日刊スポーツ

16年ぶりJRA女性ジョッキー藤田菜七子まとめ7

 JRAで16年ぶりに誕生した女性ジョッキーの藤田菜七子。2016年3月3日に地方の川崎競馬場でデビューし、同5日のJRAデビュー戦で2着、同24日の浦和遠征で初勝利を挙げました。常に注目を浴びながら騎乗を重ね、18年8月25日、牧原(現増沢)由貴子元騎手の持つJRA女性騎手最多勝利を上回るJRA通算35勝を達成。さらに記録を更新し、上のステージをめざして努力を続ける藤田菜七子騎手の足跡をまとめました。

 ◆藤田菜七子(ふじた・ななこ)1997年(平9)8月9日、茨城県生まれ。小6の時に競馬中継を見て騎手を志望。13年に32期生として競馬学校に入学。9月まで根本厩舎で厩舎実習。目標騎手はリサ・オールプレスと丸山元気。趣味は音楽鑑賞、睡眠。特技は早風呂。尊敬する人は坂本龍馬。好きな芸能人はEXILE。座右の銘は正々堂々。157センチ、46キロ。血液型A。(15年10月9日紙面より)

 ◆JRAの女性騎手 96年に田村真来、細江純子、牧原(増沢)由貴子の3人がデビューしたのが初。翌97年に板倉真由子と押田純子、00年に西原玲奈がデビューした。13年9月の増沢の引退により女性騎手はいなくなったが、16年に藤田菜七子が騎手免許試験に合格し16年ぶり7人目の女性騎手となった。

藤田菜七子 2019年5月1日~

藤田菜七子29勝目 昨年6月以来の所属厩舎馬V

中山2R、2歳未勝利戦をグレイトホーンで制した藤田騎手(撮影・丹羽敏通)

藤田菜七子29勝目 昨年6月以来の所属厩舎馬V

藤田菜七子がJRA女性騎手年間最多勝利を更新

中山競馬1RでJRA女性騎手年間最多勝記録28勝を達成した藤田騎手(撮影・柴田隆二)

藤田菜七子がJRA女性騎手年間最多勝利を更新

藤田菜七子、札幌初勝利で自己タイ27勝/札幌4R

2回札幌4日目 4R 3歳未勝利 キモンボーイ(藤田菜七子騎手) 2019年8月25日 

藤田菜七子、札幌初勝利で自己タイ27勝/札幌4R

菜七子も驚く「モデルみたい!ミカエル」/WASJ

「2019ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」ウエルカムセレモニー 記念撮影をする左からミカエル・ミシェル、藤田菜七子、リサ・オールプレス(撮影・佐藤翔太)

菜七子も驚く「モデルみたい!ミカエル」/WASJ

藤田菜七子ばんえい総合7位「馬も大変と思った」

ばんえい競馬 JRAジョッキーDAY エキシビション第2戦 第2障害を越える藤田菜七子 騎乗馬リュウノカミ(撮影・黒川智章)

藤田菜七子ばんえい総合7位「馬も大変と思った」

藤田菜七子2Rに続き12Rも勝利、土日で3勝

新潟12R、3歳上500万戦をガーシュウィンで制して、この日、2勝目を挙げて笑顔の藤田騎手(撮影・丹羽敏通)

藤田菜七子2Rに続き12Rも勝利、土日で3勝

藤田菜七子、土日連勝「ナナちゃんうまい」馬主絶賛

新潟2R、3歳牝馬未勝利戦をワンダーマンボで制した藤田騎手(撮影・丹羽敏通)

藤田菜七子、土日連勝「ナナちゃんうまい」馬主絶賛

藤田菜七子22歳初勝利 自己新の6週連続Vで24勝目

新潟6R、3歳牝馬未勝利戦をバカラクイーンで制して笑顔をみせる藤田騎手(撮影・丹羽敏通)

藤田菜七子22歳初勝利 自己新の6週連続Vで24勝目

藤田菜七子が2日連続勝利 通算70勝に到達

新潟3R、チャンダナで今季23勝目の藤田騎手(撮影・酒井清司)

藤田菜七子が2日連続勝利 通算70勝に到達

藤田菜七子、勢い止まらない JRA4週連続勝利

新潟4Rを快勝した藤田騎手(撮影・酒井清司)

藤田菜七子、勢い止まらない JRA4週連続勝利

ひふみん節さく裂、藤田菜七子らとトークイベント

加藤九段(左)のトークショーに参加した藤田騎手。右端は内田博幸騎手(撮影・酒井清司)

ひふみん節さく裂、藤田菜七子らとトークイベント

藤田菜七子、門別通算4戦目で初V/リゲル特別

8Rリゲル特別をコパノジョウオーで勝ち、笑顔で引き揚げてくる藤田騎手(撮影・奥村晶治)

藤田菜七子、門別通算4戦目で初V/リゲル特別

藤田菜七子3週連続Vで今年JRA19勝目/福島2R

福島2R、ビブショウで2歳未勝利戦を制した藤田騎手(撮影・丹羽敏通)

藤田菜七子3週連続Vで今年JRA19勝目/福島2R

藤田菜七子ディザイアソングでこの日2勝/福島6R

福島6R、3歳未勝利戦をディザイアソングで制して、この日2勝目を挙げた藤田騎手(撮影・丹羽敏通)

藤田菜七子ディザイアソングでこの日2勝/福島6R

藤田菜七子が2週連続V「馬の力信じて乗れた」

福島6R、スパークオブライフで今季18勝目の藤田騎手(撮影・酒井清司)

