日刊スポーツ

鍵山優真が全日本ジュニアV「ノーミス」4回転成功

鍵山優真が全日本ジュニアV「ノーミス」4回転成功

全日本ジュニア選手権で初優勝した鍵山優真

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇17日◇新横浜スケートセンター◇男子フリー

フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権は17日、横浜市で行われ、男子でショートプログラム(SP)首位発進の鍵山優真(16=神奈川・星槎国際高横浜)がフリーで171・09点を記録して合計251・01点で初優勝した。

2本の4回転トーループを成功。演技後は2度のオリンピック(五輪)出場経験のある、父でコーチの正和さんと抱擁。「今日はノーミスで優勝できてよかった」と話した。女子は河辺愛菜(15=関大KFSC)が、トリプルアクセル(3回転半)を公式戦初成功させて初優勝した。2人は世界ジュニア選手権(来年3月、タリン)代表に決まった。

高得点を出して「キス・アンド・クライ」で喜ぶ鍵山優真(右)と父でコーチの正和さん

関連するニュースを読む

河辺愛菜が全日本ジュニアV 初の3アクセル成功も

公式戦で初めてトリプルアクセル(3回転半)を成功させて優勝した河辺愛菜

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇17日◇新横浜スケートセンター◇女子フリー

ショートプログラム(SP)首位発進の河辺愛菜(15=関大KFSC)がフリーもトップの128・62点を記録して、合計193・57点で優勝した。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を、公式戦初成功。続くルッツとトーループの連続3回転を決めるなど、全てのジャンプを着氷した。「いいアクセルの動画を見てイメージした。1番いい出来でした。優勝したからにはもっと練習を頑張って自己ベストを出したい」と笑顔を見せた。

現在世界で活躍する紀平梨花らと同じ浜田美栄、田村岳斗両コーチの指導を受けるために、1年半前から地元・愛知から大阪に移住した。浜田コーチから3回転半を跳ぶ際に、入りのスピードを意識付させられているという。「今日はいいスピードで入れた。練習と同じリズムで跳べた」と練習の成果を本番リンクで出した。

来年3月の世界ジュニア選手権(エストニア)の切符も獲得。3回転半を成功させたことで「やっと世界で戦えるレベルにちょっとはなれたかなと思う」と自信をつけた。一方で「でも3A(3回転半)を2本入れられるようにならないと」と、将来的にはフリーで2本の3回転半を組み込む姿勢を見せるなど、さらなる向上心をのぞかせた。

関連するニュースを読む

宮原GPファイナルへ暫定4番手、最終戦の結果待つ

女子フリー 演技する宮原(AP)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇16日(日本時間17日)◇モスクワ◇女子フリー

ショートプログラム(SP)6位発進の宮原知子(21=関大)がフリー4位の129・33点を記録し、合計192・42点で4位となった。第4戦中国杯は2位。シリーズ2戦上位6人が出場し、自身は5年連続出場を目指すGPファイナル(12月、イタリア・トリノ)に向けて暫定4番手となった。

GPシリーズは最終戦のNHK杯(22~24日、札幌)を残す。GPファイナルへのポイントは1位15点、2位13点、3位11点、4位9点、5位7点、6位5点、7位4点、8位3点。仮にNHK杯の優勝候補であるコストルナヤ、ザギトワ(ともにロシア)、紀平梨花(関大KFSC)が表彰台を独占すれば、現在3番手のテネル(米国)までを含めた6人がファイナル進出となる。

暫定のGPポイント上位選手は以下の通り。

◆1位 トルソワ(ロシア=30点)ファイナル確定

◆2位 シェルバコワ(ロシア=30点)ファイナル確定

◆3位 テネル(米国=22点)

◆4位 宮原知子(関大=22点)

◆5位 ベル(米国=22点)

◆6位 トゥクタミシェワ(ロシア=22点)

GP最終戦のNHK杯出場を残す、有力選手は以下の通り。

◆コストルナヤ(ロシア=現在15点)

◆紀平梨花(関大KFSC=現在13点)

◆ザギトワ(ロシア=現在13点)

◆サモドゥロワ(ロシア=現在7点)

◆林恩讐(韓国=現在7点)

◆アンドリュース(米国=現在7点)

