日刊スポーツ

セリーナ記録更新!37歳347日で4大大会決勝へ

ガッツポーズするセリーナ・ウィリアムズ(AP)

<テニス:全米オープン>◇3日(日本時間4日)◇ニューヨーク◇女子シングルス準々決勝

【ニューヨーク=吉松忠弘】世界8位のセリーナ・ウィリアムズ(米国)が、コート(オーストラリア)と並ぶ4大大会歴代最多24度の優勝に王手だ。

同5位のスビトリナ(ウクライナ)を6-3、6-1で下し、決勝では同15位のアンドレースク(カナダ)と対戦する。S・ウィリアムズは、女子のウクライナ選手として初の4大大会決勝を目指したスビトリナを圧倒。68年オープン化(プロ解禁)以降、37歳と347日での4大大会決勝進出は、自身が持つ記録を更新する女子最年長となった。車いすテニス男子ダブルスで、国枝慎吾(ユニクロ)組が決勝に進んだ。同女子の上地結衣(三井住友銀行)組は敗れた。

観客の声援に手を挙げて応えるセリーナ・ウィリアムズ(AP)

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決勝はセリーナvs初出場19歳アンドレースク

<テニス:全米オープン>◇5日◇ニューヨーク

女子シングルス準決勝で4大大会23度優勝を誇る第8シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)と第15シードのビアンカ・アンドレースク(カナダ)が勝ち、7日(日本時間8日)の決勝で対戦することになった。

37歳のS・ウィリアムズは第5シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を6-3、6-1で下し、2年連続で決勝に進出した。全米でシングルス通算101勝目となり、最多のクリス・エバート(米国)に並んだ。

19歳で初出場したアンドレースクは第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を7-6、7-5で破り、カナダ勢としては同種目初の決勝進出を果たした。(共同)

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国枝、複で決勝進出「リベンジできて良かった」

<テニス:全米オープン車いすの部>◇5日◇ニューヨーク

男子ダブルスの初戦で国枝慎吾(ユニクロ)グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)組が第2シードのヨアキム・ジェラール(ベルギー)ステファン・オルソン(スウェーデン)組と対戦して6-2、5-7で迎えたマッチタイブレークを10-3で制し、決勝に進出した。

女子ダブルスの初戦で上地結衣(三井住友銀行)ジュリア・カポッチ(イタリア)組は第1シードのディーデ・デフロート、アニク・ファンクート組(オランダ)に2-6、5-7で敗れた。

◆国枝慎吾の話 ウィンブルドンで負けた相手なので、リベンジできて良かった。相手は第2シードだけど、自分たちのプレーを出していけば結果は出ると思っていた。しっかりと勝つことができた。

◆上地結衣の話 1セットは取りたかった。相手はここというところでミスをしない。こちらはイチかバチかみたいなところがある。波に乗っていけないし、相手にもプレッシャーにならないと思う。(共同)

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気遣いの大坂なおみを表彰 ガウフ戦で称賛集める

大坂なおみ

米国テニス協会は5日、開催中の全米オープンで試合後に対戦相手を気遣った行為が称賛を集めた大坂なおみ(日清食品)を、女子の「全米オープン・スポーツマンシップ賞」に選出し、表彰したと発表した。トロフィーと寄付先を指定できる5000ドル(約55万円)を受け取る。

大坂は8月31日のシングルス3回戦で勝利後に15歳のコリ・ガウフ(米国)を抱擁し、センターコート上でのインタビューを一緒に行うように促した。その様子は会員制交流サイト(SNS)でも拡散された。

同協会は「コート上のプレーよりもさらに素晴らしいスポーツマンシップを見せた。テニスをプレーするわれわれ全員にとって真のロールモデル(手本)となってくれたことに感謝する」とのコメントを添えた。

同賞はフェアプレーやコート上の態度が模範的な選手に授与され、2016年には錦織圭(日清食品)を表彰。今年の男子はディエゴ・シュウォーツマン(アルゼンチン)が選ばれた。(共同)

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ベレッティーニ4強 全米でイタリア勢42年ぶり

<テニス:全米オープン>◇4日◇ニューヨーク

男子シングルス準々決勝でベレッティーニがモンフィスとの4時間近い熱戦を制し、全米でイタリア勢としては1977年のバラズッティ以来42年ぶりの4強を手にした。「今までで最高の試合ができた。どのポイントも覚えていない」と興奮気味に喜んだ。

23歳の新鋭でツアーでは今季2勝と飛躍。激戦の疲れた様子は見られず「しっかり準決勝の準備をしよう」とスタンドにいるコーチに呼びかけた。(共同)

