日刊スポーツ

すし石垣8位発進、2人の娘へ父の威厳みせつけた

すし石垣8位発進、2人の娘へ父の威厳みせつけた

初日、8位タイのすし石垣は応援にかけつけた長女栞奈さん(左)と次女杏梨さんにいたずらされる(撮影・黒川智章)

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミー・カップ>◇22日◇第1日◇北海道・ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、72ヤード)

すし石垣は2人の娘に父の威厳をみせた。長女栞奈さん(17)次女杏梨さん(14)が夏休みを利用して観戦。16番で会場に到着した2人に18番のバーディーをみせるなど、2アンダーで8位につけた。

父は「2人の部活の引退試合を見て涙がでるほど感動した。今度は自分のプレーを見せたかった」。現在、岡山在住でテレビ番組で渋野と共演し、親しい間柄。「スイングは前から世界クラスだと思っていた」と絶賛した。

セガサミーカップ2019 1番、ティーショットを放つすし石垣(撮影・黒川智章)

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石川遼自身初の2連勝へ好発進、新ウエアにも好感触

セガサミーカップ2019 ホールアウトとし浅地(右)と握手する石川(撮影・黒川智章)

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミー・カップ>◇22日◇第1日◇北海道・ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、72ヤード)

7月の日本プロ選手権で3季ぶりに優勝した石川遼(27=CASIO)が、5アンダーで首位タイと自身初の2連勝へ好発進した。

上下黒の新ウエアを身にまとい7バーディー、2ボギーの67。ツアーのなかった1カ月半の間に磨いたショットを16番で駆使し、バーディーを奪い一気にトップに駆け上がった。

   ◇   ◇   ◇

2つ落として迎えた16番(パー3)。196ヤードで、通常なら8番アイアンを使うが、右からの強い風を考慮し、6番アイアンを選択した。風にぶつけるようにクラブを振り抜くと、ピン右2メートルにぴたりとつけた。バーディーを奪うと、息を吹き返し、18番からは4連続バーディーと調子を上げた。「全体的な評価が80点、90点なら、そのうちの8割が16番」と、キーに挙げた会心のショットに納得の表情だった。

1カ月半のツアー中断中に課題を克服した。石川は「アイアンを抑え気味に打つと、鋭角に球に入りやすいのでスライス回転が入りやすく、右手前にショートすることが多かった」と言う。その課題に対し、通常より大きい番手でも、力を抑えたショットでイメージ通りに球を運べる技術を身につけた。「試合で1回でもできれば自分にこれがあると思える」と手応えを口にした。

技術だけではなく、見た目でも新たな一面をのぞかせた。契約するキャロウェイが新たに展開する米国カリフォルニアのブランド「トラヴィスマシュー」の上下黒の新ウエア、さらにサンバイザーではなく帽子という今までにない、いでたちを披露した。「自分の中で新鮮。素材がストレスがない」と好感触。9月から日本で発売される新ブランドのプロモーションにもなり、「85くらいだったらメーカーの人に『服のせいじゃない』と言わないといけなかったからプレッシャーもあった」と笑った。

ゴルフ界は、AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(RSK山陽放送)一色に染まっている。「渋野さんのこともあるのでいろんな見方をされる1週間。でも自分としてはやることは一緒。ぶれずにやっていくことが大事」と引き締めた。選手会長として男子ゴルフ界も盛り上げる。【松末守司】

セガサミーカップ2019 10番でティーショットを放つ石川(撮影・黒川智章)
10番、スタート前に額に手を当て瞑想(めいそう)する石川(撮影・黒川智章)
セガサミーカップ2019 7番でバーディーパットを決めガッツポーズの石川(撮影・黒川智章)

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丸山茂樹「痛い思いするのはいい」息子101位発進

10番、父茂樹さん(左)から指示を受ける丸山(撮影・黒川智章)

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミー・カップ>◇22日◇第1日◇北海道・ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、72ヤード)

アマチュアの丸山奨王は、キャディーを務めたトッププロの父茂樹と“父子鷹”で挑んだが、3オーバーの101位と出遅れた。

イーブンで折り返した後半の2番でダブルボギーをたたくなど、スコアを伸ばせなかった。奨王は「もったいないミスがあった。変なプレーをしたら恥ずかしいので緊張した」と話す。父は「今のうちに痛い思いをいっぱいするのはいい」と前向きに話した。

15番を終え、笑顔で16番に向かう父茂樹さん(左)と丸山(撮影・黒川智章)
16番、パーパットを決め父茂樹さん(左)とタッチする丸山(撮影・黒川智章)

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ビンセント、クロンパ首位 すし石垣ら追う

<男子ゴルフツアー:長嶋茂雄招待セガサミー・カップ>◇22日◇第1日◇北海道・ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、72ヤード)

前半スタート組がフィニッシュし、後半組も続々とスタートしている。9ホールを終えたスコット・ビンセント(ジンバブエ)、8ホールを終えたタンヤゴーン・クロンパ(タイ)の2人がそれぞれ3アンダーで首位に立っている。

3位はすし石垣(ゴルフパートナー)ら10人が2アンダーで追っている。2大会連続優勝を狙う石川遼(CASIO)は、4ホールを終えて2オーバーと出遅れている。国内外ツアー13勝の丸山茂樹がキャディーを務めている長男でアマチュアの奨王(UCLA)は、8ホールを終えて1オーバー。

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石川遼「少し悔しいな」渋野の食べ物注目に嫉妬心?

