日刊スポーツ

吉田優利が全米女子OP出場権「自分のゴルフ貫く」

全米女子オープンの出場権を手にした4選手。左から上野菜々子、岡山絵里、吉田優利、天本遥香

<米女子ゴルフ:全米女子オープン日本地区最終予選>◇22日◇茨城・大利根CC東C(6678ヤード、パー72)西C(6676ヤード、パー72)

本戦(5月30日開幕、米サウスカロライナ州CCオブチャールストン)出場権をかけて計96人(プロ53人、アマ43人)が出場し、初めてアマ2人が同時に出場権を獲得した。

1日36ホールで争い、18年に日本女子アマと日本ジュニアを制した吉田優利(19)が通算1アンダーの2位。18年女子プロツアーの大王製紙エリエール・レディース7位のアマチュア上野菜々子(18)が通算2オーバーの3位で出場を決めた。

第1ラウンドで67のスコアを出した吉田は、疲労が蓄積する第2ラウンドも76で踏みとどまり、上位をキープ。特に第2ラウンドの13番パー5では約12メートルのバーディーパットを沈め「今の自分にもこれからの自分いも良いバーディーだったと思います」と手応えを口にした。「ゴルファーの中では1番の大会」と表現した全米女子オープンに向け「自分のゴルフを貫きたい」と意欲をみせた。

また吉田と同学年の上野も第1ラウンドと崩れながらも第2ラウンドで70と巻き返して3位通過。「すごくうれしいの一言」と満足顔。米男子ツアーをチェックし、タイガー・ウッズやジョーダン・スピースのプレーを参考にしており、米国での大会には強いあこがれがある。

上野は「プロになってお金をためてから米国に行こうと思っていた。まさか試合で行けるなんてテンションが上がります」と声をはずませていた。

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天本遥香が初出場権「強くなって」全米女子日本予選

全米女子オープンの出場権をゲットした天本遥香

ゴルフの全米女子オープン日本地区最終予選は22日、茨城・大利根CCで行われ、有望株ひしめく98年生まれの天本遥香(20)が初めて出場権を手にした。

1日36ホールストロークプレーで争い、通算2オーバー146の3位。出場4枠に滑り込み、5月30日開幕の本大会(米サウスカロライナ州)出場を決めた。勝みなみ、小祝さくら、新垣比菜らと同学年の黄金世代。「出遅れたけれど自分のペースで。私は強くなって今から行きます」と今年最初の試合で成果を挙げた。

3度目挑戦となる今秋のプロテストが最大の目標だが、あこがれのメジャー出場に胸が躍る。天本は「WOWOWで米ツアーを見て参考にしている。しっかり挑戦したい」と口にした。

◆全米女子オープン出場権獲得選手 岡山絵里、※吉田優利、天本遥香、※上野奈々子。※=アマ、補欠は新垣比菜。

全米女子オープンの出場権を手にした4選手。左から上野奈々子、岡山絵里、吉田優利、天本遥香

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岡山絵里ら4人が全米女子出場権、アマ2選手は初

全米女子オープンの出場権を手にした4選手。左から上野奈々子、岡山絵里、吉田優利、天本遥香

<米女子ゴルフ:全米女子オープン日本地区最終予選>◇22日◇茨城・大利根CC東C(6678ヤード、パー72)西C(6676ヤード、パー72)

本戦(5月30日開幕、米サウスカロライナ州CCオブチャールストン)出場権をかけて計96人(プロ53人、アマ43人)が出場し、4選手が出場を決めた。

1日36ホールで争い、ツアー1勝の岡山絵里が通算2アンダーでトップ通過。通算1アンダーの2位で昨年の日本女子アマ覇者吉田優利、通算2オーバーの3位で天本遥香、アマチュアの上野奈々子が、それぞれ出場枠を確保した。14年から開催が始まった日本地区最終予選でアマ2人が同時に出場権を獲得したのは初めて。

なおツアー1勝の新垣比菜が補欠選手となった。

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畑岡奈紗、次戦米ツアー欠場 1カ月前から体調不良

TOTOジャパンクラシックを制し、笑顔で優勝カップを掲げる畑岡奈紗(=2018年11月4日撮影)

米女子ゴルフツアーに参戦する世界ランク5位の畑岡奈紗(20=森ビル)が、次戦ヒューゲルエアーLAオープン(25日開幕、米カリフォルニア州ウィルシャーCC)を欠場することが決まった。22日、所属事務所が発表した。

1カ月ほど前から体調不良に悩まされていたといい、ハワイ開催だった前週のロッテ選手権は62位に終わっていた。畑岡は「体調がすぐれず、先週のハワイで悪化してしまったので、大事をとって欠場することにしました。しっかり治して、次戦に備えたいと思います」とコメントした。

