日刊スポーツ

萩野公介、国体予選落ちに「ふがいない結果だった」

競泳、東京五輪代表選考は従来通り一発勝負方式

日本水連は16日、20年東京オリンピック(五輪)代表選手選考基準を発表した。選考は、来年4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)の決勝において、、日本水連が定めた派遣標準記録をクリアした上位2人を代表に内定する。前回のリオデジャネイロ五輪と同じ一発勝負方式となった。選考基準では、基本方針1として「全ての種目において、オリンピック参加標準資格を満たしている者の中から決勝進出が可能な選手を選考することを基本とする」と明記した。

派遣標準記録は、19年世界選手権の決勝進出ラインとした。200メートルまでの種目は準決勝全体の8番目、400メートル以上の種目は予選全体の8番目のタイムをそのまま適用する。女子200メートルバタフライと同400メートル個人メドレーは、派遣標準記録=同選手権決勝進出ラインが、国際水連(FINA)が定めた五輪参加標準記録よりもタイムが遅いため、よりレベルが高い五輪参加標準記録を適用する。

これまで派遣標準記録は、複数年の世界ランキング(1国2人)に基づいて、算出してきた。今年の世界選手権は、世界ランキング16位相当を派遣標準記録としていた。今回は19年の世界選手権決勝進出ラインをそのまま利用するために、ハードルが下がる種目も出てくる。

茨城国体の会場である山新スイミングアリーナで会見した日本水連の青木剛会長は「(16年)リオ五輪前後から派遣標準記録と現状にずれが出る種目が出てきた」と説明した。平井伯昌競泳委員長も「日本選手権で惜しくも選ばれなかった選手が(追加選考で選出されて)実際に(世界選手権の)決勝に残るようなケースも出てきていた。選考と実際の(決勝進出ラインの)記録が異なる場合があるので、実際の大会の記録をつかったほうがいいのではないか、ということです」と話した。

日本水連による東京五輪の派遣標準記録は以下の通り。

▽自由形

50メートル=男子21秒77、女子24秒46

100メートル=男子48秒33、女子53秒31

200メートル=男子1分45秒76、女子1分56秒82

400メートル=男子3分46秒34、女子4分7秒10

800メートル=男子7分48秒12、女子8分29秒70

1500メートル=男子14分55秒06、女子16分2秒75

▽背泳ぎ

100メートル=男子53秒40、女子59秒71

200メートル=男子1分57秒26、女子2分9秒40

▽平泳ぎ

100メートル=男子59秒21、女子1分6秒97

200メートル=男子2分8秒28、女子2分24秒18

▽バタフライ

100メートル=男子51秒70、女子57秒10

200メートル=男子1分56秒25、女子2分8秒43(国際水連五輪参加標準記録)

▽個人メドレー

200メートル=男子1分57秒98、女子2分10秒49

400メートル=男子4分15秒24、女子4分38秒53(国際水連五輪参加標準記録)

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萩野公介、国体予選落ちに「ふがいない結果だった」

萩野公介

<競泳:茨城国体>◇第2日◇15日◇茨城・山新スイミングアリーナ◇成年男子100メートル背泳ぎ予選ほか

16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(25=ブリヂストン)が、今大会での日本代表候補入りを逃した。成年男子100メートル背泳ぎで予選2組に登場。前半の50メートルを27秒12の3番手で折り返したが、後半にスピードが上がらず。55秒50の同組3位、全体の9位で予選敗退となった。日本代表候補入りの基準タイム54秒03に届かなかった。

萩野は「スピードがなかった。前半の入りも遅かったが、後半に伸びなかった。進んでいないのがわかった。予選から一生懸命やろうと思ったが、もう1度ちゃんとやり直さないといけない。ふがいない結果だった」と話した。

第1日の14日は200メートル個人メドレーで基準タイム入りを逃した。気持ちを切り替えて臨んだが、甘くなかった。

今春にモチベーションの低下を理由に約3カ月の休養をとった。8月のW杯東京大会で半年ぶりにレース復帰して、今大会は復帰2戦目だった。この2大会で4種目にチャレンジしたが、日本代表候補入りに届かなかった。萩野は「休養は僕が選んだこと。悔しい思いや難しいことを感じているが、それを選んだのも僕。それをひっくるめて前に進むんだと決めている」と口にした。

