日刊スポーツ

北洋大2季連続V狙う 昨秋王者苫小牧駒大が校名変更し新たなスタート

北洋大2季連続V狙う 昨秋王者苫小牧駒大が校名変更し新たなスタート

リーグ開幕に向け意気込む北洋大の選手たち(撮影・山崎純一)

北海道6大学野球春季リーグが24日、苫小牧・とましんスタジアムで開幕する。今年4月に苫小牧駒大から校名を変更した北洋大が2季連続優勝を狙う。日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)らが成し遂げた昨秋のリーグ制覇に続く、新校名での初陣Vに照準を合わせている。18年以来の全日本大学選手権(6月、神宮ほか)出場権を目指す。

    ◇    ◇    ◇

苫小牧駒大から校名変更した北洋大が新たなスタートを切る。日本ハム入りした伊藤の活躍もあり、昨秋のリーグ戦を制した。4年生9人が卒業し主力は抜けたが、部員23人が一丸となって2季連続の優勝を狙う。3年生主将の成田登夢(とむ)内野手(松本国際)は「挑戦者のつもりで一生懸命やりたい。駒沢のいい伝統は残して、北洋という新しい名前で新しい伝統をつくっていければいい」と意気込んだ。

新エースになったのは伊藤の愛弟子という後藤晟(じょう)投手(3年=松本国際)。最速145キロ右腕で、昨秋のリーグ最終戦で10回6安打完封の快投をみせるなど、最優秀投手賞&ベストナインに輝いた。「去年は大海さんという大きい存在がいたが、今年は去年に比べて(戦力に)差がある。そこを自分が0点に抑えて勝てるようにしていきたい」と主戦の責任と自覚をのぞかせる。

チームは大学などの許可を得た上で、3月16~27日まで静岡を拠点に遠征を敢行した。昨秋の新人王に輝いた大沼恒介内野手(2年=駒大苫小牧)は24日の春季リーグ開幕へ向け気合十分。「チームが1つでも多く勝って、リーグ優勝して神宮に行くということが僕の夢でもある。そのために頑張りたい」と口にする。

今月上旬には伊藤からチームに打撃ケージがプレゼントされた。大滝敏之監督(66)はお礼の連絡をした際、伊藤に「(対外試合で)全然勝ってないんだ」とこぼすと「優勝を狙わなきゃダメですよ!」と激励を受けた。同監督は「みんなで補って全員で戦う姿勢をみせたい。一からのスタートだと思いますので、チャレンジ精神を前面に出してやっていきたい」。プロで活躍するOBの刺激を受けながら、新校名で新たな歴史を築きあげていく。【山崎純一】

日本ハム伊藤から北洋大野球部に贈られたバッティングケージ(撮影・山崎純一)
リーグ開幕に向け意気込む北洋大の後藤(撮影・山崎純一)
練習のシートノックで選手に声をかける北洋大の大滝監督(撮影・山崎純一)

関連するニュースを読む

ヤクルト5位並木が母校独協大にトスマシン寄贈「1部昇格を願って」

ヤクルト並木秀尊が母校独協大に寄贈したトスマシンと選手たち(撮影・保坂恭子)

首都大学野球リーグ2部の独協大初のプロ野球選手としてヤクルトからドラフト5位指名を受けて入団した並木秀尊外野手(22)が、母校にスローボールのトスマシンを寄贈した。

22日、越谷市内の同大グラウンドで贈呈式が行われた。並木は「まずはコロナ禍でリーグ戦が開幕し、4連勝おめでとうございます。私は、まだ短い期間ですがプロの世界を経験して、レベルの高さ、自分自身の力不足を痛感しております。これからたくさんの経験・練習をし、成長していきたいと思います。これからの練習でマシンを活用してもらえるとうれしいです。独協大硬式野球部の1部昇格を願っております。頑張ってください」とコメントを寄せた。

選手たちを前に、亀田晃広監督(46)が並木の大学時代の話を披露。「足は速い。守備は普通。打撃は全然。でも努力と、先輩後輩の仲間に支えられて、目標を持って練習していた。結果的にプロ入りできた」と話した。マシンだけでなく、ヤクルトも差し入れすると本人から連絡があったという。

今まではトス打撃を行う際に選手が投げていたが、並木が寄贈したマシンで自主練習もできるようになった。チームを代表して打撃練習を行った御代川弘哉主将(4年=東亜学園)は「優しい先輩です」と感謝していた。

同じ外野手で、大学時代にはともに自主トレを行っておりアドバイスをもらっていた。リーグ戦の開幕前には「頑張れ」とメッセージが届いた。

並木が出場した試合は、すべてチェックしている。「足が速い並木さんでも、盗塁を刺されるプロのレベルの高さを感じました」という。並木の目標でもあった悲願の1部昇格へ、「あのマシンで1部に昇格できるように頑張ります」と意気込んで練習へ向かった。

ヤクルト並木が母校独協大に寄贈したトスマシン(撮影・保坂恭子)
ヤクルト並木秀尊が母校独協大に寄贈したトスマシンについているプレート(撮影・保坂恭子)

関連するニュースを読む

佐々木泰6戦4発 井口先輩超えペース 青学大1年生スラッガー

<東都大学野球:国学院大5-3青学大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

1年生のバットが止まらない。青学大・佐々木泰内野手(県岐阜商)が国学院大2回戦の3回、一時同点の2ランを放った。試合は敗れたが、2試合連続本塁打で、出場6試合で早くも今季4号だ。大学の先輩・井口(現ロッテ監督)の通算24本超えを目標にハイペースで量産している。

主な大学生のリーグ戦通算本塁打とペース

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、佐々木は左中間へ同点の2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

【データ】6戦4発の1年生、青学大・佐々木泰は神宮最速ペース本塁打量産

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、佐々木は左中間へ同点の2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:国学院大5-3青学大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

