日刊スポーツ

Vリーグ嶋岡健治会長退任を承認、日本協会会長職に専念し東京五輪へ注力

Vリーグ嶋岡健治会長退任を承認、日本協会会長職に専念し東京五輪へ注力

嶋岡健治会長(2019年5月10日撮影)

日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は21日に理事会を開き、嶋岡健治会長が今月末で退任することを承認した。兼任していた日本協会会長の職に専念し、3カ月余りに迫った東京五輪へ最大限力を注ぐためという。「今のポジションでは時間的に不足の部分が出て、じくじたる思いがあった」と話し、今季のリーグ戦終了という区切りを迎え決断した。後任には副会長の国分裕之氏が就く。

関連するニュースを読む

バレーボール黒鷲旗全日本男女選抜大会が中止 感染リスクなど総合的に判断

日本バレーボール協会は21日、今月30日から大阪市内で開催予定だった黒鷲旗全日本男女選抜大会(30~5月5日)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、昨年に続き2年連続で開催見合わせとなった。

大会が開催される大阪府で緊急事態宣言が発出される見込みとなったことを受け、同協会は共催する毎日新聞社と協議の結果、中止を決断した。

同協会は「観戦されるお客さま、参加チーム、関係者の他都道府県からの移動制限が生じること、会場内での感染リスクなどから総合的に判断いたしました。観戦を楽しみにしてくださっていた皆さまには、深くおわび申し上げます」などとコメントした。

関連するニュースを読む

黒後愛「バレーする姿で誰かを勇気づけたり元気を」競泳池江璃花子から刺激

真剣な表情を浮かべながら練習に臨む黒後(日本バレーボール協会提供)

バレーボール女子日本代表が19日、東京オリンピック(五輪)シーズン開幕前の記者会見をオンラインで開き、黒後愛(22=東レ)は、競泳女子で白血病から復帰し東京五輪代表に内定した池江璃花子から刺激を受けたことを明かした。

同じ若い世代のアスリートがもたらした明るいニュースに「バレーをする姿で誰かを勇気づけたり元気を与えたりするのが、何よりもうれしい。そういうプレーをしなくちゃいけない」と気を引き締めた。来月1日には世界ランキング1位の中国と東京・有明アリーナで戦う。

池江璃花子(2021年4月10日撮影)

関連するニュースを読む

バレー黒後愛、池江璃花子から刺激「好きだからこそやり続けているのかな」

真剣な表情を浮かべながら練習に臨む黒後愛(左)と石川真佑=2021年4月18日(提供:日本バレーボール協会)

バレーボール女子日本代表が19日、東京オリンピック(五輪)シーズン開幕前の記者会見をオンラインで開き、黒後愛(22=東レ)は、競泳女子で白血病から復帰し東京五輪代表に内定した池江璃花子から刺激を受けたことを明かした。

同じ若い世代のアスリートがもたらした明るいニュースに「水泳が好きだからこそどんな状況でもやり続けているのかな。自分もバレーボールが好きな気持ちは大切にしていきたい」と誓い、「バレーをする姿で誰かを勇気付けたり元気を与えたりするのが、何よりもうれしい。そういうプレーをしなくちゃいけない」と気を引き締めた。

所属先では今季キャプテンを担い、コート内外で存在感を発揮。一皮むけた若手に対し、中田監督も「日本のバレーは拾ってつないで、最後は黒後、古賀に託す」と期待を寄せる。

来月1日には世界ランキング1位の中国と東京・有明アリーナで戦う。目標に掲げるメダル獲得に向け、黒後は「相手の高いブロックに対して最後の1点をどう取るか考えています」。自らの課題と向き合う表情には、充実の色が見えた。【平山連】

日本選手権女子100メートルバタフライで優勝、五輪出場も内定し涙する池江璃花子(2021年4月4日)

関連するニュースを読む

バレ-女子代表5・1中国戦でセッター籾井ら若手の力試し 中田監督が会見

練習の様子を眺めるバレーボール女子日本代表の中田久美監督(提供:日本バレーボール協会)

バレーボール女子日本代表の中田久美監督が19日、東京オリンピック(五輪)の本格始動に合わせてオンライン会見に臨んだ。新型コロナウイルスの影響で五輪が1年延期となり強化策の見直しを迫られたが、黒後、石川、籾井、山田といった若手が台頭。来月1日に五輪本番会場の東京・有明アリーナで行われる世界ランキング1位の中国を相手にどこまで通用するか。「現時点での力を試したい」と決意を見せた。

2019年のW杯以来となる約1年7カ月ぶりの国際試合に向けて、中田監督が決意を見せた。代表選手18人は3月1日から東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で国内合宿に臨み、海外勢を想定して男子選手と実戦練習を重ねてきた。世界ランク1位の中国を相手に「ベンチワークを含めてオリンピックへのシュミレーションをしていく」と決意を見せた。

中国と対戦後に国内合宿を挟み、5月25日からは公式国際試合「ネーションズリーグ」(イタリア・リミニ)に挑む。16チームによる総当たり戦で予選ラウンドを戦い、上位4チームが決勝ラウンドに進む。

実戦機会が乏しい代表にとって一戦一戦が大事になる。中田監督は「選手たちには最終的には12人しか連れて行くことができないので、しっかりとパフォーマンスをしてほしいと言っている」。選考で重視する点については「東京オリンピックでメダルを取るために必要なのは、自ら考えてチャレンジする選手が最低条件ではないか」と話した。

日本のコンビバレーの重要な鍵となるセッターには、関、田代、初選出の籾井が選ばれている。Vリーグ女子JTを2冠に導いた20歳の籾井について、中田監督は「同じセッターとして非常に面白いし、頼もしい視点がある。トス回し一つにしても、深いところまで考えている。初めての代表で多少遠慮しているけど、それを取り除いたときに籾井の力が発揮される」と期待した。【平山連】

