日刊スポーツ

ホンダ田辺TD「色々含めて上手く戦えた」PP獲得

ホンダ田辺TD「色々含めて上手く戦えた」PP獲得

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクター

<F1:第20戦ブラジルGP>◇16日◇予選◇インテルラゴス・サーキット

F1第20戦ブラジルGP予選でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、チームは歓喜に包まれた。

第18戦メキシコGPでは予選で最速タイムを記録しながら黄旗無視の3グリッド降格ペナルティを科されてポールポジションからスタートすることができなかっただけに、フェルスタッペンも「2回目って言ったけど、僕は3回目だと思っているから。メキシコでも獲っているから、ハンガリーとメキシコに続いて3回目だよ」と語り、喜びもひとしおだった。

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターもメキシコで獲り逃したポールポジションを獲得できたことに喜びを見せた。

「FP1が雨でほとんど走れず昨日から時間の短い中で走行を重ねてきて、まだクルマには課題を抱えているというようなことをマックスも言っていましたけど、最終的に予選でピッタリと合わせ込めたということでポールポジションを獲ることができました。メキシコGPで最速タイムを記録しながらポールポジションを失ったというのが引っかかっていましたから、それを今年中に取り戻せたのは非常に明るい話題だと思います。夏休み前のハンガリーでポールを獲って、その後はフェラーリが速くてメルセデスAMGも依然として強くて上に行かれてたのが、ここのところ少し様相が変わってきた中でメキシコで取り損なったポールポジションをここで獲得できたのは大きな意味があると思います」

レッドブル・ホンダの最高速の伸びに注目が集まったが、最高速は330km/hでフェラーリと同等。メルセデスAMGはメインストレートでは327km/h、バックストレートでは330km/hと僅かに遅れを取った。これは標高800mのサンパウロでターボのコンプレッサーにこれ以上の負荷をかけられず、平地に較べて性能低下を余儀なくされているからだとメルセデスAMGは説明する。

これに対してホンダはスペック3から使用しているホンダジェットの技術を織り込んだターボの効率が高く、高地でも効果を発揮している。田辺テクニカルディレクターはこう語る。

「今回の効果がどこまでははなんとも言えませんが、(標高2200mの)メキシコレベルでは、本田技術研究所の技術を入れてスペック3から投入したターボの効果があるかないかと言えば、あります。ただし我々も別に高地に合わせた設計をしているわけではありません。全体的に効率が上がったことで、効率マップの端っこの方の圧縮比が高いところでも効果があったということですね」

事実、ハードウェアとしては車体もパワーユニットも日本GP以降は大きな変化はない。フェルスタッペンはマシンバランスが極めて良かったと語り、田辺テクニカルディレクターもマシンパッケージとして上手く仕上げることができたのが大きかったと語った。

「パッケージとして空力、パワーユニット、タイヤマネージメント、予選アタックに出るタイミングなど色々含めて上手く戦うことができたと思います。その結果としてポールポジションを獲得することができたということだと思います」

(米家峰起通信員)

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フェルスタッペンPP獲得「走っていて楽しい」F1

ブラジルGP予選 タイムアタックするフェルスタッペン(AP)

<F1:第20戦ブラジルGP>◇16日◇予選◇インテルラゴス・サーキット

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。第12戦ハンガリーGP以来、通算2度目(メキシコGPでは予選最速ながら3グリッド降格)。

フェルスタッペンは予選Q1、Q2とトップタイムを記録。最後のQ3では1回目の走行でわずかにコースをはみ出すミスを犯したが、最後のアタックではしっかりとラップタイムをまとめ上げポールポジションをものにした。

「Q3の1回目は違うライン取りを試したんだけど、今日は路面が熱くて(リアのグリップが低下し)オーバーステアが出てしまった。でも2回目のアタックではきちんと修正することができた。今週末はフリー走行からマシンがものすごく速いし、走っていてとても楽しい。このポールポジション獲得はとてもうれしいよ」

2位にはフェラーリのセバスチャン・フェテル。僚友シャルル・ルクレールは前戦でのパワーユニットトラブルを受けて新品投入を余儀なくされ10グリッド降格が決まっている中で果敢に攻めたが、Q3最後のアタックではミスが目立ち、今季王者ルイス・ハミルトンに逆転を許し4位となった。

レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは0・427秒差の6位、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも中団グループ最上位の7位に付ける好走を見せた。

(米家峰起通信員)

ブラジルGP予選 タイムアタックするフェルスタッペン(AP)

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フェラーリがワンツー フリー走行、疑惑払拭の好走

11月15日、F1第20戦ブラジルGPの金曜フリー走行が行われ、フェラーリが1-2を独占した。セバスチャン・フェッテルが1分9秒217でトップ、シャルル・ルクレールも0.021秒差で続いた。

前戦USGPに続きパワーユニットの運用に関する技術指示書が統括団体FIA(国際自動車連盟)から出され、フェラーリのこれまでの好調が不正使用によるものではないかとの疑惑が渦巻き、これがどう影響するか注目される中で疑惑を払拭するような好走を見せた。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが0.134秒差の3位。アレクサンダー・アルボンは路面が濡れたコンディションで行われた午前中のセッションでクラッシュを喫し、フリー走行2回目でも1.058秒差の9位と出遅れた。

トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリー車にパワーユニットのトラブルが発生したと見られ、白煙を上げてストップ。ダニール・クビアトはコースオフを喫し、マシンを止めたところで煙が上がって大きく消火剤を浴びることとなった。(米家峰起通信員)

