日刊スポーツ

V発進の羽生結弦「よく立ってくれた」右足首に感謝

友野一希は合計203・08点で7位、金博洋が優勝

<フィギュアスケート:ロンバルディア杯>◇15日◇イタリア・ベルガモ◇男子フリー

ショートプログラム(SP)11位の友野一希(同大)は、ジャンプの着氷が乱れてフリー6位の141・39点で、合計203・08点の7位だった。

SPで首位に立った18年平昌冬季五輪4位の金博洋(中国)が、フリーは冒頭の4回転ルッツを決めて小差の2位に付け、合計268・31点で優勝した。(共同)

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V発進の羽生結弦「よく立ってくれた」右足首に感謝

羽生結弦(19年3月23日撮影)

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇最終日◇14日(日本時間15日)◇カナダ・オークビル◇男子フリー

男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(24=ANA)が、フリーで180・67点を記録し、合計279・05点で優勝した。

   ◇   ◇   ◇

羽生が挑んだ4度の4回転ジャンプ。ループとサルコーは着氷で乱れ、2度のトーループは回転不足と判定された。だが、ステップとスピンで全て最高難度のレベル4を並べるなどして得点を積み上げた。演技終了後は、リンク中央でひざまずきながら右足首を優しく数回たたいた。「(4回転)ループとサルコーは本当によく立ってくれたと思った。ありがとうという感じでした」と感謝した。午前の公式練習では1本も成功しなかった4回転ループを着氷させた。

今季のショートプログラム(SP)とフリーは、ともに昨季の再演。だからこそ初戦とは言え、ミスのない演技を自分に強く課している。「いいジャンプが跳べてナンボだと思う。この構成ではクリーンに滑りたかった」と悔しがった。ただ、昨季のこの大会に比べて合計点で15・40点も高く、今季初戦としては悪くないスタートを切った。

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優勝の羽生結弦が北京への思い、引き際の美学を語る

優勝したオータム・クラシック閉会後に、報道陣の囲み取材に応じる羽生結弦

【オークビル(カナダ)=佐々木隆史】五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)が、22年北京オリンピック(五輪)を視野に入れていることを初めて明かした。

フリー180・67点を記録し、合計279・05点で今季初戦で優勝。大会終了後、これまで明言してこなかった北京五輪への思いを語った。史上初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)成功を第一優先にしながらも、その先に3度目の大舞台を見据えた。

   ◇   ◇   ◇

3連覇が懸かる22年北京五輪について、羽生は「(そのシーズンまで)そのままやっていたら出ます」と、さらりと言ってのけた。大会終了後、会場内の一室で行われた日本メディア向けの囲み取材。矢継ぎ早にさまざまな質問が飛んだ。引き際について「負けるぐらいだったら辞めろっ、て思ってる。ぶざまな姿は絶対見せたくない」と価値観を示した上で、「明言はできないですけど、常に強い自分でありつつ、その先にそれ(北京五輪)があったらと思います」と、今後についての思いを初めて明かした。

これまで「次の五輪については考えられない」と態度を明らかにしていなかった。3月の世界選手権後、同じように北京五輪について聞かれた時は「誰が北京五輪でチャンピオンになるのかを楽しみにしながら、これから過ごしていきたい」などと話していた。しかし、この日は「自分の中では競技生活の延長線上にある」と、自身の競技人生の中に組み込んでいることを明かした。

消えかけた炎が再燃している。幼少期から「夢は19歳と23歳でオリンピックに出て、両方優勝して辞めること」だったという。その言葉どおり14年ソチ、18年平昌で優勝。達成感とともに、勝利への欲が消えた自分に気が付いた。しかし世界選手権で2位になったことで、再びエンジンがかかった。「羽生結弦終わったな、と言われるのは絶対嫌」と、さらなる高みを目指し、歩き始めている。

五輪は視野に入れつつ、今は4回転半ジャンプ習得を最優先に掲げる。「4A(クワッドアクセル)やるためにスケートやってるなって思う。そのために生きている。修行僧みたいな感じ」と強い思いを口にした。ジスラン・コーチは「彼は挑戦することが好きだし、自分の限界に挑戦したい男」と羽生を評する。夢の4回転半ジャンプ習得の先には、北京五輪が自然と見えてくる。

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樋口新葉は8位 ロンバルディア杯

<フィギュアスケート:ロンバルディア杯>◇14日◇イタリア・ベルガモ

女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)9位の樋口新葉(明大)がフリー8位の112・04点をマークし、合計164・37点の8位だった。

SP3位のアンナ・シェルバコワ(ロシア)がフリーで1位となり、合計218・20点で逆転優勝した。(共同)

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羽生結弦が北京五輪視野「そのままやってたら」

優勝したオータム・クラシック閉会後に、報道陣の囲み取材に応じる羽生結弦

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇最終日◇14日(日本時間15日)◇カナダ・オークビル◇男子フリー

五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)が、22年の北京オリンピック(五輪)を視野に入れていることを初めて明かした。今季初戦で優勝した羽生は、大会終了後に報道陣の囲み取材に応じた。北京五輪について問われると「そのままやってたら出ます。常に強い自分でありつつ、明言はできないですけど、その先にそれ(北京五輪)があったらと思います」と言い切った。そして「それまでやってるんだったら多分4Aを目指しながら、全種クワッドを目指しながらやっていると思います」と北京五輪を視野に入れつつ、あらためて史上初のクワッドアクセル(4回転半)習得を目指す意欲を見せた。

2位だった3月の世界選手権での会見でも、北京五輪について報道陣から問われていた。その際は「五輪こそが競技者、フィギュアスケートのスポーツとしての1番の目指すべきゴールだと思っている。それを取ってこそ『チャンピオンだ』と言えるんじゃないかなと思っている。誰が北京五輪でチャンピオンになるのかを楽しみにしながら、これから過ごしていきたいです」と話すなど、五輪の素晴らしさについて力説する一方、自身の出場については言及しなかった。