関連するニュースを読む

バレー代表主将の荒木絵里香「限界突破」集大成東京五輪で娘の期待応える

4大会連続五輪出場を目指して練習に打ち込むバレーボール女子日本代表主将の荒木絵里香=2021年4月18日(提供:日本バレーボール協会)

オリンピック(五輪)4大会連続出場を目指すバレーボール女子代表主将でミドルブロッカーの荒木絵里香(36=トヨタ車体)が、開幕まで3カ月余りに迫った東京五輪に向けて限界に挑む覚悟を見せた。19日にオンライン取材に応じた荒木は、今季の目標を「限界突破」と掲げた。キャプテンとしてだけではなく攻守の要として、ベテランの意地を見せる。

4度目となる五輪の舞台は、一言では言い表すことができない。荒木は「そこに向かう過程に意味がある」ときっぱり言う。19年W杯以降国際試合から遠ざかっているが、海外チームと試合ができないことはどこも同じ。「イレギュラーな状況でどう戦うのかは難しいと思うけど、しっかり自分たちも対応していきたい」と前を向く。

今季のVリーグは11位と振るわなかったが、自身は3年ぶり8回目となるブロック賞を獲得。サーブと共に五輪延期決定後に技術に磨きをかけてきた。

来月1日の中国戦は、今の世界トップに自分たちのプレーがどれだけ通用するか図れる絶好の機会と捉える。「世界1位の中国とどう戦い、どう勝つか、常に世界のトップへのチームと戦うことを意識して取り組んでいます」と話す。

小学2年生になった長女和香ちゃんをはじめ、家族のサポートに感謝を惜しまない。娘にどんな姿を見せたいかと問われ、「本気で目標に向かって挑戦する自分の姿から、何かを受け取ってもらえたら」。集大成と位置付ける東京五輪の舞台で期待に応える活躍を見せようと、ママはきょうもコートに向かう。【平山連】

関連するニュースを読む

中止となっていたVリーグ入れ替え戦、無観客で開催

日本バレーボール機構(Vリーグ機構)は19日、4月3、4日(千葉・船橋)の開催が中止となっていた、男子1部最下位(10位)大分三好ヴァイセアドラーと2部2位ヴォレアス北海道が対戦する1、2部入れ替え戦「V・チャレンジマッチ」を、5月4、5日に三重県営サンアリーナ(三重・伊勢市)で、無観客開催すると発表した。4日は午後4時、5日は午後1時開始となる。

1日に、大分三好ヴァイセアドラーのチーム関係者が、新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたことが判明し中止。今回、特例措置により、代替日程での開催が決まった。ヴォレアス北海道の古田史郎主将(33)はクラブを通じ「僕たちはもちろん、対戦相手の大分三好の関係者、サポーターのみなさまも不安な思いで日々を過ごしていたと思います。このような情勢の中で入れ替え戦開催が決まったことが、明るい話題になることを望みます」とコメントした。

4月の時点では有観客開催を予定していたため、チケットはVリーグ機構で、5月18日まで払い戻し手続きを受け付ける(詳細は同リーグ公式サイトへ)。不可抗力により再び開催不可となった場合は、9月末までを目途に再度日程を調整し、代替開催を検討する。

勝利数が多いチームが上位。勝利数が並んだ場合はポイントの高いチーム、ポイントも並んだ場合はセット率の高いチーム、セット率も同率の場合は、得点率の高いチームを上位とする。すべて同率の場合は1部チームを勝利とする。

関連するニュースを読む

石川祐希12得点MVP、ミラノ準決勝進出 バレーセリエAプレーオフ

ヴィーボ・ヴァレンティアにストレート勝ちを収め石川祐希所属のミラノ(所属事務所提供)

<バレーボールイタリア1部リーグセリエAプレーオフ:ミラノ3-0ヴィーボ・ヴァレンティア>◇18日(日本時間19日)◇5位決定戦第7戦

バレーボール男子代表の石川祐希が(25)所属するミラノがヴォーボ・ヴァレンティアと対戦し、ストレート勝ちを収めた。首位ピアチェンツァに勝ち点で並んだが、勝ちセット数で及ばず2位で準決勝進出。スターティングメンバーに名を連ね12得点を挙げた石川はアタック決定率69%の活躍で、今季5試合目となるMVPに選出された。

予選最終戦を会心の勝利を収めたことについて、石川は「前回の負け(ヴェローナ戦)からしっかり修正して、勝ち切ることができた」。自身のパフォーマンスにも満足し「次の試合につながる試合になったと思っています」と振り返った。

次戦は準決勝。22日(日本時間23日)にホームでヴェローナと戦う。「次はしっかり勝ち切って、決勝に進めるように臨んでいきたいと思います」と意気込みを見せた。

関連するニュースを読む

バレー柳田将洋「しっかりと代表メンバーに生き残る」五輪ユニ姿で決意

代表ユニホームを着た柳田(撮影・平山連)

バレーボール男子日本代表の柳田将洋(28=サントリー)、西田有志(21=ジェイテクト)、高橋藍(19=日体大2年)が14日に都内で行われたアシックスのイベントに出席し、東京オリンピック(五輪)開幕まで100日を迎えた心境を明かした。この日代表ユニホームに身を包んだ3人は、日の丸を付けて戦う重みを実感。来月に行われる中国との国際親善試合(1、2日)に向けて気持ちを引き締めていた。

海外挑戦を経て4年ぶりにVリーグに復帰した柳田は、サントリーの14年ぶりのリーグ優勝に貢献。「思い描いたステップを踏めている」と振り返り、順調にコンディションを上げている。本年度は石川に主将を引き継いだ。今後課題に挙げるサーブレシーブではさらなるレベルアップを図ると述べて「しっかりと代表メンバーに生き残る。そこにフォーカスしていく」と決意を見せた。

西田は今季のVリーグで日本人最多の833点をマーク。攻撃専門のオポジットとして高い存在感を放てた要因について、「トスがどういう風にほしいとか、うまくコミュニケーションが取れた」。昨季以上に全ての面で成長を遂げたと実感を込めた。五輪開幕まで100日を迎えたことに「誰も代表に確定しているわけではないので、コンディションをしっかり整えて1日1日をしっかり過ごしていきたい」と話した。