プロアマ戦でラウンド中に笑顔を見せる石川

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミーカップ>◇21日◇プロアマ戦◇北海道・ザ・ノースカントリーGC

男子ゴルフの「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」が22日、北海道・ザ・ノースカントリーGCで開幕する。7月の日本プロ選手権で3季ぶりに優勝した石川遼(27=CASIO)が、2連勝を宣言した。

21日、プロアマ戦に出場し調整。約1カ月半ぶりにツアーが再開するとあって「2週、連続優勝を目指して頑張ります」とジョークを交えながら、「優勝争いすると自律神経のバランスが悪くなる。空いたことでリセットできたし、試合に対しての緊張感が高まってきた」と心を躍らせる。

約1カ月半、技術練習の他に週3回トレーニングを重ね、体つくりに重点を置いてきた。「これから試合が続く中でいかにコンディションを整えながら最終戦までいけるかというのが最優先だった」と話す。

AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(RSK山陽放送)が、ゴルフ界を席巻するが、自身も「ハニカミ王子」として15歳で一世を風靡(ふうび)し、世間の注目を浴びてきただけに、20歳のヒロインを気にかける。「僕も笑っているところが注目されたという共通点はあるが食べているものまで注目されなかったので少し悔しいな」とスマイルシンデレラに嫉妬心? をのぞかせながらも「たくさんの人から応援されていることを忘れないでほしい。球には人の思いが乗っかる。応援されている方が絶対に力になる」とアドバイスを送る。

後半戦に向けて「ワールドランキングを気にするくらいの順位に上がりたい。五輪に向けてもう2、3ステップがないと」。今度は「ハニカミ王子」がゴルフ界を盛り上げる。【松末守司】

プロアマ戦でティーショットを放ち、打球を見つめる石川
プロアマ戦でティーショットを放つ石川

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今平周吾、飛距離5ヤード増の新ドライバー投入へ

今平周吾(2019年6月7日撮影)

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミーカップ>◇21日◇プロアマ戦◇北海道・ザ・ノースカントリーGC

昨年のツアー賞金王の今平周吾は、新ドライバーを投入する。

この1カ月半は、トレーニングを重ねつつ、開幕前から調整してきた新兵器を試す絶好の機会にした。「かなり打ち込んできた。いきなり試合で試すより、この期間で練習できたのは良かった。飛距離も前より5ヤードくらいは出ているかな」と手ごたえを口にする。

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丸山茂樹が初キャディー、長男奨王をバックアップ

大会を前に笑顔を見せる丸山茂樹と長男の奨王

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミーカップ>◇21日◇プロアマ戦◇北海道・ザ・ノースカントリーGC

男子ゴルフの「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」が今日22日、北海道・ザ・ノースカントリーGCで開幕する。

国内外ツアー13勝の丸山茂樹が、今大会でキャディー・デビューを果たし、アマチュアで出場する長男、奨王をバックアップする。「1回くらいはやってあげたい気持ちがあった。コースマネジメントやメンタルだったり、そばにいれば心強いかな」と話す。息子は「緊張する。変なプレーはできない」と話し、昨年同大会でプロツアーに初めて出場し予選落ちした悔しさを親子で晴らす。

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ブームから12年 石川遼ならでは渋野日向子へ助言

プロアマ戦でティーショットを放ち、打球を見つめる石川

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミーカップ>◇21日◇プロアマ戦◇北海道・ザ・ノースカントリーGC

男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミーカップが22日、北海道・ザ・ノースカントリーGCで開幕する。

男子ツアーは1カ月半ぶりの再開。7月の日本プロ選手権で3シーズンぶりの優勝を果たした石川遼(27=CASIO)は21日、プロアマ戦に参加し、調整した。優勝以来の大会になるが「連続優勝めざして頑張りたい。気持ち的にはここからリセット」と笑顔で話した。

約1カ月半、選手会長などの仕事と並行して技術練習の他に週3回トレーニングを重ねるなど、この大会、そして、後半戦に向けて状態を上げてきた。「量より質を求めてやってきた。自分のゴルフを見つめ直せる時期だった」と振り返った。

この期間、女子ではlAIG全英女子オープンを渋野日向子(RSK山陽放送)が制し、大フィーバー。石川は面識はないと話すが、渋野が初優勝した6月のワールド・サロンパスカップをテレビ観戦した時に、「すごい良い選手」とすでにその素質に気づいていたという。

自身も07年のマンシングウェアKSBカップを15歳245日というツアー史上最年少で制し、「遼くん」ブームを巻き起こした。その自身と比較して「僕は15歳だったし、無邪気に白球を追っていただけだった。カメラも気にしなかったし、見られても気にしなかった。でも、20歳は違う。もう大人。大人になってからの方が考えてしまう。メジャーを勝ったし、僕とは状況が違う。大変だと思う」と渋野を気遣った。

