【バレー】石川祐希がチーム2位の13得点でストレート勝ちに貢献 今年初のリーグ戦勝利飾る
<イタリアリーグ・セリエA1部:ミラノ3-0チステルナ>◇14日(日本時間15日)◇ミラノ
バレーボールのイタリアリーグ・セリエA1部の第14戦が14日(日本時間15日)に行われ、石川祐希(28)のミラノはホームでチステルナに3-0のストレート勝ちを収めた。石川は全セットでスタメン出場し、両軍通じて2位の13得点。チームの24年のリーグ戦初勝利に貢献した。
第1セット(S)は序盤から相手にリードを許す展開となったが、石川はサービスエースを決めるなど好調。3-8と一時5点差をつけられたが、カジースキのエースで14-14の同点に追い付いた。その後はサイドアウトの応酬となったが、21-20で石川がハイセットをブロックアウトにし、ブレークに成功。25-22でセットカウントを先取した。
第2Sも立ち上がりから一進一退の攻防。それでも石川の強烈なスパイクなどで中盤以降に突き放すと、そのまま25-17で連取した。第3Sも終盤までもつれたが、石川が難しい体勢から体をねじらせながら決めて19-19の同点に追い付くと、20-20では勝ち越しのスパイク。その後相手に追いすがられたが、23-23では正確なトスで味方のスパイクを演出。マッチポイント先取をアシストし、最後は相手のスパイクがアウトとなり、25-23で勝利した。
石川は「ストレートで勝てたことは良かった」としながらも、「特にレセプションなどのミスも多々あったので、満足できる内容では決してなかった」と、14%にとどまったレシーブ成功率の改善を挙げた。
8勝6敗で5位としたミラノ。リーグ戦の次戦は21日(日本時間22日)に4位のチビタノーバと対戦する。また、チームは欧州バレーボール連盟が主催する「CEVカップ」を勝ち進んでおり、18日(同19日)にはホームでザビエルチェ(ポーランド)と準々決勝第2戦を行う。石川は「しっかりとパフォーマンスを発揮してゴールデンセットに持ち込んで勝利し、次に進んで残り試合も戦いたい。まずは、ザビエルチェ戦にコンディションをベストに持っていく」と意気込んだ。