最年少19歳で代表候補入りした高橋は「気持ちが引き締まった」。小学校の卒業文集で綴った東京五輪に出たいとの目標。「持てる力を出し切って夢の舞台に立ちたい」と意欲を見せた。【平山連】

代表ユニホームを着た左から高橋藍、柳田将洋、西田有志(撮影・平山連)

関連するニュースを読む

東レ落合一貴と梅野聡コーチ兼選手が退団 Vリーグ

バレーボールVリーグ男子1部の東レは13日、アウトサイドヒッターの落合一貴(27)と、セッターの梅野聡コーチ兼選手(31)が、30日開幕の黒鷲旗全日本男女選抜大会(大阪市)を最後に退団すると発表した。退団後について、落合は未定。梅野は他チームでの現役続行を希望している。

関連するニュースを読む

石川祐希は出場せず ミラノが勝利、準決勝進出が確定 セリエAプレーオフ

5位決定戦準決勝進出を決めた石川所属のミラノ(所属事務所提供)

<バレーボール:イタリア1部リーグ:セリエAプレーオフ:ミラノ3-0ラヴェンナ>◇12日(日本時間13日)◇5位決定戦第5戦

男子日本代表の石川祐希(25)が所属するミラノが、ラヴェンナに3-0とストレート勝ちを収めた。5位決定戦5連勝とし、準決勝進出が確定した。石川は出場しなかった。

次戦は15日(日本時間16日)にホームでヴェローナと対戦する。

関連するニュースを読む

元バレー代表古賀幸一郎さん、NECの選手を指導「どんどん挑戦して」

身ぶり手ぶりを交えて選手たちに指導した古賀幸一郎さん(右)(撮影・平山連)

元バレーボール男子日本代表リベロで今季現役を引退した古賀幸一郎さんが9日、川崎市内にあるVリーグ女子1部のNECレッドロケッツの練習施設を訪れ、選手たちを指導した。

リーグでベストリベロ賞を6年連続獲得した名手の金言に触れ、選手たちは手応えをつかんだ様子だった。今月末から大坂で行われる黒鷲旗全日本選抜大会に向け、教わった技を磨いて優勝を目指す。

古賀さんは2009年に廃部した男子のNECブルーロケッツに一時在籍。当時、金子監督とはチームメートだった。選手たちに刺激を与えたいと指導を依頼され、今季所属したウルフドッグス名古屋のプレーオフ進出に合わせ上京していたタイミングで来訪。8日~10日までチームの体育館に訪れ、現役時代に培ったディフェンス技術を伝授することになった。

8日に全体練習を見学した古賀さんはこの日、そこで気づいた点を踏まえてレシーブの基礎技術などを指導。「身体のどこを使ってもボールが上がればいいよ」や「腕をリラックスした状態で面を作るように」とアドバイスすると、形にこだわる傾向があった選手たちの考えにも変化。従来のやり方にとらわれず練習に励む姿が見られ、表情には新しい発見をした喜びが見えた。

アウトサイドヒッターの曽我は「レシーブの安定性は自分の課題にしていたので、教わってすごく良かった」。主将の山内は「ボールを上げればいいんだと考えると、やることはいたってシンプル」と目からうろこな様子。修正を加えながら自分の理想に近付けたいと意欲を見せた。

古賀さんは「(バレーは)フィギュアスケートやボクシングといった採点競技のように、正しい形でやることは求められていない。いろんなやり方がある中で正解はないということを伝えて、遊び感覚でどんどん挑戦してもらったうれしい」と話していた。【平山連】

関連するニュースを読む

ミラノ石川、チームから「最上級の攻撃パフォーマンス」と称賛

ブロックをかいくぐり、スパイクを打つ石川(所属事務所提供)

<バレーボールイタリア1部リーグセリエAプレーオフ:ミラノ3-1ピアチェンツァ>◇8日(日本時間9日)◇5位決定戦第4戦

バレーボール男子日本代表の石川祐希が(25)所属するミラノがピアチェンツァを3-1で下し、5位決定戦で4連勝した。

チームトップの16得点した石川は決定率60%をマークし、MVPを獲得。首位快走の原動力となり、チームからも「最上級の攻撃パフォーマンス」と称賛を受けた。

この日はスターティングメンバーで出場。サービスエース1本と3本のブロックを決め、アタック決定率は60%。第3セットでは100%を記録するなど連戦が続く中でも好調をキープしている。

それでも、石川は満足していない。「ところどころイージーボールを返せなかったりとか、(サービス)エースを取られたりという場面があった」とデフェンス面での課題を指摘。レシーブを修正して、12日(日本時間13日)に行われるラヴェンナ戦に臨みたいと語った。

関連するニュースを読む

男子バレー代表24人発表 石川祐希が主将に抜てき

石川祐希(2019年6月7日撮影)

日本バレーボール協会は5日、2021年度の男子日本代表登録メンバー24人を発表した。

サントリーに14季ぶりのリーグ優勝をもたらした柳田将洋(28)、ジェイテクトの若きエース西田有志(21)らが順当に選出され、イタリア1部セリエAで活躍する石川祐希(25=ミラノ)が主将に抜てきされた。今夏に控える東京オリンピック(五輪)に出場する12人は、この中から決める。

男子代表はこの日から始動し、今月29日まで合宿を行う。5月1、2日には本大会でも使用する東京・有明アリーナで中国と親善試合を有観客で行う。同月8、9日は群馬・高崎アリーナで紅白戦を開催する。

登録メンバー(背番号、名前、年齢、ポジション(OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ)、所属チーム)は以下の通り。

<1>清水邦広(34/OP/パナソニックパンサーズ)

<2>小野寺太志(25/MB/JTサンダーズ広島)

<3>藤井直伸(29/S/東レアローズ)