さらに「たくさんの人が注目している。ギャラリー、メディアに注目されたいと思っている人もいっぱいる。僕も注目してもらっているように恵まれた状況にいると思う。それを忘れないでやってほしい。応援されることはいいこと。人の思いがボールに乗るので」と、同じような境遇に身を置いたことのある石川らしいアドバイスも送っていた。

プロアマ戦でティーショットを放つ石川

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上田桃子運転の乗用車が別の車に追突、けが人なし

上田桃子(2019年3月14日撮影)

東京都港区の青山通りで20日午後5時ごろ、プロゴルファーの上田桃子(33)が運転する乗用車が別の車に追突する事故を起こしていたことが21日、警視庁赤坂署への取材で分かった。

同署によると、けが人はなく、詳しい状況を調べている。(共同)

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松山、12月プレジデンツ杯で4度目世界選抜入り

男子の米国選抜と、欧州を除く世界選抜の団体対抗戦、プレジデンツ・カップ(12月・メルボルン)の出場メンバーが19日、発表され、松山英樹が一昨年に続いて4度目の世界選抜入りを果たした。

主催者を通じ「日本代表としてベストを尽くす」と談話を出した。世界選抜はアーニー・エルス(南アフリカ)、米国選抜はタイガー・ウッズが主将を務める。

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松山圏外から大逆転 6年連続上位30人の最終戦切符

17番グリーンに向かう松山(AP)

<米男子ゴルフ:BMW選手権>◇18日(日本時間19日)◇最終日◇米イリノイ州メダイナCC(7613ヤード、パー72)

9位から出た松山英樹(LEXUS)が、10バーディー、1ボギーの63で回り、通算20アンダー、268で今季、自己最高タイの3位に入った。年間総合ポイントランキングは、大会前の33位から15位に上昇。上位30人のみが進める最終戦(22日開幕)の6年連続出場となる切符を、土壇場でもぎとった。ジャスティン・トーマス(米国)が、通算25アンダーで優勝し、通算10勝目を挙げた。

最終18番で10個目のバーディーを奪うと右手を掲げ、満足感に浸った。松山は第2日に続き「63」と大爆発し、9位から3位に食い込んだ。「昨日、悪かったけどよく持ちこたえられた。良いプレーができたんで良かった」と手ごたえを口にした。

前日、ボギーだった1番でチップインバーディーを決めると、5番から3連続バーディー。さらに、9番から再びの3連続バーディーと一気に加速した。14番で8メートルのロングパットを決め、15番も1・5メートルを沈めバーディーを奪取。首位と絶望的な10打差からスタートしたものの、一時は3打差に詰め寄るなど神懸かり的な追い上げ。

16番でボギーをたたき優勝圏内からは脱落したとはいえ、世界のトップシーンに戻ってきたことを自ら証明してみせた。「成長と言うなら成長でいいと思うし、戻ったというなら戻ったでいいと思う」と自信を深めていた。

年間の総合ポイントは、大会前の33位から15位に浮上し、6年連続で最終戦に進出した。今年、他に6年連続出場はリード(米国)だけ。上位30位の圏外から最終戦の切符を手にした選手も、松山を含めたった3人のみ。世界トップがしのぎを削る重圧のかかる舞台で、連続出場を逆転で決め、「うれしいなと思います」と素直に喜んだ。

今年から最終戦は、ポイント差をスコアに反映させるため、15位の松山は3アンダーで、10アンダーからスタートする首位には、いきなり7打のビハインドがある。さらなる奇跡が求められるが、「なかなか追いつくのは難しいと思うけど頑張りたい」。気力を振り絞り、最後まで頂点をめざす。

◆プレーオフ 07年に始まって以来、全4試合で行われたが、今季から3試合になる。レギュラーシーズンのポイントランク(PR)上位125人が、第1戦に臨み、第2戦以降は70人、30人と絞り込まれる。最終戦は、第2戦までの総合ポイントランキング順に、1位は10アンダー、2位は8アンダー…とアドバンテージが付与される。15位の松山は、3アンダーからスタートする。最終戦の勝者がそのまま年間総合王者となり、1500万ドル(約16億5000万円)の超ビッグボーナスを得られる。

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渋野パット外しで瞬間最高16・8% 録画も今季最高

18番、パーパットが外れて苦笑いする渋野(撮影・加藤諒)

フジテレビは19日、渋野日向子らと優勝争いを繰り広げて穴井詩が制した18日閉幕の女子ゴルフ、NEC軽井沢72の最終日の平均視聴率が大会歴代1位の12・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったと発表した。

8・7%だった北海道meijiカップに続いて2週連続で今季のツアー最高を更新した。毎分視聴率では、渋野が18番で入れれば優勝のバーディーパットを外した場面の16・8%が最高だった。放送は午後4時から5時25分までの録画中継だった。

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渋野日向子は自己最高12位、畑岡9位 世界ランク

渋野日向子(19年8月撮影)

