日刊スポーツ

南アフリカSOポラード日本戦「同じ間違いしない」

南アフリカSOポラード日本戦「同じ間違いしない」

コンバージョンキックを決める南アフリカSOハンドレ・ポラード(2019年10月4日撮影)

ラグビーW杯日本大会で3度目の優勝を狙う世界ランキング5位の南アフリカ代表の一部選手が18日夜、同7位の日本代表との準々決勝(20日、東京・味の素スタジアム)に向け、会場で調整した。

通常は試合前日に会場で練習するが、19日にニュージーランド代表とアイルランド代表との準々決勝が行われるため2日前となった。

4日のイタリア戦で足首を負傷した「ポケットロケット」こと快足WTBコルビや、SHデクラークらがハイパントキックなどを入念に確認。ナイター試合のため照明を意識しながら「問題ない」と声を出し、リラックスした表情で汗を流した。

SOポラードは「ピッチが素晴らしい。日本は非常に強いチームでどんどんうまくなっているが、それは僕らも同じ。今回は4年前とは違うし、同じ間違いはしない」と必勝宣言した。

15年大会で日本に歴史的敗北を喫し、9月のテストマッチ(熊谷)では41-7で大勝した。今大会1次リーグでは大型FWを軸とした圧倒的なフィジカルを武器に最多27トライ、最多185得点を稼いだ。日本戦では、控えFWを通常より1人多い6人を置いた。フランカーのコリシ主将は「試合が待ち切れない。4年前の出来事は記憶に焼き付いているし、二度とあのようなことはさせない」と、3度目の決戦へ静かに闘志を燃やした。

イタリア戦でトライを決める南アフリカWTBコルビ(左)(2019年10月4日撮影)

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同点なら10分ハーフ延長/ラグビー決勝T勝敗方法

会見で記者の質問を真剣に聞くジェイミー・ジョセフHC(撮影・狩俣裕三)

ラグビーワールドカップ(W杯)は19、20日に準々決勝が行われる。

◆決勝トーナメントの勝敗決定方法 正規の試合時間で同点の場合は20分(10分ハーフ)の延長を行う。ここでも決着がつかない場合は10分1本の再延長。こちらは一方のチームに得点が入った場合終了のサドンデス方式で行われる。それでも決着しない場合はキッキングコンペティションを実施。両チーム5人ずつが場所を変えてゴールキックを行い、成功数を争う。同点の場合は6人目からサドンデス方式で行われる。

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南ア・コリシ主将、4年前の雪辱へ「待ち切れない」

会見に臨んだ南アフリカのコリシ主将(撮影・狩俣裕三)

南アフリカ代表の一部選手が、会場の東京・味の素スタジアムで調整した。午後5時30分から照明を意識しながら、SHファフ・デクラークやWTBチェスリン・コルビらがハイパントキックなどを入念に確認。「問題ない」と声を出しながら、リラックスした表情で汗を流した。

15年大会の日本戦で控えだったフランカーのシヤ・コリシ主将は「試合が待ち切れない。4年前の出来事は記憶に焼き付いているし、二度とあのようなことはさせない。自信はある」と必勝宣言。9月のテストマッチを大勝したことで、選手たちは前回大会の歴史的敗北を払拭(ふっしょく)したとする意識は強い。控え8人中、FWを通常より1人多い6人にして得意のフィジカル勝負に出る。19日は都内での前日練習を非公開で行い、3度目の決戦に備える。

味の素スタジアムでキックの確認をするデクラーク(撮影・狩俣裕三)

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ジョセフHC「アドバンテージに」開幕前の南ア戦大敗

会見で記者の質問に笑顔で答えるジェイミー・ジョセフHC(撮影・狩俣裕三)

ラグビーW杯日本代表のジェイミー・ジョセフHCは、W杯開幕前の壮行試合で7-41と大敗した相手との一戦に「あの試合を向こうはテストマッチととらえていたが、こちらはリハーサル。我々にとってアドバンテージになる」と自信をみせた。

「フィジカル勝負になる」と、控えには1対1に強いファンデルバルト、マフィを配置。6人のFWをベンチ入りさせた南アに対し「何をしてくるかは分かっている。それに対して、しっかり準備してきた。明確ではないのは我々が相手に何をするかだ。やってきたことを日曜日に爆発させて欲しい」と力を込めた。

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NO8マフィ15年南ア戦と同じ「20」で再現誓う

会見でウインクをするマフィ(撮影・狩俣裕三)