日本水連が定める日本代表候補入りの基準タイムは、国立スポーツ科学センターの利用やナショナルチーム合宿参加のためにクリアする必要がある。東京五輪に向けて環境面の充実させるため、基準タイム突破を目指したが、2度目の挑戦でも持ち越しとなった。

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ソロで安永真白V「素直にうれしい」マーメイド杯

ソロで初優勝した近大の安永真白(撮影・吉池彰)

<アーティスティックスイミング:マーメイド杯>◇14日◇横浜国際プール・サブプール

アーティスティックスイミング(AS)学生選手権として行われ、ソロで安永真白(近大2年、井村ASク)が優勝した。

大会には、東京五輪のAS日本代表(チーム)に内定した8人のうち4人がソロに出場。安永が1位、塚本真由(日大4年、東京ASク)が2位、木島萌香(近大2年、井村ASク)が4位、柳沢明希(法大3年、アテナアクアメイツ)が7位となった。

昨年3位の安永は初優勝に「素直にうれしい」とニッコリ。そして、開催まで1年を切った東京五輪に向けて「あと300日しかない。(現在は世界でチーム)4位という立場なので、全力で突っ走りたい。キレキレのウクライナに負けていられない。個人的にはキレとスピードを出そうと思う」と課題を掲げ、メダル獲得を誓った。

◆上位成績

▽ソロ(出場15人)

1位 安永真白(近大2年)=85・2667

2位 塚本真由(日大4年)=83・0667

3位 須藤美紅(国士舘大3年)=82・5667

▽デュエット(出場6組)

1位 山崎舞子・細川朝香(同大)=79・9000

2位 柳沢明希・渡辺夢乃(法大)=79・3000

3位 鈴木深結・宮川愛梨(国士舘大)=78・3667

▽チーム(出場1校)

1位 国士舘大=73・1667

▽学校対抗戦(出場12校)

1位 国士舘大=24点

2位 近大=13点

3位 同大=12点

デュエットで初優勝した同大の山崎舞子(右)細川朝香ペア(撮影・吉池彰)
チームで4年連続7度目の優勝を飾った国士舘大(撮影・吉池彰)

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萩野公介「受け止めなきゃ」代表基準タイム届かず

成年男子200メートル個人メドレー決勝で2位となりさえない表情の萩野(撮影・滝沢徹郎)

<競泳:茨城国体>◇第1日◇14日◇茨城・山新スイミングアリーナ◇成年男子200メートル個人メドレー決勝ほか

16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(25=ブリヂストン)が、シンガー・ソングライターmiwaと結婚判明後初のレースに臨んだ。成年男子200メートル個人メドレーに出場。予選は2分0秒44、決勝は1分59秒76で2位。目標だった日本代表候補入り基準タイム1分59秒23をクリアできなかった。明日15日の100メートル背泳ぎで、再び基準タイムクリアに挑む。

萩野はゴール後、首を少しだけ左右に振った。目標をクリアできずに「受け止めなきゃいけない。レースで出し切るという部分がまだ弱いのかなと思う。もう少しいくかなと思ったが、僕の足りないところ」と結果を受け入れた。「力んで泳いでいる部分がある。最後のクロールで『ここからだ』と思った時に体が動かなかった。アチャチャと思った」と振り返った。

午前の予選後にはmiwaとの結婚と今冬の第1子誕生について初めて口を開いた。「力を得ました。この決勝も全力で頑張ろうと思います。(周囲に祝福されて)すごくうれしいです。(彼女は)僕の状況も分かっているし、国体が大事と分かってくれている。応援してくれている。結婚したことにより、支えになっているので、その支えを糧に目指すところを目指していくだけかなと思います」。

8月のW杯東京大会で半年ぶりのレースに復帰して今大会が2戦目。「W杯よりも確実にいい」と話していた。決勝のタイムも0秒27とわずかではあるが、上がっている。東京五輪に向けて、日本代表候補入りは意味を持つ。「(基準タイムを)切る、切らないで大きく変わってくる。いい準備をして、明日に臨みたい」と口にした。

