日刊スポーツ

プロ注目天理大・石原が負傷交代か 阪神など視察

天理大・石原貴規捕手(撮影・柏原誠)

<阪神大学野球:関西国際大4-0天理大>◇第3節2回戦◇16日◇南港中央

ドラフト候補の天理大・石原貴規捕手が途中交代した。4点を失った4回の守りで負傷があったもようで、次の回に代打を出された。

今春のリーグ首位打者で正確な送球に強打を誇る捕手は、「悪い流れのままいってしまった」と失点を反省。プロ志望届は提出済みでこの日も阪神など3球団が視察した。

「送球を含め、守備で引っ張ることが自分の持ち味」とアピールを続ける。

痛がる天理大・石原貴規捕手(撮影・柏原誠)

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【DeNA】ドラ4石上泰輝プロ初安打「何とか当てて」一塁へボテボテゴロも俊足飛ばし内野安打

DeNA対広島 3回裏DeNA無死一塁、一安を放った石上(撮影・たえ見朱実)

<広島-DeNA>◇29日◇マツダスタジアム

DeNAドラフト4位の石上泰輝内野手がプロ初安打をもぎとった。

3点を追う3回無死一塁、広島九里のチェンジアップに食らいついた。バットが折れながらボテボテの一塁へのゴロになる。一塁手・シャイナーが打球処理に迷う間に50メートル5秒9の俊足を飛ばし、内野安打とした。

「追い込まれていたので何とか当てて二塁に進めることを意識していました。(初安打は)うれしいです」と振り返った。

DeNA対広島 3回裏DeNA無死一塁、バットを折りながらプロ初打席初安打となる一塁への内野安打を放つ石上。投手九里(撮影・河野匠)
DeNA対広島 3回裏DeNA無死一塁、バットを折りながらプロ初打席初安打となる一塁への内野安打を放った石上(撮影・河野匠)
DeNA対広島 3回裏DeNA無死一塁、一安を放つ石上(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 8番遊撃手で紹介されるDeNA石上(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 ノックを受けるDeNA石上(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA無死一塁、バットを折りながらプロ初打席初安打となる内野安打を放つ石上(撮影・河野匠)

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【西武】今井達也、6回まで毎回10奪三振 同学年・楽天早川との投げ合い負けん

楽天対西武 力投する西武先発の今井(撮影・山崎安昭)

<楽天-西武>◇29日◇楽天モバイルパーク

西武今井達也投手(25)が、自身初となる開幕戦のマウンドに上がった。昨季6勝、防御率0・87と抑え込んだ楽天打線相手に序盤から真っ向勝負した。

1回先頭の茂木から157キロの速球で空振り三振を奪うなど2奪三振。2回先頭の4番浅村からスライダーで空振り三振を奪うなど、6回まで毎回となる10個の三振と、奪三振ショーを披露した。

相手の先発左腕早川と、同学年同士の投げ合いとなった。作新学院時代の16年夏の甲子園準々決勝で、早川擁する木更津総合と対戦経験がある。当時は3-1で作新学院が勝利。勢いに乗り、その後全国制覇まで駆け上がった。開幕戦前日には「相手よりもちろん失点を少なく終わりたい。開幕戦なのでお互い、両チームまず勝って、シーズンをスタートしたいというのが第一だと思う。そういう面でも投げ負けないという気持ちを、相手以上に強く持ちたいと思う」と意気込んでいた。

プロ8年目。初めて託された大役をしっかりと全うした。「チームを代表して投げるので、責任感を強く持ってマウンドに立ちたい」と口にした右腕の24年シーズンが幕を開けた。【山崎純一】

楽天対西武 1回裏楽天2死、今井は雄たけびを上げて小郷に投げ込む(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 1回裏楽天2死、今井は小郷を三振に仕留めて雄たけびを上げる(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 6回裏楽天1死、今井は小深田が折ったバットの破片を拾う(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 投球の合間に球をこねる西武今井(撮影・山崎安昭)

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【巨人】梶谷隆幸スーパープレーで流れ引き寄せた“2点”防ぐダイビングキャッチから1号2ラン

巨人対阪神 5回裏巨人2死二塁、右越え2点本塁打を放つ梶谷(撮影・鈴木みどり)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

巨人梶谷隆幸外野手(35)が、守っても打ってもいぶし銀に輝いた。1点リードの5回2死二塁。カウント3-2から内に入った142キロ直球を右翼席へ運んだ。3点リードに突き放すチーム1号となる2ラン。ベンチを指さし、ダイヤモンドを1周すると阿部監督とハイタッチを交わし「もう必死です! 必死に食らいついていきましたの一言です」と繰り返した。

スーパープレーで“2点”を防ぎ流れを引き寄せた。3回1死一、二塁で森下の打席。右中間へぐんぐん伸びていく打球に、右翼の位置から猛ダッシュして横っ跳びでダイビングキャッチした。すぐさま、吉川の中継プレーで帰塁できなかった一走・中野をアウトにし併殺。抜けていれば2点を失う場面で見せたプレーに、ベンチの阿部監督も帽子を脱いで最敬礼した。

スタンドには、長嶋茂雄終身名誉監督が駆けつけた、緊迫の“伝統の開幕戦”だった。キャンプは2軍スタートも3月に1軍合流すると、オープン戦初出場のソフトバンク戦(13日)で右越え本塁打をマーク。「やることをしっかりやるしかない。その中で使いたいと思われるように、1日1日頑張って割り込めるようにするだけです」。オープン戦打率3割5分7厘と好調を維持して勝ち取った開幕スタメンだった。

巨人対阪神 5回裏巨人2死二塁、右越え2点本塁打を放った梶谷はベンチに指をさす(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 3回表に好守をみせた巨人梶谷(左)は戸郷に迎えられベンチへ戻る(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 5回裏巨人2死二塁、右越え2点本塁打を放ち、バットを投げる梶谷(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 5回裏巨人2死二塁、右越え2点本塁打を放つ梶谷(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 5回裏巨人2死二塁、右越え2点本塁打を放つ梶谷(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 5回裏巨人2死二塁、右越え2点本塁打を放つ梶谷(撮影・鈴木みどり)

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【阪神】青柳晃洋、ボークにあ然…ピンチ広げ先制点献上、岡田監督今季初リクエストも実らず

巨人対阪神 5回裏巨人無死二塁、打者戸郷の時、ボークで二塁走者吉川の三進を許し、ぼうぜんとする青柳(撮影・鈴木みどり)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

