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ポルティモネンセGK中村航輔、4カ月ぶり先発復帰で無失点 昨年9月の日本代表トルコ戦で負傷

ポルティモネンセGK中村航輔、4カ月ぶり先発復帰で無失点 昨年9月の日本代表トルコ戦で負傷

23年6月20日 日本対ペルー 後半、セーブするGK中村航(撮影・藤尾明華)

<ポルトガル1部リーグ:ポルティモネンセ1-0ファレンセ>◇第17節◇12日◇ポルティマン

ポルティモネンセのGK中村航輔(28)がホームのファレンセ戦でフル出場し、昨年9月以来4カ月ぶりに復帰した。チームは1-0で勝って6試合ぶりの白星を挙げた。

前半15分、ゴール隅に放たれた相手の左足ミドルシュートを横っ跳びではじき出し、同38分にも相手の強烈なシュートをセーブ。チームの8試合ぶりとなる無失点勝利に貢献した。

日本代表として昨年9月12日に行われた国際親善試合トルコ戦に先発し、相手選手と接触した際に右肩を負傷して交代。同16日にクラブとの契約を25-26年シーズン終了まで2年間延長したが、そのまま戦列を離れていた。

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オリベイレンセのカズ、24年初戦は途中出場で同点に貢献も「次の試合がもっと重要になる」

カズ(三浦知良)(2023年6月撮影)

<ポルトガル2部:オリベイレンセ1-1マリティモ>◇第16節◇6日

オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が、マリティモ戦に途中出場し、勝ち点1に貢献した。

カズは0-1で迎えた後半43分から出場。後半アディショナルタイムに、右コーナーキックの流れから味方がミドルシュート。相手GKが右に弾いたところ、主将のMFフィリッペ・アウベスが詰め同点に追い付いた。カズもゴール前でこぼれ球に詰めていたが、ボールはアウベスの目の前に転がった。カズの出場は昨年12月10日の第13節ベレネンセス戦以来、3試合ぶりで今季3試合目。チームは連敗を4で止め、5試合ぶりに勝ち点を積み上げた。

試合後のカズのコメントは以下の通り。

-1点を追う場面での出場でしたがどんなことを意識して入りましたか

カズ もう、とにかく自分の入り方は1点を取るってことだけだったので、シンプルに前で仕事をしたいと思っていました

-監督からの指示は

カズ 後ろのセンターバックの選手を外すので、カーターと僕とで2トップ気味になるっていうことと、自分たちを信じて最後までプレーするように言われました

-24年の初戦は引き分け。。今のチーム状況は

カズ 相手は去年ポルトガル1部リーグから降格しきた強豪で、今年1部に上がろうとしている上位のチーム。ここのところ勝てていなかったので、そういう強い相手に1ポイント獲れたということは大きなこと。24年最初の試合に出場できたというのは良かったですけど、次の試合がもっと重要になるので良い準備して、もっと出場時間のばせるように、明日からまた頑張ります

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56歳FWカズが3試合ぶりに途中出場 得点のにおい漂わせオリベイレンセの連敗ストップに貢献

三浦知良(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部:オリベイレンセ1-1マリティモ>◇第16節◇6日

オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が、マリティモ戦に途中出場し、勝ち点1に貢献した。

カズは0-1で迎えた後半43分から出場。後半ロスタイムに、右コーナーキックの流れから味方がミドルシュート。相手GKが右に弾いたところ、主将のMFフィリッペ・アウベスが詰め同点に追い付いた。カズもゴール前でこぼれ球に詰めていたが、ボールはアウベスの目の前に転がった。

カズの出場は昨年12月10日の第13節ベレネンセス戦以来、3試合ぶりで今季3試合目。チームは連敗を4で止め、5試合ぶりに勝ち点を積み上げた。

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スポルティング指揮官の本音…守田がアジア杯で不在「日本が決勝に進めないことを願っているよ」

守田英正(2023年撮影)

<ポルトガル1部リーグ:スポルティング5-1エストリル>◇第16節◇5日◇リスボン

日本代表MF守田英正(28)が所属するスポルティングはホームでエストリルに5-1で大勝した。首位を快走するチームは16試合を終えて勝ち点を40に伸ばした。守田は12日に開幕するアジア杯出場のためベンチ外だった。

日本代表のボランチの他にもアフリカネーションズ杯(13日開幕)に出場するコートジボワール代表DFディオマンデ(20)、モザンビーク代表FWカタモ(22)ら主力がチームを離れることになる。

アモリム監督は地元メディアにそのことについて問われると「それを受け入れなければならない。彼らの幸運を祈っていますが、コートジボワール、モザンビーク、日本が決勝(2月10日)に進めないことを願っているよ」と冗談交じりに本音をのぞかせた。

今季の守田はチームに欠かせない存在としてリーグ戦14試合に出場し、1得点3アシスト。欧州リーグでも5試合に出場している。

スポルティングの指揮官だけでなく、MF久保建英が所属するレアル・ソシエダードのアルグアシル監督も「言いにくいが、なるべく早く負けて戻ってきてほしい」と話していた。日本代表の欧州組は所属クラブから惜しまれながら代表に合流。最長で1カ月以上に及ぶ離脱で、各クラブにとっては痛手となる。