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ロレンソが今季限りで現役引退 モトGP総合V3度

オートバイの世界選手権シリーズで最高峰のモトGPクラスを3度の総合制覇した32歳のホルヘ・ロレンソ(スペイン、ホンダ)が14日、今季最終戦で17日に決勝が行われるバレンシア・グランプリ(GP)を最後に現役を引退すると発表した。(共同)

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レッドブル・ホンダ3位、田辺TD「実力で負けた」

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクター

<F1第19戦:USGP>◇決勝◇3日◇テキサス州オースティン

11月3日に行なわれたF1第19戦USGPでレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが3位に入り、第15戦シンガポールGP以来となる1カ月半ぶりの表彰台を獲得した。

フェルスタッペンは終盤にタイヤ戦略の異なる2位のルイス・ハミルトンを追い詰め、アクシデントに対する黄旗で追い抜きのチャンスを逃したものの好結果に手応えを感じたと話した。

「僕らとしてはやれる限りのことはやれたと思う。何かが起きたときのことを考えてなんとか彼らの背後に留まろうとしたけど、今日はメルセデスAMGの方が少しだけ速かった。最後はバックストレートで黄旗が出ていたせいでDRSが使えなかったから、あれがなければ(ハミルトンを抜いて)2位になれたと思う」

マシンにはダメージがあり、その不利をカバーしての好走だった。

「レース序盤はとても変な感じのオーバーステアがキツくて苦しんでいた。スタート直後にバルテリ(・ボッタス)と接触して、チームからはフロントウイングのダメージのせいだと言われたけど、レース後に見てみるとリアタイヤ前方のフロアの大きなパーツも失っていたから、その影響はかなり大きかったね」

しかしホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは、メルセデスAMGに実力で完敗だったと振り返った。予選でも0.067秒差の僅差だったとは言えそれは全体的にタイム差がつきにくいサーキット特性もあり、メルセデスAMGやフェラーリの後塵を拝したことに変わりはなく、決勝でもメルセデスAMGの戦略に完敗したと話した。

「対メルセデスAMGで見れば今日は完全に着いていけないような状況でしたし、2台で1ストップと2ストップに分けてきたメルセデスAMGに対して、勝ったボッタスと同じ2ストップ作戦でしたが2台ともに前に行かれてしまったというのを見ても戦略的な問題というよりも実力の差による結果かなと思います。結局のところ今回の予選でも差が縮まったとは言え、それはここのサーキット特性ゆえか全体的に差が縮まっただけで、フェラーリとメルセデスAMGに次いでのポジションという位置関係は変わっていませんから。タイヤに対する車体特性も含めて、今日はその実力で負けたということですね」(米家峰起通信員)

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メルセデスのボッタスが優勝 F1米国GP

F1米国GPで優勝を飾り、トロフィーを持って喜ぶボッタス(AP)

<F1第19戦:USGP>◇決勝◇3日◇テキサス州オースティン

メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポールトゥウインを飾った。

スタートで首位をキープしたボッタスは、3位に浮上し先にピットインしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の戦略に呼応して2ストップ作戦に。対するチームメイトのルイス・ハミルトンは1セット目のタイヤをボッタスより10周長く我慢して使い1ストップ作戦を採って対抗。

ボッタスは残り4周で追いついてハミルトンを逆転し優勝を勝ち取った。しかし2位に入ったハミルトンが自身6度目のドライバーズタイトル獲得を決めた。

「とても良い優勝だったと思う。昨日からクルマがすごく良くて速さがあった。ルイスがどんな戦略を採ってくるか分からなかったし、2ストップ作戦で勝てるだけの速さがあって良かった。今はルイスにおめでとうと言いたい。今年は僕もタイトルを目標にしていたけど、来年挑戦することにするよ」

ミハエル・シューマッハの7冠に次ぐ単独2位の6度目のタイトル獲得を決めたハミルトンは不振で5位に終わった予選からの挽回にホッとした表情を見せた。

「ぼうぜんとした気分だよ。今日は本当にタフなレースだった。昨日もすごくタフな予選だったしそこから挽回しチームに1-2フィニッシュをもたらすためにできる限りの努力をしたよ。6歳か7歳の頃、父に『絶対に諦めるな』と言われ、それが僕ら家族のモットーだったんだ。今はまだ実感が湧かないけど、チームのみんなに感謝したいよ」

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが3位、アレクサンダー・アルボンが5位に終わった。(米家峰起通信員)

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平川&キャシディ組、最終戦Vも総合2位に笑顔なし

500クラス第8戦決勝成績

<自動車:スーパーGT>◇第8戦◇3日◇栃木県・ツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)◇決勝

500クラスの最終戦を制した平川亮、ニック・キャシディ組の2人に笑顔はなかった。

4番手スタートながら1周目に3位に上がり、6周目に2位へ。32周目にトップに立ったが、前戦までの7点差が響いて総合2位に終わった。平川は「チャンピオンを取りたかったので悔しいというか、あんまり言葉にできない」、スーパーフォーミュラとの2冠を狙ったキャシディは「難しいレースだった」と肩を落とした。

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平中&安田組「一瞬はてなマークが」棚ぼた逆転優勝

300クラス第8戦決勝成績

<自動車:スーパーGT>◇第8戦◇3日◇栃木県・ツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)◇決勝