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マクラクラン組、第1シードに敗れ準々決勝で敗退

<テニス:全米オープン>◇4日◇ニューヨーク

男子ダブルス準々決勝でマクラクラン勉とルーク・バンブリッジ(英国)のペアが第1シードのコロンビアペアに4-6、4-6で敗れた。今大会の日本勢はすべて姿を消した。

シングルス準々決勝は女子の第13シード、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)がドナ・ベキッチ(クロアチア)を7-6、6-3で下し、4大大会で初の4強入り。

男子は第24シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がガエル・モンフィス(フランス)に3-6、6-3、6-2、3-6、7-6で競り勝ち、4大大会で初めて準決勝に進んだ。

◆マクラクラン勉の話 相手は長年コンビを組んでいるから基礎的なものが高く、第1サーブが強くてミスが少なかった。こういう相手ともっとプレーをできたら強くなれる。(共同)

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望月慎太郎はジュニアで逆転負け 左足にけいれん

アレホロレンツォ・リンガラバジェンとの全米オープン・ジュニア男子シングルス2回戦でポイントを奪い、ガッツポーズを見せる望月(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇4日(日本時間5日)◇米国ニューヨーク◇ジュニア男女シングルス2回戦ほか

7月のウィンブルドン・ジュニアに優勝。日本男子で初めて4大大会ジュニアを制し、ジュニア世界1位となった望月慎太郎(16=Team YUKA)が、2回戦で敗れた。最終セット2-0とリードしながら、左足にけいれんが起き、そこから1ゲームも奪えず。6-4、6-7、2-6のフルセットで逆転負けした。

第2セット、タイブレークでマッチポイントを握った。しかし、「意識してびびってしまった」と、フォアをネット。山中夏雄コーチも「少しびびって、(組み立てを)つくりに行ってしまった。調子がいい時なら、チャンスで取りに行った」と、消極さを指摘した。

最近、トレーニングをしていても、「時々、けいれんが起きる」という。原因は「分からない。何も(検査では)出ないんですけど」。ジュニア世界王者になった重圧も関係しているかという問いには「いつも挑戦者の気持ち。みなライバルだから関係ないと思う」と強調した。

次戦は、9月24日から米フロリダ州オーランドで行われる16歳以下国別対抗戦ジュニア・デビス杯の日本代表としての出場だ。また、10月23日から中国・成都で行われるトップ8だけが資格のある世界ツアー・ジュニア・ファイナルにも出場する。中国に行くため、アジアで2~3大会の一般大会への出場も計画中だ。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

アレホロレンツォ・リンガラバジェンとの全米オープン・ジュニア男子シングルス2回戦で第1セットを奪い、雄たけびを上げる望月(撮影・菅敏)
アレホロレンツォ・リンガラバジェンとの全米オープン・ジュニア男子シングルス2回戦でリターンする望月(撮影・菅敏)
全米オープン・ジュニア男子シングルス2回戦でアレホロレンツォ・リンガラバジェンに敗れ、ラケットをコートにたたきつける望月(撮影・菅敏)
アレホロレンツォ・リンガラバジェンとの全米オープン・ジュニア男子シングルス2回戦で打3セットの途中、治療を受ける望月(撮影・菅敏)
全米オープン・ジュニア男子シングルス2回戦でアレホロレンツォ・リンガラバジェンに敗れ、手で顔を覆う望月(撮影・菅敏)

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日本テニス協会と仏テニス連盟が協力覚書の延長合意

両協会役員とともに握手を交わすジュディチェリ会長(左)と坂井副会長

日本テニス協会とフランステニス連盟は4日、全米オープンが行われている会場で、16年9月に締結されたテニス協力覚書を、22年9月まで3年間、延長することに合意した。日本協会の坂井利郎副会長と、フランス連盟のジュディチェリ会長が、この日、覚書に調印した。

20年東京オリンピック(五輪)、24年パリ五輪を迎える両国は、ナショナルトレーニングセンターでのジュニア選手合同合宿や、審判やコーチでの相互協力などを進めていく。

ジュディチェリ会長は「歴史的に大変重要な協力だ」と言えば、坂井副会長も「我々にとって学ぶことは多い」と話した。

覚書に調印するジュディチェリ会長(左)と坂井副会長

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フェデラー敗れる セリーナら4強入り 全米OP

セリーナが4強入り(AP)

<テニス:全米オープン>◇3日(日本時間4日)◇ニューヨーク◇男女シングルス準々決勝ほか

女子シングルス準々決勝は4大大会23度優勝の第8シード、セリーナ・ウィリアムズ(米国)が第18シードの王薔(中国)に6-1、6-0で快勝し、4強入りした。

第5シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)はジョアンナ・コンタ(英国)を6-4、6-4で下し、今年のウィンブルドン選手権に続いて準決勝に進んだ。