藤田菜七子が2週連続V「馬の力信じて乗れた」

藤田菜七子11番人気でJRA重賞最高4着/七夕賞

七夕賞で4着に入った藤田菜七子騎手(撮影・柴田隆二)

藤田菜七子11番人気でJRA重賞最高4着/七夕賞

藤田菜七子、七夕に凱旋勝利 JRA17勝目

福島競馬2R、コパノビアンカで1着の藤田菜七子騎手は笑顔を見せる(撮影・柴田隆二)

藤田菜七子、七夕に凱旋勝利 JRA17勝目

藤田菜七子、凱旋Vは持ち越し 8鞍騎乗し最高2着

福島競馬10R、松島特別はアシェットで4着の藤田菜七子騎手(撮影・柴田隆二)

藤田菜七子、凱旋Vは持ち越し 8鞍騎乗し最高2着

藤田菜七子W杯総合V「成長した姿見せられたかも」

藤田菜七子W杯総合V「成長した姿見せられたかも」

藤田菜七子3週ぶりV「いい脚を使ってくれた」

東京2R、アサクサマヤで今季16勝目の藤田騎手(撮影・酒井清司)

藤田菜七子3週ぶりV「いい脚を使ってくれた」

藤田菜七子2週連続Vで今年JRA15勝目/富嶽賞

東京9R、富嶽賞を快勝したマイウェイアムールと藤田騎手(撮影・酒井清司)

藤田菜七子2週連続Vで今年JRA15勝目/富嶽賞

女性騎手「増えてほしいな」/菜七子&まゆゆトーク

色紙に令和の目標を互いに書き込んだ藤田菜七子騎手(右)と岩手競馬元騎手の鈴木麻優さん

女性騎手「増えてほしいな」/菜七子&まゆゆトーク

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名古屋けいば、令和5年度の発売金が過去最高の813億円超え

名古屋競馬場

令和5年(2023年)度の名古屋けいばが、3月29日(金)の開催をもって全日程を終了した。

同年度の発売金額は、前年度の令和4年(2022年)度に記録した過去最高額を更新し、813億1300万2100円(前年比106・4%)となった。

令和6年(2024年)度の名古屋けいばは、4月9日(火)から始まる。

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浦和の岡田一男師が引退「あっという間の60年でした」16歳で騎手、31歳で調教師転身 

引退セレモニーで花束を受け取り厩舎関係者と記念撮影に納まる浦和の岡田一男調教師(前列左から2人目)

岡田一男調教師(76=浦和)は29日、浦和9Rのブルベアマイル(11着)が最後の出走となった。

同日に行われた引退セレモニーでは「自分としてはあっという間の60年でした。今日、無事に引退することができました。ありがとうございました」とあいさつした。師は64年6月1日に16歳で騎手免許を取得。79年12月1日に31歳で調教師に転身した。80年1月3日の初出走から地方通算8534戦642勝。重賞はジコウフジで制した91年アラブダービー、プリンセスアリーで制した24年桜花賞など4勝。31日付で引退となり、調教師生活にも幕を下ろす。

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【ドバイ便り】写真撮影場所は特等席ゲット!レース本番に備え今夜は中華で英気を養います

ドバイワールドCデーで指定された撮影場所(撮影・桑原幹久)

いよいよです。

ドバイワールドCデーが30日夜にスタートします。毎朝3時起床で心身ともに疲労感はありますが、それ以上の刺激と興奮で楽しい時を過ごしています。

今回は記事執筆だけでなく、カメラマンとしての役割も担っています。昨日カメラマン用のビブスを受け取り、事前説明会がありました。事前に各社ごとに撮影場所が決まっている、とのことで、実際にその場所を確認しに行きました。

時間は正午すぎ。さんさんと日差しが降り注ぐ中、許可を取ってスタンドから芝コースを渡り、ダートコースへ向かいました。すると外ラチに「THE NIKKAN SPORTS NEWS」と白地に黒で印刷された紙が貼られていました。場所はゴールを少し過ぎたあたりで、まさに“特等席”。「ここから馬が来て、ここでガッツポーズを…」などとイメトレをしていると、不安げな表情を察したのかダートコースの整備をしている担当者から「ジャパニーズ? グッドラック!」とエールを送られました。

やや風が強く、砂がそれに乗って舞う状況。ついでに…と思い「ワンクエスチョン、オーケー?」と馬場について聞きました。「今年はとても下が硬いね。雨の影響だと思う。でもレース直前は散水車でしっかり水をまくから、去年とそんなに変わらないと思うよ」と丁寧に説明してくれました。

ワールドCデー当日の天気は晴れ。最高気温は30度で、夜は24、5度程度と過ごしやすい気候となりそうです。日々いっぱいいっぱいであっという間に本番を迎えますが、これまでこちらから発信した情報を参考に予想をしたり、テレビの前で日本馬の活躍を見届けてもらえれば光栄です。今日の夕食は慣れ親しんだ中華料理の予定。食べ過ぎに注意して、大一番に備えたいと思います。【桑原幹久】

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毎年馬券になる指数50台をチェック!/コンピ分析【大阪杯】

<大阪杯>◇3月31日=阪神◇G1◇芝2000メートル◇4歳以上オープン

【!】先週は注目馬が日経賞で1、3着、毎日杯で2着でした。今週もよろしくお願いします。

◆大阪杯 コンピ分析からの注目馬◆

ポイント1、4から (9)ステラヴェローチェ

ポイント2~5から (11)ベラジオオペラ

ポイント2、3、5から (2)ローシャムパーク

ポイント2、4、5から (3)タスティエーラ

以上4頭

コンピ分析【大阪杯】

★ポイント(1)毎年馬券になる指数50台をチェック!

