日刊スポーツ

F1角田裕毅12位繰り上げ、勝負所スピンに「自分自身に腹が立っている」

F1角田裕毅12位繰り上げ、勝負所スピンに「自分自身に腹が立っている」

F1デビュー2戦目で12位に終わった角田裕毅(ロイター)

<F1:エミリア・ロマーニャGP>◇決勝◇18日◇イタリア・イモラ・サーキット(1周4・909キロ)◇63周

ルーキー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)のデビュー第2戦は、痛恨のスピンが響いて13位でゴール。他車のペナルティーにより12位に繰り上がった。

予選1回目でのクラッシュで最後尾20位からスタートした角田は、1周目で15位に浮上。さらにクラッシュによる赤旗中断で33周目には10位まで順位を上げた。しかし35週目に、落とし穴が待っていた。ハミルトン(メルセデス)をインから追い抜こうとアクセルを踏み込んだ際にスピンし、コースアウトしてしまった。

「自分自身にものすごく腹が立っています。今日は速さがあったし、ルイスをオーバーテイクしかけたんです。それなのにアグレッシブにスロットルを踏みすぎてリアがスナップしてスピンしてしまいました。その後もペースが良かっただけにすごく残念」

悔やんでも悔やみきれない。中断時にタイヤをソフトに替え、勝負をかけただけに惜しまれるミスだった。デビューから2戦連続の入賞はならなかった。

予選のクラッシュが精神面に暗い影を落とし、決勝前夜は眠れなかったという。「そのくらい僕にとってはすごく大きな出来事だったということです」。

F1の洗礼を浴びた格好だが、20歳の新鋭はすぐに前を向く。「でもまだ残り21戦あるので、さらに良いレースができるように頑張りたいと思います」と巻き返しを誓った。

(米家峰起通信員)

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佐藤琢磨は13位 自動車インディカー・シリーズ開幕戦 パロウが初勝利

<NTTインディカー・シリーズ>◇18日◇米アラバマ州バーミングハム

自動車のNTTインディカー・シリーズ開幕戦は決勝が行われ、佐藤琢磨(ホンダ)は13位だった。

アレックス・パロウ(スペイン、ホンダ)が同シリーズ初勝利を挙げた。(共同)

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モトGP、ホンダ中上貴晶は10位 昨年骨折マルケス9カ月ぶり復帰し7位

オートバイの世界選手権シリーズ第3戦のポルトガル・グランプリ(GP)は18日、ポルトガルのポルティマンで行われ、最高峰のモトGPクラスで中上貴晶(ホンダ)は10位だった。ファビオ・クアルタラロ(フランス、ヤマハ)が2連勝し、通算5勝目を挙げた。

昨年7月のレース中に転倒し右腕を骨折したマルク・マルケス(スペイン、ホンダ)が9カ月ぶりに復帰し、7位に入った。(共同)

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F1角田13位、痛恨スピン響いた フェルスタッペンが今季初勝利

<F1:エミリア・ロマーニャGP>◇決勝◇18日◇イタリア・イモラ・サーキット(1周4・909キロ)◇63周

ルーキー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)のデビュー第2戦は、痛恨のスピンが響いて13位に終わった。

予選1回目でのクラッシュで最後尾20位からスタートした角田は、1周目で15位に浮上。さらにクラッシュによる赤旗中断で33周目には10位まで順位を上げた。

しかし、再スタートのペースカーによる走行中にスピンしてコースアウト。15位まで順位を下げ、残り30周で13位まで挙げるのがやっとだった。中断時にタイヤをソフトに替え、勝負をかけただけに惜しまれるミスだった。

レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが、今季初勝利。開幕戦優勝のハミルトン(メレセデス)は、32周目の単独クラッシュで9位まで下げたのが響き、追い上げたが2位に終わった。

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F1赤旗で中断、最下位スタートの角田はポイント圏内に GP第2戦

メルセデスのルイス・ハミルトン(ロイター)

<F1:エミリア・ロマーニャGP>◇決勝◇18日◇イタリア・イモラ・サーキット(1周4・909キロ)◇63周

シリーズ第2戦は、雨の中でスタート。予選1回目でクラッシュし、最下位20番スタートの角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)は、スタートから1周目で15位に浮上した。

2周目で14位に上がると、16周目には同僚のガスリーを抜いて13位。27周目にミディアムタイヤに履き替えると、30周目にはジョビナッツィを抜いて12番まで順位を上げた。

直後に、首位を走るメルセデスのハミルトンが31周目にクラッシュ。さらに、32周目にボッタスとラッセルがコース上で衝突し、激しくクラッシュし赤旗で33周目に中断した。

その間に角田はポイント獲得圏内の10位まで順位を上げている。

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F1角田裕毅は予選1回目でクラッシュ、タイムなし敗退/第2戦

<F1:エミリアロマーニャGP>◇予選◇17日◇イモラ・サーキット

自動車レースのF1GP第2戦エミリア・ロマーニャGPの予選が17日にイタリア・イモラで行われ、ルーキーの角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)は、予選1回目(Q1)でクラッシュし、タイムなしで敗退(20位)した。

この日のフリー走行3回目で全体の11番手のタイムを出した角田は、デビュー2戦目の予選でトップ10入りも期待された。しかし、1周目のターン15の出口付近でコントロールを失い、後方からタイヤバリアーに激突。F1初のクラッシュを経験することになった。

10台によるポールポジション争い(Q3)では、開幕戦のバーレーンGPで優勝したメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が1分14秒411で1位。自身99回目のポールポジションを獲得した。

2位はレッドブル・ホンダのペレス(メキシコ)で1分14秒446。3位にレッドブル・ホンダのフェルスタッペン(オランダ)が1分14秒498で続いた。ホンダ勢はアルファタウリのガスリー(フランス)が5位に入り、トップ5に3台が名を連ねた。

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F1角田裕毅、第2戦フリー走行で最下位 2度の赤旗でタイム伸びず