女子ゴルフの19日付最新世界ランキングが発表され、渋野日向子は順位を2つあげて自己最高の12位となった。畑岡奈紗は1つ浮上して9位。

鈴木愛は28位で変わらず、比嘉真美子は2つ下がって47位となった。

1位の高真栄、2位の朴城■(ともに韓国)、3位のレキシー・トンプソン(米国)の上位勢は変わらなかった。(共同)

※■は火ヘンに玄

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川村昌弘18位、ピエテルスV チェコ・マスターズ

<欧州男子ゴルフ:チェコ・マスターズ>◇18日◇プラハ、アルバトロス・リゾート(パー72)

最終ラウンドが行われ、川村昌弘は73で回って通算10アンダー、278で18位だった。

69としたトマス・ピエテルス(ベルギー)が19アンダーで今季初勝利、ツアー通算4勝目を挙げた。

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バロンがツアー初優勝 米シニアゴルフ

<米シニアゴルフ:ディックス・スポーティンググッズ・オープン>◇18日◇ニューヨーク州エンディコット、エンジョイエGC(パー72)

第2ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、ダグ・バロン(米国)が66をマークして通算17アンダー、199でツアー初優勝した。

賞金30万7500ドル(約3260万円)を獲得した。

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松山は世界ランク26位に浮上 今平周吾は79位

男子ゴルフの18日付世界ランキングが発表され、松山英樹は32位から26位に浮上した。今平周吾は79位。

1位ブルックス・ケプカ、2位ダスティン・ジョンソン(ともに米国)、3位ロリー・マキロイ(英国)は変わらなかった。

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ウッズは伸ばせず「ショートゲームうまくいかない」

<米男子ゴルフ:BMW選手権>◇18日(日本時間19日)◇最終日◇米イリノイ州メダイナCC(7613ヤード、パー72)

72と伸ばせなかったウッズは「ショートゲームが全くうまくいかなかった」と悔しさをにじませた。総合42位に後退し、昨年5年ぶりにツアー勝利を挙げた最終戦への出場を逃し今季を終了。「連覇に挑めず、ものすごく残念だ」と話した。

今季は12試合に出場し4月のマスターズでメジャー15勝目を挙げた。「とても特別な勝利。その他は良いプレーができなかったが、素晴らしいシーズンだった」と振り返った。「次は日本での試合(10月末)に出るまでゆっくり過ごす」と話しコースを後にした。

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松山英樹63で健闘3位「よく持ちこたえられた」

松山英樹(2019年7月18日撮影)

<米男子ゴルフ:BMW選手権>◇18日(日本時間19日)◇最終日◇米イリノイ州メダイナCC(7613ヤード、パー72)

9位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、10バーディー、1ボギーで第2ラウンドに続き63の好スコアをたたきだし、通算20アンダー、268で3位に入り、6年連続で次週のプレーオフ最終戦、ツアー選手権出場を決めた。

前半からラッシュをかけた。前日、ボギー発進だった1番パー4をチップインバーディーとすると、5番から、6番のチップインバーディーを含め、3連続バーディー。さらに、9番から11番で再び3連続バーディーと一気にスコアを縮めると14番パー5では、約8メートルのロングパットを沈め、10打差までひらいていた首位のジャスティン・トーマス(米国)にこの時点で3打差まで詰め寄った。

15番もバーディーとしたが、16番で痛恨のボギーをたたいて後退し、追い上げもここまでだったが、今季自己最高タイまで順位を上げた。「6番でバンカーから入ったのが(年間総合ランキングで)トップ30に向けて楽になった。そのあとはできるだけ伸ばせていければと思っていた。よく持ちこたえられた」と振り返った。

2季ぶりのタイトルには届かなかったとはいえ、年間総合ポイントランキングは大会前の33位から15位に浮上。上位30人が進む、最終戦の権利をもぎ取った。

首位から出たJ・トーマス(米国)が、68で通算25アンダー、263で優勝し、米ツアー10勝目を挙げた。65で回ったパトリック・カントレー(米国)が、通算22アンダーで2位。タイガー・ウッズ(米国)は、通算7アンダーで37位に終わり、最終戦進出を逃した。

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渋野痛恨3パットでV逸「情けね~な」人前笑顔も涙

ホールアウトし、インタビューに答える渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇最終日◇18日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、凱旋(がいせん)2戦目での優勝を最終18番で逃し、涙した。2位から出て5バーディー、1ボギーの68で回り通算13アンダーの203。首位タイで迎えた最終18番パー4でバーディーなら優勝だったが、勝負に出て痛恨の3パットのボギーとしV逸。穴井詩(31)がイ・ミニョン(27=韓国)とのプレーオフ(PO)を制し、2年ぶりツアー3勝目を挙げた。

最後まで笑顔だった。クラブハウスに戻った渋野は、母伸子さんと目が合う。肩をトントンとたたかれると感情が込み上げてきた。「作り笑いはしたくない」。いつもそう言うが、この日ばかりは、心からの笑顔ではなかった。小走りでロッカー室に入ると、隠れて泣いた。悔しかった。どうしても、勝ちたかった。