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日本女子アマ覇者の吉田優利が単独首位 全米女予選

<米女子ゴルフ:全米女子オープン日本地区最終予選>◇22日◇茨城・大利根CC東C西C

本戦(5月30日開幕、米サウスカロライナ州CCオブチャールストン)出場権4枠をかけ、96人(プロ53人、アマ43人)が出場した。1日36ホールで争い、第1ラウンドが終了。昨年の日本女子アマ覇者の吉田優利が5アンダーの67で回り、単独首位で第2ラウンドに入った。ツアー1勝の岡山絵里が2アンダーの2位。宮田成華は1アンダーの3位につけたものの、第1ラウンド終了後に体調不良で棄権した。1オーバーの4位には原江里菜、工藤遥加、新垣比菜ら8人がいる。

なお畑岡奈紗、上原彩子、横峯さくら、鈴木愛、比嘉真美子、成田美寿々は既に出場資格を得ている。

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小平智、82と崩れ70位 通算16オーバー

<米男子ゴルフ:RBCヘリテージ>◇21日◇米サウスカロライナ州ヒルトンヘッド、ハーバータウン・リンクス(パー71)

最終ラウンドが行われ、昨年覇者の小平智は82と大きく崩れ、通算16オーバー、300で予選通過した選手で最下位の70位だった。

潘政■(台湾)が通算12アンダーの272でツアー初優勝を飾った。

※■は王ヘンに宗

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松山は27位に後退、小平は73位 最新世界ランク

男子ゴルフの21日付最新世界ランキングが発表され、日本勢の松山英樹は26位から27位に後退した。小平智は5つ下げて73位、今平周吾は1つ落として78位。

1位のダスティン・ジョンソン(米国)、2位のジャスティン・ローズ(英国)、3位のブルックス・ケプカ(米国)ら上位陣に変動はなかった。

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“せれにゃん”青木瀬令奈がエース「もっと上に」

13番でホールインワンを達成した青木は笑顔を見せる(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

青木瀬令奈(26=三和シヤッター工業)が、ツアー通算2度目のホールインワンで今季最高12位に食い込んだ。13番パー3(163ヤード)で達成。22位から出て1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーの213。日刊スポーツのゴルフレッスン「せれにゃん塾」で好評連載中の青木が、17年以来のツアー2勝目へ弾みをつけそうだ。同8アンダーの李知姫(40=韓国)が2年ぶりの通算23勝目を挙げた。

熊本の青空に、青木が美しい放物線を描いた。13番パー3。6番ユーティリティーで打ったボールは、風に乗った。コースのすぐ横を、爆音を響かせながら飛行機が離着陸する。10ヤードほど転がると、グリーン上で突然消えた。入る瞬間を見ることも、カップに沈む、乾いた音を聞くこともできなかった。大歓声が起きると、半信半疑のままグリーンへと歩いていった。

「結構、アップヒルになっているので、見えなかったですね。お客さんの『入った』という声が聞こえてきて、グリーンは硬いし、オーバーしやすいので『本当なのかな?』と思いました。(カップを)のぞくまでは信じられなかったです。ボールを拾ってから、やっと確信しました」

国内ツアーでは16年中京テレビ・ブリヂストン・レディース第1日(5月20日)に達成して以来、3年ぶり2度目。人生では6度目だという。直前の12番パー4で、50センチのパーパットを外してボギー。「取り返してやろう」。そう心に刻み、集中して放った一打が最高の結果を生んだ。

「前のホールのお釣りがきた感じですね。前回の中京の時は、ホールインワンをしたのに予選落ちしちゃったんです。今回はいい順位で終えることもできて、本当にうれしいです」

今季最高12位に滑り込んで賞金159万円を加算し、同ランク48位に浮上。エース賞として20万円も獲得した。17年6月のヨネックスレディース以来となるツアー通算2勝目へ、自信と勢いをつかむ結果となった。「もっと上に行けるように、また次からも頑張りたいと思います」。初夏のような熊本の日差しを浴びた青木は、美しく輝いていた。【益子浩一】

◆青木瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日、群馬・前橋市生まれ。実家が音楽教室で「セレナーデ(小夜曲)」から命名された。7歳で競技を始め、06年日刊アマ全日本女子で史上最年少13歳で優勝。前橋商卒業後の11年にプロテスト合格。15年に初の賞金シード権を獲得し、昨年は同ランク31位。17年ヨネックスレディースで初優勝。153センチ、50キロ。

手を振ってスタートする青木(撮影・今浪浩三)

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芳崎陽紀、高野愛姫らジュニア日本代表14人が決定

15-18歳男子2位で世界ジュニア切符を手にした芳崎陽紀

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜東日本決勝大会>◇最終日◇21日◇茨城・美浦GC(15-18歳男子6928ヤードほかカテゴリー別、パー72)◇晴れ◇出場166人◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

