日刊スポーツ

日本ハム吉田輝星「打者を意識」キャンプ最多73球

ブルペン投球する日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)

日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が19日、キャンプ最多の73球を投げ込んだ。

沖縄・国頭で6度目のブルペン入り。直球を主体に変化球も交え、「打者を意識してできたのでよかった」。22日には2軍キャンプのシート打撃登板を予定する。「試合の感覚はつかめてきている。あとは自分が納得できるフォームに」と引き締めた。

ブルペン投球を終えキャッチボールする日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)
ブルペン投球で帽子が飛ぶ日本ハム吉田輝(撮影・江口和貴)

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大谷翔平、20mの距離でキャッチボール これまでは10m、距離を少し広げての投球に前進

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールで調整するドジャース大谷(撮影・菅敏)

<ナショナルズ-ドジャース>◇23日(日本時間24日)◇ナショナルズパーク

「2番DH」で出場するドジャース大谷翔平投手(29)が、試合前に投手としての調整を行った。チームスタッフを相手に、約20メートルの距離で20分ほど腕を振った。これまでは約10メートルの距離だったが、距離を少し広げての投球に前進した。

今季は投手としてのリハビリを続けながら打者出場を続ける。投球プログラムは基本的に2日に1回のペースで行い、少しずつステップアップしている。

ワシントンD・Cでのプレーはメジャー7年目で初。フィールドでの調整を終えると、現地のファンから求められたサインに応じ、打者出場の準備でダグアウト裏へ引き揚げた。

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールで調整するドジャース大谷(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース ブルペンでの投球練習を終え、ロッカールームに戻るドジャース山本(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース ブルペンでの投球練習を終え、ロッカールームに戻るドジャース山本(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース キャッチボールを終え、ファンにサインをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース キャッチボールを終え、ロッカールームに戻るドジャース大谷(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース ナショナルズ本拠地ナショナルズ・パーク(撮影・菅敏)

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大谷翔平 初のワシントン試合「Japanese Heritage Day」に監督「素晴らしい」

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールで調整するドジャース大谷(撮影・菅敏)

<ナショナルズ-ドジャース>◇23日(日本時間24日)◇ナショナルズパーク

ドジャース大谷翔平投手(29)が、「2番DH」で出場する。敵地ワシントンDCでプレーするのはメジャー7年目で初。相手の先発は左腕コービンで、対戦成績は6打数1安打となっている。

敵地での戦いとなるが、この日は「Japanese Heritage Day(ジャパニーズ・ヘリテージ・デイ)」として開催される。沖縄県で生まれ、日本人とのハーフでもあるロバーツ監督は「素晴らしいね。ファンタスティックだ。ベースボールは、世界に広く知られ、さまざまな人に愛されている」と語った。

前日22日は移動日で、西海岸の本拠地ロサンゼルスから東のワシントンD・Cへ向かった。2日前、21日のメッツ戦で大谷はメジャー通算176号となる先制2ランで勝利に貢献。松井秀喜氏を抜いて日本人メジャーリーガーの本塁打記録を塗り替えた。

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールで調整するドジャース大谷(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース ブルペンでの投球練習を終え、ロッカールームに戻るドジャース山本(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース ブルペンでの投球練習を終え、ロッカールームに戻るドジャース山本(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース キャッチボールを終え、ファンにサインをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース キャッチボールを終え、ロッカールームに戻るドジャース大谷(撮影・菅敏)
ナショナルズ対ドジャース ナショナルズ本拠地ナショナルズ・パーク(撮影・菅敏)

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大谷翔平「2番DH」でナショナルズ戦 首都初見参 2戦連発6号出るか/速報します

<ナショナルズ-ドジャース>◇23日(日本時間24日)◇ナショナルズパーク

ドジャース大谷翔平投手は「2番DH」で先発出場。ワシントンでのナショナルズ戦は初めて。2試合連続の6号は出るか。試合開始は午前7時45分の予定。

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールを終え、ファンにサインをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

チーム

大谷翔平第1打席

1回

ナショナルズ投手は左腕コービン

試合前

ナショナルズ対ドジャース ナショナルズ本拠地ナショナルズ・パーク(撮影・菅敏)

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールで調整するドジャース大谷(撮影・菅敏)

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールで調整するドジャース大谷(撮影・菅敏)

ナショナルズ対ドジャース キャッチボールを終え、ロッカールームに戻るドジャース大谷(撮影・菅敏)

ナショナルズ対ドジャース ブルペンでの投球練習を終え、ロッカールームに戻るドジャース山本(撮影・菅敏)

スタメン

1(二)ベッツ

2(指)大谷翔平

3(一)フリーマン

4(捕)スミス

5(右)Tヘルナンデス

6(三)マンシー

7(左)Kヘルナンデス

8(中)パゲス

9(遊)ロハス

先発投手=パクストン

大谷翔平公式戦全成績

月日相手
3・20SD2遊ゴ右安三ゴ投ゴ左安400
3・21SD2右安右犠投ゴ右飛右飛一ゴ300
3・28STL2右2四球右安三振385
3・29STL2二直左飛二併三振294
3・30STL2右安三振四球右飛三振遊飛273
3・31STL2三振三振右2投ゴ269
4・1SF2二ゴ右2左飛三振267
4・2SF2三振中飛四球二ゴ242
4・3SF2三振一安左飛右本270
4・5CHC2左2一ゴ右本中飛中飛286
4・6CHC2右安中飛左安四球三振304
4・7CHC2三振三邪右3中2320
4・8MIN2中2中飛左2左本三振345
4・9MIN2三振右2左飛三振二ゴ333
4・10MIN2四球左飛右安二ゴ333
4・12SD2左本中飛左2右2中飛353
4・13SD2四球四球三邪中犠右飛343
4・14SD2三振三飛三振中安338
4・15WSH2右安三振打妨中飛338
4・16WSH2左安二ゴ二ゴ中飛三安341
4・17WSH2右安左飛右安中安360
4・19NYM2ニゴ四球右安三振二ゴ356
4・20NYM2四球四球右2三振四球359
4・21NYM2三振右本投安四球368

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【日本ハム】バーヘイゲン37日ぶり実戦、2回無失点「今は万全の状態で試合に臨めている」

日本ハム対DeNA 日本ハム先発のバーヘイゲン(撮影・野上伸悟)

日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手が37日ぶりに実戦マウンドに上がった。

イースタン・リーグDeNA戦に先発し、予定通りに2回を投げて1安打無失点だった。3月17日の巨人とのオープン戦で登板以降はコンディション調整とフォーム修正を地道に行ってきた。「トレーナーの方やコーチ陣の助けもあって今は万全の状態で試合に臨めている。早く1軍に合流できるように頑張っていきます」と話した。

日本ハム対DeNA 日本ハム先発のバーヘイゲン(撮影・野上伸悟)
日本ハム対DeNA 日本ハム先発のバーヘイゲン(撮影・野上伸悟)
日本ハム対DeNA 日本ハム先発のバーヘイゲン(撮影・野上伸悟)

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【巨人】高梨雄平、完璧火消し「去年は伊織の勝ちを消したので何とか」今季山崎伊織の2勝に貢献

巨人対中日 試合後、記念撮影に笑顔を見せる巨人の山崎伊(右)と高梨(撮影・足立雅史)

<巨人2-0中日>◇23日◇茨城・ひたちなか

巨人高梨雄平投手(31)が完璧な火消しを遂行した。

2点リードの7回1死一、二塁で先発・山崎伊織からマウンドを託された。代打大島を141キロシュートで遊ゴロ、山本を128キロ見逃し三振で、中日の勢いを断った。「去年は(山崎)伊織の勝ちを消したので、何とか抑えたいという気持ちでいきました。とにかく1点もやらない気持ちで投げました」。山崎伊と2人でお立ち台からの景色をかみしめた。

昨季は8月29日広島戦で逆転を許すなど山崎伊が持っていた勝ち投手の権利を守り切れなかったこともあった。今季は9日ヤクルト戦で6回2死満塁のピンチを封じるなど、すでに山崎伊の2勝に大きく貢献する。昨夜は常陸牛のステーキとハンバーグを堪能。「効きましたね。パワー」と好投につなげた。