「無理に笑っていました。人前で(涙を)見せるものではないから、我慢をしていました。(涙が)出たっちゃあ、出ましたね」

通算14アンダーの首位タイで迎えた最終18番は、全英と同じ舞台になった。最終組の渋野がバーディーなら優勝。フェアウエーからの第2打は池を越え、グリーンへ。ピンまで5メートル、下りのフックラインはメジャーを制した最後の1打と同じ距離だった。大観衆が固唾(かたず)をのんで見守る。勝負をかけたバーディーパットは、カップをすり抜け2メートルオーバーした。さらに、入れれば3人によるPOになったパーパットまで外し、3パット。ボギーでV逸。2週前は攻めて勝ち、今回は攻めて負けた。

「最後はむちゃくちゃ緊張しました。めっちゃ手が震えていた。『情けね~な。何で緊張しよるんかな』と思った。自分で自滅して、最後に台無しにしてしまった。悔しい思いはたくさんしてきたけど、今回が最近では一番悔しいです」

笑顔の裏に、人知れず流した涙と努力の跡がある。98年度生まれの黄金世代では最も遅れてきた選手の1人。今季は申ジエ(韓国)に続く賞金ランク2位の約8479万円を稼ぐが、昨年はレギュラーツアー出場1試合で賞金0円。試合にすら出られない1年前の屈辱がある。

「勝たなければいけないですから。この悔しさは忘れずに練習するしかない」

試合が終わり1人、涙を流してから1時間半が過ぎた。渋野は待っていたファンと関係者1人、1人に手を振りながら会場を後にした。「次もまた頑張ります。応援よろしくお願いします!」。その時は心からの笑顔だった。【益子浩一】

◆NEC軽井沢72◆

   順位 選手名   通算  1R   2R    最終 

-14(1) 穴井詩    202=67(7) 70(8)  65

   (2) イ・ミニョン 202=67(7) 69(4)  66

-13(3) 渋野日向子  203=67(7) 68(2)  68

   (3) 浜田茉優   203=64(1) 70(1)  69

-11(5) 申ジエ    205=68(13) 72(24)  65

   (5) 上田桃子   205=68(13) 71(18)  66

18番、パーパットが外れて苦笑いする渋野(撮影・加藤諒)

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渋野フィーバーで抱く懸念、過去宮里藍は重圧から…

17番、ティーショットを放つ渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇最終日◇18日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

女子ゴルフで、渋野日向子フィーバーが続いている。全英女子オープンで日本勢42年ぶりのメジャー優勝を達成。帰国後も小気味いいプレーで、13位、3位と好成績を上げた渋野には、リスペクトしかない。その一方で、一部の取材者とギャラリーには、懸念を抱いてしまう。

私は記者として、宮里藍と石川遼のフィーバーを経験した。2人とも、1日2万人以上のギャラリーを集めたこともあった。その人気ぶりは、ゴルフの枠を超越したものだったが、現場ではトラブルもあった。あるカメラマンは、宮里の一挙手一投足を追う中で、同伴競技者がスイング中にシャッターを切った。選手は激怒し、宮里は悲しげな顔を浮かべた。石川がプロ転向前に出場した関東アマでは、テレビ局のヘリが上空を飛び、情報番組スタッフが、石川の同伴競技者に録音機を持たせようとして、大問題になった。

ゴルフは静寂の中で行われるスポーツで、プロは1打に生活を懸けている。普段から現場にいるゴルフ担当は、そのことを前提に動くが、フィーバーの流れでのスポット取材者が、認識不足でこのような事態を起こした過去がある。

渋野の現場では、まだ大問題は起きていないと聞くが、取材陣は増す一方で、NEC軽井沢72の現場では、あるギャラリーがロープ内にいる取材者に向かって「選手が見えない。邪魔だ」と怒鳴る場面があったという。そして、別のギャラリーは、渋野に向かって「笑ってよ。もっと笑顔が多いと思ったのに」とヤジったと聞く。

こんな調子だと、選手のメンタルは持たない。フィーバー当時、18歳だった宮里は大観衆の中で好プレーを続けた。しかし、ある日、髪の毛をかき分け、「ここがこんなことになってしまって」と、ストレスで円形脱毛症になったこと打ち明けた。スマイルシンデレラの渋野だって、重圧の連続で相当に疲弊していることだろう。

幸い渋野は、次戦を休む日程を組んでいる。プライベートで外出しても、声を掛けられる人気者になっただろうが、可能な限りリフレッシュに努めてほしい。来週には、再びカメラに追われるが、この小休止で、取材側は過去の教訓に学び、ギャラリー側にも「プレーヤーズファースト」の意識が、より広まることを期待したい。【元ゴルフ担当・柳田通斉】

03年11月、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ宮里藍
11年6月、大勢のギャラリーの前でショットを放つ石川遼

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42歳近藤智弘7年ぶりV、腰痛回復ショット手応え

スコアボードを背に優勝カップを掲げる近藤(撮影・浅水友輝)

<男子ゴルフ:イーグルカップ札幌オープンチャリティートーナメント>◇最終日◇18日◇苫小牧・桂GC(7119ヤード、パー72)◇賞金総額4000万円(優勝1200万円)