IMGA世界ジュニア(7月9~12日、米カリフォルニア州サンディエゴ)の日本代表14人が新たに決まった。

15-18歳男子は、第1日首位の竹原佳吾(東京・早実高1年)が75で回り、通算3オーバー147で昨年13-14歳の部に続いて2年連続で日本代表となった。男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」出場権も獲得した。

2位は1オーバー73をマークした芳崎陽紀(神奈川・法政二高2年)が通算6オーバー150で、亥飼台(うてな、日本ウェルネス高2年)を1打抑えて2012年の9-10歳の部以来の代表を勝ち取った。

同女子は市村杏(長野・佐久長聖高1年)、佐藤杏莉(千葉・麗沢高2年)、宇佐美彩華(千葉・印旛明誠高3年)が通算14オーバーで並んでプレーオフに突入。1ホール目に宇佐美が脱落して代表を逃し、4ホール目で市村が佐藤を破って1、2位となり、代表となった。

13-14歳男子は吉沢己咲(群馬・藤岡北中3年)が通算6オーバーで優勝し、代表となるとともに、AbemaTVツアー「HEIWA・PGM Challenge1」出場権を獲得した。2位は通算15オーバーで並んだ平野誠一(埼玉・行田中3年)と亥飼陽(ひなた、茨城・滑川中2年)がプレーオフで代表を争い、平野が勝ち取った。

同女子は高野愛姫(あいひ、東京・飛鳥中3年)が通算7オーバーで優勝し、初めての代表となった。3打差2位に、三明桜子(福岡・沖学園中2年)、手塚彩馨(あやか、山梨・白根御勅使中2年)が並んでプレーオフとなり、三明が2年連続代表の座をつかんだ。

先に行われた西日本決勝大会で決まった代表や、昨年の本戦シード選手とともにIMGA世界ジュニアに出場する日本代表は以下の通り。

▽15-18歳男子

【1位】竹原佳吾(東京・早実高1年)=147

【2位】芳崎陽紀(神奈川・法政二高2年)=150

▽同女子

【1位】市村杏(長野・佐久長聖高1年)=158

【2位】佐藤杏莉(千葉・麗沢高2年)=158

▽13-14歳男子

【1位】吉沢己咲(群馬・藤岡北中3年)=150

【2位】平野誠一(埼玉・行田中3年)=159

▽同女子

【1位】高野愛姫(東京・飛鳥中3年)=151

【2位】三明桜子(福岡・沖学園中1年)=154

▽11-12歳男子

【1位】橋詰海斗(新潟・栖吉中1年)=157

▽同女子

【1位】小林イリス(東京・女子聖学院中1年)=152

▽9-10歳男子

【1位】片野貫一朗(千葉・松戸東部小4年)=167

▽同女子

【1位】根田うの(北海道・大曲東小5年)=154

▽7-8歳男子

【1位】林田聖也(福岡・吉田小2年)=157

▽同女子

【1位】重原純奈(千葉・幸小3年)=161

※同スコアはプレーオフによる

15-18歳女子2位で世界ジュニア代表となった佐藤杏莉
15-18歳女子1位で世界ジュニア行きを決めた市村杏

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吉沢己咲が3年連続代表「優勝したい」世界ジュニア

13-14歳男子1位で世界ジュニア代表となった吉沢己咲

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜東日本決勝大会>◇13-14歳男子◇最終日◇21日◇茨城・美浦GC(6928ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

吉沢己咲(群馬・藤岡北中3年)が通算6オーバーで優勝し、3年連続ジュニア代表となった。

第1日首位でスタートし、インスタートの折り返し時点で2位に5打差をつけた。「スコア的には余裕があったのでアンダーを狙った」と、最後は2位に9打差をつけた。「世界ジュニアでは去年(8位)は3位ぐらいには入れる感じでゴルフができた。今年は優勝したいです」と意気込みを見せた。

2位争いは通算15オーバーで並んだ平野誠一(埼玉・行田中3年)と亥飼陽(ひなた、茨城・滑川中2年)のプレーオフに。3ホール目、亥飼はアプローチミスもあって2メートルほどのボギーパットを残し、バンカーに入れた平野が先にボギーで上がった後、亥飼が外して決着した。

平野は「小6の時にこの大会に出て、僕も世界ジュニアに行ってみたいと思っていました。今回はまさか行けるとは思っていなかった。うれしくて、顔がにやけているって、友達に言われた」と笑った。世界ジュニアに向けては「うーん、まだ何とも…(代表に)恥ないゴルフをしたい」と、まだ実感が湧いていない様子だった。

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佐藤杏莉、市村杏PO制し代表決定 世界ジュニア

15-18歳女子で世界ジュニア代表に決まった 市村杏(右)と佐藤杏莉

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜東日本決勝大会>◇15-18歳女子◇最終日◇21日◇茨城・美浦GC(6330ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