開幕2軍スタートから9日に昇格し、5試合で防御率0・00と完璧なリリーフを続ける。今季はFA権も取得した経験豊富な左腕。16年ドラフト9位で楽天に入団し、ずっと取得したいと思っていた権利だった。「権利をちゃんと価値ある形で持っておかないとダメ。しっかり働きたい」と臨むシーズン。フル回転でチームを支えていく。

巨人対中日 7回途中、好リリーフを見せた巨人高梨(右)を迎える山崎伊(撮影・足立雅史)
巨人対中日 7回表中日2死一、三塁、山本を空振り三振に仕留めグラブをたたく高梨(撮影・足立雅史)
巨人対中日 7回途中から登板した巨人高梨(撮影・足立雅史)
巨人対中日 7回表中日2死一、三塁、山本を空振り三振に仕留めガッツポーズする高梨(撮影・足立雅史)

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【日本ハム】「神川畑様」降臨!「なんとか期待に応えたいと」3年目の伏兵5連勝導く決勝打

楽天対日本ハム チーム5連勝に笑顔でポーズを決める日本ハム上川畑(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

霧雨の仙台に「神川畑様」が降臨だ。途中出場した日本ハム上川畑大悟内野手(27)が延長12回2死二、三塁で決勝の左前適時打を放った。先行しても追いつかれて延長戦に持ち込まれた総力戦で、勝負強さが売りの伏兵が最後に大仕事を果たした。チームは6カード連続初戦白星と強い戦いぶりで、1分けを挟んで今季初の5連勝。貯金も今季最多の4となった。

   ◇   ◇   ◇

打席に「神川畑様」が降臨した瞬間、霧雨が少しだけ止み、視界が晴れていた。3-3の延長12回2死二、三塁。「絶対に打つんだ」と心に決めた上川畑が勝負強さを発揮した。狙いは楽天西垣の決め球だった。「フォークを2球空振りして終わったと思いましたけど、最後は浮いてきてくれた」。カウント2-2から少し甘く入ったフォークを逃さず、決勝の左前適時打を放った。

一塁塁上では力強いガッツポーズを繰り出した。「久しぶりにああいう場面で打席に立たせてもらった。なんとか期待に応えたいと思った」。2月末に左大腿(だいたい)部筋膜炎で離脱し、開幕は2軍で迎えた。1軍昇格は12日オリックス戦からで、試合前まで14打数2安打。この日もスタメンから外れていたが、巡ってきたチャンスで鬱憤(うっぷん)を晴らす大仕事を果たした。

新庄監督の就任とともにプロ野球人生を歩むプロ3年目。過去2年間の戦いぶりも知るからこそ、感じることがある。「僕が(1軍に)上がってきてからは、もうすごい、去年はなかったチームの雰囲気がありますし、1つの勝利に向かって全員で動いている感じを肌ですごく感じる。すごくいい雰囲気だなと思います」。試合の流れが悪くても、どこか抗える空気感を実感している。

この日は、そんな強さを感じるチームを勝利に導く主役に躍り出た。「(ケガで)遅れた分、巻き返したいですし。でも、現状はレギュラーとして出られていないので、しっかり1打席、守備も1イニング1イニングしっかり全力でやっていきたいなと思います」。高い守備力にチャンスで強い、攻守で流れを変えられる「神川畑様」が何度も降臨すれば、このチームの勢いは簡単に終わらない。【木下大輔】

楽天対日本ハム 延長の末、楽天に勝利しスタッフとハイタッチをする日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放ちポーズを決める上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放つ上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放つ上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝にホッとした表情の日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム無死、二塁打を放った田宮(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム無死二塁、送りバントを成功させた松本剛を迎える新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム2死一、三塁、右前に適時打を放った石井をに笑顔を見せる清宮(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死一塁、左前に安打を放ちポーズを決める万波(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死一、二塁、左前に安打を放ちポーズを決めるマルティネス(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死一、二塁、左前に安打を放つマルティネス(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死満塁、清宮の中犠飛で生還し笑顔を見せる松本剛(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 日本ハムの先発山崎(撮影・たえ見朱実)

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【日本ハム】野村佑希2軍戦で2発含む3安打5打点「修正できてきた」12日に登録抹消

日本ハム対DeNA 3回裏日本ハム1死二塁、左越え2点本塁打を放つ野村(撮影・野上伸悟)

<イースタン・リーグ:日本ハム8-3DeNA>◇23日◇鎌ケ谷

2軍調整中の日本ハム野村佑希内野手(23)が、2本塁打含む3安打5打点を挙げた。

イースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)に「3番三塁」で先発。まずは1点を追う3回1死二塁、DeNAのドラフト5位右腕・石田裕の変化球を捉え、逆転の1号左越え2ランとした。「いいとらえ方というか、いいスイングができたと思います」。さらに3点リードの6回2死二、三塁でも、京山の速球を左中間へ運ぶ2号3ランを放った。

高卒5年目だった昨季は自身初の2ケタとなる13本塁打をマーク。今季も5番打者として開幕スタメンに名を連ねたが、8試合で打率7分7厘と振るわず、12日に1軍登録を抹消されていた。「そんなに調子が悪くなったという感じではなくて。なかなかヒットが出なくて当てにいってしまったりとか、そういうところからずれていった。修正できてきたと思います」と分析する。

1回にも左前打を放ち、イースタンの打率は3割5分1厘まで上昇した。「長くこっちにいるつもりはない。(1軍に)呼んでいただけたらしっかり結果を残せる準備をしながら待ちたい」と話し、試合後も室内練習場でバットを振った。

日本ハム対DeNA 6回裏日本ハム2死二、三塁、左越え3点本塁打を放ち三塁を回る野村(撮影・野上伸悟)
日本ハム対DeNA 3回裏日本ハム1死二塁、左越え2点本塁打を放つ野村(撮影・野上伸悟)
日本ハム対DeNA 3回裏日本ハム1死二塁、左越え2点本塁打を放ち三塁を回る野村(撮影・野上伸悟)

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【日本ハム】新庄監督「涙が出てくる。こんな勝ち、ある?」持ってる上川畑大悟劇的V打で5連勝

楽天対日本ハム 延長の末、楽天に勝利しスタッフとハイタッチをする日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

日本ハム新庄剛志監督(52)も大感動の5連勝(1分け挟む)だ。「勝ちに食らい付いていく一生懸命な姿を見ていたら、涙が出てくる。こんな勝ち、ある?」。延長12回2死二、三塁で途中出場の上川畑大悟が左前へ決勝打。「よう打ったわ。ああいう勝負強いところは1年目から、何か持ってるね」とうれしそうに劇的勝利を振り返った。

試合の流れが悪くても、のみ込まれない強さが宿ってきた。この日は初回1死一塁でエンドランを仕掛けたが、万波の打球は二塁ベースへ一直線の二ゴロで併殺打。1点リードの7回から投入した金村は2イニング目で代打茂木に同点1号ソロを献上。他にも采配が思うような結果につながらない場面もあった。

昨季までなら負けパターンの展開だったが、最後のワンチャンスを生かして勝ちきった。昨季は17勝31敗と苦しんだ1点差試合は、これで今季5戦全勝。「これは2年間の成果ですよ」と新庄監督。多くの経験をさせてきた選手たちがミスをしても引きずらず、いつでも劣勢をひっくり返せる地力が付いてきた。「面白いね。今年は本当に面白い」。貯金は就任3年目で最多の4。今年の新庄ハムはひと味違う。【木下大輔】

楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放つ上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放ちポーズを決める上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝にホッとした表情の日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝に笑顔でポーズを決める日本ハム上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム無死、二塁打を放った田宮(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム無死二塁、送りバントを成功させた松本剛を迎える新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム2死一、三塁、右前に適時打を放った石井をに笑顔を見せる清宮(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死一塁、左前に安打を放ちポーズを決める万波(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死一、二塁、左前に安打を放ちポーズを決めるマルティネス(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死一、二塁、左前に安打を放つマルティネス(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 日本ハムの先発山崎(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死満塁、清宮の中犠飛で生還し笑顔を見せる松本剛(撮影・たえ見朱実)