<4>大竹壱青(25/OP/パナソニックパンサーズ)

<5>福澤達哉(26/OH/パナソニックパンサーズ(パリバレー(フランス))

<6>山内晶大(27/MB/パナソニックパンサーズ)

<8>柳田将洋(28/OH/サントリーサンバーズ)

<9>深津英臣(30/S/パナソニックパンサーズ)

<10>古賀太一郎(31/L/FC東京)

<11>西田有志(21/OP/ジェイテクトSTINGS)

<12>関田誠大(27/S/堺ブレイザーズ)

<13>大宅真樹(25/S/サントリーサンバーズ)

<14>石川祐希(25/OH/パワーバレー・ミラノ(イタリア))

<15>李博(30/MB/東レアローズ)

<16>高橋健太郎(26/MB/東レアローズ)

<17>高梨健太(24/OH/ウルフドッグス名古屋)

<18>富田将馬(23/OH/東レアローズ)

<19>大塚達宣(20/OH/早大3年)

<20>山本智大(26/L/堺ブレイザーズ)

<21>高橋藍(19/OH/日体大2年)

<22>福山汰一(27/MB/ジェイテクトSTINGS)

<23>佐藤駿一郎(20/MB/東海大3年)

<24>小川智大(24/L/ウルフドッグス名古屋)

<25>宮浦健人(22/OP/ジェイテクトSTINGS)

関連するニュースを読む

準優勝パナソニック指揮官「ここまで来れて嬉しい」

第2セット、スパイクが決まりガッツポーズの柳田(右手前)ら喜ぶサントリー選手と、パナソニックの選手ら(撮影・小沢裕)

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:パナソニックパンサーズ0-3サントリーサンバーズ>◇4日◇決勝◇千葉・船橋アリーナ

パナソニックは、ムセルスキーや柳田らサントリーの攻撃陣を抑えられずストレート負けを喫した。

昨季に続き準優勝という結果に、就任1年目のロラン監督は「残念な結果だが、ここまで来れたことはうれしい」。フランス男子代表監督と兼任している指揮官は今季を通して、日本選手たちの質の高さを実感した。

石川や柳田ら海外経験のある主力に加え、成長著しい21歳西田、愛弟子の山内の名前を挙げて称賛。東京オリンピック(五輪)では予選ラウンド別組にいるが、お互い勝ち抜き決勝トーナメントで戦うことを待望していた。

関連するニュースを読む

ミラノ石川「次はスタートから」5位決定戦3連勝

モデナを下して5位決定戦3連勝した石川所属のミラノ(所属事務所提供)

<バレーボールイタリア1部リーグセリエAプレーオフ:ミラノ3-1モデナ>◇3日(日本時間4日)◇5位決定戦第3戦

バレーボール男子代表の石川祐希が(25)所属するミラノがモデナを3-1で下し、5位決定戦3連勝した。

4試合残して単独首位に躍り出た。石川は最終セット終盤から出場。連戦を考慮して試合の大半をベンチから見守ったが「今はメンバーを回しながら戦っているので、いつ呼ばれても出たときにしっかり結果を出せるように、いつでも準備をしておきたいと思います」。8日(日本時間9日)はアウェーで2位のピアチェンツァと戦う。石川は「次の試合はおそらくスタートからプレーすることになると思うので、しっかりとしたパフォーマンスを発揮したい」と話していた。

関連するニュースを読む

就任1年目Vサントリー監督は「親子みたい」主将

14年ぶりの優勝が決まり抱き合って喜ぶサントリーの選手たち(撮影・小沢裕)

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:サントリーサンバーズ3-0パナソニックパンサーズ>◇4日◇決勝◇千葉・船橋アリーナ

就任1年目でリーグ優勝をもたらした山村宏太監督は、前回優勝時(2006-07)に現役選手として経験した1人。あれから14年。遠ざかっていたタイトルを手にして喜びもひとしおの様子。大舞台でも物おじしないプレーを見せた選手たちをたたえた。

2メートル超の長身を生かしミドルブロッカーとして17年までプレー。08年北京オリンピック(五輪)代表など現役時代から男子バレー界を支えた。引退後は指導者の道に進み、イタリアでコーチ留学も経験。

自身の指導スタイルについては「型にはめず、選手1人1人と向き合うタイプ」。普段から選手と会話を重ねながら、時には解決策が見つからず選手と一緒に悩む。「いろんな指導者の方と出会いましたが、自分の特性を考えた時にどの人にも当てはまらない。自分なりのスタイルを貫いていこうという思いがあります」と話す。

そんな新米監督の姿に、主将の大宅は「(山村監督は)くだらない話も真面目な話もしてくれて、親子みたいな関係性でした」と大きな信頼を寄せる。

優勝会見では報道陣からから飛んでくる1つ1つの問を「難しい質問ですね」と苦笑いを浮かべながら、時間をかけて丁寧に回答する。そんな姿に選手たちからも慕われる人柄の良さがかいま見えた。まだ始まったばかりの指導者人生。今後目指すべき監督像について問われ「時にはいばらのみちを進むことになるかもしれませんが、僕は選手と一緒になって考えていく監督になりたい」と力強く語った。【平山連】

Vリーグ男子ファイナルを制し記念撮影に臨むサントリーのチームメイトたち(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

サントリー塩田が有終の美を飾り教員の道へ バレー

Vリーグ男子ファイナルを制し記念撮影に臨むサントリーのチームメイトたち(撮影・小沢裕)

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:パナソニックパンサーズ-サントリーサンバーズ>◇4日◇決勝◇千葉・船橋アリーナ

今季限りでの現役引退するサントリーのミドルブロッカー塩田達也(31)が有終の美を飾り、教員という第2の道を歩む。チームに14年ぶりのリーグ優勝をもたらした。「9年間サンバーズにいましたが、現役最後の試合でリーグ優勝できて感慨深い」と笑みがこぼれた。

