日刊スポーツ

桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥、新谷仁美ら参加 5月9日陸上五輪テスト大会

桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥、新谷仁美ら参加 5月9日陸上五輪テスト大会

東京五輪の陸上ユニホームを着る桐生祥秀

日本陸連は21日、来月9日に国立競技場で行われる東京オリンピックのテスト大会の一部出場選手を発表した。

男子100メートルには桐生祥秀(25=日本生命)、小池祐貴(25=住友電工)、ケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)、多田修平(24=住友電工)がエントリーされた。

女子5000メートルには1万メートル五輪代表の新谷仁美(33=積水化学)のほか、広中璃梨佳(20=日本郵政グループ)、萩谷楓(20=エディオン)らが名を連ねた。

世界陸連の「コンチネンタルツアー」の最高位「ゴールド」を兼ねる今大会は格付けが、日本選手権の「B」より高い「A」にされており、順位によって、与えられるポイントも高い。東京五輪の参加資格にも影響する世界陸連のランキングの順位を上げる貴重な機会となる。

実施は男子が11種目で、100メートル、200メートル、400メートル、5000メートル、110メートル障害、400メートル障害、3000メートル障害、走り高跳び、棒高跳び、走り幅跳び、やり投。女子は1500メートル、5000メートル、100メートル障害、3000メートル障害、走り幅跳び、やり投の6種目。男子100メートルは予選、決勝の2ラウンドで争われ、その他の種目は決勝のみとなる。海外のトップ選手も参戦する見込み。

またコンチネンタルツアーとは別に、男子の800メートルなど5種目、女子の100メートル、400メートルリレーなど11種目も、五輪へ向けた運営面のテストを兼ねて実施する予定。

女子1万メートル 日本記録で1位となり表彰式で笑顔をみせる新谷仁美(2020年12月4日撮影)

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キプチョゲが2時間4分30秒で優勝 男子マラソン

NNミッション・マラソンは18日、オランダのエンスヘーデの空港内に周回コースを設けて行われ、男子世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間4分30秒で優勝した。昨年10月のロンドン・マラソンで8位に沈んで以来の実戦だった。

競歩五輪代表・川野将虎&池田向希 東京五輪も切磋琢磨の“二人四脚”

日本学生陸上競技対校選手権大会 男子1万メートル競歩 優勝した池田向希(中央)。左は2位の古賀友太、右は3位の川野将虎(2020年9月12日、代表撮影)

男子競歩で切磋琢磨(せっさたくま)してきた2人が今春、そろって旭化成入りし、開幕まで100日を切った東京オリンピック(五輪)へ、ともに歩む。表彰台を期待される50キロ代表の川野将虎(まさとら、22=静岡県小山町出身、御殿場南高出)と、20キロ代表の池田向希(こうき、22=同浜松市出身、浜松日体高出)。母校の東洋大を拠点に川野はスピード、池田はスタミナの強化を一緒の練習で図る。「いい部分を吸収し合えるような取り組みをしていきたい」(池田)と思い描く。

抜きつ抜かれつ、高め合ってきた。静岡県内で過ごした高校時代は、川野が全国の舞台で活躍。実績の乏しかった池田は大学へマネジャー兼務で進んだが、誰より早く起きて体を動かすなどひた向きに努力を積み重ね、2018年の世界競歩チーム選手権で優勝した。

立場を逆転された川野は「完全に取り残されてしまった」と気落ちもしたが、酒井瑞穂コーチに「成長スピードが違う」と励まされて立ち直り、最後までぶれないフォームづくりに着手。筋量は4年間で5キロほど増加したという。「今度は自分が」と19年10月に五輪切符を先に手にし、日本記録も更新してみせた。

新型コロナウイルス禍の自粛期間には、そろってヨガを始めて柔軟性やバランスを整え、昨夏には五輪が実施されるはずの日時に、札幌と気候の似た福島県猪苗代町で“仮想五輪”を実施。暑熱対策の課題をしっかり持ち帰った。大学の寮では同部屋で、同じ企業を選んだ2人を「本当にいい関係」と池田は照れずに語る。五輪での活躍は、酒井コーチらへの「恩返し」と口をそろえた。

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陸上男子100m金メダル最有力の米国コールマンが東京五輪出場できず

クリスチャン・コールマン(2017年8月6日撮影)

花の陸上男子100メートルの金メダル最有力候補が東京オリンピック(五輪)の舞台に立てなくなることが確定した。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は16日、19年世界選手権男子100メートル覇者のクリスチャン・コールマン(25=米国)の資格停止処分を18カ月にすると発表した。その期間は20年5月からで、21年11月まで、8月の五輪には出られなくなった。

