日刊スポーツ

茂野海人、W杯初出場へ得意の仕掛けでアピール誓う

茂野海人、W杯初出場へ得意の仕掛けでアピール誓う

大雨の中での練習を終えたSH茂野

ラグビー日本代表の強化合宿第2クールが26日、宮崎市内で行われ、ワールドカップ(W杯)初出場を目指すSH茂野海人(28=トヨタ自動車)が得意の仕掛けでのアピールを誓った。

台風3号の影響から大粒の雨が降りしきる中で約2時間、FWとBKに分かれて攻撃と防御を確認。ポジション柄、ボールを触る機会が多く「雨の中でプレッシャーがかかる状況は試合でもある。意識を高く持った」と雨天での試合を想定した。SHには15年W杯経験者の田中や経験豊富な流がいるなど層は厚い。その2人の間に割って入るために「少しでもスペースがあれば自分で仕掛けたい。そうすれば違った色を出せる。気は少しも緩められない」と攻めのスタイルでアピールする。

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NZ出身ラグ代表レメキ、家族から「まぁやるやん」

日本代表宮崎合宿での練習後に自らが作ったBBQテーブルの画像を見せて笑顔のWTBレメキ・ロマノラバ(撮影・松本航)

ラグビー日本代表WTBレメキ・ロマノラバ(30=ホンダ)がチームの「柱」になる。

25日は宮崎市内で行っている強化合宿の第2クール本格始動2日目。防御を中心に、実践練習ではグラウンド中央で相手を崩す攻撃の精度を同時に高め「うまくいっている。外のWTBにとってはチャンスが増える」と歓迎した。

ニュージーランド出身のレメキは日本人の妻と息子3人の大黒柱。宮崎合宿前には日曜大工でBBQ用テーブル、ブランコなどを製作し、家族から「まぁまぁやるやん」と好評だったという。力作は三重県内の自宅の庭に置かれ「(休みでも)外にいるのが好き。リラックスできた」。厳しい合宿が続くが、明るく、頼れる男が大外で引っ張る。

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稲垣啓太、スクラム強化へ1日7食の3キロ増目指す

日本代表宮崎合宿第2クールへの意気込みを語るプロップ稲垣(撮影・松本航)

ラグビー日本代表の強化合宿第2クール(C)が24日、宮崎市内で本格的に始まった。19日に第1Cを終え、前日23日に再集合。15年ワールドカップ(W杯)代表のプロップ稲垣啓太(29=パナソニック)は「(4年前の経験を)生かせる。この時期からチームが一気に成長した。伸びしろをどれだけ増やせるか」と気を引き締め直した。

自らも9月開幕のW杯日本大会に向け、リミッターを解除する。9日の宮崎入り時点で115キロだった体重は「ようやくコーチからゴーサインが出た。増やそうと思う」と増量に着手。食事は1日7回とし、目標は3キロ増の118キロだ。「自分は増やしても動けると思っている。この3キロがフィジカル面、セットプレーでのアドバンテージを与えてくれる」。4年前は無理に巨大化を図り121キロに到達したが「当時より筋肉量は多い」と自信を持つ。

第2Cは防御面に重点を置く練習が行われ、同時にスクラム強化も続く。最前列で体を張る稲垣は「残り2分の78分にいいスクラムを組めるか。疲れた中で質の高さを求めたい」。ジョセフ・ヘッドコーチも「試合より高い強度で練習することが大事」とハードな日々を予告した。【松本航】

日本代表合宿でコンタクト練習をする選手ら

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リーチ主将がコンタクト練習参加、完全復活へ前進

約3カ月ぶりにコンタクト練習に参加したフランカーのリーチ(撮影・佐々木隆史)

代表主将で恥骨炎症から復帰を目指すフランカーのリーチ・マイケルが、完全復活へ1歩進んだ。

約30分間行われたコンタクト練習にフル参加し「3カ月ぶりに入った、今までは加速する時に痛かったけど今日は痛くない。いい状態」と手応え。ジョセフ・ヘッドコーチも「OKといったところ」と評価した。パシフィック・ネーションズ杯初戦のフィジー戦へ「スタメンに入れるようにフルで練習に参加したい」と意欲を見せた。

