに手応え

ドラフトファイル:村上頌樹

<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>

大学ラストイヤーを迎えた東洋大のエースは快調だ。村上頌樹投手(3年=智弁学園)が12日、埼玉・川越の同大グラウンドで今年3回目のブルペン入り。早くも捕手を座らせ、57球をびしびし投げ込んだ。

「感じは悪くないですね。体が軽いです」と明るい。変化球も低めに決めた。「新しい握りを確認しながら」スライダーを投げた。これまでの縦変化から斜めに曲げる。「縦はフォークがある。速くて大きい変化が欲しかった。幅が広がれば」と狙いを明かした。

昨春の東都リーグは6勝0敗、防御率0・77と無双状態だった。だが、秋は3勝2敗、同1・26と落とした。援護点も少なかったが、「先に点を許してしまった」と反省が残る。目標だった年間10勝に1勝足りず、通年で活躍する難しさを知った。新スライダー習得でレベルアップする。

1学年先輩でバッテリーを組んだ佐藤都志也(ロッテ・ドラフト2位)に「続きたい」と、プロ志望を表明した。ただ、プロの前にやることがある。高3時の16年センバツV腕は「日本一になりたい」と、大学でも頂点を目標に掲げた。【古川真弥】

ブルペンで投げる東洋大・村上(撮影・古川真弥)
新しくなった内野の人工芝に座る東洋大・山崎(右)と村上(撮影・古川真弥)

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国学院大・小川はプロ希望、広島森下参考にけん引へ

練習始めでノックを受ける国学院大・小川龍成(撮影・湯本勝大)

東都大学リーグの国学院大は12日、横浜市内のグラウンドで今年最初の練習を行った。今秋ドラフト候補の小川龍成内野手(3年=前橋育英)は、プロ入りした先輩たちから刺激を受けて、大学生活最後の1年をスタートさせた。

今年は主将としてチームをまとめる。理想の主将像に広島ドラフト1位の森下暢仁投手(22=明大)を挙げた。昨年大学日本代表でともにプレー。打たれても動ぜず、仲間を鼓舞するエースの姿が印象に残った。「本当にすごい。失点してもすぐ声をかけ合えた。投げてないときも一番声を出してて、学ぶべきところ」。森下流の「切り替え」を参考に、主将としてチームをけん引する。

50メートルを5秒9で走る俊足と、堅実な守備が持ち味の遊撃手。大学侍でプロ入りまでの自分の現在地点が分かった。「あの人たちと同じぐらいやらないとプロになれない。打撃面を追求しないと上では通用しないと思った」。広島ドラフト2位の宇草(法大)や、ソフトバンク5位の柳町(慶大)へ積極的に質問。打席の入り方や、打席での考え方、待ち球などの助言をもらった。「技術の追求する姿勢は誰にも負けない」と、向上心は常に持ち続けている。現状に甘えず、レベルアップを図り、再び先輩たちと一緒に野球をする。「現時点ではプロ希望。自分の中で人生がかかっているし、たくさんの人に応援していただいてる。期待に応えたいです」と力を込めた。【湯本勝大】

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明大・吉川新OB会長「人間力野球を引き継いで」

明大 握手を交わす(写真左から)新OB会長に就任した吉川芳登氏と、退任した元大洋の土井淳氏

東京6大学リーグの明大が12日、千代田区の同大学でOB総会・懇親会などを行った。OB総会では、4期8年、OB会長を務めた元大洋の土井淳氏(86)が退任し相談役に。代わって吉川芳登氏(75)が新OB会長に就任した。

土井氏は「OB会も次世代の人にバトンを渡し、伝統を引き継いでいって欲しい」とエール。また「プロとアマチュアの垣根を取り払いプロ野球にいるOBも、もっとグラウンドに来て積極的に交流できるようになって欲しい。明大はもちろん、6大学野球が活性化するのではないかと思う」と今後の野球界にも期待をした。

新任の吉川氏は「学生らしく、人間性の育成が故島岡吉郎監督時代からの教え。その人間力野球を引き継いでいきたい」と決意を新たにした。

また懇親会では、善波達也前監督(57)、広島に入団した森下暢仁投手(4年=大分商)、添田真海内野手(4年=作新学院)ら8人に駿台倶楽部賞が贈られた。

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東洋大が新人工芝グラウンド開き、山崎主将が決意

玉串を奉げる東洋大・山崎(左)と杉本監督(撮影・古川真弥)