阪神青柳晃洋投手(30)がボークでピンチを広げ、そこから先制点を献上した。

両軍無得点の5回無死二塁。9番の投手戸郷に初球を投じる前だった。モーションに入ろうと右手を動かしたように見えたが、これをとりやめたことで、ボークをとられたとみられる。青柳は納得のいかない表情で両手を軽く上げた。

その後、1死三塁となり、1番佐々木が遊撃へのゴロを放った。前進守備を敷いていた木浪が懸命に本塁へ送球するも間に合わず(記録は野選)。岡田監督は今季初のリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。阪神が先制点を献上した。

さらに2死二塁から3番梶谷に右翼への2ランを浴びた。打った瞬間にスタンドインと分かる当たりで、青柳は肩を落とした。この回一挙3点を奪われた。

巨人対阪神 5回裏巨人無死二塁、打者戸郷の時、ボークをとられ、ぼうぜんとする青柳(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 5回裏巨人無死二塁、打者戸郷のとき、ボークをとられる青柳(撮影・河田真司)

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【西武】隅田知一郎、30日先発「うまく調整できたので、準備は万全でいける状態」

楽天対西武 試合前練習でキャッチボールする西武隅田(撮影・山崎安昭)

西武隅田知一郎投手が30日の楽天戦で今季初先発する。

プロ3年目の左腕は前日練習でキャッチボールを行うなど調整した。「うまく調整できたので、準備は万全でいける状態」。9勝10敗だった昨季を振り返り「去年は負け越したので、負けない投手というのを意識してマウンドで投げたい。隅田が投げたら負けないなと思ってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。

楽天対西武 ウオーミングアップする西武隅田(撮影・山崎安昭)

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【ソフトバンク】山川穂高が公式戦545日ぶり本塁打「まず1本。良かった」開幕戦で移籍後1号

オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、本塁打を放ち、ベンチ前でどすこいポーズを決める山川(撮影・藤尾明華)

<オリックス-ソフトバンク>◇29日◇京セラドーム大阪

西武からFAで加入したソフトバンク山川穂高内野手(32)が移籍後初本塁打を放った。

1-1の7回先頭だった。オリックス宮城が投じた外角150キロ直球を仕留め、右中間スタンドへ運んだ。「打ったのは真っすぐ。しっかりとらえることができた。まず1本打つことができて良かったです」とコメントした。

昨季は自身の不祥事で17試合の出場にとどまった。公式戦での一発は22年10月1日以来、545日ぶり。オープン戦では打率3割6厘、3本塁打、9打点をマークしていた。

開幕戦での本塁打は西武時代だった19年以来。2球団で「開幕4番」でのアーチは09年にマークしたラミレス以来。日本人では落合以来30年ぶりとなった。

オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、本塁打を放ちナインとタッチを交わす山川(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、本塁打を放ち小久保裕紀監督らに出迎える山川(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、山川は右越えソロ本塁打を放つ(撮影・加藤哉)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、山川は中越えに本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、山川は右越えソロ本塁打を放つ(撮影・加藤哉)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、山川は右越えソロ本塁打を放ちどすこいパフォーマンスを披露(撮影・加藤哉)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、山川は右越えソロ本塁打を放つ。投手は宮城(撮影・加藤哉)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、山川は中越えに本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 7回表ソフトバンク無死、宮城は山川に右越えソロ本塁打を浴びる(撮影・加藤哉)

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【中日】中田翔、開幕戦で移籍1号!竜党待つ左翼スタンドに豪快弾 ベンチもファンも感激の一撃

ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え本塁打を放ち打球を見上げる中田(撮影・横山健太)

<ヤクルト-中日>◇29日◇神宮

中日中田翔内野手(34)が移籍1号を放った。1-1の同点で迎えた5回2死走者なしの第3打席。2打席凡退したベテランは、ヤクルト先発サイスニードの2球目スライダーを強振。すくい上げた打球は竜党の待ち受ける左翼スタンドに飛び込んだ。勝ち越し1号ソロ。ベンチもファンも感激する一撃になった。

得点力不足解消の切り札として中日に移籍した。オプトアウト権を行使して、巨人との複数年契約を破棄。「僕は立浪さんの1本の電話で本当に(移籍を)決意した。純粋にありがたかった。僕なんかに筋を通してくれたのもありがたかった」。交渉解禁後の速攻ラブコールで即決した。

新天地での開幕戦には覚悟も秘めた。プロ17年目のベテランにとっては日本ハム、巨人に次ぐ3球団目。背番号「6」のブルーのユニホームで15年連続での開幕スタメンに「4番・一塁」で名を連ねた。「もうやるしかない。やる自信もある。ダメだったら辞めるだけ。僕にとって野球人生もラストスパート。ダメだったら。球団から必要ないよと言われたら、そこまでだから。それを言われるまでは、全力で突っ走るだけ」。中日での初キャンプに臨む中で決意を口にしていた。

立浪監督は就任以来、2年連続最下位の屈辱に甘んじた。「選手ももちろん悔しいだろうけど、監督が1番悔しい。みんなで頑張って男にしたい」。強竜打線の軸を期待される中田が新天地での最高のスタートを切った。

ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え勝ち越しソロ本塁打を放つ中田。投手サイスニード(撮影・宮地輝)
ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え勝ち越しソロ本塁打を放つ中田。投手サイスニード(撮影・宮地輝)
ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え勝ち越しソロ本塁打を放つ中田。投手サイスニード(撮影・宮地輝)
ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え本塁打を放ち打球を見上げる中田(撮影・横山健太)
ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え勝ち越しソロ本塁打を放つ中田(撮影・宮地輝)
ヤクルト対中日 5回表中日2死、左越え本塁打を放つ中田(撮影・横山健太)

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【ロッテ】菅野美穂が始球式 キシリトールのCMキャラ、背番号「118」の意味は?

