日刊スポーツ

【ラグビー】東京ベイ、帝京大主将・江良颯、明大主将・広瀬雄也ら3人の加入を発表

帝京大フッカー江良颯(2023年12月2日撮影)

ラグビー・リーグワンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)は16日、24年度の新入団選手として江良颯(22)、広瀬雄也(22)、為房慶次朗(22)の3選手の加入を発表した。

全国大学選手権で3連覇した帝京大で主将を務めたフッカー江良は「クボタスピアーズ船橋・東京ベイの一員になれることを心よりうれしく思います。愚直に努力し続け1日も早く皆さまの前でプレー出来るよう頑張ります」とコメント。同選手権で準優勝した明大の主将でCTBの広瀬は「レベルが高い中でラグビーができる環境に感謝し、少しでも早くチームに貢献できる選手になれるように頑張ります」、同じく明大のプロップ為房は「自分の持ち味であるパワーでチームに貢献していけるように頑張ります」と意気込みを寄せた。

明大・広瀬雄也主将(2024年1月12日撮影)

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【バスケ】宇都宮ブレックスが筑波大の大型PG小川敦也とプロ契約 小川は高校先輩・比江島慎の背中を追う

宇都宮ブレックスとプロ契約を結んだ小川敦也。写真は昨年2月5日の新潟宇都宮戦(コピーライトB.LEAGUE)

宇都宮ブレックスは16日、筑波大の小川敦也選手(21)と2023-24シーズン選手契約(特別指定選手 ※プロ契約)を結んだことを発表した。小川は大学に在籍(現3年生)しながら、同大のバスケットボール部は退部し、プロとしてプレーする。

小川は2022-23シーズンでも特別指定選手(アマ契約)として宇都宮でプレー。昨年2月5日、故郷新潟でBリーグデビューを果たし、いきなり8得点4アシストをマークした。190センチ、84キロの大型ポイントガードで、U19日本代表歴などがある。

チームを通じて「ブレックスファンの皆さん、今シーズンもよろしくお願いします! 少しでもチームに貢献出来るように頑張ります。吉田先生はじめ筑波大学の関係者の皆さん、自分の決断を理解し、背中を押していただきありがとうございます。学んだ事を活かしていけるように精進いたします」などとコメントした。

小川は新潟市出身(鳥屋野中)で、父は実業団のいすゞ自動車、bj新潟などで活躍した忠晴氏(54)。京都・洛南高の先輩、比江島慎を尊敬し、昨季、宇都宮ブレックスへの加入を選んだ大きな理由に、比江島の存在を挙げていた。

◆特別指定選手制度 満22歳以下のバスケットボール選手を対象に、連盟の垣根を越えて、個人の能力に応じた環境を提供することを目的とした制度。

宇都宮ブレックスとプロ契約を結んだ小川敦也(左)。写真は昨年2月5日の新潟宇都宮戦(コピーライトB.LEAGUE)
宇都宮ブレックスとプロ契約を結んだ小川敦也。左は高島紳司。写真は昨年2月5日の新潟宇都宮戦(コピーライトB.LEAGUE)

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【陸上】高橋渚、センコー加入「世界の舞台で戦う」女子走り高跳びで日本選手権2連覇中

センコー陸上競技部に加入した女子走り高跳びの高橋(提供写真)

センコー陸上競技部は16日、同日付で女子走り高跳びの高橋渚(24)が入部したと発表した。

高橋は22年から日本選手権2連覇中で、昨年7月のアジア選手権でも4位に食い込んだ。「センコー陸上競技部の一員として、新たな環境で高みを目指し、挑戦させていただけることに大変感謝しております。世界の舞台で戦うことを目指し、人としても選手としても皆さまに応援していただけるよう日々精進いたしますので、応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

同部は21年4月に創部。昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)に初出場を果たし、20位となっていた。

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畑岡奈紗は世界ランキング17位で変わらず 山下美夢有は20位、古江彩佳は25位

畑岡奈紗(2023年11月4日撮影)

女子ゴルフの15日付世界ランキングが発表され、畑岡奈紗は17位で変わらなかった。山下美夢有は20位、古江彩佳は25位でそれぞれ1つ後退。笹生優花は27位で動かなかった。

1位リリア・ブ(米国)、2位の殷若寧(中国)、3位セリーヌ・ブティエ(フランス)に変動はなかった。(共同)

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松山英樹2つ落とし52位、13年6月以来の50圏外 久常涼は1つ下げ75位 世界ランキング

松山英樹(2023年12月撮影)

男子ゴルフの14日付世界ランキングが発表され、松山英樹は前週から2つ落として52位だった。松山がトップ50圏外となるのは2013年6月以来。久常涼は1つ下げて75位だった。中島啓太は92位、星野陸也は94位。

1位のスコッティ・シェフラー(米国)、2位ロリー・マキロイ(英国)、3位ジョン・ラーム(スペイン)ら上位に変動はなかった。(共同)

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【全豪オープン】ダニエル太郎ストレート負け、綿貫陽介とともに1回戦敗退

全豪テニス1回戦 汗をぬぐうダニエル太郎(ロイター)

