日刊スポーツ

コストルナヤ初の欧州女王、ロシア3人娘が表彰台

コストルナヤが初出場V「うれしい。驚いている」

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇25日(日本時間26日)◇オーストリア・グラーツ◇女子フリー

女子はショートプログラム(SP)首位で16歳のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)がフリー2位の合計240・81点で初出場優勝を果たした。

アンナ・シェルバコワがフリー1位の合計237・76点で2位、アレクサンドラ・トルソワが225・34点で3位となり、ロシア勢が4年ぶりに同種目の表彰台を独占した。

コストルナヤはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2度成功したものの3回転ルッツで転倒し、昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで樹立した合計の世界歴代最高に届かなかった。

◆アリョーナ・コストルナヤの話 フリーはミスがあったので優勝できてうれしい。驚いている。

◆アンナ・シェルバコワの話 (ジャンプの転倒に)驚き、がっかりしている。また同じようなミスがないようにしたい。

◆アレクサンドラ・トルソワの話 表彰台に立ててうれしい。身長は伸びたが、ジャンプに影響はなく(ミスは)気持ちの問題だと思う。(共同)

関連するニュースを読む

コストルナヤ初の欧州女王、ロシア3人娘が表彰台

女子フリー 演技するアリョーナ・コストルナヤ(ロイター) 

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇25日(日本時間26日)◇オーストリア・グラーツ◇女子フリー

今季のグランプリ(GP)ファイナルで表彰台を独占したシニア1年目の「ロシア3人娘」が、初の欧州女王を目指して競演した。

ショートプログラム(SP)首位のアリョーナ・コストルナヤ(16)がフリー2位の155・89点を記録し、合計240・81点で初優勝。今季の国際大会無敗を維持した。

最終滑走となったフリーは、冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2回転トーループをつけて成功。続く2本目の3回転半も決めた。だが、演技後半の3回転ルッツで痛恨の転倒。4回転ジャンプは組み込んでいなかったが、演技構成点は5項目中4項目で9点台(10点満点)を記録した。首位を守り抜き、ホッとした表情を見せた。

SP2位で19年12月のロシア選手権を制したSP2位のアンナ・シェルバコワ(15)は、フリー1位の159・81点を記録し、合計237・76点で2位。4回転2種3本のプログラムで勝負した。冒頭で4回転ルッツ-3回転トーループを成功すると、続く4回転フリップも回転不足判定ながら着氷。中盤の4回転ルッツこそ転倒したが、演技途中で衣装を青から赤に変えながら、完成度の高さを披露した。演技後は少し悔しがりながらも、笑顔を見せた。

SP3位のアレクサンドラ・トルソワ(15)はフリー150・39点の合計225・34点で3位。こちらも4回転2種3本のプログラムに挑んだが、冒頭の4回転ルッツ、基礎点が1・1倍となる演技後半の4回転トーループで転倒。得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」では、結果を受け止めるようにうなずいた。

3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)に向けて、ロシアの充実ぶりが光る表彰台独占となった。

3人の今季の主な国際大会成績は以下の通り。

◆コストルナヤ GPフランス杯、NHK杯優勝。GPファイナル優勝。欧州選手権優勝。

◆シェルバコワ GPスケートアメリカ、GP中国杯優勝。GPファイナル2位。欧州選手権2位。

◆トルソワ GPスケートカナダ、ロシア杯優勝。GPファイナル3位。欧州選手権3位。

女子フリー 演技するアリョーナ・コストルナヤ(ロイター) 
女子フリー アレクサンドラ・トルソワ(ロイター)
女子フリー 演技するアレクサンドラ・トルソワ(ロイター) 
女子フリー 演技するアンナ・シェルバコワ(ロイター)
女子フリー 演技するアンナ・シェルバコワ(ロイター)
欧州選手権 左から 2位のシェルバコワ、優勝のコストルナヤ、3位のトルソワ(ロイター)

関連するニュースを読む

ネーサン・チェンが“SP世界最高”圧巻114点台

男子SP 演技するネーサン・チェン(AP)

<フィギュアスケート:全米選手権>◇25日(日本時間26日)◇米ノースカロライナ州グリーンズボロ◇男子ショートプログラム(SP)

世界選手権2連覇中で、大会4連覇を目指すネーサン・チェン(20)が114・13点を記録し、国際スケート連盟非公認大会ながら“SP世界最高”の高得点で首位発進した。

冒頭で5・19点の加点を導く4回転フリップに成功。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転-3回転の連続トーループもきっちりと決め、演技構成点も5項目全てで9点台(10点満点)を記録。そのうち4項目で9点台後半をマークした。

4回転ジャンプを組み込んでいないブラウンが100・99点で2位につけ、トルガシェフが97・87点で3位。19年世界選手権3位のゾウが94・82点で4位。

フリーは26日(日本時間27日)に行われる。

男子SP 演技するネーサン・チェン(AP)

関連するニュースを読む

コストルナヤ、3回転半決めSP首位 欧州選手権

SPを演技するコストルナヤ(ロイター)

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇第3日◇24日◇オーストリア・グラーツ

女子ショートプログラム(SP)は今季のグランプリ(GP)ファイナル覇者で16歳のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど自身の世界歴代最高に0・53点と迫る84・92点で首位に立った。

2位は77・95点のアンナ・シェルバコワ、3位は74・95点のアレクサンドラ・トルソワで、いずれも初出場優勝を狙うロシア勢が上位を占めた。フリーは25日(日本時間26日)に実施される。

◆アンナ・シェルバコワの話 自分の滑りに満足している。トリプルアクセルはまだ安定感が足りない。確率が上がるまでプログラムには組み込まない。

◆アレクサンドラ・トルソワの話 (トリプルアクセル回避も2回転半の着氷が乱れ)正月休み明けで完全に調子を取り戻せていない。(共同)

関連するニュースを読む

コストルナヤ、自己ベスト届かず「うれしくはない」

SPを演技するコストルナヤ(ロイター)