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【日本ハム】新庄監督、金村尚真を回またぎ起用して同点被弾の継投判断に「全然、金村君です」

楽天対日本ハム 延長の末、楽天に勝利しスタッフとハイタッチをする日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

日本ハムが延長戦を制して1分けを挟んで今季初の5連勝をマークした。

先発した山崎福也投手(31)が6回2失点と好投。7回からは開幕から8試合連続無失点の金村尚真投手(23)に継投も、回またぎとなった8回に楽天茂木に同点1号ソロを浴びた。

打線は延長12回に先頭の田宮裕涼捕手(23)が二塁打を放って出塁。その後2死二、三塁で上川畑大悟内野手(27)が決勝の左前適時打を放った。

試合後の新庄剛志監督(52)の主な一問一答は以下の通り。

新庄監督 (自ら)勝ちに食らい付いていく、あの一生懸命な姿を見てたら涙出てくるね。こんな勝ちある? 最後の12回に。もうレフト前しかないでしょ。上川畑君も、よう打ったわ、追い込まれてね。ああいう勝負強いところ、ずっと持ってるね。

-9回に右手に死球を受けた伏見の状態は

新庄監督 ちょっと腫れがひどいというか。右、投げる方なんで、ちょっと明日の様子を見て。明日、雨の予報…(ちょっと弱い)それはね、僕たちは何もできないんで、明日様子を見て。

-勝ちきったのは大きい

新庄監督 いつでも大きいよ。表の攻撃だから(勝ちきって)脳の汁がもう…(笑い)。

-金村は回またぎしなくても…

新庄監督 いや全然、金村君です。

-信用できるピッチャー

新庄監督 もちろん、もちろん。ずっと抑えてくれてたしね。(茂木に打たれたのは)ちょっと追い込んでのボールだったんで。でも、ここまで勝ち(ゲーム)をつくってくれたのは金村君の力っていうのは大きいし、明日雨という予報の中で、今日2イニング投げてくれたら明日休みだというところで。

-先発の山崎は6回71球で早めの降板となった

新庄監督 ちょっと捉えられ始めていたから、ちょっと金村君にいってもらおうと。

-これで1点差ゲームは今季全勝(5連勝)

新庄監督 (1点差試合は17勝31敗だった)昨季と逆になったね。これは2年間の成果ですよ。

-延長も強い(2勝1分けと負けなし)

新庄監督 ね、そこは…選手がいいとしか言いようがないですね。面白いね。今年は本当に面白い。(試合の流れを失っても)持ってこられる感じはしますけどね。

-延長12回は先頭の田宮の出塁が大きかった

新庄監督 (左翼フェンス直撃の打球に)あんな伸びるんだと思ったね。最後、一、三塁で(打席が回った)マルティネスが外野に犠牲フライ打ってくれたらと(一塁走者は)走らせなかったんですけど。

-これで1分けを挟んで5連勝

新庄監督 あんまりその辺は、あんまり。

-明日は雨予報だが、この調子なら試合をやりたい

新庄監督 明日(の先発は)向こう誰でしたっけ? 岸君…ちょっといいピッチャーですからね。明日の朝起きて、雨かどうかを見て、オーダー決めます。

楽天対日本ハム チーム5連勝にホッとした表情の日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 6回表日本ハム無死満塁、勝ち越しの犠飛を放った清宮を迎える新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム メンバー表の最終確認で楽天今江監督とグータッチをする日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)

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【日本ハム】山崎福也6回2失点「点を取ってもらった直後に点を与えてしまった」失点シーン反省

楽天対日本ハム 力投する日本ハムの先発山崎(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

日本ハム山崎福也投手が6回2失点と試合をつくったが、失点シーンは反省した。

この日も伏見との「さちとら」バッテリーでテンポ良くアウトを積み重ねたが、失点した4回と6回は、味方打線が得点を奪った直後だった。「試合をつくることができたのはよかったです。ただ、点を取ってもらった直後に点を与えてしまったことが反省点です。課題を次に生かしたいと思います」と振り返った。

楽天対日本ハム 4回裏楽天1死一、三塁、浅村の右犠飛で1-1の同点とされた山崎(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 4回裏楽天1死一、三塁、浅村栄斗の右犠飛で生還する小深田(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 4回裏楽天1死一、三塁、浅村の右犠飛で1-1の同点とされる山崎(撮影・たえ見朱実)

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【日本ハム】杉浦稔大3年ぶりセーブ「最後勝ち越してくれたので、いい形で締められたらなと」

楽天対日本ハム 12回からマウンドに上がった日本ハム杉浦(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

日本ハム杉浦稔大投手が守護神だった21年以来3年ぶりのセーブを挙げた。

1点を勝ち越した延長12回に登板し、楽天打線を3者凡退に抑えた。「チーム全員で最後勝ち越してくれたので、いい形で締められたらなと思ってマウンドに上がりました」。今季は7試合に登板して無失点を継続中。「投手陣みんなが“ワンチーム”を合言葉に、つないでいこうっていう気持ちでやっている」と胸を張った。

楽天対日本ハム 12回表日本ハム無死二塁、送りバントを成功させた松本剛を迎える新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝に笑顔でポーズを決める日本ハム上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝にホッとした表情の日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 延長の末、楽天に勝利しスタッフとハイタッチをする日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)

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【日本ハム】伏見寅威負傷交代 楽天則本から右手に死球「ちょっと腫れがひどいというか」新庄監督

楽天対日本ハム 9回表日本ハム無死、死球を受ける伏見(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

日本ハム伏見寅威捕手が負傷交代した。

9回の打席で楽天則本昂大から右手に死球を受けた。打ちにいった中で内角への151キロ直球を避けきれなかった。右手を握って開くそぶりを繰り返しながら立ち上がり、一塁まで到達後に代走五十幡が送られた。試合後は「大丈夫です」と話したが、新庄監督は「ちょっと腫れがひどいというか。投げる方なんで、ちょっと明日の様子を見て」と心配した。

楽天対日本ハム 延長の末、楽天に勝利しスタッフとハイタッチをする日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝にホッとした表情の日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム チーム5連勝にホッとした表情の日本ハム新庄監督(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 4回裏楽天1死一、三塁、浅村の右犠飛で1-1の同点とされる山崎(撮影・たえ見朱実)

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【ソフトバンク】川村友斗プロ初1番起用に応える適時打 指3本分バットを短く持って佐々木撃ち

ロッテ対ソフトバンク 7回表ソフトバンク2死二塁、左適時二塁打を放つ川村。投手佐々木(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

ソフトバンク川村友斗外野手がプロ初の1番起用に応えた。

2-1の7回2死二塁で佐々木から左翼に適時二塁打。指3本分バットを短く持ち、剛腕の直球を打ち砕いた。リードを2点に広げる貴重な追加点で「積極的に自分のスイングをすることだけを考えて打席に入りました」と笑顔。9回には犠打失敗があり、小久保監督は「バント失敗したんで、流れが変わらなくて良かったなと、ホっとしてるんじゃないですか」と苦笑いだった。

ロッテ対ソフトバンク 7回表ソフトバン2死二塁、川村に左適時二塁打を浴びる佐々木(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回表ソフトバンク2死二塁、川村の左中間を破る適時二塁打に沸く山川らベンチのナイン(撮影・小沢裕)

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【ソフトバンク】小久保監督「いいスタートが切れた」有原航平のカモメ無双止まらん!/一問一答

ロッテ対ソフトバンク ロッテに勝利し、有原(左奥)を笑顔で迎える度小久保監督(右)(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

カモメ無双が止まらん! ソフトバンク有原航平投手(31)が、今季チーム一番乗りの完投勝ちを決めた。

失点は2本のソロのみで、9回を3安打にまとめ、相手エース佐々木朗希投手(22)との投げ合いを制した。ロッテ戦は日本ハム時代の19年5月30日から無傷の9戦9勝。カード別でもパ最多の22勝(7敗)を稼ぐ超お得意さまを抑えてチームの貯金を再び6に戻し、小久保ホークスが首位をがっちりキープだ。以下小久保監督の一問一答。