しかしこの日は、北京五輪を視野に入れている発言が続いた。どれぐれ北京五輪が自分の中で明確なのか、と問われると「自分の中では競技生活の延長線上にあるくらい。今の所、猛烈に出たいとか、猛烈にそこで勝ちたいという気持ちでいるわけじゃなくて、とにかくアクセルが跳びたい。アクセル跳べた上でのオリジンを完璧にしたいっていう気持ちが1番強いです」と最優先は4回転半だというが、3年後の大舞台も競技人生のスケジュールに組み込まれていた。

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羽生結弦「ぶざまな姿は絶対見せたくない」一問一答

優勝したオータム・クラシック閉会後に、報道陣の囲み取材に応じる羽生結弦

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇最終日◇14日(日本時間15日)◇カナダ・オークビル◇男子フリー

男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(24=ANA)が、フリーで180・67点を記録し、合計279・05点で優勝した。演技終了後には会場で、報道陣らの囲み取材に応じた。主な一問一答は、以下の通り。

-初戦を終えて今後の課題は

羽生 本当に何回もやっているはずなんですけど、やっぱり毎回毎回、気持ちっていうのは違いますし。特に自分にとっては、ノーミス以外は敗北みたいな感覚が常につきまとった状態で試合をやっている。そういう意味ではまた、新たなプレッシャーと戦いながら試合できたらと思っています。

-今季、昨シーズン入れていなかった新しいジャンプを入れる予定は

羽生 後半4回転3本構成と、とりあえずGPシリーズ中に、ルッツを入れるか入れないかっていうのを考えながら練習したいなと思っています。

-新しいジャンプへの挑戦が多いが

羽生 自分の中で(フリーの)オリジンと(SPの)オトナル(秋によせて)は、完成形っていうのが、その自分が入れたいジャンプの構成、今の構成とその完成形で目指しているジャンプ構成とやっぱり違う。具体的にまだ言わないけど。だからこそ、いろんなジャンプの練習はしないといけないと思いますし、最終的にオリジンとオトナルの完成形のためにも、難しいジャンプをやっていかなきゃと思っています。

-4回転アクセルはどの段階か

羽生 とりあえず回ってこけてます。あとは降りるだけかなとは思っているんですけど。まぁ、回るだけでいっぱいいっぱいの所はちょっとあります。

-先日、4回転フリップも跳べてると言っていた。全部の4回転を目指すのか。

羽生 そこまでは考えてないですね。ただ最終的にアクセルまで跳べて、自分にも余裕があって、公式の記録として全種跳べました、というのは欲しいなって思ったらフリップ入れます。

-やっているとそういう欲が出るか

羽生 もともとアクセルは跳びたいと思っていた。ただ思ったよりも壁が分厚くて苦戦はしている。今は本当に、4Aやるためにスケートやってるなって思う。そのために生きてるなって思います。

-2022年(北京五輪シーズン)になったら、その時はどうするのか

羽生 そのままやってたら出ます。負けるぐらいだったら辞めろっ、て思ってるんで自分は。本当にはっきり言って。ぶざまな姿は絶対見せたくない。それまでやってるんだったら、多分4Aを目指しながら、全種クワッドを目指しながらやっていると思います。今もその気持ちで練習はしていますし。

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紀平梨花「金の舞いV」頂点へ胸の装飾を銀から金に

昨シーズンの世界フィギュアでフリーの演技をする紀平

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇カナダ・オークビル◇女子フリー

ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(17=関大KFSC)が、フリーも145・98点で1位となり、合計224・16点で優勝した。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)の連続ジャンプを決めるなど、大きなミスなく安定した演技を披露。「金」への思いを詰め込んだ新衣装で今季初戦を飾った。男子SPはオリンピック2連覇の羽生結弦(24=ANA)が98・38点で今季初戦を首位発進した。

エメラルドグリーンの新衣装を身にまとった紀平が、力強く滑りきった。冒頭の大技、3回転半と2回転トーループの連続ジャンプを決めると、続く3回転半も力強く跳んだ。回転不足の判定を取られたが、わき上がる会場。他のジャンプもまとめ、演技終了後は右拳を高く突き上げた。演技前の6分間練習で、1度も決まらなかった3回転半を成功。喜びもつかの間「GPシリーズが始まる。もっともっと完璧な着氷で加点のつくアクセルを跳ばないといけない」と自分に言い聞かせた。

今大会は過去に浅田真央のトレーナーを務めていた加藤修氏が帯同した。SPの紀平の行動を観察した加藤氏は「毎回違うことをやっていて、それはダメだなと思った」と振り返る。それからすぐに1日の時間割を作成。演技前の靴をはくタイミングも指定するなど、紀平がこれまで持っていなかったルーティンを作った。この日正午すぎにサブリンクで行われた公式練習では、納得いくジャンプが跳べなかったが「試合ではどう跳ぶかすごく集中できた」と本番には引きずらなかった。

胸に秘めたる思いがあった。新衣装にあしらわれた装飾は、当初は銀色だったが、金色に変更するように直訴。「銀よりも金色が好き。気持ち的にも金を目指そうと思える」。そのこだわり通り、今季初戦で元世界女王のメドベージェワをかわし、表彰台の一番上に立った。

今季フリーで投入を目指す4回転サルコーは、今大会は見送った。それでも「できればすぐに、どの試合でも跳びたい。次の試合まで本気で入れるよう練習して他のジャンプも安定させたい」と意欲を見せた。まずは10月5日のジャパンオープン(さいたま)で組み入れることが濃厚。成功すれば紀平の新たな武器となる。【佐々木隆史】

紀平のフリー詳細成績

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羽生結弦「いいジャンプ跳べてなんぼ」完全Vも悔恨

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇最終日◇14日(日本時間15日)◇カナダ・オークビル◇男子フリー

