日刊スポーツ

ローマ、モウリーニョ監督解任を発表 後任はクラブのレジェンド、デロッシ氏

ローマ、モウリーニョ監督解任を発表 後任はクラブのレジェンド、デロッシ氏

解任されたモウリーニョ監督(ロイター)

セリエAのローマは16日、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任を発表した。60歳の同監督は21年に就任し、1季目に欧州カンファレンスリーグ優勝に導いた。3季目の今季はここまで8勝5分け7敗の9位となっている。後任は長年ローマで活躍し、20年に引退したダニエレ・デロッシ氏(40)に決まった。

モウリーニョ氏は過去にレアル・マドリード(スペイン)など強豪クラブの監督を歴任し、多くのタイトルを獲得。近年はイングランド・プレミアリーグのチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トットナムでシーズン途中に解任されている。

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イタリア杯でユベントス快勝、5大会連続4強入り 準決勝で鎌田大地所属のラツィオと対戦

チーム2点目を決めて喜ぶユベントス・ミリク(AP)

イタリア・カップは11日、準々決勝の1試合が行われ、ユベントスがポーランド代表FWミリク(29)のハットトリックなどでフロジノーネに4-0で快勝し、5大会連続で4強進出を決めた。4月の準決勝でMF鎌田大地が所属するラツィオとホームアンドアウェー方式で戦う。

ミリクは前半11分にPKを決めて先制すると、同38分にもクロスに走り込んで加点。後半3分にもフリーでパスを受けてネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

ユベントスで歴代3位となる公式戦通算400試合目の指揮となったアレグリ監督は「いい試合をして観客を楽しませてくれた選手に感謝したい」と語った。

クラブの最多指揮はトラパットーニ監督の596試合。リッピ監督が405試合で続き、アレグリ監督は2006年FIFAワールドカップ(W杯)でイタリア代表を優勝に導いた名将の記録にあと5試合と迫っている。

チーム3点目を決めて喜ぶユベントス・ミリク(AP)

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鎌田大地は出番なしもラツィオは準決勝進出 イタリア杯

鎌田大地(2023年11月16日撮影)

<イタリア杯:ラツィオ1-0ローマ>◇準々決勝◇10日

サッカーのイタリア・カップ準々決勝で10日、鎌田大地の所属するラツィオがローマとのダービーマッチを1-0で制し、準決勝に進出した。鎌田はベンチ入りしたが出番はなかった。(共同)

ローマとのダービーマッチで盛り上がるラツィオサポーター(ロイター)
ラツィオとのダービーマッチで盛り上がるローマサポーター(ロイター)

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ラツィオ鎌田大地のパス成功率64%…本領発揮できずに前半のみで退く チームは3連勝

ウディネーゼのロブリッチ(左)と競るラツィオ鎌田大地(AP)

<セリエA:ウディネーゼ1-2ラツィオ>◇第19節◇7日◇ウディネ

ラツィオのMF鎌田大地(27)はアウェーのウディネーゼ戦に先発出場し、1-0の前半のみで退いた。主力のMFルイス・アルベルトの負傷で2試合連続の先発となったが、本来の力を発揮できなかった。チームは2-1で勝って3連勝とした。

前半12分、DFペッレグリーニの直接FKで幸先よく先制。鎌田は18分に左からのクロスを頭で合わせたが、シュートは大きく枠を外れた。40分には自陣左サイドで相手を後方から抑えつけてイエローカード。味方と連係できず、セリエAの公式データによれば、パス成功率は64%にとどまった。

試合は後半14分に同点に追い付かれたが、鎌田に代わって後半から出場したMFベシーノが31分に決勝ゴールを決めて競り勝った。

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ラツィオは鎌田大地が交代後に3-1で逆転勝ち、鎌田は66分間でプレー機会は先発最少26回

鎌田大地(2023年11月16日撮影)

<セリエA:ラツィオ3-1フロジノーネ>◇第18節◇29日◇ローマ

ラツィオのMF鎌田大地(27)はホームのフロジノーネ戦に先発し、0-1の後半21分までプレーした。交代後にチームは3-1で逆転勝ち。2連勝で8位に浮上した。

鎌田はボールに触れる機会が少なかった。フリーでパスを要求してもボールが回ってこないシーンも見られた。前半26分に単独で中央突破を試みてペナルティーエリア外から左足でシュートを放つも相手にブロックされた。主力のMFルイス・アルベルトの負傷欠場で巡ってきた先発機会だったが、味方とかみ合わず、好機に絡むことはできなかった。

