日刊スポーツ

錦織圭が1年かけサーブ改造に着手した理由/連載上

1日上限1000人に大幅削減 全仏、感染再拡大で

フランス国内での新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、27日にパリで開幕するテニスの全仏オープンの入場者数が1日上限1000人に制限されると24日、スポーツ専門紙レキップ(電子版)など複数の同国メディアが報じた。7日に1日1万1500人と発表された観客数は、17日に5000人に引き下げられたばかりだった。

昨年は1日平均で約3万7000人の来場があったという。13日までの全米オープンは無観客で開催された。(共同)

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錦織圭が1年かけサーブ改造に着手した理由/連載上

錦織のサーブを録画する高田コーチ(右)

<錦織圭 新たなる挑戦:上>

錦織は半年間、日本で何をしていたのか? 男子テニスで世界35位の錦織圭(30=日清食品)が、27日開幕の全仏オープン(パリ)で、昨年8月の全米以来の4大大会に出場する。昨年の全米出場後の10月、日本に戻り右ひじの関節遊離体を除去する内視鏡手術を受けた。今年3月まで国内に滞在し、そのリハビリを契機に一から見直したのがサーブだった。錦織の新たなる挑戦を3回にわたって解き明かす。

   ◇   ◇   ◇

9月8日。オーストリアで行われたジェネラリオープン1回戦で、錦織が375日ぶりに復帰した。第2セットから、ダブルフォールトがらみで自身のサービスゲームを落とし逆転負け。サービスエースが2本で、ダブルフォールトは6本。錦織は「練習と違いプレッシャーもかかる」と振り返った。

錦織がこの1年をかけ、サーブの大改造に着手している。「ゼロから作り替えている感じ」と、まるで初心者に戻った感覚だ。昨年12月で30歳になったが、少しでも長くプレーしたい。「ひじや手首のけがは、サーブが主な原因だった」ことで改造を決断した。

きっかけは17年8月に負った右手首の腱(けん)の脱臼だ。日本テニス協会の高田充男子ヘッドコーチ(51)と話し、主な原因がサーブのフォームにあると判断。高田コーチとのやりとりが始まった。錦織がサーブの動画を送り、高田コーチがアドバイス。しかし、錦織は治療したベルギーでリハビリし、拠点は米フロリダだけに、じっくりと一緒に練習する時間を取れなかった。

今回は日本で右ひじの手術をしたこともあり、ともに国内で十分な時間があった。お互いに「きちんと一からやろう」と投合し、サーブを打つときのグリップ(握り方)や、スイング軌道など基本から見直しが始まった。

高田コーチは「あくまで1番の目的はけがをしないフォーム作り」だという。体に負荷をかけない打ち方になれば、動きが自然になり、自身の持てる力を球に伝えることができる。錦織が19年全米から日本に帰国して、すぐに改造はスタートした。

錦織は19年10月15日に、長年連れ添ったボティーニ氏とのコーチ契約を19年いっぱいで終了することを発表。同月22日、八王子のひじの専門医で右ひじの関節遊離体を除去する内視鏡手術を受けた。その後、本格的にサーブの改造を始めることで、錦織の新たな挑戦が始まる。【吉松忠弘】(続く)

サーブの前に握り方を必ずチェック

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日比野菜緒が準決勝進出 ストラスブール国際

日比野菜緒(17年8月31日撮影)

女子テニスのストラスブール国際は24日、フランスのストラスブールで行われ、シングルス準々決勝で日比野菜緒(ブラス)がエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に7-6、7-6で勝ち準決勝に進んだ。

錦織圭は世界34位エバンスと1回戦 全仏オープン

錦織圭(19年10月撮影)

27日に開幕するテニスの4大大会、全仏オープン(パリ)は24日(日本時間25日)、男女シングルス本戦の組み合わせ抽選を行い、男子で世界35位の錦織圭(30=日清食品)は、同34位で第32シードのダニエル・エバンス(英国)との1回戦となった。対戦成績は錦織から2勝1敗だ。

