日刊スポーツ

姫野和樹初先発でジャッカル!今季無敗王者倒した

姫野和樹(2019年10月20日撮影)

19年ラグビーW杯日本代表でハイランダーズ(ニュージーランド)に加入した姫野和樹(26)が2日、初先発で格上からの勝利に貢献した。世界最高峰スーパーラグビー(SR)の国内大会「SRアオテアロア」第6節クルセーダーズ戦にNO8で出場し、後半13分までプレー。敵地で代名詞のジャッカルを決め、今季無敗の前回王者を33-12で破った。チームは今季2勝目(3敗)で5チーム中3位に浮上。「ここで勝てたのは大きな自信。信頼関係を構築する中で(仲間に)ラグビーで見せていくのは大事」と笑顔を見せた。

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神戸製鋼橋本、15連敗中パナソニック撃破に闘志

練習でボールの位置へ走る神戸製鋼フランカー橋本大輝(撮影・松本航)

ラグビー、トップリーグ(TL)の神戸製鋼が難敵を迎え撃つ。開幕6連勝が懸かる4日パナソニック戦(神戸ユニバー記念競技場)に向け2日、神戸市内で調整しメンバーを発表。03年を最後に勝利から遠ざかり、現在15連敗中の難敵だ。12季目のフランカー橋本大輝(34)は「入部して1度も勝ったことがない。『どっちが1位なのか証明しよう』と一体感が出ている」と力を込めた。

15季ぶりにTL優勝を飾った18-19年シーズンは顔を合わせず、昨季は新型コロナウイルスによるリーグ打ち切りで幻となった対戦。相手は「笑わない男」として知られるプロップ稲垣、順大医学部進学のため今季限りで引退のWTB福岡ら、19年ワールドカップ(W杯)日本代表6人がメンバー入りした。福岡と対面になる元ニュージーランド代表WTBスミスは「スペースを与えないこと。彼の動きは注意しないといけない」。真っ向勝負で白星をつかむ。【松本航】

パナソニック戦に向けて練習後に円陣を組む神戸製鋼の選手たち(撮影・松本航)

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ラグビー日野-キヤノン戦中止 コロナ感染者ら確認

日本ラグビー協会は2日、4日に秋田市・ソユースタジアムで行われるトップリーグ(TL)第6節の日野-キヤノン戦の中止を発表した。

この日までに、日野から新型コロナウイルス陽性者が1人出て、さらに体調不良者が1人確認され、感染範囲が確認できていないため試合開催が困難であると判断した。TL規約に基づき、代替試合は実施せず、両チームに勝ち点2が加えられる。

チケットの払い戻しについては、詳細が決まり次第、ウェブページなどで発表される。

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五郎丸「関西のみなさん、お待たせ」2戦ぶり先発

ヤマハ発動機の五郎丸は、練習中にタックルを受ける

ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機の元日本代表FB五郎丸歩(35)が1日、磐田市内でチーム練習に参加し、3日の第6節NTTドコモ戦(大阪・万博)に向けて調整した。この日、2試合ぶりの先発が発表され、今季初めて大阪府内でプレーする。「関西のみなさん、お待たせしましたという感じ。楽しみ」。チームは第4節キヤノン戦と前節の神戸製鋼戦で連敗。今季限りで引退するベテランは「負けている時こそ、経験あるメンバーがしっかりしたプレーでチームをいい方向に向けたい。(キックなどで)フォワードを前に出す役割を最大限果たしたい」と意気込んだ。

堀川隆延監督(47)は、次戦で好調な若手も起用する。公式戦初出場となるチーム3季目のCTB白井吾士矛(あとむ、25)について「ボールを持ってとにかく前進してほしい」と望んだ。2勝3敗からの巻き返しは、ベテランと若手の融合がカギになりそうだ。【倉橋徹也】

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近鉄フィフィタ「うれしい」大学の親友と同日初陣へ

豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(撮影・松本航)

ラグビーファンにとって新たな楽しみが生まれた。

天理大の一員で20年度の全国大学選手権初優勝に貢献した近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(22)が1日、トップチャレンジリーグ(TCL)2連覇が懸かる豊田自動織機戦(3日、滋賀・布引グリーンスタジアム)先発に名を連ねた。

従来は夏~冬に行われてきた社会人のラグビー。だが、19年W杯日本大会が開催された昨季(19-20年シーズン)は1月、今季は2月開幕と、日程が“年度またぎ”になった。

当然、生まれるのが「新入団選手はいつから出られるの?」。その出場解禁はトップリーグ(TL)、TL2部相当のTCLともに「4月以降」と定められている。昨季は新型コロナウイルスの影響により、第6節(2月22~23日)で打ち切り。“新しい様式”の実践は今季が初めてとなる。

この日の取材で、日本語を巧みに操るフィフィタが「僕もうれしい。僕ももっと頑張らないと」と声を弾ませた話題があった。

天理大の同期であるクボタSH藤原忍(22)がTL第6節サントリー戦(3日、東京・秩父宮ラグビー場)に控えでベンチ入り。それをわが事のように喜んでいた。

トンガ出身のフィフィタにとって、藤原は最も自分を知る同期といえる。

日本航空石川高入学で来日し、天理大まで7年間、同じBKとしてチームを支えた。私生活でも藤原との会話の中で日本語を覚え、世代別代表でもそろって活躍してきた。その集大成が21年1月の全国大学選手権。関西勢36季ぶりの優勝で大学生活を締めくくると、フィフィタは「次は忍と桜のジャージーを着て戦いたい」と思いを込めていた。