同得点の場合は2試合のうち、順位の高い点を持つ選手が上位。順位も同じ場合は2試合合計のスコア(競技)が高い選手が上位となる。

関連するニュースを読む

宮原知子4位、横井6位、白岩10位、トルソワV

女子フリー 演技する宮原(AP)

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇16日◇ロシア・モスクワ◇女子フリー

SP6位の宮原知子(関大)がフリー129・33点、合計192・42点で4位だった。

横井ゆは菜(中京大)は同126・17点、合計182・68点で6位、白岩優奈(関大KFSC)は同109・46点、合計170・03で10位となった。

15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が同160・26点、合計234・47点で優勝、GP2連勝を飾りシリーズ上位6人によるファイナルに進出を決めた。

エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が同148・83点、合計225・76点で2位に入った。

関連するニュースを読む

宇野昌磨「靴の中がずれた」トラブルも意地の4位

演技する宇野(ロイター)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子フリー

ショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)がフリー4位の164・95点を記録し、合計252・24点で4位になった。

序盤の4回転トーループは跳びきる寸前に回避。転倒こそしたが、最終盤に回避したトーループを組み込む意地を見せた。SP首位のサマリン(ロシア)が優勝し、GPファイナル(12月、イタリア・トリノ)出場を決めた。SP7位の友野一希(同大)は8位となった。

宇野の意地が詰まっていた。冒頭に4回転サルコーで転倒。続く4回転トーループは跳ぶ寸前で、異例の回避を選んだ。「靴の中がずれた。『どうしよう』と思っていたら、本当にスルーしやがって」。自分を客観的に見て苦笑するほどの流れとなり、以降のジャンプは回転不足がありながらも着氷。「気付いたら最後の方だった」。最終盤、本来であればジャンプを全て終えている局面で、回避した4回転トーループに挑んだ。転倒となったが、今大会に同行したランビエル・コーチから「グッドファイト!」とねぎらわれた。

2週間前の第3戦フランス杯では8位と低迷。シリーズ2戦上位6人が権利を得るファイナルへの5年連続出場は、今大会前に絶望的となっていた。メインコーチ不在で挑む今季だが、GP2戦を終えて表情は明るい。「シーズン後半に向けて間に合わせようと思っている。しっかりと戻ってこられるようにしたい」。12月の全日本選手権(東京)に照準を定め、巻き返しのスピードを上げていく。

演技後に顔を隠される宇野(ロイター)

関連するニュースを読む

宇野昌磨4位も前向き「戻ってこられるように」

演技する宇野(ロイター)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子フリー

ショートプログラム(SP)4位発進の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)がフリー164・95点を記録し、合計252・24点で4位となった。SP首位のサマリン(ロシア)が264・45点で優勝。演技を終えた宇野は前向きに振り返った。

「いい成績を残すことはできなかったけど、シーズン後半に向けて間に合わせようと思っている。しっかりと戻ってこられるようにしたい」

周囲も驚く、リカバリーへの意欲だった。冒頭の4回転サルコーで転倒。続いて2つ目の4回転トーループに向かったが、踏み切る直前に跳ぶことをやめた。以降はジャンプをまとめ、迎えた最終盤。本来は終えているはずの4回転トーループへ挑んだ。転倒したものの、リンクサイドで見守ったステファン・ランビエル・コーチからも「グッドファイト!」とねぎらわれた。

SPでは冒頭の4回転フリップで転倒したが、4回転-2回転の連続トーループを着氷させ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。演技後は「めちゃめちゃほっとした。4回転フリップで失敗しても切り替えられて良かった。(前戦のフランス杯が)どん底だったので、ましではあった」と正直な感想を口にしていた。

今季はメインコーチ不在。それでも今大会に付き添う元世界王者のランビエル・コーチとSP同様に得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」に座り、柔和な表情を見せた。

フリーの演技を行う宇野(ロイター)

関連するニュースを読む

宇野昌磨「切り替えられた」周囲驚きのリカバリー

演技する宇野(ロイター)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子フリー

ショートプログラム(SP)4位発進の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)がフリー164・95点を記録し、合計252・24点となった。

