日刊スポーツ

羽生結弦SP3位「1面に悔しいと書かれるのは嫌」

SPを終え渋い表情の羽生(撮影・鈴木みどり)

<フィギュアスケート:世界選手権>◇21日◇さいたまスーパーアリーナ◇男子SP(ショートプログラム)

右足首故障からの復活優勝を狙う羽生結弦(24=ANA)が、今季自己最低の94・87点の3位発進とつまずいた。冒頭に予定した4回転サルコーが2回転となるミスが響き、点数が伸び悩んだ。昨年11月のグランプリ(GP)シリーズロシア杯以来124日ぶりの試合となり、23日のフリーで2年ぶり3度目の世界一を目指す。過去2度の優勝はいずれもフリーで逆転している。

正直な気持ちを吐き出した。羽生は「久しぶりに頭が真っ白になりましたね」。ミックスゾーンで少し困惑した表情を浮かべた。

1万8000人の期待を一身に浴びた。冒頭の4回転サルコー。跳んだ瞬間にほどけて2回転になり、会場は一斉にため息に包まれた。その後はノーミスでまとめたが、4回転サルコーが2回転と判定されて0点となり点数が伸びなかった。

久しぶりの国内戦だったからこそ力みが出た。実戦はロシア杯以来124日ぶりだが、国内戦ともなれば17年4月21日の国別対抗戦(東京)のフリー以来、実に699日ぶりだった。それゆえの大歓声。「ちょっときばりすぎた。声援を受け止めたい気持ちがあった」と空回りした。演技前の6分間練習でも、1度だけ4回転サルコーをミス。「サルコーはウオームアップしなくても跳べるようなジャンプ。それを信じ切ればよかった」と考えすぎてしまった。

出遅れはしたが、焦りはない。報道陣とのやりとりでは「めちゃくちゃ悔しい…。でも1面に『悔しい』って書かれるのは嫌。でも『頭真っ白』が1面になるのか。書かないで下さいね」とちゃめっ気たっぷりに話すなど気持ちに余裕があった。その後の会見でも「もっと自信を持って、もっと王者らしくいないとダメだなと思った」とどっしりと構えた。

何度も困難を乗り越えてきたからこそ自信がある。14、17年の世界選手権はフリーで逆転。右足首を負傷した昨年ロシア杯も、痛み止めを飲んだ強行出場でGP連勝を達成した。「こういう時の対処法は知っている。経験をフリーに生かす」。逆転の道筋は、すでに頭の中にある。【佐々木隆史】

◆羽生の右足首負傷 18年11月のGPロシア杯の練習中に4回転ループの着氷で右足首を負傷。「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷、三角靱帯損傷、右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)部損傷。3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1カ月を要する」と診断された。同年12月のGPファイナルと全日本選手権を欠場。17年11月のNHK杯でも練習中に同じ箇所を負傷していた。

男子SP上位成績
羽生の世界選手権の成績
羽生の今季成績と日程
SPの演技を終え、下を向く羽生(撮影・鈴木みどり)

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1万で大迫3位設楽10位 9月東京五輪選考MGC

<陸上:ホクレン中長距離チャレンジ最終戦>◇22日◇北海道・網走市営陸上競技場

男子1万メートルは田村和希(住友電工)が27分57秒14で日本勢最高の2位だった。

9月に東京五輪マラソン代表選考会を控える大迫傑(ナイキ)は27分57秒41で3位、佐藤悠基(日清食品グループ)は6位、設楽悠太(ホンダ)は10位だった。

女子5000メートルの標準記録挑戦特別レースは鍋島莉奈(日本郵政グループ)が世界選手権(9月開幕・ドーハ)の参加標準記録を突破する15分21秒40で1位となった。1万メートルでは既に同選手権代表に決まっている。

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大本里佳、攻めて5位「来年いきたい」五輪見据える

女子200メートル個人メドレー決勝で5位の大本(撮影・鈴木みどり)

<競泳:世界選手権>◇22日◇韓国・光州◇女子200メートル個人メドレー決勝

大本里佳は、前半をトップで折り返した。

最後の自由形は「超きつかったです」と振り返ったが、果敢に攻めて2分9秒32で5位。「決勝でタイムを上げる難しさを感じた。でも自分のベストを出せば、メダルは確実にとれると思うので来年いきたい」と東京オリンピック(五輪)を見据えた。前回大会銀メダルの大橋悠依は6着でフィニッシュも平泳ぎへのターンで泳法違反があって失格した。

女子200メートル個人メドレー決勝で5位となり、浮かない表情で引き揚げる大本(撮影・鈴木みどり)
女子200メートル個人メドレー決勝で5位となり、浮かない表情で引き揚げる大本(撮影・鈴木みどり)