<テニス:全豪オープン>◇15日◇メルボルン◇シングルス1回戦

男子で世界ランキング58位のダニエル太郎(エイブル)は同35位のクリストファー・ユーバンクス(米国)に4-6、2-6、3-6でストレート負けした。

世界102位の綿貫陽介(SBCメディカルグループ)は同60位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)に6-4、5-7、3-6、4-6で敗れた。

男子の第3シードでロシア出身のダニル・メドベージェフと昨年の全米オープン女王の19歳コリ・ガウフ(米国)は順当に2回戦に進んだ。(共同)

全豪テニス1回戦、敗退した綿貫陽介(ロイター)

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【ホッケー】日本、ウクライナに5-2で勝利し1勝1敗 パリ五輪最終予選

<ホッケー:パリ五輪最終予選>◇15日◇スペイン・バレンシア

男子1次リーグが行われ、日本はA組第2戦でウクライナに5-2で勝って1勝1敗とした。(共同)

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クレー射撃協会に不適切経理の疑い 選手支援金一部で目的外使用、返金を求める協賛社も

※写真はイメージ

日本クレー射撃協会が五輪選手輩出のための支援金を募った事業で、不適切経理の疑いがあることが15日、複数の関係者への取材で分かった。集まった計240万円の一部で目的外使用などがあり、返金を求める協賛社もある。

この事業は選手の海外派遣などの資金を募るため、2021年10月の理事会で決定。関係者によると、支援金の一部がトップ選手不在の大会の賞金や、協会職員の臨時給与に充てられたという。協会と別団体の口座に振り込むよう求められたケースもあった。

60万円を寄付した会社経営者の丸石博氏は共同通信の取材に「強化のために充ててほしかったのが、本来の目的で使われず誠に遺憾」と述べた。協会は「問題は認識しているが、それ以上はコメントできない」とした。

日本協会を巡っては、この件も含めて告発する匿名文書が昨年、日本オリンピック委員会(JOC)に届いた。JOCの指示で実施した第三者の弁護士による調査では「適正な組織運営、資金管理を阻害しかねない不適切な行為といい得る」と指摘された。

銃弾の取り扱いで不適切な点があったとして、昨年12月に日本協会強化担当役員が火薬類取締法違反の疑いで刑事告発される事態も起きている。(共同)

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【NFL】パッカーズがカウボーイズ撃破、ライオンズは32季ぶりPO勝利 NFCプレーオフ

米プロフットボールNFLは14日、アーリントンなどでナショナル・カンファレンス(NFC)のプレーオフ1回戦2試合が行われ、北地区2位でワイルドカードのパッカーズが東地区1位のカウボーイズを48-32で下した。北地区1位のライオンズは西地区2位でワイルドカードのラムズに24-23で競り勝って、ともに準決勝に進んだ。

パッカーズは第2クオーター途中に27-0と大量リードを奪って主導権を握り、第2シード相手に金星を挙げた。ライオンズは32季ぶりにプレーオフで勝利を挙げた。(共同)

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【ハンドボール】日本がインドに大勝、2勝1分けで2次リーグ進出 アジア選手権

※写真はイメージ

<ハンドボール男子:アジア選手権>◇15日◇バーレーン

1次リーグC組の日本はインドに59-11で大勝し、2勝1分けで2次リーグへ進出した。(共同)

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【テニス】前週準Vのダニエル太郎16位上げ58位に浮上、西岡良仁は61位 世界ランキング

ダニエル太郎(2023年10月17日撮影)

男子テニスの15日付世界ランキングが発表され、前週のASBクラシックで準優勝したダニエル太郎(エイブル)は16位上げて58位とした。西岡良仁(ミキハウス)は3位下がって61位。

1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)2位のカルロス・アルカラス(スペイン)3位のロシア出身のダニル・メドベージェフは変わらなかった。(共同)

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【テニス】大坂なおみは2つ上げて831位、日比野菜緒は88位 世界ランキング

バックハンドでリターンする大坂なおみ(AP)

女子テニスの15日付世界ランキングが発表され、大坂なおみ(フリー)は2つ上げて831位となった。

日比野菜緒(ブラス)は88位。

1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)2位のベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカ、3位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に変動はなかった。(共同)

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高木菜那さんと鈴木奈々が「ななコンビ」結成 テレビ番組でスケート指導「仲良くなりました」

高木菜那さん(2022年8月撮影)

2018年平昌オリンピックのスピードスケート女子で2冠に輝いた高木菜那さん(31)が15日までにインスタグラムを更新。タレントの鈴木奈々(35)とのツーショットを公開した。

高木さんは13日にTBS系列で放送された「決戦は100日後」で鈴木にスケートを指導した。

「鈴木奈々さんと挑んだ『決戦は100日後』

スポーツ自体初心者の鈴木奈々さんにどうにかして

勝たせてあげたくて厳しくもなっちゃいましたが〓〓

鈴木奈々さんがスケート楽しいって言ってくれてたのが本当に嬉しかったです」などとつづった。

指導する中で鈴木との関係も深まったようで「そしてこの100日間で鈴木奈々さんとめちゃくちゃ仲良くなりました ななコンビ最高」と続けた。

高木菜那さんのインスタグラムから
高木菜那さんのインスタグラムから
高木菜那さんのインスタグラムから

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【全豪オープン】大坂なおみ4大大会復帰初戦を勝利で飾れず ガルシアにストレート負け/詳細