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇第3日◇24日◇オーストリア・グラーツ

注目のロシア3人娘による優勝争いは、武器の3回転半を成功させたアリョーナ・コストルナヤが2位アンナ・シェルバコワに約7点差でSPトップに立った。

規定で得意の4回転ジャンプを跳べないライバルからリードを奪ったものの、自己ベストに届かず「あまりうれしくはない。毎試合得点を伸ばしていきたいのに下がった」と満足しなかった。

記者会見では英語の質問を即座に理解して対応し、好きな科目はロシア文学や数学、生物と語る16歳。勝ちパターンになりつつある先行逃げ切りで、フィギュア界伝統のタイトルを狙う。(共同)

関連するニュースを読む

コストルナヤが欧州女王へ首位発進、世界最高に迫る

SPの演技を披露するコストルナヤ(ロイター)

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇24日◇オーストリア・グラーツ◇女子ショートプログラム(SP)

今季のグランプリ(GP)ファイナルで表彰台を独占したシニア1年目の「ロシア3人娘」が、初めての欧州女王を目指して競演した。

首位発進したのはアリョーナ・コストルナヤ(16)だった。自らが持つSP世界最高の85・45点まで0・53点に迫る84・92点をマーク。冒頭で流れにとけ込んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で2・63点の加点を導き、3回転ルッツ、フリップ-トーループの連続3回転にも成功。演技構成点は5項目中3項目で9点台(10点満点)を記録した。高得点にも笑顔はなく、落ち着いた表情で結果を受け止めた。

2位はアンナ・シェルバコワ(15)で77・95点を記録。基礎点が1・1倍となる演技後半に高難度のルッツ-ループの連続3回転ジャンプを成功させるなど、大きなミスなく演技した。観衆の声援に笑顔で応え、得点発表後には納得するような表情を見せた。コストルナヤとは6・97点差。

フリーで複数の4回転ジャンプ挑戦が見込まれるアレクサンドラ・トルソワ(15)は74・95点の3位。冒頭でダブルアクセル(2回転半)の着氷が乱れて0・24点の減点。演技後半のルッツ-トーループの連続3回転成功など残りはまとめたが、出遅れる展開となった。コストルナヤとは9・97点差。

フリーは25日午後6時30分(日本時間26日午前2時30分)から行われる。

3人の今季の主な国際大会成績は以下の通り。

◆コストルナヤ GPフランス杯、NHK杯優勝。GPファイナル優勝。

◆シェルバコワ GPスケートアメリカ、GP中国杯優勝。GPファイナル2位。

◆トルソワ GPスケートカナダ、ロシア杯優勝。GPファイナル3位。

関連するニュースを読む

アリエフが逆転優勝 フィギュア欧州選手権

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇23日◇オーストリア・グラーツで行

男子ショートプログラム(SP)で2位だったドミトリー・アリエフ(ロシア)がフリーで1位となり、合計272・89点で逆転優勝を飾った。16歳のアルツール・ダニエリアン(ロシア)が2位、モリス・クビテラシビリ(ジョージア)が3位。

SP首位のミハル・ブレジナ(チェコ)はフリー11位で7位だった。(共同)

関連するニュースを読む

ブレジナが男子SP首位 フィギュア欧州選手権

ミハル・ブレジナ

<フィギュアスケート:欧州選手権>◇22日◇オーストリア・グラーツ◇男子ショートプログラム(SP)

男子ショートプログラム(SP)で、ミハル・ブレジナ(チェコ)が89・77点で首位に立った。昨年12月のロシア選手権で初優勝したドミトリー・アリエフ(ロシア)が88・45点で2位。23日にフリーが行われる。(共同)

関連するニュースを読む

高橋大輔の葛藤、突然失踪「生きてるだけ…」連載3

高橋大輔(2019年9月30日撮影)

<高橋大輔の再出発>

フィギュアスケート高橋大輔(33)の新しい挑戦が始まりました。五輪3大会に出場した元世界王者は19年12月、全日本選手権でシングルとしての最後の演技を終え、20年からアイスダンスへ転向します。

WEB連載「高橋大輔の再出発」の最終回。トップ選手となってから現在までの歩みに迫ります。

   ◇   ◇   ◇

悪夢は突然訪れた。高橋にとって2度目の五輪が、1年4カ月後に迫っていた。08年10月31日、練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷した時だった。体勢を崩しながら耐えようとした瞬間、右膝に強い負担がかかった。

「なんかおかしいな…」

1度は靴を脱ぎ、違和感を抱きながら練習を続けた。だが、数時間後には歩けなくなった。右膝前十字靱帯(じんたい)断裂、半月板損傷。五輪前年のシーズン全試合欠場を余儀なくされた。

11月の手術当日、故郷の岡山・倉敷市から京都まで母の清登が駆けつけてくれた。母は、息子の喪失感を察していた。「姉ちゃん」と慕ってきた初瀬英子は、同じ時期に娘を出産。右膝の具合を心配したメールには、こう記されていた。

「娘の出産を担当してくれた先生、たまたま大輔を取り上げてくれた先生だったみたい。大輔ももう1回、ゼロからやり直しだね」

それでも簡単には立ち直れなかった。年が明けると、五輪は1年後に迫っていた。

3月にはバンクーバー五輪の日本男子出場枠を懸けた世界選手権が、米ロサンゼルスで行われた。世界の舞台で戦うライバルを横目に、過酷なリハビリが続いた。理想と現実の溝を感じ、精神的に追い詰められていった。