-有原は佐々木との投げ合いでプレッシャーもかかった

小久保監督 そうですね。点を取られたのもホームラン1発ずつのソロだったので2点で収まりましたし、佐々木朗希相手だったのでそんなに点は入らない中でマウンドに上がってるのは分かっていたので。

-近藤が6回守備から途中交代

小久保監督 最後スライディングした時にちょっと違和感があったので。明日の試合は「問題ない」と今聞きました。

-川村がチャンスをものにした

小久保監督 彼(佐々木)から打ったヒットは自信になるでしょうしね。次の打席にバント失敗したんで。(試合の)流れが変わらなくてよかったなとほっとしてるんじゃないですか。

-カード初戦にエース佐々木を打って勝利

小久保監督 いいスタートが切れたので、勝ち越しを目指してやります。

ロッテ対ソフトバンク 完投で今季2勝目を飾ったソフトバンク先発の有原(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 完投で今季2勝目を飾り笑顔を見せるソフトバンク先発の有原。左は小久保監督(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 完投で今季2勝目を飾ったソフトバンク先発の有原(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 完投で今季2勝目を飾ったソフトバンク先発の有原(左)は甲斐の祝福を受ける(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 7回表ソフトバンク2死二塁、左適時二塁打を放つ川村。投手佐々木(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 完投勝利し、ファンの声援に応えるソフトバンク有原(撮影・鈴木みどり)

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【ソフトバンク】近藤健介、天敵佐々木朗希退治「甘い球を1球で」アクシデント交代も「大丈夫」

ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク1死一、三塁、先制の左前適時打を放つ近藤。投手佐々木(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

ソフトバンク近藤健介外野手(30)が天敵撃ちでチームを勝利に導いた。0-0の4回1死一、三塁。ロッテ佐々木の外角低めフォークを左翼線に流し、先制&決勝打を生んだ。「チャンスでしたし、良かったかなと思います」。球界を代表する安打製造機だが「令和の怪物」佐々木朗希には手を焼いてきた。試合前時点では通算22打席で17打数ノーヒット、12三振。近藤が20打席以上対戦した投手は67人いるが、その中で唯一、1本もヒットを打てなかったのが佐々木だった。

この日も第1打席は左飛に倒れており、通算24打席目でようやく快音。その1本目が有原を援護する千金の勝利打点になった。「いい投手なので。得意な人もいないと思いますし。本当に甘い球を1球でとらえるっていうのは大事なのかなと思います」。そのバットで佐々木に今季初黒星をつけた。

4回の走塁でホームにスライディングを試み、膝に違和感を覚えた。6回から左翼守備を交代。負傷も心配されたが小久保監督は「明日の試合は問題ないと聞きました」と軽傷を強調した。近藤自身も「膝です。大丈夫です」と自力で歩いて球場を後にした。大事を取っての交代だったようで、タカ党もひと安心だ。

6日の楽天戦(楽天モバイルパーク)から13試合連続出塁中。直近で放った5安打は全て打点つきという働きぶりを見せている。打率3割1分9厘はリーグトップに浮上。今年もホークスには近藤が欠かせない。【只松憲】

ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク1死一、三塁、近藤に先制の左前適時打を浴びる佐々木(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク1死一、三塁、近藤の先制の左前適時打で生還した今宮(左)を迎える小久保監督(撮影・鈴木みどり)

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【ソフトバンク】有原航平「超お得意さま」ロッテ戦9戦9勝 無双続きチーム一番乗りの完投勝利

ロッテ対ソフトバンク 完投で今季2勝目を飾ったソフトバンク先発の有原(撮影・小沢裕)

<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

カモメ無双が止まらん! ソフトバンク有原航平投手(31)が、今季チーム一番乗りの完投勝ちを決めた。

失点は2本のソロのみで、9回を3安打にまとめ、相手エース佐々木朗希投手(22)との投げ合いを制した。ロッテ戦は日本ハム時代の19年5月30日から無傷の9戦9勝。カード別でもパ最多の22勝(7敗)を稼ぐ超お得意さまを抑えてチームの貯金を再び6に戻し、小久保ホークスが首位をがっちりキープだ。

   ◇   ◇   ◇

同点、サヨナラを信じるロッテファンの歓声も気にしない。有原は顔色を一切変えず、3番ポランコを仕留めた。2点差の9回2死一塁。助っ人砲をわずか2球で追い込んだ。カウント1-2。最後は外角低めへ134キロチェンジアップを投じた。ストライクゾーンからボール球へ完璧な制球。空振り三振で9回107球を投げ切った。「絶対に三振を取る気持ちでいきました。本当に気持ちいいです」。難敵佐々木朗希とのプロ初の投げ合いを制し、今季チーム一番乗りでの完投勝ち。敵地のお立ち台では心地よさそうに千葉の夜風を浴びた。

簡単には崩れない。失点は5回、7回のソロ2本のみ。連打は1度も許さなかった。「次のバッターに向かっていけた」。佐々木とは対照的に変化球を多投した。最速も約10キロ程度は劣るが、多彩な球種でカバー。佐々木の「剛」に対し緩急も駆使した「柔」で渡り合った。「丁寧に。コントロールが今日は一番良かったかなと思います」。古巣日本ハムに2週連続で敗れたが、3戦ぶりの2勝目でタイに戻した。

初回から5回1死まではパーフェクト投球。8回1死からは四球で走者を出すも、8番中村奨を注文通りの遊ゴロ併殺に打ち取った。普段はポーカーフェースな右腕もグラブを大きく振り上げ、内に秘めた熱い思いをほとばしらせた。小久保監督は「球数100いってなかったので、行ってもらおうと。よく投げ切ってくれました」。最終イニングも信頼して送り出し、期待に応えた力投をたたえた。

有原自身は日本ハム時代の19年5月30日からロッテ戦は9戦9勝。カード別でも最多の22勝(7敗)を挙げる無双状態が続いている。それでも「まあ。でも、はい。勝てることはうれしいなと思います」と慢心はない。佐々木相手に週頭を取り「今日勝てたことは本当にいい1勝になったかなと思います」とチームの勝利を喜んだ。貯金を6に戻して首位をがっちりキープ。4年ぶりのV奪回へ、開幕右腕にかかる期待は大きい。【佐藤究】

ロッテ対ソフトバンク 完投で今季2勝目を飾り笑顔を見せるソフトバンク先発の有原。左は小久保監督(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 完投勝利し、ナインとハイタッチするソフトバンク有原(右)(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 完投勝利し、ファンの声援に応えるソフトバンク有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク ロッテに勝利し、有原(左奥)を笑顔で迎える度小久保監督(右)(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 8回裏ロッテ1死一塁、中村奨を遊ゴロ併殺に仕留める有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク ソフトバンク先発の有原(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク ソフトバンク先発の有原(撮影・小沢裕)

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【楽天】茂木栄五郎、初代打弾は空砲に…復調きっかけへ「彼にとっても大きい1本」今江監督

楽天対日本ハム 8回裏楽天1死、右越えに同点のソロ本塁打を放つ代打茂木(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

楽天茂木栄五郎内野手(30)の代打初本塁打は空砲となった。

1点を追う8回1死走者なし。2ストライクから日本ハム金村の内角150キロ直球を捉え、右翼席に1号ソロを放り込んだ。「ほんとに早く2ストライクになっちゃったんで、ちょっと焦りとかはあったんですけど、速い球を1球で仕留められたことは良かったかなと思います」。22年9月24日オリックス戦以来、577日ぶりの1発となった。

昨季は自己最少の8試合出場で打率8分3厘にとどまり、2軍暮らしが続いた。だからこそ、今季にかける思いは人一倍強かった。3月29日西武戦は「1番一塁」で出場し、開幕スタメンを勝ち取った。だが、結果を残せず、代打での出番が増えた。「やっぱり難しさはありますし、得点圏の方がより力も入りますし、代打はほんとに難しいんで」。今季の代打安打は、この日の本塁打を含め3本目となった。