<テニス:全豪オープン>◇15日◇メルボルン◇女子シングルス1回戦

昨年7月に出産した元世界ランキング1位の大坂なおみ(26=フリー)が、2季ぶりの4大大会復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

元世界ランキング4位で第16シードのカロリーヌ・ガルシア(30=フランス)と対戦し、4-6、6-7で敗退。19年、21年と過去2度の優勝を誇る好相性の舞台だったが、母親としてのグランドスラム初勝利を挙げることはできなかった。

大坂なおみ4-6
6(2)-7(7)
ガルシア

第1セット

   101112
大 坂         
ガルシア       

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

試合経過

▼第1ゲーム 大坂のサーブ 40-15からガルシアがリターン失敗。大坂がキープ

▼第2ゲーム ガルシアのサーブ ガルシアのラブゲーム

▼第3ゲーム 大坂のサーブ 大坂のラブゲーム

▼第4ゲーム ガルシアのサーブ 0-40から大坂がダブルフォルト。15-40からガルシアがキープ

▼第5ゲーム 大坂のサーブ 40-40でデュースに突入、ガルシアが連取しブレーク

▼第6ゲーム ガルシアのサーブ 15-40から大坂がリターン失敗。ガルシアがキープ

▼第7ゲーム 大坂のサーブ 40-40でデュースに突入、大坂が連取しキープ

▼第8ゲーム ガルシアのサーブ 40-40でデュースに突入、ガルシアのサーブが見事に決まりキープ

▼第9ゲーム 大坂のサーブ 15-30から大坂がダウンザラインを決める。40-30から大坂がキープ

▼第10ゲーム ガルシアのサーブ 30-15からガルシアがフォアのウィナー。40-30から大坂がリターン失敗。ガルシアがキープし、第1セット先取

サーブを放つ大坂なおみ(ロイター)

サーブを放つガルシア(ロイター)

カロリーヌ・ガルシアとの1回戦でプレーする大坂なおみ(ロイター)

1回戦でプレーするカロリーヌ・ガルシア(AP)

大坂なおみのフォアハンドのリターン(AP)

大坂のリターンに追いつくガルシア(AP)

ガッツポーズをするガルシア(ロイター)

バックハンドでリターンする大坂なおみ(AP)

声を上げてガッツポーズする大坂なおみ(ロイター)

第1セットを先取し、ガッツポーズするガルシア(ロイター)

第1セットを先取し、ガッツポーズするガルシア(ロイター)

カロリーヌ・ガルシアとの1回戦で悔しそうな表情を見せる大坂なおみ(AP)

第2セット

   101112
大  坂      6(2)
ガルシア      7(7)

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

試合経過

▼第1ゲーム 大坂のサーブ 大坂がラブゲームでキープ

▼第2ゲーム ガルシアのサーブ ガルシアのリターンに大坂は反応できず。ガルシアがラブゲームでキープ

▼第3ゲーム 大坂のサーブ わずか54秒で決着。大坂がラブゲームでキープ

▼第4ゲーム ガルシアのサーブ 15-40から大坂がリターン失敗。ガルシアのキープ

▼第5ゲーム 大坂のサーブ 大坂がラブゲームでキープ

▼第6ゲーム ガルシアのサーブ ガルシアのフォアのリターンに大坂は反応できず。ガルシアがラブゲームでキープ

▼第7ゲーム 大坂のサーブ 15-15から大坂がダブルフォルト。40-30から大坂がキープ

▼第8ゲーム ガルシアのサーブ 15-40からガルシアがキープ

▼第9ゲーム 大坂のサーブ 40-30からガルシアがリターンウィナー。40-40でデュースに突入、《大坂がキープ

▼第10ゲーム ガルシアのサーブ 40-15からガルシアがキープ

▼第11ゲーム 大坂のサーブ 40-15から《大坂がキープ 

▼第12ゲーム ガルシアのサーブ 0-15からガルシアがサービスエース。0-30からガルシアがダブルフォルト。30-40からガルシアのサービスエースが決まりキープ

▼タイブレーク 2-2からガルシアが5連続先取。第2セットも取り、ストレートで勝利

バックハンドでリターンする大坂なおみ(AP)

必死の表情でリターンするガルシア(AP)

カロリーヌ・ガルシアとの1回戦で敗れ、天を仰ぐ大坂なおみ(ロイター)

大坂なおみとの1回戦に勝利し、ガッツポーズするガルシア(ロイター)

試合後

大坂なおみとの1回戦に勝利し、喜ぶガルシア(AP)

試合後、ガルシアと握手する大坂なおみ(ロイター)

試合後、ガルシアと握手する大坂なおみ(AP)

大坂なおみとの1回戦に勝利し、ラケットを叩いて喜ぶガルシア(AP)

試合後、ガルシアと握手する大坂なおみ(ロイター)