塩田は京都・洛南高から東海大に進み、12年にサントリーへ入団。13、15、19年の黒鷲旗全日本選抜大会優勝などに貢献した。13年には日本代表へ登録された経験を持つ。現役引退の決断について「シーズン当初から決めていました。周りの人たちに支えられた選手生活でした」と振り返った。

この日はスターティングメンバーに名を連ね、大舞台にも安定したプレーを披露。パナソニックを相手に攻守の両面で存在感を放ち、ストレート勝ちに貢献した。今後教員の道に進んでもバレーボールの育成に携わっていきたいと意欲を見せ、「今季のサンバーズが体現した最後まであきらめずボールを追い掛ける姿勢を伝えられるような先生になりたい」と話していた。

14年ぶりの優勝が決まり抱き合って喜ぶサントリーの選手たち(撮影・小沢裕)
第2セット、スパイクを放つサントリーのムセルスキー(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

サントリー14年ぶりV、柳田復帰で意識改革浸透

第3セット、スパイクを放つサントリーの柳田(撮影・小沢裕)

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:サントリーサンバーズ3-0パナソニックパンサーズ>◇4日◇決勝◇千葉・船橋アリーナ

サントリーが14シーズンぶり8度目のリーグ優勝を達成した。4シーズンぶりに古巣に復帰した男子日本代表主将、柳田将洋(28)、Vリーグ史上最長身218センチを誇るロシア代表のドミトリー・ムセルスキー(32)ら強力攻撃陣が躍動。前日の準決勝を制して勢いに乗るパナソニックを相手に3-0とストレート勝ち。28得点したムセルスキーは最高殊勲選手賞に輝いた。敗れたパナソニックは昨季に続き準優勝。

山村宏太監督体制1年目で、サントリーに待望の瞬間が訪れた。相手のスパイクミスで25-20。リーグ優勝が決まると選手、スタッフコート中央に集まり喜びを爆発させた。試合後のインタビューで柳田は「国内のリーグでこれといったタイトルを取れず海外に行ったけど、帰ってきて良かった」。大舞台を終えた表情は晴れやかだった。

ムセルスキーや柳田らの強烈なサーブで相手のディフェンスを崩して、1セット目から流れをつかんだ。最終セットこそパナソニックに先行を許したものの、中盤から引き離し25-20。ストレート勝ちで優勝を決めた。

レギュラーラウンドでは23連勝。16年ぶりに連勝記録を更新、勝率91・2%をマーク。破竹の勢いでリーグVまで上り詰めた要因は、選手たちの意識改革だ。

ドイツやポーランドを渡り歩いた28歳は主張する大切さを常々説き、若手選手が多いチームに浸透させた。開幕前には「指摘し合う環境がチームに足りなかった」と述べていたが、リーグ終盤には「自分から何かしたいと行動する人が増えている」と変化を実感していた。

それでも、苦難はあった。新型コロナウイルス感染者が出たことで、昨年12月に開催の天皇杯を辞退。2週間の自宅待機を余儀なくされ、ボールもまともに触ることができなかった。柳田も「プロとしてやっている以上、プレーできないことが1番しんどかった」。競技に打ち込める環境が当たり前じゃないと改めて感じたからこそ、リーグ優勝への思いが日増しに強くなった。

長丁場のリーグ戦を終えて、いよいよ東京五輪に向けて照準を合わせる。今後の熾烈(しれつ)な代表争いに向けて「まずは生き残らないといけない」と慢心はない。リーグ戦でしのぎを削ったライバルたちと代表で再会を果たし、メダル獲得へ突き進む。【平山連】

第2セット、スパイクが決まりガッツポーズで喜ぶ柳田(右手前)とサントリーの選手たち(撮影・小沢裕)
14年ぶりの優勝が決まり抱き合って喜ぶサントリーの選手たち(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

名古屋ゴールデンセットで涙も「一緒にやれて誇り」

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:ウルフドッグス名古屋-パナソニックパンサーズ>◇3日◇準決勝◇千葉・船橋アリーナ

名古屋は準決勝の「ゴールデンセット」で敗れ涙をのんだが、試合後の選手たちの言葉には今季の戦いを通し、充実ぶりが見えた。

主将の近は「悔しい気持ちはあるけど、ファイナル3にふさわしい試合ができた。みんなで一緒にやってこれたことに誇りを持っている」。リベロの小川は今季サーブレシーブ賞を受けたことを引き合いに、指揮官の指導で自身の成長を感じたシーズンになったと振り返った。「海外のトップレベルのリベロに肩を並べる選手になりたい」と今後に向けた決意を語った。

関連するニュースを読む

パナソニック仲本「やるしか」途中出場で決勝進出貢献

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:パナソニックパンサーズ-ウルフドッグス名古屋>◇3日◇準決勝◇千葉・船橋アリーナ

パナソニックは、途中出場したアウトサイドヒッター、仲本賢優(23)が流れを変えた。準決勝の「ゴールデンセット」では先発入りを果たし、強いスパイクを何度も決めて決勝進出に貢献。ロラン監督やセッターの深津主将から賛辞が相次いだ。

コートの外から戦況を見守り、いつでも準備ができていた。第3セット終盤で急きょ訪れた出場機会に、仲本は「やるしかない。緊張以上に負けたくなかった」。安定したサーブレシーブを発揮して起用に応え、先発メンバーに名を連ねたゴールデンセットでは、7本中6本のスパイクを決める活躍を見せた。

沖縄・西原高、日体大に進んで入団2年目の仲本について、ロラン監督から「ベテラン選手みたいに強い気持ちでプレーしていた」と高評価。主将の深津も「相手ブロックが一枚の時には確実に決めてくれる」と頼もしさを感じていた。

