日刊スポーツ

元バレー日本代表大山加奈さん双子妊娠「夢見てた」

元バレー日本代表大山加奈さん双子妊娠「夢見てた」

大山加奈氏(2018年9月3日撮影)

元バレーボール女子日本代表の大山加奈さん(36)が28日、自身のブログで双子を妊娠したことを報告した。「みなさまにこんなご報告をできる日が来ることをずっとずっと夢見ていました…。5回目の結婚記念日を迎えた本日…ふたつの新しい命を授かりましたことをみなさまにご報告させていただきます」と喜びを語った。

大山さんは成徳学園高(現下北沢成徳高)時代、同級生で現女子代表主将の荒木絵里香(36=トヨタ車体)らとインターハイ・国体・春高バレーの高校3冠を達成。2004年アテネオリンピック(五輪)代表に選出されるなど、力強いスパイクを武器に日本を代表するプレーヤーとして活躍した。10年に現役引退後、後進育成など競技の普及活動に携わってきた。15年9月には一般男性との結婚を発表した。

長い間不妊治療をしてきたという大山さんは「子供を望むすべての方のもとに天使が舞い降りますように。。。そして不妊治療の経済的な負担が減り、金銭面で子供を諦めるようなことがなくなることを心から願います。また不妊治療への理解が進み、治療を頑張っていらっしゃる女性が仕事と治療の両立が叶う優しい社会になりますように」となどと話した。

ブログでは今後妊娠、出産、子育てなどの投稿や、自身の不妊治療の経験から感じたことを積極的に発信していくつもりだ。大山さんは「長くなってしまいましたがコロナ禍の妊娠出産であり高齢出産、双子のリスクなど不安も多々ありますがお腹の中のふたりの天使を無事に出産できるよう日々穏やかに過ごしていきたいと思います。温かく見守っていただけたら幸いです。大山加奈」と締めくくった。

大山加奈氏(2017年1月8日撮影)

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ミラノ石川祐希11得点でセリエA通算1000得点

バレーボールのイタリア1部リーグセリエA開幕戦のチステルナ戦に先発出場し、勝利に貢献した石川(セリエA提供)

<バレーボール・イタリア1部リーグセリエA:ミラノ3-0チステルナ>◇第1節◇27日◇ミラノ

バレーボールのイタリア1部リーグセリエAが開幕し、今季からミラノに加入した男子日本代表の石川祐希(24)が初戦勝利に貢献した。ホームで行われたチステルナ戦に先発出場し、3-0(25-20、26-24、25-20)のストレート勝ちを収めた。石川はチーム3位の11得点をあげ、セリエA通算1000得点を達成した。

ホームアリーナ「Allianz Cloud」に集まった657人の観客の前で、石川が「流れを変える、流れを渡さない」プレーを体現した。2セット目は相手に先行を許す厳しい展開になったが、自身の連続得点などで逆転し26-24で奪取。3セット目も勢いそのままにリーグ開幕戦を制した。石川は「しっかりと勝つことができ、良いスタートが切れた」と手応えを感じている。

中大1年からセリエA6シーズン目を迎える今季は、リーグ4位以内を狙うミラノに移籍。この日通算1000得点を迎えたことに「ここまでやってきたということを証明できたというふうに思いますし、もっともっと得点をとって、これからもっと注目されるような選手になっていきたい」。節目を祝いつつ、目標に掲げる世界トッププレーヤーになるため、現状に満足するつもりはない。

今シーズンはミラノを含む全12チームで争われ、各チームがホーム&アウェイ方式で計22試合を戦う。ミラノの第2節は来月3日(日本時間4日)、アウェイでモンツァと対戦する。

【平山連】

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古賀紗理那「痛いところもない」新シーズン抱負語る

笑顔でピースする古賀(左)(撮影・平山連)

バレーボール女子日本代表の古賀紗理那(24=NECレッドロケッツ)が26日、来月開幕する新シーズンへの抱負を語った。玉川アリーナ(神奈川県川崎市)を撮影場所に行われたオンラインファンイベント後に取材に応じ「優勝のために、オフェンスで貢献したい」と活躍を期す。

シーズン開幕戦となる来月18日の岡山シーガルズ(佐賀県総合体育館)に向け、古賀が調子を上げている。「ケガも痛いところもないです。今の調子をさらに上げていきたい」。昨季準優勝した岡山は粘り強さが売りのチームと警戒しながらも、磨いてきたサーブレシーブとオフェンス力を武器にチームの勝利に貢献することを誓った。

目指す選手像は「崩れない選手」だ。新型コロナウイルスの影響で東京五輪延期となり、中田監督から「この延期も何か意味があるかもしれない」とメッセージをもらった。ポジティブに捉えるしかないと気持ちを切り替え、コンディションを一定に保つことを心掛ける。

バレー人生のターニングポイントとなったという16-17シーズンのリーグ優勝は「(16-17シーズンは)練習で積み上げてきたことができていた」と振り返る。以来王座から遠ざかっているチームを再び上昇気流に乗せるため、エースが一皮むけた姿をファンに見せるつもりだ。【平山連】

朝起きて1番最初にすることは何か?というクイズ形式の質問が出され、「自分におはよう」と回答した古賀(右)(撮影・平山連)

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バレーNEC練習拠点からオンラインでファンフェス

朝起きて1番最初にすることは何か?というクイズ形式の質問が出され、「自分におはよう」と回答した古賀(右)(撮影・平山連)