周囲も驚く、リカバリーへの意欲だった。冒頭の4回転サルコーで転倒。続いて2つ目の4回転トーループに向かったが、踏み切る直前に跳ぶことをやめた。以降はジャンプをまとめ、迎えた最終盤。本来は終えているはずの4回転トーループへ挑んだ。転倒したものの、リンクサイドで見守ったステファン・ランビエル・コーチからも「グッドファイト!」とねぎらわれた。

SPでは冒頭の4回転フリップで転倒したが、4回転-2回転の連続トーループを着氷させ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。演技後は「めちゃめちゃほっとした。4回転フリップで失敗しても切り替えられて良かった。(前戦のフランス杯が)どん底だったので、ましではあった」と正直な感想を口にしていた。

今季はメインコーチ不在。それでも今大会に付き添う元世界王者のランビエル・コーチとSP同様に得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」に座り、柔和な表情を見せた。

フリーの演技を行う宇野(ロイター)

関連するニュースを読む

友野一希8位悔し「ちょっと詰めが甘いところ出た」

フリーの演技をおこなう友野(ロイター)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子フリー

ショートプログラム(SP)7位発進の友野一希(21=同大)がフリー156・56点を記録し、合計237・54点で8位となった。

「ちょっと詰めが甘いところが出てしまったのと、後半守りに入ってしまった。決まったジャンプは点数が出ていた。1歩1歩、成長しているので、妥協せずに攻めていきたい」

冒頭の4回転-2回転の連続トーループを着氷させたが、続く4回転サルコーが空中でほどけて2回転。中盤以降は何とかまとめ、演技直後には右拳で悔しそうに頭をたたいた。

15日のSPでは4回転トーループで転倒。それでも4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを回転不足判定ながら着氷させ、トリプルアクセル(3回転半)を成功させた。「最小限のミスで済んだ。落ち着いて対処できて、まあまあの出来だったんじゃないか。1つ1つ良くなっている。自信を捨てないようにしたい」と意気込んで臨んだフリーだった。

フリーの演技をおこなう友野(ロイター)

関連するニュースを読む

宮原知子は致命的ミスで6位「緊張で体硬くなった」

宮原知子(19年撮影)

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇15日(日本時間16日)◇ロシア・モスクワ ◇女子SP(ショートプログラム)

女子SPで5年連続のグランプリ(GP)ファイナル進出を目指す宮原知子(21=関大)が63・09点を記録し、6位と出遅れた。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプで、ルッツが2回転となり0点。致命的なミスが得点に響き「緊張で体が硬くなった」と表情をこわばらせた。

1週前の第4戦中国杯で2位に入り、シリーズ2戦上位6人が出場するファイナル(12月、イタリア・トリノ)へ前進。大舞台が見えても「行けたらラッキー。思いすぎないようにしている」と平常心を貫き、中国から帰国した翌日にロシアへ向かった。「疲れはなく、いい練習はできた」と強行日程に動じず、持ち味のステップは最高のレベル4。それだけに、得点源のジャンプ失敗が痛かった。

3位のベル(米国)とは4・02点差。フリーへ「自分のできることをぶつけたい」と自らを鼓舞する。地元ロシアの首位メドベージェワ、2位トルソワと対照的に、窮地に立たされた。

関連するニュースを読む

トルソワ2位、技術点トップ 4回転で逆転狙う

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇15日(日本時間16日)◇ロシア・モスクワ ◇女子SP(ショートプログラム)

GPデビューからの2連勝を目指すトルソワが、ほぼミスのない演技で2位。演技開始のポーズに入る前につまずき「あれで緊張が少しほぐれた。(観客の)みんなが笑って私も陽気な気持ちになり、心地よく滑れた」とほおを緩めた。

技術点はトップだったが、表現力を示す演技点で元世界女王のメドベージェワに及ばなかった。わずか2・72点差で迎える得意のフリー。高得点を稼げる3種類の4回転ジャンプを武器に逆転を狙う。(共同)

関連するニュースを読む

白岩優奈7位と出遅れ「フリーでいい演技を」

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇15日(日本時間16日)◇ロシア・モスクワ ◇女子SP(ショートプログラム)

白岩優奈は「成功率は低く、賭けみたいなものだった」と冒頭でルッツ-トーループの2連続3回転ジャンプに挑戦したが裏目に出た。ルッツで着氷が大きく乱れて単発となり、前戦のフランス杯と同じSP7位と出遅れた。