1年生のバットが止まらない。青学大・佐々木泰内野手(県岐阜商)が国学院大2回戦の3回、一時同点の2ランを放った。試合は敗れたが、2試合連続本塁打で、出場6試合で早くも今季4号だ。大学の先輩・井口(現ロッテ監督)の通算24本超えを目標にハイペースで量産している。

ちなみに、東京6大学野球リーグ記録は、慶大・高橋由伸の23本塁打。1年春は3本だった。

◆佐々木泰(ささき・たい)2002年(平14)12月24日生まれ。岐阜・大垣市出身。岐阜ボーイズから県岐阜商。昨夏の甲子園交流試合で1発を放つなど、高校通算41本塁打。最速143キロ右腕としても活躍。目標とする選手は楽天浅村。趣味は映画観賞。好きな食べ物はラーメン。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。

◆主な大学生の本塁打ペース 東都大学リーグでは93年春に1年生の今岡誠(PL学園→東洋大)が4本塁打を打っているが、神宮球場を使う東京6大学、東都大学で通算20本以上を記録した打者7人の中で、1年春に4本以上を量産した選手はいない。

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、左中間へ同点の2点本塁打を放ち生還する佐々木(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

青学スタイルで成長中!ルーキー佐々木「絶好調です」読み勝ちで今季4号

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、佐々木は左中間へ同点の2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:国学院大5-3青学大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

1年生のバットが止まらない。青学大・佐々木泰内野手(県岐阜商)が国学院大2回戦の3回、一時同点の2ランを放った。試合は敗れたが、2試合連続本塁打で、出場6試合で早くも今季4号だ。大学の先輩・井口(現ロッテ監督)の通算24本超えを目標にハイペースで量産している。立正大は駒大に打ち勝った。東洋大は細野晴希投手(2年=東亜学園)が初勝利を完封で飾った。首位中大は開幕6連勝の後、2連敗。

◇   ◇   ◇

佐々木の読みが勝った。0-2の3回1死二塁。「昨日はスライダーに全く合わず三振。ストレート3、変化球7で待とう」。前日にやられた国学院大・楠茂の結果球に重点を置いた。その通り、初球に甘いスライダーが来た。左中間へたたきこみ、6試合で4発。「絶好調です」と自覚すると同時に「まだ来た球を(反応で)打つことはできない。配球を考えてます」と言った。現在地を謙虚に見詰め、結果につなげた。

先月まで高校生だった選手が驚異的なペースで本塁打を打っている。最近の青学大のスラッガーといえば吉田(現オリックス)がいるが、1年春は1本のみ。「(佐々木は)打ち損じがないですね」とたたえたのは、ネット裏で視察した青学大出身の巨人円谷スカウトだ。水があっているのでは、と推察した。

1学年15人以下という少数精鋭。同スカウトは「全体練習は短く、後は自分で考えてやる。人数が少ないから、たくさんできるし、試合にも出やすい。自主練習をしない選択肢もありますが、先輩みんながやるから、自然と1年生もやる。じゃないと、レギュラーにはなれませんでした」と述懐した。佐々木は「高校の時は長時間、全員で練習。今は自分で考えてます。課題をつぶす時間があり、やりやすいです」。高校で鍛えた土台の上に、青学大のスタイルがマッチし、成長が加速している。

本塁打の後は、直球に右飛、遊直。当たりは悪くなかった。「追い込まれてから、どんなボールにも対応できるように」と一喜一憂しなかった。【古川真弥】

◆佐々木泰(ささき・たい)2002年(平14)12月24日生まれ。岐阜・大垣市出身。岐阜ボーイズから県岐阜商。昨夏の甲子園交流試合で1発を放つなど、高校通算41本塁打。最速143キロ右腕としても活躍。目標とする選手は楽天浅村。趣味は映画観賞。好きな食べ物はラーメン。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、佐々木は左中間へ同点の2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、左中間へ同点の2点本塁打を放ち生還する佐々木(撮影・滝沢徹郎)
青学大時代の吉田正尚(2014年11月11日)

関連するニュースを読む

東洋大・細野が中大を3安打完封「金田正一さんのように」背番34恩師願い

東洋大対中大 試合後、完封勝利した東洋大・細野(中央)は笑顔を見せる(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:東洋大1-0中大>◇第4週2日◇21日◇神宮

東洋大の細野晴希(2年=東亜学園)が大学初勝利を完封で飾り、中大に2連勝した。

中大打線を3安打無失点に封じた。「真っすぐが狙われていたので小さく動かして芯をずらすことができた」と、この日の最速149キロの直球と、スライダー、カーブにカットとスプリットを効果的に使い、奪った三振は14。細野は「大学に入って9回を投げたことがなかったので。今日は打者を見て抜くところは抜いて、力の出し入れができた」と納得した表情を見せた。

得意のけん制も生きた。3安打に6四死球で出塁を許したが、けん制で4つのアウトを奪った。杉本泰彦監督(61)は「足を上げて、そこから走者の動きを見て投げられるらしい。僕らとは次元が違う」と分析。日ごろから、けん制はクイックのフォームと極力近づけるように練習。細野は「小学校のころからできた」と自信を持っている。9回裏には、中大・古賀悠斗捕手(4年=福岡大大濠)が四球で出塁したが、けん制を警戒し、わずか2歩分しかリードを取れなかった。古賀は「けん制でアウトになったら元も子もないので。打者を信じて」と説明。杉本監督は「古賀君のようなリードが正解です。(細野の)けん制は天性なのでしょう。他のチームの選手は、大きくリードしない方がいいです」とアドバイスした。

この1勝から、勝利を積み重ねるつもりだ。背番号34には「プロ野球史上最多400勝利投手・金田正一さんのようになって欲しい」という杉本監督の願いが込められている。試合後、金田氏のプロ通算勝利数を聞かれた細野は「え~と…600勝くらい?」とおどけて見せた。「今日は純粋にうれしかったです。チームが勝てばいい。今季は失点しないことが課題」と頼もしく話した。【保坂淑子】

東洋大対中大 3安打で完封勝利した東洋大・細野(撮影・滝沢徹郎)
東洋大対中大 完封勝利した東洋大・細野(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