バレーボールVリーグ女子1部のNECレッドロケッツは26日、来月のシーズン開幕を前にオンラインでファンイベントを行った。

練習拠点の玉川アリーナ(神奈川県川崎市)に集まった選手らが、ダンスやクイズなど工夫を凝らした出し物に挑戦。和気あいあいとした雰囲気はリモート配信され、現地に来られないファンを楽しませていた。

毎年ファンを集めて行っていたが、新型コロナウイルスの影響で今年はオンライン開催に。女子日本代表に名を連ねる古賀紗理那(24)や山田二千華(20)らが選手17人が参加。おそろいの衣装を着てダンスを披露したり、寄せられた質問に答えたり。新シーズン開幕を控え、チーム総出で機運を高めようとしていた。

キャプテンの山内美咲(25)は「リモートでのファン感謝祭は初めての試みでした。顔は見えないけど、熱い応援を感じました」と感謝。昨季8位から巻き返しを図り、優勝を目指すことを誓った。

【平山連】

笑顔でピースする古賀(左)(撮影・平山連)
オンラインファンイベントでダンスを披露するNECの選手たち(撮影・平山連)

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ミラノ石川祐希「目に見える結果で証明」27日開幕

27日に控えるリーグ開幕戦に向けて調整する石川(所属事務所提供)

イタリア1部リーグのミラノに今季加入した男子日本代表の石川祐希(24)が24日、27日開幕するリーグ戦を前に抱負を語った。

オンライン会見に応じ、チームメートやスタッフと綿密なコミュニケーションを重ねられ、良い準備ができていると話した。「今季は出発前から大事なシーズンなので覚悟を持って臨むと言っていましたが、目に見える結果でそれを証明したい」と意気込んだ。

ミラノの一員としてイタリア杯予選2試合に出場した石川は、ホームで行われるリーグ開幕戦のチステルナ戦に向けて気持ちを引き締めている。ミラノデビューとなったベローナ戦ではMVPを獲得するなど自身も幸先よいスタートを切った。チームはキャプテンを中心に1つにまとまり、言いたいことを言い合う環境ができているという。

イタリア6季目を迎える今季、石川の通算得点は990点に達している。次戦には節目の1000点を迎えることを問われ「正直あまり意識していませんが、勝ちゲームの展開なら、勝利と1000得点達成が同時にくる。日本のファンに良いニュースを届けたい」。リーグ上位4位以内を目指す石川の戦いが始まろうとしている。

【平山連】

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石川祐希のミラノが2連勝「しっかり勝ち切れた」

石川祐希(19年6月撮影)

<バレーボール・イタリア杯予選第2戦:ヴィーボ・ヴァレンティア1-3ミラノ>◇20日

イタリア1部リーグのミラノに今季加入した男子日本代表の石川祐希(24)が、アウェーで行われたイタリア杯予選第2戦ヴィーボ・ヴァレンティア戦に出場。1セット奪われたが、逃げ切り1-3(14-25、25-20、15-25、22-25)で予選2連勝。勝ち点を6とし、グループ首位に立った。

ミラノは途中ミスが目立ち、相手チームに流れを作られる場面もあった。14得点挙げた石川個人も納得のいくパフォーマンスではなかったようで「サーブレシーブもスパイクもサーブも、どれもあまり良くなかった」と苦戦を強いられた。

それでも、ブロックポイント7点を含む13得点したマッテオの活躍もあり逃げ切った。石川は「なかなか難しい試合でしたが、しっかり勝ち切れたので、次につながる試合になったかなと思います」。23日(日本時間24日)にホームで行われる予選最終戦のモンツァ戦に向け、今回出た課題の修正を図る。

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バレー久光・石井「発信」五輪&副将で2季ぶりVへ

新ユニホーム発表会見に出席した久光スプリングスの選手。(左から)井上愛理沙、戸江真奈、石井優希(久光スプリングス提供)

バレーボール女子Vリーグ1部(V1)の久光スプリングスで日本代表のアウトサイドヒッター石井優希(29)が、来年開催予定の東京オリンピック(五輪)に向け早くも臨戦態勢に入った。

20日、久光の2020-21シーズン(10月17日開幕)の新ユニホームの発表会見がオンラインで行われた。石井は、来年に延期となった東京五輪について「日本が勝つためにどういう活躍が(自分に)求められているのか明確にしないといけない。そのために、Vリーグを通していいパフォーマンスを発揮する」と誓った。

主将として挑んだ昨季リーグは7位。さらに、同じ日本代表の新鍋理沙(30)も今年6月に引退した。今季は副将として2季ぶりのリーグ制覇を目指す。「新鍋選手はディフェンスに安心感を与えてくれた。私もこのチームは11年目でチームにも影響がある立場。いろんなことを発信していきたい」と自信を見せた。

新ユニホームは青、赤、黒の3種類。青を着用したリベロの戸江真奈主将(26)は「今いるメンバーは個性的。これからも久光を愛してもらいたい」と語った。初戦はデンソーと本拠地(SAGAサンライズパーク総合体育館)で行われる。【南谷竜則】

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バレー久光が薄手の軽快新ユニ「かわいらしい」石井

新ユニホーム発表会見に出席した久光スプリングスの選手。(左から)井上、戸江、石井 (久光スプリングス提供)

バレーボール女子Vリーグ1部(V1)の久光スプリングスが20日、オンラインで会見を行い、2020-21シーズン(10月17日開幕)の新ユニホームを発表した。

ユニホームは青、赤、黒の3種類。上下に水玉の模様が入り、昨季と比べ生地が薄く動きやすいという。青を着用したリベロの戸江真奈主将(26)は「青のグラデーションがきれいに見える」と満足げ。

