日刊スポーツ

【NBA】八村4試合連続欠場 左ふくらはぎ肉離れ

八村塁(2022年9月29日撮影)

レイカーズの八村塁(25)は9日、本拠地ロサンゼルスでのラプターズ戦を左ふくらはぎの肉離れのため欠場した。欠場は4試合連続。

ハム監督は「昨日は状態が良かったし、これまでも非常にいい日があった。今後も日々の様子を見ていく」と話した。チームは132-131で2連勝し、19勝19敗とした。

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【バスケ】富永両チーム最多19得点 NCAA1位校撃破

バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)1部ネブラスカ大の富永啓生(22)は9日、AP通信によるランキング1位のパデュー大戦で両チーム最多の19点を挙げ、88-72での強豪からの白星に貢献した。

5本の3点シュートとフリースロー4本を成功した。試合は本拠地米ネブラスカ州リンカーンで行われ、会場には1万4106人が詰めかけた。ネブラスカ大が1位校を破るのは1982年の敵地でのミズーリ大戦以来で42年ぶり。富永は大学のメディアに「楽しかったです。皆が自分の仕事をした。お互いを信じていた」と英語で振り返った。

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【バスケ】川崎と宇都宮が勝利し準決勝は千葉-宇都宮、琉球ー川崎 天皇杯全日本選手権

バスケットボール男子の第99回天皇杯全日本選手権は10日、川崎市とどろきアリーナなどでBリーグ1部勢による準々決勝2試合が行われた。

2大会ぶりの王座を狙う川崎は長崎に64-62で競り勝ち、4強入り。初優勝を目指す宇都宮は横浜BCを81-65で下した。前回覇者の千葉Jと、2位琉球は2月14日に行われる準決勝から登場する。千葉Jは宇都宮と、琉球は川崎と顔を合わせる。

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【NBA】渡辺雄太は5分12秒出場して1得点、サンズは連敗

米プロバスケットボールNBAは8日、各地で行われ、サンズの渡辺雄太は敵地ロサンゼルスでのクリッパーズ戦で5分12秒出場し、1得点だった。チームは111-138で敗れて2連敗。今季は19勝18敗となった。(共同)

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【バスケ】相模女子大中は準V 主将「誇りに思う」 後半は外角3点シュート精度向上

女子準優勝の相模女子大中(撮影・鈴木正人)

<全国U15バスケットボール選手権:京都精華学園中82-61相模女子大中>◇8日◇女子決勝◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

バスケットボールの15歳以下(U15)日本一を争う第4回Jr.ウインターカップ(日刊スポーツ新聞社後援)で、女子は昨夏の全国中学校体育大会(全中)を制した京都精華学園中が初優勝を飾った。前回3位の相模女子大中は準優勝となった。

◇  ◇  ◇

相模女子大中は、2人の留学生を擁する相手チームに高さで優位に立たれた。それを補うための外角シュートはなかなか決まらず、前半は12本放って成功は2本のみ。それでも後半に入っても打ち続け、11本で成功5本と精度が上がった。

初めて進んだ決勝の舞台。点差はつけられても、最後まで前を向いてプレーした。チーム最多18得点を挙げた主将の竹内みや(3年)は「こういう舞台で戦えたことを誇りに思う」と胸を張った。

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【バスケ】京都精華学園中が“姉妹2冠”達成 「伝説の1年」「絶対に取ってやろう」

優勝し笑顔で写真に納まる京都精華学園中の選手たち(撮影・鈴木正人)

<全国U15バスケットボール選手権:京都精華学園中82-61相模女子大中>◇8日◇女子決勝◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

バスケットボールの15歳以下(U15)日本一を争う第4回Jr.ウインターカップ(日刊スポーツ新聞社後援)で、女子は昨夏の全国中学校体育大会(全中)を制した京都精華学園中が初優勝を飾った。系列高は先月のウインターカップ(全国高校選手権)を制しており、同一年度の“姉妹制覇”を成し遂げた。

男子は四日市メリノール学院中(三重)が初制覇を飾り、女子との“アベックV”を狙った京都精華学園中は準優勝だった。

◇  ◇  ◇

女子で全中覇者の京都精華学園中は、先輩たちに続いて今季2冠を達成した。中高一貫で系列の京都精華学園高は今季、インターハイ(高校総体)とウインターカップを制覇。その偉業に自分たちも続き、主将の吉田ひかり(3年)は「この大会でもう1つ取れば、伝説の1年というか、京都にすごく良い年になると思っていた。絶対に取ってやろうという気持ちだった」と充実感に浸った。

中高の両バスケ部は、普段の練習では同じ体育館を利用する。この日の決勝前には、先輩達から激励のメッセージが次々と届いた。大会創設からの過去3回は、京都精華クラブとして出場した前回を含めすべて準優勝。わずかに届かなかったタイトルをついに手にした。

高校でも指揮を執る山本綱義監督は「とくに子どもたちには、いろいろな重圧があったと思う」。プレッシャーをはねのけた教え子たちをたたえた。

卒業するメンバーの多くは引き続き京都精華の一員としてバスケに打ち込む予定。「高校でも日本一になりたい」と吉田。伝説は、次章へと続く。【奥岡幹浩】

○…男子は決勝で敗れ、直前の試合を制した女子との“アベックV”はならず。相手の堅守に手を焼いた前半は、なかなか得点が伸びなかった。それでも後半は司令塔の山崎燦吾(さんご、3年)を軸に反撃。リバウンド確保からの速攻を何度も繰り出した。頂点に手が届かなかったとはいえ、前回3位から1歩前進。手応えと悔しさを胸に、さらなる高みを目指す。

