日刊スポーツ

21世紀枠東播磨「仮想センバツ」の練習試合は快勝

今季初の対外試合で力投を見せた東播磨のエース鈴木悠仁(撮影・酒井俊作)

<高校野球練習試合:東播磨8-0加古川北>◇8日◇兵庫・三木市内

第93回センバツ高校野球大会(19日開幕、甲子園)に21世紀枠で出場する東播磨(兵庫)が8日、三木市内で今季初の練習試合を加古川北(兵庫)と行い「仮想センバツ」で挑んだ。

21日初戦予定の明豊(大分)戦では左腕太田虎次朗投手(2年)の先発も予想される。この日は左腕先発と対戦。1回から6安打を集中し、6点を奪った。二塁内野安打を放った主将の原正宗内野手(2年)は「太田君をイメージしながら打席に入りました。内角速球と外のチェンジアップがすごく厄介」と警戒した。最速144キロ右腕のエース鈴木悠仁投手(2年)も1回無失点の試運転。「(明豊は)低い打球でセンター中心に飛ぶ印象。まず1個、勝つことです」と思いをはせた。試合は8-0で快勝した。

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パドレス・ダルビッシュがパイレーツ戦に先発 今季初勝利なるか/速報中

<パイレーツ-パドレス>◇12日(日本時間13日)◇PNCパーク

パドレスのダルビッシュ有投手(34)が、敵地パイレーツ戦で先発。

6回3安打1失点、7奪三振だった前回6日のジャイアンツ戦から中5日となる。

ダルビッシュは開幕投手を務めた今季、2試合で0勝0敗、防御率4・22。

チーム
パド
パイ

パドレス・ダルビッシュ有投手(21年2月撮影=AP)

ダルビッシュ1回

1A・フレージャー 三塁ゴロ

2エバンズ 遊ゴロ

3レイノルズ 一塁ゴロで3者凡退

※パドレスは1回表、マイヤーズの適時打で1点先制。

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エンゼルス大谷「2番DH」相手先発は初対戦の若手右腕シンガー

エンゼルス大谷翔平(2020年2月15日撮影)

<ロイヤルズ-エンゼルス>◇12日(日本時間13日)◇カウフマンスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)が、「2番DH」で出場する。相手の先発は昨年メジャーデビューした2年目の若手右腕シンガー。速球は94マイル(約152キロ)前後で沈むようにやや変化し、スライダー、チェンジアップが持ち球となっている。

シンガーとは初対戦となる大谷は、開幕からここまで9試合の出場で34打数10安打で打率2割9分4厘、3本塁打8打点。10日のブルージェイズ戦で今季2本目の三塁打を放ち、4試合連続安打をマークした。OPS(出塁率+長打率)はメジャーでも屈指の強打者とされる1・0超えの、1・039となっている。

4番打者の主軸アンソニー・レンドン内野手(30)が負傷者リスト(IL)入りしただけに、大谷の打撃により期待がかかる。

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日本ハム新外国人左腕アーリンが2軍楽天3連戦で実戦デビューへ

日本ハム栗山英樹監督(2021年4月11日撮影)

日本ハムの新外国人左腕ロビー・アーリン投手(30=前ブレーブス)が、早ければ13日からのイースタン・リーグ楽天3連戦(鎌ケ谷)で、実戦デビューの見通しが立った。

栗山監督は「(同リーグ楽天3連戦のどこかで)投げてもらう」と示唆。PCR検査など、いくつかの条件をクリア次第、チームに合流し、来日初登板の舞台が用意される予定。

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ヤクルト青木、内川、川端の自宅待機は13日終了 即合流しない見通し

ヤクルト青木

新型コロナの濃厚接触者に認定されたヤクルト青木、内川、川端の自宅待機が13日で終わる。復帰までの予定を組んでいるが、即合流とはならない見通し。高津監督は「できるだけ早く帰ってきてほしい」と願った。3日に来日したバンデンハークら新外国人4選手の2週間の隔離終了も間近。こちらもすぐに1軍合流はさせず、状態を見極める方針。

ヤクルトの球団旗

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ヤクルト41歳石川、コロナ禍救う投手陣の輪にいたい 1軍投手練習に合流

1軍に合流し、キャッチボールをするヤクルト石川

ベテラン左腕が帰ってきた。ヤクルトの石川雅規投手(41)が12日、1軍の投手練習に合流した。オープン戦では2試合に登板して防御率30・86。開幕2軍スタートとなった。「現実を受け止めて。悔しかったですけど、前を向いてやることやっていこうという風にしか思ってない。心が折れたら辞めるとき」と、不屈の心で調整をし直した。

2軍では2試合に先発して計5回を無失点。「若い選手と競争だと思っていたので、しっかりとアウトを取れるようにという思いでやってきました」と状態を上げてきた。

コロナ禍で主力を欠く中、粘投を続ける投手陣に「ものすごく刺激になりましたし、その輪にいたいというのもありますし。まだまだ負けてられないなという思いになりました」と闘志を燃やした。

節目の20年目を迎える今季。200勝まであと27勝と迫る。「チームに勝利を持ってくるということしかない。今年は9回で打ち切りなので、先発がゲームメークしないと、というところがすごく重要。そういう意味でもチームに勝利を引き寄せられるようなゲームメークをしていきたい」と意気込んだ。

ヤクルト石川

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クローザーの理想 3者三振か、3球で3アウトか/佐々木主浩氏の守護神論

12球団の抑え投手の成績

<深掘り。>

開幕前から注目した広島栗林が、ルーキーながら、抑えで結果を残している。縦変化のフォークが良く、リーグトップタイの5セーブを挙げ、現状では広島の不安要素を解消する働き。抑えてる時は余計なことは考えず、どんどん投げていけばいい。