赤のユニホームで登場した日本代表のアウトサイドヒッター石井優希(29)は黒が好きだといい「黒のかっこよさと、ピンクの刺しゅうがかわいらしい」と話した。

同じくアウトサイドヒッター井上愛理沙(25)が好きな色は「久光カラーの青」と語った。

新ユニホームを着用した選手(久光スプリングス提供)

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坂口佳穂&村上礼華組、女性ファン増へ「考え中」

千葉市長杯の女子の部に出場した坂口佳穂(右)、村上礼華組(撮影・平山連)

「新ビーチの妖精」として人気の坂口佳穂(マイナビ/KBSC)が19日、ペアを組む村上礼華(ダイキアクシス)と千葉・稲毛海浜公園で開かれた千葉市長杯の女子の部に出場した。準々決勝でこの日優勝した石井、村上組に敗れた。

試合後、久々に観客を迎えての実戦機会に、2人の顔もほころび、笑みがこぼれた。坂口は「1セットしかないので普段と違う緊張感でしたが、作戦通りできた部分も多かったです」。村上は「練習で取り組めている課題ができていた」と収穫を語った。

2人を喜ばせたのは、6月に開設したファンクラブの会員が会場に駆けつけてくれたことだった。試合中に声援を送られ、勇気づけられたという。試合後には差し入れを受け取るなど、交流を楽しんでいた。

ビーチバレーボール界において、現役選手によるファンクラブ開設は珍しいという。「誰よりも強く、可愛く。」をコンセプトに置く2人は、自分たちを知ってもらい、競技の魅力を伝えたいと挑戦した。ファンクラブの有料会員になれば、試合速報や2人の動画や写真が見られる特典があり、評判も上々という。

唯一の悩みは、会員層の偏りだ。現会員は全員男性という。2人は「女性にも見てもらえるにはどうすればよいか、考え中です」とアイデア探しに躍起だ。【平山連】

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石川祐希がMVP 11得点で今季初戦勝利に貢献

今季初戦となるコッパ・イタリア予選のベローナ戦でミラノデビューを飾った石川祐希(セリエA提供)

<バレーボール・イタリア杯予選:ミラノ3-0ベローナ>◇13日

今季、イタリア1部リーグのミラノに移籍した男子日本代表の石川祐希(24)が、イタリア杯予選ベローナ戦で公式戦デビューを飾った。チームは3-0(25-21、25-17、25-17)のストレート勝ちを収めた。攻守共に活躍を見せた石川は、この試合のMVPに選ばれた。27日開幕のリーグ戦に向け弾みをつけた。

約7カ月ぶりの公式戦だったが、石川に気負いはなかった。攻撃ではチーム2位の11得点を上げ、ストレート勝ちに貢献。サービスエース1本を取れたことを喜び「自分がしっかりとサーブを打つことがチームが勝つ要因になると思っている」とさらなる技術面の向上を目指す。「合流してから、しっかりと準備をしてきたかいがあった」と自身も納得のいくスタートを切った。

次戦は20日に行われるイタリア杯予選第2戦ヴィーボ・ヴァレンティア戦。石川は「もっともっとこれから成長できるように、成長した姿が見せられる試合をしたいと思います」と目の前の1戦1戦に集中している。

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バレー石川祐希「全力でプレー」ミラノで入団会見

石川祐希(19年6月撮影)

バレーボール男子日本代表のエース石川祐希(24=ミラノ)が4日、イタリア・ミラノで新加入するセリエAミラノの入団会見を行い「アリアンツ・パワーバレー・ミラノのために、全力でプレーします」と抱負を述べた。

8月10日に日本を出発した石川は、14日間の自主隔離を終え同27日からチームの練習に合流。4日の入団会見はフサロ会長とピアッツァ監督と共に登壇した。

昨季パドバでプレーした石川はミラノと対戦した際、チームを大変気に入ったことを紹介。「今シーズンは、これまでと少し状況が異なりますが、コッパ・イタリアもレギュラーシーズンも、いいスタートを切ることが非常に重要だと考えています」とチームの飛躍と自身のさらなる成長を誓った。

新シーズン公式戦の初戦は、13日ホームでのコッパ・イタリア(イタリア杯)ヴェローナ戦。27日からは全12チームで争うリーグ戦も始まる予定だ。

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Vリーグ来季2部と3部の男子4チームが参加辞退

日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)は4日、来月17日開幕する新シーズンに臨む2部と3部の男子計4チームが参加辞退したことを発表した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、チーム関係者の健康安全と、業務への影響などを考慮したという。これにより2部男子は計11チーム、3部男子は計4チームで開催する。参加チーム変更後の開催日程は、今月中に発表する予定。

参加辞退するチームは2部男子のトヨタ自動車サンホークスと警視庁フォートファイターズ、3部男子のトヨタモビリティ東京スパークルとアイシンティルマーレ。

このうちトヨタ自動車サンホークスは、感染状況が依然広がる中で職場への影響を考慮して参加辞退した。担当者は「シーズンが始まって各地に遠征に行くようになったとき、自覚症状がないままウイルスを職場に運んでしまったら…。迷惑はかけられない」と苦痛の胸の内を明かした。

嶋岡健治代表理事会長は「開幕に向け準備を進めているところですが、一部チームの不参加は残念なことで、ファンのみなさまにも大変申し訳なく思います」などとコメントした。【平山連】

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バレー「グラチャン」が廃止へ 協会「情報はまだ」

バレーボールの国際大会、ワールドグランドチャンピオンズカップが廃止される見込みであることが4日、関係者への取材で分かった。4年に1度、各大陸王者などが集まり日本で開催されてきた。