1回戦に敗れ、引き揚げる大坂なおみ(ロイター)

試合後、ファンに手を振る大坂なおみ(ロイター)

試合後、ファンに手を振る大坂なおみ(ロイター)

試合後、水分補給をする大坂なおみ(AP)

1回戦でガルシアに敗れ、うつむきながら引き揚げる大坂なおみ(AP)

試合前

大坂なおみは、フランスのカロリーヌ・ガルシアとの1回戦の前に、観客に手を振って出て行った(ロイター)

大坂なおみは、フランスのカロリーヌ・ガルシアとの1回戦の前に、若いマスコットとハイタッチをした(ロイター)

1回戦の試合前にポーズをとる日本の大坂なおみとフランスのカロリーヌ・ガルシア(ロイター)

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【ラグビー】“超速”エディージャパンのヒントは大谷翔平?他競技からの刺激も強化に生かす

会見するラグビー日本代表ジョーンズヘッドコーチ(撮影・野上伸悟)

“オオタニサン”にもヒントがある? 9年ぶりにラグビー日本代表ヘッドコーチ(HC)へ復帰したエディー・ジョーンズHC(63)が15日、都内で代表強化プランを説明した。

世界一速い“超速ラグビー”を掲げ、実現した先に「世界一になれないことはない」と断言。米大リーグ・ドジャース大谷翔平投手(29)の名も挙げながら、世界で成功する他競技に学ぶ姿勢を示した。“超速”に行き着く複数の具体例を示し、27年W杯オーストラリア大会への強化策に言及した。

元日の代表HC復帰から半月。スーツ姿のジョーンズHCが熱く語りかけた。「ビッグプロジェクトだ。世界一速いラグビーに焦点を当て、本当に100%集中して取り組めば、世界一になれないことはない」。2度のW杯準優勝経験を持つ名将だが、自身も学びに貪欲な姿勢は変わらない。

◆他競技に学ぶ

15年W杯イングランド大会で日本を率い、南アフリカ戦で歴史的初勝利。以降はイングランド、オーストラリア代表監督を務めたが「日本代表の指導は独特」という。日本文化を深く知る指揮官は「大谷さんをレンタルできたら、いいNO8になる。無料でね」と笑わせると、刺激を欲した。

「日本代表監督で成功している人たちとつながっていく。秘訣(ひけつ)を聞きたい。(特に)バスケットと野球かなと思います」

◆目を使う

すでに“超速ラグビー”実現のプランを持つ。ニュートンの「運動の第2法則」を引き合いに「勢い=質量×速度」と説いた。質量は個人であり、チーム。速度を出す、最も重要な鍵は「目」という。前列の記者の前に歩み寄ると「人間が動物界のトップ。例えばゴリラ。ゴリラ同士では目を見ても、何を考えているか分からない」と切り出した。年末から高校、大学、リーグワンまで視察し、気づいたことがあったという。

「下を見ている選手が、あまりにも多すぎる。世界の中で本当にいい決断をしている選手は目を通して動きを見て、決断できる。AIも使いながら鍛えたい」

◆痛みを好きになる

9年前からぶれないのは、体が自然と動くまで鍛え上げる練習だ。データはボールが動く平均時間を30秒と示しており「スピードを反復できるか」を求める。

「例えばスクラム後、速く走る。繰り返し走る。痛みを好きになる。痛みを乗り越えるところまで、メンタリティーを持っていく」

◆一貫したセレクション

今後は自身も高校やU20(20歳以下)日本代表合宿に足を運ぶ。今年の代表活動から「1人入れようかな」と大学生以下の招集を検討。“超速”を掲げる日本のスタイルを浸透させる。

「一定レベルに行って満足し、椅子の後方に腰かける選手は、私たちのチームで役に立たない。常に前方に座る選手を見つけたい」

1時間の所信表明で頂への道を示した。【松本航】

会見するラグビー日本代表ジョーンズヘッドコーチ(撮影・野上伸悟)
ラグビー日本代表ジョーンズHCの鋭い眼光(撮影・野上伸悟)

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【全豪オープン】昨年7月に出産して復帰した大坂なおみ、2季ぶりの4大大会勝利はならず

バックハンドでリターンする大坂なおみ(AP)

<テニス:全豪オープン(OP)>◇15日◇第2日◇オーストラリア・メルボルン◇女子シングルス1回戦

昨年7月に出産した元世界ランキング1位の大坂なおみ(26=フリー)が、2季ぶりの4大大会復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

同19位で第16シードのカロリーヌ・ガルシア(30=フランス)と対戦し、4-6、6-7で敗退。19年、21年と過去2度の優勝を誇る好相性の舞台だったが、母親としてのグランドスラム初勝利を挙げることはできなかった。

試合直前まで白い歯をこぼし、手を振るしぐさで歓声に応えていた大坂。第1セット(S)の第1ゲーム(G)から落ち着いていた。2連続でサービスエースを決めるなど、サービスキープする幸先の良い立ち上がりを見せた。しかし、第5Gにサーブミスが重なり、先にブレークを許すと、元世界4位の緩急をつけたサーブに苦戦。粘り強く食らい付いたもののブレークを奪えず、このままこのセットを4-6で失った。