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「Rikako」…ショーストロムら激励メッセージ

池江(左)はショーストロムと人力車に乗って笑顔(2018年11月7日撮影)

<競泳:世界選手権>◇第11日◇22日◇韓国・光州◇女子100メートルバタフライ決勝

女子100メートルバタフライのメダリストが白血病で闘病中の池江璃花子にメッセージを送った。

表彰式後に金メダリストのマクニール(カナダ)、銀メダルのショーストロム(スウェーデン)、銅メダルのマキオン(オーストラリア)が「Rikako」「Ikee」「NEVER GIVE UP」とそれぞれ手のひらに書いて披露した。

池江と一緒に合宿した経験があるショーストロムが提案したという。

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大橋悠依まさかの失格、大本里佳5位 200個メ

女子200メートル個人メドレー決勝で失格となり、険しい表情で引き揚げる大橋(撮影・鈴木みどり)

<競泳:世界選手権>◇22日◇韓国・光州◇女子200メートル個人メドレー決勝

大本里佳が5位、大橋悠依は失格となった。大本は100メートルの折り返しまでは、日本新記録ペースで積極的に泳いだが、後半に失速した。

初の世界選手権でメダル獲得とはならなかったが「やってきたことを出すだけだった。もう少し記録は欲しかったけど初めての舞台でいい経験ができた」と表情は明るかった。

「来年は東京五輪があるのでそこを見据えたいいレースができた」と手応えは十分だった。

女子200メートル個人メドレー決勝で失格となり、後ろを向く大橋(撮影・鈴木みどり)
女子200メートル個人メドレー決勝で失格となり、遠くを見つめる大橋(撮影・鈴木みどり)

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八村、開幕先発へW杯活躍誓う「迫力あるプレーを」

日清食品ホールディングス グローバルスポンサーシップ契約記者会見で取材に応じる八村(撮影・滝沢徹郎)

W杯の活躍でNBAの開幕先発を勝ち取る。ウィザーズの八村塁(21)が22日、日清食品ホールディングス株式会社とスポンサー契約を結び、ドラフト指名後初となる日本での会見を都内で行った。

八村は早ければ今月末からの日本代表合宿に合流予定。国際試合5試合をこなし、8月31日開幕のW杯(中国)を迎える。W杯では第3戦で強豪米国と対戦。「自分以外も渡辺選手のようにいい選手はたくさんいる。勝てるチャンスはある」と意欲を見せた。ウィザーズ関係者も注目しており、サマーリーグで評価を上げた八村が米国戦も活躍すれば、ウィザーズの開幕メンバー入りに大きく近づく。NBAでの目標を問われ「トレードでいい選手も入った。プレーオフ進出にどれだけ貢献できるか」と自覚を見せた。

1年後には夢の東京五輪も控える。「バスケットを始めたころに東京五輪が決まり、出たいと思っていた」と語った。ドラフト指名後、世界からも注目される選手になった。「メディアでも取り上げられ、声をかけられるようになった。バスケ人口も増えているし、迫力あるプレーを見せたい」。一回り大きくなって凱旋(がいせん)した八村がスター軍団にひと泡吹かせ、開幕先発をたぐり寄せる。【松熊洋介】

日清食品ホールディングス グローバルスポンサーシップ契約記者会見を終え会場を後にする八村(撮影・滝沢徹郎)

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野口氏、星出氏が宇宙で「聖火リレー」盛り上げ役に

野口聡一氏(2018年12月27日撮影)

2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は22日、聖火リレー宇宙アンバサダー(大使)に宇宙飛行士の野口聡一氏(54)星出彰彦氏(50)が就任したことを発表した。

ともに大会前後に国際宇宙ステーション(ISS)に滞在予定で、宇宙から聖火リレーの盛り上げに参画する。

2人は宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属し、同機構によると野口氏は19年末から約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在予定。星出氏は20年5月から約半年間、若田光一氏以来となる日本人2人目の船長としてISSに滞在する。関係者によると安全上の問題から「聖火」自体は運べないが、トーチをISSに運び「聖火リレー特別編」を実施する案を検討している。

星出彰彦氏(2003年2月3日撮影)

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小関也朱篤、猛追も4位「きつかったのが反省点」

男子100メートル平泳ぎ決勝を4位で終え、悔しそうな表情を見せる小関(撮影・鈴木みどり)

<競泳:世界選手権>◇第11日◇22日◇韓国・光州◇男子100メートル平泳ぎ決勝

小関也朱篤(27=ミキハウス)は58秒93で4位だった。50メートルを全体8位で折り返し、猛追するもあと1歩届かず。2大会連続のメダル獲得はお預けとなった。

レース後の表情は硬く「やっぱりメダルを取りたかった。悔しいです。最後もちょっときつかったのが反省点です」と淡々と答えた。悔しい結果となったが「メドレーがあるのでそれにつなげられたかな。頑張ります」と今回の反省をいかして、メダル獲得を狙う。

