日刊スポーツ

楽天「1軍での活動問題ない」ソフトバンク戦実施

楽天対ソフトバンク 感染拡大防止のため使用できない座席はテープが貼られている(撮影・滝沢徹郎)

楽天安部井寛チーム統括本部長が4日、ソフトバンク7回戦(楽天生命パーク)の実施についてコメントを発表した。

ソフトバンクが長谷川の新型コロナウイルス感染を踏まえ、PCR検査を実施。3日に1軍チームスタッフの感染が判明したことで、主催球団としてNPB、ソフトバンクなど関係各所と連携をとり、開催に至った。

安部井氏は球団を通じ「ソフトバンクさんとは引き続き連絡をとっています。ソフトバンクさんよりNPB、日本野球機構・日本プロサッカーリーグ連絡会議、専門家チーム・地域アドバイザー、および所轄保健所と連携、検討したうえ、1軍でのチーム活動が問題ないとの見解を受けたと連絡をいただきました。NPBにも確認し、本日の試合を挙行して問題ないことも確認できております。我々としましては新型コロナウイルス感染拡大防止対策を改めて徹底し、試合を予定通り開催させていただきます」とコメントした。

楽天対ソフトバンク 楽天生命パーク宮城に到着したソフトバンクの選手ら(撮影・滝沢徹郎)

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【西武】今井達也7回1失点9Kと圧倒し連敗止める「さすがだ」松井監督、楽天には自身11連勝

西武対楽天 楽天に勝利し、お立ち台に上がりガッツポーズで写真に納まる今井(左)と岸(撮影・河田真司)

<西武5-4楽天>◇19日◇ベルーナドーム

今夜も楽天に無双だった-。西武の今井達也投手(25)が楽天戦(ベルーナドーム)に先発し、7回5安打1失点9奪三振と圧倒。7連敗中のチームの苦境を救い、8試合ぶりの白星をもたらした。楽天には21年10月15日の登板から11連勝。犬鷲軍団を制圧し、上位へと導く。

   ◇   ◇   ◇

トレードマークの長髪をなびかせ、今井は淡々と腕を振った。負ければ単独最下位となる楽天との5位攻防戦。重要なカード初戦を託され「もともと(連敗を)止める気持ちでいたので」と強い決意を球に込めた。初回から155キロ、156キロと古賀のミットにたたき込んだ。打線の援護を受けて「余裕を持っていけた」とキレの良いスライダーも織り交ぜ、7回まで毎回三振を奪う快投を見せた。

ピンチにも冷静だった。3回2死走者なし。1番小郷に味方の守備の乱れもあり、右中間を抜ける三塁打を許すも「僕がカバーする」とギアを上げた。2番村林をフルカウントに追い込み、9球目に縦に落ちる141キロのスライダーで空振り三振。7回には鈴木大に適時打で初失点し、さらに1死満塁を迎えたが「最少失点に抑える」と開き直った。後続をしっかり抑えて1点に食い止めた。7連敗中のチームを救う勝利を呼び込み「自分の勝ち星というより、チームが勝てるようにということだけを考えた」と連敗脱出に貢献した。

通算40勝のうち楽天戦で15勝目。21年10月15日から11連勝。対楽天戦では08~11年の金子千(オリックス)に並び、16~18年の菊池(西武)の13連勝も見据える。連勝期間の防御率も12試合で0・70と、犬鷲の前に百獣の王として君臨している。松井監督は「今井がしっかり投げてくれたおかげ。さすがだ」と手放しでほめたたえた。

5カードぶりに初戦を取り、停滞気味のチームを軌道に乗せる活躍。今井は「ボールを持っている以上、主導権は投手と捕手にあると思うので。守備ですけど、どんどん攻めて、チームも勢いづかせることができた。ここから連勝を伸ばしていってほしい」と期待を込めた。【平山連】

西武対楽天 楽天に勝利し、観客席からの声援に応える今井(左から2人目)と岸(撮影・河田真司)
西武対楽天 楽天に勝利し、観客席からの声援に応える今井(左から2人目)と岸(撮影・河田真司)
西武対楽天 6回表を抑える今井(撮影・河田真司)
西武対楽天 5回表、力投する今井(撮影・河田真司)
西武対楽天 7回表楽天1死一、三塁、、鈴木大に中前適時打を浴びる今井(撮影・河田真司)
西武対楽天 1回裏西武1死、左越え先制ソロ本塁打で岸が生還し、拍手する松井監督(撮影・河田真司)
西武対楽天 8回裏を終え、選手交代を告げる松井監督(撮影・河田真司)

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【西武】松井監督、7連敗ストップに「長かった。これで明日の試合は大事になってくる」

西武対楽天 8回裏を終え、選手交代を告げる松井監督(撮影・河田真司)

<西武5-4楽天>◇19日◇ベルーナドーム

西武が連敗を7で止めた。1回、岸潤一郎外野手の先制ソロ本塁打について、松井稼頭央監督は「あれで流れに乗れた。つながりもしっかり出ていた」とたたえた。

8回に楽天岡島の3ランで1点差に詰められたが、守護神アブレイユが9回を完璧に抑えて勝利。指揮官は「長かった。カードの頭を取れたのは良かった。これで明日の試合は大事になってくる」と気を引き締めた。

西武対楽天 楽天に勝利し、観客席からの声援に応える今井(左から2人目)と岸(撮影・河田真司)
西武対楽天 1回裏西武1死、左越え先制ソロ本塁打を放つ岸(撮影・河田真司)

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【中日】今季初めて2試合連続敗戦、先発メヒアが乱調 体調面考慮の中田、田中外し打線も不発

阪神対中日 8回裏を前に選手交代を告げる立浪監督。右は片岡ヘッドコーチ(撮影・加藤哉)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

中日が完封負けで今季初めて2試合連続で敗れた。先発ウンベルト・メヒア投手(27)が誤算。2回、先頭大山から連打を浴び、6番ノイジーに四球を与え無死満塁にすると、1死から木浪に先制打。相手先発の青柳にも犠飛を打たれた。3回には森下に4号ソロを被弾するなど4回4失点KO。チームの敵地連勝も5で止まった。「今日は相手チームに攻略されてしまった…」とメヒアは肩を落とした。

この日はベテランの中田と、昨季の右肩脱臼からの手術でリハビリで1年をかけた田中の2人をスタメンから外した。右肩痛で出遅れ、出場選手登録されたばかりの岡林を1番右翼で先発起用した打線も、2回無死一、二塁など好機を生かせず。立浪監督は「岡林が帰ったことで1つ形ができたのは良かった。中田、田中は1シーズン出てもらわないといけない。様子を見ながら、今日のような形でやっていく」と話した。連敗したが、単独首位は維持した。

阪神対中日 2回に2失点し、ベンチに戻る中日メヒア(撮影・藤尾明華)

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【データ】ヤクルト村上宗隆、3本連続は自身初 勝利打点付きVアーチ

ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放つ村上(撮影・鈴木みどり)

<ヤクルト4-3DeNA>◇19日◇神宮

「神」が「王」を呼び戻した。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、DeNA4回戦(神宮)の8回、決勝の3号ソロを放った。22年に最年少22歳で、令和初の3冠王を戴冠した村神様。今季はその年3冠王ルーティンを2年ぶりに取り入れる。「何が正解か分からない」と答えを探し続ける。18日の中日戦(バンテリンドーム)に続く2戦連発は、今季神宮初アーチ。神であり、王である男が、チームを最下位脱出に導いた。

   ◇   ◇   ◇

▼村上が2試合連続の3号。今季1号はチーム13試合目、4月14日DeNA戦と遅かったが、3号は昨年のチーム28試合目(5月4日巨人戦)より早く出た。今季は14日の1号が先制、18日の2号が先制、19日の3号が勝ち越しで、本塁打がすべて勝利打点。村上の本塁打は通算194本となったが、3本連続で勝利打点付きのVアーチは自身初めてだ。

ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放つ村上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放った村上はベンチを指さす(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放った村上はベンチを指さす(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右越えに勝ち越しソロ本塁打を放ちベンチに向かってガッツポーズ(撮影・小沢裕)

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【ヤクルト】戻ってきた“村神様” 村上宗隆2戦連発決勝3号ソロは「完璧」今季神宮初アーチ

ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放った村上はベンチを指さす(撮影・鈴木みどり)

<ヤクルト4-3DeNA>◇19日◇神宮

「神」が「王」を呼び戻した。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、DeNA4回戦(神宮)の8回、2試合連続3安打となる決勝の3号ソロを放った。22年に最年少22歳で、令和初の3冠王を戴冠した村神様。今季はその年3冠王ルーティンを2年ぶりに取り入れる。「何が正解か分からない」と答えを探し続ける。18日の中日戦(バンテリンドーム)に続く2戦連発は、今季神宮初アーチ。神であり、王である男が、チームを最下位脱出に導いた。

   ◇   ◇   ◇

王者の風格。村上は、一塁へとゆっくりと踏み出した。バットは持ったまま。両手で持っていたものを左手に持ち替え、最後は右手に。見つめていた打球をもう追う必要はなかった。視線は一塁側ベンチ方向。豪快にバットを投げた。人さし指が示すは「1」。唯一無二、ナンバーワンの打者だからこそ、成せる約5秒間の確信めいた歩み。「いやもう完璧でしたし、久しぶりって感じです」。それ以上の表現はいらなかった。

覇王色さえ漂わせていた。3-3の8回先頭。2ストライクと追い込まれてからの3球目。「対戦の成績からして、高めのストレートで抑えられているというのがあったので、球も下から伸びてきますし、そこを意識しながら入りました」と、九州学院(熊本)の先輩・伊勢の外寄り高め速球をつぶした。「久しぶりに打てて、すごくいい球場で打ててうれしいです」。前日18日の中日戦に続く2戦連発弾は、ファンが歓喜する神宮で24年1発目。燕党が待ち受ける右中間スタンド中段へぶち込んだ。

22年に最年少22歳、そして令和初の3冠王に輝いた。気付けば周囲は「王」だけではなく、「村神様」とあがめるようにもなった。

今季は、その時代に行っていた試合前ルーティンに戻した。杉村打撃コーチとの、2年ぶりの約10種類のティー打撃。<1>片手で右<2>片手で左<3>両手<4>足上げずに<5>真横<6>遠めの真横から速いトス<7>近くの距離から低め<8>斜め前から高め<9>前に進みながら5連続ティー<10>バットを振り下ろし、素振り後のティー。この日はロングティーも行うなど、王となり、神となった今もあぐらをかくことはない。

答えが見つかっていないから。

村上 何が正解かわかんないんで。とりあえずバッティングは、打つことが正解なんで。変えたことがもしかしたら不正解だったかもしれないですし。いろんなことを試しながら、道は見つけていけるので。全てが、それが、正解っていうのがないんで。

破壊、そして再生、その先に創造がある。2年ぶりの理由も「今はこういうティー打撃をした方がいいのかなと思ってますけど」と時代に合ったモノを探している。ゴールは見えている。それは2度目の3冠王。その道を探す旅の途中。王であり神が、まだ知らぬ、新天地へ足を踏み入れる。【栗田尚樹】

▽ヤクルト高津監督(村上について)「昨日の1発もそうですけれども、昨日は先制で、今日はもう決勝のホームランと、本当になんて言うかな。4番の働きというか、こちらが期待してる通りの答えを出してくれましたね」

▼19日のプロ野球は計13本の本塁打が飛び出した。前日18日までは99試合で79本と1試合に1本出ないペースで進んでいたが、今季初めて1日10本以上出た。

○…オスナが2戦連発の4号ソロを放った。1点を追う6回先頭。DeNA東の甘く入った直球を左翼スタンドへ豪快に放り込んだ。前夜は中日相手に、3号満塁弾。移動ナイターも疲れ知らずで「毎日全員で戦っている。野球っていうのはそういうスポーツなので。今は全員本当に調子を上げてきてるって思いますし、上がり目がある」と頼もしかった。

▽ヤクルト塩見(3月31日中日戦以来の打点)「死に物狂いです。本当にチームのために何とかと」

▽ヤクルト石山(3年ぶりのセーブ)「どこに誰が入るかというのは、まだわからないですし、全員でやっていくというのは言われているので、全員でつないでゼロでいければ勝てると思うので、何とかみんなで力合わせて頑張りたい」

ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放った村上はベンチを指さす(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右越えに勝ち越しソロ本塁打を放ちベンチに向かってガッツポーズ(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右越えに勝ち越しソロ本塁打を放ちベンチに向かってガッツポーズ(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右越えに勝ち越しソロ本塁打を放つ(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右中間に勝ち越し本塁打を放つ(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右中間に勝ち越し本塁打を放つ(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上は右中間に勝ち越し本塁打を放つ(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA DeNAに勝利し、ファンの声援に応えるヤクルト村上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA DeNAに勝利し、ファンの声援に応えるヤクルト村上(撮影・鈴木みどり)

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【DeNA】今季初5連敗で最下位に 4試合連続失策に「取れるアウトをしっかり」三浦監督

ヤクルト対DeNA 先発し力投するDeNA東(撮影・鈴木みどり)

<ヤクルト4-3DeNA>◇19日◇神宮

DeNAが、今季初の5連敗を喫し、最下位に転落した。5連敗は昨年7月15日の広島戦から23日の巨人戦以来で、借金は昨年4月5日以来となる今季ワーストの3にふくらんだ。

攻守ともにかみ合わず、負の連鎖が続く。失点には結びつかなかったが、守備では6回に牧が失策。チームは14日のヤクルト戦(横浜)から3、1、3、1と4試合連続の失策を記録し、失策数は両リーグワーストの14を数える。

打線に目を向ければ、7日の巨人戦で今季初の0封負け以降、得点は0、1、1、3、2、0、2、1、3と9試合連続3得点以下と低調な状態が続き、得点力不足にも苦しむ。

4番の牧が2試合連続の打点をマークし、上向きなのは朗報だが、三浦大輔監督(50)は「今日は勝ちにつながらなかったですけど、ちょっとずつ上向いてきてるし、チームも上向いてきてるのは確かですけど、その中でミスというのがね。取れるアウトというところで、進めてしまっているのもありますから。そのあたりをしっかり取り組んでいきたいです」と指摘した。

ヤクルト対DeNA 2回裏ヤクルト無死、DeNA先発の東(右)は村上を三邪飛に仕留める(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、先制の右2点適時二塁打を放つ牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、先制の右2点適時二塁打を放つ牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、牧の先制の右2点適時二塁打で生還した度会(左から2人目)、佐野(左)を迎える三浦監督(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死、村上の打球を止めるも一塁へ送球できず、内野安打を許す遊撃手石上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死一塁、サンタナの打球を落球する二塁手牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死一塁、サンタナの打球を落球する二塁手牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA ベンチで腕を組むDeNA三浦監督(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回表DeNA無死、中前打を放つ牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上に勝ち越し本塁打を打たれた伊勢(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右越えに勝ち越しソロ本塁打を放ち三塁をまわる村上(手前)を見つめるベンチのDeNA三浦監督(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 8回裏から3番手で登板したDeNA伊勢(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回、村上に勝ち越し本塁打を許し、ベンチへ引き揚げるDeNA伊勢(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 敗れて引き揚げるDeNA三浦監督(撮影・丹羽敏通)

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【ソフトバンク】山川穂高「完璧。打った瞬間いったと」確信歩き特大“どすこい弾”ホーム初披露

ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川は3点本塁打を放ちどすこいポーズを決める(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク9-7オリックス>◇19日◇ペイペイドーム