コールマンは抜き打ちのドーピング検査に必要な居場所情報の申告を、19年1月、4月、12月と、3度怠っていた。それによりドーピング違反と同様の扱いとなった。世界陸連の独立部門「インテグリティ・ユニット(AIU)」が昨年10月、22年5月まで2年間の出場停止とする処分を下していた。

その後、コールマンはCASに異議を申し立てていた。その主張は一部認められ、3回目の違反では連絡があれば、60分以内に事前の申告場所に戻れたことを考慮し、出場停止の期間は「2年」から短縮されたが、それは「18ケ月」という裁定だった。

今回も不服とする場合、スイス連邦最高裁に上訴できるが、時間は限られている。

コールマンは驚異的なスタートダッシュが武器で、100メートルの自己記録は9秒76。60メートルでも6秒34の世界記録を持つ。19年世界選手権では銀メダルだったジャスティン・ガトリン(39=米国)に0秒13差の圧勝。400メートルリレーでも第1走者として米国の金メダルに大きく貢献した。17年世界選手権でも100メートルと400メートルリレーで銀メダルを獲得。引退したウサイン・ボルト氏に次ぐ、スプリント界を担う存在として期待されていた。

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ぎふ清流ハーフマラソン開催見送り 高橋尚子「お会いできること楽しみに」

高橋尚子(2020年10月27日撮影)

ぎふ清流ハーフマラソンの実行委員会は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、25日に予定されていたレースの開催を見送ると発表した。

大会には女子マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)に加え、男子では元マラソン日本記録保持者の設楽悠太(29=ホンダ)、1万で五輪と世界選手権合わせ5度の入賞を誇るビダン・カロキ(30=トヨタ自動車)、川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損保)らがエントリーしていた。

大会長の高橋尚子氏は「『ぎふ清流ハーフマラソン』を楽しみにしてくださっている多くのランナーの皆さんに岐阜の地で思いっきり走っていただく事ができなく大変申し訳なく思います。今年は岐阜でお会いできませんが、新型コロナウイルス感染症が一刻も早く終息し、次回、元気な笑顔でお会いできることを心から楽しみにしています」とコメントした。

感染対策を徹底した開催方法を探ってきた。しかし、変異株も増加傾向で、大型連休前であることなどを考慮し、参加者、スタッフ、地域住民らの安全を考え、今回の判断に至った。出走権を持っていた人が対象のオンラインでの大会は実施される。

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瀬古利彦さん長男死去「治療乗り越え彼は常に明るく前向きに生きました」

瀬古利彦氏(20年3月撮影)

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)の長男、昴(すばる)さんが13日午後10時37分、悪性リンパ腫の一種、ホジキンリンパ腫のため死去した。34歳だった。家族が16日、発表した。通夜、告別式は家族葬で執り行われる。喪主は利彦氏。

昴さんは12年からホジキンリンパ腫を発症し、入退院を繰り返していた。化学療法、骨髄移植などの治療を受けていた。今年3月には難病との闘いを明るい筆致で描いた著書「がんマラソンのトップランナー」を出版していた。利彦氏は「とても厳しい治療を何度も乗り越えながら、彼は常に明るく前向きに生きました。そして自分と同じく病に苦しむ人を励まし、勇気づけようとしていた彼の姿は親の目から見ても尊敬できるものでした。今はただゆっくり休んでほしいと思います」との談話を出した。

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瀬古利彦さん長男の昴さん死去 8年前から闘病ホジキンリンパ腫とは

瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(2019年11月5日撮影)

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)の長男、昴(すばる)さんが13日、ホジキンリンパ腫で死去したことが16日、分かった。34歳。

昴さんは8年前から悪性リンパ腫の一種であるホジキンリンパ腫で闘病していた。

ホジキンリンパ腫 悪性リンパ腫のひとつ。国立がん研究センターのウェブサイトによると、首や脇の下、足の付け根などリンパ節の多いところに痛みのないしこりとして現れ、病状が進むと全身に腫れが広がる。日本では欧米に比べて発症頻度は低いとされ、悪性リンパ腫の約10%を占める程度という。20歳代、50~60代の2つの年代で増加傾向があるとしている。発症の原因はまだ明らかではないという。

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マラソン瀬古利彦さん長男の昴さん死去、34歳 ホジキンリンパ腫

瀬古利彦氏(20年3月撮影)

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)の長男、昴(すばる)さんが13日、ホジキンリンパ腫で死去したことが16日、分かった。34歳。

昴さんは8年前から悪性リンパ腫の一種であるホジキンリンパ腫で闘病していた。

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日本陸連 来月の世界リレー出場23人発表 五輪出場権かかる

ウォルシュ・ジュリアン(2020年8月23日撮影)

日本陸連は14日、東京オリンピック(五輪)の出場権を懸けてポーランドで5月1、2日に開催される世界リレー大会の日本代表23人を発表し、1600メートルリレーの男子にはウォルシュ・ジュリアン(富士通)ら6人、女子には青山聖佳(大阪成蹊AC)ら7人が名を連ねた。東京五輪で新種目として採用される混合1600メートルリレーの代表も兼ねる。各種目上位8チームに東京五輪の出場権が与えられる。