男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(24=ANA)が、フリーで180・67点を記録し、合計279・05点で優勝した。最初の4回転ループ、そして4回転サルコーを何とか着氷し、その後も2度の4回転、3回転半ジャンプで着氷。演技を終えると、大歓声の中、何度もうなずきながら充実した表情を浮かべた。しかし「調子がよかっただけに残念。いいジャンプ跳べてなんぼ」と悔しがった。

演技終了後には右足首付近を数回、優しくたたいた。「(4回転)ループとサルコーは本当にやっと立った。ありがとうという感じ。痛いとかではないです」と振り返った。

この日午前の公式練習では、4回転ループは1度も成功させていなかった。しかし、フリー直前の6分間練習では4回転ループを完璧に着氷。フリー本番では着氷でやや乱れたが「直前の6分間練習と朝の公式練習で、よくループをかためられた」と話した。

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羽生結弦が今季初戦「完全優勝」フリーも首位譲らず

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇最終日◇14日(日本時間15日)◇カナダ・オークビル◇男子フリー

男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(24=ANA)が、フリーで180・67点を記録し、合計279・05点で優勝した。

最初の4回転ループ、そして4回転サルコーを何とか回りきると勢いに乗った。その後も2度の4回転、3回転半ジャンプでしっかりと着氷。トーループで回転不足を取られたが、ステップとスピンで得点を積み上げ、他の追随を許さなかった。

まさに貫禄の優勝。演技を終えると、大歓声の中、何度もうなずきながら充実した表情を浮かべた。

この日午前の公式練習では、前日のSPで失敗した4回転サルコーを3本成功させて好調ぶりを伺わせたが、4回転ループは1度も成功させていなかった。しかし、フリー直前の6分間練習では4回転ループを完璧に着氷。トーループとサルコーの4回転ジャンプも決めるなど、数時間で調整してきた。

SP、フリーは昨季と同じ曲を使用。前日のSP「秋によせて」では、冒頭の4回転サルコーを失敗した。昨季の再演がゆえに「いつもの初戦とは違って、自分の中で完成形が見えている状態で挑んでいる試合。ノーミスできないとすごい悔しい。練習で作ってきた完成形を本番の舞台でしっかりと出し切れるように、それ以上のものが出し切れるようにということを意識しながら、この試合のフリーに臨みたいなと思います」と、2季目のフリー「Origin(オリジン)」に向けて意気込んでいた。

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羽生結弦がフリー公式練習 4回転サルコー3本成功

羽生結弦(19年3月23日撮影)

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇最終日◇14日◇カナダ・オークビル

男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(24=ANA)が、フリー前の公式練習に参加した。前日のSPで失敗した4回転サルコーは3本成功。しかし、フリー冒頭予定の4回転ループでは苦戦する場面が目立ち、成功はなかった。それでも練習全体を通して、引き締まった表情を浮かべていた。

SP、フリーは昨季と同じ曲を使用する。前日のSP「秋によせて」では、冒頭の4回転サルコーを失敗した。昨季の再演がゆえに「いつもの初戦とは違って、自分の中で完成形が見えている状態で挑んでいる試合。ノーミスできないとすごい悔しい。練習で作ってきた完成形を本番の舞台でしっかりと出し切れるように、それ以上のものが出し切れるようにということを意識しながら、この試合のフリーに臨みたいなと思います」と、2季目の「Origin(オリジン)」に向けて意気込んでいた。

羽生の滑走は、日本時間15日午前3時20分予定。

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紀平梨花「金」の思い詰め込んだ新衣装で今季初戦V

紀平梨花(19年撮影)

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇カナダ・オークビル◇女子フリーショートプログラム(SP)

【オークビル(カナダ)=佐々木隆史】ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(17=関大KFSC)が、フリーも145・98点で1位となり、合計224・16点で優勝した。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)の連続ジャンプを決めるなど、大きなミスなく安定した演技を披露。「金」への思いを詰め込んだ新衣装で今季初戦を飾った。

   ◇   ◇   ◇

エメラルドグリーンの新衣装を身にまとった紀平が、力強く滑りきった。冒頭の大技、3回転半と2回転トーループの連続ジャンプを決めると、続く3回転半も力強く跳んだ。回転不足の判定を取られたが、わき上がる会場。他のジャンプもまとめ、演技終了後は右拳を高く突き上げた。演技前の6分間練習で、1度も決まらなかった3回転半を成功。喜びもつかの間「GPシリーズが始まる。もっともっと完璧な着氷で加点のつくアクセルを跳ばないといけない」と自分に言い聞かせた。

胸に秘めたる思いがあった。新衣装にあしらわれた装飾は、当初は銀色だったが、金色に変更するように直訴。「銀よりも金色が好き。気持ち的にも金を目指そうと思える」。そのこだわり通り、今季初戦で元世界女王のメドベージェワをかわし、表彰台の一番上に立った。

今季フリーで投入を目指す4回転サルコーは、今大会は見送った。それでも「できればすぐに、どの試合でも跳びたい。次の試合まで本気で入れるよう練習して、他のジャンプも安定させたい」と意欲を見せた。まずは10月5日のジャパンオープン(さいたま)で組み入れることが濃厚。成功すれば紀平の新たな武器となる。

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紀平梨花V「完璧な着氷でアクセルを」一問一答

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇女子フリー

【オークビル(カナダ)=佐々木隆史】ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(17=関大KFSC)が、フリーで145・98点を記録して、合計224・16点で優勝した。

冒頭はトリプルアクセル(3回転半)とダブルトーループの連続ジャンプを着氷。その後の3回転半は回転不足を取られたが、3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプや、3回転ループをうまく着氷した。

演技後の主な一問一答は以下の通り。

-アクセルはどんな感じだったか

紀平 6分間練習と直前の練習でアクセルが思ったジャンプが全然跳べてなくて。結構焦っていたんですけど、それでも本番でちゃんと跳べてよかった。GPシリーズが始まると思うので、もっともっと完璧な着氷で加点のつくアクセルを跳ばないといけない。