ロッテ対日本ハム 始球式を務めた菅野美穂(撮影・足立雅史)

<ロッテ-日本ハム>◇29日◇ZOZOマリン

俳優の菅野美穂(46)が始球式を行った。

右翼ポール下からリリーフカーに乗って登場。ロッテの「キシリトール オーラテクト」のCMキャラクターを務めており、背番号は「118(いい歯)」だった。セットポジションから投じたボールは、2バウンドで捕手のミットに届いた。

この日は昼過ぎまで雨が降り、強い風も舞った。役目を終えると「嵐からお天気になり、選手の皆さんや開幕を楽しみにしていたファンの皆さんと一緒に球場にいられることが光栄でした。これから始まるシーズンが楽しみだなと思う前向きな雰囲気で、千葉ロッテマリーンズの皆さまにとって良いシーズンになるといいなと思いながら投げました。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました」とコメントした。

ロッテ対日本ハム オープンカーに乗って登場する始球式を務める菅野美穂(撮影・黒川智章)
ロッテ対日本ハム オープンカーに乗って登場する始球式を務める菅野美穂(撮影・黒川智章)
ロッテ対日本ハム 始球式を務めた菅野美穂(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 始球式を務めた菅野美穂(撮影・足立雅史)
ロッテ対日本ハム 始球式を務める菅野美穂(撮影・黒川智章)
ロッテ対日本ハム 始球式を務める菅野美穂(撮影・黒川智章)
ロッテ対日本ハム 始球式を務めた菅野美穂(撮影・足立雅史)

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【楽天】開幕戦始球式は20周年アンバサダーのサンドウィッチマン伊達「楽しかったです ! 」

楽天対西武 始球式で納得の投球ができず苦笑いのサンドウィッチマン伊達みきお(撮影・山崎安昭)

<楽天-西武>◇29日◇楽天モバイルパーク

楽天の創設20周年アンバサダーを務める人気お笑いコンビ、サンドウィッチマンの伊達みきお(49)が始球式を行った。

マウンドに立ち、大きく振りかぶって投げたボールは、太田光捕手(27)の構えるミットから大きく左にそれるスピードボール。打席に立った金子侑司外野手(33)の空振りを誘った。伊達は投球を振り返って「開幕戦の雰囲気であがってしまいました。バスンといきたかったんですけどね」。事前練習で則本昂大投手(33)とキャッチボールをしたことも明かし「楽しくていっぱい投げちゃった。そしたら今めちゃくちゃ肩痛いですね」と笑いを誘った。練習の成果は出せなかったが「楽しかったです!」と満足げに振り返った。

球団創設20周年に、伊達は「もう本気で楽天イーグルスを応援します!」。富澤たけし(49)は「今まで以上にズブズブに行きたいなと思います。皆さんスタジアムに来てくださいね!」と呼びかけた。

楽天対西武 始球式で投球するサンドウィッチマン伊達みきお(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 始球式に臨むサンドウィッチマン伊達みきおは捕手を指さして集中(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 始球式に臨むサンドウィッチマン伊達みきお(左)は邪魔する富澤たけしを押し出す(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 始球式に臨むサンドウィッチマン伊達みきお(左)は富澤たけしに密着されて邪魔される(撮影・山崎安昭)
楽天対西武 始球式に臨むサンドウィッチマン伊達みきお(右)と富澤たけしは声援に応える(撮影・山崎安昭)

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【センバツ】報徳学園2年連続決勝へ「背番号1」間木歩「強い気持ちで」今朝丸裕喜超え活躍誓う

強い気持ちで臨みたい」

第96回選抜高校野球大会は30日に甲子園球場で準決勝を行う。2年連続の決勝進出を目指す報徳学園(兵庫)は休養日の29日、西宮市の同校グラウンドで調整。中央学院(千葉)戦での先発が予想される間木歩主将(3年)が、準々決勝の大阪桐蔭戦で完投勝利を挙げた今朝丸裕喜投手(3年)を超える活躍を誓った。

県勢初の4強入りを決めた星稜(石川)は、高崎健康福祉大高崎(群馬)との決戦に挑む。

   ◇   ◇   ◇

間木が今朝丸超えでチームを2年連続の決勝進出に導く。西宮市内の同校グラウンドで約1時間、練習を公開した。前日28日の大阪桐蔭戦では今朝丸が1失点完投。主将で背番号1の間木も負けてはいられない。中央学院との準決勝で先発が見込まれる。普段は仲良しの2人だが「今朝丸よりもいいピッチングを目指して戦いたい」と意気込んだ。大角健二監督(43)は「2人キラキラしてるところは残ってますんで、いい関係」と2枚看板が切磋琢磨(せっさたくま)する姿に目を細めた。

昨年のセンバツでは準決勝で大阪桐蔭を破ったが、決勝では山梨学院に敗戦。指揮官は「去年は打倒桐蔭ということを常に口にして、達成後の決勝で、ちょっと浮ついた」と振り返った。「去年を経験してる子が何人もいてスムーズに反省を生かして、すんなり次に向いている。去年以上の色のメダルを取りにいきたい」と苦い経験を生かす。

練習前には中央学院の試合映像をチェック。間木と今朝丸はノースローでランニングやストレッチなどで調整した。間木は「一戦必勝で、目の前の相手を絶対倒す強い気持ちで臨みたい」と決意をにじませた。勝利の余韻に浸ることなく、一戦必勝で臨む。【中島麗】

中央学院戦を前日に控えリラックスした表情で話す報徳学園の今朝丸(左)と間木(撮影・上山淳一)
準決勝の中央学院戦を前日に控え報徳学園の大角監督は練習でナインらに話す(撮影・上山淳一)
中央学院戦を前日に控えノースローで調整する報徳学園の今朝丸(手前)と間木(撮影・上山淳一)
中央学院戦を前日に控えノースローで調整する報徳学園の今朝丸(撮影・上山淳一)

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【センバツ】日替わりヒーロー続出の星稜「全員野球」だ!山下智将監督「また次は違った選手が」

調整する選手とともにランニングする星稜・山下監督(撮影・滝沢徹郎)

日替わりヒーロー続出の星稜が、「全員野球」でセンバツ初の決勝進出を狙う。1、2回戦、準々決勝では2桁背番号の選手の活躍が光り、県勢初の4強入りを決めた。山下智将監督(42)は「20人みんながいつでも行ける準備をしてもらって、頑張ってもらいたい。また次は違った選手が出てくるんじゃないかなっていう期待もあります。みんなに期待」と新たなヒーローの登場を心待ちにした。

兵庫・西宮市内のグラウンドで素振りなど約30分の軽めの調整を行い、高崎健康福祉大高崎との決戦に備えた。相手は夏の大会前の6月下旬に毎年練習試合を行う旧知のチーム。指揮官は青柳博文監督(51)について「何をしてくるかわからない。奥が深くて、勉強することばかり」と話し、「なかなか厳しい試合になるかもしれないですけど、うちらしく1点を大事に取りにいって、最後1点でも多く取って勝ちたいです」と力を込めた。