優勝し笑顔で写真に納まる京都精華学園中の選手たち(撮影・鈴木正人)
優勝し笑顔で写真に納まる京都精華学園中の選手たち(撮影・鈴木正人)
相模女子大中対京都精華学園中 第3Q、シュートを放つ京都精華学園中・ンガルラ・ムクナ・リア(右)(撮影・鈴木正人)
相模女子大中対京都精華学園中 第4Q、ドリブルで攻め入る京都精華学園中・高山(右)(撮影・鈴木正人)
相模女子大中対京都精華学園中 第3Q、シュートを放つ京都精華学園中・高山(右)(撮影・鈴木正人)
相模女子大中対京都精華学園中 第4Q、シュートを放つ京都精華学園中・オディア・カウェル・リッツ(中央)(撮影・鈴木正人)

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【バスケ】四日市メリノール初V 中2で194センチの逸材活躍、名将「バスケ界の大谷翔平に」

優勝し笑顔で写真に納まる四日市メリノール学院中の選手たち(撮影・鈴木正人)

<全国U15バスケットボール選手権>◇8日◇男子決勝◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

バスケットボールの15歳以下(U15)日本一を争うJr.ウインターカップ全国U15選手権(日刊スポーツ新聞社後援)で、男子は四日市メリノール学院中(三重)が初優勝を遂げた。決勝で京都精華学園中を68-48で下し、昨夏の全国中学大会(全中)に続く2冠を達成した。

ダイヤモンドの原石が、早くもまばゆい輝きを放った。四日市メリノール学院中は、中学2年にして194センチ、U16アジア選手権日本代表の白谷柱誠(しらたに・ちゅそん)ジャックが奮闘。主将で同代表の中村颯斗(3年)や、同代表の本田蕗以(ろい、3年)らと息の合ったプレーを繰り広げた。序盤からリードを築き、「最後まで自分たちのペースを崩すことなく戦えた。いい試合だった」と胸を張った。

中央アフリカ共和国出身の父を持つ有望株。今大会では開催中に体調を崩したことで一部試合を欠場した。回復したとはいえ、決勝でもコンディションは必ずしも万全ではなかったが、「その分みんなと声を出して、できることをやれた」。12得点、15リバウンドで“ダブルダブル”。さらには7ブロックをマークした。山崎修監督が「公式記録に反映されていないブロックもあったのでは。2桁に乗っていたはず」と力説する隣で、「チーム全体で守備をやろうと話していた。そういう気持ちが、7ブロックという数字に出たのかな」と笑った。

福岡の名指導者として何度も全国制覇してきた山崎監督は、三重に赴任して今年で5年目を迎える。数々の好選手を育ててきたからこそ、白谷の将来性を高く評価。「ジャック(白谷)をバスケ界の大谷翔平にする責任がある」と自身の役目を強調する。

上級生にとともに今季は2冠を達成。来季は最上級生として、精神面でもチームメートをけん引する立場となる。「連覇を狙っていきたい」と白谷。いつか世界へと羽ばたくため、さらに大きく育っていく。【奥岡幹浩】

優勝し写真に納まる四日市メリノール学院中の選手たち(撮影・鈴木正人)
四日市メリノール学院中対京都精華学園中 第1Q、フリースローを放つ四日市メリノール学院中・白谷柱誠ジャック(撮影・鈴木正人)
四日市メリノール学院中対京都精華学園中 第1Q、シュートを放つ四日市メリノール学院中・白谷(右)(撮影・鈴木正人)
四日市メリノール学院中対京都精華学園中 第2Q、シュートを放つ四日市メリノール学院中・中村(右)(撮影・鈴木正人)
四日市メリノール学院中対京都精華学園中 第2Q、シュートを放つ四日市メリノール学院中・本田(右)(撮影・鈴木正人)
四日市メリノール学院中対京都精華学園中 第2Q、シュートを放つ四日市メリノール学院中・本田(右)(撮影・鈴木正人)

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【バスケ】男子は四日市メリノール学院中が初V、女子は京都精華学園中が“姉妹制覇”達成

優勝し笑顔で写真に納まる京都精華学園中の選手たち(撮影・鈴木正人)

<全国U15バスケットボール選手権>◇8日◇男女決勝◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

バスケットボールの15歳以下(U15)日本一を争う「第4回Jr.ウインターカップ全国U15選手権」(日刊スポーツ新聞社後援)が行われ、男子は四日市メリノール学院中(三重)が、女子は京都精華学園中が優勝した。男女とも昨年8月の全国中学校体育大会(全中)に続く2冠となった。

男子の四日市メリノール学院中は、決勝で京都精華学園中を68-48で下して初優勝。前年は準決勝で敗れた悔しさを晴らした。

女子の京都精華学園中は相模女子大中(神奈川)を82-62で退けた。先月のウインターカップ(全国高校選手権)で京都精華学園高が制しており“先輩たち”に続くウインターカップ同一年姉妹制覇を達成した。

優勝し笑顔で写真に納まる京都精華学園中の選手たち(撮影・鈴木正人)
優勝し笑顔で写真に納まる京都精華学園中の選手たち(撮影・鈴木正人)
優勝し笑顔で写真に納まる四日市メリノール学院中の選手たち(撮影・鈴木正人)
優勝し写真に納まる四日市メリノール学院中の選手たち(撮影・鈴木正人)