立正大・桂川1号満塁弾「厳しいことを言った」主将が言葉と結果で引っ張る

駒大対立正大 5回裏立正大無死満塁、左中間へ満塁本塁打を放った桂川(右)は生還しナインとタッチを交わす(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:立正大8-4駒大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

立正大は、主将の一振りが大勢を決めた。3-0の5回無死満塁で、桂川弘貴内野手(4年=桐光学園)が初球真っすぐを左越えに放り込んだ。高校以来の満塁本塁打で、自身リーグ戦1号を飾った。「自分が打ったらチームが勢いに乗ると思って、恐れずに打席に入りました」と積極的な打撃が生きた。

主将としての責任感があった。「昨日、みんなに厳しいことを言ったので。本当にやらなきゃいけなかった。結果で引っ張るということを再認識できました」と打ち明けた。前日は終盤に失点を重ね、7-8のサヨナラ負け。開幕から1勝6敗という苦戦に、試合後の会見では「何か足りない」と話していた。

チームメートにも厳しさを求めた。「自滅みたいな野球。気持ちの面で最後、勝てなかった」とバッテリーに対し、率直に思いを伝えた。この日の試合前には「全員、けんか腰ぐらいの気持ちでいこう!」と呼び掛けた。すると初回、自ら先制打を放った。さらに、5回の満塁本塁打。言葉でも、プレーでも、引っ張った。

これで今季2勝目。勝利数で順位を争うため、単独最下位を脱し、駒大と並んだ。坂田精二郎監督(46)は「キャプテンが背負ってくれている。自分の言うことは聞かないけど、キャプテンの言うことは、みんな聞くので」とジョークを交え、ねぎらった。さらに「これからの戦いに、立正大はかかっている。期待したい」と巻き返しを誓った。

駒大対立正大 5回裏立正大無死満塁、桂川は左中間へ満塁本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
駒大対立正大 5回裏立正大無死満塁、左中間へ満塁本塁打を放った桂川(左から2人目)は生還しナインから祝福される(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

北海道ベースボールクラブと喜茂別町が連携協定締結 地域おこしなど協力

調印式に臨んだ(左から)喜茂別町の内村町長とホーネッツ・レディースを運営する北海道ベースボールクラブ高橋理事(撮影・永野高輔)

女子硬式野球チームのホーネッツ・レディースを運営する北海道ベースボールクラブと喜茂別町が21日、同町役場で連携協定締結会見を行った。ホーネッツ・レディースが同町内の町営球場を練習の拠点の1つとして無料で利用し、チームは同町内のイベントで野球教室を行うなど、地域おこしに協力する。内村俊二町長(59)は「若い人材が減っている。早ければ来年度にも、新加入選手を町の企業で雇用できたら」と新たな連携案も掲げた。ホーネッツ・レディース高橋一彦監督(54)は「クラブとして地域おこしは初めてのこと。新たな挑戦で楽しみ」と話した。24日に同町町営球場での初練習を行う。

関連するニュースを読む

神戸学院大でコロナ感染者が複数確認、第4節は出場辞退 関西6大学

関西6大学野球連盟は21日、神戸学院大の硬式野球部内で新型コロナウイルス感染者が複数確認されたと発表した。春季リーグ戦第4節(24、25日)の大院大戦を出場辞退する。大院大の不戦勝で、勝ち点1となる。神戸学院大は開幕から4試合4敗の最下位にとどまっていた。

関連するニュースを読む

父は日本ハムコーチ 立正大・飯山志夢が神宮デビュー 代走で二盗成功

駒大対立正大 6回裏立正大無死一塁、代走飯山(右)は二盗を決める(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:立正大8-4駒大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

日本ハム飯山裕志コーチ(41)の長男、立正大・志夢(もとむ)外野手(1年=中央学院)が神宮デビューを果たした。

8-1の6回、先頭打者が四球を選ぶと、代走で登場。次打者の時に二盗を決めた。8回無死二塁で回ってきた初打席は三直だった。凡打にはなったが、当たりは良かった。

前日は駒大に7-8のサヨナラ負け。開幕から1勝6敗と苦戦が続いていた。飯山らベンチ入りメンバーを外れた居残り組は、大学のグラウンドで紅白戦を実施。飯山は本塁打を放った。

坂田精二郎監督(46)は「昨日、駒大に負けて、先を考えて下の選手も育てていかないといけないと、思い切っていろいろな選手を使い、経験させました。(飯山は)紅白戦の内容が良かった」と、うれしそうだった。盗塁については「本人の判断です。『恐れずに行っていい』と伝えてました」と評価した。

駒大対立正大 6回裏立正大無死一塁、代走飯山(右)は二盗を決める(撮影・滝沢徹郎)
試合前、ノックを打つ日本ハム飯山内野守備コーチ(2020年9月25日)
飯山裕志(06年3月26日)

関連するニュースを読む

国学院大・山本ダンテ武蔵がトップタイの4号「チームが勝てばいいんで」

青学大対国学院大 1回裏国学院大1死三塁、先制の左越え2点本塁打を放ち生還した山本ダ(右)(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:国学院大5-3青学大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

国学院大の山本ダンテ武蔵外野手(4年=大阪桐蔭)がリーグトップに立つ4号2ランを放った。

1回1死三塁。2球目のカーブを左翼席にたたき込み、「初球も同じ球で、前に突っ込んだんで、次も来ると思って狙っていました」と振り返った。3回には左前打を放って盗塁を決めるなど、この日は2安打2打点。3番打者として勝利に貢献した。

青学大の1年生、佐々木が3回に4号2ランを放ってトップに並ばれたが、山本はルーキーを絶賛。「すごいスイングをする。甘い球は振ってくるしミートも上手。(佐々木に)負けても、チームが勝てばいいんで」と話した。

青学大対国学院大 1回裏国学院大1死三塁、山本ダは先制の左越え2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
青学大対国学院大 1回裏国学院大1死三塁、山本ダは先制の左越え2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