G1昇格後は指数50台が3着以内になっている。

馬券になった50台(左から年、指数=着順)

17年 53=2着

18年 52=2着

19年 55=3着、50=1着

20年 54=1着

21年 55=1着

22年 58=2着、51=3着

23年 54=3着

⇒17年から22年まで指数50台が6年連続で連対。昨年で途絶えたが、3着は死守。今年も要チェックや!

★ポイント(2)過去に1~3位全滅はなし

G1昇格後、1~3位から1頭以上が馬券になっている。

馬券になった1~3位(左から年、コンピ順位=着順)

17年 1位=1着

18年 1位=1着、3位=3着

19年 2位=2着

20年 2位=3着

21年 1位=3着

22年 3位=2着

23年 1位=2着

⇒指数1~3位の3頭すべてを消すことはおすすめしない。96年以降でみると、1~3位全滅はG1昇格前の01年のみ。

★ポイント(3)コンピの法則 指数60台が2頭いたら…

G1昇格後、60台が2頭以上いるときは、60台の馬が馬券に絡んでいる。

(左から年、60台の頭数、馬券になった60台=着順)

17年 2頭 60=3着

18年 2頭 66=3着

19年 4頭 66=2着

20年 2頭 60=2着

21年 1頭 対象外

22年 0頭 対象外

23年 2頭 61=1着

⇒今年も60台が2頭以上いたら絶対に狙いたい。ちなみにG2時代の11年から法則が始まっている。

★ポイント(4)リンクにかけろ!

大阪杯とフラワーCの1~3着馬の指数順位がリンクしている。

(1段目:年 2段目:フラワーCの1→2→3着馬の指数順位 3段目:大阪杯の1→2→3着馬の指数順位 「」がリンク)

19年

フ 「2位」→1位→5位

大 9位→「2位」→6位

20年

フ 14位→「2位」→3位

大 5位→4位→「2位」

21年

フ 6位→7位→「1位」

大 4位→9位→「1位」

22年

フ 2位→「8位」→1位

大 10位→3位→「8位」

23年

フ 8位→5位→「1位」

大 4位→「1位」→6位

⇒これを書いている時点では、まだフラワーCの結果は出ていません。大阪杯を予想するときは、ぜひフラワーCの結果をチェックしてみてください。ちなみにG1昇格以前の12年から12年連続でリンク継続中です。

★ポイント(5)馬名のオカルト ラリルレロの法則

馬名頭末がラ行(ラリルレロ)の馬が入った枠が連対している。

(上段:年、枠連の目 下段:法則で連対した枠番=馬名頭末がラ行の馬)

19年 「3」‐4

3枠=エポカドー「ロ」

20年 「5」‐8

5枠=「ラ」ッキーライラック、「レ」ッドジェニア「ル」

21年 「1」‐「6」

1枠=モズベッ「ロ」

6枠=「レ」イパパ「レ」

22年 4‐「7」

7枠=「レ」イパパ「レ」

23年 「5」-6

5枠=ジャックドー「ル」

過去10年では…。

14年 該当馬なし

15年 「3」‐「5」

3枠=「ラ」キシス、エアソミュー「ル」

5枠=ムスカテー「ル」

16年 6‐「7」

7枠=ショウナンパンド「ラ」

17年 3‐「4」

4枠=サクラアンプルー「ル」

18年 3‐「8」

8枠=メートルダー「ル」

⇒昨年は「5枠」のジャックドー「ル」が勝って、オカルト通りの結果に。「ロ」ーシャムパーク、「ロ」ードデルレイなどが出走してきたら、その枠番に注目ですね。

※「過去の重賞コンピ」で確認できる96年以降では…2016年までG2・産経大阪杯。17年から大阪杯としてG1に昇格。

※大阪杯のコンピ注目馬は29日に公開予定です。

【コンピ分析・細井厚志】

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【ドバイシーマC】リバティアイランド初海外戦へ態勢は万全「やれることの全てをやってきた」

ドバイシーマCに出走するリバティアイランドは前日調整を行った。右は川田騎手(撮影・桑原幹久)

ドバイシーマC(G1、芝2410メートル、30日=メイダン)に出走するリバティアイランド(牝4、中内田)は29日、メイダン競馬場のダートコースで最終調整を行った。

豊満な馬体を揺らし、落ち着いた様子でキャンター。コンビを組む川田騎手も世界初挑戦のパートナーの様子をラチ沿いからうかがっていた。

片山助手は「栗東に入ってから、日本の検疫そして空輸とメイダンの環境下での調整。少しの期間でたくさんの動きがある中で、全てにおいて彼女は対応してくれて学習してくれました。本当に、この時点ですごい馬だと思います。あともう1日、彼女にとって乗り越えないといけない日がありますが、やれることの全てをやってきたつもりですので、思い切って、楽しく走ってくれればと思います。現地まで来てくださる方々、日本にいる彼女を応援してくれる全ての方々の想いが1つになって、彼女を応援して、力を貸していただければばうれしく思います」と健闘を祈った。

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重賞2勝ロータスランドが退厩、今後は三嶋牧場で繁殖馬に 辻野師「よく頑張ってくれました」

退厩するロータスランドと送り出す橋本助手

22年京都牝馬Sなどを制し、29日付で競走馬登録を抹消となったロータスランド(牝7、辻野)が同日午前9時半頃、栗東トレセンを退厩した。今後は北海道浦河町の三嶋牧場で繁殖馬となる予定だ。

ポイントオブエントリー産駒で米国産の同馬は、19年9月に阪神でデビュー。21年に3連勝で米子Sを制すると、同年8月に関屋記念で重賞初制覇。22年京都牝馬S1着から臨んだ高松宮記念はナランフレグと首差の2着だった。その後も重賞で2度3着に食い込むなど、地力は健在でラストランとなった高松宮記念では5着に健闘した。