第2Sはラブゲームキープで第1Gを取る好スタートも、相手も1歩も譲らず。サービスキープを続ける一進一退の攻防となった。お互いに強気のサーブで攻め立て、6-6でタイブレークに突入。結局、大坂は6―7で敗れた。

21年の全豪OP2回戦で対戦し、ストレート勝ちを収めている相手だが、当然油断はなかった。「素晴らしい選手。彼女にはトップ5選手としての全てが備わっている」と警戒感を示していた。大会前には同6位のオンス・ジャブール(チュニジア)と練習。世界上位の実力を肌で感じ、この日に向けて実戦感覚を養ってきたが上回ることはできなかった。

長女出産から3カ月後の昨年10月、本格的に練習を再開したことを報告。今月1日にブリスベン国際で約1年3カ月ぶりにツアー復帰を果たした。22年の全米OP以来となる4大大会出場までは、わずか5カ月。それでも、重圧はなく、感謝の思いをこめて臨む一戦だった。「素晴らしい対戦相手と戦えることが幸せ。そのおかげで、私はより良いプレーをするだろうし、自分がどのレベルにあるか理解するチャンス」と、胸中にあったのは前向きな気持ちだけだった。

24度目の4大大会出場となったが、母親となって迎える大舞台はやはり特別だった。長女シャイちゃんを米国に残し、新年をオーストラリアで迎えた。「彼女のためにも頑張りたい。彼女とこんなに長く離れていることに対して、それが意義あるものにしたいと思っている」。大会前には、愛娘へ勇姿をとどける覚悟をにじませていた。

昨年10月には自身のSNSで「都合の良い方に少し流され過ぎたのではないだろうか?」「良いお母さんにならないのでは」などと、育児との両立への苦悩も明かしていた26歳。それでも「とにかく前進するのみで全て何事もなる様になるんだという確信にたどりついた」と、自分を信じ抜き、コートに戻ってきた。勝利で飾ることはできなかったが、守るものが増えた元世界女王は、迷いなく「大坂なおみ第2章」を突き進む。

大坂なおみのフォアハンドのリターン(AP)
カロリーヌ・ガルシアとの1回戦でプレーする大坂なおみ(ロイター)
1回戦の試合前にポーズをとる日本の大坂なおみとフランスのカロリーヌ・ガルシア(ロイター)
大坂なおみは、フランスのカロリーヌ・ガルシアとの1回戦の前に、若いマスコットとハイタッチをした(ロイター)
大坂なおみは、フランスのカロリーヌ・ガルシアとの1回戦の前に、観客に手を振って出て行った(ロイター)
声を上げてガッツポーズする大坂なおみ(ロイター)
カロリーヌ・ガルシアとの1回戦で悔しそうな表情を見せる大坂なおみ(AP)
試合後、ガルシアと握手する大坂なおみ(ロイター)
試合後、ガルシアと握手する大坂なおみ(AP)
大坂なおみとの1回戦に勝利し、ラケットを叩いて喜ぶガルシア(AP)
試合後、ガルシアと握手する大坂なおみ(ロイター)
1回戦に敗れ、引き揚げる大坂なおみ(ロイター)
試合後、ファンに手を振る大坂なおみ(ロイター)
試合後、ファンに手を振る大坂なおみ(ロイター)

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青学大・太田蒼生、体調不良で別府大分毎日マラソン欠場 箱根駅伝3区で日本選手史上最速タイム

1月2日 第100回箱根駅伝 平塚中継所手前を力走する青学大3区太田

来月4日に開催される別府大分毎日マラソンの大会事務局は15日、青山学院大(青学大)の太田蒼生(3年)が体調不良のため、欠場すると発表した。

太田は今年の箱根駅伝で3区(21・4キロ)を走り、日本人初の60分切りとなる59分47秒をマーク。20年にイェゴン・ヴィンセント(東京国際大)が記録した59分25秒に続く歴代2位のタイムで区間賞を獲得し、2年連続7度目の総合優勝に貢献した。

青学大からは箱根駅伝9区区間賞の倉本玄太(4年)、白石光星(3年)もエントリーしている。

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【ラグビー】日本代表エディーHC「大谷さんをレンタルできたら良いNO8になる」「無料でね」

会見するラグビー日本代表エディー・ジョーンズヘッドコーチ(撮影・野上伸悟)

元日に9年ぶりに代表ヘッドコーチ(HC)に復帰したラグビー日本代表のエディー・ジョーンズHC(63)が“オオタニサン”にラブコールを送った。

15日、都内で代表強化プランを説明。南アフリカから歴史的勝利を挙げた15年W杯イングランド大会後、自身はイングランド代表監督として19年W杯準優勝、23年W杯ではオーストラリア代表を率いた。9年前からの自らの変化については「イングランド代表で7年監督をし、特にサッカーのところでたくさん学んだ。日本代表を指導するのも独特」と言及。そして「その情報を得るのは成功している監督から。バスケットボールがすごいし、野球もすごい。大谷さんをレンタルできたら、いいNO8になる。無料でね。(参考は)バスケットと野球かなと思います」と米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(29)の名を持ちだした。