市村杏(長野・佐久長聖高1年)、佐藤杏莉(千葉・麗沢高2年)、宇佐美彩華(千葉・印旛明誠高3年)の3人が通算14オーバー158で並んでプレーオフに突入。10番と11番を繰り返すプレーオフ1ホール目に宇佐美がボギーで脱落して、市村と佐藤の世界代表が決まった。

代表に決まった2ホール目から緊張の糸が切れたのか、市村、佐藤とも連続ボギーで4ール目に。市村がパーに収めて1位となった。市村は「予選で1位になったときに『決勝大会では戦略的にやりたい』と言いましたが、戦略も何もなかったです」と振り返った。上位が崩れて、最終組から1組前の市村が27ホールを終えた時点でトップに。しかし、13番から3連続ダブルボギーとし、14番では池の中から打ったが失敗するなどあきらめかけた。それでも、他の選手もスコアを落とし、プレーオフの権利を得た。「地元の長野県には洋芝のゴルフ場もあるので、世界ジュニア対策をしてきたい」と話した。

佐藤は「ホッとしました。プレーオフは初めての経験だったのですっごく緊張した。1ホール目の10番は昨日も今日もボギーにしていたんですけど、初めてパーをとれて代表になれた」と振り返った。「アプローチとパターでカバーするゴルフなので、世界ジュニアでもパーを積み重ねていきたい」と意欲を見せた。

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竹原佳吾V「有名なコースでやれる」世界ジュニア

15-18歳男子で優勝、2年連続で世界ジュニア切符を手にした竹原佳吾

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜東日本決勝大会>◇15-18歳男子◇最終日◇21日◇茨城・美浦GC(6928ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

第1日首位の竹原佳吾(東京・早実高1年)が通算3オーバー147で逃げ切って優勝し、2年連続で世界ジュニア代表を手にした。

2人目の代表争いは混戦となったが、73の好スコアで回った芳崎陽紀(神奈川・法政二高2年)が通算6オーバー150で1打差の2位を確保し、2012年以来の世界ジュニア出場を決めた。

竹原は「去年は第1ラウンド首位で最終日崩れたので、今年もそうならずに済んでよかったです。今日は1・5~2メートルのパーパットが5、6回入ってくれた」と振り返った。世界ジュニアに向けて「今年は有名なコース(トーリー・パインズGC)でやれるので、どれだけでできるか試してみたい」と話した。

第2代表は混戦となり、最後は2年前の代表の亥飼台(うてな、日本ウェルネス高2年)がリードしていたが、インスタートの8、9番上がり2ホールで連続ダブルボギーとし、1オーバー73をマークして先に上がっていた芳崎が1打逆転した。

芳崎は「あきらめないで攻めたのがよかった」というように、6番で2メートルのバーディーを決め、7番では3メートルのパーパットを沈めたのが、結果的に効いた。「小4の時はトーリー・パインズGCには開会式で行っただけだったので、夢のような舞台です。楽しんできたい」と、笑みがはじけていた。

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青木瀬令奈がエースで12位 通算2勝目への自信に

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、13番でホールインワンを達成した青木瀬令奈は笑顔を見せる(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

青木瀬令奈(26=三和シヤッター工業)が、ツアー通算2度目のホールインワンで今季最高12位に食い込んだ。

13番パー3(163ヤード)で達成。22位から出て1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーの213。日刊スポーツのゴルフレッスン「せれにゃん塾」で好評連載中の青木が、17年以来のツアー2勝目へ弾みをつけそうだ。同8アンダーの李知姫(40=韓国)が2年ぶりの通算23勝目を挙げた。

   ◇   ◇   ◇

熊本の青空に、青木が美しい放物線を描いた。13番パー3。6番ユーティリティーで打ったボールは、風に乗った。コースのすぐ横を、爆音を響かせながら飛行機が離着陸する。10ヤードほど転がると、グリーン上で突然消えた。入る瞬間を見ることも、カップに沈む、乾いた音を聞くこともできなかった。大歓声が起きると、半信半疑のままグリーンへと歩いていった。

「結構、アップヒルになっているので、見えなかったですね。お客さんの『入った』という声が聞こえてきて、グリーンは硬いし、オーバーしやすいので『本当なのかな?』と思いました。(カップを)のぞくまでは信じられなかったです。ボールを拾ってから、やっと確信しました」

国内ツアーでは16年中京テレビ・ブリヂストン・レディース第1日(5月20日)に達成して以来、3年ぶり2度目。人生では6度目だという。直前の12番パー4で、50センチのパーパットを外してボギー。「取り返してやろう」。そう心に刻み、集中して放った一打が最高の結果を生んだ。

「前のホールのお釣りがきた感じですね。前回の中京の時は、ホールインワンをしたのに予選落ちしちゃったんです。今回はいい順位で終えることもできて、本当にうれしいです」