2人は別々のチームに巣立ったが、以降も連絡を取り合ってきた。この日、フィフィタは「流選手、斎藤選手がいるサントリーだから…」と丁寧に説明を始めた。藤原が所属するクボタの対戦相手となるサントリーには、19年W杯日本代表の流大(28)、若手有望株の斎藤直人(23)という両SHがいる。親友が日本代表入りを目指すには越えなければいけない「壁」であり、デビュー戦がいきなり試金石となるのでは…という分析だった。

4月3日午後2時-。

偶然にも同じ時間にフィフィタは滋賀で、藤原は東京で、社会人としての初陣を迎える。フィフィタは「このチャンスを逃さないように、13番を背負って戦いたい」と自らを鼓舞した。

見る者をワクワクとさせる、ルーキーたちの挑戦が始まる。【松本航】

◆シオサイア・フィフィタ 1998年12月20日、トンガ生まれ。日本航空石川高進学で来日。高校日本代表に選出され、17年に天理大へ入学。1年時からレギュラーをつかみ、2年時に全国準優勝、4年時に優勝。U20(20歳以下)日本代表、ジュニア・ジャパンも経験。20年はスーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」入り。趣味は映画観賞。187センチ、105キロ。

豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(右)(撮影・松本航)
豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(左から2人目)(撮影・松本航)
帝京大対早大 前半、攻め込む天理大CTBシオサイア・フィフィタ(手前)。藤原は奥の右から2人目(6番の選手の左隣)(2021年1月2日撮影)

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ラグビー近鉄フィフィタ3日初陣「準備はできた」

豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(撮影・松本航)

大物ルーキーが、いきなりベールを脱ぐ。

ラグビー、トップチャレンジリーグ(TCL)の近鉄は1日、1位決定戦の豊田自動織機戦(3日、滋賀・布引グリーンスタジアム)メンバーを発表した。4月に入り、今節から21年度入団選手の出場が可能。1月に天理大を初の大学日本一に導き、23年W杯日本代表を目指すCTBシオサイア・フィフィタ(22)が背番号13のCTBで先発する。

世代屈指の逸材が、大一番でデビューを果たす。大阪・花園ラグビー場第2グラウンドでの2日前練習。フィフィタは仲間とコミュニケーションを取りながら戦術の細部を確認した。表情は生き生きとしていた。

「この日のために2カ月間準備をしてきました。準備はできたので、あとはやるだけ。まずはこの試合に出ることに感謝して、このチャンスを逃さないように13番を背負って戦いたい」

1月、天理大の大黒柱として関西勢36季ぶりの優勝に貢献した。2月4日に新天地の近鉄に合流。3月に入り、非公開の練習試合にも出場した。有水剛志ヘッドコーチ(HC、47)は先発の理由をこう明かした。

「ライナーズの攻撃にフィットしてきた。ポテンシャルは抜群。ライナーズでどこまでフィットするかが(起用の)目安でした」

BKラインを形成するSHゲニアはオーストラリア代表110キャップ、SOクーパーは同代表70キャップのスーパースター。有水HCは「世界的なプレーヤーにどううまく使ってもらうか。サイア(フィフィタ)が外をどううまく使えるか」と期待を込める。フィフィタも「攻撃のところで周りも生かしながら、フィジカルのところで負けない準備をしてきた」と力強く言い切った。

トップリーグ(TL)2部相当のTCLだが、今季は上位4チームがTL16チームとのプレーオフトーナメント(4月17日開始)に進む。すでに進出条件を満たす近鉄はTCL1位通過で弾みをつけ、目標の「トップ8」へ駆けあがりたい。フィフィタが、その起爆剤となる。【松本航】

◆シオサイア・フィフィタ 1998年12月20日、トンガ生まれ。日本航空石川高進学で来日。高校日本代表に選出され、17年に天理大へ入学。1年時からレギュラーをつかみ、2年時に全国準優勝、4年時に優勝。U20(20歳以下)日本代表、ジュニア・ジャパンも経験。20年はスーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」入り。趣味は映画観賞。187センチ、105キロ。

豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(左から2人目)(撮影・松本航)
豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(左)(撮影・松本航)
豊田自動織機戦でのデビューに向けて汗を流す近鉄CTBシオサイア・フィフィタ(右)(撮影・松本航)

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松尾雄治さん「釜石」フル活用で第二の故郷盛り上げ

釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベントで、レジェンドマッチの発表を行った左から新日鉄釜石OBの松尾雄治氏、坂下功正氏、神戸製鋼OBの藪木宏之氏(2018年6月5日撮影)

ラグビー日本選手権7連覇を達成した新日鉄釜石(現・釜石シーウェイブス)で中心選手として活躍した松尾雄治さん(67)は、OBらと支援組織「スクラム釜石」を設立、町の再建を後押ししてきた。釜石のラグビー熱と自然を融合し「第2の古里」をさらに盛り上げようと誓う。