抑え投手で大事な要素は(1)狙って三振が取れる、(2)四球を出さない、(3)ウイニングショットがあるの3点である。精神的なタフさも必要で、開幕当初は中川が務めた巨人は特に、マスコミとの戦いもあるので、メンタルの強さがなければ務まらないだろう。

3つの要素を持つ栗林だが、怖さを知った時にどういけるか。私もやられた時は切り替えが難しかったし、次の日に球場に行くのが嫌だった。人それぞれの切り替え法があるが、私はマウンドに上がれば自分の投球に集中できた。だから、やられた試合の後は早く投げたかった。

数年前、楽天の松井と1イニングの理想の投球について話したことがある。彼は「3者連続三振」と答えたが、私は「3球で3アウト」が理想だった。抑えは次の日も試合があるので、いかに余分なボールを使わないかが大事。2ストライクになれば、1球で三振を取ることを意識した。

発想の転換で、投球も楽になる。当然、見逃しや空振りでストライクを取れれば確実なのだが、ファウルでもカウントを稼げる。「バットに当てられても、フェアゾーンに飛ばされなければOK」と考えれば、ピッチングが窮屈にならず、思い切って攻められる。

今の栗林を見る限り、フォークの他にも、カーブやカットボールなど球種が豊富。私の経験では、投げていく中で球種は絞られてくるだろう。僅差の展開では自信のあるボールを打たれれば割り切れるが、それ以外のボールを打たれれば悔いが残る。私の場合は速球とフォークが軸で、点差が開いた時はカーブも投げていたが、1点差の場面ではほとんど投げなかった。

栗林にとって、抑えの経験がある佐々岡監督の存在は大きいだろう。怖さを知っているし、つらさをわかってくれているので、的確なアドバイスももらえる。抑えは先発、チームの勝利を背負って最後を締める。やりがいがある分、プレッシャーも多かった。自分流を突き詰めていけば、非常に面白いポジションである。(日刊スポーツ評論家)

<12球団クローザーメモ>

広島栗林 球団では03年永川以来となる新人として守護神に抜てきされた。公式戦7試合だけでなく、練習試合3試合、オープン戦4試合無失点。

阪神スアレス 昨季セーブ王。昨季ホーム試合30試合の防御率は0・88。最速161キロの剛球が今年もうなる。物静かでシャイで愛されキャラ。

巨人中川 スライダーを武器に展開不問で安定した投球ができる左腕。昨季守護神デラロサとともに原監督から「2人の守護神」と信頼される。

中日R・マルティネス 来日遅れも2軍2試合2回無失点で13日から合流予定。祖父江、福の最優秀中継ぎコンビと勝利の方程式を再構築する。

ヤクルト石山 金足農(秋田)時代に投手転向。打撃投手で真剣勝負し、打者を抑える喜びに目覚めた。キレある直球とフォークを武器に抑える。

DeNA三嶋 運動神経が抜群。小学校時代はサッカーをプレー。チーム有数の快足で、身のこなしが軽さが好フィールディングを生む。

楽天松井 左利きながら小学時代は二塁を守る器用さも。田中将から教わった高め速球で投球の幅を広げ、最年少での通算150セーブを狙う。

ソフトバンク森 入団から7年連続で50試合登板の鉄腕。たとえ失点しても逆転は許さない。僅差のリードでこそ本領発揮する精神面の強さも。

西武増田 無敗で最多セーブ投手を獲得した昨オフ、4年契約で生涯西武宣言。子煩悩で愛妻家の守護神は、家でもブルペンでも不動の大黒柱。

ロッテ益田 シュートの握りで投げる直球は、浮き上がる軌道で空振りやファウルを取れる。荻野と並ぶ俊足を誇り、調整でもとにかく走る。

オリックス漆原 19年にウエスタン・リーグ最多セーブをマーク。支配下登録された昨年は史上初の初登板初セーブ。力強い直球が持ち味。

日本ハム杉浦 ダルビッシュ(パドレス)がツイッターで「すごい球」と驚いた150キロ台の快速球が魅力。先発から転向1年目で難なくフィット。

広島対中日 9回表に登板する広島栗林(2021年3月27日撮影)
横浜佐々木主浩(1998年5月24日撮影)

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エンゼルス大谷は「2番DH」出るか4号/ロイヤルズ戦速報します

<ロイヤルズ-エンゼルス>◇12日(日本時間13日)◇カウフマンスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(26)が「2番DH」で出場。

試合は午前9時10分開始予定。速報します。

チーム

エンゼルス大谷翔平(2020年2月15日撮影)

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阪神糸原が広島戦へ気合「森下から勝ちを奪えるように」

阪神糸原(2021年4月10日)

今季チーム最多の24安打を放ち、打率4割と好調の阪神2番糸原健斗内野手が広島森下攻略に気合を入れた。

前回3月30日の対戦では、森下からチーム唯一の安打となる左前打を放った。「カード頭で、森下から勝ちを奪えるようにしっかりやっていければ。いい流れでチームもきている」。3連勝の勢いでまずは難敵を攻略し、首位快走に弾みをつける意気込みだ。

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中日R・マルティネス13日巨人戦から合流、A・マルティネスも昇格濃厚

R・マルティネス(2020年11月21日撮影)

中日は12日、岡田俊哉投手(29)と岡林勇希外野手(19)の出場選手登録を抹消、13日の巨人戦(東京ドーム)からR・マルティネス投手(24)が合流する。待望の守護神がG倒の切り札となる。