リバプールではMF遠藤航が主力に定着しつつあるが、クロップ監督は「慣れてきた頃に抜けてしまうのは残念」とコメント。遠藤は「残ってほしいと言われるのは幸せ。優勝して帰りたい」と3大会ぶりのアジア制覇へ、気持ちを切り替えていた。

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スポルティング守田英正、決勝点をアシスト ポルティモネンセに2-1勝利

守田英正(2023年3月撮影) 

<ポルトガル1部リーグ:ポルティモネンセ1-2スポルティング>◇30日

スポルティングの守田英正はアウェーのポルティモネンセ戦にフル出場した。1-1の後半35分に決勝点をアシストし、チームは2-1で勝った。(共同)

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スポルティング守田英正は後半39分までプレー ポルトとの上位対決制し首位堅持

守田英正(2023年撮影)

<ポルトガルリーグ:スポルティング2-0ポルト>◇18日◇第14節◇エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ

日本代表MF守田英正(28)が所属するスポルティングが本拠地でポルトを2-0で完勝し、首位を堅持した。

試合前に2位だった強豪を退けた。前半11分にFWビクトル・ギェケレシュ(25)が幸先よく先制点をゲット。後半6分に相手DFペペ(40)が退場すると、同15分にMFペドロ・ゴンサウベス(25)が追加点を奪ってリードを広げた。

守田は上位対決で後半39分までプレー。チームの勝利に貢献した。

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オリベイレンセ18歳永田滉太朗が途中出場デビュー、カズはベンチ入りも出番なし、チーム3連敗

三浦知良(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部:オリベイレンセ1-3マフラ>◇第14節◇17日◇オリベイレンセ

FWカズ(三浦知良、56)が所属するオリベイレンセはホームでマフラに1-3で敗れ3連敗となった。今夏、横浜FCから期限付き移籍で加入したMF永田滉太朗(18)が後半26分から投入され、デビューした。1-2の状況で左のウイングに入り、持ち味のドリブルでの仕掛けやクロスで好機をつくった。永田はオリベイレンセのU-19でプレーはしていたが、プロ契約4カ月目でトップデビューを果たした。

永田は試合後「今まで試合に出れなかった悔しさを全部ぶつけようという気持ちで試合に臨みました。ボールを持ったら縦に仕掛けてクロスというのは意識して、自分のアシストやゴールでチームを勝たせられれ

ば良かったですけど、それが出来なかくて悔しいので次に向けて切り替えてやっていきたいと思います」と話した。

チームはファビオ・ペレイラ監督がマリティモの指揮官に就任し、今節から新たに就任したヒカルド・シェウ新監督(42)が指揮をとった。カズはベンチ入りしたが出場はなかった。

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オリベイレンセ・カズが後半42分から途中出場も追いつけず「ゴールまで点を狙うだけと入った」

三浦知良(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部:ベレネンセス1-0オリベイレンセ>◇第13節◇10日

オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が、ベレネンス戦で0-1の後半42分から途中出場した。カズの出場は8月20日の第2節ビラベルデンセ戦以来。

オリベイレンセを指揮していたペレイラ監督が、前節の試合で退任し、ポルトガル2部マリティモの指揮官に就任。この日は、ダニエルGKコーチが監督代行として指揮を執った。

終盤の押し込む展開の中で、カズはゴール前に果敢に入り込むもシュートチャンスがなく終わり、0-1で敗れた。オリベイレンセは2連敗で4戦未勝利になった。

試合後のカズのコメントは以下の通り。

-1点を追う場面での出場。意識したことは

カズ 「もう時間も時間でしたしとにかく1点取らないことには負けてしまうので、ゴール前で点を狙うだけだなと、そういうつもりで入りました」。

-監督が退任し難しい状況だがチームの雰囲気は

カズ 「Jリーグでもそうですけど、監督が途中で交代することはよくあるので、自分たちは準備期間も少なかったですけど、やるべきことは変わらないので、自分自身もこの試合に向けて集中してやるだけでした。チーム全体としては監督が変わることは難しい状況にはなりますけど、自分達がやらなければいけないことは変わらないので今日の試合にフォーカスしてやってきました」

-日本のファンに

カズ 「今日も出場時間は短かったですけど、少しでも出場時間を延ばせるようにもっともっとトレーニングからしっかりやって、1分でも長く出られるように、そして出た時には積極的にプレーしたい。日本でDAZNを見てくれているサポーターの皆さんにゴールという結果を届られるように頑張ります。応援してください」。

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オリベイレンセ・カズがで後半42分から今季2試合目の途中出場、0-1で敗れ2連敗

三浦知良(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部:ベレネンセス1-0オリベイレンセ>◇第13節◇10日

オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が、ベレネンス戦で0-1の後半42分から途中出場した。カズがリーグ戦でベンチ入りするのは9試合目で、出場は8月20日の第2節ビラベルデンセ以来。