錦織は、昨年8月の全米以来の4大大会出場となる。昨年の全米以降、右ひじのけがでツアーから離脱。今年8月の全米前哨戦で復帰を予定したが、自身が新型コロナウイルスに感染し、今年の全米を欠場していた。9月7日に開幕したジェネラリオープン(オーストリア・キッツビューエル)で375日ぶりに実戦に復帰した。

錦織は、現在、世界35位。18年4月に36位となって以来の低い世界ランキングだ。そのため、今大会、惜しくもノーシードとなった。1位上のエバンスが、第32と最終シードで、両者の対戦は、最も低いシードと、最も世界ランキングが高いノーシードの戦いとなった。錦織が、4大大会でノーシードとなるのは、11年全米以来9年ぶりだ。

日本NO・2で、同51位の西岡良仁(24)は、同21位で第19シードのオジェアリアシム(カナダ)との対戦となる。対戦成績は西岡の2勝0敗だ。女子で、全米で4大大会3度目の優勝を飾った世界3位の大坂なおみ(22)は、左太もものけがが完治せずに欠場する。日本人選手の1回戦組み合わせは次の通り。

▼日本男子シングルス1回戦 錦織圭(日清食品<35>)-D・エバンス(英国<34>)、西岡良仁(ミキハウス<51>)-オジェアリアシム(カナダ<21>)、内山靖崇(積水化学<94>)-バラス(ハンガリー<86>)、杉田祐一(三菱電機<93>)-ルード(ノルウェー<30>)

▽日本女子シングルス1回戦 日比野菜緒(ブラス<84>)-予選勝者、土居美咲(ミキハウス<80>)-マルティッチ(クロアチア<17>)

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錦織圭、全仏後は例年不出場のロシアの大会に参戦へ

錦織圭(19年10月撮影)

男子テニスで、世界35位の錦織圭(30=日清食品)が、27日に開幕する全仏(パリ)以降の出場大会として、10月12日開幕のサンクトペテルブルクオープン(ロシア)にエントリーした。同オープンは、ツアーレベルでは500で、マスターズの次に位置する。室内で行われ、コートはハード。錦織が最も得意とするタイプだ。

錦織は、昨年8月の全米3回戦を最後に、右ひじのけがでツアーから離脱。新型コロナウイルスの感染拡大もあり、1年以上のブランクを経て、9月7日からのジェネラリオープン(オーストリア)で復帰した。少しでも実戦を重ねて、試合勘を取り戻すために「今年は、出られる大会はすべて出る」と公言しており、例年は出場していないロシアの大会にもエントリーした。

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昨年全米女王アンドレースク、全仏含む残り全戦欠場

テニスの女子シングルスで昨年の全米オープン優勝のビアンカ・アンドレースク(カナダ)が22日、全仏オープン(27日開幕・パリ)を含む今季の残り全試合を欠場するとツイッターで発表した。健康を重視し練習に集中するためと説明し「(東京)五輪を含む2021年が待ち遠しい」と記した。

アンドレースクは左膝の故障で今年1~2月の全豪オープンを回避。2連覇が懸かった全米オープンも新型コロナウイルスの影響で十分な練習が積めなかったとして欠場した。(共同)

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錦織1回戦敗退「今は耐えるしか」復活にはほど遠く

ハンブルクオープン1回戦、フォアを放つ錦織圭(AP)

<テニス:ハンブルクオープン>◇22日◇ドイツ◇男子シングルス1回戦

世界ランキング35位で、日本のエースの錦織圭(30=日清食品)が1回戦で敗れた。今年ツアー2勝で、同22位のガリン(チリ)に0-6、3-6のストレートで敗れた。錦織が、セットで1ゲームも奪えなかったのは、18年11月のツアー最終戦ATPファイナルでアンダーソン(南アフリカ)に喫して以来だ。

復帰して4試合。相手は、世界22位と、復帰後、最高位の選手だ。世界ツアーが新型コロナで中断する前の2月とはいえ、赤土で2大会連続優勝を飾っている。その赤土を得意とする相手を敵に回し、錦織は少し疲れ気味。「感覚は悪くはなかった」とは言うが、「相手のディフェンスがよく、1歩上だった」と完敗を認めた。