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【バスケ】伸び盛りはここにも! 宇都宮の26歳ルーキー村岸航が価値ある3Pシュートで4連勝導く

宇都宮対大阪 試合後のヒーローインタビューで仲間にマイクの持ち方を指摘された宇都宮の村岸航。初々しい26歳ルーキーです(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボールB1:宇都宮81ー53大阪>◇第16節◇7日◇ブレックスアリーナ宇都宮

宇都宮ブレックスのルーキー、村岸航(26)がチームの4連勝に大きく貢献した。

連敗を避けたい大阪は試合開始から強度を高めて挑んできた。宇都宮は3ポイント(P)シュートが3本続けて入らず、第1クオーター(Q)残り4分切っても3得点。早々に10点差をつけられた。

佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(HC)はここで村岸、高島紳司らを投入。直後に村岸は、チーム4本目にして3Pシュートを決めた。同Q終了間際には相手シュートをブロック。村岸の踏ん張りで、チームは第1Qを14-18の4点差でしのぐことができた。

佐々HCは「村岸の3Pシュートは大きな流れになるところ。シュートブロックも素晴らしかった」と評価した。第2Q以降は攻守で圧倒したが、第1Qの村岸の活躍がなければ、どうなっていたかわからない。少なくとも大差はつけられず、後半に比江島慎ら主力を休ませられる展開にはなっていなかっただろう。

中2日で天皇杯準々決勝・横浜BC戦を控え、大きな意味を持った3Pシュートについて、村岸は「DJをはじめ、みんながうまくオープンスペースをつくってくれたので、気持ち良く打てました」と振り返った。第3Qには自らドリブルで持ち込み、相手守備網を突破して、レイアップシュートを決めた。

「あれは突発的なプレーです。ガードがボールを運べなかったので、思い切っていきました」。周囲を冷静に見渡す余裕も生まれ、プロには必要な積極性も出てきた。プレータイムは自身最長の18分8秒。成長の跡がはっきり見えた。

昨年12月の一時期、出場機会に恵まれなかった。「ギャビン(エドワーズ)が離脱して、僕だとサイズダウンになるからリバウンドなどの部分で心配だったのだと思う。でも、タイミングと運動量でカバーできることを示したいと思っていた」。12月下旬の信州戦で「外国籍選手相手に自分らしいプレーができた」ことで手応えをつかみ、佐々HCからも「チームの良いアクセントになっている」との評価を得た。

第2Q、判定を巡ってのHCチャレンジの最中、出場中の仲間たちに水を運ぶ姿があった。試合後のヒーローインタビューでは、両手でマイクを持って受け答えして先輩たちに突っ込まれるなど、誠実な人柄はチームの「癒やし」にもなっている。「水曜日(天皇杯)に向けてしっかり準備したい」。伸び盛りはエースの比江島だけじゃない。【沢田啓太郎】

宇都宮対大阪 ゴール下でリバウンドを争う宇都宮の村岸航(撮影・沢田啓太郎)
宇都宮対大阪 第3Qにドリブル突破からのレイアップシュートを決めるなどして祝福の出迎えるを受ける宇都宮の村岸航(撮影・沢田啓太郎)
宇都宮対大阪 勝利に貢献し、充実した表情で場内一周のあいさつを行う宇都宮の村岸航(撮影・沢田啓太郎)

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【バスケ】B2山形が9連勝 SFベルが前日26得点に続き15得点の大暴れ

山形ジェームズ・ベル(2023年12月撮影)

<B2:静岡74-81山形>◇7日◇第16節◇静岡中央体育館

山形ワイヴァンズの勢いが止まらない! 静岡を81-74で下し9連勝。23年を7連勝で締めくくる絶好調ぶりは24年も健在し、幸先の良いスタートを切った。この日、誕生日を迎えたSFジェームズ・ベル(31)がチームトップの15得点を挙げ、9連勝に貢献。1戦目の前日も26得点と大暴れだった。

16-14の第1クオーター(Q)残り2分48秒でベルが2点シュート(P)を決めると、その直後にも3Pがさく裂。第1Qだけで9得点と、序盤から存在感を発揮した。49-37で前半を折り返し、迎えた第3Q開始から8連続失点と4点差に詰め寄られるも、残り8分28秒でSG白戸大聖(28)が2Pを決め、悪い流れを断ち切った。その後も得点を重ね、残り37秒にはベルの3Pがさく裂し、再び20点差とリードを奪った。

なんとしても4連敗を阻止したい静岡の反撃を食い止めたのはこの男だった。前日も23得点の活躍をみせたPG岡島和真(20)が73-56で迎えた第4Q開始26秒、1分25秒、3分57秒に立て続けに2Pがさく裂。第4Qは静岡の守備に苦戦し、8得点に押さえ込まれたが、地元静岡で躍動する岡島の活躍にチームが救われた。試合終了後の歓喜の輪には、今季から指揮を執る石川裕一ヘッドコーチ(33)も笑顔で加わり、9連勝を喜んだ。次節はホームで青森との「東北ダービー」に臨む。3位に浮上した山形だが、まだまだ満足は出来ない。連勝を伸ばし、さらなる高みを目指す。

第3Q、シュートを狙う山形アダムス(C)B.LEAGUE

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【バスケ】GYMRATSは静岡県勢初の決勝ならず、3位タイ U-15バスケットボール選手権

※写真はイメージ

<全国U-15バスケットボール選手権>◇7日◇男子準決勝◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