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)フリー走行(ロイター)

<F1:エミリアロマーニャGP>◇フリー走行◇16日◇イモラ・サーキット

自動車レースのF1GP第2戦エミリア・ロマーニャGP(イタリア・イモラ)が16日開幕し、フリー走行で角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)は、2度の赤旗などで思うようにタイムの計測ができず、1分19秒781で最下位となった。

フリー走行が始まり、角田はスタート直後のタンブレロコーナーでいきなりコースアウト。その後ピットに戻り、再びコースに入ったが、赤旗などで思うような走りができなかった。終盤に再度タイムアタックを試みたが、マゼピンのコースアウトにより、再び赤旗でそのまま終了。

1回目のトップは、メルセデスのボッタスで1分16秒564。2位は同じくメルセデスのハミルトンで1分16秒605。3位にレッドブル・ホンダのフェルスタッペンが1分16秒622でつけた。

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佐藤琢磨も松山英樹初V祝福「おめでとうございます!感動しました!」

佐藤琢磨(2017年6月13日撮影)

米自動車レース最高峰の「インディ500」を2度制したドライバー佐藤琢磨(44)も松山英樹のマスターズ優勝を祝福した。

自身のツイッターで、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権で優勝した梶谷翼(兵庫・滝川二高3年)についても触れながら、英文で「日本のゴルフ界にとって歴史的な瞬間を見ることができてとてもうれしい」などと書き込み、さらに日本語で「松山英樹選手、日本人初マスターズ制覇おめでとうございます!! 感動しました!!」と記した。

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大嶋和也、山下健太組が優勝 スーパーGT開幕戦

スーパーGT開幕戦は11日、岡山国際サーキットで決勝が行われ、GT500は大嶋和也、山下健太組(ルーキー)、GT300は藤波清斗、ジョアンパウロ・デオリベイラ組(KONDO)が勝った。

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中上貴晶17位、クアルタラロV オートバイ

<オートバイ:ドーハ・グランプリ(GP)>◇4日◇ドーハ

オートバイの世界選手権シリーズ第2戦のドーハ・グランプリが行われ、最高峰のモトGPクラスで中上貴晶(ホンダ)は17位だった。

ファビオ・クアルタラロ(フランス、ヤマハ)が今季初、通算4勝目を挙げた。(共同)

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角田裕毅「グッとくる体験」憧れ存在抜き去り9位

火花を散らしながらアストンマーティンのストロール(右)と競り合う角田裕毅(ロイター)

<F1:バーレーンGP>◇決勝◇28日◇サキール

日本人7年ぶりのF1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が、デビュー戦で9位に入る健闘を見せた。

スタート時に13位から16位と順位を落としたが、そこから怒濤(どとう)の追い上げ。世界王者経験者を次々と抜き去り、9位でフィニッシュ。デビュー戦で初めてポイント(2点)を獲得した日本人となった。総合5連覇を目指すメルセデスのルイス・ハミルトンが優勝し通算96勝目を挙げた。

   ◇   ◇   ◇

入賞圏内の10位でも角田は満足しなかった。獲物をねらうハンターのように、前を走るストロールを追い詰める。最終周のターン1でついに抜き去り9位に浮上。デビュー戦で日本人初となるポイント2点を獲得して世界が注目する戦いを終えた。

「あそこで抜けなかったら今夜は眠れないぞと思って(笑い)。今日の自分のパフォーマンスはすごく誇らしく思いますし、ボクたちのマシンのパフォーマンスがどれだけすごいかを証明することができた」と角田は手応えを口にした。

夢にまで見たF1デビュー戦のスタート。慎重に入りすぎて、13位から16位に順位を落とした。そこから、怒濤(どとう)の追い上げ劇が始まった。24周目に、ベッテルをホームストレートで、26周目にはアロンソをコーナーで抜いた。いずれも世界王者経験者。特にアロンソはあこがれの存在で「抜くことができたのはすごくグッとくる体験。すごく興奮しました」と喜んだ。

予選ではQ1でいきなり2位に入り、世界をおどろかせたがQ2で敗退。決勝ではスタートをミスしながら、持ち味の攻撃的な走りを見せ、開幕戦からポイントをもぎ取った。「ポイント獲得で50%は満足していますけど、残りの50%は大きなミスもあった。次のレースに向けて、まだまだ改善しなければいけないことが見つかった」と早くも第2戦エミリア・ロマーニャGP(イモラ、4月18日)に目を向けた。

弱冠20歳、00年生まれで初のF1ドライバーとなった角田の歴史を変える戦いが幕を開けた。【桝田朗】

◆角田裕毅(つのだ・ゆうき)2000年(平12)5月11日、相模原市生まれ。4歳でカートに乗り始め、16年にF4日本選手権に参戦。18年にF4日本選手権で総合優勝。19年にF1の登竜門、レッドブル・ジュニアチームに加入。同年F3選手権で総合4位。20年からはF2選手権に参戦し、3勝を挙げ年間3位。F2新人賞と、FIA(国際自動車連盟)新人賞をダブル受賞。12月16日にF1のアルファタウリと契約。160センチ、53キロ。

◆日本人F1ドライバーのデビュー戦 87年に日本人初のフル参戦ドライバーとなった中嶋悟(ロータス・ホンダ)以降、角田まで14人がF1にデビュー。最高位は7位で、87年ブラジルGPで中嶋、97年オーストラリアGPで中野信治が記録。当時のポイントは6位までで、両者とも獲得はならなかった。それに次ぐ順位は09年ブラジルGPの小林可夢偉で9位。同レースの予選11位が日本人の予選最高位。中嶋氏の長男一貴が07年ブラジルGPで10位に入っている。

◆F1の予選、決勝 

予選 1次(Q1)から3次(Q3)までの3回のノックダウン方式で行われ、Q1で5人、Q2で5人が脱落。最後に残った10人でポールポジションを決めるタイムアタックを行う。