明治大を出て釜石製鉄所に配属、9年を過ごしました。寒さが苦手で「東北の人は我慢強いなあ」と。大学までラグビーばかりで勉強なんてしたことなかったから、先輩に何から何まで教わってね。人間形成を含めて、皆さんにお世話になってやってこられました。日本一8回。これ以上ないラグビー人生でした。

東日本大震災の日は東京にいて、皆と連絡が取れず慌てました。すぐに現地入りしたかったけど、先輩の「気持ちはありがたいが、どこも泊められない。車も途中で止まっているだろう」との電話でわれに返りました。「今行っても邪魔になる。何ができるか」と考えて、ライブハウスなどいろいろな場所で寄付を募りました。トークショー、ラグビーの試合…。復興のためにできることは全てやる、という思いでした。

釜石がラグビー・ワールドカップの会場に決まった時は「良かった」と喜んだけど、スタジアムは完成するのかと心配もしました。でも、大会には各地から人が集まった。何でもコツコツやることが大事なんだなと思いました。

被災10年を迎えて、釜石でもっといろいろ取り組もうと考えていたのに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で足を運べなくなってしまいました。将来的にはスタジアムや海、山など「釜石」をフル活用したい。修学旅行時に船で来訪してもらうなんてのもいいんじゃないか。内陸の高校生に釜石の海を見せたら、感動すると思う。「行けば一生の思い出ができる。他にこんな場所はない」と人が集まるスポットにしたい。そこにシーウェイブスやラグビーが関わっていくことが大事ですね。

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京産大の広瀬新監督が所信「らしく戦って勝ちたい」

京産大の広瀬佳司新監督

関西大学ラグビーの京産大新監督に1日、トヨタ自動車で活躍した元日本代表でOBの広瀬佳司氏(47)が就任した。

15年W杯日本代表の伊藤鐘史前監督(40)は一身上の都合により、1シーズンで辞任。昨季からBKコーチを務めた広瀬新監督は、トヨタ自動車から出向で単年契約となる。次年度以降に向けては、その都度、交渉を行うという。95年からW杯3大会連続出場を飾った新監督が3月31日、所信表明を行った。

-監督就任の打診を受けて

広瀬新監督 もちろん迷いはありました。恩返しのつもりで来ました。

-監督としての指導は

広瀬新監督 2月23日から(トヨタ自動車に)休みをいただいて、行っていました。

-主将は

広瀬新監督 1人に負荷をかけるのではなく、しばらくは共同リーダーにしようと考えています(いずれも新4年のプロップ平野叶翔、NO8桧垣大宇、SH広田瞬)。どこかで(1人の)キャプテンを立てるのか、今後もこの形でいくのかは、様子を見ながら決めていこうと思っています。

-昨季はBKコーチ。さらに勝っていくために足りないと感じた点は

広瀬新監督 昨季は新型コロナウイルスの影響で春、ほとんど練習ができませんでした。基本的なところができていなかった。基本的なスキル、体力の向上…。土台作りができていなかったと思います。上辺だけをやっていた。コロナの状況で仕方がないところもありますが。鍛えてやっていけばいいチームになる。

-チーム作りの理想は

広瀬新監督 先週、スタートミーティングをやりました。そこでは「京産らしく戦って勝ちたい」と伝えましたね。セットピースには京産ファン、みんなが期待をしている。プラスして相手より運動量で上回って勝つ。それができれば他のこともできるようになる。

-スクラム強化はいかにして

広瀬新監督 土日に指導していただいている(元日本代表でスクラムコーチの)田倉(政憲)さんには毎日ビデオを送って、見てもらっています。ただ(19年度まで率いた)大西(健)先生の時と違って、がっつり組めるのは土日だけになる。「日本一のスクラムを作りたい」という話をしたら「到底、週末だけじゃ無理やぞ」と(田倉コーチに)言われました。そこはしっかりと考えていきたい。スクラムには京産ファン、ラグビーファンが期待している。

-昨季は天理大が関西勢36季ぶりの日本一になった

広瀬新監督 「大学選手権優勝」。身の丈は知らないといけないが、そこにチャレンジしていきます。身近なところに目標(天理大)がある。いい目標が近くにありますよね。

-チームに携わって2季目。不安は

広瀬新監督 スタッフが皆さん、長く携わられているベテラン。いろいろと手伝っていただいています。(日本代表で共に戦った元木由記雄ゼネラルマネジャーと母校を率いるのが)不思議な感じですね。技術的、体力的にもすごかった。年は2つしか違わない(広瀬新監督が2学年下)ですが、プレーヤーとして手本にしていました。

◆広瀬佳司(ひろせ・けいじ)1973年(昭48)4月16日、大阪府生まれ。7歳でラグビーを始め、島本高-京産大を経て96年トヨタ自動車入社。ポジションはSO。W杯は95、99、03年大会出場。日本代表キャップ36。12年から3シーズン、トヨタ自動車で監督を務める。19年W杯アンバサダー。

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姫野和樹、4月2日にスーパーラグビー初先発へ

主将として気を吐いたトヨタ自動車のフランカー姫野(中央)(2020年1月12日撮影)