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天理大・小松監督「ラグビーの魅力を感じて」定期戦

トライを決める天理大NO8アシペリ・モアラ(2019年6月23日撮影)

天理ラグビーが街を盛り上げた。昨季ラグビー大学選手権で準優勝した天理大が23日、天理高グラウンドで筑波大と定期戦「UNITY OF MINDS MATCH」(日刊スポーツ後援)を開催。

36-22で勝利した。FW陣がスクラムで奮闘し、攻撃の起点となった。小松節夫監督は試合を振り返り「セットプレーの部分、ラインアウトでは苦しんだ部分もあった。関東の大きい選手を相手にどう対応するか、修正していきたい」と収穫を話した。

1963年から開催されている伝統の定期戦。今年は初めて大学が主催し、市民ら500人以上が観戦した。小松監督は「市民の皆さんの前で勝つことができた。ラグビーのおもしろさ、魅力を感じてもらえたら」。試合前には天理高も同会場で交流戦を行い、59-21で京都成章高に勝利。“兄弟”そろって会場を沸かせた。

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引退覚悟から近鉄入り正面、古巣神戸製鋼と充実対戦

古巣神戸製鋼とのトップリーグ・カップ開幕戦を終え、抱き合う近鉄SO正面健司(中央)(撮影・松本航)

<ラグビー・トップリーグ・カップ:神戸製鋼22-14近鉄>◇22日◇1次リーグD組◇第1節◇和歌山・紀三井寺公園陸上競技場

トップチャレンジリーグ(トップリーグ2部)の近鉄に新加入したSO正面健司(36)が、古巣神戸製鋼相手に先発フル出場した。後半は14-7と相手を上回るスコアで「80分間、試合する機会をもらえて光栄でした」と充実した表情で振り返った。

神戸製鋼では昨季日本一となったが、リーグ戦出場はなかった。退団が決まり、現役続行を表明していたものの「このまま静かに引退かな…」。そう覚悟した時に、声をかけられたのが近鉄だった。古巣との開幕戦は「いろいろ知っているので、めっちゃ嫌でした」。それでも神戸製鋼の特徴をできる限り伝え、試合後は「やってみたら楽しかった」と司令塔としてけん引した。

充実の再出発となったが、有水剛志ヘッドコーチは「僕はもっとできると思う。ラインアタックのコントロールだったり、もっともっと、正面の良さを出してほしい」と大きな期待を寄せる。NEC、リコーのトップリーグ勢との対戦も控えており、チームとしての挑戦が続いていく。

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神鋼SH日和佐「日本一で終われるように」2冠誓う

トップリーグ・カップの開幕戦で勝利し声援に応えるSH日和佐篤(左)ら神戸製鋼の選手たち(撮影・松本航)

<ラグビー・トップリーグ・カップ:神戸製鋼22-14近鉄>◇22日◇1次リーグD組◇第1節◇和歌山・紀三井寺公園陸上競技場◇観衆2588人

昨季のリーグ戦を制した神戸製鋼SH日和佐篤(32)が20年1月開幕予定のリーグ戦2連覇と、カップ戦優勝の2冠を誓った。

前半13分にWTB児玉健太郎(27)のトライで先制し、前半で15-0。フランカー橋本大輝(32)が前半7分で負傷交代したため、日和佐はゲーム主将を務めた。後半は一時8点差に迫られるなど自慢の攻撃は影を潜め「近鉄さんの素晴らしいプレッシャーで、神戸のラグビーをするのが難しかった。トップリーグだから、カップ戦だから、というのは感じていない。勝ちたい」と思いを語った。

自身は9月開幕のW杯日本大会を目指す日本代表42人から漏れた立場。代表に関しては「可能性としてはゼロに近い」とし「神戸に戻った以上、神戸で競争がある。日本一で終われるように努力したい」とキッパリ。隣からはすかさずデーブ・ディロン・ヘッドコーチが「自分は(日和佐が代表に)入っているべきだと思う」と日和佐のコメントに重ねて発言し、会見場は和やかな雰囲気となった。