第1セットは振り回され、全くゲームが奪えず。復帰後、初めて見せるフットワークの頼りなさで、軸がぶれてミスが出た。第2セットに入り、相手も勝ちを意識したかミスが出始めた。第5ゲームで、この日、初めて相手のサービスゲームを破るのに成功。しかし、すぐに追いつかれ逆転された。

錦織は、右ひじのけがと新型コロナウイルスの中断から復帰して3大会目。まだ復活にはほど遠いが「(復帰後の調子は)想像通り」だという。「今は時間がかかる。耐えるしかない」と、27日から始まる全仏(パリ)に向けての赤土コート前哨戦を1勝3敗で終えた。

ハンブルクオープン1回戦、バックハンドを放つ錦織圭(AP)

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ジョコビッチ、シュウォーツマン破り今季4勝目

優勝トロフィーを掲げるジョコビッチ(AP)

イタリア国際は21日、ローマで男子シングルス決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのディエゴ・シュウォーツマン(アルゼンチン)を7-5、6-3で下し、今季4勝目、通算81勝目を挙げた。(共同)

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添田、守屋2回戦へ 伊藤、綿貫は敗れる 全仏予選

全仏オープン(27日開幕)の予選が21日、パリのローランギャロスで始まり、男子シングルス1回戦で添田豪(GODAI)はフランス選手を6-4、0-6、7-6で下して2回戦へ進んだ。守屋宏紀(北日本物産)はドイツ選手に6-4、6-4で勝った。

伊藤竜馬(北日本物産)と綿貫陽介(日清食品)は敗れた。(共同)

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全仏予選出場予定2選手が陽性 計5選手が出場せず

27日に開幕するテニスの全仏オープン(パリ)の主催者は20日、予選に出場予定だった2選手が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。

別に感染が発覚したコーチとの接触が確認された3選手と合わせ、計5選手が21日から始まる予選に出場しないこととなった。(共同)

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錦織復活まだ先「状態5、6割。もっと試合が必要」

イタリア国際2回戦で敗れた錦織(ロイター)

<テニス:イタリア国際>◇17日(日本時間18日)◇男子シングルス2回戦

世界ランキング35位の錦織圭(日清食品)は249位で18歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に3-6、4-6で敗れた。錦織はこの大会が復帰2戦目。4大大会の全仏オープン(27日開幕・パリ)に向け、次戦は21日からドイツで開催されるハンブルク・オープンに出場する。

約1年の長期離脱から復帰して2大会目の錦織が、18歳の新鋭ムゼッティに力負け。将来を嘱望されるイタリア期待の星から1度もブレークを奪えず「状態はまだ5、6割。リズムをつかむにはもっと試合が必要」と言うように、復活はまだ先だ。

ショットの精度や試合勘に課題を残す中で、収穫に挙げたのがサーブアンドボレーなどのネットプレー。「クレーコートでも交ぜていけると分かった」と、全仏オープンへ手応えをつかんだ。球足が遅くラリーが続く赤土の戦いでは、前に出る積極策はプレーの幅を広げる一手。昨年10月の右肘手術後、男子ダブルスで元世界1位のミルヌイ氏(ベラルーシ)を新コーチに迎え、サーブやボレーの改善を図る。

「今年は4大大会に照準を合わせるとか言ってられない状況なので、なるべく試合数をこなせればいい」。全仏直前の次週の大会にも出場し、実戦を重ねることで完全復活を目指す。

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大坂左もも裏に痛み、赤土は負担大きく全仏欠場

大坂なおみ(2020年1月撮影)

テニスの4大大会、全米オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾った大坂なおみ(22=日清食品)が全仏オープン(27日開幕、パリ)を欠場することを明かした。18日に自身のSNSに英語と日本語のメッセージを掲載。「残念ながら今年のフレンチオープンの出場を断念することにしました。2つの大会の日程が近いため、体をクレーコートに向けて整える時間が足りないと判断しました」。英語では痛めていた左太もも裏、「ハムストリングが痛い」ともつづっている。

大坂は8月29日にウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝で左太もも裏を負傷して決勝を棄権。全米でも2回戦から左太ももにテーピングをしてプレーした。優勝会見では全仏出場について「様子を見て考える」と、明言を避けていた。