コロナ禍の影響もあり調整が遅れていた絶対的守護神が戦列に戻る。10日の2軍戦で2試合の試運転を終え、万全の状態で合流する。昨年21セーブをマークした守護神は「自分は言われた場面でしっかり投げられるように準備するだけです。チームの勝利が1番の目標だし、そこに貢献するという気持ちでずっとプレーしているのでチームの力になれるように頑張りたい」と意気込みを明かした。

チームは開幕から14試合を消化して5勝6敗3分けの4位だが、チーム防御率は2・40はリーグトップタイと投手陣は安定しており、R・マルティネスの復帰でさらに厚みが増す。さらに野手ではA・マルティネス捕手(24)の昇格が濃厚だ。チーム本塁打2本、12球団ワーストの36得点と最大の課題克服へ期待は高い。キューバパワーで借金1からの巻き返しを図る。

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楽天岸はマー君復帰心待ち「チームにもプラス」好調先発陣さらに充実期待

今季本拠地初登板を前にマウンドの感触を確かめる楽天岸(撮影・鈴木正章)

13日ロッテ戦で本拠地初先発に臨む楽天岸孝之投手が、右ヒラメ筋損傷で離脱中の田中将大投手の復帰を心待ちにした。

17日の日本ハム戦で先発濃厚の後輩について「将大くらい経験のあるピッチャーが入ることによって、チームにもプラスにしかない。それに負けないように先発陣も競い合って、もっともっと良い方向に行くんじゃないかと思います」と言及。好調先発陣のさらなる充実に期待を込めた。

投手練習でリラックスした表情を見せる楽天岸(撮影・鈴木正章)

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日本ハム池田「がばい投球」で白星目指す 同郷西武辻監督の「嫌な顔」再び

日本ハム池田隆英(2021年4月6日撮影)

日本ハム池田隆英投手が“がばい投球”で3年ぶり白星を目指す。

13日西武戦(メットライフドーム)に先発。ここまで2戦2敗、18年の4月15日西武戦から勝利が遠ざかっている。前回勝利した際には、野球教室を通して面識があった同郷・佐賀出身の西武辻監督の「嫌な顔」が印象的だったという。「うれしかったですね、あの時は。また勝ちたい」と不敵に笑った。

西武辻監督(2021年3月23日撮影)

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広島森下暢仁は虎キラー!阪神戦4勝0敗、プロ初完投&完封勝利も/VTR

広島森下(2021年4月6日撮影)

広島森下暢仁(まさと)投手(23)が13日、甲子園で阪神戦に先発する。

阪神戦は通算5試合に登板して4勝0敗、防御率1・85の好成績だ。1年目の昨季は8月14日に、被安打2、12奪三振の快投でプロ初完投を完封で飾った。今季初対戦となった3月30日も、6回無失点で勝利。首位で3連勝中の阪神相手に、相性のよさはどこまで続くか。広島は2・5ゲーム差の2位で首位阪神を追う。注目の一戦は午後6時プレーボールだ。

〈広島森下の阪神戦VTR〉

◆20年7月23日=4○2(甲子園)初回に大山の2ランで先制されたが、2回から完全に立ち直った。6回まで10奪三振の力投を見せる。2桁奪三振を記録した広島の新人は、14年9月6日のDeNA戦で10奪三振の大瀬良以来となった。

◆同8月7日=11○6(マツダスタジアム)序盤から味方打線が大爆発。2回まで6点の援護をもらった。3回に1失点、5回には4連打から3失点。4四球と本調子ではなかったが、坂倉との初バッテリーで6回6安打4失点と耐えた。打っても3回にプロ初安打。

◆同8月14日=6○0(京セラドーム大阪)5回2死までパーフェクトピッチング。被安打わずか2、奪三振12と阪神打線を圧倒した。「2桁奪三振で無四死球完封勝ち」は2リーグ分立後10人目。セ・リーグの新人では61年5月17日権藤博(中日)以来で、球団史上初の快挙だった。

◆同8月28日=4○3(マツダスタジアム)序盤に3点の援護をもらったが、5回に1失点、7回大山のソロ本塁打で1点差に迫られ、この回で降板。勝ち投手の権利を得ていたが、9回フランスアが同点とされ、勝ち負けはつかず。試合は広島がサヨナラ勝ち。

◆21年3月30日=1○0(マツダスタジアム)6回1安打無失点と圧倒し、今季1勝目を挙げた。最速152キロの直球を軸にした投球で、開幕3連勝中だった猛虎打線を沈黙させた。大学日本代表でチームメートだった佐藤輝との公式戦初対決は、2打席連続三振と完勝。

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阪神大山に初アーチの気配 開幕63打席0発も「心配してない」井上ヘッド

大山(左)を指導する井上ヘッドコーチ

阪神の4番大山悠輔内野手(26)井上ヘッドコーチが、初アーチの気配を感じている。「いい角度の当たりが続いているけど、なかなか入らないね。俺は心配していない。1本出れば、コンコンコーン! と行くんじゃないの?」。ここ一番での適時打も出始め、チーム2位の9打点。開幕から自己最長の63打席ノーアーチも心配無用とした。大山が打点を挙げると、引き分けを挟んで昨季から15連勝中。広島森下も昨季、打率3割3分3厘、2本塁打、3打点と打ち込んでおり、期待が高まる。

阪神大山の初アーチに期待だ

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松山先輩に続きます!阪神6位中野が刺激「東北福祉大を盛り上げる」