スーパーラグビー(SR)のハイランダーズ(ニュージーランド)は3月31日、ニュージーランドのクライストチャーチで4月2日に行われるクルセーダーズ戦の登録メンバーを発表し、NO8の姫野和樹が初めて先発入りした。

姫野和樹(2019年10月20日撮影)

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元日本代表・広瀬佳司氏が母校京産大の新監督に就任

京産大の新監督に就任する広瀬佳司氏(撮影・松本航)

関西大学ラグビーの京産大は31日、トヨタ自動車で活躍した元日本代表でOBの広瀬佳司氏(47)が新監督に就任すると発表した。

15年W杯日本代表の伊藤鐘史監督(40)は「一身上の都合」で1季で辞任。広瀬新監督は、昨季からBKコーチを務めており「京産らしく戦って勝ちたい」と、セットプレーや運動量の強化を掲げた。トヨタ自動車からは出向で単年契約。広瀬新監督は95年からW杯3大会連続出場し、すべて元木由記雄ゼネラルマネジャー(49)と戦った。2人が現場で技術指導も行い、23年ぶりの関西制覇、初の大学日本一を目指す。

日本対イングランド 前半終了直前、クリストファーズを必死のタックルで止める日本代表時代の広瀬佳司氏(2003年7月3日撮影)

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TLプレーオフ準決勝以降は日本選手権兼ねる開催に

日本ラグビー協会は29日、トップリーグ(TL)プレーオフトーナメントの準決勝以降を、日本選手権と兼ねて開催すると発表した。

準決勝2試合は5月15、16日に大阪・花園ラグビー場で、決勝は同23日に東京・秩父宮ラグビー場で行われる。(共同)

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NTTドコモSHペレナラが“二刀流”で勝利貢献

NTTドコモ対日野 前半、NTTドコモSHのペレナラが相手タックルをうけながらもトライを決める(撮影・渦原淳)

<ラグビー・トップリーグ:日野25-26NTTドコモ>◇第5節◇28日◇花園

NTTドコモのニュージーランド代表SHペレナラが“二刀流”で1点差勝利に貢献した。

8点を追う前半32分にゴール前ラックから持ち出し、2戦ぶりのトライ。試合終盤はSOを務めて逃げ切った。アッカーマン・ヘッドコーチは「プラン通り。練習をしていた」。代表で「ハカ」のリーダーを務めるペレナラは4勝目を「チームとしてスタンダードにはほど遠い。判断が間違っていたことも多い」と話した。

NTTドコモ対日野 前半、NTTドコモSHのペレナラが相手タックルをうけながらもトライを決める(撮影・渦原淳)

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パナソニック福岡堅樹3トライ「弾みになった」

福岡堅樹(2020年1月12日撮影)

<ラグビー・トップリーグ:パナソニック62-5NEC>◇第5節◇28日◇ホワイトカンファレンス(白組)◇東京・秩父宮ラグビー競技場

9トライを挙げたパナソニックが実力の違いを見せつけて開幕5連勝とした。今季限りで引退する日本代表のWTB福岡堅樹(28)は、持ち前のスピードを生かして3トライの活躍。

この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、「ボーナスポイントも取れて、1位通過を目指すうえで弾みになった」と振り返った。

チームはミスから相手に流れを渡しかけた場面もあったが、「FWが取り返してくれた。そのボールをスコアでき、ウイングとして、バックスとしても自分たちの仕事ができた」。

4月から順大医学部に進むことが決まっている。いつまで試合に出場するかなど、今後の詳細については今月中にチームから発表される予定。福岡は「今後に出られる試合で、確実にトライにつなげられるようなプレーを続けたい」と話すにとどめた。

福岡はチームが15-0とリードした前半39分、素早く巧みなステップを踏みながら鮮やかに中央へとトライ。後半11分にはSH内田啓介からのパスを外で受けてゴールライン左隅へ決めた。さらに同29分には相手パスをインターセプトして独走し、ゴールラインの中央部まで運んだ。

NECは開幕5連敗。前半、強敵に対して互角以上に攻め込む時間帯もあったが、ミスもあって流れをつかめなかった。プロップ滝沢直がリーグ戦通算100試合出場に到達した。

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クレルモン松島フル出場 パリ戦勝利に貢献

ラグビーのフランス1部リーグ、クレルモンの松島幸太朗は27日、敵地でのパリ戦にFBでフル出場した。

前半30分に防御を突破してチームの最初のトライにつながるパスを送るなど、34-27の勝利に貢献した。(共同)

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キヤノン連勝、田村決勝PG「格段に違う」沢木監督

<ラグビー・トップリーグ:キヤノン31-28リコー>◇第5節◇27日◇ホワイトカンファレンス(白組)◇秩父宮

キヤノンが2連勝と上り調子だ。28-28の後半39分。SO田村主将が、強い風が吹く中で約25メートルのPGを確実に決めて接戦をものにした。安定感が光った田村の活躍に、沢木監督は「去年までと今年では格段に違う」と手放しで褒めた。

田村は後半19分に、敵陣深くでキックパスを通してトライをお膳立てし、ランでも何度も突破。自在のプレーで引っ張った頼れる主将に、沢木監督は「パフォーマンスで引っ張るタイプ。選手は自然とついてくる」と目を細めた。(共同)