女子400メートルリレーは出場を回避したチームが出て繰り上がりで参戦が決まり、児玉芽生(福岡大)ら6人を派遣。日本が唯一五輪の出場権を獲得済みの男子400メートルリレーは17歳の柳田大輝(群馬・東農大二高)ら若手5人で臨む。

男女400メートルと1600メートルの10位まで、混合1600メートルリレーの12位までは来年の世界選手権(米オレゴン州ユージン)の出場権を得る。

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桐生祥秀「順調に練習ができている」東京五輪100m決勝進出目標

東京五輪の陸上ユニホームを着る桐生

アシックス社は東京五輪五輪の開幕100日前となった14日、大会で日本選手団が着用する陸上などのユニホームを発表した。

陸上男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(25=日本生命)は「機能も進化している。サンライズレッドをコンセプトにデザインもいろいろ変わってきている」と気持ちを高ぶらせた。テーマカラーは朝日が昇る力強さを想起させるサンライズレッドのまま。真夏の東京決戦に対応すべく、熱がたまりやすい背中部分には穴が開いており、蒸れ感を軽減する構造。タイツにはゴムのように伸び戻りがいい高剛性素材を採用し、走っている時に、足が後ろに流れてしまわないように抑制し、もも上げサポート機能も搭載。より正しいフォームで走れる機能になっている。

この日は五輪100日前。ずっと桐生は、男子100メートルでの決勝進出を目標に掲げている。とはいえ、まず今は目の前のことに意識を集中している。「東京オリンピックは100日もあるんですけど、100メートル初戦の織田記念の方に意識が行っている」。3月18日の日本室内選手権60メートルでは左膝裏に違和感が出て、1週間ほど練習を抑えていた時期もあったが、もう「順調に練習ができている」。冬季はソリを引いて負荷を掛ける練習を例年より増やすなど「前半から中盤の加速」を特に意識してきた。その成果を織田記念は確認する意味もある。「しっかり集中していきたい」と話した。

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マラソン五輪代表の中村匠吾「今はじっくり体を作りを」

ナイキのシューズについて語る中村

男子マラソンの東京オリンピック(五輪)代表中村匠吾(28=富士通)が13日、契約するナイキ社の新作シューズのオンライン会見に出席した。

2月28日のびわ湖毎日マラソンは左腓骨(ひこつ)筋けんしょう炎のため、欠場したが、現在の練習状況について「今はじっくり体を作り、来月以降にもっとスピードを上げていくトレーニングに入ろうとしている。今までの順調なトレーニングのベースがある。今までと同様に準備をしていきたい」。重症ではない様子だった。

この日、発表された「エアズームペガサス38」は練習で使用しており、「今まで以上にひもを締めた時のフィット感、足を入れた時に安定感が上がった。クッション、反発力が上がって、スムーズに前に進んでいく印象」。約7年、同シリーズのシューズを愛用しているといい、「軽さも反発力もあるので、スピードを上げても対応できる。1キロ4分、3分30で走る時はペガサスを使用することが多い」と話した。

レースで使用する厚底シューズの新作「ズームエックスヴェイパーフライネクスト%」のカラーは鮮やかなブルーになった。「個人的にブルー、さわやかな色が好き。モチベーションも上がる」と語った。

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寺田明日香「温かい社風にひかれた」ジャパンクリエイトグループと2年契約

寺田明日香(2020年10月3日撮影)

陸上女子100メートル障害で12秒97の日本記録を持つ寺田明日香(31)が12日、ジャパンクリエイトグループと所属契約を結んだことを発表した。4月1日からで契約は2年。

「特に経営理念の1つである『現状に甘んずることなく常に相違工夫をもって改善し続け、真の価値を創造する』というフレーズや、家族のように温かい社風にひかれました」。同社は人材サービス、食品流通など多角的経営をしている。寺田は「近年一層活動の幅を広げられているジャパンクリエイトグループ様の活動に刺激を頂きながら、グループ社員682名の皆様と一緒にさまざまなハードルを跳び越えていきたいと思います。まずは心機一転、アスリートとして長年夢見てきた東京オリンピックに向けて、日本記録の更新、参加標準記録の突破を目指します」とコメントした。

もともとはパソナグループに所属していた。次戦は29日の織田記念(広島)の予定で、東京オリンピック(五輪)の参加標準記録12秒84の突破を目指す。

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リオ銅の荒井は7位で五輪逃す「もう1回てっぺんに」現役続行へ意欲/競歩

7位でゴールする荒井(撮影・前田充)