4日、ノックを受ける阪神中野

松山さん、僕も続きます!阪神ドラフト6位の中野拓夢内野手(24)が、東北福祉大の5学年先輩で、日本人初のマスターズ制覇を達成した松山英樹(29)に受けた刺激を力に変える。11日のDeNA戦で初適時打&初猛打賞で首位快走の3連勝&貯金7を導くヒーローになったばかりだが、「自分も頑張らないと」とますます発奮。13日からの2位広島3連戦(甲子園)の初戦先発は天敵森下が来るが、波乗りルーキーがリベンジに気合十分だ。

     ◇     ◇     ◇

売り出し中のルーキーは、ネットニュースで偉業を知った。プロ初の適時打&猛打賞から一夜明け、休日の鳴尾浜で取材対応。友人からの連絡は「たくさんあった」というが、中野は自身のことより、松山先輩の活躍を喜んだ。「素直に自分自身うれしい気持ちがありますし、本当にすごい記録を作られたんだなと」。

東北福祉大野球部の米国キャンプ中に、メンタル面について話を聞く機会があったという。「オーラがあるな」。“世界の松山”の存在感を肌で感じた。そんな縁ある先輩がアジア人初のマスターズ制覇。新たな発奮材料にならないわけがない。「自分も頑張らないといけないなという気持ちになりました。(東北)福祉大を盛り上げるという意味でも、松山選手に続いて自分が大学の名前を売って行けたら。活躍することで恩返しになると思う」。“東北福祉大魂”に火がついた。

自身も三菱自動車岡崎時代の1年目にゴルフを始めた。野球とは逆でクラブは右打ち。2回目のラウンドでスコア「100切り」と、こちらも抜群のセンスを誇る。コロナ禍で最近はプレーできていないというが「オフにお会いできる機会があれば、ゴルフのことに関してもいろいろ聞けたらいいなと思います(笑い)」とおねだり。夢のラウンドは? と問われると「それは足を引っ張ってしまう」と笑った。

本業の野球では首位を走るチームで2試合連続スタメン出場中。11日のDeNA戦ではプロ初タイムリーを含む初猛打賞で3連勝&矢野政権最多タイの貯金7を導く大活躍を見せた。13日からは2・5差で2位の広島と甲子園で3連戦。先発先陣は3月30日の対戦で6回1安打0封された森下がくる。チームも森下が新人だった昨年から5戦4敗と抑え込まれ、1度も勝ったことがない。だが、今の虎には勢いがある。「本当にいいピッチャーというのは分かっている」と認めた上で、「何球も甘い球は来ないと思うので、1球で仕留められるように」と気合十分。松山先輩に続く活躍で、目標の新人王へ突き進む。【中野椋】

18年、東北学院大戦で先制本塁打を放ち生還した東北福祉大時代の中野拓夢(左)
11日、DeNA戦で猛打賞を記録した中野

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阪神西勇輝 広島へのリベンジ期す「隙見せず」前回1失点も援護なく敗戦

キャッチボールを行う阪神西勇輝(撮影・前田充)

13日の広島戦に先発予定の阪神西勇輝投手がリベンジを期した。

3月30日の前回対戦は7回1失点と好投したが、味方の援護なく敗れた。「広島打線はそつのない攻撃をしてくる。隙を見せることなく、1人1人を丁寧に抑えられるよう投げて、チームの勝利に貢献できるよう頑張りたい」。開幕からの2試合で14イニングを投げ、失点3と安定感は抜群。再び巡ってきた森下との投げ合いで、チーム4連勝を導く意気込みだ。

練習中、笑顔を見せる阪神西勇輝(撮影・前田充)
練習前、阪神園芸の金沢健児部長(左)と言葉を交わし笑顔を見せる阪神西勇輝(撮影・前田充)

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阪神矢野監督、難敵広島森下攻略へ「束でかかっていく」一丸野球を強調

阪神矢野燿大監督(2021年4月11日撮影)

阪神矢野監督が難敵広島森下攻略へ一丸野球を強調した。

「1個でも先の塁を狙っていくとか。そんなに簡単にヒットでつながるピッチャーではないので、1球でも多く投げさせるとか、1人じゃなくて、みんなで束でかかっていく」。

セ・リーグ5球団との対戦が1回りして11勝4敗、貯金7と開幕ダッシュに成功。「チーム全体の力がついてきている手応えはある」とさらなる進撃を誓った。

キャッチボールをする広島森下暢仁(撮影・加藤孝規)
高橋昂也にアドバイスする森下暢仁(右)(撮影・加藤孝規)

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阪神秋山が鯉料理再現挑む「相手策を上回るピッチングができれば」

秋山拓巳(2021年4月1日撮影)

15日の広島戦に先発予定の阪神秋山拓巳投手(29)が鯉料理再現を目指す。

1日の同カードは5回まで完全投球するなど、7回2失点で今季初白星。「相手も策を練ってくると思うので、それを上回るピッチングができれば」。同戦から先発陣は10戦連続でクオリティースタート(6回以上自責3以内)を継続中。「みんながいいピッチングをしているので、プレッシャーや負けられない気持ちもあります。でも対戦するのは相手打者なので、打者に集中して投げていきたい」。刺激を力に必勝を期す。

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楽天新外国人のディクソンとカスティーヨ、14日2軍戦で実戦デビュー

楽天の球団旗

楽天のブランドン・ディクソン内野手(29)ルスネイ・カスティーヨ外野手(33)の新外国人2選手が14日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(鎌ケ谷)で実戦デビューする。

ともに3月29日に来日し12日に隔離期間を終了。2軍戦で打席数を重ね、4月中の1軍合流を見込む。ディクソンは一、三塁、外野、カスティーヨは外野の守備につく。石井GM兼監督は「コンタクトはとっていて(1軍合流に)そんなに長くはかからない」と説明した。