後半44分には右サイドからのクロスにゴール前のファーに走り込むも、クロスはカズに届く前に相手DFにはね返されてしまった。後半アディショナルタイムにはペナルティーエリア内でカズが競ったこぼれ球を、MFドゥアルテ・ドゥアルテがミドルを放つも枠外。終盤の押し込む展開の中で、カズはゴール前に果敢に入り込むもシュートチャンスがなく終わり、0-1で敗れた。オリベイレンセは2連敗で4戦未勝利になった。

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スポルティング守田英正1アシスト、復帰間近かポルティモネンセGK中村航輔はベンチ入り

守田英正(2022年12月4日撮影)

<ポルトガル1部リーグ>◇9日

首位スポルティングのMF守田英正はアウェーのギマランイス戦で前半41分に先制点をアシストした。右からのクロスを相手DFと競り合いながらも右足アウトサイドで落とし、味方のゴールお膳立てした。今季2アシスト目。フル出場したが、チームは2-3で敗れ、今季2敗目を喫した。

MF相馬勇紀が先発したカザピアはポルトに1-3で敗戦。勝ったポルトは2位に浮上し、首位スポルティングと勝ち点31で並んだ。

GK中村航輔が所属するポルティモネンセはホームでファマリカンと1-1で引き分け。けがで戦列を離れていた中村は前節2日のカザピア戦に続いてベンチ入りした。9月12日に行われた国際親善試合トルコ戦で相手選手と接触した際に右肩を負傷していた。

ポルトガルのスポーツ紙ボラは「中村はチームの中で最も高く評価されている選手の1人。パウロ・セルジオ監督も認める選手」とし、近いうちに中村が正GKとして復帰する可能性があると報じていた。

中村は9月16日にクラブとの契約を25-26年シーズン終了まで2年間延長している。

GK中村航輔(2023年6月17日撮影)

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スポルティング守田英正がフル出場 ジル・ビセンテ藤本寛也との日本人対決で逆転勝利に貢献 

ジル・ビセンテ戦にフル出場したスポルティング守田(右)(ロイター)

サッカーのポルトガル1部リーグで4日、スポルティングの守田英正はホームのジル・ビセンテ戦にフル出場し、チームは3-1で逆転勝ちした。ジル・ビセンテの藤本寛也もフル出場した。(共同)

守田英正(2023年撮影)

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【ポルトガル2部】FWカズ&MF永田がベンチ入りのオリベイレンセ大敗、カズも永田も出番なし

カズ(三浦知良)(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部:ナシオナル5-0オリベイレンセ>◇第7節◇6日◇ナシオナル

FWカズ(三浦知良、56)が所属するオリベイレンセは、敵地でナシオナルと対戦し0-5で大敗した。カズは9月3日のトレエンセ戦以来、2試合ぶりにベンチ入りしたが出場はなかった。

また、横浜FCユースからトップ昇格し、オリベイレンセに期限付き移籍した永田滉太朗(18)は、プロ入初のベンチ入りを果たしたが、カズ同様、出場はなかった。

オリベイレンセは立ち上がりに失点し前半だけで4失点と。4戦未勝利となった。

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横浜FCとMCOのカズ所属オリベイレンセ、U23立ち上げ横浜FCユースの欧州挑戦架け橋に

※写真はイメージ

横浜FCと、FWカズ(三浦知良、56)が所属しているポルトガル2部オリベイレンセの「日欧マルチクラブオーナーシップ」のメディア向け説明会が19日、横浜市内で行われ、オリベイレンセのU-23チームの立ち上げが発表された。早ければ来季に、ポルトガルでのリーグ参戦が決まる。 オリベイレンセは、横浜FCを保有するONODERA GROUPが経営権を取得しており、Jリーグ初のマルチクラブオーナーシップ(MCO=1つのオーナーが、国籍の異なる複数クラブを保有する)となっている。

MCOの利点を生かし、今季は横浜ユースのMF永田滉太朗(18)がトップとプロ契約を結び、オリベイレンセへ期限付き移籍。Jリーグを経由せず、ポルトガルでプロ生活をスタートさせている。永田はオリベイレンセのU-19で公式戦デビュー。トップチームでも練習をしており、現在はトップデビューも目指している。

オリベイレンセにはU-19はリーグ参戦しているが、U-23はなかった。日本ではかつて、エリートリーグやJ3のU-23チームはあったが現在はなく、高卒からプロになる場合、一部の選手をのぞき公式戦出場の機会は少ない。公式戦出場を求め、大学を経由し、プロの世界に入る選手も増えている。

横浜FCの山形伸之CEOは「海外で、18歳から21歳の選手の公式戦の出場環境をつくり、欧州で経験を積みステップアップできる環境を提供できれば」と期待を寄せる。現在、リーグ参戦の申請をしており、申請が通れば来季から、U-23チームのポルトガルでのリーグ参戦が決まる。