決勝 前からタイム順に2列ずつ並んでスタート。決勝レース中に1回以上のタイヤ交換と、2種類以上の硬さのタイヤ使用が義務付けられている。4本の車輪すべてがコースから外れた状態で追い抜く行為はペナルティーの対象。

ポイント 年間王者を決めるポイントは10位までに与えられ、1位25点、2位18点、10位1点など。10位以内が入賞。

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女子中学生ドライバーJujuの米F4参戦見送り

Juju(2017年6月26日撮影)

女子中学生ドライバーのJuju(本名野田樹潤、15)をサポートするNODAレーシングコンサルタンツは29日、今季の主戦場として予定していた「アメリカUS F4選手権」の参戦見送りを発表した。

理由については「諸事情による多岐にわたる問題により、これ以上続けることは、問題解決へ向けても改善されず、慢性的にドライバーへの負担は増える一方であると判断しました」と説明した。

昨季デンマークF4で活躍したJujuは、3月の開幕戦に向けて順調に調整。新たな挑戦へステップを踏んでいたが、足止めを余儀なくされた。事務局は「今後は、どの様な方向が本人にとって良いのか慎重に判断し進めて行く所存です」とした。

Jujuは元F1ドライバー野田英樹氏(52)の娘で、将来の飛躍を期待されている。

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ハミルトンが優勝 F1開幕戦バーレーンGP

開幕戦バーレーンGP予選で13位につけたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅(ロイター)

<F1:バーレーンGP>◇28日◇バーレーン・サキール

3月28日、F1開幕戦バーレーンGP決勝が行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝した。角田裕毅はスタートで出遅れたものの、9位まで挽回してフィニッシュしデビュー戦で入賞、2ポイント獲得を果たした。

ポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はレースをリードしたが、メルセデスAMG勢が先にピットインを仕掛けて逆転。フェルスタッペンは2回目のタイヤ交換を遅らせて1周フレッシュなタイヤで終盤に猛攻を仕掛け、残り4周でいったんはオーバーテークに成功したものの、コース外を走行したためポジションを戻す。そこから再度追い抜きのチャンスは訪れず、ハミルトンが0・745秒差でトップを死守して開幕戦を勝利で飾った。

「プッシュしすぎないようにして、最後にマックスが追い付いてきてからに備えたんだ。なんとか彼を抑え込むことができて良かったよ」

フェルスタッペンは不満げな様子ながら「もちろん残念だけど、彼らと戦えたことはポジティブな要素。このようなかたちでシーズンをスタートできて良かった」と口を真横に結んだ。

角田は1周目の攻防で16位まで後退したものの、粘り強く追いかけて中団勢を抜いてポジションを上げ、最終ラップにアストンマーティンのランス・ストロールを抜いて9位に浮上してみせた。フォーメーションラップで電源が落ちピットスタートを強いられたセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は5位まで挽回、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは4周目の攻防で前走車と接触してフロントウイングを壊し、ノーズを交換して走行を続けたもののマシンのダメージのためペースが上がらずリタイアとなった。(米家峰起通信員)

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角田裕毅、F1デビュー戦は9位 バーレーンGP

<F1:バーレーンGP>◇決勝◇28日◇サキール

F1開幕戦、バーレーン・グランプリ(GP)で、日本人7年ぶりのF1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)がデビューした。13番手からスタートし、9位でフィニッシュした。デビュー戦で入賞し、ポイントを獲得した。

開幕戦を制したのはハミルトン(メルセデス)。2位はフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。

予選では13位につけた。予選は1次、2次、3次と3回に渡って行われ、最終10人で争う3次(Q3)には進めず2次(Q2)で敗退。それでも、1次では全体の2番目のタイムを出し、世界に衝撃を与えた。

角田は思うようにいかなかった予選終了後「今日はすごくがっかりした。でも明日は気持ちをリセットしてF1デビューの日を楽しみたい」と前向きに話していた。

なお、2チームにパワーユニット(PU)を供給するホンダは今季でF1での活動を区切りとする。

◆角田裕毅(つのだ・ゆうき)2000年(平12)5月11日、相模原市生まれ。4歳でカートに乗り始め、16年にF4日本選手権に参戦。18年にF4日本選手権で総合優勝。19年にF1の登竜門、レッドブル・ジュニアチームに加入。同年F3選手権で総合4位。20年からはF2選手権に参戦し、3勝を挙げ年間3位。F2新人賞と、FIA(国際自動車連盟)新人賞をダブル受賞。12月16日にF1のアルファタウリと契約。160センチ、53キロ。

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20歳角田裕毅がF1デビュー、日本人7年ぶり

決勝がスタートした今季開幕戦のバーレーンGP(ロイタ-)

<F1:バーレーンGP>◇決勝◇28日◇サキール

F1開幕戦、バーレーン・グランプリ(GP)で、日本人7年ぶりのF1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)がデビューした。13番手からスタートした。

予選では13位につけた。予選は1次、2次、3次と3回に渡って行われ、最終10人で争う3次(Q3)には進めず2次(Q2)で敗退。それでも、1次では全体の2番目のタイムを出し、世界に衝撃を与えた。

角田は思うようにいかなかった予選終了後「今日はすごくがっかりした。でも明日は気持ちをリセットしてF1デビューの日を楽しみたい」と前向きに話していた。

なお、2チームにパワーユニット(PU)を供給するホンダは今季でF1での活動を区切りとする。

◆角田裕毅(つのだ・ゆうき)2000年(平12)5月11日、相模原市生まれ。4歳でカートに乗り始め、16年にF4日本選手権に参戦。18年にF4日本選手権で総合優勝。19年にF1の登竜門、レッドブル・ジュニアチームに加入。同年F3選手権で総合4位。20年からはF2選手権に参戦し、3勝を挙げ年間3位。F2新人賞と、FIA(国際自動車連盟)新人賞をダブル受賞。12月16日にF1のアルファタウリと契約。160センチ、53キロ 。