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ツインズ-Rソックス戦が中止 近郊で警察官発砲事件抗議デモ、混乱状況に

ツインズは12日(日本時間13日)、本拠地ミネアポリス(ターゲットセンター)で行われる予定だった「ツインズ-レッドソックス戦」を中止にすると発表した。

前日11日(同12日)、同市中心部から約15キロ北部にあるブルックリンセンターで、警察官に発砲された20歳の黒人男性が死亡する事件が発生。その後、周辺地区で抗議デモが起こり、混乱する状況となったことに伴い、MLB機構、地元自治体と協議した結果、中止することを決めた。

ミネソタ州ミネアポリスでは、昨年5月25日に黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警察官に暴行されて死亡。事件当時の映像がSNSなどを通して投稿されたこともあり、その後、世界中に「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」とのスローガンとともに抗議運動が広がった。

現時点で、代替日などの詳細は未定。前日までのローテーションでは、13日(同14日)に前田健太投手(33)が先発する予定となっている。

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巨人新助っ人16日にも1軍デビュー MLB計292発の2人で打線に厚み増す

ブルージェイズ時代のジャスティン・スモーク(2019年4月30日撮影)

合計でメジャー通算292発を誇る2人の新助っ人が、最短で16日にも巨人打線に名を連ねる。ジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)とエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)の新外国人が、16日DeNA戦(横浜)で1軍デビューする可能性が12日、浮上した。3月29日にクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(27)とエスタミー・ウレーニャ内野手(21)とともに来日。2週間の隔離期間をへて、今日13日の東京ドームでの中日戦前の練習でチームに合流する予定だ。

待望の日が、やっと訪れる。原辰徳監督(62)は「楽しみだね」と、ようやく2人に直接会えることを喜んだ。来日できない期間から、両選手がトレーニングを積んできているという報告は受けている。合流日には実戦形式の打撃練習などで状態をチェック。実戦デビューについては「週末にジャイアンツ球場で試合(イースタン・リーグ楽天戦)があるでしょう。そこに出るのか出ないのかというのは、2日間、3日間くらいで、東京ドーム練習で決めようと」と話しつつも「ずっとやってきているわけだから、スタンバイできているということであれば。(16日に1軍デビューの)可能性がないとは言えない。経験は持っているからね。少しゲームに出た方がいいなら(2軍戦で)というのもある。そこは話し合いでしょう」と、コンディション次第ではいきなり1軍デビューの可能性も示唆した。

11日の広島戦では12安打9得点で完勝し、連続3得点以下を球団ワーストタイの12試合でストップさせた。だが、丸、中島、ウィーラー、若林が新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱中と、打線に不安がないわけではない。メジャー196発のスモークと同96発のテームズが加われば、打線に厚みが増すのは間違いない。

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阪神1位佐藤輝明が甲子園1号へ「打てるように練習」13日広島森下と対戦

佐藤輝明(2021年4月9日撮影)

阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、13日からの甲子園6連戦で、甲子園1号アーチをかける。前カードのDeNA3連戦では、9日に横浜スタジアム右中間場外へ運ぶ驚愕(きょうがく)の3号ソロを放つなど初の3試合連続安打をマーク。連日の矢野監督、井上ヘッドコーチの指導もあり、佐藤輝は「上がってきている」と状態が上向きな手応えをつかんでいる。

矢野監督は「きっかけはつかんだ感じはあるかもしれない」と、上昇気配は感じながらも「攻められ方は一緒やし、我慢するところを我慢できれば打てるようになるんだけど。そこは経験していく中であいつが変えていくべきところ」と、厳しい内角攻めに耐えることを望んだ。9日の試合後には佐藤輝も「インハイを消して逆方向を意識することであまりそこに手を出さなくなった」と我慢できはじめている。

13日は前回2打席2三振の難敵、広島森下と対戦する。佐藤輝は「球の質も、もう1個スイッチが入っていい球が来ていました」と、キャンプ中の2月21日にライナーで右中間二塁打を放った時との違いも肌で感じた。「1本でも打てるように練習します」と、昨季新人王右腕の攻略を誓った。【石橋隆雄】

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レンジャーズ有原次回登板は15日レイズ戦 筒香とメジャー初対戦も

有原航平(2021年1月14日撮影)

レンジャーズ有原航平投手(28)の次回登板が、14日(日本時間15日午前8時10分開始予定)の敵地レイズ戦(トロピカーナフィールド)に決まった。球団が発表したもので、メジャー3試合目で初勝利を目指すことになる。

有原は過去2試合に登板し、0勝1敗、防御率5・00。いずれの試合も、球数制限のため、73球で交代しており、球数やイニングが伸びれば、白星に届くチャンスも広がりそうだ。

レイズ筒香嘉智外野手(29)とのメジャー初対戦が実現する可能性も高い。

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阪神石井大智、高専特有の2年間がプロへの礎 卒研のかたわら野球も研究

秋田高専時代の阪神石井大(前列左)(父・石井智之さん提供)

<猛虎のルーツ>

阪神ナインの原点、足跡をたどる「猛虎のルーツ」。今回はドラフト8位ルーキーながら、リリーフで開幕から1軍で奮闘中の石井大智投手(23)です。

秋田高専出身でNPBでは初の高専卒選手。卒業研究で担当教員となった寺本尚史氏(50=秋田高専准教授)が、学業との両立でプロへの道を切り開いた秘話を明かしてくれました。【取材・構成=中野椋】