日本ラグビーの核としては、あらためて「超速ラグビー」を掲げた。ニュートンの「運動の第2法則」を例えに出し「『勢い=質量×速度』。日本において体の大きさは(大きく)変えられない。変えられるところは速度。世界にいる誰もが、より速く動くことが可能。皆さんも頑張れば、もっと速く動ける。同じこと。速く動けるようにトレーニングする。質量と速度を変えたい」と力を込めた。【松本航】

会見するラグビー日本代表エディー・ジョーンズヘッドコーチ(撮影・野上伸悟)
会見するラグビー日本代表エディー・ジョーンズヘッドコーチ(撮影・野上伸悟)
会見するラグビー日本代表エディー・ジョーンズヘッドコーチ(撮影・野上伸悟)
【イラスト】ラグビー日本代表の今後の予定

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4位から初V狙った蝉川泰果は30位 青木、丸山、今田、松山、小平に続く米ツアーVならず

<米男子ゴルフツアー:ソニー・オープン>◇14日◇最終日◇ハワイ州ホノルルのワイアラエCC(パー70)

3打差4位から出た蝉川泰果(23=フリー)が2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72とスコアを落とし、通算9アンダー、271の30位で終えた。

今季ツアールーキーの久常涼(21=SBSホールディングス)、松山英樹(31=LEXUS)ともに9アンダーの30位。桂川有人(25=国際スポーツ振興協会)は1アンダーの74位だった。グレーソン・マリー(米国)が通算17アンダーで並んだキーガン・ブラッドリー(米国)安秉勲(韓国)とのプレーオフを制してツアー通算2勝目を挙げた。

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【NBA】サンズ渡辺雄太はプレー時間なし 直近14試合中8試合で不出場

渡辺雄太(2023年8月27日撮影)

<米バスケットボールNBA:サンズ127-116トレイルブレーザーズ>◇14日(日本時間15日)◇米ポートランド、モダ・センター

サンズの渡辺雄太(29)は3試合ぶりに出場時間ゼロで終わり、ベンチで戦況を見詰めた。先月後半以降、この日も含めて14試合のうち8試合で出番がない状況。

西地区8位のチームは、同15位の相手に詰め寄られるシーンもあったが、なんかとか踏ん張り2連勝。今季21勝18敗とした。デビン・ブッカーが34得点、ブラッドリー・ビールが23得点、ケビン・デュラントは21得点をマークした。

トレイルブレーザーズは4連敗で10勝29敗。19歳の新人スクート・ヘンダーソンが自己最多33得点を挙げたが、及ばなかった。

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【陸上】「様々なご意見をお持ちのことかと…」立大元監督の上野裕一郎、ひらまつ病院加入へ

上野裕一郎(2022年12月18日撮影)

ひらまつ病院陸上部は15日、立教大(立大)の男子駅伝チーム前監督の上野裕一郎(38)が選手として加入すると発表した。

北島貴大部長と中島泰伸監督が連名で「当院陸上部といたしましては再度選手として陸上競技に真摯(しんし)に向き合い当院のアスリートチームの理念でもある『スポーツで地域を元気に』という意味を、身をもって体感していただき、スポーツに携わる者としての姿勢を改めて考える機会を持ってほしいという期待を込め、加入を決めたところであります」と説明。続けて「本人自身様々な影響を考慮し、1月以降に正式な決定をさせてほしいという申し出のもと、本日正式決定および発表とさせていただきました」とした。

上野は中央大(中大)時代に4年連続で箱根駅伝に出場し、09年には世界選手権5000メートル代表にも選出された。その後は現役選手として競技を続けながら、18年から立大を指導。22年には箱根駅伝予選会を突破し、チームを55年ぶりの本大会出場へ導いた。しかし、昨年10月の同予選会直前に不適切な行動があったことが判明。監督を解任されていた。

その事態から約3カ月での競技復帰の発表。ひらまつ病院の平松克輝理事長は「関係の皆様におかれましては様々なご意見をお持ちのことかと存じます」と前置きした上で「今後は新たなスタートを切り、関係者やファンに対して誠実な姿勢で取り組む覚悟を持っていると感じ今回の上野選手の加入を決断した次第であります。私たちが彼の再起に向けたステップとしてできることは、これまでエリートとして歩んできた道ではなく、多くの人や社会と関わる機会を作ることです」と説明。同チームが「病院や介護施設が暗い場所ではなく元気や明るさを発信できる場所として地域と共にありつづけたい」との理念を掲げているとし、「彼が過ちと真摯に向き合い、一人の社会人として成長し将来陸上界へ恩返しすることが彼の今後歩むべき道だと考えており、これからの彼の歩みが世間にきちんと評価されるよう努力してくれることを期待しております」とコメントした。

ひらまつ病院は佐賀県が拠点。1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では24位となっていた。

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蝉川泰果、首位と3打差4位から出るもスコアを落とし30位「一打一打の集中力欠けた」