青学大スーパールーキー佐々木泰が早くも今季4号「絶好調です」

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、佐々木は左中間へ同点の2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:国学院大5-3青学大>◇第4週第2日◇21日◇神宮

青学大のスーパールーキー、佐々木泰内野手(1年=県岐阜商)が早くも今季4号本塁打を放った。

3番三塁で出場。0-2の3回1死二塁で、国学院大・楠茂の初球、甘くきたスライダーを左中間へ放り込んだ。「2点差で、ランナーをかえそうと強い打球を意識しました。いい結果につながりました」と振り返った。

自身の状態について「絶好調です」と話すとおり、出場6試合で4本塁打。リーグ記録である大学の先輩、井口(現ロッテ監督)の通算24本超えを目標とするが、井口は1年春は1本だった。それを上回るハイペースで本塁打を重ねている。

一方で、冷静な目も持つ。「まだ来た球を(反応で)打つことはできません。配球を考えてます」と明かした。2ランは初球のスライダーだったが、前日の1回戦では、同じ楠茂にスライダーで三振を喫した。「ストレート3、変化球7」と、やられた結果球に重点を置いた読みが当たった。

ちなみに、東京6大学野球リーグ記録は、慶大・高橋由伸の23本塁打。1年春は3本だった。

青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、佐々木は左中間へ同点の2点本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
青学大対国学院大 3回表青学大1死二塁、左中間へ同点の2点本塁打を放ち生還する佐々木(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

東洋大・橋本びっくり満塁ランニング弾!開幕6連勝の中大止めた

中大対東洋大 5回裏東洋大2死満塁、中越え満塁ランニング本塁打を放つ橋本吏(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球:中大2-10東洋大>◇第4週第1日◇20日◇神宮

東洋大が、中大の開幕からの連勝を6で止めた。橋本吏功外野手(2年=花咲徳栄)が満塁ランニングホームラン。中大は、優勝した72年春以来49年ぶりの開幕7連勝を飾れなかった。

   ◇   ◇   ◇

東洋大が、中大の連勝を止めた。杉本泰彦監督(61)は「今日勝たないと、中大さんが走っちゃうと思っていた。それは阻止しないと。守備のエラーも出たが、今日は東洋の日だった」と振り返った。 橋本吏功外野手(2年=花咲徳栄)の満塁ランニングホームランが、流れを引き寄せた。 3-1で迎えた5回2死満塁、直球をとらえた。打球は伸びてフェンス手前へ。一塁を回ったところで中堅手が弾いたのが見え、加速した。ボールが転々とする間に猛ダッシュし、ヘッドスライディングで本塁もセーフ。高校通算30本塁打だったが、ランニングホームランはなかった。「感触は、けっこうよかった。ランニングホームランは、少年野球以来です」と笑った。3回には2死一、二塁のチャンスで遊ゴロに倒れて追加点を奪えず。5回表の中堅の守備では落球していたが、ミスを帳消しした。 開幕から連勝していた中大を大差で破った。それでも杉本監督は「明日も勝たないとチャレンジ失敗になってしまう。集中して臨みたい」と引き締めていた。

▽中大・清水達也監督(開幕からの連勝が6で止まり)「いいスタートが切れたことは確かだが、ミスは出ていた。しっかり守れれば、接戦になっていた」

中大対東洋大 5回裏東洋大2死満塁、橋本吏(手前左から2人目)の中越え満塁ランニング本塁打に盛り上がる東洋大の選手たち(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

駒大サヨナラ勝利で今季2勝目 足で勝利に導いた浦口、元広島野村超え狙う

立正大対駒大 9回裏駒大1死満塁、大森の打球を遊撃手が二塁に送球も、浦口(右)がセーフとなり、野選でサヨナラ勝ちを呼んだ(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球:駒大8-7立正大>◇第4週第1日◇20日◇神宮

駒大がサヨナラ勝利で今季2勝目を挙げた。

同点で迎えた9回裏、1死二、三塁から1番浦口輝外野手(3年=三重)が申告敬遠で出塁し満塁とすると、打席には2番大森廉也外野手(2年=市立船橋)。フルカウントから大倉孝一監督(59)は「(走者)3人ともエンドランのサインを出しました」と、3人の走者が一斉にスタートを切った。大森の打球は遊撃へのゴロで、併殺を狙った二塁の送球に、俊足の浦口の足が勝りセーフ。その間に三塁走者がホームインし、野選でサヨナラ勝利を決めた。浦口は「最後までやることをやる。徹底しているので、走りました」と、役割を果たし胸を張った。

リードオフマンが勝利に導いた。浦口は「足には自信がある。出塁することだけを考えています」と2安打2四球で2盗塁。持ち味を発揮した。50メートルは5秒8。この冬は、スタートの切り方、スライディングや投手のクセを見るなど練習を重ね、今季1番に定着。現在、リーグトップの7盗塁。リーグのシーズン最多記録は、駒大の先輩・元広島の野村謙二郎が持つ18。浦口は「僕は19を狙います」と言い切った。

コロナ禍で迎えた今季の東都大学野球リーグは、9回終了時点で試合時間が3時間30分を超えると、新しいイニングに入らない、という新しいルールが適用。9回裏を迎え3時間30分を超えていただけに、引き分け終了間際で、駒大が試合を決めた。大倉監督は「今日の勝ちはめちゃくちゃ大きい1勝です」と安心した表情を浮かべた。

▽立正大・桂川弘貴主将(乱打戦の末にサヨナラ負け、1勝6敗となって)「なにか足りない。泥くさく、最後に1点勝っていればいい。切りかえて、全員一緒になって勝ちにいく」

立正大対駒大 9回裏駒大1死満塁、大森の打球を遊撃手が二塁に送球も、浦口(右)がセーフとなり、野選でサヨナラ勝ちを呼んだ(撮影・野上伸悟)
立正大対駒大 サヨナラ勝ちに笑顔でガッツポーズの駒大・浦口(左)と新田主将(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