<陸上:日本陸上選手権50キロ競歩>◇11日◇石川・輪島市日本陸連公認コース◇男子

16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(32=富士通)は7位に敗れた。五輪2大会連続出場とはならず、「ひと言でいえば悔しい気持ち」と肩を落とした。

序盤には集団を先頭で引っ張るなどしたが、13キロ付近からペースが上がったところで下がると、その後、追い上げる場面はなかった。「前半は力をためつつ、後半に上げていくイメージでいた。でもその前に足にきてしまい、ずるずると落ちてしまった」。

ここ2年連続で夏場にけがを負い、思うように土台作りが進まなかったことも響いた。「けがを言い訳にしたくないが、持久系の種目において、練習を日々継続していくことがいかに大切か、身をもって感じた」と話した。

今後について問われると「来年の世界選手権や次の五輪がある。所属先が許してくれる限りは、このままでは終わりたくない。もう1回復活というか、もう1回てっぺんに立ちたい」。現役続行への意欲を示した。

レースを引っ張る荒井(右端)、小林(中央)ら(撮影・前田充)

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多田修平100m追い風4m参考記録10秒08「次は公認で出せるように」

出雲陸上特別レース男子100メートル決勝後、取材に応じる多田(撮影・上田悠太)

<陸上:出雲大会>◇11日◇島根・浜山公園陸上競技場◇男子100メートル特別レース決勝

男子100メートルで自己ベスト10秒07の多田修平(24=住友電工)は追い風4・0メートルの参考記録ながら、10秒08をマークした。

10秒04だった小池祐貴(25=住友電工)に次ぐ2位。「優勝できなかったのは残念だが、100メートルの初戦としてはいい形で終えられた」と話した。まだまだ体のキレは上がるとし、「70点ぐらい」と振り返った。

追い風2・0メートルを上回る参考記録ながら、17年9月以来となる10秒0台だった。「やっと、ちょっとずつ戻ってきた感じ。次は公認で出せるようにしたい」。勝ちパターンはスタートから中盤で抜け出す走り。今後はそれを極めていく。次戦となる織田記念国際(29日、広島)で、東京オリンピック(五輪)の参加標準記録10秒05の突破を見据えた。

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ケンブリッジが左太もも裏の違和感で決勝棄権 出雲陸上男子100メートル

ケンブリッジ飛鳥(2017年8月4日)

<陸上:出雲陸上>◇11日◇島根・浜山公園陸上競技場◇男子100メートル特別レース決勝

男子100メートルで10秒03の自己記録を持つケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)は左太もも裏の違和感で決勝を棄権した。

予選は10秒35(追い風0・2メートル)の1着だった。大事をとっての欠場で、29日の織田記念国際には出場予定という。

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小池祐貴100m10秒04でV「五輪でメダルを」体重5キロ減で手応え

出雲陸上特別レース男子100メートル決勝で先頭でフィニッシュする小池(中央)(撮影・上田悠太)

<陸上:出雲陸上>◇11日◇島根・浜山公園陸上競技場◇男子100メートル特別レース決勝

男子100メートルで9秒98の自己ベストを持つ小池祐貴(25=住友電工)が10秒04で優勝した。

ただ風は追い風4・0メートルで参考記録。今季初戦は背中から強すぎる風に押され、中盤以降は体が前に倒れた。小池は「転ばないように、足を頑張って回していた」と苦笑いだった。向かい風1・5メートルの条件だった予選は10秒37だった。

大きな自信を得た。目標を大きく立てた。「(五輪の)100メートルでメダルを取れるように」。決勝進出の先を見据えた。「オリンピックの決勝でメダルを狙うのであれば、自己ベストを結構大幅に更新しないといけない。メダルは9秒90ぐらいがライン。その実力が付けばいい」と言葉には自信がこもった。

昨季より5キロ落とし、「体が軽い。簡単に進む」。体重は減っても、鍛えてきたパワーも十分だ。技術も完成に近づいてきた。腰の不調も癒え、得意の左足前のスタートも戻した。「現実的な目標としてメダルと口に出せるようになった」。気温も上がり、試合を重ねていけば、自然とタイムは上がる確かな手応えがある。

昔はジャカルタ・アジア大会で金メダルを獲得した「200メートル」を本職と位置付けていたが、今は花の100メートルを軸に勝負するつもりだ。東京五輪も100メートルの代表を最優先に狙う。「競技人口も多く、100の方が勝つのは難しい。難しい方にチャレンジをしたい」。慶大4年秋までは競技を辞めることも考えていた男は、力強く言った。

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競歩の丸尾知司、涙で最後の五輪切符を獲得「やっとたどりついた」

1位でゴールし50キロ競歩東京五輪代表を内定させ、感極まる丸尾(撮影・前田充)