欧州では、各国のリーグのスカウトが視察に訪れるのが日常だ。オリベイレンセは主要都市・ポルトに近く、スカウトが視察しやすい。ステップアップできれば、移籍金や連帯貢献金が横浜FCに入ることになる。実際、横浜FCからベルギー2部ロンメルに移籍したFW斉藤光毅(22)は、クラブに2億2000万円の移籍金、斉藤が育った横浜FCのアカデミーに約800万円の連帯貢献金を残した。連帯貢献金で、アカデミーの人工芝が新調された。

神奈川県は、育成年代でも横浜F・マリノス、川崎フロンターレなど強豪クラブがひしめく。育成年代の選手獲得の競争が激しい中、横浜FCからオリベイレンセへの海外挑戦の道が開かれるのは、中高生の取っ手は魅力になる。MCOの強みを生かし、語学の勉強や生活面のサポートもあるのも大きい。山形CEOは「永田選手の実績を見て、自分もという選手が出てくる手応えはある。結果を出す中で実例が増えてくれれば」と話した。

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カズ、父との最後の別れを終えポルトガルへ出発「思い出も魂も残る」天国の父へゴールを届ける

父との別れを終え、ポルトガルへと出発したFWカズ

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が15日、父との別れを終えポルトガルへと出発した。

納谷宣雄さんが8日に死去し、カズはポルトガルから緊急帰国していた。少年時代からプレーを見守り続けた父がいないサッカー生活となるが「いつもと変わらないですよ」と話し、「実家に行って、おやじがいないな、とは感じるけど…」とちょっぴり寂しさも口にした。遺骨も拾った。「そうなったとしても、思い出も魂も残る」と自らに言い聞かせた。

スタンドで見守る父が、どんなプレーの感想を言ってくれるか。それもモチベーションの1つだった。スタンドにはもう姿はない。だが「サッカーに関してはやることは変わらないです。いつも目いっぱいやっているので。今まで通り。やることは変わらない」とキッパリ。

闘病中から「おやじにゴールを」との思いを持ち、ピッチに立ち続けた。ゴールを見せることは出来なかったが、天国の父にゴールを届けることが今後の新たな目標だ。思い出と魂を胸に、再びポルトガルで得点を狙う。

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カズ緊急帰国、父の死に間に合わず…7月渡航時に「これが最後かな」覚悟の握手が最後のぬくもり

父納谷宣雄さんが死去し、ポルトガルから緊急帰国したカズ

サッカーでポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が、緊急帰国した。父の納谷宣雄さん(享年81)の死去から一夜明けた9日午前、ポルトガルからの航空機で羽田空港に到着。父への思い、生前の最後のやりとりなどを明かした。納谷さんの通夜は11日、葬儀は12日から、静岡市内で営まれる。

   ◇   ◇   ◇

カズはさみしそうにつぶやいた。大きなスーツケースを複数積んだカートを押し、到着口から姿を見せると、「自分も覚悟していたんでね…」と目を伏せた。

覚悟はしていた。ポルトガルでのシーズンを終えて帰国した6月。父の病状にについて「(余命)2カ月から4カ月」と聞かされていた。今季もポルトガルでプレーすることは決意していた。渡航3日前の7月12日には、父に会うため静岡県へ向かったという。

「帰る時、おやじに車で静岡駅まで送ってもらった。握手して別れて…。これが最後かな…と思って」

納谷さんは、入院はせず自宅で療養。積極的な治療も受けなかったという。9月に入って病状は悪化。亡くなる2日前、母の由子さんからカズに「(納谷さんが)会いたいと思うから、帰ってきてくれないか」と連絡があったという。帰国の日時を決めた矢先の8日朝、悲報が届いた。「生前に最後、会いたかったけどね。会えなかったな…という感じです」。2カ月前の握手が、最後の父のぬくもりとなった。

カズに大きな影響を与えた存在だった。納谷さんは実業家として、日本とブラジルを行き来し、ブラジルから装飾ひも「ミサンガ」を日本に持ち込み、1980年代後半から大流行させたことでも知られる。70年のW杯メキシコ大会を観戦し、ブラジル代表の映像を持ち帰って愛息に見せた。当時の日本では誰も手に入らない映像。静岡学園高を中退し、15歳でブラジルへ渡る決意をしたのも、そのビデオがきっかけだった。

プレーを見守り続けた。少年サッカークラブチーム「城内FC」(静岡市)は、弟で22年に死去した義郎さん(享年76)が指揮。少年時代に兄の三浦泰年氏(現鈴鹿監督)とプレーする姿を見続けた。ブラジルはもちろん、92年の日本代表のダイナスティ杯初優勝時など、国内外の試合のスタンドには、息子を見守る姿があった。横浜FC在籍時には、練習場に姿を見せたこともあった。

最後の別れは出来なかったが、納谷さんが亡くなるまでカズは現役であり続けた。今季もポルトガルで3試合でベンチ入りし、出場も果たしている。プレーし続ける姿を見せられたことについてカズは「そう(親孝行)ですかね…。それはそれで良かったんじゃないかな」と笑った。