ワールドグランドチャンピオンズカップは、国際バレーボール連盟(FIVB)公認の世界4大大会の1つ。4年に1度のオリンピック(五輪)の翌年に開かれてきた。1993年に初開催し「グラチャン」の愛称で親しまれて計7回行われた。日本代表の最高成績は男子が09年3位、女子が01年と13年に3位。直近の2017年大会で日本は男子が6位、女子が5位だった。主催する国際バレーボール連盟(FIVB)が今後理事会で承認すると、大会は廃止される。

「グラチャン」のほか、五輪前年に行われてきたワールドカップ(W杯)が廃止されるという一部報道について、日本バレーボール協会は4日に国際連盟の組織的な決定が行われたものではないと発表。5月の国際連盟の理事会で承認事項だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されているという。日本協会は取材に「詳しい情報はまだ入ってきていない」と述べた。

現時点で国際連盟の理事会前に開催承認されたのは、22年世界選手権(男子はロシア開催、女子はオランダとポーランドの共催)と毎年開催されるネーションズリーグ。

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「リアル日向」喜入祥充、漫画の力に感謝惜しまず

ブラックジャッカルの一員としてリモートマッチに出場した喜入

週刊少年ジャンプでこのほど連載を終えた人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」の主人公、日向翔陽をほうふつとさせる現役Vリーガーがいる。「リアル日向」「リアル小さな巨人」の異名を持つ喜入(きいれ)祥充(25=サントリー)だ。174センチと小柄ながら、1メートル15センチの高いジャンプ力が特徴。本職は守備専門のリベロでありながら、チームではスパイカーとしても起用されるなど万能性を兼ね備えている。

170センチ台は、男子Vリーガーの中では小柄な方だ。喜入は所属チームで2番目に小さい。早大時代までスパイカーだったが、サントリー入団後からリベロに転向。両ポジションを併用してプレーし、昨シーズンは計30試合に出場した。

「ハイキュー!!」完結記念で8月中旬に行われたVリーガーによるリモートマッチで、喜入は急きょスパイカーに抜てきされた。他の選手が欠場する影響で、試合前日にリベロからスパイカーでプレーするよう監督から言われた。「スパイクを打つのは久々でしたけど、大学時代までと変わらずできました」。11得点と気を吐き、イベントを盛り上げた。

持ち味の跳躍力は、高校時代から有名だった。大阪・大塚高2年時に招集された高校選抜で測ると、最高到達点337センチ、指高222センチ。ジャンプ力115センチという記録は、男子日本代表の西田有志(20=ジェイテクト)や柳田将洋(29=サントリー)ら現役代表選手を上回る数字だ。

バスケットリングでダンクシュートを決めたり、試合中に相手ブロックの上からスパイクを打ったり。ジャンプには自信があったが、並はずれた記録に周囲も目を丸くした。「監督から『お前はこんなに跳んでいたのか…』と言葉が出ないほど驚かれたのを覚えています」となつかしそうに振り返る。リング目がけてジャンプする地道な練習を行っていたことが飛躍につながったとみる。

その後は右膝のけがなどもあり「あの頃ほど跳べません」と謙遜するが、リモートマッチでも存分に特徴を発揮。「リアル日向」「リアル小さな巨人」と呼ばれるゆえんを証明した。その愛称をきっかけに外国人ファンからSNSを通じてメッセージを寄せられることもあり「主人公に似ていると言われるのはうれしいです」と喜んでいた。

バレーボールの魅力を広め、ファンに自分のことを知ってもらうことにつながった漫画の力に感謝を惜しまない。今後もキャッチコピーに恥じない活躍をしていきたいと誓い、10月の新シーズン開幕に向け準備している。【平山連】

◆喜入祥充(きいれ・よしみつ)1995年(平7)5月13日生まれ、大阪・能勢町出身。10歳でバレーボールを始め、大阪・大塚高時代には「浪速のスター」などと呼ばれていた。「ハイキュー!!」連載後には主人公と似ていると、「リアル小さな巨人」との愛称に。早大進学後に加入したサントリーでリベロに転向。スパイカーにも併用して起用されている。174センチ、68キロ。

ブラックジャッカルの一員として出場したリモートマッチで笑みを見せる喜入

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バレー姫路ぶち上げた「23年V24年五輪に選手」

Vリーグ初となるスコートユニホームを着用した姫路の右から吉岡可奈、貞包里穂主将、長野有紗(撮影・松本航)

バレーボール女子Vリーグ1部(V1)で2季目を迎える姫路が、ビッグな目標を掲げた。

2日、姫路市内で10月に開幕するシーズンに向けた記者会見を開催。中谷(なかや)宏大新監督(40)は「24年パリ五輪に1人でも多くの選手を輩出することが使命。23年にはV1で優勝して、24年に選手を輩出する」と決意を表明した。

V1初参戦となった昨季は12チーム中最下位。入れ替え戦で残留を決めた。今春から球団副社長となった元日本代表の竹下佳江前監督は「転換期を迎え、若い選手、新しい監督を迎えて、これからさらにレベルアップしていく」。最年長が25歳と若いチームを率いる中谷新監督は「昨季、ディフェンスはV1の中でも十分戦える数字が出ていた。特にアタックとブロック。ネット際のプレーを、強化のテーマにしたい」と攻撃力の向上を課題に挙げた。

今季はVリーグで初めて「スコートユニホーム」を導入。テニスやゴルフで着用する選手が多い、女性用のボトムスだ。レギュラーシーズン22試合中4試合で身につける“戦闘服”には、日本初のプロバレーボールチームとして成功していく、強い意志が表現されている。