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ジャガーズが準決勝進出 スーパーラグビーPO

<スーパーラグビー>◇プレーオフ準々決勝◇21日◇ブエノスアイレス

ジャガーズ(アルゼンチン)がチーフス(ニュージーランド)を21-16で破り準決勝に進出した。

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所属選手コカイン逮捕のトヨタはTL杯5試合中止

日本ラグビー協会は21日、トップリーグ・カップ(22日開幕)で、所属選手が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたトヨタ自動車が出場予定だった1次リーグ5試合を中止すると発表した。対戦相手は不戦勝となる。チケットは払い戻す。

樺島亮太容疑者がコカインを所持した疑いで20日に愛知県警に逮捕されたトヨタは23日に岩手県のいわぎんスタジアムで三菱重工相模原との初戦を迎える予定だった。

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トヨタ、トップリーグ杯自粛か 所属選手が逮捕

ラグビーのトップリーグ、トヨタ自動車は20日、所属選手が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けて当面の間チームの活動を中止することを決めた。

23日に岩手県のいわぎんスタジアムで予定されているトップリーグ・カップの初戦、三菱重工相模原戦への出場を自粛する旨を20日、日本ラグビー協会に伝えた。

トヨタは活動中止の期限を具体的には定めていない。日本協会の決定次第で、大会への欠場が決まる見込み。

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トヨタ自動車の樺島亮太を逮捕 コカイン所持容疑

コカインを所持したとして、愛知県警は20日、麻薬取締法違反の疑いで、ラグビー・トップリーグのトヨタ自動車に所属する同社社員の樺島亮太容疑者(28)を逮捕した。県警によると、「覚えがない」と容疑を否認している。

逮捕容疑は4月10日ごろ、豊田市内で客として乗車したタクシー内でコカイン約1グラム(末端価格約2万円相当)を所持した疑い。

車内に落ちていた財布を運転手が見つけ、タクシー会社の社員が12日に交番に届け出た際、財布の中から樺島容疑者の運転免許証と透明の袋に入った粉末状のコカインが見つかった。

トヨタ自動車によると、樺島容疑者は筑波大を卒業後、2013年に同社に入社。仕事や練習態度に変化はなく、今月19日まで練習に参加していたという。

トヨタ自動車は「フェアプレーの世界に身を置くアスリートが逮捕されたことは遺憾。これまで応援、支援いただいた皆様におわびしたい」とコメントし、当面の間チームの活動を中止するとした。

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ネーションズ選手権を断念 ラグビー、合意得られず

国際統括団体のワールドラグビー(WR)は19日、日本も参加して2022年からの新設を目指していた各国・地域代表による国際大会「ネーションズ選手権」の開催を断念すると発表した。期限までに参加協会から全会一致での合意が得られなかったため。

ボーモント会長は「全会一致の合意が得られなかったのは当然失望している一方で、全協会のために国際ラグビーの価値を高める別の方法を探る努力を続ける」との声明を出した。

WRは3月に降昇格による入れ替えがある3部制で開催する案を提示。1部は欧州6カ国対抗のチームと、南半球4カ国対抗のチームに世界ランキング上位の2チームを加えた6チームの2組に分かれ、11試合のリーグ戦を実施するとしていた。

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万能性重視ジョセフHC、松島幸太朗に三刀流を期待

日本代表宮崎合宿の第1次期間を総括したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(撮影・松本航)

9月開幕のW杯日本大会に臨むラグビー日本代表は19日、宮崎市内で行う強化合宿の第1クールを終えた。

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は11日間を「非常にいい合宿」と評価。15年W杯代表のFB松島幸太朗(26=サントリー)については、今クール取り組んだWTB、構想にあるCTBとの“三刀流”に期待した。代表は23日に再集合。7月17日まで3クールに分けて、宮崎でみっちりと鍛え上げる。

   ◇   ◇   ◇

非公開の午前練習を終え、汗だくで引きあげる選手。その最後にジョセフHCが姿を見せた。第一声は「非常にいい合宿を過ごせた」。朝昼晩の3部練習で個の基礎力に加え、スクラムなどセットプレー強化に多くの時間をさき「W杯まで90日以上もあるので、そこに向けて着々と準備しているところ」とうなずいた。