<葬儀日程>

▼通夜 11日午後6時から、静岡市駿河区新川2丁目5番45号、あいネットホール新川

▼葬儀 12日午前9時から同所

▼喪主 長男三浦泰年氏

緊急帰国したカズは亡き父との対面へ向かう
父納谷宣雄さんが死去し、ポルトガルから緊急帰国したカズ

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横浜FCユースからカズ所属チームで挑戦、158cm永田滉太朗「懐に潜る部分は世界一極める」

オリベイレンセのオンラインでの加入会見を行った永田滉太朗(C)UD Oliveirense SAD

横浜FCユースから、ポルトガル2部オリベイレンセでプロ生活をスタートさせたMF永田滉太朗(18)が5日、ポルトガルでオンライン取材に応じ、欧州チャンピオンズリーグ出場の夢を掲げた。

永田は8月に横浜FCとプロ契約を締結し、オリベイレンセへ期限付き移籍を果たした。オリベイレンセは56歳のFWカズ(三浦知良)が所属し、横浜FCのオーナーのONODERA GROUPが経営権を取得している。

永田は「Jリーグで出場したい気持ちはあったが、結局、Jリーグを経由しても目指すところは海外。それなら海外に先に行って、海外の市場に出てチャレンジした方がいいと思った」と、海外を選択した理由を明かした。

最近はボルシアMGのFW福田師王ら、高校卒業後、すぐに海外に渡るケースが増えているが、過去にJを経由せずに海外挑戦した成功例は少ない。だが、永田は「不安はない。自分が成功してやろうという気持ちしかない。成功するためには勇気と自信が大事。自分はチャレンジしたい。逆に成功している人が少ないからこそ挑戦したい気持ちがあった」と強い覚悟を口にした。

身長158センチ、体重55キロ。体格の大きい選手が集う海外では、小柄な体格は不利になる可能性がある。永田は「この体で世界で成功するのは難しいのは理解している。相手の懐にもぐっていく部分は、世界一になるぐらいまで極めないと残っていけない。でも自分はそこが武器だと思っている。自信を持ってやれれば」。最近では、バスケットボールのワールドカップ(W杯)の日本代表で、172センチの河村勇輝(22)の活躍が話題になったばかり。永田は「もちろん、見てました。河村選手の活躍を見ると言い訳が出来ない。自分もやってやろうという気持ちにはなりました」と力を込める。

8月30日にトップチームの練習に合流し、9月3日にはオリベイレンセのU-19チームで公式戦に出場。後半45分間をプレーした。「個を求められるリーグなので。シーズン通して試合に出られれば、個は伸びていくと思っている」とキッパリ。チームメートのカズからは「ようこそ」と温かく迎えてもらった。カズの練習前の準備からプロの姿勢を目の当たりにし、刺激を受けた。将来の目標に「ポルトガルは、上を目指す選手ばかり。みんな、ビッグチームでやりたい思いでやっている。自分も1部を目指して。そこから欧州CLに出るのが目標。CLに出て、もっと世界に行きたい」と夢を膨らませた。

オリベイレンセのU-19の開幕戦に出場した永田滉太朗(C)UD Oliveirense SAD

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カズ三浦知良が今季リーグ戦初出場、もう少しで得点するチャンスも ポルトガル2部

三浦知良(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部:ビラベルデンセ1-2オリベイレンセ>◇20日◇ビラ・ベルデ

ポルトガル2部オリベイレンセのFW三浦知良(=カズ、56)がアウェーのビラベルデンセ戦で、1-1の後半ロスタイム1分から今季リーグ戦初出場を果たした。

最初のプレーで味方の右クロスを相手GKが弾いたボールがすぐ近くを通過。これを同僚ジョアン・パウロ・ケイロスが押し込んで勝ち越し点を挙げた。カズももう少しで得点するチャンスだった。

カズはゴールこそ奪うことはできなかったが、チームはそのまま2-1で競り勝ち、開幕2連勝を飾った。

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スポルティング守田英正はフル出場で勝利貢献 カザピア相馬勇紀は後半途中で交代

23年6月20日、日本対ペルー ボールをキープする日本代表・守田(右)

<ポルトガル1部:カザピア1-2スポルティング>◇18日◇第2節◇リオ・マイオール

スポルティングMF守田英正(28)は敵地のカザピア戦にフル出場。試合は2-1でスポルティングが勝利した。

一方、名古屋からカザピアへの期限付き移籍が1シーズン延びた相馬勇紀(26)は3-4-2-1システムの2列目で先発し、後半20分までプレーした。

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カズはベンチ入りも出番なし、オリベイレンセは3-1で開幕戦白星発進 ポルトガル2部

三浦知良(2023年6月18日撮影)

<ポルトガル2部:オリベイレンセ2-0フェイレンセ>◇15日◇第1節

FWカズ(三浦知良、56)が所属するオリベイレンセは、ホームでフェイレンセと対戦し3-1で開幕を勝利で飾った。カズはベンチ入りしたが出番はなかった。

オリベイレンセは前半15分に先制。後半は押し込まれ11分には相手にPKを与えたが、ポストに直撃し失点を免れた。直後の21分に追加点を決めリードを広げた。後半アディショナルタイムは9分。48分に相手に1点を返され、ヒヤヒヤした展開になったが、直後の50分にオリベイレンセは勝利を決定付ける追加点を奪い、白星発進した。