23年のV1制覇、24年のパリ五輪へ、今季掲げる目標はベスト4。アウトサイドヒッター貞包里穂主将(24)は力強く言い切った。

「自分の限界を決めずに取り組むことを、全員で心がけています。個々でレベルアップをして、1人1人の良さを発揮して、Vリーグを戦い抜いていきたい」

16年に設立されたチームのテーマは「姫路から世界へ」。今季は10月17日の日立戦(茨城・アダストリアみとアリーナ)で開幕する。転換期を迎えた姫路が、世界への歩みを加速させていく。【松本航】

姫路の記者会見に出席した左から真鍋政義オーナー、中谷宏大監督、長野有紗、貞包里穂主将、吉岡可奈、橋本明社長、竹下佳江副社長(撮影・松本航)

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バレー姫路、スコートユニホーム初導入「かわいい」

Vリーグ初となるスコートユニホームを着用した姫路の右から吉岡可奈、貞包里穂主将、長野有紗(撮影・松本航)

バレーボール女子Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路が、リーグ初となる「スコートユニホーム」を導入した。

2日、姫路市内で行われたシーズン公式会見で披露。アウトサイドヒッターの貞包里穂主将(24)は「かわいいと思います」と笑顔を見せ、ミドルブロッカー吉岡可奈(24)も「他のチームが挑戦していないことに挑戦できるのは、うれしく思います」と力を込めた。

テニスやゴルフなどで使われることが多い「スコート」採用のきっかけは、3~4年前にあったという。12年ロンドン五輪の女子日本代表監督として銅メダルを獲得した真鍋政義球団オーナー(57)が、イタリアやブラジルで競技を視察。その際に2~3チームがスコートを着用しており「『すごいな』っていうのが第一印象。それを『いつか作りたいな』と思った」と好印象を抱いた。

姫路は日本初のプロバレーボールチーム。真鍋オーナーは「イタリアとブラジルの選手が、美しく、強く感じた」と採用に向けて動いた。プロ化の成功例が少ない女子団体競技で、成功を目指していく強い意志も込められているという。

今回は試験的導入の意味合いもあり、レギュラーシーズン22試合中4試合で着用するという。2季目を迎えるV1の開幕戦は10月17日の日立戦(茨城・アダストリアみとアリーナ)。元女子日本代表の竹下佳江前監督(42)からバトンを受け継いだ中谷(なかや)宏大新監督(40)は「目標はベスト4。昨季12位からベスト4は、並大抵のもの(目標)ではない。達成するために全員が目標に向かって、一丸となってやらないといけない」と躍進を誓った。【松本航】

Vリーグ初となるスコートユニホームを着用した姫路の右から吉岡可奈、貞包里穂主将、長野有紗(撮影・松本航)
姫路の記者会見に出席した左から真鍋政義オーナー、中谷宏大監督、長野有紗、貞包里穂主将、吉岡可奈、橋本明社長、竹下佳江副社長(撮影・松本航)

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ヴォアレス北海道後藤、夢は「日本一のミドル」

練習の合間に笑顔を見せるヴォレアス北海道の後藤(撮影・浅水友輝)

「日本一を目指していきたい。ブロック、クイック、スパイクで武器のスピードを生かし、チームの戦力になりたい」。バレーボールVリーグ男子2部ヴォレアス北海道へ8月、同じV2の大同特殊鋼から新加入した後藤万澄(24)は10月予定の開幕へ向け、限りある時間で連係を深めていく。

異色のキャリアだ。山形・米沢中央高3年夏まで野球一筋。県大会決勝まで進んだ2年夏を含め公式戦登板はなかったが、4種類の変化球を操る技巧派右腕として、「プロを目指していた」。関東強豪大からも推薦を受けていたという。

だが野球部引退後、気持ちは大きく揺れ動く。入学当初から熱心に誘われていたバレーボール部に、夏休み明けから加わった。同校は同年の新人戦優勝の強豪。「体育の授業でしかやっていなかった」素人は、トス1つから下級生に教えてもらい、メキメキと頭角を現した。打者との駆け引きを楽しむ器用な投球スタイルが「バレーも向いている感覚があった」と振り返る。2カ月後には全日本高校選手権(春高)県予選に出場。3位に終わり全国は逃したが、野球で活躍を見せられなかった両親に「コートで活躍する姿を喜んでもらえた」と充実感があった。

東北大学リーグ1部10連覇中だった強豪仙台大に進み、1年秋から試合出場。4年間で5度のブロック賞を獲得し、卒業後の昨年に前所属に入団した。対戦相手だったヴォレアスは、リーグ平均の約2倍の集客力を誇る。「今までのVのチームにはないキラキラしたもの、力を感じるチーム」と魅力を感じ、移籍を決断した。

夢は「日本一のミドル」。自身の経験から「いつ競技を始めるかは関係ない。(他競技から転向する選手が)日本のスポーツ界にも増えていって欲しい」。自らの活躍で、可能性の広がりを示していく。【浅水友輝】

◆後藤万澄(ごとう・ますみ)1996年(平8)4月11日、山形県山形市生まれ。山形南小3年で野球を始め、米沢中央高時代まで投手。3年夏にバレーボールへ競技転向して全日本高校選手権県予選は3位。仙台大では5度のブロック賞のほか、サーブ賞、スパイク賞も1度受賞。4年時に大同特殊鋼に内定選手として加入し、19年は20試合中19試合に出場し91得点。好きなプロ球団はオリックス。家族は両親と姉。193センチ、75キロ。最高到達点は340センチ。血液型はA。

練習で汗を流すヴォレアス北海道の後藤(撮影・浅水友輝)
米沢中央高時代は野球部で投手としてプレーしていたヴォレアス北海道の後藤(本人提供)