成年男子200メートル個人メドレー決勝で2位になった萩野(左)(撮影・滝沢徹郎)

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金戸凜また右肩亜脱臼で棄権、今月日本選手権回避も

世界水泳 女子高飛び込み準決勝 1本目の演技を行う金戸(2019年7月16日撮影・鈴木みどり)

<飛び込み:茨城国体>◇第1日◇14日◇茨城・山新スイミングアリーナ◇女子高飛び込みほか

女子高飛び込みで、親子3代の五輪出場を狙う金戸凜(16=セントラルスポーツ)が、右肩を負傷した。2本目で飛び出しの前に、下から上に腕を振り上げる際、右肩を亜脱臼。右足を抱えることができずに、そのまま斜めに回転して水面に落ちた。金戸凜は3本目以降は棄権した。

もともと肩関節が緩く、7月の世界選手権でも入水時に痛めていた。腕のスイングで右肩が外れたのは、今年2月以来2度目という。父の恵太コーチは「ちょっと驚いている。2度目なので、3度目がないようにしないといけない」と口にした。21日から日本選手権(金沢)を控えているが、右肩の状態次第で回避する可能性もある。

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萩野公介が復帰2戦目「支えを糧に」妻miwaに感謝

成年男子200メートル個人メドレー予選で力泳する萩野(撮影・滝沢徹郎)

<競泳:茨城国体>◇第1日◇14日◇茨城・山新スイミングアリーナ

16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(25=ブリヂストン)が、シンガー・ソングライターmiwaと結婚判明後初のレースに臨んだ。予選2組4レーンで登場して、2分0秒44の同組1着で午後の決勝に進んだ。

萩野は予選後、miwaとの結婚と今冬の第1子誕生について初めて口を開いた。「力を得ましたので、この決勝も全力で頑張ろうと思います。(周囲に祝福されて)すごくうれしいです。(彼女は)僕の状況も分かっているし、国体が大事と分かってくれている。応援してくれている。結婚したことにより、支えになっているので、その支えを糧に目指すところを目指していくだけかなと思います」と話した。

決勝ではまず日本代表候補入りの基準タイム1分59秒23突破が目標になる。8月下旬には「1分57秒台は出したい」と手応えを口にしている。8月のW杯東京大会で半年ぶりのレースに復帰しており、今大会が2戦目となっている。「W杯よりも確実にいい」と話した。「ダブルの喜び」を励みにして、東京五輪に向けて突き進む構えだ。

萩野公介(左)miwa

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渡辺一平JISS拠点 五輪へ「悔いなくやりたい」

新シーズンに向けて練習を公開した渡辺一平(撮影・益田一弘)

競泳男子の渡辺一平(22=トヨタ自動車)が、オリンピック(五輪)シーズンの練習拠点を都内の国立スポーツ科学センター(JISS)に移すことになった。12日、埼玉県内の早大所沢キャンパスで新シーズンに向けて練習を公開。これまで母校の同キャンパスで学生とともに練習してきたが「東京五輪に向けて真剣に取り組む。悔いなくやりたい」と奥野コーチに申し出た。今季初戦の茨城国体(14~16日)後に1年先輩のバタフライ坂井聖人とともにJISSで本格的に練習する。JISSは食堂も完備されており「1人暮らしは食事面でも不安があったので」と利点を説明した。

今夏の世界選手権は200メートル平泳ぎで銅メダルに終わった。17年1月から保持していた世界記録も宿敵チュプコフに破られた。今後も週1、2度は同キャンパスで練習するが、覚悟を決めて東京五輪に向かう構え。今秋には同選手権銀メダルのウィルソン(オーストラリア)との合同練習も希望しており「参考にする部分がある選手。できれば一緒に練習したい」と話した。

新シーズンに向けて練習を公開した渡辺一平(撮影・益田一弘)