夏に溶連菌、過労によるウイルス性の風邪にかかる不運に見舞われた。体力面には不安が残るが、12月の全日本選手権での完全復活を見据え「フリーでは、前回の大会より少しでもいい演技ができたらいい」と話した。(共同)

関連するニュースを読む

横井ゆは菜、ほろ苦デビューも「すごく楽しかった」

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇15日(日本時間16日)◇ロシア・モスクワ ◇女子SP(ショートプログラム)

19歳の横井ゆは菜は、ほろ苦いGPデビューとなった。最初の3回転フリップで転倒し、演技後半の3回転ルッツでは踏み切りが不明瞭と判定された。SP10位となり「こういう場で同世代や下の世代は結果を出してきている。まだ私はそこに到達していない」とため息をついた。

ただ演技終盤には会場からの手拍子に合わせてステップを刻み、思わず笑みがこぼれる場面もあった。トップスケーターへの第一歩を踏み出し「すごく楽しかった。また練習して自信を付けていくしかない」と前を向いた。(共同)

関連するニュースを読む

宮原知子6位出遅れ、メドベージェワ首位 ロシア杯

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇15日(日本時間16日)◇ロシア・モスクワ ◇女子SP(ショートプログラム)

女子ショートプログラム(SP)で第4戦の中国杯2位の宮原知子(関大)は冒頭のジャンプが0点となるミスが響き、63・09点で6位と出遅れた。2018年平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が76・93点で首位に立った。

第2戦のスケートカナダでGP初出場優勝を果たした15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が74・21点で2位につけた。白岩優奈(関大KFSC)は60・57点で7位、GPデビューの横井ゆは菜(中京大)は56・51点で10位。

最終日の16日に男女フリーを実施する。

宮原の話 (冒頭の)3回転ルッツが(演技直前の)6分間練習から変になり、緊張で体が硬くなった。それが、そのまま本番で出た感じ。(フリーでは)自分のできることをぶつけたい。

(共同)

関連するニュースを読む

宇野昌磨4位発進、ランビエル・コーチとキスクラ

ロステレコム杯・男子SPで演技する宇野昌磨(ロイター)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇15日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)

GP第3戦フランス杯で8位と苦しんだ宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が課題のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を克服して87・29点を記録し、4位発進となった。アレクサンドル・サマリン(ロシア)が92・81点で首位に立った。

宇野は冒頭の4回転フリップは転倒したが、4回転-2回転の連続トーループを着氷させ、前戦で苦戦したトリプルアクセルも決めきった。演技後は元世界王者のステファン・ランビエル・コーチが出迎え、得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」にも2人で座った。

山田満知子、樋口美穂子両コーチから巣立ち、今季はメインコーチ不在。2週前のフランス杯では1人で「キス・アンド・クライ」に座ったが、その後はスイスでランビエル・コーチと練習し、今大会にも同コーチが同行した。18年平昌五輪銀メダルの男が、どん底から浮上への1歩目を踏み出した。

ロステレコム杯・男子SPで演技する宇野昌磨(ロイター)

関連するニュースを読む

友野一希がSP7位「自信を捨てないようにしたい」

ロステレコム杯・男子SPで演技する友野一希(AP)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇15日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)

GP第1戦スケートアメリカ5位の友野一希(21=同大)が80・98点をマークし、7位発進となった。

「最小限のミスで済んだ。落ち着いて対処できて、まあまあの出来だったんじゃないか。1つ1つ良くなってきている。自信を捨てないようにしたい」

“鬼門”となっているSPは冒頭、4回転トーループで転倒。それでも4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを回転不足判定ながら着氷させ、トリプルアクセル(3回転半)を決めると歓声を受けた。演技後は少し首を横に傾けたが、得点表示を待つ「キス・アンド・クライ」では指で「あとちょっと」というようなしぐさを見せ、冷静な表情で結果を受け止めた。

今月2~3日に行われた西日本選手権(滋賀)では優勝。だが、SPでは4回転トーループの着氷が乱れて回転不足となるなど、65・14点(国際スケート連盟非公認)の6位発進。国際舞台で戦うために「いつも言っているけれど、ショート(SP)。ショートをしっかりやらないと、フリーの点数につながらない」と厳しく自己分析していた。