今季最高12位に滑り込んで賞金159万円を加算し、同ランク48位に浮上。エース賞として20万円も獲得した。17年6月のヨネックスレディース以来となるツアー通算2勝目へ、自信と勢いをつかむ結果となった。「もっと上に行けるように、また次からも頑張りたいと思います」。初夏のような熊本の日差しを浴びた青木は、美しく輝いていた。【益子浩一】

◆青木瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日、群馬・前橋市生まれ。実家が音楽教室で「セレナーデ(小夜曲)」から命名された。7歳で競技を始め、06年日刊アマ全日本女子で史上最年少13歳で優勝。前橋商卒業後の11年にプロテスト合格。15年に初の賞金シード権を獲得し、昨年は同ランク31位。17年ヨネックスレディースで初優勝。153センチ、50キロ。

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、ボードに映し出されたホールインワンを達成の青木瀬令奈(撮影・今浪浩三)

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渋野日向子「挽回」86人抜き20位で後半戦出場権

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、86人抜きの20位に入った渋野日向子(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

黄金世代でツアー本格参戦1年目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、86人抜きの20位に入った。

19日の第1ラウンド(R)で1バーディー、8ボギー、1ダブルボギーの81と大たたき。出場108人中、まさかの最下位(106位)発進で「正直、もう予選通過は諦めていました」と本音をポロリ。

だが、そこから挽回した。20日の第2Rは1イーグル、6バーディー、2ボギーの66を出して通算3オーバーまで挽回。56人抜きの50位で、ギリギリながら滑り込みで予選を突破。

21日の最終日も、15ホール終了時までスコアを6つ伸ばし、一時はトップ10を伺う位置まで急浮上した。

残り3ホールで2つのボギーをたたき失速。20位で終えたが、渋野は「(第1日から)10打も挽回しました。(最終Rの)ボギーは、木に当ててしまって、もったいなかったな~。もうちょっと、いけましたね」と笑顔で振り返った。

今季獲得賞金を約447万円まで伸ばし、リランキングによる後半戦の出場権獲得も確実にした。

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、86人抜きの20位に入った渋野日向子(撮影・今浪浩三)

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吉本ひかる2位「かみ合えば初Vもいけると思う」

通算7アンダーで単独2位に食い込んだ吉本ひかる(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

20歳の吉本ひかるが初の賞金シード獲得へ大前進の2位に入った。

7位から出て68で回り、ホールアウト時点で首位タイ。プレーオフに備えていたが、李知姫が最終18番でスコアを伸ばし、黄金世代6人目のツアー優勝は逃した。それでも賞金ランク8位となる約1926万円となり、約2200万円が目安のシード権は目前。「もうちょっとかみ合えば(初Vも)いけると思います」と笑顔で話した。

通算7アンダーでホールアウトし、菊地絵里香と笑顔で握手する吉本ひかる(右)(撮影・今浪浩三)

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李知姫10年ぶりV「40歳で優勝できてうれしい」

通算8アンダーで優勝を飾り、優勝トロフィーを手に笑顔を見せる李知姫(撮影・今浪浩三

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

李知姫が今大会、10年ぶり3度目の制覇を達成した。通算7アンダーで20歳の吉本と並んで迎えた最終18番パー5で、4メートルのバーディーパットを沈めて決着をつけた。

2月に40歳になり「30代で引退すると思っていた。私はまだ選手なのに(36歳の古閑)美保ちゃんはリポーターになっているし。周りに(同世代が)いなくなっちゃった」と苦笑い。流ちょうな日本語で「40歳で優勝できたことがうれしい」と喜んだ。

通算8アンダーで優勝を飾り、優勝スピーチをする李知姫(撮影・今浪浩三)

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B・ジョーンズV、引退後は「日本語勉強したい」

通算15アンダーで優勝、優勝カップを手に笑顔を見せるB・ジョーンズ(撮影・前岡正明)

<男子ゴルフ:東建ホームメイト杯>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

44歳のブレンダン・ジョーンズは3年ぶりの優勝に感慨もひとしおだった。「プロ生活もほぼ20年になって、来年ぐらいが最後かなと思っていたが、優勝で分からなくなった」と笑った。

年齢とともに視力も弱くなり、オフには2本の長いひもを平行に並べ、真上からパットを打つ練習をした。この日ベストの64は、要所で決まったパットのたまものだった。引退後は何をしたいか問われ「日本語を勉強したい。オフロ、ダイスキデス!」と日本語も交え、日本好きをアピールした。

18番、通算12アンダーの比嘉(右)は笑顔でB・ジョーンズと握手(撮影・前岡正明)

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貞方章男4位、来年のシード権獲得へ「上を目指す」

17番、バーディーパットを外しがっくりする貞方(撮影・前岡正明)