開幕まで100日を切ったが、将は常にチーム作りのピークをW杯に据える。ジョセフ体制で主にFBを担ってきた松島は、今クールの戦術練習でWTBに入る場面が急増。さらには「CTBで起用する構想もある」と、あらためて“三刀流”への期待も込めた。

現在42人の代表はW杯で31人に絞られる。大会中の故障や戦術面の優位性を考える指揮官は、複数の位置をこなせる選手を求めており「いろいろな経験をさせるには、この時期が一番いい」。松島も「今、FBはあまりやっていないけれど、その時が来れば、自分の持ち味を出したい」と15年W杯で五郎丸歩(ヤマハ発動機)が務めた本職に対するこだわりはもちながら、新天地での適応力を磨く。

他にもNO8ウォーレンボスアヤコ(宗像サニックス)がBK、FW第3列がロックでプレーするなど強化方針はぶれない。恥骨の炎症で別メニューが続くフランカーのリーチ主将(東芝)にも、ジョセフHCは「キャンプ3(7月7日集合の第3クール)から100%で復帰してくれると思う。急いでいないし、焦らせずにやっている」。初のW杯8強以上を目指し、梅雨の宮崎でじっくりと力を蓄えている。【松本航】

18日の日本代表宮崎合宿で白の服を着たジェイミー・ジョセフHCの指示を聞くFB松島(左から3人目)(撮影・松本航)
18日の日本代表宮崎合宿練習後に思いを語るFB松島幸太朗(撮影・松本航)

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日本代表ジョセフHCが総括「非常に実りがあった」

日本代表宮崎合宿の第1次期間を総括したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(撮影・松本航)

9月開幕のワールドカップ(W杯)日本大会に向かうラグビー日本代表は19日、宮崎市内で行っている強化合宿の第1次期間を終了した。一時解散となり、再び23日に同地へ集合。宮崎合宿は3つの期間に区切られ、7月17日まで続く。

第1次期間はフィットネス(体力)の向上、FWのセットプレー強化などを軸にしながら、攻撃面では新しい戦術を試してきた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は「非常にいい合宿を過ごせた。測定のところで個人記録が出たし、セットプレーにかなり多くの時間をかけられたのは、この時期にとっては非常に実りがあった」と総括。再集合後の第2次期間に向けて「(ディフェンスコーチの)スコット・ハンセンが参加する。システムの構築をしていきたい」とプランを明かした。

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恥骨炎症から復帰のリーチ、フィジー戦出場へ意欲

日本代表宮崎合宿の午後練習に部分合流したフランカーのリーチ・マイケル主将(撮影・松本航)

ラグビー日本代表主将で恥骨の炎症から復帰を目指すフランカーのリーチ・マイケル(30=東芝)が18日、パシフィック・ネーションズカップ初戦のフィジー戦(7月27日、鵜住居)出場に意欲を見せた。

宮崎市内での強化合宿で戦術練習などに部分合流し「次のクール(6月23日集合、宮崎)からフルでやる。試合でフィットネス(体力)を上げる」と明言。前日からスクラム練習に参加していた。

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古瀬さんへ届け-日本代表がラグビー仲間としてエール

日本代表宮崎合宿の午前練習後に大阪府警の古瀬鈴之佑巡査へエールを送った選手、スタッフ(撮影・松本航)

古瀬さんへ、届け-。ラグビー日本代表が18日、宮崎市内で行っている強化合宿の午前練習後に大阪府吹田市の交番で襲撃され、意識不明の重体となっている大阪府警の古瀬鈴之佑巡査(26)へエールを送った。

戦術確認などのセッションを終えた選手、スタッフがグラウンド中央に集まり「鈴之佑(すずのすけ)頑張れ!」と声をそろえた。小学生時代、福岡の「かしいヤングラガーズ」で古瀬巡査とチームメートだったフランカーの布巻峻介(26)が「鈴之佑、今、きつい状況だと思うけれど、ラグビーをしている仲間として、日本代表のみんなは鈴之佑のことを応援しています。だから、何とか踏ん張って、頑張ってください」と代表して声を出し、全員で「頑張れ!」と続いた。