男子シングルス準々決勝で第5シードのダニル・メドベージェフ(ロシア)がスタン・バブリンカ(スイス)を7-6、6-3、3-6、6-1で下し、4大大会で初の4強入りを決めた。グリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)が第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)に3-6、6-4、3-6、6-4、6-2で競り勝った。(共同)

セリーナが4強入り(AP)

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セリーナ全米100勝 クリス・エバートにあと1勝

セリーナが4強入り(AP)

<テニス:全米オープン>◇3日(日本時間4日)◇ニューヨーク◇女子シングルス準々決勝

セリーナ・ウィリアムズが1ゲームしか落とさない完璧な内容で王薔に44分で完勝し、全米で通算100勝をマーク。最多101勝のクリス・エバート(米国)にあと1勝に迫り「信じられない。16歳の時に初出場して、ここまで到達できるなんて思っていなかった」と感慨に浸った。

4回戦で試合中に右足首をひねるアクシデントがあったが、その影響は見られず「体調は問題なく最高」と言い切った。4大大会24勝目が現実味を帯びてきた。(共同)

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川口夏実ペアが2回戦進出 全米OPジュニア

全米オープン・ジュニア女子ダブルスに出場した川口(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン・ジュニア>◇3日◇ニューヨーク

女子ダブルス1回戦で第3シードの川口夏実(Club Med)とハンガリー選手のペアはロシアペアを6-4、6-4で下した。

男子ダブルス1回戦で東竜平(兵庫・相生学院高)山中太陽(西宮TC)組は米国ペアに3-6、3-6で敗れた。三井駿介(アクトスポーツク)と英国選手のペアも敗退した。(共同)

全米オープン・ジュニア女子ダブルスに出場した川口(撮影・菅敏)
全米オープン・ジュニア女子ダブルスに出場した川口(撮影・菅敏)

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メドベージェフが4大大会初の4強 バブリンカ下す

4大大会初の4強を決めたメドベージェフ(AP)

<テニス:全米オープン>◇3日(日本時間4日)◇ニューヨーク◇男女シングルス準々決勝ほか

男子シングルス準々決勝で第5シードのダニル・メドベージェフ(ロシア)が第23シードのスタン・バブリンカ(スイス)を7-6、6-3、3-6、6-1で下し、4大大会で初の4強入りを決めた。

女子シングルス準々決勝は第5シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)が第16シードのジョアンナ・コンタ(英国)を6-4、6-4で下し、今年のウィンブルドン選手権に続いて準決勝に進んだ。(共同)

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大坂なおみ「人として成長」連覇逃すもメンタル安定

女子シングルス4回戦でポイントを奪われ、浮かない表情を見せる大坂(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が2連覇を逃した。同12位で今季2連敗のベンチッチ(スイス)に5-7、4-6のストレートで敗れ、全米での昨年から続いていた連勝が10で途切れた。これで9日発表の最新世界ランキングで3位以下に転落が確定した。しかし、課題だったメンタルが崩れることもなく、今後に向けて確実に成長した姿を見せた。次戦は16日開幕の東レ・パンパシフィック(大阪)の予定。ジュニア王者の望月慎太郎(16)は初戦を突破した。

試合に敗れたが、大坂の目に涙はなかった。曇った表情さえ見せず、しっかりと前を向いた。「負けたことは残念。でも、それ以上に(この大会で)人として思っていた以上に成長できた」。その顔には、ときおり笑みさえ浮かんだ。

メンタルが課題だったが、4試合を通じ、自分から崩れたことはなかった。攻守をかみ合わせた新たなスタイルを、冷静にプレーした。その心の落ち着きが、何よりうれしかったに違いない。「とにかく、物事を、あまり突き詰めないことね」。

全仏3回戦で敗れた後は、コートから、そのまま会見に直行した。ウィンブルドン1回戦で敗退した後は「泣きそう」と会見を切り上げた。しかし、この日はしっかりとシャワーを浴び、きちんと前向きに会見をこなした。その姿は、我を忘れた以前の大坂ではなかった。

この日、大坂が振り回しても、ベンチッチはミスをしなかった。いつもなら、心の中がざわつくのに、相手の強さを受け止め対抗。日本協会で大坂を担当する吉川真司女子代表コーチは「前を向く敗戦。いいプレーをしても、それを上回る人がいることを受け止めて、前に進む」と話した。