<男子ゴルフ:東建ホームメイト杯>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

昨年獲得賞金0円の貞方章男が、4日間10位以内をキープして4位に食い込んだ。

今季の獲得賞金は537万3333円になり、トップ10入りで、次戦の出場資格も手に入れた。「ここで成績を残せたことは自分にとってプラス」と喜んだ。来年のシード権獲得に向けても大きな賞金を手に入れ「大きく近づいたと思うが、それを考えるとそのラインまでしか届かない。もうちょっと上を目指していきたい」と気を引き締めていた。

17番、バンカーショットを放つ貞方(撮影・前岡正明)

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小田孔明3位に復活の予感「トップが逃げるゴルフ」

18番、バーディーパットを決めガッツポーズの小田(撮影・前岡正明)

<男子ゴルフ:東建ホームメイト杯>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

ベテランの小田孔明(40=プレナス)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算13アンダー、271で3位に入った。不振だった昨年最高6位を上回る成績で、開幕戦から復活を印象づけた。

   ◇   ◇   ◇

後半の怒濤(どとう)の追い上げも、あと1歩届かなかった。

それでも12アンダーで4人が並んだ最終18番で、執念のバーディーを奪い単独3位へ抜け出した。「最後は3位タイがめちゃくちゃいたから、ぶち込んでやろうと入れたんだ」と笑顔で話した。

賞金王獲得の14年以来遠ざかっていた優勝に迫った。初シード獲得以降では最悪の44位に終わった昨年から、復活を予感させる開幕戦での3位。一緒に回った「チーム孔明」の愛弟子・出水田にも実力差を見せつけ「勝てなかったけど、トップが逃げるゴルフを見せられた」と胸を張った。

1番、ティーショットを放つ小田(撮影・前岡正明)

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吉本ひかる2位、李知姫が最終18番で優勝決める

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、通算8アンダーで優勝を飾り、優勝トロフィーを手に笑顔を見せる李知姫(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

黄金世代の吉本ひかる(20=マイナビ)が、あと1歩で初のツアー優勝を逃した。

7位から出て5バーディー、1ボギーの68で回った。ホールアウト時点で、通算7アンダーで李知姫(40=韓国)と並び、プレーオフに備えていたが、最終18番パー5で李が4メートルのバーディーパットを沈めた。

吉本は今季4度目のトップ10で、自己最高2位。

同8アンダーとした李は、17年日本女子プロ選手権以来となるツアー通算23勝目を挙げた。

同6アンダーの3位に黄アルム(韓国)。

大会2連覇を目指した比嘉真美子と、穴井詩、原英莉花、酒井美紀は4位。

地元熊本出身の上田桃子と、新垣比菜は8位。13番パー3でホールインワンを達成した青木瀬令奈は12位。

熊谷かほと、小祝さくらは同1アンダーの20位。首位から出た大西葵は80とたたき、同2オーバーの42位。

イ・ボミ(韓国)は同3オーバーの46位、アン・シネ(韓国)は同9オーバーの61位だった。

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、通算8アンダーで優勝を飾り、優勝賞金のボードを持ち笑顔を見せる李知姫(右)(撮影・今浪浩三)
KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、通算8アンダーで優勝を決めイ・ソルラ(右)とハグする李知姫(左)、後方は大西葵(撮影・今浪浩三)

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B・ジョーンズが今季初勝利 小田孔明は3位

通算15アンダーで優勝、優勝カップを手に笑顔を見せるB・ジョーンズ(撮影・前岡正明)

<男子ゴルフ:東建ホームメイト杯>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

4位から出たB・ジョーンズ(オーストラリア)が1イーグル、5バーディーの64で回り、通算15アンダー、269で逆転で今季初勝利、通算15勝目を挙げた。ジョーンズの優勝は16年のANAオープン以来3年ぶり。

M・グリフィンが14アンダーで2位。首位スタートの小田孔明が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算13アンダーで3位に入った。昨季獲得賞金0円の貞方章男が12アンダーで、比嘉一貴、朴相賢とともに4位に入った。

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畑岡は発熱で失速62位、強行出場も集中できず

<米女子ゴルフ:ロッテ選手権>◇最終日◇20日(日本時間21日)◇ハワイ州カポレイ・コオリナGC(6397ヤード、パー72)◇優勝賞金200万ドル(約2億2000万円)

通算4アンダーの29位から出た畑岡奈紗(20)は発熱の影響で大きく崩れ、通算3オーバーの62位と失速した。

「昨日、病院に行ったけれど治らず集中できなかった」という最終日。1バーディー、8ボギーの79とスコアを落とした。ホールアウト後も鼻声だった畑岡は「母にも(棄権して)やめてもいいよと言われたけれど、予選も通過したし頑張ろうと思った」と強行出場の経緯を説明。出場予定だった翌週のヒューゲルエア・プレミアLAオープン(米ロサンゼルス)については「来週は…体調次第です」と言うにとどまった。

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青木瀬令奈がホールインワン「うまく風に乗った」

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、13番でホールインワンを達成した青木瀬令奈は笑顔を見せる(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇最終日◇21日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