東都大学野球の東洋大は12日、埼玉・川越の同大でグラウンド開きを行った。

新年恒例の行事で、多数のOBも来場。神主を招き、無事故と今年の必勝を祈願した。今回は、昨年11月から行っていた内野人工芝の張り替えが終わり、新人工芝のお披露目とも重なった。

山崎基輝主将(3年=愛工大名電)は「見栄えがきれいになって、一層プレーにやる気が出ます」と喜んだ。昨年は、捕手に佐藤都志也(ロッテ・ドラフト2位)がおり、DHでの出場がメインだった。今年は正捕手かつ主軸として期待される。「都志也さんは背中が偉大過ぎます。見習うところは見習って、でも、とらわれすぎず、自分らしくいきたい」と決意を口にした。

神主を招き、グラウンド開きを行う東洋大・杉本監督(左)(撮影・古川真弥)
新しくなった内野の人工芝に座る東洋大・山崎(右)と村上(撮影・古川真弥)

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東大野球部100年の挑戦最下位脱出へ/連載まとめ

再び、赤門旋風を!東京6大学リーグの東大野球部は今年で創部100周年となるが、リーグで唯一、優勝したことがない。今年のスローガン「旋風」の下、最下位脱出へ地道な努力を継続。「東大野球部 100年の挑戦」と題し、不定期掲載で追いかけていく。

 

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かずさマジック渡辺俊介監督、ラグビー強化法に刺激

日本野球連盟の指導者研修会に参加し、他の指導者と議論を交わす日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(左から2人目)(撮影・湯本勝大)

元ロッテ投手で、昨年12月に日本製鉄かずさマジック監督に就任した渡辺俊介氏(43)が、ラグビー日本代表の選手強化に刺激を受けた。11日、都内で開かれた日本野球連盟(JABA)主催の指導者研修会に参加。昨年まで日本ラグビー協会強化委員長を務めた薫田真広氏の「チーム強化」をテーマにした講演に聞き入った。「リーダー育成の重要性とその仕方は参考できる」。15年ワールドカップ後、ラグビー日本代表が監督中心のチームからリーダー・選手中心に転換して成長したことにヒントを得た。

求めるのは責任と発言権を持つ、自立したリーダーだ。「チーム内に何人リーダーがいてもいい。良い部分を出し合い、補い合うチーム作りをこころがけています」。選手の前向きな意見は積極的に受け入れ、実行する環境を整えている。選手ファーストの「ONE TEAM」を築いていく。

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大久保秀昭氏、慶大監督経験を社会人野球で還元へ

日本野球連盟の指導者研修会に参加し、他の指導者と議論を交わすJX-ENEOS・大久保秀昭監督(後列左)(撮影・湯本勝大)

昨年まで慶大監督を務め、昨年12月にJX-ENEOS監督に就任した大久保秀昭氏(50)が、大学野球で培った経験を社会人で還元する。

14年以来の社会人野球界に復帰。11日、都内で開かれた、日本野球連盟(JABA)主催の指導者研修会に参加。慶大監督時代を振り返り「成長を見守る大切さを感じるようになった」。選手がミスをしても動じずに采配を続ける。リーグ戦主体の大学野球からトーナメント制の社会人野球の世界に移っても、学生野球で学んだことをいかしていく。「根本的にやることは変わらない。アマチュア球界が一体となって盛り上げて、野球の価値を高めていきたい」と意気込んだ。

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監督就任の渡辺俊介氏、ラグビー代表の選手強化刺激

日本野球連盟の指導者研修会に参加し、他の指導者と議論を交わす日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(左から2人目)(撮影・湯本勝大)

元ロッテ投手で、昨年12月に日本製鉄かずさマジック監督に就任した渡辺俊介氏(43)が、ラグビー日本代表の選手強化に刺激を受けた。都内で開かれた日本野球連盟(JABA)主催の指導者研修会に参加。