国学院大ルーキーコンビが勝利導く 伊東3打点&勝ち越し打 坂口は好救援

国学院大対青学大 国学院大の1年生コンビ、伊東(左)と坂口は、勝利に笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球:国学院大6-5青学大>◇第4週第1日◇20日◇神宮

今年初の夏日となった神宮球場では、初夏の陽気に誘われ、フレッシュな1年生が活躍した。

国学院大は、今季初出場のルーキーコンビが勝利に導いた。

5-5の同点で迎えた8回2死一、三塁から伊東光亮内野手(1年=大阪桐蔭)が右前へ勝ち越し打。さらに、守備が乱れる間に一塁走者も生還し、この回2点を挙げた。伊東は「うれしかったです。今後につながる1本になったと思う」と声を弾ませた。6回には、2死二、三塁から右翼線を破る同点の2点適時打を放っており、4打数3安打3打点の活躍だった。

高校野球への思いを発奮材料にした。昨年はコロナ禍で春、夏の甲子園が中止に。伊東は夏の交流戦の東海大相模戦に「8番遊撃」で先発出場したものの、無安打に終わった。試合は4-2で勝利したが「高校野球は不完全燃焼でした」と振り返る。「大学では日本一になりたい」と、強い気持ちで国学院大に入学。デビュー戦にも、気後れすることなくファーストストライクから積極的に振っていき結果につなげた。「これからもチームの中心になれるように活躍したいです」と笑顔を見せた。

投げては坂口翔颯投手(1年=報徳学園)が8回無死一、二塁から登板。犠飛で1点は失ったものの、9回は3者凡退に抑えて逃げ切った。ルーキー2人の活躍に、鳥山泰孝監督(46)は「2人とも野球に真摯(しんし)に向き合える選手」と目を細めた。

敗戦した青学大も1年生コンビが躍動した。佐々木泰内野手(1年=県岐阜商)が今季3号本塁打を放ち、大手晴外野手(1年=横浜)は、5回の一時同点に追いつく適時内野安打を含む4打数3安打1打点をマークした。

国学院大対青学大 6回表国学院大2死二、三塁、右適時二塁打を放つ伊東(撮影・野上伸悟)
国学院大対青学大 力投する国学院大・坂口(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

青学大1年佐々木3号は先輩井口を上回るハイペース 8回満塁機は悔やむ

国学院大対青学大 6回裏青学大無死、左越え本塁打を放ち三塁を回る佐々木(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球:国学院大7-6青学大>◇第4週第1日◇20日◇神宮

青学大ルーキーの佐々木泰三塁手(1年=県岐阜商)がリーグトップに並ぶ3号本塁打を放った。

6回先頭で打席に入ると、3球目の速球を左翼に運んだ。目標にあげる先輩井口(通算24本=現ロッテ監督)の1年春は1本だった。それを上回るハイペース。もっとも本人は2点を追う8回1死満塁で中犠飛に終わったことを悔やんだ。「ヒットが欲しかった。打ち損じです」と話していた。

▽青学大・大手晴外野手(1年生はリーグ初出場で3安打1打点)「(連敗の)流れを変えてやろうという思いで行きました。初めての神宮はのびのびできて、やりやすい球場です」

国学院大対青学大 6回裏青学大無死、左越え本塁打を放ち三塁を回る佐々木(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

青学大3連敗 1年佐々木3号など猛追も届かず 安藤監督「見つめ直して」

国学院大対青学大 6回裏青学大無死、左越え本塁打を放ち三塁を回る佐々木(撮影・野上伸悟)

<東都大学野球:国学院大7-6青学大>◇第4週第1日◇20日◇神宮

今季から1部に昇格した青学大が3連敗を喫した。

6回に投手陣が制球を乱して一挙5点を失い、8回にも四球から2点を奪われた。打線は新戦力の佐々木泰三塁手(1年=県岐阜商)が3号本塁打、さらに初出場の大手晴外野手(1年=横浜)の3安打などで猛追したが、あと1点届かなかった。

開幕から2カード目までは3勝1敗。上々の滑りだしを見せたが、前週から3連敗として勝率も5割を切ってしまった。安藤寧則監督(43)は「足もとを見つめ直してやれることをやっていきます」と話した。

国学院大対青学大 力投する青学大・森圭(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む

JABA北海道大会日程発表 JR北海道-大阪ガス、北海道ガス-JR東

日本野球連盟北海道地区連盟は19日、JABA北海道大会(5月17日から4日間、札幌円山ほか)の組み合わせを発表した。JR北海道クラブ、航空自衛隊千歳、日本製鉄室蘭シャークス、北海道ガスの北海道勢4チームに、19年都市対抗王者JFE東日本など道外8チームの計12チームで争い、優勝チームは日本選手権(6月29日開幕、京セラドーム大阪ほか)の出場権を獲得する。

3ブロックに分かれて行う4チーム総当たりの予選リーグ(17~19日)に続き、20日に決勝トーナメントを実施。

昨年、都市対抗本大会出場のJR北海道クラブは17日の予選リーグ初戦で大阪ガスと対戦。92年都市対抗で熊谷組を準優勝に導いた清水隆一新監督(61)が就任した北海道ガスは、JR東日本と対戦する。

19年の日本選手権、都市対抗に出場し2年ぶりの全国切符を狙う日本製鉄室蘭シャークスはトヨタ自動車、航空自衛隊千歳は日本生命と初戦でぶつかる。

関連するニュースを読む

東農大・西表「盗塁刺されたくない」ソフトバンク周東の大学時代より高評価

東農大対拓大 石垣島出身の東農大・西表(撮影・保坂恭子)

<東都大学野球2部:東農大2-6拓大>◇第1週第2日◇19日◇大田スタジアム

東農大のリードオフマン、西表大夢(いりおもて・ひろむ)外野手(3年=八重山)が、自慢の俊足を見せた。

「1番・中堅」でスタメン出場。5回2死一、三塁で、三塁へゴロを打ったが、ヘッドスライディングでセーフ。すぐに起き上がり、送球がそれる間に二塁まで到達した。8回には死球で出塁し、すかさず盗塁も決めた。