-緊張していたか

紀平 今日は大丈夫だったんですけど、もっと大きな大会になるともっと自分では集中しているようでも、周りから見たら緊張しているように見えることもあると思う。今回は大丈夫だったとしてもどんな大きい大会でも同じ気持ちで自分のするべきことだけを考えてやったら大丈夫かもと思います。

-サブリンクで狂った部分があったか

紀平 こういう風に波が出たらダメなんですけど。サブリンクが氷が違って、思ったよりアクセルのスリップが掛かりすぎてしまった。直前になってどうやったらはまって、左足が踏み込めるだろうとすごく考えたりした。

-衣装のイメージは

紀平 どの場面にも合うようにっていうことを考えて。あとテーマが世界平和だったので、あと天使の役っていうのがあったので。そういう風な柄のイメージにしてもらった。色は少し緑っぽいけど緑じゃなくてこういう色がいいなという色を自分が選びました。

-(装飾は)銀じゃなくて金か

紀平 そうですね。銀よりも金が好きなので。金にしたことでキラキラ光っているし。気持ち的にも金を目指そうと思えるので。金は好きだったので金を入れました。

-プログラムは凝っている内容だった

紀平 トム・ディクソンさんの振り付けの手直しの時に表情だとか、場面によってこういうことを表してっていうことを教えてくださった。すごいこわい、にらむような表情をしたり。あとはふわーっと舞い上がるような表情をしたり。いろんなところで練習はしてきたので、本番ではそこまで意識はなかったけど練習してきた成果として無意識にできていたと思う。

-最後まで体力がもった要因は

紀平 SPがものすごいしんどいプログラムだったので、フリーが楽に感じていた。ショートが楽に感じるようになり、フリーは体力がついていい感じに。そんな苦しくなく、集中したら跳べるようになってきていた。そこがすごくよかった

-4回転を跳びたい欲は

紀平 4回転は今回、全然練習もできなくて、合わせられなかった。次の試合までに本気で4回転を入れるつもりで練習して、他をまず安定させて、今回みたいなギリギリなのがないように。そこで不安がなければ4回転を入れようと確実に思えると思う。他をまず完璧にもっていって、4回転も毎日、最後には練習することを心がけてやりたい。

-4回転はいつやらないと決めたか

紀平 朝練がサブリンクだった。感覚がまず全然違っていて。これは4回転どころじゃないなとその時思って、他のジャンプをとりあえず練習して。6分間でどれだけジャンプを戻せるかって、そこも不安要素だった。4回転どころじゃないなと思って止めました。

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紀平梨花、金色の装飾品でV「金目指そうと思える」

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇女子フリー

【オークビル(カナダ)=佐々木隆史】ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(17=関大KFSC)が、フリーで145・98点を記録して、合計224・16点で優勝した。

冒頭はトリプルアクセル(3回転半)とダブルトーループの連続ジャンプを着氷。その後の3回転半は回転不足を取られたが、3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプや、3回転ループをうまく着氷した。

演技後、右手を挙げてガッツポーズし自分にするかのように小さく2度拍手。直前の6分間練習では1本も3回転半を跳べず。「いつもだったら『今試合だ』とか『ここで跳べないとどうなる』とか考えたりしてたけど、今回は本当に集中できた」と演技を振り返った。

新フリーに合わせて、衣装も一新。エメラルドグリーンに金色の装飾品を合わせた。当初は銀色の装飾品だったというが、本人が直訴して金色に変更。「銀よりも金が好き。金にしたことできらきら光っている。気持ち的にも金を目指そうと思えるので」と思惑通りに表彰台の一番上に立った。

昨季から練習で取り組んできた4回転サルコーは、今大会では封印。「他をまず安定させて、今回みたいにギリギリがないように。そこで不安がなければ4回転を入れようと確実に思えると思う。できればすぐ、どの試合でも跳びたい」と意欲を見せた。

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紀平梨花224・16点で今季初戦V小さく2度拍手

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇カナダ・オークビル◇女子フリー

ショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(17=関大KFSC)が、フリー145・98点、合計224・16点、今季初戦を優勝で飾った。

冒頭の3回転-3回転の連続ジャンプは後半が2回転に。その後のトリプルアクセルは回転不足を取られたが、3回転フリップやコンビネーションジャンプ、最後の3回転ループもうまく着氷した。演技後、右手を挙げガッツポーズし自分にするかのように小さく2度拍手した。

2位に142・29点、合計217・43点のエフゲニア・メドベージェワ(19=ロシア)、3位に128・07点、合計184・38点のイム・ウンス(16=韓国)が入った。

点数と順位が発表されると、紀平は満面の笑みでカメラに向かって、両手でVサインした。

オフの期間はスイスへ合宿へ行き、06年トリノ五輪男子銀メダルのステファン・ランビエル・コーチに師事。ジャンプもしかりだが、特にスケーティングに磨きをかけた。「最後のジャンプまで追いつけないほどのスケーティングの数をやった。細かいステップとか、スケーティングの難しい動きがあった」と徹底したという。

だからこそ「積み重ねると安定した滑りになってきた。毎日のスケーティングをいつものルーティンに入れていくと、安定感のあるスケーティングにつながる」と安定した演技ができるようになり、SPでのノーミス首位発進につながった。

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羽生サルコーは「理論に引っ張られすぎた」一問一答

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇カナダ・オークビル◇男子ショートプラグラム(SP)

3月の世界選手権以来の実戦で今季初戦の羽生結弦(24=ANA)が、ショートプログラムで98・38点を記録して首位発進した。

昨季に続き曲は「秋によせて」。冒頭の4回転サルコーは転倒したが、続くトリプルアクセル(3回転半)と、4回転と3回転の連続トーループは完璧に着氷。演技終了後はリンクの上で顔をしかめて、悔しそうな表情を浮かべた。