調整する選手を見守る星稜・山下監督(左)と谷村部長(撮影・滝沢徹郎)
練習前に集合する星稜の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
調整する星稜の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
調整する星稜・佐宗(手前)ら(撮影・滝沢徹郎)
取材に応じる星稜・山下智将監督(中央)(撮影・滝沢徹郎)
調整する星稜・芦硲(撮影・滝沢徹郎)
調整する選手を見守る星稜・谷村部長(撮影・滝沢徹郎)
調整する星稜・芦硲(手前)ら(撮影・滝沢徹郎)
取材に応じる星稜・芦硲(撮影・滝沢徹郎)

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【センバツ】中央学院 蔵並龍之介、臼井夕馬、颯佐心汰の右腕トリオが優勝へ導く

調整を終え記念撮影する、左から中央学院の臼井、蔵並、颯佐(撮影・滝沢徹郎)

第96回選抜高校野球大会(甲子園)で初の4強入りを果たした中央学院が休養日の29日、兵庫・西宮市内のグラウンドで練習を行った。走り込み中心のアップから始まり、ロングティーに2カ所バッティングと、約2時間、たっぷり汗を流した。

右腕トリオが初優勝へ導く。準々決勝の青森山田戦で今大会初先発し7回0/3を1失点と好投したエースの蔵並龍之介投手(3年)と、3試合連続で抑えで登板した颯佐心汰投手(3年)はブルペンには入らず、打撃練習に専念。蔵並は「自分だけ出遅れていたので安心しました。良かったです」と笑顔を見せると、颯佐は「ショートから蔵並を見ていても、エースに相応しいピッチングでしたね」と、頼もしく見つめた。

1、2回戦と先発の臼井夕馬投手(3年)は「試合前日は、登板があってもなくても必ず投げているので」と、30球を投げ込んだ。「今は調子がいいんです。報徳学園さんは強豪。失投は許されない。コースを間違えないように投げたい」と、気持ちを引き締めた。

エース・蔵並の復活で役者がそろった。臼井は「明日と明後日は3人で勝ち上がりたい」と力を込めると、颯佐は「3人で全力でいこうと話しています」と話し、力を合わせ優勝まで駆け上がる。

ブルペンで投球練習する中央学院・臼井(撮影・滝沢徹郎)
調整する中央学院・颯佐(撮影・滝沢徹郎)
リラックスした表情で調整する中央学院の颯佐(左)、中村(中央)、蔵並(撮影・滝沢徹郎)
調整する選手を見守る中央学院・相馬監督(撮影・滝沢徹郎)
リラックスした表情で調整する中央学院・臼井(中央)(撮影・滝沢徹郎)
練習中に声を出す中央学院・中村(撮影・滝沢徹郎)

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【センバツ】「健大園芸」で心ひとつ 健大高崎ナインが泥水と格闘「バケツ、洗って返さなきゃ」

センバツ準決勝前日の練習をグラウンドの水抜きから始めた高崎健康福祉大高崎(撮影・金子真仁)

雨の多かった選抜高校野球大会は30日、準決勝を迎える。初の決勝進出を目指す高崎健康福祉大高崎(群馬)は29日、兵庫・西宮市内での練習を、グラウンドの水抜きから開始。“健大園芸”で心を1つにし、新チームの公式戦で無敗の星稜(石川)にぶつかる。報徳学園(兵庫)は中央学院(千葉)と戦う。

  ◇  ◇  ◇

準決勝開始の22時間前、高崎健康福祉大高崎ナインが泥水と格闘した。前夜の雨の影響で、グラウンドには二遊間の定位置などに大きな水たまりが。20人のメンバーも練習補助の部員も一丸で排水を始めた。

箱山遥人主将(3年)らが泥水いっぱいのバケツを運び、一塁ファウルエリアの排水溝に流す。「もう5、6往復してます」。ちりとりも活用しながら約30分で“健大園芸”を完了。打撃練習が可能なコンディションに回復させた。

青柳博文監督(51)は自チームについて「中学時代の実績でいえば全国屈指のチームなんですよね」と評し「でもいい選手が多いとバラバラになるんですよね、意外と」と添えた。箱山主将もその真理を悟っていた。だから。

「遠回りをしてでも、心を使って、力のある選手が泥くさくという思いを全員に浸透させたくて」

箱山は続ける。「控え部員も遠方から来て寮生活する選手が大半。いろんな感情を持っていると思うので」。全員で作る部活動。心技とも強くなり「日本一を取れるチーム」と自負するまでになった。決勝進出へ快音を響かせるグラウンドの外で「バケツ、洗って返さなきゃ」と蛇口をひねる部員がいた。【金子真仁】

センバツ準決勝前日の練習をグラウンドの水抜きから始めた高崎健康福祉大高崎(撮影・金子真仁)
センバツ準決勝前日の練習をグラウンドの水抜きから始めた高崎健康福祉大高崎(撮影・金子真仁)

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【巨人】ミスターも開幕戦観戦 長嶋茂雄終身名誉監督の「元気な顔を見られた」と中畑清さん

巨人対阪神 試合を観戦する長嶋終身名誉監督(撮影・河田真司)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

巨人長嶋茂雄終身名誉監督(88)が、東京ドームで行われた開幕戦の観戦に訪れた。

昨年11月23日の「ジャイアンツ・ファンフェスタ2023」以来の公の場。1回裏の攻撃前、大型ビジョンに姿が映し出され、笑顔を見せた。球場から歓声が湧きおこった。開幕戦のセレモニーのため訪れた巨人OBの中畑清さんは、握手をしたり記念写真を撮ったりしたことを明らかにした上で「元気な顔を見られた」と話した。

巨人対阪神 試合を観戦する長嶋終身名誉監督(撮影・河田真司)
巨人対阪神 開始前、セレモニアルピッチで打者を務める中畑氏。捕手金満(撮影・河田真司)
巨人対阪神 セレモニアルピッチで打者を務めた中畑清氏(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 セレモニアルピッチで打者を務めた中畑清氏(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 開始前、巨人阿部監督(左)と握手を交わす中畑氏(撮影・河田真司)

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【DeNA】ドラ1度会隆輝が初安打初本塁打の衝撃デビュー!同点3ランで大興奮&猛烈ガッツポーズ

DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、右中間に3点本塁打を放つ度会(撮影・河野匠)

<DeNA-広島>◇29日◇横浜

DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、衝撃的なプロ初安打初アーチを決めた。広島との開幕戦に「1番右翼」でプロ初先発初出場。1回先頭のプロ初打席は二ゴロに倒れるも、3点を追う1死一、二塁のチャンスだった。広島九里の初球129キロスライダーをフルスイング。DeNAファンが待つ右翼席に同点の1号3ランをかっ飛ばした。