セリエAの公式スタッツによると、鎌田は66分間の出場でプレー機会は先発した選手では最少の26回。前半は20回あったが、GKプロベデルの21回よりも少なかった。今季の鎌田はリーグ戦15試合の出場で先発は7試合。1得点1アシストとなっている。

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ラツィオ鎌田大地にニューカッスルが触手?「中盤の補強の候補」地元メディア報じる

ラツィオ鎌田大地(ロイター)

ラツィオMFで日本代表の鎌田大地(27)のプレミアリーグニューカッスルへの移籍話が浮上した。

26日ニューカッスルの地方媒体クロニカル・ライブによると「中盤の補強を目指すチームとして鎌田は候補の1人として名前が挙がっている。他にはユベントスFWアドリアン・ラビオも候補者の1人」という。

ニューカッスルは昨シーズン4位で今シーズンは欧州チャンピオンズリーグに出場している。しかし主力MFサンドロ・トナリが10月にサッカー賭博に関わった疑いで、出場停止10カ月の処分を受けており、中盤の補強が必要となった。

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ラツィオ、主力2人前半途中に負傷交代の緊急事態も白星 鎌田は前半途中出場でシュート2本不発

ゴールを決めて喜ぶラツィオのマッテオ・グエンドウジ(AP)

<セリエA:エンポリ0-2ラツィオ>◇第17節◇22日◇エンポリ

ラツィオのMF鎌田大地(27)はアウェーのエンポリ戦で1-0の前半26分から途中出場した。試合は2-0で勝って、リーグ戦3試合ぶりの白星となった。

チームは前半9分に幸先よく先制したが、前半途中に主力2人が負傷交代。22分にFWインモービレが足を痛めて自ら交代を申し出てFWカステジャーノスと交代。その4分後にはMFルイス・アルベルトも負傷し、鎌田が急きょピッチに立った。

鎌田は前半40分過ぎに力強くドリブルで持ち上がって右足でシュートを放ったが、DFにブロックされた。2-0の試合終了間際にもペナルティーエリア内から味方のパスを右足ダイレクトで狙うが、これもDFに当たってゴールはならなかった。

負傷してフィールドを去るラツィオのインモービレ(AP)

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ラツィオ鎌田大地は先発で積極プレーも及ばず…チームはインテルに0-2完敗、11位に後退

インテル・ミラノ千二出場したラツィオ鎌田大地(AP)

<セリエA:ラツィオ0-2インテル・ミラノ>◇17日◇ローマ◇第16節

日本代表MF鎌田大地(27)の所属するラツィオは、ホームでインテル・ミラノに0-2と敗れた。

欧州チャンピオンズリーグで16強に進出した2チームによる対戦。鎌田は4-3-3の左インサイドハーフで先発出場し、後半20分までプレーした。豊富な運動量でペナルティーエリアまで走り、シュートを狙う場面はあったが、決定的なチャンスはつくれなかった。

試合は前半40分にバックパスをFWラウタロ・マルティネスにかっさらわれて失点。後半21分にはラウタロ・マルティネスのパスからFWテュラムに流し込まれた。後半41分にDFラッツァーリが一発レッドで退場するなど、ラツィオはいいところなく敗れ、11位に後退した。

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ラツィオ鎌田大地、公式戦3試合ぶりに先発出場 1―0勝利でイタリア杯ベスト8進出

ラツィオ鎌田大地(ロイター)

<イタリア杯:ラツィオ1-0ジェノア>◇ラウンド16◇5日

セリエAのラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地が、5日に行われたイタリア杯のジェノア戦で公式戦3試合ぶりに先発出場した。

鎌田は後半36分までプレー。後半5分には自身も左サイドからの崩しに関わり、得点チャンスを作った。また14分にはワンツーのパス交換でペドロの得点機を演出したが、惜しくもゴールにはつながらなかった。

試合は開始5分にラツィオが先制点を奪い、そのまま1-0で勝利しベスト8へ進出した。

ゴールを決めて喜ぶラツィオのマテオ・ゲンドゥージ(AP)

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ラツィオ鎌田大地、後半11分から出場しパス成功率100% チームはリーグ戦4試合ぶりの勝利

ボールを競るラツィオの鎌田大地(AP)