アレクサンドル・サマリン(ロシア)が92・81点でトップに立った。

関連するニュースを読む

友野一希80・98点、冒頭着氷ミスも3回転半成功

SPの演技をする友野一希(AP)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯>◇15日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)

GP第1戦スケートアメリカ5位の友野一希(21=同大)が80・98点をマークした。

“鬼門”となっているSPは冒頭、4回転トーループの着氷でミス。それでも4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプをきっちりと着氷させ、トリプルアクセル(3回転半)を決めると歓声を受けた。演技後は少し首を横に傾けたが、得点表示を待つ「キス・アンド・クライ」では指で「あとちょっと」というようなしぐさを見せ、冷静な表情で結果を受け止めた。

今月2~3日に行われた西日本選手権(滋賀)では優勝。だが、SPでは4回転トーループの着氷が乱れて回転不足となるなど、65・14点(国際スケート連盟非公認)の6位発進。国際舞台で戦うために「いつも言っているけれど、ショート(SP)。ショートをしっかりやらないと、フリーの点数につながらない」と厳しく自己分析していた。

SPの演技をする友野一希(AP)

関連するニュースを読む

中国杯2位の宮原知子が帰国「4位ぐらいと思った」

帰国し取材に応じた宮原知子(撮影・南谷竜則)

フィギュアスケート女子で、グランプリ(GP)シリーズ第4戦の中国杯で2位に入った宮原知子(21=関大)が11日、帰国した。

好成績だったGP初戦は「まさか2位になれるとは思っていなかった。うれしいです。4位ぐらいかなと思っていた」と言い、自身にとって予想外の表彰台に驚きを隠せなかった。

第5戦ロシア杯(15~17日、モスクワ)にも出場予定で、12日には出国する。過密日程のなか日本に帰国したのは、荷物整理のためだという。

中国杯で好成績を修め、GPファイナル(12月、イタリア・トリノ)進出が見てきた。「連戦は初めて。自分なりに考えて臨みたい。行けたらラッキーぐらいで、思いすぎないようにしている。ベストの演技をしたい」と次戦に向け、照準を定めた。

関連するニュースを読む

本田真凜は落胆7位 ファイナル進出可能性ほぼ消滅

本田真凜(2018年12月23日撮影)

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇9日◇中国・重慶市◇女子フリー

ショートプログラム(SP)6位の本田真凜(18=JAL)は、ジャンプでミスが重なり7位に終わった。

  ◇   ◇   ◇  

ジャンプで転倒や回転不足が目立つなど、SPに続いて精彩を欠いた本田は「あんまりいい演技をするイメージが出来なかった」と肩を落とした。6位だったスケートカナダに続いて7位となり、ファイナル進出の可能性はほぼなくなった。今後に向け「目標がなくて、まずはそれを決めること。スケートが好きなのでその気持ちを伝えられたら」と声を振り絞った。

関連するニュースを読む

田中刑事は厳しいGP2戦「SPから勢いがあれば」

田中刑事

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇9日◇中国・重慶

男子の田中刑事は冒頭の4回転サルコーを着氷するも、演技後半の4回転トーループが回転不足に。その後に予定していたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転半になるなど、得点が伸び悩み5位。

ミスがあったSPからの悪い流れを断ち切れず「SPから勢いがあれば、もっとフリーを思い切り滑れた。本当に厳しいGP2戦になった」と振り返った。

関連するニュースを読む

宮原知子充実の今季初戦2位「自分の感覚で滑れた」

宮原知子(19年撮影)

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇9日◇中国・重慶市 ◇女子フリー

ショートプログラム(SP)2位発進の宮原知子(21=関大)が、フリー3位の142・27点を記録して合計211・18点で2位に入った。

3本の回転不足があったものの、全てのジャンプを着氷。表現力を示す演技点で全体1位になるなど、情感豊かなスケーティングで新フリー「シンドラーのリスト」を演じ、自身の今季GP初戦で表彰台に上がった。シニア転向1年目のシェルバコワ(ロシア)が4回転ルッツを跳ぶなどし、第1戦のスケートアメリカに続いて優勝。GPファイナル(12月、イタリア・トリノ)進出を決めた。