プロ20年目の近藤智弘(42=ネスレ日本)が大会最多3度目の優勝を飾った。7アンダーの首位タイで迎えた最終日も、5バーディー、1ボギーの68で回り通算11アンダー133で、7年ぶりに王者に返り咲いた。

この2年間は腰痛に苦しみ、17年には賞金シード喪失も経験。昨年から登録名を「共弘」から本名の「智弘」に戻した。ツアー通算6勝を誇るベテランが、秋のツアーに向けて弾みをつけた。

   ◇   ◇   ◇

42歳のベテラン近藤が北の大地で確かな手応えをつかんだ。7年ぶりに手にした大会最多3度目の優勝に「優勝できたことはうれしい。スコアだけ見れば、2日間良いゴルフができた。秋のツアーに向けても良いきっかけ。自信になった」。2位に3打差をつけて最終18番パー4。最後のパーパットを外し「かっこ悪い上がり」とボギー締めには苦笑いも、拍手を受けてほおをゆるませた。

9番までの前半はパットが入らずバーディーは7番パー5のみ。それでも「ショットはずっと良かった。後半はうまく集中できた」。パー4の12、13番でバーディーを奪うと、14番パー5ではティーショットを左のバンカーに打ち込むも、残り135メートルの3打目をピンそば2メートルにつけて、3連続バーディーで独走態勢に入った。

アマ時代に数々のタイトルを獲得し、00年のプロ転向後もメジャーの日本プロを含むツアー通算6勝とキャリアを重ねてきた。2年前、40歳前後にして腰痛に苦しみ、思うようなプレーができなくなった。17年末にはシード落ち。トレーナーといろいろな練習メニューをこなした。クラブの重さも軽くした。それでも「しっくりこず、ストレスもあった」。不惑の年を迎えたベテランは苦しんだ。

昨年には原点回帰するため登録名を本名に戻した。試行錯誤を重ねた今季は腰痛も回復し、クラブも従来の重さに戻し、ショットも安定してきた。「良い感覚が戻ってきて、ストレスが減ってきた」。次戦は道内開催のセガサミーカップ(22日開幕、千歳・ザ・ノースカントリーGC)。札幌オープン優勝で取り戻した自信を胸に、秋のシーズンに向かう。【浅水友輝】

ティーショットを放つ近藤
最終18番でウイニングパットを沈め同組の選手と握手をかわす近藤(左)

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安本大祐V争い演じ2位「強気のプレーはできた」

2位の安本(右)は表彰式で平和PGM選手権の出場権獲得ボードを贈られる

<男子ゴルフ:イーグルカップ札幌オープンチャリティートーナメント>◇最終日◇18日◇苫小牧・桂GC(7119ヤード、パー72)◇賞金総額4000万円(優勝1200万円)

首位と3打差の8位タイでスタートした安本大祐(32=テラモト、北海道尚志学園)は通算9アンダー135で2位まで順位を上げた。

アウトの前半にスコアを3つ伸ばすと、後半はインの14番まで4バーディーと一時は首位に浮上したが、直後の15番パー4でティーショットをダフりダブルボギー。それでも最終日まで優勝争いを演じ、平和PGM選手権(11月7日開幕、PGMゴルフリゾート沖縄)出場権を獲得した。「悔しい気持ちもあるけど、最後までバーディーを狙う強気のプレーはできた。格上選手を相手に自信になりました」と話した。

最終18番、グリーン上でパットを放つ安本
ティーショットの行方を見つめる安本

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渋野日向子の次戦29日、当面は地元岡山で静養へ

18番、ボギーを叩いて優勝を逃し、肩を落とす渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇最終日◇18日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、凱旋(がいせん)2戦目での優勝を最終18番で逃し、涙した。

   ◇   ◇   ◇

渋野の次戦は、29日開幕の国内ツアー、ニトリ・レディース(北海道・小樽CC)になる。全英から移動を含め、今大会が3週連続の出場。疲労がピークのため、次週CATレディース(神奈川)は欠場。地元岡山に戻り静養する方向だ。

渋野は「ソフトボールもやりたいし、家でボーッとするのもいい。県外で違う空気を吸うのもいいですね」と話した。ニトリの翌週にあるゴルフ5レディース(茨城)も欠場する予定で、国内メジャー第2戦となる日本女子プロ選手権(9月12日開幕、兵庫・チェリーヒルズGC)に備える。

5番、ティーショットを放待つ間原英莉花(左)と談笑する渋野日向子(撮影・加藤諒)

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V逸の渋野日向子、涙で葛藤洗い流し心から笑顔戻る

ホールアウトし、口元を覆いながらインタビューに向かう渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇最終日◇18日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、凱旋(がいせん)2戦目での優勝を最終18番で逃し、涙した。

2位から出て5バーディー、1ボギーの68で回り通算13アンダーの203。首位タイで迎えた最終18番パー4でバーディーなら優勝決定だったが、勝負に出て痛恨の3パットのボギーとしV逸した。穴井詩(31)がイ・ミニョン(27=韓国)とのプレーオフ(PO)を制し、2年ぶりのツアー3勝目を挙げた。