男子・GYMRATS(静岡市)が、4強の3位タイで今大会を終えた。強豪の四日市メリノール学院中(三重)に49-81と大敗。県勢初の決勝進出は、ならなかった。

第1クオーター(Q)前半を接戦とするも、同後半で昨年の全中2連覇王者に牙をむけられ、3点シュートの連打を浴びた。一気に11-24。第2Qで巻き返しをはかり、残り3分半過ぎに22-26と詰め寄った。しかし再びリードを広げられ、第3Q以降も相手攻勢を抑えられなかった。

3回戦や準々決勝で見せた逆転劇の勢いを封印された。最終Qで17点を奪ったがそこまで。32点差に広げられ終戦。身長183センチのエース佐藤凰臥(3年)が21得点、ゲーム主将の松葉翔太郎(3年)は18得点したが、内外自在に攻めてくる相手に歯が立たず、選手らは肩を落とした。

それでも2年ぶり3度目出場の今回、過去2度の2回戦(各初戦)敗退からベスト4への大躍進を見せた。選手らは確かな爪痕を残し、コートを後にした。

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【バスケ】B2新潟今季初の連勝 大矢孝太朗主将「チームの雰囲気は良くなってきた」浮上を誓う

第3Q、シュートを狙う新潟高橋(C)B.LEAGUE

<B2第16節:岩手52-60新潟>◇7日◇奥州市総合体育館

新潟アルビレックスBB(東地区7位)が岩手ビッグブルズ(同6位)を60-52で破り、今季初の連勝をマークした。試合開始から連続12得点でペースをつかむと、1度もリードを許すことなく今季最少失点で押し切った。新潟は通算4勝26敗で、岩手(7勝23敗)に3ゲーム差。最下位脱出を視界に入れて、リーグ前半戦の30試合を折り返した。

「選手の頑張りを誇りに思う」。ケイシー・オーウェンズ監督(52)の表情は明るい。第1クオーター(Q)、SG大本歩夢(22)のシュートを皮切りに4分ほどで12-0とリードを奪った。その後は岩手の追い上げを断つ。第4Q、43-38と5点差に迫られると、SFステイシー・デイヴィス(29)がレイアップとファウルをもらってのフリースローを決めて3得点。46-43の残り3分31秒では、オフェンスリバウンドを獲得したPG高橋克実(23)のジャンプショットで突き放した。

6日の1戦目、72-64で勝ったものの、20のターンオーバーから24失点した。この日は14ターンオーバーで11失点に減らした。ターンオーバー0の高橋は「ターンオーバーをしないことを意識しながら、狙うところは狙った」と冷静にゲームメーク。19のオフェンスリバウンドを奪い、セカンドチャンスから18得点と、2次攻撃が得意な岩手と互角以上に渡り合った。

新年2連勝でリーグ戦は中断に入る。再開は20、21日のホーム滋賀レイクス戦。SF大矢孝太朗主将(29)は「チームの雰囲気は良くなってきた。もっと守備などを修正して勝利を重ねたい」と後半戦での浮上を誓った。

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【バスケ】開志国際「3冠」へ新チーム始動 22年全国V貢献の平良宗龍&清水脩真がW主将

選手を集めた富樫監督(右から2人目)が主将の名を2人告げた

バスケットボール、新潟・開志国際高の男子新チームが7日、始動した。主将もPG平良宗龍(2年)とPG清水脩真(同)に決まった。選手が掲げたスローガンは「3冠」。例年通りの主将2人体制で、全国3タイトルを全部取りに行く。

   ◇   ◇   ◇

シューティングしていたメンバーを富樫英樹監督(61)が集め、新主将2人の名前を告げた。「キャプテンは清水と平良。腹をくくってやってほしい」。コート中央に戻った選手たちは2人の主将を中心に新チームの目標を一瞬で決めた。同監督に駆け寄って宣言したテーマは「3冠」。昨年はU18日清食品トップリーグで初優勝も、インターハイ4強、ウインターカップ8強で1冠だけ。昨年、実現できなかった年間3冠に向かって新チームの練習は始まった。

「ウインターカップで負けた時、(主将だった)沢田さんから『次は清水が引っ張っていけ』と言われた。主将にならなくても、その気持ちはあった」と清水。平良も「つないできた伝統を残しつつ、自分たちの色を出していきたい」と言う。ウインターカップ初優勝の22年は1年生だった2人は抜群の貢献を見せた。平良は決勝戦で4連続3点シュートを決め、ピンチに登場した清水はタイトな守備で試合の流れを引き寄せた。当時、富樫監督は「1年生2人で勝った」と話していた。喜びも悔しさも味わう2人が、ガッチリとタッグを組んだ。

新チームの初公式戦は27日開幕のBSN杯新潟県高校バスケット。昨年の先発メンバーは平良を含め3人残る。平良は「昨年は大事なところで負けた。メンタルの強化をしたい」と新チームの課題を挙げていた。【涌井幹雄】

主将の1人に指名されたPG平良
主将の1人に指名されたPG清水

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【バスケ】レジェンド田臥勇太が連勝締めくくり! 宇都宮のファンは大喜び

宇都宮対大阪 ボールを抱いてうれしそうな宇都宮田臥勇太。レジェンドの登場にブレックスファンもうれしそう(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボールB1:宇都宮81ー53大阪>◇第16節◇7日◇ブレックスアリーナ宇都宮