ラグビーW杯日本代表のNO8アマナキ・レレイ・マフィが控えに入り、右ろく軟骨を負傷したアイルランド戦以来の復帰を果たす。指揮官から後半のフィジカル勝負でのキーマンに指名され「勝てるように、日本のために今までやったことないプレーを見せたい」と意気込んだ。

背番号「20」は、歴史的勝利につながる逆転トライを演出した15年W杯の南ア戦と同じ。「もともと好きな番号。後半からみんなを引っ張り、エネルギーを出したい」と大暴れを誓った。

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ラグビーW杯スコットランド戦視聴者5400万人超

日本対スコットランド WTB福岡堅樹(左から2人目)ら(2019年10月13日撮影)

ビデオリサーチは18日、「ラグビーワールドカップ 2019 日本大会」の1次リーグの日本代表4試合の、テレビ生中継における日本全国での総視聴人数を推計して発表した。

9月20日に日本テレビ系とNHK BS1で生放送されたロシア戦は3728万人、同28日にNHK総合のアイルランド戦は3170万5000人、今月5日に日本テレビ系のサモア戦は4660万8000人、同13日のスコットランド戦は5486万2000人だった。

4試合いずれかをリアルタイムで見た視聴者は日本全国で約7903万人と推計されている。

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38歳トンプソン「負けたら代表最後」南ア戦に集中

会見で笑顔を見せるトンプソン(撮影・狩俣裕三)

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で初の8強入りを果たした世界ランク7位日本代表は18日、都内で同5位南アフリカとの準々決勝(20日、東京・味の素スタジアム)の登録メンバー23人を発表した。

38歳のトンプソン・ルーク(近鉄)は「負けたら代表で最後の試合になる。だから勝ちたい。それだけに集中している」。

来日して16年。4大会連続のW杯となるベテランは「準々決勝に進めたのは特別なことだが、振り返る時間はない。準備に一生懸命になっている。日曜日の夜に自分が何をするか、その役割を果たすことだけを意識していきたい」と力を込めた。

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リーチ主将「わくわくしてきた」南ア戦へ意気込み

会見で記者の質問に答えるリーチ(撮影・狩俣裕三)

ラグビーW杯日本代表のリーチ・マイケル主将は「私たちは誰も満足していない。南アフリカ戦も勝ちたいと思います」と宣言した。

4年前に破った、3度目のVを狙う強豪との戦いに「週の初めは南アフリカが怖く見えたが、自分たちのプランを理解し、どう崩すか考えるとワクワクしてきた」と手応えを強調。スコットランド戦前には台風19号で甚大な被害が出た。「言葉より行動で伝えるのが大事。自分たちの1個1個のプレーを見て、少しでも楽しんでもらえたら」と話した。

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ジョセフHC「チームはいい形」南ア戦メンバー発表

南アフリカ戦のメンバー発表を行うジョセフ・ヘッドコーチ(撮影・狩俣裕三)

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で初の8強入りを果たした世界ランク7位日本代表は18日、都内で同5位南アフリカとの準々決勝(20日、東京・味の素スタジアム)登録メンバー23人を発表した。

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は「選手たちが自分たちでチームを引っ張り、メンタルも強くなった。何をするか意図がクリアになっている。しっかりとしたパフォーマンスを今週も届けたい。チームはいい形になっている」と話した。メンバーは以下の通り。

◆FW 稲垣啓太、堀江翔太(ともにパナソニック)、具智元(ホンダ)、トンプソン・ルーク(近鉄)、ジェームス・ムーア(サニックス)、リーチ・マイケル(主将、東芝)、ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、姫野和樹(トヨタ自動車)

◆BK 流大(サントリー)、田村優(キヤノン)、福岡堅樹(パナソニック)、中村亮土(サントリー)、ラファエレ・ティモシー(神戸製鋼)、松島幸太朗(サントリー)、山中亮平(神戸製鋼)

◆控え 坂手淳史、中島イシレリ、バル・アサエリ愛、ビンピー・ファンデルバルト、アマナキ・レレイ・マフィ、田中史朗、松田力也、レメキ・ロマノラバ

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南ア強力FWの中心、暴れん坊エツベス/村上晃一氏

ウオーミングアップで穏やかな表情を見せる南アフリカ代表のエツベス(2019年10月15日撮影)

<村上’Sポイント(3)>

ラグビージャーナリストの村上晃一氏(54)が南アフリカの警戒選手を「村上‘s ポイント」として5回連載で紹介します。3人目は203センチのロック、エベン・エツベス(27)です。