   ◇   ◇   ◇

今季初戦とは思えないほど、落ち着いた演技で宮原が表彰台に上がった。回転不足を取られたジャンプがあったものの、全てのジャンプを着氷。スピン、ステップで最高難度のレベル4を並べる安定感のある演技を披露し「自分の感覚で滑ることができた」と、充実した表情を浮かべた。

第2次世界大戦中のユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)を扱った映画「シンドラーのリスト」の音楽を使ったフリー。「絶望の中でも諦めず、光を追い続ける人間の強い底力」を表現するために、オフの期間はあらゆる種類のダンスを学んだ。演技点は5項目のうち4項目で9点台をそろえ、SPに続いて全体1位の高評価を引き出した。

小学校低学年から指導を受けてきた浜田コーチに加え、今夏はカナダ・トロントに行きカナダ人のバーケル・コーチに師事。海外で練習することで自立心を鍛えた。「試合の時にどういう気持ちを持ってやればいいのか考えて演技ができた」と効果が出た。ファイナル進出に向けて、好発進となる2位。連戦となる第5戦ロシア杯(15~17日、モスクワ)に向けて「ファイナルに出られればうれしい。初めての連戦だけど次も自分らしく滑りたい」と意気込んだ。

関連するニュースを読む

本田真凜7位「いい演技するイメージ出来なかった」

本田真凜(2018年12月23日撮影)

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇9日◇中国・重慶市 ◇女子フリー

ショートプログラム(SP)2位の宮原知子(21=関大)がフリー142・27点を記録し、合計211・18点で2位に入った。

新フリー「シンドラーのリスト」をミスなしで演じ、今季自身のGP初戦で表彰台に上がった。SP6位の本田真凜(18=JAL)は、ジャンプでミスが重なり7位。シニア転向1年目のシェルバコワ(ロシア)が第1戦のスケートアメリカに続いて優勝し、GPファイナル(12月、イタリア・トリノ)進出を決めた。

   ◇   ◇   ◇

ジャンプで転倒や回転不足が目立つなど、SPに続いて精彩を欠いた本田は「あんまりいい演技をするイメージが出来なかった」と肩を落とした。6位だったスケートカナダに続いて7位となり、ファイナル進出の可能性はほぼなくなった。今後に向け「目標がなくて、まずはそれを決めること。スケートが好きなのでその気持ちを伝えられたら」と声を振り絞った。

関連するニュースを読む

田中刑事は痛い7位、トリプルアクセル着水乱れる

田中刑事

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇8日◇中国・重慶市 ◇男子SP(ショートプログラム)

田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で着氷が乱れた。

コンビネーションジャンプの着氷も同様。今季のテーマ「攻めの演技」ができなかった。演技後は腰に手を当て不満そうな表情。フリーで巻き返し表彰台に立てば、初のGPファイナル進出が決まる可能性がある。それだけに痛い。「もう1度やり直したいぐらいのSP。全然できていない」と落胆した。

関連するニュースを読む

本田真凜SP6位発進「滑れることに感謝したい」

本田真凜(2019年10月25日撮影)

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇第1日◇8日◇中国・重慶◇女子ショートプログラム(SP)

16年世界ジュニア女王の本田真凜(18=JAL)が、SP61・73点で6位発進した。冒頭の3回転ループと3回転トーループの連続ジャンプを着氷させたが、続く3回転フリップで転倒。3本目でダブルアクセル(2回転半)を着氷すると演技後は笑顔を見せた。

GPシリーズ第2戦のスケートカナダでは、現地で交通事故に見舞われながらも出場。2週間ぶりの試合に「カナダが終わってから調子がよくなくて不安だったけど、スピンとステップは全て最高点をつけてもらったのでよかったです。滑れることに感謝したい。たくさんの声援が聞こえたので、見ている方に楽しめるような演技をしたい」と9日のフリーに向けて意気込んだ。

関連するニュースを読む

宮原知子SP2位発進「足固まった」緊張も安定演技

宮原知子

<フィギュアスケート:GP第4戦中国杯>◇8日◇中国・重慶 ◇女子SP(ショートプログラム)

18年平昌五輪4位の宮原知子(21=関大)が68・91点でSP2位発進した。冒頭のルッツとトーループの連続3回転ジャンプを着氷するなど、安定感のある演技。

演技後は充実の表情を浮かべたが、得点は思ったほど伸びず「(冒頭の)3回転、3回転は思った以上によかったけど、最後の3回転ループは緊張で足が固まった。フリーではプログラムをしっかりと通すことを意識したい」と話した。