一塁ベースを回って打球を見届けると、何度も豪快に拳を握って感情を爆発。ベンチに戻ると大興奮のナインと喜びを共有し、京田と猛烈ハグ。満員の横浜スタジアムを熱狂させた。度会は「チャンスの場面だったので『自分はやれる!』と信じて打席へ向かいました。角度も良く捉えられ同点に追いつくことができうれしいです。自分の思い描いていた通りのスイングができたので、今後も続けられるよう頑張ります!」と興奮気味に振り返った。

前日には「らしさは変えずにいきたい。打てると思った球は積極的に自分のスイングしたい」と話していたが、言葉通り積極的なスイングで初球を捉えた。

オープン戦では打率4割3分4厘の好成績を残して史上2人目となる新人でのオープン戦首位打者を獲得した。練習試合を含めて対外試合では18試合連続安打とした。

DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放ち喜ぶ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放ち喜ぶ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放ち喜ぶ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、右中間に3点本塁打を放ち雄たけびを上げながらダイヤモンドをまわる度会(撮影・河野匠)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放つ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放つ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放つ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、プロ初本塁打を放ち京田(左)と抱き合って喜ぶ度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、右中間に3点本塁打を放つ度会。投手九里(撮影・河野匠)
DeNA対広島 3回裏DeNA1死一、二塁、右中間に3点本塁打を放ちガッツポーズを見せる度会(撮影・河野匠)

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【巨人】開幕戦セレモニアルピッチに“ジャイアンツファミリー”が勢ぞろい

巨人対阪神 開始前、セレモニアルピッチで打者を務める中畑氏。捕手金満(撮影・河田真司)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

巨人の開幕戦セレモニアルピッチに“ジャイアンツファミリー”が勢ぞろいした。

今季から新設したU-15ジュニアユースの関蓮太郎君がマウンドに立ち、捕手には女子野球の金満梨々那、そして打席にはOB会長の中畑清氏が入った。超満員のスタンドに囲まれる中、関君は剛速球を胸元をえぐるインハイに投げ込んだ。のけぞりながらよけた中畑氏は「危なかったよ。でも度胸があるね」と、その将来性に太鼓判。チームにも「阿部采配に期待が膨らむ」とエールを送った。

巨人対阪神 開始前、セレモニアルピッチで打者を務める中畑氏。捕手金満(撮影・河田真司)
巨人対阪神 開始前、巨人阿部監督(左)と握手を交わす中畑氏(撮影・河田真司)
巨人対阪神 セレモニアルピッチで打者を務めた中畑清氏(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 セレモニアルピッチで打者を務めた中畑清氏(撮影・鈴木みどり)

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中、中本牧、千葉市、世田谷西などが8強に進出 リトルシニア全国大会

※写真はイメージ

<JA共済杯第30回日本リトルシニア全国選抜野球大会>◇29日◇大阪シティ信用金庫スタジアム◇3回戦

雨の影響で各球場で試合開始が2~3時間遅れる中、中本牧、千葉市、世田谷西などが8強に進出した。

中本牧は海老名に先制点、勝ち越し点を奪われる苦しい展開。3回裏、河内景虎の右犠飛で同点とした1死二、三塁。2年生でこの大会初先発の大河内遼人が中前にはじき返し2点を勝ち越し。榎本陸のタイムリーで3点差とした。5回にも小林鉄三郎の犠飛で1点を追加して逃げ切った。

村上林吉監督は「大河原のタイムリーが大きかったね」と抜てき起用に応える活躍を喜んだ。大河内は「緊張したし、いい投手ですから、芯に当てることだけ考えました」。幼いころから野球を教えてくれる父親は中本牧のOBで東芝野球部監督の正人氏(40)で、大会前にもスイングチェックを受けた。「外回りにならないよう注意されました。それを気を付けてにセンターへ返せました。LINEで報告します」とうれしそうだった。

敗れたものの、海老名は序盤から押し気味に試合を進めた。1回表2死から山崎恋太郎との連打で先制点を挙げた4番・堤琉生は2番手で登板もした。「中本牧には春の関東大会でも対戦の可能性があるので、勝って優勝したい」とリベンジを誓った。

千葉市と浦和は1-1のまま延長戦となり、1死満塁からのタイブレークに。千葉市は高田樹の二塁打などで6点を奪うと、浦和も敵失絡めて6点を返し9回にもつれこんだ。千葉市は2死満塁から中澤佳大主将が左中間二塁打を放ち3得点。浦和も守屋建汰の長打で2点を返したが、一塁走者が本塁で憤死。さらに2死三塁から初球に本盗を仕掛けたが、失敗に終わり10-9でゲームセット。

千葉市の中澤主将は「チャンスに打てるよう、シート打撃などで練習してきた。おとなしかったチームが気持ちが入るようになってきた。優勝します」と劇的勝利に胸を張った。この試合で2度本盗を仕掛けた浦和の品田聡一監督は「接戦でしのぎを削る、スポーツ本来の楽しい試合ができました」と勇気を持って本塁を狙った選手の失敗を責めなかった。

武蔵府中と五條は4回から照明に点灯。バスの中で昼寝するなど、待ち時間をリラックスにつとめた武蔵府中は1回表1死一、二塁から松下寛大朗主将が右前にしぶとくはじき返して先制。福冨惺大も続き2点を先制して主導権を握った。6-0の快勝に小川紀輝監督は「他の選手とのつながりを大事にするように伝えています。気持ちが入りすぎる選手たちですが、しっかり周囲が見えているようです」と手応え感じている。松下主将は「自分たちのやりたい野球ができて、結果がついてきたのはうれしい。ベスト8は通過点です」と喜んだ。

▼3回戦

東北楽天 5-2 知多東浦

豊田 5-3 瑞穂

中本牧 6ー2 海老名

北摂 10ー3 草津

豊田 6ー1 静岡裾野

千葉市 10ー9 浦和

世田谷西 11-0蒲郡幸田

大阪福島 8-0 青森山田

武蔵府中 6-0 五條

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大谷翔平の走塁ミスに前走者ベッツ「スピードについていけないからスローダウンしてよと話した」

ドジャース対カージナルス 2回、ベンチで1回の走塁についてベッツ(右)と話し合う大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース7-1カージナルス>◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手の移籍後、本拠地初安打には走塁ミスのオチもついた。 初回無死一塁で右翼線へ二塁打。だが前を行く走者のベッツが三塁でストップしたため、二塁を大きく回った大谷が挟殺された。

ベッツは1回の走塁後、大谷との会話を問われ「足が速いなと言ったよ。ここはエンゼルスタジアムみたいに大きくないから三塁打になるか分からなかった。得点できる自信がなかった。君のスピードについていけないからスローダウンしてよ、と話した(笑い)」。