   ◇   ◇   ◇

南アフリカの暴れん坊-。エツベスはそんなイメージの選手です。試合中に小競り合いが起きたら、とにかく熱い。先頭に立ち、一歩も引かずに相手をにらみつける、チームの精神的な柱でもあります。以前、試合でジャージーが破れたことがあるのですが、その時見えた、鍛え抜かれた大胸筋が話題にもなりました。

強豪南アフリカ代表で史上初めて25歳になる前に50キャップを獲得。13年にワールドラグビーの年間最優秀選手の候補に選ばれるなど、世界から高い評価を得てきました。プレーでは、何といっても203センチの身長を生かした空中戦の強さが武器です。相手ボールのラインアウトをスチールするのもうまく、大きなFWのパワーで前に出る南アフリカラグビーの中心となる選手です。レジェンド、ビクター・マットフィールドの後継者として確固たる信頼を勝ち得ています。

205センチのデヤハー、200センチのデュトイと2メートル以上が3人。身長がない日本としては、ラインアウトはなるべく避けたいところ。エツベスに仕事をさせないためにも、試合を切らずに、速いテンポでボールを動かす日本の戦いを80分間やり切れるかがポイントになりそうです。

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エディーHC、台風19号被害者に日本語で哀悼の意

イングランド代表エディー・ジョーンズHC(2019年9月26日撮影)

前日本代表ヘッドコーチ、イングランドのジョーンズ監督は、日本各地に被害をもたらした台風19号の被災者に対し、日本語で「台風19号により家族を亡くされた皆さまにお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を示した。

オーストラリア出身の同監督の妻は日本人で、母は日系人。縁深い国でワールドカップ(W杯)期間中に起きた災害に「1日も早く復旧しますように」と神妙な表情だった。日本については「スコットランドとの試合は素晴らしかった。ファイティングスピリットは本当に強い」と快挙達成をたたえた。

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ニュージーランド、2m超のロックコンビが先発

突進するニュージーランド・FBボーデン・バレット(19年10月2日撮影)

ニュージーランドは17日、ラグビーワールドカップ(W杯)準々決勝のアイルランド戦の登録メンバー23人を発表した。

FBのB・バレットやSOモウンガら主力が先発。1次リーグのナミビア戦で復帰したレタリックが、ホワイトロックと200センチ超のコンビでロックに入る。大会開幕時に世界ランキング1位だったアイルランドには、昨年11月に9-16で敗れている。ハンセン監督は「(相手は)我慢強く、ミスで多くのチャンスを与えるようなチームではない。キックでもプレッシャーをかけてくる」と分析。

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南アフリカ監督強気「日本メリットなくなり平等だ」

日本戦3日前にメンバー発表を行う南アフリカのエラスムス監督(撮影・狩俣裕三)

ラグビー南アフリカ代表(世界ランキング5位)のエラスムス監督(46)が17日、日本代表(同7位)のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)の手腕をたたえた。

W杯日本大会準々決勝となる日本戦(20日、東京・味の素スタジアム)に向け、都内での会見に出席したエラスムス監督は、日本を初の8強進出に導いたジョセフHCについて「かなり良いコーチ。個人的には一番良い監督だと思っている」と評価した。対戦相手によって戦術を変えるなど“勝負師”としても認めた上で、「勝つための準備は我々も同じ。分析や戦術など出来ることは全てやってきた。簡単に勝とう、勝てるとも思っていない」と気を引き締めた。

この日、日本より1日早く登録メンバー23人を発表。チーム内では13日夜に発表し、170センチの「ポケットロケット」の異名を持つWTBコルビや、ジンバブエ生まれのパワフル「ビースト」ことプロップのムタワリラらが先発に名を連ねる最強布陣だ。

15年大会で日本に歴史的敗北を喫し、9月のテストマッチでは41-7で大勝した。指揮官は「W杯はテストマッチとは違う」と強調し、「9月は両チームともW杯の準備で多くのことを試した。日本はW杯で大きく成長して、美しく格好良くもみえる。しかし、我々も(10点差で敗れた)ニュージーランド代表などと挑戦して多くのトライを決めるなど成長している」。1次リーグ最多185得点、最多27トライをたたき出すなど超攻撃的なチームであることをアピールした。

海外勢で一番乗りの9月1日に来日し、岐阜県関市などで合宿を敢行した。日本の気候にも慣れ、さらに気温や湿度も下がったことで「日本のメリットもなくなり、互いに平等だと思う」と話した。15年大会後に成績不振に陥った強豪を1年半で立て直した46歳の名将は、チームミーティングで台風19号の被災状況についても共有しているという。