男子100メートル平泳ぎ決勝を4位で終え、悔しそうな表情で引き揚げる小関(撮影・鈴木みどり)

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東京五輪・パラリンピック名誉総裁に天皇陛下が就任

宮内庁は22日、天皇陛下が2020年東京五輪・パラリンピック両大会の名誉総裁に就任されると発表した。陛下は両大会の開会宣言をする見通し。大会組織委員会の森喜朗会長の要望を受け、安倍晋三首相が今月、宮内庁長官に文書で就任を要請していた64年の東京大会では、五輪は昭和天皇、パラリンピックは皇太子時代の上皇さまが名誉総裁に就任。冬季の98年長野大会は、五輪は在位中の上皇さま、パラリンピックは皇太子だった天皇陛下が務めた。

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五輪マスコット「ミライトワ」1周年に分身ロボット

イベントに参加した子どもたちと握手をする「ミライトワ」のマスコットロボット

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのマスコット「ミライトワ」「ソメイティ」のデビュー1周年記念イベントが22日、東京・調布市の東京スタジアムで行われた。

多忙な2人の「分身」として活躍が見込まれる身長60センチのマスコットロボットが登場。各10体程度が競技会場や自治体、学校などで大会盛り上げや「おもてなし」を担う。イベントの最後には、24日の東京大会開幕1年前を記念して近隣の子どもら約400人が「1 year to GO!」の人文字を作った。

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ラグビーW杯前にスクラムルール変更も日本追い風に

練習を見つめるジェイミー・ヘッドコーチ(左)(撮影・狩俣裕三)

ラグビー日本代表が、突然のルール変更に柔軟に対応し“追い風”に変える。

27日開幕のパシフィック・ネーションズ杯(PNC)初戦のフィジー戦に向けて22日、盛岡合宿を本格的に開始した。国際統括団体ワールドラグビーが15日に、スクラムの新ルールを正式発表。9月開幕のW杯日本大会直前のルール変更にも、長谷川慎スクラムコーチは冷静に対応する構えを見せた。

   ◇   ◇   ◇

突然のルール変更にも、長谷川コーチは慌てていない。対応する自信があるからだ。「宮崎合宿でフィットネスとフィジカルは鍛えてきた。結果としてどんなルールにも、ついてこられるようになった」と言葉に力を込めた。

ワールドラグビーの正式発表によると、スクラムを組む際、レフェリーの「セット」のコール(合図)前に、FW第1列の選手は頭を相手選手の首や肩に触れてはいけない決まりになった。これまでは、触れた状態から組み合っていた。変更で、互いの第1列の間に、これまで以上の空間が生まれ「セット」のコールと同時に、“立ち合い”でより激しいぶつかり合いが行われる見込みとなった。

体が大きな外国選手に有利な変更にみえるが、一概にそうとは言えない。「木津は相手の懐に入るのがうまいので、離れている方がうまく入っていける。やってみると中島など、結構適応できている選手が多かった」と同コーチ。まだ全世界が模索している状況だからこそ、意思統一に優れ、連係を武器とする日本が、素早く対応できれば、長所にもできる。

W杯前哨戦のPNC初戦は世界ランキング9位のフィジーが相手。過去3勝14敗と苦手としている。新ルールへの適応を進め、スクラムも含め、どれだけのパフォーマンスを発揮できるかが課題となる。長谷川コーチは「これから何週間かかけて、一番いいところを探っていきたい」。この機会に、スクラムもさらに進化させ、武器としたい。

【佐々木隆史】

練習を見守る長谷川コーチ(撮影・狩俣裕三)

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柔道角田夏実が勝負のグリーンアッシュヘアで気合

意気込みを語る角田夏実(2018年8月26日撮影)

柔道の17年世界選手権女子52キロ級銀メダルの角田夏実(26=了徳寺大職)が22日、グランプリ(GP)ザグレブ大会(26~28日)に出場するため羽田空港を出発した。

大会前には髪色を変え、5カ月ぶりの国際大会は勝負カラーの緑を入れたグリーンアッシュで臨む。世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)代表の阿部詩と志々目愛を追う3番手で「(20年東京五輪に向け)勝たないと意味がない。1つ1つの試合を大事に戦いたい」と猛追を誓った。

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全英OP4日間は財産、はい上がる精神力を/青木功

10番、ボギーを叩いて顔をしかめる浅地(撮影・加藤諒)