青木瀬令奈(26=三和シヤッター工業)が、ツアー2度目のホールインワンを達成した。

13番パー3。6番アイアンで放ったボールは、10ヤードほど転がってカップに沈み、賞金20万円を獲得した。

青木は「1ピンほど左を狙ったら、うまく風に乗ってくれました。全然、見えなかったので、本当に入ったか(カップを)のぞくまで信じなかったです」と笑顔で明かした。

22位から出たこの日は1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダー。ホールアウト時点で9位とした。

KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、ボードに映し出されたホールインワンを達成の青木瀬令奈(撮影・今浪浩三)
KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、カメラマンに手を振ってスタートする青木瀬令奈(撮影・今浪浩三)
KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、ドライバーショットを放つ青木瀬令奈(撮影・今浪浩三)

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野村敏京 猛チャージで9位「来週も頑張りたい」

野村敏京(16年6月5日撮影)

<米女子ゴルフ:ロッテ選手権>◇最終日◇20日(日本時間21日)◇ハワイ州カポレイ・コオリナGC(6397ヤード、パー72)◇優勝賞金200万ドル(約2億2000万円)

米通算3勝の野村敏京(26)は猛チャージで今季3度目のトップ10フィニッシュを果たした。

通算4アンダーの29位で出て1イーグル、5バーディー、3ボギーの68で回り、通算8アンダーの9位に食い込んだ。横峯さくら(33)と勝みなみ(20)は通算6アンダーの17位、上原彩子(35)は通算4アンダーの27位、山口すず夏(18)は通算2オーバーの54位、発熱を押して出場した畑岡奈紗(20)は通算3オーバーの62位となった。なおブルック・ヘンダーソン(カナダ)が通算16アンダーまで伸ばして大会連覇、ツアー通算8勝目を挙げた。

4番でバーディーを先行させた野村は続く5番パー5でチップインイーグルをマークして勢いづいた。後半も12番で3メートル、14番でも2・5メートルのバーディーパットを沈めた。16番のボギーの後、17番では2メートルのパットを決めてバウンスバック。難ホールの最終18番でボギーとしたが、4つスコアを伸ばし、ホールアウト後も満足顔。野村は「やっぱり今日はハワイの強い風で難しかったですね。でも来年も出たいです」と声をはずませた。翌週のヒューゲルエア・プレミアLAオープン(米ロサンゼルス)に向け「(昨年は)その大会で腰が痛くなりました。練習ラウンドはしましたし、風とグリーンの小ささが問題。来週も頑張りたい」と意欲をみせていた。

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前半終えBジョーンズが首位 比嘉一貴ら追う

<男子ゴルフ:東建ホームメイト杯>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

最終組がハーフを終え、4位から出たB・ジョーンズ(オーストラリア)が1イーグル、2バーディーとスコアを4つ伸ばし、通算12アンダーで首位に浮上した。

1打差の11アンダーで、W・J・リー(オーストラリア)と比嘉一貴が付けている。池田勇太が5つスコアを伸ばし、通算10アンダーで藤本佳則と朴相賢(韓国)とともに4位につけている。首位スタートの小田孔明は、スコアを1つ落とし9アンダーで貞方章男とともに7位。同じく首位スタートのD・オー(米国)は8アンダーで9位に後退した。

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小平失速15打差69位後退「前向きに頑張りたい」

<米男子ゴルフ:RBCヘリテージ>◇第3日◇20日(日本時間21日)◇サウスカロライナ州ヒルトンヘッド・ハーバータウン・リンクス(6990ヤード、パー71)◇賞金総額690万ドル(約7億5900万円)◇優勝賞金120万6000ドル(約1億3266万円)

前年覇者小平智(29=Admiral)の連覇は難しくなった。

午前に日没順延の第2ラウンド残り競技が終了し、小平は通算1アンダーの49位で予選通過したものの、第3ラウンドは3バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの77と崩れた。通算5オーバー218の69位に後退し、首位とは15打差に開いた。なお世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(34=米国)が68で回り、通算10アンダーで首位。

強風の影響もあり、スタートの10番からボギーが先行。ドライバーショットが安定せず、苦しいラウンドとなった。小平は「前向きに頑張りたい」と最終日を見据えていた。

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大西葵が初V王手 イップスで引退考えた苦闘に耐え

18番ロング、バーディーの大西は笑顔(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇第2日◇20日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

プロ6年目の大西葵(24)が初優勝に王手をかけた。2位から出て70で回り、通算6アンダー。一昨年の韓国下部ツアー賞金女王のイ・ソルラ(28)と首位で並んだ。

7位に入った15年10月のマスターズGCレディース以来の最終日最終組。パターのイップスで一時は引退を考えたという苦労人は「今日は耐えた場面が多かった。ここまで来たら、絶対に優勝したい」と真剣に話した。