「日本大会の開催は、本当に称賛に値する。日本の方は誠実で素晴らしい。ただ、分かってほしいのが我々にも誇りがある。いろいろなことがあり、さまざまなものを背負ってここにいる。母国のために信念を貫き、満員の会場で攻撃的なラグビーを見せたい」

「スプリングボクス」の誇り高き伝統を胸に、3度目の大勝負へ臨む。

日本戦3日前にメンバー発表を行う南アフリカのエラスムス監督(撮影・狩俣裕三)
日本戦3日前にメンバー発表を行う南アフリカのエラスムス監督(撮影・狩俣裕三)

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南アフリカ快足コルビが先発復帰!最強布陣で日本戦

日本戦3日前にメンバー発表を行う南アフリカのエラスムス監督(撮影・狩俣裕三)

ラグビーの南アフリカ代表(世界ランク5位)が17日、W杯準々決勝の日本戦(20日、東京・味の素スタジアム)のメンバーを発表、最強布陣で3度目の大勝負に臨む。

都内での会見で、エラスムス監督は各選手の名前を読み上げずに「イタリア戦と同じ23人で戦う」と発表した。49-3で快勝した4日のイタリア戦で足首を負傷した快足WTBのコルビが先発復帰。世界最強フッカーのマークスが控えに入るなど万全の態勢で挑む。

日本を含む各チームは試合の2日前にメンバー発表するが、南アは昨年3月のエラスムス体制となってから「3日前制度」を導入。発表を早めることで、選手に落ち着いて試合へ備えさせる狙いがある。チーム内には、日本がスコットランドに勝利した13日夜にメンバー発表した。「既に準備は終わっている。何も隠すことはない。日本が我々のメンバーを見て変更するかどうかは関係ない」。2度の優勝を誇る強豪としての強い自信を示した。

15年大会で日本に歴史的敗北を喫し、9月のテストマッチでは41-7で大勝した。3度目の勝負となる今大会は1次リーグで最多185得点、最多27トライをたたき出すなど超攻撃的だ。3度目の栄光を見据えて名将は「体の強みを生かして戦うだけ。日曜はフレンドリーな試合にはならないだろう」と予告した。【峯岸佑樹】

タックル練習をする南アフリカ代表のコルビ(撮影・狩俣裕三)

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世界が認めるジャッカル、NO8姫野「もっと磨き」

会見で記者の質問に答える姫野(撮影・鈴木みどり)

世界から注目を浴びる男が大暴れする。ラグビーW杯日本大会で初の8強入りを果たした世界ランク7位日本代表は17日、同5位南アフリカとの準々決勝(20日、東京・味の素スタジアム)に向けて都内で練習。海外メディアから注目を受けるNO8姫野和樹(25=トヨタ自動車)が、優勝候補との一戦に向けて武者震いした。

南アフリカは都内で調整し、日本より1日早く登録メンバー23人を発表した。

   ◇   ◇   ◇

W杯初出場ながらも日本の屋台骨となった姫野は、堂々とした姿勢で会見に臨んだ。1次リーグ全4試合にフル出場し、チームの快進撃に貢献。次戦へ「相手は世界で1、2位のチーム。南アフリカのフィジカルにどれだけ自分が前に出られるか。自分自身に期待している」と語った。

密集での力強さが海外で高い評価を受けている。相手ボールを奪う「ジャッカル」は、スタッツ社のデータによると4試合で5度決め、チームトップ。高い突破力も魅力の1つで、英スポーツ専門局や南アフリカメディアが独自に決めた、1次リーグのベスト15に選出された。それでもオーストラリアのフランカー、フーパー主将の名前を挙げ「おごらず、そいう選手を見てもっと磨きをかけたい」と向上心を見せた。

会見冒頭には海外メディアから「ティア1とティア2の違い、概念をたたき壊したのは本当か」と質問を受けた。「もちろん。見ての通りいいラグビーをしている。自信を持ってアイルランドとスコットランドと戦った。自信を持ってそう言える」と即答。世界を相手に確実に大きな手応えをつかんでいる。

W杯直前の9月に7-41で敗れた南アフリカ戦は、左足首負傷でベンチ外だった。それだけに「W杯という舞台で対戦できるのは楽しみでしかない」と待ち遠しそうにした。ここまでフル出場も「日程に余裕があったので全く問題ない」と余裕の表情。若手ながらも頼もしさを見せた。

所属先のトヨタ自動車では元南アフリカ代表監督のジェイク・ホワイト氏から指導を受けている。「ジェイクがやりたいことと南アは似ている。トヨタもそういうラグビー。やってくることはイメージできている」。未知なる大舞台で、さらに世界を驚かせる。【佐々木隆史】