関連するニュースを読む

浅田真央Xマス予定なし 舞と「姉妹一緒に仲良く」

浅田真央(29)浅田舞(31)が6日、都内で開催された美の複合施設「Beauty Connection Ginza」のオープニングイベントに出席した。

理想の女性像について舞は「いくつになっても美に対する追求だったり、そういうことを忘れない女性になりたい」と明かした。一方、来年30歳になる真央は「20代最後の年。『一番充実したな』って年になれば良いし、30代はプライベートもお仕事も全力でできたら良いなと思います」と語った。

また、クリスマスの予定について質問を受けると真央は「予定はない」とし「姉妹一緒に仲良く、すごせたら良いと思います」。舞も「先日、妹がナイトクルーズの券をいただいたようで、お誘いを受けているので機会があったら行きたい」と笑顔で話した。

舞は、先日、一部週刊誌で交際していたONE OK ROCKのTaka(31)との破局が報じられたが、この日その件は話題にのぼらなかった。

関連するニュースを読む

高橋大輔アイスダンスで五輪は「大変だけど頑張る」

フィギュアスケートのアイスショー「氷艶hyoen2019-月光かりの如く-」の先行上映会に出席した主演の高橋大輔

フィギュアスケート男子で左足首負傷により西日本選手権を欠場した高橋大輔(33=関大KFSC)が6日、都内で行われた、主演アイスショー「氷艶hyoen2019-月光かりの如く-」の先行上映会に出席した。冒頭で左足首の状況を司会者から問われると「西日本選手権を見に行く予定だった方には申し訳ありませんでした。ゆっくり休んで回復に向かって、全日本選手権に向けて、有終の美を飾れるか分かりませんけど全力で頑張ろうと思います」と大勢のファンの前で決意した。

20年からは村元哉中(かな)と組んでアイスダンスに転向するため、12月の全日本選手権(18~22日、東京)をシングルの集大成と位置づけている。アイスダンスでの22年北京オリンピック(五輪)出場について問われると「めちゃくちゃ、ほぼ不可能に近いぐらいのところなんですよ。2%ぐらいなんですよ。頑張っていけるかなって。でもそこを目標にして、1つの目標がないとなかなか一緒にやっていくのは難しいから、頑張っていこうかって話はしてる。本当に大変なことだとは思っているので簡単には言えないですけど、そこは目指して頑張っていこうと思います」と話した。

関連するニュースを読む

フィギュア三宅星南V 故アイルトン・セナから命名

西日本選手権のジュニア男子を制した三宅星南(中央)と2位本田ルーカス剛史(左)、3位壺井達也(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:西日本選手権>◇4日◇滋賀県立アイスアリーナ◇ジュニア男子フリー

父が好きなF1レーサーのアイルトン・セナさん(故人)が名前の由来となった、三宅星南(せな、17=岡山理大付高)が優勝を果たした。ショートプログラム(SP)首位で迎え、フリーもトップの132・84点。合計203・76点で、2位の本田ルーカス剛史(滋賀・綾羽高)に12・57点差をつけた。

三宅が自信を胸に刻んだ。冒頭に挑んだ4回転サルコーは、氷に手をついて回転不足。中盤のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は転倒したが、ルッツ-トーループの連続3回転など得点源をしっかりと成功。スピン3つのうち2つと、ステップは最高のレベル4とし「今シーズンの中で一番良かった」とホッとしたような表情を浮かべた。

高橋大輔(33=関大KFSC)らを指導する長光歌子コーチの教え子。同コーチからは体の向きについて習うことが多く「少し体の向きが違うだけで、スケートは変わってくる。ジャンプのミスをなくして、表現でも魅せられるようにしていきたい」と力強い。全日本ジュニア選手権(15~17日、横浜)で、さらなる進化を示す。

関連するニュースを読む

本田望結が全日本ジュニア出場逃す、終盤ミス悔やむ

西日本選手権のジュニア女子フリーを終えた本田望結(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:西日本選手権>◇4日◇滋賀県立アイスアリーナ◇ジュニア女子フリー

