日刊スポーツ

ラグビー代表宿泊先に心肺機能向上へ低酸素部屋設置

ラグビー代表宿泊先に心肺機能向上へ低酸素部屋設置

日本代表の宿舎に設置された低酸素ルーム(C)JRFU

ラグビー日本代表の北海道・網走合宿の2日目が20日、行われた。

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日本代表は今回の網走合宿から、宿泊するホテル内に、「低酸素ルーム」を設置した。ビニールハウスのような部屋の中でエアロバイクをこぐことで、グラウンドで走るよりも、短い時間で心肺機能を高められる。

チームは、ボールインプレー(試合が切れずに継続している時間)の目標を世界トップレベルの40分に設定しており、「秘密部屋」で準備を加速させる。

突破するWTB福岡(左から3人目)。左端はWTBモエアキオラ(撮影・大野祥一)

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38歳トンプソン4大会連続W杯へ「アピール大事」

笑顔で取材に応じるロックのトンプソン(撮影・大野祥一)

ロックの38歳トンプソン・ルークがアピールの立場を強調した。PNCは2戦連続で先発し、最終戦のフィジー遠征は休養。ニュージーランドに一時帰国し、家族と英気を養った。

ワールドカップ(W杯)メンバー入りが有力視される立場にも「今は(6月に代表へ招集された)ニューフェース。毎日のアピールが大事」。選出されれば元木由記雄、松田努に並ぶ4大会連続となるが「それはモチベーションじゃない。勝つことが目標」と言い切った。

密集に加わるロックのトンプソン(右)(撮影・大野祥一)

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復帰の具智元W杯メンバーへ「スクラムでみせる」

けがから復帰し練習に参加するプロップ具(撮影・大野祥一)

生き残りを懸けた戦いが最前列で繰り広げられている。W杯開幕まであと1カ月に迫った20日、ラグビー日本代表の北海道・網走合宿の2日目が行われ、右手甲の骨折から復帰したプロップの具智元(グ・ジウォン、25=ホンダ)が、スクラムなどでアピールした。右プロップは現在、具を含む4人が名を連ねている。29日のW杯登録メンバー発表を前に、短い日数で指揮官からの信頼を取り戻す。

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雨が降りしきる中でのスクラム練習。足元が緩み、足を滑らせる選手がいる中で具は、テーピングを施した右手で相手プロップをつかみ、ぐいっと一押し。何度も押し込み、安定したスクラムを披露。長期離脱していたとは思えない高いパフォーマンスで、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの前でアピールした。「この合宿でメンバーが決まる。試合にもケガで出られなかった。ちょっと焦っている。時間はない」とせっぱ詰まるように言った。

宮崎合宿が行われた7月9日に右手甲を骨折。戦線離脱を余儀なくされ、パシフィック・ネーションズ杯(PNC)も招集されず。そして今合宿で約6週間ぶりに代表に合流した。骨はまだ完全にくっついてはいないが「痛みは取れた」。離脱中は、所属クラブで3対3でのスクラム練習を積み重ねるなど、できる限りの準備をしてきた。

去年のテストマッチは6試合中、出場した5試合全てで先発。指揮官から信頼は得ているが、本人の気持ちに余裕はない。優勝したPNCではバルが全3試合に出場し、安定したスクラムと豊富な運動量、激しいコンタクトでアピールして1歩リード。他にも15年W杯を経験した山下や若手で成長著しい木津ら、右プロップのライバルは多い。「結構厳しい環境だと思う」と自覚している。

合宿も残り8日。具を含む4人で、最大3枠とみられる右プロップのメンバー入りを争う。「まずはスクラムでみせる。後は真面目さで頑張ります」と具。1日も無駄にすることなく、愚直にアピールを続ける。【佐々木隆史】

○…左プロップも、右と同様に最大3枠とみられる代表の座をかけたアピール合戦が続いている。チームの顔である稲垣に続くポジションを、中島、山本、三浦、石原が争う。1歩リードしているのは、縦への強烈な突破力が武器の中島。全体練習には合流しているものの、7月上旬に負傷した右ふくらはぎの回復具合が選出の鍵となりそうだ。万能型の山本、フィールドプレーに定評がある三浦、コミュニケーション能力に優れる石原も、それぞれの強みで桜のジャージーを目指す。

密集に加わるために走るプロップ具(撮影・大野祥一)

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リーチ3度目W杯へ「もう1回仕上げる」一問一答

膝をつき考え込むフランカーのリーチ(撮影・大野祥一)

ラグビーW杯日本大会開幕まで、20日で1カ月となった。日本代表主将を務めるフランカーのリーチ・マイケル(30=東芝)がこのほど、日刊スポーツらの取材に応じた。

自身3度目のW杯に向けて、チームや自身の現状、意気込みなどを語った。

-4年前のこの時期と比較して今のチームの状態はどうか

4年前に比べたら今の方がいい。前回はいろいろな選手を組み合わせて、メンバーチェンジが多かった。今回はほぼ同じ選手でここまで戦ってきた。チーム力は4年前よりは上がっていると思う。

-優勝したパシフィック・ネーションズ杯(PNC)での成果と課題は

ゲームプランの柔軟性があるのが強み。課題は相手が僕たちのブレークダウンにプレッシャーをかけてきた時に、どう修正をするのか。試合中のマネジメントを、もう1回仕上げる必要がある。

-リーチ自身の今のコンディションは4年前と比べてどうか

少し前に4年前の映像と今の映像を見比べた。今の方が体は大きいし、パワーもあるし、タックルスキルも上がっている。ウルフパックの時から試合に出られなくて残念だったけど、このPNCの3試合で調子が上がってきた。後はW杯のメンバーが決まって、9月6日の南アフリカ戦に出るチャンスがあれば、トップに近い状態にもっていきたい。