◆ジャッカル タックルで倒した相手のボールを奪い取る、密集のボール争奪戦が仕事の1つのFW第3列にとっての花形プレー。元オーストラリア代表のジョージ・スミスが、激しくボールに絡みつくプレースタイルから、どう猛な動物にちなんで「ジャッカル」という愛称で呼ばれ、プレー名として世界に広まった。オーストラリア代表のポーコックやフーパーが名手として知られる。

徳永(右)からパスを受けながら笑顔を見せる姫野(撮影・狩俣裕三)

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南アSHデクラーク「神から与えられた指を使う」

都内で行われた練習でボールをキックする南アフリカ代表のデクラーク(撮影・狩俣裕三)

南アフリカのSHファフ・デクラークは、己を信じて戦うことを誓った。

正確な高速パスを武器とするチームの支柱は会見で、日本代表SH流大が指先にテーピングを巻いていることについて問われると「(クラブに所属する)イングランドでも多く使っている選手がいるけど好きではない。僕は神から与えられた指を使う。体をぶつけて全力を尽くせば結果はついてくる」と長い金髪をなびかせて、勝利への自信をのぞかせた。

指先にテーピングをする日本代表SH流大
タックル練習をする南アフリカ代表のデクラーク(撮影・狩俣裕三)

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堀江ピコピコハンマー対決でHCから強烈一撃食らう

会見で笑顔を見せる堀江(撮影・鈴木みどり)

ラグビーワールドカップ(W杯)フッカー堀江翔太とジェイミー・ジョセフHCが、ピコピコハンマー対決をする様子がCTB中村亮土のSNSに掲載された。

ジャンケンで負けてヘルメットをかぶり、同HCから力強い一撃を受けたシーンについて堀江は「ゲームの力じゃなかった。でも最後は日本人らしくスキルで」と報道陣を笑わせた。宿舎内で時々行うレクリエーションの一場面で「くじで選んで今回は僕とジェイミーが選ばれた」と笑顔で話すなど、チーム内には和やかムードが漂っている。

厳しい表情で選手を見つめるジョセフ・ヘッドコーチ(中央)(撮影・狩俣裕三)

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プロップ稲垣、南ア戦スクラムはcm単位でこだわる

会見で記者の質問に答える稲垣(撮影・鈴木みどり)

ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表プロップ稲垣啓太が、大型FWを擁する南アフリカとのスクラムに向けて「足を何センチ前に上げるのか。それが鍵。数センチでも下がったら姿勢が伸びる」とこだわりを見せた。

アイルランド戦ではスクラムで相手の反則を誘うなど、大会を通して自信をつけてきた。1試合を通して質の高いスクラムを組み続けるのは難しいといい「ディテールを忘れさせない声かけも大事」と心がけた。

ダッシュで汗を流す稲垣(撮影・狩俣裕三)

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テレビ神奈川20日「神戸製鋼vs三洋電機」放送

テレビ神奈川は17日、ラグビーW杯準々決勝日本-南アフリカ戦が行われる20日の午後11時から、「ラグビースペシャル 伝説の名勝負 神戸製鋼VS三洋電機」を放送すると発表した。

同日は元日本代表SO平尾誠二さんの命日。放送する試合は1991年1月に行われた全国社会人大会決勝で、平尾さんが主将を務めた神戸製鋼が大会3連覇を達成した。テレビ神奈川は「日本がそして世界が、ワールドカップにわく今こそ、あらためてこの試合を、そして平尾誠二さんの魅力をじっくりとご覧いただき、日本ラグビー界へエールを送ります」としている。

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イングランド、豪州戦へファレルら先発メンバー

イングランド代表エディー・ジョーンズHC(2019年9月26日撮影)

ラグビーW杯で4大会ぶり2度目の優勝を目指すイングランド代表のエディー・ジョーンズ監督は17日、準々決勝オーストラリア戦(19日、大分)に臨むメンバーを発表した。先発メンバーは以下の通り。

1M・ブニポラ

2ジョージ

3シンクラー

4イトジェ

5ローズ

6カリー

7アンダーヒル

8B・ブニポラ

9ヤングズ

10ファレル(主将)

11メイ

12ツイランギ

13スレード

14ワトソン

15デーリー

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ラグビー豪州、準々決勝イングランド戦メンバー発表

オーストラリア代表

ラグビーW杯で5大会ぶり3度目の優勝を目指すオーストラリア代表は17日、準々決勝イングランド戦(19日、大分)に臨むメンバーを発表した。先発メンバーは以下の通り。