女優業と競技を両立する本田望結(15=大阪・関大中)が、3年連続の全日本ジュニア選手権(15~17日、横浜)出場を逃した。

2日前のショートプログラム(SP)で17位と出遅れ、フリーは16位の87・21点。合計135・48点の17位にとどまり、シード権を持つ荒木菜那(2位)を除いた上位14人に0・92点届かなかった。

わずかな差が明暗を分けた。「最後のループとサルコーがとても悔しい。失敗の理由は体力不足。失敗の原因が分からないよりも前を向ける」。終盤で1回転ループ、2回転サルコーとなった2つのミスを悔やんだ。

全日本ジュニア選手権は昨季、思い通りの演技ができなかった場所。悔しさのあまり、直後は自分を追い詰めた。もがきながら今季へと歩みを進め、意識的に前を向くようにしてきた。

「偶然じゃなくて、神様が操っていると思うようになった。必然だと考えたら、毎日が楽しくなった。私は『(フリーに進めない)ショート落ち』を経験したことがない。神様が『(やってきたこと)全て違う』って判断したら、今回も『ショート落ち』だったと思う」

成長期に差し掛かり「毎日、体のバランスが違う」と悩みは募る。それでも「明日もフリーの大会に出る。これからの試合につながる、自信になるような演技がしたい」。シーズンで一番の大舞台を逃しても、また前を向いた。

西日本選手権のジュニア女子フリーを終えた本田望結(撮影・松本航)

関連するニュースを読む

中2吉田陽菜が3回転半成功 西日本選手権

西日本選手権のジュニア女子フリーを終えた吉田陽菜(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:西日本選手権>◇4日◇滋賀県立アイスアリーナ◇ジュニア女子フリー

ジュニア1年目でショートプログラム(SP)5位発進の吉田陽菜(はな、14=名東FSC)が、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させて全日本ジュニア選手権(15~17日、横浜)出場を決めた。フリー3位の110・79点を記録し、合計169・41点の3位となった。

大技の成功に会場が沸き上がった。冒頭の3回転半。ゆったりとした助走から跳び上がると、1・92点の加点を導く成功。次々とジャンプを着氷させ、勢いの乗った。最終盤、ダブルアクセル(2回転半)に付ける予定だったトーループを回避。リカバリーを意識した最後の3回転ルッツが1回転となり「トリプルアクセルを着氷できてうれしいけれど、最後に失敗してしまって悔しい」と喜びと悔しさが入り交じった。

ジュニアの下のカテゴリーであるノービスだった昨季は腰を痛め、試合の欠場が続いた。故障前に成功させた3回転半も仕切りなおし。それでも武器として携え「試合では(成功率が)半分ぐらいの確率。ちゃんと半分以上の確率にしたい」と力強く目標を掲げる。

西日本3位で臨む全日本ジュニア選手権。愛知を拠点にする中学2年生は「順位より、思うような演技ができるようにしたい」と言い切った。

関連するニュースを読む

河辺愛菜V 大技転倒もまとめる 西日本選手権

西日本選手権のジュニア女子を制した河辺愛菜(中央)、2位荒木菜那(左)、3位吉田陽菜(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:西日本選手権>◇4日◇滋賀県立アイスアリーナ◇ジュニア女子フリー

ショートプログラム(SP)首位発進の河辺愛菜(15=関大KFSC)がフリーもトップの114・91点を記録し、合計179・09点で優勝を果たした。

冒頭で挑んだ大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は転倒。それでもルッツ-トーループの連続3回転などをまとめきり「自分が思っていたより点数が出てうれしいけれど、スピンの(レベルの)取りこぼしがある。直していきたい」と初々しい表情で振り返った。

現在世界で活躍する紀平梨花らと同じ浜田美栄、田村岳斗両コーチの指導を受け、紀平も武器とする3回転半の完全習得を目指している。大技については「今は跳べたことはあるけれど、安定していない。『跳べる』じゃなくて『跳んだことがある』ぐらいです」と素直に自己分析。出場を決めた全日本ジュニア選手権(15~17日、横浜)に向けて「アクセルが決められなくても、他のジャンプを決められるような、安定した演技をしたい」と意気込んだ。

西日本選手権のジュニア女子フリーを終えた河辺愛菜(撮影・松本航)

関連するニュースを読む