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F1角田裕毅「がっかり」バーレーンGP予選13位

開幕戦バーレーンGP予選で13位につけたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅(ロイター)

日本人7年ぶりのF1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が、27日(日本時間28日)に行われた開幕戦バーレーンGP予選で13位につけた。

予選は1次、2次、3次と3回にわたって行われ、最終10人で争う3次(Q3)には進めず2次(Q2)で敗退。それでも、1次では全体の2番目のタイムを出し、世界に衝撃を与えた。

Q2では、チーム戦略でミディアムタイヤを選択しアタックも、思うようにタイムが伸びなかった。角田は予選終了後「今日はすごくがっかりした。でも明日は気持ちをリセットしてF1デビューの日を楽しみたい」と前向きに話した。

ホンダ勢ではレッドブルのフェルスタッペンが1分28秒997とただ一人28秒台でポールポジションを獲得。角田の同僚のガスリーも5位と好位置につけている。マシンの戦闘能力の高いホンダ勢にあって角田が13位からどこまで順位を上げるか注目だ。

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フェルスタッペンがポールポジション獲得 F1

ポールポジション獲得したフェルスタッペン(AP)

<F1:バーレーンGP>◇27日◇第2日◇予選◇バーレーン・インターナショナルサーキット(1周5・412キロ)

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが5位、角田裕毅は13位でQ2敗退となった。

フェルスタッペンは金曜から全てのフリー走行でトップタイムを記録し、予選Q1でも最速。Q2からはメルセデスAMG勢が速さを増してきたものの、Q3最後のアタックを完璧に決めて0.388秒差をつけてポールポジション獲得を決めた。

「クルマはとても上手く機能しているし走っていて楽しい。風がトリッキーではあったしQ2最初のアタックは良くなかったけど、マシンバランス自体は良かったからタイヤをオーバーヒートさせないよう気をつけながらさらにプッシュすることができたんだ。ポールポジションが獲れて良かったよ。昨日のロングランは良くてレースでも良いクルマだと思うし、明日のレースが楽しみだ。まずはシーズンの良いスタートが切れたよ」

アルファタウリ勢は決勝の戦略を考慮してミディアムタイヤでスタートすべくQ2をミディアムで戦ったが、2回目のアタックで充分にタイムを伸ばしたガスリーに対し角田はガスリーの0.690秒差のタイムしか記録できず13位でQ2敗退。Q3に進出したガスリーがソフトタイヤで5番手タイムを記録したことを考えれば、アルファタウリにはマクラーレン勢を上回るポテンシャルがあっただけに残念な結果となった。しかし前方のマクラーレン勢やフェラーリ勢がソフトタイヤでスタートするのに対し、角田はより耐久性の高い新品タイヤでスタートできるため決勝を有利に戦うことができる。

(米家峰起通信員)

ポールポジション獲得したフェルスタッペン(AP)

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F1デビュー角田裕毅がフリー走行7位「悪くない」

<F1:バーレーンGP>◇26日◇第1日◇フリー走行◇バーレーン・インターナショナルサーキット(1周5・412キロ)

日本人7年ぶりのF1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が26日(日本時間27日)、開幕戦のバーレーンGPフリー走行で待望のデビューを飾った。今年から90分から1時間に短縮された2度のセッションで、セットアップの確認や予選のシミュレーション、決勝想定のロングランなど、充実のセッションをこなした。

第1回では、21周の周回で14番手のタイムに終わったが、第2回では同僚のガスリーを0・189秒上回るタイムで全体の7位につけ、適応能力の高さを見せた。決勝想定のロングランは、チーム側のシステムトラブルにより早めに終了。第1日を終えた角田は「悪くない結果ですね。1回目と比べれば、良いパフォーマンスを発揮することができたと思います。明日は、ボクにとって集中すべき点は、自分のパフォーマンスを最大限に発揮するということと、チームメートに勝つと言うことですね」と話した。

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フェルスタッペンがトップタイム、フリー走行2回目

フリー走行1位のフェルスタッペン(ロイター)

<F1:バーレーンGP>◇26日◇第1日◇フリー走行◇バーレーン・インターナショナルサーキット(1周5・412キロ)

3月26日、F1開幕戦バーレーンGPのフリー走行2回目が行なわれ、フリー走行1回目に続きレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイム1分30秒847を記録した。2位にはマクラーレンのランド・ノリス、3位にメルセデスAMGのルイス・ハミルトンと続いた。

90分間から60分間に短縮されたため、セットアップ確認、予選シミュレーション、決勝想定のロングランなど大忙しのセッションとなったが、その中で各車とも充実の走行をこなした。

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、予選想定のアタックラップで僚友ピエール・ガスリーを0.189秒上回るタイムを記録し7番手につけた。決勝想定のロングランでは、ガスリーがソフトタイヤを履いたのに対し角田はミディアムタイヤでの連続走行。最後はチーム側システムのトラブルにより予定よりも早めの走行終了となり「リアタイヤが思いのほか早くタレてコーナーの侵入で不安定さが出た」とチームに報告した。(米家峰起通信員)

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F1ドライバー角田裕毅がフリー走行で待望デビュー

<F1:バーレーンGP>◇26日◇第1日◇フリー走行◇バーレーン・インターナショナルサーキット(1周5・412キロ)

7年ぶりの日本人F1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が、第1回のフリー走行で待望のデビューを果たした。

現地時間午後2時30分から始まったフリー走行では、3回目のアタックで1分33秒863をマークし、その時点で全体の9位のタイムを出した。その後、1分33秒329まで伸ばしたが、1時間のセッションを終えて全体の14位だった。

1位はレッドブル・ホンダのフェルスタッペンで1分31秒394。2位はメルセデスのボッタスで1分31秒692。3位はマクラーレン・メルセデスのノリスで1分31秒897だった。