300クラスは劇的な逆転劇で幕を下ろした。

トップを快走していた蒲生、菅波組がチェッカーフラッグ目前でストップ。追い抜いた安田裕信は「一瞬はてなマークが浮かんだ。棚ぼたですが、マシンのフィーリングが良く、そこまで走ったのが優勝につながった」とニンマリ。平中克幸も「ラッキーもあったけど、初のシーズン2勝がうれしい」と目を細めた。

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大嶋&山下組「喜んでくれる」亡き恩人贈る初総合V

GT500クラスで総合優勝を果たした、左から大嶋和也、脇阪寿一監督、山下健太

<自動車:スーパーGT>◇第8戦◇3日◇栃木県・ツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)◇決勝

GT500クラスは予選2位の大嶋和也(32)、山下健太組(24=WAKO’S 4CR LC500)が2位に入って初の総合優勝を決めた。

行くしかなかった。山下はアクセルを踏み込んだ。王者を争う平川は2台体制のトムスチームのアシストもあって首位に浮上。3位の山下は、もう1台に5周以上もブロックされていた。「抜かなければ王者はない」。38周目。前を走る関口が遅い車に手間取っているチャンスを逃さなかった。

「ちょっと強引だったけど引くつもりはなかった」。少し前に出たが、相手も引かない。並走しながら2つのコーナーを通過し、ぶつかりながら最終コーナーへ。立ち上る砂煙から先に出てきたのは山下だった。初の王者が決まった。

「すごい衝撃だった。バイブレーションも起きて、最後までもってくれてよかった」とメカニックに感謝した。来季はトヨタからWEC世界耐久選手権に出場する予定で、スーパーGTでは走らない。「接戦で走れるのは世界的にも例がない」と残念がった。

名門ルマンチームにとっては前身の全日本GT選手権時代の02年以来、17年ぶりのドライバータイトルだった。16、17年も最終戦まで王者を争いながら2、3位に終わった。所属11年目の大嶋は禁酒、2キロの減量、車と同じ青という占いのラッキーカラーにも頼った。「エースとして、いつ愛想を尽かされるかと心配するシーズンもあった。2位とは7点差あったが、すごい緊張していた」。苦しみ抜いての栄冠だった。

忘れてはいけない人がいた。チーフエンジニアだった山田健二さん。昨年4月22日、急性心筋梗塞で亡くなった。享年54。「どうなってしまうんだろうとぼうぜんとした」と大嶋は悲嘆に暮れたが、立ち止まるわけにはいかなかった。今季から阿部和也エンジニアが加入。「車のレベルが格段に上がった。プライドもあるはずだけど、健二さんの流れを理解してセッティングなどを合わせてくれた。健二さんも天国で喜んでくれていると思う」と大嶋は言った。恩人に贈るタイトルだった。

◆山下健太(やました・けんた)1995年(平7)8月3日、千葉市生まれ。05年からカートに本格参戦し、14年マカオGP9位。15年からスーパーGT300クラスに出場し、500クラスは18年からフル参戦。16年全日本F3総合優勝。17年スーパーフォーミュラに転向し、今季は第6戦で初優勝を飾るなど総合5位。東海大工学部卒。175センチ、63キロ。

◆大嶋和也(おおしま・かずや)1987年(昭62)4月30日、福岡市生まれ。8歳からカートを始め、07年マカオGP3位、全日本F3総合優勝、スーパーGT300クラス王者。09年からスーパーGT500クラス、フォーミュラ・ニッポンに参戦。今季スーパーフォーミュラ14位。171センチ、61キロ。

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49歳高木涙の17年ぶり総合V「おじさんに夢を」

GT300クラスで総合優勝を果たした、左から鈴木亜久里代表、福住仁嶺、高木真一

<自動車:スーパーGT>◇第8戦◇3日◇栃木県・ツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)◇決勝

300クラスでは49歳のベテラン高木真一が17年ぶりの総合優勝を飾った。「チャンピオンとりました。50歳前後のおじさんに夢と希望を与えたね。まだまだいけますよ」と笑わせたが「17年だよ」と言うと言葉に詰まった。王者を争ったのは17年前にコンビを組んだ52歳の新田守男だったのも因縁か。終盤は追い上げられたが、レース後はハグして健闘をたたえ合った。

勝因は全8レースでポイントをマークした安定性。さらに箱車初体験の22歳福住仁嶺が、予選を含めて成長したこと。鈴木亜久里監督は「不安で胃が痛くなるが、本人はケロッとしている。どんどんステップアップしてもらいたい」と苦笑い。福住は「2位とは14・5差あったけど不安でいっぱいだった。亜久里さんの怒った顔を見たくなかったので、怒ってない顔をイメージして走った。高木さんの涙を見てウルッときた」。ベテランと若手の息の合ったコンビネーションが最大の勝因だった。

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49歳高木真一17年ぶりV「おじさんに夢と希望」

<自動車:スーパーGT>◇第8戦◇3日◇栃木県・ツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)◇決勝

GT300クラスは予選5位の高木真一、福住仁嶺組が4位で逃げ切り総合優勝となった。

   ◇   ◇   ◇

49歳のベテラン高木が17年ぶりの総合優勝を飾った。「チャンピオンとりました。50歳前後のおじさんに夢と希望を与えたね。まだまだいけますよ」と笑わせたが「17年だよ」と言うと言葉に詰まった。王者を争ったのは17年前にコンビを組んだ52歳の新田守男だったのも因縁か。終盤は追い上げられたが、レース後はハグして健闘をたたえ合った。