「野球で飯を食っていきたい、と考えるような子が来る学校じゃないですから」。秋田高専の教員は口をそろえてそう語る。卒業後の進路は、就職か大学への編入がほとんど。5年制の高専で、石井大も環境都市工学を専攻し、文武両道の日々を送った。エースとして臨んだ3年夏は秋田県大会2回戦で敗退。4年冬には、卒業研究のため研究室に配属され、寺本准教授のもと木造住宅の耐震性について研究した。

寺本氏 東日本大震災を経験していて、地震や津波に強い建物を研究したかったんだろうと思います。成績は常に上位4分の1。真面目で努力家。どの企業にも就職できると思っていました。

実際、関東の大手企業から内々定も出ていたという。だが、石井大の野球への熱は冷めていなかった。秋田東中の同級生だった秋田商・成田翔が15年ドラフト3位でロッテに入団。「翔ができるなら俺にも…」とひそかな思いを持っていた。成田は1年目の16年に2軍で7試合に登板。その姿を見て、5年生になる前の17年春、ある決断を下す。

寺本氏 研究室に来て、深刻な顔で言ってきたんです。『野球でこれから、飯を食っていきたいんです』って。驚きましたよ。こっちからすれば、夢を追うミュージシャンのような感覚。『どれくらいの確率でできるの?』って。親心もありましたから。

その思いを裏切るように5年になった同年6月、四国IL高知のトライアウトで内々定を得た。11月にはドラフト4位で指名を受け、入団が決定。一方で、卒業へ向けて研究発表の準備に追われるようになった。石井大はそこでも手を抜かない。むしろ、野球と勉強のどちらにも、のめり込むようになっていった。

寺本氏 卒業研究は学生のみだと論文までたどりつけない内容。でも、指導範囲外のところも自ら調べて話してくる子でした。

パソコンに向かい「余力を考慮した木造住宅の地震応答解析」をテーマに研究に励むかたわら、独学で体作りを学んだ。ささみでタンパク質を摂取し、プロテインでエネルギーを補給。研究室にダンベルを持ち込み「片付けなさい」と巡回スタッフに注意を受けたこともあった。時間があれば鍛え、体重は卒業までに5、6キロ増加。球速は10キロ増の143キロに進化した。卒業研究と対象は違えど、その姿は「野球を研究しているみたいだった」。高校野球を終え、寺本氏の研究室で学び鍛えた、高専特有の2年間が礎になった。

寺本氏 とにかく優秀な人材だったので『野球でダメだったら戻っておいで』と言ったこともありました。就職先探してやるからって。本人には響かなかったようですけど(笑い)。

高知入団2年目の19年12月。母校へあいさつに来た石井大と話す機会があった。そこでも「いつでも戻っておいで」と言うと「野球でつながりができたから、バッティングピッチャーでも何でも食っていこうと思っています」と覚悟を決めていたという。そして、20年ドラフト支配下選手で、全体最後の74番目で名前を呼ばれ夢をつかんだ。寺本氏は「プロに行きたかったら高専に来ちゃダメですよ。石井君の後を追っちゃダメ(笑い)」。冗談交じりに言ったが、それを現実に変えてみせた。秋田高専で育んだ探究心を胸に、プロの世界で腕を振り、下克上の人生を上書きしていく。

<阪神石井大のプロ入り後>

▼20年11月16日 仮契約で「藤川投手に並べるように頑張っていきたい」と15年に高知でプレーした先輩を目標に宣言。

▼2月2日 キャンプで初めてブルペン入り。矢野監督は「一番目立ってた」と絶賛。

▼2月16日 初の対外試合となった楽天戦で1イニング3者凡退。「勝ちパターンであり得る」と指揮官。

▼3月21日 オリックスとのオープン戦で、吉田正から空振り三振を奪うなど、1イニング無失点。開幕1軍が決定。

▼3月26日 ヤクルトとの開幕戦で3-2と1点リードの7回に登板。塩見に同点打を浴びるホロ苦デビュー。

▼4月7日 巨人戦で9回を締め甲子園デビュー。「ずっと結果が出ず、自分だけ乗れていない部分があった」と安堵(あんど)。翌日8日もプロ初の連投で無失点。

◆石井大智(いしい・だいち)1997年(平9)7月29日生まれ。秋田市出身。旭川小3年から旭川スポーツ少年団で軟式野球を始める。秋田東中ではロッテ成田翔とチームメート。秋田高専ではエース。18年から独立リーグ四国IL高知でプレー。20年ドラフト8位で阪神入団。3月26日ヤクルト戦(神宮)でプロ初登板。今季は救援で4試合を投げ、防御率7・36。最速153キロ。持ち球はスライダー、カットボール、シンカー、カーブ。175センチ、81キロ。右投げ右打ち。

◆秋田高専 1964年(昭39)に国立高専3期校として創立。教育理念は「自立 挑戦 創造」。野球部の甲子園出場はなし。寺本氏は「5年生まで授業はびっしり。真面目に勉強しないと卒業できないです」。所在地は秋田県秋田市飯島文京町1番1号。植松康校長。

◆寺本尚史(てらもと・なおふみ)秋田高専創造システム工学科土木・建築系准教授。専門は建築構造学。日本建築学会、コンクリート工学会所属。秋田県立大学システム科学技術学部助教、秋田高専環境都市工学科准教授を経て現職。1971年(昭46)3月25日生まれ。京都府出身。

◆高専卒のプロ野球選手 09年ドラフト2位で巨人に入団した近大高専の鬼屋敷正人捕手は3年終了時でプロ入り。石井大は高専を卒業した選手では初のプロ入りとなる。高専は実践的、創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関。全国に国公私立合わせて57校あり、約6万人の学生が学んでいる。