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最後まで笑顔だった。クラブハウスに戻った渋野は、母伸子さんと目が合う。肩をトントンとたたかれると感情が込み上げてきた。「作り笑いはしたくない」。いつもそう言うが、この日ばかりは、心からの笑顔ではなかった。小走りでロッカー室に入ると、隠れて泣いた。悔しかった。どうしても、勝ちたかった。

「無理に笑っていました。人前で(涙を)見せるものではないから、我慢をしていました。(涙が)出たっちゃあ、出ましたね」

通算14アンダーの首位タイで迎えた最終18番は、全英と同じ舞台になった。最終組の渋野がバーディーなら優勝。フェアウエーからの第2打は池を越え、グリーンへ。ピンまで5メートル、下りのフックラインはメジャーを制した最後の1打と同じ距離だった。大観衆が固唾(かたず)をのんで見守る。勝負をかけたバーディーパットは、カップをすり抜け2メートルオーバーした。さらに、入れれば3人によるPOになったパーパットまで外し、3パット。ボギーでV逸。2週前は攻めて勝ち、今回は攻めて負けた。

「最後はむちゃくちゃ緊張しました。めっちゃ手が震えていた。『情けね~な。何で緊張しよるんかな』と思った。自分で自滅して、最後に台無しにしてしまった。悔しい思いはたくさんしてきたけど、今回が最近では一番悔しいです」

笑顔の裏に、人知れず流した涙と努力の跡がある。98年度生まれの黄金世代では最も遅れてきた選手の1人。今季は申ジエ(韓国)に続く賞金ランク2位の約8479万円を稼ぐが、昨年はレギュラーツアー出場1試合で賞金0円。試合にすら出られない1年前の屈辱がある。

「勝たなければいけないですから。この悔しさは忘れずに練習するしかない」

試合が終わり1人、涙を流してから1時間半が過ぎた。渋野は待っていたファンと関係者1人、1人に手を振りながら会場を後にした。「次もまた頑張ります。応援よろしくお願いします!」。その時は心からの笑顔だった。【益子浩一】

18番、パーパットが外れ、パターを握りしめ悔しがる渋野(撮影・加藤諒)
ホールアウトし、インタビューに答える渋野(撮影・加藤諒)

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渋野日向子V逸3位「最後の最後に台無しに」

18番、パーパットが外れて苦笑いする渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72トーナメント>◇最終日◇18日◇長野・軽井沢72ゴルフ北C(6705ヤード、パー72)

「最後の最後に台無しにしてしまった。今までの優勝パット以上に、一番緊張しました」。

AIG全英女子オープンでメジャー制覇した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、凱旋(がいせん)2戦目での優勝を、目の前で逃した。

通算14アンダーで穴井詩、イ・ミニョン(韓国)で並んで迎えた最終18番パー4。最終組の渋野がバーディーを取れば、今季3勝目が決まっていた。

舞台は整い、大観衆が固唾(かたず)をのんで見守った。フェアウエーからの第2打は、池を越えてグリーンへ。ピンから右、約5メートル半のバーディーパットを沈めれば優勝。まるで、全英を制した最終18番と同じような距離だった。

渋野は勝負に出た。強気に打ったパットは、カップに沈むことなく2メートルオーバー。その瞬間に、会場はため息に包まれ、渋野は苦笑いした。返しのパーパットを入れれば、3人によるプレーオフ(PO)に突入する。

その2メートルも、カップをかすめることなく、まさか3パットのボギー。POすらも逃し、3位になった。

POが行われている18番の横で取材に応じた渋野は、18番を振り返り「(バーディーパットは)当たった瞬間に入らないと思った。返しも、かすりもしなかった。情けないです。何が何だか…。最後は決めたい距離。せめてパーで終わらないと…。3パットしてしまったのが、情けない」。

笑顔は消え、悔しそうに唇をかむ。その横で、大勢のギャラリーが、温かい拍手を送り続けていた。【益子浩一】

同組の原英莉花(左)と抱き合って健闘をたたえ合う渋野日向子(撮影・加藤諒)

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渋野様々シブコフィーバー今季3日間大会最多観客数

15番、ギャラリーの声援を受け、ティーイングエリアに向かう渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇最終日◇18日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

AIG全英女子オープンでメジャー制覇した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、凱旋(がいせん)2戦目での優勝を、目の前で逃した。

   ◇   ◇   ◇

シブコ・フィーバーで軽井沢72GC北コースの3日間のギャラリー数は、2万1844人を記録。

同大会では00年以降最多、今季ツアーの3日間大会では最多、4日大会を含めても3番目の記録となった。コース内は渋野が動くところに渋滞が起き、第1日、第2日と周辺道路も渋滞で、選手の会場入りが遅れそうになったこともあった。

15番、ギャラリーの声援を受けて15番のティーイングエリアへ向かう渋野(撮影・加藤諒)
1番、ティーショットを放ち、笑顔を見せる渋野(撮影・加藤諒)

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安田祐香がベストアマ「入っていたら」パターに悔い

ベストアマチュア賞を受賞し、表彰式で笑顔を見せる安田(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇18日◇最終日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