次戦は、生まれた大阪へ大坂が“里帰り”だ。「次はいいプレーが期待できそう」。3歳までしか大阪にいなかったが、食べ物の記憶だけは確かだ。「たこ焼き、お好み焼き、たまらない」。そこには、敗戦でうちひしがれていた以前の大坂の姿はなかった。【吉松忠弘】

◆WOWOW放送予定 4日午前7時55分から、5日午前0時55分から。ともにWOWOWライブ。男女シングルス準々決勝ほか。生中継。

大坂なおみ全米オープン4回戦のスタッツ

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大坂なおみ、世界ランク4位以下に転落が確定

大坂なおみ

<テニス:全米オープン>◇3日(日本時間4日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス準々決勝ほか

世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、9日発表の最新世界ランキングで、4位以下に転落することが確定した。

この日、現在5位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)がベスト4進出を決め、スビトリナの9日の得点が5032点に伸びた。

大坂は4846点で9日の暫定ランキングで3位につけていたが、スビトリナが上回った。もし、現在12位のベンチッチ(スイス)が優勝すると、大坂は5位にまで落ちる。6位以下になることはない。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

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大坂なおみ敗戦も会見前向き 里帰りでの次戦に期待

全米オープン・女子シングルスで4回戦でベンチッチに敗れ、会見で記者の質問に答える大坂(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

【ニューヨーク=吉松忠弘】世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が2連覇を逃した。同12位で今季2連敗のベンチッチ(スイス)に5-7、4-6のストレートで敗れ、全米での昨年から続いていた連勝が10で途切れた。

これで9日発表の最新世界ランキングで3位以下に転落が確定した。しかし、課題だったメンタルが崩れることもなく、今後に向けて確実に成長した姿を見せた。次戦は16日開幕の東レ・パンパシフィック(大阪)の予定。ジュニア王者の望月慎太郎(16)は初戦を突破した。

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試合に敗れたが、大坂の目に涙はなかった。曇った表情さえ見せず、しっかりと前を向いた。「負けたことは残念。でも、それ以上に(この大会で)人として思っていた以上に成長できた」。その顔には、ときおり笑みさえ浮かんだ。

メンタルが課題だったが、4試合を通じ、自分から崩れたことはなかった。攻守をかみ合わせた新たなスタイルを、冷静にプレーした。その心の落ち着きが、何よりうれしかったに違いない。「とにかく、物事を、あまり突き詰めないことね」。

全仏3回戦で敗れた後は、コートから、そのまま会見に直行した。ウィンブルドン1回戦で敗退した後は、「泣きそう」と会見を途中で切り上げた。しかし、この日は、しっかりとシャワーを浴び、きちんと前向きに会見をこなした。その姿は、我を忘れた以前の大坂ではなかった。

この日、大坂がどんなに振り回しても、ベンチッチはミスをしなかった。いつもなら、心の中がざわつくのに、相手の強さを受け止め対抗した。日本協会で大坂を担当する吉川真司女子代表コーチは「前を向く敗戦。いいプレーをしても、それを上回る人がいることを受け止めて、前に進む」と話した。

次戦は、生まれた大阪へ大坂が“里帰り”だ。「次はいいプレーが期待できそう」。3歳までしか大阪にいなかったが、食べ物の記憶だけは確かだ。「たこ焼き、お好み焼き、たまらない」。そこには、敗戦でうちひしがれていた以前の大坂の姿はなかった。

◆WOWOW放送予定 4日午前7時55分から。5日午前0時55分から。ともにWOWOWライブ。男女シングルス準々決勝ほか。生中継。

ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦でリターンする大坂(撮影・菅敏)
ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦でサーブする大坂(撮影・菅敏)

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ジュニア世界1位望月が胃痛乗り越え逆転で初戦突破

全米オープンジュニア・男子シングルス1回戦でコボッリに勝利し、初戦を突破した望月(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇ジュニア男子シングルス1回戦

7月のウィンブルドン・ジュニアに優勝。日本男子で初めて4大大会ジュニアを制し、ジュニア世界1位となった望月慎太郎(16=Team YUKA)が、全米ジュニアに初出場。体調不良に悩まされながら、逆転で1回戦を突破した。4月に、イタリアの大会で負けたこともある同23位のイタリア選手に、2-6、6-3、6-4のフルセットで逆転だ。

試合中に、何度も体を曲げ、胃のあたりをさすった。試合後には、ドクターに「おなかが痛い」と訴えた。望月を指導する山中夏雄コーチによると、腹筋とかではなく、胃痛のようで、最近、時々あるという。優勝したウィンブルドンでも、実は、少しなっていたという。