-以前は目標について「優勝」という言葉があった。今の目標は

毎試合勝つこと。優勝を狙えるぐらいまでのチームを作りあげる。毎試合勝つのが大事。1試合1試合大事にしていく。1試合1試合勝ってベスト8に行く。勝っていくのが目標です。

-W杯開幕1カ月前の現在の気持ちは

正直言うとすごく緊張しています。とてもドキドキ。どういう緊張か分からないけど、とにかく緊張しています。

-前回のW杯は19年W杯につなげようと頑張るのがモチベーションだった。今の日本代表のモチベーションは何か

今後のラグビー界のために頑張ろうって。僕らが勝つことで、頑張ることで、日本にインパクトを与えられる。ラグビー界だけではなくて日本スポーツ界に。それはチームの中で話しています。

-このW杯はどんな大会にしたいか

日本のチームは強いと思って欲しいし、日本人は強いと思って欲しい。すごいチームだと思って欲しい。日本人と外国人が合わさって結果を出したい。

パスを求めるフランカーのリーチ(撮影・大野祥一)

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ラグビーW杯入場券売上9割達成へ、準備も最終段階

グラウンドで集まるBKの選手たち(撮影・大野祥一)

アジア初開催となるラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日で開幕まで1カ月。9月20日から全国12会場で実施される48試合のチケットは、関係者によると大会全体で販売する180万枚のうち160万枚を売り上げて9割を達成する勢いとなり、熱気の高まりが期待できそうだ。各地では本番を想定した運用のテストも行われ、準備も最終段階に入った。

東京・味の素スタジアムでの開幕戦前と、東日本大震災の被災地で沿岸部に建設された岩手・釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの試合前に、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の飛行を披露する方向で防衛省などが検討していることも判明。震災被害にあった空自松島基地(宮城県東松島市)を拠点とするブルーインパルスが飛行することで復興の姿を国内外に示す狙いがありそうだ。

10日に先着販売が再開されたチケットは、今回25万枚以上が売りに出され、売れ行きは依然好調だ。3月に260億円から30億円上方修正した収入の目標額は軽々とクリア。W杯日本大会組織委員会の関係者によると、26日の理事会でチケット収入を増額させた新たな予算案を諮る見通しとなっている。

7月下旬から行われたパシフィック・ネーションズカップでは、日本代表戦の会場となった釜石と大阪・花園ラグビー場で運営面のテストを実施した。両会場とも仮設席を完成させ、東日本大震災の被災地、釜石では沿岸部のため懸念されていた輸送でも大きな混乱はなかった。

8強入りを狙う日本代表は19日、北海道網走市で仕上げを図る合宿を本格スタート。日本代表、運営サイドともに残るテストは9月6日の日本-南アフリカ(熊谷)での1試合で、組織委の嶋津昭事務総長は「準備段階は過ぎ、実施段階に移った。南アフリカ戦は本番と同じような態勢で臨みたい」と話した。(共同)

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ジョセフHCが活!W杯へスクラム、自陣守りを修正

SH流(左)の突破を止めようと守るフランカーのリーチ(中央)。右はWTBモエアキオラ(撮影・大野祥一)

ラグビー日本代表が19日、北海道・網走市で28日まで行う合宿を本格的にスタートさせた。29日にW杯登録メンバー31人が発表される中、合宿のテーマは「ファイナルプッシュ」。代表争いを繰り広げながらも、チームは総仕上げにかかる。

初日からジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)が活を入れるなど緊張感が漂った。

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気温20度前後、天然芝のグラウンドに時折冷たい風が吹く中、指揮官の熱のこもった声が響いた。午前10時過ぎから始まったスクラム練習。2連続でスクラムが崩れると、たまらずジョセフHCはFW陣に向かって語気を強めた。そこから徐々に修正していくFW陣。険しい表情でスクラム練習を見届けたが、最後は柔和な表情に変わった。

合宿初日とはいえ、W杯本大会を見据えている。「最初のモールで2本崩れて、スクラムでも2本崩れた。もしもゲームだと、あそこでチャンスを失う。W杯ではチャンスは1回」と力説。自国開催の重圧も必ずかかると見越しているだけに、練習でも安定した一貫性のあるプレーを求める。「1人1人が役割を理解してW杯でしっかりと遂行できるかが大事」と話す。

合宿前のパシフィック・ネーションズ杯(PNC)で優勝したが、浮足立つことはない。むしろ「3、4点の修正がある」と引き締めた。自陣22メートルまで攻められた時の防御方法や、さらに効率のいい攻撃の仕方などこまかい所に着手する。9月6日に南アフリカ代表と対戦。「フォーカスはW杯だが現状を把握できるいい指標」と、ここからさらに積み上げて試合に臨む。

チームは「ファイナルプッシュ」をテーマに掲げ、W杯に向けて最高の状態を作り上げる。一方で合宿に参加している41人の選手にとっては、W杯メンバーの生き残りを懸けた最後の戦いの場となる。指揮官は「ベストな31人を選ぶ。選手は機会が回ってきた時に準備万端になれるようになって欲しい」と期待する。10日間の合宿を終えた時、さらに進化したジャパンが誕生する。【佐々木隆史】

スタッフと話すジョセフ監督(右)(撮影・大野祥一)

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リーチ主将の恩師が合宿地訪問「調子は良さそう」

高校時代の恩師である札幌山の手・佐藤監督(右)と握手するフランカーのリーチ(撮影・大野祥一)