昨年まで日本ラグビー協会強化委員長を務めた薫田真広氏の「チーム強化」をテーマにした講演に聞き入った。「リーダー育成の重要性とその仕方は参考できる」。15年W杯後、ラグビー日本代表が監督中心のチームからリーダー・選手中心に転換して成長したことにヒントを得た。

求めるのは責任と発言権を持つ、自立したリーダーだ。「チーム内に何人リーダーがいてもいい。良い部分を出し合い、補い合うチーム作りをこころがけています」。自立を促すため、選手の前向きな意見は積極的に受け入れ、実行する環境を整えている。選手ファーストの「ONE TEAM」を築いていく。

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東大が必勝祈願、42連敗ストップへ「まずは1勝」

今年のスローガン「挑戦」の前に並ぶ東大・井手監督(右)と笠原主将(撮影・古川真弥)

東京6大学野球の東大が11日、都内の東大球場で今年の練習を開始した。

笠原健吾主将(3年=湘南)が今年のスローガン「挑戦」を書き初めした後、全員で根津神社に必勝祈願。

昨秋就任の井手峻監督(75)は「まずは1勝。それがないと始まらない」と、17年秋から42まで伸びた連敗のいち早いストップを誓った。

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東邦・石川、慶大・郡司ら学生73人表彰/一覧

NPB新人研修を受ける中日石川昂(撮影・山崎安昭)

日本学生野球協会は10日、2019年度の第52回表彰選手73人(高校47人、大学26人)を発表した。各都道府県高野連と各大学連盟から文武両道に秀でた部員を推薦し、協会が承認している。

大学の部では、中日からドラフト4位指名された慶大(東京6大学)郡司裕也捕手(22=仙台育英)ロッテ2位の東洋大(東都大学)佐藤都志也捕手(21=聖光学院)ソフトバンク2位の東海大(首都大学)海野隆司捕手(22=関西)らが選ばれた。