演技後の主な一問一答は以下の通り

-冒頭のサルコーは

羽生 世界選手権の失敗をちょっと引きずっているかなと思う。気合も入ってたんですけど、考えないとなとは思います。

-考えすぎたか

羽生 まあ、考えすぎました。

-初戦の緊張か

羽生 その感じはなかったと思いますね。初戦だからという感じじゃなくて、単純になんか、調整不足とかでもなく、パリの散歩道のときも1回あったんですけど、トーループが跳べなくなって、なかなか決まらない時期が2戦くらい続いた時があった。その感じにちょっと似ているなと思っているんで。やっぱりうまく経験を使わないとなと思っています。

-公式練習の感じは悪くなかった

羽生 全体的に最近、悪くないですし、練習も積めてきているので、あまり不安はないんですけど、結果がこれなので、もっとやるべきことがあったのかなと思います。

-演技直前はどんなことを考えていた

羽生 割と冷静でした。トーループがいつもの軌道ではまらなかったので、ちょっと軌道を変えたりしたんですけど、それは実際うまくはまっていたと思いますし、サルコーに関してはその直前までずっといい感じで、形はよかったと思うので、それをイメージトレーニングしながらやってもいた。まあ、全体的に感触は悪くなかったと思っています。

-サルコーを跳んだ瞬間は

羽生 サルコー入る前にはだめでした。あっ違うなっと思って。まあ、しょうがないですね。ミスはミスなんで。

-残りの演技は

羽生 ミスしたことによって焦ってはいたんですけど、切り替えもうまくいってたと思います。特にアクセルに関しては、久しぶりにツイズルからアクセルを跳んでツイズルに戻すというものにまた変更して。GOEの点数がちゃんと見られてないので分からないですけど、自分としては満足のいくアクセルが初めて試合の中で、この入りで跳べた。そこがすごくよかったなと思っています。

-サルコーに入る前に世界選手権のことがよぎる感じなのか

羽生 よぎるっていうか、無駄に意識するんですよね。考えすぎるっていうか、何て言えばいいんですかね。感覚の問題なんで言葉にするのがすごく難しいんですけど、この時こういうミスをしたなって一瞬よぎっちゃう。考えちゃうんですかね。理論ですごい固めちゃうタイプなので。それがもっと感覚的に跳べてたジャンプだったからこそ、今回はちょっと理論に引っ張られすぎたかな。でも、トーループの場合は逆に今回は感覚がよくなくて、理論で固めたから理論でそのまま跳べるんだけど、サルコーの場合は感覚でいきすぎていて、理論に入っていっちゃった瞬間に固まっちゃったという感じですかね。

-明日のフリーはどんな演技を見せてくれるか

羽生 毎回、ノーミスは目指してるんですけど、いつもの初戦とは違って、自分の中で完成形が見えている状態で挑んでいる試合なので、やっぱりノーミスできないとすごい悔しいなという気持ちが強くあります。その完成形、練習で作ってきた完成形をこの本番の舞台でしっかりと出し切れるように、それ以上のものが出し切れるようにということを意識しながらフリーに臨みたいなと思います。

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羽生結弦SP首位発進、フリーへ「完成形を本番で」

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇第2日◇13日(日本時間14日)◇カナダ・オークビル◇男子ショートプラグラム(SP)

3月の世界選手権以来の実戦で今季初戦の羽生結弦(24=ANA)が、ショートプログラムで98・38点を記録して首位発進した。大歓声を受けながら、第1グループの4番滑走で登場。昨季に続き曲は「秋によせて」。冒頭の4回転サルコーは転倒して回転不足の判定となったが、続くトリプルアクセル(3回転半)と、4回転と3回転の連続トーループは完璧に着氷。華麗なステップとスピンで魅了したが、演技終了後はリンクの上で顔をしかめて、悔しそうな表情を浮かべた。

昨季はシーズン中盤で右足首を負傷し、思うような演技が出来ずに、自身の中で納得するシーズンではなかった。2位だった世界選手権の悔しさもあり、SPとフリーは昨季と同じ曲を使用。再出発の初戦だったが「世界選手権の失敗を引きずっている。初戦だからという感じではなく、調整不足ではない。世界選手権との距離感が近いが故に力みがある」と反省。ジャンプを跳ぶ瞬間に嫌なイメージがあるのかと問われると「無駄に意識する。この時にこういうミスしたなって」と振り返った。

ショートもフリーも昨季の再演。だからこそ「もう24、5(歳)のシーズン。シニアになって10年近い。いいかげんショートで失敗するのやめなよって思う。やっぱりスケートって奥深いなって思う」としみじみとした。

14日(日本時間15日)のフリーに向けて「毎回ノーミスを目指している。いつもの初戦と違って、完成形が見えている状態で臨んでいる試合。練習で作ってきた完成形を本番の舞台で出し切りたい」と意気込んだ。

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羽生結弦がSP冒頭の4回転サルコー着氷 公式練習

男子SPに向けて公式練習を行う羽生結弦(撮影・佐々木隆史)

【オークビル(カナダ)13日(日本時間14日)=佐々木隆史】今季初戦に臨むフィギュアスケート男子の羽生結弦(24=ANA)が、出場するオータム・クラシックの本番リンクで、ショートプログラム(SP)前の公式練習を行った。

曲かけ練習の前には4回転ループや4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)と3回転トーループの連続ジャンプなどを着氷。SP「秋によせて」の曲かけ練習では、冒頭に4回転サルコーを跳び、続く3回転半も着氷。3本目のコンビネーションジャンプでは、最初の4回転トーループで着氷が乱れた。

曲かけ練習後の最初の4回転トーループは着氷で大きく乱れたが、その後は4回転と3回転の連続トーループをきっちりと着氷し、練習を終えた。

今季は昨季に続き、SPは「秋によせて」、フリーは「Origin(オリジン)」を再演する。12日(日本時間13日)の前日練習後には「(昨季は)ケガで思った試合数をこなせなかったのと、やはりショート、フリーともに自分の中で完璧なものができていないのが、すごい心残りだった。このプログラム自体を負けたままで終わらせられないなっていう気持ちがすごくあった」と、昨季2位だった世界選手権の悔しさをにじませていた。