全仏はコロナ禍の影響で例年5~6月の開催が秋に延期された。今年最後の4大大会になり、全米からの試合間隔がわずか2週間と過密日程になっていた。赤土の全仏は球足が遅く、ラリーが長引く傾向にあり、下半身への負担も大きい。

大坂は「近いうちに会えることを祈っています! それでは元気でね。なおみ」と締めくくっている。秋に予定されていた大会はコロナ禍で軒並み中止に。関係者によると、ツアーを統括するWTAは10~11月にトップ選手の「オールスター戦」の構想があるが、情勢は流動的。大坂はこのまま今季を終える可能性もある。

12日、全米オープン女子シングルスで優勝した大坂(AP)

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大坂なおみが全仏OP欠場「整える時間が足りない」

20年9月12日、全米オープンで優勝した大坂なおみ(AP)

女子テニスの大坂なおみ(22=日清食品)が、全仏オープン(27日開幕、パリ)を欠場することを明かした。

18日、自身のツイッターで表明した。大坂は「残念ながら今年のフレンチオープンの出場を断念することにしました。2つの大会の日程が近いため、体をクレイコートに向けて整える時間が足りないと判断しました」などと英語と日本語の両方でつづった。

「ハムストリングが痛い」とも記しており、故障を抱えている模様だ。

大坂は全米オープンで2度目の優勝を飾ったばかり。

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全仏オープン、感染拡大で観客1日5000人に制限

27日にパリで開幕するテニスの4大大会、全仏オープンの主催者は17日、新型コロナウイルス感染予防として、警察当局の要請を受けて1日の観客数を5000人に制限すると発表した。7日には1日1万1500人での開催計画を公表したが、同国内での感染再拡大で大幅な削減を迫られた。

全仏に出場予定で8月にコロナ感染を経験した錦織圭(日清食品)は17日「(感染者が)増えてるので若干怖い気もする。選手個人が気を付けてやるようにしたい」と述べた。ロイター通信によると、フランスでの1日の感染数は、17日に過去最多の1万593人を記録した。(共同)

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錦織2回戦敗退、18歳ムセッティにストレート負け

イタリア国際 男子シングルス2回戦 フォアを放つ錦織(ロイター)

<テニス:イタリア国際>◇17日(日本時間18日)◇男子シングルス2回戦

世界35位で、日本のエースの錦織圭(30=日清食品)が敗れた。18歳で、昨年のジュニア世界王者、ムセッティ(イタリア)に3-6、4-6のストレートで敗れた。

第2セットの4オールで、錦織のサーブ30-15でリードしているときに、停電で約10分ほどプレーが中断。再開後、錦織は、運悪く、自分のサービスゲームを落とし力尽きた。

錦織は、今大会1回戦で、383日ぶりにツアー公式戦で勝利復帰2戦目で383日ぶりの勝利を飾っていた。

相手は、1回戦で、4大大会3勝を誇るバブリンカ(スイス)にストレート勝ち。若さの勢いで急成長を遂げており、錦織も力負けを喫した。しかし、先週の復帰戦、今大会の1回戦よりも数段プレーの質は上がった。5本のブレークポイントや、リターンゲームでリードしたときに、ミスが出てしまい、相手のサービスゲームを破れなかったのは、まだ試合勘が戻っていない証拠だろう。

次戦は、21日に開幕のハンブルク欧州オープンに出場予定だ。

イタリア国際 男子シングルス2回戦 バックハンドを放つ錦織(ロイター)
イタリア国際 男子シングルス2回戦 ムセッティに敗れ肩を落とす錦織(ロイター)

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錦織圭2回戦敗退、途中停電で中断「びっくりした」

イタリア国際 停電で暗くなった試合会場(ロイター)

<テニス:イタリア国際>◇17日(日本時間18日)◇男子シングルス2回戦

世界35位で、日本のエースの錦織圭(30=日清食品)が敗れた。18歳で、昨年のジュニア世界王者、ムセッティ(イタリア)に3-6、4-6のストレートで敗退。第2セットの4オールで、錦織のサーブ30-15でリードしているときに、「たぶん、人生で初めて。びっくりした」と、停電で約10分ほどプレーが中断した。再開後、錦織は「気にはならなかった」というが、運悪く、自分のサービスゲームを落とし力尽きた。