ウィンブルドンで優勝した後は、8月に、メキシコ・カンクンで、プロのツアー下部大会に2大会出場。1戦目はダブルス優勝、2戦目はシングルス4強と、山中コーチも「サプライズ」と驚く結果を残した。ただ、そこのコートはバウンドしてからの球足が速く、拠点のIMGアカデミーに戻っても、プロ選手と練習していたため、速い球になれていた。

しかし、ここのコートは球足が遅く、速い球やバウンドになれていた望月は、飛んでくる球を待ち切れない。気持ちもはやり、第1セットはミスを連発。それでも、第2セットから、タイミングを遅らせ、球を呼び込むことで切り替えに成功。体調不良の中でも、その修正能力は飛び抜けていた。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

全米オープンジュニア・男子シングルス1回戦でコボッリに勝利し、初戦を突破した望月(撮影・菅敏)

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ナダル準々決勝進出「特別だ」ウッズの観戦喜ぶ

全米オープン・男子シングルスでチリッチを破り、ベスト8進出を果たしたナダル(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇男子シングルス4回戦

3度の優勝を誇る第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が2014年大会覇者のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-3、3-6、6-1、6-2で下し、準々決勝に進出した。

優勝経験者同士の1戦は絶好調のナダルがチリッチを退けた。第4セットの5-2で迎えた第8ゲームでは角度のない場所から得意のフォアで回転をかけ、ポールの横を通してショットを決める“ポール回し”などで観客を沸かせ「本当によく走った」と自賛した。

ゴルフ界のスーパースターのタイガー・ウッズも観戦に訪れた。ナダルが好プレーでガッツポーズをつくるとウッズも同じように興奮。33歳のサウスポーは「彼の前でプレーできるのは特別だ」と喜んだ。(共同)

全米オープン・男子シングルスでチリッチを破り、ベスト8進出を果たしたナダル(撮影・菅敏)

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大坂キラーのベンチッチ、エース0でも勝てた理由

大坂との全米オープン・女子シングルス4回戦でリターンするベンチッチ(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が5-7、4-6のストレートで2連覇を狙った第1シードの大坂なおみ(日清食品)を破った。

ベンチッチの大坂に対する相性の良さは本物だった。ストレート勝ちで今季の対戦成績を3戦全勝とし「これまでの試合と同じ気持ちで臨んだ。自分にとって一番大きな1勝になった」と喜びをかみしめた。

「自分にはエースや強打がない」との言葉通り、サービスエースの数は大坂の9に対してゼロ。コートの隅を的確に突く厳しいショットやネット際に10度詰めて全て得点につなげた積極性で昨年女王を上回った。

世界ランキング1位の選手との対戦成績ではこれで4勝1敗と抜群の強さを誇る。父親のイバン・コーチが「ランクが上の選手と戦うとプレッシャーを感じなくていいからね」と笑顔で秘訣(ひけつ)を語った。(共同)

全米オープン・女子シングルス4回戦でベンチッチにポイントを奪われる大坂(撮影・菅敏)

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大坂なおみ「左膝が少し気になった」一問一答

全米オープン・女子シングルスで4回戦でベンチッチに敗れ、会見で記者の質問に答える大坂(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

2連覇を狙った第1シードの大坂なおみ(日清食品)は第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に5-7、4-6で敗れた。

大坂は落胆した表情を見せることなく、時には笑顔を浮かべて質問に答えた。

-試合を振り返って

大坂 ベンチッチは本当にきっちりとプレーしていた。作戦を実行していたんだと思う。私は試合を通して思うように動けなかった。(痛めていた)左膝も動きの面では少し気になった。

-第2セット途中に医療スタッフと話す場面もあった。左膝の状態は

大坂 前の大会でけがをして良くはなっていたけど、痛み止めを飲む必要があった。この試合の前まで3試合をこなしているし、負けた理由にしたくはない。

-全仏オープン、ウィンブルドン選手権での負けと比べて

大坂 その2大会に比べて、今は落ち着くことができている。この夏のシーズンを通して、いいプレーができた。もちろん2連覇を果たしたかったし、終わった直後で悲しい気持ちはあるけど、この全米オープンから多くのことを学べたと思う。

-次の東レ・パンパシフィック・オープンは出身地の大阪で行われる

大坂 たこ焼きとかお好み焼きとか、いろいろ食べたいものがある。それは冗談だけど、大阪に戻ることにとても興奮しているし、多くの人に来てもらえたら。(共同)

全米オープン・女子シングルスで4回戦でベンチッチに敗れ、会見で記者の質問に答える大坂(撮影・菅敏)
全米オープン・女子シングルスで4回戦でベンチッチに敗れ、会見で記者の質問に答える大坂(撮影・菅敏)