東農大オホーツク監督時代にソフトバンク周東を指導している東農大・樋越勉監督は「タイムは周東と同じくらい。打撃や守備を含めれば、大学時代の周東よりも上だと思う」と評価する。

監督から周東の学生時代について聞いている西表は「盗塁はスタートを切る勇気が大切と言われた。走る前に失敗することは考えないで、スタートを切っています」と明かした。

父は西表島出身だが、西表は石垣島で生まれ育った。50メートルは5秒8で「島で育ったので、小さい頃から外で遊んでいたからだと思います」。砂浜を走ったり、海に潜ったりする日常の遊びで足腰が鍛えられた。

石垣島から「レベルの高い関東で」という思いで東農大に進学した。高校までは内野手だったが、大学入学後に外野手へ転向。「外野の守備にも慣れました。広い守備範囲をいかせると思います」と自信もある。1番打者を任されており「足が速くても、出塁しなければ意味がない。出塁率は4割を目指したい。盗塁は、1回も刺されたくない」と目標を掲げた。

関連するニュースを読む

茨城日産・入江、肩痛から復活の登板149キロ 来秋ドラフト候補にも

茨城日産対茨城トヨペット 8回の1イニングを1安打無失点に抑えた茨城日産・入江(撮影・古川真弥)

<オープン戦:茨城日産4-1茨城トヨペット>◇ノーブルホームスタジアム水戸◇19日

新規社会人野球チームの茨城日産に最速149キロ左腕がいた。入江空投手(22=作新学院大)だ。4-1の8回、4番手で登板。先頭にチェンジアップを右前へ運ばれたが、後続を空振り三振、右飛、見逃し三振に抑え、0でつないだ。

先頭への6球目だった。「力を入れよう」と腕を振ったら、試合での自己最速を1キロ更新する149キロが出た(結果はファウル)。無失点で終え「2年のブランクの割には、四球もなくて良かったです」と胸をなで下ろした。

宇都宮工から作新学院大に進み、2年秋から主戦を務めた。関甲新学生野球リーグで5勝を重ねたが、3年秋に左肩炎症。4年秋に「引退試合」として短いイニングを投げたことはあったが、本格的な登板からは遠ざかった。「上で野球を続けたい」と願う中、同じ北関東に出来る茨城日産と縁がつながった。

チームは3月末に全員集合したばかり。入江は現在、営業の研修を受けながら、野球を続けている。「1カ月前と比べ、車の知識がつきました。保険の勉強もしないといけません」。練習は、午後6時まで働いてから。仕事と野球の両立へ忙しい毎日だが、顔は充実感にあふれていた。

左で150キロ近く。大学時代、プロのスカウトが視察に訪れていた。肩痛からの復帰は果たした。社会人野球でもまれ、成長していけば、来秋のドラフト候補に浮上する可能性はありそうだ。

◆入江空(いりえ・そら)1998年(平10)11月3日生まれ。栃木・宇都宮市出身。小学4年の時、梁瀬スポーツで野球を始める。旭中、宇都宮工から作新学院大へ。50メートル走6秒2、遠投120メートル。目標の選手は、ソフトバンク・モイネロ。178センチ、82キロ。左投げ左打ち。

関連するニュースを読む

日大が開幕2連勝 ドラフト候補の峯村は適時三塁打「センター方向を意識」

大正大対日大 ドラフト候補の日大・峯村(撮影・保坂恭子)

<東都大学野球2部:大正大2-9日大>◇第1週第2日◇19日◇大田スタジアム

日大が、開幕2連勝を飾った。今年から指揮をとる片岡昭吾監督(43)は、開幕戦での初勝利から連勝でスタートを切った。「ノックなどバッテリーを中心とした守備力をしっかりやってきた。守っていく、という所では形が少しできてきたのかなと思う。2連勝できましたが、課題も出た。それも良かったと思う」と手応えを口にした。

初回に、3番林拓馬外野手(2年=大垣日大)が頭部死球を受けて交代。7回の守備では、一塁手の池田章人内野手(4年=長野日大)が味方と交錯して交代するアクシデントもあったが、チームで乗り越えた。

打線は、11安打で9得点を挙げた。今秋ドラフト候補の峯村貴希内野手(4年=木更津総合)は、5回2死一塁で、左中間を破る適時三塁打を放ち1点を追加した。「センター方向を意識して打ったことで、三塁打になったと思う。試合の中で、いいパフォーマンスができるように修正していきたい」と話した。

関連するニュースを読む

日産自動車OB宮田仁氏ら活動再開に期待「皆さん、復活を望んでいます」

茨城日産対茨城トヨペット 応援に駆け付けた日産自動車OB。左から、明大・田中監督、元投手の宮田氏(撮影・古川真弥)

<オープン戦:茨城日産4-1茨城トヨペット>◇ノーブルホームスタジアム水戸◇19日

新規社会人野球チーム茨城日産の初陣に、10年から休部が続く日産自動車野球部のOBも駆け付けた。

明大・田中武宏監督(60)は「ユニホームが、ほぼほぼ同じ。10何年前を思い出し、懐かしいですね」と、白地に赤のユニホームを見て目を細めた。茨城日産には、明大の教え子である藤江康太内野手(22=明大)が進んだ。この日は「2番二塁」で出場し、5回に左前打。「我々にとっても、受け皿が増えるのは大きいです」と、新チーム誕生を歓迎した。

日産自動車のエースとして活躍し、日本代表としてキューバ打線を抑えた経歴もある宮田仁氏(46)も駆け付けた。「『NISSAN』の文字が入ったユニホームがグラウンドで躍動する姿を見るのは、10何年ぶり。日産本社は休部している。皆さん、復活を望んでいます。(茨城日産の誕生が)少しでも、復活の一押しになればうれしいです」と期待した。