これぞ主砲の一振りだ! ソフトバンク山川穂高内野手(32)がホームで特大の“どすこい弾”を初披露した。4回2死一、三塁。オリックス山下の直球を仕留めた。左中間スタンド中段に飛び込む4号3ランは、本拠地での公式戦初アーチ。初回に先制の中前適時打、6回はダメ押しの左前適時打と3安打5打点の大暴れ。鷹の4番が責任を果たし、2位ロッテとのゲーム差を2に広げた。

   ◇   ◇   ◇

打った瞬間、それと確信する1発だった。山川はバットを振り抜くと、1歩、2歩…とゆっくり一塁へ駆け出した。「完璧。打った瞬間にいったと思ったので。納得ですね」。13日西武戦(ベルーナドーム)でパ・リーグ史上初の2打席連続満塁弾を放って以来、4試合ぶりの1発。ホームの公式戦では、移籍後初アーチだ。最後は声高らかにお決まりの「どすこ~い」。本拠地は球団史上初めて開幕戦から4試合連続で満員御礼。スタンドの鷹党も呼応した。

剛腕を一振りで粉砕した。5-4の4回2死一、三塁。山下が投じた2球目、真ん中直球を迷いなくフルスイングした。打球は左中間スタンドへ一直線。打球速度182キロ、中継局のテレビ表示では推定飛距離128メートル弾。会心の当たりだった。「山下投手のストレートなので。誰がどう見てもすごい。そこを1発で打てて良かった」と喜んだ。

長打力もあれば、軽打もある。0-0の1回1死一、二塁では先制の中前適時打。6回には2死三塁でダメ押しの左前適時打を放った。一塁の塁上で足がつったため、代走を送られてベンチに下がったが、今季初の3安打5打点の荒稼ぎ。打率こそ2割2分7厘と低調ながら、21打点は12球団トップの数字。これで打点を挙げた試合は6戦負けなし。「小さい時から4番を打ってきて4番にこだわりはある。4番で打てないと、他の打順で打てないときよりも悔しい。その分、やりがいはある」。ここまで全17試合で4番スタメン。重責のかかる定位置に座り続けている。

チームは前カードの敵地・日本ハム戦で1敗1分けと、今季初のカード負け越しを喫した。仕切り直しとなった昨季リーグ王者との本拠地3連戦でカード頭を取った。2位ロッテとも2ゲーム差とした。「もっといい数字を出して、もっと安心して見てられるようになりたい」。4番の背中が頼もしい。【佐藤究】

○…近藤が7試合ぶりに1発を放った。2点のリードを許した直後の3回裏。1死一塁からオリックス山下の151キロ直球を完璧に捉えた。打球は左翼テラス席に飛び込む3号同点弾に。「自分のスイングでストレートを仕留めることができました。追いつく1本となってよかったです」。柳田、山川に続く5番打者が、嫌なムードを払拭。一振りで試合を引き戻した。

好調な打撃でホークス打線をけん引する。これで10試合連続でヒットを飛ばし、打率3割4分5厘。この日も3四球で出塁率4割7分9厘。ともにリーグトップを快走中だ。日本ハムからFA移籍した1年目の昨シーズンは「本塁打&打点」のタイトルを奪取。2冠王の存在感は、4年ぶりのV奪回を狙う今シーズンもチームにとって頼もしい。

○…栗原が4戦連続マルチ安打を記録した。初回に1点を先制し、なおも1死満塁から中前へ2点目を追加する適時打。「打ったのはまっすぐ。チャンスでランナーをかえそうと集中した。追加点を取る打撃ができてよかった」。好機での快打に気をよくしたのか、5回にも先頭で左前打を放った。

○…先発東浜が4回6安打4失点で降板した。初回に打線が2点を先制したが、2回に同点とされると、3回にはセデーニョに勝ち越しの5号2ランを被弾。「先制点を取ってもらったのに、次の回に同点、そして逆転と、自分の投球ができなかった。そんな内容の中でも、逆転してくれた野手の方には感謝しかありません」。降板後はベンチでチームを応援し続けた。2勝目はならず「次の登板までに、しっかりと修正しないといけない」と反省しきりだった。

ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川は3点本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川は左中間へ3点本塁打を放つ(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川穂高に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)

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【阪神】青柳晃洋が6回無失点で今季初勝利 堅守の守備陣に「安心して投げてます」/一問一答

阪神対中日 ヒーローインタビュー後、笑顔で記念撮影する阪神青柳(左)と木浪(撮影・上山淳一)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

阪神が今季最多タイの7得点で今季最長の4連勝を決め、今季初の貯金1を獲得した。前日18日まで10試合連続2得点以下。11試合連続となれば球団ワースト記録更新だったが、打線が目覚め、負の記録を阻止した。今季初勝利を挙げた青柳晃洋投手(30)と今季初決勝打の木浪聖也内野手(29)のヒーローインタビューは以下の通り。

◆青柳

-最初の勝ち星

「やっと勝てました(笑い)」

-満員の甲子園で勝利

「僕自身今年初めての甲子園だったので、絶対に勝ちたいと思ってマウンドに上がりました」

-1週間前も対戦

「先週は勝つことができなかったですし、2失点もしましたし、ゼロで帰ることだけを考えて上がりました」

-6回無失点。内容は

「あんまり調子良くなかったんですけど、球数ばっかり使って、野手がいいプレーばっかりしてくれたので、何とか6回投げ切れてよかったです」

-木浪含め、内野陣の守備は

「素晴らしいなと思いました」

-ータイガースの守備はうまいですね

「本当にうまいので、安心して投げています」

-打席でも犠飛。大きかった

「振ったら当たりました」

-次戦に向けて

「まだまだこれから勝てると思うので、しっかり勝ち試合をファンの方に見てもらえるように頑張りたいと思います」

◆木浪

-満塁のチャンスでしたが

「青柳さんがネクストにいると、自然と打てるというか、去年もタイムリーを打てたんですけど、何とか先制して楽に投げさせてあげたいと思っていたので、本当に打ててよかったです」

-内角のストレート

「行くって決めていたので、思いっきりいきました」

-それにしても満塁に強い

「本当たまたまなんですけど、打ててよかったです」

-満塁で打てる要因は

「満塁だと絶対打てるっていう気持ちをネクストから持っているので、それがいい結果につながってると思います」

-守備の大切さは

「自分は守備をすごく重視しているので、それでピッチャーを助ける守備を毎日心がけているので、それが今日しっかりいいプレーできたので、これからも継続していきたいです」

-チームは今日も2桁安打、7得点は今季最多タイ

「みんな状態を上げてきているので、このまま維持できるように頑張って行きたいです」

-チームは4連勝。今後に向けて

「まだまだ勝ちを積み重ねて、みなさんを喜ばせるように頑張ります」

阪神対中日 ヒーローインタビュー後、笑顔で写真に納まる阪神青柳(左)と木浪(撮影・上山淳一)
阪神対中日 4回裏阪神1死一塁、送りバントを決めた青柳はベンチ前で笑顔を見せながら次の回の投球に備える(撮影・上山淳一)
阪神対中日 2回裏阪神1死満塁、先制の右前適時打を放つ木浪(撮影・前田充)
阪神対中日 6回表中日2死一、二塁、村松の遊ゴロを軽快にさばく木浪(撮影・前田充)
阪神対中日 6回表中日2死一、二塁、木浪の好守でピンチを切り抜け、野手を指さす青柳(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 6回を終え、木浪(左)と笑顔でタッチを交わす青柳(撮影・藤尾明華)

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【広島】新井監督「粘り強く彼らしい投球」九里亜蓮が前回9失点巨人を6回無失点/一問一答

広島対巨人 11回裏終了時、交代を告げる新井監督(撮影・加藤孝規)

<広島0-0巨人>◇19日◇マツダスタジアム

広島が8投手のリレーでスコアレスドローに持ち込んだ。先発九里亜蓮投手(32)は1週間前に自己ワーストタイ9失点した打線相手に、6回無失点。7回以降は7投手が無失点リレーで援護を待った。序盤の好機を生かせなかった打線は8回1死一、二塁も無得点。延長12回2死一塁は代走羽月がけん制に飛び出して試合終了となった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