錦織は、復帰2戦目である今大会1回戦で、ツアー公式戦383日ぶりの勝利を飾っていた。

この日の相手は、1回戦で、4大大会3勝を誇るバブリンカ(スイス)にストレート勝ち。若さの勢いで急成長を遂げており、錦織も力負けを喫した。しかし、先週の復帰戦、今大会の1回戦よりも数段プレーの質は上がった。「100%のプレーも出てきてはいる」。ただ、5本のブレークポイントや、リターンゲームでリードしたときに、ミスが出てしまい、総合的には「5~6割ぐらい」の出来だ。

例年なら、4大大会の前週は試合に出ず、調整に当てる。しかし、今のところ、大会があれば「すべての週に出る予定。4大大会に合わせるといったのは今年はない」と、来週のハンブルクも出場予定。ただ、体への負荷なども考えながら様子を見ていくつもりだ。

イタリア国際 男子シングルス2回戦 フォアハンドを放つ錦織(ロイター)
イタリア国際 男子シングルス2回戦 錦織に勝利したムセッティ(ロイター)

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フェド杯が名称変更 大坂なおみ「価値ある大会に」

大坂なおみ(2019年9月22日撮影)

国際テニス連盟(ITF)は17日、オンラインで記者会見を開き、女子の国別対抗戦のフェド杯の名称を「ビリー・ジーン・キング杯」に変更すると発表した。

女子ツアーを統括するWTA創立者で名選手だったキングさんの名前を使うことで、大会の地位向上などを目指すという。

記者会見では今月に2度目の全米オープン優勝を果たした大坂なおみ(日清食品)がビデオメッセージで登場し「自分にとってもさらに価値がある大会になる」と話した。(共同)

車いすテニス上地結衣、五輪開催へ自らの情報を提供

オンラインで取材に応じた上地結衣

車いすテニス女子世界ランキング2位の上地結衣(26=三井住友銀行)が17日、日本コカ・コーラから五輪・パラリンピック日本選手団への寄付金贈呈式にオンラインで参加し、東京大会開催へ自らの情報を提供する意向を明らかにした。

上地は10~13日にニューヨークで開催された全米オープンでシングルス準優勝、ダブルス優勝の成績を残して15日夕に帰国したばかり。イベントで「東京大会へすごくたくさんのヒントがあった」と大会を振り返った後に取材にも対応。新型コロナウイルスの感染拡大で来年に延期された大会について「組織委員会の方が選手としての私の情報を必要と思ってくださるのであれば、共有させていただきたい」と語った。

車いすテニス界で全米オープンはコロナ禍の中で最初に再開されたビッグイベントだった。上地は空港到着後に受けたPCRなどの感染検査について「1日の検査数が多く、待たされた選手もいた。もう少しスムーズに、選手が早くコートに戻れるようにするのは改善できる点でした」と指摘。空港からの動線、大会側が借り上げたホテル、行動制限、無観客のスタンドなどについても大会中からSNSを通じて情報を発信していた。

東京大会代表を決めている上地は「前回は悔しい思いをしたので、今回は、という気持ちを持っている」と16年リオデジャネイロ大会銅メダルの雪辱を果たす思いも明かした。現在は帰国後の行動制限中で滞在先については明言しなかったが、コートでの練習も可能な環境という。全米で痛みが出た左肘をケアしながら全仏オープン(10月7~10日、パリ)への準備を進める。

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大坂なおみ「刺激になった」マスク批判がVの原動力

9月8日、「ジョージ・フロイド」と書かれたマスクを着けて全米オープン女子シングルス準々決勝に登場した大坂(AP)

テニスの4大大会の1つ全米オープン女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ(22=日清食品)が16日、人種差別に抗議するため試合の入場時などに着用したマスクを巡る批判について「勝つための刺激になった」とツイートし、批判が優勝の原動力になっていたことを明かした。