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Vリーグ2部ヴォレアス北海道に後藤万澄が新加入

ヴォレアス北海道に新加入した後藤万澄

バレーボールVリーグ男子2部のヴォレアス北海道は20日、前大同特殊鋼(同2部)のミドルブロッカー後藤万澄(24)と20-21シーズンの契約を締結したと発表した。山形・山形市出身の24歳。米沢中央高(山形)までは野球で活躍。

仙台大で競技転向とキャリアは短いが、193センチ、75キロの体格で最高到達点は340センチと高さを生かしたブロックとクイックが武器だ。クラブを通じて「向上心を持ってバレーボールを学び、ヴォレアス北海道とともに『日本一』へと成長していきます」とコメント。すでにチームに合流し、練習に参加している。

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バレーボールVリーグの藤中優斗がコロナ陽性

バレーボールのVリーグ男子1部のジェイテクトは19日、藤中優斗(24)が新型コロナウイルスの抗原検査で陽性反応を示したと発表した。保健所に濃厚接触者と認定された選手、スタッフら21人のPCR検査を行うとともに、28日まで活動を休止する。

ジェイテクトによると藤中は14日午後に発熱。病院でへんとう炎による発熱と診断され、15日には平熱に戻った。練習に復帰するために18日に抗原検査を受けた。体調不良などはないという。

名古屋市に本拠を置くジェイテクトは昨季Vリーグ初優勝を果たし、日本代表の西田有志らが所属している。(共同)

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悩めるVリーグ埼玉上尾 未だ監督ら来日めど立たず

母国ブラジルにいるマルコス監督とオンラインミーティングする埼玉上尾メディックスの選手たち

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、今秋開幕予定のバレーボールのVリーグでは、外国人選手や指導者の来日めどが立たないチームが続出している。女子1部の埼玉上尾のレルバッキ新監督(62)は16日現在、母国ブラジルからの来日めどが立っていない。同国は新型コロナウイルス感染者数が世界2位で、渡航制限が出ている。

若手育成に定評がある同監督は、昨季3位の埼玉上尾を悲願の初優勝に導くため抜てきされた。昨年まで男子1部の堺でアドバイザーコーチをしていた。チームの始動日の6月1日に来日予定だったが、今もブラジルにいる。日本入国に必要な書類は発行されたが、ブラジルの受付窓口閉鎖により、就労ビザの申請ができずにいる。

週2度、スタッフを交えたリモート会議で、チーム状況をチェックし“指導”している。10月17日の東レとの開幕戦(石川)に間に合わなければ、コーチが代行で指揮することも想定しつつ、リモート指導を続けている。

主将で日本代表候補にも名を連ねるリベロ、山岸あかね(29)は「監督が来られないからといってマイナスにはとらえず、とにかく来てくれるのを待っています」。新シーズンは他に外国人選手2人がチームの一員として戦う。「いろいろな状況を想定して、しっかり戦える準備をしていきます」と意気込みを語った。

指揮官は「チームは順調に成長を遂げている」と手応えを感じているようだが、指導は当然、思うようにはいかない。自身の処遇だけではなく、国内リーグの発展が来夏の東京オリンピック(五輪)で日本が好成績を上げるために不可欠だと主張。例年通り外国人選手らが参戦ができる環境を整えるべきと訴えたが、コロナ禍でスポーツ最優先とはいかず、厳しい状況が続く。【平山連】

母国ブラジルにいるマルコス監督とオンラインミーティングする埼玉上尾メディックスの選手たち
母国ブラジルにいるマルコス監督とオンラインミーティング後、写真を撮る埼玉上尾メディックスの選手たち

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Vリーグ「ハイキュー!!」コラボでリモート夢熱戦

人気漫画「ハイキュー!!」の聖地カメイアリーナ仙台で行われた「ハイキュー×V.LEAGUE SPECIAL MATCH 2020」(Vリーグ提供)

<ハイキュー×V.LEAGUE SPECIAL MATCH 2020>◇16日◇カメイアリーナ仙台

バレーボールのVリーグと集英社が、週刊少年ジャンプで連載された人気漫画「ハイキュー!!」の完結記念コラボイベントを行った。男子1部の全10チームから選抜された選手が、原作に登場する「シュヴァイデンアドラーズ」と「MSBYブラックジャッカル」に分かれてリモートマッチ(3セットマッチ)を実施。作中に登場したユニホームを着て、漫画さながらの熱戦を繰り広げた。

『ハイキュー!!』の聖地カメイアリーナ仙台で、漫画に登場したチーム同士が戦う夢が現実になった。現役Vリーガーが、フルセットにもつれる好ゲームを披露。アドラーズは池田幸太(VC長野)や兒玉康成(パナソニック)、迫田郭志(FC東京)らが得点を重ね、25-20で1セット目を先取した。

2セット目は、ブラックジャッカルが奪い返した。「リアル小さな巨人」の異名を持つ喜入祥充(サントリー)が、主人公日向翔陽をほうふつとさせるプレーで攻撃をけん引。174センチと小柄ながら、最高到達点337センチのジャンプ力で得点を量産した。最後は地元宮城県出身の松林憲太郎(サントリー)が決め、22-25で奪取。

最終セットは中盤まで拮抗(きっこう)していたが、アドラーズが抜けだし勝利を収めた。試合後のインタビューで池田は「愛読している漫画のイベントに参加できてよかった」と喜んでいた。