ある日突然、行方をくらませた。

中学時代から二人三脚で歩むコーチにさえ、連絡を一切とらなかった。いつ鳴るか分からない携帯電話を、長光歌子は夜中もずっと握りしめていた。

「もう、生きていてくれるだけでいいわ…」

1週間後に連絡を入れると、長光にこう諭された。

「やめたかったら、やめていいんだよ。みなさんに謝るのは私の仕事で、あなたの仕事じゃないからね」

人生を懸けてきたスケートに背を向けても、周囲の温かさは変わっていなかった。大切な存在からかけられる言葉は、傷ついた心を少しずついやしてくれた。

もう1度、やり直す決心がついた。五輪8カ月前の09年6月、ようやくジャンプが跳べた。負傷のきっかけとなったアクセルは3回転半どころか、1回転半に40分かかった。再断裂の恐怖心-。それが、まずは乗り越えなければいけない壁だった。それでも、目標を簡単には諦められなかった。

1年半ぶりの復帰戦となった10月のフィンランディア杯。優勝を果たすと、心境の変化を公に明かした。

「五輪でメダルを取るには、日本でエースでないと取れないと思う。夢は五輪金メダル。それ(エース)が当たり前じゃないとダメ。昔は強がりで(目標を)言っていた部分があった。でも、今は自然と思える」

大けがから五輪までの時間は辛く、それでいて濃密でもあった。「もう、生きていてくれるだけでいいわ…」。そこまで思い悩んだ長光も前向きに変化した。

「復帰しても3回転が怖くて、行ったり来たり…。『あれま、これどうなるのかな』って思っているのに、『五輪で表彰台に乗れるんじゃないかな』っていう変な絵も私の頭の中にあったりしてね。何の根拠もないのに、不思議でした」

   ◇   ◇   ◇

10年2月18日、バンクーバー五輪男子フリー。客席に揺れる日の丸が、涙でにじんでいた。男子シングルではアジアで初めての銅メダルを首にかけ、高橋は表彰台に立った。10年半の歩みを思い返した長光の耳元で、68歳の佐藤信夫がささやいた。

「『女子はそのうち世界で表彰台に乗れる。でも、男子は無理でしょうね』。歌ちゃん、稲田先生はそうおっしゃっていたんだよ」

56年度から全日本選手権を10連覇した佐藤でさえも、世界の壁に屈してきた。胸に刻んでいたのは、戦前に、あのヒトラーから握手を求められた名選手、稲田悦子から聞いた言葉だった。その言葉こそが、長年の男子の立ち位置を示していた。

長光にも苦い思い出があった。72年の札幌五輪翌年から歩んだ指導者の道。男子選手のプログラムを振り付け、送り出した大会で年配のジャッジに指摘された。「男にチャラチャラ踊らせて、どうするんや!」

地元倉敷の理容店で鏡を相手に踊った高橋は、演技と結果で日本男子の観念を覆した。

14年ソチ五輪後に1度は引退。解説者として後輩の演技を外から見守り、プロスケーターとしては歌舞伎と融合したアイスショーなどに取り組んだ。18年7月1日、4年ぶりの現役復帰を表明した記者会見で、素直な思いを伝えた。

「30歳を超えても『これだけ成長できる』というのを見せたい。表現は成長できる部分。好みは人それぞれで『昔の方が好き』という人がいれば仕方がない。『今の方がすてき』という方もいるかもしれない。『高橋大輔の表現が好きだな』と思ってもらえる人を、1人でも増やしたいです」

周りの選手は全員が年下になった。長光から指導を受ける15歳の岩野桃亜(もあ)は、スケーティングの大切さを肌で感じ始めた。

「毎日アイスショーを見ているようです。リンクに1歩入った瞬間、大輔さんの空気に変わるんです」

18年平昌五輪銀メダリスト、22歳の宇野昌磨も高橋が憧れだった。国際大会で戦う21歳の友野一希、20歳の山本草太、18歳の須本光希も、12年前に高橋が滑ったヒップホップ調「白鳥の湖」を見て育った。友野は当時を思い返して言った。

「高橋選手の表現は、衝撃的でした。小学生の時にみんなで演技を見て、まねをしました。特に『踊る』ということに憧れました」

長光は世界の舞台に立つ高橋へ、常に伝えてきた。

「成績は自分だけのものじゃないんだよ。ジャージーに『JAPAN』って書いてあるだけで、一目置いてもらえるでしょう。日本の先輩たちが作り上げてきた信用の中に、あなたがいるんだよ」

   ◇   ◇   ◇

20年1月10日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンター。再出発のアイスショーは満員の観衆で埋まった。きらびやかな照明の先で高橋は、時に激しく、時にしっとりと滑りに思いを込めた。隣には7歳年下の村元哉中がいた。かねて興味を持っていたアイスダンス。新しいパートナーと手を取り合って滑り、少し照れくさそうにほほえんだ。

「これから2人で、氷の上で演じていくんだな。まだまだ初心者で、滑りとしても(アイスダンスの)プロの中に入っていくと全然です。本当にどうなるか分からないので、とりあえず上を見て。上を目指してやっていきたいです」

34歳の誕生日が3月16日にやってくる。ジャンプのないアイスダンスで目指すのは、36歳目前で迎える22年北京五輪。高橋にとって、26年間愛し続けてきたスケートの「魅力」とは-。

「スピード感。あのスピードは陸の上では表現しにくい。この(陸上より)少し寒い、『氷』という空気感で表現するのが、暖かいところでやるのと違っていて。氷でしか出せない空気感が魅力です」

「表現」には、得点の枠組みを超えた深みがある。そのこだわりは2人で歩む、再出発の後も変わらない。

答えのない価値を追い求める旅は、まだ続く。

(敬称略、おわり)【松本航】

関連するニュースを読む

岩野桃亜「クラウドファンディング」目標450万円

岩野桃亜(2018年10月7日撮影)

フィギュアスケート女子の岩野桃亜(もあ、15=関大KFSC)が22日、海外合宿などで必要な費用を負担するため「クラウドファンディング」を始めた。期間は3月21日までとし、450万円を目標とする。

今季の全日本ジュニア選手権で8位となった岩野は、大阪・高槻市の関大を練習の拠点とし、長光歌子コーチ(68)に師事。19年12月にシングル最後の演技を終え、年明けからアイスダンスに転向した高橋大輔(33)と同門で練習してきた。