大坂は今大会、黒人差別が原因で犠牲となった7人の名前を刻んだ7枚のマスクを用意し、勝ち上がるたびにマスクと共に黒人差別に対する抗議メッセージを発信して話題を呼んでいた。これに対して「英雄」「力強いメッセージ」と称賛する声がある一方で、「アスリートは黙ってプレーしろ」など政治を持ち込むなとの批判もネット上では上がっていた。

大坂は、「”政治をスポーツに持ち込むな”と私に言っていた全ての人々(まったく政治的ではなかったですが)が、本当に勝ってやるという刺激になった。私はこれからあなた方が見ているテレビにできるだけ長く出るつもりだと信じた方がいいわ」と批判した人々に向けての反論をツイートした。

「大坂がアンチに感謝」と米メディアもこのツイートを伝えており、米国では優勝の原動力となった一連の抗議運動は勇気ある行為だと賛同する声が増えている。大坂は5月末に米ミネソタ州で黒人男性が白人警察官に殺害された事件を受けて世界中で沸き起こった抗議運動ブラック・ライブズ・マターに賛同する意思を示したことに対して、ネット上で批判を受けた際も「アスリートは政治を語るべきではない、ただスポーツで人を楽しませていればよいと言われるのが嫌だ」と反論していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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錦織、18歳ムセッティ戦はセンターコート第5試合

錦織圭(20年9月撮影=AP)

テニスのイタリア国際(ローマ)で、383日ぶりの勝利を挙げた世界35位の錦織圭(30=日清食品)の2回戦は、第1試合が17日午前11時(日本時間同午後6時)開始のセンターコート第5試合に入った。錦織は2回戦で同249位のムセッティ(イタリア)と対戦する。両者は初対戦。

錦織は、先週のジェネラリ・オープン(オーストリア・キッツビューエル)で、昨年8月の全米以来、375日ぶりにツアー公式戦に復帰した。しかし、1回戦で、同大会に優勝したケツマノビッチ(セルビア)にフルセットで敗退。復帰2戦目の今大会1回戦で、ラモス(スペイン)を破り、19年8月28日に行われた昨年全米2回戦以来、383日ぶりの勝利を挙げていた。

対するムセッティは、予選を勝ち上がり、1回戦で、3度の4大大会優勝を誇るバブリンカ(スイス)を下した。ムセッティはまだ18歳で、19年全豪オープン・ジュニア覇者。同年6月にはジュニア世界1位に輝いたジュニア世界王者だ。次戦の錦織には「テレビで何度も見たことがある。とてもタフな選手」と話した。

◆WOWOWでは、男子テニスのイタリア国際(ローマ)を、WOWOWメンバーズオンデマンドで配信中。

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西岡2回戦敗退 錦織は18日未明にムゼッティ戦

<テニス:イタリア国際>◇16日◇ローマ

男子シングルス2回戦で世界ランキング50位の西岡良仁(ミキハウス)は22位のグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)に1-6、0-6で敗れた。

17日夜(日本時間18日未明)の同2回戦で世界35位の錦織圭(日清食品)は249位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

◆西岡良仁の話 久々にあまりいい出来ではなかった。球の飛びが良くなくて、終始深くいかなかった。理由は分からないが、それが今日一番の問題点だった。(共同)

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錦織圭「とてもタフ」次戦は18歳ムセッティが相手

リターンを返す錦織(AP)

<テニス:イタリア国際>◇15日◇ローマ

テニスのイタリア国際(ローマ)で、383日ぶりの勝利を挙げた世界35位の錦織圭(30=日清食品)は、2回戦で同249位のムセッティ(イタリア)と対戦することになった。両者は初対戦。試合は現地時間17日以降に組み込まれることになった。

ムセッティは、予選を勝ち上がり、1回戦で、3度の4大大会優勝を誇るバブリンカ(スイス)を下した。ムセッティはまだ18歳で、19年全豪オープン・ジュニア覇者。同年6月にはジュニア世界1位に輝いたジュニア世界王者だ。次戦の錦織には「テレビで何度も見たことがある。とてもタフな選手」と話した。

ラモス戦で汗をぬぐう錦織(AP)