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F1角田裕毅、開幕戦へ「楽しむ気持ちしかない」

自動車レースの最高峰、F1GPが26日、バーレーンGPで開幕する。日本人として7年ぶり9人目のF1フル参戦ドライバーとなる角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が注目のデビュー戦を迎える。現地入りしたばかりの角田に、日刊スポーツが単独インタビューし、開幕直前の心境は、今後のことを聞いた。

-今の心境は

角田 本当に楽しみな気持ちでいっぱいです。緊張している? とかプレッシャー感じる? とか聞かれるんですけど、まったく逆にその余地がないというか、プレッシャーを感じる意味もないし緊張する要素もない。何が起こるか分からないですし、初めてのデビュー戦なのでもう楽しむんだという気持ちしかないです。

-アルファタウリとの契約後の会見では、30年までに年間王者7回のルイス・ハミルトンを抜くといった野望も披露したが、今後の青写真は

角田 今は目の前のことしか考えなくて、あまり将来の具体像とか2年目こうしよう、3年目どうしようとかなくて、今年に集中しようと。ボク、結構昔は未来とかそういった2年後、3年後どうしようとか、考えていたんですけど、ボク的にはプレッシャーに捉えちゃって自分的には、メンタルトレーナーと話しながら、逆にボクは目の前のことに集中した方が、よくなるし結構落ち着いていられるので、結果的に将来というのは、目の前の成績に集中して、それが勝手についてくるものだと思っているので。良くなったら良くなったで、次の年の体制だったり整ってくると思うんですけど、まあ本当に今に集中して。ルイス・ハミルトン選手の7度目の優勝とか、なんかのインタビューで「野望は何ですか?」って聞かれたと思うんですけど。とにかく今年は野望もそうですけど、あまりそういうこと考えてなくて、今年はチームメートにガスリー選手がいて、経験も豊富なドライバーなので、そういった選手から多くの経験や技術を盗んで、自分に生かしていきたいなという、そういうシーズンなので。7度のタイトルを将来抜きたいとかは、まだレースも始まっていないし、自分がそのペースだと持たないので、今年のことだけに集中します。

-昨年、メンタルトレーナーをつけて成績が良くなったと聞いていますが、その効果は

角田 レースウイークで練習始まる前とか、練習終わったあとが特になんですけど。ペースが良かったり、ペースが悪くても、予選に向かうときに結構、オレ失敗したらどうしようとか、決勝いい位置からスタートしたいので、予選を失敗したら、良かったらよくなるけど、逆に悪かったらこうなるとか、考えてしまうので、予選前に緊張どうしてもしてしまったんですね。緊張すると硬くなったり、自分の中でドライビングとか結構柔らかかったりした方なんですけど、かたくなっちゃってミスを恐れながら走るような、どうしてもそんな走りになってなかなか思うようにタイムが出なかったんです。メンタルトレーナーと話したのは、とりあえずにプランに従って、予選も練習もそうですけど、プランがあるので、プランだけに集中してそれに乗っかっていくように、プランに従って走るようにと言われて、本当に毎週、次のコーナーだったり次の週のこのコーナー、あとは予選の1周目の1コーナーでどこの位置でブレーキ踏むかとか、そういったところを考えるようにして、目の前目の前の判断を考えるようにして、やっぱり結果のところは結果論でしかないので、なったらなったでいいじゃんみたいな感じで。今の目の前のことに集中して、結果は勝手についてくるようなものなので、本当に目の前のことに集中するようにしてからは、そこまで緊張することもなくなりましたし、本当にリラックスして臨めるようになったので、コンスタントに結果が去年の優勝で出たので。

-予選、決勝前のルーティンは

角田 まだ特に決めてなくて、しいて言うなら、特にレース前は早めにウオームアップを毎回するんですけど、ちょっと体を動かして血流をよくするんですけど、ちょっと寝転がってリラックスする、音楽とか聞いたりしてリラックスするような時間を毎回設けています。結構、邦楽が好きで、日本にいると洋楽、こっちにいると英語ばっかりなので、邦楽聞きます。今流行の曲だったり、最近は優里とか聞いています。

-中嶋悟氏が鈴鹿サーキットレーシングスクール時代の最終テストで3位(2位以内が合格)になった角田さんを推薦してフォーミュラへの道が開けたと聞いています。中嶋氏は「ヘアピンやシケインといった車速がすごく落ちるところの操作が気に入った。しっかり方向転換が短い時間でできているところが目立った。F1ドライバーで言えばフェルナンド・アロンソのようだった」といった話をされていました

角田 とても光栄なことですし、推薦してもらったことは聞いていたんですけど、具体的にどういう風にホンダに言ってくれたか聞いていなかったんですけど、素直にうれしいですね。特にアロンソは誰もが認めるドライバーですし、今年も出るので。ボクがブレーキ、特にシケインのブレーキとかが自信あって、オーバーテークとかもブレーキングで自信持って抜けるので、そういったところを見てもらって本当に感謝ですし、それがなかったら今のボクはいないので、感謝しています。【桝田朗】

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落選のはずの角田裕毅を救った中嶋悟氏「楽しんで」

中嶋悟氏(1992年1月19日撮影)

自動車レースの最高峰F1シリーズが26日開幕の第1戦バーレーン・グランプリ(GP)で始まる。今季は7年ぶりの日本人ドライバー、角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)がデビューする。その角田がF1へステップアップするきっかけをつくったのが、日本人初のF1フル参戦ドライバー、中嶋悟氏(68)。中嶋氏に、スーパールーキーへの思いを聞いた。

【取材・構成=桝田朗】

   ◇   ◇   ◇

中嶋氏のひと言が、角田の運命を変えた。16年秋。校長を務める鈴鹿サーキットレーシングスクールのフォーミュラ部門はスカラシップ選考会を迎えていた。同年春に入校した8人は、夏までに4人に絞られ、上位2位には、ホンダの支援でフォーミュラカーのシートが与えられる卒業レース。そこで、角田は3位に終わった。