関連するニュースを読む

パナソニックがPO決勝進出「若い選手が活躍」監督

<バレーボール・Vリーグ男子1部ファイナルステージ:パナソニックパンサーズ-ウルフドッグス名古屋>◇3日◇準決勝◇千葉・船橋アリーナ

レギュラーシーズン2位のパナソニックが名古屋(同3位)を下し、プレーオフ決勝に進んだ。優勝を懸けて、サントリー(同1位)とあす4日に対戦する。

上位チームに与えられた1勝のアドバンテージを持っていたパナソニックは、ウルフドッグス名古屋に1-3と敗れて1勝1敗。その後25点1セットマッチの「ゴールデンセット」に臨み、25-21。粘る名古屋に競り勝った。

ポーランド代表のクビアクは「タフな試合で非常に接戦となったが、なんとか勝てて非常にうれしい」。1-1で迎えた第3セットでは自陣コート中央に倒れて一時交代するアクシデントに見舞われた。ゴールデンセットで復活を果たし、MVP(VOM)に輝く活躍で勝利に貢献した。

試合後の会見でロラン監督は心臓の不調で交代させたことを明かし「(クビアクの体調不良は)原因は分からないが、メディカルスタッフが全力で対応に当たってくれて問題ないとなったため、試合に戻ることができた」と説明。若手の仲本や大竹ら途中出場した選手が流れを変えてくれたと述べて「度胸ある若い選手たちの活躍が勝利につながった」と賛辞を寄せた。

関連するニュースを読む

北海道科学大高・柿崎が中大進学 日本代表石川憧れ

中大で将来の五輪出場を目指す柿崎

<春START UP(3)>

バレーボール全日本高校選手権(春高)に北海道科学大高エースとして2大会連続で出場した柿崎晃(18)は、日本のエースへ進化する。4月から日本代表の石川祐希(25=イタリア1部ミラノ)を輩出した中大に進学。春高では2大会連続で初戦敗退を経験。強豪校から精鋭が集まる中大で中学時代から憧れを抱く石川に続いて在学中の日本代表入りへ、腕を磨く。

柿崎が夢への第1歩を踏み出した。3月9日に東京生活をスタートさせ、すでに中大の練習に合流。2日に入学式を迎え、改めて決意を示した。「全国トップクラスの選手が集まってくる大学。レベルの高い環境の中で勝負させてもらえる。1年生から試合出られるチャンスを少しでももらって、インカレ優勝に貢献したい」。全日本大学選手権で最多15度の優勝を誇る名門での活躍を誓った。

憧れ続けた場所だ。星城(愛知)時代に史上初の高校6冠を果たした日本代表の石川が在籍した大学で「石川選手はずっと憧れ。中学3年の時から中大に行きたいと思っていた」。スポーツ推薦で入学した同期は5人。星城や愛工大名電など全国でも強豪と呼ばれる高校出身者が集い、寮生活では自炊もする必要があり「レベルアップできる」と心身両面で成長できる環境を歓迎した。

函館市出身で木古内中3年時代には道中学選抜主将として全国都道府県対抗で8強入り。全日本中学選抜(12人)のメンバーとしてオーストラリア遠征も経験したが、3年時に木古内中に転校する前は函館銭亀沢中でたった1人で練習していた時代があった。基礎練習を繰り返し「自分の持ち味はレシーブやトスができて、スパイクも打てるバランスの取れた選手」と自覚できるまで成長。満足に大会に出場できなかった中学時代の経験は、コロナ禍でも練習に打ち込む原動力になっている。

高校時代は1年時にセッターを経験するなど187センチの万能エースと活躍も、道予選2連覇で出場した19、20年度の春高では初戦敗退。雪辱を胸に、大学へ進む。バレー選手としては決して長身ではないが、192センチの石川が日本代表に初選出されたのは中大1年時だ。柿崎は「将来的にはVリーグやオリンピック(五輪)も目指したい。在学中に日本代表を狙えるぐらいの気持ちで頑張りたい」。新たな環境で進化を遂げ、日本のエースを目指す。

◆柿崎晃(かきざき・あきら)2002年(平14)4月16日、函館市生まれ。函館東小1年でバレーボールを始める。部員1人だった函館銭亀沢中から3年時に木古内中に転校し、同年に全日本中学選抜に選出。北海道科学大高では1年時からレギュラーで全国大会最高成績は2年時の19年総体16強。好きな歌手は「ONE OK ROCK」。最高到達点は330センチ。全員がバレーボール経験のある家族は両親と兄、弟。187センチ、73キロ。

中大で将来の五輪出場を目指す柿崎
バレーボール男子ネーションズリーグ 日本対アルゼンチン 石川祐希はスパイクを放ち先制ポイントを取りガッツポーズする(2019年6月7日撮影)

関連するニュースを読む

サントリー14年ぶりリーグVへ柳田将洋の活躍期待

サントリーの柳田将洋=2017年5月3日

バレーボールのVリーグ男子1部のファイナルステージに出場する3チームの監督と主将が2日、大会を前に会見に臨み意気込みを語った。千葉・船橋アリーナで3日にパナソニック(レギュラーラウンド2位)対ウルフドッグス名古屋(同3位)の試合が行われ、その勝者が同会場で翌4日にサントリー(同1位)と対戦する。

14年ぶりのリーグ優勝を目指すサントリーは、31勝3敗(勝率91・2%)でレギュラーラウンド1位に輝いた。エースオポジットとして750得点を挙げたムセルスキーに加え、4季ぶりに日本代表主将の柳田将洋が攻撃陣をけん引する。

主将でセッターの大宅真樹は「(柳田は)チームを引っ張る存在で、指摘し合う環境を作ってくれた」と信頼を寄せる。山村宏太監督は「監督目線から見ても海外で取り組む姿勢がさらに磨かれ、常に全力でプレーして成長しようとしている」と目を見張る。

山村監督自身は選手として前回優勝を経験したが、チームはそれ以降リーグタイトルから遠ざかっていた。監督就任1年目ながら再び手にすることができるか。2位パナソニックと3位ウルフドッグス名古屋の試合の勝者と4日(千葉・船橋アリーナ)に戦う。