-投手陣が頑張った

新井監督 よく頑張りました。亜蓮(先発九里)がランナー出しながらも要所を締めてナイスピッチングだったと思うし、その後を継いだブルペンも本当によく頑張ったと思います。

-九里投手は1週間前にやられていた相手に好投

新井監督 本人も気合入っていたし、粘り強く、彼らしい投球だったと思います。ナイスピッチングだったと思います。

-打線は好機をつくったが…

新井監督 チャンスはね。でも、捉えた当たりが正面に行ったりして、不運な面もあった。相手もいいピッチャーなので、なかなか難しい中、各自がいい反応をしていたと思います。

-9回は先頭の4番堂林選手に代打策

新井監督 あそこはもう相手を見ながら、状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな。

-二俣選手にプロ初安打が出た

新井監督 ナイススイングだったし、本人もうれしいと思うけど、自分もうれしいです。また、次の1本を目指して頑張って欲しいですね。

-12回の攻撃は、代走の羽月選手は攻めた結果だが

新井監督 こちらがどんどん行けと言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果。

広島対巨人 広島先発の九里(撮影・加藤孝規)
広島対巨人 6回表巨人2死一、二塁、萩尾を打ち取り、ほえる九里(撮影・加藤孝規)
広島対巨人 延長12回、0対0のドローに終わった。ファンに一礼する新井監督(中央)ら(撮影・加藤孝規)

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【楽天】3連敗で単独最下位に転落 今江監督、先発早川の初回3失点に「かなり大きかった」

西武対楽天 9回表、戦況を見守る今江監督(撮影・河田真司)

<西武5-4楽天>◇19日◇ベルーナドーム

楽天が3連敗で単独最下位に転落した。天敵の西武今井には、21年10月15日から11連敗となった。今江敏晃監督(40)は「対今井に対して『さあいくぞ』っていうところで、早川が立ち上がりに3点取られた。チームとして、なんとか行こうっていう中で、初回がすべてっていうか、最終的に1点差まで縮めたが、あの3点はかなり大きかった」と総括した。

試合序盤に主導権を握られた。初回、先発早川が先制ソロを含むいきなりの3失点。3回にも3連打を起点に2点を奪われ、序盤に5点のビハインドを背負った。ここ2試合は0封負けが続いていたが、打線は7回1死一、三塁で鈴木大が適時打を放ち、16日オリックス戦の6回以来、27イニングぶりに得点を挙げた。8回2死一、二塁からは岡島の今季1号となる3ランで反撃。1点差まで迫るも、及ばなかった。

今江監督は「結果的に後半は岡島の1発だったんで、つないでつないでなら、明日への期待っていうのは持てましたけど。ただ、点数が入ったっていうところは、次につながるいい要素では確かにありますけども、そんなに好材料とは思っていないです」と話した。

西武対楽天 1回裏西武1死、岸に左越え先制ソロ本塁打を浴びる早川(撮影・河田真司)
西武対楽天 4回表楽天無死、空振り三振に倒れる浅村(撮影・河田真司)
西武対楽天 7回裏西武1死、外崎を投前打に仕留める早川(撮影・河田真司)
西武対楽天 8回表楽天2死一、二塁、右越え3点本塁打を放つ岡島(撮影・河田真司)

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【ロッテ】今季初のサヨナラ負け、9回押し出し四球の横山陸人に「精いっぱい頑張った」吉井監督

日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム1死満塁、加藤豪にサヨナラとなる押し出し四球を与え引き揚げる横山(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム4-3ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

ロッテは今季初のサヨナラ負けを喫した。

グレゴリー・ポランコ外野手(32)の2ランと山口航輝外野手(23)のソロで3点を奪う。2点リードの7回、マウンドには2番手の八木彬投手(26)が上がったが、日本ハム・レイエスにソロを被弾。さらに2死一塁で水野に三塁打を浴び同点にされた。吉井理人監督(58)は「勝ちパターンのピッチャー何人か使えないのがあったので。ブルペンも若い子育てていかなきゃいけないので、ああいう場面で抑えられるピッチャーになってほしいなっていう期待を込めて出してたんですけども。修行やり直しです」と辛口評価を残した。

最終回は横山陸人投手(22)が1死三塁から2者連続申告敬遠で満塁策をとったが、押し出し四球でサヨナラ負けとなった。指揮官は「しょうがないです。難しい場面だった。こっちがそういう作戦をとったので、彼は精いっぱい頑張ったと思います」とかばった。

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【楽天】早川隆久が7回5失点「こういう結果なので、次回はいろいろ変わってくる」序盤に3失点

西武対楽天 先発登板する楽天早川(撮影・河田真司)

<西武5-4楽天>◇19日◇ベルーナドーム

開幕投手を務めた楽天早川隆久投手(25)が、2連勝を逃した。今季4度目のマウンドに上がり、7回107球、8安打5失点。「見て分かる通り、こういう結果なので、次回登板はいろいろ変わってくるかなと思います」と振り返った。

初回、1死走者なしで岸に148キロ直球を捉えられて先制ソロを被弾。2死からアギラーに四球を与えると、中村剛の二塁打と佐藤龍の左前打で、さらに2点を失った。3回無死一、二塁からはアギラーに適時打。なおも1死満塁から山村に右犠飛を許して突き放された。

この日は太田とのバッテリーで試合開始を迎えたが、3回までに5失点と出ばなをくじかれた。4回からは捕手が同学年の石原に交代。「テンポも良くなりましたし、石原とはバッテリーを組んでない試合でも話をするので、彼は自分の投げたいボールだったり、どういう配球をしたいって分かってくれてるので、そこは彪の強みかなと思います」。それ以降は不運な形で安打を許す場面があったが、無失点にしのいだ。

5失点の早川について、今江監督は「彼は投げてもらわないといけないピッチャー」と話した上で「何かをつかんで、次のゲームをしっかりやってほしいという意味でキャッチャーを代えました」と、あえて7回まで続投させた。4回以降は立ち直り「明らかにテンポ良かったっすよね。それを太田が見てどう感じてるかだと思いますけども」と話した。

西武対楽天 1回裏西武1死、岸に左越え先制ソロ本塁打を浴びる早川(撮影・河田真司)
西武対楽天 1回裏を終え、浮かない表情でベンチに戻る早川(撮影・河田真司)
西武対楽天 7回裏西武1死、外崎を投前打に仕留める早川(撮影・河田真司)

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【ロッテ】藤岡裕大が復帰即結果「他の打席の内容がよくなかったので、明日ですね」

日本ハム対ロッテ 4回表ロッテ1死、藤岡は左前打を放つ(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム4-3ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

左太もも裏の張りが完治し、1軍復帰したロッテ藤岡裕大内野手が即結果を残した。

「2番二塁」で4日ソフトバンク戦以来のスタメン出場。1点を追う4回に、日本ハム伊藤から左前打を放った。「ほっとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべたが「他の打席の内容がよくなかったので、明日ですね。途中まで出て、ヒットも出たので、明日以降はもうちょっとチームが勝てるように頑張りたい」と話した。

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【ロッテ】山口航輝、待望1号「1回も打たずにここまで来たことがなかったので、正直不安でした」

日本ハム対ロッテ 7回表ロッテ1死、山口は左越え本塁打を放つ(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム4-3ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

ロッテ山口航輝外野手が今季1号を放った。7回、左翼席上段へ待望の1発を放ち「練習試合、オープン戦まで1回も打たずにここまで来たことがなかったので、正直不安でした」と思いを吐露。

「こうして1本出たので、ここからまたスタート。ホームランだけじゃないので、得点圏でたくさん回ってきてますし、そこで失敗をたくさんしているので、そこをもっと大事にしていきたい」と次を見据えた。

日本ハム対ロッテ 7回表ロッテ1死、左越え本塁打を放つ山口(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 7回表、本塁打を放った山口を出迎える吉井監督(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 7回表ロッテ1死、山口に左越え本塁打を浴びる伊藤(撮影・佐藤翔太)