勝因は全8レースでポイントをマークした安定性。さらに箱車初体験の22歳福住が、予選を含めて成長したこと。鈴木亜久里監督は「不安で胃が痛くなるが、本人はケロッとしている。どんどんステップアップしてもらいたい」と苦笑い。福住は「2位とは14・5差あったけど不安でいっぱいだった。亜久里さんの怒った顔を見たくなかったので、怒ってない顔をイメージして走った。高木さんの涙を見てウルッときた」と言った。ベテランと若手の息のあったコンビネーションが最大の勝因だった。

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スーパーGT最終戦、大嶋・山下組が初の総合優勝

<自動車:スーパーGT>◇第8戦◇3日◇栃木県・ツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)◇決勝

GT500クラスは予選2位の大嶋和也(32)、山下健太組(24=WAKO’S 4CR LC500)が2位に入って初の総合優勝を決めた。チームのルマンにとっては、前身の全日本GT選手権時代の02年以来17年ぶりのドライバー王座となった。

車のサイドを接触させながら2位まで順位を上げた山下は「チームにとって特別の一戦だった。絶対取らないと思っていた」と言った。02年の優勝ドライバーでチームを率いて4年目の脇阪寿一監督は「本当に強くなった」と感激していた。優勝は、2年ぶりの王者を狙っていた予選4位の平川亮、ニック・キャシディ組(KeePer TOM’S LC500)が飾った。

GT300クラスは予選5位の高木真一(49)、福住仁嶺組(22=ARTA NSX GT3)が4位で逃げ切り総合優勝となった。優勝は、ゴール直前で逆転した平中克幸、安田裕信組(GAINER TANAX GTーR)が今季2勝目を挙げた。

◆大嶋和也(おおしま・かずや)1987年(昭62)4月30日、福岡市生まれ。8歳からカートを始め、07年マカオGP3位、全日本F3総合優勝、スーパーGT300クラス王者。09年からスーパーGT500クラス、フォーミュラ・ニッポンに参戦。今季スーパーフォーミュラ14位。171センチ、61キロ。

◆山下健太(やました・けんた)1995年(平7)8月3日、千葉市生まれ。05年からカートに本格参戦し、14年マカオGP9位。15年からスーパーGT300クラスに出場し、500クラスは18年からフル参戦。16年全日本F3総合優勝。17年スーパーフォーミュラに転向し、今季は第6戦で初優勝を飾るなど総合5位。東海大工学部卒。175センチ、63キロ。

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中嶋一貴、関口雄飛組がPP スーパーGT

自動車のスーパーGT最終戦となる第8戦は2日、栃木県のツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)で公式予選が行われ、GT500クラスは中嶋一貴、関口雄飛組(au TOM’S LC500)が1分35秒964で、ポールポジション(PP)を獲得した。第3戦の鈴鹿以来となる今季2度目のPPに関口は「中嶋選手と組んで2年間、そのコンビネーションの成果です」と笑顔で話した。

GT300クラスは荒聖治、アレックス・パロウ組(McLaren 720S)が1分45秒907のコースレコードでPPを獲得した。

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メルセデスのボッタスがPP「うまくまとめた」

<F1第19戦:USGP>◇予選◇2日

メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。

コースコンディションが悪く路面のバンプが問題になった今年のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、金曜フリー走行ではメルセデスAMG勢が苦戦。しかし走行データを元にセッティングを煮詰め直してマシンを立て直した。予選Q1からルイス・ハミルトンが先行したがQ3のアタックではボッタスが好ラップをまとめ上げて最速タイムを記録。フェラーリ勢とレッドブル・ホンダ勢を僅差で抑えきった。

「Q3最初のアタックではとても良いラップを決めることができた。昨日はクルマに色々と問題があってイマイチだったけど、今日は全てを上手くまとめ上げることができたんだ」

2位にで0.012秒差でフェラーリのセバスチャン・フェッテル、3位に0.067秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーがQ3に進んだものの最後のアタックを決めきれず10位、ダニール・クビアトはコース外にはみ出して走行したためQ2のアタックラップが削除されてQ3侵出を逃し13位に終わった。(米家峰起通信員)

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中嶋一貴、関口雄飛組がPP スーパーGT最終戦

自動車のスーパーGT最終戦となる第8戦は2日、栃木県のツインリンクもてぎ(1周4・801キロ)で公式予選が行われ、GT500クラスは中嶋一貴、関口雄飛組(au TOM’S LC500)が1分35秒964でポールポジション(PP)を獲得した。

第3戦の鈴鹿以来となる今季2度目のPPに関口は「中嶋選手と組んで2年間、そのコンビネーションの成果」と笑顔で話した。GT300クラスは荒聖治、アレックス・パロウ組(McLaren 720S)が1分45秒907のコースレコードでPPを獲得した。

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ハミルトン、フリー走行でトップタイム F1

フリー走行 トップタイムを記録したハミルトン(ロイター)

<F1:第19戦USGP>◇フリー走行◇1日◇サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。ハミルトンはこのレースで8位以内に入るか9位でファステストラップを記録すれば自動的に今季のドライバーズタイトルが決まる。