<セリエA:ラツィオ1-0カリャリ>◇第14節◇2日◇ローマ

ラツィオのMF鎌田大地(27)はホームのカリャリ戦で1-0の後半11分から出場した。前半27分に相手に退場者が出たこともあって、セリエAの公式データによると、鎌田は18本のパスを出して成功率100%を記録した。

試合終了間際には自陣からドリブルで持ち上がって前線にラストパス。受けたFWカステジャーノスがペナルティーエリア内から右足でシュートを放ったが、ゴールはならなかった。

試合はそのまま1-0で終了。リーグ戦4試合ぶりの勝利で、6勝2分け6敗と五分の星に戻した。

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ポグバに「ファン失望」出場停止中にユベントスの首位インテル戦を観戦せず、アブダビでF1観戦

ポール・ポグバ(2018年7月10日)

ドーピング違反で暫定的出場停止処分を受けているユベントスMFポール・ポグバ(30)が、セリエAの首位決戦のユベントス-インテル・ミラノ戦の観戦をパスして、F1会場のアブダビに訪れたことで、批判を受けている。

「フットボール・イタリア」は26日に「ポグバはイタリアダービーの代わりにF1レースを見に行った。ユベントスのファンは大きく失望している」と報じた。

ポグバは8月20日に実施したドーピングテストで陽性となり、現在は試合に出場できない状況だ。しかしベンチ入りは禁止されても、ホームの試合はスタンド観戦するのが慣例となっている。しかも2位ユベントスと首位インテル・ミラノの直接対決だっただけに、ポグバのF1観戦が大きく目立ってしまった。

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ナポリFWオシメンがプレミアリーグ歴代最高移籍金200億円でアーセナルとチェルシーが競合か

※写真はイメージ

セリエAのナポリFWビクター・オシメン(24)が、プレミアリーグ歴代最高額で移籍する可能性が浮上した。英国メディア「チームトーク」は26日に「アーセナルがチェルシーとともにオシメン獲得に乗り出した」と報じた。

ナイジェリア代表のオシメンは昨シーズン、39試合31得点5アシストでナポリ優勝を牽引した。今シーズンもこれまで11試合6得点2アシストと好調を維持している。20年に7000万ユーロ(約32億円)で加入したナポリとは、25年夏まで契約を残している。

「チームトーク」によると「アーセナルが新しいFW(オシメン)獲得へ巨額な資金を用意した」と伝え、さらに「チェルシーは18か月間、オシメンを追跡している。彼はトップターゲット」といい「ナポリが提示する金額は裁定でも1億2000万ポンド(約200億円)」と報じた。

アーセナルとチェルシーが競争し、ナポリが要求する金額がさらにつり上がる可能性があるが、1億2000万ポンドは、チェルシーMFカセイドの1億1500ポンドを超え、プレミアリーグ史上最高額の移籍金となるという。

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ACミランはリーグ戦5試合ぶり白星、15歳260日のFWカルマダがセリエA最年少デビュー

ピッチに立つACミランのフランチェスコ・カマルダ(AP)

<セリエA:ACミラン1-0フィオレンティナ>◇第13節◇25日◇ミラノ

ACミランの15歳FWフランチェスコ・カマルダがホームのフィオレンティナ戦で後半38分からセリエA初出場。15歳260日での出場はセリエAの最年少記録となった。これまでの記録は21年にボローニャのDFウィズダム・アメイがマークした15歳274日だった。

チームは前半終了間際にフランス代表DFテオ・エルナンデスが決めたPKで先制。これが決勝点となり、リーグ戦では5試合ぶりの白星を挙げた。

ボールに向かうACミランのフランチェスコ・カマルダ(AP)
試合に勝利し喜ぶフランチェスコ・カマルダ(中央右)らACミランの選手たち(AP)

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日本代表を負傷離脱のラツィオ鎌田大地、セリエA初のフル出場も…最下位に逆転負け

日本対ミャンマー 前半、得点を決め喜ぶ鎌田大地(2023年11月16日撮影)

<セリエA:サレルニターナ2-1ラツィオ>◇第13節◇25日◇サレルノ

ラツィオのMF鎌田大地(27)はアウェーのサレルニターナ戦にリーグ戦で9試合ぶりに先発し、初めてフル出場した。

チームは前半43分にFWインモビレのPKで先制したが、後半に2点を奪われ最下位に低迷するチームに1-2で逆転負け。5勝2分け6敗と黒星が先行し、勝ち点17で暫定10位となった。