米男子ゴルフのソニー・オープンは14日、ハワイ州ホノルルのワイアラエCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、首位と3打差4位から出た蝉川泰果(23=フリー)は72とスコアを落とし、通算9アンダーの271で30位タイだった。ホールアウト後は「すごく緊張した。2番でショートパットをミスしたのが響いてしまった。スイングも硬く、一打一打の集中力が欠けて最後まで力を抜けなかった」と振り返った。

大歓声に包まれてスタートしたが、序盤で大きなミスが出た。パー4の2番で3メートルのパーパットを約80センチオーバーすると、返しも外して3オン3パットのダブルボギー。「仕切り直しすればよかった」と悔やんだが、その後のプレーにも響いたという。

風が弱い条件で上位陣がどんどん伸ばす中、追いかけることはできなかった。

66の松山英樹(31=LEXUS)、68の久常涼(21=SBSホールディングス)は、〓(虫ヘンに単の旧字体)川と並び通算9アンダーの271で30位。桂川有人(25=国際スポーツ振興協会)は1アンダーで74位だった。

グレーソン・マリー(米国)が通算17アンダーで並んだキーガン・ブラッドリー(米国)安秉勲(韓国)とのプレーオフを制してツアー通算2勝目を挙げた。優勝賞金149万4000ドル(約2億1660万円)を獲得した。

松山英樹 ショットもパットも先週より(良い)兆しが見えてきたと思うが、優勝争いするためには全然遠い話。でも、悪くはない方向には向かっている。

久常涼 出入りの激しいゴルフになってしまった。2つ目のダブルボギーは自分のマネジメントミスで悔やまれる。この4日間は初戦としては及第点だとは思うが、やっぱり最後はすごく悔しい。

桂川有人 最終日の内容は良かった部分が多かった。最後まで(クラブを)振り切れていたので、気持ちよく終われた。

※〓は、虫ヘンに単の旧字体

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【フェンシング】男女フルーレ日本、パリ五輪出場権獲得 共に開催国枠による東京五輪に続く出場

日本フェンシング協会は15日、男女フルーレの日本がパリ五輪の出場権を獲得したと発表した。男女ともに東京五輪に続く出場となる。

14日にパリで行われたワールドカップ(W杯)団体で、世界ランキング1位の男子の日本(松山恭助、敷根崇裕、飯村一輝、永野雄大)は準優勝。国際フェンシング連盟(FIE)による4月1日までの国・地域別の団体ランキングで、1大会を残して4位以内が確定した。女子の日本(東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻)はW杯で4位となり、アジア・オセアニア勢で最上位を確保した。

日本協会は個人の五輪出場選手について、FIEの個人ランキング上位2人を最優先で選出し、補欠を含む残り2人は強化本部の推薦で決める。

男子フルーレの日本は昨年7月の世界選手権で五輪も含めて初の金メダルに輝いた。(共同)

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【バレー】石川祐希がチーム2位の13得点でストレート勝ちに貢献 今年初のリーグ戦勝利飾る

難しい体勢からスパイクを打つミラノの石川祐希(C)セリエA

<イタリアリーグ・セリエA1部:ミラノ3-0チステルナ>◇14日(日本時間15日)◇ミラノ

バレーボールのイタリアリーグ・セリエA1部の第14戦が14日(日本時間15日)に行われ、石川祐希(28)のミラノはホームでチステルナに3-0のストレート勝ちを収めた。石川は全セットでスタメン出場し、両軍通じて2位の13得点。チームの24年のリーグ戦初勝利に貢献した。

第1セット(S)は序盤から相手にリードを許す展開となったが、石川はサービスエースを決めるなど好調。3-8と一時5点差をつけられたが、カジースキのエースで14-14の同点に追い付いた。その後はサイドアウトの応酬となったが、21-20で石川がハイセットをブロックアウトにし、ブレークに成功。25-22でセットカウントを先取した。

第2Sも立ち上がりから一進一退の攻防。それでも石川の強烈なスパイクなどで中盤以降に突き放すと、そのまま25-17で連取した。第3Sも終盤までもつれたが、石川が難しい体勢から体をねじらせながら決めて19-19の同点に追い付くと、20-20では勝ち越しのスパイク。その後相手に追いすがられたが、23-23では正確なトスで味方のスパイクを演出。マッチポイント先取をアシストし、最後は相手のスパイクがアウトとなり、25-23で勝利した。

石川は「ストレートで勝てたことは良かった」としながらも、「特にレセプションなどのミスも多々あったので、満足できる内容では決してなかった」と、14%にとどまったレシーブ成功率の改善を挙げた。

8勝6敗で5位としたミラノ。リーグ戦の次戦は21日(日本時間22日)に4位のチビタノーバと対戦する。また、チームは欧州バレーボール連盟が主催する「CEVカップ」を勝ち進んでおり、18日(同19日)にはホームでザビエルチェ(ポーランド)と準々決勝第2戦を行う。石川は「しっかりとパフォーマンスを発揮してゴールデンセットに持ち込んで勝利し、次に進んで残り試合も戦いたい。まずは、ザビエルチェ戦にコンディションをベストに持っていく」と意気込んだ。

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エメトレと陸上100m障害の寺田明日香がサプリメント「AthReady」を共同開発

寺田明日香(2023年7月撮影)