2位には0・301秒差でフェラーリのシャルル・ルクレールが入った。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンがフリー走行1回目でトップタイムを記録したが、これは他チームが2020年用タイヤのテスト走行に注力したため。フリー走行2回目では0・315秒差の3位、アレクサンダー・アルボンは1・202秒差の6位につけた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも1・277秒差の7位につけトップ3チーム以外では最上位に付ける好走を見せた。(米家峰起通信員)

フリー走行 トップタイムを記録したハミルトン(AP)

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F1で新ルール導入へ 運営予算が193億円上限に

国際自動車連盟(FIA)は10月31日、2021年シーズンから戦力の均衡化やレースの競争力を高めることを目的とした新ルールを導入すると発表した。

各チームの年間レース運営予算は1億7500万ドル(約193億円)が上限となり、AP通信によると違反すれば年間優勝が剥奪されるなどの罰則が科されるという。資金力が豊富なチームはレース運営に5億ドル近くを費やしているのが現状。また標準的な部品の使用を義務付け、車両の重量が増して速度が抑制されるようにもする。新ルールによって年間のレース数が現在の21から25に拡大する可能性がある。(共同)

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ハミルトン逆転10勝目「素晴らしい戦略」F1

優勝したハミルトン(ロイター)

<F1:第18戦メキシコGP>◇決勝◇27日◇エルマノス・ロドリゲス・サーキット

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今季10勝目を挙げた。通算83勝目。しかしチームメートのバルテリ・ボッタスが3位に入ったためドライバーズタイトル決定はならなかった。

スタートでフェラーリ勢がリードし、3番グリッドのハミルトンは好加速を見せたものの行き場を失い、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと交錯してポジションを落とした。しかし早めにピットインして残り40周をハードタイヤで走り切るアグレッシブな戦略を成功させ、40周目まで引っ張ったセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)、2ストップ作戦を採ったシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転することに成功した。

「僕らはこのサーキットでは苦戦を強いられることを覚悟してやってきた。スタート直後にダメージを負ったこともあった。第2スティントは長すぎるんじゃないかと思った。でもなんとか勝つことができた。素晴らしい戦略を用意してくれたチームに本当に感謝しているよ」

予選でポールポジションを獲得したフェルスタッペンは黄旗無視のため3グリッド降格ペナルティーを科され、スタート直後にハミルトンと接触し9位まで後退。その後バルテリ・ボッタスを抜いた際に接触がありリアタイヤがパンクして最後尾まで落ち、6位まで挽回するのがやっとだった。アレクサンダー・アルボンは5位でフィニッシュ。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは9位、ダニール・クビアトも入賞圏内でフィニッシュしたものの最終ラップに他車との接触があり10秒加算ペナルティーを科され11位に終わった。(米家峰起通信員)

今季10度目の優勝を喜ぶハミルトン(ロイター)

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フェルスタッペンが降格 F1メキシコGP予選

<F1第18戦:メキシコ・グランプリ(GP)>◇26日◇メキシコ市◇予選

トップのタイムだったマックス・フェルスタッペン(オランダ、レッドブル・ホンダ)は他車のクラッシュ後に減速しなかったとして降格となり、27日(日本時間28日)の決勝は4番手からスタートする。

ポールポジションにはシャルル・ルクレール(モナコ、フェラーリ)が繰り上がった。

アレクサンダー・アルボン(タイ、レッドブル・ホンダ)が予選5位。トロロッソ・ホンダ勢はダニール・クビアト(ロシア)が9位、ピエール・ガスリー(フランス)が10位だった。(共同)

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フェルスタッペンPP「新パーツが強力だった」F1

ポールポジションを獲得したフェルスタッペン(ロイター)

<F1:第18戦メキシコGP>◇予選◇26日◇エルマノス・ロドリゲス・サーキット

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。レッドブル・ホンダにとっては第12戦ハンガリーGP以来2回目のポールポジション。

金曜から好調のレッドブル・ホンダ勢だったが、予選ではパワーを向上させるフェラーリ勢と僅差のバトルとなった。Q1では先行しトップタイムを刻んだが、Q2ではわずかに後塵(こうじん)を拝した。それでもQ3の1回目のアタックで1分14秒758という昨年のタイムを1/1000秒上回るタイムを記録してトップに立つと、最後のアタックではバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がクラッシュを喫したため上位勢のタイム更新ができず、そのままフェルスタッペンのポール獲得が決まった。

「ここ数戦はフェラーリがとても速かったけど、今回僕らは新パーツも持ち込んできたしとても強力だった。マシンも正しいバランスに仕上げることができたし、Q3では全てをひとつにまとめ上げることができたんだ。このポジションに戻ってくることができて本当にうれしいよ」

ドライバーズタイトル決定がかかるルイス・ハミルトンは予選4位。このレースでボッタスよりも14点多く獲得することが決定条件だが、マシンのダメージ状況によってはボッタスがピットレーンスタートとなる可能性もあるため、タイトル決定の可能性が消えたわけではない。(米家峰起通信員)

メキシコGP予選 コースに出るフェルスタッペン(AP)

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フェテル、フリー走行でトップタイム メキシコGP

フリー走行でタイムアタックするフェテル(AP)

<F1:第18戦メキシコGP>◇フリー走行◇25日◇エルマノス・ロドリゲス・サーキット

フェラーリのセバスチャン・フェテルがトップタイムを記録した。

前夜の大雨で路面コンディションは悪く、各ドライバーがタイヤの性能低下とグリップ不足に苦しむ中で1分16秒607を記録。昨年の金曜タイムを0・1秒上回った。

過去2連勝中のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)も0・115秒差の2位につけ、トロロッソ・ホンダ勢も6位・7位と好位置につけたうえ、決勝を見据えたロングランでも好ペースを刻んだ。