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パラ競泳100自で鈴木孝幸が銀、出場枠を獲得

<パラ競泳:世界選手権>◇第2日◇10日◇ロンドン

東京パラリンピックの出場枠が懸かるパラ競泳の世界選手権の各種目決勝が行われ、男子100メートル自由形(運動機能障害S4)で32歳の鈴木孝幸(ゴールドウイン)が1分22秒38で2位となり、日本の出場枠を獲得した。今大会の日本勢ではメダル獲得第1号となった。

日本身体障がい者水泳連盟は今大会では優勝者を代表とする方針で鈴木の東京パラリンピック出場決定は持ち越された。

女子100メートル背泳ぎ(視覚障害S11)で石浦智美(伊藤忠丸紅鉄鋼)は5位、同200メートル自由形(運動機能障害S5)で49歳の成田真由美(横浜サクラ)は8位だった。(共同)

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AS男子先駆者の安部篤史が引退 世界水泳銅メダル

世界水泳アーティスティックスイミング 混合デュエットフリー決勝 表彰台でガッツポーズする安部(右)。左は足立(19年7月、撮影・鈴木みどり)

アーティスティックスイミングで日本男子の先駆者として活動してきた安部篤史(37=楓心舘ク)が9日、自身のツイッターで現役引退を表明した。「夢と目標に挑み続けられたこの5年間、たくさんの景色を見させていただいた」と感謝の思いをつづった。

安部は足立夢実とのペアで、混合デュエットが採用された15年の世界選手権から3大会連続出場。今年7月の世界選手権でテクニカルルーティン、フリールーティンとも銅メダルに輝いた。今後は米ラスベガスに渡り、サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」出演を目指すという。

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東洋大が女子400mリレーV、エース白井うれし涙

女子800メートルリレーで優勝した東洋大チーム。右はうれし涙の白井璃緒(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子400メートルリレーは、東洋大(白井璃緒、今井月、永島遥、浜田結菜)が、8分1秒48で2年ぶり5度目の優勝を飾った。

東洋大は第1泳者の白井(2年)が1分57秒58で泳ぎ、2位に1秒45差をつける断然トップに立った。すると、第2泳者の今井(1年)がさらにリードを広げた。そして、続く2人が日大の追い上げをかわして、逃げ切った。

前日の女子200メートル自由形で、1分57秒87の大会新で2年連続2度目の優勝を飾り、このレースでさらに記録を更新したエース白井は「アンカーに余裕でつなげようと思った。応援の力が励みになった。ありがたいチームだと思う」とうれし涙をこぼした。

第1日に「リレー全種目勝つことが目標」と話していた今井は「あとの2人が楽になるよう、必死で泳いだ」と有言実行に満足していた。

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池江璃花子の応援も力に男子日大12年ぶり総合V

男子で12年ぶり37度目の総合優勝を果たした日大。最前列中央は池江璃花子

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子は日大が432点で、12年ぶり37度目の総合優勝を果たした。

闘病中の1年生、池江璃花子が3日間とも応援に駆けつけたこともあって、勢いに乗った日大は、1度も首位を譲ることなく、完全優勝となった。

<男子上位最終総合成績>

【1位】日大432点

【2位】明大318・5点

【3位】近大303点

【4位】中大291点

【5位】中京大229点

【6位】早大220点

【7位】東洋大208点

【8位】日体大198点

~以上が来年度のシード権を獲得~

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女子は日体大が3年連続総合V、3日間首位譲らず

女子で3年連続20度目の総合優勝を飾った日体大

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇横浜国際プール◇日刊スポーツ新聞社後援

女子は日体大が390・5点で、3年連続20度目の総合優勝を果たした。

日体大も男子の日大同様、3日間首位を譲らない完全優勝となった。

<女子最終上位総合成績>

【1位】日体大390・5点

【2位】神奈川大343点

【3位】中京大320・5点

【4位】東洋大319点

【5位】日大272点

【6位】筑波大237点

【7位】新潟医福大183点

【8位】早大181・5点

~以上が来年度のシード権を獲得~

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佐藤翔馬が200m平泳ぎV「良い感じ」インカレ

男子200メートル平泳ぎで優勝、渡辺一平(左)から表彰される佐藤翔馬(右)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子200メートル平泳ぎは、8月のブダペスト世界ジュニア選手権銀メダルの佐藤翔馬(慶大1年)が、2分9秒21の世界ジュニア新記録で初優勝した。