代表には福岡県中学校選抜で共にプレーしたWTB福岡堅樹(26=いずれもパナソニック)ら複数の知人が在籍。前夜のリーダー陣による話し合いで、選手たちが発案したという。

古瀬巡査は高校ラグビーの強豪・佐賀工卒業後、東海大に進学。18年に大阪府警に採用された。

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和のW杯チケット 金屏風背景にプレーするデザイン

W杯のチケットデザイン発表会に参加した、元日本代表の広瀬俊朗氏(右端)ら

9月20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会のチケットデザイン発表会が17日、都内で行われた。

デザインは青、赤、紫をベースにした3種類で、コンセプトは「伝統と革新」。金びょうぶを背景に、選手がプレーする姿が日本の伝統的な武者絵のタッチで描かれている。大会アンバサダーを務める元日本代表の広瀬俊朗氏は「海外の人にも喜ばれそうなデザイン。アジア初開催のW杯として、財産をしっかりとアジアに広げていくことが重要」と話した。

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埼玉・行田市が日本代表応援 田んぼアートイベント

田植えを行うボランティアら(行田市提供)

ギネス世界記録で「世界最大」の田んぼアートと認定された埼玉県行田市は15、16日にラグビー日本代表を応援するためにボランティアら約900人と田植えイベントを行った。

15日は雨が降る中、参加者約400人が雨具姿で「古代蓮(はす)の里」東側にある2万8000平方メートルの田んぼに苗を植えた。事前に市職員が打ち込んだ目印を目安に、埼玉県産「彩のかがやき」などの苗を20センチ間隔で植えた。ボランティアらとともに参加したお笑いコンビ「マテンロウ」のアントニー(29)が「ワンフォーオール!! オールフォーワン!!」(1人はみんなのために、みんなは1人のために)と大声で呼び掛け、「ONE TEAM」となった。16日は晴天に恵まれ、一般募集した約500人が田植えに励んだ。

稲が成長する7月中旬~8月中旬頃には、日本代表候補のフランカー、リーチ・マイケル(30=東芝)、SH田中史朗(34=キヤノン)、NO8姫野和樹(24=トヨタ自動車)をデザインした色鮮やかな絵が浮かび上がる。高さ約50メートルの展望室からはダイナミックに描かれた地上絵が一望でき、W杯期間中でも十分楽しめるという。市農政課担当者は「世界一の田んぼで、粘りある力強い米を作って(8強入りを目指す)日本代表を応援したい」と話した。

今年で12回目を迎えた田んぼアートは、15年に世界最大としてギネス記録に認定された。埼玉県北部に位置する行田市はW杯開催都市の熊谷市に隣接し、17年に放送されたTBS系ドラマ「陸王」の舞台としても知られている。

田植えを行うボランティアら(行田市提供)
田植えを行うお笑いコンビ、マテンロウのアントニー(右)ら(行田市提供)

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「伝統と革新」ラグビーW杯チケットデザイン発表

W杯のチケットデザイン発表会に参加した、元日本代表の廣瀬俊朗氏(右)ら

9月20日に開幕するラグビーW杯日本大会のチケットデザイン発表会が17日、都内で行われた。

デザインは青、赤、紫をベースにした3種類で、コンセプトは「伝統と革新」。金びょうぶを背景に、選手がプレーする姿が日本の伝統的な武者絵のタッチで描かれている。大会アンバサダーを務める元日本代表の広瀬俊朗氏は「海外の人にも喜ばれそうなデザイン。アジア初開催のW杯として、財産をしっかりとアジアに広げていくことが重要」と話した。大会のチケットは全180万枚のうち、140万枚が既に売れており、8月から、さらに30万枚以上が販売される見通しだ。

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恥骨炎症だったリーチがスクラム参加「押せた」

日本代表宮崎合宿のスクラム練習に合流したフランカーのリーチ・マイケル(撮影・松本航)