標高2200mに位置するメキシコシティーでは、気圧が低く空気は平地の20%ほど薄い。そのためマシンを地面に押しつけるダウンフォースは弱くなり、パワーユニットに入る酸素量も減るためパワーダウンを余儀なくされる。ターボチャージャーの過給圧を上げてより多くの空気を取り込むことでその落ち幅をなるべく小さくするが、各メーカーでその許容量は異なるため勢力図も通常とは異なる。

ドライバーズチャンピオン決定がかかるルイス・ハミルトンは、このレースでチームメートのバルテリ・ボッタスより14点多く獲得することが必要。しかしメルセデスAMG勢は4位、5位にとどまっている。

(米家峰起通信員)

フリー走行 ピット作業を行うフェテルのマシン(AP)
ガレージから出るフェテルマシン(ロイター)

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ルノー勢、規定違反で失格 F1日本GP

国際自動車連盟(FIA)は23日、三重県鈴鹿サーキットで13日に行われたF1シリーズ第17戦、日本グランプリ(GP)で6位と10位に入ったルノー勢を失格とする処分を発表した。車両に搭載されていたブレーキバイアス調整システムにドライバーを補助する機能があったとして、規定違反に当たると判断した。

この結果、トロロッソ・ホンダ勢のピエール・ガスリー(フランス)は7位、ダニール・クビアト(ロシア)は10位に繰り上がった。(共同)

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ボッタスが今季3勝目、メルセデスは6連覇決める

優勝したボッタスはトロフィーを手にガッツポーズ(AP)

<F1:日本GP>◇決勝◇13日◇鈴鹿サーキット

メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが優勝した。第4戦アゼルバイジャンGP以来となる今季3勝目。

スタートでポールポジションのセバスチャン・フェテル(フェラーリ)が出遅れ、好発進のボッタスが首位に浮上。台風の影響で路面コンディションが悪くタイヤの性能低下が予想よりも大きくなり、1回ストップ予定が2回になったが、盤石のレース運びで他車に付け入る隙を与えず、後続に11秒の差をつけて独走勝利を飾った。

「3番グリッドからのスタートというのは簡単ではないけど、本当にすごく良い発進加速を切ることができたんだ。そこからはペースがすごく良かったからリードを保ってレースをコントロールすることができた。とてもハッピーだよ」

フェテルはレース終盤にルイス・ハミルトンの猛追をなんとか抑えきって2位でフィニッシュ。しかしメルセデスAMGはこの1-3フィニッシュで2019年のコンストラクターズタイトル獲得を決め、2014年から6年連続となる偉業を達成した。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンがスタート直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)に接触されてマシンにダメージを負い、14周走ったところでマシンをガレージに戻してリタイア。残ったアレクサンダー・アルボンも他車との接触で手負いの状態だったが、4位でフィニッシュ。トロロッソ・ホンダもピエール・ガスリーが中団グループの激戦を制して8位で入賞を果たした。(米家峰起通信員)

コンストラクターズ部門で6連覇を達成したメルセデスAMGのクルーは優勝したボッタス、3位ハミルトンとともに喜ぶ(AP)

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フェテルPP「本番は午後の決勝」ルクレール2位

日本GP予選 タイムアタックするフェテル(ロイター)

<F1:日本GP>◇予選◇13日◇鈴鹿サーキット

午前10時、台風19号の影響で前日にキャンセルとなったF1第17戦日本GPの予選が行われ、フェラーリのセバスチャン・フェテルがポールポジションを獲得した。

フリー走行ではメルセデスAMGに対して後れを取っていたフェラーリ勢が予選最後のQ3で息を吹き返し、フェテルが最速タイムを記録。僚友シャルル・ルクレールも0・189秒差の2位で続きフロントロウを独占した。

「晴天に恵まれて良かったけど金曜とは全く違うコンディションだったし、フロントロウを取れるとは予想していなかったよ。S字で向かい風だったから(ダウンフォースが増加して)クルマのフィーリングは最高だった。でもまだ仕事の一部が終わったに過ぎない。本番は午後の決勝だよ」

2位のルクレールは「今日はセバスチャンには勝てなかった。決勝ではメルセデスAMG勢が速いはずだ」と警戒。メルセデスAMG勢ではバルテリ・ボッタスの3位が最上位という結果になったが、「マシンの全力を引き出すことができたし自分としては良い気分。フェラーリはいつも予選で隠し球を持っているし、これ以上は不可能だった。でもこれで勝負が決まったわけじゃない、本番は数時間後だ」と振り返った。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが0・787秒と大きな差をつけられ5位。アレクサンダー・アルボンも1/1000秒まで同タイムを記録したが、記録した順で順位が決まり6位。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは9位、ダニール・クビアトは14位という結果になった。

決勝は当初の予定通り午後2時10分から行われる。(米家峰起通信員)

コースレコードを2度更新してポールポジションを獲得したフェラーリのセバスチャン・フェテル(撮影・宮崎幸一)
コースレコードを2度更新してポールポジションを獲得したフェラーリのセバスチャン・フェテル(撮影・宮崎幸一)
日本GP予選 ポールポジションを獲得したフェテル(ロイター)