佐藤は予選を2分11秒40の全体1位で通過。決勝もスタートから快調にとばした。後半は独泳。最後は2位に大差をつけた。

「もう、世界ジュニア新記録しか狙っていなかった」という佐藤。「後半、良い感じで入れた。(2011年の)立石(諒)さんぶりに慶応に優勝を持って来られた」と舌も滑らかだった。

男子200メートル平泳ぎで優勝した佐藤翔馬(中央)(撮影・吉池彰)
男子200メートル平泳ぎで優勝し、水面をたたいて喜ぶ佐藤翔馬(撮影・吉池彰)

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池江璃花子が3日連続会場へ「必ずまたリベンジを」

男子総合優勝の記念撮影に、池江も参加した(撮影・益田一弘)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

白血病で闘病中の池江璃花子(19=日大1年)は、大会最終日のこの日も会場で応援し、3日間皆勤となった。

男子が12年ぶりに総合優勝を果たしたことで、マネジメント会社を通じて「総合優勝、とてもうれしかったです。今年は出られずに本当に悔しかったので、必ずまたリベンジします。GO! 日大!」とメッセージを寄せた。

前日は、男子100メートルバタフライで、7月のユニバーシアード金メダルの同級生、石川慎之助が、51秒11の学生新で初優勝。「璃花子の帰りを待っている間にタイムを出せてうれしい」との優勝インタビューを聞いて、涙を流した。最終日はチームの総合優勝を見届けて喜んでいた。

男子で12年ぶり37度目の総合優勝を果たした日大。最前列中央は池江璃花子

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日大が男子800mリレーV、連覇狙う明大突き放す

男子で12年ぶり37度目の総合優勝を果たした日大。最前列中央は池江璃花子

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子800メートルリレーは、日大(石崎慶祐、神近洋佑、関海哉、吉田啓祐)が、7分17秒45で優勝した。

レースは700メートルまで日大、明大、東洋大、三つどもえの争い。しかし、最後は勢いに乗る日大が第3泳者・関、アンカー吉田とつないで、ディフェンディングチャンピオンとして粘る明大を突き放した。

アンカーの吉田はケガを乗り越えての優勝に「1カ月練習ができなくて、個人(種目)がきつく、この予選を代わってもらった。チームで勝てた」と感慨無量といった様子だった。

男子800メートルリレー優勝の日大。左から石崎慶祐、神近洋佑、関海哉、吉田啓祐(撮影・吉池彰)

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白井璃緒3種目で自己ベスト「5冠」でチームけん引

女子800メートルリレーで優勝した東洋大チーム。右はうれし涙の白井璃緒(撮影・吉池彰)

女子で世界選手権代表の白井璃緒(19=東洋大)が、今大会3種目で自己ベストをたたき出す大活躍を見せた。

個人では200メートルの背泳ぎと自由形、リレーでも3種目のVに貢献。「5冠」でチームをけん引。今夏の世界選手権は不完全燃焼で悔し涙を流したが、その無念をぶつけた。総合優勝は、男子が白血病で闘病中の池江璃花子(19)が応援にかけつけた日大、女子が日体大となった。

   ◇   ◇   ◇

最後までチームを引っ張った。白井は最終種目の800メートルリレーで第1泳者を務めた。2位に1秒以上の差をつける1分57秒58で引き継いで、優勝への流れを作った。これで今井月とともに個人2種目、リレー3種目の5冠を手にして「達成できてよかった」と納得の表情。自己ベスト祭りだった。今大会は200メートル背泳ぎ2分7秒87、100メートル自由形54秒34、同背泳ぎ59秒43と3種目で自己記録を更新。泳ぐたびに記録が伸びて「楽しいです」と充実感を漂わせていた。

夏の悔しさがある。韓国での世界選手権は200メートルの自由形で決勝進出も、背泳ぎは予選敗退。自己記録から約6秒遅れで力を出し切れずに「気負いになってしまったかな」と号泣した。帰国後も気持ちを緩めずに練習を継続。平井コーチから、背泳ぎで腕で水をかき終える時に腕と同じ側の腰を少しだけ上げるアドバイスを受けてタイムを短縮した。大活躍の大会に「点数をつけるなら90点。今後につながると思う」と笑顔で口にした。