ラグビー日本代表の強化合宿(宮崎市)は17日、2週目に入った。

スーパーラグビー(SR)「サンウルブズ」を指揮したトニー・ブラウン・アタックコーチは「山中らに(SRで)タフな機会を与えられた」と代表への還元に期待した。大阪・東海大仰星高、早大、神戸製鋼で日本一を経験する山中は、昨夏にFBへ転向。長身188センチの30歳は「(SRの)外国人選手とやって自信になっている」と初W杯へアピールを続ける。

また、恥骨炎症で別メニューだった主将リーチ・マイケルは、スクラム練習に合流。「ちゃんと押せていた」と語った。

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主将リーチがスクラム合流「文句を言われていない」

日本代表宮崎合宿のスクラム練習に合流したフランカーのリーチ・マイケル(撮影・松本航)

ラグビー日本代表の主将を務めるフランカーのリーチ・マイケル(30=東芝)が17日、宮崎市内で行われている強化合宿のスクラム練習に合流した。

恥骨の炎症で別メニューが続いていたが、夜のスクラムではフランカーの位置についた。「スクラムは全力で組みました。(自らが押す相手の)プロップから文句を言われていないので、ちゃんと押せていたと思います」と冗談交じりに振り返った。

この日朝からの測定、午後からのウエートトレーニングなどは別メニュー。9月開幕のW杯日本大会に向けて、完治を優先とし、無理のない範囲内でペースを上げていく。

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30歳山中亮平、SRの経験自信に初W杯出場狙う

山中亮平(2019年5月10日撮影)

ラグビー日本代表の強化合宿(宮崎市)は17日、2週目に入った。

前日16日は休養日で、3部練習を再開。スーパーラグビー(SR)「サンウルブズ」を指揮したトニー・ブラウン・アタックコーチは「山中亮平らに(SRで)タフな機会を与えられて良かった」と代表への還元に期待した。大阪・東海大仰星高、早大、神戸製鋼の全てで日本一を経験する山中は、昨夏にFBへ転向。188センチの長身を生かし、高いボールの処理を磨く30歳は「(SRの)外国人選手とやって、自信になっている」と初のW杯へアピールを続けている。

山中亮平(右)(2019年4月19日撮影)

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元木由記雄、W杯優勝候補は「NZとイングランド」

エリスカップの前で関西協会の坂田会長(左)と記念撮影する元日本代表の元木アンバサダー

9月に開幕するラグビーW杯(ワールドカップ)日本大会の「成功祈願の集い」が17日、関西ラグビー発祥の地とされる京都市の下鴨神社で開かれた。4度のW杯を経験した元日本代表CTBの元木由記雄アンバサダー(47=現京産大ヘッドコーチ)は、優勝候補にニュージーランドとイングランドを挙げ、日本は「ダークホース」とした。

同アンバサダーは「おそらくニュージーランドとイングランドは準決勝で対戦することになる。その勝った方が優勝だと思います」と予想した。

日本に関しては、1次リーグ最終戦となるスコットランド戦(10月13日、横浜)が最大のカギになると指摘。「初戦のロシア(9月20日、東京)には勝ってくれる。次のアイルランド(同28日、静岡)は世界トップクラス。敗れるにしても、しっかり勝ち点を取って欲しい。3戦目のサモア(10月5日、豊田)にも勝つ。最後の宿敵スコットランドには前回大会で敗れているので、ここで勝てば決勝トーナメントに進出できる。そうすれば、日本中が沸いて、ラグビー人気が上がると思う」と語った。

イベントは世界遺産でもある厳粛な下鴨神社内で開かれ、関西協会の坂田好弘会長(76)とともに、黄金に輝くエリスカップの前で記念撮影。元木アンバサダーは「(現役時代は)W杯中にこんなに近くで見ることはなかった」と言い、「このカップを、(日本代表主将の)リーチ・マイケルに掲げて欲しい」と日本に大きな期待をかけた。

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重体の巡査に日本代表の流大らエール「回復を祈る」

流大

大阪府吹田市の交番で、古瀬鈴之佑巡査(26)が襲撃され、意識不明の重体となっている事件で、2015年のラグビーワールドカップ(W杯)で活躍し、現在、トップリーグ(TL)のヤマハ発動機に所属している五郎丸歩が自身のツイッターに「古瀬がんばれ!!」と激励のメッセージを投稿した。古瀬巡査と五郎丸はともに佐賀県立佐賀工ラグビー部出身。五郎丸が先輩に当たる。