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ボッタスがFP1、2トップタイム/F1日本GP

FP1、2を通じてトップに立ったメルセデスのバルテリ・ボッタスだが、空は暗く台風の影響が近づく(撮影・宮崎幸一)

10月11日、F1第17戦日本GPの金曜フリー走行が行なわれ、午前・午後のセッションともにメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。台風19号の影響で土曜のスケジュール中止が決まり、日曜朝に行なわれることになった予選が実施できない場合はこのフリー走行の結果でスターティンググリッドが決まるため本格的なタイムアタックも行なわれ、ボッタスはすでに昨年のポールタイムに0.015秒差、コースレコードまで0.4秒まで迫る1分27秒785を記録している。

シーズン後半戦に入り苦戦を強いられているメルセデスAMGは、この日本GPに大型空力アップデートを投入。高速コーナーが多く空力性能が問われる鈴鹿でその効果が発揮された。

同じくアップデートを投入したレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが0.281秒差の3位につけた。その後方にフェラーリ勢のシャルル・ルクレールとセバスチャン・フェッテル、6位にアレクサンダー・アルボン(レッドブル)。トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが9位、ダニール・クビアトが12位となった。

なお、台風の影響で土曜はサーキットが閉鎖となり、全ての予定がキャンセル。F1の予選は日曜の朝10時から行なわれ、決勝は予定通り午後2時10分に開始となる予定。(米家峰起通信員)

FP2で3位につけたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(撮影・宮崎幸一)
FP2で4位につけたフェラーリのシャルル・ルクレールは、デグナー1のバンプで火花を散らす(撮影・宮崎幸一)

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山本尚貴がF1初ドライブ「尋常じゃないパワー」

父の誕生日に鈴鹿フリープラクティス1でF1デビューを果たしたトロロッソ・ホンダの山本尚貴は、観覧車をバックにコースを駆け、チームメートのアルボンに0.1秒差に迫る(撮影・宮崎幸一)

F1日本GPのフリー走行1回目には山本尚貴がトロロッソ・ホンダから出走。全20台中最多の30周を走行し、危なげのない走りでチームのプログラムをこなし、トップから3.287秒遅れの17位、チームメイトのダニール・クビアトの0.098秒差というタイムを記録してみせた。「できるだけの準備はしてきたものの自分の力と自分の準備が充分なのか正直言って不安なところもいっぱいあったんですけど、チームの助けもあって大きなミスもなく終えることが出来ました。ポジションとしては下位に沈んでしまいましたしダニー(ル・クビアト)にも負けてはしまいましたけど、チームのデータ比較に使えるくらいの速さで走れて良いパフォーマンスをほんの少しだけ示せたかなと思います」

F1マシンで最も驚いたのは1000馬力に迫ろうかというパワーだという。「尋常じゃないパワーでした。こんなパワーを体験したことはなかったので、それが最大の違いでしたね。これを言葉で表わすことはできないですね。ロケットに乗ってるみたいで、こんなパワーでレースをやってるのかと思うと、改めてF1ドライバーに対する尊敬の念が湧いてきました。今までは憧れの舞台だったけど、ものすごく身近に感じることができたし、もっともっとF1を知りたいなと思いました」

山本のもとには海外メディアも多数取材に訪れ、今後のF1ドライブのチャンスにも注目が集まるが、山本は慎重な見方を見せた。「今はまだFP1を終えたばかりですし何とも言えません。まずはこのセッションのことをチームと話し合い、今後のことはレッドブルやヘルムート・マルコさんと話しあっていくことになります。まだスーパーフォーミュラとスーパーGTはそれぞれ1戦ずつ残っていますし、スーパーフォーミュラの方はチャンピオンの可能性も残っているので、まずはそのタイトルを獲得することに集中したいと思います」(米家峰起通信員)

父の誕生日に鈴鹿フリープラクティス1でF1デビューを果たしたトロロッソ・ホンダの山本尚貴は、チームメートのアルボンに0.1秒差に迫る(撮影・宮崎幸一)
F1デビューを果たしたトロロッソ・ホンダの山本尚貴は、チームメートのアルボンに0.1秒差に迫り「尋常じゃないパワーでロケットみたいでした」と笑顔を見せる(撮影・宮崎幸一)

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フェルスタッペン1回目は5位 F1日本GP

<F1:日本グランプリ(GP)>◇第17戦◇11日◇三重県鈴鹿サーキット

開幕してフリー走行の1回目が行われ、レッドブル・ホンダ勢はマックス・フェルスタッペン(オランダ)が5位、アレクサンダー・アルボン(タイ)は6位だった。

最速タイムはメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)がマークした。トロロッソ・ホンダの山本尚貴は17位。午後に2回目のフリー走行を実施する。12日の予選は台風接近の影響で中止となり、13日に予選と決勝が実施される。(共同)

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12日のF1日本GP予選中止 13日予選後に決勝

国際自動車連盟(FIA)は11日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで12日に予定されていた自動車のF1シリーズ第17戦、日本グランプリ(GP)の予選を台風接近のため中止すると発表した。

最終日となる13日は午前10時から予選を行い、決勝は当初の予定通り午後2時10分からスタートする。(共同)