中嶋氏 テストは講師が私情をはさまないよう、名前と車番を分からないようにしてやった。私が見ていて、一番推したい番号が角田だった。終わってみたら、この子落っこったっていうから、(ホンダに)余裕があればお手伝いしてあげればと言ったんだ。

角田は2位以内に入ることができなければ、レースをやめると決めていた。まさに、崖っぷちからの逆転劇。中嶋氏はシケインやスプーンといったコーナーでの角田の走りに将来性を見いだしていた。

中嶋氏 車速がすごく落ちるところでの操作が気に入ったのかな。彼がシケインに入っていくところ、出て行くところの車の方向転換がちょっと目についた。自分から車の動きを能動的につくる、そういう動きが見えた。F1でいうと(年間王者2回、通算32勝の)フェルナンド・アロンソのように、しっかり方向転換することが、短い時間でできている。ちょっと、ほかとは違う角度で走るドライバーだったけどね。

中嶋氏の推薦によって、角田は17年に念願のF4のシートを手に入れ、18年にはF3へ昇格。さらに19年には欧州でF1の登竜門と言われるレッドブル・ジュニアチームに加入。欧州F3、20年に同F2とトントン拍子にF1への階段を駆け上った。

34歳でF1デビューした中嶋氏には、日本の若手ドライバー育成へ、1つの思いがあった。現役時代から、後にF1参戦する野田秀樹や中野信治を英国の自宅に住まわせ、経験を積ませた。引退後は、ホンダと話し合い、若手育成のための鈴鹿サーキットレーシングスクールを創設した。

中嶋氏 (自分がF1を始めた)34歳では遅いから、早くF1に行けるために、若いうちからやって、早めに判断できるように多くの人が安い費用でできる場所を提供したかった。モータースポーツは自力でやるとお金が大変。スクールという同じ土壌でやれば、あきらめもつくし、次の進路へも変更しやすいから。

そのスクールからは、佐藤琢磨ら国内外で活躍するドライバーが育っていった。中嶋氏が願ったように、20歳でF1デビューする角田のような若者が羽ばたいていった。

中嶋氏 テレビの放送を、嫌でも見るようになるだろうね(笑い)。あまり大きなプレッシャーは必要ないし、チームでどれだけのことができるか。チームメートのガスリーに勝てたらすごいよね。存分に楽しんでほしい。

◆中嶋悟(なかじま・さとる)1953年(昭28)2月23日、愛知県岡崎市生まれ。高校在学中にカートを始め、73年にレースデビュー。87年に日本人初のF1年間フル参戦を果たし、同年ブラジルGPでロータス・ホンダからデビュー。91年まで80戦に出走し、同年の英国GPで自己最高の4位入賞。引退後は、93年から鈴鹿サーキットレーシングスクール校長を18年まで務める。また、ナカジマレーシングの監督としてスーパーフォーミュラやスーパーGTなどに参戦。長男・一貴は07年から09年にF1に参戦。次男大祐もレーシングドライバー。

角田裕毅

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ホンダ田辺TD、参戦最終年「悔いの無いかたちで」

2021年シーズン開幕戦バーレーンGPを直前に控え、今季限りでF1から撤退するホンダは1戦1戦悔いの無いように戦っていきたいと決意を明らかにした。

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは次のように語った。

「ホンダにとってはF1参戦最終年ということで、ひとつひとつ大事に、精いっぱい、やり残したことがあったというようなことではなく、できることは全てやったというかたちで1戦1戦を戦い、悔いの無いかたちで我々に残された23戦を終えられればと思っています」

ホンダは新骨格のパワーユニットを1年前倒しで完成させて投入。昨年の王者メルセデスAMGの今季型パワーユニットでの伸びしろを想定した上で設定した性能ターゲットを、達成していることを開幕前テストで確認している。

「当然我々としては2021年に向けてメルセデスAMGに『追い付け追い越せ』という(狙いで)去年のメルセデスAMGのレベルから通常の開発で性能向上してくることも鑑みてターゲットを設定していますから、パワーユニットのターゲットを設定して、それに達したということは確認しています。今年のメルセデスAMGがどういう性能でスタートするかは分かりませんが、予選・決勝が終われば我々の目にも皆さんの目にもある程度の答えが見えてくるんじゃないかと思います」

(米家峰起通信員)

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角田裕毅F1開幕戦へ「プレッシャー感じていない」

3月26日に開幕する2021年のF1開幕戦バーレーンGPを前に、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はプレッシャーも緊張もないと語った。

「フィジカル面もメンタル面も今のところ全く普通で特にプレッシャーも感じていないですし、緊張もないですね。4歳でカートを始めて夢見てきたF1の世界でどこまでやれるか、ワクワクしています。普通のレース週末の前と同じような気持ちでいますし、今のところはすごくリラックスしていて良い感じだと思います」

3月12日から14日に行われたバーレーン合同テストの後は、イギリスの自宅に戻ってレッドブルのファクトリーへ行きシミュレーター作業。トレーニングに明け暮れ、24日にバーレーンに戻ってきた。

開幕前テストではスムーズに見えた角田とアルファタウリ・ホンダの走りだが、実際にはマシンが曲がりにくく角田好みの挙動ではなかった。開幕戦に向けてチームとともにデータ解析と対策を進め、金曜フリー走行で最終の確認を行う。

「一番メインになってくるのはどれだけ曲がるクルマにできるかっていうことです。特に追い風になった時にフロントグリップとトラクションがすごく悪かったので、それを改善できるような対策はしてきたと聞いています。まずはクルマの確認と、僕は自分のドライビングに集中してクルマに早く慣れていつものリズムを取り戻せるようにすることです」

3日間のテストでは総合2番手タイムを記録したものの、各車の燃料搭載量は分からず、本当の実力は分からない。角田も具体的な目標は設定せず、可能な限りの走りを披露したいという。

「どんなレースになるのか、経験が無いので全く分かりません。とにかく可能な限りプッシュして、可能な限りポイントを取りたいですね。特に予想はしていないし、とにかくプッシュするだけです」