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池江璃花子、インカレ応援3日間皆勤賞 前日は涙も

男子総合優勝の記念撮影に、池江も参加した(撮影・益田一弘)

<競泳:日本学生選手権>◇第2日◇7日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

白血病で闘病中の池江璃花子(19=日大1年)は、大会最終日のこの日も会場で応援し、3日間皆勤賞となった。

前日は、男子100メートルバタフライで、7月のユニバーシアード金メダルの同級生、石川慎之助が、51秒11の学生新で初優勝。「璃花子の帰りを待っている間にタイムを出せてうれしい」との優勝インタビューを聞いて、涙を流した。最終日はチームの総合優勝を見届け、うれし涙を流したい。

男子総合優勝の記念撮影。池江も仲間と一緒に喜びの声を上げた(撮影・益田一弘)
3日連続で日大の応援に駆けつけた池江璃花子(撮影・益田一弘)
日大応援席で手を振って仲間を励ますマスク姿の池江璃花子(撮影・吉池彰)

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ユニバ代表・深沢舞初V「最後頑張った」200m平

女子200メートル平泳ぎで優勝した深沢舞(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子200メートル平泳ぎは、7月のユニバーシアード(イタリア・ナポリ)代表の深沢舞(新潟医福大3年)が、2分26秒17で初優勝した。

予選を2分26秒81の全体1位で通過した深沢。同2位の千田舞奈美(中京大3年)との争いとなったが、最後の50メートルで千田を100分の1秒差でかわした。

最初の50メートルは先行したが、100メートルでは千田に前へ出られた。「舞奈美ちゃんが抜かしていったので、最後頑張った」と深沢は言葉を弾ませていた。

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宇野柊平V3「みんなに励まされた」男子100m背

男子100メートル背泳ぎで優勝した宇野柊平(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子100メートル背泳ぎは、宇野柊平(中京大4年)が55秒50で3連覇した。予選を55秒60の全体2位で決勝に進んだ宇野。

決勝は8人全員が横一線の大混戦となったが、最後は宇野がディフェンディングチャンピオンらしく、勝負強さを見せた。

この結果、中京大勢による同種目7連覇が達成された。宇野は「ほんとに苦しい大会で、諦めそうになったけど、コーチやお母さん、みんなに励まされた」と自分だけでは勝てなかったレースを振り返っていた。

男子100メートル背泳ぎで優勝した宇野柊平(中央)(撮影・吉池彰)

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古林毬菜が初V「最後に笑えてよかった」100m背

女子100メートル背泳ぎで優勝した古林毬菜(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子100メートル背泳ぎは、7月のユニバーシアード(イタリア・ナポリ)代表の古林毬菜(神奈川大4年)が、1分0秒46で初優勝した。

予選を1分0秒51の全体1位で通過した古林は、スタートから飛び出し、そのまま逃げ切った。

レース後は「4年生の最後に、神奈川大のために優勝しようと思った。みんなの思いが伝わってきた。この4年間つらいことの方が多かったが、最後に笑えてよかった」と言葉を弾ませていた。

なお、前日の女子400メートルメドレーの第1泳者として、59秒43の女子100メートル背泳ぎ大会新を出した白井璃緒(東洋大2年)は、この種目には出場していない。

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関海哉100自初V「頑張った」2位と0・01秒差

男子100メートル自由形で優勝し、表彰台で背伸びをする関海哉(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子100メートル自由形は、関海哉(日大2年)が49秒09で初優勝した。

決勝レースは横一線の争い。最後に関が、溝畑樹蘭(明大3年)を100分の1秒差で振り切った。

前日の男子400メートルメドレーリレーの日大逆転優勝に貢献した関。予選を49秒57の全体1位で通過すると、前日からの勢いに乗った。

「高校時代からずっと1フリ(100メートル自由形)で優勝したことがなかった」という関。「今日は優勝したくて頑張った。0・01勝ちました」と言って、表彰式では背伸びをしておどけていた。