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ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ、開幕フェイレンセ戦でベンチ入り シュート練習も

カズ(三浦知良)(2023年6月5日撮影)

<ポルトガル2部リーグ:オリベイレンセ-フェイレンセ>◇第1節◇15日

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が、ホームでの開幕フェイレンセ戦でベンチ入りした。ウオーミングアップに姿を見せ、シュート練習も行った。

前半、味方が先制ゴールを挙げると、真っ先にサイドラインのカズのもとへ駆け寄り、抱き合っていた。

昨季途中からオリベイレンセに期限付き移籍で加入。シーズン終了後に「ある意味一定の自分が感じられる成功を得たい」と期限付き移籍の延長を決意した。最年長ゴールが更新なるか、期待される。

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ジル・ビセンテMF藤本寛也が自身初の1試合2ゴール ポルトガル1部リーグ開幕戦

藤本寛也(2020年7月11日撮影)

<ポルトガル1部リーグ:ジル・ビセンテ5-0ポルティモネンセ>◇第1節◇バルセロス

ポルトガル1部リーグの開幕節で12日、ジル・ビセンテのMF藤本寛也(24)がホームのポルティモネンセ戦で先発し、移籍4シーズン目で初めて1試合2ゴールを挙げた。

背番号10の藤本は前半9分に味方が倒されて得たPKを左足で落ち着いて決めてチームの今季第1号ゴールをマークすると、1-0の前半終了間際にも味方のパスをペナルティーエリア手前から左足ダイレクトで合わせてゴール右隅に突き刺した。後半33分まで出場し、チームは5-0で快勝。藤本は試合のMVPに選ばれた。

00年にJ2東京ヴェルディから期限付き移籍で加入し、22年に完全移籍。チームの主力として活躍し、昨季までの3シーズンでリーグ戦通算93試合4得点を記録した。

ポルティモネンセのGK中村航輔(28)は出場機会がなかった。

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【横浜FC】カズのオリベイレンセへの期限付き移籍延長を発表「まだまだ成長できる」

自主トレに励むカズ(2023年6月撮影)

横浜FCは22日、FW三浦知良(56)がポルトガル2部オリベイレンセの期限付き移籍期間の延長が決定したことを発表した。

カズは今年2月、JFLの鈴鹿ポイントゲッターズからオリベイレンセへ移籍。半年の期限付き移籍期間を終了したが、契約延長のオファーを受け、引き続きポルトガルでプレーすることを決断し、15日にポルトガルへ出発していた。

クラブを通じ「23年2月より期限付き移籍をしていましたオリベイレンセにて再びチャレンジをすることに決めました。ポルトガルの地で新たなサッカーや文化に触れ、リーグ特有の攻撃的なスタイルの中で、まだまだ成長できる自信と、自分自身への期待を胸に日々サッカーと向き合いたいと思います。支えてくださるすべての方への感謝の気持ちを忘れず、1試合でも多く、1分でも長くピッチに立ち、チームの勝利に貢献したいと思います。Boa Sorte」とのコメントを発表した。

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ポルトガル出国のカズ、滞在中にDF吉田、久保との食事を明かし「ポイチも大変」森保監督ねぎらう

ポルトガルに向け出発するFWカズ

ポルトガル2部オリベイレンセへの期限付き移籍が決定的なFWカズ(三浦知良、56)が15日、移籍を前提とした調整に入るため、羽田空港からポルイトガルへ出国した。

日本で滞在した期間、ワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表DF吉田麻也、MF久保建英と食事をする機会があった。久保から「5歳の時に一緒にボールを蹴ったことがある」と聞かされたことを明かし「状況を聞いてあのときだと分かりましたが、それが久保選手とは驚いた」と苦笑。

現在の日本代表戦士との食事会に「すごく楽しい時間だった。今の日本代表の話がとても新鮮に感じた」と振り返り「あれだけの選手たちを抱えるポイチが大変だなと思いますね。ポイチと言ったら怒られますけど、あえてポイチと」と、かつて一緒に戦った日本代表の森保一監督(54)を愛称でねぎらった。

カズが日本代表で戦っていた時代はW杯に出場することが大きな目標だった。「今の選手はW杯優勝が目標にありますから。そこのメンタルの違いもすごく感じる。欧州の高いレベルでやっている選手が増えましたし、吉田麻也も代表を狙ってると思うし意識が高い。監督に対する要求、理想も高いので。みんな1人1人がアイデンティティー、理想を持って要求があるので。ポイチ大変だなと思いましたね」。

昨季はポルトガルで、ボアビスタMF渡井利己と食事をした。日本代表のスポルティングMF守田英正の試合はテレビでよく見たという。「周囲からも守田選手の評価が高くて、守田選手のおかげで日本人がすごくいい評価を得ていると感じますね」と話し「(食事は)今のところないですけど、機会があったらぜひ」と心待ちにしていた。