フランカー・リーチ・マイケル主将の札幌山の手高校時代の恩師、佐藤幹夫監督が合宿地を訪れ、練習を見守った。

恥骨の炎症で調整が遅れていた教え子の動きを確認すると「調子はすごく良さそう。けがも問題ないと分かって安心した」とうなずいた。ワールドカップ(W杯)開幕まで1カ月。「大会では、マイケルの強烈なタックルでチームを助けて欲しい」とエールを送っていた。

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フッカー堀江翔太新ヘア 嫁が気合の左右1ミリ刈り

奇抜な髪形で練習に臨むフッカー堀江(中央)(撮影・大野祥一)

フッカー堀江翔太が新たな髪形で登場した。

左右を1ミリのバリカンで刈り上げ「僕は『3ミリの方がいいかな』と思ったけれど、嫁が気合を入れて1ミリに設定していた」と笑わせた。前日18日の再集合までは家族でリフレッシュし「W杯はそこまで考えていない。W杯までにどれだけ成長できるか。何か成長できる練習が組み込まれている」。目の前の1日に集中していく。

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NO8マフィ「次の歴史を」南アフリカ戦へ闘志

背後にパスするNO8マフィ(中央)(撮影・大野祥一)

NO8アマナキ・レレイ・マフィがワールドカップ(W杯)前最後のテストマッチとなる9月6日の南アフリカ戦(熊谷)に闘志を燃やした。

「フィジカルは世界一」と15年W杯で歴史的勝利を挙げた相手の実力を評価。W杯で対戦するアイルランド、スコットランド戦を見据え「自分たちのポジションが分かる試合になる。日本のスピードは世界一。スマートに攻撃し、トライを取りに行きたい。15年のことは忘れて、次の歴史をつくりたい」と意気込んだ。

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ラグビー代表、合宿本格スタートPNCの修正点改善

グラウンドでミーティングをするラグビー日本代表の選手たち(撮影・大野祥一)

9月20日開幕のワールドカップ(W杯)日本大会に向けて準備するラグビー日本代表が19日、北海道・網走市での合宿を本格的にスタートさせた。

前日18日に再集合。この日の午前はスクラムなどに取り組み、午後は戦術練習にも着手した。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は自陣22メートル内のスクラム、モールの防御など「PNC(パシフィック・ネーションズ杯)で3~4点出た」という修正点の改善を掲げた。

29日には31人のW杯登録メンバーが発表され、9月6日には熊谷で、強豪南アフリカと大会前最後の実戦を控える。指揮官は「あくまでフォーカスしているのは南アフリカではなくW杯」とし、網走合宿を大舞台へのステップにしていく。

背後にパスするNO8マフィ(中央)(撮影・大野祥一)

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ヤマハ日野、仏トゥールーズと契約 日本人2人目

フッカー日野剛志(2015年1月8日撮影)

ラグビートップリーグのヤマハ発動機に所属するフッカー日野剛志(29)が、フランス1部トップ14の強豪トゥールーズとプロ契約を結んだことが18日、分かった。契約は10月末まで。現行制度では日本人選手としてはFB五郎丸歩(33)に続いて2人目、FWとしては初めて。24日開幕のリーグ戦での出場を目指す。

トゥールーズは昨季20度目の優勝を果たした名門。フランス代表の有力選手が複数名所属している。W杯日本大会の開催中もリーグが続く同リーグで主力がチームを離れるため、出場機会が訪れる可能性は高い。

8月に入って渡仏し、同チームの練習に参加していた。172センチ、100キロの体格ながら、50メートル走を6秒4で駆け抜ける。パワーとスピードも兼ね備えたプレーが首脳陣からの評価を得て、プロ契約にこぎつけた。

日本代表経験者だが、昨夏以降は招集されていなかった。この契約は、W杯のホスト国である日本代表への道を断ち切る決断でもある。W杯まで残り約1カ月となり国内の熱が高まる中、異国の地でさらなるレベルアップを目指す。

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ラグビー代表が網走入り、W杯戦士発表前ラスト合宿

女満別空港に到着し、歓迎を受けるリーチ(中央右)らラグビー日本代表の選手たち(撮影・大野祥一)

ラグビー日本代表が18日、来月開幕のW杯日本大会に向け合宿を行う北海道網走市に入った。

女満別空港では約300人のファンらに出迎えられた。網走市内の小中学生による応援メッセージが書かれた日本国旗が飾られるなど歓迎ムード。フランカーで主将のリーチ・マイケル(30=東芝)は「毎回多くの人が待ってくれていて感動する。あらためてもう1回頑張らないといけない」と笑顔。

19日から本格的に練習を開始し、28日まで行われる。29日にはワールドカップ(W杯)日本大会の最終登録メンバーが発表されるため、選手らにとって最後のアピールの機会となる。

女満別空港に到着し、ファンと握手するトンプソン(撮影・大野祥一)

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ウェールズ、世界ランキングで初の1位獲得へ

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に向けたテストマッチが17日、各地で行われ、ウェールズがイングランドに13-6で勝利し、19日発表の世界ランキングで初めての1位を獲得することが確実になった。

W杯の開幕戦で日本と対戦するロシアはイタリアに13トライを奪われ、15-85と大敗した。日本と同組のスコットランドもフランスに3-32で圧倒された。

南アフリカはアルゼンチンに24-18で競り勝った。

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五郎丸「音を楽しんで欲しい」ラグビーW杯魅力語る

ポロ ラルフローレン「キッカーベア」を囲む五郎丸歩(左)と山崎紘菜(撮影・大井義明)