ドジャース対カージナルス 2回、ベンチで1回の走塁についてベッツ(右)と話し合う大谷。左はアイアトン通訳(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 1回裏ドジャース無死一塁、右二塁打を放ち、一塁走者ベッツが三塁でストップし、アウトとなる大谷(左から2人目)(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 1回裏ドジャース無死一塁、右二塁打を放ち、一塁走者ベッツが三塁でストップし、アウトとなる大谷(左)(撮影・菅敏)

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【センバツ】石川県勢初の優勝へあと2勝の星稜 地元の思い感じながらも気負わず/中村順司の目

取材に応じる星稜・山下智将監督(中央)(撮影・滝沢徹郎)

昨秋明治神宮大会王者の星稜が、4強に勝ち上がった。石川県勢初の大旗取りにあと2勝に迫ってきた。

元監督の山下智茂名誉監督は、情熱的な指導で星稜を甲子園常連校に育て上げられた。そんなお父さんの背中を見て来られたのが、山下智将監督だ。高校時代は監督と選手の関係。私も経験があるが、「親子鷹」の監督がわが子を特別扱いせず、厳しく接しても、子どもは周囲に遠慮する。山下監督もいろんな気遣いをし、チームを率いる今の下地を作ったのではないか。

能登半島地震で被災した地元の思いを感じながら、準決勝以降も戦う。昨秋王者ならではの自信を随所に感じさせる好チーム。気負うことなく臨んでほしい。

対する高崎健康福祉大高崎はもともとすぐれた機動力を持つが、今大会では打撃技術の高さが目を引く。バットのヘッドが下がらず、しっかりボールを上からたたいて、野手の間を抜く鋭い打球を飛ばしている。総合力が高い。

投手力では、報徳学園・今朝丸君に目を見張った。左打者の内角、右打者の外角へぶれることなく、あれだけ直線的に投げ込める投手を久しぶりに見た。好投手を伝統の堅守が支える。日頃の鍛錬の成果を感じさせる報徳学園のようなチームの進撃は、全国の野球部にとっても励みになる。対戦相手の中央学院も蔵並君、颯佐君、臼井君ら強力な投手陣をそろえる。遊撃手でもある颯佐君は、しっかりした投げ方をしている。このカードも楽しみだ。

新基準のバットが導入されたセンバツ。「芯で捉えないと飛ばない」と言われる新バットの導入は、バットの正しい扱い方を身につけるきっかけになると思う。フライボール革命の影響か、バットのヘッドが下がり、こすったような打球を打ち上げる打者が最近の大会で気になっていた。バットは振るのではなく、打つもの。相手投手が打たせまいと思って投げてくる球を捉えるには、指先でしっかり握ってつかまえにいく。基本の大事さを思うきっかけになると期待を込め、残り3試合を見守る。(PL学園元監督)

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【阪神】開幕クリーンアップは夢のドラ1トリオ「夢みたい」「語り継がれるべき」虎党が感激

巨人対阪神 試合前円陣を組む阪神ナイン(撮影・河田真司)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

阪神の開幕戦で初めて実現した「ドラフト1位クリーンアップ」にファンから感激の声が相次いだ。

9人全員が生え抜き日本人の開幕ラインアップも52年ぶり。その中でも、3番は22年ドラフト1位の森下翔太外野手(22)、4番は16年1位の大山悠輔内野手(29)、5番は20年1位の佐藤輝明内野手(24)と最上位指名が並んだ。いずれも大卒で指名を受けた。ドラフト時の監督が違うというのも特徴的だ。

ネット上では「夢みたい」「ロマンしかない」「後世に語り継がれるべき」「チーム強化方針がぶれていない」など、絶賛の声が上がった。

なお、1番の近本光司外野手(29)も18年のドラフト1位だ。

巨人対阪神 開始前、オープニングセレモニーでグラウンドに向かう巨人阿部監督(撮影・河田真司)
巨人対阪神 開始前、オープニングセレモニーで選手とタッチを交わす阪神岡田監督(右から2人目)(撮影・河田真司)

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ドジャース・グラスノー早くも2勝「素晴らしい打線。先発投手にとってはグレートだ」援護に感謝

力投するドジャースのタイラー・グラスノー(AP)

本拠地デビューとなったドジャース先発右腕グラスノーが、6回2安打1失点1四球5奪三振と好投。韓国での開幕戦に続き、早くも今季2勝目を挙げた。

序盤に味方打線の援護もあり、テンポ良く、ストライク先行の投球を披露。最速98・5マイル(約158・6キロ)の速球を軸に、スライダー、カーブなどを交え、ソロ本塁打による1失点。81球で6回を投げ切った。「(ド軍は)素晴らしい打線。先発投手にとってはグレートだ」と、笑顔で味方打線の底力を絶賛していた。

ドジャース対カージナルス 3回裏ドジャース無死、本塁打を放ったベッツ(左)を迎える大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平「僕だけ打てなかったけど…」ドジャースMVPトリオのベッツ&フリーマンが本塁打

ドジャース対カージナルス 3回裏ドジャース無死、本塁打を放ったベッツ(左)を迎える大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース7-1カージナルス>◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=四竈衛】ドジャースのMVPトリオで、大谷の前後を固める1番のムーキー・ベッツ内野手(31)と3番のフレディ・フリーマン内野手(34)が、今季初のアベック弾で米国開幕戦を盛り上げた。

3回、まずは先頭のベッツが内角ツーシームを左翼席へ運んだ。続く大谷が四球で歩いた直後。フリーマンが甘く入ったカーブを、中堅席右へたたき込んだ。試合後の大谷が、「僕だけホームランは打てなかったけど…」と、うらやむ? ようなそろい踏みだった。

間違いなく、3人が並ぶ相乗効果だった。相手投手にすれば、先頭ベッツを出塁させないためにも、ストライクを先行させたい。その投手心理をベッツは読み切り、初球を振り抜いた。「我々は、ただ試合を楽しみながら自分の仕事をしている感じ。誰も金曜の映画ショー以上のことは期待していないさ」。元来、積極的なスタイルに、より果敢な攻撃性が加わった。

大谷四球後のフリーマンも、カウントを取りに来た初球を完璧なタイミングでジャストミートした。「まだ3試合だけど、いいスタートが切れたね。上位の3人だけじゃなくて9人の打線。9人がいい役割を果たすからだよ」。