辻野師は「よく頑張ってくれた。7歳牝馬で、G1であそこまで走ってくれて。無事ならと思う気持ちと、まだやれるかなという気持ちがありますが、元気なうちに繁殖にあげられてよかったです。G1制覇は子どもに託したいと思います。厩舎の初めての重賞はこの馬でしたし、つめのトラブルもあって気をつけながらでしたが、一線級で走ってくれました」と話した。

通算成績は26戦6勝。重賞は21年関屋記念、22年京都牝馬Sの2勝。付加賞を含む総獲得賞金は2億6173万5000円。

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種牡馬リーチザクラウン肺水腫のため安楽死、18歳 武豊でダービー2着、産駒にキョウヘイなど

09年ダービー2着のリーチザクラウン(右)、左から2頭目は勝ったロジユニヴァース

競走馬、種牡馬として活躍したリーチザクラウン(牡、父スペシャルウィーク)が29日、けい養先のアロースタッド(北海道新ひだか町)で安楽死の処置が取られたことが分かった。死因は肺水腫。18歳だった。

現役時代は栗東の橋口弘次郎厩舎に所属し、武豊騎手とのコンビで09年のきさらぎ賞を勝ち、同年のダービーは同騎手を背にロジユニヴァースの2着。翌10年のマイラーズCでは安藤勝己騎手が手綱を取り重賞2勝目を挙げた。通算26戦4勝の成績だった。

13年に種牡馬となり、初年度産駒のキョウヘイが日刊スポーツ賞シンザン記念を制覇。クラウンプライドは22年のUAEダービーを制し、ケンタッキーダービー(13着)に挑戦した。

第76回日本ダービー 1着ロジユニヴァース、を追う2着リーチザクラウン(左)(09年5月撮影)
10年マイラーズC、トライアンフマーチ(左)をクビ差抑え勝利したリーチザクラウン
09年きさらぎ賞で3馬身半差をつけ完勝したリーチザクラウン

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【大阪杯】ステラヴェローチェ上昇ムード、北村助手「枠は気にしてない、リズム良く運びたい」

坂路でキャンター調整するステラヴェローチェ(2024年3月26日撮影)

大阪城Sで21年神戸新聞杯以来の勝利を挙げたステラヴェローチェ(牡6、須貝)は5枠9番に決まった。

北村助手は「枠は気にしてない。リズムよく運びたい」と伝える。金曜は坂路を1本。「追い切り後もダメージなくフレッシュ。調子は上がってきた」と状態は上向きだ。

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【大阪杯】ベラジオオペラ11番に上村師は笑顔「真ん中くらいが一番いい」鍵は当日の馬場状態か

逍遥馬道で運動するベラジオオペラ(2024年3月26日撮影)

昨年のダービー4着ベラジオオペラ(牡4、上村)は6枠11番となった。

上村師は「好枠。真ん中くらいが一番いいと思っていた」と笑顔。金曜は運動で体を動かし「仕上がりは言うことない。あとは馬場がどれだけ荒れるか」。当日の馬場状態が鍵となりそうだ。

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【大阪杯】リカンカブール8枠15番に「枠はどこでも」と杉浦助手 金曜はCウッド、坂路で調整

坂路コースをアストラカ(奥)と2頭併せで追い切るリカンカブール(手前)(2024年3月27日撮影)

リカンカブール(牡5、田中克)はCウッドと坂路で調教を行った。「枠はどこでもいいです」と杉浦助手。

事前発表の馬体重は前走より10キロ増の504キロだが、「(輸送などで)前走と同じぐらいでいけそうです。状態自体は悪くないですよ」とのこと。力を出せる状態にある。

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【大阪杯】プラダリア Cウッド→坂路で順調、平野助手「内外を見ながら」いける8番にも好印象

プラダリア(2024年3月21日撮影)

G2・3勝馬プラダリア(牡5、池添)は4枠8番からG1初制覇を目指す。平野助手は「内外を見ながらポジションを取れそう」と枠の印象を伝える。金曜はCウッドから坂路へ。

「順調に調整できている」と仕上がりは良好だ。前走で京都記念を制した勢いに乗り勝利を狙う。

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【大阪杯】エピファニーもまれる心配のない7枠14番、宮田師「ロスがあっても外枠は歓迎です」

杉原騎手を背にCウッド単走で追い切るエピファニー(2024年3月27日撮影)

G1初挑戦のエピファニー(牡5、宮田)は、望み通り外枠を引き当てた。前走同様に栗東に滞在し、杉原騎手が調教をつける。

宮田師は「スローでもまれるのが怖かったので、ロスがあっても外枠は歓迎です。栗東でも変わりなくきています」と順調ぶりを伝えた。

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【大阪杯】ルージュエヴァイユ理想は内枠も「立ち回りが上手なので距離ロスなく運びたい」黒岩師

坂路でキャンター調整するルージュエヴァイユ(2024年3月26日撮影)

ルージュエヴァイユ(牝5、黒岩)は長めをしっかり乗り込んで息を作り、体も引き締まってきている。

黒岩師は「内が良かったけど、立ち回りは上手だし距離ロスなく運びたい。前走は余裕を持って体を作った。2走前と同じくらいで出せる」と外枠にも前を向く。

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【皐月賞特集号】最注目はG1連勝狙う牝馬レガレイラ 4・3から順次発売

23年12月、ホープフルSを制したレガレイラとクリストフ・ルメール騎手(手前)