茨城日産は車の販売などを行う会社であり、日産自動車とは別資本。茨城日産のチーム立ち上げが、日産自動車の活動再開に直接つながるものではない。ただ、茨城日産の監督は、日産自動車で長年ヘッドコーチを務めた渡辺等氏(56)。日産自動車OBからの支援も届いている。名門の活動再開へ、機運が高まることを願う声は多い。

茨城日産対茨城トヨペット 5回裏終了後、一緒にグラウンド整備を行う茨城日産の選手(右)と茨城トヨペットの選手(左)(撮影・古川真弥)
茨城日産対茨城トヨペット 茨城日産2回裏1死走者なし、中前へチーム初安打となる二塁打を放つ田中悠(撮影・古川真弥)

関連するニュースを読む

茨城日産・田中悠也がチーム初安打、チーム始動まで1年間2人で練習

茨城日産対茨城トヨペット チーム初安打となる二塁打を放った茨城日産・田中悠(撮影・古川真弥)

<オープン戦:茨城日産4-1茨城トヨペット>◇ノーブルホームスタジアム水戸◇19日

新規社会人野球チーム茨城日産の対外試合初安打を放ったのは、苦労人のキャプテンだった。

2回1死走者なしで、5番左翼の田中悠也外野手(23=麗沢大)がチーム初安打。左中間に落ちる当たりを滑り込んだ相手中堅手がはじくのを見て、一気に二塁へ到達した。

3月末に全員集合し、スタートしたばかり。全25選手のうち、新卒が23人。残り2人のうちの1人が、田中悠だ。他の選手より1年早く入社したのは、野球チームができると聞いたからだ。「野球が出来ると聞いて。1年間、厳しい状況の中でも、会社の方に手伝っていただき、練習してきました」と振り返った。もう1人の選手とともに、キャッチボール、打撃練習、ノック、ベースランニングなど、限られたメニューを続けた。同時に、販売店に営業マンとして勤務。既に数台、車を販売した実績をつくった。

新たな仲間が増え、キャプテンという重責も任された。「1年半、やってなかったので、待ち望んだ試合でした。うれしいです。最初に1本打って、キャプテンとして引っ張ることができて良かったです。チームとしては都市対抗出場、個人としては茨城を代表する選手になれるよう、頑張ります」と決意を口にした。【古川真弥】

茨城日産対茨城トヨペット 茨城日産2回裏1死走者なし、中前へチーム初安打となる二塁打を放つ田中悠(撮影・古川真弥)

関連するニュースを読む

社会人野球の海上自衛隊岩国クラブが徳山大会の出場辞退

山口県野球連盟は社会人野球の徳山大会に出場予定だった海上自衛隊岩国クラブから出場辞退の申し出があり、承諾したと発表した。海上自衛隊岩国基地の隊員が新型コロナウイルスに感染し、拡大したため。(共同)

関連するニュースを読む

「日産VSトヨタ」茨城対決は日産に軍配 決勝打の西野「打たなきゃクビ」

茨城日産対茨城トヨペット 茨城日産6回裏1死満塁、中越えに決勝の2点適時二塁打を放つ西野(撮影・古川真弥)

<オープン戦:茨城日産4-1茨城トヨペット>◇ノーブルホームスタジアム水戸◇19日

「日産VSトヨタ」の茨城ライバル対決は、日産に軍配が上がった。

新規社会人野球チームの茨城日産が、茨城トヨペットと初のオープン戦を実施。決勝打は、西野護内野手(22=新潟医療福祉大)が放った。1-1の6回1死満塁で、中越えに2点適時二塁打。「ベンチに社長、店長がいたので、打たなきゃクビにされると、気合を入れて打席に入りました」とおどけた。

今年2月、日本野球連盟(JABA)への加盟が正式承認された。4月入社の新社会人を中心に結成。チーム練習は週2日だけで、選手たちは茨城県内で車の販売などを行う会社で働きながら、個人練習も交え、野球を続けていく。

そんな茨城日産が初陣の相手を頼んだのは、同じ水戸を本拠に、同じディーラー会社である茨城トヨペットだった。選手たちが車の販売・営業などに従事するのも同じ。球場正面には、日産車GT-Rとトヨタ車スープラが並び、対決色を盛り上げた。コロナ禍で一般公開は控えたが、会社関係者など約600人が応援に駆け付けた。

茨城日産を率いる渡辺等監督(56)は「思いの外、選手たちが頑張ってくれました」とたたえた。3月末に全員集合したばかり。チーム練習は、まだ1日しかできていない。それでも、5投手の継投で試合をつくり、好機で着実に点を重ねた。この日は勝ったが「社会人野球は甘くありません。(茨城トヨペットには)見習うことばかりです。トップセールスマンの選手もいる。我々も、仕事と両立していきたい」と話した。

敗れた茨城トヨペットの野口裕貴監督(35)は「(茨城日産は)力のある投手がそろっていますね。水戸から新しいチームが生まれたのは、うれしいことですが、公式戦を考えれば手ごわい相手です」と率直に話した。

茨城日産の公式戦は、8月の都市対抗予選から。チーム力を高め、本戦出場を目指す。【古川真弥】

茨城日産対茨城トヨペット 初陣で勝利し、インタビューを受ける茨城日産・渡辺等監督(撮影・古川真弥)

関連するニュースを読む

国士舘大・池田来翔に9球団視察「自分が打って勝てるように」2安打マーク

国士舘大対専大 ドラフト候補の国士舘大・池田来(撮影・保坂恭子)

<東都大学野球2部:国士舘大2-5専大>◇第1週第2日◇19日◇大田スタジアム

ドラフト候補の国士舘大池田来翔(らいと)内野手(4年=習志野)は、2安打を放った。

1-3で迎えた5回には、2死から左前打を放つなど存在感を見せた。9球団のスカウトが視察に訪れていたが「自分のスイングは出来ていると思う。チームが負けてしまったので、自分が打って勝てるようにしたい」と話した。