大谷を含む3人が計12打席で9回出塁し、5安打6得点。打順を決めるロバーツ監督も、笑いが止まらなかった。「ムーキーが塁に出て、次にショウヘイがいれば(相手)投手にはストレスになる。しかも、5打席は回る。この2人の後にフリーマンのような選手がいるわけで、それは正しく見えるよ」。狙いは初球ストライク。メジャー最強の上位打線「ムータニマン」が、豪快なスタートを飾った。

ドジャース対カージナルス 3回裏ドジャース無死、本塁打を放ったベッツ(左)を迎える大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 3回裏ドジャース無死一塁、2点本塁打を放ったフリーマン(左)を迎える一塁走者大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 3回裏ドジャース無死一塁、2点本塁打を放ったフリーマン(左)を迎える一塁走者大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平、ベンチでもスキなし野球小僧 通訳介さず同僚と会話「共有するのは大事」

ドジャース対カージナルス 3回裏ドジャース無死一塁、2点本塁打を放ったフリーマン(左)を迎える一塁走者大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース7-1カージナルス>◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=四竈衛、斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、本拠地開幕戦で躍動した。カージナルス戦に「2番DH」で出場し、3打数2安打。第1打席でチャンスを広げる二塁打を放ち、先制攻撃の流れを作った。韓国シリーズ2連戦から3試合連続安打をマーク。1番ベッツ、3番フリーマンが本塁打で追加点を奪い、MVPトリオの上位打線が機能したチームは10安打7得点で快勝した。

  ◇  ◇  ◇

大谷は打席に立っていても、ベンチにいても、野球に集中していた。7回無死一塁の第4打席、3番手の右腕オブライエンとの初対戦で空振り三振に倒れた。ベンチに戻る途中、3番のフリーマンに声をかけ、ダグアウトでは通訳を介さずに6番ヘルナンデス、7番アウトマン、9番ラックスら下位打線の同僚と会話。ジェスチャーを交え、同投手の球種の軌道を伝えた。

プロとして当然の行動かもしれない。ただ、7回、大量リードの展開で次の打席は回ってきそうにない状況だった。「僕がどう見えてるかの感覚を、初めてのチームの選手たちは知らないですし、どういう風な感覚で見えてるかっていうのを共有するのは大事かなと思います」。相手投手はメジャーでわずか3試合の登板しかないが、カ軍は同じナ・リーグで残り6試合。再戦する可能性もある。スキのない、先を見る大谷の姿勢が表れていた。

1回の守備中には、DHのためベンチで待機。打撃で最も重視する構えを3度繰り返し、素振りもした。iPadでデータをともに確認するのは水原一平氏ではなく、臨時通訳のウィル・アイアトン氏に変わった。二人三脚だったこれまでとは違い、1人の時もあるが、大谷の野球愛が変わるはずもない。先を見据え、勝つことに集中する-。ベンチでの姿と行動が、その気持ちを物語っていた。【MLB担当=斎藤庸裕】

ドジャース対カージナルス 2回、ベンチで1回の走塁についてベッツ(右)と話し合う大谷。左はアイアトン通訳(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 2回、ベンチで1回の走塁についてベッツ(右)と話し合う大谷(撮影・菅敏)

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【ヤクルト】山田哲人がアクシデントか、3回好機で代打 2回出塁時に足痛めた可能性

ヤクルト対中日 2回裏ヤクルト無死二塁、サンタナの中犠飛で進塁する山田(撮影・横山健太)

<ヤクルト-中日>◇29日◇神宮

ヤクルト山田哲人内野手(31)が、アクシデントに見舞われたようだ。1点を追う3回。新加入の西川の犠飛で同点に追いつき、2死からオスナ、村上の連打で一、三塁の場面。山田に変わり、代打・武岡が送られた。試合序盤に主将が途中交代する珍しい事態となった。

想定していない、何かしらの事象が起きたようだ。山田は1点ビハインドの2回先頭から中堅フェンス直撃の二塁打で出塁。次打者・サンタナの中飛で、タッチアップし、三塁へ進塁した。スライディングした際に、足を痛めた模様。不自然な歩き方で、ベンチに下がった。直後の3回守備も遅れてベンチから出てきた。

ヤクルト対中日 2回裏ヤクルト無死、中二塁打を放つ山田。投手柳(撮影・宮地輝)
ヤクルト対中日 2回裏ヤクルト無死、山田(後方)に中二塁打を浴びる柳(撮影・宮地輝)

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【巨人】梶谷隆幸ダイビングキャッチで“2点”防ぐ スーパープレーに阿部監督も帽子脱ぎ最敬礼

巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下の飛球を捕り内野へ返球する梶谷(撮影・上田博志)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

巨人梶谷隆幸外野手(35)が、スーパープレーで“2点”を防いだ。3回1死一、二塁で、森下の打席。右中間へぐんぐん伸びていく打球に、右翼・梶谷が横っ跳びでジャンピングキャッチした。

すぐさま、吉川の中継プレーで帰塁できなかった一走・中野をアウトにし併殺に陥れた。抜けていれば2点を失う場面で、好守を見せたベテランに、ベンチの阿部慎之助監督も帽子を脱いで最敬礼。長嶋茂雄終身名誉監督もスタンドに駆けつけ、緊迫の“伝統の開幕戦”で、いぶし銀に輝いた。

巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下の右飛から帰塁できず、併殺に倒れる一走中野(左から2人目)(撮影・河田真司)
巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下の右飛から帰塁できず、併殺に倒れる一走中野(左から2人目)(撮影・河田真司)
巨人対阪神 3回表を抑え、ナインを迎える戸郷(中央)(撮影・河田真司)

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大谷翔平、初安打のち走塁ミス「彼はとても速く走れるが…」ロバーツ監督、笑ってチクリ

ドジャース対カージナルス 1回裏ドジャース無死一塁、右二塁打を放ち、二塁を回ったところで慌てて戻る大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース7-1カージナルス>◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手の移籍後、本拠地初安打には走塁ミスのオチもついた。

初回無死一塁で右翼線へ二塁打。だが前を行く走者のベッツが三塁でストップしたため、二塁を大きく回った大谷が挟殺された。「僕がムーキーの方に合わせないといけなかったんで。キャンプ中にそのシチュエーションがなかったので、まず今日確認して、また次に修正したいなと思ってます」と反省した。ロバーツ監督は「彼はとても速く走れるが、自分の前にも走者がいることを理解しないとね」と笑った。