クラシック3冠の第1弾皐月賞は4月14日、中山競馬場で発走します。日刊スポーツでは3歳馬の熱い戦いに迫る「皐月賞特集号」(タブロイド判、オールカラー32ページ、定価450円)を4月3日(水)から順次発売します。

牡馬クラシックながら、今年の最注目は牝馬のレガレイラ。昨年末のホープフルSで強豪牡馬を撃破してG1を制しました。牝馬同士の桜花賞には向かわず、昨年末と同じ舞台で再びの牡馬撃破を狙います。

そんな牝馬の進撃に待ったをかけるのが朝日杯FS覇者で共同通信杯2着のジャンタルマンタル。ホープフルS&弥生賞と連続2着のシンエンペラーはビッグタイトルに照準を合わせます。共同通信杯を完勝した新星ジャスティンミラノも注目の素質馬。トライアルの勝ち馬に重賞タイトルを持つ実力馬たちもスタンバイし、激戦必至です。

皐月賞特集号では東西記者がかき集めた出走馬の最新情報をたっぷり掲載。予想に役立つデータ、連載、読み物も充実しています。

☆東京本社発行版☆

▼3日朝刊から販売=東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の主要コンビニエンスストア(=以下CVS)。

4日夕方から販売=宮城県・山形県の主要CVS

5日夕方から販売=新潟県・福島県の主要CVS

9日夕方から販売=青森県・秋田県・岩手県の主要CVS

※配送ルートにより一部地域で遅れが発生します。何とぞご了承ください。

☆大阪、名古屋、西部各本社発行版☆

▼3日=愛知・岐阜・三重各県の主要CVSおよびJR・私鉄・地下鉄の主要売店。福井・石川・富山の各県、近畿・中国・四国地区のキヨスク、地下鉄、私鉄主要売店、CVS(一部駅売店CVS除く)

▼4日=福岡県、長崎県北部地区、熊本県、宮崎県の主要CVS(一部地域は除く)

☆北海道本社発行版☆

▼3日から販売=北海道の主要キヨスク、CVS(一部駅売店CVS除く)

※ASA(朝日新聞販売所)でも販売します

【通信販売】

〈インターネットでの申し込み方法〉

▼1部450円×希望部数+宅配便送料1100円

▼お申し込みサイト

〈インターネット以外でのお申し込み方法〉

▼1部450円×希望部数+送料、封入発送手数料1部210円、2~4部580円、5部以上1100円(宅配便)

▼お申し込み方法

●東京本社=郵便振替でお支払いください。振替用紙の通信欄には、特集号名、希望部数、郵便番号、住所、氏名、電話番号を必ず記入の上、郵便局で払い込みください。

【郵便振替口座番号】00140-2-769456 

【加入者名】日刊スポーツ新聞社販売局(品切れの際は切手を返送致します)

●大阪、名古屋、西部各本社=合計金額分の切手を封筒に入れ、お客さまの郵便番号、住所、氏名、電話番号、希望号名、希望部数を必ず記入の上、郵送してください。〒530・8334(住所不要)日刊スポーツ新聞社販売局「皐月賞特集号」係(品切れの際は切手を返送致します)

※各本社発行版ともに先着順です。商品到着まで1週間~10日間かかる場合があります

◆お問い合わせ

北海道日刊スポーツ新聞社販売局 (電話)011・242・3910

東京日刊スポーツ新聞社販売局  (電話)0120・81・4356

日刊スポーツ新聞名古屋本社販売部(電話)052・231・1180

日刊スポーツ新聞大阪本社販売局 (電話)06・6229・7384

日刊スポーツ新聞西部本社販売部 (電話)092・436・8712

※いずれも平日午前11時~午後5時。

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【大阪杯】ソールオリエンスB着用で復権へ、手塚師10番枠に「極端な枠ではなく、いいと思う」

28日、運動するソールオリエンス

皐月賞馬ソールオリエンス(牡4、手塚)は10番枠を引き当てた。

手塚師は「極端な枠ではないしいいと思います。ジョッキー(横山武騎手)、普段調教に乗っている嶋田(騎手)の意見も参考に、ブリンカーを着けることにしました」と話した。金曜朝は坂路を1本上った。

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【大阪杯】ハヤヤッコ国枝師は4番枠を歓迎「道中ロスなく運んで、しまい頑張らせてくれたら」

28日、厩舎周りで運動するハヤヤッコ

白毛の8歳馬ハヤヤッコ(牡8、国枝)は好枠4番から一発を狙う。

攻め駆けしないタイプだが、実戦に行けばラストは差を詰める。国枝師は「4番なら問題ないよ。前には行けないだろうから、道中ロスなく運んで、しまい頑張らせてくれたらいい」と納得の表情だ。

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【大阪杯】タスティエーラDDSPの症状なく体調良好、堀師「年齢を重ねて改善してきている」

27日、ウッドチップで追い切るタスティエーラ

ダービー馬タスティエーラ(牡4、堀)は3番枠から復権を目指す。

金曜はダートのEコースで軽めの調整にとどめ翌日の長距離輸送に備えた。堀師は「今回は追い切り後DDSP(軟口蓋背方変位)の症状を1回も出していない。年齢を重ねて改善してきている」と体調は良好だ。

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【大阪杯】ローシャムパーク精神面で余裕、田中博師「様子はいいですね」金曜は坂路を大きめ

27日、ローシャムパーク(左)はターコイズフリンジと併せて追い切られた

ローシャムパーク(牡5、田中博)は金曜朝、体を大きく使って坂路を上がった。

田中博師は「様子はいいですね。精神的な余裕が見られたので金曜も乗って前日輸送に予定を変更しました。内枠からでも勝ってくれているし、後はジョッキーに任せます」と戸崎騎手の手綱に期待した。