来季のシニア転向を見据え、募集ページには「シニア戦に向けて全力で取り組むためには、多額な費用を自己負担しなければなりません。しかしながら、私には大きなスポンサーがついているわけではなく、母親への負担をかけることにも限界があります。そこで、私の夢をかなえるため、またクラウドファンディングを行うことを決めました。皆さんからご支援をいただき、期待に応えていきたいです」などとつづった。

関連するニュースを読む

浅田真央さん「30歳になります」に会場ざわめき

日本ジュエリーベストドレッサー賞特別賞を受賞した浅田真央(撮影・たえ見朱実)

フィギュアスケート元世界女王でプロスケーターの浅田真央さん(29)が21日、都内で日本ジュエリードレッサー賞表彰式に出席し、特別女性部門に輝いた。

壇上では「一番大切にしているのは母から頂いたジュエリー。いつか家族ができて子供ができたら、私から子供に受け継いでほしい」と思い出を語った。

会場がざわめいたのは、「(今年)30歳になります」と口にした時。90年9月25日生まれ。幼少期からフィギュアスケートのトップ選手として活躍してきただけに、多くの人が意外と受け止めたようだ。「いろいろな方から『30代は楽しいよ』と話してくれるので、楽しみたい。今年の目標は(自らがプロデュースする)『サンクスツアー』が3年目で、1年間全力で感謝の滑りを届けたい」と誓った。

日本ジュエリーベストドレッサー賞特別賞を受賞した浅田真央(撮影・たえ見朱実)
日本ジュエリーベストドレッサー賞を受賞した、左から高橋英樹、Koki,、有村架純、木村文乃、藤原紀香、松下由樹、原田美枝子、浅田真央、田中圭(撮影・たえ見朱実)

関連するニュースを読む

高橋大輔、スケートの魅力感じ始めた幼少期/連載2

生後数カ月の高橋大輔(初瀬英子さん提供)

<高橋大輔の再出発>

フィギュアスケート高橋大輔(33)の新しい挑戦が始まりました。オリンピック(五輪)3大会に出場した元世界王者は19年12月、全日本選手権でシングルとしての最後の演技を終え、20年からアイスダンスへ転向します。

日刊スポーツではWEB連載「高橋大輔の再出発」をスタート。その第2回です。毎日午後4時掲載予定です。

  ◇  ◇  ◇

日曜夕方のJR大阪駅は、いつも人でごった返していた。中2の夏にコーチの長光歌子と出会った高橋は、週末を大阪・高槻市のリンクで過ごした。練習を終えると、疲れ切った少年が乗り込むのは特急券のいらない新快速。自宅のある岡山・倉敷市まで3時間、新幹線を使わずに帰った。車中でたまった宿題を終わらせ、浮いた片道3000円分をリンク代に充てた。ある日、大阪駅で見送った長光は、ホームにできた長い列を見ると声をかけた。

「15分後にも新快速があるから、一番前で次の電車を待ちなさい。そうしたら座って帰れるでしょう」

次の新快速が着いた。年配の女性に先を越され、結局は車内で立っていた。そんな純情な中学生だった。

高橋家4兄弟の末っ子として、のびのびと育てられた。両親は共働きで、母の清登(きよと)は倉敷市内の「理容タムラ」で朝から晩まで働いた。自宅は理容店から「お~い」と叫ぶと届く距離にあったが、幼少期は夜になると怖くて外に出られなかった。いつも働く母の隣でおやつを食べ、宿題を済ませた。自宅同然の理容店を仕切るオーナーの長女、初瀬英子を「姉ちゃん」と慕った。

スケートに出会ったのは94年2月、8歳となる1カ月前だった。初瀬に誘われて、市内にできたばかりのリンクへ遊びにいった。生まれたての子鹿のように滑ると「これをしたい!」と目を輝かせ、フィギュアスケートを始めた。一方で食べ盛りの4兄弟を養う高橋家の家計は苦しくなった。

所属するクラブの行事が企画されたのは競技の魅力を感じ始めた、そんな頃だった。広島で開催されたエキシビション。行きは在来線、帰りは新幹線。世界の名選手の演技を2階席から見るのに、1万円かかった。笑顔で送り出した清登だったが、内心は複雑だった。様子を悟られないように振る舞った。

「さすがに1万円はきついな…」

普段はラーメンをもやしでかさ増しし、外食時も家で食事をしてから店に向かう。そんな節約生活を送っていたが、母は息子に1000円を握らせた。華やかなエキシビションに高橋の胸は高鳴り、引率していた初瀬の袖を握りしめた。

「姉ちゃん、ボナリーに花を投げたい!」

フランスの女子選手を指さすと、目を輝かせた。

「花、500円するよ? 本当にいいの? 後悔しない!?」

「うん!」

自宅に戻ると、清登の元へ駆け寄った。

「母ちゃん、良かった~!」

その笑顔は日常生活の苦労を吹き飛ばした。理容店の常連客は「大輔に使ってやって」と100円、200円とおつりを置いていき、母はそれをペットボトルに貯金した。スロベニアで行われた初めての国際大会では100万円近くの遠征費がかかり、清登は退職金の積み立てを崩した。海外遠征時はいつも初瀬と夜行バスで東京に向かい、そこから海外へと飛び立った。

才能を育んだのは、そんな全てが手探りの環境だった。スケートを始めて2カ月で臨んだデビュー戦。「衣装って、どうやって作るんだろう?」。頭を悩ましていると、初瀬が言った。

「高校の文化祭で使った、よく伸びる布がある!」

初めての衣装は、文化祭で余った布で作ったものだった。テレビで競技を見られるのは、NHK杯程度だった時代。当時のコーチにスケートの基礎を習いながら、その都度、うまくなるための術を探した。市の広報誌で見つけたエアロビクス教室に参加したこともあった。縛られない自由さ、踊る楽しさがあった。高橋は母が働く理容店の鏡に向かい、振り付けを何度も繰り返した。母や初瀬に言い聞かされたのは、常に同じことだった。