<競歩:日本陸上選手権50キロ競歩>◇11日◇石川・輪島市日本陸連公認コース◇男子50キロ

東京オリンピック(五輪)代表選考会を兼ねた大会で、丸尾知司(29=愛知製鋼)が日本歴代2位で大会新の3時間38分42秒で優勝し、東京五輪への最後の1枚の切符をつかんだ。この種目の東京五輪代表枠は3枠。鈴木雄介(富士通)、川野将虎(旭化成)に続いて丸尾が代表に内定した。

   ◇   ◇   ◇

ゴールテープを切ると、万感の思いが一気にこみ上げた。直前合宿では練習パートナーを務めてくれた同僚で20キロ代表の山西利和と抱擁。あふれる涙をぬぐった丸尾は、「やっとたどりついた」。超ハイペースで進むなか、後半から野田(自衛隊)との一騎打ちに。35キロすぎで1度は離されたが、40キロ付近で再び追い上げ、突き放した。

19年10月の五輪選考レース(山形県高畠町)では、日本新で優勝した川野に終盤離され、自身も当時の日本記録を上回るタイムを出しながら五輪切符をつかみそこねた。「負けてから530日ぐらいたっているが、そのことを考えない日はなかった」。悔しさを糧に手にした最終切符。夏の札幌でのメダル獲得を誓った。

勝木隼人(自衛隊)が2位で、小林快(新潟アルビレックスRC)が3位。16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(富士通)は7位に敗れた。

◆丸尾知司(まるお・さとし)1991年(平3)11月28日生まれ、京都府出身。京都・洛西中入学後に陸上長距離を本格的に始め、洛南高2年のときに競歩に転向。びわこ成蹊スポーツ大を経て和歌山県教育庁入り後、16年に愛知製鋼に入社。50キロ競歩で17年ロンドン世界選手権5位。18年ジャカルタ・アジア大会4位。趣味はカメラ。好きな食べ物はサラダ。176センチ、61キロ。

1位でゴールし50キロ競歩東京五輪代表を内定させ、笑顔でガッツポーズする丸尾(撮影・前田充)

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ケンブリッジ、小池、多田予選通過 決勝は午後2時10分

<陸上:出雲大会>◇11日◇島根・浜山公園陸上競技場◇男子100メートル特別レース予選

ケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)、小池祐貴(25=住友電工)、多田修平(24=住友電工)は順当に予選を突破し、午後2時10分からの決勝に進出した。

ケンブリッジは追い風0・2メートルだった3組で10秒35の1着。向かい風1・5メートルの2組では小池が10秒37の1着、多田が10秒49の2着だった。

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飯塚200m今季初戦で20秒52「気持ちよく走れた4月としてはベスト」

陸上男子短距離の飯塚翔太(ミズノ)が10日、静岡県草薙総合運動場陸上競技場で行われた静岡県中部選手権の200メートルに出場し、予選で21秒43、準決勝は追い風1・3メートルの条件で20秒52をマークした。決勝は棄権した。

地元・静岡での今季初戦で上々の結果を残し「気持ちよく走れた。4月としてはベストに近い。いい弾みになった」と話した。予選はコーナーで外に膨らんだことを反省し、準決勝は「内側をしっかり意識してうまく走れた」と修正した。

3大会連続の五輪出場を目指し、5月3日の静岡国際で東京五輪の参加標準記録(20秒24)突破を狙う。「標準記録を切って、自己ベスト(20秒11)を更新する姿を見せることができれば」と意気込んだ。

11日は100メートルに出場する。(共同)

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荒井広宙、丸尾知司、小林快ら代表最後の1枚懸ける/50キロ競歩見どころ

前日会見に臨む荒井(撮影・前田充)

東京オリンピック(五輪)代表最後の1枚の切符を懸け、1歩ずつ、懸命に前に進む-。日本陸上選手権50キロ競歩が、石川県輪島市で11日午前7時30分にスタートする。

実力派がそろった中で、実績ナンバーワンと評価されるのが16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(32=富士通)だ。17年ロンドン世界選手権でも銀メダルの実力者。10日の前日会見では「やれることは十分にやってきた。優勝するしか五輪はない」と決意を込めた。豊富な経験を生かし、2大会連続の五輪出場を目指す。

同種目で日本歴代2位の記録を持つ丸尾知司(29=愛知製鋼)も優勝候補の1人。長丁場のレースで勝つためには「レースを冷静に進めていくことが大事。落ち着いて進めたい」。勝負どころをしっかりと見極め、スパートを掛ける。

17年ロンドン世界選手権代表の小林快(28=新潟アルビレックスRC)は「2週間前ぐらいから急激に調子が上がってきた」。仕上がりの良さに自信を示す。

上記の3人は日本陸連が定めた派遣設定記録(3時間45分0秒)をすでに突破しており、優勝すれば即座に代表に内定する。

それ以外の選手も、派遣設定記録をクリアして優勝すれば代表に決まる。19年ドーハ世界選手権代表の野田明宏(25)、18年アジア大会優勝の勝木隼人(30=いずれも自衛隊体育学校)の2人は、その条件を満たせる実力の持ち主。20キロ競歩で2大会五輪出場の藤沢勇(33=ALSOK)は、50キロでも侮れない存在だ。