ラグビー元日本代表の五郎丸歩(33)と19年ラグビーワールドカップ(W杯)開催都市特別サポーターの女優山崎紘菜(25)が16日、ファッションブランド「ポロ ラルフローレン」のラグビーをモチーフにしたシリーズ「キッカーベアコレクション」発表会に出席した。

15年W杯イングランド大会代表FBとして、南アフリカ戦の大金星に貢献した五郎丸。「マネキン状態」と苦笑いしながら、同ブランドのポロシャツを披露した。

イベント後の取材では、現在の日本代表について「調子はかなりいいと思います」と見極め、最終目標は「優勝でしょう」と断言。客席からどよめきと笑いが起こると「いや笑いごとじゃなくて。本気ですよ、本気」と真顔で訴えた。その上で、「いい時はチームはうまくいきますけど、何か悪いことが起きると、一気にくずれてしまうのもチーム。そういうリスクマネジメントをリーダー陣がやっていけば、いい大会になる」とアドバイスを送った。

注目の選手について「おそらく田村(優)選手がキッカーとしてやってくれると思いますし、前回大会でキッカーをしていた僕としては注目している選手」と指名。「10番、司令塔としての責任感を持っている。この4年間、ずっとキッカーしてきて、いい時も悪い時もあって、そういう経験を持って大会に臨める。自信を持って悔いないようにやって欲しい」とエールを送った。

五郎丸は解説も含め10試合以上を生観戦する予定。「(開幕の)9月20日から寝れないですね」と期待をふくらませた。ビギナーのファンに向けては「ルールを全部覚えようと思ったら、もう間に合わないと思う。まずは、音を楽しんで欲しい。W杯を機に(スタジアムに)見に行ってみようという方も多いと思うんですけど、テレビでは拾えない音がある。選手がぶつかる音とか、ファンの声とか。今回は世界各国の応援スタイルがある。(応援席を)分けないので、真横に他国のサポーターが座っているケースがある。(初戦の相手)ロシアの方が横にいることもある。いろんな文化を肌で感じて、音を楽しんでいただければ」と魅力をアピールした。

日本代表は9月6日に、因縁の南アフリカと壮行試合を行う。五郎丸は「開幕前に南アフリカと日本がもう1度やるというのは楽しみ」と話し「日本代表の中でやっている時はワクワクしてましたけど、1歩引いてみると、ケガだけしないでくれ、と思います。そこでケガなく(直前)4連勝でいけば、また日本の中でW杯が盛り上がると思います」と、先輩として“親心”を見せた。

ポロ ラルフローレン「キッカーベアコレクション」発表会に出席した五郎丸歩(左)と山崎紘菜(撮影・大井義明)

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ラグビーW杯代表31人 29日の会見で発表

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ

日本ラグビー協会は15日、9月に開幕するワールドカップ(W杯)日本大会の代表メンバー発表記者会見を29日午後に都内で開くと発表した。

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチらが出席し、最終登録メンバー31人を明らかにする。日本は18~28日に北海道網走市で合宿を行い、フランカーのリーチ・マイケル主将(東芝)ら41人が参加する予定。来月6日には埼玉・熊谷ラグビー場でW杯2度優勝の南アフリカと壮行試合を行い、20日のW杯開幕戦でロシアと対戦する。

日本代表リーチ・マイケル主将(2019年8月8日撮影)

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リーチ主将ら41人選出 日本代表合宿メンバー発表

日本代表リーチ・マイケル主将(2019年8月8日撮影)

日本ラグビー協会は14日、18日から28日まで北海道・網走市で行われる日本代表合宿に参加する41人を発表した。

FW25人、BK16人で、フランカーのリーチ主将、フッカー堀江ら優勝したパシフィック・ネーションズ杯のメンバーに加え、プロップ具、フランカー布巻、FB野口らが名を連ねた。同合宿後にW杯日本代表31人が発表され、9月6日の南アフリカとのテストマッチ(熊谷)を経て、同20日のW杯開幕戦のロシア戦(味スタ)に臨む。

メンバーは以下の通り。

▼プロップ 石原慎太郎(サントリー)、稲垣啓太(パナソニック)木津悠輔(トヨタ自動車)、具智元(ホンダ)、中島イシレリ(神戸製鋼)、三浦昌悟(トヨタ自動車)、山下裕史(神戸製鋼)、山本幸輝(ヤマハ発動機)、バル・アサエリ愛(パナソニック)、

▼フッカー 北出卓也(サントリー)、坂手淳史(パナソニック)、堀江翔太(パナソニック)、堀越康介(サントリー)

▼ロック アニセ・サムエラ(キヤノン)、トンプソン・ルーク(近鉄)、ビンピー・ファンデルバルト(NTTドコモ)、ヘル・ウベ(ヤマハ発動機)、ジェームス・ムーア(サニックス)、

▼フランカー ツイ・ヘンドリック(サントリー)、徳永祥尭(東芝)、布巻峻介(パナソニック)、リーチ・マイケル(東芝)、ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、姫野和樹(トヨタ自動車)

▼NO8 アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズ)

▼SH 茂野海人(トヨタ自動車)、田中史朗(キヤノン)、流大(サントリー)

▼SO 田村優(キヤノン)、松田力也(パナソニック)

▼WTB 福岡堅樹(パナソニック)、アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼)、レメキ・ロマノラバ(ホンダ)

▼CTB 梶村祐介(サントリー)、ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)、中村亮土(サントリー)、ティム・ベネット(サニックス)、ラファエレ・ティモシー(神戸製鋼)

▼FB 松島幸太朗(サントリー)、野口竜司(パナソニック)、山中亮平(神戸製鋼)

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ラグビー大学選手権日程発表、決勝は来年1月11日

大学選手権を制し喜びを爆発させる明大の選手たち(2019年1月12日撮影)