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【中日】初連敗で敵地連勝5で止まる「中田、田中は1シーズン出てもらわないと」立浪監督

阪神対中日 7回、交代を告げる中日立浪監督(撮影・藤尾明華)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

中日は今季初の2試合連続敗戦で、敵地連勝が5で止まった。

先発メヒアが森下に4号ソロを浴びるなど、4回5安打4失点と試合を作れず。体調面を考えて中田、田中をスタメンから外し、初合流の岡林を1番に置いたが、今季2度目の完封負け。

立浪和義監督は「岡林が帰ったことで1つ形ができたのは良かった。中田、田中は1シーズン出てもらわないといけない。様子を見ながら、今日のような形でやっていく」と語った。

阪神対中日 7回、立浪監督(中央)から聞いた交代を選手に伝える中日片岡ヘッドコーチ(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 8回裏を前に選手交代を告げる立浪監督。右は片岡ヘッドコーチ(撮影・加藤哉)
阪神対中日 3回裏阪神1死、森下(左)に本塁打を浴びたメヒア(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 3回裏阪神1死、メヒア(手前)は森下に左越えソロ本塁打を被弾する(撮影・上山淳一)
阪神対中日 2回裏阪神1死満塁、青柳は右犠飛を打ち上げる。投手はメヒア(撮影・加藤哉)
阪神対中日 2回裏阪神1死満塁、青柳は右犠飛を打ち上げる。投手はメヒア(撮影・加藤哉)
阪神対中日 試合前、国歌を聞く中日のドアラ(右端)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 3回裏阪神1死、森下は左越えソロ本塁打を放つ。投手はメヒア(撮影・加藤哉)
阪神対中日 3回裏阪神1死、メヒアは森下はに左越えソロ本塁打を浴びる(撮影・加藤哉)
阪神対中日 中日先発のメヒア(撮影・前田充)
阪神対中日 2回裏を投げ終え、厳しい表情でベンチへ戻る中日メヒア(右)(撮影・前田充)
阪神対中日 5回、2番手で登板した中日福谷(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ。投手は福谷(撮影・加藤哉)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ。投手は福谷(撮影・加藤哉)
阪神対中日 5回裏阪神1死、福谷は大山に中越えソロ本塁打を浴びる(撮影・加藤哉)
阪神対中日 7回表中日2死、ノイジーの好捕で左飛に倒れ、ベンチに戻る岡林(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 7回裏阪神1死、森下は自打球を当て本塁上に転倒(撮影・加藤哉)
阪神対中日 7回、交代を告げる中日立浪監督(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 7回、片岡ヘッドコーチ(右)に交代を伝える中日立浪監督(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 7回、3番手で登板した中日梅野(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 7回裏阪神1死一塁、大山は右前打を放つ。投手は梅野(撮影・加藤哉)
阪神対中日 8回、4番手で登板した中日土生(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 8回裏阪神2死一、二塁、中野は左適時二塁打を放つ。投手は土生(撮影・加藤哉)
阪神対中日 8回裏阪神2死一、二塁、中野の飛球を追うも届かず、2点適時二塁打とされる左翼手細川(撮影・前田充)
阪神対中日 話をする中日中田(中央)と阪神大山(右)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 試合前、阪神大山(手前)と笑顔で話す中日中田(撮影・上山淳一)
阪神対中日 2回表中日無死一、二塁、カリステ(手前)は送りバントを決め仲間から出迎えを受ける(撮影・上山淳一)

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【DeNA】ミス連発で悪夢5連敗、2年ぶり最下位転落に三浦監督「しっかり改善」声絞り出す

ヤクルト対DeNA 敗れて引き揚げるDeNA三浦監督(撮影・丹羽敏通)

<ヤクルト4-3DeNA>◇19日◇神宮

DeNAが悪夢の5連敗で、22年6月以来2年ぶりの最下位に転落した。3回2死一、二塁、牧の右前にポトリと落とすラッキーな2点適時二塁打で先制に成功。しかしその裏、先発の東が死球と犠打で2死二塁とし、ヤクルト塩見に中前適時打を浴びて1点を返された。5回に牧の右犠飛で1点を追加するも、直後に四球が絡んで失点。点を取った後に粘れなかった。

6回にオスナのソロで追いつかれると、牧の失策に山本のサイン見間違いでのパスボールとミスが連鎖。失点にはつながらなかったが、悪い流れを断ち切れず、8回に3番手の伊勢が村上に決勝ソロを浴びた。昨季最多勝のエース東でも連敗を止められず、直近9戦8敗。三浦監督は「今日出たミスをしっかりと改善できるようにしていきます」と言葉を絞りだした。

ヤクルト対DeNA 9回表DeNA無死、見逃し三振に倒れる石上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回、村上に勝ち越し本塁打を許し、ベンチへ引き揚げるDeNA伊勢(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死一塁、サンタナの打球を落球する二塁手牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死一塁、サンタナの打球を落球する二塁手牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA ベンチで腕を組むDeNA三浦監督(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上に勝ち越し本塁打を打たれた伊勢(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右越えに勝ち越しソロ本塁打を放ち三塁をまわる村上(手前)を見つめるベンチのDeNA三浦監督(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 8回表DeNA無死、中前打を放つ牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 9回表DeNA1死一塁、遊ゴロに倒れるも一塁へヘッドスライディングする度会(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏から3番手で登板したDeNA伊勢(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、村上に右中間へのソロ本塁打を浴びる伊勢(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死、DeNA先発の東(左)はオスナに左越えの同点ソロ本塁打を許す(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 7回裏から2番手で登板したDeNA徳山(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死、オスナに同点本塁打を打たれた東(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死一塁、サンタナの打球を落球する二塁手牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死、村上の打球を止めるも一塁へ送球できず、内野安打を許す石上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 6回裏ヤクルト無死、村上の打球を止めるも一塁へ送球できず、内野安打を許す遊撃手石上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 2回裏ヤクルト無死、村上の打球を好捕し三邪飛に仕留める三塁手宮崎(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 2回裏ヤクルト無死、村上の打球を好捕し三邪飛に仕留める三塁手宮崎(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 2回裏ヤクルト無死、村上の打球を好捕し三邪飛に仕留める三塁手宮崎(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA1死、中前打を放つ度会(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA1死、度会は中前安打を放つ(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、牧の先制の右2点適時二塁打で生還した度会(左から2人目)、佐野(左)を迎える三浦監督(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、先制の右2点適時二塁打を放つ牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、先制の右2点適時二塁打を放つ牧(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、牧の2点適時二塁打で生還した度会と佐野(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト対DeNA 4回裏ヤクルト2死一塁、打者青木の時、二盗を試みるもアウトになる一塁走者村上。遊撃手石上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 4回裏ヤクルト2死一塁、打者青木の時、二盗を試みるもアウトになる一塁走者村上。遊撃手石上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、牧の先制2点右適時二塁打に沸くベンチのナイン(撮影・小沢裕)

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【阪神】岡田監督「ホームランもあり、つなぎもあり」11試合連続2得点以下阻止に/一問一答

阪神対中日 中日に勝利し、ファンにあいさつする阪神岡田監督(右端)(撮影・藤尾明華)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

阪神が今季最多タイの7得点で今季最長の4連勝を決め、今季初の貯金1となった。前日18日まで10試合連続2得点以下。11試合連続となれば球団ワースト記録更新だったが、打線が目覚め、負の記録を阻止した。

岡田彰布監督(66)は「今年初めてですねこんなゲームはね。ベンチでおー3点目入った言うてたんですよ」と顔をほころばせた。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

-きのう吹っ切れたと

今年初めてですねこんなゲームはね。

-11安打7得点

昨日2ケタいったんで。吹っ切れた言うのは。1人1人がポンポンとヒット出ればね、つながり出てくると思うんですけど。きょうはホームランもあり、つなぎもありで、本当良い攻撃だったと思いますね。