秋田東中でチームメートだった阪神石井大(右)とロッテ成田(父・石井智之さん提供)
阪神石井大(左から3番目)が学んだ研究室のメンバー。左が寺本准教授(石井大の友人提供)

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菊池雄星、筒香ら 日本ハム杉浦は誕生日も同じ/プロ野球の松山世代

マリナーズ菊池雄星(2020年3月5日撮影)

日本人初のマスターズ制覇を成し遂げた松山英樹(29=LEXUS)は、92年2月25日生まれ。

プロ野球では「91年世代」に当たる年齢。

同学年のプロ野球選手とは。「筒香世代」か「菊池世代」か…。日本ハムのクローザー、杉浦稔大投手(29)は誕生日も同じだった。

現役の主な「91年世代」は以下の通り。

【大リーグ】

◆マリナーズ 菊池雄星

◆レイズ・筒香嘉智

【セ・リーグ】

◆阪神 秋山拓己、梅野隆太郎、岩崎優、陽川尚将、岩貞祐太、原口文仁

◆広島 大瀬良大地、九里亜蓮、今村猛、堂林翔太

広島大瀬良(松山と同い年で一緒に食事をしたこともある間柄)「本当に誇らしく思うし、同学年としてすごく刺激を受けた。頑張って、という話をしてもらったので、負けないように頑張りたい」

◆巨人 不在

◆中日 岡田俊哉、木下拓哉

◆ヤクルト 西浦直亨

◆DeNA 嶺井博希、国吉佑樹

【パ・リーグ】

◆楽天 石橋良太、森原康平

◆ソフトバンク 今宮健太、石川柊太、森唯斗

◆西武 山川穂高、平井克典

◆ロッテ 岡大海、東條大樹、三木亮、吉田裕太

◆オリックス 杉本裕太郎

◆日本ハム 杉浦稔大

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中大開幕5連勝で単独首位、2号古賀「狙ってました」に監督「ウソつけ!」

中大対青学大 9回表中大2死二塁、中前の適時打から生還した古賀(右)はベンチでナインとタッチを交わす(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:中大9-4青学大>◇第3週第1日◇12日◇神宮

中大が開幕5連勝で単独首位を守った。清水達也監督(56)は「みんなで勝てているのが、すごくいい感じがします」と笑顔を見せた。

先発の石田裕太郎投手(2年=静清)は4回4失点で降板したが、5回を高橋晴投手(4年=関東第一)が3人でピシャリ。6回からは、大栄陽斗投手(2年=仙台育英)西舘勇陽投手(2年=花巻東)の2年生右腕コンビがつないだ。

打線は10安打7得点。相手のミスにもつけ込み、2点を追う6回に3得点で逆転した。その中で、存在感を見せるのが3番に座る主将の古賀悠斗捕手(4年=福岡大大濠)だ。3回先頭で初球の140キロ真っすぐを左越えに放り込んだ。早くも今季2号。昨秋までのリーグ戦通算1本塁打を超えた。

会見で「狙ってました」と胸を張ると、横に座る清水監督から「ウソつけ!」と突っ込まれた。「(本塁打ではなく)直球をです」と言い足し、笑いが起きた。9回には中前打も放った。昨秋までの通算打率は2割1分4厘。打撃よりも守備が売りだったが、最終学年を迎え、バットでもチームを引っ張っている。2、3月のキャンプでは、チームとして遅いボールを引きつけて打つ練習を重ねた。清水監督は「かかと体重で、踏み込んで打てるようになった」。古賀は「今までやってきたことが正しかった。でも、満足するのではなく、コツコツとやりたい」と口元を引き締めた。

強肩で、今秋ドラフト候補に挙がる。7回の無死三塁では遊ゴロに倒れただけに「決められなかった」と悔やんだ。「打てる捕手になった?」との問いかけには「まだまだです」。牧(DeNA)五十幡(日本ハム)らを擁し優勝した19年秋以来の頂点へ、1勝ずつ重ねていく。【古川真弥】

中大対青学大 9回表中大1死一塁、古賀は中前打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
中大対青学大 試合後、ナインを指差し笑顔の中大・古賀(右)(撮影・滝沢徹郎)

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青学大・佐々木3戦連続マルチ「振ること意識」転機となった鍛治舎監督金言

中大対青学大 4回裏青学大無死、佐々木は左中間へ二塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<東都大学野球:中大9-4青学大>◇第3週第1日◇12日◇神宮

青学大は勝てば中大と並ぶ首位タイだったが、守りのミスもあり、敗れた。その中で、1年生のバットが目を引いた。5番三塁の佐々木泰内野手(1年=県岐阜商)だ。

「スーパールーキー」の呼び声も出ている。2試合連続本塁打で迎えたこの日は、右前打、左中間二塁打、左飛、中飛で、3戦連発こそ逃したが、3試合連続マルチ安打。通算11打数6安打、打率5割4分5厘と打ちまくっている。

2回の右前打は、初めて逆方向へ放った安打だった。「2ストライクと追い込まれて、外ギリギリに来たので、うまくバットを出せました」と振り返った。木製バットを苦としない。高校野球引退後、鍛治舎監督の計らいで、高校で練習を続けた。そこから木製バットを握った。その際、鍛治舎監督から「まずは振ること」と金言を授かった。

「最初はバットが折れました。芯を外れると飛ばないので、少し当てにいく打撃をしてしまいました。ヘッドが負けて打球が飛ばないことがあった。打つ、打たないよりも、振ることを意識しました」。監督の言葉で意識を変えたことが転機となった。