1シオ

2ラトゥ

3アラアラトア

4ロッダ

5アーノルド

6ポーコック

7フーパー(主将)

8ナイサラニ

9ゲニア

10リアリーファノ

11コロイベティ

12ケレビ

13ペタイア

14ホッジ

15ビール

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アイルランド戦へリードら先発/NZメンバー一覧

2日の試合前、ハカを披露するニュージーランドの選手

ラグビーW杯で史上初の3連覇を目指す世界ランク1位のニュージーランド代表は17日、準々決勝アイルランド戦(19日、東京・味の素スタジアム)に臨むメンバーを発表した。先発は以下の通り。

1ムーディー

2テーラー

3ラウララ

4レタリック

5ホワイトロック

6サベア

7ケーン

8リード(主将)

9A・スミス

10モウンガ

11ブリッジ

12レーナートブラウン

13グッドヒュー

14リース

15B・バレット

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日本戦にポラードら/南アフリカ先発メンバー一覧

南アフリカSOポラード(2019年10月4日撮影)

ラグビーの南アフリカ代表(世界ランク5位)が17日、W杯準々決勝の日本戦(20日、東京・味の素スタジアム)のメンバーを発表した。先発は以下の通り。

1ムタワリラ

2ムボナンビ

3マルヘルベ

4エツベス

5デヤハー

6コリシ(主将)

7デュトイ

8フェルミューレン

9デクラーク

10ポラード

11マピンピ

12デアレンデ

13アム

14コルビ

15ルルー

FWの軸となってきたフッカーのマルコム・マークスはベンチスタートとなった。

世界ランク7位の日本代表は18日にメンバー発表を予定している。

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南ア・SOポラードにボールを持たすな/村上晃一氏

4日イタリア戦での南アフリカSOポラード

<村上’Sポイント(2)>

ラグビージャーナリストの村上晃一氏(54)が南アフリカの警戒選手を「村上's ポイント」として5回連載で紹介します。2人目は司令塔であり、得点源でもあるSOハンドレ・ポラード(25)です。

  ◇   ◇   ◇  

何でもできる-。それが世界屈指のSOポラードの強みです。プレーメーカーであり、正確なショットで得点源でもある。彼が気持ち良くプレーする展開になれば、南アの強さが最大限に引き出されてしまいます。パス、キックの技術も一流ですが、どうにもならなければ189センチ、98キロの体で強引に前にも出られる。1次リーグのニュージーランド戦ではタックル5回をすべて成功させ、2回のターンオーバーも記録と、防御でも体を張れます。

若い頃からその才能は世界で高い評価を受けていました。18歳で出場したU-20世界選手権で優勝に貢献し、14年には主将として準優勝。その年に南アフリカ代表に選ばれ、21歳で15年ワールドカップ(W杯)メンバーにも入りました。その後はけがに苦しみましたが、W杯を前に完全復活。天才が心身ともに充実の時を迎えています。

日本としては、とにかく反則がかぎになります。プレースキックは50メートル程度は余裕で蹴ってきますしエリアを取るキックも距離が出て、かつ正確です。1つの反則で自陣ゴールライン付近からのラインアウト、そこから南アの強力FWを生かしたモールでトライ。この展開でどのチームも得点を許してしまうのです。ポラードにいかにボールを持たせないか。それが試合のポイントになりそうです。

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南ア上回る日本の進化 アナリストが4年前と比較分析

15年大会1次リーグとの比較から分析

日本ラグビーの進化はデータが証明していた。南アフリカを破りながら決勝トーナメント進出を逃した前回15年W杯と4戦全勝で1位突破を決めた今大会。

1次リーグの数字を比較して変化と成長を探った。ラグビーなどスポーツのデータ解析を行う「データスタジアム」の豊富な情報をもとに、同社ラグビーアナリストの小川孝明氏(35)に聞いた。(聞き手=荻島弘一)

   ◇   ◇   ◇

-前回大会の1次リーグ4試合と比べ、今大会で目立つデータはありますか

小川 ディフェンスではタックル成功率ですね。スコットランド戦で86・1%とやや落としましたが、4試合の平均で今大会は91・5%。前回の85・9%を上回っています。相手を止められているんです。

-成功率向上には、何か要因があるのでしょうか

小川 狙うところが、変わっています。前回は4分の1近くが脚にいっています。下半身を狙うことが多かったですね。ところが、今回は60%近くが胸で、脚は3%だけ。上半身を狙うとターゲットも大きいので成功率も上がります。