これらの選手が派遣設定条件を突破できずに優勝した場合は後日、あらかじめ定められた選考条件をもとに、総合的に選出される。とはいえレース当日は天候条件にも恵まれそうで、関係者は「展開的に過度なけん制は考えづらい。出場選手のレベルを考えても、優勝タイムはきっと派遣設定記録を上回るはず」と期待を寄せる。

東京五輪代表切符は3枚用意され、すでに鈴木雄介(富士通)、川野将虎(旭化成)の2人が確保。最後の1枚をめぐって、熱く、ハイレベルなレースが繰り広げられる。

前日会見に臨む丸尾(撮影・前田充)
前日会見に臨む小林(撮影・前田充)

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最後の1枠懸かる50キロ競歩、リオ銅の荒井「優勝するしか五輪はない」

前日会見を終えガッツポーズする、左から荒井、小林、丸尾、勝木、野田(撮影・前田充)

東京五輪代表最後の1枠が懸かる日本陸上選手権50キロ競歩(11日午前7時30分号砲)の前日会見が10日、開催地の石川県輪島市で行われ、16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(富士通)は「やれることは十分にやってきた。優勝するしか五輪はない」と決意を込めた。同種目で日本歴代2位の記録を持つ丸尾知司(愛知製鋼)、小林快(新潟アルビレックスRC)を含む3人は日本陸連が定めた派遣設定記録(3時間45分0秒)をすでに突破しており、優勝すれば代表内定。それ以外の選手も、派遣設定記録をクリアして優勝すれば代表に決まる。

前日会見に臨む荒井(撮影・前田充)

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北風沙織が狙う大人の「世界記録」マスターズ陸上の新クラブ設立

ポーズを取る北風沙織(撮影・奥村晶治)

<春START UP(8)>

陸上女子短距離の07年世界選手権代表、北風沙織(36)が、今春から新たなスタートラインに立つ。選手、コーチ、監督として13年間在籍した陸上の強豪・北海道ハイテクACを3月で退職し、新年度から「北海道ブレーメンズ陸上部」を立ち上げる。マスターズ陸上に向けたクラブチームで自身も選手として活動し、スポーツを通じた地域活性化を目指していく。

  ◇  ◇  ◇

国際大会も経験した元スプリンターが、また新たなステージに向かって駆けだした。3月で北海道ハイテクACの監督を退任。新年度からマスターズ陸上に向けた北海道ブレーメンズ陸上部を立ち上げ、活動を始めた。「大人になっても夢を諦める必要はないと思う。みんなでスポーツを楽しんでいきたい」と思いを口にする。

現在はSNS等で募集した20~60歳まで、50人ほどの陸上愛好家が参加を希望している。「陸上は主に個人スポーツですが、みんなで楽しい場にして『走りの輪』を広げていきたい」。冬期間の利用施設や活動内容などは検討中だが、今後、参加人数が増えればチーム登録や、小・中学生の部を作ることも視野に入れている。

「北海道ブレーメンズ」は、夫の和田剣吾さん(33)が昨年6月に結成した草野球チーム。そこに「陸上部」を新設し、二人三脚で活動の場を広げていく。「北海道のスポーツを盛り上げたい。スポーツを通じた地域活性化」が共通のコンセプトだ。

恵庭北高3年時に100メートル全国3冠(日本ジュニア、高校総体、国体)を達成。華々しいジュニア時代を過ごし、社会人1年目の08年織田記念では11秒42の好記録をマーク。しかし、北京五輪は標準記録を突破しながら、その後の選考会で大きく低迷。疲労骨折を発症し、3度の手術を余儀なくされるなど、数々の栄光と挫折を味わってきた。

「絶対にオリンピックに行けると思っていたが、見えない壁に当たり、暗いトンネルをさまよい、心も疲れてしまっていた。でも、だからこそ見えたものがあった。競技を愛し、楽しみ、努力をする過程が一番大事だということ。そういうものを自らの背中で伝えていきたい」。

3日に36回目の誕生日を迎えた。マスターズ陸上のアジア・世界大会への出場資格は35歳以上。「世界記録(35~40歳未満=10秒74)を狙っていきます」。ママアスリートの挑戦が再び始まる。【奥村晶治】

◆マスターズ陸上 75年にカナダ・トロントで第1回世界選手権を開催。日本では80年に日本マスターズ陸上競技連合が設立され、初代会長は日本初の五輪金メダリスト織田幹雄氏。同年に第1回全日本マスターズ選手権が開催された。男女ともに満18歳以上なら競技成績に関係なく参加できる。クラスは5歳刻みで5年ごとにクラス別の最若手となるため記録更新、上位入賞のチャンスが膨らむ。アジア・世界大会への出場資格は35歳以上。