Bリーグ最年長、43歳の田臥勇太が後半に躍動し、チームの新年2連勝をしっかりと締めくくった。

20点差以上開いた第3クオーター(Q)残り1分13秒から出場。同Q終了間際にスチールを成功させてドリブルで持ち込み、レイアップシュートを決めた。

使命を帯びての出場だった。「大阪さんがメンバーを落として、ふわっとした雰囲気になりかけていたから、田臥さんに締めて欲しかった」と佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(HC)。楽勝ムードで集中力を欠くと、不慮のケガにもつながりかねない。

HCの意を酌んだ田臥は、第4Qも残り3分12秒から出場し、点差にかかわらずにハードにプレー。試合終了まで1分を切ったあとも激しい守備を続け、相手のトラベリングを誘った。

「どんな状況でも全力でプレーするのがブレックスのスタイル。最後まで全員で集中して戦えた」。今季ここまでの得点はフリースローのみで、フィールドゴールは今季初。「そうだっけ? 全く気にしていないので」と自分の事は意に返さない。

四家魁人、高島紳司、村岸航ら若手3人とともに試合を締めくくり、「彼らが1試合でも多く経験を積めるのは非常に大きい。それがチーム力の向上につながってくる」。チームとバスケを愛する気持ちは、衰えを知らない。本拠地ブレックスアリーナ宇都宮のファンも、レジェンドの熱いプレーに大喜びだった。

宇都宮対大阪 笑顔を見せながらドリブルする宇都宮の田臥勇太(撮影・沢田啓太郎)
宇都宮対大阪 楽しそうにプレーする宇都宮田臥勇太。レジェンドの登場にブレックスファンもうれしそう(撮影・沢田啓太郎)
宇都宮対大阪 田臥勇太登場に喜ぶブレックスファン(撮影・沢田啓太郎)

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【バスケ】四日市メリノール学院中と京都精華学園中が決勝進出 U-15バスケットボール選手権

※写真はイメージ

<全国U-15バスケットボール選手権>◇7日◇男女準決勝◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

バスケットボールの15歳以下(U15)日本一を争う「第4回Jr.ウインターカップ全国U15選手権」(日刊スポーツ新聞社後援)は7日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで第4日を迎え、男女の準決勝が行われた。

男子は四日市メリノール学院中と京都精華学園中が決勝に進出。女子は相模女子大中と京都精華学園中が決勝に進んだ。女子決勝は8日午前10時、男子決勝は同11時30分から行われる。

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【NBA】渡辺雄太は2得点「ここで腐ったら終わり」サンズ快勝 八村塁欠場のレイカーズ4連敗

<NBA>◇5日◇各地

サンズの渡辺雄太は本拠地フェニックスでのヒート戦に途中出場し、8分54秒のプレーで2得点、1リバウンドだった。チームは113-97で勝ち、19勝16敗。

レイカーズの八村塁は左ふくらはぎ肉離れのためグリズリーズ戦を欠場した。チームは113-127で敗れ、4連敗で17勝19敗となった。

◆渡辺雄太の話 今は前半で120点くらいのパフォーマンスを出さないと後半使ってもらえないパターンが多い。ここで腐ったら終わり。決められた時間の中で結果を出すしかない。

(共同)

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【バスケ】B1横浜・河村勇輝が新記録&初の大台達成!好パス供給止まらず1試合20アシスト

バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)は6日、各地で12試合が行われ、横浜ビー・コルセアーズは富山グラウジーズを100-95で退けた。

横浜BCの日本代表ガードの河村勇輝(22)はB1新記録となる1試合20アシストをマーク。フィリピン代表センターで220センチのソットや、フォワードの杉浦らに次々と好パスを供給。これまでのB1記録は18で、初めて20の大台に乗せた。

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【バスケ】宇都宮が今季最多得点で新年1勝 攻撃からリズムをつくる「新たな自分たちが見せられた」

宇都宮対大阪 古巣相手に快勝し、試合後のインタビューで笑顔を見せる宇都宮のニュービル(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボールB1:宇都宮98ー82大阪>◇第16節◇6日◇ブレックスアリーナ宇都宮

宇都宮ブレックスが今季最多得点で、2024年白星スタートを切った。

点の取り合いを制した。前半終えて54-54。守備の堅い宇都宮らしからぬ、「殴り合い」の様相を呈していた。

ハーフタイム。佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチは選手にこう話した。「今のオフェンスをやり続けてくれ。戦術、戦略が合わなかった時はこちらの責任だから」

守備からリズムをつくる宇都宮にとって、前半だけで54失点はマイナス思考に陥りかねない。一方、攻撃は好調で、そちらに目を向けさせることによって、選手のモチベーションを上げた。

狙いは的中した。後半も比江島慎とD.J・ニュービルのダブルエースが攻撃を組み立て、鵤誠司、遠藤祐亮が要所要所で3ポイントシュートを決める。守備の強度も上がり、後半の失点は前半の半分ほどに抑えた。

「82点取られたけど、98点取って勝った。いつもとは違う、新たな自分たちが見せられた」と鵤。攻撃からリズムをつくるという、これまでにはあまりなかった形で勝ちきった。

佐々ヘッドコーチが言う。

「サッカーのように0対0で終わるスポーツじゃないんだから。今日みたいな展開だと、やられてしまうメンタリティに陥ってしまうところ。うちにはない勝ちパターンだった。そこは評価したい」

チーム最多の19得点、8アシストの比江島は「守備が崩れたら攻撃にも影響が出ていたけど、最後までしっかり攻撃できたのは収穫」と振り返った。ニュービルとのコンビネーションも深化していているようで「僕が乗っている時にはボールを預けてくれるし、その逆もある。DJのおかげで快適に点が取れている」と言い切った。