-大山1号

いやもう、出ますよ。いずれ出ますよ。それがちょっと遅かっただけで。

-出そうな雰囲気

ありました、ありました。フリーバッティング見ててもね、

-3安打で乗って行けそう

本人が一番気持ち的にも吹っ切れて、明日からもっと楽に打席立てるんじゃないですか。

-森下4号

いやいや、2点とってね、ずっと2点が続いてたんでね、おーん。ベンチでおー3点目入った言うてたんですよ(笑い)。ええ。

-青柳初勝利

いやいや、なんかちょっとね、勝てるっていうかね、そのいいとこにね、別に悪い投球じゃなかったんですけどね、まあ打線との兼ね合いもあったし、今日はまあね、序盤でやっぱり点とったんでね、結構楽に、球数今日はけっこう多かったんでね、あの回で代えましたけどね。点数もあったんでね。

-7奪三振。球の勢いは

ストレートも走ってたと思うし、ボールの勢いは全然大丈夫だったと思います。

-門別がいい投球

ああ、ねえ。甲子園初めてなんですよね、投げるの。だからこういう点差というか、7点になったからじゃなしに最初から、5回か、あの辺でもう9回は門別でいこうとブルペンには言ってましたけどね。

-しばらく中継ぎで

そうですね、なかなか先発がちょっと頑張ってると。でもね、いずれはそういう形で先発になると思いますけど。

-明日は大竹と大野雄大の投げあい

大竹がこないだ名古屋でちょっとやられた部分があるので、明日はやってくれると思うし、打線の方も今日みたいに早く点取ってくれれば大竹も楽に投げられると思うので。

阪神対中日 7回裏、声援を送る阪神ファン(撮影・加藤哉)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

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【楽天】天敵西武今井に11連敗、単独最下位に転落 3回までに5失点後1点差に迫るも力尽きる

西武対楽天 9回表、戦況を見守る今江監督(撮影・河田真司)

<西武5-4楽天>◇19日◇ベルーナドーム

楽天は、天敵の西武今井に11連敗を喫し、単独最下位に転落した。

早川が3回までに5失点。打線は7回に鈴木大の適時打で27イニングぶりに得点し、8回には岡島が3ランを放ち、1点差に迫るも、反撃はここまでだった。今江監督は「対今井に対し『さあいくぞ』というところで、早川が立ち上がりに3点取られた。あの3点はかなり大きかった」。チームとしては今季2度目の3連敗となった。

西武対楽天 4回表楽天無死、空振り三振に倒れる浅村(撮影・河田真司)
西武対楽天 8回表楽天2死一、二塁、右越え3点本塁打を放つ岡島(撮影・河田真司)
西武対楽天 1回裏西武1死、岸に左越え先制ソロ本塁打を浴びる早川(撮影・河田真司)

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【オリックス】今季初の貯金ならず…山下舜平大が大乱調4回8失点KO

ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク9-7オリックス>◇19日◇ペイペイ

オリックスが点の取り合いに敗れ、今季初の貯金1を逃した。先発の山下舜平大投手(21)が大誤算だった。1回に制球が定まらず、3四球に2本の適時打で2点を献上。その後も不安定な投球が続き、3回には近藤に2ランを浴び、4回には山川に3ランを被弾。自己ワーストの8失点と厳しい内容だった。

打線は2回に頓宮裕真捕手(27)の3号ソロが飛び出し、3回にはレアンドロ・セデーニョ内野手(25)の5号2ランで一時は逆転。再逆転されて4点を追いかける形となった5回にも頓宮の適時打、6回は紅林弘太郎内野手(24)と若月健矢捕手(28)の適時打で1点差まで追い上げた。

そんな反撃を見せたが序盤の大量失点が響き、最終的には競り合いをものにできなかった。前日18日には楽天に快勝で3カード連続の勝ち越し。開幕2戦目以来となる勝利5割復帰を果たした。そして乗り込んだ福岡でカード初戦を落とし、再び借金1となった。

ソフトバンク対オリックス 4回裏、山川に3点本塁打を打たれ、厳しい表情でベンチへ戻る山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 4回裏、山川に3点本塁打を打たれ、厳しい表情でベンチへ戻る山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 1回裏ソフトバンク1死一、二塁、山川(手前)に先制の中前適時打を打たれた山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 1回裏ソフトバンク1死満塁、山川は栗原に中前適時打を浴びて舌を出す(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川穂高に3点本塁打を浴びた山下(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク2死一、三塁、山川(左)に左中間へ3点本塁打を打たれ、厳しい表情を見せる山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 4回裏ソフトバンク無死満塁、打席に今宮を迎える場面で平井コーチ(右)から声をかけられる山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス オリックス先発の山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス オリックス先発の山下(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 5回表の攻撃を終えて投手の交代を告げ、厳しい表情でベンチへ戻る中嶋監督(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 選手交代を告げる中嶋監督(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 選手交代を審判に告げる中嶋監督(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス2死三塁、紅林は中前に同点適時打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス2死三塁、紅林は中前に同点適時打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス2死三塁、中前に同点適時打を放った紅林(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放ち、ベンチ前でほいさーポーズを決める頓宮(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対オリックス 3回表オリックス2死一塁、セデーニョは左越えに勝ち越しとなる2点本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対オリックス 3回表オリックス2死一塁、セデーニョは左越えに勝ち越しとなる2点本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)

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【くふうハヤテ】球団初サヨナラ勝ち、元ロッテ福田秀平V打「1つ1つの勝利、成功が自信に」

9回裏くふうハヤテ無死満塁、左中間へサヨナラの適時打を放つ福田

<ウエスタン・リーグ:くふうハヤテ5-4阪神>◇19日◇ちゅ~るスタジアム清水

くふうハヤテ福田秀平外野手(35)が、球団初のサヨナラ勝ちをもたらした。阪神を相手に9回に同点とし、なおも無死満塁の好機。カウント2-2からスライダーを捉え、左中間を破った。

前ロッテのベテランは「打った瞬間、犠飛にはなると確信した。みんながつないで良い場面で回してくれた。期待に応えられて良かった」。笑顔で両手を広げ、全身で歓喜のウオーターシャワーを浴びた。

福田は代打出場した8回にも、1死二、三塁から左前に適時打。反撃ののろしを上げた。体調不良の影響で7戦ぶりの出場も、快音を連発。赤堀元之監督(54)は「8回の1点が大きかった。久しぶりの出場だったが、しっかりスイングしてくれた」とたたえた。

20日も本拠地で阪神と戦う。福田は「1つ1つの勝利、成功が自信になっていく。明日以降につながると思う」と言った。12日からの広島3連戦で初の同一カード勝ち越しを果たしたチーム。今季2度目の勝ち越しへ、まず先手を取った。

○…肉離れで出遅れていた東海林碧波投手(22)が、公式戦初登板した。0-4の8回に2番手でマウンドに上がり、予定の1回を無失点。劇的勝利に貢献した。上々のデビューを飾った196センチの長身左腕は「実戦は半年以上ぶり。ほっとした」と胸をなで下ろした。早大時代は「特発性後天性全身性無汗症」を発症するなど、公式戦未登板に終わった苦労人。続けて「登板ごとにどんどん成長していきたい」と力を込めた。

9回裏、サヨナラの適時打を放ち祝福されるくふうハヤテ福田(中央)

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【日本ハム】今季初出場の清宮幸太郎、9回先頭で今季初安打の右翼線二塁打 サヨナラ起点に

日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム無死、清宮は二塁打を放つ(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム4-3ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

今季初めて1軍昇格した日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が「7番・三塁」でスタメン出場し、3-3の9回先頭でロッテ4番手横山から、今季初安打となる右翼線二塁打を放った。

3回先頭で迎えた第1打席は二ゴロ、5回無死一塁での第2打席は遊ゴロ併殺、7回1死での第3打席は空振り三振に倒れていたが、土壇場で貴重な一打を放ち、代走中島と交代した。