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西岡良仁「この初勝利は大きい」照準全仏へ手応え

<テニス・イタリア国際>◇15日(日本時間16日)◇男子シングルス1回戦

世界50位で、日本NO・2の西岡良仁(24=ミキハウス)が、新型コロナウイルスで中断した世界ツアーが8月に再開後、初勝利を挙げた。先週のオーストリアで、1回戦で錦織を破り、ツアー初優勝を飾った同39位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)に6-4、6-1でストレート勝ちした。

西岡は、先週のオーストリアの大会は「高所で球が跳ねるし飛ぶので、少し戸惑った」ことで、力を出せなかった。しかし、その後「この1週間でしっかり練習ができ、なれてきた」。先週の優勝で疲れを見せる相手をストレートで下した。

今大会は、4大大会に次ぐ規模のマスターズ大会。27日開幕の全仏(パリ)の前哨戦として、赤土で行われている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、5月開催から、全仏とともに9月に延期となった。

西岡は、全米に出場はしたが「クレー(赤土)で本格的に復帰しようと集中していた」と、ハードコートは全米1大会だけ。すぐに欧州に移動し、全仏にピークを持って行くため、徐々に調子を上げている。「この初勝利はかなり大きい」。錦織に次ぐ勝利に、日本男子が、復活に向け順調な1歩を踏み出した。

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錦織の次戦相手は249位 西岡は再開後初勝利

<テニス:イタリア国際>◇15日◇ローマ

男子シングルス1回戦で世界ランキング50位の西岡良仁(24=ミキハウス)は前週にツアー初優勝した39位のミオミル・ケツマノビッチ(21=セルビア)に6-4、6-1で快勝した。新型コロナウイルスで中断したツアーが8月に再開後、初勝利。

初戦を突破した錦織圭(30=日清食品)の2回戦の相手は同249位のムセッティ(18=イタリア)に決まった。

女子ダブルス1回戦で青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組はオランダのペアにストレート勝ち。加藤未唯(ザイマックス)と米国選手のペアは、土居美咲(ミキハウス)とチェコ選手のペアを下した。

◆西岡良仁の話 ツアー中断が明けての初勝利はかなり大きい。この1週間でしっかり練習ができ、クレーコートでのプレーに慣れてきた。かなり自信を持ってボールを打てている。(共同)

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復活勝利の錦織、新武器ネットプレーは12回成功

リターンを返す錦織(AP)

<テニス:イタリア国際>◇14日(日本時間15日)◇ローマ◇男子シングルス1回戦

大坂なおみに負けられない! 世界35位で日本のエース、錦織圭(30=日清食品)が復帰2戦目で383日ぶりの勝利を飾った。

同44位のアルベルト・ラモス(スペイン)に6-4、7-6の2時間3分でストレート勝ち。19年全米2回戦以来の世界ツアー公式戦勝利となった。2回戦では同17位のバブリンカ(スイス)-同249位のムセッティ(イタリア)の勝者と対戦する。

   ◇   ◇   ◇

383日ぶりの勝利は、少してこずった。マッチポイントを数えること6本目。5本を逃し続けたが、最後は錦織のバックのリターンがネットイン。ポトリと相手のコートに落ち、あっけない幕切れでも「勝った瞬間はうれしかった」と、久々の勝利を喜んだ。

09年右ひじ、17年右手首のけがで、過去2回の長期離脱は下部大会というレベルの差はあるが、復帰2戦目で必ず勝ち星を挙げた。「前回の時も、2、3戦目ぐらいから自然と良くなった」。だから「ちょっとほっとした」と、安堵(あんど)の表情を見せた。

ミルヌイ新コーチと、新たな武器としてネットプレーを磨いてきた。赤土は球足が遅くラリーが続く。ネットの短期決戦には不向きだが、錦織はこの日、14回ネットに出て、12回成功させた。「もっと出るチャンスがあった」と悔やむが、力が入りづらく最難関のバックのハイボレーでも点を奪った。

右手首のけがから18年に復帰したときも、赤土シーズンに入り、モンテカルロで準優勝した。全米のハードコートではなく、赤土での復帰に「リズムもつかみやすい。復帰して自分のテニスを戻すのに近道かも」と、逆に復帰延期が幸いしたようだ。