【平山連】

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バレー埼玉上尾が初トライアウト、参加者評判も上々

埼玉上尾メディックスのスタッフの指示に従い、トライアウトに臨む参加者たち

バレーボール女子Vリーグ1部埼玉上尾メディックスは10日、来年度の新入団選手のトライアウトを埼玉県桶川市の桶川サンアリーナで行った。

新型コロナウイルスの影響で大会中止が相次ぐ中、有望な人材を見つけようと初めて企画した。書類選考に合格した高校生、大学生計11人が参加。フィジカルや実技、面接試験の結果を踏まえ、後日合格者が決まる。

埼玉上尾は昨季1部3位に輝いた強豪で、新シーズンは悲願の初優勝を目指している。チームの強化方針に見合った選手を獲得する上で、これまで全国大会などで活躍した選手のスカウトに力を入れてきた。コロナ禍でプレーを見る機会が少なくなる中、隠れた有望株を発掘するためトライアウトの開催を決めた。

初のトライアウトには、30人余りが応募した。遠方からも参加しやすいよう、1次選考はプレー動画など送ってもらう書類審査をした。受かった11人がこの日会場に集まり、その中には熊本や京都などからの参加者もいた。

参加者の評判も上々だ。卒業後Vリーグ1部でプレーを目指す京都橘大4年の栗栖明歩(22)は「チームの雰囲気も知れるし、こういう機会はありがたい」。大会の相次ぐ中止で一時は落ち込んだが、埼玉上尾のトライアウトを知って、気持ちを切り替えている。「(埼玉上尾は)1部の中でも勢いのあるチーム。高さとパワフルな攻撃が魅力のチームに自分も加わりたいと思いました」と話す。

熊本・鎮西高3年の大高るり(17)は飛行機で前日入りして、この日の選考に臨んだ。憧れのチームに加わるチャンスが得られたことに感謝し「ハイレベルな環境で卒業後もプレーを続けたい」と意欲を見せた。

チームでは来季以降も大会で活躍した選手の獲得と並行し、トライアウトの開催を検討していく。【平山連】

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バレー石川が伊出発「結果出せば上位からオファー」

イタリアに向け成田空港を出発する石川祐希(所属事務所提供)

バレーボール男子日本代表のエース石川祐希(24=ミラノ)が10日、イタリアプロ1部リーグ(セリエA)に参戦するため成田空港を出発した。

出発前日にオンライン会見に応じ「ここで結果を出せば、上位4チームからのオファーをもらえる」と野心的な心境を明かした。世界のトッププレーヤーになる上で、より重要なシーズンになると気持ちを引き締めている。

新天地ミラノを上位4位以内に押し上げるため、石川がチームの中核になることを誓った。自分より若い選手が多いチームの中で積極的にコミュニケーションを取り、リーダーシップを発揮していく。「困ったときに頼られる存在になりたい」と意気込みを語った。

攻守の両面でチームに貢献するつもりだ。特に守備の課題として、相手のジャンプサーブに対するレシーブの強化を挙げた。トップチームとの対戦では強いサーブで守備網が崩されるケースが多いと感じており「サービスエースをとられないだけでもチームにとって大きい」と分析する。

新シーズン公式戦の初戦は、9月13日ホームでのコッパ・イタリア(イタリア杯)ヴェローナ戦。9月末からは全12チームで争うリーグ戦も始まる。

ミラノでの戦いが、来夏の東京オリンピック(五輪)を目指す代表にも還元できると断言する。「(代表は)個人が強い集団でなければならないと思っています。代表としての目標を達成するために、今季も結果にこだわりたい」。プロ3季目を全力で戦い抜いた先に、目標とする五輪でのメダルが待っている。【平山連】

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来年1月の「春高バレー」無観客で実施へ

「春高バレー」の愛称で知られ、来年1月に予定されているバレーボールの全日本高校選手権が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて無観客で行われる方針であることが8日、関係者への取材で分かった。

来年1月5~10日に東京体育館で実施予定だが、人の密集を少しでも避けるため、大会日程を長くすることや、これまで全チームが集まっていた開会式の簡素化も検討されている。

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黒後愛「自分自身もっと成長」主将抜てきに引き締め

リモート囲み取材に応じるバレーボール女子日本代表の黒後(撮影・平山連)

バレーボール女子日本代表の黒後愛(22=東レ)が8日、リモート取材に応じ、所属先の東レで主将に抜てきされた喜びを明かした。代表で主将の荒木の振る舞いなどを参考にしながら「自分自身がもっと成長していかないといけない」と気を引き締めている

10月開幕の新シーズンから主将に就任する黒後は「チームのみんなにすごく声を掛けてもらってます。気を使わせているのかなと思っていましたけど、むしろありのままでいいのかな」と理想のキャプテン像を模索中だ。中田監督からも「(黒後は)主将を務める責任が、彼女を大きくしている」と厚い信頼を寄せる。

代表主将の荒木について、黒後は「コート内外でチームを引っ張ってくれる。コート外でも若手に積極的に話し掛けてくれる」とコミュニケーションを欠かさない姿勢が印象に残っている。先輩に刺激を受けながら、新たな役割を担う新シーズンへ準備を急ぐ。

【平山連】

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2年ぶり代表復帰の長岡望悠「1日1日の課題を」

リモート囲み取材に応じるバレーボール女子日本代表の長岡(撮影・平山連)

バレーボール女子日本代表の長岡望悠(29=久光スプリングス)が8日、リモート取材に応じ、左膝のけがから2年ぶりに代表復帰した思いを語った。

現状のコンディションはまだ100%ではないが「1日1日を大切に過ごし積み重ねていきたい」と自身の状況を冷静に受け止めている。納得のいくパフォーマンスに仕上げ、来夏に延期となった東京オリンピック(五輪)代表入りを見据える。