ドジャース対カージナルス 1回裏ドジャース無死一塁、右二塁打を放ち、二塁を回ったところで慌てて戻る大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 1回裏ドジャース無死一塁、右二塁打を放つ大谷だが、二三塁間に挟まれアウトとなる(撮影・菅敏)
ドジャース対カージナルス 1回裏ドジャース無死一塁、右二塁打を放ち、一塁走者ベッツが三塁でストップし、アウトとなる大谷(左から2人目)(撮影・菅敏)

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【阪神】まさかのダブルプレーに騒然、森下翔太“長打コース”を捕られ中野拓夢帰塁できず…

巨人対阪神 1回表阪神2死一塁、大山を空振り三振に仕留め、グラブをたたく戸郷(撮影・鈴木みどり)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

まさかのダブルプレーで球場が騒然となった。

3回1死一、二塁。阪神は今試合両軍合わせて初めて得点圏に走者を置いた。打者は3番森下翔太外野手(23)。巨人戸郷から右中間への長打コースの飛球を放ったが、右翼梶谷が寸分狂わぬダイビングキャッチを決めて右飛。一塁走者中野は二塁ベースを回っており、慌てて帰塁したが、送球が素早く一塁へ転送されてダブルプレーとなった。

抜けていれば確実に1点は入っていた場面。一気に主導権を握るチャンスでもあったが、梶谷のスーパープレーに阻まれた。

巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下が右飛に倒れ、一塁へ戻れず併殺となる一塁走者中野。一塁手岡本和(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下が右飛に倒れた後、一塁走者中野が塁へ戻れず併殺となり、険しい表情の岡田監督(右)(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下の右飛から帰塁できず、併殺に倒れる一走中野(左から2人目)(撮影・河田真司)
巨人対阪神 3回表阪神1死一、二塁、森下の右飛から帰塁できず、併殺に倒れる一走中野(左から2人目)(撮影・河田真司)

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【阪神】青柳晃洋が前川右京に感謝 左翼のフェンス激突キャッチに指さし思い込める

巨人対阪神 2回裏巨人無死、岡本和を左飛に仕留め、グラブをたたく青柳(撮影・河田真司)

<巨人-阪神>◇29日◇東京ドーム

阪神青柳晃洋投手(30)が、前川右京外野手(20)に感謝した。2回裏の守備。巨人岡本和に左翼への大きな飛球を打たれたが、前川がすぐさま落下地点に入ってキャッチ。フェンスにぶつかるも、ボールを離さなかった。

抜けていれば長打の当たりをアウトに仕留め、青柳は2回までパーフェクト。2回のマウンドを終えると、ベンチに走って帰る前川を指さし、感謝を示した。

巨人対阪神 2回裏巨人無死、岡本和を左飛に仕留める青柳(撮影・河田真司)
巨人対阪神 阪神先発の青柳(撮影・上田博志)
巨人対阪神 2回表阪神1死、前川は左前打を放つ(撮影・上田博志)

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【DeNA】ドラ1度会隆輝、初ナイターに翻弄…1回先頭の守備で照明かぶる 初打席は二ゴロ

DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)

<DeNA-広島>◇29日◇横浜

DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、プロデビュー早々に翻弄(ほんろう)された。「1番右翼」で先発。1回先頭、広島菊池のライナー性の打球が右翼へ飛んできた。これに照明がかぶったのか、うまく捕球体勢に入れず。なんとか体で止めるも右前打と記録された。

度会は謝るジェスチャーを見せながら、中堅手の梶原とコミュニケーションをとって、確認していた。

ドラ1ルーキーにとってはこれが本拠地横浜スタジアムでの初ナイター開催の試合だった。それでも2死一、三塁から左翼手の佐野が坂倉のレフト線の打球にダイビングキャッチ。スーパープレーでピンチを脱して無失点で1回を終えた。

度会は1回先頭の第1打席では、九里の初球126キロスライダーを豪快なスイングで空振り。前日に「らしさは変えずにいきたい。打てると思った球は積極的に自分のスイングしたい」と話していた通り積極的に強振。2球目のスライダーを強いゴロではじき返すも、名手菊池の守備に阻まれ、プロ初打席は二ゴロとなった。

DeNA対広島 1回裏DeNA無死、二ゴロに倒れ悔しそうな表情を見せる度会(撮影・河野匠)
DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 試合前、ベンチで自分のバットにキスするDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 試合前、ベンチで自分のバットを見つめるDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 1回裏DeNA無死、二ゴロに倒れる度会。投手九里(撮影・河野匠)
DeNA対広島 試合前練習で松尾(左)にちょっかいを出すDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 練習中、京田(右)と話をするDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 試合前、ウオーミングアップするDeNA度会(中央)(撮影・河野匠)
DeNA対広島 1番左翼手で紹介されるDeNA度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 オープニングセレモニーでグラウンドに駆け出すDeNA度会(撮影・河野匠)
DeNA対広島 オープニングセレモニーでグラウンドに駆け出すDeNA度会(撮影・河野匠)
DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)
DeNA対広島 1回表広島無死、菊池の飛球を捕球出来ず右前打とされる度会(撮影・たえ見朱実)

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【オリックス】なにわ男子・藤原丈一郎が開幕戦始球式でストライク投球 自己採点は「90点」

オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子の藤原丈一郎(撮影・藤尾明華)

<オリックス-ソフトバンク>◇29日◇京セラドーム大阪

オリックスファンで知られる人気グループ「なにわ男子」の藤原丈一郎(28)が、ソフトバンクとの開幕戦(京セラドーム大阪)で3年連続3度目の本拠地開幕戦始球式を務めた。「3年目ということなので、多少緊張感なく投げられた」との言葉通り、高めに見事なストライク投球。イメージトレーニングは存分にしてきたそうで、自己採点は「90点」だ。

早く球場に行きたくて、JR大阪駅からタクシーではなく電車で移動し、最寄り駅から歩いたという気合の入り方。開幕戦を迎えたチームに「僕もいろいろなところに行って、熱い声援を届けられたらなって思っています」とエールを送った。

オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子藤原丈一郎(撮影・前岡正明)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子藤原丈一郎(撮影・前岡正明)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子藤原丈一郎(撮影・前岡正明)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子藤原丈一郎(撮影・前岡正明)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子藤原丈一郎(右)。左は森(撮影・前岡正明)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子の藤原丈一郎(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子の藤原丈一郎(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子の藤原丈一郎(撮影・藤尾明華)
オリックス対ソフトバンク 始球式を行うなにわ男子の藤原丈一郎(撮影・加藤哉)
オリックス対ソフトバンク 始球式を務めたなにわ男子の藤原丈一郎(撮影・藤尾明華)

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