全米で大坂が優勝した。所属契約が同じ企業だ。優勝後には、力こぶを自身のSNSに投稿し祝った。「女子で(大坂に)打ち勝てる人はいない。単純にすごい」。自身も世界4位になったため、「あの位置にいないと見えないものがある」と懐かしがった。負けてはいられない。必ず、この勝利からそこに戻る。

◆錦織復帰メモ 右ひじのけがで19年8月の全米を最後にツアーから離脱。同10月に内視鏡手術を受け、20年3月まで日本でリハビリと練習を行った。復帰を目指したが、新型コロナで3月に世界ツアーが中断。8月に再開したが、錦織自身が新型コロナに感染。全米前哨戦、全米を欠場し、先週のオーストリアのツアー大会で復帰した。

ラモス戦で汗をぬぐう錦織(AP)

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ジョコビッチ「一生忘れられない。大きな教訓だ」

ノバク・ジョコビッチ(2016年11月19日撮影・PIKO)

テニスの男子シングルスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は14日、イタリア国際に出場するローマで記者会見し、線審に球が当たった危険行為で失格となった全米オープンを「一生忘れられない。大きな教訓だ」としつつ「同様の行為を絶対に繰り返さないと約束はできない」と述べた。

全米オープン4回戦でコートの後ろに打ったボールが線審を直撃。4大大会の規則に違反する危険行為として失格となり、賞金没収と罰金の処分も受けた。(共同)

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大坂 祖先に感謝 受け継いだ血が体中を巡っている

全米オープン、女子シングルス優勝から一夜明け、記念撮影でトロフィーを手にポーズをとる大坂(AP)

<テニス:全米オープン>◇12日(日本時間13日)◇ニューヨーク◇女子シングルス決勝

テニスの4大大会、全米オープン(米ニューヨーク)で2年ぶり2度目の優勝を成し遂げた大坂なおみ(22=日清食品)が13日(日本時間14日)に発表された最新世界ランキングで9位から3位に急浮上した。今大会は勝ち上がるたび、黒人差別に抗議する口元の黒いマスクでメッセージを発信。多方面からの注目で強い影響力を持つ女性アスリートになりつつある。昨年の全豪オープン以来3度目の4大大会制覇は女子の李娜(リー・ナ=中国)を抜いてアジア勢単独最多となり、世界ランク1位に13週在位の条件と合わせ、殿堂入りの資格も満たした。

大坂が3位に復帰するのは今年の1月13日の週以来、238日ぶりとなる。大坂の総合得点は5780点で、2位のハレプ(ルーマニア)が6356点。その差は576点。1位のバーティ(オーストラリア)は8717点。昨年優勝のバーティは27日開幕の全仏欠場を表明しており、同得点は変化しない。

全仏での1位復帰は無理だが、2位奪回は十分に可能だ。全仏は優勝で得られるポイントが2000点で、昨年の大会で大坂が獲得したのは3回戦敗退で130点のみ。もし今年出場し優勝すれば、その差1870点が上積みされる。ハレプは昨年8強で、4強以上に勝ち上がらないと上積みはない。

優勝から一夜明け、恒例の女王の写真撮影会に臨んだ。例年、観光名所で行うのが常だ。初優勝した2年前はロックフェラーセンターで行ったが、今年は感染症対策のため会場での撮影。2年前はコムデギャルソンの純白のワンピースをまとった。今回は対照的にエスニック調。カラフルでエキゾチックな衣装だった。

その写真とともに、自身のSNSに「祖先に感謝したい。彼らから受け継いだ血が体中を巡っていると感じた。それが、負けるわけにはいかないと思わせてくれた」とコメントした。ハイチ出身の父、日本人の母のもとに生まれ、米国育ちで、今も拠点としている。まさに、ダイバーシティ(多様性)の象徴といえる。

今年の5月に、米経済誌のフォーブスが発表した大坂の年収は、契約などの副収入を含めると3740万ドル(約41億円)。あのシャラポワ(ロシア)さえ上回り、女子アスリート史上最高額を更新し世界で最も稼ぐ女子アスリートとなった。また、今回の7枚のマスクなど、人種差別への抗議で、オピニオンリーダー的な立ち位置も加わった。まさに、女子アスリートのアイコン的存在になろうとしている。

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