鎌田はインサイドハーフとして先発。1-1の後半21分、相手の直接FKからのトリックプレーに寄せるも、元イタリア代表MFカンドレーバに強烈な右足ミドルシュートをたたき込まれて勝ち越しを許した。主力のMFルイス・アルベルトが出場停止だったこともあってリーグ戦では約2カ月ぶりに先発したが、チームの勝利に貢献できなかった。

日本代表ではW杯アジア2次予選の初戦だった16日のミャンマー戦で前半27分に左足でミドルシュートを決めたが、腰を痛めて前半のみで交代。2戦目の21日のシリア戦前に途中離脱していた。

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【セリエA】ユベントス、賭博違反で7カ月出場停止のMFファジョーリと28年6月まで契約延長

※写真はイメージ

セリエAのユベントスは14日、賭博違反でイタリアサッカー連盟から7カ月間の出場停止処分を受けたMFニコロ・ファジョーリ(22)との契約を28年6月末まで延長したことを発表した。

ユベントスは、ギャンブル依存症を認めたファジョーリに対し、追放直後からサポートを表明。26年に満了する契約を更新することで、信頼を形で示した。ファジョーリはユベントスの下部組織出身の有望株で、10月にギャンブル依存症の治療を受ける内容の司法取引に連盟と合意していた。

【セリエA】4位ナポリのガルシア監督解任 後任は13年まで指揮のマッツァーリ氏復帰

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)で昨季王者のナポリは14日、今季就任したガルシア監督の解任を発表した。

新監督には2013年まで指揮を執ったマッツァーリ氏が復帰した。ナポリは首位のインテル・ミラノと勝ち点10差の4位。

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ラツィオ鎌田大地は終盤だけ出場、リーグ戦8試合連続で先発なく ローマダービーは0-0ドロー

途中出場したラツィオの鎌田大地(右)(AP)

<セリエA:ラツィオ0-0ASローマ>◇12日◇ローマ

ローマダービーは両者譲らず、スコアレスドローに終わった。

ラツィオの日本代表MF鎌田大地(27)はベンチスタートとなり、後半37分から出場したが、見せ場はつくれなかった。

リーグ10位と低迷するチームにあって、8試合連続で先発出場がない。中盤の先発メンバーには10番を背負うMFルイス・アルベルトが不動の上、フィジカル面に優れた選手が重用されている。

現地のイタリアメディアには今季限りでの退団を示唆する報道が出るなど、厳しいシーズンを過ごしている。

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セリエAでイブラヒモビッチ1得点1アシスト「彼は僕より力強い」同姓の名選手に憧れる17歳

得点を祝うフロジノーネのイブラヒモビッチ(AP)

<セリエA:フロジノーネ2-1エンポリ>◇第11節6日◇フロジノーネ

フロジノーネの17歳FWアリヨン・イブラヒモビッチがセリエA初先発で1得点1アシストと活躍し、チームを2-1の勝利に導いた。

AP通信によると、17歳のドイツ人アタッカーは今季の欧州5大リーグで得点とアシストを同時に記録した最年少の選手となった。

後半13分にMFクニーの先制点を左クロスでアシストすると、後半29分には味方2人がつないだ左サイドからのボールを右足で蹴り込み、セリエA初ゴールをマークした。

今夏にバイエルン・ミュンヘンから期限付き移籍で加入。ドイツ王者の一員として7月に行われた日本でのプレシーズンマッチにも参加し、J1川崎フロンターレ戦で途中出場した。U-19ドイツ代表としても活躍する。

セリエAのユベントス、インテル・ミラノ、ACミランで活躍し、今年6月に現役を引退した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(42)に憧れて育ったという。試合後には「もちろん私のアイドル。でも彼は僕よりも力強いです」と笑顔で話した。

アリヨン・イブラヒモビッチ(2023年撮影)