<青木功のグリーントーク>

<米男子ゴルフ:全英オープン>◇最終日◇21日(日本時間22日未明)◇北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC(7344ヤード、パー71)◇賞金総額1億50万ドル(約110億5500万円)優勝賞金189万ドル(約2億800万円)

浅地と稲森は金では買えない経験をしたな。山にあることが多い日本のコースなら風が吹いてもさえぎるものがあるけど、リンクスにはない。山風は軽く、潮風は重いんだ。

この4日間は毎日、吹く風が東西南北に変化した。最終日は嵐のような突風だ。どんなに経験があっても、俺だってこんな風は読めないよ。76や80をたたいても、そんなのはいいんだ。自然にたたきのめされて、またはい上がる精神力を身に付けるんだ。続けていれば自然が味方をしてくれるようになる。

人間は旅をすることが必要だな。日本にいるだけでは体力はつかない。時差もあるし、気候や環境も違う。その中で力を出せるようになってこそ、一流だ。

優勝したローリーはアイルランドで育って、子供の頃からこの気まぐれな風を知っているから勝てた。そのゴルフ人生は順風満帆ではなかったようだが、続けてきたことがはまった。やっぱり諦めない気持ちが大事だな。(プロゴルファー、テレビ朝日解説者)

稲森は通算9オーバーでホールアウトし、インタビューに答える(撮影・加藤諒)

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入江陵介、スタート器具不具合に困惑「改善して」

男子100メートル背泳ぎで準決勝進出を決めた入江(撮影・鈴木みどり)

<競泳:世界選手権>◇第11日◇22日◇韓国・光州◇男子100メートル背泳ぎ予選

いやいや、無理無理。入江陵介(29=イトマン東進)が、スタート器具の不具合に困惑した。

男子100メートル背泳ぎ予選でスタート姿勢で足をかける器具が動く不具合が発生。53秒38で準決勝進出も改善を訴えた。他の組で連発となって、たった1人でタイムを計測するケースが2件も発生。しかも大会側は準決勝での同器具の使用に関して、二転三転する混乱ぶり。入江は準決勝6位で23日の決勝進出を決めたが、世界一を決める大会で、選手たちが振り回された。

   ◇   ◇

入江が、取材エリアで困惑した。「よくわかんないです。(足場が)落ちるんです。力を加えたらズルンと」。問題は、スタート台の下に設置されたバックストロークレッジに起こった。背泳ぎのスタート姿勢の際に両足をかけるところ。仕切り直しで準決勝進出も、29歳は改善を訴えた。

「今までこういうことはないので、改善してほしい。この大会でひたすら起きているのは、機械のズレがあるからだと思う」

入江はレース前に器具の固定を確かめるという。予選前も、がちゃがちゃと動かすと係員に「ひっぱるな」と言われたという。「いやいや、すべったらどうする?」とびっくり仰天だ。

予選は不具合の影響で、1人で泳ぎ直すケースが2例。準決勝は通常の16人ではなく18人となった。選手に責任はないが、泳ぎ直しはスポーツの根幹である「公平性」を揺るがす。

大会側は、準決勝の2時間前に同器具を使わないと決定。入江は「アメリカのコーチが抗議していた」。結局1時間後に同器具を最も低い位置に固定して採用した。入江は53秒13で決勝に進出。「いつもより低い位置だけど、皆同じ条件だったので」と苦笑いした。

同器具は選手が高さを調節でき、タイムにも影響がある。入江は「大きな気持ちをもってやりました」といったが、二転三転した大会側の混乱はレースを前にした選手に余計な負担をかけるもの。入江によれば、23日の決勝も固定した状態で行われる見通しという。

男子100メートル背泳ぎ予選に出場した入江(撮影・鈴木みどり)

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桃田賢斗がジャパンOP連覇誓う「五輪レースも」

桃田賢斗(2018年9月14日撮影)

バドミントンのジャパン・オープン(東京東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)の開幕前日会見が22日、都内で行われ、連覇を狙う世界ランキング1位の桃田賢斗(24=NTT東日本)が意気込みを語った。

前週のインドネシアオープンではまさかの2回戦敗退。「五輪レースも始まり、勝たなければという焦りがあって、競った場面で弱気になった。負けた分、今回にかける思いは強い」と気合を入れた。

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車いすバスケ香西宏昭、6季プレーしたドイツ離れる

会見に出席した、左から秋田啓、香西宏昭、及川晋平監督(撮影・小堀泰男)

車いすバスケットボール男子日本代表のポイントゲッター香西宏昭(31)が、6シーズンにわたってプレーしたドイツリーグを離れることになった。

香西は22日、東京都内で行われた国際大会、ワールドチャレンジカップの開催会見に出席。「日本でやります。リーグ戦の日程が(日本代表の)チームビルディングの期間に重なってしまいますから」と、来年の東京パラリンピックへ向けた調整を重視する意向だ。すでにブログでは表明していたが、自ら語ったの初めて。