日本ラグビー協会は14日、第56回全国大学選手権の日程を発表した。

11月24日に岐阜・長良川球技場で開幕し、2回戦は12月8日に福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で行う。準決勝2試合は来年1月2日(第1試合は午後0時20分、第2試合は午後2時10分)、決勝は1月11日午後2時30分に、どちらも東京・秩父宮ラグビー場で開催する。

関東大学対抗戦の1、2位、関東大学リーグ戦と関西大学リーグ戦の各1位は、12月21日の準々決勝から登場する。

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マフィの次回審問は来年 W杯出場に配慮か

アマナキ・レレイ・マフィ

昨年ニュージーランドで暴行事件を起こしたラグビー日本代表のアマナキ・レレイ・マフィ(29)について同国の裁判所は14日、次回の審問日程を来年1月27日と決めた。地元メディアが伝えた。引き続き保釈が認められ、9月に日本で開幕するワールドカップ(W杯)出場に配慮したとみられる。

マフィ選手はスーパーラグビーのレベルズ(オーストラリア)に所属していた昨年7月、遠征先のニュージーランドで同僚選手と口論となり暴行した疑いで一時身柄を拘束された。正当防衛として無罪を主張しているが、有罪となると最長5年の禁錮刑の可能性がある。

マフィ選手は謹慎のため日本代表から外れたが、今年3月に代表関連活動に復帰。W杯前哨戦のパシフィック・ネーションズカップにも出場した。

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日本は過去最高に並ぶ9位 ラグビー世界ランク発表

リーチ(中央)ら日本代表の選手たち(2019年8月10日撮影)

ワールドラグビーは12日、最新の世界ランキングを発表し、日本は11位から過去最高に並ぶ9位に浮上した。日本の9位は16年2月以来3年半ぶり。日本は10日のパシフィックネーションズカップで米国を下し、10位以内に入ることが確実視されていた。

W杯日本大会の1次リーグで日本と対戦するアイルランドは3位、スコットランドは7位、サモアは16位、ロシアは20位で変わらなかった。

上位ではイングランドが4位に浮上し、南アフリカが1つ下がって5位となった。

トップ10は以下の通り。

1位ニュージーランド

2位ウェールズ

3位アイルランド

4位イングランド

5位南アフリカ

6位オーストラリア

7位スコットランド

8位フランス

9位日本

10位フィジー

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PNC優勝のラグ代表帰国、堀江「過去の栄光だと」

PNCで優勝した日本代表の選手たち(19年撮影)

パシフィック・ネーションズ杯で5年ぶりの優勝を果たしたラグビー日本代表が12日、帰国した。

世界ランキングは過去最高に並ぶ9位に上昇。WTB松島幸太朗(26=サントリー)は「ランクが上がれば上がるほど他国からのプレッシャーが強くなるが、それを経験できるのは良いこと。自分たちの実力を把握し、さらにスタンダードを上げていきたい」と話した。

チームは18日から28日まで北海道・網走で合宿を行い、9月6日に南半球4カ国対抗で優勝した南アフリカと、熊谷でW杯前最後のテストマッチを行う。15年W杯での大金星の再現を期待されるが、フッカー堀江翔太(33=パナソニック)は「僕自身は過去の栄光だと思っている」とサラリ。PNCでの手応えを強調しつつ「現状維持はありえない。成長できる部分を追い求めたらもっと上がっていく」と力を込めた。

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ラグビー日本代表、11位から過去最高タイ9位浮上へ

日本対米国 前半、突破を図るフランカー・リーチ(撮影・狩俣裕三)

ラグビー日本代表が12日に発表される世界ランキングで、現在の11位から過去最高に並ぶ9位に浮上することが10日、決まった。日本の9位は16年2月以来。

日本は10日のパシフィック・ネーションズ杯最終第3戦で米国を34-20で下し、10位以内に入ることを決めていた。同日の同大会でフィジーがサモアに10-3で勝ち、南半球4カ国対抗でアルゼンチンが南アフリカに13-46で敗れたため、9位が確定した。

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リーチ主将、母の故郷に帰る W杯へエネルギー吸収

リーチ・マイケル(中央)はフィジー・タブア郊外の集落で記念写真に納まる(撮影・松本航)

【スバ(フィジー)11日=松本航】ラグビー日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)が、9月20日に開幕するワールドカップ(W杯)日本大会へエネルギーを充電した。

4年ぶり3度目の優勝を決めたパシフィック・ネーションズ杯(PNC)米国戦から一夜明け、会場のスバから車で約3時間かかるビチレブ島北部タブアを訪問。日本へ戻った本隊と別行動を選び、18日集合の北海道・網走合宿に向けた休養日を活用した。

日本から同行した妻と娘を乗せたリーチの車が、小川の手前で止まった。小さなタブアの町から砂利道を進み、約20分。母イバさん(59)の故郷が近づくと、軽やかな足取りで川を越えた。「こっちに来ると自然体でリフレッシュできる。ラグビーは完全に忘れる」。坂を登上り切って見えた集落には、イバさん、父コリンさん(62)、おじ、おばら約50人が一堂に会した。コショウ科の木の根を粉末にし、水で溶いたフィジー伝統の「カバ」をグイッと飲み干すと、前夜の鋭いまなざしは一変していた。

ごちそうは周辺で採取されたパイナップルにタロイモの葉。ニュージーランド(NZ)生まれのリーチだが、幼少期も2~3年に1度は母の故郷を訪れた。2年前からは父コリンさんが移住し、家を建てる技術をこの地で伝授。イバさんもNZから前夜の試合に駆けつけ家族がそろった。リーチは周囲のエールに何度もうなずき「お父さんが(80年に)ここに来なかったら、お母さんと出会っていない」と原点に立ち返った。