昨年まで3年間在籍した古巣に「恩返し」したニュービルは「今はブレックスの一員としてベストを尽くすだけ。いい勝利で新年を迎えられた。優勝したい」と力強く話していた。【沢田啓太郎】

宇都宮対大阪 守備で不敵な笑みを浮かべる宇都宮鵤誠司(撮影・沢田啓太郎)
宇都宮対大阪 攻守に活躍し、笑顔の宇都宮遠藤祐亮(撮影・沢田啓太郎)
宇都宮対大阪 チーム最多の19得点、8アシストと活躍した宇都宮比江島慎(撮影・沢田啓太郎)

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【バスケ】B1秋田、広島に敗れ24年は連敗スタート ターンオーバー10本とミスが試合分ける

第4Q、シュートを決める秋田熊谷(C)B.LEAGUE

<B1:広島82-64秋田>◇6日◇第16節◇広島サンプラザホール

12月を11勝1敗と5連勝で23年を締めくくった秋田ノーザンハピネッツが、広島に68-82で敗戦。4日も74-81で敗れており、24年は連敗スタートとなった。

第1クオーター(Q)開始から3分あまり無得点。8点差をつけられ、3分16秒に熊谷航(27)の2点シュート(2P)でようやくチーム初得点。その42秒後には前日無得点のハビエル・カーター(32)が3点シュート(3P)を沈め、5-8と3点差。だが、第1Qだけでターンオーバー(攻守の切り替え)4本のミスが響き、15-23と広島にゲームの主導権を握られた。16-27で迎えた第2Q2分8秒、中山拓哉(29)が2Pを沈めると、その後、約5分半もの間、無得点と沈黙。その間、13連続失点を許し、26-44で前半を折り返した。

このままでは終われない秋田は、48-71の第4Q3分30秒に長谷川暢(27)が3Pを沈めると、続く4分10秒にも熊谷が3Pを決めるなど、一時は12点差にまで詰め寄る粘りを見せた。だが、広島ドウェイン・エバンス(31)が第4Qだけで14得点を挙げ、流れは広島のまま。最後まで勢いを止めることができなかった。さらに広島がターンオーバー3本に対し、秋田は10本。ミスが試合を分けた。

次節は17日、アウェーで東地区3位千葉Jと対戦する。今節の連敗で順位を4位に落とした秋田。3試合ぶりの勝利で勢いを取り戻す。

第1Q、相手のシュートを阻止する秋田ザック(C)B.LEAGUE

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【バスケ】B2新潟が今季アウェー初勝利 オーウェンズ監督「ようやくロースターがそろった」

第1Q、シュートを狙う新潟のデイヴィス(C)B.LEAGUE

<B2第16節:岩手64-72新潟>◇6日◇奥州市総合体育館

B2新潟アルビレックスBB(東地区7位)は岩手ビッグブルズ(同6位)を72-64で破り、新年初戦で今季のアウェー初勝利(3勝26敗)を挙げた。岩手とのゲーム差を5から4に縮めた。

第4クオーター(Q)、54-54からSFステイシー・デイヴィス(29)が連続5得点。デイヴィスは64-60の残り2分32秒からも3点シュートを決めて突き放すなど、この日は27点を奪った。

前節青森ワッツ戦を欠場していたCカイル・ハント(34)、SG遠藤善(35)、SG田中成也(32)が戦列に復帰。ケイシー・オーウェンズ監督(52)も「ようやくロースターがそろった」と安堵(あんど)して臨んだ。

先発の田中は第2Q終了間際に3点シュート。39-36とリードして前半を終え、流れを引き寄せた。遠藤も第4Qに3点シュートを成功、ハントは29分26秒の出場でオフェンスリバウンド4本と“復帰組”が要所で仕事をした。

第1Q、3点シュートを狙う新潟田中(C)B.LEAGUE

【バスケ】GYMRATSが静岡県勢初の4強入り U-15バスケットボール選手権

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<全国U-15バスケットボール選手権>◇6日◇男子3回戦、準々決勝◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

男子で2年ぶり3度目出場のGYMRATS(静岡市)が、大会開催4度目の歴史で県勢初の4強入りを決めた。3回戦で倉敷南中(岡山)を43-42の劇的逆転劇で下し、続く準々決勝に進出。BBA(北海道)と対し、ここも第3クオーター(Q)序盤までに2度の8点リードを許しながら、62-50と快勝。粘りと勝負強さを披露した。きょう7日の準決勝では、四日市メリノール学院中(三重)と対する。

  ◇  ◇  ◇

3時間前に3回戦で見事なミラクル勝利をおさめた選手らが、準々決勝でも苦境から粘りの逆転劇を演じてベスト4入りした。前半を28-32で折り返し、4点差を追った第3Q。序盤で4失点したところでようやくチームの歯車が回り出した。28-36の残り6分、エース松葉翔太郎が2点シュートを3連続で沈めて6得点。続けてもう1人のエース佐藤凰臥も2得点し、同点に追いついた。

エンジンのかかったチームはこのQ終盤、佐藤と大石聖七が3点シュートを連続で決め、スタンドを沸かせた。最終Qでも攻撃の手を緩めず、リードを広げ続けた。12点差をつけ、追いすがる相手を撃破した。準決勝の相手はまた一段強くなる。この日、県協会から発表された本年度の県U-15優秀選手に名を連ねた佐藤と松葉を中心に、さらにギアを上げ、大舞台の頂上決戦進出を引き寄せたい。