古瀬巡査は高校ラグビーの強豪・佐賀工卒業後、東海大に進学。18年に大阪府警に採用された。同世代のラグビー選手で、現日本代表の流大(ゆたか)(TLのサントリー所属)も飯森裕次郎容疑者(33)の逮捕後ツイッターに「あとは古瀬の回復を祈るのみ」と書き込んだ。

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元日本代表五郎丸「古瀬がんばれ」後輩巡査を励まし

ラグビーワールドカップ2019日本大会の意気込みを語る五郎丸歩(2019年6月12日撮影)

ラグビーの元日本代表FB五郎丸歩(33=ヤマハ発動機)が、刃物で刺された大阪・千里山交番の古瀬鈴之佑巡査(26)を励ました。15日、自身のツイッターに「古瀬がんばれ!!」と記した。

2人とも佐賀工高ラグビー部出身。古瀬巡査は全国大会に出場し、東海大時代には佐賀県チームの一員として14年長崎国体で優勝している。

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五郎丸歩「熱い応援してほしい」W杯優勝予想は日本

トークショーを行った右からヤマハ発動機の五郎丸、W杯開催都市特別サポーターのDJ Roni、杉岡(撮影・神谷亮磨)

ラグビーW杯の開催都市特別サポーターを務めるヤマハ発動機の五郎丸歩(33)が16日、静岡市内でトークショーを行った。

大会の見どころやラグビーの魅力などを熱弁すると、約500人の市民らを前に「優勝国は日本」と大胆予想。4年に1度行われる世界最高峰の大会開催に向けて積極的なPR活動を行った。

五郎丸は15年のイングランド大会に日本代表の一員として出場。大会の盛り上がりを知っているからこそ「ぜひスタジアムで見てほしい」と話す。前回大会で日本代表は、当時世界ランク3位だった南アフリカを破る大金星。歴史に残る番狂わせを起こした試合翌日、自身も驚いたという秘話を明かした。「次の日に街に出たら、タクシーの運転手が料金をタダにしてくれた。それぐらい世界中の人が注目しているし、日本でやることが今でも信じられない」。

今大会の会場となるエコパスタジアム(袋井市)では、日本対アイルランド戦を含む計4試合が行われる。試合をより楽しむためにこの日はラグビーの魅力をたっぷりと紹介。実際に華麗なパスも披露し「トライを取るためにはチームの意思統一が大事。野蛮なイメージですが、美しいスポーツなんです」と力説した。

大会開幕まであと95日。五郎丸は今後も特別サポーターとして開催を盛り上げていくことを約束し「エコパでは面白い試合が多いので、1人でも多くの人に足を運んでもらい、熱い応援をしてほしい」と呼び掛けた。【神谷亮磨】

パスを披露するヤマハ発動機の五郎丸(撮影・神谷亮磨)
W杯の魅力を力説するヤマハ発動機の五郎丸(撮影・神谷亮磨)

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ジョセフ日本が侍魂 合宿部屋に甲冑「戦う意識を」

甲冑の「カツモト」をバックに思いを語るジェイミー・ジョセフHC(撮影・松本航)

ラグビー日本代表が宮崎市内で行っている強化合宿は15日、本格始動6日目を迎え、ヨガトレーニングなどに取り組んだ。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は宿舎内のミーティング室を公開し「視覚的に刺激を与えるようにしている」と、9月開幕のワールドカップ(W杯)日本大会に向けたチーム作りの一端を明かした。

同室には昨年6月に“合流”した甲冑(かっちゅう)を展示。名前は選手に公募され、映画「ラストサムライ」で渡辺謙が演じた勝元盛次にちなみ「カツモト」と命名されている。他にも代表戦での殊勲選手が刻まれた刀や、歴代代表選手の一覧が記された展示物など、ジョセフ体制になってからの試みが数多くある。