◆北風沙織(きたかぜ・さおり)1985年(昭60)4月3日、釧路市生まれ。陸上は江別大麻小4年で始める。江別大麻中3年で全国中学女子100メートルを制覇。恵庭北高3年で同種目の日本ジュニア、高校総体、国体と全国3冠。07年世界選手権(大阪)女子400メートルリレー代表。11年のゴールデンGP川崎で日本代表の1走を務め43秒39の日本新記録樹立に貢献。12年11月に結婚。その後、引退し、出産を経て復帰。家族は夫と1男。

新たなステージにチャレンジする北風沙織(右)と、長男龍星君を抱く夫の和田さん(撮影・奥村晶治)

アリソン・フェリックス「希望持てている」東京五輪参加に肯定的

東京オリンピック(五輪)を目指す米国代表の有力選手らが7日、同国オリンピック・パラリンピック委員会主催のオンラインでの合同取材に臨み、陸上女子で通算6個の金メダル、3個の銀メダルを持つアリソン・フェリックスは「五輪が近づくにつれ希望を持てているし、興奮している」と語った。

コロナ禍での大会だが、参加に肯定的な声が大勢を占め、複数の選手が1回目のワクチン接種を終えていた。

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陸上男子1万m代表相沢晃 1万一本絞って東京五輪入賞目指す

陸上男子1万メートルの東京オリンピック(五輪)代表で日本記録を持つ相沢晃(23=旭化成)が8日、オンラインで取材に応じ、5000メートルでの五輪出場は狙わず1種目に絞って臨む意向を明らかにした。

「まだ2つを追う力はない。まずは1万メートルでしっかり結果を残せたら。入賞を目指したい」と目標を語った。5月4日の「ゴールデンゲームズinのべおか」の5000メートルに出る予定。昨年12月に27分18秒75の日本記録を出した1万メートル以来のレースとなる。

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亜大陸上部の佐々木悟コーチ「本気で箱根目指す」

会見に登壇した亜大の佐々木コーチ(左)と佐藤監督(撮影・上田悠太)

2010年以来となる箱根駅伝出場を目指す亜大陸上部のコーチに就任した16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)男子マラソン代表の佐々木悟氏(35)が6日、同大の武蔵野キャンパスで会見した。

「プレッシャーも感じるが、力に変えて、箱根路の復活に向け、自分の力を発揮できたら。まずは本気で箱根を目指す気持ちを伝えたい」と抱負を述べた。すでに単身で寮に住み込み、学生と共同生活を送る。06年には箱根を初優勝しているが、昨年10月の箱根予選会は20位だったチームの再建を担う。

選手時代は持久力、安定感が持ち味だった。選手にも、その部分を伸ばすことを期待される。「僕の経験は選択肢の1つと考えてもらえればいい。学生としっかり話しながらやっていきたい」。昨年12月の福岡国際マラソンで引退したばかりで、旭化成の宗猛総監督からも「走れるのではあれば、(一緒に)走って指導した方がいい」とアドバイスを受けたという。

出身は大東大。旭化成から出向の形で、5年契約という。同じく旭化成OBで99年世界選手権男子マラソン銅メダルの佐藤信之監督(48)は「体操、フィジカルトレーニングと丁寧にやっている姿はすごく好感があった。選手も見習ってほしい。人間力の強さも学生に落とし込んでほしい」と話した。

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田中希実が3000m1位、川内優輝800mで失格

田中希実(2021年1月17日撮影)

<陸上:東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジ>◇3日◇東京・駒沢陸上競技場

陸上中距離種目の大会が行われ、東京オリンピック(五輪)女子5000メートル代表の田中希実(豊田自動織機TC)は3000メートル(タイムレース)で8分57秒27の1位だった。自身の日本記録から約16秒遅れた。

男子800メートル(タイムレース)は源裕貴(環太平洋大)が1分48秒52で1位、日本記録を持つ川元奨(スズキ)が2位。川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が規定外シューズ使用で失格となった。(共同)

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競歩の小林快、五輪ラスト1枠へ「100%の力出す」

桜並木沿いを10キロ歩く小林

新潟アルビレックスランニングクラブの小林快(28)が男子50キロ競歩で東京オリンピック(五輪)代表最後の1枠を懸けて、11日の日本選手権(石川県輪島市)に出場する。

1日、小林は新潟市の信濃川やすらぎ堤で公開練習を行った。桜並木沿い往復1キロを10往復、計10キロを歩き、汗を流した。「ゆっくり入ろうと思ったが、思った以上にうまく体が動いたので想定より早く前半からペースを上げて歩いた」と1キロ6分目安を5~5分半ペースで歩いた。調整がうまくいき、全体的に動きも固まってきた。自身のバロメーターにしている腰回りの動きがいいという。高くなりがちな振り出し足を低くするように意識している。