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【大阪杯】ジオグリフ皐月賞以来の勝利へ、木村師「前走同様いいコンディションで出せそう」

28日、栗東トレセンで運動するジオグリフ

中山記念3着ジオグリフ(牡5、木村)は内枠からの発走となり、イクイノックスに勝った22年皐月賞以来の勝利を狙う。

木村師は「前走同様いいコンディションで出せそうです。決まった枠で、ジョッキーがうまく競馬をしてくれれば」と初コンビの北村宏騎手に託す。

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【ドバイターフ】ドウデュース好馬体揺らし調整、友道師笑顔で「筋肉もぷりっぷりですよね」

ドバイターフに出走するドウデュースは前日調整を行う(撮影・桑原幹久)

ドバイターフ(G1、芝1800メートル、30日=メイダン)に出走するドウデュース(牡5、友道)はレース前日の29日、メイダン競馬場のダートコースで最終調整を行った。

血管が浮き出るほどの好馬体を揺らして馬場へ登場。ゆったりと心身を整えるようにキャンターを行い、順調ぶりをうかがわせた。友道師は「すごく落ち着いていて問題ないと思います。国内最終追いでも、こっちに来てからのいい動きで筋肉もぷりっぷりですよね」と笑顔を見せた。

昨年はレース前日に無念の出走取り消し。「1年待ったからね。みんなも思っていると思うし、豊ジョッキーが一番思いが強いんじゃないかな。ようやくここまでたどり着いたので頑張ってほしいですね」と力を込めた。

ドバイターフに出走するドウデュースは前日調整を行う(撮影・桑原幹久)

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【ドバイワールドC】デルマソトガケはスピード感十分、音無師「我慢させて1周で終わりました」

ドバイワールドCに出走するデルマソトガケは前日調整を行う(撮影・桑原幹久)

ドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、30日=メイダン)に出走するデルマソトガケ(牡4、音無)はレース前日の29日、メイダン競馬場のダートコースで最終調整を行った。

ウシュバテソーロとともに馬場へ姿を現すと、スピード感あふれる動きでダートを1周。夜明け前を照らす照明に筋肉の張り、つやが映えていた。音無師は「今日は我慢させて1周で終わりました。そんなにやりたくないのでね。よかったですね」とうなずいた。

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【ドバイワールドC】ウシュバテソーロはダート調整 高木師「いい状態で臨めると思います」

ドバイワールドCに出走するウシュバテソーロは前日調整を行う(撮影・桑原幹久)

ドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、30日=メイダン)で史上2頭目の連覇を狙うウシュバテソーロ(牡7、高木)はレース前日の29日、メイダン競馬場のダートコースで最終調整を行った。

ゆったりと1周した後、やや速めのキャンターで軽快な脚取りを見せた。高木師は「無事にいい感じに来ていますね。昨日よりちょっと強めで走る気満々で順調に来ています。走りたがるくらい気合が乗っていますね」と納得の表情。「サウジカップのダメージはありましたが立ち直って、連覇に向けて去年と変わらずいい状態で臨めると思います。応援よろしくお願いします」と万全の態勢で大一番に臨む。

ドバイワールドCに出走するウシュバテソーロは前日調整を行う(撮影・桑原幹久)

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【ドバイシーマC】ディープ最終世代オーギュストロダンが今年初戦、次走以降はダート挑戦が浮上

ダートコースで調整するオーギュストロダン(撮影・桑原幹久)

名将A・オブライエン師がディープインパクト産駒最終世代のオーギュストロダンをドバイシーマCに送り出す。

昨年は英愛ダービー、愛チャンピオンS、BCターフとG1・4勝。種牡馬入りも検討されたが現役を続行し、今年初戦をドバイで迎える。次走以降はダート挑戦が浮上し、8月のホイットニーSが候補に挙がる。師は「彼はダートでも素晴らしい動きをする。非常に珍しい行動をする馬なので、このシーズンがどのように進むかを見るのは非常に興味深い」と期待する。

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【桜花賞】クイーンズウォーク、力強い走り11秒5 福永助手「もう一段体調は上向いてくる」

Cウッドをロードプレジール(左)と併せ馬で追い切るクイーンズウォーク(撮影・白石智彦)

<桜花賞:1週前追い切り>

クイーンCを制したクイーンズウォーク(牝3、中内田)が28日、牝馬クラシック1戦目の桜花賞(G1、芝1600メートル、4月7日=阪神)に向けて1週前追い切りを行った。

Cウッドでロードプレジール(古馬3勝クラス)と併せ馬。大きく追走する形で最後は半馬身遅れたが、力強い走りを披露した。時計は6ハロン84秒5-11秒5。福永助手は「1週前追い切りを予定通りに行うことができたことでもう一段、体調は上向いてくるとみています」。半兄グレナディアガーズに続き、きょうだいG1制覇を目指す。

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【皐月賞】ジャスティンミラノ馬なりで3馬身先着 大江助手「相変わらずいいフットワーク」

ジャスティンミラノ(左)はCウッドでダンテスヴューと併せ馬で追い切られた(撮影・白石智彦)

<皐月賞:2週前追い切り>

無傷の2連勝で共同通信杯を制したジャスティンミラノ(牡3、友道)が28日、皐月賞(G1、芝2000メートル、4月14日=中山)に向けて2週前追い切りを行った。

Cウッドで藤岡康騎手(レースは戸崎騎手)を背に、ダンテスヴュー(古馬オープン)と併せて馬なりで3馬身先着した。時計は6ハロン84秒9-11秒4。大江助手は「2週前としては素晴らしい動きでした。相変わらずいいフットワークをしていますし、そのフットワークも強くなっています。走りのバランスも良くなって、1戦ごとに良くなっていると思います」。無傷でのG1制覇を狙う。