16年リオデジャネイロ五輪のエースは、日の丸の舞台に戻れた喜びをかみしめている。2日のリモート紅白戦でも途中出場し、サウスポーから繰り出す強烈なスパイクで得点を決めた。「初得点はほっとしました。良い判断もできたし、体も悪くなかった」と手応えをつかんだ様子だ。

17年、18年と立て続けに左膝前十字靱帯(じんたい)に大けがを負った。復帰した今でも、左足に強く負荷が掛かるプレーは怖さが残る。ネット際での攻防やジャンプの着地時は注意を払っている。けがと向き合いながら、コンディションを上げている最中だった。

そんな中で代表への追加招集には驚きを隠せなかった。中田監督から今後挽回する期間にしてほしいと言われたことを明かし、長岡は「先のことは分かりませんが、1日1日の課題をこなして成長していきたいです」と気持ちを切り替えている。

【平山連】

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バレーボール男子代表の石川祐希が感染予防呼びかけ

新型コロナウイルス感染予防を呼び掛けるポスターを持つバレーボール男子日本代表の石川

バレーボール男子日本代表の石川祐希(24=ミラノ)が4日、新型コロナウイルスの予防を呼び掛ける活動で、ガイドブックとワークシートを作成したと発表した。自身が実践している予防策を紹介したり、競技に励む子どもたちが感染予防へ何が必要かを考えたりしてもらえる内容。リモート会見に応じた石川は「選手自身が感染予防をしていくことが大事」と意識の高まりを期待している。

イタリア国内で感じたコロナの猛威や帰国後も続く影響を受け止め、石川が予防の徹底を呼びかける活動に乗り出した。ウィズ・コロナ時代にスポーツを楽しむ上で「何かを変えなきゃいけないと感じました」。神戸大医学部付属病院の監修を受け、作成に至ったと経緯を説明した。

石川自身が考える2つのポイントを示し、コロナと共存しながら安全に競技を楽しむための方法を6つの切り口から紹介。自身もサーブを打つときに無意識に靴の裏を触るルーティンがあったが、今後は改善するつもりだ。「この状況の中でどうやったらバレーボールを楽しめるか。仲間と一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。【平山連】

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日本バレーボール協会、赤字額5億2600万円

日本バレーボール協会は3日、理事会を開き、20年度補正予算案を承認した。

コロナの影響で大会の入場料収入が見込めないことや協賛金の減額で、赤字が約5億2600万円に拡大する見通し。

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ヴォレアス入団の越川優、ビーチ東京五輪は心変わり

ヴォレアス北海道の入団会見に出席した越川(撮影・保坂果那)

バレーボール男子Vリーグ2部のヴォレアス北海道に入団した08年北京オリンピック(五輪)日本代表の越川優(36)が3日、旭川市内で入団会見を行った。「まずはVリーグ1部昇格がチームとしての目標。それを果たすためにも自分の力を発揮していきたい」と意気込みを語った。

何か手助けしたいという思いで、クラブの池田社長へSNSで直接メッセージを送ったことがきっかけ。3月に開催予定だった1部2部入れ替え戦が新型コロナウイルスの影響で中止となり、昇格のチャンスを失ったクラブの動向に注目していた。17年からビーチバレーに転向していたが、アウトサイドヒッターを補強ポイントとして考えていたクラブからオファーを受け、決断をした。

室内だけでなくビーチバレーも競技を続行する意向だが、1年延期された東京五輪へは「目指すか目指さないかで言えば、わかりません」と、心境の変化を認める。世界を知る男は「このチームが将来的に日本一、世界一を目指すための役割を果たす」と力強く約束していた。【保坂果那】

入団会見を行ったヴォレアス北海道の越川はサーブポーズを見せる(撮影・保坂果那)
ヴォレアス北海道に入団した越川(左)は練習でスパイクを打つ(撮影・保坂果那)

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バレー女子代表が無観客で紅白戦、ネットで有料配信

紅白戦でプレーする荒木(JVAオフィシャル/=JVA)

バレーボール女子代表が2日、紅白戦を無観客で行った。新型コロナウイルスの影響で本年度の国際大会が中止となる中、ファンへ活躍する姿を見せようとインターネットで有料ライブ配信。赤と青の2チームに分かれ、3セットゲームが行われた。主将の荒木絵里香や古賀紗理那が入った赤チームが2-1で勝利を収めた。

東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で代表合宿中の19人が参加。1セット目から接戦が続き、中盤まで一進一退の展開に。赤チームは古賀、鍋谷友理枝、荒木など的を絞らせない攻撃をする一方、青チームは黒後愛、石川真佑らが強烈なスパイクやサーブで応戦。最後は荒木にブロックされ、赤チームが25-22で先取。2セット目も連取して勝利した。

追加で行われた3セット目は青チームが粘りを見せ、12-25で1セット取り返した。中田久美監督は「短い合宿期間の中で選手たちがよく準備して試合に臨んでいた」と振り返った。荒木は「久々にユニホームを着てゲームができて楽しかった。私たちのバレーを通してみなさんに元気を与えられたらうれしい」と話していた。

同日には他に男子代表の紅白戦も行われ、フルセットにもつれる接戦になった。西田有志や石川祐希の赤チームが、主将の柳田らの黒チームに2-1と逆転勝ちした。

西田は「バレーボールするのが難しい状況の中で、今回こういう機会をもらえてよかった」と喜びをかみしめ、石川は「勇気や元気が届けられるようにと臨んだ。たくさんの方々のおかげでバレーボールができると実感した」と感謝していた。【平山連】

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