代表決定済みの選手を除き、日本陸連が定めた派遣設定記録に到達した最上位が最後の五輪切符を得る。小林は「東京五輪出場のために練習を行ってきたが、当日は五輪のことは考えずに100%の力を出すレースをしたい」と意気込みを語った。【飯嶋聡美】

男子50キロ競歩の日本選手権で五輪代表入りに挑む小林

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新谷仁美「入浴は重要」アース製薬とパートナー契約

日本陸上競技選手権大会・長距離種目 女子1万メートル 日本記録で1位となり表彰式で笑顔をみせる新谷仁美(2020年12月4日撮影)

陸上女子1万メートル日本記録保持者で東京オリンピック(五輪)代表の新谷仁美(33=積水化学)が1日、アース製薬とパートナー契約を結んだ。

アース製薬は入浴剤「バスロマン」などを販売している。商品のPR活動などを一緒に行っていく。

新谷は「私が大事にしている『結果』を出すには、体のメンテナンスは欠かせません。メンテナンスの中でも入浴を効果的に行うコンディショニングは重要視して参りました。そのため、アース製薬様の入浴剤や日用品などを通して、疲労回復や競技力向上のサポートをして頂けることをとてもうれしく、また、頼もしく思っております。最高のパフォーマンスを皆様にお見せできるようにアース製薬様と共に歩んで参りたいと思っております」とコメントした。所属は積水化学で変わらない。

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青学大・小原 中距離専門から箱根駅伝に挑戦

昨年11月の1万メートル記録挑戦競技会で集団を引っ張る青学大・小原(右)(撮影・山田愛斗)

宮城・多賀城市出身で青学大陸上競技部(長距離ブロック)の小原響(2年)は、箱根駅伝で総合優勝5度を誇る強豪で成り上がる。仙台二華(宮城)時代は1500メートル、3000メートル障害が主戦場だった。大学1年時は出雲、全日本、箱根の「3大駅伝」には絡めなかったが、それでもスピードを武器に「2年生で駅伝メンバー入りが一番の目標」。新シーズンは駅伝出場に照準を合わせる。

小所帯から大所帯に飛び込んだ。高校3年時は長距離部員が5人ほどしかおらず、自分と向き合うことに重点を置いた。「大学は駅伝を目指したい気持ちが大きく、一番強いところは青学だと思った。今まで1人だった分、ここで強い選手と切磋琢磨(せっさたくま)できたら」とハイレベルな環境を望んだ。

箱根駅伝は全10区間が20キロ以上で、日々の練習から長い距離を走るのが当たり前だ。「高校は1500メートル、3000メートル障害がメインで、最初は20キロ走や30キロ走の適性がなく、本当にこなせなかった。レベルの高さにも苦戦したが、夏終わりから流れに乗れて、いい形になってきた」。大きな壁にぶち当たるも、徐々に手応えをつかんでいる。

地元の仙台育英(宮城)出身で、今年の箱根で3区を走った中大の吉居大和、昨年の全日本でメンバー入りした東海大の喜早駿介(ともに2年)は意識する存在だ。「高校で一気に差をつけられたので、大学3、4年生になったときに少しずつ並べればいいと思う」。分厚い選手層の中で競争を勝ち抜き、青学大の切り札になる。【山田愛斗】

◆小原響(おばら・ひびき)2001年(平13)11月10日生まれ、宮城県多賀城市出身。仙台二華から青学大に進学。自己ベストは5000メートル13分59秒31、1万メートル29分51秒46。19年の全国高校総体3000メートル障害で13位。昨年の関東学生陸上選手権(関東インカレ)3000メートル障害で優勝。180センチ、59キロ。

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リオ五輪代表マラソン佐々木悟氏が亜大コーチ就任

16年8月21日、リオデジャネイロ五輪男子マラソンで、2時間13分57秒の16位でゴールする佐々木(右)(撮影・清水貴仁)

16年リオデジャネイロ五輪男子マラソン代表の佐々木悟氏(35)が1日、亜大のコーチに就任した。6日に就任会見を開く。

大東大を卒業後、旭化成で活躍。15年福岡国際マラソンで自己ベストとなる2時間8分56秒の3位に入り、代表になったリオデジャネイロ五輪では日本勢最高の16位に。2時間14分29秒だった昨年12月の福岡国際マラソンを引退していた。

同じく旭化成OBで99年世界選手権男子マラソン銅メダルの佐藤信之氏(48)が監督を務める亜大は、10年から箱根駅伝出場が遠ざかっている。指導者として、06年に初優勝しているチームの再建を担う。

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