13年に米イリノイ大を卒業後にハンブルクと契約を結び、ここ2シーズンはランディルに所属。世界からトップ選手が集結するハイレベルなドイツリーグでプロ選手として活躍してきた。日本国内ではNO EXCUSEに籍を置くが、今年5月の日本選手権にはドイツリーグのプレーオフが重なって出場できなかった。帰国後は同チームで練習しながら日本代表合宿、遠征などに参加している。

ワールドチャレンジカップは8月29日から9月1日まで東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、日本、オーストラリア、イラン、韓国の4カ国が総当たりの1次リーグと順位決定戦を戦う。東京パラリンピックでメダル獲得を目指す日本は、昨年8月の世界選手権で4位以上を目指しながら9位に沈み、オーストラリアは3位、イランは4位だった。東京パラの本番会場で実力国から勝利を奪い、11月のアジア・オセアニア選手権へのステップにしたい。

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金メダルの冨田洋之氏「心地いい」五輪体操会場視察

木のアーチの天井が特徴的な有明体操競技場

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開幕1年前を控えた22日、体操、ボッチャの会場となる有明体操競技場が報道陣に公開された。

10月完成予定で順調に工期が進む会場は、特徴である木の香りが充満。体操でアテネ五輪団体金メダルの冨田洋之さん(38)は「木の香りが心地いいですね。天井も高くてやりやすそう」と選手目線で評価した。1万2千人を収容し、11月のトランポリンの世界選手権がこけら落としとなる。

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メダルラッシュへ小関、大橋、大本が力泳/展望

世界水泳競泳2日目のスケジュール

<競泳:世界選手権>◇第11日◇22日◇韓国・光州

午後8時からの決勝種目で、メダルラッシュの可能性がある。

男子100メートル平泳ぎでは、小関也朱篤(27=ミキハウス)が登場。準決勝で世界記録56秒88を出したピーティ(英国)の金メダルは動かないが、それ以外は混戦といえる。小関は全体の4番目で決勝に進出した。「58秒前半で銀メダルを狙う」と自身が持つ58秒78の日本記録更新&表彰台を掲げている。予選、準決勝はピーティの隣で「勝負になってなくて、自分が遅いなと思っちゃう。感覚とタイムがわからなくなるので」。決勝はピーティとの間に、1人挟んだ位置。「ピーティの隣はもう嫌なんで。みんな惑わされちゃえばいい」とにやり。決勝は午後8時2分スタート。メダルをとれば、今大会競泳1号になる。

最終種目の女子200メートル個人メドレーにも注目だ。準決勝全体の5番目で大本、同6番目で大橋が進出した。金メダル本命の「鉄の女」ホッスー(ハンガリー)の実力は一歩抜けているが、大本、大橋のダブル表彰台も視野に入っている。前回大会銀メダルの大橋は「自己ベストを狙いたいし、メダルラインは2分7秒台。ラスト50メートルで6人ぐらいが並ぶと思う」と自由形勝負を予想した。

初出場の大本は、開幕の21日にリレーも含めて4レースを泳いだ。決勝に向けて「最後の自由形はずっと強化してきた。背泳ぎと平泳ぎがポイントだと思う」とレース中盤をかぎにあげた。ホッスーは強敵だが「相手どうこうではなくて、自分が納得するレースをしたい」と全力投球宣言。決勝は午後9時25分にスタートする。

男子00メートル平泳ぎ準決勝で世界新を出したピーティー(左)と握手を交わす小関(撮影・鈴木みどり)
女子200メートル個人メドレー準決勝で力泳する大橋(撮影・鈴木みどり)

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八村塁、日清食品スポンサー契約でカップ麺CM登場

自身の写真の入ったカップヌードルの記念品を手に記念撮影する八村(撮影・滝沢徹郎)

NBAウィザーズの八村塁(21)が22日、日清食品ホールディングス株式会社とスポンサー契約を結び、都内で会見を行った。6月にドラフト指名を受けてから、日本では初めて公の場に登場ということもあって、マスコミ100社以上、約200人が駆けつけた。

富山時代の幼少期から同社のカップヌードルが大好きだったという八村。会見が始まり笑顔で登壇した八村は、米山宣伝部部長と握手を交わし「八村塁です。よろしくお願いします」とあいさつ。その後司会者から感想を問われると「日本といえばカップヌードル。たくさん食べてきた中で契約できたのはすごく光栄。海外に行くと、ごはんが合わないこともあるので、その時はカップヌードルを食べてしのいでいた。高校でも1人暮らしだったので、部活が終わった後にはよく食べていましたね」と話した。好きなカップヌードルは? と聞かれ「どんべい。味がしっかりしている」と同社の製品を答え、笑いを誘った。