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神戸製鋼・モエアキオラ2トライ「W杯に出たい」

<ラグビー・トップリーグ:神戸製鋼53-22ヤマハ発動機>◇第5節◇27日◇ホワイトカンファレンス(白組)◇大阪・花園ラグビー場

神戸製鋼は開幕5連勝で大一番に弾みをつけた。前半にFW戦で優位に立ち、計8トライで難敵ヤマハ発動機を圧倒した。

19年W杯日本代表CTBモエアキオラが2トライ。W杯で出場なしに終わった25歳は「悔しい気持ちを忘れずに試合に出続けて(23年W杯に)出られるように頑張ります」と誓った。次節4月4日は現在4連勝中(今節未消化)のパナソニック戦。SH日和佐は攻撃面で「自信になった」と力を込めた。

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ヤマハ連敗、神鋼攻略ならずも「1つの光と感じる」

ヤマハ発動機対神戸製鋼 神戸製鋼に敗れがっくりするヤマハ発動機フィフティーン(撮影・前岡正明)

<ラグビー・トップリーグ:神戸製鋼53-22ヤマハ発動機>◇第5節◇27日◇ホワイトカンファレンス(白組)◇大阪・花園ラグビー場

ヤマハ発動機は前半の戦いで劣勢となり、2連敗を喫した。前節14日のキヤノン戦で先発した、日本代表経験を持つ山本幸輝(30)と伊藤平一郎(30)の両プロップがベンチスタート。岡本慎太郎(24)、西村颯平(28)の組み合わせで神戸製鋼攻略をもくろんだ。

堀川隆延監督(47)は「前半、ゲームプランではボールを持ってアタックしたかった。例えばセットプレーを減らして、ペナルティーからもタップキックで(速攻し)、ボールポゼッションを上げたかった。今日の(先発)2人はワークレートが高く、力が発揮できるかなと思った」。実際に速攻を仕掛けるシーンが目立った一方、スクラムでは劣勢となり、神戸製鋼にリズムを作られた。同監督は「前半メンバーのスクラムのスキル、経験値が浅かったということだけだと思います。そういった経験がこれからチームの成長につながる。1つの光と感じています」と伸びしろに期待した。

19年W杯日本代表でスクラムを担当した長谷川慎コーチは、ヤマハ発動機の指導で培ったノウハウを代表強化に生かした。あくまでもスクラムへのこだわりはチームとして貫くが、一方で他チーム所属の代表選手などに浸透したことで「スクラムのアドバンテージは少なからず昔よりはなくなっている」(堀川監督)という。

チームは現在、成長の過程にある。ロックの大戸裕矢主将(31)は「負けた直後で悔しい思いはあるけれど、1週間、ポジティブにいいプレーをしていきたい」。次節のNTTドコモ戦(4月3日、大阪・万博記念競技場)で、また進化した姿を見せる。【松本航】

ヤマハ発動機対神戸製鋼 後半、トライを決めるヤマハ発動機NO8クワッガ・スミス(撮影・前岡正明)

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サントリー5連勝、バレット決めた「サヨナラPG」

トヨタ対サントリー 試合終了間際、PGを蹴るボーデン・バレット(撮影・森本幸一)

ラグビートップリーグ〈第5節〉◇27日◇愛知・パロマ瑞穂ラグビー場ほか◇観衆4251人

3季ぶり6度目の優勝を目指すサントリーが、トヨタ自動車との全勝対決を制した。36-36で迎えたラストプレーで、ニュージーランド代表SOボーデン・バレット(29)が約40メートルの「サヨナラPG」を決めて劇的勝利を手にした。オーストラリア代表主将として19年W杯に出場したトヨタ自動車フランカーのマイケル・フーパー(29)とのスター対決を制して、5連勝とした。

   ◇   ◇   ◇

ボールをセットして、バレットはぐいっと水を飲んだ。後半40分経過を告げるホーンが鳴る。約40メートル、左中間からのPG。バレットの右足から放たれたボールは右にそれかけたが、右ポストに当たって内側にポトリと落ちた。バレットは控えめに右拳を握ると、すぐ仲間たちに抱きつかれた。

千両役者のたたずまいだ。前半は12-26とリードされた。気まぐれな風で、バレットはゴールキック6本中3本成功と流れは悪かった。そんな中でも最後を締めて「しっかり落ち着いて自分のプロセスを信じて蹴られるように、普段から練習している。最後のキックも落ち着いて蹴られた」。

フーパーとの世界的スター対決も制して5連勝。主将のCTB中村亮は「試合前から『80分で勝てればいい』と話していた。今まで大勝が続いた中でタフな試合を経験できたことは大きい」とした。【益田一弘】

試合終了間際、勝ち越しのPGを決めチームメートと喜ぶボーデン・バレット(中央左)(撮影・森本幸一)

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神鋼8トライ開幕5連勝 SOパーカーのPGで先制

ヤマハ発動機対神戸製鋼 前半、トライを決める神戸製鋼WTB山下楽平(撮影・前岡正明)