最後は別れの歌で見送られ、表情はまた引き締まった。「日本のラグビーは間違いなく強くなっている。勝つ準備がかなり良くなった」。PNC3戦全勝で、世界ランクは過去最高タイの9位になることが決まった。「PNCを振り返って確認し、いいスタートが切れるように準備したい」。W杯まで残すは39日。全身で吸収したエネルギーを、仕上げの段階につぎ込む。

日本代表リーチ・マイケルが訪れたフィジー・タブア郊外の集落で振る舞われた料理(撮影・松本航)
日本代表リーチ・マイケルのおじは、伝統的な儀式で飲まれるコショウ科の木「カバ」を手に説明する(撮影・松本航)

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南アフリカが4カ国初V アルゼンチン破る

<ラグビー:南半球4カ国対抗>◇10日◇アルゼンチン・サルタ

南アフリカがアルゼンチンを46-13で下して2勝1分けで優勝した。ニュージーランド、オーストラリアとの3カ国対抗だった2009年以来で、12年にアルゼンチンが加わって以降では初制覇。

オーストラリアが2勝1敗の2位。ニュージーランドが1勝1分け1敗で3位、アルゼンチンは3敗で4位となった。

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2度落選山中亮平、万能FBとしてW杯へ猛アピール

PNCで優勝し、長女真衣ちゃんを抱え喜ぶリーチ(中央)ら日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)

<ラグビーテストマッチ:パシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本34-20米国>◇10日◇フィジー・ANZスタジアム

【スバ(フィジー)=松本航】ラグビー日本代表(世界ランク11位)が米国(同13位)を34-20で退け、5年ぶり3度目の頂点に立った。

9月2日のW杯登録メンバー締め切り前最後の実戦で、今季初テストマッチのFB山中亮平(31=神戸製鋼)が1トライ。11、15年と涙をのんだ男が、悲願のW杯へ決死のアピールを見せた。日本は3戦全勝で、世界ランク10位以内が確定。同20日開幕のW杯へ弾みを付けた。

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間近に臨む南太平洋を背に、山中が左手で高々とボールを放り投げた。前半終了間際の失点で、7点差に迫られていた後半2分。ゴール前10メートルでSO田村の内側へ返すパスを受けると、防御の合間をぶち抜いてインゴールに飛び込んだ。「準備していた通り。後半にトライを取れて、いい形にできた」。喜びを爆発させたトライが、4年ぶり優勝へ続く歩みを加速させた。

試合序盤には、緊張から相手キックを前方へ落とし「あんな落とし方は最近なかった」と焦りが生まれた。それでも直後の前半20分、ラックから転がったボールへいち早く飛び込み、攻撃権を再奪取。後半15分には左サイドを豪快に駆け上がり、勝負を決めるトライも演出した。「昔ならずっと引きずって、そのままプレーも悪くなる一方だった」。W杯メンバー発表前最後のテストマッチで、同じ過ちは繰り返さなかった。

「すごく自分にそういうの(W杯前最後の実戦)を言い聞かせ、プレッシャーを与えた。そうしないと、プレッシャーに勝てない」

13年前から日本を背負う存在と期待された。大阪・東海大仰星(現東海大大阪仰星)のSOとして、全国高校大会を制覇。早大では1年から大学日本一の原動力となり、4年で日本代表に名を連ねた。だが、神戸製鋼に入社した11年春。W杯まで残り4カ月の日本代表合宿中に、抜き打ちのドーピング検査で陽性反応が出た。「えっ、そんなことで!?」。ひげを伸ばすために使用していた育毛剤が原因で、2年間出場停止。先が見えない不安の中、W杯期間中も総務部の一員として午前9時から午後5時半までパソコンに向かった。

4年前はW杯直前にメンバー落ち。合宿地の宮崎から関西に戻る道中で「終わった…」と重圧からの解放が頭をよぎった。大きな転機は昨夏。転向したFBで神戸製鋼の日本一に貢献し、スーパーラグビー「サンウルブズ」でも自信を深めた。31歳での悲願成就へ、誰にも負けぬ執念がある。

「そこは(4年前と)全然違う。(W杯に)行きたい。今までやってきたことに、さらに磨きをかける」

ブラウン・アタックコーチは「(ニュージーランド代表)バレットを15番で起用する感じ」とし、FBとSOをこなす世界的スターに山中を重ねる。突破力、キック、パスと万能な元SOの存在は唯一無二。史上初のW杯8強へ、何度も沈んだ逸材が立ち上がった。

◆山中亮平(やまなか・りょうへい)1988年(昭63)6月22日、大阪市生まれ。14歳でラグビーを始め、東海大仰星高3年時に花園で優勝。早大では4年時に副将を務め、10年5月のアラビアンガルフ戦で日本代表初キャップ。11年に神戸製鋼入りし、18年に18大会ぶり日本選手権優勝に貢献。188センチ、93キロ。

後半、トライを決めるFB山中(撮影・狩俣裕三)

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リーチ主将、両親前で勇姿2トライもW杯へ課題指摘

日本対米国 PNCで優勝し、長女真衣ちゃんを抱え喜ぶリーチ(中央)ら日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)

<ラグビーテストマッチ:パシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本34-20米国>◇10日◇フィジー・ANZスタジアム

フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)が、スタンドで試合を見守った両親の前で、2トライの活躍を見せた。

前半開始直後にラインアウトからモールで押し込むと、後半には自陣からつないだボールをもらい、再びインゴールに飛び込んだ。フィジー出身で、地元の村から約50人の大応援団を率いて駆けつけた母イヴァさんに勝利を届けると、父コリンさんに「ナイスゲーム」と言葉をかけられ、表情を緩めた。