会見では自身の顔が入ったオリジナルのカップヌードルを渡され「うれしい」と笑顔を見せた。さらに人生初のCMも披露。数日前に東京に帰ってきたあと、そのまま撮影に臨んだという。「エキストラの人もたくさんいて、楽しかった。映画の主人公みたいな感じ」。この日できあがったCMを初めてみた八村は笑顔で「すごくかっこいい」を連発した。

八村は今後、来月1日からの日本代表合宿(名古屋)に合流予定。12日から計5試合の国際試合を行いながらW杯(31日開幕、中国)に向けて調整する。

カップヌードルで有名な同社は、20年東京五輪・パラリンピックのオフィシャルパートナーであり「食とスポーツは健康を支える両輪である」という理念のもと、テニスの錦織圭や大坂なおみらと所属契約を結んでいる。

自身の写真の入ったカップヌードルの記念品を手に記念撮影する八村(撮影・滝沢徹郎)

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柔道永山竜樹、稽古で左肩負傷GPザグレブ大会欠場

羽田空港で取材に応じる男子代表の金丸雄介コーチ(撮影・峯岸佑樹)

全日本柔道連盟(全柔連)は22日、世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)男子60キロ級代表の永山竜樹(23=了徳寺大職)がグランプリ・ザグレブ大会(26~28日、クロアチア)を欠場すると発表した。

全柔連によると、17日の稽古中に左肩を負傷し、翌18日に左肩関節挫傷により2週間の安静、加療を要するとの診断を受けた。この日、同じ所属の副監督で男子代表の金丸雄介コーチ(39)が同大会の出発前に羽田空港で取材に応じ、永山について「ザグレブ大会もギリギリまで悩んだ。(世界選手権は)大丈夫」と話した。

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リオ銅永瀬貴規「はい上がる」完全復活で東京五輪へ

グランプリ・ザグレブ大会への意気込みを語る永瀬貴規(撮影・峯岸佑樹)

16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)柔道男子81キロ級銅メダルの永瀬貴規(25=旭化成)が完全復活を目指す。

22日、グランプリ(GP)ザグレブ大会(26~28日、クロアチア)に出場するため羽田空港を出発。17年に右膝手術を受けたが、徐々に試合勘を取り戻し、今月上旬のGPモントリオール大会では2年半ぶりに国際大会優勝を果たすなど調子は上向きだ。永瀬は「前大会は投げて勝つことも出来て自信になった。(国際大会で)連勝すればアピールにもなるし、1つ1つの試合をしっかり勝って次につなげたい」と気合を入れた。

181センチ、81キロの筋肉質な肉体で、体幹を使ったバランスの良い「受け」を武器とする。「スロースターター」であることを自覚し、今大会では早い展開を意識した攻撃的な柔道を心掛ける。81キロ級には、18年世界選手権銀メダルの藤原崇太郎(21=日体大)ら若手のライバルがいる。

リオ五輪前は同階級で圧倒的な存在感を見せていたが「今は真逆で追う立場だけど、その分、やりがいはある。(20年東京五輪に向けて)あとはここからはい上がるだけ。勝ってさらに自信を取り戻したい」と、静かに気持ちを奮い立たせた。

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静岡・飛龍「総合力」悲願の相撲初優勝を 高校総体

初優勝を目指す飛龍の選手たち

全国高校総体(南九州地区開催)の相撲(那覇市・沖縄県立武道館)が、26日に開幕する。団体戦には、飛龍が4年連続27度目の出場。土屋和也主将(3年)を中心に、総合力で悲願の初優勝を狙う。

地元・沼津市で開催された、昨年の全国総体は過去最高タイの3位。新チームには、土屋主将を含めて昨年の団体戦メンバーが4人残っている。栗原大介監督(41)は「総合力は、去年を上回ります」と期待を寄せる。

昨年のエース鈴木優斗(18)は今春、高校を卒業し、大相撲の藤島部屋に入門した。角界入り後も、合間を縫って母校の稽古に参加。5月の夏場所後も訪れ、後輩たちに胸を貸した。土屋は「技やトレーニング方法を教えてくれます。ありがたいです」。プロ入りした先輩のアドバイスを受け、後輩たちは成長してきた。

3月の全国選抜はベスト16に終わったが、全国の強豪が集まる5月の金沢大会では3位に輝いた。だが、土屋主将は「負けているので、満足していない」と、きっぱり。目指すは頂点のみだ。「自分たちは総合力で戦うチーム。土俵に上がったら、確実に勝利を持ち帰りたいです」と闘志を燃やした。【古地真隆】