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ポルティモネンセ中村航輔にトルコ1部フェネルバフチェが正式オファー 地元メディア報道

GK中村航輔(2023年6月17日撮影)

トルコメディア「Radyo Gol」はツイッターで、サッカートルコ1部のフェネルバフチェが、ポルトガル1部ポルティモネンセの日本代表GK中村航輔(28)獲得に向けた正式オファーを出したと報じた。

同メディアによると、フェネルバフチェ側は500万ユーロ(約7億5000万円)+次回中村放出時に発生する移籍金の一部をオファー。一方、ポルティモネンセ側は600万ユーロ(約9億円)+次回中村放出時に発生する移籍金の一部を求めているという。

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カズ、来季もポルトガルでプレーへ 国内クラブ獲得動きも、オリベイレンセ契約延長を選択の方向

横浜FCの練習に訪れた播戸竜二氏(右)とカメラに向かってポーズを取るカズ

ポルトガル2部オリベイレンセのシーズンを終えたFWカズ(三浦知良、56)が、来季もポルトガルでプレーする可能性が高いことが26日、分かった。

今年2月に横浜FCから6月30日までの期限付き移籍で加入し、3試合出場で無得点だった。国内クラブも獲得に動いていたが、複数の関係者によると契約延長を提示しているオリベイレンセを選択する方向という。7月に渡航する準備が進められている。

カズはこの日、横浜市内で横浜FCの練習に参加。6月中に決定する方針の自身の去就に関し「またあらためて」と話すにとどめた。新天地を選ぶ基準については「試合に出てゴールをあげたい。どこに行っても競争。試合に絡めない時もある中で、モチベーションを落とさずできるところでやりたい」と明かした。

ポルトガルでも、朝から練習に向けて準備し、夕刻まで治療やケアでサッカー中心の生活を送った。「大変は大変ですが、それが現役を続ける意味。そういう気持ちがなくならないようにやることが大事」。ゴールに向かう、シュートを打つが最優先される方針について「シュートで終わることが第1でやっていたころを取り戻すような雰囲気はあった」と充実感を口にしていた。

インターバル走を終え、中村俊輔コーチ(左)と握手するカズ
中村俊輔コーチ(左)とインターバル走をするカズ
横浜FCの練習に参加し、ボール回しを行うカズ(中央)

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カズ、最終節「マン・オブ・ザ・マッチ」を断っていた、広報から「罰金になる」と言われ受賞

ポルトガルから帰国し、ファンから受け取ったプレゼントを手にするカズ(撮影・江口和貴)

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が30日、ポルトガルでの全日程を終え羽田空港に帰国し、28日の最終節・レイションイス戦での「マン・オブ・ザ・マッチ」を断っていたことを明かした。

カズは同試合の後半19分からピッチに立ち、今季最長の30分間プレーした。チームは4-3で打ち合いを制し、カズが「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。現地報道によると、中継するテレビ局の解説者が選ぶという。カズは「ゴール、アシスト、いいプレーをしてからいただきたかった。ゴールできなかったですからね。違うふさわしい選手がいる中で、僕自身は断ったんですけど」。だが、チームの広報から「行かないと罰金を取られる」と言われ受賞することになったことを明かし「はっきり言って、あれは嫌でした」と振り返っていた。

ポルトガルから帰国し、ファンからプレゼントを受け取るカズ(撮影・江口和貴)
帰国したカズ(撮影・浅見桂子)
ポルトガルから帰国し、ファンから受け取ったプレゼントを手にするカズ(撮影・江口和貴)
帰国したカズは、ファンからプレゼントを渡される(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣が待つ待機所に向かう(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に笑みを浮かべて答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に目を丸くして答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは帽子を整えながら報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣が待つ待機所に向かう(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に笑顔で答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に渋い表情で考える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に笑顔で答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは、ファンから送られたプレゼントを手に報道陣に手を振る(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣に手を振る(撮影・浅見桂子)
帰国したポルトガル2部オリベイレンセのカズ(撮影・浅見桂子)
帰国したカズ(三浦知良)(撮影・浅見桂子)

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カズ、オリベイレンセと契約延長の話し合い認める「継続するのも1つの選択」国内を含め今後決断

帰国したカズは、ファンから送られたプレゼントを手に報道陣に手を振る(撮影・浅見桂子)

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良=56)が30日、ポルトガルでの全日程を終え羽田空港に帰国した。帰国後、短いオフを取り、6月頭から自主トレーニングを開始する。

今年2月、横浜FCから半年間の期限付き移籍でオリベイレンセへ加入した。カズはオリベイレンセと、契約延長の話し合いをしていることを認め、今後の国内クラブのオファーについても「これから聞くことになると思います」と明かした。今後、ポルトガルでのプレー続行か、国内に復帰するか決めることになる。 現時点での気持ちについて問われると「選手として短期間で移籍するよりも、慣れてきたところで継続するのも1つの選択。去年も鈴鹿を退団したときもそうですけど、継続は大事だなと思いますからね。継続も1つあるかなと。でもそれは、相手があること。しっかり練習して準備して、どこにでも行けるようにしていきたい」と現在の率直な気持ちを言葉にした。