18番ロング、ガードバンカーからピンに寄せバーディーの大西(撮影・今浪浩三)

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原英莉花V見えた 2差5位 師匠ジャンボに吉報を

原英莉花(左)はアマの竹田麗央と握手(撮影・今浪浩三)

<女子ゴルフ:KKT杯バンテリン・レディース>◇第2日◇20日◇熊本空港CC(6428ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

プロ2年目の原英莉花(20=日本通運)が、ツアー初勝利を視界に捉えた。21位から出て7バーディー、3ボギーの68で回り通算4アンダー。首位と2打差5位に浮上した。プロテストに合格した昨季は5度のトップ10入りで賞金ランク38位となり、初のシード権を獲得。98年度生まれの黄金世代では6人目となるツアー優勝をかけ、21日の最終日を迎える。

初夏のような日差しが注ぐ熊本で、半袖&ミニスカートの原英莉花がV圏内につけた。出だしは2連続ボギー。「朝が早いと脳が起きていないんです。これは、イカンと思いました」。

自らにカツを入れ、そこからスコアを伸ばした。4番パー5でピンそばにつけて1つスコアを戻すと、8番パー3で4メートル、9番パー5で8メートルのバーディーパットを決めた。さらに、7メートルを沈めた13番パー3から3連続バーディー。21位から一気に首位の背中を捉えた。

「ショットに迷いがないので、いい感じにプレーできました。パットが課題だけど、その中でも、今日はよく入れたと思います」

プロテストに合格した昨季は、8月のニトリレディースで3位に入るなど新人ながらトップ10入り5回。同じ98年度生まれの黄金世代は畑岡、勝、新垣、大里に加え、3月には河本が初優勝を果たしているため、負けず嫌いの心に火が付いた。前週は千葉県内にある師匠の尾崎将司の自宅を訪ね「クラブが寝ちゃうのでスイングのアドバイスをいただいた」という。“ジャンボ効果”で優勝争いに参戦。

「熊本で恩返しがしたい。でもジャンボさん、携帯電話を持っていないから、連絡できないんです」

首位と2打差5位。師匠へ、吉報を届けたい。【益子浩一】

18番ロング、イーグル狙いの原英莉花は惜しくも外し悔しがる(撮影・今浪浩三)

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高野愛姫首位「もっとバーディー取る」世界ジュニア

13-14歳女子で第1日トップに立った高野愛姫

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜東日本決勝大会>◇13-14歳女子◇第1日◇20日◇茨城・美浦GC(6328ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

高野愛姫(あいひ、東京・飛鳥中3年)が4オーバー76で、2位に2打差の首位に立った。

インスタートの13番パー5の第3打で「グリーンのすぐ左にOBがあるのは分かっていたので」と避けようとして逆に右のバンカーにつかまり、しかも目玉に。出ただけでアプローチも寄らずダブルボギーにした。それでも18番で1メートルのバーディーを奪って2オーバーで折り返した。

7番では7メートルのパーパットを「下りだったけどしっかり打っちゃえと思って」と強気でねじ込み、アウトも2オーバーにまとめた。「1.5~2メートルのショートパットを3回外したのが残念。2つはカップをくるっと回って…。ラインが一筋違うのかな」と振り返った。

17日に美浦GCで練習ラウンドを行い、18、19日と東京都の国体予選に出場、明日の最終日で5日間連続のプレーになる。2大会に合わせて「70ヤード以内のショートゲームを重点的に練習してきた」といい、そのかいあって国体予選では優勝を飾った。その勢いで世界ジュニア代表も射止めたい。

「最終日はもうちょっとバーディーを取りたいです。せめて3つぐらいは」と意気込んでいた。

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松岡華が首位発進、初代表に意欲 世界ジュニア

15-18歳女子で第1日単独首位の松岡華

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜東日本決勝大会>◇15-18歳女子◇第1日◇20日◇茨城・美浦GC(6328ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

松岡華(東京・日大通信1年)が、3オーバー75に持ちこたえ、2位に1打差ながら首位に立った。

「攻めきれなかったけど、守るところは守れたかなと思います」と振り返った。後半のアウトでショットが回復してきた。6番では6メートルにつけてバーディー、最終9番ではグリーンを少しこぼれたところから「4ヤード飛ばして8ヤード転がすというイメージ通り」というチップインバーディーで締めて、最終日につなげた。

決勝大会は4回目。「え? ここで? というようなもったいないボギーもあったけど、美浦の怖さを知っているので」と、無理をせずに耐えてきた。最近は「コースマネジメント力が上がったと思います。練習ラウンドでもピンを想像して歩測したり、よくグリーンを見たりしています」という。

世界ジュニア出場へ最後のチャンス。「あすはもうちょっと攻められたらと思います。各日にパーをとっていきたい」と、初代表に意欲を見せていた。

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