高校の部は、中日ドラフト1位で昨春センバツ甲子園優勝の東邦(愛知)石川昂弥内野手(3年)、昨夏甲子園優勝の履正社(大阪)野口海音主将(3年)らが選ばれた。

【高校の部】

北海道・持丸泰輝・旭川大高

青森・武岡龍世・八戸学院光星

岩手・中村勇真・花巻東

秋田・熊谷郁哉・秋田中央

山形・平山雄介・鶴岡東

宮城・千葉蓮・仙台育英

福島・清水正義・聖光学院

茨城・芳賀太陽・霞ケ浦

栃木・石井巧・作新学院

群馬・丸山大河・前橋育英

埼玉・吉倉英俊・花咲徳栄

山梨・相沢利俊・山梨学院

千葉・飯塚脩人・習志野

東京・渋谷嘉人・関東第一

神奈川・井上恵輔・東海大相模

長野・大川陸・飯山

新潟・長坂陽・日本文理

富山・森田朝陽・高岡商

石川・山瀬慎之助・星稜

福井・上間洸太・敦賀気比

静岡・小岩和音・静岡

愛知・石川昂弥・東邦

岐阜・村瀬仁紀・中京学院大中京

三重・石川史門・津田学園

滋賀・林優樹・近江

京都・吉村仁・立命館宇治

奈良・坂下翔馬・智弁学園

和歌山・黒川史陽・智弁和歌山

大阪・野口海音・履正社

兵庫・重宮涼・明石商

岡山・好田凌・岡山学芸館

鳥取・福島康太・米子東

広島・真鍋駿・広島商

島根・関山愛瑠斗・石見智翠館

山口・田中力・宇部鴻城

香川・香川卓摩・高松商

愛媛・阿部颯稀・宇和島東

徳島・塩唐松宏将・鳴門

高知・西田龍生・明徳義塾

福岡・江原佑哉・筑陽学園

佐賀・小野颯真・佐賀北

長崎・坂本芽玖理・海星

熊本・梶原凌介・熊本工

大分・松尾将・藤蔭

宮崎・松浦佑星・富島

鹿児島・鎭守将大・鹿児島実

沖縄・水谷留佳・沖縄尚学

【大学の部】

北海道学生・田辺直輝・東農大北海道

札幌学生・生田目忍・星槎道都大

北東北大学・北畠栞人・八戸学院大

仙台6大学・岩崎魁人・東北福祉大

南東北大学・片岡奨人・東日本国際大

千葉県大学・梅田裕斗・城西国際大

関甲新学生・本定史好・上武大

東京新大学・清水蓮・共栄大

東京6大学・郡司裕也・慶大

東都大学・佐藤都志也・東洋大

首都大学・海野隆司・東海大

神奈川大学・大神田丈・桐蔭横浜大

愛知大学・市川晃大・愛知工大

東海地区大学・長島彰・中京学院大

北陸大学・中山海斗・福井工大

関西学生・西拓樹・京大

関西6大学・大西広樹・大商大

阪神大学・平野晴也・関西国際大

近畿学生・貴志弘顕・和歌山大

京滋大学・軍嶋聡明・佛教大

広島6大学・桜井涼・近大工学部

中国地区大学・見村一朗・環太平洋大

四国地区大学・尾崎修志・高知工科大

九州6大学・水本大志・西南学院大

福岡6大学・■(■は木ヘンに却の去がタ)内一輝・九産大

九州地区大学・川上隆磨・日本文理大

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今秋ドラ1候補近大・佐藤輝明が初打ち、西武も視察

フリー打撃を行う近大・佐藤

今秋ドラフト1位候補の近大・佐藤輝明内野手(3年=仁川学院)が8日、奈良・生駒市の同大学グラウンドで20年初練習を行い、フリー打撃で快音を連発した。

関西学生リーグ通算11本塁打。今年は佐藤が生まれる前の98年に先輩OBで元巨人の二岡智宏が達成したリーグ通算最多記録13本の更新も期待される。進路は「リーグ戦を頑張って、高い評価をしてもらえるように」とプロ1本。この日は西武スカウトも視察。阪神なども高評価している。

12月中旬には参加した近大野球部OB会で、OB会長の有藤通世氏(73=元ロッテ監督)から1時間以上にわたり、打撃の極意など金言を伝授された。佐藤は「プロで2000安打を達成したすごい方。参考になることが多かった」と感謝し、春季リーグへ生かす。

近大・佐藤輝明内野手(3年=仁川学院)はフリー打撃を行う

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山梨学院・相沢、明石商・重宮ら/日体大合格者発表

山梨学院・相沢利悛(2019年7月23日)

首都大学野球の日体大は8日、20年度入試の合格者を発表した。山梨学院・相沢利俊投手、明石商・重宮涼内野手ら21人。

【投手】

山田紘太郎・西尾東

酒井海央・京都国際

山田優太・大阪桐蔭○

上羽哲平・京都外大西

渡辺敬太・藤沢西

八田歩・大和

相沢利俊・山梨学院○

【捕手】

高橋建心・桐光学園

桜井仁生・愛産大三河○

田代龍之介・東福岡

【内野手】

中島優仁・佐賀商○

杉山弘将・愛工大名電○

重宮涼・明石商○

五味一朗・大冠

松浦佑星・富島○

丸田輝・春日部共栄○

【外野手】

本間巧真・東海大相模○

中妻翔・常総学院

溝尾海陸・明石商○

野田優人・筑陽学園○

岡部宇裕・明石商○

※校名の後の○印は甲子園出場経験者

また、高垣鋭次内野手(3年=智弁和歌山)が新主将となったことも発表した。

明石商・重宮涼(2019年8月11日)

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指名漏れの仙台大2投手 社会人でさらなる高みへ

社会人野球で結果を残し、プロ入りを誓った仙台大・稲毛田(左)と小林

昨年のドラフト会議で指名漏れを経験した仙台大(宮城・仙台6大学)の投手コンビ、右腕・稲毛田渉(4年=帝京)と左腕・小林快(4年=佐野日大)が社会人チームに内定したことがわかった。

ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきたチームメートの大関友久投手(4年=土浦湖北)が育成2位でソフトバンク入り。先にプロの道を歩む同僚に負けず、社会人の大舞台で実力を高め、プロ入りに再挑戦する。