パナソニックは29勝7敗(勝率80・6%)でレギュラーラウンド2位となり、ファイナルステージに進出した。26勝8敗(同76・5%)で3位のウルフドッグスとあす3日に千葉・船橋アリーナで対戦する。

パナソニック主将でセッターの深津英臣は「また優勝するチャンスを得た」。昨季もファイナルステージに進んだが、決勝でジェイテクトに敗れて涙をのんだ。今季は天皇杯準優勝で終え、残るはリーグタイトルのみ。互いの弱点を知り尽くすウルフドッグスに勝ち、サントリーが待つ4日の決勝に進みたいと意欲をのぞかせた。

3位のウルフドッグス名古屋主将でミドルブロッカーの近裕崇は「チームの雰囲気はすごく良い。目の前の試合に一戦一戦集中したい」と話していた。【平山連】

関連するニュースを読む

サントリー柳田将洋14年ぶりVへ攻撃陣けん引

バレーボール男子日本代表の柳田将洋(2018年8月27日撮影)

バレーボールのVリーグ男子1部のファイナルステージに出場する3チームの監督と主将が2日、大会を前に会見に臨み意気込みを語った。

千葉・船橋アリーナで3日にパナソニック(レギュラーラウンド2位)対ウルフドッグス名古屋(同3位)の試合が行われ、その勝者が同会場で翌4日にサントリー(同1位)と対戦する。

14年ぶりのリーグ優勝を目指すサントリーは、31勝3敗(勝率91・2%)でレギュラーラウンド1位に輝いた。エースオポジットとして750得点を挙げたムセルスキーに加え、4季ぶりに日本代表主将の柳田将洋が攻撃陣をけん引する。

主将でセッターの大宅真樹は「(柳田は)チームを引っ張る存在で、指摘し合う環境を作ってくれた」と信頼を寄せる。山村宏太監督は「監督目線から見ても海外経験を経て取り組む姿勢がさらに磨かれ、常に全力でプレーして成長しようとする姿が見える」と目を見張った。

山村監督自身は選手として前回優勝を経験したが、チームはそれ以降リーグタイトルから遠ざかっていた。監督就任一年目ながら再び手にすることができるか。2位パナソニックと3位ウルフドッグス名古屋の試合の勝者と4日(千葉・船橋アリーナ)に戦う。

パナソニックは29勝7敗(勝率80・6%)でレギュラーラウンド2位となり、ファイナルステージに進出した。26勝8敗(同76・5%)で3位のウルフドッグスとあす3日に千葉・船橋アリーナで対戦する。

パナソニック主将でセッターの深津英臣は「また優勝するチャンスを得た」。昨季もファイナルステージに進んだが、決勝でジェイテクトに敗れて涙をのんだ。今季は天皇杯準優勝で終え、残るはリーグタイトルのみ。互いの弱点を知り尽くすウルフドッグスに勝ち、サントリーが待つ4日の決勝に進みたいと意欲をのぞかせた。

3位のウルフドッグス名古屋主将でミドルブロッカーの近裕崇は「チームの雰囲気はすごく良い。目の前の試合に一戦一戦集中したい」と話していた。【平山連】

関連するニュースを読む

Vリーグ2部北海道、不運の2年連続入れ替え戦中止

2年連続入れ替え戦中止の不運に見舞われたバレーボールのVリーグ男子2部のヴォレアス北海道が、試合の再設定などリーグ運営側の今後の対応を注視している。

男子1部大分三好ヴァイセアドラとの入れ替え戦(3日、4日千葉・船橋アリーナ)が中止となった。発表されたのは、試合2日前の1日。北海道はこの日旭川空港で壮行会を行い、飛行機に乗って現地に向かう予定だった。壮行会直後に開催中止の知らせを受け、出発を急きょ取りやめることになった。降旗雄平GMは取材に「中止の知らせを受けたときには、既に保安検査を抜けている選手やスタッフもいました。2年連続入れ替え戦が中止となったのには驚きました」と振り返る。

理由はまたも新型コロナウイルスの影響だった。

大分三好の関係者がコロナの陽性判定を受け、選手とスタッフが濃厚接触者と判定された。選手らは今後PCR検査を行うとともに経過を観察していくので、週末の入れ替え戦は中止を余儀なくされた。取材に応じたVリーグ機構の担当者は「代替試合も含めて対応は今後検討していく」とした。

北海道は昨季も新型コロナで、入れ替え戦中止の憂き目にあった。当時日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は元々無観客で行う予定だったが、先行きが不透明な社会情勢や延期する場合の日程や会場確保のめどが付かないことを理由に方針を変更。東日本大震災のあった10-11年シーズン以来となる入れ替え戦中止を決めた。昇格のチャンスがあったのに試合が開かれず、北海道は今季も2部で戦うことを余儀なくされた。

気持ちを切り替え、選手たちは悲願の昇格へ前を向いた。08年北京男子代表のアウトサイドヒッター、越川優(36)ら実力者も加入し、今季は15勝3敗(勝率8割3分)と昨季に続く2位。リーグ戦終了後の3月末には全日本インカレ4連覇の早大と連日練習試合を行った。来るべき負けられない戦いに向け、万全の準備をしてきた。

降旗GMは「レギュラーラウンドでもコロナの影響で試合が延期となり、代替試合が行われることはありました」と話し、入れ替え戦も同様に対応すべきと指摘。試合日程が再度設定されることを信じ「早期の開催に向けて両チームとリーグ側で協議していきます」と話した。

関連するニュースを読む

アランマーレ新加入の原田「地元に愛される選手に」

左から北原監督、原田、長尾、石盛、前田、メソマチ、玉上代表取締役(撮影・相沢孔志)

バレーボールVリーグ女子2部(V2)のアランマーレ(山形)は1日、酒田市内で新加入選手発表会見を行った。昨季はコロナ禍による試合中止で不規則な日程の中、6連勝を含む10勝4敗。V2所属3季目はチーム最高のリーグ3位でシーズンを終えた。今季は大卒4人、高卒1人の5選手が加入した。