3月に発症した恥骨の炎症の影響で長期戦線離脱を余儀なくされたが、PNC初戦のフィジー戦で約8カ月ぶりに復帰。トンガ、米国戦と2試合連続で先発出場を果たし、完全復活をアピールした。試合後にチームを代表し、優勝杯を掲げると「日本はフィジカルエリアは強くなっている。トンガ、フィジー、米国にそこで負けていないのは評価できる。良い流れでW杯に臨みたい」と総括した。

それでも、11年はPNCで勝利したトンガにW杯本大会で敗れた経験があるだけに、反則の多さや、FWの出足の遅さなど課題も指摘。「チームとして良い一体感は出てきたが、変な自信は持たない方が良い。W杯になったらロシアもサモアもまた違うチームになってくる」と引き締めた。【奥山将志】

日本対米国 試合後、そろって報道陣に対応するジョセフ・ヘッドコーチ(左)とリーチ(撮影・狩俣裕三)

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松島幸太朗、攻守に圧倒的存在感「気負わずプレー」

前半、相手を食い止めるWTB松島(左)(撮影・狩俣裕三)

<ラグビーテストマッチ:パシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本34-20米国>◇10日◇フィジー・ANZスタジアム

3試合連続でWTBで先発した松島幸太朗が、攻守に圧倒的な存在感を見せた。鋭いステップで屈強な米国FWを突破すると、防御でも的確なカバーで何度もチームを救った。

今回のPNCから試合前に過度なストレッチをせず、「練習通り」の準備でピッチに立つように意識。「こういうプレーをしようと考えすぎないことで、気負わずにプレーできた」と満足そうに振り返った。

前半、相手を食い止めるWTB松島(右)(撮影・狩俣裕三)

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福岡堅樹、40m独走トライ「まだ伸ばす部分ある」

前半、独走トライを決めるWTB福岡(撮影・狩俣裕三)

<ラグビーテストマッチ:パシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本34-20米国>◇10日◇フィジー・ANZスタジアム

WTB福岡堅樹が持ち味のスピードで、3試合連続のトライを奪った。

前半11分に右サイドを突破した松島幸太朗を内側からフォロー。ボールを受けると、右へのフェイントから一気にスピードを上げ、約40メートルを走りきった。

絶好調のトライゲッターは「全体的には良いが、100%にはまだ伸ばす部分、調整できる部分がある。W杯本番にピークをもっていくために、しっかり準備したい」と話した。

前半、トライを決めるWTB福岡(撮影・狩俣裕三)

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日本4トライ快勝!PNC優勝/米国戦詳細

<ラグビーテストマッチ:パシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本34-20米国>◇10日◇フィジー・ANZスタジアム

ラグビー日本代表がパシフィック・ネーションズカップ(PNC)最終戦で米国から4トライを奪って34-20と快勝した。日本は3戦全勝で8年ぶりの優勝を飾った。前半から優位に試合を進め、後半には5人でつなぎ、自陣から約70メートル運ぶ見事なトライを決めた。終盤は米国の反撃を受けたが逃げ切った。

日本は9月6日に埼玉・熊谷ラグビー場でワールドカップ壮行試合として南アフリカと対戦する。

日本3420-13
14-7
20米国

日本米国
前半後半前半後半
22T11
00PT00
22G11
20PG20
00DG00

日本対米国 前半、突破を図るフランカー・リーチ(撮影・狩俣裕三)

◆試合経過

試合終了 日本が米国の終盤の追い上げをしのいで快勝。パシフィック・ネーションズカップ優勝を飾った。

後半38分 日本34-20米国

ヘルに代え木津を投入。

後半31分 日本34-20米国

相手ボールを奪ってピンケルマンが前進。ラックからハーミシャイズがボールを拾ってそのままトライ。ホーリーがゴール成功。

後半25分 日本34-13米国

ソセネフェアガイに代えて、フォーシットを投入。

後半25分 日本34-13米国

福岡が左タッチライン際を快走。小さな浮き球キックで相手をかわし、インゴールに転がる球を押さえてトライかと思われたが、直前にタッチラインを踏んでおり幻に。

後半24分 日本34-13米国

稲垣に代えて山本、田村に代えて松田を投入。

後半19分 日本34-13米国

ミューレンに代えてライアンを投入。

後半17分 日本34-13米国

ヒューズに代えてパラモ、ピーターソンに代えてランドリーを投入。

後半17分 日本34-13米国

堀江に代えて坂手、リーチに代えて姫野、山中に代えてレメキを投入。

後半15分 日本34-13米国

自陣からボールをつないで素晴らしいトライ。福岡がタックルされた後のボールを山中が拾って左タッチライン際を大きくゲイン。流、堀江とつなぎ、タックルされたところに走り込んだリーチにつないでトライ。田村がゴール成功。

後半、トライを決めたフランカー・リーチ(中央)と喜び合う日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)

後半10分 日本27-13米国

ウベに代えてファンデルバルト、田中に代えて流を投入。

後半2分 日本27-13米国

敵陣ゴール前でFWを使って連続攻撃。ラックから田中が左オープンの田村にパス。田村は内に走り込んだ山中につなぎ、山中が抜けてゴール下にトライ。田村がゴール成功。

日本対米国 後半、トライを決めるFB山中(撮影・狩俣裕三)