アマの安田祐香が69で回り、通算8アンダーで14位に入りベストアマチュア賞を獲得した。

プロに混じって3日間アンダーパーで回り、アマランク1位の実力を発揮した。「パターで7回ぐらい外してた。入っていたら優勝争いしていたかな」とちょっぴり悔しそうに話した。今年からプロテストが11月になり「その前に出るプロの試合で優勝できたら」と目標を挙げた。

1番、ティーショットを放ち、笑顔を見せる安田(撮影・加藤諒)
表彰式で笑顔を見せる左から、「ルーキー・オブ・ザ・NEC軽井沢72賞」の渋野、優勝した穴井、ベストアマチュア賞の安田(撮影・加藤諒)

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原英莉花V逸「残念」序盤ボギー後ボール投げ捨てた

7番、ティーショットを放つ原英莉花(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇最終日◇18日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

渋野と同じ黄金世代の原英莉花は、序盤の連続ボギーが痛かった。2番、3番とスコアを落とし、3番から4番ティーに向かう途中で、ボギーを打ったボールを投げ捨てた。

終盤にバーディーを取って9アンダーに戻したが「残念だけど、まだまだでした。最終組は難しい。最初からガッツリ入れ込んで空回りした」と反省しきりだった。

5番、ティーショットを放待つ間原英莉花(左)と談笑する渋野日向子(撮影・加藤諒)
同組の原英莉花(左)と抱き合って健闘をたたえ合う渋野日向子(撮影・加藤諒)

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穴井詩が通算3勝「まさか」前日の池ポチャから奮闘

プレーオフを制して優勝し、トロフィーを掲げる穴井(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇18日◇最終日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

穴井詩が14アンダーで並んだイ・ミニョン(韓国)をプレーオフ1回目で破り、17年センチュリー21・レディース以来の3勝目を勝ち取った。

「まさか今日勝てるとは思っていなかった」。前日も首位を走りながら、終盤17番で痛恨の池ポチャ。「そのおかげで燃え上がりました」と悔しさを最終日にぶつけた。ドライバーの平均飛距離259・2ヤードと、女子ゴルフ界NO・1の飛ばし屋。今オフに、肉体改造し、正確性も身に着けた。

黄金世代の台頭に刺激を受ける31歳。6827万2416円で賞金ランク4位に浮上し「1億円を超えたいと思っている」と目標を口にした。

<穴井詩の使用クラブ> 

▼1W=キャロウェイ EPIC FLASH サブゼロ(シャフト=TENSEI CKシリーズ60、フレックスS、8・5度)▼3、5W=同 ROGUE▼3UT=同 EPIC FLASHスター、5UT=同 ROGUE▼アイアン(5~9、PW)=ミズノ TOUR(5~9、PW)▼ウエッジ=キャロウェイ マクダディー2(52度)、同 Grind Studio(58度)▼パター=オデッセイ EXO セブン▼ボール=タイトリスト プロV1

プレーオフを制して優勝し、インタビューに答える穴井(撮影・加藤諒)
1番、ティーショットを放つ穴井(撮影・加藤諒)

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渋野日向子「我慢していた」母に肩たたかれ1人で涙

ホールアウトし、インタビューに答える渋野(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72トーナメント>◇最終日◇18日◇長野・軽井沢72ゴルフ北C(6705ヤード、パー72)

「最後の最後に台無しにしてしまった。今までの優勝パット以上に、一番緊張しました」

AIG全英女子オープンでメジャー制覇した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、凱旋(がいせん)2戦目での優勝を、最終18番で逃した。

通算14アンダーで穴井詩、イ・ミニョン(韓国)で並んで迎えた18番パー4。最終組の渋野がバーディーを取れば優勝決定だった。

舞台は整い、大観衆が固唾(かたず)をのんで見守った。フェアウエーからの第2打は、池を越えてグリーンへ。ピンから右、約5メートル半のバーディーパットを沈めれば優勝。まるで、全英を制した最終18番と同じような距離だった。

渋野は勝負に出た。強気に打ったパットは、カップに沈むことなく2メートルオーバー。その瞬間に、会場はため息に包まれ、渋野は苦笑いした。返しのパーパットを入れれば、3人によるプレーオフ(PO)に突入する。

その2メートルも、カップをかすめることなく、まさか3パットのボギー。POすらも逃し、3位になった。

POが行われている18番の横で取材に応じた渋野は、18番を振り返り「(バーディーパットは)当たった瞬間に入らないと思った。返しも、かすりもしなかった。情けないです。何が何だか…。最後は決めたい距離。せめてパーで終わらないと…。3パットしてしまったのが、情けない」。

笑顔は消え、悔しそうに唇をかむ。その横で、大勢のギャラリーが、温かい拍手を送り続けた。

クラブハウスに戻り、母伸子さんに肩をたたかれると、感情が揺らいだ。ロッカー室に入り、1人泣いていたという。

会見で渋野はこう明かした。

「人前で(涙を)見せるものではないので、我慢をしていました。(涙が)出たっちゃあ、出ました」

次週は欠場し、静養する予定になっている。

18番、ボギーを叩いて通算13アンダーとなり、顔を覆ってホールアウトする渋野(撮影・加藤諒)
ホールアウトし、インタビューに答える渋野(撮影・加藤諒)

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