試合前時点の12試合で打率1割3分8厘、1打点と低迷していたが、復調のきっかけをつかむアーチになりそうだ。「負けてしまって本当に悔しいんで、なんとか明日につながる1本にしたいです」と巻き返しを誓った。

茂木の本塁打について、今江監督は「彼にとっても大きい1本になったと思います。これを機に復調してくれればと思います」と期待を込めた。

○…今季2度目の古巣日本ハム戦でポンセが力投した。同点の6回、3連打で無死満塁とされると犠飛で勝ち越され、なおも2死一、三塁から適時打で追加点を献上。それでも勝敗は付かなかったが、6回3失点(自責2)でまとめた。「自分のできる投球はやったつもりですが、こういった結果になって残念です。次回に向けて、また調整をしていきたい」と話した。

▽楽天今江監督(今季初の3連勝はならず)「粘り強くなんとか同点に追いついたんですけど、最後守りきれなかったのは悔しいですし、また明日につなげてやっていきたい」

楽天対日本ハム 8回裏楽天1死、右越えに同点のソロ本塁打を放った代打茂木(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 8回裏楽天1死、右越えに同点のソロ本塁打を放った代打茂木(撮影・たえ見朱実)

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【阪神】「火曜日の男」村上頌樹8回1失点「バッテリーで決めた」天敵山本祐大申告敬遠でピンチ脱す

DeNA対阪神 2回裏DeNA2死三塁、村上は山本に右前適時打を許す(撮影・山崎安昭)

<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜

「火曜日の男」としての責務を全うした。阪神村上頌樹投手(25)が、8回を3安打1失点にまとめた。

週はじめのゲームで今季最多112球の熱投。試合途中に雨が降るバッドコンディションの中、粘り抜いた。勝ち負けはつかずとも、延長12回引き分けゲームで中継ぎ陣の出番を限りなく少なくさせた。

「内容的にはよかったんですけど、やっぱり先制されたので。そこで攻撃のリズムをつくれなかったことは反省したいです」

わずか1点に泣いた。0-0の2回。4番牧の左前打などで2死三塁とされた。ここで7番山本を迎え、右前適時打で先制点を献上。前回2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)でも3点適時三塁打を含む2打数2安打を許し、この日も2打数2安打。今季計4打数4安打と打たれている天敵を止めることができなかった。

7回2死二、三塁では捕手坂本と入念に打ち合わせをした末、打者山本の申告敬遠をバッテリーで決めた。2死満塁を背負ったが、代打大和を一邪飛に打ち取りピンチを脱した。作戦をきっちりと遂行し、後続にバトンを託した。やれることは尽くした。

「負けないのが一番なので。チームが連勝中でしたし、今日はしっかり負けないようにやりたいと思っていたので、そこはよかったです」

2試合連続勝ち星なしも、直近3試合は全て7イニング以上消化し、1失点以内。今季初登板となった2日のDeNA戦は3回5失点とKOをくらっていただけに、そのリベンジも個人的には果たした格好だ。DeNAにはセ5球団で唯一白星がないが「次は勝てるように」。防御率1・08と2年連続の最優秀防御率へ向け、順調な船出。ブレーク翌年、やはり村上の安定感は本物だ。【中野椋】

DeNA対阪神 2回裏、山本に右適時打を許して失点し悔しそうな表情でベンチへ引き揚げる村上(撮影・加藤哉)
DeNA対阪神 2回裏DeNA2死三塁、山本は右前適時打を放つ。投手村上(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 7回裏DeNA2死二、三塁、村上(左)と坂本(左から2人目)は山本を打席に迎えた場面で話し込む(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 7回裏DeNA2死二、三塁、申告敬遠で一塁へ向かう山本(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 6回裏を抑える村上(撮影・河田真司)

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【DeNA】米米CLUB石井竜也「野球最高!!」規定時間過ぎライブ中止もファン盛り上げる

DeNA対阪神 試合後、グラウンドであいさつする米米CLUB石井竜也(撮影・河田真司)

<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜

米米CLUBのカールスモーキー石井こと、石井竜也のライブは幻となった。試合終了後に予定されていたが、午後9時半までに終わらなければ中止という決まり。他球場より30分早い午後5時半の試合開始だったが、まさかの延長12回引き分け。4時間13分のロングゲームで、午後9時半を過ぎてしまった。

それでも、石井は試合終了直後、マイクを持ってグラウンドに登場。両チームのファンに声を張り上げた。

「この4時間、すげー試合を俺たち、見たよな? 両選手に拍手! よっしゃー、タイガースファン、ベイスターズのファンに拍手! ベイスターズファン、タイガースファンに拍手! OK、野球最高!! また会おうぜえ! センキュー!」

歌を披露することはかなわなかったが、マイクパフォーマンスで盛り上げ、ファンとの再会を誓った。

昨年4月にも同様のことがあった。試合後に湘南乃風のライブが予定されていたが、延長戦となり、4時間を超え制限時間内に終了できず。ライブは中止となった。ただ、湘南乃風は7月の試合後にライブを実施。石井のライブも、また今度!?

DeNA対阪神 試合後、グラウンドであいさつする米米CLUB石井竜也(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 試合後、グラウンドであいさつする米米CLUB石井竜也(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 試合が長引き予定していたライブが中止となった石井竜也はMCで観客を盛り上げる(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 試合時間が長くなりコンサート中止に顔見せしあいさつする石井竜也(撮影・加藤哉)
DeNA対阪神 試合が長引き予定していたライブが中止となった石井竜也は観客への説明に備える(撮影・山崎安昭)

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【DeNA】三浦監督「みんな頑張った」4時間超えドロー 米米CLUB石井竜也ライブ中止に

DeNA対阪神延長戦の末、引き分けで終える三浦監督(撮影・河田真司)

<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜

首位阪神との総力戦で延長12回を戦い抜いたDeNA三浦監督は「みんな頑張ったと思う。もちろん、あと1本というところだったけど、相手も必死。最後まで攻めてくれたと思う」と選手たちをねぎらった。

8投手に、野手はベンチ入り全17人をつぎ込んだ。他球場より30分早く始まったが、4時間を超えたため、試合後に予定されていた米米CLUBの石井竜也のライブも中止されるロングゲームだった。

三浦監督は選手を責めなかったが、攻守に反省点は残る。5回1死一塁で、京田がカウント1-1から空振り。スタートを切っていた一走の山本は二塁で刺された。最低でもバットに当てないといけなかった。直後の6回、左翼楠本の適時失策で追い付かれた。攻守にほころびが出た。9回からは4イニング連続で得点圏に進めるも、サヨナラならず。もちろんリリーフ陣の頑張りは光ったが、“負けなかった”よりも“勝てなかった”試合だった。

▽DeNA山本(2回、阪神村上から先制打)「良い投手なので追い込まれたらついていくしかないと思い、何とか打てました」

DeNA対阪神延長戦の末、引き分けで終える三浦監督(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 延長戦の末、引き分けで終える三浦監督(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 11回裏DeNA2死二塁、代打石上のとき二塁走者牧がアウトになり表情を曇らせる三浦監督(撮影・加藤哉)
DeNA対阪神 6回途中、ジャクソンを降板させたDeNA三浦監督(左から3人目)は山本(同4人目)に声をかける(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 7回裏を終え、選手交代を告げる三浦監督(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 5回裏DeNA1死一塁、坂本(右)は二塁へ送球。盗塁を狙った山本を刺す。打者京田(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 5回裏DeNA1死一塁、二塁盗塁を狙った山本(左)は憤死。遊撃手木浪(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 6回表阪神1死一塁、悪送球し同点を許す楠本(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 6回表阪神1死一塁、悪送球し同点を許す楠本(撮影・河田真司)

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【巨人】「地方の男」山崎伊織が連敗止めた 自ら掲げた3カ条遂行「ナイスピッチ!」阿部監督

巨人対中日 試合後、記念撮影に笑顔を見せる巨人の山崎伊(右)と高梨(撮影・足立雅史)