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大坂なおみ世界1位陥落 2位バーティが返り咲き

全米オープン・女子シングルス4回戦でベンチッチに敗れ、手で顔を覆う大坂(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

2連覇を狙った第1シードの大坂なおみ(日清食品)は第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に5-7、4-6で敗れた。

大坂は大会後の世界ランキングで1位からの陥落が決まり、世界2位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が1位に返り咲く。

大坂は同じ1997年生まれのベンチッチに今季3戦3敗となり、シングルスの日本勢は全て敗退した。ベンチッチは5年ぶりに8強入りした。

◆大坂なおみの話 ベンチッチがきっちりプレーして、やりたい戦略を実行した。残念な気持ちだし、全米のタイトルを守りたかった。この大会や夏のシーズンで多くのことを学べた。(共同)

ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦の第2セットで膝をつきながらリターンする大坂(撮影・菅敏)

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大坂なおみ、連覇逃すも「大きく成長できた」前向き

全米オープン・女子シングルスで4回戦でベンチッチに敗れ、会見で記者の質問に答える大坂(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、今季2連敗の苦手に、2連覇を止められた。同12位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)に5-7、4-6のストレートで敗れ、全米での昨年から続いていた連勝が10で途切れた。第2セット途中には、前哨戦に故障した左ひざに違和感を感じたのか、痛み止めを服用した。

全仏3回戦で敗れた後は、コートから、そのまま会見に直行した。ウィンブルドン1回戦で敗退した後は、会見を途中で切り上げた。しかし、この日、しっかりとシャワーを浴び、きちんと前向きに会見をこなした姿に、大坂の大きな成長があった。敗れても「自分が悪かったとは言いたくない。もっと前向きにとらえている」と笑顔さえ見せた。「もちろん、2連覇したかった。ただ、多くのことを学んで、大きく成長できたと感じている」。

ラリーが長引くと、逆にスイッチが入るのが大坂だった。3回戦のガウフ戦では、どんな長さのラリーでも、ガウフよりも上回った。しかし、この日は、短期決戦の4本以内のラリーでは上回ったが、5本以上続いたラリーでは、36点中、26点を奪われた。

それもベンチッチの凡ミスが極端に少なかったのが原因だ。ベンチッチの凡ミスは12本。その内、自らのダブルフォールトが6本なので、ストロークでの凡ミスはわずか6本だ。大坂も、納得するしかない敗戦だった。

日本協会の土橋登志久強化本部長は、「相手のストライクゾーンで勝負してしまった」と話す。球を低い位置でとらえるのが好きな相手に対し、この日の大坂は打ち合いに挑み、弾道が低かった。それが、相手の打ち頃となったというのだ。加えて、3回戦のガウフ戦に異常な集中力を発揮したためか、やや調子が落ちていたことも確かだ。

ベンチッチとは、ちょっとした因縁があった。今年の3月のBNPパリバオープン。昨年、大坂が、ツアー初優勝を遂げ、9月の全米優勝の弾みにした大会だ。今年、初めて前年覇者として大会を経験し、その重圧の中で4回戦で敗れたのがベンチッチだった。そして、今回も、連覇を止められた。

この敗戦で、9日発表の最新世界ランキングで3位以下に転落することが決まった。しかし、課題だったメンタルが今大会は崩れることもなく、この日も自滅では決してなかった。「本当に成長したと感じている。このまま行けば、絶対にいいプレーができると信じている」。

次戦は、9月16日開幕の東レ・パンパシフィック(大阪)の予定だ。「たくさん失敗をした時は、それを必ず次の試合に生かす。だから、楽しみ」。今年は、初の大阪開催で、大坂にとっては、生まれ故郷への“里帰り”となる。「たこ焼き、お好み焼き、たまらない。大きなタコのサインがあるところに、早く行ってみたい」。敗戦でも前を向いた大坂は、思い通りにならず、コート上で涙を見せていた昔の大坂とは全く違った選手だった。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

全米オープン・女子シングルス4回戦でベンチッチに敗れ、ファンに手を振り引き揚げる大坂(撮影・菅敏)
ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦の第2セットで膝をつきながらリターンする大坂(撮影・菅敏)
全米オープン・女子シングルス4回戦でベンチッチに敗れ、手で顔を覆う大坂(撮影・菅敏)
ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦でリターンする大坂(撮影・菅敏)
ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦でサーブする大坂(撮影・菅敏)
ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦でリターンする大坂(撮影・菅敏)
全米オープン・女子シングルスで4回戦でベンチッチに敗れ、会見で記者の質問に答える大坂(撮影・菅敏)