ラツィオ鎌田大地は終盤から出場も見せ場作れず アウェーでボローニャに0-1、4試合ぶり黒星

<セリエA:ボローニャ1-0ラツィオ>◇3日◇ボローニャ◇第11節

ラツィオMF鎌田大地(27)はリーグ戦7試合連続のベンチスタートとなる中、後半36分から出場した。

4-3-3の右インサイドハーフでプレー。巧みなターンからさまざまな角度にパスを散らすなど出したが、決定的な場面を作り出すことはできなかった。

試合はホームのボローニャが後半開始28秒、FWファーガソンがペナルティーエリア内へ走り込み、右足でゴールを奪った。この1点が決勝点となった。

ラツィオは9月30日のACミラン戦以来、4試合ぶりの黒星となった。5勝1分け5敗の五分となり、順位も暫定ながら8位に後退した。

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鎌田大地、途中出場から絶妙スルーパス 6戦連続ベンチスタートもラツィオは3連勝で7位浮上

鎌田大地(2023年9月9日撮影)

<セリエA:ラツィオ1-0フィオレンティナ>◇第10節◇30日◇ローマ

ラツィオのMF鎌田大地(27)はホームのフィオレンティナ戦に後半22分から出場した。チームは後半終了間際にPKで決勝点を挙げ、1-0で競り勝って7位に浮上した。

鎌田はリーグ戦では1アシストを記録した9月16日のユベントス戦を最後に6試合連続でベンチスタートとなったが、この日は途中出場で攻撃を活性化。後半25分にFWフェリペ・アンデルソンへ絶妙なスルーパスを通して好機を演出した。だが、アンデルソンがシュートを外し、鎌田は頭を抱えて悔しがった。

チームは試合終了間際に相手のハンドで得たPKをFWインモビレが決めてリーグ戦3連勝。次戦は11月3日にアウェーでボローニャと対戦する。

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ACミランが17年ぶりの黒字を報告 昨季は欧州CL4強入りで放映権料やスポンサー収入が増加

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セリエAの名門ACミランは23日、株主総会で22-23年の純利益が610万ユーロ(約9億4600万円)となり、17年ぶりに黒字に戻ると報告した。クラブのパオロ・スカローニ会長は「17年ぶりに純利益を回復し、クラブの歴史の中で重要な1歩になる」とコメントした。

昨季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)で16シーズンぶりに4強入り。これにより、メディアおよびテレビの放映権料が4180万ユーロ、CM、スポンサー収入が4440万ユーロ増加したという。

今季のチームはリーグ戦で首位のインテル・ミラノに勝ち点1差の2位につける。欧州CLでは1次リーグF組で2戦2分けの勝ち点2で3位。25日に同3で2位のパリ・サンジェルマンと敵地で対戦する。

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モンツァMFアレハンドロ・ゴメス、ドーピング陽性で2年間出場停止「事実上キャリアに終止符」

アルゼンチン代表でプレーしたアレハンドロ・ゴメス(2022年撮影)

セリエAモンツァに所属するアルゼンチン代表MFアレハンドロ・ゴメス(35)がセビリア時代のドーピング検査で陽性反応を示したことで、2年間の出場停止処分を受けたとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が20日に報じた。

アレハンドロ・ゴメスはセビリアに所属した昨季、ワールドカップ(W杯)参加を間近に控えた昨年11月の練習中の抜き打ちのドーピング検査で陽性反応が出たという。選手がクラブに話した説明によると、検査数日前の夜に気分が悪くなったため、本来薬を服用する前にやらなければならないクラブドクターへの相談を怠り、息子の風邪シロップを飲んだとのことだ。

セビリアと選手は欧州サッカー連盟(UEFA)から通知を受けていたため、この問題を数カ月前から認識していたが、正式に処分が下ったのは今週になってからだという。

アレハンドロ・ゴメスは今夏、双方合意の上で1年残る契約を解除した。その後、この問題を抱えていたため移籍先探しに難航しながらも、セリエAのモンツァ加入が決定。しかしここまで2試合にしか出場していなかった。

同紙はこの件に関し、「世界王者(※昨年のW杯で優勝)はすでに35歳のため、事実上、サッカー選手としてのキャリアに終止符を打つことになった」と伝えている。

(高橋智行通信員)

元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギ氏がセリエA・サレルニターナの監督に就任

フィリッポ・インザーギ氏(14年7月・PNP撮影)

セリエAのサレルニターナは10日、パウロ・ソウザ監督(53)を成績不振で解任し、後任にフィリッポ・インザーギ氏(50)が就くと発表した。今季のチームは開幕から3分け5敗と未勝利で19位に低迷。9月27日のエンポリ戦から3試合連続完封負けを喫した。