その後、上川畑の送りバントで1死三塁になると、水野、郡司が申告敬遠され満塁に。代打の加藤豪が押し出し四球を選び、4月5日西武戦以来のサヨナラ勝ちをおさめた。

日本ハム対ロッテ 一軍に合流する日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 一軍に合流しウオーミングアップをする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 試合後、勝利に一丁締めをする清宮。後方は新庄監督(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム無死、右翼線に二塁打を放つ清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム無死、右翼線に二塁打を放ち「カバイエテ」ポーズの清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム1死満塁、押し出し四球でサヨナラ勝ちし歓喜する清宮(中央)らナインたち(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム1死満塁、押し出し四球でサヨナラ勝ちし歓喜する清宮(左から2人目)らナインたち(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム1死満塁、押し出し四球でサヨナラ勝ちし歓喜する清宮(中央)らナインたち(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム1死満塁、押し出し四球でサヨナラ勝ちし歓喜する清宮(中央)らナインたち(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム無死、清宮は二塁打を放つ(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 2回表ロッテ1死一塁、山口の三ゴロで併殺をとる清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 2回表、好守を見せた清宮は伊藤に出迎えられ笑顔(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 3回裏日本ハム無死、二ゴロに終わる清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 3回裏日本ハム無死、二ゴロに終わる清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 5回裏日本ハム無死一塁、清宮は併殺打に終わる(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 5回裏日本ハム無死一塁、清宮は併殺打に終わる(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 7回裏日本ハム1死、三振に終わる清宮(左)。右後方は新庄監督(撮影・佐藤翔太)

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【ヤクルト】村上宗隆が神宮今季初アーチの3号ソロ 貴重な勝ち越し点もたらしファン沸かせる

ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放った村上はベンチを指さす(撮影・鈴木みどり)

<ヤクルト-DeNA>◇19日◇神宮

ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、今季3号ソロを放った。3-3の8回先頭。2ストライクからの3球目だった。DeNA3番手・伊勢の真ん中高め直球を右中間スタンド中段へ運び、チームに貴重な勝ち越し点をもたらした。

村上は2番に入った14日のDeNA(横浜)の開幕54打席目となる初回に、バックスクリーン左端直撃弾となる今季1号ソロをマーク。4番に戻った18日中日戦(バンテリンドーム)では逆方向の左翼スタンドへ2号2ランを放っていた。本拠地・神宮では、今季初アーチとなり、どでかい1発でファンを沸かせた。

ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放つ村上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放つ村上(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 8回裏ヤクルト無死、右中間にソロ本塁打を放つ村上(撮影・鈴木みどり)

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【阪神】今季最多7得点で初4連勝&貯金1!森下4号&大山1号で2得点以下行進10試合で止めた

阪神対中日 中日に勝利しタッチを交わす阪神ナイン(撮影・前田充)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

阪神が今季最多タイの7得点で今季最長の4連勝を決め、今季初の貯金1となった。前日18日まで10試合連続2得点以下。11試合連続となれば球団ワースト記録だったが、打線が目覚め負の記録を阻止した。

2回、先頭大山と佐藤輝の連打、ノイジーが四球を選んでつないだ1死満塁の好機。8番木浪聖也内野手(29)が、中日メヒアの直球を捉えて先制の右前適時打を放つと、続く青柳晃洋投手(30)が右犠飛をきっちり決め、2点を入れた。 2-0の3回1死では森下翔太外野手(23)が4号ソロを放ち、10試合続いていた2得点以下の更新をストップ。5回には大山悠輔内野手(29)が開幕から75打席目で今季初アーチを決めた。甲子園に集まった阪神ファンも割れんばかりの歓声で主砲の1号に応えた。

投げては先発の青柳が6回6安打無失点で今季初勝利。開幕投手を務めて4試合目で1勝目を手にした。

阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・上山淳一)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山の中越え本塁打の打球を見つめる岡田監督(右端)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山(中央)は中越えソロ本塁打を放ち生還する(撮影・上山淳一)
阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放ち岡田監督(左)とタッチする(撮影・加藤哉)
阪神対中日 3回裏阪神1死、森下は左越えソロ本塁打を放つ。投手はメヒア(撮影・加藤哉)
阪神対中日 3回裏阪神1死、岡田監督(左)は左越えソロ本塁打を放った森下をタッチで迎える(撮影・加藤哉)
阪神対中日 9回、マウンドへ向かう阪神門別(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 9回に登板した阪神門別(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 9回表中日1死、門別は村松の打球でベースカバーに走るが内野安打となる(撮影・加藤哉)
阪神対中日 中日に勝利しナインとタッチする門別(撮影・加藤哉)
阪神対中日 中日に勝利しタッチを交わす阪神ナイン(撮影・前田充)
阪神対中日 中日に勝利しタッチを交わす阪神ナイン(撮影・前田充)
阪神対中日 中日に勝利し、タッチを交わす阪神青柳(17)、岡田監督(右から2人目)ら(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 中日に勝利し、青柳らとタッチを交わす阪神岡田監督(右から2人目)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 中日に勝利し青柳(右から4人目)はナインとタッチする。左端は岡田監督(撮影・加藤哉)
阪神対中日 3回裏阪神1死、左越え本塁打を放ち笑顔で生還する森下(撮影・前田充)
阪神対中日 中日に勝利し、木浪(左)とタッチを交わす阪神門別(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 8回裏阪神2死一、二塁、中野は左中間に2点適時二塁打を放つ(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 8回裏阪神2死一、二塁、中野は左中間に2点適時二塁打を放つ(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 8回裏阪神2死一、二塁、中野は左適時二塁打を放つ。。左は一塁手のカリステ(撮影・加藤哉)
阪神対中日 8回裏阪神2死一、二塁、中野の2点適時二塁打で生還する一走近本(撮影・前田充)
阪神対中日 7回裏、ラッキー7の応援で盛り上がる阪神ファン(撮影・前田充)
阪神対中日 7回裏阪神1死、森下は左前打を放つ(撮影・上山淳一)
阪神対中日 7回裏阪神1死、左ふくらはぎ に自打球を受け、倒れ込む森下(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 2回裏阪神無死一塁、佐藤輝明は中前打を放つ(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 リリーフカーに乗って場内1周する木浪(撮影・加藤哉)
阪神対中日 7回、2番手で登板した阪神島本(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 中日に勝利し、ファンにあいさつする阪神岡田監督(右端)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 ラッキーセブンを盛り上げるタイガースガールズ(撮影・上山淳一)

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【日本ハム】新庄剛志監督、万波中正にバントのサインも実らず三振

日本ハム対ロッテ 8回裏日本ハム無死一塁、バントを失敗する万波(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

日本ハム新庄剛志監督(52)が1点をもぎ取るために、意外なサインを出した。

3-3の同点で迎えた8回無死一塁の場面で、万波中正外野手(24)が、ロッテ3番手沢村の初球でセーフティーバントを試みたが、ファウル。2球目は最初から構えて送りバントを試みたが、これもファウルとなり、3球目からヒッティングに変わったが結局、万波は三振に倒れた。

万波は昨季2つの犠打を決めており初めてではなかったが、今季全試合3番でスタメン出場。新庄監督は昨オフ、一番最初にレギュラーを確約していた打線の中心でもあるが、この日は、前の打席まで2打数無安打1四球だった。

その後、2死一塁から田宮の打席の初球で一塁走者の五十幡が二盗を決めると、捕手田村の送球が五十幡に当たって外野に転々とする間に三塁を陥れ2死三塁。さらに続く田宮が四球を選び2死一、三塁のチャンスをつくったが、レイエスが空振り三振に倒れ、勝ち越すことはできなかった。

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【記者の目】課題あっても1歩を踏み出さなければ何も始まらない 朝夕2部制の実施決定

甲子園球場

日本高野連は19日、大阪市内で今夏実施する第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)に関する第2回運営委員会を開催し、大会の一部日程で暑さ対策として、午前と夕方に分けて試合を実施する「2部制」の導入を決定したことを発表した。