<巨人2-0中日>◇23日◇ひたちなか

巨人山崎伊織投手(25)が「地方の男」と化して連敗を3でストップし、首位阪神に肉薄した。

6年ぶりの茨城・ひたちなか開催で先発し、6回1/3 3安打無失点で、自身2勝目をつかみとった。各地で試合をこなすことが多い巨人の「火曜ローテ」は、地方球場での登板が宿命とあって、いまだ本拠地・東京ドームでの登板はない。持ち合わせた鈍感力を発揮して昨季から地方球場3連勝。チームに7試合ぶりの勝利をもたらし、虎の背中に急接近した。

   ◇   ◇   ◇

当然とばかりに、ひたちなかに降り注ぐ雨も、軟らかいマウンドも、モノともしない。山崎伊がホーム開催の地方球場で躍動した。3回まで9者連続凡打に打ち取る完全投球。「真っすぐの力感がなく、ビュッと投げられたのがすごい良かった。後半ちょっとかみ合わなくなって、ちょっと力んだ部分もあったんですけど、あの感覚はよかった」。今季一番の手応えが右手に残っていた。

登板に際し、自ら掲げた「先頭バッターを出さない、長打打たれない、カウント悪くしない」の3カ条を遂行。4回に入り、先頭を出しても連打は許さず、7回1死一、二塁とされたところで降板を告げられたが、マウンドでは阿部監督から「ナイスピッチ!」と激励を受けた。その表情が悔しさに満ちていたのも、カード頭を託される責任感の表れでもあった。

巨人における“火曜日の男”にとって、地方球場は宿命ともいえるくらい巡ってくるが、まったく意に介さない。「東京ドームと違って軟らかいマウンドだけど、投げにくさとかはなかったですし、普通に。そんなに」と、どこ吹く風。今季4試合先発しながらも、いまだ本拠地での登板がなく、9日ヤクルト戦の鹿児島に続く2度目の地方だった。通算でも5試合投げて30回7失点、防御率2・10で地方3連勝という数字が、その強さを物語る。

自宅ではパレットに10色の絵の具と、数種類の筆を操り、油絵を描く芸術肌の持ち主。開幕前には、後輩の田中からリクエストを受け「緑が好きっていうんで、緑の色を使いながら」とプレゼントした。「そんなたいしたもんじゃないです。もう今年は描いてる暇がないくらい野球を頑張りたい」と臨んだシーズンを、無傷の2連勝で9連戦初戦に勝利をもたらした。

前週は3分け3敗。7試合ぶりの勝利で首位阪神に0・5ゲーム差と肉薄した。このままいけば火曜日は5月富山、6月新潟、7月長野と続く地方行脚。それでも、ひたちなかのお立ち台で「すごいええ場所だなと思いながら投げてました」という山崎伊がまた、ひょうひょうと投げ勝つに違いない。【栗田成芳】

巨人対中日 2回表中日の攻撃を3者凡退で抑え、タッチを交わす山崎伊(撮影・足立雅史)
巨人対中日 6回表中日2死一塁、カリステの打球に軽快な守備を見せ投ゴロとしガッツポーズする山崎伊(撮影・足立雅史)
巨人対中日 7回途中無失点で勝利を挙げた巨人山崎伊はファンと笑顔でタッチを交わす(撮影・足立雅史)
巨人対中日 巨人先発の山崎伊(撮影・足立雅史)
巨人対中日 7回途中、好リリーフを見せた巨人高梨(右)を迎える山崎伊(撮影・足立雅史)
巨人対中日 7回途中無失点で勝利を挙げた巨人山崎伊はスタンドの声援に手を振って応える(撮影・足立雅史)

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【阪神】岡田監督「ええわ、引き分けで。負けへんのが一番ええわ」今季延長戦負けなし/一問一答

DeNA対阪神 延長戦の末、DeNAと引き分け、ナインを迎える阪神岡田監督(右から2人目)(撮影・河田真司)

<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜

阪神が延長12回引き分け試合に持ち込んだ。これで今季の延長戦は5試合全てで負けなし。

村上頌樹投手(25)が8回1失点の好投。リリーフ4枚を投入し、ドローとなった。岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-終盤はしのいでしのいで

「なあ。村上に勝ちをつけたかったけど、なんかジャクソン、合わんなあ。京セラもそうやったけど。差されるんやろうなあ。タイミングがズレているのか」

-荒れ具合も嫌な感じ

「高めのな、ストライクの見極めやけどな。差されてるみたいな感じでな」

-8回まで村上をいかせたのは、勝たせたかったから

「いやいや、それは。なあ。何とか。あんなピッチングしてたから。ねえ。後ろもあんまり使ってなかったからな。リリーフ陣もみんないけたんやけどな。もう1イニングで、もしも点を取ったら勝ち投手やったから、あそこまでのう、110(球)くらいいってたから、あそこはまあしゃあないなあ」

-敬遠はバッテリー判断か

「そや。おーん。山本が嫌やったんやろ。前回も京セラで打たれてるからな、あれなあ」

-中継ぎも踏ん張った

「まあまあ、それはもうあれや、向こうも左ばっかりやからな代打もな。今日は左ピッチャーをいくしかないと思ってたけど。ここ何日か投げてないピッチャーも多かったから。誰でも送り出せる状態やったから」

-6回の同点は中野も森下もボールの見極めができていた

「そうやなあ、なかなかなあ、最初もヒット出てるけど、ラッキーヒットばっかりやからな、初回でも。なかなか芯で捉える打球はなかなか少なかったやろ。なんかちょっと合わんのやろなあ、ジャクソンの」

-9回の木浪の守備は

「おお、なあ。ああいう変な当たりが一番嫌なんや、ランナーサードやしな。内野安打でも終わりやしな。あれはナイスプレーやと思うよ」

-守り切ったという試合

「そうや、だから前のヒット出えへん時のような状態やんか。でもやっぱり負けんかったいうのが大きいわな」

-引き分けがのちのち効いてくる

「まあ、そうやなあ。どっちか言うたら、あれやな。守って守っての引き分けの方が多いからな。打ち合いじゃないからな。しのいでしのいでの引き分けやからな。まあそれはやっぱりピッチャー陣の頑張りやな。引き分け言うことはブルペン陣の頑張りやからな。また間隔空くしな。後ろもどんどんつぎ込めるしな。雨で分からんけどな、まあ負けなくて良かった、ええわ、引き分けで。負けへんのが一番ええわ」

DeNA対阪神 12回裏DeNA2死二、三塁、空振り三振して悔しがる度会(左)。投手岩崎(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 12回裏DeNA2死二、三塁、度会は空振り三振に倒れる。投手岩崎(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 12回裏DeNA2死二、三塁、岩崎は度会を三振に仕留め引き分けに終わる(撮影・加藤哉)
DeNA対阪神 6回裏を抑える村上(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 引き分けに持ち込んだ選手をタッチで迎える阪神岡田監督(中央)(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 5回表を終え、笑顔を見せる阪神岡田監督(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 6回表同点とし笑顔を見せる岡田監督(撮影・加藤哉)
DeNA対阪神 7回裏を終え、笑顔を見せる岡田監督(撮影・河田真司)
DeNA対阪神 戦況を見守りながら帽子をかぶり直す阪神岡田監督(中央)(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 吉本球審(手前左)に選手交代を告げる阪神岡田監督(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 9回裏DeNA2死二、三塁、岡田監督(後方)はゲラが山本を仕留め笑顔を見せる(撮影・山崎安昭)
DeNA対阪神 11回表を終え選手交代を告げる岡田監督。右は三振しベンチへ引き揚げる佐藤輝(撮影・加藤哉)
DeNA対阪神 11回裏を終え帽子をかぶり直す岡田監督(撮影・加藤哉)

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【オイシックス】牧野憲伸6回無失点好投「球の強さは上がっている」橋上監督 6連敗でストップ

6回4安打無失点と好投したオイシックス牧野

<イースタン・リーグ:オイシックス1-0西武>◇23日◇ハードオフ新潟

オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの先発左腕、牧野憲伸(24)が6回4安打無失点と好投した。