「楽しく滑りなさいね。ジャッジさんは寒い中、あんたの演技を嫌でも見ないとアカン。こけたら、すぐに立つ! しんどい顔しとったら、周りのみんなもしんどくなるからね」

「会場の通路で練習することもあるでしょう? あんたのために(脇のベンチに座り)伸ばしていた足を引いてくれる人が、どれだけいる? 半歩でも、1歩でも『この子のために足を引こう』と思ってもらえるのも、才能なんだよ」

中2で出会った長光も、自分の枠組みだけで高橋を縛らなかった。その方針に迷いはなかった。

「この子の才能をしっかりと世界の人に見てもらいたい。いろいろな人の力を借りたい」

2人で米国に渡って武者修行。モスクワで半年を過ごしたこともあった。古いホテルで2人暮らし。海外からは高額すぎて、電話も簡単にかけられなかった。日本との連絡が遮断されているような環境だった。モスクワは午後3時には外が暗くなる。言葉や食事の苦労も重なり、思春期で心を閉ざしてしまうこともあった。やり場のない不満から、時に衝突することもあった。それでも決して背を向けることのできない時間を乗り越えたからこそ、2人の距離は縮まった。高橋は表現の幅を広げ、指導の引き出しを増やした長光も教え子の長所を理解した。

「どの先生たちも大輔の才能を非常に高く評価してくれました。何よりも人間的に愛してくれた。英語もなかなか通じないから『何かあれば大変だ』となって、とにかくケガと病気をさせないことばかりを考えていました。それでも世界を回れたことは、ありがたかったです」

倉敷を巣立ち、04年に関大へ入学すると、長光の自宅で生活することとなった。5畳ほどの部屋を与えられ、二人三脚で力をつけた。大学2年の05年からはロシア出身のニコライ・モロゾフによる指導も受け、初出場だった06年トリノ五輪で8位入賞。日本のエースへと駆け上がり、4年後のバンクーバー五輪で表彰台が期待される立場となった。

だが、その道中で予想もしなかった試練が待ち受けていた。

(敬称略、つづく)【松本航】

少年時代の高橋大輔(初瀬英子さん提供)
倉敷翠松高時代の高橋大輔(初瀬英子さん提供)

関連するニュースを読む

高橋大輔、20年ともに過ごした長光コーチ/連載1

フィギュアスケート全日本選手権 最終日・男子フリー 男子フリーの演技を終えキスアンドクライで舌を出し笑顔で自身の演技を見直す高橋大輔(右)。左は長光歌子コーチ(2019年12月22日撮影)

<高橋大輔の再出発>

フィギュアスケート高橋大輔(33)の新しい挑戦が始まりました。10年バンクーバーオリンピック(五輪)では、アジアの男子シングル選手として初の銅メダル獲得。五輪3大会に出場した元世界王者は19年12月、全日本選手権でシングルとしての最後の演技を終えました。今年からは18年平昌五輪代表の村元哉中(かな、26)と組み、アイスダンスへ転向します。

日刊スポーツではWEB連載として今日から3日間、「高橋大輔の再出発」をお届けします。毎日午後4時掲載予定です。

  ◇  ◇  ◇

目に入ったのは、総立ちの観衆だった。高橋は口でしていた呼吸を整え、その光景を目に焼き付けた。

「ボロボロでした。最後にふがいない演技をして申し訳ない。拍手を見て『シングルは引退なんだな』っていう、実感が湧きました。このスポーツ、シングルに出会えて、幸せ者だと思いました」

19年12月22日、全日本選手権男子フリー。シングル最後の演技、その舞台は14年前、初優勝を果たした東京・国立代々木競技場だった。

20日のショートプログラム(SP)は14位。フリーも3回転フリップの転倒など全盛期の完成度に遠く及ばず、総合12位となった。それでも4分間の滑りで力を出し尽くすと、手拍子をし、声を合わせて叫ぶファンの声が聞こえてきた。

「大ちゃん! 大ちゃん!」

リンクサイドに見えた顔は、20年前から変わらなかった。右隣に座って得点発表を待つコーチの長光歌子へ、内緒で用意していた花束を差し出した。

「長い間、ありがとうございました」

普段は照れて伝えることができない、精いっぱいの感謝の思いだった。花束を受け取った長光は何度も頭を下げ、高橋と過ごした時間を思い返していた。

「最後までずっと私の横にいてくれた感謝と『最後、もうちょっと(いい演技が)できただろう』っていう残念さと…。花束は本当にビックリしました。でも、すごくうれしかった。『別のコーチについたら、もっと良くなっていたのかな』と考えたこともありました。でも、いいところも、悪いところも、一緒にここまで来られたことが良かったです」

出会いは夏の終わりだった。99年8月末、長光は仙台のリンクで行われていた恒例の合同合宿に参加した。指導の中心は06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香や本田武史らを育てた、名伯楽の長久保裕。その教えに学ぼうと、全国から指導者が選手を連れて訪れていた。

10日間ほど続いた合宿中のある日、長光に突然の依頼が来た。振り付けを担当するコーチが急用で不在となり「歌ちゃん、頼むよ」と後を託された。その選手が岡山・倉敷市からやって来た、中学2年生の高橋だった。名曲「ワルソー・コンチェルト」の振り付けは、最初の部分だけが仕上がっていた。長光は個人的に大好きなピアノ曲をかけながら「悪いけれど、中2の男の子には無理でしょう」と内心、思っていた。そんな杞憂(きゆう)は、一瞬にして覆された。

「この感性はすごい。絶対に、世界に出て行くわ」

コーチの了承を得て、振り付けを一から作りなおした。編曲も行い、まだ13歳だった少年に落とし込んだ。その驚きは二重、三重に膨れあがった。

「体から曲が聞こえてくるような感じがしたんです。普通、振り付けを10しても1か2にしかならないけれど、彼は10倍、20倍にしてくれる。一番照れくさい時期に、よく踊っていた。男の子では初めての感覚でした」