1日3試合が組まれる大会初日から第3日までの3日間限定。午前、夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。

   ◇   ◇   ◇

夏の甲子園の暑さ対策として今夏から導入が決まった「2部制」の実施は、2年前から検討が始まっていた。22、23年の大会を参考にシミュレーションを行い、実現にこぎ着けた。話し合いを重ねる中で、朝日新聞社の志方高校野球総合センター長は「暑い時間帯を避けるということに対して『それはダメだ』っていうような声はなかった」と全会一致で導入が決まった。

これまでも熱中症の対策は講じてきた。20年からは白スパイクの着用が許可され、23年春からは10回からタイブレーク制を導入した。昨夏はクーリングタイムを設け、5回終了時に10分間、水分補給や体を冷やすスペースを設置するなど万全な対策を喫した。また、今大会からは第1試合の出場2校に対し、早朝の起床によって朝食を十分に食べず、低栄養によって熱中症の症状を発症する選手が散見されたことから、主催者が試合前に補食を提供することも新たに決まった。

今回のルールで1日4試合制での「2部制」を行った場合は、試合終了時刻が午後10時ごろになる可能性も高く、他にも課題は出てくることだろう。ただ、1歩を踏み出さなければ、何も始まらない。新時代に対応していくための、大きな決断を下した。【アマチュア野球担当=古財稜明】

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甲子園「2部制」へ 今夏は5年ぶりに甲子園練習の実施 練習の順番は事前に割り振られる

甲子園球場

日本高野連は19日、大阪市内で今夏実施する第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)に関する第2回運営委員会を開催し、大会の一部日程で暑さ対策として、午前と夕方に分けて試合を実施する「2部制」の導入を決定したことを発表した。1日3試合が組まれる大会初日から第3日までの3日間限定。午前、夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。

   ◇   ◇   ◇

今春のセンバツ大会同様に、今夏は5年ぶりに甲子園練習の実施が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、第101回大会(19年)以来で、8月2~4日の3日間で開催される。センバツは各校30分だったが、夏は20分。また、これまでは出場校が決定してから練習の順番を決めていたが、今回からは「大阪代表は4日の10時」など、事前に割り振られる。

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【DeNA】度会隆輝“神宮初安打”子どもの頃は元ヤクルトの父博文さんに連れられて来た遊び場

ヤクルト対DeNA 3回表DeNA1死、度会は中前安打を放つ(撮影・丹羽敏通)

<ヤクルト-DeNA>◇19日◇神宮

DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手が“神宮初安打”を放った。3回1死、ヤクルト右腕サイスニードの初球141キロのカットボールをきれいに中前にはじき返した。一塁ベース上で手をたたいて10打席ぶりの安打。続く関根は三飛に倒れるも、佐野が右前打でつなぎ、2死一、二塁から牧の右前に落とす先制の2点適時二塁打でホームを踏んだ。

神宮はかつてヤクルトでプレーした父博文さん(52)の影響で小さいころから遊び場だった。古田敦也氏らそうそうたるメンバーを遊び相手にヤクルト側のクラブハウスを走り回った。キャッチボールをしてもらったことも。この日、「6番右翼」で先発の青木も神宮のクラブハウスで一緒に風呂に入った思い出もある。常に「どうしても結果を気にしてしまいますけど、投手に対してどの球を意識するかとかを考えて行きたい」と話すルーキーが、プロ入り後初の神宮で結果を示した。

ヤクルト対DeNA 3回表DeNA1死、度会は中前打を放つ(撮影・小沢裕)
ヤクルト対DeNA 3回表DeNA2死一、二塁、牧の2点適時二塁打で生還した度会と佐野(撮影・丹羽敏通)
ヤクルト現役時代の父博文さん(02年撮影)

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夏の甲子園で朝夕「2部制」導入、1日3試合の第1~3日限定で実施 将来的には1日4試合でも

※写真はイメージ

日本高野連は19日、大阪市内で今夏実施する第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)に関する第2回運営委員会を開催し、大会の一部日程で暑さ対策として、午前と夕方に分けて試合を実施する「2部制」の導入を決定したことを発表した。

1日3試合が組まれる大会初日から第3日までの3日間限定。午前、夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。

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甲子園球場の開場100周年の節目の年に、新たな1歩を踏み出す。日本高野連と大会主催の朝日新聞社が、暑さ対策として今夏の甲子園大会での午前、夕方の「2部制」を導入することを決定。朝日新聞社の志方浩文高校野球総合センター長は「何も進まない選択肢はなかった。選手の安全を守る策を何かやらなければならないという思いを球場さん、高野連さんにも意をくんでもらい、納得していただいた」と説明した。

期間は1日3試合の実施が予定されている大会第1日~第3日(7~9日)の3日間限定で行われる。暑さのピークとなる午後2時ごろを避ける目的で、第1日は午前8時30分に開会式が行われ、第1試合は10時から実施。第2試合は午後4時、第3試合は午後6時半から行われることが決まった。第2、3日は第1試合が午前8時、第2試合は午前10時35分、第3試合は午後5時からとなった。雨天中止の場合でも、「2部制」の実施は9日までと決まっている。

入場券も午前と夕方それぞれで発売される。料金はそれぞれの座席で1日券の約半分に設定された。志方氏は「お客さまの安全と健康を考えることも主催者の役割」と完全入れ替えを実施すると説明。それに伴い、入れ替えに2時間30分を要するとされ、第1日の第1試合は午後1時30分まで、第2、3日の第2試合は午後2時半で試合が終了していない場合は原則として継続試合の措置が取られ、翌日以降に持ち越される。

第4日以降から準々決勝までは1日4試合制で実施される。また、準決勝は第1試合が午前8時開始、第2試合は午前10時35分開始と前回大会より1時間早まり、暑さのピーク時を避ける。決勝は前回の午後2時から4時間繰り上げ、午前10時からの開催が決定。今後に向けて志方氏は「今回で課題をあぶり出して、1日4試合での2部制を行う可能性を探りたい」と話した。環境の変化に伴い、夏の甲子園が「新しい形」として進んでいく。【古財稜明】

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【阪神】虎党の落語家・桂吉弥が番組リスナー100人超を連れ観戦 団体の抽選販売で見事当選

阪神対中日 3回裏阪神1死、本塁打を放ち三塁を回る森下。右はメヒア(撮影・藤尾明華)

<阪神-中日>◇19日◇甲子園

熱烈な虎党の落語家・桂吉弥(53)が19日、甲子園に自身のレギュラー番組のリスナー100人超を連れ、阪神-中日4回戦を観戦した。

三塁側アルプス102席のチケットを全て自腹で購入。これまではグループ席で観戦することが多く「団体で102人(枚)以上だと早く購入できると知って」と団体の抽選販売に応募し、見事当選した。

自身のABCラジオ「きっちり! まったり! 桂吉弥です」で観戦者を募集すると、1000人以上の応募があったという。「大山さんのホームランを見たい。番組で応援歌も練習しました」と熱くエール。今後も同様の企画を考案中で、連覇へ声援を送り続ける。

独演会への意気込みを語った桂吉弥(撮影・阪口孝志)

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【阪神】湯浅京己、2軍くふうハヤテ戦で1アウトもとれず降板 24球で3安打3四球4失点

阪神湯浅京己(2024年2月撮影)

2軍調整を続ける阪神湯浅京己投手が、19日のウエスタン・リーグくふうハヤテ戦(ちゅ~る)に登板するも1死もとれず、3安打3四球4失点で降板した。

4-1の9回にマウンドへ。先頭に四球を与えると2連打で1点を失い、無死満塁から代打で出場した元DeNAの倉本に2点適時打を献上し、同点に追いつかれた。さらに四球を与え無死満塁で松原に交代も、流れは止まらずサヨナラ負けを喫した。

湯浅は13日の2軍ソフトバンク戦(鳴尾浜)で体調不良から実戦復帰していた。

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