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【大阪杯】ベラジオオペラが“細心の木曜追い” 上村師「前走よりピリッとしていい状態」

Cウッドコースを併せ馬で追い切るベラジオオペラ(左)

<大阪杯:追い切り>

重賞2勝馬ベラジオオペラ(牡4、上村)が「細心の木曜追い」でG1奪取への態勢を整えた。

Cウッドでセオ(古馬3勝クラス)を追走して馬なりのまま内から首差先着。持ち前のダイナミックなフットワークで余力十分に駆け抜けた。手綱をとった上村師は「思った通りにできた。細心の注意を払っていい追い切りができた。前走よりピリッとしていい状態」と満足を口にした。

当初は前日27日に追い切りを予定していた。だが、雨で不良まで悪化した馬場を嫌って当日に1日延期を決めた。トレーナーは「1週前に(6ハロン80秒9-11秒2で)しっかりやったし、なるべく負担のかからない最終調整がしたかった」と説明。臨機応変の判断でオーバーワークを避けた。

ダービーでタイム差なしの4着の実績に加え、阪神2000メートルでは2走前にチャレンジCを制している。「操作性の高さとセンスの良さが武器。うちの厩舎で一番G1に手が届く1頭」。直前まで万全の準備を積み重ね、厩舎初のG1タイトル獲得を目指す。

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【ドバイ最前線】世界が注目!ドウデュース&リバティアイランド 豪競馬記者に聞いてみた/連載

「ワールドホースレーシング」のホーキンス記者(右)とドバイで再会し記念撮影をする桑原記者

<ドバイ最前線(4)>

【ドバイ(UAE)28日=桑原幹久】ドバイWCなど日本で馬券を発売する4競走の枠順が28日に確定した。海外初取材の東京・桑原幹久記者が担当する「ドバイ最前線」第4回は、海外競馬に精通するオーストラリアのアンドリュー・ホーキンス記者に突撃取材。4カ月ぶりの再会に浸る間もなく? 自身の予想的中に向け、ドバイWCなど3レースの見解を聞き出した。今年のメイダン競馬場の芝、ダートコンディションも紹介する。

   ◇   ◇   ◇   

日本勢の調教が一段落した午前7時頃、多数の海外メディアから見覚えのある顔を発見した。小走りで駆け寄り「エクスキューズミー」と声をかけると「オー! アイリメンバーユー!」と肩をたたいてくれた。相手はホーキンス記者。世界を飛び回り、競馬記者歴は16年。昨年11月、美浦トレセンの見学に訪れた同記者を取材したことがあった。雑談でも…と思ったが、余裕は皆無。「レースの見解を聞きたくて…」と困り顔を見せると「OK!」と快諾してくれた。

まずはドバイターフ。

ホーキンス記者 ドウデュースはイクイノックスを倒した馬の1頭として世界から注目されている。武豊騎手も有名。海外でもう1度勝ってほしいと思う記者は世界中にいると思う。ロードノースは3連覇中だけど正直衰えは否めない。ドウデュースとナシュワがいい勝負をすると思うよ。

続いてドバイシーマC。

ホーキンス記者 リバティアイランドは特別に素晴らしい馬。オークスの時のような走りをしたら間違いなく勝つだろう。オーギュストロダンはドバイの時計の速い馬場が合いそう。エミリーアップジョンはリバティと同じくらいの強さを持っているけど、不安定なところがある。日本勢の上位独占もあり得ると思う。

心強い…。最後はドバイワールドC。

ホーキンス記者 各馬にチャンスがあって予想が難しいね。注目すべきはカビールカーン。カザフスタン、ロシアとパート1国以外からここにたどり着くのは珍しいこと。米国勢ではニューゲートが面白い。セニョールバスカドールは距離延長が少し疑問。

サウジC覇者を疑問視とは鋭い視点。

ホーキンス記者 デルマソトガケ、ウシュバテソーロ、カビールカーン、ローレルリバー。この4頭に絞る。地元のローレルが逃げて、デルマ、カビールも好位から。ウシュバやカビール、デルマが捉えるか、ローレルが止まらないか。現状ではウシュバを推すけど非常に難しいレースだね。

「ローレルリバー!?」と超大穴馬の名に思わず声を上げると「ハッハッハ。健闘を祈るよ」と笑顔で返された。日本勢の活躍は願うが、予想は別物。現地取材の強みを生かして、締め切り間際まで頭を悩ませたい。(つづく)

■芝の状態は

「硬い」「時計が速い」との声が多数だ。川田騎手が「今年の芝がとても硬いなというのが第一印象ですね」と話せば、ルメール騎手も「馬場は速い。風が強いから下が結構硬い。去年より硬いみたい。スターズオンアースは日本の速い馬場で結果を残しているから問題ない」と感触を口にする。馬場に精通する関係者によれば、日本の芝より丈が長く密度も濃い。例年だとドバイのクッション値はJRAが日本で発表している「8」前後で「雨上がりの良馬場」に近いという(写真)。実際に芝を触ると「長くてねちっこい」という印象だが、ジョッキーらの感触通りに時計勝負ならスピード水準の高い日本馬が優勢か。