今季中にも習得を目指す4回転半のために、オフの期間中にハーネス(体をつりあげる補助器具)を着けて5回転ジャンプを跳んでいるなど、異次元の練習を積んできている。羽生は日本時間14日の午前3時14分に滑走予定。

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メドベージェワ2位「いいパフォーマンス。満足」

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇12日(日本時間13日)◇カナダ・オークビル◇女子ショートプラグラム(SP)

昨季のグランプリ(GP)ファイナル覇者で今季初戦となる紀平梨花(関大KFSC)が78・18点で首位発進した。

平昌冬季五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が75・14点で2位。

2016、17年世界選手権で2連覇したメドベージェワは全ジャンプを着氷。伸びやかな滑りでしっとりと演じた新たなプログラムで表現面を示す演技点は5項目のうち2項目で高評価の9点台をマークした。「いいパフォーマンスができた。満足している」と目尻を下げた。

昨季開幕前にロシアからカナダに拠点を移したばかりで迎えて苦しんだ18~19年シーズンに比べ「全然違う」と状態は良好。「3、4年前のように自信を持ってできている。人生のあらゆる変化に慣れた」とたくましくなった元世界女王は紀平を3・04点差で追い、フリーに向かう。(共同)

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羽生「すごく心残り。負けたままでは…」/一問一答

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場に現れた羽生結弦

【オークビル(カナダ)12日(日本時間13日)=佐々木隆史】今季初戦に臨むフィギュアスケート男子の羽生結弦(24=ANA)が、出場するオータム・クラシックの本番リンクで公式練習を行った。

4回転はループ、トーループ、サルコー、ルッツを着氷するなどした。今季は昨季に続き、ショートプログラム(SP)は「秋によせて」、フリーは「Origin(オリジン)」を使用する。練習後の囲み取材の一問一答は以下の通り。

-ショートプログラムとフリーを去年と同じにした理由は

羽生 ケガで思った試合数をこなせなかったのと、やはりショート、フリーともに自分の中で完璧なものができていないのが、すごい心残りだった。このプログラムを負けたままで終わらせられないなっていう気持ちがあった。プルシェンコさんへのリスペクトの気持ちはすごくありますし、完成させて上で悔いなくこのプログラムを終えたい気持ちが強かったです。

-演技構成は変えないのか

羽生 ちょっとずつ変えているところはありますけど、ただショートに関しては、今回の試合で変えるつもりはないです。

-オフに取り組んできたことは

羽生 アイスショーの前に左足首を捻挫してしまって、ちょっと治すのに大変だったんですけど、それもよくなってきて。練習は積めてはいたんですけど、足首を強くしたりとか体幹を強くしたりとか、そういったトレーニングをメインにやりました。

-4回転アクセルは

羽生 アクセルも一応練習しているんですけど。3週間前まで練習していた。感覚はちょっとずつよくはなっているんですけど、成功はさせられていないので、もう3週間前にはこの試合に集中しようということで、今は練習してないです。

-4回転アクセルは今シーズン入れるのか

羽生 とりあえず今シーズン目指したいなと思っています、今のところは。ただやっぱり、そのためには自分が満足する出来をこの構成でやらないといけないと思っているので、まずは1つ1つステップを踏みたいと思います。

-構成のキープは昨季から考えていたのか

羽生 確信ではないですけど、だいたいそうかなと思っていました。ただやっぱりケガを治す時間も必要でしたし、やっぱり心残りがずっと残っていたので。モヤモヤしたものがずっと残っている。やっぱり完成させたいなと。

-左足首はどう大変だったのか

羽生 5回転サルコーの練習をしていて、足が引っかかって捻挫しただけなんですけど。

-なぜ5回転サルコーを練習したのか

羽生 アクセルを練習するためにもっと回転力をあげたいと思っていて、5回転の練習をした。それでやっちゃったんですけど。でも右足ほどではないんですけど、痛み止めを飲んで練習している期間はちょっとありました。

-5回転サルコーは実際に降りているのか

羽生 いやいや。アクセルも降りていないのに、そんな簡単に降りれないです。

-今はどういう気持ちでシーズンを迎えそうか

羽生 気持ちがずっと切れていないので、自分にとっては世界選手権は先シーズンのことかもしれないですけど、やっぱりケガしてから世界選手権までが空いたっていうのもあって、あの時点で今シーズンが始まっていたという感覚でもあるんですね。もちろんアイスショーとか、オフシーズンでいろいろ仕事とかもありましたけど、その中でもやっぱり試合からずっと続いている気持ちがあるので、しっかりと調整もしてこれたし、あとはトレーニングしたことをしっかりと発揮したいなという気持ちがすごい強い試合です。

-4回転アクセルのための練習を詳しく

羽生 4回転半を回る力をつけるために、5回転の練習をちょっとしました。まだ降りてはないんですけど。まだ4回転半も降りてないので。まだまだやらなきゃいけないかなと。でもハーネスでの5回転は感覚もすごくいいですし、ハーネスでの4A(4回転半)はすごくきれいに降りている。いい感覚にはなっていると思います。

-5回転の種類は

羽生 サルコーとトーループをやっています。

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羽生、4回転アクセル完成へまさかの5回転で練習

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場に現れた羽生結弦

【オークビル(カナダ)12日(日本時間13日)=佐々木隆史】五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)が、4回転半習得のために2種類の5回転ジャンプを跳んでいることを明かした。ハーネス(体をつりあげる補助器具)を使用した上での5回転ジャンプだが、本人は好感触。今季中にも、誰も試合で跳んだことがない4回転半をプログラムに組み込む姿勢を見せた。女子SPは紀平梨花(17=関大KFSC)がトリプルアクセル(3回転半)を着氷するなど、78・18点を記録して首位発進した。