昨年まではあまり長打を意識していなかったが、今年はアピールの意味も含めて「ホームランを狙っていきたい。(春季リーグ戦の)目標はホームラン5本、打率は3割5分は打ちたい。そうしたら、チームの活性化にもつながると思う」と意気込んでいた。

関連するニュースを読む

専大・村上が2戦連続弾「野球をやめないで良かった」両親の後押しで進学

国士舘大対専大 2回裏専大、先頭で2号ソロを放った村上隼(撮影・保坂恭子)

<東都大学野球2部:国士舘大2-5専大>◇第1週第2日◇19日◇大田スタジアム

専大の主将、村上隼人内野手(4年=西脇工)が2戦連続の本塁打を放った。

0-0で迎えた2回先頭で、カウント2-0から直球を左翼スタンドに運び、先制の2号ソロ。「バッティングカウントだったので、まっすぐを狙っていました」と振り返った。

18日の国士舘大戦で公式戦初本塁打をマークしており、2試合連発となった。「オープン戦から自分の調子は悪くなかった。感覚をつかめたので、これからホームランも数にこだわって打ちたい」と話した。チームは開幕から2連勝。「2試合勝てたのは、大きい。いいスタートが切れました」と話した。

高校卒業時には就職をするつもりだったが、両親の後押しもあり進学を決めた。「野球をやめないで良かったです」と笑顔だった。

関連するニュースを読む

専大杉山2安打2打点 父は西武2軍コーチ「父の母校を1部復帰させたい」

国士舘大対専大 途中出場で2打数2安打2打点をマークした専大・杉山拓海(右)と観戦に訪れた父の賢人西武2軍投手コーチ

<東都大学野球2部:専大5-2国士舘大>◇第1週第2日◇19日◇大田スタジアム

専大・杉山拓海外野手(4年=仙台育英)が、父の杉山賢人西武2軍投手コーチ(52)の前で結果を出した。途中出場ながら、2打数2安打2打点と大活躍。「目の前で打ててよかったです。今日は(観戦に)来ているかなと思っていました」と喜んだ。

オフを利用して観戦に訪れた杉山コーチは「ハラハラドキドキ、ミスしないかなと、打てなかったらどうしようと親目線で見ていました」と話した。

3回途中の守備から、左翼手に入った。1-1で迎えた4回1死満塁では、体勢を崩されながら犠飛を放ち、勝ち越しの1点を奪った。

専大は父の母校でもあり「最後に神宮でプレーしたい気持ちもありますし、父の母校を1部復帰させたいです」と意気込んだ。

関連するニュースを読む

GT-Rvsスープラ 茨城日産が茨城トヨペットと対外試合初戦

茨城日産対茨城トヨペット 球場前には日産車GT-R(右)とトヨタ車スープラが並び、対決色を盛り上げた(撮影・古川真弥)

<オープン戦:茨城日産-茨城トヨペット>◇19日◇ノーブルホームスタジアム水戸

新規社会人野球チームの茨城日産が、対外試合初戦を迎えた。

相手は、同じ水戸のディーラー会社が母体の茨城トヨペット。球場正面には、日産車GT-Rとトヨタ車スープラが並び、対決色を盛り上げた。

茨城日産・渡辺等監督は「同じ水戸のチーム同士、盛り上げていきたいです」と決意表明。茨城トヨペット・野口裕貴監督も「同じ気持ちです。日産さんも、うちも、同じディーラー。仕事をしながらプレーしている。社会人野球に新しい風を吹かせられたら」と話した。

茨城日産は水戸を本拠地とする社会人野球チームで、今年2月に日本野球連盟(JABA)への加盟が正式承認された。4月入社の新社会人を中心にチームを結成。母体は、茨城で自動車販売などを行っている茨城日産で、日産本社とは別資本。ただ、名門の日産自動車は10年から休部が続く。同じ「日産」の社会人チームが誕生したことで、日産本社野球部の活動再開へ機運が高まるのでは、と期待する声は多い。

関連するニュースを読む

明大が30年ぶり毎回得点で開幕2連勝 丸山主将「積み重ねの結果です」

東大対明大 8回裏明大1死一塁、右越え本塁打を放つ堀内(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:明大17-2東大>◇第2週第2日◇18日◇神宮

明大がリーグ史上30年ぶり3回目の毎回得点で、開幕2連勝を飾った。

初回の2得点を皮切りに、毎回安打を重ね計19安打17得点。ポイントを2点とし、首位に立った。東大は6投手をつぎ込むも流れを止められず、17年秋からの引き分けを挟む連敗は59に伸びた。立大は法大に競り勝った。

    ◇    ◇    ◇

どれだけリードを広げても、明大は最後まで攻撃の手を緩めなかった。8回に途中出場の堀内祐我内野手(2年=愛工大名電)が、東大・井沢から自身初本塁打となる2ランを放ち、毎回得点を達成。丸山和郁主将(4年=前橋育英)は「リーグ戦は何点あってもいい。1イニングの積み重ねの結果です」と胸を張った。

主将自ら引き締めた。グラウンド整備後の5回と7回の終了後、攻守交代が遅かった。「当たり前のこと。スキを見せないように」と8回の攻撃前、ナインに“喝”を入れた。田中武宏監督(60)は「その通り」とうなずいた。例年以上に練習熱心な選手が多いという。「コロナで野球が出来なかった去年の4年生の姿を見ているのでしょう」。チーム力の根底にあるものを、そう話した。

丸山は「去年の4年生は、スタメンの人でも夜もずっと練習していた。それでも優勝に絡めない。もっと、もっと練習しないと」。前日の1回戦も17安打11得点と大勝したが、自身はバント安打1本のみ。夜も、この日の朝もコーチと振り込み、4安打3盗塁と雪辱した。投手陣も大量リードに緩まず「明大、強し」を印象づけた。【古川真弥】

東大対明大 8回裏明大1死、二塁へ安打を放つ丸山(撮影・野上伸悟)

関連するニュースを読む