(米家峰起通信員)

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角田裕毅26日F1デビュー、過去中嶋悟らフル参戦

日本人F1フル参戦ドライバー※所属チームはデビュー当時

7年ぶりの日本人F1ドライバーとして今季デビューする角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が、26日開幕の第1戦バーレーンGPで攻めの走りを誓った。

    ◇    ◇    ◇  

日本人F1初優勝の可能性を秘める逸材が、熱い思いで開幕戦を待ちわびる。たった半年前には未知の世界だったF1が、テスト走行を経て徐々に自分の血となり肉となっていく。14日に、開幕戦のバーレーンで最後のテストを終えたばかりの角田は、自信にあふれていた。

「テストでもトップ3に入れたことは自信につながる。開幕戦は今もっているパフォーマンスを出し切って、思い切りプッシュして攻めていきたい」と抱負を語った。さらに「バーレーンは去年(下のカテゴリー0で)勝っているので自信はある。自分のすべてを出し切るので楽しみにしていてください」と強気の言葉も飛び出した。

16歳で初めてF1の原点ともいえるフォーミュラカーに乗ってからわずか4年。F1への階段を実力で駆け上がった。F1の登竜門で欧州のドライバーでも厳しいレッドブルのスカラシップを受け、その期待に昨年F2総合3位という結果で応え、F1へのキップをつかんだ。

昨年12月のアブダビで初めてF1マシンに乗ってから3カ月。バーレーンでの合同テストでは最終日の14日、優勝候補フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に次ぐ全体2番手のタイムを出して実力を証明した。「新しいマシンは乗りやすいです。最初のアブダビでは疲れたけど、バーレーンでは疲れなかったし、首も痛くなかった」と淡々と話した。

00年生まれのF1ドライバーは、欧米を含めても初めて。今季は、伝説のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハーの息子・ミックら3人がデビューするが、その中でも1番の評価を受ける。これまで17人の日本人が挑戦して果たせなかった、優勝や年間総合王者への期待も高まる。【桝田朗】

21年F1GP日程

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F1初参戦の角田裕毅、開幕戦へ「すべて出し切る」

開幕戦のバーレーンGPを前にリモート会見を行った角田裕毅

7年ぶりの日本人F1ドライバーとして今季デビューする角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が、26日開幕の第1戦バーレーンGPで攻めの走りを誓った。17日は、英国からリモート会見。合同テストでの手応えや日本人悲願の初優勝、10月10日日本GP(鈴鹿サーキット)への強い思いも口にした。

  ◇   ◇   ◇

日本人F1初優勝の可能性を秘める逸材が、熱い思いで開幕戦を待ちわびる。たった半年前には未知の世界だったF1が、テスト走行を経て徐々に自分の血となり肉となっていく。14日に、開幕戦のバーレーンで最後のテストを終えたばかりの角田は、自信にあふれていた。

「テストでもトップ3に入れたことは自信につながる。開幕戦は今もっているパフォーマンスを出し切って、思い切りプッシュして攻めていきたい」と抱負を語った。さらに「バーレーンは去年(下のカテゴリー0で)勝っているので自信はある。自分のすべてを出し切るので楽しみにしていてください」と強気の言葉も飛び出した。

16歳で初めてF1の原点ともいえるフォーミュラカーに乗ってからわずか4年。F1への階段を実力で駆け上がった。F1の登竜門で欧州のドライバーでも厳しいレッドブルのスカラシップを受け、その期待に昨年F2総合3位という結果で応え、F1へのキップをつかんだ。

昨年12月のアブダビで初めてF1マシンに乗ってから3カ月。バーレーンでの合同テストでは最終日の14日、優勝候補フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に次ぐ全体2番手のタイムを出して実力を証明した。「新しいマシンは乗りやすいです。最初のアブダビでは疲れたけど、バーレーンでは疲れなかったし、首も痛くなかった」と淡々と話した。

00年生まれのF1ドライバーは、欧米を含めても初めて。今季は、伝説のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハーの息子・ミックら3人がデビューするが、その中でも1番の評価を受ける。これまで17人の日本人が挑戦して果たせなかった、優勝や年間総合王者への期待も高まる。

そんな角田はあこがれの選手として、総合優勝7回のハミルトンや、レッドブルのエース、フェルスタッペンの名前を挙げた。あこがれの存在への第1歩となる今年の目標を「ポイントをできるだけ取れるような、その中で表彰台や優勝ももちろんしたい」と言ってのけた。さらに10月10日の日本GP。F1へのスタートを切った原点の鈴鹿サーキットでの凱旋(がいせん)試合に「日本のファンの前で走れるのは楽しみ」と思い募らせた。【桝田朗】

角田裕毅(つのだ・ゆうき)

◆生まれ 2000年(平12)5月11日、相模原市。

◆カートから ジムカーナ経験のある父の勧めで4歳からカートに乗る。15年の全日本カート選手権で総合2位。

◆中嶋悟が恩人 16歳で鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ部門に入校。当初の8人から4人に残り、フォーミュラカーに乗るためのスカラシップテストで3位。本来2位までが合格も、テストを見ていた当時校長の中嶋悟氏の推薦でフォーミュラカーのドライバーとなる。

◆全カテゴリーで優勝 17年F4の第2戦岡山で初優勝。18年には優勝7回で年間王者。18年夏に欧州F3合同テストに参加。その走りが認められ、F1の登竜門と呼ばれるレッドブル・ジュニアチームに所属。19年は欧州F3でも優勝。20年に昇格したF2でも優勝3回で総合3位。F2新人賞と、FIA(国際自動車連盟)新人賞をダブル受賞。