<ラグビー・トップリーグ:神戸製鋼53-22ヤマハ発動機>◇第5節◇27日◇ホワイトカンファレンス(白組)◇大阪・花園ラグビー場

神戸製鋼が難敵を8トライで圧倒し、開幕5連勝を飾った。

前半2分、SOヘイデン・パーカー(30)のPGで先制。同11分には左サイドでWTB山下楽平(29)が転がしたボールを、フランカーのトム・フランクリン(30)が押さえてトライを奪った。前半はスクラムで主導権を握り、19年W杯日本代表CTBアタアタ・モエアキオラ(25)らが躍動。FW、BKが一体となった攻撃を披露した。

次節は4月4日、神戸ユニバー競技場でパナソニックと対戦。開幕4連勝を飾っている相手(今節は28日)との注目の対決となる。

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ウェールズ2大会ぶり優勝 ラグビー欧州6カ国対抗

ラグビーの欧州6カ国対抗は26日、パリ郊外のサンドニで延期されていた1試合が行われ、フランスがスコットランドに23-27で敗れて3勝2敗となり、4勝1敗の勝ち点20で全日程を終えていたウェールズの2大会ぶりの優勝が決まった。

逆転優勝のためには4トライ以上を奪い、21点差以上の勝利が条件だったフランスは3トライにとどまり、23-20の終了間際に逆転トライを許した。スコットランドも3勝2敗で大会を終えた。(共同)

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トップリーグでJALのCAが場内アナウンスを担当

日本ラグビー協会は26日、4月3日に東京・秩父宮ラグビー場で行われるトップリーグ(TL)第6節のサントリー-クボタ戦で、日本航空(JAL)との「おもてなし企画」を実施すると発表した。

約10人の客室乗務員が会場に訪れ、座席案内や試合前の場内アナウンスなどの業務を担当する。接客のプロである客室乗務員が、質の高い「おもてなし」を観客に提供し、観客の満足度を向上させるのが狙い。

日本協会によると、JALがスポーツ団体とこのようなコラボ企画を行うのは初めてという。

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NTTコムが開幕戦以来の白星 石井魁3トライ

東芝対NTTコミュニケーションズ 前半、トライを決め喜ぶNTTコミュニケーションズWTB石井(中央)(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:NTTコミュニケーションズ45-19東芝>◇第5節◇26日◇レッドカンファレンス(紅組)◇東京・秩父宮ラグビー競技場

今季初のナイター開催となった一戦でNTTコミュニケーションズが快勝し、開幕戦以来の白星をつかんだ。今季2勝1分け2敗。東芝は1勝4敗となった。この日3トライのWTB石井魁がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、「チームとしていい準備をして、グラウンドで表現できたことが勝利につながった」とうなずいた。

NTTコムは7点を先制された直後、ペナルティーゴールで3点を返すと、CTBシェーン・ゲイツがトライを決めて逆転。さらに石井の連続トライなどで一気に突き放し、前半を31-7で終えた。

後半早々にもゲイツのトライで加点したNTTコムは、その後、ターンオーバーからNO8リアム・ギルがキックで前へと進め、快速を飛ばしてキャッチした石井がとどめのトライを成功させた。

堅い守りでリズムをつかみ、攻撃ではFWとバックスが連動。共同キャプテンのLO中島進護は、「これを続けていけられれば良いという、自分たち全員の自信につながった」と手応えを口にした。

東芝対NTTコミュニケーションズ 後半、3本目のトライを決めるNTTコミュニケーションズWTB石井(撮影・中島郁夫)

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姫野和樹SR挑戦は「力の証明」子供たちに夢与える

新天地デビューを振り返るハイランダーズのNO8姫野和樹

<スーパーラグビー(SR)アオテアロア:ハリケーンズ30-19ハイランダーズ>◇第5節◇26日◇ニュージーランド(NZ)ダニーディン

19年ワールドカップ(W杯)日本代表でNZのハイランダーズに加入したNO8姫野和樹(26)が、新天地デビューで自らに合格点を与えた。

後半9分に途中出場。同19分に代名詞の「ジャッカル」で相手ボールを奪取し、7-24と劣勢の展開で味方に刺激を与えた。「今日に関しては自分に合格点をあげたい」とし「ここに来て、いい経験を積むことだけが目的じゃない。チームを勝たせるために、もっとハードワークしないといけない」と自らを鼓舞した。

新型コロナウイルスの感染状況が、他国に比べて良好なラグビー王国。マスクなし、試合中には客席から大声の歌が聞こえてくる、久々の雰囲気を味わった。

「『ラグビーが戻ってきたな』っていうのが第一印象。『人前で走るのがこんなに面白いのか』っていうぐらい、ニヤニヤしていました。お客さんの前でプレーするのが、日本ではなかなかできなかった。ここでプレーできていることが、幸せに感じました」

トヨタ自動車の一員として戦った昨季のトップリーグは、第6節で打ち切り。日本代表活動も実施されず、20年2月22日のクボタ戦を最後に公式戦から遠ざかった。その分、確かな成長ぶりに手応えがにじんだ。