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大坂散った連覇の夢 因縁ベンチッチに0-2完敗

ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦で浮かない表情を見せる大坂(撮影・菅敏)

<テニス:全米オープン>◇2日(日本時間3日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

【ニューヨーク=吉松忠弘】2連覇を狙った世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、苦手の相手に沈んだ。

2連敗中で、過去1勝2敗だった同12位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)に5-7、4-6で敗れ、全米で、昨年から続いていた連勝が10で途切れた。

ベンチッチとは、ちょっとした因縁があった。今年の3月のBNPパリバオープン。昨年、大坂がツアー初優勝を遂げ、9月の全米優勝の弾みにした大会だ。今年、初めて前年覇者として大会を経験し、その重圧の中で4回戦で敗れたのがベンチッチだった。今大会の3回戦後も「彼女はファイター。難しい試合になる」と話していた。

3回戦のガウフ戦では、完璧なプレーを見せた。試合後、敗者ガウフをオンコート・インタビューに誘った大坂の行為は、世界の感動を呼んだ。フェデラーら世界のトップ選手も「これがスポーツマンシップ。テニスの未来」と、大坂の純粋さを絶賛した。

それだけに、この試合も負けるわけにはいかなかった。しかし、ベンチッチとのベースラインからの激しいストローク戦に敗れ、全米2連覇を逃した。

この敗戦で、9日発表の最新世界ランキングで3位以下に転落することが決まった。次戦は9月16日開幕の東レ・パンパシフィック(大阪)の予定だ。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

ベンチッチとの全米オープン・女子シングルス4回戦でリターンする大坂(撮影・菅敏)

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大坂なおみ、ストロークの確認など4回戦前に調整

サーブの調整を行う大坂とジェンキンス・コーチ(左)

<テニス:全米オープン>◇2日◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦

2連覇を狙う世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、4回戦を前にして、試合が行われるセンターコートで、約30分ほど軽く汗を流した。

サーブの調整や、ストロークの確認を行い、日本時間3日午前1時開始の4回戦に備えた。

大坂は同12位のベンチッチ(スイス)と対戦する。対戦成績は大坂の1勝2敗。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。

審判台で自動で動くTVカメラを不思議そうに観察する大坂

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10・14錦織とフェデラーが慈善試合

錦織圭(19年6月撮影)

衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは2日、ユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めるテニスの日本男子のエース錦織圭(日清食品)が10月14日に東京・有明コロシアムで元世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(スイス)と慈善試合で対戦すると発表した。

車いすテニス男子の国枝慎吾(ユニクロ)は2016年リオデジャネイロ・パラリンピック金メダリストのゴードン・リード(英国)と戦う。男子ゴルフで元世界ランキング1位のアダム・スコット(オーストラリア)も来場する。(共同)

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ジョコビッチ、左肩痛で途中棄権 フェデラー8強

<テニス:全米オープン>◇1日(日本時間2日)◇米国ニューヨーク

男子シングルス4回戦で2連覇を狙った第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がスタン・バブリンカ(スイス)と対戦し、4-6、5-7で迎えた第3セットの1-2で左肩痛のために途中棄権した。

第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)はダビド・ゴファン(ベルギー)を6-2、6-2、6-0で下し、ベスト8入りを果たした。

女子シングルス4回戦で第8シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)がペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-3、6-4で退け、準々決勝に進出した。第2シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第3シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)は敗れた。

男子ダブルス3回戦でマクラクラン勉とルーク・バンブリッジ(英国)のペアがフランスのペアに6-3、7-6で勝って8強入りした。(共同)

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15歳天才少女ガウフ組3回戦進出 シード選手破る

ガウフ(ロイター)

<テニス:全米オープン>◇1日(日本時間2日)◇米国ニューヨーク◇女子ダブルス2回戦

15歳の天才少女ガウフ(米国)はダブルスで3回戦に進んだ。

前日、大坂に敗れたガウフが、この日はダブルスでシード選手を破る金星だ。17歳のマクナリー(米国)とのペアで、抜群のコンビを見せた。

前日の大坂の試合との違いを聞かれたが、「それほど違いはない。違いは、前日は負けたけど、今日は勝っただけ」と、冷静に答え、すでに大坂との涙の敗戦から立ち直っていた。

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大坂の振る舞いに称賛「未来はここ」ナブラチロワ氏

ナブラチロワ氏(15年1月31日撮影)

<テニス:全米オープン>◇8月31日(日本時間1日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス3回戦

2連覇を狙う世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、新鋭コリ・ガウフ(米国)に6-3、6-0の1時間5分で快勝した。試合後はガウフを抱きしめ、ともにコート上でインタビューを受けるよう誘って実現させる感動的な振る舞いでファンの心も揺さぶった。