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植野爽音100自初V「日体大女子が総合Vできる」

女子100メートル自由形で優勝した植野爽音(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子100メートル自由形は、植野爽音(さやね、日体大4年)が、55秒32で初優勝した。

予選を55秒62の全体1位で通過した植野は、決勝でもその流れに乗った。

優勝インタビューで植野は「自分が優勝したことで、日体大女子が必ず総合優勝できる」と言葉を弾ませていた。

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井狩裕貴400制し個メ2冠、作戦通り笑い止まらず

男子400メートル個人メドレーで優勝した井狩裕貴(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子400メートル個人メドレーは、井狩裕貴(近大1年)が4分13秒83で初優勝した。井狩は200メートルと合わせ、個人メドレー2冠に輝いた。

7月のユニバーシアード代表の井狩は、予選を4分20秒39の全体4位で通過。決勝では4分18秒26で同1位通過の宮本一平(法大2年)を、最後の50メートルでかわした。

「宮本選手は平泳ぎが速いので、クロールで刺すプランがばっちりはまった」と井狩は、作戦通りの勝利に笑いが止まらない様子だった。

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柏崎清花400個メで初V「チャンスと思って勝負」

女子400メートル個人メドレーで初優勝し、観客席に笑顔で手を振る柏崎清花(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子400メートル個人メドレーは、7月のユニバーシアード代表の柏崎清花(さやか、法大2年)が4分42秒19で初優勝した。

予選を4分45秒22の3組2位、全体2位で通過した柏崎は、最初から飛び出すと、4分44秒87で全体1位通過の石井茉宏(明大4年)らから終始リードを奪い、そのまま逃げ切った。

「チャンスと思って勝負した」という柏崎。法大の来年のシード権(8位以内)のかかる争いの中、「自分の優勝がカギになると思って頑張りました」と、会心の勝利に笑みがこぼれていた。

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小堀倭加が800自で初V、400と合わせ2冠達成

女子800メートル自由形で優勝した小堀倭加(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子800メートル自由形は、7月のユニバーシアードで800、1500メートル2冠の小堀倭加(日大1年)が、8分33秒41で初優勝した。

前日の予選は抑えめの泳ぎで、8分45秒48の全体5位で通過した小堀。決勝は前半から積極的に飛び出した。そして、得意の終盤に粘りを見せると、同代表で2位の佐藤千夏(早大2年)らに、約5秒の差をつけた。

400メートルと合わせて2冠達成の小堀は「けっこうきつかったけど、最後まで諦めずに泳いだ」という。「(8分)30秒を切ることを目標に」大会新を目指したが、大会記録の8分31秒05には届かなかった。

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吉田惇哉1500自2連覇、2位以下大きく突き放す

男子1500メートル自由形で優勝した吉田惇哉(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇8日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子1500メートル自由形は、7月のユニバーシアード(イタリア・ナポリ)で6位の吉田惇哉(日大3年)が、15分13秒32で2年連続2度目の優勝を果たした。

前日の予選を15分19秒40の全体1位で通過した吉田は、レース序盤にトップに立つと、そのままリードを守って独泳。最後は2位以下を5秒以上突き放し、力の差を見せた。

ユニバーシアードでの15分19秒65を大きく上回る記録に、吉田は「みんなの応援があり、頑張らないわけにはいかなかった」と息を弾ませていた。

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池江同級生18歳石川、100バタで世水銅タイム初V

男子100メートルバタフライで優勝した石川慎之助(中央)(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇第2日◇7日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子100メートルバタフライで、18歳の石川慎之助(日大)が、世界選手権銅メダル相当の51秒11で初優勝した。前半を24秒16で折り返し加速。日本記録51秒00(09年河本耕平)まで0秒11差に迫る日本歴代2位の好タイム。7月のユニバーシアード金メダルの有望株が、自己記録を0秒81も更新した。白血病で闘病中の池江璃花子(19)とは同級生。池江を指導していた三木二郎コーチ(36)の教えを受けオリンピック(五輪)を射程圏に捉えた。