「去年ラグビーができなかった分、自分の体作りにフォーカスした。1年ぶりの試合でも自分のラグビーができた。いい積み重ねができている証拠だと思う」

この日、チームは敗戦。NZ国内5チームで戦う「SRアオテアロア」で4試合を終え、1勝3敗となった。日本代表ジョセフ・ヘッドコーチが率い、15年にSR初優勝を果たしたチームで何を残すのか-。海外挑戦の意味を言い切った。

「力の証明です。日本人としての、力の証明、そして、自分の力の証明。今後、ラグビーを日本になくてはならないものにするためにも、海外で日本人がこれだけやれると証明できれば、もっともっと日本人の誇り、ラグビー人口にもつながる。子どもたちが、夢をより持てることにつながる。現役選手にも『自信』をNZから発信したい。それが自分がやりたいこと、得たいことだと思います」

次節は4月2日、敵地クライストチャーチでクルセーダーズと対戦する。多くの世界的スターを生む強豪を相手に、また姫野の「力」が試される。【松本航】

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姫野和樹がNZデビュー得意「ジャッカル」で存在感

姫野和樹(2019年10月20日撮影)

<スーパーラグビー(SR)アオテアロア:ハリケーンズ30-19ハイランダーズ>◇第5節◇26日◇ニュージーランド(NZ)ダニーディン

19年ワールドカップ(W杯)日本代表でハイランダーズに加入したNO8姫野和樹(26)が、新天地デビューを飾った。本拠地での一戦でベンチ入りし、後半9分に途中出場。同19分には代名詞の「ジャッカル」で相手ボールを奪い、攻撃でも積極的な仕掛けで存在感を示し続けた。

トヨタ自動車に所属する姫野は、20年10月に海外挑戦を発表。ハイランダーズはNZ南島ダニーディンが本拠地だ。日本代表ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、51)が率い、SH田中史朗(36=キヤノン)が在籍した15年に世界最高峰スーパーラグビー(SR)初優勝を果たした。

ハイランダーズはNZ国内5チームで戦う「SRアオテアロア」で4試合を終え、現在1勝3敗。次節は4月2日、敵地クライストチャーチでクルセーダーズと対戦する。

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ヤマ発ウベ“代表ロック対決”神戸製鋼レタリックと

練習で守備選手と対するヤマハ発動機のヘル・ウベ(右)

2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の代表2人が、“ロック対決”に臨む。ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機の日本代表ヘル・ウベ(30)が、27日の第5節・神戸製鋼戦(大阪・花園)でニュージーランド代表ブロディ・レタリック(29)と対する。25日に磐田市内で練習後、「世界トップ級の選手なので、自分がどのレベルにいるか知るいい機会」と語った。2人のプレーが、試合の行方を左右しそうだ。

ウベは今季、全4戦に先発し、計3トライ。疲労感はなく「試合をしている方が気分がいい」。堀川隆延監督(47)から「スクラムの要。キーマンになってほしい」と期待され、得点チャンスは増えそうだ。

神戸製鋼戦には、前節まで4試合で控えだったプロップの岡本慎太郎(24)と西村颯平(そうへい、28)が今季初先発する。状態の良さを買われた。元日本代表FB五郎丸歩(35)は登録メンバーから外れた。【倉橋徹也】

神戸製鋼・前川「戦いたい」3年5カ月ぶり先発

調整を行う神戸製鋼・フランカー前川(撮影・南谷竜則)=2021年3月25日、灘浜グラウンド

ラグビーのトップリーグで開幕4連勝中の神戸製鋼が、27日にヤマハ発動機戦を迎える(大阪・花園ラグビー場)。25日、出場メンバーが発表され、フランカーの前川鐘平(32)がリーグ戦で約3年5カ月ぶりに先発することがわかった。

最後の先発出場は17年10月22日のリコー戦。その後、自主トレ中にふくらはぎの肉離れを起こし、戦線を離脱していた。治っては故障の繰り返えしだった。練習好きだったが、自主トレを控え、トレーナーから与えられたメニューのみをこなしてきた。長い充電期間を経て、今季は2月20日のNECとの開幕戦に途中出場した。「ケガをしなくなったのが一番大きい。“趣味”のトレーニングができないのはストレスですが」と冗談が言えるのも、調整が順調な証拠だ。

久しぶりに先発出場が決まったときの気持ちを問われると「特にないです。おじさんなんで」と淡々と答えるも、対戦相手のことには「コンタクトが強いので、ファーストコンタクトでどれだけできるか。しっかり戦いたい」と闘志を燃やした。【南谷竜則】

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ヤマ発FB五郎丸、開幕2戦に続くメンバー外

ラグビートップリーグ第5節「ヤマハ発動機-神戸製鋼」(27日、大阪・花園)の登録メンバーが25日、発表され、ヤマ発の元日本代表FB五郎丸歩(35)は外れた。開幕2戦に続くメンバー外。第3節NEC戦と第4節キヤノン戦は先発出場していた。

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姫野和樹デビューへ ハイランダーズのベンチ入り

姫野和樹(2019年10月17日撮影)

ラグビーの19年W杯日本代表NO8姫野和樹(26)が、ついに新天地デビューを果たす可能性が出てきた。

世界最高峰スーパーラグビーのニュージーランド(NZ)国内大会「アオテアロア」を戦うハイランダーズは24日、ハリケーンズ戦(26日、ダニーディン)のメンバーを発表。本拠地での一戦で姫野は20番のジャージーを着て、ベンチ入りする。発表後には自身のツイッターで「NZに来て1カ月!! 体の準備はできた! あとは久々の公式戦を楽しむ! 頑張ります!!」と思いをつづった。