■ダートの状態は

今月上旬の大雨の影響で地盤が固まり、昨年以上にスピードを求められそうだ。ルメール騎手は「前が止まりづらいしスピードが大事」、ウィルソンテソーロの追い切りに騎乗した原騎手は「昨年来た人に聞くと、今年は路盤が硬くて芝馬向きの馬場だそうです。ウィルソンには合うと思います」と話していた。実際に手を入れると、砂は軽く、風でさらさらと飛んでいった。ただレース当日は頻繁に水をまくそうで、ウシュバテソーロで連覇を狙う川田騎手は「話は聞いた上で乗りましたけど、個人的にはさほどの違いは感じなかったので心配することはないと思います」と意に介さなかった。

ドバイターフに向けて追い切られたドウデュース(撮影・桑原幹久)
ドバイシーマCに向けて川田騎手を背に追い切ったリバティアイランド(撮影・桑原幹久)

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【大阪杯】タスティエーラは2枠3番、ソールオリエンスは5枠10番 枠順確定

タスティエーラ(2024年3月撮影)

大阪杯(G1、芝2000メートル、31日=阪神)の枠順が29日、下記の通り確定した。

<大阪杯:確定枠順>

1枠1番 ミッキーゴージャス

1枠2番 ローシャムパーク

2枠3番 タスティエーラ

2枠4番 ハヤヤッコ

3枠5番 スタニングローズ

3枠6番 ジオグリフ

4枠7番 ハーパー

4枠8番 プラダリア

5枠9番 ステラヴェローチェ

5枠10番 ソールオリエンス

6枠11番 ベラジオオペラ

6枠12番 キラーアビリティ

7枠13番 ルージュエヴァイユ

7枠14番 エピファニー

8枠15番 リカンカブール

8枠16番 カテドラル

ソールオリエンス(2024年3月撮影)

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【ドバイWC】ウィルソンテソーロ原優介騎手、希望の外枠にガッツポーズ「欲しい枠を引けた」

ドバイワールドCに出走するウィルソンテソーロ枠順抽選で希望の外枠を引きガッツポーズする原騎手(左)

ドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、30日=メイダン)の枠順が27日(日本時間28日)、確定した。

ウィルソンテソーロ(牡5、小手川)は希望の外枠、12頭立ての11番ゲートを確保した。残り4枠から原騎手自らくじを引き、発表直後にガッツポーズ。「最初からどのくじを引くか決めていました。もまれない外枠が希望で、10番辺りが欲しいと思っていた中での11番だったので、欲しい枠を引けたなという感じです」と笑みをこぼした。

◆陣営コメント

ウシュバテソーロ(川田騎手)それほど悪くないですが、後ろから運ぶ馬なのでどの枠順でも変わりません。

ドゥラエレーデ(ムルザバエフ騎手)キックバックを嫌うところがあるので外目の枠が理想でしたが、3番ゲートになったので、特にスタートには気をつけたいと思います。

デルマソトガケ(ルメール騎手)あまり無理をせずに最初のコーナーに向かうことができるので、この枠はいいと思います。

〈ドバイワールドC〉(左からゲート番、馬名、馬番)

(1)クルーピ(馬番2)

(2)カビールカーン(馬番6)

(3)ドゥラエレーデ(馬番5)

(4)ミリタリーロー(馬番8)

(5)ウシュバテソーロ(馬番11)

(6)ニューゲート(馬番9)

(7)クラプトン(馬番1)

(8)デルマソトガケ(馬番4)

(9)ディファンデッド(馬番3)

(10)セニョールバスカドール(馬番10)

(11)ウィルソンテソーロ(馬番12)

(12)ローレルリバー(馬番7)

ドバイワールドCの枠順が決定した

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【ドバイ便り】“赤い悪魔”育てた名将と感激のツーショット、これで予想の分析力もアップ?

ドバイシーマCに出走する所有馬の動きを視察した元マンU監督のファーガソン氏(右)と桑原記者(左)

ドバイにサッカー界の超大物が現れました。

本番2日前の28日は早朝からじめっとした空気。午前7時ごろからようやく朝日が昇り、心地よい風を浴びていると、赤い帽子をかぶった年配の方に多くのメディアが群がっていました。様子をうかがうと、輪の中心には元マンチェスター・U監督のサー・アレックス・ファーガソン氏の姿が。

聞けば自身が所有し、ドバイシーマCに出走予定のスピリットダンサー(セン7、R・フェイヒー)の調教を見学に来たとのこと。マンチェスターUを27年間指揮し、プレミアリーグ優勝13回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回を誇る名将で、ベッカム、スコールズ、ギグスなど名選手を育て上げ“レッドデビルズ(赤い悪魔)”を作り上げた熱血漢。どんな人だろうと興味を持って耳を傾けると「ドバイで出走できることは素晴らしいことだよ」と穏やかな口調で笑みを浮かべていました。

現在82歳の名将は競走馬の生産から携わっており、スピリットダンサーは自家生産馬。3走前はバーレーンでG2勝ち、2走前は当地メイダンでG1・4着、前走はサウジでネオムターフC(G2、芝2100メートル)に参戦し差し切り勝ちと中東連戦で結果を出しています。調教を見た同氏は「走りはファンタスティックだったね。相手は強くなるけど、いろんな部分で楽しみですよ」と今回も好走を期待していました。

この日は他国の有力陣営の様子を取材しようと試みましたが、芳しい成果は得られず。それでも世界的な著名人の話を聞き、ご厚意でツーショットまで撮らせてもらったのは一生の宝物です。リバティアイランド、スターズオンアース、ジャスティンパレスの日本勢に加え、オーギュストロダン、エミリーアップジョンと世界の強豪が集ったシーマC。これから予想に入りますが、スピリットダンサーの取捨選択をファーガソン氏級? の分析力で、慎重に見極めたいと思います。【桑原幹久】

ドバイシーマCに出走する所有馬の動きを視察した、マンU元監督のファーガソン氏(撮影・桑原幹久)