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山本尚貴F1初ドライブへ「走りで期待に応えたい」

F1第17戦日本GPのフリー走行1回目に出走する山本尚貴

10月11日に行なわれるF1第17戦日本GPのフリー走行1回目に出走する山本尚貴が、自身初めてのF1マシンドライブに向けて最後の調整を行なった。

前日の午後に鈴鹿サーキット入りした山本は、チームと合流してフリー走行のプログラム内容についてのミーティングを重ねた。この日はともにマシンをセットアップし運営するエンジニアたちと1周5.807kmのコースを歩いてお互いの理解を深め合うとともに、さらにプログラムの吟味と準備を進めていった。

F1はセットアップやデータ収集などが多岐にわたるため、いくら準備してもしきれないと山本は話した。「いくら時間があっても足りないし、いくら頭があっても足りないくらいだなという気分ですが、楽しんではいますけどね。鈴鹿の経験はたくさんあるから良いんですけど、F1の実走での経験は全くないわけですから、出来る限りの準備をしようと今も頑張っている最中です。本当に時間が過ぎるのがあっという間という感じですね」。

シミュレーターでその速さを体感しているとはいえ、実際にF1マシンをドライブするのは初めて。ある程度のレベルで走るならば容易だが、限られた時間の中でマシンの限界点に近いレベルで走らせるためには多くが求められると山本は言う。「思い出作りでF1を運転することだけなら全然普通に運転は出来るんですけど、そのためにここに来ているわけではないし、90分間という限られた時間の中でどこまでやれるか。実質3ランしかできなくてタイヤのセット数も決まっている。その中で自分がどこまでやれるか。時間がたっぷりあって練習すれば速くなれる人はたくさんいるけど、この限られた時間の中でどれだけ習熟度を高くして自分のモノにできるかというのがドライバーとしてひとつ求められていると思います。それが出来るかどうかは自分の実力次第だと思います」。

明日の午前10時から90分間のフリー走行1回目でどんな目標を掲げるのか。山本は鈴鹿に詰めかける大勢のファンの声に応えられる走りを見せたいと意気込みを語った。「思いはいっぱいあるんですけど、ちょっと一言では言い表せない。レーシングドライバーは結果が全て。明日走りで皆さんの期待に応えたいなと思っています」。(米家峰起通信員)

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山本尚貴、日本GPフリー走行出走へ F1第17戦

山本尚貴

トロロッソとホンダは7日、山本尚貴が今週末に行なわれるF1第17戦日本GPの金曜フリー走行1回目(10月11日・鈴鹿サーキット)に出走することを明らかにした。日本人のF1公式セッション参加は2014年の小林可夢偉以来5年ぶり。

山本は昨年、日本のスーパーフォーミュラとスーパーGTの両選手権でチャンピオンに輝き、F1のチャンスを模索。今年の第11戦ドイツGP・第13戦ベルギーGPを訪れてトロロッソに帯同しチームの作業内容を学ぶとともに、レッドブルのファクトリーにあるシミュレーターをドライブしてエンジニアから高い評価を受け、日本GPのフリー走行出走に向けて準備を進めてきた。

F1マシンを極めて正確に再現したシミュレーターを7月に初めてドライブし、そのすごさを実感したことで「どうしてもこのクルマに実際に乗ってみたい」と改めてF1への思いを強くしたという山本は、次のように今回のチャンスについて語った。

「まず、今回私にこのような素晴らしい機会をくださったScuderia Toro Rosso、Red Bullグループ、そしてHondaに感謝を申し上げます。小さいころから自分の夢だったF1マシンを、鈴鹿という特別な舞台、そして日本人のファンの皆さんの前でドライブできることを本当にうれしく思っています。ここに来るまでに、F1のレース週末にToro Rossoに帯同したり、Red Bullのファクトリーでシミュレーターに乗ったりと、いろいろな準備を重ねてきました。当日は、チームが予選と決勝でいい結果を残せるよう、有益なデータを集めることが私のメインの仕事になりますが、それと同時に自身のパフォーマンスを最大限に発揮できるよう努めたいと思います。27年前の鈴鹿でF1を見たあの日からずっと憧れ続けてきたこの舞台で自身が走れる事に感謝をし、その夢の瞬間をファンの皆さんとともに楽しみたいと思っています。ご声援、よろしくお願いいたします」

トロロッソ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストは、かつてラルフ・シューマッハがフォーミュラニッポンに参戦し王者となった際にマネージャーを務め、1年間日本で暮らしたため日本文化や日本人の良いところを熟知している人物。ホンダとも良好な関係を構築しているトスト代表は、山本のFP1起用について次のように述べた。

「今年の日本グランプリのFP1で、山本選手が素晴らしい仕事をしてくれると確信しています。彼は昨年のSUPER GTとSUPER FORMULAでダブルタイトルを獲得した才能あるドライバーで、鈴鹿サーキットについても熟知しています。いくつかのF1のレース週末でチームに帯同し、すでにエンジニアたちともいい関係を築いていますし、シミュレーターでのドライブも経験済みですので、FP1を走る準備はできていると思っています。今回最も大切なことは、山本選手自身がこの世界で最も素晴らしいサーキットの一つである鈴鹿でF1マシンの走りを楽しむことです。そして、スタンドを埋める日本のファンの皆さんにも、その姿を見て喜んでいただければと思っています」

ベルギーGP後にイタリア・ファエンツァにあるトロロッソのファクトリーを訪れ、シート合わせなどの準備は完了。山本はピエール・ガスリーに代わってそのマシンに乗り込み、2017年にスーパーフォーミュラでチームメイトとして戦ったガスリーとともに走り、初めてのF1ドライブを経験することになる。(米家峰起通信員)

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