大坂とガウフの試合後の振る舞いは、大きな感動を呼んだ。WTA(女子テニス協会)の公式サイトはトップで「大坂とガウフの感動的な瞬間」との見出しで伝えた。レジェンドのナブラチロワ氏はツイッターで「未来はここにある」とつぶやいた。NBAの名選手コービー・ブライアント氏も「テニスの未来が、その手の中にある」と同じ言葉で絶賛した。

試合後、ガウフ(右)は大坂に健闘をたたえられ感極まる(USA TODAY/ロイター)

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大坂なおみ「女王の優しさ」15歳敗者ガウフねぎらう

3回戦でコリ・ガウフ(左)を下した大坂なおみ(USA TODAY/ロイター)

<テニス:全米オープン>◇8月31日(日本時間1日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス3回戦

2連覇を狙う世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が完璧なテニスで15歳の天才少女に完勝した。世界中が注目する中、初めて実現した女子テニスの未来ともいえる象徴的な好カードで、新鋭コリ・ガウフ(米国)に6-3、6-0の1時間5分で快勝した。試合後はガウフを抱きしめ、ともにコート上でインタビューを受けるよう誘って実現させる感動的な振る舞いでファンの心も揺さぶった。次戦は同12位のベンチッチ(スイス)と対戦する。

試合後、大坂が見せた優しさに、世界のテニスファンが心を揺さぶられた。主審を挟んで反対サイドにいるガウフにわざわざ駆け寄り「一緒にインタビューを受けようよ」と誘ったのだ。敗者と一緒に勝利インタビューを受けるなど、前代未聞。しかし「1人で泣くより、ファンに話した方がいい」。全米の期待を一身に集めた15歳の声を、ファンに届けたいという大坂なりの配慮だった。

ガウフは「泣いちゃうから」と1度は断った。しかし、最後は納得し、ともに並んでインタビューを受けた。「学ぶことがたくさんあった。なおみ、本当にありがとう」とガウフが泣けば、大坂も「一緒に努力して、この舞台に立った。本当に素晴らしかった」と涙を見せた。

大坂とガウフは、大坂が10代の時、フロリダ州デルレービーチにあるプロワールド・テニスアカデミーで、練習していた。「一緒に打ったことはないけど、彼女がどれだけ時間をかけて、ここまで来たかを知っている」と話す大坂も、まだ21歳だ。「将来、4大大会の決勝で戦うようになったら、2人にとって、すごいことよね」。この日、女子テニスの未来がスタートした。【ニューヨーク=吉松忠弘】

◆WOWOW放送予定 2日午前7時55分、3日午前0時から。ともにWOWOWライブ。男女シングルス4回戦ほか。生中継。

試合後、インタビューを受けるガウフ(右)を見つめる大坂(USA TODAY/ロイター)

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セリーナ「私の人生で最高の日」長女の誕生日に8強

<テニス:全米オープン>◇1日(日本時間2日)◇米国ニューヨーク◇女子シングルス4回戦ほか

第8シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第22シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-3、6-4で下して8強入りした。

2年前の9月1日に長女を出産したS・ウィリアムズは「私の人生で最高の日」と記念日での勝利を喜んだ。

第2セットの第5ゲームでネットに詰めた際に右足首をひねって倒れ、治療を受けた。準々決勝に不安が残るが、37歳のベテランは「ボレーをしようとしたら転んだだけ」と心配を打ち消した。(共同)

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マクラクラン勉組8強入り「サーブ良かった」と満足

マクラクラン勉(17年10月5日撮影)

<テニス:全米オープン>◇1日(日本時間2日)◇米国ニューヨーク

男子ダブルス3回戦でマクラクラン勉とルーク・バンブリッジ(英国)のペアがフランスのペアに勝ち、準々決勝に進んだ。

4大大会で昨年のウィンブルドン選手権以来となる準々決勝進出を果たした。相手ペアにブレークを許さずストレート勝ちした。

ペアを組むバンブリッジとはコートを離れるとスポーツの話題で盛り上がるという。ニュージーランド出身で母親が日本人のマクラクランにとって、目下の関心事は開幕の近づくラグビーのワールドカップ。「3歳のころからオールブラックスになりたかった」とニュージーランド代表の活躍に期待していた。

◆マクラクランの話 スロースタートの相手に対し、自分たちはサーブが良かった。すごくうれしい。去年のウィンブルドンからは(4大大会で)1回戦すら勝てていなかったから。リズムが出れば、誰にでも勝てる自信があった。(共同)

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