最速146キロの直球を軸に変化球を織り交ぜ本塁を踏ませなかった。チームは継投で8回に挙げた1点を守り切り、連敗を6で止めた。

牧野の最大のピンチは5回、初めて先頭打者を四球で出し、2死二、三塁。そこから西武の1番モンテルを遊ゴロに打ち取って切り抜けた。6回92球で許した4安打はすべて単打。要所ではチェンジアップを振らせてカウントをかせいだ。

今季3つ目の白星はつかなかったが、粘り強い投球を橋上秀樹監督(58)は「今日は球速があると思って見ていた。球の強さは開幕のころより上がっている」と評価した。前回登板のロッテ戦(17日)は5回11安打9失点だったが、この日は腕の振りをきっちり修正した。昨季、独立リーグのBCリーグで12勝を挙げた左腕。場数を踏みながら、安定感が増してきた。

◆牧野憲伸(まきの・けんしん)1999年(平11)9月19日生まれ、北海道出身。白樺学園高から富士大に進み、22年にBCリーグの信濃に入団。23年は12勝1敗、今季オイシックスに移籍。180センチ、83キロ。左投げ左打ち。

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【ソフトバンク】今宮健太、通算1500試合出場を白星で飾る「たくさんの方のサポートがあって」

ロッテ対ソフトバンク 1500試合出場を達成し、ファンの声援に応えるソフトバンク今宮(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

ソフトバンク今宮健太内野手(32)が史上206人目の通算1500試合出場を白星で飾った。

敵地ロッテ戦に「2番遊撃」で出場。第2打席に右前打を放ち、近藤の適時打で先制決勝のホームを踏んだ。球団を通じて「起用していただいた歴代の首脳陣の方々、球団に感謝したい。たくさんの方のサポート、トレーナーさんのケアがあってここまでくることができました。ファンの方々の応援、期待に応えられるように日々精進していきます」などとコメントした。

ロッテ対ソフトバンク ソフトバンク今宮(左)はプロ入り通算1500試合出場を達成し記念のボードを手にする(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク1死一、三塁、近藤の先制の左前適時打で生還した今宮(左)を迎える小久保監督(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク無死、右前打を放つ今宮。投手佐々木(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 1回表ソフトバンク1死、空振り三振に倒れる今宮。投手佐々木(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク無死、右前打を放つ今宮。投手佐々木(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク無死、今宮に右前打を浴びる佐々木(撮影・鈴木みどり)

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【日本ハム】今季初5連勝!上川畑大悟、延長12回に決勝適時打 6カード連続初戦白星で貯金4

楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放ちポーズを決める上川畑(撮影・たえ見朱実)

<楽天3-4日本ハム>◇23日◇楽天モバイルパーク

日本ハムが延長戦を制し、1分けを挟んで今季初の5連勝とした。

延長12回に先頭の田宮が二塁打でチャンスメーク。2死二、三塁から上川畑が決勝の左前適時打を放った。先行しては追いつかれる展開で苦しい試合となったが、最後は伏兵の一打で振り切って、昨季は17勝31敗と苦しんだ1点差試合は今季5戦全勝。底力が付いてきたことを証明する6カード連続初戦白星で、貯金は4となった。

▼日本ハムが1分けを挟む5連勝で11勝7敗1分けとし、貯金4。日本ハムの貯金4以上は栗山監督時代の19年8月9日以来5年ぶり。

楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放つ上川畑(撮影・たえ見朱実)
楽天対日本ハム 12回表日本ハム2死二、三塁、左前に勝ち越しの適時打を放つ上川畑(撮影・たえ見朱実)

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【ロッテ】3安打で4連敗…吉井監督「3試合続けて完投させてしまった。戦術、戦略を考えて」

ロッテ対ソフトバンク 8回表前、先発佐々木の降板を告げるロッテ吉井監督(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

ロッテは4連敗を喫した。

先発の佐々木朗希投手(22)は今季最速の161キロを計測したが7回3失点で今季初黒星。「なかなか流れを持ってくることができなかったので、そこが反省点」と振り返った。吉井理人監督(59)は「よかったと思います。(4回の2失点は)向こうの狙い球が、うまくはまったというか、その狙いを投げた時に朗希もちょっとうまくいいところに投げられなかったんで、それをしっかり捉えられた感じですかね」と話した。

打線はソフトバンク先発の有原航平投手(31)から本塁打を2本放ったが3安打に抑えられた。指揮官は「3試合続けて完投させてしまった。バッターの方はそこそこ対応してくれているので、戦術、戦略をしっかり考えてまたやっていきたい」と切り替えた。

ロッテ対ソフトバンク 4回表に先制を許し、ベンチへ戻る佐々木(左)を見るロッテ吉井監督(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、右越えソロ本塁打を放つポランコ。投手有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、右越えソロ本塁打を放つポランコ。投手有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、右越えソロ本塁打を放つポランコ。投手有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、ポランコに右越えソロ本塁打を浴びる有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、右越えソロ本塁打を放ったポランコ(右)は大下とベンチ前で笑顔(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、ポランコは右越えのソロ本塁打を放つ(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、ポランコは右越えのソロ本塁打を放ちバットを放り投げる(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 7回裏ロッテ1死、ポランコは右越えのソロ本塁打を放ちチームメートとハイタッチ(撮影・小沢裕)
ロッテ対ソフトバンク 5回裏ロッテ1死、左越えソロ本塁打を放つ山口。投手有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 5回裏ロッテ1死、左越えソロ本塁打を放つ山口。投手有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 5回裏ロッテ1死、山口に左越えソロ本塁打を放浴びる有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 5回裏ロッテ1死、左越えソロ本塁打を放つ山口。投手有原(撮影・鈴木みどり)
ロッテ対ソフトバンク 5回裏ロッテ1死、左越えソロ本塁打を放った山口を迎える佐々木(左)(撮影・鈴木みどり)
【イラスト】ロッテの区切りの試合
【イラスト】1万試合に到達した球団
【イラスト】現12球団の通算成績

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【オリックス】田嶋大樹、西武戦4年ぶり勝利「ちょっと変えてみました」新フォームで5回1失点

オリックス対西武 田嶋(右)と笑顔でタッチする中嶋監督(撮影・前岡正明)

<オリックス2-1西武>◇23日◇京セラドーム大阪

オリックス田嶋大樹投手(27)が、西武から4年ぶりの勝ち星となる今季2勝目をもぎ取った。21年4月20日以来3年ぶりの対戦。「体のメカニズムが変わってきたので、ちょっと変えてみました」とグラブを腰の位置から顔付近に構える新フォームで臨んだ。「シンプルに最低でもチームに貢献できるように」。1~8番まで右打者を並べてきた相手に臆することなく内角を突き続け、5回1失点(自責0)と力投した。

ピンチで踏ん張った。2点リードの4回、2番中村剛に左翼線への二塁打、連続四球で無死満塁と一打同点の場面を招いた。炭谷のボテボテの三ゴロを宗が捕球できず1点を失ったが、若林、外崎を空振り三振に仕留め、最後は長谷川を143キロ直球で中飛に打ち取り、最少失点でしのいだ。

試合前練習時には、二塁付近にいた中嶋監督に自ら歩み寄った。「普通に会話させていただきました。世間話です」。指揮官は「まさか話しかけてくるとは思わなかったので、ビックリして、差されました」と笑った。前回16日の楽天戦では3回5失点で敗戦。指揮官からは「大いに反省してもらわないといけない」と苦言を呈されていた。真相は謎だが、“世間話”によって、リラックスして試合に臨めたことだろう。

チームは2連勝で、今季22試合目で初めて貯金を手にした。指揮官は「本当に一気に増えるわけではないので、1個ずつ増やしていきたいと思います」と引き締めた。リーグ4連覇へ、ここから徐々に加速していく。【古財稜明】