◆日本人初 20年の活躍が認められ、F1を含む新人ドライバー対象のFIAルーキー・オブ・ジ・イヤーを日本人として初めて受賞。

◆契約 昨年12月16日にF1のアルファタウリと契約。

◆住まい 将来のレッドブルチームへの昇格も期待され、同チームの英国の本拠地となるミルトンキーンズに住む

◆趣味 シューティングゲームなどのゲーム好き。しかしレースのゲームは「現実的ではないので、好きではない」

◆身長・体重 160センチ、53キロ。

◆角田裕毅(つのだ・ゆうき)2000年(平12)5月11日、相模原市生まれ。4歳でカートに乗り始め、16年にF4日本選手権に参戦。18年にF4日本選手権で総合優勝。19年にF1の登竜門、レッドブル・ジュニアチームに加入。同年F3選手権で総合4位。20年からはF2選手権に参戦し、3勝を挙げ年間3位。F2新人賞と、FIA(国際自動車連盟)新人賞をダブル受賞。12月16日にF1のアルファタウリと契約。160センチ、53キロ。

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鈴鹿8耐11月に延期 新型コロナ防止対策を踏まえ

鈴鹿8時間耐久ロードレース(2007年7月29日撮影)

株式会社モビリティランドは17日、7月15日~18日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催予定の「2021 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会」を、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況や、出入国規制をはじめとする各地域での防止対策を踏まえ、11月5日~7日に延期すると発表した。

この延期に伴い、併催予定だった「鈴鹿4時間耐久ロードレース」は開催を中止する。また、当初、11月6、7日に予定していた「2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦第53回MFJグランプリスーパーバイクレースin鈴鹿」の開催日程を、7月17、18日に変更し「2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦第53回MFJグランプリスーパーバイクレースin鈴鹿」として開催すると発表した。

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F1ホンダエンジン開発総責任者が世界一奪還誓う

F1の合同テストで走行する、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅(ロイター)

F1ホンダエンジン開発総責任者の浅木泰昭氏(本田技研HRD Sakura センター長)が最後の年に世界一奪回を誓った。

26日開幕の今季F1第1戦バーレーンGPを前に16日、リモート会見。21年を最後にF1から撤退するホンダだが、あえて新エンジンを投入した。

自らもF1エンジン開発に携わり、その経験を生かしてオデッセイ、N-BOXなどを生み出した浅木氏は、新エンジン投入の理由として「今年1年間、何としても世界一になったという自信を糧に技術者人生を切り開いて欲しい」と、若いエンジニアへの思いを話した。

よりコンパクトなパワーユニットとなった新エンジンは、ホンダの撤退が決まった昨年春に一時凍結されたが、「今のままだと(ライバルの)メルセデスは超えられない」と浅木氏が八郷隆弘社長に直訴。昨年秋ごろから開発を再開し、開幕にこぎつけた。

昨季は供給するレッドブルで2勝、アルファタウリで1勝を挙げた。12日~14日に開幕戦が行われるバーレーンで行われた合同テストでは、レッドブルのフェルスタッペンが1番、アルファタウリのルーキー、角田裕毅が2番手のタイムをたたき出した。

浅木氏は「我々としては非常にいいテストができた。ただ、よそのチームの競争力は分からない。今は不安と期待が大きい時期」と話した。今季は、優勝候補のフェルスタッペンとペレスを擁するレッドブルと昨年1勝を挙げたガスリーと日本人7年ぶりのF1ドライバーとなる角田裕毅(20)を擁するアルファタウリの2チーム4台で総合王者を取りに行く。

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F1角田裕毅「最高の気分」テスト走行で驚異の走り

F1の合同テストで走行する、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅(ロイター)

F1の開幕前合同テストが14日、開幕戦が行われるバーレーンのサキールで行われ、今季からデビューする角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)が驚異の走りでアピールした。

テストは12日から3日間行われ、角田は185周を走行した。最終日のこの日、決勝レースと同じ57周を休憩なしで周回。セッション終盤、タイムアタック用のタイヤで1分29秒053。昨季2勝したフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の1分28秒960に次ぐタイムをたたき出した。

角田はテスト後「F1マシンで全開アタックして、2番手に入るというのは最高の気分。この位置で3日間を締めくくれるというのは、素晴らしいこと」と手応えを口にした。アルファタウリのトスト代表からも「裕毅は非常に優れたパフォーマンスを発揮した」と高評価を与えられた。

角田は、小林可夢偉以来7年ぶりの日本人F1ドライバーとなる。F1の登竜門と言われるレッドブルのジュニアチームを経てF1に昇格。ミハエル・シューマッハーの息子ミックら3人のルーキーの中でも、最も期待の高い選手として注目されている。26日の開幕を「今からわくわくしている」と心待ちにしている。

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フェルスタッペンがトップ、角田裕毅2番手タイム

トップタイムをマークしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(ロイター)

3月14日、F1の2021年シーズン開幕前テスト最終日がバーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイム、そしてアルファタウリ・ホンダの角田裕毅が2番手タイムを記録した。

フェルスタッペンは午後のセッションを担当し淡々とテスト項目をこなしたが、最後の1時間でC3タイヤ、C4タイヤを投入してタイムアタックを敢行。最も柔らかいC5タイヤを使うことなく1分28秒960のトップタイムを記録した。

角田裕毅も午後の担当で、この日は実際のレースを想定したレースシミュレーションを行なった。途中でスピンを喫して予定より早めにピットに戻りタイヤ交換を行なう場面もあったが、それ以外は極めて安定したペースで走行を続けて決勝レース距離の57周を休憩なしの連続走行で走り切った。

セッション終盤にはC4タイヤとC5タイヤを投入してタイムアタックを行ない、1分29秒053を記録。フェルスタッペンから僅か0.093秒差の2番手でセッションを終えた。

王者メルセデスAMGはマシンバランスが不安定で、この日もルイス・ハミルトンがスピンを喫するなど仕上がり不足を露呈。タイムでも1,065秒差の5番手に留まっている。

開幕戦バーレーンGPは同地で3月26日〜28日に開催される。

(米家峰起通信員)

2番手タイムをマークしたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅(ロイター)

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