当時48歳の長光は、中2の才能にほれ込んだ。1週間の指導を終えると、高橋から「ショートプログラム(の振り付け)もない」と伝えられた。

「それは困るやん!」

9月末のシーズン初戦が、1カ月後に迫っていた。

「倉敷に帰ったらね、今週末、大阪に出ていらっしゃい。ショートプログラムの振り付けもしてあげる」

それからというもの大阪・高槻市を拠点とする長光は、週末に高橋を指導するようになった。

二人三脚で歩む日々の始まりだった。

(敬称略、つづく)【松本航】

フィギュアスケート全日本選手権 男子フリーで演技する高橋(2019年12月22日撮影)

関連するニュースを読む

4大陸辞退の宇野昌磨、チャレンジカップ出場決定

宇野昌磨(2019年12月22日撮影)

日本スケート連盟は20日、都内で理事会を開き、フィギュア国際大会の派遣選手を承認した。

全日本選手権で4連覇で、来月の4大陸選手権(韓国・ソウル)を辞退していた宇野昌磨(22=トヨタ自動車)は、同月のチャレンジカップ(オランダ・ハーグ)に出場することが決まった。06年トリノ五輪銀メダルのステファン・ランビエル氏を正式コーチとして招いてから、最初の大会となる。

女子では、紀平梨花(17=関大KFSC)がチャレンジカップに派遣される。

関連するニュースを読む

ユース五輪金のフィギュア新星・鍵山「五輪出たい」

金銀のメダルを手に満面の笑みを見せる鍵山

冬季ユースオリンピック(スイス・ローザンヌ)フィギュアスケートで男子シングル金メダル、団体銀メダルを獲得した鍵山優真(16=星槎国際横浜高)が17日、東京・羽田空港に帰国した。

メダルを両手に「一生に1度の大会なので優勝を狙っていた」と満面の笑みを見せ「五輪に出たくなった。(22年)北京から狙いたい」と上を見た。昨年末の全日本3位で出場権を得た2月の4大陸選手権(ソウル)には「シニア相手に現在の立場を確認したい」と燃えた。女子シングル4位の河辺愛菜、アイスダンスで団体金メダル貢献の西山真瑚・吉田唄菜組も帰国した。

関連するニュースを読む

羽生結弦が今春アイスショー出演 宇野、宮原らと

羽生結弦(19年12月20日撮影)

フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(25=ANA)が、アイスショー「スターズオンアイス ジャパンツアー2020」(3~4月)に出演することが15日、発表された。主催者が挙げた第2弾の出演者(予定)の中に羽生の名があった。八戸と横浜の公演に出演予定。

ほかに宇野昌磨、パトリック・チャン、宮原知子、紀平梨花らも出演予定。以下の4都市で開催される。

▼3月28、29日 大阪=東和薬品RACTABドーム

▼3月31日、4月1日 愛知=愛・地球博記念公園アイススケート場

▼4月3、4、5日 青森=FLAT HACHINOHE(フラット八戸)

▼4月10、11、12日 神奈川=横浜アリーナ

関連するニュースを読む

河辺愛菜4位「もっと練習しないと」冬季ユース五輪

<第3回冬季ユース五輪>◇第5日◇13日◇スイス・ローザンヌほか

原則15~18歳が対象の第3回冬季ユース五輪が行われ、フィギュアスケート女子でショートプログラム(SP)4位の河辺愛菜(関大KFSC)はフリー3位の合計185・22点で4位だった。

劉永(韓国)がSP、フリーとも1位の合計214・00点で圧勝した。

◆河辺の話 実力不足。もっと練習しないと戦えない。3回転ルッツで失敗したのと(トリプルアクセルなどで)回転不足を取られたのがすごく悔しい。(共同)

関連するニュースを読む

劉永、3回転半成功で圧勝「4回転取り組む」

<第3回冬季ユース五輪>◇第5日◇13日◇スイス・ローザンヌほか

フィギュアスケート女子で劉永(韓国)がショートプログラム(SP)、フリーとも1位の合計214・00点で優勝した。

シニアのグランプリ(GP)シリーズで今季表彰台の実績もある韓国の15歳、劉永が2位シニツィナ(ロシア)に約14点差と圧勝した。冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、その後も安定した演技で滑りきった。

母国のヒロイン、金妍児を「お手本でアイドル」と尊敬する。河辺も師事する浜田コーチのジャンプ指導に感謝し「ルッツかサルコーの4回転にも取り組んでいく」と明らかにした。

関連するニュースを読む

高橋大輔、カップル結成村元と「全日本」出場目指す

フィギュアスケート教室の後、ツーショット撮影に応じたアイスダンス転向の高橋(右)と村元

フィギュアスケート男子シングルからアイスダンスに転向した高橋大輔(33=関大KFSC)が13日、KOSE新横浜スケートセンターでマンション経営大手スカイコート主催のスケート教室に参加した。

カップルを結成した村元哉中(かな=26)らと指導した後、座長を務めたアイスショー「アイスエクスプロージョン」(10日から計6公演)で初披露した新競技について2人で初めて取材対応。高橋は「ここから初心者が成長していく姿を見て」と笑顔になり、村元は「リハーサルを含めた5日間でタイミングやカーブが合ってきた」と指標をつかんだ。

22年北京五輪へ、第1段階となる今年の目標を聞かれると「全日本(選手権出場)」と声をそろえた。プログラムに関しては「やりたいことはいっぱいあるけど、まだ想像がつかない」と高橋。村元が「実際に曲を聴いて氷に乗ってみないと分からない。2月に米国へ行って最初の1カ月は基礎。作り始めるのは早くても3月かな」と補足した。