刺激的なタイムだ。身長167センチの石川が、50メートルのターンから伸びた。持ち味のドルフィンキックでトップに浮上し、ぐんぐん加速。51秒11は世界選手権銅メダル相当だ。石川は「51秒中盤かなと思ったが、51秒1台とは…」とびっくり。直後の400メートルメドレーリレーで第3泳者を務め、最下位から2位まで順位を上げた。異次元の泳ぎで、チームに優勝をもたらした。

応援席には2日連続で池江の姿があった。「病状によっては来られないこともあるのに来てくれて『頑張れ』って。力をもらった」と石川。「彼女の励みに少しでもなれば。代表に入って(同級生の)吉田啓と一緒に彼女の帰りを待っていたい」。

出会いがあった。池江を指導する三木コーチが6月から日大に加入。池江と同じ100メートルバタフライの石川は、三木コーチのメニューで鍛えられた。「璃花子はぼんぼん日本記録を出していた。高い強度で泳ぎ続ける練習。その成果を実感した」。自ら「サボり癖がある」という18歳。三木コーチには「練習を無断で休むことがあったが…。報告、連絡、相談は必要です」と指導されている。天性の加速力に努力がプラスされれば、東京五輪でのメダル争いも夢ではない。【益田一弘】

◆石川慎之助(いしかわ・しんのすけ)2000年(平12)12月8日、愛知・西尾市生まれ。5歳で競技を始める。中京大中京高3年の昨年8月に51秒92の高校記録をマーク。今春日大に進学。7月ユニバーシアード大会は52秒05で金メダル獲得。167センチ、69キロ。

池江(後列中央)はメガホンをたたいて日大の仲間を応援(撮影・益田一弘)

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東洋大、大会新で女子400メ優勝 日本学生選手権

女子400メートルメドレーリレーで優勝して喜ぶ東洋大チーム。手前右が白井璃緒(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇第2日◇7日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子400メートルメドレーリレーは、東洋大(白井璃緒、江口実沙紀、中野未夢、今井月)が、4分1秒10の大会新で6年ぶり2度目の優勝を果たした。

東洋大は第1日の女子200メートル背泳ぎを大会新で制した第1泳者の白井(2年)が、100メートル背泳ぎ大会新となる59秒43をマーク。トップで第2泳者の江口(4年)につなぐと、第3泳者の中野(4年)もリードを守った。そして、最後はこの日、女子200メートル個人メドレーで優勝したばかりの、アンカー今井(1年)が後続を突き放した。

この日の予選でも第1泳者として59秒73で泳ぎ、100メートル背泳ぎの大会新をマークしていた白井は、さらなる新記録に「いくしかないと思った。うれしい」と笑った。疲れがある中、奮戦した今井は「3人がすごい良い位置でつないでくれた。4人で力を合わせて、大会記録を出せてうれしい」と興奮冷めやらぬ様子だった。

第2日を終えての得点経過(撮影・吉池彰)

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男子は日大、女子は日体大が首位 日本学生選手権

第2日を終えての得点経過(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇第2日◇7日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

第2日を終えて、男子は12年ぶり37度目の栄冠を目指す日大が、263点で首位を守った。5年連続7度目の優勝を狙う明大は、186点で4位から3位に上がった。

女子は3年連続20度目の優勝を目指す日体大が、242・5点で首位をキープ。東洋大が220点で4位から2位に躍進した。

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日大が男子400メドレーリレーV 日本学生選手権

男子400メートルメドレーリレーで優勝した日大。左から金本祐伎、塩入龍斗、石川慎之介、関海哉(撮影・吉池彰)

<競泳:日本学生選手権>◇第1日◇6日◇東京辰己国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子400メートルメドレーリレーは、日大(金本祐伎、塩入龍斗、石川慎之介、関海哉)が、3分36秒71で11年ぶり19度目の優勝を飾った。

日大は、この日の男子100メートルバタフライ優勝で勢いに乗る第3泳者の石川が奮戦。参考記録ながらも50秒72で泳ぎ、チームを8位から2位に押し上げてつないだ。アンカーの関は48秒40をマーク。大歓声の中、1位でゴールした。

石川は「ほんとに(1位を)取れて良かった」と言葉を弾ませていた。

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