株式会社エメトレは、陸上女子100メートル障害で21年東京オリンピック(五輪)代表の寺田明日香(34=ジャパンクリエイト)と共同開発した女子アスリート向けのサプリメント「AthReady(アスレディ)」を14日から発売した。

同製品は100%天然由来のコラーゲンペプチドを高配合した粉末状のサプリメントで、トレーニングなどで負荷のかかった体を内側から整えるもの。主な対象は中学生から大学生で、無月経や疲労骨折、貧血や摂食障害といった悩みを解消したいとの思いが込められているという。寺田の専属管理栄養士も交え、「チームあすか」で共同開発を進めてきた。

同社の佐藤葉月氏は「私は学生時代、10年間バレーボールに打ち込みました。『無月経』や『疲労骨折』と向き合わなかった後悔から、これから活躍する女子アスリートとそれを支える保護者、そして指導者が女子アスリートの健康問題について正しく理解し、そして向き合い、『後悔のない競技人生を送ってほしい』と願い、アスレディを開発しました。アスリートとして輝くために! 女子として輝き続けるために! ぜひアスレディをご活用いただけますと幸いです」とコメントを寄せた。

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【ジャンプ】小林陵侑が逆転で今季W杯初勝利、通算31勝目「うれしくてガッツポーズが出た」

W杯ジャンプ男子個人第13戦で優勝し、トロフィーを掲げる小林陵侑(AP)

<ノルディックスキー:ワールドカップ(W杯)ジャンプ男子>個人第13戦◇14日◇ポーランド・ビスワ◇(ヒルサイズ=HS134メートル)

小林陵侑(27=チームROY)が合計269・4点で、通算31勝目となる今季初勝利を挙げた。

1回目131メートルの5位で迎えた2回目に有利な向かい風を受け、ぐんぐんと飛距離を伸ばした。ヒルサイズの5・5メートル先に着地し、逆転で今季W杯初優勝。表彰台の中央に立ち「うれしかった。どはまりして、吹き飛んでいった」と相好を崩した。

年末年始恒例のジャンプ週間で2季ぶり3度目の総合優勝を果たしたばかり。13日の団体第1戦では「しっくりこなかった」と話していたが、この日は用具を変更するなどし、一気に頂点をつかんだ。ジャンプ人気の高い地元ファンの期待にも応え「すごい応援してくれた。良かった」と喜んだ。

二階堂蓮(日本ビール)は12位、小林潤志郎(雪印メグミルク)は26位だった。

◆小林陵侑の話 良かった。(今季初優勝できるとは)全然考えられなかった。(2回目終了後は)初めてヒルサイズを越え、うれしくてガッツポーズが出た。

(共同)

ジャンプ後に拳を上げる小林陵侑(AP)

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【ホッケー】五輪6大会連続出場目指す女子日本代表 ドイツと引き分け、1勝1分けに

五輪旗(2022年2月撮影)

<ホッケー:パリ五輪最終予選>◇14日◇インド・ランチーほか

1次リーグが行われ、女子で6大会連続出場を目指すA組の日本はドイツと1-1で引き分け、1勝1分けとなった。(共同)

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【バドミントン】渡辺勇大、東野有紗組が優勝 韓国ペアを2-0 マレーシアOP

東野有紗と渡辺勇大(2019年11月29日撮影)

<バドミントン:マレーシア・オープン>◇14日◇クアラルンプール

各種目の決勝が行われ、混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)は韓国ペアを2-0で退けて優勝した。(共同)

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【NFL】プレーオフ開幕 テキサンズ準決勝進出、22歳ストラウドがPO勝利した最年少QBに

米プロフットボールNFLは13日、ヒューストンなどでプレーオフが開幕してアメリカン・カンファレンス(AFC)の1回戦2試合が行われ、南地区1位のテキサンズが北地区2位でワイルドカードのブラウンズに45-14で快勝し、昨季王者で西地区1位のチーフスが東地区2位でワイルドカードのドルフィンズを26-7で退け、ともに準決勝に進んだ。

テキサンズの新人QBで22歳のストラウドは3TDパスを通した。NFLによると、プレーオフで勝利した史上最年少のQBとなった。(共同)

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【レスリング】海外勢に無敗の須崎優衣が帰国、パリ五輪へ「いい勢いをつけられた」と手応え

レスリングのザグレブ・オープン女子50キロ級で優勝した須崎優衣(キッツ)らパリ五輪代表3選手が14日、成田空港に帰国した。今年最初の大会で五輪2連覇へ好発進した須崎は「いい勢いをつけられた。五輪まで残り7カ月、人生を懸けて頑張っていく」とはつらつと話した。

24歳の須崎は5試合で圧勝し、2014年に国際大会に初出場して以来の海外勢への無敗を守った。「さらに練習をしていけば、大きな目標を達成できると確信した」と手応えをにじませた。

男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚(三恵海運)は粘り強く3位になり「パリの舞台で一番高いところに立ちたい」と意欲。女子62キロ級の元木咲良(育英大)は右膝を痛めて3位決定戦を棄権したが、大きな問題はないという。「早く練習をしたい。まだまだ強くなれる」と話した。(共同)

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