最後に高橋が「先が分からない、見えない恐怖と闘いながら喜びを見つけたい」と所信表明。「大変な年になるけど挑戦していく」と力を込めた。【木下淳】

フィギュアスケート教室の後、ツーショット撮影に応じたアイスダンス転向の高橋大輔(右)と村元哉中

関連するニュースを読む

鍵山優真が逆転金メダル 父も2大会五輪のエリート

<冬季ユース五輪>◇12日◇スイス・サンモリッツほか

フィギュアスケート競技は男子フリーを行い、日本の鍵山優真(16=星槎国際高横浜)が166・41点を挙げて1位。合計239・17点でショートプログラム(SP)3位から逆転の金メダルを獲得した。

首位と6・96点差でフリーに臨むと、冒頭で4回転トウループを決めるなど躍動。終盤にトリプルアクセル(3回転半)も成功させる圧巻の演技で、15~18歳が争う世界最高峰大会を制した。フリーの自己最高得点も更新した。

アルベールビル五輪、リレハンメル五輪に出場した正和さんを父に持つエリート。日本選手団の旗手も務めており、自ら日の丸チームに勢いをつける金メダルとなった。昨年は全日本ジュニアで優勝し、12月のシニアの全日本選手権では宇野昌磨、羽生結弦に次ぐ3位。ブレーク中の高校1年生に新たなタイトルが加わった。

関連するニュースを読む

鍵山優真が逆転V「チャンスをものにできた」

<冬季ユース五輪>◇12日◇スイス・サンモリッツほか

フィギュアスケート男子は昨年12月の全日本選手権3位の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)がフリー1位の166・41点で合計239・17点となり、ショートプログラム(SP)3位から逆転優勝した。

スピードスケート男子500メートルでは山本悠乃(北海道・白樺学園高)が36秒42で優勝し、日本選手団で今大会第1号の金メダルを獲得した。

◆鍵山の話 年齢制限もあって一生に一度しか出られない大会での優勝は自信につながる。チャンスをものにできた。思い切りできたのが良かった。(共同)

関連するニュースを読む

フィギュア鍵山優真が逆転「金」22年北京五輪期待

<冬季ユース五輪>◇12日◇スイス・サンモリッツほか

フィギュアスケート男子は昨年12月の全日本選手権3位の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)がフリー1位となり、合計239・17点でショートプログラム(SP)3位から逆転優勝した

鮮やかな逆転金メダルだった。フィギュアスケート男子で期待の新星、鍵山がSP3位で臨んだフリーで圧巻の滑りを見せた。2度の4回転トーループや演技後半に組み込んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功。氷上で跳びはねながらガッツポーズして喜びを爆発させた。

2022年北京冬季五輪を目指す16歳。「自分の持ち味」と自信を持つスケーティングや表現力でも強敵のロシア勢を上回る完成度を見せ、さらなる成長を予感させた。(共同)

関連するニュースを読む

羽生結弦「限界の5歩先へ!」五輪選手にもエール

ビデオ出演した羽生が書いた目標

フィギュアスケート男子の羽生結弦(25=ANA)が10日、都内で行われた開催の「テレビ朝日ビックスポーツ賞」の表彰式にビデオメッセージを寄せた。

東京五輪に出場する選手たちに「待ちに待った東京五輪。チームニッポンの皆さん、思いっ切り悔いのないパフォーマンスで、日本中に勇気と元気を与えてください」とエール。自身については「限界の5歩先へ!」と誓いを立て「辛いことがあったり苦しい部分も増えたけど、限界のもっともっと先に行きたい」と決意を語った。

ビデオ出演した羽生が書いた目標

関連するニュースを読む

樋口新葉が「決」その心はトリプルアクセル決めたい

樋口新葉(2019年12月22日撮影)

フィギュアスケート女子の樋口新葉(19=明大)が10日、都内で行われたイベント「SS20 PUMA OPEN HOUSE」に出席した。

契約メーカーの春夏新作を紹介し、今年の1文字に「決」。その心として「トリプルアクセル(3回転半)を今季中に決めたい」と、代表に内定している2月の4大陸選手権(韓国)と3月の世界選手権(カナダ)で投入する考えを示した。サッカー女子の川澄奈穂美、水球男子日本代表の荒井陸も出席した。

関連するニュースを読む

高橋大輔、22年五輪出場へ全てが課題「ここから」

アイスダンスを披露した高橋(左)と村元は演技後、笑顔で手を振る(撮影・浅見桂子)

フィギュアスケート男子のバンクーバー冬季オリンピック(五輪)銅メダリスト高橋大輔(33=関大KFSC)が10日、今年から挑戦するアイスダンスを初お披露目した。

座長を務めるアイスショー「アイスエクスプロージョン2020」がKOSE新横浜スケートセンターで幕を開け、第2部の冒頭で村元哉中(かな=26)と黒白衣装で登場。カップルを結成し、昨年限りでシングルを引退して転向を表明していたアイスダンスを披露した。

手を取り合って公の場で初めて氷上を舞い、ディズニー映画「美女と野獣」の楽曲に合わせて魅了。高橋が赤いバラを村元に渡す場面もあり、最後は高橋がガッツポーズして納得した。

初演を終えると「アイスダンスを今年から始めるということで、最初のスタート。ここから、どう変わっていくか」。無我夢中だったという演技を振り返り「必死すぎて、どんな演技になっていくのか想像もつかない。難しいけど、でも2人で氷の上で演じていくんだな、と。お客さんの前で滑れたので、これから、どんどん余裕を出していければ」と話した。

課題としては「全部です」としつつ「ユニゾン(調和)も合ってなかったし、ダンスの足さばきもできてない。靴もシングルのままで、まだダンスの靴を履いていないので、ラインも違っている」。目指す22年の北京冬季五輪出場へ「2月から米国(拠点のフロリダ)で練習を本格的に始めます」と説明し「ここからですね」と終始笑顔で目を輝かせていた。

エンディングで出演者たちに囲まれ笑顔を見せる高橋(中央)(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