インザーギ氏は現役時代にユベントスやACミランなどで活躍し、セリエA通算370試合156ゴールを記録。イタリア代表としても06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝した。14年にACミランで監督としてのキャリアをスタートしたが、シーズン終了後に解任され、その後は主にセリエBで監督を務め、昨季はレッジーナを指揮した。

弟のシモーネ・インザーギ氏(47)はインテル・ミラノで監督を務めている。

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セリエA史上初!インテル・ミラノのラウタロ・マルティネスが途中出場から1試合4ゴール

ゴールを決めて喜ぶインテル・ミラノのラウタロ・マルティネス(AP)

<セリエA:サレルニターナ0-4インテル・ミラノ>◇第7節◇9月30日◇サレルノ

インテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(26)がセリエAで史上初めて途中出場から1試合4ゴールを挙げた。

0-0の後半10分から出場し、同17分に左からのクロスを右足で合わせて先制。32分には右からのクロスを右足ダイレクトシュートで追加点を奪った。40分に味方が獲得したPKを右足で落ち着いて決めてハットトリックを達成すると、44分には左からのグラウンダーのクロスを左足ワンタッチで4点目。ロスタイムを含めた約40分間の出場で4ゴールの固め打ちを決めた。

リーグ戦7試合の出場で得点ランキングトップの9ゴール。チームも首位の座を守った。史上初の快記録を達成したFWはスカイスポーツ・イタリアのインタビューに「僕が4ゴールを決めたけど、重要なのはインテルが勝つこと。前節のサッスオロ戦に1-2で負けて連勝が6で止まった後、再びチーム状況を好転させることが重要だった」と話した。

シモーネ・インザーギ監督は「彼は今季、素晴らしいスタートを切った。今日は(3日後に控えた欧州CLを見据えて)休む予定で先発から外したが、常に安定してゴールを決めてくれる。新キャプテンとして、真のリーダーになった」とエースをたたえた。

3点目を決めるインテル・ミラノのラウタロ・マルティネス(ロイター)
途中出場で4得点を挙げたインテル・ミラノのラウタロ・マルティネス(ロイター)

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ラツィオ鎌田大地、ホームのモンツァ戦で今季初めて出場機会なし 試合は1-1でドロー

シュートを放つラツィオのインモビレ(AP)

<セリエA:ラツィオ1-1モンツァ>◇23日◇第5節◇ローマ

日本代表FW鎌田大地(27)が所属するホームのラツィオが1-1でモンツァと引き分けた。鎌田はベンチ入りしたが、今季加入して以来、リーグ戦5試合目で初めて出番がなかった。

ラツィオは前半12分にインモビレのPKで先制。しかし同36分に同点ゴールを献上してそのまま引き分けた。

ラツィオ鎌田大地(SIPA USA=ロイター)

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インテル、ACミランとのダービーに5-1大勝 リーグ唯一の開幕から4連勝

ACミランに勝利したインテル・ミラノの選手ら(AP)

<セリエA:インテル・ミラノ5-1ACミラン>◇16日◇ミラノ

今季はじめてのミラノダービーが行われ、昨季欧州チャンピオンズリーグ準優勝のインテル・ミラノが5-1と宿敵ACミランに大勝した。

インテルは前半にムヒタリアンとテュラムのゴールで2点をリード。後半1点を返されたが、ムヒタリアンのこの日2点目のゴールやチャルハノールのPKなどで突き放した。

インテルはリーグ唯一無傷の開幕4連勝。ACミランは3勝1敗となった。ミラノダービーの通算成績はインテルの90勝69分け79敗。

インテルは昨季から続くダービー連勝を5に伸ばした。インザーギ監督は「昨年はダービーで4連勝したことで(イタリア杯の)トロフィーを手にし、非常に重要な(欧州チャンピオンズ・リーグの)決勝に進出することができた。今日の勝利で首位に立つことができたが、リーグ戦はまだ先は長い」と話した。

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ラツィオ鎌田大地、ユベントス戦先発出場で後半33分までプレー 攻撃けん引も3失点で敗れる

ユベントス戦でプレーする鎌田(ロイター)

<セリエA:ユベントス3-1ラツィオ>◇16日◇トリノ

日本代表MF鎌田大地(27)の所属するラツィオが1-3でユベントスに敗れた。

ラツィオは前半、相手のブラホビッチ、キエーザにゴールを決められて0-2で折り返した。後半に入り、19分に鎌田が高い位置で猛プレスをかけてボールを奪取。これを拾ったルイス・アルベルトが反撃のゴールを決めた。