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【バスケ】男子はSR渋谷など準決勝進出 Jr.ウインターカップ全国U15選手権

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バスケットボールの15歳以下(U15)日本一を争う「第4回Jr.ウインターカップ全国U15選手権」(日刊スポーツ新聞社後援)は6日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで第3日を迎え、男女4強が出そろった。

3回戦と準々決勝が行われ、男子はサンロッカーズ渋谷U15が横浜ビー・コルセアーズU15とのB1クラブ下部組織対決を制し、準決勝へ進んだ。京都精華学園中と四日市メリノール学院中は、男女アベックでベスト4に進出した。

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【バスケ】日本代表の比江島慎らが能登半島地震の犠牲者に黙とう

宇都宮対大阪 能登半島地震で命を落とした犠牲者や被災者のために黙とうする宇都宮の比江島慎。左は四家魁人(撮影・沢田啓太郎)

Bリーグ1部、宇都宮ブレックス対大阪エヴェッサが6日、ブレックスアリーナ宇都宮で行われ、両チームの選手、スタッフが能登半島地震で命を落とした犠牲者に黙とうをささげた。

昨夏のW杯日本代表で、宇都宮のエース比江島慎(33)は「バスケットができるのは当たり前ではないということをあらためて感じました。昨年のW杯ではたくさんの方々から勇気をもらったと言っていただきました。微力かもしれませんが、今回の被災者の方々に何か届けられるものがあればという思いでプレーしました」と話した。

宇都宮対大阪 能登半島地震で命を落とした犠牲者や被災者のために黙とうする宇都宮の田臥勇太と遠藤祐亮(右)(撮影・沢田啓太郎)

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【バスケ】2月の女子パリ五輪世界最終予選に向けた代表候補に吉田、馬瓜、岐阜女高3年の絈野ら

日本バスケットボール協会は6日、ハンガリーのショプロンで2月に開催される女子のパリ五輪(オリンピック)世界最終予選に向けた日本代表候補20人を発表し、2016年リオデジャネイロ五輪主将で現役復帰を果たした36歳の吉田亜沙美(アイシン)や、1年間の休養を経て今季復帰した東京五輪銀メダル組の馬瓜エブリン(デンソー)らが入った。

昨年12月の全国高校選手権で準優勝した岐阜女高3年の絈野夏海も名を連ねている。高田真希、赤穂ひまわり(以上デンソー)林咲希(富士通)ら主力は順当に選ばれた。(共同)

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【NBA】シャキール・オニール氏の「32」が永久欠番、マジックで初 2月13日に式典

シャキール・オニール(2001年6月撮影)

米プロバスケットボールNBAのマジックは4日、1995年にNBA決勝進出に貢献したシャキール・オニール氏の背番号32を永久欠番とすると発表した。89~90年シーズンに球団創設1季目を迎えたマジックの選手で永久欠番となるのは初めて。2月13日に式典を行う。

オニール氏は92年のドラフト全体1位でマジック入り。移籍したレイカーズとヒートでそれぞれ優勝を経験し、既に殿堂入りも果たしている。(共同)

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【バスケ】GYMRATSが大勝で16強入り U-15バスケットボール選手権

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<全国U-15バスケットボール選手権>◇5日◇男女2回戦◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

県勢では男子のGYMRATS(静岡市)が鹿児島レブナイズU15に72-49と快勝し、16強入りを決めた。6日の3回戦で倉敷南中(岡山)と対戦する。ここを勝ち上がると、同日の準々決勝でB.FORCE愛媛(愛媛)とBBA(北海道)の勝者と対する。女子の沼津高中等部はGOLDEN PHOENIX(長野)に35-51で敗れ、姿を消した。

  ◇  ◇  ◇

GYMRATSが、エース佐藤凰臥と松葉翔太郎の活躍で大勝した。第1クオーター(Q)の入りで松葉のシュートが決まらず、相手に先制点を許した。すると中盤、佐藤の反撃シュートで4-3と逆転。ここから加勢し、19-12と主導権を握った。第2Qでは29-25と詰め寄られたが、第3Qの猛攻で47-31と引き離し、最後は23点差で相手を下した。

佐藤は両チーム最多29得点で勝利に貢献。8リバウンド、2アシスト、3スチール、ブロックショット1本と大暴れした。出だしでつまずきかけた松葉も、終わってみれば24得点とチームをけん引。チームはリバウンド45本を奪い、相手の28本を大きく上回った。次戦は4大会連続出場中で、第1回大会16強の倉敷南中が相手。ここを勝ち、県勢男子初の16強から、さらに上を目指したい。

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【バスケ】沼津高中等部が2回戦で敗退 U-15バスケットボール選手権

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<全国U-15バスケットボール選手権>◇5日◇男女2回戦◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

女子の沼津高中等部はGOLDEN PHOENIX(長野)に35-51で敗れ、姿を消した。

攻撃のリズムを欠いて主導権を奪われた沼津高中等部が、第2Qからじわじわと点差を広げられて敗れた。第1Qで先制するも、残り6分で6-6と追いつかれた。すぐに逆転を許したが必至に食らいついて13-16。入りの良かった第2Q残り7分、先発の岩田真奈が3点シュートを沈めて18-16と勝ち越した。

しかし20-19から反撃にあい、6点のリードを許して第3Qへ。ここから相手守備に阻まれるなどし、シュートが思うように決まらなかった。先発の土橋莉空は、この試合で果敢に3点シュート11本を放ったが、無情にもリングに吸い込まれたのは1本にとどまった。第3、4Qでは各6得点しか追加できずに、勝負あり。第1回大会出場時に並ぶ3回戦進出は、ならなかった。