▽オリックス福田(2回2死二、三塁の中前適時打を含む今季初の猛打賞)「とにかく自分のことに全集中してやった結果がついてきている感じですね」

▽オリックス・ドラフト5位高島(6回に登板し、3者凡退でプロ初ホールド)「初めて記録がついたのでうれしいですけど、まだまだ伸ばしていきたいです」

オリックス対西武 オリックス先発の田嶋(撮影・前岡正明)
オリックス対西武 西武戦に先発したオリックス田嶋(撮影・藤尾明華)
オリックス対西武 ヒーローの福田(左)と田嶋はガッツポーズ(撮影・前岡正明)
オリックス対西武 ヒーローインタビューを終え、ファンに挨拶をする福田と田嶋(撮影・齊藤成美)

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【広島】新井監督「自慢の二遊間」床田寛樹助けた菊池涼介、矢野雅哉の二遊間コンビ称賛/一問一答

ヤクルト対広島 声援に応え笑顔で引き揚げる広島新井監督(撮影・横山健太)

<ヤクルト0-2広島>◇23日◇神宮

広島が先発床田寛樹投手の力投でヤクルトに勝利した。

開幕から安定した投球を続ける左腕は今季最長8回を投げ、散発4安打無失点で2勝目を挙げた。投手戦となった7回、2戦連続スタメンの宇草が2戦ぶりとなる決勝の2号2ランを右翼席に運んだ。チーム4連勝で勝率を5割に戻した。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

-床田投手が好投

新井監督 本当にナイスピッチングだったと思います。サク(坂倉)もね、よく引っ張ってくれたし、トコ(床田)が週頭にこういうピッチングをしてくれると、こちらとしてもすごく助かる。

-抜群の安定感

新井監督 毎試合、試合をしっかりつくってくれるし、今日も8回まで投げてくれた。週頭でこういうピッチングをしてくれるとベンチも助かるし、本当に素晴らしいと思います。

-8回はヤクルトの代打陣を考えての続投か

新井監督 いやいや、そうじゃない。トコは今年「イニングもしっかり投げたい」と言ってくれているので、それで行ってもらった。

-2戦連続スタメンの宇草選手が決勝弾

新井監督 本当、ね。値千金のすごいいいホームランだったよね。追い込まれた中で本当に値千金の、最高のホームランを打ってくれたと思います。

-前回の1号に続き、しっかりとかんだ打球

新井監督 やっぱりフリー打撃を見ても、打球の強さが出ているし、逆方向の打球も強い打球を打てているので、本人も感覚的にいいものをつかみかけていると思う。本当にナイスバッティングだったと思います。

-投打、そして守備も試合を引き締めた

新井監督 もちろん。特に矢野とキク(菊池)の二遊間というのは、こちらとしても自慢の二遊間。彼らがしっかり要所を守ってくれているので、相手に流れを行かせなかったというのもある。ピッチャーも頑張ってくれているし、守りで相手に流れを行かせていない戦い方ができているので、本当いい1日だったと思います。

-1戦1戦と思うが、勝率5割に戻した

新井監督 そうだね。また明日の試合。頑張りたいと思います。

ヤクルト対広島 試合を終えタッチを交わす広島床田(左)と新井監督(撮影・横山健太)
ヤクルト対広島 7回表広島2死一塁、宇草が(手前右)が右越え2点本塁打を放ち、頭をなでて迎える新井監督(中央)(撮影・浅見桂子)
ヤクルト対広島 7回表広島2死一塁、宇草が右越え2点本塁打を放ち、雄たけびを上げて喜ぶ新井監督(中央)ら(撮影・浅見桂子)
ヤクルト対広島 5回裏ヤクルト無死一塁、中村の遊ゴロで、矢野は華麗な送球で菊池につなぎ併殺に仕留める(撮影・浅見桂子)
ヤクルト対広島 5回裏ヤクルト無死一塁、中村の遊ゴロで、矢野からの送球を華麗に一塁送球して併殺にする菊池(撮影・浅見桂子)
ヤクルト対広島 5回裏ヤクルト無死一塁、中村を遊ゴロ併殺に仕留め笑顔の床田(撮影・浅見桂子)

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【広島】床田寛樹8回無失点で2勝目 「週頭でこういう投球をしてくれると助かる」新井監督

ヤクルト対広島 2-0で勝利し、栗林(右)から笑顔でウイニングボールを受け取る床田(撮影・浅見桂子)

<ヤクルト0-2広島>◇23日◇神宮

広島床田寛樹投手が8回4安打無失点の好投で2勝目を手にし、チームを4連勝、勝率5割復帰に導いた。

慎重な立ち上がりも、1回2死二塁で4番村上を空振り三振に切って勢いに乗った。尻上がりに調子を上げると各球種を両サイドに散らせた。味方の好守備も後押しし、テンポ良くゼロを並べた。「丁寧に投げ分けられました。打者に的を絞らせないような投球はできたかなと思います」。球数が100球を超えた8回もマウンドへ。投球回にこだわる今季、首脳陣からの信頼の続投に無安打投球で応え、116球を投げ切った。

チームは昨季、敵地神宮で2勝10敗と大きく負け越し、床田も2戦1敗、防御率5・00だった。今季神宮初戦で苦手意識を拭い去るには十分の快投を演じた。今季は開幕から登板4試合すべて週頭の火曜日を任され、全試合でハイクオリティースタートを達成。防御率は0・93に良化した。新井監督は「週頭でこういう投球をしてくれるとベンチも助かるし、本当に素晴らしい」と最敬礼だった。

○…2戦連続先発の宇草が、値千金の決勝2ランを放った。0-0の7回2死一塁からヤクルト吉村の直球を捉えて右翼席に運んだ。自ら招待した両親、常総学院の恩師佐々木前監督らがスタンドで観戦。「いつまで野球できるか分からないので、“来てください”と。初めて招待しました。ひとついいところを見せられて良かった」。昨季1軍出場なしの男が、慣れ親しんだ神宮で輝きを放った。

ヤクルト対広島 5回裏ヤクルト無死一塁、中村を遊ゴロ併殺に仕留め笑顔の床田(撮影・浅見桂子)
ヤクルト対広島 試合を終え引き揚げる広島床田(撮影・横山健太)
ヤクルト対広島 試合を終え引き揚げる広島床田(撮影・横山健太)
ヤクルト対広島 7回裏ヤクルト2死一塁、中村を三振に仕留める床田(撮影・横山健太)

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【巨人】阿部監督、オコエの足を絶賛「素晴らしい走塁してメークチャンス」坂本勇人先制打につなぐ

巨人対中日 1回裏巨人1死二塁、坂本の左前適時打でオコエ(右)が生還しベンチ前で迎える阿部監督(撮影・鈴木正人)

<巨人2-0中日>◇23日◇ひたちなか

巨人阿部慎之助監督が先制のチャンスを生み出したオコエの足を絶賛した。

「やっぱオコエの走塁だよね。あそこは素晴らしい走塁してメークチャンスしてくれたんでね、あれが大きかったなと思います」。初回1死で迎えたオコエの第1打席、左翼方向へ打った打球に対し、一塁ベースで加速し一気に二塁を陥れた。次打者・坂本の先制適時打につなげ、山崎伊を援護した。

▽巨人高梨(7回1死一、二塁のピンチで好リリーフ)「去年、結構(山崎)伊織の勝ちを消しているので。何とか抑え、勝ちをつけてあげたいとの気持ちだった。昨日(22日)食べた常陸の牛、ステーキとハンバーグが効きました。パワーです」

巨人対中日 1回裏巨人1死、オコエは左二塁打を放ち笑顔でポーズを決める(撮影・足立雅史)
巨人対中日 1回裏巨人1死二塁、坂本の左前適時打で生還したオコエ(撮影・足立雅史)
巨人対中日 1回裏巨人1死、オコエは左越え二塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
巨人対中日 1回裏巨人1死二塁、坂本の左前適時打で生還しタッチを交わすオコエ(撮影・足立雅史)
巨人対中日 勝利し選手たちを迎える巨人阿部監督(中央)(撮影・鈴木正人)
巨人対中日 中日に勝利し、ひたちなかのファンの声援に応える巨人阿部監督(撮影・足立雅史)
巨人対中日 1回裏巨人1死二塁、坂本は左前適時打を放つ(撮影・足立雅史)

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