○…武井朔太郎(さくたろう、2年)は、下級生で唯一メンバー入りを果たした。185センチ、145キロの恵まれた体格を生かし、右四つからの攻めが持ち味。「調子のムラをなくし、自分の形で相撲を取りたい」と意気込む。高卒でのプロ入りを目標に掲げている。「(鈴木)優斗さんの姿を見て、ますます大相撲への憧れが強まりました」。全国舞台で結果を残し、夢への足掛かりにする決意だ。

激しい立ち合いを見せる飛龍・土屋主将(左)
まわしを引きつけて寄る飛龍・武井(右)

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東京五輪「ミライトワ」マスコットロボットが登場

イベントに参加した子どもたちと握手をする「ミライトワ」のマスコットロボット

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのマスコット「ミライトワ」「ソメイティ」のデビュー1周年記念イベントが22日、東京・調布市の東京スタジアムで行われた。

FC東京下部組織の選手や近隣の子どもたち約400人が集まる中、昨年の7月22日に名前が決まったマスコットたちが登場。小雨が降る中、ジェスチャーで競技名を当てるゲームなどで自ら1歳の誕生日を祝った。

イベント途中からは「ミライトワ」のマスコットロボットも参加。多忙なマスコットたちに代わって大会を盛り上げたり選手や観客をおもてなしするロボットで、この日も握手やハイタッチで子どもたちを楽しませた。まだ開発段階で、今後はさらに複雑な動きや遠隔操作もできる予定。五輪とパラ合わせて各10体ほどが作られ、競技会場や各自治体、学校などで活動するという。

イベントの最後には参加者で人文字に挑戦。東京スタジアムに「1 year to GO!」を描き、24日に開幕まで1年の東京大会成功を祈っていた。

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入江え、ずれてる?機械の不備か「今までない」経験

男子100メートル背泳ぎ予選に出場し、準決勝進出を決めた入江(撮影・鈴木みどり)

<競泳:世界選手権>◇第11日◇22日◇韓国・光州◇男子100メートル背泳ぎ予選

え、使うの? 使わないの? 男子100メートル背泳ぎ準決勝で、大会側はスタートの姿勢を補助する「バックストロークレッジ」を使わないことをいったん、決めた。同器具はよりよいスタートのために必要なものだが、2年に1度の世界一を決める大会で、異例の措置がとられた。

伏線は午前の予選にあった。入江陵介(29=イトマン東進)が、予選6組5レーンで登場して53秒38の2着で午後の準決勝進出。ただスタート台の下にある、足をかけて最初の姿勢を補助するバックストロークレッジに不備があって困惑。スタートが仕切り直しになるアクシデントがあった。「よくわかんないです。落ちるんです。力を加えたらズルンと」と証言。両手でひっぱると、ずれてしまったという。「女子から1組に1人ぐらいはあって。(スタートが)とまるなあ、と思っていたが。どこかであるだろうな、と構えていたら、まさか自分だったので」と困惑した。

入江はスタート前に必ずバックストロークレッジを両腕でひっぱって、固定されているか、確かめるという。今大会初レースを前にがちゃがちゃと確かめていたが、係員に「ひっぱるな」と言われたという。「いやいや、すべったらどうする?」とびっくり。五輪3大会連続出場のベテランは「今までこういうことはないので、改善してほしい。この大会でひたすら起きているのは機械のズレがあるからだと思う」と話した。

このアクシデントは他の組でも発生。最終の予選7組に入っていたイタリア選手はアクシデントの影響で、同組の終了後に1人だけで泳いでタイムを計測。さらに2種目後の男子200メートル自由形予選の途中に、再びトリニダード・トバゴ選手が1人で泳いで、タイムを計測。2人は準決勝進出の16位以内のタイムを出した。2人の選手がはじかれた形だが、大会側は準決勝2組を通常の16人ではなく、18人で行う形を決定。予選17位、18位の選手はそれぞれ「0レーン」に入った。スポーツの根幹である「公平性」に影響するアクシデントだけに、後味の悪さが残る予選となった。

複数の器具で不具合があるために準決勝は全員が同じ条件という形をとるためにすべて外した形。しかし同器具はタイムに影響するために、世界記録などを狙うトップ選手にとっては釈然としない処置といえる。

大会側はその後、決定を覆して、バックストロークレッジを固定した状態で採用することを決めた。二転三転する方針は、大会側の不手際による混乱の現れでもあるが、大事なレースを前にした選手に余計な心配を与える形になる。また同器具は本来、選手が自分の高さに合わせて調節して使用するものだけに、苦肉の策となった。

世界一を決める同種目決勝は、23日夜に行われる。

男子100メートル背泳ぎ予選に出場した入江(撮影・鈴木みどり)