   ◇   ◇   ◇

公式練習後に行われた囲み取材で、羽生から仰天発言が飛び出した。オフに左足首を捻挫した理由を問われた時だった。「5回転サルコーの練習をして、足が引っかかった」とさらりと言った。ざわつく報道陣を横目に「クワッドアクセル(4回転半)を練習するためにもっと回転力を上げたいと思っていて」と、柔軟な発想で5回転ジャンプを跳んでいることを明かした。ハーネスを着けて、サルコーとトーループの2種類の5回転ジャンプで練習しているという。

2位に終わった昨季の世界選手権後に、将来的に全種類の4回転ジャンプ習得に意欲を見せていた。その瞬間が迫ってきたと思わせる光景が、この日の公式練習でかいま見えた。4回転ジャンプはループ、トーループ、サルコー、ルッツを着氷させるなど、好調な様子。そして練習終了間際に、何かを確かめるかのように2回転半を2度跳んだ後、ジャンプ担当のジスラン・コーチに4回転半挑戦を直訴。同コーチによると「『今日は本当に調子がいいから』って。でもやめた方がいいって言ったんだ。もう少しでやるところだったよ」と笑いながら振り返った。実戦での4回転半の準備が、着々と進んでいるようだ。

羽生は、4回転半の状況について「ハーネスでの4A(4回転アクセル)はすごくきれいに降りている。いい感覚になっている」と一定の手応えを得ている。そして「とりあえず今シーズンを目指したい」と今季中の完成に意欲を見せた。習得中の4回転フリップも「(練習で)3回は降りている」と話すなど、実戦での4回転制覇も夢ではなさそうだ。

今季のSP、フリーとも昨季と同じ演目を使うことを発表した。高難度な技の習得に集中する意味合いもある。「このプログラムを負けたままで終わらせられない。完成させて悔いなくこのプログラムを終えたい気持ちが強い」と力を込めた。羽生の考える完成の先には、確実に4回転半が組み込まれている。

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場で受け付けをする羽生結弦
今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場で、受け付け後に笑みを浮かべる羽生結弦

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今季初戦の紀平梨花SP首位発進、3回転半も決めた

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇12日(日本時間13日)◇カナダ・オンタリオ州オークビル ◇女子ショートプログラム(SP)

シニア2年目の紀平梨花(17=関大KFSC)が、今季初戦のオータムクラシックに出場し、SP78・18点、首位発進となった。

昨季のグランプリ(GP)ファイナル優勝した紀平梨花(17=関大KFSC)が、今季初戦のオータムクラシックに出場。SPの新曲「ブレックファスト・イン・バグダッド」に合わせ、冒頭のトリプルアクセルを着氷。3回転フリップ+3回転トーループの連続ジャンプも華麗に着氷。その後の3回転ループも着氷した。大きなミスもなく演技を終えた紀平は笑顔でガッツポーズした。

キス・アンド・クライでは笑顔で声援に応えようとした際にカメラ倒れるハプニング。笑顔で立て直そうとする仕草が映し出された。

2位は75・14点でエフゲニア・メドベージェワ(19=ロシア)、3位に60・89点でカレン・チェン(20=米国)が入った。

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紀平梨花SP首位発進「絶対に決めたい思いあった」

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇12日(日本時間13日)◇カナダ・オークビル◇女子ショートプラグラム(SP)

今季初戦の紀平梨花(17=関大KFSC)が、ショートプログラムで78・18点を記録して首位発進した。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を完璧に着用すると、続く3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプと、3回転ループもきっちりと決めた。大きなミスもなく、演技を終えると笑顔を浮かべて、両手でガッツポーズした。

ノーミスの演技を振り返り「目指していた全てのジャンプを絶対に決めたい思いがあったのでよかったです」と安堵(あんど)した。この日午前の練習でも3回転半を10本中8本成功させるなど、安定感が増してきている。「昨シーズンはショートの時からフリーの練習をやり過ぎていた。(グランプリ)ファイナルの時にショートの練習だけをしていたことを思い出して、ショートだけの練習を今日の朝にした。感覚が染みついていた」。SPで80点超えの高得点を出した、昨季のグランプリ・ファイナルでの経験をいかした。

フリーは13日(日本時間14日)に行われる。昨季から練習を積んできた、4回転サルコーをプログラムに組み込むかについては「明日の練習でトリプルサルコーを見て、4回転サルコーを練習して、その時に考えるかなと思います。まだ(4回転サルコーを)入れて通したことがなくて。そこが迷っているところです」と話した。

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羽生結弦、今季初戦へ笑み浮かべ会場入り

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場で、受け付け後に笑みを浮かべる羽生結弦

【オークビル(カナダ)12日(日本時間13日)=佐々木隆史】今季初戦に臨むフィギュアスケート男子の羽生結弦(24=ANA)が、出場するオータム・クラシックの会場入りした。

待ち構える多くの報道陣におじぎをし、笑みを浮かべるなどリラックスした表情を浮かべていた。男子の公式練習は、日本時間13日の午前2時25分から開始し、羽生のグループは同3時に本番リンクで練習を行う予定。まずはこの日の35分間の練習で、今季に懸ける思いを示す。

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場で受付をする羽生結弦
今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場に現れた羽生結弦

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紀平梨花、本番リンクで3回転半10本中8本成功

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場で公式練習を行う紀平(撮影・佐々木隆史)

【オークビル(カナダ)12日(日本時間13日)=佐々木隆史】今季初戦に臨むフィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が、出場するオータム・クラシックの本番リンクで、ショートプログラム(SP)前の公式練習を行った。大技トリプルアクセル(3回転半)を10本中8本成功するなど、好調ぶりを見せた。11日(日本時間12日)の公式練習でも、8本中5本成功させるなど安定感があった。

その前日練習後には「昨季より安定したショート、フリーをどの試合でも出せるようにしたい。高難度の4回転にも挑戦すると思う。そして4回転やアクセルとか、難しい構成にしてきてよかったって思えるような成績を今季出せればいい」と今季に懸ける思いを話していた。