   ◇   ◇   ◇

稲毛田は最速153キロを誇る本格派右腕。即戦力として1年時から登板を重ね、4年時はエースナンバー「18」を背負った。昨春は24回1/3を投げ、防御率1・48の好成績。リーグ戦中から複数の社会人から誘いを受けたが、プロへの思いが強く、全て断って最後のリーグ戦に臨んだ。だが昨秋は「大事な場面で投げられなかったり、東北福祉大戦で投げさせてもらったのにもかかわらず、ふがいない投球をしてしまった」と4季ぶりの優勝を逃し、自身も満足できる結果を残せなかった。

最速149キロの直球が持ち味の小林は、3年秋に5試合で37奪三振の快投を見せたが、4年春は2戦で計1回2/3しか投げられず、「これが最後のアピールする場」と強い覚悟を持って秋に挑んだ。3試合で17奪三振と奪三振率こそ高かったが、課題の制球力を改善できずアピールに欠け、稲毛田とともに指名漏れの悔しさを味わった。

一方、練習メニューや苦楽をともにしてきた大関がソフトバンクの育成2位指名を受けた。稲毛田は「プロの世界を目指して頑張っていたところを見ていたので、うれしかった。悔しさはなかった」。小林は「うれしい反面、悔しかった。すぐに神宮大会に向けて、切り替えはできなかった」と当時を振り返った。

社会人での目標に「勝てる投手へ」を掲げる稲毛田は「140キロ後半を常時投げられるだけでなく、変化球の質、コントロール全てにおいて成長して、勝利に貢献したい」。小林は「信頼される投手へ」と掲げ、「信頼されていないと大舞台でも投げられない。練習に精を出して、結果にこだわりたい。球速とともに制球面も高みを目指したい」と意気込んだ。悲願のプロ入りへ-。新天地でアピールを重ねていく。

◆稲毛田渉(いなげた・わたる)1997年(平9)7月11日生まれ、東京・目黒区出身。碑小2年時に目黒イーストで野球を始め、3年時から世田谷タイガースに所属。目黒七中では東京青山リトルシニアでプレー。帝京では2年夏に東東京大会準優勝、3年夏は同大会4強。仙台大では1年春からベンチ入り。1年秋に優秀新人賞、4年秋にベストナインを獲得。家族は両親、弟、祖母。右投げ右打ち。182センチ、85キロ。目標の選手はダルビッシュ(カブス)。

◆小林快(こばやし・かい)1997年(平9)9月12日生まれ、栃木・真岡市出身。久下田小3年時に久下田ロイヤルズで野球を始め、久下田中では真岡ボーイズでプレー。佐野日大(栃木)では2年秋に県準優勝。仙台大では2年秋にリーグ戦デビュー。左投げ左打ち。家族は両親と姉。181センチ、76キロ。目標の選手は阪神能見。

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今秋1位候補近大・佐藤が初練習「新しい気持ち」

近大・佐藤輝明内野手(3年=仁川学院)はフリー打撃を行う

今秋のドラフト1位候補、近大・佐藤輝明内野手(3年=仁川学院)が8日、奈良・生駒市の同大グラウンドで今季初練習を行った。グラウンド不良のため室内練習場でのフリー打撃となったが、快音を響かせ、鋭い打球をネットに突き刺した。

関西学生リーグ通算11本塁打の長距離砲には、すでに阪神などが高評価。この日は西武スカウトも視察に訪れた。佐藤は「ここでやると、また新しい気持ちになります」と、大事な1年がスタートしたことを実感した。

近大の大先輩からも熱い助言をもらった。昨年12月中旬に行われた近大OB会に出席。そこでOB会長の元ロッテ監督有藤通世氏(73)から1時間以上、名球会打者の心得などを教えられた。

佐藤は「プロで2000安打を達成したすごい方。参考になることが多かった」と感謝した。打席では「追い込まれるまでは自分のスイングをしろ」とアドバイス。練習メニューの例としては「イスに座ってのティー打撃」を伝えられた。

「何回かイスに座って打ちました。バットの出し方が分かるそうなので。続けていかないと」とさっそく試している。「有藤さんからは『すごく期待している』と言われました。昔のプロ野球選手は体が大きい」とその迫力と愛情に圧倒されていた。

近大・佐藤輝明内野手(3年=仁川学院)はフリー打撃を行う

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