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錦織は世界ランク7位で変わらず 西岡良仁73位

男子テニスの22日付世界ランキングが発表され、錦織圭(日清食品)は7位で変わらなかった。西岡良仁(ミキハウス)は73位、ダニエル太郎(エイブル)は111位。

1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、2位ラファエル・ナダル(スペイン)、3位ロジャー・フェデラー(スイス)に変動はなかった。

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大坂なおみ2位で変わらず、土居86位 世界ランク

大坂なおみ

女子テニスの22日付世界ランキングが発表され、大坂なおみ(日清食品)は2位で変わらなかった。

1位アシュリー・バーティ(オーストラリア)、3位カロリナ・プリスコバ(チェコ)も動かなかった。土居美咲(ミキハウス)は86位。

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小平智は53位 ハーマン優勝 バルバソル選手権

<米男子ゴルフ:バルバソル選手権>◇21日◇ケンタッキー州ニコラスビル、キーントレースGC(パー72)

最終ラウンドが行われ、小平智は68で回って通算10アンダー、278で53位だった。

ジム・ハーマン(米国)が70で回って通算26アンダーで2016年以来となるツアー2勝目を挙げた。賞金63万ドル(約6800万円)を獲得した。

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グレコ文田健一郎は投げてナンボ 国際大会で実践

ベラルーシへ出発する文田。右は太田

レスリングの世界選手権(9月、カザフスタン)グレコローマンスタイル60キロ級代表の文田健一郎(23=ミキハウス)が22日、前哨戦と位置付けるベラルーシでの国際大会へ出発する成田空港で取材に応じた。4月のアジア選手権では2回戦で北朝鮮選手に敗れ、3位に終わった。「嫌なイメージがあるので払拭(ふっしょく)したい」と、海外での試合で雪辱を期す。

6月の全日本選抜選手権では、決勝で日体大の先輩であり最大のライバルである太田忍(25=ALSOK)を破って世界代表を決めた。9月にメダルを獲得すれば東京オリンピック(五輪)代表に内定する大一番へ、改善点として挙げたのは「スタンドで投げられるかどうか」。

太田との決戦が控えた国内戦では、あえて防御最優先のスタイルを全うしてきたが、本来は「投げてナンボ」が信条。反り投げを軸にした豪快な立ち技こそが、東京へ導くと了解している。「主導権を取っていかないといけない」と、まずはベラルーシで実践する。

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ラグビー日本は優勝 U-20トロフィー

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<テニス:ローザンヌ女子選手権>◇21日◇スイス・ローザンヌ

フランス勢同士のシングルス決勝が行われ、フィオナ・フェロがアリーゼ・コルネに6-1、2-6、6-1で勝ってツアー初優勝した。

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太田忍が出発 胴タックルで“イップス”克服を誓う

“イップス”克服を誓った太田

レスリングのグレコローマンスタイルでリオデジャネイロ五輪銀メダルの太田忍(25=ALSOK)が“イップス”克服を誓った。22日、ベラルーシで行われる国際大会へ向かう成田空港で取材に応じ、「胴タックルに入る怖さがあるけど、やっていかないと」と見通した。

前日21日に都内で行われた世界選手権(9月、カザフスタン)の五輪非実施階級のプレーオフで、63キロ級の代表に決まった。主戦の60キロ級は6月の全日本選抜決勝で敗れた文田健一郎(23=ミキハウス)が代表に決まっており、暫定的に63キロ級で世界一決定戦に臨む。文田がメダルを獲得した場合は東京五輪代表に内定するため、他力本願で結果を待つ身で、1つ上の五輪階級の67キロ級も視野に入れる。

その中で課題に挙げたのが、胴タックル。リオで決勝まで勝ち上がったのは、がぶり返しとの両輪があったからこそだが、リオ前から首痛を抱えており、近年は自粛してきた。「ぴきっとなる」という痛みこそいまはないが、「入ろうとするとちゅうちょするというか。イップスみたいになっている」と明かした。練習では時に入れることもあるが「『あ、入った』と思って自分でもビックリしちゃう」状態にあるという。

これを意識して繰り出していく必要を感じている。相手の首を落としてかけるがぶり返しに、本来の胴タックルが復活すれば「上下の組み合わせ」となり、揺さぶれる。60キロ級でも67キロ級でも悲願の五輪金メダルへは必須の技となる。

海外ではその俊敏な身のこなしから「忍者レスラー」と呼ばれてきた。前日のプレーオフ時には「体重を増やしたり、減らしたり、すぐにできる。スポンジみたいなので、『スポンジ・ボブ』でお願いします。もう忍者みたいな動きはできないし」と新愛称をアピールしたが、胴タックルが復活すれば「忍者」も復活するに違いない。

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