トップリーグのトヨタ自動車で活躍してきた姫野は、20年10月に海外挑戦を発表。同月の記者会見では「『夢をかなえる』っていうところですかね。今後の自分の夢は『ラグビーを日本でなくてはならない存在にしたい』。チャンスをつかむことで、日本ラグビーに大きなものをもたらせると考えています」と思いを口にした。

ハイランダーズは現在、1勝2敗で5チーム中3位。「ジャッカル」が代名詞となった男が、ラグビー王国で新たな挑戦を始める。

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初出場の佐沼が初戦へ「3年生思い背負う」ラグビー

選抜1勝を狙う佐沼の選手たち(撮影・相沢孔志)

第22回全国高校選抜ラグビー大会が25日、埼玉・熊谷市内で開幕する。東日本2校に与えられる実行委員会推薦枠として初出場の佐沼(宮城)は、近畿王者の常翔学園(大阪)との初戦に挑む。FW千葉響主将(2年)は「先輩たちの頑張りが評価されて出場が決まった。3年生の思いを背負って戦いたい」と意気込んだ。また東北勢では秋田工、仙台育英(宮城)、黒沢尻北(岩手)も出場する。

佐沼は昨年の全国高校ラグビー県予選で準優勝し、東北各県の準優勝チームで花園切符を争う東北代表決定戦に出場した。黒沢尻北との準決勝は7-7の同点で決着がつかず、抽選の末に涙をのんだが、白鳥直人監督(50)は「周りの方にインパクトを与えた良い試合だった。3年生引退後も、戦力がさほど変わらないことも評価された」と、初の選抜切符をつかんだ。

今年は県新人戦がコロナ禍で中止となり、選抜が新チーム初の公式戦となる。攻守の要は、体重100キロ超5人擁すFW陣だ。最重量108キロのFW佐藤圭人(2年)は「フィジカルで負けずに、最後まで走りきりたい。先輩方が勝ち取ってくれた出場なので、絶対に勝ちたい」と闘志を燃やした。

対する常翔学園は6度の全国優勝を誇る強豪。今春卒業した前主将の星凌太さんからは「ディフェンスから相手にプレッシャーをかけて、最後まで諦めずに戦ってほしい」とエールが送られた。東日本大震災から節目の10年。千葉主将は「僕自身もスポーツに元気をもらっていた。自分たちのプレーを見て、周りの人たちが笑顔や元気になってくれたら」。91年の花園以来、30年ぶりの全国舞台。最後まで全力プレーを貫く。【相沢孔志】

初の選抜に向けて調整する佐沼の選手たち(撮影・相沢孔志)
初の選抜に向けて調整する佐沼の選手たち(撮影・相沢孔志)
戦術練習で調整する佐沼の選手たち(撮影・相沢孔志)
佐沼・白鳥監督(撮影・相沢孔志)

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トヨタHC、全勝対決での世界的スター起用法に言及

サントリー戦に向けてオンライン取材に応じたトヨタ自動車のサイモン・クロン・ヘッドコーチ

世界的スターの組み合わせは? 

ラグビー、トップリーグ(TL)のトヨタ自動車サイモン・クロン・ヘッドコーチ(HC、45)が23日、サントリーとの全勝対決(27日、パロマ瑞穂ラグビー場)に向けて思いを語った。開幕4連勝同士の大一番を控え「サントリーはさまざまな場面で優れたチーム。やり合えるチャンスに恵まれたことに誇りを持ち、選手全員がワクワクしています」と現状を説明した。

前節13日のサニックス戦では、元ニュージーランド代表主将のNO8リード、オーストラリア代表主将でフランカーのフーパーがそろって先発。豪華なFW第3列が61-29の大勝に貢献した。一方で第1~2節はリードと19年W杯南アフリカ代表FBルルー、第3節はフーパーとルルーが先発。枠の問題で同時に2人しかピッチに立てず、世界的スター3人の起用法には注目が集まる。

この日、クロンHCは3人の組み合わせについて、このように言及した。

「そのプロセスは考え中。チームにとって何が一番いいコンビネーションかを考えている。サニックス戦で(リード、フーパーが)どちらもいるのはチームにいい点があると思った。同時にウィリー(・ルルー)を15番に置くということで、違った形のダイナミックなプレーが出る。ウィリーも欠かせない存在。スタメン、ベンチともに、まだ考え中です」

相手はニュージーランド代表SOバレットらが存在感を示すが、フランカーのフェツアニ・ラウタイミ(28)は「(バレットが)どんな選手か、すごく楽しみ。サントリーはすごくボールを動かすチーム。それを止めて、あとはフィジカルとかで勝てば(試合に)勝てると思います」と力強い。キックオフは4日後(3月27日)の午後2時。地元の愛知で、開幕5連勝をたぐり寄せる。【松本航】

突破を図るトヨタ自動車フランカーのフーパー。右後方はNO8リード(2021年2月20日撮影)

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