現在の代表は42人中、半数近くが海外の出身。初めてのW杯8強以上を目指し、さらに結束するためにジョセフHCは「国の1人として戦う意識を持つ。歴史を感じ、過去から現在につなげる」と力を込めた。【松本航】

ミーティングルームに飾られた、代表戦での殊勲者の名前が刻まれた刀(撮影・松本航)
ミーティングルームに飾られた日本代表中心選手の一覧(撮影・松本航)

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ラグビーW杯ビール会社の絶対に負けられない戦い

数量限定で発売するハイネケンの6缶BOX(キリンホールディングス提供)

ワールドカップ(W杯)日本大会の開幕に向け、ビール会社の絶対に負けられない戦いが始まる。

ハイネケン(オランダ)のビールを国内で製造するキリンビール(本社・東京都中野区)は15日までに「W杯戦略」を発表した。

大会期間の9~11月の販売目標は前年同期比の7割増、年間で100万ケース(大瓶20本換算)を目指す。ハイネケンは、大会ワールドパートナーとして会場でビールを独占販売する。関係者は「アジア初のW杯を通じて、世界的なビールを若年層を始めとする多くの方に飲んでもらいたい。大きなビジネスチャンスでもあり、品切れは絶対に許されない」と話した。

ラグビーとビールの関係は、切っても切り離せない関係だ。ラグビーは、他のスポーツイベントよりもビールの消費量が多くなる傾向がある。パブ文化が根付く英国発祥のためか、ビールを飲みながら試合観戦する習慣があり、15年イングランド大会ではスタジアム周辺などで計約190万リットルのビールが消費された。同じ会場のサッカー開催時と比べても、平均で「6倍以上の消費量」と言われる。

キリンビールは大会期間中の外国人観光客の増加を見据え、開催都市を中心に供給体制を強化。会場はもちろん、飲食店やコンビニなどでも積極的に売り出す。今月下旬からW杯の機運醸成のため、優勝トロフィーをデザインした瓶や缶を販売。7月23日から数量限定で6缶BOX(応援扇子付き)も発売する。大会が開幕する9月の生産量は、前年同月から8割程度増やす計画という。

さらに、国内唯一の製造拠点の横浜工場ではハイネケンの歴史などを紹介する工場見学を毎月1回開催。新横浜プリンスホテルとコラボし、ラグビーをテーマにしたビアガーデンを展開するなど、多種多様な戦略で2カ月後に迫る本番に向けて準備を進める。

優勝トロフィーがデザインされたハイネケン(キリンホールディングス提供)
優勝トロフィーがデザインされたハイネケン(キリンホールディングス提供)

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サンウルブズ9連敗 ジャガーズに後半得点できず

<スーパーラグビー(SR):ジャガーズ52-10サンウルブズ>◇最終節(第18節)◇14日(日本時間15日)◇アルゼンチン・ブエノスアイレス

日本チームのサンウルブズはジャガーズ(アルゼンチン)に10-52で敗れて9連敗となり、2勝14敗で今季の全日程を終えた。リーグ最下位は既に確定していた。ジャガーズは11勝5敗となった。

サンウルブズは0-7の前半27分、WTBファンデンヒーファー(クボタ)のトライで2点差に迫ったが、以降はジャガーズに主導権を握られ、前半は10-26。後半は得点することができず、点差を広げられた。

サンウルブズは来季の20年シーズンを最後に、SRから除外されることが決まっている。

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沢木敬介氏(2017年8月7日撮影)

いよいよワールドカップが迫ってくる。「教えて、沢木さん!」では、読者からの質問、疑問にサントリーで3季監督を務め、日本代表エディー・ジョーンズHCの参謀役も務めた沢木敬介氏が答えます。

◆「密集でのボール争奪戦でキープできる時と、キープできない時の差は何ですか?」

ボールキャリアーが倒れた後のワンモーションで、いかにボールを取られないように、グラウンドワーク(地面での体の使い方)ができるかです。サポートが遅れているかどうかではない。そこが近年、ジャッカルが減っているところでもあります。以前は倒れたらすぐに半身になって相手の圧力を受けていましたが、今はボールに触れられないように横にずれたり、前に1歩出る技術が求められています。

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