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【バスケ】B2新潟遠藤善3試合ぶり復帰へ「僕がいない方が」自身欠場青森戦で17連敗ストップ

シュート練習をする遠藤

B2新潟アルビレックスBB(東地区7位)は6、7日の第16節、岩手ビッグブルズ(東地区6位)と奥州市総合体育館で対戦する。体調不良で前節(23年12月30、31日)のホーム青森ワッツ戦を欠場したSG遠藤善(25)が3試合ぶりに復帰する。青森との1戦目にチームは今季2勝目(26敗)を挙げた。今季初勝利の山形ワイヴァンズ戦(10月29日)も遠藤はケガで不出場と個人的に今季はまだ勝利を味わっていない。自身にとっての初白星でチームも勢いづける。

遠藤は回復直後の1日に筋トレを行い、2日からチームに合流と急ピッチで仕上げた。「僕がいない方がいいんですかね」と自虐的に苦笑い。青森戦で連敗を17で止めた試合を遠藤は自宅で動画観戦した。「雰囲気は悪くない。乗り遅れないように」と言う。

第10節の前回の岩手戦はホームで2連敗も、遠藤は1戦目で3点シュート4本を含む17得点と相性は悪くない。「3点シュートを積極的に打ち、相手の外国人選手に対してもアタックを続ける」と攻略のイメージはある。7勝21敗で6位の岩手と新潟の差は5ゲーム。「2つ勝たないと」と気持ちを入れ直した。【斎藤慎一郎】

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【バスケ】三屋裕子会長、辰年にかけた自身のコメント後に「座布団取られてしまう…」

牛天神北野神社で参拝する日本バスケットボール協会の三屋会長(右)とBリーグの島田チェアマン

日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(65)が5日、東京都文京区の牛天神北野神社を訪れ、今夏のパリ五輪に向けて日本代表の必勝を祈願した。

男子は昨夏に沖縄などで開催されたワールドカップ(W杯)で、48年ぶりに自力での五輪出場権を手にした。三屋会長は「去年は道が開けたような景色を見せていただいた」と表現したうえで、「今年は世界を驚かせられるようになれれば」と願いを込めた。

21年東京オリンピック(五輪)で銀メダルを獲得した女子は、2月にハンガリーで行われる五輪世界最終予選に臨む。パリ五輪出場切符に向けての奮闘を期待したうえで、「東京のもう1つ上のメダルを狙い、ここでも世界を驚かせたい」。男女の3人制バスケも含めた全カテゴリーでの出場にも意欲を示し、「世界を驚かせる日本バスケになることが目標」と掲げた。

今年の干支の辰は、十二支のなかで唯一、空想上の動物となる。男子代表が五輪に自力出場し、女子代表が五輪でメダルを狙えるほどの実力をつけることは、ほんの少し昔までは絵空事だった。そう前置きしたうえで三屋会長は「空想の動物である竜が干支の今年は、空想が現実になるように…」と力強く口にしたあと、「思い切って登って…いくりゅう」。語尾だけ突然くだけた表現に変化させた。

変幻自在のコメントに、一緒に参拝したBリーグの島田慎二チェアマン(53)は「座布団!」とひと言。三屋会長は「座布団を取られてしまいますよね…」と恥じらった。

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【バスケ】震災被害で試合中止のB3金沢、次週の遠征も「かなり厳しい」リーグ理事長説明

※写真はイメージ

日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(65)やBリーグの島田慎二チェアマン(53)らが5日、都内で取材に応じ、能登半島地震の被災者や被災チームへの支援を口にした。

三屋会長は開口一番、「今回の地震で被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げ、お亡くなりになられた方へ、慎んで哀悼の意を表します」と神妙な面持ち。「本当にわずかではあるけれど、スポーツの力で被災地の方々に笑顔や元気をお届けしたい。ささやかな力でしかないかもしれないとはいえ、何ができるか探っていきたい」と話した。

被害が大きい石川県七尾市に練習拠点を置くB3金沢武士団(サムライズ)は、6、7日に愛知県稲沢市で予定されていたアウェー試合の中止が決定した。B3リーグを運営するジャパン・バスケットボールリーグの堀井幹也理事長(63)によれば、選手やスタッフらの安否は無事確認されたものの、練習環境は「まったくない」という状況。球団事務所や選手らの住居も被災した。11、12日には香川遠征の日程が組まれているが、「来週ぐらいまでは、かなり厳しい」との見通しを示した。

2月にホーム開催が予定されている石川県・志賀町総合体育館や七尾総合市民体育館は、いずれも現在、避難所となっている。今後について堀井理事長は、被災地の状況や感情的な部分も考慮しながら状況を見極めていくと説明。そのうえで、「我々は『バスケで日本を元気にする』と常々口にしている。チームとも相談しながら、可能な限り早い段階で金沢の選手にも試合をしてもらいたいし、現地の方にも応援していただきたい。そういう体制をできるだけ整え、進めていきたい」と話した。

被災地に本拠地を置くB1富山グラウジーズ、B2新潟アルビレックスBB、B3福井ブローウィンズの3チームは週末の試合に臨むことが決定している。Bリーグの島田チェアマンは、各地の会場で募金活動をや試合前の黙とうなどを行う予定であることを示し、「バスケットを通じて、少しでも復興に貢献できるように努めたい」と力を込めた。

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