SPの新曲「ブレックファスト・イン・バグダッド」に合わせて「ジャズっぽいイメージがあった」と、衣装を青色に変更するなど気持ちを新たに臨む。シニア2年目を迎える紀平は、日本時間13日の午前5時2分に滑走する。

今季初戦のオータム・クラシックに臨む紀平梨花は、ショートプログラム前の公式練習を行う

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紀平梨花 アクセル8本中5本成功「感覚を整えて」

今季初戦のオータム・クラシックが行われる会場で公式練習を行う紀平梨花

今季初戦となるオータム・クラシックに臨むフィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が11日(日本時間12日)、会場となるカナダ・オークビルで、前日練習を行った。ショートプログラム(SP)の曲「ブレックファスト・イン・バグダッド」をかけた曲かけ練習では、トリプルアクセル(3回転半)、3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプ、3回転ループを完璧に着氷。公式練習全体を通しても、代名詞のトリプルアクセルを8本中5本成功させるなど、安定したジャンプを披露した。

公式練習後には「まだ確認が甘いので明日の朝でしっかりと感覚を整えてから試合に臨みたい」と現状には満足しなかった。昨季、練習で取り組んできた4回転サルコーは、この日の練習では跳ばず。フリーで跳ぶ可能性については「まだトリプルサルコー(3回転サルコー)がうまくはまらないことが多い。トリプルサルコーがうまくはまるようにもっていけば、フリーの朝練で練習してみると思います」と話した。

昨季のSPでは、3本目のジャンプは3回転ルッツだったが、この日の練習では3回転ループにした。「先週の水曜日に左脚を若干ひねった。ルッツの踏切でひねったというか筋肉が伸びた感じです」と理由を説明。それでも負傷具合については「ジャンプを跳べているのでケガということじゃないです」と問題視はしなかった。SPはオータム・クラシック開幕の12日(日本時間13日)に行われる。

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羽生結弦にオーサー・コーチも太鼓判「調子いいよ」

羽生結弦

フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)を指導するブライアン・オーサー・コーチ(57)が11日(日本時間12日)、カナダ・オークビルで取材に応じ、今季初戦となるオータム・クラシックに臨む羽生の現状に太鼓判を押した。

オーサー氏は「とても調子がいいよ。ケガなくトレーニングもできた。余裕がある。これまでのシーズンのスタートとしては一番いい状態」と話し、ジャンプについても「ルッツもループもいい」と笑顔。4回転アクセルについて問われると「アハハ。それは彼に聞いてよ」と話した。オータム・クラシックは12日(日本時間13日)に開幕する。

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織田信成氏が関大の監督兼コーチ退任 後任は未定

織田信成氏(2019年2月18日撮影)

関大は9日、同大学のアイススケート部監督兼コーチを務めていた織田信成氏(32)が同日付で退任することを発表した。後任は未定。

同大学は「17年4月の着任以降、後進の育成に多大なるお力添えをいただきました。大変残念ではありますが、今後も、本学フィギュアスケート関係でご指導、ご鞭撻(べんたつ)を賜る機会があることと存じます。心から感謝を申し上げますとともに、ますますのご活躍を祈念いたします」とコメントした。

織田氏はプロスケーターや、タレントとしても活躍している。

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紀平梨花が最難関構成へ意欲、3回転半2本に4回転

カナダへ出発する関西空港で笑顔を見せる紀平梨花(撮影・松本航)

「過去最高プログラム」の準備完了だ。フィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が8日、フリーにおいてトリプルアクセル(3回転半)2本と、4回転サルコーを組み込む構成に意欲を見せた。

今季初戦のオータム・クラシック(12~14日、カナダ・オークビル)へ向かう関西空港で「向こうに行ってからの調子で変わる。(4回転はフリーに)一応入っている。浜田(美栄)先生の最終判断で、一緒に相談して決めると思う」と見通しを示した。

昨季取り組んだフリーの3回転半2本は基本線で、4回転を回避した場合は3回転サルコーで対応。2本目の3回転半は「ギリギリ(演技の)後半にならないところにある」とし、過去最高難度のジャンプ構成に挑戦する場合は、冒頭に4回転サルコー、2本目、4本目のジャンプで3回転半を跳ぶ。

3回転半と4回転を同一の演目で成功させると、日本女子初の快挙。8月のジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第2戦米国大会フリーでは、アリサ・リュウ(14=米国)が一足先に、国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子初となる4回転(ルッツ)と3回転半を同一の演目で成功させた。紀平は力を込める。

「私が思っていた通り、いろいろなジャンプを跳ぶ選手がたくさん出てきた。想像通りだけれど、私も、もっと安定感を出して『大技を入れて良かった』と思えるような、今季は安定感がある成績にしたい。難しいことをしつつも、ちゃんと順位にこだわって、いい結果を、どの試合でも出したいです」

シニアデビューの昨季はグランプリ(GP)ファイナル優勝など大きく飛躍。2年目は高難度プログラムと安定感の両立を目指す。

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三浦佳生は8位 フィギュアジュニアGP

<フィギュアスケート:ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第3戦:ラトビア大会>◇7日◇リガ

男子はショートプログラム(SP)11位の三浦佳生(コーセー新横浜プリンスク)はフリーで125・56点の5位につけ、合計185・50点の8位だった。

SP、フリーともトップのアンドレイ・モザレフ(ロシア)が優勝した。(共同)

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松生理乃が3位 フィギュア・ジュニアGP

<フィギュアスケート:ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第3戦ラトビア大会>◇6日◇リガ

女子はショートプログラム(SP)4位の松生理乃(グランプリ東海)がフリー2位の126・62点をマークし、合計193・03点で3位に入った。

SP8位の住吉りをん(東京・駒場学園高)は合計161・06点で8位だった。SP3位のイ・ヘイン(韓国)が合計197・63点で逆転優勝した。(共同)

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