成果は、折ったバットの数に現れた。昨夏の引退から今年2月中旬まで高校で練習したが、その間に折ったバットは4本。青学大に合流後、3月初めまでに折ったバットは3本。ところが、この1カ月あまりは1本も折っていない。「感覚をつかめました」。

中大の捕手は、ドラフト候補に挙がる古賀だった。初対戦の佐々木をどう抑えるか、味方の攻撃中もベンチで頭を巡らせたという。「対戦してみたら、思っていた以上のバッティングでした。全球、打ちにきてて、直球も、変化球も芯で捉える。いいスイングをしてますね」と認めた。

佐々木は2回、失点につながる悪送球を犯した。「エラーをするのは、技術もあるけど、精神面で強くならないといけません」と表情は硬かった。全ての経験を糧に、スケールの大きな選手になる。そんな期待を抱かせる。【古川真弥】

中大対青学大 2回裏青学大1死一、二塁、適時打を放った山中(右)はほえる(撮影・滝沢徹郎)

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ブレーク必至の3年目スラッガーに試練…日本ハム野村が離脱、再び苦境に

10日、オリックス戦の9回に右犠飛で生還する日本ハム野村(手前)。後方は捕手伏見

日本ハム野村佑希内野手(20)が12日、都内の病院で精密検査を受け、左膝打撲による関節炎で出場選手登録を抹消された。10日オリックス2回戦(京セラドーム大阪)の9回、本塁へのヘッドスライディングの際に患部を強打し、負傷した。実戦復帰まで2週間の見通し。期待の3年目のスラッガーが、戦線離脱を強いられた。

     ◇     ◇     ◇

「ファイターズの希望」が、アクシデントに見舞われた。野村が、左膝打撲による関節炎のため、12日に出場選手登録を抹消された。都内の病院で精密検査を受けて、診断。実戦復帰まで2週間の見通しと、球団が発表した。シーズン序盤、ブレーク必至の期待のスラッガーに試練が訪れた。

悲劇は10日オリックス戦で起こった。9回1死三塁で三塁走者の野村が、右犠飛の際に本塁に向かってヘッドスライディング。患部を強打した。この回には、連勝を決める決勝打を放っており、試合後には痛みに堪えながらヒーローインタビューにも応じていた。翌11日の同戦はベンチ入りも、出場機会はなかった。

チームは前カードのオリックス戦は2勝1分けで、今季初のカード勝ち越し。連敗を「7」で止めるなど、猛追ムードが高まる中、野村の離脱は痛いものとなりそうだ。野村は3年目の今季、2年連続で開幕スタメン入り。計11試合、全て三塁手で出場し、打率2割6分8厘、3打点をマークしていた。コンディション不良で2試合欠場もあったが、調子を上げつつあるタイミングでの離脱となった。

昨年7月には、今回と同じ京セラドーム大阪で右小指骨折。レギュラー奪取へ、一気に頭角を現していた矢先に、シーズンを棒に振った苦い経験があった。再び苦境からはい上がり、表舞台への復帰を目指す。

10日、オリックス戦の9回に右犠飛で生還する日本ハム野村(手前)。後方は捕手伏見

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ヤクルト試合時間変更、23日中日戦から本拠ナイター7戦は午後5時半開始

ヤクルトの球団旗

ヤクルトは12日、23日中日戦(神宮)から5月11日までの本拠地ナイトゲーム7試合の試合開始時間を、午後5時30分に変更すると発表した。「まん延防止等重点措置」が12日から5月11日まで東京都に適用されるため。

<対象試合>

4月23日~25日中日戦

4月27日~28日巨人戦

5月3日阪神戦

5月11日広島戦

すべて神宮球場で行われる。

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阪神伊藤はジャンボちなんだ「将司」だから松山偉業に感激「本当にすごい」

阪神情報 キャッチボールを行う阪神伊藤将司(撮影・前田充)=2021年4月12日、甲子園球場

阪神ドラフト2位の伊藤将司投手が“世界の松山”からパワーをもらった。

松山英樹のマスターズ制覇に感激。「アジア人初の快挙ですし、本当にすごいことだと思います」と目を輝かせた。「将司(まさし)」の名前は、父正宏さん(51)が、憧れの男子プロゴルファーの尾崎将司にちなんだ。その影響もあって伊藤将もゴルフ好きになり、ベストスコアは80の腕前。マスターズ制覇の偉業を実感せずにはいられなかった。

7日の巨人戦でプロ初勝利を挙げ、次回は14日の広島戦に先発予定。この日は甲子園で調整し「松山さんはたくさんの人にパワーを与えられたと思う。自分もいい結果を出して、少しでも多くの方にパワーを与えられるよう、チームの勝利に貢献できるよう頑張りたい」と約束した。感動を力に変え、2勝目をつかむ。

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DeNAピープルズ&ロメロ1軍合流は5月以降、エスコバーは2軍戦後昇格

DeNAの球団旗

DeNAマイケル・ピープルズ投手(29)と、新加入のフェルナンド・ロメロ投手(26=ツインズ)の1軍合流が5月以降になる見通しとなった。

12日、川村投手コーチが「先発なので準備に3週間くらいはかかる。球数も要するので」と話した。ともに3月27日に来日。その際にロメロはPCR検査で陽性判定を受け、隔離が長引いていた。3日に来日した救援左腕エスコバーは、2軍戦登板後に先発陣より早く昇格できる見込み。野手はソト、オースティンが13日のヤクルト戦(神宮)から出場登録される。

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