-日本は低いタックルが持ち味でしたが

小川 確かに小さな選手が大きな相手を倒すのには有効です。上半身だとパワーの差ではじかれるリスクもありますから。ただ、かわされる可能性も高い。日本選手の個々の能力が上がってパワー負けしないようになったので、上半身に行けるようになったんです。

-ボールに行くというのは鉄則でもありますね

小川 下半身を止めても上半身がフリーだとボールをつながれてしまう。オフロードパス(タックルを受けながらのパス)のスキルも上がっていますから。今回はボールを殺しているので、つながれるオフロードパスが半減しました。

-オフェンスでは、特徴的なことはありますか

小川 ボールを持って前進するキャリー距離が伸びています。1試合平均で600・5メートルだったのが、751・8メートルまでになっています。1キャリーの平均獲得距離も5・4メートルから6・8メートルに伸びました。

-個々の推進力が伸びたということですね

小川 もちろん、それもあります。あとは、攻撃チャンネルの変化。どこを攻めるかです。ラック周辺、SO周辺、CTB周辺、外まで展開、ブラインド(狭いサイド)と5つに分けて攻撃データをみると、劇的な変化が分かります。

-今回は大きく外に展開することが多いですね

小川 そうなんです。実は前回大会で外まで展開したのは2・2%。CTB周辺からの攻めを合わせても8%程度です。ところが、今回は外が11・2%。CTBを合わせると20%近くになります。前回はラック周辺で連続攻撃した。今回は大きく外に振る。松島や福岡のトライも増えます。

-それも、個々の能力がアップしたからですか

小川 ヒートマップ(選手のプレー位置)を見ると一目瞭然で、前回はポイント周辺に多くの選手を配していた。今回はポイント周辺に人数をかけず、外に開いている。少ない人数でも相手に対応できるようになった。個々のパワー向上が戦い方にでています。

-前回は、個々の能力に合った戦い方だったと

小川 メンバーも変わっているし、体格やパワーは4年前よりも間違いなく上がっています。前回大会のエディー(・ジョーンズヘッドコーチ)さんは、あの時点でベストな戦い方をした。それが、今の躍進につながったといえます。

-4年間の進化を踏まえて、データから南アフリカ戦を占ってください

小川 正直言って、1次リーグのデータではほとんど南アフリカが上回っています。ラインアウトなど100%ですから。でも、試合はやってみないと。ホームの利もありますから。勝ってベスト4に進出することを期待しています。

データをもとに4年前との違いを説明するデータスタジアム社アナリストの小川孝明氏
データスタジアム社アナリストの小川孝明氏

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南ア戦闘モード全開「強さ見せたい」入念対策で自信

会見で笑顔を見せる南アフリカのコルビ(左)とH・ヤンチース(撮影・鈴木みどり)

南アフリカ代表は日本戦を「新たな挑戦」と位置づけた。16日、東京都府中市で練習を報道陣に公開し、南アに比べると小柄な日本選手を意識してか、低い姿勢で入るタックルを確認する練習を繰り返した。

15年大会で日本に敗れ、今年9月のテストマッチでは34点差で大勝した。16年リオ五輪7人制で銅メダルに貢献した快足WTBのコルビは「今回は新たな挑戦で非常に楽しみ。より勝ちにこだわった方が準決勝に進むと思うし、南アフリカの強さを見せたい」と戦闘モード全開だ。過去2度の優勝を誇る強豪は海外勢で一番乗りの9月1日に来日し、コンディションも万全。「体の調子も良い。日本の素早い展開ラグビーを封じるオプションも準備している」とトライゲッターは自信をのぞかせた。

記者の質問に答える南アフリカのコッホ(左)。右はモスタート(撮影・鈴木みどり)
記者の質問に答える南アフリカのH・ヤンチース(撮影・鈴木みどり)

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ジョセフHC契約延長へ「早急に決まると」協会見解

ジェイミー・ジョセフHC(2019年10月11日撮影)

日本ラグビー協会の森重隆会長は16日、都内で行われた理事会後に取材に応じ、日本代表をW杯で初めてベスト8進出に導いたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)との契約延長について「ジェイミーじゃなきゃおかしい。早急に決まると思う」と見解を示した。

W杯開幕前に続投に向けた交渉は始めており、条件面などの詳細を詰め、早期の合意を目指していく。理事会では、森会長を筆頭とした選考委員会を立ち上げ、W杯後の体制を決めていくことを確認した。

森重隆日本ラグビー協会会長(2019年10月15日撮影)