後半0分 日本20-13米国

ウェングリュースキーに代えてアイヌウを投入

米国のキックオフで後半開始

前半終了 日本は7点リードで折り返す。前半は攻め込んでペナルティーを犯す場面が目立った。

前半41分 日本20-13米国

ホーリーがゴール正面のPGを成功。

前半39分 日本20-10米国

田村がゴール正面のPGを成功。

前半38分 日本17-10米国

左ゴール前のスペースにキックされたボールを福岡が追う。捕球できれば…という場面だったが、バウンドが変わってトライならず。

前半37分 日本17-10米国

マクギンティに代えてマギーを投入。

前半29分 日本17-10米国

ゴール正面のPGをホーリーが成功。

前半16分 日本17-7米国

敵陣22メートルライン付近のラックからマクギンティが自ら持ち込み前進。タックルを受けながら内に走り込んだヒューズにつないでトライ。ホーリーゴール成功。

前半11分 日本17-0米国

自陣10メートル付近のラックから右に展開。ライン際で松島が前進し、相手のマークを引きつけて内の福岡にパス。福岡が1人をかわし、独走でゴール下にトライ。田村ゴール成功。

日本対米国 前半、独走トライを決めるWTB福岡(撮影・狩俣裕三)

前半9分 日本10-0米国

田村がゴール正面のPGを決めてリードを広げる。

前半3分 日本7-0米国

左ゴール前5メートルのラインアウトからモールをつくって押し込み、リーチがトライ。田村ゴール成功。

前半、モールからリーチが先制トライを決めたことをアピールする日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)

日本のキックオフで試合開始

日本対米国戦が行われるスバANZスタジアム(撮影・狩俣裕三)

日本対米国戦で日本を応援するフィジーのサポーターたち(撮影・狩俣裕三)

メンバー

日本トンガ
No選手名位置No選手名
1稲垣啓太FW1チャンス・ウェングリュースキー
2堀江翔太2マイク・ソセネフェアガイ
3バル・アサエリ愛3ポール・ミューレン
4ジェームス・ムーア4ネイト・ブレイクリー
5ヘル・ウベ5グレッグ・ピーターソン
6リーチ・マイケル6マロン・アルジボーリ
7ピーター・ラブスカフニ7ハンコ・ハーミシャイズ
8ツイ・ヘンドリック8ジャマソン・ファナナシュルツ
9田中史朗HB9ショーン・デービス
10田村優10AJ・マクギンティ
11福岡堅樹TB11マディソン・ヒューズ
12ラファエレ・ティモシー12ポール・ラシケ
13ウィリアム・トゥポウ13マーセル・ブレーシュ
14松島幸太朗14ブレイン・スカリー
15山中亮平FB15ウィル・ホーリー
16坂手淳史R16ディラン・フォーシット
17山本幸輝17デービッド・アイヌウ
18木津悠輔18パディー・ライアン
19ビンピー・ファンデルバルト19ベン・ランドリー
20姫野和樹20ベン・ピンケルマン
21流大21ネイト・オーギュスパーガー
22松田力也22ウィル・マギー
23レメキ・ロマノラバ23スレトン・パラモ

※Rはリザーブ

ジョセフHC「構想に入りたい」W杯メンバー選考

日本対米国 試合後、そろって報道陣に対応するジョセフ・ヘッドコーチ(左)とリーチ(撮影・狩俣裕三)

9月2日のW杯登録メンバー締め切り前最後の実戦を終え、ジョセフ・ヘッドコーチは「なんとなく構想はできている。PNCで誰が一貫したプレーができたかを吟味して、構想に入りたい」と話した。PNCは、W杯と同じ31人の登録で、構成はFW18、BK13人。同人数でW杯メンバーを考えると、現状ではBK以上にFWの競争が激しい。

プロップは、左は絶対的レギュラーの稲垣に続く選手が課題で、右足の負傷でPNC出場がなかった中島、米国戦でけがから復帰した山本らが争う。右は主力として期待された具が右手甲を骨折中で、その間にPNC3試合に先発したバルが猛アピール。ベテランの山下らを加え、その座を争う形になりそうだ。フランカーも層が厚く、布巻はPNCで出番がなく、ツイも米国戦1試合の出場に終わった。指揮官は、今月18日からの北海道・網走合宿を40人程度で行う意向を示しており、そこが最後のアピールの場となる。

日本対米国 PNCで優勝し、長女真衣ちゃんを抱え喜ぶリーチ(中央)ら日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)
日本対米国 前半、相手を食い止めるWTB松島(右)(撮影・狩俣裕三)
日本対米国 後半、コンバージョンキックを決めるSO田村(撮影・狩俣裕三)

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ジョセフHC「W杯向けいいリハーサル」8年ぶりV

日本対米国 前半、独走トライを決めるWTB福岡(撮影・狩俣裕三)

<ラグビーテストマッチ:パシフィック・ネーションズカップ(PNC):日本34-20米国>◇10日◇フィジー・ANZスタジアム

日本が2連勝同士の対決を制して、8年ぶりの優勝を果たした。前半3分にライアンアウトからのモールで先制トライを奪い、その後はWTB福岡のPNC3試合連続トライなどで前半を20-13で折り返した。

後半に入りミスが目立った日本だが、自陣からの展開でWTB福岡、FB山中、SH流、フッカーの堀江、最後はフランカーのリーチと、約70メートルをパスでつなぎきるトライで見せ場を作った。

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は「11年以来のPNC優勝をできて満足している。米国はいいプレーをしていた。我々はベストパフォーマンスではなかったが、W杯に向けていいリハーサルになった」と試合を振り返った。

日本対米国 後半、激しくボールを奪い合うCTBトゥポウ(右)(撮影・狩俣裕三)
日本対米国 前半、突破を図るフランカー・リーチ(撮影・狩俣裕三)

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