しかしその3分後、ロングパスを受けたブラホビッチに個人技でこの日2点目のゴールをねじ込まれて反撃の芽はついえた。

先発して後半33分までプレーした鎌田は、相手GKにセーブされた惜しいシュートなどもあり、ラツィオの攻撃面をけん引したが、チームの勝利には結び付かなかった。

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ドーピング違反のユベントスMFポグバ、テストステロン含有のサプリメントを知らずに摂取か

ポール・ポグバ(2018年7月10日)

ドーピング違反で暫定的に出場停止処分を受けているユベントスのフランス代表MFポール・ポグバ(30)がクラブに対し、テストステロンが含まれていることを知らずにサプリメントを摂取したことが薬物検査陽性につながったと説明していることが分かった。ESPN電子版が関係者の話をもとに報じた。

ポグバはバックアップのサンプルBの検査結果を待っている状況。今週中には結果が出るはずだが、こちらも陽性となる見通しだ。

関係者によると、ポグバが摂取したサプリメントはマイアミ在住の同MFの友人であるという医師から処方されたもの。イタリアでは入手できないという。

ポグバはユベントスに対し「摂取したサプリメントにテストステロンが含まれていることを知らなかった」と話しているもようが、それがドーピング違反の原因になってしまったことは認識しているという。

検査は8月20日のウディネーゼ戦の後に行われた。ポグバは同試合には出場しなかったが、ベンチ入りはしていた。

ドーピング違反が確定すれば、最長4年の出場停止処分が科せられるリスクがある。

ユベントスはすでにポグバへの年俸800万ユーロ(約12億4000万円)の支払いを停止。出場停止処分が正式決定した場合、26年6月までの契約を解除する可能性もあると、ポグバ側に伝えたもようだ。またイタリアでは薬物ドーピングは犯罪行為であるため、刑事責任を問われる可能性もある。

ポグバの代理人であるラファエラ・ピメンタ氏は声明の中で「ただひとつ確かなことは、ポール・ポグバは決してルールを破るつもりはなかったということだ」などとしている。

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ユベントス・ポグバ、ドーピング違反で暫定的出場停止処分 ”有罪”確定なら2~4年出場停止も

ポール・ポグバ(2018年6月撮影)

ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバ(30)が、ドーピング違反によって暫定的な出場停止処分を受けた。

イタリアの全国アンチ・ドーピング裁判所(Nado)によると、8月20日の開幕節でユベントスが3-0でウディネーゼに勝利した試合の後、ポグバはドーピング検査を受け、高いテストステロン値が計測されたという。Nadoはポグバの尿から禁止されている「非内因性テストステロン代謝産物」を検出したもようだ。

ポグバは同試合で出番はなかったが、無作為に選ばれ、ドーピング検査を受けた。ドーピングで“有罪”が確定した場合、2~4年の出場停止処分が下される可能性があるという。

ユベントスは「本日9月11日、2023年8月20日に実施された検査の結果、ポール・ポグバが全国アンチ・ドーピング裁判所から暫定的に資格停止処分を受けたことを発表する」などと声明を発表した。

テストステロンはアスリートの持久力を高めるホルモンで、ポグバには反論のため3日間の時間が与えられる。

ユベントスは22年7月、マンチェスター・ユナイテッドでの契約を満了したポグバと4年契約で再契約。しかし同MFはけがに悩まされ続け、カタールでのW杯も欠場を余儀なくされていた。

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ナポリ対ラツィオ 勝ち越し点を決め祝福される鎌田(右)(ロイター)

<セリエA:ナポリ1-2ラツィオ>◇2日◇第3節◇ナポリ

ラツィオの日本代表MF鎌田大地(27)がアウェーのナポリ戦で今季加入後初ゴールを決めた。

1-1の後半7分、右クロスを味方がスルーしたボールに走り込み、ゴールやや左の位置から思い切り左足を振った。勝ち越し点となるグラウンダーのシュートがゴール右隅に決まった。

鎌田は同20分に交代。チームはそのまま2-1で昨季王者を破り、今季3戦目で初勝利を挙げた。

地元メディアによると、鎌田は「最初のゴールを決めることができて特別な夜になった。チームを助けることができてうれしい」などと話したという。

ラツィオの鎌田大地(SIPA USA)

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