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日本ラグビー協会が代表の帯同スタッフ募集 定員1人

日本ラグビー協会は16日、日本代表カテゴリー各チームの「チームサポートスタッフ」を公募すると発表した。

募集人数は1人で、主な業務内容は「日本代表カテゴリー各チームの合宿及び遠征の手配、備品管理、ヘッドコーチの指示による遠征・合宿日程管理、合宿・試合などへの帯同、スタッフ・選手・関係者の通訳など」。協会側の希望条件として「マネージャー経験、英語力(TOEIC700点以上もしくは相当レベル)、普通免許」としている。契約期間は今年12月1日から2020年11月30日までで、更新の可能性もある。

応募締め切りは10月20日で、詳しくは日本ラグビー協会のウェブサイトまで。

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南ア撃破へ「私はテレサの何?」クイズで脳フル回転

会見で笑顔を見せる坂手(撮影・鈴木みどり)

脳までフル回転で下克上の再現だ。ラグビーW杯日本大会で初の8強入りを果たした世界ランク7位日本代表は16日、同5位南アフリカとの準々決勝(20日、東京・味の素スタジアム)に向けて都内で練習。

ジムトレーニング中にクイズを解きながら、試合の苦しい時間帯に頭を使う意識付けを行った。前回大会で日本に敗れて雪辱を狙う南アフリカも、都内で調整した。

   ◇   ◇   ◇

決戦まで残り4日となった日本代表の練習場。FWは体にキレを出すトレーニングの合間、次々とホワイトボードの前へ向かった。

「テレサの娘が私の娘の母だったら、私はテレサの何にあたる?」

「a:祖母 b:母 c:娘 d:孫娘 e:テレサ本人」

フランカーのリーチを筆頭に、じっと問題を見つめ、また次のトレーニングに移る。練習後の記者会見でフッカー坂手は「しんどい状態で、どう頭を使うか。一番しんどい時に判断を下さないといけない。考えながら、相談しながらやっている」と種明かしをした。

8月の北海道・網走合宿から、ガルブレイス・メンタルコーチが導入。WTB福岡、フランカーのラブスカフニらが得意というクイズで、問題を解決する力を高めてきた。「今日の答えは娘です」と笑った坂手は「7点差で守っているところとかで、生きている」。前戦のスコットランド戦最終盤を、実用例で挙げた。

開幕前の9月に行われた南アフリカ戦は7-41で敗戦。リーチは「自分たちで集中しすぎて、周りやスペースが見えなかった」と反省点を挙げる。15年W杯の歴史的勝利再現へ、必ず訪れる正念場。「頭」も武器の1つになる。【松本航】

室内で練習するリーチ(撮影・鈴木みどり)
室内で練習に励む稲垣(撮影・鈴木みどり)

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V2狙う静岡聖光学院、花園で「シード校撃破する」

試合形式でゲインライン突破の練習をする静岡聖光学院ラグビー部の選手ら(撮影・倉橋徹也)

全国高校ラグビー県大会が20日に開幕する。昨年優勝の静岡聖光学院は、少ない時間をムダなく集中して練習に取り組み、全国大会レベルで戦い合うイメージでチーム力を上げてきた。1回戦は静岡高対焼津水産の勝者とぶつかり合う。

   ◇   ◇   ◇

2年連続6度目の全国出場がかかる強豪校。チームを引っ張る、フォワード(FW)の大西馨汰(けいた)主将(3年)は「花園に出て、シード校を撃破する」と高いチーム目標を語った。

取り組んできた課題は主に4つ。攻守切り替えの素早さ、ゲインラインを突破されたときに前へ出る守り、ラインアウトでのセットプレーの安定化、インパクトがあるタックルだ。3番目以外は「どれもできている」とし、第1シードとして迎える初戦の来月4日までに、3番目も仕上げるつもりだ。

実は主将は、今夏の合宿中に激しいアタックで脳振とうに見舞われた。影響はもうないが、大事をとって1カ月ほど練習から遠ざかった。練習に参加できなかった3つ目の課題は、「残された時間でクリアする」。

チームの2~10月の練習は週3回。1回は90分。残り時間はあるようで、あまりない。だが「短時間に集中することで、充実してできている」と心配はしていない。自身は昨年の花園に出場。全国レベルでの選手の強さを実感した。チーム全体で1年かけ高めた技と体力で、再び全国の舞台を勝ち取りにいく。【倉橋徹也】

県大会を目前に士気を高めた静岡聖光学院ラグビー部の選手ら(撮影・倉橋徹也)

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