帰国したカズ(三浦知良)(撮影・浅見桂子)
帰国したポルトガル2部オリベイレンセのカズ(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣に手を振る(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に渋い表情で考える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に笑みを浮かべて答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に笑顔で答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣が待つ待機所に向かう(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣が待つ待機所に向かう(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは、ファンからプレゼントを渡される(撮影・浅見桂子)
ポルトガルから帰国し、ファンから受け取ったプレゼントを手にするカズ(撮影・江口和貴)
ポルトガルから帰国し、ファンから受け取ったプレゼントを手にするカズ(撮影・江口和貴)
ポルトガルから帰国し、ファンからプレゼントを受け取るカズ(撮影・江口和貴)
帰国したカズ(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に目を丸くして答える(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは帽子を整えながら報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)

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カズ、オリベイレンセで3試合出場の結果に「今の実力。満足していません。次に生かしたい」

帰国したカズは帽子を整えながら報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良=56)が30日、ポルトガルでの全日程を終え羽田空港に帰国し、3試合出場で無得点の結果に「僕自身の今の実力」と振り返った。

カズは今年2月、横浜FCから半年間の期限付き移籍でオリベイレンセへ加入した。移籍直後は粘土質のピッチに苦しみ、今まで感じたことがない筋肉疲労もあった。4月14日のホーム・ファレンセ戦で初のベンチ入り。同22日のアカデミコ・デ・ビゼウ戦で、後半終了間際からピッチに立ち、公式戦初出場を果たした。最終節の28日のレイションイス戦では後半19分からプレー。ロスタイムも含めて今季最長の30分間プレーした。

カズは「当然、プロの世界で結果が全て。このような結果は僕自身の今の実力。自分自身、毎日精いっぱいやっていた。決して満足していませんが、自分が全力でやった結果なので。しっかり受け止めて次に生かしていきたい」と話した。

帰国したカズは報道陣が待つ待機所に向かう(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)

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ポルトガルから帰国のカズ、最終節のマン・オブ・ザ・マッチに「あれは嫌でした」/一問一答

帰国したカズは報道陣の質問に笑顔で答える(撮影・浅見桂子)

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が30日、ポルトガルでの全日程を終え羽田空港に帰国した。

<カズの一問一答>

-最終節はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた

カズ ゴール、アシストをしていただきたかった。自分よりふさわしい選手がいる中で、僕自身は断ったんですけど、チームの広報が「行かないと罰金を取られる」と言われたのでしょうがなくいったんですけど。はっきり言って、あれは嫌でした。

-最終戦後、60歳までやりたいと。

カズ 一応、最低でも60歳と言いましたが(笑い)、それは半分、冗談というか…。実際は1日1日、1週間1週間、1カ月1カ月でやっていく。

-海外で得たものは

ポルトガルの2部は激しい。体もすごく大きいし、練習からバチバチやりますし。みんな練習から、遠慮なくガチガチ来てくれた。フランス人、ブラジル、アフリカの選手と新たに友情をつくれたことも財産になった。遠征して一緒のご飯を食べて勝利のために戦ったことが一番大きい。

帰国したカズは、ファンから送られたプレゼントを手に報道陣に手を振る(撮影・浅見桂子)
帰国したカズは報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)
ポルトガルから帰国し、ファンから受け取ったプレゼントを手にするカズ(撮影・江口和貴)
ポルトガルから帰国し、ファンからプレゼントを受け取るカズ(撮影・江口和貴)

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56歳カズ争奪戦始まる J3のYS横浜が今夏再オファー、オリベイレンセからも契約延長打診か

三浦知良(2023年1月2日撮影)

ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良=56)が国内復帰する場合の移籍先に、J3のYS横浜が浮上していることが28日、分かった。昨年も獲得の動きはあったが、カズが今年2月、自身5カ国目となるポルトガルでの海外再挑戦を決断していた。

ただ、オリベイレンセとは半年間の期限付き移籍のため、契約が切れる今夏にYS横浜が再びオファーを出す方針を固めたという。

一方、複数の関係者によると、オリベイレンセからもベテランとしての役割を高く評価されており、契約の延長を打診されている状況という。

この日は、最終節レイションイス戦に4-2とリードした後半19分から途中出場。今季3試合目のピッチに立ち、自身が記録したリーグ最年長出場記録を更新した。

過去2度の出場は終了間際で、今回はロスタイムも含めれば30分間の出場。終盤にはキャプテンマークも巻いてチームの4-3勝利に貢献し、新天地での最終節を白星で締めくくった。

カズは今月上旬、Jリーグ30周年に合わせて取材に応じた際、今後について「今は残り3試合に集中したい」と明言を避けてきた。リーグ戦を終えた今、争奪戦が始まろうとしている。

93年5月15日 Jリーグ開幕戦V川崎対横浜M ドリブルで突破を図るV川崎FW三浦知良
93年12月8日 浦和戦でゴールを決めカズダンスをするV川崎の三浦知良
カズのJリーグ年度別成績

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