羽生結弦「みんなに元気を」ビデオメッセージで登場

ビデオ出演した羽生が書いた目標

フィギュアスケート男子の羽生結弦(25=ANA)が10日、都内で行われた「テレビ朝日ビックスポーツ賞」の表彰式にビデオメッセージを寄せた。

「こんにちは、羽生結弦です。いつも応援ありがとうございます。今シーズンはグランプリシリーズで2勝し、久しぶりにグランプリファイナルにも健康な状態で出場することができました。グランプリファイナルでは悔しい思いもしましたが、その悔しさをバネにさらに頑張っていきたいと思います」

「そして今年は、待ちに待った東京オリンピック(五輪)です。チームニッポンの皆さん! 思いっ切り悔いのないパフォーマンスで、日本中に勇気と元気を与えてください」

「今年は『限界の5歩先へ!』という誓いを立てました。辛いことがあったり、苦しい部分も増えてきました。それでも限界に挑んで、それを超えるだけじゃなくて、さらにもっともっと先にいきたいと思っています。これからも頑張ります。応援よろしくお願いいたします」

ビデオ出演した羽生が書いた目標

関連するニュースを読む

高橋大輔アイスショーで村上佳菜子がバブリーダンス

息のあったアイスダンスを披露する高橋(奥)と村元(撮影・浅見桂子)

バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(33)が座長を務めるアイスショー「アイスエクスプロージョン2020」が10日、新横浜スケートセンターで幕を開けた。

3月の世界選手権に出場する田中刑事は「Pump It」で3種の3回転ジャンプ。ゲスト出演のバイオリニスト宮本笑里とのコラボでは、荒川静香や鈴木明子らが華麗に氷上を舞った。

第2部は村上佳菜子がバブリーなダンスを踊って盛り上げると、エラッジ・バルデはアクロバティックに跳躍。荒川が第1部に続いてイナバウアーを決めてファンを喜ばせた。グランドフィナーレでは20を超える出演者が一堂に会し、宮本まで氷上に立って総立ちの観衆に感謝した。

公演は1日2回で12日まで同所で行われる。

息のあったアイスダンスを披露する高橋(左)と村元(撮影・浅見桂子)
ダンシングヒーローを熱演する村上(中央)(撮影・浅見桂子)
ダンシングヒーローを熱演する村上(中央)(撮影・浅見桂子)
華麗な演技を披露する荒川(撮影・浅見桂子)
華麗な演技を披露する荒川(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

高橋大輔「温かく見守って」アイスダンスお披露目

息のあったアイスダンスを披露する村元(左)と高橋(撮影・浅見桂子)

バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(33)が座長を務めるアイスショー「アイスエクスプロージョン2020」が10日、新横浜スケートセンターで幕を開けた。第1部では「ザ・フェニックス」の特別バージョンを披露。「極限まで熱くなるナンバー」「異次元まで燃え上がる」と紹介されて登場すると、4人のダンサーを従えて派手に共演した。

第2部の冒頭ではサプライズ。村元哉中(かな=26)とカップルを結成し、今年からの転向を表明していたアイスダンスをお披露目した。終盤のソロでは「8歳でフィギュアスケートを始めてから25年。これから新しい景色を皆さんと見られれば」などとボイスメッセージを流し、「9000Days」を演じ切った。

公演は1日2回で12日まで同所で行われる。最後に高橋がマイクを持ち「皆さん、こんにちは。無事、初日を迎えることができました。平日の昼間からありがとうございます。エクスプロージョン、爆発ということで。応援のパワーも爆発してました。本当にありがとうございます。温かく見守ってください」と手を振った。そして「あ、忘れてました。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。またね~」と笑顔で締めくくっていた。

息のあったアイスダンスを披露する村元(左)と高橋(撮影・浅見桂子)
息のあったアイスダンスを披露する村元(右)と高橋(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

紀平梨花、ピース又吉から刺激「気持ちの芯が強い」

20年の目標に「挑戦と安定」としたためた紀平梨花(撮影・松本航)

フィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が9日、大阪・伊丹空港から米コロラド合宿へ出発した。標高の高さを利用して体力強化や4回転サルコー、トーループの練習に取り組む予定で「3週間も同じところへ行くのは初めて。最後の週には高難度のジャンプを跳べるようにしたい」と笑顔で誓った。

初優勝した昨年12月の全日本選手権後には、お笑いコンビのピース又吉直樹(39)と食事する機会があった。普段はスケート漬けの毎日のため「本当に行って良かった。ちゃんと(目標を)目指している方は『気持ちの芯が強いんだ』と思った」と刺激を受け、年明けには劇団四季「リトルマーメイド」を初めて観劇した。4大陸選手権(2月、ソウル)と世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)へ気分転換し「最後まで全力を尽くせるように頑張りたい」と力を込めた。【松本航】

米コロラド合宿に出発した紀平梨花(撮影・松本航)

関連するニュースを読む

紀平梨花が米合宿出発 自宅での年越しは空中で!?

20年の目標に「挑戦と安定」としたためた紀平梨花(撮影・松本航)

フィギュアスケート女子で19年12月の全日本選手権を制した紀平梨花(17=関大KFSC)が9日、過去最長となる約3週間の米コロラド合宿への出発前に、大阪・伊丹空港で取材に応じた。

標高が高い現地では3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)で組み込む予定の4回転ジャンプの精度向上や、スケート靴をピークに合わせる準備などを行うという。2月には4大陸選手権(ソウル)も控えており「3週間も同じところに行くのは初めて。3週間を充実したものにしたい」と笑顔を見せた。

年末年始は意外な? 行動で年を越したという。自宅で家族と過ごし「1人で上にジャンプして(午前0時)0分の瞬間に空中にいました。それまでに2回ぐらいジャンプして、ガーンと椅子にぶつかったり…」とニッコリ。気分転換はできた様子で、2年後に迫った北京五輪へ「オリンピックがどんな状況でも『あの時にこれができたから大丈夫』と自信を持って迎えられるようにしたい」と準備を進めていく。

米コロラド合宿に出発した紀平梨花(撮影・松本航)

関連するニュースを読む