経験豊富な新戦力がチームをけん引する。アウトサイドヒッターの原田栞里(22=東海大)は「アランマーレは地元に愛されるチーム。自分も地元の皆さまに愛されるような選手になれるように頑張りたい」とあいさつした。昨年は主将として全日本大学選手権に出場し、同じくチームに加入した長尾のどか(22)とともに準Vに導き、敢闘選手賞を受賞した。北原勉監督(40)は「偏りのない総合力のある選手。キャプテンシーを発揮しつつ、攻守にわたって技術を発揮して貢献してほしい」と期待を寄せた。

原田は昨季のチーム最終戦に帯同し、上位2位までに与えられるV1との入れ替え戦出場権を逃した瞬間を覚えている。「悔しさを味わった場所にいれたことは貴重な財産。悔しさを忘れずに、練習から新人らしくフレッシュに頑張っていけたら」と自らを奮い立たせた。北原監督は「アランマーレのトータルディフェンスに加えて、新人選手のフレッシュなオフェンスを融合できたら、V2優勝、V1優勝も見えてくる」と語った。新人選手は今後、約2週間の研修を経て、4月中旬以降に合流予定。創部7季目の新生アランマーレが、初のV1昇格に向けてスタートを切った。【相沢孔志】

◆原田栞里(はらだ・しおり)1998年(平10)10月26日生まれ、宮崎市出身。東海大でプレー。170・5センチ。ポジションはアウトサイドヒッター。

◆長尾(ながお)のどか 1998年(平10)5月13日生まれ、横浜市出身。東海大でプレー。163センチ。ポジションはアウトサイドヒッター。

◆石盛(いしもり)めるも 1998年(平10)9月10日生まれ、愛知・岡崎市出身。龍谷大でプレー。165・5センチ。ポジションはセッター。

◆前田美紅(まえだ・みく)1998年(平10)5月5日生まれ、長野市出身。岐阜協立大でプレー。169・4センチ。ポジションはアウトサイドヒッター。

◆オケケアル・メソマチ・ウゴチンイエレ 2002年9月8日生まれ、ナイジェリア出身。高知中央でプレー。183センチ。ポジションはオポジット。

新入団5選手について説明するアランマーレ・北原監督(右)(撮影・相沢孔志)

Vリーグ北海道新加入の田代真輝ら2選手が入社式

光駿輸送に入社し、同社提供の遠征バス前で、左肩の同社ロゴをアピールするサフィルヴァ北海道の(左から)田代、中林(撮影・永野高輔)

大同大(愛知)からバレーボールVリーグ男子2部サフィルヴァ北海道に新加入した田代真輝、中林一真(ともに22)の2選手が1日、就職先となる光駿輸送(札幌市)の入社式に臨んだ。2選手は大同大1年時に全日本大学選手権16強を経験。鹿児島出身で169センチ、72キロのセッター田代は「大学で磨いてきた組み立てる力を生かせたら」。福岡出身で185センチ、82キロのアウトサイドヒッター中林は「速さと精度のあるサーブを見てもらいたい」と意気込んだ。

両選手は3月で大同大を卒業。サフィルヴァ北海道でプレーするにあたり、昨季からチームスポンサー契約を結び、遠征バスなどを提供している同社に採用された。ともに内勤事務で、月曜から金曜まで定時で働き、終業後に練習合流。試合がある週末は、バレーボールを優先する。田代は「社会人として、仕事でもバレーでも貢献出来るように」。中林は「まずは生活態度から、しっかりやっていきたい」を気を引き締めた。

サフィルヴァ北海道は今季2部初年度で9位と健闘も、道内チームの“先輩”ヴォレアス北海道は2位。中林は「力をつけて早くライバル関係になり、ゆくゆくは追い越せるようになれたら」。田代は「加入させてもらったからにはトップを目指したい」。九州男児2人が、北海道で夢を追い掛ける。【永野高輔】

光駿輸送に入社し、同社提供の遠征バス前でアタックとトスのポーズを取るサフィルヴァ北海道の(左から)中林、田代(撮影・永野高輔)

関連するニュースを読む

Vリーグが1部、2部入れ替え戦の中止を発表

Vリーグは1日、男子2部ヴォレアス北海道が出場を予定していた、3、4日の1部、2部入れ替え戦「V・チャレンジマッチ」を中止すると発表した。対戦相手の1部最下位、大分三好ヴァイセアドラーのチーム関係者が、新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたことが1日、判明したため。代替日程は未定。北海道はこの日、旭川空港から本州入りする予定だったが、壮行会のみを行い、出発を延期した。

北海道は昨季も2位に入り、入れ替え戦出場権を獲得していたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。クラブは、旭川市を含む周辺4自治体と連名で開催を求める要望書を提出し、Vリーグ機構に詳細な説明や特例措置を求めてきたが、代替開催は行われず、今季も2部残留となっていた。今回もお預けとなれば、2季連続で昇格のチャンスを失うことになる。

関連するニュースを読む

Vリーグ入れ替え戦中止 大分三好関係者コロナ陽性

日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は1日、3日と4日に千葉・船船橋アリーナで開催予定だったVリーグ男子1部の大分三好ヴァイセアドラと2部のヴォレアス北海道の入れ替え戦を中止すると発表した。.

発熱症状があったという大分三好の関係者が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。選手とスタッフが濃厚接触者と判定されたため、今後PCR検査を行うとともに経過を観察していくという。

大分三好は「今週末のチャレンジマッチに関しては、出場することができなくなりました。今後の詳細につきましてはわかり次第お知らせいたします。試合を楽しみにしていたファンの皆様、ヴォレアス北海道様、関係者の皆様にはご迷惑をおかけすることとなり大変申し訳ございません」などとチームのホームページでコメントを発表した。

Vリーグ機構の担当者は取材に「代替試合も含めて対応は今後検討していく」とした。

3日、4日同じ会場で開催される男子のファイナルステージについては予定通り実施する。

関連するニュースを読む